肥田美代子

ひだみよこ



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肥田美代子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。  文部科学大臣の所信表明に関連しまして質問させていただきます。  私は、今世紀を子供たちの命が輝く世紀にしたいというふうに考えておるわけでございます。子供たちの命が輝くためには、子供たちの体がまず健康に輝いていなければならない。そ...全文を見る
○肥田委員 食の問題に文部科学省が取り組み始められたことを、私は大変評価しております。  子供たちの食生活は、コンビニの加工食品やファストフードの利用による偏食、家庭の孤食、朝食の欠食、過度のダイエットなど健康に影響を与えることが指摘され、体力低下もかなり心配されております。育...全文を見る
○肥田委員 昨年、学校給食に使われます食材の偽装表示が相次いで発覚しました。給食の分野でも安全神話が崩れました。しかし、学校給食会に納入される食材は、産地偽装を禁じたJAS法の適用対象外となっております。これはJAS法の不備だと私は思うわけでございますけれども、学校給食の食材の偽...全文を見る
○肥田委員 今のお話で、かなり前に進んでいただけるという話でございますけれども、要するに、学校給食に食材が納入されますと、子供たちが消費者でございます。しかし、偽装表示で入ってきた食肉等に関しましても今は業者が処罰されないということになっておりますが、学校給食に関しては具体的にど...全文を見る
○肥田委員 これは大臣にもお聞きしたいんです。確かに今遵守に努めるとおっしゃいましたけれども、これは、ひょっとすると法整備の不備だというふうに私は考えるんです。大臣、これは子供たちが消費者ですから、もう少し進んだ形で何かお考えはございませんか。
○肥田委員 学校給食の食材は地方自治体で決めることでありますけれども、食が子供の心と体に重大な影響を与えることを考えるならば、やはり地域でとれた安全な食材を学校給食に活用する、そういういわゆる地産地消が理想的だと私は思いますが、大臣はどう思われますか。
○肥田委員 かなり努力していただいておることは私も認めます。  そこで、地産地消の学校給食に努力しているところはたくさんありますよね。ですから、学校給食自給率調査というようなものを実施なさったらいかがでしょう。それもまた推進する一つの大きな歯車になると思いますけれども、いかがで...全文を見る
○肥田委員 大臣も、食文化、子供の食について大変大きな関心を抱いていただいていることに私は感謝を申し上げたいし、また一緒に頑張ってまいりたいと思いますが、実は、この食生活を指導できる人、最初に質問いたしましたけれども、栄養教諭の設置なんですが、相当急がれると私は思うんですね。です...全文を見る
○肥田委員 くどいようでございますけれども、大体いつごろをめどにというふうに考えたらいいでしょうか。
○肥田委員 ぜひ私どもも応援団になっていきたいと思っております。  次に、本の方に移ります。  大臣も所信で読書活動について触れておられました。子どもの読書活動推進法が成立した後、いろいろな読書活動が市民社会でも広がっております。また、ことしの四月一日以降、十二学級以上の学校...全文を見る
○肥田委員 四月一日が待たれるところでございますが、今、二・五倍ぐらいの有資格者があるというふうにおっしゃってくださったんですが、それならば、ついでのこと、十二学級以下はほうり出さずに、十二学級以下も以上も設置しようという方向に行きたいと私は思うんですね。  と申しますのは、調...全文を見る
○肥田委員 昨年、文部科学省は、司書教諭の職務内容のあり方等について調査研究を進め、指導資料を作成するとして、学校図書館の活用に関する調査研究費を計上されました。その指導資料がまだ作成されていないやにお聞きしておりますが、指導資料もないままに司書教諭が任命されるわけでございまして...全文を見る
○肥田委員 大臣にお尋ねしたいと思いますが、昭和二十八年の学校図書館法が成立しまして以来、初めて設置が義務づけられるわけでございますけれども、司書教諭にどんな役割を期待していらっしゃいますか。
○肥田委員 今大臣がいみじくもおっしゃってくださいましたように、大変な役割なんですね。キーとなる役割、まさにそうなんですよね。その大変な役割、職務を遂行するためには、どうしてもやはり司書教諭の専任化が必要だと思うわけでございますけれども、これもまた、この財政からすぐには専任化は無...全文を見る
○肥田委員 平成九年の五月の文教委員会でございますけれども、文科省は、司書教諭と学校司書は二人三脚の関係にあると位置づけられまして、司書教諭が配置されることで学校司書を解雇することは遺憾であるという趣旨の答弁をされております。また、学校図書館法改正に伴う附帯決議では、「学校司書が...全文を見る
○肥田委員 平成九年の学校図書館法の改正のことを思い出すんですが、そのときに附帯決議で、「職員配置を含めた、学校図書館整備のための地方公共団体独自の施策を、より一層充実するよう配慮する」としておりますけれども、地方自治体におきまして、職員配置を含めた施策の進捗状況、これをどのよう...全文を見る
○肥田委員 地方自治体に、交付税措置で事務職員としては一名配置していらっしゃるんですよね。それが学校図書館の事務職員として使われれば一〇〇%万歳なんですけれども、どうもそれがほかの事務職員に使われているという傾向になっておるようでございますが、その点、やはりもう少しチェックしてい...全文を見る
○肥田委員 先ほど河村副大臣からもございましたけれども、法律に基づいて、地方公共団体の子どもの読書活動の推進計画がそろそろ出されてきておると思いますが、現在のところ、どのぐらいの提出状況でございますか。
○肥田委員 大賛成です。ぜひお願いいたします。  それで、もう一つ、先ほども出ましたけれども、交付税措置でございますが、学校図書館図書標準を平成十八年までに達成するためには、自治体に交付税措置の予算化を積極的に進めなければいけないわけでございますが、五年間で六百五十億円というこ...全文を見る
○肥田委員 各地の学校図書館なんかに伺いますと、お金を出しているのにもかかわらず、何となく古い本が寂しく並んでいたり、総合学習に必要な辞書でありますとか、そういう基本的な情報をキャッチするための蔵書が本当に少ないんですね。ですから、これはよほどしっかりとチェックしていただかないと...全文を見る
○肥田委員 終わります。ありがとうございました。
02月28日第156回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○肥田分科員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  市販の風邪薬を飲んだ後に皮膚疾患で死亡した横浜の女性の遺族が、薬の製造元を相手取って損害賠償を求め提訴したことが、つい最近、報道されております。  この女性の場合は、風邪薬服用開始から約一週間後...全文を見る
○肥田分科員 今お答えいただきましたように、改正薬事法によりまして、製造業者、輸入販売業者に対して、医薬品や医薬部外品の副作用によると思われる疾病、障害、死亡の発生などについて報告の義務を課している、そういうことでございますか。  それで、その報告義務は十分に今機能しております...全文を見る
○肥田分科員 こういうものに関しましては、情報公開ということが大変大事だと思いますけれども、四千件が集まってきて、その後の情報の公開についてはどうされていらっしゃいますか。
○肥田分科員 昨年の夏、中国製ダイエット用健康食品の摂取によりまして、肝機能障害、また甲状腺障害など健康被害が多発いたしましたが、全国で被害者総数はどのぐらいございましたか。
○肥田分科員 肝機能障害が大変多いようでございますけれども、その原因物質は特定されましたでしょうか。
○肥田分科員 その原因物質が特定された後、では、今後の対策ということですが、いかがでしょうか。
○肥田分科員 私は、ダイエット用健康食品の被害が広がったその背景に、平成九年まで医薬品にしか許されていなかった錠剤だとかカプセルの剤形が、規制緩和で食品にも使用されるようになった、そういうことが随分影響しているように思うんですね。ですから、医薬品と食品の区別が一般人としてはつきに...全文を見る
○肥田分科員 私は、このカプセルと錠剤の剤形の問題も、随分規制緩和による大きな犠牲が今回も払われたと思うわけですね。ですから、この問題について今後も議論をしていきたいと思いますけれども、これは率直に言って、サプリメント会社のある意味では強い希望によったということもあったと考えてい...全文を見る
○肥田分科員 昨年末、総合規制改革会議の第二次答申が出されまして、医薬品販売に関する規制緩和が再び提言されております。この問題につきましては、平成十一年三月に行った十五製品群の医薬部外品への移行措置によって終わったと私は認識しておりましたが、どうやらそうではなかったということでし...全文を見る
○肥田分科員 ところで、本年二月十七日、総合規制改革会議が経済諮問会議に提出した規制改革推進のためのアクションプランの中では、相も変わらず医薬品の一般小売店における販売を重点検討事項に掲げて、人体に対する作用が比較的穏やかなものについては一般小売店における販売を解禁としております...全文を見る
○肥田分科員 今、厚生大臣の本音と怒りをお伺いしたような気がいたしております。ぜひそのお立場で、しっかりと国民の健康を守るお立場を進めていただきたいと思っております。  そこで、今の新医薬部外品検討会ですけれども、この検討会はどんな役割を担っているのか、もう少し詳しくお願いしま...全文を見る
○肥田分科員 この検討会で、十五製品群以外にも医薬部外品に移行できるものがあるというような結論はよもや出ないと私は信じております。そんなことがもしあれば、中央薬事審議会における医学的、薬学的観点からの十分な審議はなさったわけでございますから、五年たったとしても、十五製品群を選んだ...全文を見る
○肥田分科員 規制改革会議の関係者の中には、葛根湯をコンビニで売ってもいいんじゃないか、そうおっしゃっている方もいらっしゃるやに伺っております。  ところで、葛根湯は、申し上げるまでもございませんけれども、肝機能障害または偽アルドステロン症など重大な副作用があることはもう周知で...全文を見る
○肥田分科員 恐らくこの議論の中で、国民の利便性とか経済性とかいうことが念頭にある方々がそういう発言をされると思いますけれども、私は、もし規制改革会議が利便性をとおっしゃるならば、むしろ要処方せん薬を薬剤師の管理のもとで薬局で販売できるようにした方がよほど国民のニーズに合っている...全文を見る
○肥田分科員 最後に、大臣にお伺いをいたしたいと思います。  先ほども力強い御答弁をいただきましたが、現在、経済効果の視点から規制緩和の大合唱が行われております。その流れに逆らうということになれば、それこそ抵抗勢力だと言われるわけでございますけれども、なおしかし、薬事法には、そ...全文を見る
○肥田分科員 ありがとうございます。  頼りがいのある本当にはっきりした御決意をいただきました。ありがとうございます。終わります。
04月02日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  去る三月二十日の中教審答申に関連いたしまして、まず不登校問題についてお尋ねしたいと思います。  平成四年三月、当時の文部省の学校不適応対策調査研究協力者会議は、不登校問題につきまして、学校生活への...全文を見る
○肥田委員 今大臣がお答えいただきましたように、本当にこの十年間、これでもかこれでもかと言えるほどの手を尽くした教育改革をしていらっしゃるということは私も承知いたしております。ただ、これほど努力しながら様子が一向に変わらないというのは、その教育改革、つくった文科省から現場までの間...全文を見る
○肥田委員 今大臣がおっしゃったことは私も理解します。ただ、教育現場はちょっと違うんですね。どうも、方針転換と受けとめる先生方もいらっしゃって、混乱を招いているということもあるわけです。それで、今大臣がはっきりおっしゃっていただいた。そうしますと、確かな学力教育は、学力低下は認め...全文を見る
○肥田委員 さて、新しい中教審答申が出されましたので、そこに話題を移したいと思いますが、教育現場で起きている教育病理現象、また教育行政につきまして、恐らくたくさんの検証と分析が行われたと思いますけれども、中教審ではどんな議論がございましたでしょうか。
○肥田委員 ただいまの副大臣のお答えを聞いておりますと、要するに、八方手を尽くしたけれども、もはや制定後半世紀を経た教育基本法改正以外には子供たちを取り巻く状況を好転させる道はない、そういう結論に至ったということですか。
○肥田委員 答申では、第一章で教育の現状と課題について記述をしております。私も読ませていただきまして、おおむねそのとおりであろうと思います。文章もよくできていると思っております。  しかし、疑問に思いますのは、いじめ、不登校、中途退学、学級崩壊など深刻な問題、これを教育基本法で...全文を見る
○肥田委員 私は、やはり学校の主人公は子供であるという、これは池坊政務官とも全く意見を同じにしていると思っております。  それで、教育基本法の理念に盛り込むべき課題が列挙されておりますけれども、私は、はっきり申し上げて、この課題を入れたところで教育の深刻な事態は克服できると思え...全文を見る
○肥田委員 私は、今可及速やかにしなければいけないことは、教育基本法の改正ではなくて、もう一つ、もう二つかもしれませんが、まだあるんじゃないか、そう思っているんですね。そのことはまた最後の質問にさせていただきたいと思いますけれども、男女共同参画社会、こういう言葉などはやはり新しい...全文を見る
○肥田委員 そうしますと、先ほど申し上げました道徳教育、愛国心、それから男女共同参画とかそういう教育課題がありますけれども、これは法的根拠を与えられた場合と与えられなかった場合、法的根拠を持たない場合とでは、教育行政のあり方が違ってきますか。
○肥田委員 国を愛する心という言葉でございますが、ジャパン・タイムズはパトリオティズムと英訳して、中国の人民日報では愛国と訳しております。これは愛国心とか愛国ということになりますが、中教審で言うところの国を愛する心というのは、愛国心とどう違いますか。
○肥田委員 ということは、言葉としては同じだというふうに理解していいんですね。ですから、今おっしゃいましたように、国民に受け入れられやすい、そういうお考えですね。——わかりました。  それで、その中教審答申の中で、要するに、国家至上主義的な考え方とか全体主義的なものになってはな...全文を見る
○肥田委員 郷土や国を愛する感じ方は、やはりその人によって違うと思うんですね。日本の風景や美しい言葉が好きだから日本を愛するという人もいる。そしてまた、おじいちゃんがいる郷土だから郷土が好きなんだとおっしゃる方もいらっしゃる。国や郷土に対する愛情も、それから人間に対する愛情も、他...全文を見る
○肥田委員 一部の国会議員の中には、教育基本法の改正とそれから教育勅語をダブらせて発言していらっしゃる向きもございますけれども、教育勅語では道徳教育についてどう記され、学校ではどう指導されていたのか。それからまた、今回の答申で言う道徳心と教育勅語の道徳は同じですか、違いますか。
○肥田委員 それから、日本の伝統とか文化について私はこういうふうに考えるんですけれども、日本の伝統文化は、いろいろなお祭りとか祝い事に見られますように、一木一草にも、それから鎮守の森とか畑や田んぼにもさまざまな神々がいる、仏たちがいる、そういうふうに多神教に基づいていると思うんで...全文を見る
○肥田委員 そこで、最後の質問に入らせていただきます。  とてもささやかで小さなことに見える改革でも、実は少し長い目で見ますと決定的な成果を上げるということを、私たちは幾つか経験いたしてまいっております。  本委員会で、超党派の議員立法で子どもの読書活動推進法が制定されました...全文を見る
○肥田委員 終わります。ありがとうございました。
05月07日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。  本委員会に付託されましたいわゆる出会い系サイト規制法案に関連いたしまして質問いたします。  出会い系サイトを通じまして子供の買春被害が増加傾向にあることは、本当に残念でございます。本委員会を通じまして、私は、やはりすべての子供た...全文を見る
○肥田委員 ただいまの御答弁の中に出ました平成十四年十月二十一日の青少年育成推進会議、ここで申し合わせが行われたわけでございますけれども、当日の会議に各省庁からどのようなメンバーが参加されましたか。
○肥田委員 代理出席なんですよね。これは、各省庁が出会い系サイトについての犯罪が増加しているということに危機感を持ってお集まりになった会議ですね。そこで、それほどの代理出席がある会議というのは、私はちょっと不思議だと思うんですよ。  ですから、当日の申し合わせでは、出会い系サイ...全文を見る
○肥田委員 内閣府のもとに置かれている青少年に関する対策会議はこれ一つですよね。ちょっと念押しのために。
○肥田委員 そういたしますと、この会議、昨年は何回持たれましたでしょうか。
○肥田委員 私が申し上げるまでもないのですが、子供たちをめぐる状況というのは大変厳しいわけです。それで、内閣府の中に、青少年の問題に対する対策の会議をつくった。それが年一回しか開かれていない。私はこれは大変問題だと思うんですね。子供たちの中にさまざまな病理現象、それから大変な問題...全文を見る
○肥田委員 ぜひ、そのあたり、御一考も御二考もしていただきたいと思っております。  それで、出会い系サイトを利用する子供の急増、これは子供が自分の居場所を求めている、自分の意思表明の場をつくろうとしているというふうに私は思えるんですけれども、この法案の策定の過程におきまして、パ...全文を見る
○肥田委員 ぜひ、委員長にお願い申し上げたいと思います。  それでは、具体的な法案の内容に入らせていただきたいと思います。  先ほど、第二条ですね、インターネット異性紹介事業について、面識のない異性交際希望者が電子メールやその他の電気通信を利用して相互に連絡できるように役務を...全文を見る
○肥田委員 本法案の第六条四項ですが、「対償を受けることを示して、人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。」を禁止しております。この場合の「誘引」は、売買春の成立に至るのかどうかわからない状況のときなんですね。つまり、やがては性交に進む危険性があるから前もって禁止し...全文を見る
○肥田委員 それから、子供への処罰についてなんですけれども、少年法の適用で、鑑別所における観護措置とか少年院送致とか、そういう身体的拘束を伴う不利益処分はあり得ると考えていいんですね。
○肥田委員 第三章で、インターネット異性紹介事業者は、利用者が児童でないことを確認する義務を負うことになりますけれども、具体的な確認方法は国家公安委員会規則で定める、また、広告や宣伝に当たっても、児童が利用してはならないというふうなことを明示すると。  その国家公安委員会規則で...全文を見る
○肥田委員 文科省に伺いたいと思います。  出会い系サイトにかかわる犯罪に巻き込まれるのは、文科省の影響下にある子供たちでございます。その子供たちを今、私が見る限り、この法案を通じて警察庁に預けようとしていらっしゃる、そういうふうに感じるわけです。警察庁にお願いする前に、学校教...全文を見る
○肥田委員 厚労省にも同じようにお尋ねしたいのです。  確かに、厚労省への期待も大きいわけですよね。ですから、いろいろな具体的なことがあると思いますけれども、私は、この法律の推進省庁の一つである厚労省がどんなにこれから活躍をしてくださるかというのが結果への大きな示唆になると思い...全文を見る
○肥田委員 もうこれで最後の質問にさせていただきたいんですが、こうやって各省庁に伺いますと、しっかりとそれぞれの施策があるわけですね。ところが、今回の場合でも、結局は子供たちが一番最後に来るところ、警察庁がこの法律をつくらなきゃいけない。ここに来るまでにいろいろな手はずがあったは...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございました。  時間が超過しました、恐縮でございます。終わります。
05月28日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○肥田議員 小宮山議員も御存じのように、子どもの権利条約、日本は批准しておりますけれども、その中に、すべての子供が「生命に対する固有の権利を有する」とございます。そして平成十二年には、議員立法で児童虐待防止法も制定されたところでございます。  生命に対する尊厳、大切さというのは...全文を見る
○肥田議員 今、小宮山議員がおっしゃったとおりなんですね。ですから、雇用慣行についての個別の法案につきましては、来年度には育休法の見直しなんかも出てまいりますので、こういうところでしっかりとした対策を立てていただきたいし、頑張っていきたいと思うわけでございます。  時間が迫って...全文を見る
○肥田議員 水島議員おっしゃるように、全くそのとおりでございまして、これは子どもの権利条約をしっかり踏まえたことだと思っております。私は、この法案の文言が児童でなくて子供であるということに大変喜びを感じております。
○肥田議員 今、水島議員のお話を伺っておりまして、私は三十数年前を思い出しておりました。三人の子供を育てておりますときに、実は両親が同居だったんですね。ですから、保育に欠けるという要件のために、おじいちゃんとおばあちゃんを、片一方は高血圧でぶっ倒れた、母はもう足腰が悪くて歩けない...全文を見る
○肥田議員 日弁連の御意見に対するお答えにはならないかもしれませんけれども、私の考え方を申し上げたいと思います。  今回、議員連盟では最大公約数の形としてこの法案に到達しました。それはまさに、子供を生み育てるための環境整備、これをした結果、人口のひずみが是正されることになるかも...全文を見る
○肥田議員 私は、子供の問題というのは、まさに党利党略を超えた問題であって、ぜひ党派を超えた形で皆さんと一緒の気持ちでつくっていきたい、これはそういう法律だと思うんですね。  そこで、この法律の中に「国民の責務」と入れたのは、みんなで同じように、同じようにと言ったらまた同一方向...全文を見る
06月06日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○肥田議員 私の息子ぐらいの年齢の齋藤議員とこうやって質疑応答できるのを本当に幸せに思います。  それで、まさにゆとり教育とゆとりある教育というのはほとんど言葉としては同じなんですが、私どもが使っている場合には、例えば、学歴偏重とか出身校を重視する社会の風潮とか、そういうことが...全文を見る
○肥田議員 まさに同感でございます。基礎学力の涵養は当然重視されるものであると私たちも思っておりますし、小学校、中学校の第一の役割は、やはり基礎学力をつけることにあると思います。ですから、わかる授業を実現して、学力の低下、不登校などをなくさなければいけない。先ほど学習塾のこともお...全文を見る
○肥田議員 まさに教育費は未来への投資でございまして、この国庫負担が今少し危ういところにおります。ですから、なし崩し的に一般財源化する、ましてや、その先にもしも廃止するようなことになれば、私は、全国どこでも同じような教育を受けられるという最も基本的なところが崩されてしまうと思いま...全文を見る
○肥田議員 地域がふくよかに子供たちを守っていくということはとても大事でございます。今子供たちがとても周囲から冷たい目で見られているという状況があります、特に都会なんかではそうですけれども。ですから、おっしゃるように、地域全体でどうやって子供たちを育てていくかということ、これは本...全文を見る
○肥田議員 代理懐胎を希望してアメリカで子供を産んでこられる夫婦がいらっしゃるという。私、これを見ていますと、いかにやはり不妊が悩み多きものであるかということを感じます。子供に恵まれない夫婦に対して献身的な気持ちから代理母になろうという女性もいらっしゃると私は思っております。ただ...全文を見る
○肥田議員 第十一条に関しましては、すべての子供を対象にするというふうに考えております。障害児と健常児を分けた保育は、障害児だけでなくて健常児にとっても大変不幸なことだと思っておりますので、地域の保育施設から障害児を排除するようなことがあってはならないと思っております。  した...全文を見る
○肥田議員 子供の虐待、いじめ、差別、これらはまさに子供の生命の尊厳を傷つけることでございます。  私は、この法案の底に流れているものは子どもの権利条約、要するに子供が権利の主体であるということが一番大切なところだと思っておりますので、それは御安心をいただきたいと思います。 ...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○肥田議員 現在のように成熟した社会におきましては、結婚それから出産につきましては、女性の意思がきちんと決定の場所で認められていく、そういうことが原点にございますので、この法案の中では、もちろんその決定した御本人たちが第一義の責任をとる、そういうふうに考えております。ですから、先...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第18号
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○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。  著作権法の一部を改正する法律案につきまして、特に拡大教科書に関する部分を中心にお尋ねするとともに、この法改正に至った弱視の子供たちへの対策の充実について質問させていただきたいと思います。  今回の法改正は、弱視の子供たちにとって...全文を見る
○肥田委員 次に、大臣にお尋ねしたいと思います。  今回の法改正の趣旨を生かしまして、文部科学省では弱視の子供たちのための教育をどのように充実していくか、それを伺いたいと思います。  この問題は、実は、大きく二つに分けられます。第一は、弱視の子供たちへの教育環境をどう整備して...全文を見る
○肥田委員 大臣の御答弁に関連いたしまして、弱視のような障害を持つ子供たちの学ぶ場所、学ぶ場について伺いたいと思います。  少しきつい言葉になりますけれども、これまで障害児教育をめぐる文科省や教育委員会の対応は、親の意見を十分聞こうとせずに、盲学校や養護学校に振り分けることを障...全文を見る
○肥田委員 次に副大臣にお尋ねしたいと思います。  文科省の答弁の中には、これまで弱視の子供たちについては、見え方が多様である、そういう御答弁が続いてまいりました。盲学校で学ぶことがよいのかあるいは普通学級で学ぶのがよいのかということは、一概には言えないと思います。そうだとすれ...全文を見る
○肥田委員 次も副大臣にお尋ねしたいんです。  ここで、普通学級の授業風景を思い浮かべていただきたいと思うんですね。同じ四十五分間の授業の中で、弱視の子と普通に見える子がいるわけですが、お隣の子はぱらぱらと教科書をめくって読んでおりますけれども、弱視の子はルーペを使って時間をか...全文を見る
○肥田委員 今回の著作権法改正は、初中局から文化庁への要望、それが契機となっております。すなわち、何度も申し上げますけれども、弱視の子供たちが普通教室にいるということが前提である。そうだとするならば、弱視の子供たちが普通学級で学ぶために、弱視という個に応じた指導法とか教材とか、そ...全文を見る
○肥田委員 多分、今副大臣がおっしゃったことは、盲学校、それから特殊学級の場合だと思います。普通学級にいる弱視の子供たちには教科書は全く用意されていないんです。  それでは、総合的対策の一部であります拡大教科書、この問題に特化して質問いたします。  私は、拡大教科書問題がなぜ...全文を見る
○肥田委員 大臣のお考えはよくわかりました。  それで、今まさにそばにある問題として考えていただきたいんですが、そうだとするならば、法改正の趣旨を最大限に生かすとすれば、私は、費用負担がぜひ大切な問題として話し合われなければいけないと思うんです。  今教科書は、普通の子供たち...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。私たちもぜひ応援団にならせていただきたいと思います。  終わります。
07月03日第156回国会 参議院 内閣委員会 第16号
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○衆議院議員(肥田美代子君) 本人の意思に反しまして社会的な圧力で結婚とか出産を行うとすれば、それはもう本当に不幸なことでございまして、こういうことはあり得ないし、また結婚は本人の意思に基づいているということは日本憲法の下で社会通念となっております。若い世代もそのことは承知してい...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 確かに、大変これは心の中のナーバスな問題でございまして、いかに法律でどう言おうと、やはりそのことで心を痛める方もいらっしゃいますでしょうし、圧力を感じる方もいらっしゃると思います。  そこで、我々は、子供を持つ意思のない人、それから子供が欲しいけれ...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 単一の家庭、そしてその家庭の中の夢を法律で決めることはもちろんできません。  それで、この六条の読み方なんですが、家庭や子育てに夢を持つことを国民の責務として規定したものではなく、これはっきり申し上げたいと思います。国民も少子化社会の現状を理解し、...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) これは、私は思うんですが、ここまで成熟してきた社会の中で、それぞれの生きざまも違います。そして、それぞれの夢も違う。理想も違う。そうなれば、私はあえて申し上げたいと思いますが、法律一つでそういうことにくくられるようなことはもう女性も考えないだろうと。...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 委員おっしゃいますように、家族の形、それから家庭の形はもうそれぞれ千差万別でございます。父子家庭もある、母子家庭もある、シングルもあるということで、これはもうそれぞれの人々の生きざまの問題でございます。  そこで、先ほどおっしゃいました夫婦別姓の問...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 結婚、出産が個人の選択に基づくということはもう自明の理でございますが、私は、この文章を読みまして、「決定に基づくものではあるが、」、その後、じゃ反対のことをしゃべっているとは思いませんし、「あるが、」で止めようという先ほどの御意見もありましたけれども...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 確かに最近は、子供をつくるという言葉がございまして、子供を産むとか育てるとかということの価値観が随分変わってきたと思います。ですから、議員おっしゃるように、確かに歴史の趨勢ではあろうかと思います。  ただ、それじゃ、世論調査によりますと、若い人たち...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 未婚の母であろうと既婚の母であろうと、私はそれぞれの女性の生き方だと思っております。ですから、この法律がかぶせる子供たちは、既婚の母の子供だろうと未婚の母の子供であろうと同じでございます。
07月17日第156回国会 参議院 内閣委員会 第20号
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○衆議院議員(肥田美代子君) 法案第二条の「男女共同参画社会の形成とあいまって、」というところの御質問でございますけれども、川橋委員ももう既に御存じでございますけれども、男女共同参画社会基本法が、男女の人権が尊重され、活力ある社会を実現するため、男女共同参画社会の形成を総合的かつ...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 川橋委員の御質問の御趣旨、私は本当によく理解できます。  ただ、今回の法案、本法案におきます少子化対策会議は、内閣が一体となって取り組むという趣旨から閣僚で構成されております。私は次の組閣のときにはなるべく多くの女性の大臣がまた出てきてくださればい...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 岡崎委員が今御指摘されましたとおり、すべての子供が幸せに育つことができる社会でなければならない、そのための取組がなければ本法案は成り立たない、私はこの認識は十分に共有させていただきたいと思っております。  本法案が施策を講じて推進するに当たりまして...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) ゆとりある学校教育、これは子供を生み、育てる者が、学校教育、それから幼稚園、保育園など、子育て全体に感じております心理的負担を取り除くことを意味しておると思います。家庭や子育てに夢を持ち、安心して子供を生み、育てることのできる環境を整備する、そしてそ...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 今、黒岩委員がおっしゃいましたけれども、私はこの十四条の後段の趣旨、これは正に、学校週休二日制の居場所づくりを考えてとは全く思っておりません。  それで、黒岩委員の地元の方には自然がたくさん残っているかもしれませんけれども、全国的には都市開発によっ...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 正にそのとおりでございまして、この法律の一番上にかぶっているのは子どもの権利条約でございます。この子どもの権利条約の一番大きな精神は、子供の最善の利益でございます。  ですから、この私たちが法律を作るときに、子供たちが本当に幸せに育っていく、そのた...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 午前中にも議論がございましたけれども、正に今、個人の結婚観、価値観が変わってきましたので、未婚化、晩婚化ということもございますし、とりわけ今、子供たちの中で一番やはり悲劇的なことは差別があることだと思っております。非嫡出子、その戸籍上それから相続上の...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 白浜委員から御指摘いただきましたこの子育てしながら働ける職場づくり、これは大変重要な課題でございます。男女共同参画社会を推進していく上でも、子育てと仕事の両立支援は不可欠の問題でございます。結婚や妊娠、出産しても本人が希望する限り雇用が継続される制度...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 少子化は、私は価値観の多様化ということと、もう一つはやはり女性たちの静かなる抗議だというふうに思うんですね。  今おっしゃいましたように、M字型、要するに未婚のときは就業率が高くて、妊娠、出産で低くなって、また子育てが終わると上がるんですが、大体、...全文を見る
○衆議院議員(肥田美代子君) 保育所は、保護者の就労によって家庭保育が難しい子供を対象に家庭に代わって保育サービスを提供する施設でございます。幼稚園は、親の希望により教育を提供する教育施設でございます。学童保育は、昼間保護者が就労している子供に遊び場や生活の場を提供する施設でござ...全文を見る
11月20日第158回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第1号
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○肥田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。  近年の青少年の非行、児童虐待等は依然として大きな社会問題であり、これら諸問題に対する総合的な対策を確立することが求...全文を見る
○肥田委員長 これより理事の互選を行います。
○肥田委員長 ただいまの上川陽子さんの動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に     江崎 鐵磨さん    上川 陽子さん     小泉 龍司さん    河野 太郎さん     大石 尚子さん    小宮山洋子さん     水島 広子さん    福島  豊さん 以上八名の方々を指名いた...全文を見る
11月27日第158回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第2号
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○肥田委員長 これより会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  今会期中、本委員会に参考送付されました意見書は、お手元に配付いたしてありますとおり、児童虐待防止対策の強化に関する意見書一件であります。念のため御報告申し上げます。      ————◇—————
○肥田委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  青少年問題に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。  まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請を行うこととし、派遣委員の人選、派遣期間、派...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中、委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、その出席を求めることとし、日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   ...全文を見る
○肥田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時五十一分散会