肥田美代子

ひだみよこ



当選回数回

肥田美代子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。省庁再編後初めての質問をさせていただきます。  まず、私は、子どもの権利条約につきまして、大臣の見解をお伺いしたいと思います。  御承知のように、十年前の一九八九年、この条約は国連で全会一致で採択されました。この子どもの権利条約は、...全文を見る
○肥田委員 この子どもの権利条約の理念を実現するために、一九九〇年に子供のための世界サミットが開かれました。十年間の行動計画が発表されたわけでありますが、あれから十年たちました。あのサミットに私も同席させていただいたのですが、日本からは海部総理が御出席をなさいました。そして、あの...全文を見る
○肥田委員 ことし九月に国連子ども特別総会が開催されます。この総会では、子どもの権利条約に基づいて、十年前の子供のための世界サミットで約束された行動計画がどこまで実行されたか、このことを厳しく検証するということになっております。さらには、今後の十年間の行動計画をまとめて、それを達...全文を見る
○肥田委員 この国連子ども特別総会では我が国としてどのようなことを提唱される予定になっているか、もしそういう情報をお持ちでしたら、お知らせいただきたいと思います。
○肥田委員 二〇〇〇年四月にダカールで世界教育フォーラムが開催されました。この会議におきまして、六つの目標が採択されております。その中で、二〇一五年までにすべての子供の無償初等教育へのアクセスの確保、それから、二〇〇五年までに初等教育における男女格差の解消などが挙げられているわけ...全文を見る
○肥田委員 先ほど、まだ日本からの提唱内容については具体的に決まっていないという御答弁でございましたけれども、私は、今大臣のお言葉を聞いておりまして、ぜひ文部科学省の方から積極的に提案していただきたいと思いますのは、やはりオセアニア、それから南アジアの子供たち、特に女の子の教育に...全文を見る
○肥田委員 次に、校庭の芝生のことについて質問をさせていただきます。  元日本代表のサッカー選手が、こういうふうなことを話しておりました。中学生のときですが、占領下で、ナイル・キニック・スタジアムというんですが、今の国立競技場のことですね。あそこでボールをける機会を得たそうです...全文を見る
○肥田委員 全国公立小中高を合わせると四万校近くあるんですが、その中の百三十七校ですか。随分と驚くほど少ない数でありますけれども、三年間、これほど遅々として進まなかった理由というのはどこにあるとお考えでしょうか。
○肥田委員 補助金は三分の一だということではなく、何か知恵が出せると思うのですね。ぜひ、三分の一はせめて二分の一の補助金ということに努力をしていただきたいと思うし、我々国会議員が総意を結集してやっていけば必ずできることではないかと思うのです。  今、ちょっとサッカーくじの話が出...全文を見る
○肥田委員 先ほどの予算の配分の仕方でもうちょっと伺いたいのですが、維持費は出されませんね。芝生を維持するお金はどうですか。
○肥田委員 このこともやはり、多分この事業が進まない一つの理由になっていると思うのです。維持費というのはかなりかさむものでございまして、ですから、やはり初期のそういう事業の中に維持費も込めた形で算定していただくとありがたいなと思うのですけれども、そういうことというのは不可能でしょ...全文を見る
○肥田委員 ぜひ首長さんたちの御理解も十分に得ていただきたいと思うのですね。  私は、この冊子をつくっていただいたのは本当にありがたいと思いますが、これはどのぐらいのところにまで渡っておりますか。
○肥田委員 それももちろん大事です。この内容も十分に精査されたいいものでございますけれども、例えば一枚のパンフレットでもいいと思うのですね、芝生がどんなに子供たちの感動の場になるかということは、写真一枚でも伝わるわけですね。  ですから、本当に文部省がそういうことを進めたいとお...全文を見る
○肥田委員 助成措置が平成十三年度で一応切れることになっておりますけれども、その後、延長していただけますね。
○肥田委員 「葉っぱのフレディ」という絵本がございます。恐らく大臣も副大臣もごらんになったと思います。あの「葉っぱのフレディ」という絵本の中で、一枚の葉っぱの一年間の変化によって人生が語られているわけですね。たくさんのページを重ねた哲学書よりもあの一冊の絵本がどんなにか、年齢を超...全文を見る
○肥田委員 今、大臣がとてもうれしい御感想を述べてくださいました。  それで、学校図書館図書整備費ですが、交付税でことしは予算化されることが決定いたしましたか。
○肥田委員 突然の質問で恐縮です。大体決定したというふうにも伺ったのですが、いかがですか。
○肥田委員 大臣、あともう一つは人の問題でございます。  平成十四年までに全校に司書教諭が充て職で配置されることは法律改正で決まっておりますけれども、充て職で本当はできる仕事じゃないのですね。ですから、ぜひ専任の人を置きたい、置かなければ学校図書館は再生しないと思うのですけれど...全文を見る
○肥田委員 ぜひよろしくお願いします。質問を終わります。ありがとうございます。
03月28日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター法の一部を改正する法律案、この中に新しく創設される子どもゆめ基金、このことをきょうは議論させていただくことになりました。  国際子ども図書館設立推...全文を見る
○肥田委員 アメリカのブッシュ大統領が、二月二十七日の施政方針演説の中で、向こう五年間に五十億ドル、約六千億円ですが、それを読解の学習に振り向けるとおっしゃったわけですね。私は大変な英断だと思っております。  日本でもやはり、言葉離れとか本離れということを言われましてもう十数年...全文を見る
○肥田委員 力強いお話をちょうだいいたしました。  具体的には例えば、読書の環境整備をしっかりとやるために、超党派の国会議員で子供の読書推進法というようなものを出して応援をしようじゃないかというふうに話が少しずつ煮詰まってまいっておりますけれども、この法律を超党派で出しましたら...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。ぜひお願いを申し上げたいと思います。  それでは、子ども基金の具体的お話に入ってまいります。  子供のための基金をつくって子供たちの夢の伴走者になろう、こういう試みはこの国では初めてなのですね。恐らく史上初めてのことだと思っております。子供た...全文を見る
○肥田委員 基金の運用とか助成金の執行に当たっては、対象が子供たちでございますので、本当に何よりも透明性が必要だと思うのですね。将来にわたって、この基金をめぐる汚れた話が絶対に出てこないようにしないといけないと思います。ですから、大臣に今強いメッセージをちょうだいいたしたいと思い...全文を見る
○肥田委員 今大臣がおっしゃいましたように、その審査委員会ですか、評価委員会かもしれませんけれども、そういうものの役割が大変重要になってくるわけですね。ですから、この構成、それからその評価基準はいつごろお決めになりますでしょうか。
○肥田委員 今考えられるところでいいのですけれども、この審査委員会の構成を、先ほどちょっと大臣がおっしゃってくださったのですけれども、もう一度お話しいただけませんか。
○肥田委員 今、学識経験者、それから経済人というお話がございましたけれども、ぜひ、子供たちのことがよくわかっている、そういうメンバーをしっかりと入れていただきたいなとお願い申し上げておきたいと思います。  それから、助成金ですけれども、この対象は「青少年教育に関する団体」と書い...全文を見る
○肥田委員 先ほど子供参加型ということを申し上げたのですけれども、例えば高校生が五人寄って、こういうことをしようではないか、ゆめ基金ができたからしようではないかという団体だとしますと、実績はないわけですね。しかし、彼らの夢はかなり大きいわけでございまして、そういうことにも、しっか...全文を見る
○肥田委員 二十億円を当面配っていくわけですけれども、その配る上限をおつくりになりますか。上限の金額。
○肥田委員 助成金を交付することのできる活動の一つに、「インターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて提供することができる子ども向けの教材の開発」とございますけれども、ソフト制作の発注はどこの責任で、納品されたソフトの適否はどこで判断されるか、その手順を教えてください。
○肥田委員 読書活動とか体験活動というのは、申し込みの主体とか性格とかが比較的わかりやすいのですね。ところが、ソフトの制作団体となりますと、その会社が質の高いソフトをつくる力があるのかどうか、それから教材用ソフトの開発を任せていい事業体かどうか、その判断が大変難しくなると思うので...全文を見る
○肥田委員 今副大臣が、こういうものが欲しいと言って、それに応じてきたところを選ぶというふうにおっしゃったけれども、実はそうじゃなくて、こういうものをつくりたいと申請してくるのですよね。
○肥田委員 ソフトをつくる会社が、例えばこういうものをつくりたいということで申請してきた。それに助成金を出しますね。そうしますと、その助成金は、例えば花を集めたようなソフトをつくりたいということになれば、それだけが目的になりますよね。目的以外に使ってはいけないんですね。
○肥田委員 そうすると、営利目的ではこの基金を使わせないという担保はどういうふうにしてとるのですか。
○肥田委員 多分、具体的な基準とかがまだ定まっていないものですから、副大臣もお答えしにくいところだと思います。ぜひ、ここのところはとても大事だと思いますので、しっかりとした基準づくりをしていただきたいと思います。  それから、コンピューター社会が進展してまいりまして、情報機器が...全文を見る
○肥田委員 コンピューターに使うお金の何割かはそういう研究にまず使っていただきたい、そういう予算配分もしていただきたいというのが私の願いでございます。  それでは、これは最後のお願いになるわけですけれども、子どもゆめ基金は超党派の議員連盟で提起されておりまして、今度議連の方で、...全文を見る
○肥田委員 ぜひ官民力を合わせてこれを大きく育て、最初の思いに決してゆがむことのないようにつくっていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。  質問を終わります。
03月30日第151回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願いいたします。  これまでの審議の中でも、基盤技術研究促進センターは果たして基盤技術の開発という本来の役割を十分に果たしたかどうか、その成果のほどに疑念が出されております。つまり、基礎センターの役割は技術開発における新たな...全文を見る
○肥田委員 要するに、基盤技術促進センターが当初の役割を果たせなかった。ということは、今見直しを余儀なくされているわけですけれども、それは、基礎技術開発の基本にかかわる問題点と基盤センターの行き詰まりとを切り離して考えることができない、そういうことではないかと思うんですね。  ...全文を見る
○肥田委員 ちょっと伺っておきますけれども、この総合科学技術会議にはどことどこの省庁がお入りでいらっしゃいますか。
○肥田委員 通告しておりませんでしたので、失礼いたしました。  それで、この基盤センターの特許登録数ですが、約二千二百件となっております。このうち実施許諾件数、これが百四十六件ですね。この中には電子辞書などの形で製品化されたものもございます。これは、当初、基盤センターの出資制度...全文を見る
○肥田委員 せっかくこうやって大きな構想でもっておつくりになった総合科学技術会議でございますので、ぜひ立派な、機能的な働きをしていただきたいと思っております。  それで、今お答えいただきました残念ながらという話でございますけれども、二千七百二十億円投資した、しかしロイヤルティー...全文を見る
○肥田委員 もう一つ、私、こういうふうにも考えるわけです。要するに、知的財産を駆使する経済を本当に潤沢に回していこうと思うときには、知識の発見とか認知というのがまずございますね、その後その知識を商品化するということ、それから三番目には知識の流動化ということがございます。要するに、...全文を見る
○肥田委員 いわゆる知的財産を駆使する経済ということの最後の部分がひょっとしたら欠け落ちてしまっていたものだから、はっきり申し上げてこういう失敗の事例もあったのではないかと私見として申し上げておきたいと思います。  それから、基盤センターの出資制度による登録特許の扱いは、センタ...全文を見る
○肥田委員 買い手を求めるためにも、ぜひきちっとした情報公開をしていただきたいものだと思っております。  御承知のように、アメリカでは、スタンフォード大学それからコロンビア大学、マサチューセッツ工科大学と、いろいろな大学の研究成果が企業に活用されております。やはりその企業は飛躍...全文を見る
○肥田委員 副大臣の力強い思いをちょうだいいたしまして、私も、ぜひそうあってほしいと願います。  先ほど、本日の閣議決定で科学技術基本計画が出されたという話でございますが、結局、これを実際担っていくのは今の子供たちなんですね。それで、省庁の縦割りということがございまして、文部科...全文を見る
○肥田委員 大臣が、子供たちに大変優しい目線で今私の提案を受け取っていただきまして、ありがとうございます。  それで、これは通告を申し上げておりませんけれども、もう一つだけ提案させてください。  毎年子ども国会が開かれます。これは、毎年毎年開こうということで去年から約束されま...全文を見る
○肥田委員 ぜひお願いしたいと思います。  やはり、今私どもがやっていることというのは次の世代につなげていくしかないわけでございますから、ここで今何を失敗したとかいう話よりも、むしろ次に何をしていくかということを大きく大きく広げていただきたいというのが私の思いでございます。よろ...全文を見る
04月06日第151回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  平沼経済産業大臣の石油備蓄法改正案に対する趣旨説明を伺いながら、石油ビッグバンが進行しているなという実感を実は持ちました。  八六年に石油製品が一部自由化されました。そしてその後、九〇年には給油所...全文を見る
○肥田委員 今、和製メジャーが実現しなかった原因として、参入時期が遅かった、それから、産油国と歴史的な関係がなかったというお答えがございましたけれども、資本力が、過多そして過小な企業群に分散してしまったということもあるんじゃないですか。
○肥田委員 投資規模が分散したということなんですけれども、じゃ、どうして分散したのかと私は思うわけですね。要するに、機会均等主義で機械的に分けていかれたのか、それとも戦略的に、ここに大きくつぎ込めば大きく伸びるだろうという戦略があったのかどうか。どっちなんでしょう。
○肥田委員 大臣、さらに、上流部門と下流部門が分割されてしまったということもありますね。欧米の企業なんかは、上流と下流が一緒になって一つの企業をつくり出してきている。しかし、日本の場合は、上流の方はどうしても小企業が賄って、そして下流の方は割合に大企業が賄ってという分割が起こって...全文を見る
○肥田委員 それで、今大臣、お答えくださいましたけれども、要するに、上流部門については、リスクが多くてもうけが必ずしもないという考え方がありますよね。下流になってくれば、精製部門である程度の利益は獲得できる。要するに、そういう何か、上流は危険があるぞという先入観というか考え方がも...全文を見る
○肥田委員 ぜひ過去の反省も含めて、しっかりとしたメジャーをつくっていただきたいと思っております。  日本は、石油の輸入とか消費はともに世界のトップクラスにあります。メジャーが生まれなかった要因の中に、石油業法による厳しい規制があったからじゃないか、そういう考え方もあるわけです...全文を見る
○肥田委員 今回の法改正では、石油公団の業務に、石油の採取、それから天然ガスの採取に必要な資金を供給するという業務を加えるとしております。  石油公団のもとにおける石油開発企業は、平成十二年十二月末現在、生産中、探鉱中、解散準備中含めて百八社あると聞いております。今回の石油公団...全文を見る
○肥田委員 今おっしゃっていただきましたのは、まとめますと、たくさんの自主開発をというよりも、むしろ量的なものよりも質的な側面を重視していく、先ほども申し上げたんですが、要するに今までのように機会均等ではなく、やはり戦略的選択をしていくというふうに伺ってよろしいんですか。
○肥田委員 国際舞台で、先ほど一番最初のお答えの中に、参入時期が遅かった、それから歴史的な関係がなかったということもおっしゃっていただいたんですが、もう一つ、交渉力、要するにバーゲニングパワーが日本になかったんじゃないか。  それは、後からももちろんお尋ねしたいと思うんですが、...全文を見る
○肥田委員 一度失った信用はなかなか取り戻せないということもございますので、ぜひもう大車輪で国民に信頼される公団づくりに尽力してほしいものでございます。  資源エネルギー庁は、石油公団の二〇三〇年までの最終損益見通しを、四千九百六十億円の損失から五千六百五十億円の利益と発表して...全文を見る
○肥田委員 この際、私は、今後のエネルギー政策についてお尋ねしておきたいと思います。  石油公団改正法でも、天然ガスの採取に必要な資金の供給が提案されておりますが、私は、今は石油がエネルギーの中心になっていても、いつまでも石油の世紀が続くわけじゃないと思います。石油エネルギーは...全文を見る
○肥田委員 今、その導入に向けて一生懸命やってくださっているというふうにお答えはちょうだいしました。ただ、先ほどもおっしゃいましたように、太陽光、それからいろいろなことに対して、まだちょっと否定的なお考えも見えるやに思えます。  大臣、どうなんですか。新エネルギーを本当に持って...全文を見る
○肥田委員 それに加えて、買い取りの義務なんかもやはりきちっと押さえていく、そういう政策にも立ち入っていただきたいと思っております。  最後の質問であります。  既に百年間、私たちは化石燃料を使ってまいりました。残っている化石燃料はあと百年分だというふうに言われておるわけです...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。終わります。
06月05日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。大臣、どうぞよろしくお願いいたします。  大臣とは同世代に子供時代を送った、そういう年齢でございますし、ましてや子育てをした母親という経験も多分共通であると思います。どうぞ、親しく、よろしくお願いを申し上げます。  国会で私は仕事を...全文を見る
○肥田委員 どうもありがとうございます。子供たちが可能性いっぱいで、本当にヒマワリのような存在であるという今の大臣の御発言、ぜひたくさんの子供たちに伝えたいなというふうに思いながら聞かせていただきました。  それでは、学校教育法の一部改正案に関連しまして質問させていただきたいと...全文を見る
○肥田委員 法改正の趣旨とおっしゃいましたが、私が今伺いましたのは、義務や強制でないということをどのように周知徹底されるのか。もう一度お答えください。
○肥田委員 ちょっとしつこいようですが、義務や強制でないということを、その周知徹底していく文書にお書きになるんですか、書かないんですか。
○肥田委員 私がこだわりますのは、ここのところが一番大事なんですよね。恐らく、現場が義務なのか強制なのかと混乱するんですよ。だから、ここのところが問題だから恐らく皆様は強制になさらなかったわけですから、そこをもう少しはっきりなさらないと、本当に末端に行ったら混乱が生じますから伺っ...全文を見る
○肥田委員 よろしくお願いします。  それから、この法律を素直に読みますと、学校現場で奉仕活動の充実に努めないという自由も担保されておりますでしょうか。奉仕活動の充実に努めたくないという学校があったとしても、それは許されるという、そこまでは担保されておりますか。
○肥田委員 法令違反でないということは、例えば、通達義務違反ということはあるわけですか。
○肥田委員 私も、法律とか通知違反でありますか、ないですかということをぎりぎり詰めたくはないのですよ。ただ、現場で混乱が起きないようにだけはしたいと思うのです。ですから、先ほど、担保されますかというふうに伺いましたけれども、もし、どうしてもそういうことはしたくなくて、自然体験だけ...全文を見る
○肥田委員 それでは次に、出席停止について伺いたいと思うのです。  午前中も同僚議員が質問をされておりました。さらに念押しをしたいと思うのですけれども、子供に自己責任のとり方を学ばせるチャンスでないかと私は考えているわけです。ほかの子供を守るためにあなたは出席停止をするのですよ...全文を見る
○肥田委員 大臣のこの御答弁の趣旨をぜひ徹底していただきたく思っております。  それで、出席停止措置をとる場合でございますけれども、校長や担任教師の判断だけではなくて、また保護者に対する説明だけでもなく、被害を受けた子供、もちろんその本人の子供もそうですが、それから広くほかの先...全文を見る
○肥田委員 この措置は、相当教育効果が上がるというふうに文部省の方々もお考えのようでございます。ですから、使い方によってはかなり劇薬にもなりますので、法律作成の意義はわかりましたけれども、実際これを行使するときのシステムが必要だということをぜひお考えいただきたいのですが、そういう...全文を見る
○肥田委員 五十八年の通知には、本人の弁明についても明記されておりましたね。そういう理解でいいですね。  それでは次に、当委員会に付託されました三法案の根拠になります教育改革国民会議の最終報告についてお尋ねしたいのですが、その前に、教育改革国民会議の第一回のごあいさつで、小渕元...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございました。短い時間におまとめくださいましてありがとうございます。  それで、この教育改革国民会議の報告を読ませていただきまして、実は愕然といたしました。この冒頭で、今なぜ教育改革かというくだりにこういうことが書いてあるのですね。子供はひ弱で欲望を抑え切...全文を見る
○肥田委員 これを書いた本人じゃない大臣にそういう弁護をさせるのは大変酷だなと思いながら伺っておりました。  それで、大臣がどこかの新聞で、「学校と私」というインタビュー記事を出しておられたのですが、その中で大臣が、私は内気だった、しかし高校時代に弁論大会に出た。あなたならでき...全文を見る
○肥田委員 質問は終わりになるのですが、ちょっと今大臣の方で誤解がありましたので。地域教育改革市民会議というのは子供だけではなくて大人の会議です。  終わります。
06月13日第151回国会 衆議院 経済産業委員会 第14号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今日の環境破壊は、二十世紀の大量生産、大量消費、大量廃棄型のライフスタイルや経済活動に原因があると指摘されております。そうした暮らしのあり方や経済の仕組みを見直し、環境を重視した持続可能な経済社会を...全文を見る
○肥田委員 計量行政審議会答申は、これまで計量制度が想定していなかった極微量物質の計量ニーズの例として、ダイオキシン類、アンモニアガスの不純物、発電所のボイラー循環水に含まれる塩素などを挙げております。消費者にとっても無視できないものばかりでございます。  この答申を受けた計量...全文を見る
○肥田委員 今回の改正では、システム全体にわたる工程管理が適切に行われているかどうかを認定する制度が導入されております。これは、この法案の重要な点だと思います。  私も、サンプリングの採取から最終的な濃度値確定に至るまで、一連の工程が厳密に管理され、維持されなければ国民の信頼を...全文を見る
○肥田委員 経済産業省の事前説明でお聞きしましたところ、従来型の公害物質の計量は、家庭のおふろに一個のお砂糖を溶かして、その砂糖の濃度分析を行うようなものであったのが、極微量物質の場合には、東京ドームに水をいっぱいにして一個の角砂糖を溶かして、その砂糖の濃度分析を行うようなものだ...全文を見る
○肥田委員 極微量物質の計量は極めて高度で繊細な分析能力を必要とするわけでございますけれども、今副大臣がおっしゃいましたように、人材の育成はしっかりとやっていくと。それで、現在おおよそ二百人というふうに伺ったんですが、この数で大丈夫なのか、それとも、何年間の計画でどのぐらいの数に...全文を見る
○肥田委員 では、私も期待することにいたします。  国民に信頼される計量行政を実現するためには、分析処理工程の厳密な管理を欠かすことができません。また、消費者への計量証明事業者の告知も必要だと思うんですね。計量証明事業者の指導、研修する機関はありますか。  それから、これから...全文を見る
○肥田委員 極微量物質の計量証明にいわば物差し的な役割を果たします標準物質というものが必要なわけでございますが、現在、アメリカでは約二百五十種類、それに対して日本は六十種類でございます。ちなみに、お隣の韓国は七十種類。国際的な経済力においてはアメリカと日本は一位と二位の関係にあり...全文を見る
○肥田委員 具体的に、何年ぐらいまでに先進国に追いつこうという御計画が多分おありだと思いますが、そこのところもお聞かせください。
○肥田委員 今回の改正で、都道府県の業務が一段とふえると思うんですね。これまで、計量器の製造の届け出事務、計量証明事務の審査、登録事務、計量器の定期検査を担当していらっしゃいましたけれども、これに今回の極微量物質の計量証明に係る仕事が加わるわけでございます。こうした業務に係る事務...全文を見る
○肥田委員 いずれにいたしましても、都道府県の方にかなり重荷が行くわけでございますけれども、職員がやはり少ないですね。それから、専門職の人とか、それから行政改革によって一般業務に配置される例もあると聞いておりますけれども、地方分権で税財源が伴わなければやはり自治体に犠牲を強いるだ...全文を見る
○肥田委員 この法律で五年後の見直し規定がございますけれども、先端的な計量については、ニーズが新たに生まれた場合には五年以内に見直しということもあるいは考えていらっしゃるのかどうか、その辺のお答えをいただきたいと思います。
○肥田委員 最後に大臣にお伺いをしたいと思うんですが、やはりこれから地方分権の体制下で、こうやって実質的に地方自治体の仕事がどんどんふえてまいりますね。そのときに税財源がきちっとした伴い方をしなければ、迷惑をこうむるのは住民だと思うんです。地方分権と税財源について大臣はどのように...全文を見る
○肥田委員 地方独自の財源とおっしゃいましたけれども、税財源の配分を変えるというふうにはまだお考えじゃございませんか。もう一度だけお答えください。
○肥田委員 ありがとうございます。民主党もしっかりとその部分、応援していきたいと思いますので、よろしくお願いします。  終わります。ありがとうございます。
06月20日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第20号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今回の国立学校設置法改正案では、医学、医療の高度化、専門化に十分に対応し得る専門的知識、技術、豊かな識見を持った医療技術者を育てるために大学医学部に統合するということでございますが、年限延長でその目...全文を見る
○肥田委員 この人材育成の趣旨を薬学教育に当てはめて、これから大臣に所見をお伺いしたいと思うのです。  病院等における医療事故、医療過誤が後を絶ちません。特に、薬剤に関する問題が半分以上を占めているわけですね。薬の専門家である薬剤師をもっともっと臨床の現場に活用すべきじゃないか...全文を見る
○肥田委員 そこで、現在の日本の薬剤師教育、薬学教育が、医療従事者としての質的向上に十分対応できているかどうかという問題なんです。  まず、日本と欧米の国々との薬剤師教育の違いといいますのは、日本では、薬の合成とか製造とかの分野に重きを置いておりますが、欧米等では、薬物療法学と...全文を見る
○肥田委員 大体五年、六年が多いというふうに私も理解しております。  次の質問に移ります。  文部科学省は、医学・歯学教育の在り方に関する調査研究協力者会議を設置しました。今回、その報告書がまとめられたと聞いておりますけれども、その趣旨及び内容について御説明ください。
○肥田委員 それで、この調査研究協力者会議の報告については今後どのように具体化していかれるのか、その日程的なことも含めてお願いします。
○肥田委員 ところで、文部科学省は薬学教育についても、平成六年に薬学教育の改善に関する調査研究協力者会議というのを設置されて、検討されてまいりました。  その報告書の概要を見ますと、薬学教育についても、さっき質問させていただきました、医学、歯学教育のあり方の協力者会議とほぼ同じ...全文を見る
○肥田委員 この報告書の中で、厚生省と文部省と意見が少し分かれていたんですね。厚生省の場合は、実務を入れて六年が必要だとおっしゃった。しかし、文部省では、学部四年で大幅に改善して、それでもだめなら年限の延長をしますとおっしゃっていたはずです。  この委員会は古賀委員会と言われて...全文を見る
○肥田委員 もう五年過ぎているんですね。ですから、今大臣がおっしゃるのは、私は、五年前ならわかるんですけれども、五年過ぎてまだそういうことをおっしゃっているのかなと。  私も、この件に関してはきょうで八回目の質問でございます。スッポンのお美代と言われていまして、しつこい、しつこ...全文を見る
○肥田委員 各関係団体のそういう調整も本当に必要なんですね。それで六者懇というのができたと思うのですけれども、この六者懇は平成十一年に、文部科学省、厚生労働省、日本薬剤師会、病院薬剤師会、国公立の大学薬学部、私立薬科大学の代表で構成されております。薬剤師養成問題懇談会、六者懇が設...全文を見る
○肥田委員 そうしますと、平成十三年の六月六日に出されました論点整理メモは、これはどういう扱いになりますか。最終報告ですか。
○肥田委員 そうしますと、今大臣がおっしゃいました、取りまとめが出たらということと、どういう関連性がありますか。取りまとめは、論点整理メモではなくて、もう一度出るんですか。
○肥田委員 この懇談会の性格ですけれども、これは決定権はありますか。
○肥田委員 先ほどからたびたび、関係者間のコンセンサスという話が出てくるのですけれども、それで、私も、どこでそのコンセンサスができないのかなと思い、ちょっとこの議事録を読ませてほしいとお願いしたのですが、全く出てこない。これは非公開なんですか。
○肥田委員 そうしますと、四者懇から六者懇、合わせますともう五年間になるんですね。それで、まだ懇談をしていらっしゃる。この懇談会には決定権がない、先ほど出された論点整理メモも最終のものではないと。そうすると、いつまで懇談されているのかなと、私なんか途方に暮れるのですけれどもね。 ...全文を見る
○肥田委員 では、そろそろと今おっしゃってくださいましたけれども、そろそろは一年ぐらいと見ていいのですか、それとも半年ぐらいですか。
○肥田委員 医療法が改正されまして、医師とか歯科医師の免許取得後の臨床研修が必修化されました。そして、今回の国立大学設置法では、薬剤師を除く医療従事者の教育改革に着手することになります。こうなりますと、薬剤師を除く医療従事者の質的向上は着実に進展しつつあるのですね。薬剤師養成教育...全文を見る
○肥田委員 まさに、私は、薬剤師を臨床に使わないからこうやって医薬品の事故が起こると思うんです。ですから、今おっしゃったのはちょっと私は合点がいきません。  それで、もう時間も来ましたから、大臣にもう一度お願いをしたいと思います。  今まで、むだな時間が過ぎたとは申し上げませ...全文を見る
○肥田委員 私がこの件について十回目の質問をしないうちに、ぜひ結論を出していただきたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
10月19日第153回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。森山法務大臣には初めて質問させていただきます。よろしくお願い申し上げます。  私は、現在大変厳しい状況にございますアフガンから日本に救いを求めてきたと思われる人たちのことについて質問をさせていただきたいと思います。  まず、今、同僚...全文を見る
○肥田委員 この人たちは難民認定を申請中と聞いておりますけれども、過去にこの申請中に強制収容された例はございますか。
○肥田委員 私、これは極めて異例なことだと思うんですね。なぜ身柄を拘束したんですか。不法入国ということですか。
○肥田委員 難民条約では、難民は、正規のパスポートやビザを持たずに逃げていることを前提としており、不法入国、不法滞在などを理由に刑罰を科してはならないと書いてありますけれども、これとの整合性はどうですか。
○肥田委員 そうしますと、強制収容をされますと、この後どうなるのですか。
○肥田委員 そうしたら、この場合、送還先はアフガニスタンということになるのですか。
○肥田委員 まだ事例がございます。大阪では、タリバン政権下で迫害されて日本に逃げてきた四人の男性が早く難民認定をしてほしいということで待っているのですけれども、もう二年半たっている。それで今入管に申し入れているわけです。  日本の難民受け入れ数、これは諸外国に比べて本当に少ない...全文を見る
○肥田委員 昨年の申請は二百十六人ありますけれども、認定されたのは何人ですか。
○肥田委員 そのうちアフガニスタン人の数はどうなっておりますか。出ておりますか。
○肥田委員 一年以上、在留資格がないままに宙ぶらりん状態でこの認定を待っている人は現在どのぐらいいらっしゃいますでしょうか。
○肥田委員 難民認定申請が却下される理由、幾つかあると思うんですけれども、もし内部で基準がつくられていましたら、そのこともあわせてお答えいただきたいと思います。
○肥田委員 大阪のこの四人の男性が一回不認定の結論を出されまして、その後異議申し立てをしているんですね。これもさらに却下されたわけです。  異議申し立てをしてその決定が覆された、そういう事例はございますか。もしあったら、何件かということだけお答えください。
○肥田委員 私の調査では十九年間で五件だというふうに出ておりますので、恐らくその数は間違いないと思います。随分少ないと思います。  しかも、異議申し立てをするのが同じ役所なんですよね。ですから、同じ結論が出て本当は当たり前じゃないかというふうにも受け取られてしまうわけです。やは...全文を見る
○肥田委員 私、心配するんですけれども、この男性が強制送還される先はやはりアフガニスタンになるんですか。強制送還というのは、これはもう決まってしまったものですから、そんなに長く日本に置いておけないですね。どうなさいますか。
○肥田委員 まだちょっと私の危惧にお答えいただいていないのですが、それでは、送還先はまたアフガニスタンということが第一義になるんですか。
○肥田委員 あと数分残されましたので、大臣とちょっとお話しさせていただきたいと思うんです。  実は、今聞いていただいていて多分大臣は理解してくださったと思いますけれども、難民支援につきましては、外の難民を支援することももちろん大切だと私は思うんですけれども、やはりこの国に助けを...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。  避難民という概念でもって、今、法務大臣が率先して省庁横断的に、例えばインドシナ難民がたくさん出ましたときに日本が閣議決定でもってやったように、大きなシステムをダイナミックにつくって今おっしゃる避難民を受け入れていく、そういう提案もぜひしてほ...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。終わります。
10月25日第153回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子と申します。  この委員会は、現在の国会の姿、それを見詰めながら、未来の政治へのロマンを語り、そしてそれを現実化していくという大きな役目があるわけでございますけれども、ちょっと基本的なところでお伺いをしたいんです。  参考人の皆様に、お一言で結構...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○肥田委員 私、かねがねちょっと思っているんですけれども、どうもこの委員会でしている議論が国民的に広がらないということ。それで、これはもう若い人たちにこれから任せていくこの国の形でございますので、ぜひ若い人たちがたくさん入ってくださる、そういう場も持ってまいりたいと思いますけれど...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  今回改正される法案は、難民認定をも守備範囲に入れております。今や難民問題は国際化やグローバリゼーションの進展の中で焦眉の課題となっております。そうした問題意識から、改正案に関連して、主として難民...全文を見る
○肥田委員 廃止された理由についても教えていただけませんか。
○肥田委員 それでは、難民認定の申請は、今は入国管理局総務課が所管する難民認定室で審査することになっておりますね。この認定審査の工程を教えていただきたいんですが、あえて大臣でなくても、局長さんでも結構でございます。
○肥田委員 私、十月十九日の質問でも申し上げたんですけれども、外国人を取り締まる立場にある入国管理局が難民認定手続を所管するということは、難民保護というより、その発想からいきますと、保護を求めた人をむしろ摘発の対象とする、そういうことにどうしても傾きやすいのじゃないかという懸念を...全文を見る
○肥田委員 私は、今局長がおっしゃったことと全く反対の意見を続けて持っているわけでございますけれども、五十七年にそういうことがあったということでありますけれども、現在、こうやって難民認定について国際的にもいろいろな問題が提起されておりますし、また、日本の難民認定のハードルが高いと...全文を見る
○肥田委員 政府はこれまで、難民条約の三十三条はあくまで難民として認定された者に適用されるという趣旨の答弁をしていらっしゃいます。しかし、国連難民高等弁務官、その事務所の執行委員会におきまして決議されました決定四十四、これは、難民申請者の拘禁は原則として許されないとしております。...全文を見る
○肥田委員 そうしますと、その決定四十四につきましては、政府は、この中身については尊重し、今後も履行していくということをお答えいただいたというふうに理解してよろしゅうございますね。
○肥田委員 この間、同じ東京地裁で真っ二つに分かれた決定が出たわけですね。  一つは、民事三部、そこで、アフガニスタン人の強制収容は、不法入国、不法滞在という、難民の移動の自由を保障した難民条約違反であると判断し、五人の拘束を解いております。これは、あくまで難民に認定された者と...全文を見る
○肥田委員 お互いびっくりしたわけでございますけれども、即時抗告されたのですよね。不法入国までして日本に庇護を求めた人たちに国は即時抗告をされたということなんですけれども、私は絶対すべきではなかったと考えますが、どうして抗告されたのでしょうか。
○肥田委員 民事三部の決定の中で、難民条約の存在を無視しているに等しく、国際秩序に反するもので、ひいては公共の福祉に重大な悪影響を及ぼすものであるというふうに、この強制収容のことを批判していらっしゃいますけれども、私はこれは大変当を得た批判の内容だとは思うんですけれども、このこと...全文を見る
○肥田委員 今私が申し上げた意図は、こうやって、裁判官の一人ずつの判断によって、とても大切な人権にかかわる問題が全く違った形で判断されるということ自体、今私どもが抱えている難民認定問題についてというか、難民に対する問題について我々がいま一度政治家として判断すべきときに至っているの...全文を見る
○肥田委員 東京地裁の民事二部に難民条約第三十一条違反ではないとされたアフガニスタン人が、四名現在も拘束されております。  この四名のうち一名は、これは報道でございますけれども、十一月十四日に自殺未遂を図り、ほかの一名は摂食障害を起こして歩けないほどに衰弱していると言われており...全文を見る
○肥田委員 多分、この一件だけじゃなくて、ほかにも事例があるのじゃないか、西日本あたりにも事例があったのじゃないかというふうに思うのですけれども、その事実関係はいかがでございましょうか。
○肥田委員 これも私は報道でしか知り得ていない情報なのでございます。それで確かめさせていただいているのですが、自殺または自殺未遂という事故があったのでしょうか、なかったのでしょうか、それだけお答えください。
○肥田委員 確かに、精神状態が大変不安定な状況の中でそういうことがあったのだろうと思いますけれども、もう一つ、待遇面で問題があったのじゃないかというふうにも考えられるわけですね。  ちょっと伺ったところでは、八人部屋で運動もできない、週二回おふろに入れるのだけれども五分くらいで...全文を見る
○肥田委員 一年以上超えた収容もありますか。
○肥田委員 それは、内部の取り決めで、一年以上は収容しないとか、していいとかということはあるのですか。それとも、一年でも二年でも三年でもという話になるのでしょうか。
○肥田委員 それでは、収容の内規というか、それは一切ないということなんですね。わかりました。  それでは、先ほどの自殺未遂者の話に戻りますけれども、やはりその本人が言っている言葉で、逃げてきたアフガンでは少数民族だといっていじめられ、日本では難民申請したのに収容され、だれも人間...全文を見る
○肥田委員 一年以上宙ぶらりんの状態になっていらっしゃる方もかなりいらっしゃると伺っておりますけれども、その数字はわかりますか。
○肥田委員 その十九名の人は、恐らく精神的にも経済的にも大変中途半端で不安定な状況に置かれていると思うのですけれども、こうやって長期化して認定判断をできない理由はどこにあるのでしょうか。
○肥田委員 確かに認定作業というのはいろいろ難しいところもあろうと思いますけれども、しかし、私は一年以上宙ぶらりんにしておくほど難しい内容があるというふうには思えないのですけれども、なるべく迅速にこれを認定していくためには、認定作業を進めるためには、あとどういうことが必要だと思わ...全文を見る
○肥田委員 今、調査官の人数の問題を出していただきましたけれども、東京入管では何人の調査官がいらっしゃいますか。
○肥田委員 その人数が妥当であるか少ないかということは私には判断できませんが、局長はひょっとしたら、その認定作業がおくれている理由は、これは六名でなくて調査官がもう少しいたらなというような御発想もお持ちですか。
○肥田委員 近々アフガニスタン人をアフガニスタンに強制退去させるというような情報が入っておりますけれども、アフガニスタンの国情が安定するまでは強制令書を発付すべきでないと私は考えておりますけれども、いかがでしょうか。
○肥田委員 そうしますと、強制令書が出ても即時送還ということにはならないということですね。
○肥田委員 アフガンから来た方の中には文字の読み書きが不自由な方々もいらっしゃるし、例えば口頭で、自国で迫害をされております、捕まるから助けてほしいと言った場合に、一時庇護上陸許可の申請とか難民申請の意思表示があったとして取り扱うべきだと私は思っておりますけれども、実務面ではそう...全文を見る
○肥田委員 日本語とか英語を理解できない難民が難民申請をする場合に、少数民族の言語を含め、申請書の翻訳に苦労されていると伺っておりますけれども、難民認定申請書はどのように翻訳されておりますでしょうか。
○肥田委員 そうしますと、例えばアフガニスタンからやってこられた少数民族のハザラ人なんかの場合はどういう扱いになっていますでしょうか。
○肥田委員 ダリ語の通訳をつけていらっしゃるというのは事実ですね。
○肥田委員 私が聞き及んだところでは、ペルシャ語の通訳がついていて、半分ぐらいはわかるんだけれども、基本的には半分はわからなかったという話なんですが、今のは本当に事実でしょうね。
○肥田委員 もう一つお聞きしたいんですけれども、九月十一日以降アフガニスタンからやってきた人々がとりわけそうなんですけれども、難民申請中の人たちですけれども、その人たちにアンケート調査をされたというふうに聞いておりますけれども、これは事実ですか。
○肥田委員 私が聞き及んでいるところによりますと、九月の十七日と十月の一日の二回、十数枚ですか、そういうペーパーでアンケートをとられて、それが即時、即刻回収されたということを聞いております。それも一人じゃなくて複数名なんですけれども、その辺の事実関係はありますか。
○肥田委員 では、もう一度事実関係をお尋ねしますけれども、森山大臣はないとおっしゃいました。それで今、あるかもしれない、あったかもしれないというのが局長さんの御答弁でございますが、私は九月十七日と十月一日というはっきりした日を申し上げて伺っているのですが、そういうことはあり得ると...全文を見る
○肥田委員 私は、これを聞いたときに、恐らくビンラディンに関する情報をつかもうと思ってなさったんじゃないかというふうに思ったのです。  それでは、もう一度局長さんにお尋ねしますけれども、難民申請中の人々に対しては、例えばアンケート調査、十数枚のペーパーで、そこに書き込ませるとい...全文を見る
○肥田委員 難民申請書を作成するための補完手続だというふうに今おっしゃっていただいたわけですね。  では、私、九月十七日と十月一日と申し上げたのは、難民申請中の十名ですか、その人たちにされているわけですが、同時にこういうことをされることはあるのですか。
○肥田委員 では、局長がそういうふうにおっしゃるのならば伺いますが、難民申請書の作成は難民申請時にやりますよね。そうですね。そうしたら、申請時とこの日がずれているのはどういう意味でしょうか。
○肥田委員 それでは、これ以上はしつこくなりますからやめますけれども、ビンラディンその他テロに関する情報を難民申請者からとった事実はない、全くないということでよろしゅうございますね。重ねてお尋ねします。
○肥田委員 日本の難民の受け入れ体制につきましてはいろいろと内外から指摘されておりますけれども、やはり今後の難民の流入に備えて難民住宅とか医療保障あるいは教育プログラムなどをつくって中長期の計画を策定しなければいけないと思うのですが、難民受け入れについてはどうしても日本は積極的だ...全文を見る
○肥田委員 今大臣からインドシナ難民の話が出まして、前回の質問のときにもそのことを申し上げましたけれども、一部報道で、この国が避難民を受け入れることについて、少し門戸を広げよう、しっかりとそういう体制をつくろうということが書かれておりましたけれども、これは政府内でどういう話し合い...全文を見る
○肥田委員 そうしたら、話し合ったということはないということは伺いました。  それで、法務大臣としては、これからリーダーシップをとってそういうことを進めていくべきだとお考えでしょうか、まだ時期尚早だと思っていらっしゃいますでしょうか。
○肥田委員 避難民が大変多く出てくるという状況もまだまだ可能性としてはございますし、どこの国でどうなるかという将来のことは私どもが想像できるものでもございませんけれども、ただ、泥縄式に、避難民がどっと出たから閣議決定でわっとしようということではなくて、もしもそういう事態になったら...全文を見る
○肥田委員 国際的にも、恐らく私は日本にそういうことが今求められている状況にあると思うんですね。ですから、そうやってぽこっと出た新聞情報ではありますけれども、恐らく政府部内で、国際的な目をいろいろ気にし、そして感じながら、そういうことがぼつぼつ時期に差しかかったというふうに思われ...全文を見る
○肥田委員 そうしたら、二つ目ですが、申請者による立証義務がございますね。やってくる人は着のみ着のままで駆け込んでいらっしゃるわけでございますけれども、その中で、申請書類の中に逮捕状とか身分証明書とか、その国の政治または人権状況の客観的な説明も必要なんですけれども、これは、今必要...全文を見る
○肥田委員 難民認定申請を却下される場合、不認定になる場合でございますけれども、おおよそ二つの理由に行くわけですね。六十日ルール、それともう一つは、申請者が申請したことが事実じゃないというふうに説明されるわけでございますけれども、例えば、アフガニスタンの人々がやってきて、私の国は...全文を見る
○肥田委員 あと、インタビューの通訳の問題とか、それからもう一つ、異議申し立ての話ですけれども、決定した法務大臣に同じまた異議申し立てをして、それで改めて異議申し立てが認められるのかなと私は疑問に思うんですけれども、まずそのことも申し上げて、この認定手続にはやはりいろいろな問題が...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございました。  終わります。
○肥田委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。 ...全文を見る
11月28日第153回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○肥田議員 読書の対象についてのお尋ねでございますけれども、都築委員がおっしゃるように、やはり本や絵本はもちろんのことでございますけれども、読書に関するメディア、要するに、ラジオライブラリーでございますとか点字図書、それからインターネットを利用した読書、すべてここに対象として入る...全文を見る
○肥田議員 都築委員がおっしゃるとおりでございまして、読書が子供たちの生活のすべてでないことはもう明らかでございますし、これだけやっていれば、ではすばらしい子供になるかというと、そういうことでもございません。  ただ、私、今とても気になっておりますのは、この十数年でございますけ...全文を見る
○肥田議員 事業者といいますと、出版業者、それから流通業者、書店経営者など、子供の読書活動に関係する事業者というふうに規定をしたい、規定というか、目標にしたいと思っております。  あともう一つ、済みません、その後に……
○肥田議員 書籍等の提供。はい。  提供といいますと、要するに、例えば出版界の皆さんにこのことについて伺いましたところ、こういう規定は大変励みになると。ですから、大会声明というので書いているんですけれども、自分たち出版人は、出版倫理綱領の理念と精神を生き生きとよみがえらせ、出版...全文を見る
○肥田議員 失礼いたしました。  例えば出版業者の場合は、そういう子供たちの健やかな成長に資するすばらしい本をつくっていく。それから流通業者でございますけれども、これが大変、今やはり子供の本を、どうしても売れないものですから、たくさん流通に乗せないということがあるんですね。です...全文を見る
○肥田議員 これを評価いたしますのは、国、地方公共団体などではございませんでして、やはり、あくまでも事業者の方々が自分たちの責任でもって判断をしていただきたいという趣旨でございます。
○肥田議員 このことにつきましては、実は私どもも随分悩みました。事業者の自由な意思をくくりはしないかということで悩んだわけでございますけれども、やはり、今いろいろな出版の状況を見ておりますと、この程度の言葉で事業者の皆さんの自主的な努力を促すということはいいのではないか、私たちは...全文を見る
○肥田議員 結果的には悩んでこの五条に書かせていただいたということは、事業者の皆様がこの規定はあるべきだというふうにまでおっしゃっていただいたからでございます。
12月04日第153回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○衆議院議員(肥田美代子君) 委員御指摘のとおり、子供たちの読書離れ、そして活字離れ、言葉離れ、これは本当に深刻な問題でございます。申し上げるまでもなく、人は言葉で考え、そして言葉でコミュニケーションをとる生き物でございますから、これは本当にまさに深刻な問題だと私どもは受けとめて...全文を見る