肥田美代子

ひだみよこ



当選回数回

肥田美代子の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第162回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
議事録を見る
○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今学校教育は、学力低下とか学びからの逃走とか学習意欲の低下とか、さまざまな問題が指摘されておりまして、教育行政に対する不信とか不安が高まる傾向にあります。大阪弁で申し上げますと、うちの子はどないして...全文を見る
○肥田委員 それでは、大臣は学校教育は子供たちのためにあるというふうにお考えということでよろしいですね。  中山大臣は、所信表明演説で、学習指導要領の理念や目標が十分達成されていないのではないかと考えると述べておられました。また、新聞のインタビューでは、総合学習時間の削減や学習...全文を見る
○肥田委員 大臣は、学習指導要領の見直しに当たりまして、中央教育審議会におけるあいさつの中で、子供たちが身につけるべき資質、能力の到達目標の明確化について検討を要請されております。これは何を期待されているんでしょうか。
○肥田委員 大臣が今、一度に答えてくださいましたので、手間が省けました。ありがとうございます。  それでは、到達目標の設定なんですけれども、これは初めてのことだというふうに考えていいですね。
○肥田委員 私は、それは大変いいことだと思っております。  というのは、指導要領はどうしても教える側に立っております。ですから、子供の目線で作成する必要がどうしてもできてくるんじゃないかと思いますので、ぜひ私も、どういうものができるか、しっかりと見詰めてまいりたいと思います。 ...全文を見る
○肥田委員 到達目標というと誤解を招くといけませんので、最低到達目標というふうに理解させてもらってよろしいですか、大臣。
○肥田委員 大臣は所信表明の演説で、日本の学力を再び世界のトップレベルにするため、学習指導要領を見直すと述べておられます。昨年末に公表されましたOECDの学力調査、さらには、いわゆるTIMSS、国際数学・理科教育動向調査の結果を受けての御発言だということは午前中の議論でもわかりま...全文を見る
○肥田委員 御答弁に関連して、もう一つお尋ねしたいと思います。  今回の学力検査でトップの成績を上げましたフィンランド、これはよく聞いてみますと、授業時間が日本よりも少なくて、日本でいうゆとりの時間もふやされている傾向にあると聞いております。そして重要な点は、国はカリキュラムの...全文を見る
○肥田委員 もう一つの問題があるんですが、国際学力テストについて分析する場合に、やはり子供の目線で見ることが大変必要だと思うんですね。  OECDの調査やその他の学力調査の結果に対しまして、大臣は敏感に確かに反応されたと思います。スピード感は私も必要だと思います。それに、学力競...全文を見る
○肥田委員 次に、現行の学習指導要領についてお尋ねしたいと思います。  ゆとりをうたった現行の学習指導要領が実施されたのは、二〇〇二年の四月でございます。でも、この学習指導要領は不幸な出発をしなければなりませんでした。実施前後から脱ゆとりへの静かな変身が始まってきたんです。そう...全文を見る
○肥田委員 もちろん、大臣がおっしゃるとおり、いつまでも旧にぶら下がっていることはないし、しがみついていることもないと思います。ただ、その枠組みの中で変えるときには、やはり国民に対して説明が一回ずつ要るんじゃないかと思うんですね。知らぬうちに何となく変えられていて、後で私たちが振...全文を見る
○肥田委員 いわゆるゆとりという言葉ですが、これの議論が空回りするその最大の原因は、ゆとりの定義がばらばらだということなんですね。大臣は、中教審が言うゆとり、この言葉はどういうことを指しているとお考えですか。
○肥田委員 今、銭谷局長がるるおっしゃっていただきましたが、私は、ゆとりというのは、教育内容と授業時数との比率だと思うんですね。ですから、十時間かけて子供たちが十分に理解できることを八時間で教えようとすると、これはゆとりがないと言うんだと思います。そして、それを十二時間で教えよう...全文を見る
○肥田委員 中教審答申の現状認識について、もう一つだけお尋ねします。  答申は、子供たちは塾や自宅で勉強時間にかなりの時間をとられておりまして、「「ゆとり」のない忙しい生活を送っている。」と記述してあります。  当時、子供たちは本当に自宅で勉強に追われてゆとりを失っていたのか...全文を見る
○肥田委員 ぜひお願いしたいのは、今後もそうなんですが、しっかりと検証していただきまして、そして、もう何度も何度も繰り返して変更をしなくてもいいような、しっかりした改正を私はお願いいたしたいと思います。ぶれているぶれているという印象を持たれるということ自体、やはり私はよくないと思...全文を見る
○肥田委員 今の質問とも関連するんですが、新聞を生きた教材として活用しようというNIE運動も大きな成果を上げております。  若い世代が新聞を読まなくなったわけですね。それは、やはり社会に関心を失ってしまっている。それが遠因となって引きこもりとかニートがふえているということも、あ...全文を見る
○肥田委員 どうもありがとうございました。終わります。
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
議事録を見る
○肥田分科員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私はまず、男女共同参画社会を推進する立場から、農村女性の地位向上に向けた取り組みについて、大臣の見解をお伺いしたいと思います。  食料・農業・農村基本法は、「女性の農業経営における役割を適正に評...全文を見る
○肥田分科員 力強い大臣のお言葉をいただきましたので、ぜひよろしくお願いいたします。  農村女性の起業に対する政策的な支援について、お尋ねをしたいと思います。  農村女性の活動は、地域社会の活性化や農業の再評価につながるばかりではなくて、農業の多面的な機能という点からも、さま...全文を見る
○肥田分科員 ぜひよろしくお願いいたします。  また、地域の人たちに新鮮な野菜とか食材を届けようという地産地消の取り組みが全国で広がっております。日曜日や土曜日にはあちらこちらで直売所ができまして、たくさんの買い物客が行列をつくっております。  この風景を見ますと、私は、食の...全文を見る
○肥田分科員 今、副大臣から道の駅という言葉が出ましたけれども、本当にこの動きは私はすばらしいと思いますので、おっしゃるように、ぜひ力を入れていただきたいと思います。  私の周りにも、農業を新しい職業の一つにしたいという選択をする人たちがふえております。これまでは農作物を買う側...全文を見る
○肥田分科員 私の住んでおります萩谷地区の人たちは、みんな小規模経営の農業者でございます。生鮮食品の供給という面では地域内で大きな役割を果たしております。  また、その萩谷地区から数分の距離のところに、実は市街化区域内に農地が点々と広がっております。この市街化区域内の農地は、生...全文を見る
○肥田分科員 副大臣は、子どもの未来を考える議員連盟の幹部として、子どもゆめ基金の創設に御尽力いただいたわけですが、このゆめ基金は子供の体験学習に活用されておりますけれども、子供たちの荒れた現状を見ますと、自然環境の体験学習、まさにこれが心に潤いを取り戻す営みだと思うわけです。 ...全文を見る
○肥田分科員 次に、地球温暖化防止森林吸収源十カ年対策に関連しまして質問いたします。  農水省は、温室効果ガス削減目標六%のうち三・九%を森林吸収源で確保するという施策を掲げております。その対象となる森林は、全森林面積二千五百万ヘクタールの七割に当たる千七百五十万ヘクタールとな...全文を見る
○肥田分科員 ある研究者の試算では、植林、保育に一ヘクタール当たり最低二百万円かかると言われております。三年未満、三年以上の造林未済地面積、これをお聞きしますと、三万三千五百二十七ヘクタールとおっしゃっていただきました。全林地の植林や保育などに必要な費用は、一ヘクタール当たり二百...全文を見る
○肥田分科員 ここに、十カ年対策のあらましで、一番知ってほしいこと、多分この中に挙げていらっしゃると思うんですが、この中に、実は、木材及びバイオマスの利用は記載されておりますけれども、国産材の利用については触れられておらないわけですね。  日本は国土の三分の二の森林がございます...全文を見る
○肥田分科員 間伐材の利用につきまして、もう少し丁寧に質問させていただきたかったんですが、もう時間が参りましたので、最後に、大臣の森林に対する熱い思いを伺いたいと思います。本当はもっと大臣に伺いたかったんですが、事務方の方から、大臣ばかりはいけないというふうに言われましたので、ま...全文を見る
○肥田分科員 どうもありがとうございました。
03月16日第162回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
議事録を見る
○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願いいたします。  本委員会における参考人質疑をめぐりまして遺憾な状況が起きましたことについて、同僚議員からるる申し上げてまいりました。私は、これを聞いておりまして、実は十年ちょっと前でございますけれども、子どもの権利条約が...全文を見る
○肥田委員 先ほど申し上げましたように、子供たちの読書活動は好転の兆しを確かに見せておりますが、それを支える学校図書館を充実させないと、子供たちの読書欲に冷水を浴びせることになると私は思っております。  一番の問題は、依然として図書館に本が不足していることでございます。大臣も、...全文を見る
○肥田委員 本を読む前に手を洗いなさいというよりも、本を読んだ後に手を洗いなさいと言っている先生もいらっしゃるようでございますけれども、どうしてこんな古い本が廃棄されないのかと聞きましたら、そんなことをしたら、もちろん、本棚が空っぽになるということもある。そしてもう一つは、この二...全文を見る
○肥田委員 十二年前の平成五年を初年度といたしまして、五カ年計画で五百億円、単年度で八十億円の学校図書館図書整備費が交付税措置をされました。これは、公立の義務教育諸学校における学校図書館の蔵書数を一・五倍程度の冊数までふやそうというものでございました。画期的な措置でありまして、長...全文を見る
○肥田委員 はっきりおっしゃいませんけれども、恐らく絶望的な予測だと私は思います。  一つお尋ねしたいんですが、義務教育諸学校における平成十六年度の学校図書館図書の新規図書購入冊数、それから廃棄図書冊数を教えてください。
○肥田委員 この数を聞きましても、いかに一・五倍になるまでには遠い遠い道のりであるかということがわかろうかと思います。  それで、学校図書館図書標準が達成されないなぞの一つ、これをあえてなぞと言わせてもらいますが、図書の廃棄処分とも関連しておりますね。それから、昨年三月の本委員...全文を見る
○肥田委員 今、銭谷局長が答えてくださったのは、要するに、あのときの思いとしては、更新分についてはそれまでの教材費を充て、そして新しい五カ年計画の図書費については新規購入分ということで、実は銭谷さんの名前で通知されているんですね。公立義務教育諸学校の図書購入に要する経費の地方財源...全文を見る
○肥田委員 せっかくのミスター学校図書館の思いがどんどん薄まってしまってこういうありさまになっているということでございます。  歴史的な経過をもう一回振り返ってみますと、教材用の図書及び備品費、これは義務教育費国庫負担法による教材費措置でありましたけれども、昭和六十年から一般財...全文を見る
○肥田委員 ですから、本当に驚くような話なんですけれども、この基礎部分の百十五億円に上乗せ部分の八十億円、平成五年から実行されますと、これは二百億円の予算がつくはずなんですね。ところが、結局、予算措置はこの年は百二十億円で終わっております。そして平成十四年、一番最近のデータですけ...全文を見る
○肥田委員 大臣、このやりとりをお聞きくださっておりまして、どういう感想を持たれますでしょうか。
○肥田委員 確かに、格差がだんだん大きくなっていることは事実だと思います。  それで、モデル校とまではいかないんだけれども、すばらしい学校についてはどんどん褒めていかれて、そして皆にその情報を公開して、啓発を行うようなことをしたらどうかと思うんですけれども、どうでしょうか。
○肥田委員 学校図書館は、もう既に本を読む場所ということではなくて、学校教育の一番真ん中に置いてしっかりとそれを活用していく、一番お宝の場所にあると私は思いますので、ぜひ予算措置も含めて頑張っていただきたいんです。銭谷さんもさっきから、平成十八年度で終わって、その後の五カ年計画と...全文を見る
○肥田委員 大臣が学校教育のど真ん中とおっしゃってくださって、私は心強い思いがいたしました。  それでもう一つ、高校なんですね。高校の図書費がまたどんどん下がっていって、この数年、いっときの三分の一ぐらいに図書の数が減っているそうでございます。高校生が本を読まないというような先...全文を見る
○肥田委員 多分見たところが若干違うと思います。この間、岐阜県の恵那にお邪魔しましたときに、高等学校の図書の本の数がうんと減っているということを陳情いただきました。それも申し上げておきたいと思います。  それから、人も大切でございます。本ももちろん必要ですが、人の配置も必要でご...全文を見る
○肥田委員 文科省は、学校図書館が充実するまでの経過措置として、公共図書館から貸し出しサービスを受ける、そういうことも進めていらっしゃいますけれども、実は公共図書館の設置がおぼつかないわけです。五二・五%の設置率でございます。この充実が急がれるわけです。実は大臣のときに、公共事業...全文を見る
○肥田委員 今回、読解力の低下が露見しまして社会問題にさえなっておりますけれども、私は、今それが見つかったことはある意味で不幸中の幸いかなと思っているわけでございます。今ならまだ間に合うという思いがいたします。ですから、先ほどからの大臣の御見解もございましたけれども、学校図書館を...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございました。  終わります。
03月29日第162回国会 衆議院 環境委員会 第4号
議事録を見る
○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。  環境省設置法の一部改正案に関連いたしましてお尋ねいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。  先ほど同僚議員からも質問がございましたけれども、産業廃棄物の不法投棄についてまず伺いたいと思います。  平成十五年度当初の全国...全文を見る
○肥田委員 今大臣のお話を聞いておりまして、確かに監視体制をきっちりしていかれるのは重要だと思いますけれども、どうも根本的な解決になっていないんじゃないかという不安が残ります。  と申しますのも、不法投棄の原因、これを大別しますと、一つには、廃棄物処理施設の圧倒的な不足、そして...全文を見る
○肥田委員 産業廃棄物の不法投棄対策として、紙伝票よりも処理過程が透明化する電子マニフェスト、これを本格的に推進するという報道がございましたけれども、これは一九九八年に導入されておりまして、二〇〇四年度はマニフェスト総数の二%しか利用されていないわけでございます。  なぜこんな...全文を見る
○肥田委員 平成二十年に二割以上ですね。とすると、一〇〇%になるまで何年かかるかなという思いがいたしますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  次に、災害廃棄物についてお尋ねしたいと思います。  災害は忘れたころにやってくるというのが今までの言葉でございましたけれども、ど...全文を見る
○肥田委員 リサイクル社会の創造という視点から見ますと、災害廃棄物の中間処理をしないままに最終処分場に持ち込むということは、いつまでも許されることではないと。  先ほど、頑張っていただいたという御答弁がございましたけれども、国は、災害が広域にわたり個別自治体で対応できない状況に...全文を見る
○肥田委員 省庁再編前でございますけれども、平成十年十月、厚生省は「廃棄物処理に係る防災体制の整備について」という文書を各都道府県に送付されました。このとき示された震災廃棄物対策指針は、自治体は事前に震災に対する対応策を準備しておく必要がある、廃棄物処理計画の作成の際、指針となる...全文を見る
○肥田委員 せっかく指針を出されたんですから、それからもう七年たっているわけですから、もう少しきちんとしたことを把握される必要があると思うんですよ。  自治体の策定がおくれている理由もいろいろあろうと思いますけれども、これは大臣にお尋ねしたいと思いますが、環境省の災害廃棄物処理...全文を見る
○肥田委員 指針を出された環境省にとってはちょっと手ぬるいんじゃないかと、私は今の大臣の御答弁を聞いて感じました。  廃棄物処理法第十五条で、廃棄物の適正かつ広域的な処理の確保に資することを目的にして、環境大臣は、廃棄物処理センターを指定することができるよう定めております。十二...全文を見る
○肥田委員 やはり災害対策に対する事前対策、その計画作成がおくれている。そして、廃棄物処理センター事業もおくれている。私は、どう考えても、環境省の提案が自治体からそでにされているんじゃないかと思います。  今、大臣がおっしゃいましたように、それはいろいろな理由はありましょう、な...全文を見る
○肥田委員 これは最後の質問になりますけれども、平成十七年度環境保全経費一覧を読んでみました。予算項目が約二千ございます。そして、環境省の管轄の予算項目は四百です。あとは各省庁に分散しているわけですね。環境保全にかかわる省庁は、会計検査院、内閣府、総務省、法務省、外務省と多岐にわ...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。
05月10日第162回国会 衆議院 環境委員会 第10号
議事録を見る
○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。  地球温暖化対策推進法改正案に関連いたしまして質問いたしたいと思います。  この二月十六日に京都議定書が発効し、削減対象期間の初年度となる二〇〇八年ももう間近に迫っております。森と川と湖のある惑星は、私たちの住むこの星だけでありま...全文を見る
○肥田委員 今大臣の御答弁を聞いておりますと、事業所の床面積、それから核家族がふえた、それから情報機器とか交通量の伸びなどといろいろとおっしゃってくださいましたけれども、ある意味で、これはやはり見通しが甘かったんじゃないかというふうに私たちは思わざるを得ないわけでございます。 ...全文を見る
○肥田委員 政治的な解決をされたということで伺っておきます。  私の仄聞したところによりますと、EU諸国などは、削減の数値目標が変わるたびに、同行した専門家が、コンピューターで必要な予算を計算して交渉に臨んだというふうに聞いております。数値目標は国益にかかわる大きな問題ですから...全文を見る
○肥田委員 年間二兆円で、五年間で十兆円ですから相当大きな金額であるなというふうに伺いました。  林野庁などの試算でも、三・九%の吸収源となる森林整備費用として、二〇〇〇年から十年間で約一兆一千億円分の上積みが必要だと言われております。また、地球温暖化対策大綱に基づく全体予算は...全文を見る
○肥田委員 ぜひ、この部分につきましては、今後の教訓のためにも、削減コストという表現が適当かどうかわかりませんけれども、やはり公表しながら、しっかりと計算できるような形を我々にも示していただきたいなと思っております。  次に、次期削減枠組み交渉に臨む環境省の基本姿勢についてお尋...全文を見る
○肥田委員 大臣の今の御答弁ですと、京都議定書の延長線で話し合う、そういうふうに受けとめさせていただきます。そうでないとやはり議長国としての信頼が揺らぎますから、そこのところはその方向でよろしいんじゃないかと思います。  環境立国を目指す日本は、地球環境保全という点から、すべて...全文を見る
○肥田委員 二つの理由が挙げられておりましたけれども、これをクリアしないと米国の京都議定書への復帰は難しいということになります。アメリカはアメリカでそれなりの努力をしているわけですね。ですから、友好国である日本は、離脱理由をクリアするために、どのような協力を行われるつもりかという...全文を見る
○肥田委員 米国の京都議定書復帰、それから途上国の参加、これを促すには、まず国内の意見調整も必要なんですね。  六%削減とか地球温暖化防止とかの総論では、国民も、そして事業体もおおむね意見一致はあるんですけれども、しかし、具体論に踏み込みますと、見解の相違が出てまいります。例え...全文を見る
○肥田委員 終わります。ありがとうございます。
05月17日第162回国会 衆議院 環境委員会 第12号
議事録を見る
○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。よろしくお願いします。  本委員会に付託されました法案に入る前に、自動車NOx・PM法について質問させていただきたいと思います。具体的な例を挙げてお話ししたいと思います。  私が住まいをしております高槻市でございますが、市バスが運行...全文を見る
○肥田委員 先ほどからるる御質問ございましたけれども、なぜこの法律が今なのかということになりますが、大気汚染防止法の施行、これが大気汚染規制元年だといたしますと、あれからちょうど四十年過ぎているわけですね。ですから、いろいろな会合で説明することにこれからなると思いますけれども、オ...全文を見る
○肥田委員 これは行政だけの責任じゃございませんで、やはり立法府の責任でもあると私も反省をいたしております。  それで、この法案の規制対象ですけれども、法律が施行された後に購入された車両に限定されております。使用中であるとか中古の車両は適用除外ですよね。この点、排出規制の実効性...全文を見る
○肥田委員 ちょっと今聞き漏らしたかもわかりませんが、新車については、車両検査なんかをこれからやっていくということですか。それから、使用過程にあるものについても同じくだというふうに理解していいんですか。
○肥田委員 今の適正な維持管理ということにこだわるわけですけれども、それで、この法律の目的は、例えば二十九年という長い期間が、あるときに達せられるというふうにお思いですか。
○肥田委員 オフ車の場合ですけれども、非常に多くの種類の機械が搭載されておりまして、それに、同一エンジンが少量生産でありますし、異なるメーカーのエンジンがほかのメーカーの車体に搭載されるというケースも目立っております。自動車関係の業者からも質問を受けましたけれども、この法案が施行...全文を見る
○肥田委員 我が国はこれまでいろいろな法整備、そして施策を講じてまいりまして、自動車排出ガスの抑制に努めてこられたと、先ほど大臣からの御答弁がございました。  それで、自動車一台当たりの排出ガスは大幅に削減されております。これを私も評価しております。しかし、自動車保有台数や交通...全文を見る
○肥田委員 次に、排出ガス規制に関する国際的な整合性についてお尋ねしたいと思います。  欧米では、オンロード、そしてオフロードに区別なく、既に排出ガス規制が実施されております。例えばEUの規制は、欧州連合として制定し、連合加盟国が国内法として施行することになっております。型式承...全文を見る
○肥田委員 来年一月に欧米の排出ガス第三次規制がスタートすると聞いております。それを視野に入れまして、日本の建設機械メーカーも新しい規制に対応した製品開発に取り組んでいる。欧米は大きな需要が期待される市場ですから、最新機種の開発は、経済のグローバル化を一段と進める上でも、排ガス規...全文を見る
○肥田委員 これで最後の質問にさせていただきたいと思うんですが、大気汚染に関する改善策は、もうそれこそ次から次へと打ち出されて、御努力をしていただいております。しかし、平成元年に七千五百万台だった自動車が平成十五年に八千九百万台と増加しておりますから、都市部においては交通渋滞によ...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。終わります。
06月10日第162回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
議事録を見る
○肥田委員 民主党の肥田美代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  午前中に、同僚の城井委員から二時間にわたりまして網羅的に本改正案について御質問がございましたので、私は、この法案につきましては三問だけ質問させていただきまして、その後、日ごろ気になっている事柄につい...全文を見る
○肥田委員 大学の個性化、それから自主的な研究活動、そして職務の自立とかいうことを今るるおっしゃっていただいたんですが、私、まだぴんとこないんですね。高等教育の将来像につきまして、どういうふうに読み取るか、まだぴんときません。  今、社会全体が国際社会の中で競争時代に入っており...全文を見る
○肥田委員 これまでの教員組織は、講座制、それから学科目制等を軸にしておりまして、その改革の必要性は、随分長い間、大学の人材育成や学術研究の両面からも指摘されてまいりました。  今回の改正で、教授、助教授、助手というふうに序列化されていた縦割りの教員組織から、ややフラットぎみの...全文を見る
○肥田委員 そうすると、つまるところ、講座制はなくなるんですか、まだ続くんですか。
○肥田委員 次に、先般発表されました学力テストにつきましてお尋ねしたいと思います。  国立教育政策研究所教育課程研究センターは、二〇〇三年度小中学校の教育課程実施状況の調査結果を発表されました。これは、二〇〇二年四月から実施されました新学習指導要領のもとで学んだ児童生徒を対象に...全文を見る
○肥田委員 今回の学力調査は、授業内容を三割削減して、そして総合学習の時間を導入して、そして学校の授業を完全五日制に移行した、この新学習指導要領のもとでの初めての実施でございます。前回調査が公表されましたとき、学力低下が大変問題になりまして、文科省も発展的な学習や補充的な学習を奨...全文を見る
○肥田委員 大臣は、昨年のOECDの学習到達度調査の結果を受けまして、日本の子供は勉強時間が短い、そして勉強への動機づけも希薄である、そして学ぶ意欲に乏しいとおっしゃいまして、学力を再び世界トップにすると発言されました。そして、学習指導要領全体の見直しを諮問されているところでござ...全文を見る
○肥田委員 先ほども大臣が先にお答えくださいましたけれども、今回の学力テストの結果を冷静に見ますと、国語の読むこと、書くこと、数学の量と測定、数量関係、それから英語の読むこと、書くことなどが、前回調査を下回る問題が全体の半数を超えておりますね。成績は上がったといえどもこういう状況...全文を見る
○肥田委員 私は、今回の調査結果を読みながら、学力低下に危機感を持つ現場の教師たちが随分一生懸命取り組みしてくださったなと。さっき大臣もおっしゃいましたけれども、これを軽視してはいけないと思うんです。私の周辺にも、やはり補充的な学習で基礎学力をつけさせようと懸命に頑張っている教師...全文を見る
○肥田委員 次に、学力調査の結果とも深くかかわりを持つわけでございますが、学校図書館の充実についてお尋ねしたいと思います。これ以降は、しばらくの間、ミスター学校図書館に質問をさせていただきたいと思います。  文部科学省は、例年、各都道府県に「公立義務教育諸学校の学校図書館の図書...全文を見る
○肥田委員 学校図書館図書標準の早期達成につきまして、通知を出し始めてから十年が恐らく過ぎたと思っております。達成率は惨たんたるものなんですね。ことしも、つい先日、六月六日に通知をお出しになりました。  昨年の通知とことしの通知とどこが違うのか、教えていただきたいと思います。
○肥田委員 確かに、増加冊数分について言及していただいたということは去年と違う新しい部分だと思います。  しかし、今までの通知の文面で、私は、どうもさほど効果がないと思うんですよ。地方に行って聞いてみますと、これは大変失礼な話なんですけれども、ああいう通知が来ても右から左へ、ぽ...全文を見る
○肥田委員 現在の制度は、教育に関する権限と財源が地方自治体に移譲されるという地方分権型の財政構造にはなっておりません。ですから、文科省は、交付税措置については本来の目的に使われているかどうか、この指導や支援は可能であるし、また必要だと思っております。  つまり、マクロの地方財...全文を見る
○肥田委員 具体的な質問にちょっと切りかえてみたいと思いますが、平成十五年度の一校当たりの図書購入費、全国平均で四十四万円です。最高は神奈川の六十六万四千円、最低は青森の十九万二千円となっております。小学校では最低の県と最高の県で三・四六倍、中学校では三・三四倍の開きがございます...全文を見る
○肥田委員 小学校で格差が三・四六倍、中学校では三・三四倍、これはいいんですよ。いいんですというよりも、そうですかという話なんですが、私がどうしてこういう質問をしたかといいますと、情報公開するときの正確さが私は大事だと思うんですよ。といいますのは、一校当たりの図書購入費を比較する...全文を見る
○肥田委員 一学校当たりでは不正確ですよと申し上げたのは、学校によってクラスの数が違いますから、それを一学校当たりということにしてクラス単位で予算措置されている金額を掛けるのは、やはり少し間違いであろうかと私は思っておりますので、これ以上この件に関しては申しませんけれども、ぜひ正...全文を見る
○肥田委員 調査をしてくださいまして学校図書館のデータが出るわけですけれども、それがフローが軸になって、それで、必要なことはやはりストックと増冊計画だと思うんです。  各学校のストックベースが冊数はどれくらいか。そして、更新すべき冊数は何年度でどのくらい必要なのか。それから、新...全文を見る
○肥田委員 先ほど銭谷さんもおっしゃいましたように、来年度でこの五カ年計画はおしまいになるんですね。もうあと一年しかないわけでございます。ですから、一年の状況を見てというようなかったるいことを言っている場合じゃないわけでございます。  この計画が始まったとき、もう十年になります...全文を見る
○肥田委員 学校図書館の人の問題で一つだけちょっと確かめておきたいんですが、今十二学級以下は司書教諭の配置がされておりません。それで、十二学級以下の学校といいますと、全国で半分ぐらいあるんですね。ですから、全国の半分ぐらいの子供たちがまだ司書教諭のいない学校図書館にいるわけでござ...全文を見る
○肥田委員 そうしたら、文科省がその気になってくだされば、いち早く実現できるわけですね。そうですね。
○肥田委員 多少偏っているかもしれませんけれども、有資格者についてはほとんど心配ないと私は思っておりますので、ぜひミスター学校図書館、頑張っていただきたいと思います。  それから、司書教諭の専任化の問題でございます。これもなかなか困難なハードルだと伺っておりますけれども、やはり...全文を見る
○肥田委員 現在、超党派の活字文化議連では、読書人口を底上げしようということで、文字・活字文化振興法案の国会提出に向けて作業を続けております。学校教育のすべてにわたって読書活動を行おうという趣旨も盛り込んでおりますし、ぜひ文科省の応援団になりたいというのが思いでございます。  ...全文を見る
○肥田委員 ありがとうございます。終わります。