肥田美代子

ひだみよこ



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肥田美代子の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第140回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いします。  国立大学設置法改正案に関連して質問いたします。せっかくの機会でございますので、小杉文部大臣と直接お話ししたいということを基本に質問に入りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  提案されまし...全文を見る
○肥田委員 今、事務方のお話はるる伺いました。この三つのお答えにつきまして、大臣、総括してお答えいただけますか。
○肥田委員 私どもの懸念が懸念で終わるように心から祈っております。  本委員会に付託されました法案に対する小杉文部大臣の提案理由の説明の中で、看護等医療技術の充実を図るため、名古屋大学、三重大学の医療技術短期大学部を廃止してそれぞれの大学医学部に統合するということでありました。...全文を見る
○肥田委員 医療や医薬品を取り巻く環境も大きく変化して、医師、歯科医師、薬剤師の資質の向上が強く求められているところでございます。特に薬剤師の修学年限でございますけれども、この延長は国際的な流れになっていると私は思っております。欧米諸国の薬剤師の修学年限はどのくらいでしょうか。
○肥田委員 いえ、欧米諸国はどうなっていますかという質問です。
○肥田委員 薬剤師の修学年限が四年というのは、先進国の中では我が国だけということに理解してよろしゅうございますか。
○肥田委員 医療における医薬品の適正使用、それから高度な医薬品開発、さらには臨床薬剤業務や情報提供サービスなど、薬剤師も単なる化学知識だけではなくて臨床医学分野の知識が求められている今日、四年間という教育期間ではとてもマスターできるとは私は思いません。現在の薬学部、薬科大学におけ...全文を見る
○肥田委員 厚生省は大変積極的に進めようとしていらっしゃるというふうに私は受けとめております。  文部省の方は、薬学教育の改善に関する調査養成問題検討委員会の報告で、学部延長についてさらに引き続き検討事項とするとちょっと消極的になっております。  薬剤師になることを嫁入り道具...全文を見る
○肥田委員 ぜひ大臣に、おっしゃるように積極的に取り組んでいただきたいと思うわけです。  私の気持ちでございますけれども、カリキュラムの改革とか実地研修でお茶を濁している間にまたまた薬の使用の大きな過誤の問題が起きる。そうしたときにたくさんの犠牲が出るのは国民の方でございますの...全文を見る
○肥田委員 学校教育法では、大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的、さらには応用能力を展開させることがその目的となっております。しかし、大学に入学したからといってその目的に沿う人材が育つとは思いません。大学に入学した子供たちが...全文を見る
○肥田委員 大臣が今お答えくださいました理念は、要約すれば、子供の個性の尊重、みずから学ぶ力の獲得ということになろうかと思いますけれども、では、その理念は本当にどうやったら実現可能なのか。大臣、今確かに、多様な幅広い視野でというふうに、いろいろなことをおっしゃってはくださったので...全文を見る
○肥田委員 私は、教育改革の目標は、子供たちが生き生きとした表情で毎日行きたくなる学校、子供たちの能動性を引き出すことのできる学校に変革することだと思っております。これは教師の力と教科書だけではできることではない、そのことは今大臣もおっしゃったとおりでございます。それで足りないか...全文を見る
○肥田委員 その点では私と文部大臣の意見はきちっと一致したというふうに理解させていただきます。  学校図書館法は学校図書館を、教育課程の展開に寄与する、学校教育に欠くことのできない施設として定め、「児童又は生徒の健全な教養を育成することを目的」とするとしております。この法律の趣...全文を見る
○肥田委員 五年間で五百億の予算を計上して学校図書館の蔵書を一・五倍にしようという、今大臣もおっしゃいましたが、その計画が平成五年に始まって、平成九年に終わります。この計画は、やはり図書館政策をきちんとしたいという文部省の大変いい御意思のあらわれであると私は思っておりますし、これ...全文を見る
○肥田委員 実施状況についての調査をもう少し早くしていただきたいと思うのです。そうでないと平成十年度の予算に間に合わないことになります。せっかくいいことをなさってくださったのですから、文部省を挙げてもう一回第二次を進めるぞという御意思をぜひいただきたいと思うのですが、大臣、いかが...全文を見る
○肥田委員 第二次計画も頑張るぞという文部大臣のありがたいお言葉をいただきました。  ユネスコの学校図書館メディア奉仕宣言では、学校図書館メディア奉仕は指導及び学習計画に継続的な支援を与え教育的変革を促すとありますが、これは学校図書館を学校教育のど真ん中に置こう、こういう意思だ...全文を見る
○肥田委員 一冊の本との出会いがその後の人生を決めたということは、先人たちからよく伺うお話でございます。そして、恐らく大臣も、青春時代にお読みになった本の幾冊かは生涯忘れられないものがあると私は思います。  私は、子供たちが本を読む国の未来は輝くということを信じております。です...全文を見る
○肥田委員 もう少し正直に、現在は第一段階ですというふうにお答えくださるのかなと思いましたが。  学校図書館は子供が主役でございます。子供の時代感覚に沿って環境が整備されなければいけないと思うのです。子供たちにどんな学校図書館が欲しいと聞きますと、ドアがない図書館がいい。それか...全文を見る
○肥田委員 御承知のように、現在の学校図書館法は、本則では司書教諭を置くことを定めながら、附則では特例として「当分の間」「司書教諭を置かないことができる。」とあります。赤松元文部大臣からは、「当分の間」を四十年間にわたって放置してきた責任は文部省にあるという答弁をいただいておりま...全文を見る
○肥田委員 学校図書館法改正案では、専任の司書教諭を配置するという内容になっておりません。ですから、このままいきますと、先生方の負担が重くなるというのが現場の方々の大変な不安でございます。私も、先ほどから文部大臣もおっしゃっていただきました今後の学校図書館の果たす重要なる大きな役...全文を見る
○肥田委員 学校図書館法の改正が成立しまして司書教諭の配置が義務づけられますと、この自治体に置かれた司書の皆さんが職を追われるのでは ないかと大変御心配なのですね。ある方々はやはりこの法律を改正しないでほしいという動きまであるわけでございますが、この状況について、この方々の不安...全文を見る
○肥田委員 そう言っていただけると、恐らく現場の方々も少しは御安心なさると思いますが、実は、私はまだ正確には確かめていないのですが一班に学校司書さんたちの中でそういう首切りが始まっているというようなお話も聞いているのですけれども、こういうことに関してはきちんと文部省は対応してくだ...全文を見る
○肥田委員 将来的にはやはり司書教諭も必要だし学校司書さんも必要だ、そういう豊かな学校図書館になるように、やはり私たちは今までの四十年間のツケを子供たちにしっかりと払っていきたいと思っております。どうか文部省の中でももっともっと学校図書館に関する議論を巻き起こしていただきまして、...全文を見る
○肥田委員 大臣の積極的な御意見、ありがとうございました。応援団の大きな大きな声として、私はこれを皆さんに伝えてまいりたいと思っております。ありがとうございます。  それで、超党派の国際子ども図書館設立推進議員連盟で国際子ども図書館を平成十年開館予定にしておりますけれども、この...全文を見る
○肥田委員 この国際子ども図書館は、恐らく、日本には国立として子供の図書館がなかったわけですから日本一でありますし、アジアでも一番大きな規模になる、ひょっとすると世界で一番大きな規模にしたいというふうに思っておりますので、ぜひこれからも文部省からの御協力もいただきたいと思います。...全文を見る
○肥田委員 ややもすると、大人はおせっかいでございまして、子供たちにやらせの議会をするようなことが失敗経験としてございますので、ぜひ子供の自治をとても大切にしていきたい。そのために、もし参議院の方でそういう間違った意見が出ましても、文部大臣はきちんとそのことを抑えていただきたいと...全文を見る
○肥田委員 済みません。  最後に一つ。大臣、ちょっと今気になったのですが、教育上ということだけは余りお考えくださらなくて、子供たちが本当に伸びやかに二十一世紀に向かってのドアをあげられる、そういう観点でぜひよろしくお願いいたします。
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○肥田分科員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いします。  私は、奈良県立医大の精神科の医師が兵庫県千種町の特養老人ホーム「ちくさの郷」でアルツハイマー治療物質の臨床試験を実施していた問題について質問します。  まず、この一連の事柄に関しまして、簡潔に御説明...全文を見る
○肥田分科員 この奈良県立医大の臨床試験に関して、製薬企業から薬事法に基づいて厚生省に治験の計画は出されておりますね。
○肥田分科員 その製薬会社は、どこの会社ですか。名前を教えてください。
○肥田分科員 今回、中間報告についても生の報告をいただきたいというふうに申し上げたのですけれども、出てこないのですね。  それで、今名前を公表できないとおっしゃったのは、要するに製薬企業の企業秘密であるということでございましょうけれども、それ以上に何かありますか、名前が出せない...全文を見る
○肥田分科員 企業秘密はわかるのですけれども、これは、今回、事件があったのです。何もなかったら私は伺いませんよ。  私は、厚生省の姿勢はおかしいと思います。薬の中身とか内容について詳しく教えてくださいと申し上げているのじゃないのです。  どこのメーカーですか。それがどうしても...全文を見る
○肥田分科員 では、この名前に関しては後回しにします。  それでは、今回、治験の計画書というのは出されておりますね。その治験契約施設として特養老人ホームの「ちくさの郷」は明記されておりましたか。
○肥田分科員 それでは、今回の治験は契約外施設であるというふうに理解していいですか。
○肥田分科員 治験の担当医師は、臨床試験は外来の往診でも可能であるというふうにおっしゃっているそうですけれども、この点についてはどうですか。今回、外来患者に対する往診は可能だったのですか。
○肥田分科員 それで、厚生省としては、このやり方についてはどういうふうに考えておられますか。よかったのですか、悪かったのですか。
○肥田分科員 病院からこの特養老人ホームまで、どのぐらいの時間で行けるのですか。
○肥田分科員 外来は無理ですね。  この医師の態度の中に、今回の臨床試験のずさんさ、それから医師のモラルの低下がはっきりとあらわれていると思うのです。厚生省は、治験依頼者と奈良医大に調査を指示されるだけでなくて、この重大さから考えますと、厚生省みずからがきちんとした調査に入るべ...全文を見る
○肥田分科員 必要があるのですけれども、調査されますか、されないのでしょうか。
○肥田分科員 武田製薬は、契約外施設で治験がなされたということを知っておりましたか。——つい製薬企業名を言ってしまいました。  私、さっきも申し上げましたけれども、こうやってもう明らかになっていることを、企業のプライバシーを守るとか企業の利益を守るとか、そういうことをおっしゃら...全文を見る
○肥田分科員 大臣、お聞きになっていて、例えばこういうメーカーの名前ぐらい、厚生省が、秘密を守るという立場もございましょうし企業の利益を守るということもございましょうけれども、既にもうだれもが知っているこういうことをあえて一生懸命隠される、そういうことを大臣、どう考えますか。
○肥田分科員 それでは、今回のこの依頼者は武田製薬であるというふうに私は理解しておりますが、それが正しいかどうかだけおっしゃってください。お願いします。
○肥田分科員 以後、依頼者と言わずに、私は武田製薬というふうに話させていただきます。  武田製薬は知っていたのですね。モニターが医者に、このことについて注意をしたのですか、しなかったのですか。
○肥田分科員 武田製薬は、今回治験を依頼した他の医療施設についても、早急に調査する義務があると思います。武田製薬は、いつごろまでにこの調査結果を厚生省に提出すると言っておりますか。
○肥田分科員 インフォームド・コンセントについても重大な過失があります。治験担当医師は、直接家族に説明して同意をとっておりませんね。それで、だれが説明してこのインフォームド・コンセントをとったのか、また、ケースカードには記載の矛盾がなかったかどうか、その辺についてお答えください。
○肥田分科員 要するに、同意書の内容とケースカードの内容が矛盾していたということですね。
○肥田分科員 それは、GCP違反になるのですか。
○肥田分科員 事実であったか事実でないか、どっちですか。
○肥田分科員 厚生省は、同意書もケースカードもごらんになったのですね。
○肥田分科員 それで、事実か事実でないかわからないのですか。
○肥田分科員 それも含めましてでなくて、私がお聞きしているのは、同意書とそれからケースカードの矛盾があると、これはGCP違反でございますかという質問です。
○肥田分科員 事実の確認は、その二つの書類を見ただけでは確認できないわけですか。
○肥田分科員 ちょっと、今のお答え、よくわからないのですけれども。同意書とケースカードに矛盾があるということは、既に事実ですよね。そうしたら、その事実について厚生省はGCP違反であると考えられるのかどうかということをお尋 ねしているのですが。
○肥田分科員 治験施設には治験審査委員会を設置することが義務づけられております。奈良医大の場合、結果的には、医師の独走を病院全体が追認しており、治験審査委員会の機能が事実上働かなかったというふうに考えておりますが、その理解でよろしゅうございますか。
○肥田分科員 四月一日から新しく実施されます新薬事法で治験審査委員会の権限が強化されると思いますし、新しいGCPの素案では欧米のレベルに合わせるということで、かなり改善されようとしております。医療機関外の人の参加義務を課したということは私は大変いいことだと思うのですけれども、あと...全文を見る
○肥田分科員 欧米のレベルに合わせてというふうに厚生省が考えていらっしゃいますけれども、例えばアメリカでは、あとの一人はどういう人が当たりますか。
○肥田分科員 地域の住民が参加するという意味合いは、例えば患者の代表でありますとか、それからその地域にいる本当に弱い立場の人たちということも考えられるのです。要するに、弱者を代表する見方をしていってほしいと思うのです。まだ素案の段階ですから、私はこれから幾らでも意味合いは加えられ...全文を見る
○肥田分科員 奈良医大の臨床試験が報道されたときに、海外からは、やはり日本は高齢者の人権なんか考えていないのではないか、ビジネスの対象としか思っていないのではないかという批判が参ったのを私はある医師から聞きました。日本では治験という行為が本当の科学的な試験ではなくて人体実験風に行...全文を見る
○肥田分科員 医師がモラルを持って薬の適正使用をすれば、今回のように医療保険制度の改革で患者たちに過重な負担をかけないで済んだのではないかと私は思うのですけれども、医師のモラルの欠如というのは大変な問題だと思うのです。新しいGCPができても、罰則規定がございませんので、結局こうい...全文を見る
○肥田分科員 大臣にお尋ねしますけれども、医師の氏名公表ということで、今後こういう不祥事は少なくなるとお考えになりますか。
○肥田分科員 私も、その第一歩から進めていただきたいと思っております。  それで、公表されますと、治験の依頼者の方もその先生に頼まなくなりますし、自然に治験医師としての権利が失われていくわけですけれども、アメリカの場合には多分、治験医の権利が奪われるというふうに聞いておりますけ...全文を見る
○肥田分科員 やはり、氏名をきちんと公開していただくことも大事ですし、そのほかの情報もまたきちんと出していただければと思っておりますが、いかがですか。
○肥田分科員 現在、GCPをきちんと知っている医師はそんなに多くないように伺っております。それで、新GCPを本当に実効力のあるものにするために、医師に対してもっともっと啓蒙とか教育とかが必要だと思うのです。今後、医師の教育を具体的にどんな方法でなされるおつもりなのか。大臣お答えく...全文を見る
○肥田分科員 医師に対してはどうですか。
○肥田分科員 ちょっとまだ教育のところで不完全だと私思うのです。年に二回、現行ではなされていますけれども、これから、今までと同じように、医者とメーカーと同じように講習して、メーカーばかりの参加で医師はなかなか出てこない、そういうことになってもいいのですか。
○肥田分科員 学会なんかでそれを利用してなさるという予定はありますか。例えば、春と秋と学会がありますね、そういうときにたくさんの医師が集まるのですけれども、それを利用されるというような方法はとれないのですか。
○肥田分科員 これで最後の質問にしたいと思います。  小泉大臣、お聞きになっていて、この日本の国で、薬の使用、それから医師と薬の関係、医師の薬への認識、そういうものが大変おくれているように思うのですね。本当に粗雑だと思います。すべて国民の命にかかわることでございます。医師の薬の...全文を見る
○肥田分科員 終わります。ありがとうございました。
03月17日第140回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いします。  先ほどから当委員会の議論を聞いておりまして、NHKさんは受信料の徴収には大変御苦労なさっている、そういう感想を持ちました。  さて、二十一世紀を背負っていってくれるのは今の子供たちでございます。NHK...全文を見る
○肥田委員 NHKの番組に「漢詩紀行」という番組がございます。これは、美しい映像と心地よいナレーションでもって進められるわけですけれども、中国の古典詩を紹介してくださっているんですね。私の周りの人たちが、この「漢詩紀行」を見たことによって古典詩を読むきっかけをつくったというふうに...全文を見る
○肥田委員 大臣は、視聴覚障害者向けの字幕放送の拡充について意見を出されました。  実は、一九九四年、国内で批准されました子どもの権利条約、ここには、すべての子供たちが情報へのアクセス権を持っているというふうに定められております。NHKの番組にアクセスできる権利もすべての子供が...全文を見る
○肥田委員 五月五日は、新しい憲法が公布されてちょうど五十周年、そして、五月二十日は、新憲法になって参議院が初めて召集されてから五十年目に当たります。国会では、この歴史的な年を記念いたしまして、夏休みに政治と子供をつなぐ子ども国会を開催しようと、これは超党派でございますけれども、...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。終わります。
04月02日第140回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いします。  提案されております教育公務員特例法に関連して質問いたします。  国立大学や国立高等専門学校の教員が民間企業などの共同研究に従事するため学校を休職した場合の不利益を解消しようという本案の趣旨及び学術研究...全文を見る
○肥田委員 お話によりますと、共同研究の内容については文部省は関知しないけれども、大学の学内審査会で審査するということですね。そうしますと、その学内審査会が形骸化したり権威主義になってしまいますと、本当に国民に信頼されます立派な研究ができなくなるということもございます。例えば今、...全文を見る
○肥田委員 産学共同研究はプラス面が多い反面、やはり学と官の癒着による不祥事が起きることも否定できないことでございます。そうした不祥事をどのようにして防止しようと思っていらっしゃるか。今、情報公開についてもお話しくださいましたけれども、ほかに何かございますか。
○肥田委員 ぜひ御努力いただきたいと思います。  大人が悪いことに手を出す時代を反映しましてか、報道されておりますように、子供たちもやはり今薬物に手を出し始めております。薬物依存については、国際的にはほぼアディクション、要するに病的依存者、そういう理解をしておりまして、このアデ...全文を見る
○肥田委員 文部省はどういうふうに定義されていらっしゃいますか。同じというのは疾病ということですか。疾病でいいんですか、文部省の理解は。
○肥田委員 施策をお聞きしているんじゃなくて、司法の方ではこれは犯罪と言っているわけですね。厚生省の方ではこれは疾病または精神障害というふうに多分おっしゃると思いますけれども、文部省はいかがですかというふうにお聞きしているんです。
○肥田委員 それでは、文部省と厚生省、全く同じ考えでもってこの薬物依存症については対応していってくださるという理解でよろしいですね。
○肥田委員 それは大変ありがたいことでございます。  それで、文部省と厚生省は連携してこれからどういう対策をとろうと思っていらっしゃるか、その辺をお聞きしたいと思います。
○肥田委員 ところで大臣、学齢期の子供たちが薬物に汚染される原因はどこにあるとお考えですか。
○肥田委員 私は、それに加えまして、やはり子供たちが友達がないこと、もう一つは自分を大切に思う意識が大変低いという、その二つをつけ加えさせていただきたいのですけれども、大臣、どうお考えでしょう。     〔委員長退席、河村(建)委員長代理着席〕
○肥田委員 先ほど文部省の方は、調査に入るとおっしゃいましたけれども、既に警察庁少年課の方では調査を実施しておりますね。文部省の独自調査が少し遅いように思うのですけれども、感想として、そうお考えになりませんか。
○肥田委員 感想としては少し長い御感想をいただいたようですけれども、私は先ほど、厚生省と文部省の薬物依存に関する見解が同じでありがたいと申しましたけれども、あれは、実は私は心の中で全く反対でございまして、薬物依存は病気じゃないと思うのですね。やはり世界が認識しているように、心の渇...全文を見る
○肥田委員 これは今大変な社会問題でございまして、厚生省さんが本気になってやってくださらないと、恐らく、これは時間がどんどん過ぎていく、そして子供たちの薬物汚染はどんどん広がる。ところが、一回薬物に手を染めた子供たちを完治することは本当に難しいのですね。特に若年で薬物に手を染めま...全文を見る
○肥田委員 文部大臣のお答え、半分だけ感謝申し上げます。あとの半分でございますが、やはりかかった子供は厚生省に預けてしまっていいのかどうかというところなんですね、心配するのは。もちろん省庁の縦割りのお仕事もございますけれども、かかってしまいましても、やはり文部省がかかわった子供で...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。
04月23日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第20号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。  議題となっております健康保険法等の改正案に関連しまして質問いたします。  御承知のように、議院証言法第四条は、業務上知り得た他人の秘密について宣誓や証言または書類の提出を拒むことができる職業として、医師、歯科医師、助産婦、看護婦...全文を見る
○肥田委員 人の質問をはっきり聞いてほしいのですけれども。私は、経過についてお聞きしたのじゃなくて、この数値をどう思われるかと言ったのですね。そうしたら、最後に、明確にわからないと。それだけのお答えをいただくために、私は五分何秒か損をしましたので、もう一度はっきりお願いします。
○肥田委員 五千三百億円がわからないという答えでいいのでしょうか。私は、それを大変疑問に感じるのです。確かに、いろいろな数値がいろいろなところから出てきたというふうにおっしゃいましたけれども、五千三百億円というのは千円、二千円じゃないのですね。  ですから、これは誤差の範囲とお...全文を見る
○肥田委員 これ以上やり合っても時間のロスですので、次に進みます。  今回の改正案では、薬剤費負担、一日一種類十五円については、二百五円以下は幾種類使っても一種類とするとされておりますけれども、二百五円以下は記載省略をしている根拠についておっしゃってください。
○肥田委員 政府のお役人にこういうことを申し上げるのは大変失礼なんですけれども、私が質問したことは、記載省略をしている根拠は何ですか、それだけなんですよ。余りたくさんお答えになっていただいても、私はお尋ねしておりませんので、もう少し簡略にお願いいたします。  一日一剤二百五円以...全文を見る
○肥田委員 二十七兆二千億円の医療費の中で薬剤費の占める割合は二八%、七兆六千億円ですね。一日一剤二百五円以下の薬はその中の三六・六%を占めております。七兆六千億円に三六・六%を掛けますと、二兆七千八百十六億円となります。つまり、これほど膨大な薬剤費がノーチェックだということにな...全文を見る
○肥田委員 現在、保険財政は、単年度で、政府管掌健康保険が四千九百六十九億円、組合管掌健康保険が千二百二十二億円、国民健康保険が千六十九億円、合わせて約七千三百億円の赤字でございます。この赤字のために患者の薬剤の窓口負担を値上げするという法改正でございます。しかし、一方で、これほ...全文を見る
○肥田委員 我が国の医薬分業は、明治八年の医制でもうたわれ、建前としては法律にも明記されております。戦後の医薬分業の推進は、医師が薬を売って経済的利益を上げることに反発するGHQの医療政策の柱とされ、そのGHQのもとで、一九五一年、臨時医薬制度調査会は、一九五三年から医薬分業を実...全文を見る
○肥田委員 G7に参加している国で分業していない国はどこですか。
○肥田委員 G7の国で医薬分業していない国はどこですか。
○肥田委員 アジアにおいても、台湾、韓国、中国ということになりますが、日本も今、医薬分業が完全にできているかどうかは別の議論がありますけれども、私はやはり、G7の中でこれほど日本がおくれているということについて、大変恥ずかしいと思っております。  それで、厚生省はこれまでの答弁...全文を見る
○肥田委員 厚生省が平成元年から国立病院で実施していらっしゃる処方せん発行のモデル事業の進捗状況を見ましても、やはり大きな格差が目立つわけです。  それで、国立大学の附属病院についても、きょうは文部省に来ていただいておりますのでお尋ねしますけれども、東大病院の発行数は九〇%です...全文を見る
○肥田委員 それは何か深いわけがあるわけですか。
○肥田委員 厚生省にお願いしたいのですけれども、せめて国立病院から、きちっと何年後には何%出しますという数値目標を出していただかないと、先ほど申しましたように、薬局はずっと待っているのです、ひたすら待っているのです。ですから、お願いします、車の両輪の片方の輪をしっかりと回していた...全文を見る
○肥田委員 最後にいたします。  大変積極的な御意見、ありがとうございました。大臣、それを受けまして、大臣として積極的にやるぞという頑張りのお言葉をいただきたいと思います。お願いします。
○肥田委員 ありがとうございます。終わります。
05月26日第140回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第1号
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○肥田分科員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いします。  私は、今国会で重要法案の一つとなっております医療保険法の改正問題に関連しまして、自治省並びに厚生省にお尋ねいたしたいと思います。  私は、健康保険財政がパンク状態に陥った最も大きな原因は、この国が医...全文を見る
○肥田分科員 自治体立病院の経営責任や医療従事者の採用、配置などの責任は、開設者である自治体自体にあるわけでございますけれども、自治体立病院には国の予算も投入されておりますし、医療法等の関連法も適用されるわけでございます。当然、どこかの中央省庁の監督、指導が必要になるわけですが、...全文を見る
○肥田分科員 自治省は、都道府県立病院の経営分析の項目に薬品使用効率というのを挙げておられます。薬品の使用に関しても御指導なさっているようですが、その指導内容について教えてください。
○肥田分科員 自治省の地方公営企業年鑑によりますと、投薬薬品使用効率を算定する場合、投薬用薬品費が分母で薬品収入が分子となっております。これに百を乗じて使用効率の数値が出されております。すなわち、厚生省の用語で申しますと、これが薬価差益に当たるわけでございます。安い薬を仕入れれば...全文を見る
○肥田分科員 ことし四月一日実施の改正薬剤師法によりますと、薬剤師は、調剤した薬剤の適正な使用のために必要な情報を提供することが義務づけられております。すなわち、薬剤師は、一人一人の患者や看護に当たっている者に対して、薬の適正使用について説明しなければならない、そういう義務がある...全文を見る
○肥田分科員 把握されていないということでございますが、この問題はやはり医療法の実効性にかかわる問題でありますから、私は大変必要なことだと思うのですけれども、自治省、厚生省、どちらでも結構ですけれども、実態調査を検討していただけませんでしょうか。
○肥田分科員 全国とおっしゃいました。これは、自治体立病院としては数が挙がっていないということでございますか。
○肥田分科員 今後、その実態調査を検討してくださいますか。
○肥田分科員 ですから、もう一回確かめますけれども、自治体立病院についての実態調査についてはしないということでございますか。
○肥田分科員 結局、実態調査をしたくないということらしいです。この件に関しては、またこれから厚生省さんといろいろお話をしていきたいと思います。  次の質問に移ります。  現在、医療法改正案が国会に上程され審議されております。この改正案では、医師、薬剤師などの医療従事者に対して...全文を見る
○肥田分科員 これも自治体病院の経営に関連することでございます。薬剤師の薬剤指導は、薬剤管理指導料として認められておりますが、自治体病院の入院患者に対する薬剤指導業務はどの程度実施されているか、把握されていらっしゃいますか。
○肥田分科員 これも把握されていないようですが、これは診療報酬請求とも関連することでございまして、かなり大切なことなんですね。実施状況についてこれから調査をなさるおつもりはありませんか。
○肥田分科員 医薬分業は、情報公開それから薬の適正使用、薬剤費の抑制という点から、現在大きな論議になっている医療構造改革の重要な柱であると思います。ほかの公的医療機関、例えば国立大学医学部の附属病院の院外処方せんの発行率は四十二病院で平均五〇・八%、国立病院は三割近い発行率となっ...全文を見る
○肥田分科員 設置主体別を出していらっしゃらなかったというのは、私、大変不自然なことだと思っておりますので、ぜひそれはきちんと出していただきたい。例えば、地方公営企業年鑑には全国の自治体病院の一日患者平均数でありますとか、職員一人当たりの診療収入まで把握されておりますから、これが...全文を見る
○肥田分科員 今、橋本内閣は火の玉になって改革を進めようとしておられます。その中でも医療制度の改革は大きな柱の一つでございます。私が最初に申し上げましたように、完全分業していないのはG7の中では日本のみ、アジアでも数少ない国の一つとなっております。そして、医薬分業は今や国民のニー...全文を見る
○肥田分科員 ありがとうございます。  厚生省、来ていただいておりますので、あともう一つ、厚生省さんに聞かせてください。  今回の医療法の改正で、知事が地域医療計画を立案する際に医薬分業計画を記載することになっております。厚生省は、都道府県に対して医薬分業、特に面分業を組み入...全文を見る
○肥田分科員 最後になりましたが、自治体住民の大変身近な問題として、長崎県の諌早湾干拓問題がございます。生態系の保全を求める世論が高まっており、また、公共事業のあり方についても問題提起がされております。  個人的な御見解で結構でございます。大臣は諌早湾干拓事業そのものについてど...全文を見る
○肥田分科員 終わります。ありがとうございました。
05月28日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第30号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願い申し上げます。  今回の児童福祉法の改正案は、小泉大臣が趣旨説明の中でもお述べになっておられますように、児童や家庭を取り巻く環境の大きな変化を踏まえて、次代を担う児童の健全な成長と自立を支援するために改正されるのでありま...全文を見る
○肥田委員 この改正法案提出の時代背景に、少子化社会の進展ということがございます。確かに、子供の数は減少しております。十八歳未満の人口は昭和三十五年で三千三百九十二万七千人でございましたけれども、平成七年には二千四百九十六万五千人となっております。この数字を映すように、先ほど局長...全文を見る
○肥田委員 失礼いたしました。  昭和三十年度には九一・六%のものが、四十年後の平成七年には定数充足率は三八・三%、そのように減少しております。約六〇%の減少でしょうか。他方、職員数は昭和三十五年で千百八十三名でしたが、平成七年には千九百六十二名となっております。職員数はおおよ...全文を見る
○肥田委員 今お尋ねしましたのは、そういう理由で入所の子供たちの数が減っておりますけれども、職員の数は逆にふえていることについて、私はどういうふうに理解したらいいのでしょうかという質問でございますが。
○肥田委員 この教護院の変化と、今回の改正案第四十四条において、教護院を児童自立支援施設に名称変更し、目的も教護から自立の支援に変えようとしているということと、私は何となく関係があるように思えてしようがないのですね。疑問に思うわけでございます。  そこで、入所対象児童を、「不良...全文を見る
○肥田委員 これまで入所の対象とされた児童から家庭環境上の理由にまで広げようとしているわけですが、その「その他の環境上の理由」とは何を説明しようとしているのか、また、「おそれのある児童」とは何を基準に判断なさるのか、だれもがイメージできる具体的な例で説明していただけませんか。
○肥田委員 いま少し教えてください。  この改正案を理解する上で極めて大切な点ですが、「不良行為」または「不良行為をなすおそれのある児童」とはどのように定義し、さらに、「家庭環境その他の環境上の理由」及び「生活指導等を要する児童」についてどのように定義なさっておりますか。ちょっ...全文を見る
○肥田委員 ただいまの答弁からしますと、こんな家庭の子供以外は生活指導の対象とするという、どこかに比較できる家庭、比較できる子供像があるように受け取れるのですけれども、厚生省がモデルとされている家庭像とか、それからモデルとする子供像、それはどういうものなのか。つまり、厚生省にとっ...全文を見る
○肥田委員 これは大変漠然とした質問を申し上げたのですが、実は、この法文の文言が実に私にとっては漠然としたものに受け取れるものですから、そういう御質問を申し上げたわけでございます。  今、私は理想の家庭、理想の子供像について伺いましたけれども、私はまだ局長からきちんと答弁をいた...全文を見る
○肥田委員 人間の営む家庭は本当にさまざまだと思うのですね。シングルもあれば二人家族もある、四人家族もある、父子家庭もあるし母子家庭もございますね。これが最高の家庭というものは私はないのではないかというふうに思うわけです。  改正法案では次のような家庭が対象になるかどうか、伺い...全文を見る
○肥田委員 それでは、次のような子供はどうでしょうか。  子供たちは、学校という学習の場で学習情報を仕入れ、友達や教師たちとともに学び、育ち合う権利を持っております。逆に言いますと、子供の学習や生命が脅かされる事態が発生したときは、学校に行くことを自分の意思で拒否する権利をも有...全文を見る
○肥田委員 さらに伺います。  家に閉じこもった子供、それから、他者と十分なコミュニケーションができなくて、人の話に割り込んだり人の話をよく聞かない子供、昼夜逆転した子供、親が酒浸りの家庭の子供、部屋を取り散らかして整理整とんできない子供、この子供たちは入所の対象になりますか。
○肥田委員 それでは、今申し上げたこの幾つかの事例に関しては、すべて入所対象にはならないという御見解ですか。
○肥田委員 措置する人の解釈で広範な子供がこの網にかかるのじゃないかなというふうに私は感じるわけでございますが、子供たちが不安に思っていることは、教護院の在籍児童数をふやすために対象児童の拡大を図ろうとしているのではないかという点です。先ほどから局長や大臣もそうではないとおっしゃ...全文を見る
○肥田委員 重ねてお尋ねしますが、では、文部省の報告の考え方と全く同じだというふうにお考えでいらっしゃいますね。
○肥田委員 ところで、改正法案の四十八条で、「学校教育法に規定する保護者に準じて、その施設に入所中の児童を就学させなければならない。」とされております。  教育保障という点から見れば理解できますが、教育に当たるのは、現在教護院に働いている人たちになりますか、新しい教師を配置され...全文を見る
○肥田委員 厚生省が再三答弁なさっています、不登校を理由に教護院に入所させないというお考えを、どのような方法で都道府県児童相談所、都道府県の福祉審議会に対して周知徹底されるおつもりか、お聞かせください。
○肥田委員 ところで、子供の意見表明権は子どもの権利条約の最も重要な点でございます。改正案の第二十六条第二項も、児童相談所が都道府県知事に提出する報告書の記載事項に、措置に対する児童と保護者の「意向」を記載することになつております。  ところで、この法律では「意見」と「意向」が...全文を見る
○肥田委員 確かに十八歳までの幅広い年代の子供たちを扱うわけですが、私は、できることならば、低年齢に合わせないで、やはりきちんとした意見表明ができる、ある程度の子供たちに合わせていただかないと、これは少し問題があるのではないかと思います。ですから、「意向」というふうにあえてお使い...全文を見る
○肥田委員 そうしますと、子供を独立した人格として認め、不服請求ができるということで、行政措置機関とは別の第三者機関を設置してそれを聞くことが必要じゃないかと思うのですけれども、いかがですか。
○肥田委員 入所後においては、やはり意見表明権は十分に尊重されなければいけないと思うわけですね。「子どもの権利ノート」などで自己の表明の機会をつくることによって、子供と施設、児童相談所のコミュニケーションが進み、処遇計画の見直しや子供の人権擁護につながっていくと思います。このよう...全文を見る
○肥田委員 改正案の三十四条は禁止行為を掲げておりますが、ここに掲げられているものの一部は敗戦直後の古典的な形態であり、現在、子供の世界で起きていることと大きなずれがございます。虐待行為や買春行為、施設内体罰行為、薬物等を販売、使用させる行為なども禁止行為に追加する必要があると思...全文を見る
○肥田委員 行政では「当分の間」というのが四十年続くというような例もございますので、なるべく早くというふうにお願い申し上げておきたいと思います。  それから、先ほど石毛委員からも質問がございましたけれども、児童福祉法の四十五条は、厚生大臣に児童福祉施設最低基準を定めることを義務...全文を見る
○肥田委員 私は、今回の改正案が随所に今日の時代を反映した内容を織り込んでいることを評価しております。保育の措置から選択への転換、保護から自立への支援、情報公開、地域への開放、保護者、子供への配慮など、小泉厚生大臣の改革の熱意が伝わってまいります。それでも十分な審議を尽くせなかっ...全文を見る
○肥田委員 日本の未来はすべて子供たちの手にあります。そのことはもう言わずもがなでございますけれども、この課題はやはり党派を超えた皆さんと力を合わせていきたい、そう思っております。  ありがとうございます。
05月30日第140回国会 衆議院 文教委員会 第17号
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○肥田委員 本日、当委員会におきまして四十数年ぶりに学校図書館法の改正案が審議され、採決されますことを無上の喜びと感じております。まず、党派を超えて、選挙権のない子供たちのために法案提出にこぎつけていただいた参議院の提案者の皆さんに、そして学校図書館よ輝けと不断の努力をされてこら...全文を見る
○肥田委員 昭和二十八年に議員立法で制定されてから四十数年、今この法改正を出発点として、大臣がお答えくださった理想とそれから現実のギャップをどう埋めていくかが今後問われる課題でございます。よほどの覚悟で省内を陣頭指揮してくださらないと、眠っていたと申しますよりもむしろ瀕死の状態に...全文を見る
○肥田委員 存在そのものがわくわくするような学校図書館を未来の人たちに届けるために、今後、あるべき学校図書館像をめぐる話し合いを持つ、今おっしゃいましたように、本当に国民的議論にまで高めていく、そして実践していく必要があろうかと存じます。そのためには、今後、柱となるべき学校図書館...全文を見る
○肥田委員 熱い思いをありがとうございました。  大臣、ただいまの提案者の御意見を受けて、あるべき学校図書館像を検討していく場を早急に設けていただきたいんですけれども、具体的にお考えがあればお聞かせいただけますでしょうか。
○肥田委員 うれしいお話を伺いました。ぜひ何とか早目に設置していただいて、みんなを安心させてください。お願い申し上げます。  これでもう最後の発言になるんですが、このたびの法改正をプラスにするのもマイナスにするのも、文部大臣初め文部省の皆さん方、そして私たち政治家、そして現場の...全文を見る
○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願い申し上げます。  法案に関する質問に先立ちまして、質問通告いたしておりませんので大変恐縮なのでございますけれども、田中議員に一つだけお伺いしておきたいことがございます。それは、田中議員も私も子供を持つ母親でございます。子...全文を見る
○肥田委員 御高説を伺いまして、ありがとうございます。  私も法案賛成者の一人でありますけれども、よりよい法案とするために審議を深め、速やかな成立を図る立場から、法案について質問と意見を少々述べさせていただきたいと存じます。  教職員免許法特例等に関する法律案は、その趣旨説明...全文を見る
○肥田委員 法案及び趣旨説明の中で、ボランティアという言葉とか概念を極めて慎重に避けていらっしゃいます。それは、この法案が、教員免許の取得要件となる社会体験の範囲を高齢者や障害者の介護に限定し、自然保護や災害救助などの社会奉仕活動を含まないという性格から来たものとして私は理解させ...全文を見る
○肥田委員 おっしゃること、本当に同感であります。  この法案の最も重要な点は、現在の教員免許資格要件である単位取得に加えて、介護等の体験を加え、新たな要件を義務づけたことでございます。これは、教職員の歴史からすれば画期的な転換でありますが、逆の視点で考えますと、これまでの要件...全文を見る
○肥田委員 安心いたしました。ありがとうございます。  次の質問は、介護の義務づけ免除の件についてでございます。  義務づけ免除される者の中に、障害者に過度の負担をかけてはいけないという配慮から、身体上の障害により介護等の困難な者が含まれ、その基準をどうするかは省令で具体的に...全文を見る
○肥田委員 御配慮よろしくお願いいたします。  先ほどから質問が何回か出ておりましたけれども、法案で、介護等の実施期間は、特殊学校二日間、社会福祉施設五日間の合計七日間を規定しておりますが、この短い期間に、法案の趣旨説明にもありますように、「人の心の痛みのわかる人づくり、各人の...全文を見る
○肥田委員 この法案の解釈にかかわる問題でありますが、第二条では、「教育職員免許法第五条第一項の規定の適用については、当分の間、同項中「修得した者」」とされておりますが、この当分の間とはどのくらいの期間を指すのでしょうか。  と申しますのは、午前中の当委員会での議論でも出ました...全文を見る
○肥田委員 戦後の日本は経済活動を重視して奇跡の発展を遂げましたけれども、やはりその反面、先ほど田中議員がおっしゃっていらっしゃいましたように、個人の尊厳とか社会の助け合いでありますとか、心を大切にしない習慣が知らず知らず人々の中にもついてしまったなという反省を私もしております。...全文を見る
06月06日第140回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願いいたします。  議題になっております著作権法改正案は、童話を創作して読者の皆さんに読んでいただく立場にある私にとっては、本当に身近な法律でございます。もちろん、私だけでなく、創作活動に携わるすべての方々にとって、この法律...全文を見る
○肥田委員 昨年十二月のWIPOの外交会議においてWIPO著作権条約とWIPO実演・レコード条約の二つが採択されたことは、私も承知いたしております。また、データベースに関する条約案も審議対象にされていたと伺っております。  しかし、これはアメリカの反対で審議されなかったそうであ...全文を見る
○肥田委員 ただいまの御答弁とも関連いたしますが、WIPO著作権条約及びWIPO実演・レコード条約は、まだ国内批准の手続がとられておりません。つまり、国内批准に先立って国内法を整備し、WIPO条約に少しでも近づこうとこの法案が提案されたということでございます。アメリカでは、著作隣...全文を見る
○肥田委員 ぜひ国際社会の中でリーダーシップをとっていただきたいと思っております。  WIPO実演・レコード条約について少し見解を伺っておきたいと思いますが、これは先ほどの池坊委員の質問と重なる部分でありますが、私なりの切り口で伺っていきたいと思います。  WIPO実演・レコ...全文を見る
○肥田委員 重ねて、実演家の権利にかかわる問題で質問させていただきます。  実演家等保護条約、いわゆるローマ条約でございますが、この条約では、実演家がその実演を影像の固定物または影像及び音の固定物に収録することを承諾したときは、そのとき以降実演家の権利の規定は適用しないと定めて...全文を見る
○肥田委員 意見が一致しないからといって平行線で放置しておくのではなくて、積極的にこの話し合いを進めていただきたい、文化庁が本当に力を尽くしていただきたいとお願いする次第でございます。  私は、文化庁が国際会議で実演家の権利擁護のために大変努力されていることについて、尊敬の念を...全文を見る
○肥田委員 ぜひ積極的によろしくお願い申し上げます。  次に、映画監督を初め著作権法第十六条で規定された、映画の著作物の全体的形成に寄与した人たちの権利についてお尋ねしたいと思います。  著作権法の第二十九条では、「映画の著作物の著作権は、その著作者が映画製作者に対し当該映画...全文を見る
○肥田委員 契約が十分にできる力関係であればそれはいいと思うのですけれども、現実的にそういう状態にないということはもう明らかでございますから、文化庁はそのあたりにしっかりとした目を行き届かせていただかないと、こういう状況というのは自助努力でやってくださいというのではなかなか進まな...全文を見る
○肥田委員 昭和十四年に制定された勅令による著作物ノ範囲ヲ定ムルノ作では、著作物の範囲を小説とか脚本とか楽曲を伴う場合における歌詞、楽曲の四つに定めております。同じ十四年の勅令、著作権二関スル仲介業務二関スル法律施行規則に基づいた文化庁認可の仲介業務団体も、音楽、文芸、脚本、シナ...全文を見る
○肥田委員 最後の質問をさせていただきます。  小杉文部大臣に格調高い御意見をお願いしたいというふうに、まずお願いしておきます。  中教審の答申の中に、物理、数学にずば抜けた才能を持つ子供の大学入学年齢の特例を設けるという教育上の例外措置がございます。中教審の考えでは、国際的...全文を見る
06月11日第140回国会 衆議院 文教委員会高等教育に関する小委員会 第2号
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○肥田小委員 もう一つ文部省のお仕事としてお願いしたいのですけれども、女子学生の就職難ということに関連するのですけれども、やはり小さいときから、自分の仕事は何かということを自分で、自分の能力に応じて、自分の個性に応じて判断できるようなそういう習慣がどうも子供たちについてないような...全文を見る
○肥田小委員 これは企業の文書ですけれども、ただ将来的にはそういうことを書いていただくような方向にお願いをしていくという形にはなるのでしょうかという話です。
○肥田小委員 今の保坂さんのお話にも関連するんですけれども、飛び入学についてなんですが、才能の青田刈りじゃないかという話も方々で出ているんですけれども、文部省としては、子供に一年、二年早く大学に入れてせかせかと勉強さして、その子にとって何か、その子にとってですよ、利益があるとお考...全文を見る
○肥田小委員 そうしますと、今後本当に、音楽の芽も摘んではいけないし、絵画の芽も摘んではいけないし、スポーツもそうですよね、あらゆる部門についてこれから飛び入学は考えていかれるというふうなことならば、私はそれで納得できるのですけれども、どうして数学と物理だけで、それが子供の才能の...全文を見る
06月12日第140回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第6号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。  きょうは、著作物の再販問題に対する質問の時間をちょうだいし、公正取引委員会の根來委員長に御出席いただきましたことに感謝の気持ちを申し上げたいと思います。  公正取引委員会の政府規制等と競争政策に関する研究会、いわゆる鶴田研究会の...全文を見る
○肥田委員 公正取引委員会が、独占禁止法適用除外制度の見直しの一環として、再販適用除外が認められる著作物の取り扱いを検討するよう依頼した背景にはどんな事情があったのでしょうか。
○肥田委員 ただいまの背景説明と、これまでの公正取引委員会の見解とはどのように関連するのかということを伺いたいと思います。  これまでの見解と申しますのは、次の二つを指しております。  一つは、公正取引委員会が一九九一年十二月に公表した再販適用除外制度に関する実態調査と題した...全文を見る
○肥田委員 政府が規制緩和に取り組むことになった理由は、一九八五年のプラザ合意の後、八九年に始まる日米構造協議で、アメリカ側から流通の自由競争促進など日本の市場開放が求められるという外圧からでございました。  しかし、当時アメリカが求めた市場開放と規制緩和の分野は、自動車産業、...全文を見る
○肥田委員 はい、お任せします。
○肥田委員 最後に結論をおっしゃいましたけれども、もう少し端的にお答えいただきたいと思います。  これからは、委員長の御示唆でもございますので、公取の根來委員長の方にお答えいただきたいと思います。  政府の規制緩和の一環としてとらえるからこそ、著作物の取り扱いに関する中間報告...全文を見る
○肥田委員 私たち立法府で仕事をする者にとっては、文化政策の確立は重要な責務であります。それは、政治の側から単一の価値観を持って著作物に関与、干渉するという意味ではございません。文化政策の基本は、出版活動の自由と安定、著者の文化活動の奨励、国民が出版物を購入しやすい環境を整備する...全文を見る
06月16日第140回国会 衆議院 本会議 第46号
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○肥田美代子君 私は、民主党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案の再修正案に反対する討論を行います。  ただいま議案となりました再修正案は、衆議院で与党が可決成立させたものを、同じく与党が参議院で再修正可決し、本院に回付されてくるという異例の手順をたどっています。私は...全文を見る
11月19日第141回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○肥田委員 町村文部大臣誕生後、初めて質問に立たせていただきます。民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願いいたします。  私は、我が国の教育は今重大な転換期を迎えていると思っております。先進国に追いつくことを目指してきた、そういう時代には理にかなっていた教育内容も、やはり...全文を見る
○肥田委員 伺っておりますと、選択の自由でありますとか、地域のニーズでありますとか、自治体の自主性というようなこともおっしゃっていらっしゃるように思います。恐らくこういうことがキーワードであるかと思いますけれども、子供の立場に立ってみますと、実は自治体の主体性に任されますと、その...全文を見る
○肥田委員 同じ日本に暮らしております子供の中で、例えば町村文部大臣の御出身の北海道には中高一貫教育校が軒並みできたとします。私の出身地であります大阪では皆目できてこない。そうしますと、中高一貫校にどうしても入りたい子は北海道に引っ越しするということも起こり得るかもしれませんね。...全文を見る
○肥田委員 私は、選択肢が与えられた子供と与えられない子供との不平等感についてお尋ねしたのですけれども、今お答えはいただいておりません。それに関してどうですか。町村文部大臣、率直にお答えくださいますか。
○肥田委員 中高一貫教育が目指すものはゆとりある学校ということでございますが、大臣も、きょうは参議院の財特委とかけ持ちなさって大変お忙しい、本当に毎日お忙しい日程だというふうに私は承知いたしておりますが、その中にあって、ゆとりを感じられるのはどういうときでございますか。
○肥田委員 ゆとりというのは、やはり子供たちの場合でも、心のありようと深くかかわってくると思うわけでございます。忙し過ぎる子供たちの暮らしを少しでもゆとりあるものにするために、今回の教育課程審議会の中間まとめで、週二時間ないし三時間の時間削減が提起されております。精選が厳選になり...全文を見る
○肥田委員 百点近く差し上げたいと思います。確かにそういうことではないかと思います。  ゆとりとか心とかということは、先ほど大臣もおっしゃいましたように、政治が関与できないことかもしれません。ちょっとこういう話を聞いていただきたいのです。実は、静岡のある中学校の校長先生のお話で...全文を見る
○肥田委員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  また中高一貫に戻りますけれども、中教審答申では、中高一貫教育の導入に当たって、学力試験を行わないというふうに明記しております。しかし、学力試験を行わないとしても、小学校からの推薦でありますとか、調査書、面接、実技など実施される...全文を見る
○肥田委員 その宮崎の五ケ瀬中・高等学校のことですが、競争率はどのぐらいでございますか。
○肥田委員 すごいですねという声が出ましたけれども、確かにすごい競争率だと私は思います。しかし、この競争率の高さは当然のことだと思います。都道府県単位で中高一貫校が一校か二校設立された場合には、こういうことというのは必ず起こるわけでございます、県内全域から受験してくるわけでござい...全文を見る
○肥田委員 中高一貫教育を提案された文部省の立場からいたしましても、やはりできるだけたくさんつくりたいというふうに思っていらっしゃると思います。当然のことながら、自治体の自発的な動きを待つだけではなく、推進するための方策を既にお考えだと思いますけれども、具体的にどういうことがござ...全文を見る
○肥田委員 くれぐれもお願い申し上げたいのは、子供の立場に立って、子供の心に立って進めていただきたいということでございます。この件についてぜひよろしくお願いいたします。  あと、環境教育について一、二間お伺いいたしたいと思います。  夏休みに子ども国会が参議院で開かれました。...全文を見る
○肥田委員 もう一つ子供たちから注文がございましたのが、子ども環境会議を開いてほしいということなんですね。子供たちは、自分たちが環境のために何ができるかという思いを大変持っております。例えば来年のこどもの日前後にそういう子ども環境会議というのを開かれるというような、そういう思いが...全文を見る
○肥田委員 アメリカでは全米環境教育法というのがございます。これが各地域の環境教育に大変大きな影響を与えているわけでございますけれども、我が国の環境教育はやはりまだ欧米に比べておくれているのではないかというふうに私は感じます。  それで、子供たちはこんなに関心を持っているわけで...全文を見る
○肥田委員 これで最後の質問にさせていただきますが、やはり教職課程の中でしっかりと先生に環境の大切さを教えていくことは大事だと思いますので、もう少し積極的に教員養成プログラムの中に入れていただきたいとお願い申し上げます。いかがでしょうか。
○肥田委員 ありがとうございます。  終わります。
11月27日第141回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第5号
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○肥田委員 私は、民主党の肥田美代子でございます。  参考人の皆さん、本日は御足労いただきまして本当にありがとうございます。  意見陳述の時間が余りに短くて、十分御意見をお述べになることができなかったのではないかと思います。私の質問の中で補足していただきまして、問題点をより鮮...全文を見る
○肥田委員 次に、日本雑誌協会の田中さんにお尋ねします。  田中さんは、先ほど憲法との関連で再販問題に触れられました。著作物再販制度は独禁法で初めて認められたのではなくて、慣習法として確立されてきた歴史がございます。法律論的にいえば、独禁法はそれを確認したにすぎない。すなわち、...全文を見る
○肥田委員 田中さんにもう一つお尋ねしたいのですが、規制緩和という話でございますけれども、やはりアメリカからの要求による市場開放ということが大きく関係しているわけでございますが、私も規制緩和を否定しようと思っているものではございません。大いに産業経済の活性化という意味では促進すべ...全文を見る
○肥田委員 最後に、日本書店商業組合連合会の中村さんにお尋ねしたいと思います。  著作物の再販制度が廃止されましたら、暮らしの中で読者と一番近いところにいらっしゃるのが書店だと思うわけですが、そこの影響は極めて大きいと思うわけです。それで、本屋さんと本屋さんの間で価格競争が生ま...全文を見る
○肥田委員 今、中村さんのお話を伺っておりまして、文化の公平な享受を保障するという意味では、やはり地域の価格差というのは、大変これは問題になることでございます。そして、出版される本がどういうものであるかということは、果物とか食品とかと違いまして、内容がみんな異なるわけですから、も...全文を見る
○肥田委員 私は百四十国会でも、本委員会で著作物の再販制度問題について質問いたしまして、公正取引委員会の根來委員長から、いろいろな意見を集約して結論を出したいというお話をいただきました。本日、御多忙の中参考人として御出席いただきました方々の御意見を、きょう公取の方いらっしゃってい...全文を見る
○肥田委員 私は、民主党の肥田美代子でございます。参考人の皆さん、本日は御足労いただきまして大変ありがとうございます。  午前中にも申し上げましたが、まず私の再販制度に対する立場をきちんと申し上げなければならないと思っております。  私は、言論、出版の自由という視点からも文化...全文を見る
○肥田委員 次に、日本新聞販売協会の田窪参考人にお尋ねいたします。  日本新聞販売協会の田窪さんは、再販制度が廃止され定価がなくなると、集金スタッフが読者の戸口で価格競争の窓口に立つことになる、先ほどそういう趣旨のことをお話しされましたけれども、それは、おっしゃるように、同一新...全文を見る
○肥田委員 さらに田窪参考人にお伺いしたいのですが、再販制度があるために小売業者の自発性、創造性が失われるという意見がございます。この点についてはどのようにお考えですか。
○肥田委員 次に、日本レコード協会の乙骨参考人にお尋ねします。  音楽用CDなどは趣味性の高い商品でありますが、著作物としての文化性を持って、また、出版物と同様に再販制度があったからこそ、我が国のレコード市場は世界で最も多くの作品を送り出すことができたのではないかと私は思ってお...全文を見る
○肥田委員 それでは次に、日本レコード商業組合の矢島参考人にお尋ねします。  主要国では、先ほどからお話にも出ましたけれども、音楽関係に再販制度を認める国は少ないわけでございます。しかし、これはその国の文化政策ともかかわる問題でございますし、単純に比較することはできないと私は思...全文を見る
○肥田委員 もう時間がなくなりました。  午前中にも申し上げましたが、公正取引委員会の根來委員長は、いろいろな意見を集約して結論を出したいというふうにはっきりおっしゃっていらっしゃいます。きょうの参考人の御意見を公取の方がきちっと反映してくださることを私は心から願っております。...全文を見る