肥田美代子

ひだみよこ



当選回数回

肥田美代子の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第129回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○肥田美代子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
06月15日第129回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○肥田美代子君 沖縄及び北方問題に関する特別委員会派遣報告。  先般、当委員会が行いました委員派遣につきまして、便宜私から御報告申し上げます。  今回の委員派遣は、沖縄県における厚生年金の格差問題及び駐留軍用地の返還等に係る問題等の実情を調査するため、二月二十八日から三月二日...全文を見る
06月21日第129回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○肥田美代子君 私は日本社会党の肥田美代子と申します。よろしくお願いします。  今回の総理の、日本も核兵器をつくる能力があるとの発言、また朝鮮民主主義人民共和国の核疑惑に関する発言は、総理として誤解を招くものだと深く反省しておられると認識しました。言葉というものは、このようにと...全文を見る
○肥田美代子君 まず私は、帯状疱疹の治療薬のソリブジンとフルオロウラシル系の抗がん剤の併用による副作用でたくさんの方が亡くなりました、そのことについてお尋ねしたいと思います。  発売後一カ月で十五人の死者が出たわけですけれども、これは薬学史上最悪じゃないかと思います。この十五人...全文を見る
○肥田美代子君 厚生省が報告を受けてから緊急安全性情報を出すまでに十六日間かかっているんですね、この対応はちょっと遅過ぎはしませんか。
○肥田美代子君 確かに副作用の判断は一般的には多少時間がかかるものでございますけれども、私はこの十六日間というのが大変重要だと思うんですね。  それで、その間にソリブジンを投与された方の数をお願いします。
○肥田美代子君 私が伺っているのは、その十五人の死亡者の中で十六日の間にソリブジンを抗がん剤と同時に投与された方は何人かと聞いているんです。
○肥田美代子君 今は、十五名のうち十六日の間にこの薬を投与されてその後亡くなった方は何人かと伺っているんです。
○肥田美代子君 この十六日の間に七人の命が失われたんです。私はこの対応が余りにも遅かったと思いますけれども、厚生省、もう一度答えてください。
○肥田美代子君 厚生大臣、このことに関して今はどう思われますか。
○肥田美代子君 そこで、さらに伺いますけれども、その十五人の死者のうち同一医療機関で二つの薬を投与されたのは何例で、そのうち同一医師から投与されたのは何例ですか。
○肥田美代子君 ということは、医師にこの医薬品の情報がちゃんと伝わっていなかったんですか。薬の使用上の注意にはどう書いてありましたか。
○肥田美代子君 その薬の使用上の注意ですけれども、何番目に書かれておりましたか。
○肥田美代子君 薬の添付書にはたくさんいろいろ書いてあるんですけれども、その八番目なんですね。それも危険だというのじゃなくて併用を避けるというふうに書いてあった。これじゃお医者さんに危険性は伝わらないと思うんですけれども、その後、使用上の注意はどういうふうに書き直されましたか。
○肥田美代子君 もう少しそういう措置が早くとられていればと私は悔やまれてなりません。  次に、臨床試験の際に三名の死亡者が出たと報道されておりますけれども、事実関係を教えてください。
○肥田美代子君 この事故が表に出たのはもう八カ月前なんですが、この問一体どういう調査をされていたんですか。
○肥田美代子君 薬の承認の際に臨床試験の結果というのはとても大事なんですね。今、洗いざらいとおっしゃいましたけれども、三名のうち一名しか報告がなかった、こういうことが洗いざらいなんですか。
○肥田美代子君 私はそれは通じない話だと思います。この八カ月の間に一体何をなされたかというと何にも調べていらっしゃらない、私はそういうふうに思うんですけれども、厚生大臣、これをお聞きになってどう思われますか。
○肥田美代子君 今、大臣が、業者がひた隠しにしたとおっしゃいましたけれども、そのことについて業者にこれからどういうふうにしていこうと思っていらっしゃいますか。
○肥田美代子君 立入検査は今回が初めてなんですね。
○肥田美代子君 じゃ伺いますけれども、もしここで新聞報道がなければこの治験中の三名のうちの二名の死はひょっとしたら表面にも出ずむだになっていたかもしれませんね。
○肥田美代子君 メーカーの責任でこういう報告を出すというこういう形自体がもう改められなきゃいけないと思うんですけれども、厚生大臣、いかがですか。
○肥田美代子君 今回のソリブジンのように急激に副作用が起こる、こういう場合ですと副作用の緊急連絡システムというようなものが私は必ず必要だと思うんですけれども、そして何よりも急がれると思うんですけれども、これについて対策を立てておられますか。
○肥田美代子君 私はそれで本当に副作用が早急に防げるのかなというちょっと疑念を持つわけですけれども、厚生大臣、この程度の対策でいいんでしょうか。
○肥田美代子君 薬がこの世にある限りこういう不幸な事故はまた起こります。病院で薬をもらうのに一時間も二時間も待たされて、そうしてろくに薬の説明もしてもらえずに、患者さんは「薬がわかる本」なんていうのを買いましてこっそり読んでいる。私は大変不思議な国だなと思うんです。一人一人の患者...全文を見る
○肥田美代子君 今、薬局の受け入れ体制の整備であるとか、それから理解であるとかというふうにおっしゃいましたけれども、私はこういう消極的な進め方じゃ恐らく日本が完全な医薬分業になるまでにまた百年かかると思うんですね。  ですから、これはやはり強力に医薬分業を押し進めなければこうい...全文を見る
○肥田美代子君 ソリブジン問題につきましてもう一つ許せないことがあります。それは、社員のインサイダー取引の疑いがあるという情報ですが、これほど多くの人の命を犠牲にしてお金に走るという人間の道を外した行為に私は怒りを感じます。  証券取引等監視委員会は、恐らく刑事告発に向けて万全...全文を見る
○肥田美代子君 一般論としてというお話でしたけれども、それ以上はどうしてもお答えになれませんか。それとも、もう一度お答え直しの可能性がありますか。お願いします。
○肥田美代子君 インサイダー取引については、私は先ほどの答弁については納得ができません。それで、厚生大臣、お答えいただきます。
○肥田美代子君 大蔵大臣、お願いします。
○肥田美代子君 法に基づいて誠実になさっているのは私もわかっております。しかし、大臣は政治家でいらっしゃいますから、もう少し人の心に触れる御答弁をお願いします。
○肥田美代子君 さらにもう一つ、これはソリブジン問題とは外れるんですが、気になっていることがあります。それは、今、政府の規制緩和で一般薬品、例えば風邪薬や胃薬、鎮痛剤というものを薬剤師のいないコンビニエンスストアで売ったらどうか、自由に販売できるようにしろという意見が出ていますけ...全文を見る
○肥田美代子君 厚生大臣、この件に関して御見解をお願いします。
○肥田美代子君 ただいまの厚生大臣の御見解を踏まえて、総理は行政改革推進本部長である総理に伺います。  今回の一連の大変不幸な事故もございました。医薬品の規制については人の命がかかっているということを我々は認識しなきゃいけないと思うんですけれども、いかがですか。
○肥田美代子君 総理に善言葉を返すようですけれども、医薬品の中で、ある物を限定してここが安全だ、これが安全じゃないということはないんですね。風邪薬でも大変な副作用を出すこともありますし、鎮痛剤もそうです。ですから、私は今どういうふうに限定するというふうにお考えかは知りませんけれど...全文を見る
○肥田美代子君 それでは次に、話題を変えさせていただいて、子供と読書について質問させていただきます。  学校図書館協議会で毎年行っている読書調査では、一カ月間に一冊も本を読まなかったという子供が小学校で一二%、中学校で五一%、高校で六一%あります。これは過去三十九回の調査中で最...全文を見る
○肥田美代子君 今、一冊も本を読まない子が五〇%、大体これは学校図書館協議会のデータと同じようだと思っております。ところが、一方、その子供たちに、あなたはもっと読書をしたいかと聞いてみますと、六、七割の子供がもっと本を読みたい、そう答えているんですね。ですから、子供たちは本を読み...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございました。  さてそこで、子供たちが歩いて行ける場所に図書館があることは最低必要条件だと思うわけですけれども、公立図書館のうちで町村の図書館の設置状況はどうなっていますか。
○肥田美代子君 町村の数とその図書館の数で言ってみてください。
○肥田美代子君 じゃ、設置しているのは何町村ですか。
○肥田美代子君 二千五百九十分の五百五十二という数が出ましたけれども、要するに二千余りの町村に図書館がないということなんですね。その上、本屋さんもないというところが実は千九十五町村あります。今、総理もびっくりしておられましたが、私はこれはちょっと日本にとって余りにも恥ずかしい数字...全文を見る
○肥田美代子君 ポストの数ほど図書館をという国民のささやかな願いもまだまだ遠いようです。子供たちが一番身近に感じるのは学校図書館です。文部省は、昨年苦心惨たんの上、地方交付税で五年間で五百億という図書費をつけてくださいました。しかし、今なお学校図書館はかぎがかかった本置き場という...全文を見る
○肥田美代子君 学校図書館法の第五条では「司書教諭を置かなければならない。」と規定しながら、附則の二項で当分の間置かなくてもいいと。要らないものをつけ加えられたせいだと思いますけれども、この「当分の間」というのは何年ぐらいと考えられたんでしょうか。
○肥田美代子君 まさかその「当分の間」が四十年だとはだれも思わないと思いますけれども、いまだに「当分の間」が続いているのは一体だれの責任なんですか。責任があると思われる方、ちょっと出てきてくださいませんか。
○肥田美代子君 先日、オーストラリアの小さな小学校に行きましたら、玄関のすぐそばに楽しげな部屋がありまして、そこが学校図書館だったんですね。それで、そこの専任司書教諭が「学校図書館は学校の中の心臓部です。」、そう言い切っておられました。文部大臣はこのことについて、そして今の日本の...全文を見る
○肥田美代子君 先日、こどもの本の議員連盟では「学校図書館の整備充実に向けて」というテーマでフォーラムを開きました。各地から七百人ぐらいの方が出席されて、こちらがびっくりしたぐらいです。世論は今高まっています。文部省が厳しい台所事情の中で精いっぱい努力してくださっているのはわかり...全文を見る
○肥田美代子君 総理、政治的決断という言葉が今出ましたけれども、私は、総理が今決断してくださることが子供たちにとって一番大事だと思いますけれども、いかがですか。
○肥田美代子君 ぜひよろしくお願いいたします。  それで、訪米中の天皇、皇后両陛下がアメリカの議会図書館の中の子供の本のセンターに出向かれたと報道がありましたけれども、日本の国会図書館はアメリカの議会図書館に倣ってつくられたと聞いております。現在、子供の本の情報センターというも...全文を見る
○肥田美代子君 ところで、国会図書館は二〇〇三年に満杯になると聞いておりますけれども、関西館の計画はどうなっていますか。
○肥田美代子君 国立国会図書館は唯一の国立の図書館ですから、その機能を十分に発揮するためにも一日も早い完成を期待しております。  それで、最後に一つ提案をさせていただきたいんです。  世界じゅうの子供たちが同時代を生きる仲間と本を通じて触れ合うことは、ひいては世界平和への大き...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございます。  私は今伺っておりまして、子供の本のことを本当に理解してくださる総理が日本におられることに感謝申し上げたいと思います。  それでは、予算を早く通すのが我々の大命題でございますので、この辺で質問を終わらせていただきます。ありがとうございま...全文を見る
10月26日第131回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○肥田美代子君 タス通信によりますと、去る十月十九日未明なんですが、国後島の南の海域でロシア国境警備隊の警備艇が操業中の日本漁船に警告発砲したというふうにありますけれども、外務省はこのときの船名とか負傷者の有無について報告を受けていらっしゃいますか。
○肥田美代子君 今、板垣委員からのお話もありましたけれども、この発砲事件はやはりけが人が出ておりますし、中国人の漁船の方では死亡者も出ておりますよね。人命にかかわる問題に既に至っておりますので、なるべく早い解決が求められるわけです。  この間、当委員会でロシア大使にお会いしたと...全文を見る
○肥田美代子君 一説には、ソスコベツ副首相がいらっしゃるのは十一月二十九日というふうに報道されておりましたけれども、それより早くなるということはないんですね。
○肥田美代子君 その際に、日本が入漁料を払うというようなことは領土交渉に決していい影響を与えないと思うのでございますけれども、あの海域で発砲を受けた船の中にはいわゆる第三国の操業漁船がまじっております。このことについて日本政府はその海域に入るなということを申し入れされたことはござ...全文を見る
○肥田美代子君 間違っても日本以外の国から入漁料を取ってその海域に入れるというようなことはないと思いますけれども、それは大丈夫でございますね。
○肥田美代子君 先日、北海道東方沖地震の被害者に対して日本が救援物資を輸送されました。そのことは報道されておりますので大体の内容はつかんでおりますけれども、次の支援の希望の品物の中に、品物と言えるかどうかわかりませんが、大変大きなものが含まれておりまして、クレーン車であるとかブル...全文を見る
○肥田美代子君 それは大き過ぎて運び切れないということなんでしょうか。それとも、やはりもう少し基本的な立場を踏まえてということなんですか。どっちでございますか。
○肥田美代子君 それから、人的支援の中で少し云々されておりますのが地震の専門家を派遣してほしいということでございますけれども、これは援助というよりはむしろ今後の日本の地震対策にとっても必要なことだと思います。共同研究という形でむしろ日本からそういう提案をされたらいかがなんでしょう...全文を見る
○肥田美代子君 大人の思惑はいろいろございますけれども、私は子供たちがお互いにビザなしで交流するということについては大変意義があることだと思います。  やはり二十一世紀を責任を持ってやってくれるのは今の子供たちでございますし、そういう意味でお互いの民族の理解が深ければ深いほど将...全文を見る
○肥田美代子君 外務大臣、このことについて大臣の方からも積極的に御支援いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○肥田美代子君 大臣のおっしゃることは私も確かにそうだと思います。それでもなおかつ、一方では子供たちの心がすぐ届くということがやはりお互いの理解にとっていいということもまた御理解いただきたいと思います。  それでは、次の質問に参ります。  十月十日のソスコベツ副首相と渡辺大使...全文を見る
○肥田美代子君 さらに、州政府は色丹島をサハリン州の直轄統治にするというふうに発表されておりますけれども、これについての事実関係はいかがですか。
○肥田美代子君 それに関しての事実関係はあったのでございますか、それともなかったというふうに理解してよろしゅうございますか。
○肥田美代子君 さらに、十月二十四日のタス通信によりますと、グラチョフ・ロシア国防相がクリル島にロシア軍は今後も駐留し続ける、こういうふうに語っているそうですが、これがもし事実でありますと、昨年十月、エリツィン大統領が来られたときに細川総理との会談で四島からはいずれ軍は撤退させ国...全文を見る
○肥田美代子君 ロシアはこの時期に四島の経営方針を変えたんじゃないか、そういうふうに見えるんですけれども、このままほうっておくと、日本以外の第三国の資本を導入することもあるいはあるかもしれない。そういうふうになりますと、大変この日ロ問題というのは複雑になってくるというふうに私は思...全文を見る
○肥田美代子君 つい最近の報道によりますと、エリツィン大統領の支持率が少し下がってきている。そして宮澤総理が日ロ交渉の潮どきとおっしゃった時期に比べると、今は随分と領土交渉の寒い時期に入っているんじゃないかと。そういうふうに評論家たちの御意見があることも事実でございますけれども、...全文を見る
○肥田美代子君 ぜひ、目と鼻の先にあるところに手紙が六カ月たたないと行かないという象徴的な不自然な日ロ関係を一日も早く改善していただきたいと思います。そのために、やはり外務大臣が今おっしゃっていただきましたことを私はしっかりと与党として拝見させていただきたいと思います。  それ...全文を見る
10月27日第131回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○肥田美代子君 よろしくお願いします。  教育の本来の姿は子供の個性を十分に引き出して伸ばすことであり、そしてその個性を十分に仲ばすために子供みずからの学ぶ力を育てることだと思います。そのみずから学ぶ力を育てるためには学校図書館が学校教育の心臓部にならなきゃいけない。ところが、...全文を見る
○肥田美代子君 実は昨日、学校図書館の現状に心を痛めている方たち三十万人の署名が届けられまして、学校図書館にぜひ人を置いてくださいという内容でございましたが、それを私どもこどもと本の議員連盟でいただきました。そして、鳩山宏長が、元文部大臣でもいらっしゃいますけれども、大きな手でが...全文を見る
○肥田美代子君 即その附則第二項を取る、そして専任の司書教諭を置くというのは困難であるということは我々はみんな承知しております。ただ、これは困難だ困難だと言っておりますとまた四十年が過ぎてまいります。四十年というのは子どもが二回成人する年でございますので、私はやはり、文部省といた...全文を見る
○肥田美代子君 そこの発想転換をしていただきたいというふうにもうこの数年申し上げているわけです。  今、教諭をもって充てるということが校務分掌だというふうにおっしゃいましたけれども、本当に現場を見ていらっしゃいますか。今、校務分掌で学校図書館を一日中子供たちの需要に応じられるよ...全文を見る
○肥田美代子君 それでは次の質問に移らせていただきます。  今、木宮先生からも大変力強い応援の御質問をいただきましたけれども、薬による死亡事故が相次いております。ソリブジンの事故は十五名の死者を出しまして大変な社会問題に発展しておりますし、ごく最近では抗がん剤の塩酸イリノデカン...全文を見る
○肥田美代子君 ちょっとアメリカの場合に触れてみたいんですけれども、アメリカで毎年行っている最も尊敬する職業という調査の中で、薬剤師というのが大体一番なんですね。二番目が聖職者、そして三番目が大学の先生、四番目が医師、五番目が警察官というふうになっているんです。  もう一つの調...全文を見る
○肥田美代子君 日本では医薬分業が遅々として進んでおりません。その大きな原因の一つに、やはりそういう薬剤師と医師との教育年限の違いというのが厳然としてあると思うんですね。お医者さんが薬剤師を十分信用し切れないというところがあるんです。  厚生省では今後の薬剤師制度ということにつ...全文を見る
○肥田美代子君 時間もほとんどございませんので、最後の質問にさせていただきます。  私は、できることならば、現場を持っていらっしゃる厚生省と、それから教育を担当していらっしゃる文部省がしっかりと手を組んで二十一世紀の医療のあるべき姿を見詰めてほしいと思うんです。ですから、学校経...全文を見る
11月01日第131回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○肥田美代子君 よろしくお願いいたします。  子どもの権利条約が批准されましてから六カ月以上がたちました。この条約は、一口で言うならば、大人と子供がどうしたらいいパートナーになり得るか、そのための手引書だと言ってもいいと思うんですね。ですから、できる限り子供たちの日ごろの暮らし...全文を見る
○肥田美代子君 じゃ、外務省のつくったパンフレットを文部省がお配りになったということですね。特別、文部省としては独自のものを今後ともおつくりになりませんか。
○肥田美代子君 けさ、こちらに参ります途中で小学校に寄ってみたんです。そして、外務省がつくられたパンフレット、ポスターがどこにあるかなというふうに探したんですが、見当たらないんです。それで教頭先生にお尋ねしたら、随分前に玄関の掲示板に張ってあったけれども、あれは一月ごとに交換しま...全文を見る
○肥田美代子君 私も各クラスに一枚ずつあると思っていたんです。ところが、きょうの学校の先生がおっしゃるには、二百七十三名の学校でしたけれども、二、三枚は参りましたとおっしゃるんです。ですから、少し現場の状況が文部省が把握していら保つしゃるのと違うんじゃないかなという気がしますので...全文を見る
○肥田美代子君 お言葉を返すつもりはないんですけれども、年度が終わってから数が出てくる、そういうような悠長な話じゃないと思うんですね。ですから、一回ずつの事案についてどのように調査されたのか、まず具体的にお話しいただけませんか。
○肥田美代子君 聞いたというのは多分電話でお聞きになったと思うんです。文部省というのは子供さんを預かっているんですよね。そういうときにもし自分の子供がそういう目に遭ったとしたらどうなさるかなというふうに思うんです。その対応が余りにも他人事過ぎないかなという気がするんですが、どうで...全文を見る
○肥田美代子君 今、一定の限界があるとおっしゃいましたけれども、私はこういうことに関して本当に限界があるのかなという気がするんですよ。ですから、文部省としては、例えばすぐにその現場にすっ飛んでいって、いろんな方の話を聞くべきですよ。亡くなった子はもう物が言えないわけですから、いじ...全文を見る
○肥田美代子君 基本的にいじめというものはあっちゃいけないとか、あり得べきはずもないという、そういう感覚に教育委員会も文部省も立っていらっしゃって、どうしてもそういう事件を隠そう、隠そうという方向にいって潜在化されてしまっているんじゃないかと思うんです。  子供たちの暮らしを見...全文を見る
○肥田美代子君 私は普通にあることだと思っているんです、いじめというのは。ですから、ちょっと文部省の見解とは違うと思います。  それで、日ごろあることだからそれをどういうふうに処置するかということが問題であって、あるべきものじゃないという考えに立ちますと、やはりどうしてもそうい...全文を見る
○肥田美代子君 せっかく外務省がとってもいいポスターをつくってくださったわけですから、こういうのを、例えば各省が版下だけ借りてお互いに融通し合いながらどんどん印刷して出していくという方向に行ってほしいと思うんですけれども、法務省いかがですか。
○肥田美代子君 文部省にお願いがあるんです。厚生省も法務省もそれなりに頑張っています。しかし、文部省は子供たちを預かっている現場の責任者ですから、できることなら手引書のようなものをつくっていただいて、人権を最も阻害するいじめによる自殺のようなことが学校現場で再び起こらないように、...全文を見る