肥田美代子

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02月16日第147回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、小渕総理の施政方針演説に関連して質問させていただきます。きょうは総理がいらっしゃいませんので、官房長官にお尋ねすることになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。  総理は、我が国を、教育...全文を見る
○肥田委員 それでは、続いて文部大臣にも同じ質問をさせていただきます。お願いします。
○肥田委員 総理は、教育立国を目指すとおっしゃっていますね。その教育立国というのは、教育基本法でうたわれている、人格の完成や平和的な国家及び社会の形成者の育成という理念を前提としておりますか。
○肥田委員 臨時教育審議会は、教育改革に関する第四次答申、最終報告ですが、そこにおきまして、教育基本法の精神を我が国の教育土壌にさらに深く根づかせ、二十一世紀に向けてこの精神を創造的に継承、発展させ、実践的に具体化する必要があると述べております。  歴代の内閣はこの臨教審答申を...全文を見る
○肥田委員 小渕総理は、一月三十一日の衆議院本会議で、教育基本法の改正問題につきまして、「制定以来五十年余りを経ており、家庭教育や生涯学習の観点も含め、幅広く議論を積み重ねていくことが重要である」とお答えになっておられますが、これは五十年余りたったから改正したいという主張と受け取...全文を見る
○肥田委員 それでは、教育改革と教育基本法の改正は全く別問題と今おっしゃったんでしょうか。
○肥田委員 官房長官のお言葉を繰り返させてもらいますが、教育基本法を変える考えはないと。  例えば、そうしたら、先ほど申し上げた家庭教育や生涯学習は、教育基本法の改正がなければ実効性がないというふうには受け取らなくていいですね。
○肥田委員 基本的な考え方とおっしゃいましたので、文部大臣にお尋ねしたいと思います。  教育基本法の改正について、文部大臣の今の御所見を伺いたいと思います。
○肥田委員 そうしたら、先ほどちょっと官房長官にもお尋ねしましたけれども、教育改革と今回の教育基本法の改正は、同時進行で考えられていくというふうに私どもは受けとらせていただいたらいいんですか。
○肥田委員 これは言わずもがなと思いますけれども、教育基本法を改正される場合には、あくまでも子供たちが中心というか、主人公という考え方でいいんでしょうか。
○肥田委員 私がちょっとしつこくお尋ねしておりますのは、教育基本法を私は今改正する必要はないという立場に立っております。ただ、もしどうしてもとおっしゃるならば、今の子供たちのすべての苦しい現状でありますとかメッセージが解決される、そういう立場でもって改正に踏み込んでいかれるんでし...全文を見る
○肥田委員 ですから、教育基本法というのは、教育の基本的な形でございますね。それを今子供たちが受け入れられなくなっているとおっしゃるならば、その子供たちの今の状況に合った改正の仕方が必要なわけですね。それ以外に教育基本法をさわる理由があるとしたら、何なのでしょう。今、子供の状況を...全文を見る
○肥田委員 アメリカの大統領は、一般教書の中で、学齢期前の幼児教育に十億ドルを投資する、また新教員の十万人採用計画という具体的なイメージを描いていらっしゃるんですね。小渕総理は、「文化と伝統の礎である美しい日本語を身につける」と演説されました。これを具体的に実現するために何をなさ...全文を見る
○肥田委員 今官房長官に、美しい言葉の官房長官のお考え方を伺いました。  ただ、私がお尋ねいたしましたのは、具体的に実現するためには、では何をなさろうとしていらっしゃるか、その辺を伺わないと、ただ漠然と美しい言葉、もちろん賛成でございますけれども、だから何をなさろうとしていらっ...全文を見る
○肥田委員 言葉って、教え込むのかどうかという、ちょっと私は疑義があるのですが。  文部大臣、具体的に何かお考えございますか。
○肥田委員 昨年、衆参の両院で、平成十二年を子ども読書年にすることを決議いたしました。これはやはり、本を読むことで、人は言葉を学び、創造力を高め、人格を形成する上で限りない力を養うことができるという、私は議会の良識を示したものであると考えております。  総理大臣も、施政演説の中...全文を見る
○肥田委員 ぜひ美しい言葉をすべての国民が話せるように努力していただきたいと思います。  それでは次に、健康保険法の一部改正案に関連しまして厚生大臣にお尋ねしたいと思います。  平成九年に導入された薬剤費の別途負担は、患者のコスト意識を高め、必要以上に薬が処方されることを防ぐ...全文を見る
○肥田委員 今大臣がおっしゃいました波及効果なんですが、多分八百億円ぐらいですね。つまり、厚生省の試算によれば、抑制効果が薬剤費の別途負担によって出ていたわけですね。それを今回、老人について薬剤費の別途負担を廃止するとしたのはどういう経緯なんでしょうか。
○肥田委員 今厚生大臣がおっしゃったとおりなんですね。平成九年の衆議院の本会議場でも、私はこのことを申し上げたつもりでございます。二重負担であるとか、それから現場で本当に煩雑になりますよという御警告は申し上げたのですが、あのときはそのとおり強行されました。  では、今回、その反...全文を見る
○肥田委員 医療費を押し上げる要因になりませんかとお尋ねしたんですが。
○肥田委員 医療費を押し上げる要因にはなっているというふうにお聞きしていいんですね。その辺ちょっと。
○肥田委員 今回の健康保険法改正案に係る厚生大臣の諮問内容に対しまして、社会保障制度審議会は、患者負担の仕組みが複雑で、国民の理解が得られるかどうか疑問であるという懸念を表明しております。医療保険審議会でも反対意見がほとんどであったと聞いております。  新しい高齢者の患者負担制...全文を見る
○肥田委員 私が先ほど申し上げた、これほど複雑なお金の取り方についてちょっと御答弁いただいていないように思うんですが、ちょっと例示をさせていただきます。  あるおばあちゃんが東大病院に行きました。そして医療費は一万円かかりました。それで、一割の負担ですから千円を払いました。そし...全文を見る
○肥田委員 そこにトリックがございまして、東大病院は、九五%医薬分業しておりますので、主として院外で処方するという病院なんですよ。虎の門病院は、ほとんど分業しておりませんので、主として院内で投薬するという病院なんです。その二つの違いが、実は末端でおばあちゃんが五百円払わなくていい...全文を見る
○肥田委員 大臣、そこが違うのですよ。  主として院内投薬をする病院と、主として院外投薬をする病院は、最初から届け出るんですよ。届け出るんです。ですから、二百床以上の病院であっても、二つに分かれちゃうんです。だから、先ほどのように、窓口で払わなくてもいいおばあちゃんと払わなけれ...全文を見る
○肥田委員 そうしたら、私も私の申し上げ方が正しいと思っておりますので、これはこの場でどうということもありませんけれども、後ほど、では、ペーパーをお渡ししましょうか。
○肥田委員 これはもう根本的に大臣と私の認識の相違があると思いますので、後ほどこれはしないと……。
○肥田委員 そうしましたら、私も質問させていただいた立場から、私が先ほど東大病院と虎の門病院のお話をしましたのは、私は絶対間違いはないと思っております。ですから、もしこれが間違いであるとおっしゃるならば、それをおっしゃってください。
○肥田委員 どこから出てきたというよりも、これは審議会でお話しなさっていることですから、当然だれもが知っていることでございまして、このままもしどんどん進められていくと、先ほどのようなことが起こりますよ。絶対に混乱が起こらないというふうに大臣が断言なさるなら、この場でしてください。...全文を見る
○肥田委員 今大臣がおっしゃったことは、私も理解いたします。  ただ、一番卑近な例を申し上げたのですよ。先ほど、前の制度では窓口が混乱した、薬代を二重に取るからまずかったのだと。その反省でもって新しい方法をなさるわけですね。ところが、その新しい方法を私が幾ら一生懸命考えてみても...全文を見る
○肥田委員 私は間違っていないと思いますので、ここで誤ってとか間違ってとかおっしゃられると困りますので、ちょっと確かめてください。
○肥田委員 そうしたら、私、これはすごく単純な話だと思うのですよ。ところが、単純でありながら全く基本的な話だと思いますので、もう一度繰り返してみます。  あるAおばあちゃんが東大病院に診療に行きました。医療費が一万円かかりました。そうしますと、定率ですから一割で、おばあちゃんは...全文を見る
○肥田委員 もしここに事務方がいらっしゃるならば、御説明していただいてもいいと思うのですよ。(発言する者あり)
○肥田委員 それでは、次の質問に参ります。  国家公安委員長にお尋ねいたします。  新潟県で、小学校四年生のときに連れ去られた女性が、九年二カ月、三千三百六十日ぶりに監禁生活から保護されました。この事件に遭遇した女性の傷ついた心を思いますと、本当に胸がつぶれる思いがいたします...全文を見る
○肥田委員 これは新聞報道ですが、前歴者の捜査ができていなかったとか、コンピューターに入力されていなかったとか、いろいろなことがあるわけですけれども、そのいろいろなことについて、今御検討というかお調べ中だそうでございますが、具体的に幾つか、ありましたらおっしゃっていただきたいと思...全文を見る
○肥田委員 犯人の母親が、男の暴力行為について二回にわたって保健所に相談に行っておりますね。その段階で保健所、それから市役所、警察などの公的機関の連携ができなかったのは私は不思議だと思うのですが、何らかの横への連携があれば早期発見も可能であったと思うのですが、今後の教訓として何が...全文を見る
○肥田委員 新潟県警の広域犯罪の初動ミスが指摘されております。神奈川県警の不祥事、それから犯人の飛びおり自殺を許してしまった京都府警の事件で警察に対する国民の信頼は大変失われているわけでございますが、巨大化した警察組織のたるみに原因があるのじゃないかという厳しい指摘がありますけれ...全文を見る
○肥田委員 年齢十三歳未満の所在不明の事案がまだ六つございますね。それは今どのような捜査状況になっているか、ちょっとお知らせくださいますか。
○肥田委員 新潟県で保護された女性は、監禁生活の長い間に大変心がもう砕かれてしまっていると思うのですね。この前例のない事件で、人格の形成に一番重要なその時期を監禁という異常な環境に置かれたわけですから、この女性に対して、私は本当に、国から特段の何らかのことをすべきだと思うのですが...全文を見る
○肥田委員 もしもこれが本当に捜査ミスであるというはっきりした原因追及ができたときには、どうなさいますか。
○肥田委員 子供のことに関しましては、文部省、それから厚生省もそれぞれお考えであろうと思いますが、今回の事件に関しまして、文部省はどのように考えていらっしゃいますか。どういうことができると。
○肥田委員 厚生省はいかがでしょうか。
○肥田委員 今回の少女監禁事件にしましても、それから宮崎県加江田で起きたミイラ化遺体発見事件、それから東京文京区の少女殺害事件、いろいろな、形は違いますけれども、やはり大人による子供虐待として認識すべきだと考えておりますけれども、厚生大臣はどうお考えですか。
○肥田委員 今、厚生大臣がお答えづらかったのは当然なんですよね。というのは、現行の児童福祉法では虐待の定義がないんですよね。ですから、虐待の定義がないために実務の指針がないし、虐待を見逃してしまうということにもなりかねないんです。  法律で虐待の定義を明確にしなければならないと...全文を見る
○肥田委員 さらに、虐待の通告についても、法的には誤認であったという免責規定がないものですから、通告をちゅうちょしてしまうんですね。ひょっとしたら薄々わかっていたかもしれない人でも、やはり通告をちゅうちょするということはいろいろな事例であることでございます。  それから、立入検...全文を見る
○肥田委員 大臣、今私は大臣のお答えを聞きながら、ちょっと気が長過ぎるなという気がするんですよ。  というのは、もう本当に専門家たちは困っていらっしゃるんですね。例えば、全国児童相談所の相談所長会の調査で、全国の児童相談所の八割以上が、今現在の児童福祉法では子供虐待に対応できな...全文を見る
○肥田委員 それでは、ちょっとまた卑近というか近い、身近に起こる例を申し上げたいと思います。  例えば、免責のところで、一歳半の子供が病院にやってきた。お医者さんは、脳内出血であったからおかしいなと思いながら治療した。しかし、これを虐待と言って、もしもそれが間違いだったら大きな...全文を見る
○肥田委員 もう家庭内の問題じゃないと思います、私は。社会に引っ張り出してくる問題だと思うんですが、違っていますか、大臣。
○肥田委員 それで、私はこの委員会で提案を申し上げているのは、児童福祉法の改正ぐらいではもう追っつかないだろう、ですから子供虐待防止法というようなものをつくってやっていきましょうという提案をしているんですね。  先ほど大臣も、僕は後ろ向きじゃないよとおっしゃってくださいましたね...全文を見る
○肥田委員 今回の新潟の事件、まさにここなんですね。少女監禁事件が典型的だと思うのです。  というのは、虐待防止のためにはまず予防ですね。それから発見、通告、介入、保護、指導、治療、この一連、まさに今回の新潟の事件に当てはまるのですね。これがなければ虐待は防止できないし、幾ら厚...全文を見る
○肥田委員 大臣のお立場もございますから、これ以上はお答えづらいと思います。ただ、個人的にはとおっしゃってくださいましたので、私は個人的にはと承りますが、実は、厚生省の方にこの種類の質問を幾らしましても、今の福祉法で役に立っております、運用で頑張っております、これでいけますという...全文を見る
○肥田委員 当然そうなんですよね。  その医療体制の問題ですけれども、実は今回の医療体制の改革に当たっては、療養病床では患者百五十人に薬剤師一人ということになっているんですね。百五十人といいますと、病棟が三つなんですよ。三つの病棟を一人の薬剤師でもって管理して、服薬指導をしなが...全文を見る
○肥田委員 私の調査では、全国の国立病院三十一を調べましたら、その中で、調製する場所が薬剤科となっているのはわずか十一病院なんですね。ですから、これからも広尾病院それから循環器病院のような、本当に痛ましい事故は起こります、起こると思います、この状況では。  ですから、何としても...全文を見る
○肥田委員 そしたらあれですね、十四年の改正までにはそれはもう少し、三病棟に一人の薬剤師なんて言わずに、もうちょっと配置するという方向で検討してくださるということでいいですか。
○肥田委員 ありがとうございました。
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願いします。  委員会の混乱によって私の質問時間が半分になりましたので、大臣の方も端的にお答えいただきますようによろしくお願いいたします。  一昨日、二階運輸大臣と太田大阪府知事との間で、大阪—東京間のシャトル便の運航の実...全文を見る
○肥田委員 次に、乗り合いバスの需給調整規制廃止問題についてお尋ねします。  運輸政策審議会自動車交通部会の答申を受けまして、今国会に提案される予定の道路運送法改正案には、需給調整規制の廃止が盛り込まれていると伺っております。  大臣も、風光明媚な和歌山の方ですから、肌身に感...全文を見る
○肥田委員 大臣も御承知のように、イギリスにおけるバス事業の規制緩和は、経営効率は促しましたけれども利用者が減少した、そういうことが指摘されております。これは、利用者の増加につながる行政支援が不十分なまま需給調整規制を廃止すると、内部補助による路線維持でさえ困難になるのではないか...全文を見る
○肥田委員 需給調整規制廃止後の事業参入につきましては、これまで以上に厳格で厳正な資格要件が必要になってくると思います。運輸政策審議会の答申でも、事業参入に当たっては審査内容が示されておりますが、漠然としているんですね。ですから、資格要件に関する審査基準の具体的な内容についてお尋...全文を見る
○肥田委員 需給調整規制が廃止されますと、路線設定も自由化されます。企業によっては、採算のとれる路線、利用者の多い曜日や時間帯だけに参入する、いわゆるクリームスキミングという事態が都市部を中心に起きると思います。これにはどのような歯どめをおかけになるお考えですか。
○肥田委員 もしも、もうかる路線のみを目的に新規業者が参入すれば、これまで蓄積されてきた交通ネットワークは崩れ、結果的には利用者に不便をかけることになります。運輸大臣は、交通ネットワークを維持していくためにどのような方策をお考えですか。
○肥田委員 需給調整規制廃止後の新しいバス料金制度はどうなりますか。
○肥田委員 日本バス協会の調査によりますと、規制が緩和され、かつ、行政の補助がふえなければ、赤字路線のうち四二%については廃止したいと経営者たちが答えております。この回答から見て、私は、バス路線の維持に充てる公共交通関連予算を思い切って拡充しないと、全国で路線廃止が相次ぐのではな...全文を見る
○肥田委員 赤字路線を抱えるバス事業者の不採算路線からの撤退に関連しまして、地域協議会が設置されるとなっておりますけれども、この地域協議会を単なるサロンに終わらせないために、性格とか権限を明確にすべきだと思いますが、いかがですか。
○肥田委員 地域協議会のメンバーはどんな方で構成され、また、利用者の意見が反映されるものになるかどうか、お尋ねしたいと思います。
○肥田委員 運輸大臣、ありがとうございました。以上で大臣への質問を終わらせていただきます。  それでは、厚生大臣にお尋ねいたします。  昨日、薬害エイズ訴訟ミドリ十字ルートで、旧ミドリ十字社の歴代三社長に対する判決が言い渡されました。有罪判決で、製薬企業トップの責任を明確にさ...全文を見る
○肥田委員 先ほどの大臣の御発言、おわびではなく訂正ということでありましたけれども、議事録を削除していただいたということで了とさせていただきます。  引き続き、質問させていただきます。  昨年二月の都立広尾病院の医療事故に関連して、警視庁は、医療ミスによる業務上過失致死や医師...全文を見る
○肥田委員 事故が起きましたのは昨年の二月でございます。ちょうど一年前のことです。この事故の原因究明は、同じような事故の再発を防ぐという面からも重要な意味を持っておりますけれども、厚生省は、都立広尾病院の事故に関連して、病院設置主体の東京都に対して事故報告を求めましたか。
○肥田委員 事故の大きさを考えますと、対応が余りに遅いなという感想を私は持っております。  次に参りますが、医師法二十一条は、死体に異状があると認めたときは、二十四時間以内に所轄警察署に届けなければいけないと定めておりますが、広尾病院が所轄の渋谷署に通報したのは、事故から十一日...全文を見る
○肥田委員 広尾病院が使いましたマニュアルは、東京都衛生局病院事業部が作成しております「医療事故・医事紛争予防マニュアル」でございます。この冊子に、医療事故が起こったらという項に、「患者さんが死亡したときは、過失が極めて明白な場合を除いて、「病理解剖を行うことが是非必要であるので...全文を見る
○肥田委員 今大臣がおっしゃいました、その学会の決め事ですが、「病気になり診療をうけつつ、診断されているその病気で死亡することが「ふつうの死」であり、これ以外は異状死と考えられる。」と、かなり広い解釈をしていますね。これが東京都の作成のマニュアルと大きく隔たりがあるわけですが、こ...全文を見る
○肥田委員 厚生省は、昨日、痛風薬のベンズブロマロンとの因果関係を否定できない劇症肝炎の発生を報告されました。そして、緊急安全性情報を配布するよう企業に指示をされました。痛風は慢性的なものでありまして、薬剤の使用も長期にわたりますから、今後とも情報提供や服薬指導は極めて重要である...全文を見る
○肥田委員 今回の劇症肝炎八例の報告の中に、後発品メーカーからの報告はございましたか。
○肥田委員 そうしたら、もう一度尋ねますが、この八例の報告例の中で、後発品メーカーを使ったことによるという報告はありますか。
○肥田委員 それでは、最後に、医療法案の要綱についてお尋ねいたしたいと思います。  厚生大臣から諮問されておりました医療法等の法律案要綱につきまして、去る二十一日、医療審議会は了承するという答申を出しましたが、厚生省が平成十年十二月に示した医療提供体制の改革、議論のたたき台に比...全文を見る
○肥田委員 先ほどから私がお尋ねしておりますように、医療過誤、そして診療ミスは大変多いわけですね。その中で私は、例えば看護婦さんの比率なんかについてはもっとふやすべきだと思うし、もう少し前向きに充実していくべきときに、どうしてこういうふうに後ろ向きになったのかということをお尋ねし...全文を見る
○肥田委員 そういたしますと、私が今申し上げた換骨奪胎という表現は、大臣はどういうふうにお考えになりますか。
○肥田委員 先ほど申し上げました広尾病院の医療事故の原因は、もともと薬剤師以外のスタッフに薬の調製をさせたことなんですね。薬剤師法の十九条では、薬剤師でない者が調剤してはならないと定めているわけです。この法の趣旨は、調剤は薬の専門家である薬剤師に行わせ、薬剤投与の誤りを防止しよう...全文を見る
○肥田委員 さっき申し上げました徹底調査をお願いできますね。実は、ここは大事なところなんですよ。いかがですか。
○肥田委員 終わります。ありがとうございました。
03月08日第147回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  国立学校設置法改正案に関連いたしまして、まず文部大臣にお尋ねいたします。  昭和六十二年に、当時の塩川正十郎文部大臣は大学審議会に対しまして、「大学等における教育研究の高度化、個性化および活性化等...全文を見る
○肥田委員 それでは重ねてお尋ねしますけれども、長年にわたる大学改革論議、これは効果を生み出しているとお考えでしょうか、まだまだ効果は生み出されていないとお考えでしょうか。
○肥田委員 今回の改正案を拝見いたしますと、教育や研究に必要なエネルギーを誘発させるというようなものよりも、むしろ文部省の組織いじりという感がどうしても否めないわけでございます。そういう印象を持つわけでございますが、教育研究上の基本組織として国立大学に教育部と研究部が新設されるわ...全文を見る
○肥田委員 今回の改正案は、大学の教育研究を第三者が評価する、いわゆる大学評価・学位授与機構を創設するとしております。  大学が象牙の塔となり、極めて閉鎖的で社会に与える影響力も小さいことを考えますと、第三者による大学評価は大学の活性化に道筋をつけるその可能性を持っているのでは...全文を見る
○肥田委員 大学を多元的に評価するとなれば、さまざまな評価項目とか、それから基準が必要になることになりますけれども、この評価項目とか基準はどこで決定し、その内容はどういうものでしょうか。
○肥田委員 今大臣が効果的というお言葉を使われましたけれども、やはり国立大学というのは国から多額の資金が投入されているわけですね。ですから、私たちが知りたいのは、国からの投資に見合うそういう研究成果が社会に還元されているかどうかということだと思うのです。つまり投資と効果の関係であ...全文を見る
○肥田委員 私は、希望を申し上げれば、そういうことも情報公開の中に入れて大学の総合的な判断にすべき、国民に対する責務があるように思っております。  それでは、次の質問に移ります。  平成十年十月の大学審議会答申は、国立大学の予算配分に際しまして、「第三者機関による評価が参考資...全文を見る
○肥田委員 民間の大学とか看護婦の養成機関では、介護保険制度の発足に向けて、介護関係に従事する人材育成を一生懸命やっていらっしゃるわけですけれども、国立の医学部保健学科、ここにも当然準備されるべきだと思うのですが、そういう方向性は今ないのでしょうか。
○肥田委員 さらに、薬剤師教育の延長年限についてもちょっとお尋ねしたいのですが、その前に、京都大学病院で起きた医療事故につきまして、文部省の見解を伺っておきたいと存じます。  まず、事故内容と原因について御説明ください。
○肥田委員 この事故は、やはり病棟における薬剤管理のずさんさ以外の何物でもないと思うのです。病棟における薬剤管理が適切に行われるためには、やはり十分な薬剤師が配置されなければいけないのですが、京都大学の場合、いかがでしたか。
○肥田委員 このような事故を防止するために、ぜひ、国立大学病院の病棟における薬剤の取り扱いや管理の実態を緊急に調査していただきたいと思うのですけれども、大臣、いかがですか。
○肥田委員 三年前の平成九年二月の文教委員会で、私は、薬剤師六年制問題につきまして小杉文部大臣に質問させていただきました。その際、大臣は、六年制のための基盤整備として、薬科系大学院の量的、質的な改善を図っており、学部段階でのカリキュラムの充実についても一生懸命取り組んでいると回答...全文を見る
○肥田委員 大変積極的な御答弁をいただきました。ありがとうございます。ぜひ頑張っていただきたいと思います。  去る三月三日に、平成十二年度社会保険診療報酬改定の概要が示されました。  この中で、薬剤関連の技術料の改定が行われまして、薬剤情報提供料や薬剤管理指導料のアップが図ら...全文を見る
○肥田委員 今おっしゃられた六者懇ですけれども、もう会議が始まってから一年たちます。いわゆる六者懇談会の結論はもうぼつぼつ出す時期ではないかと思うのですが、総括、いかがですか。
○肥田委員 それでは次に、厚生省にお尋ねします。  平成六年に設置されました厚生省の薬剤師養成問題検討委員会は、今世紀中をめどに六年制の実施に努力するという結論を出しております。それから五年がたちました。今世紀もことしで終わります。検討委員会の結論については、今後どのような取り...全文を見る
○肥田委員 先ほど総括政務次官がおっしゃいましたように、やはり結論は早ければ早いほどいいわけでございますので、ぜひ頑張って、お出しいただくものは出していただきたいと思います。  厚生省は、平成十二年一月三十一日に、医療制度抜本改革の進め方についての基本方向を示されまして、一つの...全文を見る
○肥田委員 薬剤師も医師、歯科医師と同じく、やはり医学、薬学の進展という環境の変化の中に置かれているわけです。例えば、平成八年の医薬分業は二二・五%、院外処方せんの発行枚数は三億枚でございました。それが平成十一年には、それぞれ三五%、四億五千枚に達することが見込まれております。 ...全文を見る
○肥田委員 今大臣の御発言を聞いておりますと、三年前とそう変わらないのですね。先ほど申し上げましたけれども、もう検討の時代は終わらせてくださいと申し上げているのですから、もう一度前向きな御答弁をちょうだいしまして、私は終わらせていただきたいと思います。
○肥田委員 ありがとうございました。
03月15日第147回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○肥田委員 山元委員の質問に関連しまして、私は二つのことをお尋ねしたいと思います。  まず、大学の研究活動に関連してお尋ねします。  つい先日、二〇〇〇年三月十九日付のものですが、東京大学先端科学技術研究センターの運営に関連した事柄が報道されました。この報道の後、先端科学技術...全文を見る
○肥田委員 ということは、調査結果については、私どもがわかるように公表していただけるということですね。
○肥田委員 しつこいようですが、結果を見て対応ということは、公表されないこともあるし公表されることもあるということで、私が今質問申し上げても、その結果について、内容について、ある意味では私が知る由もないということですか。
○肥田委員 文部省からは、大学の研究者や大学当局に、科学研究費補助金と国費が研究費として支給されております。この研究費の中から、研究に協力する大学院生に対して、学会出席の際の交通費とかアルバイト料が支給される仕組みになっているということであります。  その支給に関連いたしまして...全文を見る
○肥田委員 預金通帳とかキャッシュカードの管理問題と関連して起きたことでないかと思うのですけれども、先端科学技術センターの大学院生の一人が外国に留学中に、研究室で管理されていた院生の預金通帳から約二十万円が支払われていたという記録が残っております。  私の手元にその旅券の写しと...全文を見る
○肥田委員 では、私が今申し上げました具体についても調査対象にしていただくということですね。
○肥田委員 次に、大学入試にかかわる問題をお尋ねしたいと思います。  入試問題は、これまで、大学みずからの教育研究理念に基づいてそれぞれの大学が独自に作成してまいりました。平成十一年十二月の中教審答申も、それぞれの大学の教育理念、目的、特色に応じて、受験生に求める能力、適性につ...全文を見る
○肥田委員 入試問題の販売を始める予備校のビジネスは、大学側からの注文があって初めて成立することになるわけです。予備校側は、国立大学を含む十数校から入試問題作成の打診があったと発表しております。国立大学が入試問題作成を依頼していることが明らかになれば、文部省としてはどのような措置...全文を見る
○肥田委員 総括にも今そのようにお答えいただきましたけれども、入試問題を外部の受験産業に委嘱するということは、大学にはもはや入試問題を作成する能力がなくなったというメッセージだというふうに受けとめることもできると私は思いますが、いかがですか、大臣。
○肥田委員 今、大臣がおっしゃいましたように、やはり大学側も大変なんですね。苦悩があるんですよ。ですから、今までその苦悩に対して何か方策をとっていらっしゃったのか。もしとっていらっしゃらないのならば、やはりこれからもう少し積極的にとるべきことがあるんじゃないかと思うのですが、もう...全文を見る
○肥田委員 それこそ大学入試のために幼稚園のころから子供たちが苦労するわけでありますけれども、私は、ここまで来ると、大学入試は資格試験程度にして、もう少し発想の転換をすべきかなと実は思っております。  大学審議会は、現在、大学入試センター試験の複数回実施や前年度の成績活用など、...全文を見る
○肥田委員 終わります。ありがとうございます。
07月05日第148回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第1号
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○肥田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。  御承知のとおり、国会等の移転問題につきましては、東京への一極集中に伴うさまざまな問題を是正して、来...全文を見る
○肥田委員長 これより理事の互選を行います。
○肥田委員長 ただいまの棚橋泰文君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは、委員長は、理事に       佐藤  勉君   田野瀬良太郎君       棚橋 泰文君    中山 正暉君       永井 英慈君    古川 元久君       久保 哲司君    中...全文を見る
07月06日第148回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○肥田委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。  まず、閉会中審査におきまして、参考人から意見を聴取する必要が生じた場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につき...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、その派遣地、期間、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時三十一分散会
07月28日第149回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第1号
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○肥田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。  つきましては、委員各位の御協力、御指導を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、よろし...全文を見る
○肥田委員長 これより理事の互選を行います。
○肥田委員長 ただいまの棚橋泰文君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは、委員長は、理事に       佐藤  勉君   田野瀬良太郎君       棚橋 泰文君    中山 正暉君       永井 英慈君    古川 元久君       久保 哲司君    中...全文を見る
08月09日第149回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○肥田委員長 これより会議を開きます。  この際、御報告いたします。  今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、首都機能移転に関する陳情書外一件であります。  また、今会期中、参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、首都機能移転の早期実現に関す...全文を見る
○肥田委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。  まず、閉会中審査におきまして、参考人から意見を聴取する必要が生じた場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につき...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、その派遣地、期間、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時二十一分散会
09月21日第150回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第1号
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○肥田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。  つきましては、委員各位の御協力、御指導を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、よろし...全文を見る
○肥田委員長 これより理事の互選を行います。
○肥田委員長 ただいまの棚橋泰文君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは、委員長は、理事に       佐藤  勉君   田野瀬良太郎君       棚橋 泰文君    中山 正暉君       永井 英慈君    古川 元久君       久保 哲司君    中...全文を見る
10月24日第150回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○肥田委員 よろしくお願いいたします。民主党の肥田美代子でございます。  まず、ことしの夏でございますが、恒例の子ども国会が参議院で開かれました。その場所で、子供たちが自分たちの身の回りのこと、いろいろなことを話し合ったわけです。  その中で、山形の小学生だったと思うんですが...全文を見る
○肥田委員 それでは次に、子どもの未来を考える議員連盟の幹事長でもいらっしゃる麻生太郎先生、提案者として、今度のこの少年法改正案をどのような子供観に立って、そしてどのような方法で犯罪を生み出す社会にコミットメントしようとしておられるのか、その辺をお尋ねしたいと思います。
○肥田委員 少年犯罪の背景は、保護されるべきときに保護されなかったとか、自分の立場を認めてほしいと願ったときに逆に侮辱された、そういう体験の積み上げがあるんですね。自分の居場所がないとか意見の表明ができないとか、そういう人格を無視された長い時間の積み重ねがやはり犯罪に結びついてし...全文を見る
○肥田委員 少年法は、付添人とか家庭裁判所の調査官それから裁判官、少年院の教官など、いろいろな方々との出会いを提供しておりますね。裁判官との出会いによって自分を変えることができた、そう言っている少年もございますし、少年院の教官が自分を変えてくれましたと申している者もおります。この...全文を見る
○肥田委員 改正案の二十二条は、現行法を継承して、懇切を旨として、和やかに行うとともに、自己の非行について内省を促すとございます。この二十二条の定める内容は、どのような審判手続であれば子供の更生にとって大きな効果を上げることができるとお考えでしょうか。  要するに、改正二十二条...全文を見る
○肥田委員 提案者がおっしゃるとおり、そうなんですね。子供たちの心の窓を開かせて、そして子供たちが口から発するその言葉を十分に大人が拾うという、そういうことがとても大切だと思うのですね。  現行法は一人の裁判官と一人の少年とが触れ合って審判を和やかに行おうということを基本にして...全文を見る
○肥田委員 非行の事実認定が行われる場合、検察官と弁護士が出席しますね。少年が非行を認めないという立場をとりますと、検察官と対決しなければならなくなります。  調布駅南口事件で取り調べられた少年がある書物の中で、早く帰りたいばかりに、実はやっていないけれども、このまま認めてしま...全文を見る
○肥田委員 今提案者の方から弁護士の話が出ましたので、私、一つ提案があるのですけれども、やはり検察官の関与にかかわらず、検察官が出る出ないにかかわらず、冤罪とか自白の強制などをなくすために、すべての段階で国選弁護人をつけるというふうな方向に持っていったらどうでしょうか。
○肥田委員 少年の意見表明についてもう一度お尋ねしたいんですが、審判手続の事実認定をめぐって検察官と弁護士が厳しく対決する場面があろうと思うのですね。そのときに、恐らく激しい大人同士の応酬になって、その真ん中で子供が小さくなっているような様子が私は想像できるんですけれども、大人同...全文を見る
○肥田委員 私の心配が事実にならなければいいのにと実は願っているところでございます。  少年司法に関する国連最低基準規則というのがございますけれども、その中で、手続は、少年にとっての最善の利益に導かれ、少年がそこに加わり、みずからを自由に表現し得る総合的理解の雰囲気の中で行われ...全文を見る
○肥田委員 家庭裁判所の調査官は、どういうお仕事をなさっているのでしょうか。
○肥田委員 確かに、調査官のお仕事というのは、少年にとって極めて重要な存在だと思うのですね。今回、合議制になりまして裁判官が三人になる。そうしますと、地方裁判所の刑事事件を兼ねた裁判官もいらっしゃいますし、刑事裁判に臨むような雰囲気になった場合に、実はその調査官の処遇意見といいま...全文を見る
○肥田委員 その調査官の役割がいささかも変更ない、増すぐらいだとおっしゃる。それは確かに承っておきます。  それで、調査官が今千五百人いらっしゃいます。これを五人ふやそうという増員が申請されておるようですが、これは五人と言わず、もう少しふやしてほしいなという気持ちもありますけれ...全文を見る
○肥田委員 さて、犯罪被害者の話に行くわけですけれども、やはり被害者の家族のお話を聞きますと、厳罰をあえて求めるわけではない、しかし、自分の罪の深さを本当に知ってほしいのだ。もうこれは本当にのどから血が出るような訴えだと思います。それで、どんなに痛かったろうとか、どんなにつらかっ...全文を見る
○肥田委員 そうしますと、情報の提供の場合ですけれども、捜査それから少年審判の手続、保護処分、送致など、各手続の段階で公開されると考えていいですか。
○肥田委員 検察とか警察それから家庭裁判所の情報がそれぞれ提供されることになりますと、情報の内容に今おっしゃったように違いとか濃淡が出てくると思うのですけれども、情報の内容の違いはどのようにして調整されるのでしょうか。
○肥田委員 それでは、犯罪被害者の方々がおっしゃるように、警察に行っても何にも教えてもらえないということはこれからはなくなるというふうに思っていいのでしょうか。
○肥田委員 そうしますと、ちょっと私もう一度確かめておきたいんですが、少年審判が終わった後情報公開されることはこの法律で新しくつけ加えられるわけですけれども、その前の捜査段階での情報公開については同じようだというふうに考えていいんですか。
○肥田委員 提案者にお尋ねしますけれども、被害者の知る権利と加害者のプライバシーの保護は、どのような方法で両立させるおつもりでしょうか。
○肥田委員 あともう一つ、身柄拘束四週間で不都合な理由について、少し端的にお答えいただけますでしょうか。
○肥田委員 裁判所側のその考え方は理解できるんですけれども、ただ、子供にとって身柄拘束八週間というのはかなり長い期間であり、それがこの子供の最善の利益に本当に合致するのかなという思いも実はあるんですが、ここはまたこれからの議論にさせていただきたいと思います。  これで最後の質問...全文を見る
○肥田委員 よくぞ言ってくださったと思うのですけれども、実は、子供に関する監督省庁が十八省庁ぐらいございますね。それでもなおかつ、私たちは、やはり子供像というのは全体像でとらえなければいけないと思うのですね。法務省の子供像、厚生省の子供像というのじゃなくて、全体の子供像。ですから...全文を見る
○肥田委員 その件に関しましては、これからじっくりとお話しさせていただきたいと思っております。  それで、今回の私の質問とはちょっと外れますけれども、先ほど杉浦議員が、バスジャック事件の家裁決定をごらんになったというお答えがございました。どのようにして閲覧されたのか、家庭裁判所...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございました。終わります。
10月27日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○肥田委員 最近、病院における人為的ミスによる医療事故が相次いで報告されております。厚生科学研究として行われた看護業務における冷やり、はっと事例の調査によりますと、四六・七%が薬剤にかかわるものだと言われておりますけれども、これは事実ですか。
○肥田委員 医療従事者の中で、薬剤にかかわることで大きな責任を負わなければならないのは実は薬剤師だと私は思っております。ところが、報道なんか見ておりますと、どうしても看護婦さんの名前が出てきたりして、薬剤師の責任云々とされることが大変少ないんですね。私はこれは残念に思っております...全文を見る
○肥田委員 病院薬剤師の配置問題について少しお尋ねしたいと思うのですけれども、患者七十人に一人という配置基準はどういうところから算定されておりますか。
○肥田委員 るるおっしゃっていただきましたけれども、もう少し簡単に申せば、医師会が五十名に一人とおっしゃり、薬剤師会が百名に一人とおっしゃりということで、その真ん中をとって七十名ぐらいに一人になったように私は伺っております。実は、厚生省が開催されました医療安全対策会議で、日本看護...全文を見る
○肥田委員 では、次にまいります。  今回の健康保険法の改正案で、老人医療費の一部負担を定率一割とし、従来の薬剤負担を廃止するとしております。私は、前回の通常国会で、実は厚生省が考えておられるこの老人医療費の定率一部負担が患者には極めてわかりにくいものであるということを指摘申し...全文を見る
○肥田委員 その十四通りのうち七通りの患者が薬局の窓口に見えますね、それも正しいですか。
○肥田委員 そうしますと、薬局の窓口でその七通りの患者を見分けるにはどうしたらいいんでしょうか。
○肥田委員 二月の予算委員会のときの丹羽大臣とのやりとりを今思い出しましても、まだ私はあのときの御答弁がすとんと胸に落ちないんですね。津島大臣もあのとき予算委員会にいらっしゃいましたので、恐らく私は津島大臣は御理解していただいていたんじゃないかと思うんです。丹羽大臣みたいに本当に...全文を見る
○肥田委員 以前よりは随分と胸に落ちました。  それで、今、大臣はこれから少しいい方法がないかとおっしゃったんですが、私もそう思うんですね。厚生省さんを責めるばかりではなく、本当にいい方法を一緒に考えていきたいんです。例えば、主として院内処方であるとか主として院外処方であるとか...全文を見る
○肥田委員 現在、ある鉄道会社が病院を経営し、一方、その会社が九〇%以上出資した保険薬局が同社の敷地内に開設されようとしております。  私が申し上げるまでもなく、分業の一番の問題は、経営が一体的であるかどうかということなんですね。分業の業というのは、わざでもありますけれども、な...全文を見る
○肥田委員 よろしくお願い申し上げたいと思います。  これで一応私が予定いたしました質問は終わりましたけれども、ぜひお願い申し上げたいのは、今、医療に対する信頼性が国民の間で大変失われております。それは、医療ミスでもあるし、経済的なことでもあります。  先ほども大臣に申し上げ...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございました。
11月10日第150回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○肥田委員長 これより会議を開きます。  理事の補欠選任の件についてお諮りをいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは、理事に亀井久興君を指名いたします。      ————◇—————
○肥田委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りをいたします。  国会等の移転に関する件調査のため、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時三十一分散会
11月17日第150回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○肥田委員長 これより会議を開きます。  国会等の移転に関する件について調査を進めます。  本件調査のため、ただいま、参考人として三重県知事北川正恭君及び滋賀県知事國松善次君に御出席をいただいております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御...全文を見る
○肥田委員長 ありがとうございました。  次に、國松参考人にお願いいたします。
○肥田委員長 ありがとうございました。  以上で参考人からの意見の開陳は終わりました。     —————————————
○肥田委員長 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岩永峯一君。
○肥田委員長 玄葉光一郎君。
○肥田委員長 坂口力君。
○肥田委員長 中井洽君。
○肥田委員長 矢島恒夫君。
○肥田委員長 大島令子さん。
○肥田委員長 以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。  この際、参考人各位に一言御礼申し上げます。  北川参考人、國松参考人、お二人におかれましては、貴重な御意見をお述べくださいまして、まことにありがとうございました。委員会を代表しまして厚く御礼を申し上げます。  こ...全文を見る
○肥田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  国会等の移転に関する件について調査を進めます。  本件調査のため、ただいま、参考人として岐阜県知事梶原拓君及び愛知県副知事河内弘明君に御出席いただいております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日...全文を見る
○肥田委員長 ありがとうございました。  次に、河内参考人にお願いいたします。
○肥田委員長 ありがとうございました。  以上で参考人からの意見の開陳は終わりました。     —————————————
○肥田委員長 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。棚橋泰文君。
○肥田委員長 古川元久君。
○肥田委員長 江田康幸君。
○肥田委員長 中井洽君。
○肥田委員長 矢島恒夫君。
○肥田委員長 大島令子さん。
○肥田委員長 以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。  この際、参考人各位に一言御礼を申し上げます。  梶原参考人、河内参考人におかれましては、貴重な御意見をお述べくださいまして、まことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。  速記を...全文を見る
○肥田委員長 速記を起こしてください。     —————————————
○肥田委員長 ただいま、参考人として栃木県副知事齋藤清衛君及び福島県知事佐藤栄佐久君に御出席をいただいております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中のところ本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。何とぞ忌憚のない御...全文を見る
○肥田委員長 ありがとうございました。  以上で参考人からの意見の開陳は終わりました。     —————————————
○肥田委員長 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐藤勉君。
○肥田委員長 永井英慈君。
○肥田委員長 石井啓一君。
○肥田委員長 中井洽君。
○肥田委員長 矢島恒夫君。
○肥田委員長 阿部知子君。
○肥田委員長 以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。  この際、参考人各位に一言御礼申し上げます。  齋藤参考人、佐藤参考人におかれましては、貴重な御意見をちょうだいいたしまして、まことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。  なお、...全文を見る
12月01日第150回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○肥田委員長 これより会議を開きます。  この際、御報告いたします。  今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、首都機能移転の推進に関する陳情書外一件であります。  また、今会期中、参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、国会等移転の促進に関す...全文を見る
○肥田委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。  まず、閉会中審査におきまして、参考人から意見を聴取する必要が生じた場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につき...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、その派遣地、期間、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時四十二分散会