肥田美代子

ひだみよこ



当選回数回

肥田美代子の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第126回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○肥田美代子君 もう十二時になりまして、おなかの虫が鳴いていらっしゃる向きもあろうかと思いますが、もう三十分ばかり御辛抱願います。  子供の本離れとか活字離れというのが今世界的に問題になっております。しかし、よく考えてみますと、子供が本から離れていってしまったのではなくて、子供...全文を見る
○肥田美代子君 私は、この委員会のメンバーにならせていただきまして初めての委員会で子供の読書環境の充実とか学校図書館について質問させていただいたわけなんですが、それからもう一年余りたちまして、文部省の方でもいろいろお考えいただいたことがあると思いますが、どのような施策を今お考えで...全文を見る
○肥田美代子君 今伺っておりまして大変うれしく思っております。文部省もとうとうやる気になられたなという気がいたします。どうぞ頑張ってください。確かに蔵書がふえることは大変うれしいことでございます。五カ年計画といえども五百億というのは大変な御努力で捻出というか知恵を働 かせていた...全文を見る
○肥田美代子君 子供たちは時を待てないんですよね、どんどん大きくなっていきますので、悉皆調査の結果が夏までにまとめられるということですから、それを受けましてなるべく早く、そのことを切にお願い申し上げたいと思います。  それで、さっきちょっと申し上げるのを忘れたんですが、五年間で...全文を見る
○肥田美代子君 どうかその点もよろしくお願いします。  それから、さっきのことでもう一度お答えいただきたいのですけれども、その五百億の地方交付税について文部省はどのように市町村に指示を送ってくださるんでしょうか。
○肥田美代子君 それでは話題を変えさせていただきまして、子供の権利条約についてなんです。  先日、衆議院の文教委員会でちょっと傍聴させていただきました。その際に、この権利条約の批准の意義について文部大臣がお答えになっていらっしゃいましたけれども、あのときは多分嶋崎委員のとっさの...全文を見る
○肥田美代子君 今、大臣がおっしゃいましたのは立法者の意思ということで、私はそれはよくわかるのでございますけれども、ただ、やはり政治家でいらっしゃいます文部大臣がお答えになる言葉といたしましては少しまだ足りないような気がするんです。条約の趣旨は、やはりその国その国の子供の状況にこ...全文を見る
○肥田美代子君 まあ、安心いたしました。  それで次は、児童か子供かという条約のネーミングの問題でございますが、この間大臣が嶋崎委員の質問に対しまして、お気持ちには同感、しかし残念ながら変えられません、遺憾ですというふうに答えていらっしゃったのを記憶しているんですが、恐らく大臣...全文を見る
○肥田美代子君 済みません、終わろうと思いましたけれども、もう一言だけ言わせてください。  確かに整合性は大事なんですけれども、じゃ本 当に整合性が唯一大切なものかといいますと、例えば条約の中には婦人という言葉もございますし女子という言葉もございますね。法律の中には「こどもの...全文を見る
03月23日第126回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○肥田美代子君 最近、国立大学病院、国立病院の薬代の滞納が大変問題になっております。日本の医療の中核をなす東大病院にさえそういう大きな滞納があるということが報道されましたけれども、その事実関係についてお尋ねします。
○肥田美代子君 今度の病院の滞納につきまして、私は国立大学病院だけかと思っておりましたら、最近報道されましたのは国立病院ですね、ここにも滞納があったということで私はびっくりいたしました。やっぱり厚生省は医療の中核を担っていらっしゃるわけですから、こういう管轄の病院に滞納があったと...全文を見る
○肥田美代子君 今、先に原因をおっしゃっていただいたんですけれども、まず実態調査の結果についてきちんとお話ししていただきたいと思うんです。それを厚生大臣にお願いしたんですが、私はこの数値というのはとっても重いと思うんです。それで、事務方にお話しいただくよりも後のお話の続きがとって...全文を見る
○肥田美代子君 私は今、厚生大臣にお伺いしたんです。確かに数字ですから事務方でいいという考え方もございますでしょうけれども、私は国会議員といたしまして国会議員にお伺いしたんですから、この場合、私は大ざっぱな数でもいいですから厚生大臣が答えてくださることが本当だと思うんです。もし私...全文を見る
○肥田美代子君 私は、かねがねちょっと不思議だなと思ってまいりましたのですね。私には政府委員はちっともついてくれなくて、大臣の方ではそうやって数値の方はさっさとおっしゃる方がいらっしゃる。確かにこれはここの国会の風習、習慣だと思いますのですが、私は、やはりお願いしたことだけは大臣...全文を見る
○肥田美代子君 私は数値に関してお願いしているんです。しつこいようですけれども、厚生大臣はどうしてそんなにこだわっていらっしゃるんでしょうか。私は淡々と厚生大臣に数値をお願いしますというふうに申し上げたんですけれども。
○肥田美代子君 ありがとうございました。大変失礼なことを申し上げて済みませんでした。  それで、百十三施設で百五億ですね。これは一施設に直しますと大体一億円の滞納ということになりますけれども、この中で本当に飛び抜けて多い額というのはどことどことどこでございましょうか。
○肥田美代子君 あとは。
○肥田美代子君 大変な金額です。さっき厚生大臣からその理由についてお話しいただきましたので、次に参ります。  支払い遅延防止法というのがございますけれども、これはどうしてこういうことが立法されたのか、そのことについて説明してください。
○肥田美代子君 内容についてもお願いします。
○肥田美代子君 厚生省に伺いますが、今回の場合、これは法律違反に当たるんでしょうか、当たらないんでしょうか。
○肥田美代子君 何カ月も滞納がありましてそれで支払い遅延防止法の範囲内だとおっしゃるのは、いろいろとその中にわけがおありだと思いますけれども、それは後にいたしまして、会計検査院は東大病院を調査されたと聞いておりますけれども、今後どのように対応していかれますか、ほかの病院についても...全文を見る
○肥田美代子君 定期検査の中でとおっしゃいますけれども、これは私たち聞いておりましても大変な問題だと思うんですね。ですから、本当に定期検査の中だけでいいんでしょうかね。
○肥田美代子君 もう一度伺いますが、じゃ積極的にしていくということなんでしょうか、私ちょっと姿勢がよくわからないんですけれども。大したことないと思っていらっしゃるのか、大したことだと思っていらっしゃるのか、その辺も加えてお願いします。
○肥田美代子君 先ほど厚生省の方から遅延防止法にはひっかからないというふうに御答弁いただいたんですけれども、内情は違います。確かに形式上はそうなっておりますけれども、業者が納入しますね、そしてそれが仮納入ということになりまして請求書に日付を入れないんですね。それで、大学病院が支払...全文を見る
○肥田美代子君 確かに厚生大臣がおっしゃるように、そういう理由は承知いたしております。しかし、やはり国立大学とか国立大学病院というのは大変財政が苦しいんじゃないですか。  例えば、厚生省にお伺いしますけれども、東大病院でインターフェロン、C型肝炎のお薬なんですけれども、これをど...全文を見る
○肥田美代子君 そのインターフェロンの購入額が、例えば東大病院の場合、かなり財政を圧迫しているというふうにお考えになりますか。
○肥田美代子君 やっぱり国立病院や国立大学病院というのは先端医療になっているわけですから、そこのところの苦しさをもうちょっと理解してあげてほしいなと私は思います。  それで、薬の値段がなかなか妥結しないものですから、そのしわ寄せが民間の小さい業者にやってきている。そして、言いか...全文を見る
○肥田美代子君 実は、いろいろ聞いてみますと、このような薬価をめぐる問題というのはことしだけじゃないんですね。もう毎年起こっているらしいんです。  それで、薬の値段の交渉のせめぎ合いというのはかなり激しゅうございまして、やっぱり病院経営が薬価差益に頼ってきたその弊害が確かに今出...全文を見る
○肥田美代子君 国立病院の処方せんの発行計画というのは知っておりますけれども、今、本当に進んでいますでしょうか。最初の目標と、それから現在の数値を言ってください。
○肥田美代子君 やっぱり余り進んでないですね。  それで、さっき厚生大臣が病院の改善に二千五百億というふうにおっしゃいましたけれども、それでは医薬分業についてはどのぐらい予算を計上されておりますか。
○肥田美代子君 そうじゃなくて、全体です。
○肥田美代子君 医薬分業は病院の薬剤費を軽減する、そういうことだけにあるんじゃございませんでして、この医薬分業の本当の目的はやはり患者さんサイドのメリットなんですよね。ですから、病院に行かれて一時間も二時間も薬をもらうのにさえ待たされる、そしてその薬をもらっても自分の飲む薬は何に...全文を見る
○肥田美代子君 確かに国民の間に病院で薬をもらえば安心だという気持ちもあるんですよね。  ところで、今G7の中で医薬分業をしていない国はどことどこですか。
○肥田美代子君 これはやっぱり日本は医療情報の後進国、発展途上国というふうに言わなきゃならないと思うんですね。  それで、先ほど厚生大臣は、確かに薬剤師の方にも受け入れ態勢がまだ整っていないとおっしゃいした。今、医薬分業を推進しているとおっしゃいましても、これは各病院任せなんで...全文を見る
○肥田美代子君 先ほど厚生省、六十数億とおっしゃいましたけれども、医薬分業推進のための予算はそれで正しいですか。
○肥田美代子君 さっきの数字はどうもおかしいと思ったんですが、やはりびっくりするほど少ない金額なんです。これで例えば国民の中に医薬分業を啓蒙するといいましても、テレビで放映するお金にも足りないんじゃないですかね。ですから、やはり広報のお金もきちんと出していただきたいし、その辺本当...全文を見る
○肥田美代子君 どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。  次は子供の権利条約のネーミングについてお尋ねいたします。  子供に対する考え方も随分時代を追って変わってまいりましたけれども、今回国連ではっきりと、子供というのは保護の対象ではなくてそれぞれが自分の力...全文を見る
○肥田美代子君 突然の質問でございますので、失礼いたしました。  ただ私は、総理は恐らく子供のことはどうでもいいと思っていらっしゃらないと思うんですね。二十一世紀に向かってとても大切な存在だというふうに思っていらっしゃると思うんですけれども、例えば総理はお子様をどういう方針でお...全文を見る
○肥田美代子君 この子供の権利条約の名称につきまして、きのう同僚議員の浜四津さんが質問しまして、総理もこれは国会でかなり議論のあるところであるというふうに認識していただいていたことをうれしく思うんですけれども、かなりこれには世論が動いておりまして、例えば作家だとか評論家だとかとい...全文を見る
○肥田美代子君 今、大臣が「児童」を「子供」に直しますとすべての法律をかえなきゃいけないというふうにおっしゃいましたけれど、外務省、それは本当ですか。
○肥田美代子君 用語の整合性については、私はもう耳にたこができるほど伺いましたので、それはもう理解しております。  ただ、今、外務大臣がおっしゃったことは、私どうも承服しかねるんです。本当にそうですか。「児童」を「子供」に直しますと全部法律をかえなきゃいけませんか。
○肥田美代子君 今、通訳していただきましたけれども、私どうもそういうふうには聞こえないんです。ここはとっても大切なところだと思うんです。  ちょっと失礼な言い方ですけれども、外務大臣は恐らく誤解なさっているんじゃないかと思うんです。それで、外務大臣、もしも「児童」を「子供」に直...全文を見る
○肥田美代子君 それでは、整合性ということでまずお伺いしますけれども、外務省では「子供」と「児童」、それぞれ定義ございますか。
○肥田美代子君 言葉は時代とともに変わるんですね。  特に、宮澤総理は言葉にはとても敏感でいらっしゃるし、大事になさっていらっしゃいます。ですから、例えば「ウーマン」という言葉、これは「婦人」よいう日本語訳だったのがその後「女子」になりまして、今ではこれももう古いですね。  ...全文を見る
○肥田美代子君 外務省がおっしゃっている法律の整合性というのは、内容ではなくて言葉面じゃないんですか。言葉面を合わそうと、そういうふうに思っていらっしゃるんじゃないんですか。
○肥田美代子君 それでは、各大臣の管轄下にある法律の「児童」の年齢についてお伺いします。  労働大臣、厚生大臣、文部大臣、自治大臣、それぞれ労働基準法、児童福祉法、学校教育法、道路交通法について、御自分の所管の「児童」についてお願いします。
○肥田美代子君 ばらばらですよね。  ところで、条約の「児童」はどこの省庁の「児童」ですか。
○肥田美代子君 これだけ年齢枠がそれぞればらばらなのを「子供」と大きい枠でもって抱える方が本当はいいんじゃないかと思うんですけれども、宮澤総理、どう思われますか。
○肥田美代子君 言葉をかえますと、前の法律をかえなきゃならないというのはちょっと違うのでございまして、例えばILO宣言では「婦人」となっておりましたのが女子差別では「女子」になっておりますし、「土人」という言葉もまだ法律の中には生きていますけれども、この条約では「原住民」になって...全文を見る
○肥田美代子君 今伺っておりますと、外務大臣が閣議で報告して官報で出せば、それで変更できるんですね。いとも簡単なんですね。ですから、その気にさえなってくださればいいんですよ。確かに今総理も難しいとおっしゃいました。さっき外務大臣もこれはもうかえるつもりはないというふうにおっしゃい...全文を見る
○肥田美代子君 終わります。
03月26日第126回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○肥田美代子君 対日支援が今大きな問題になっておりますけれども、総理府の世論調査を見ますとちょっと困った数が出ているんですね。ロシアに対して親しみを持っているかという問いに対しまして、親しみを持っているというのが一五%、親しみを感じないというのが七九・六%になっております。それか...全文を見る
○肥田美代子君 日ロ関係の打開のために、やはり日本と極東ロシアの人たちの温かい心の交流というのがなきゃいけないと思うんです。  それで、外務省は確かに文化交流に関しましてビザなし渡航でありますとか、それからいろんな文化面、例えばドラえもんのテレビ放送なんかもロシアでやられており...全文を見る
○肥田美代子君 十二年前ですけれども、堀新助北海道大使はとっても光栄です、全力を挙げて職務に取り組み、知事や道内の各界各層とじっくり話し合い、私の能力の範囲内で最大の努力をすると大変かたい決意を述べていらっしゃいますが、この今の冷えた日ロの関係を国民の心からほぐしていくという、そ...全文を見る
○肥田美代子君 ところで、ナイジェリアの大使を終わられまして今度日本に戻られました黒河内さんですけれども、アフリカ開発会議の議長なんかをなさって、とにかく大変な活躍をなさっていらっしゃいますが、この黒河内さんは北海道大使との兼任でいらっしゃいますか。
○肥田美代子君 黒河内さんのアフリカ開発会議のお仕事が一応完結するのが十月なんですよね。それまでにこれを兼任なさるということなんですけれども、私は今この日ロの問題というのは大変な問題で、せっかく北海道大使を置かれたという意味合いから考えますと、今まさに兼任をなさっていること自体私...全文を見る
○肥田美代子君 ですから、黒河内大使は大変お忙しいんですよね。  それで、私は御提案させていただくんですけれども、やはり北方領土という特殊な地域を抱えた北海道の外交活動に外務省が本当に力を入れようと思われるんでしたら、黒河内大使は今回は一生懸命アフリカ開発会議に全力をかけていた...全文を見る
○肥田美代子君 問題があるとか問題がないとかいうのはどなたが判断されるかわからないんですけれども、外務省の姿勢といたしまして今大切な時期なんじゃないかと。極東ロシアの人たちと北海道の人たちが本当に温かい交流をするために、私は北海道大使というすてきな名前の大使が活躍してほしいと思う...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございます。終わります。
03月26日第126回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○肥田美代子君 きょうは質問と申しますよりも森山文部大臣にお願いしたいことがございまして申し上げます。  実は、大臣は平成二年に福岡での子供の難病シンポジウムに出られたと思いますけれども、そこに出た人たちが森山さんがとても熱心に聞いてくださって励まされたということでとても喜んで...全文を見る
○肥田美代子君 今、いわゆる就学年齢の子供の中で院内教室を必要とする子供の数というのは把握していらっしゃいますか。
○肥田美代子君 別の調べで、小児慢性疾患の子供が大体平成三年で十万八千人と言われておりますので、その中の三割が入院したといたしましても、充当率といいますかニーズに応ずる数というのは随分と低くなってくるように思うんですけれども、今、院内学級設置に国の予算はついておりますでしょうか。
○肥田美代子君 文部省自身がガイドラインを出していただいて、これは積極的に進めていただきたいと思うんですね。  今、短い入院期間の子供もあれば長い期間の子供もあるからとおっしゃったんですが、実はアメリカなんかでは、たった四日の入院でもその学校の先生がその子の四日分のカリキュラム...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  医薬分業推進の兆しが見えてまいりまして、私は薬剤師としてとてもうれしく思っております。実は私は、薬剤師の職能といいますか、まだ日本はそのような職能を十分に生かす土...全文を見る
○肥田美代子君 ところで、厚生省では薬剤師の国家試験の内容を変えようという動きがあるようですが、その辺のことについてお話しいただけますか。
○肥田美代子君 看護婦さんの教育は二年から四年に変わりますね、それから獣医師の教育も六年制になりました。その獣医師教育が六年制になった経緯をお話しくださいますか。
○肥田美代子君 私、今伺っておりまして、教育というのはいろんな社会の動きとか世間のニーズによって少しずつ変わっていくものだと思います。ですから、医薬分業が推進されると、さっき厚生省の方がおっしゃいましたように、国家試験の内容も少しずつ変わっていく。そういたしますと、教育の内容はお...全文を見る
06月02日第126回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○肥田美代子君 私は、真珠湾攻撃の年に生まれまして、終戦のときは四歳でございました。戦争の恐ろしさについてはほとんど記憶のないまま大人になりました。恥ずかしいことですが、私たち本土の人間には想像だにできない地獄絵が沖縄で展開されたことすらまるで他人ごとのように単に知識としてだけ持...全文を見る
○肥田美代子君 一年の間に四回というのは、私は甚だ少ないと思うんですけれど、この会議の行方を遺族の方たちはじっと見守っていらっしゃる。そういうお気持ちを考えますと、一年に四回、一生懸命なさっていらしたことは認めておりますけれども、やはり少ないんじゃないかと思います。  その会議...全文を見る
○肥田美代子君 お願いでございますが、本当に皆さん心配していらっしゃいますので、皆さんの心を思うならば、逐次そういうことを報告していただきたいと思うわけです。  それから、今会議の概要についてお話しいただきましたけれども、その中で県から報告書が参っているということも伺いました。...全文を見る
○肥田美代子君 伺っておりますと、これはやはり国の責任においてきちんと処置すべきことだと私は信じておりますけれど、これまで国は一度も調査をされなかったですよね。どうですか、まず結論ありきというんじゃなくて、県がやっているからというんじゃなくて、国もやはりきちんとした調査をなさるべ...全文を見る
○肥田美代子君 やはりせめて証人の方々が生きていらっしゃるときに現地に足を運び、本当に現地の生の声を聞いていただくことが私は今とても大切なことだと思います。  それで、遺族会の方々が七月十二日に国に直接交渉に来られるというふうに聞いておりますけれど、いらっしゃる中で識名清さんは...全文を見る
○肥田美代子君 今、正式に申し入れがないとおっしゃいましたけれども、じゃ恐らく事務上の行き違いだと思いますが、ぜひ長官に私は生の声を一度聞いていただきたい。もう彼ら彼女たちには後はないということを私はつくづく思うわけでございますけれども、いかがでございましょうか。
○肥田美代子君 どうぞぜひよろしくお願いいたします。  西表島では「忘勿石ハテルマシキナ」と刻まれた文字がございますけれど、これはやはり学校の校長先生がマラリアの犠牲になった子供たちとか住民たちへの本当に深い思いを込めて刻んだというふうに伺っております。  厚生省は、八重山の...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございます。  今の長官の言葉、もう一度念を押させていただきますけれど、宮澤総理が高い政治レベルの問題であるとそうおっしゃったことについては、長官は全く賛成だと。しかし、じゃ長官もまた高い政治レベルの問題であるとしてやっていただくのかどうか、その込もう...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございます。これは私たち今生きている者一人一人の心にしっかりととめてやっていくべき問題でございますので、ぜひよろしくお願いします。  終わります。
06月08日第126回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○肥田美代子君 本条約が国連で全会一致で採択されましてからもう四年目になります。ついに今国会で批准承認のめどがつきましたことを私は大変うれしく思っております。  ただ、衆議院で多くの議員たちがこの名称は子どもの権利条約とすべきと申し上げましたし、世論も大方がそのようになっており...全文を見る
○肥田美代子君 子供と接する現場におります文部省は本気だと思うんです。  ここに来年度の高校の教科書がございます。この教科書の中で、うれしいことにはほとんどの記述が子どもの権利条約になっているわけです。  私は、教科書の記述というのは長い裁判もございましたし国際問題にもなって...全文を見る
○肥田美代子君 私は筆者のとてもいい感覚を信じるわけですけれども、批准されますと次からは児童の権利条約になるのでは困ります。  それで、外務省にお尋ねしますけれども、批准後、広報の義務がございますが、例えば教科書では子供となっておりますけれども、高校生に対して児童の権利条約とな...全文を見る
○肥田美代子君 外務大臣、これでは現場が混乱すると思うんですよね。  それで、法律の整合性とおっしゃってるお気持ちはよくわかりますけれども、ここはやはりさわやかに踏み切って、政治家としての御答弁いただけませんか。
○肥田美代子君 今、外務大臣が法律の整合性ということについておっしゃいましたけれども、実は法律の整合性など全くないんですよね。私がさっきわかりますと申し上げましたのは、そのように頑張っていらっしゃる気持ちがわかりますということでございます。  それで、村上労働大臣、婦人を女性に...全文を見る
○肥田美代子君 そういうこともおっしゃるとは思ったんですが、児童文学の場合には物を書く対象なんです。権利条約はまさに子供たちが主役なんです。これは随分違う話なんです。これをごっちゃにされると困るんですが。  ところで、先ほど元文部大臣と申し上げまして森通産大臣かなと誤解された向...全文を見る
○肥田美代子君 後世と言わず、私は今国会が終わるときには子供になっていると信じております。  それで、総理、前回の当委員会でのお答えのときによく検討してみますとおっしゃっていただいて、私はそれをしっかりと胸に温めてまいりました。条約が批准されますと批准のための閣議が開かれますね...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございました。
06月10日第126回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○肥田美代子君 外務大臣にまずお尋ねします。  子どもの権利条約が批准されますと、子どもの世界、子どもの生活がいろいろ変わると思うのですけれども、私はそう思うのですけれども、大臣は変わらないと思われますか、それともより幸せになると思われますか。
○肥田美代子君 そうしますと、子どもたちの本当に幸せな社会になるためには私たち大人はどういう心構えてこの条約の内容を実施していけばいいと思われますか。
○肥田美代子君 今、大臣から私はとてもうれしい御答弁いただいたのですが、例えば来年度の高校生の教科書で社会科と家庭科なのですが、そこの中では記述が子どもの権利条約となっているのですね。私はまさにこの教科書の記述というのは、大臣が今おっしゃった大人の側から見た立場ではなくて子どもの...全文を見る
○肥田美代子君 今、来年度の高校の教科書についてお話し申し上げているわけですけれども、私は執筆者の気持ちになってみますと、高校生の教科書に児童の権利条約と書いたら恐らく高校生は、何だ、小学生の権利を僕たちに教えるのかと、私はそういうふうにとると思うのです。それで恐らくその執筆者は...全文を見る
○肥田美代子君 私は、今、野崎局長は七月一日のオープン前ですからかなりかたい御答弁をしていただいていると思うのですけれども、やっぱり私、文部省がまず一歩出たと思うのです。子どもの立場に一歩出たと思うのです。私はそのことを大変認めたいし、よくやってくださったと言いたいのです。  ...全文を見る
○肥田美代子君 子どもの手に教科書が渡るころになって全部「児童」になっていたら私は承知しませんので、よろしくお願いします。  それで、外務省にお尋ねしますけれども、チャイルドを子どもと訳せないその理由に二つ挙げていらっしゃいますね。その主な二つをおっしゃってみてくださいませんか...全文を見る
○肥田美代子君 では、親子関係においては子を使う、それから低年齢層を指すときには児童と訳し分ける必要があり、そのどちらの意味も持つ子どもと訳すことはできないというのがそちらの趣旨でございますか。
○肥田美代子君 確かに女子差別撤廃条約では子という言葉と児童という言葉が訳し分けられておりますけれども、では国際人権B規約ではどうなっていますか。
○肥田美代子君 そうしたら、そのB規約では親子関係のときも児童と書いていらっしゃるわけですね。そうですか。
○肥田美代子君 そうしますと、さっきおっしゃった親子関係においては子であって低年齢を指すときには児童というその意味づけがなくなるのじゃないですか。あるのは女子差別撤廃条約の場合だけで、国際人権B規約についてはそういうことは言えませんね。
○肥田美代子君 B規約の十八条の四項で、親に対応する概念で用いられているチルドレンを児童と訳しているのですけれども、これはどう説明されますか。
○肥田美代子君 私の方も繰り返しになりますけれども、それでは最初おっしゃった子と児童の使い分けは整合性がないのじゃないですか。
○肥田美代子君 論理がすれ違っているように思うのです。お互い行き違いということで今、児童と子どもでもめているわけですから、そういうふうにおっしゃってもしょうがないと思うのですけれども、外務省がおっしゃる法律の整合性ということにつきましても、国内法ではそれぞれの法律の中の児童の年齢...全文を見る
○肥田美代子君 どうも私の言っていることがお聞こえにならないのじゃないかというぐらいに私は思うのですけれども、お互い立場が違ってそちらのおっしゃることはそちらのおっしゃることだし、私はそれが崩れておりますよと申し上げましても、今ここで一騎打ちをするわけにもいきませんので、私はちょ...全文を見る
○肥田美代子君 現在、当委員会で審査中の児童の権利に関する条約について、チャイルドは「児童」ではなく「子ども」と訳し、条約の日本語名称を「子どもの権利条約」とするべきと考えます。政府においてその旨訂正されることを委員会の決議により求めることが必要と考えます。  その理由といたし...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございました。
11月09日第128回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○肥田美代子君 先ほどから、お医者様の立場から、それから看護婦さんの立場から御質問がございました。次は薬剤師の立場からひとつ質問させていただきたいと思います。  先日、帯状疱疹の治療薬でありますユースビルという新薬と抗がん剤が一緒に患者に使用されまして死亡例が出たことを厚生省が...全文を見る
○肥田美代子君 お手元に届いております。その能書を大臣もごらんになってお感じになりますでしょうけれども、とてもぎっしり書かれているんですね。  医薬品というのはそれこそ情報の塊と言われているくらいで、今の能書のバックには大変大きな大きな情報がたくさん含まれているわけです。そうい...全文を見る
○肥田美代子君 この特定機能病院は、高度の医療を担うということを目指す病院であり入院患者が中心になるわけですね。その一環として薬剤師の配置についても、今までは調剤数に応じてのみ薬剤師が配置されましたけれども、それだけではなくて今度は入院患者三十人に薬剤師が一人という基準ができたわ...全文を見る
○肥田美代子君 国立大学病院が特定病院になるということになりますと、この趣旨からいきましても薬剤師による病棟活動はますます必要になってくるだろう。そういたしますと、先ほど申し上げましたけれども、医薬品の情報活動でありますとかそれから服薬指導の徹底というのはこれはもう特定病院にはな...全文を見る
○肥田美代子君 文部大臣の身内に薬剤師さんがいらっしゃるということで、とっても力強い思いがいたしました。  それで、遠山さんの先ほどお答えの中で、必ずしも医療現場に行く薬剤師ばかりじゃない、製薬に行く薬剤師もかなりいるというふうにおっしゃいました。そうなりますと、製薬会社に行く...全文を見る
○肥田美代子君 それでは次の質問に移らせていただきます。  読書週間も終わりまして、今、それこそいい季節でございまして、灯下親しむの秋というふうにまくら言葉で使われているわけでございますけれども、前国会の衆議院の本会議の代表質問で我が党の赤松書記長が、これからの学校教育は学校図...全文を見る
○肥田美代子君 つい最近、文部省の学校図書館の現状に関する調査結果が発表されましたけれども、その中で年間図書購入費が小中学校では五年前に比べて三〇%近く減少しているらしいですね。  それで、司書教諭の設置状況についてそちらの方からお答えいただきたいんですけれども、設置されている...全文を見る
○肥田美代子君 聞いていても本当に寂しくなるような数字です。  次に、ことしの学校読書調査というのがございまして、そこで一カ月に一冊も本を読まなかった小学生が一二%、それから中学生が五一%、高校生になると六一%というふうになっております。これは三十九年前からずっと同じ質問をして...全文を見る
○肥田美代子君 大臣がおっしゃるように、私も本当にこれはたくさんの要素があると思うんです。  例えば先ほどの文部省の調査によりますと、司書教諭の発令数が平均して〇・二%というのは随分と過酷な数だと思うわけです。やはり子供たちが生まれて人生の中で最初に出会うのが学校図書館なんです...全文を見る
○肥田美代子君 今、学校の図書委員の数はまあまああるというふうにおっしゃっていらっしゃいましたけれども、やはり先生方は大変忙しい中でそういう役目を自分の授業以外に持たされているわけですから十分な活動がどうしてもできないと思いますし、ましてや発令数が少ないという理由は、授業の上にま...全文を見る