平賀高成

ひらがたかしげ



当選回数回

平賀高成の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。私は、日本海におけるロシア船籍タンカーのナホトカ号の重油流出災害について質問をいたします。  運輸大臣は、所信表明の中で、重油流出災害の被害対策と再発防止について取り組んでいくというふうに述べられました。私は、一月の十七日に、福井県の三国町...全文を見る
○平賀委員 十分なものではないというふうな理解を私はいたしました。  私も、今説明がありましたように、これを見ました。やはり二つの事故の想定がされておりますが、一つは、経ケ岬沖のこの海域で貨物船に対してほかの船が衝突をするというその想定と、もう一つは、今お話がありましたように、...全文を見る
○平賀委員 これまでの国会での議論や教訓が生かされてこなかったその一番の大もとには、大規模な港湾建設にはたくさん予算を使いますが、しかし、私たち国民の側の財産や生命、さらには環境を守るという点では本当に予算がないがしろにされてきた、この問題が私はあると思うのです。それで、現に海上...全文を見る
○平賀委員 抜本的に改めるかどうかという点では、どうですか、改めてお願いします。今のこの計画を、外洋で対応できるような計画に抜本的に改めるかどうか。
○平賀委員 そのような改善がされるということですので、私は、この際に油回収船について伺いたいと思います。  これはテレビのニュースでも報道されましたが、経ケ岬沖でのタンカーの重油流出災害の教訓を踏まえて、造船メーカーが四年ほど前に、日本海でも通用する、清龍丸の六倍の回収能力を持...全文を見る
○平賀委員 私は、この重油流出災害が起きて以降、総合的に検討する、こういうことを何回も聞いています。午前中の政務次官の答弁でも、外洋型の大型の回収船を配備するということや、そのための体制をつくるという、このことを検討する、このような答弁を伺いました。  七年前から政府としては検...全文を見る
○平賀委員 私は、総合的に検討して、国民的な合意ができているわけですから、この点はぜひ踏み込んで答弁していただきたいということを強く求めまして、次の問題に移ります。  予算委員会で、木島議員が、我が国の港に寄港しないで日本海を行き来するタンカーの把握についての質問に対して、運輸...全文を見る
○平賀委員 この点は、巨額の予算がかかるわけではないと思いますので、ぜひ積極的にやっていただくことを要望しておきます。  次に、中部新国際空港の問題について伺います。  昨年の十二月に閣議決定を行いました第七次の空港整備計画で、中部新国際空港も、成田や羽田や関空などとあわせて...全文を見る
○平賀委員 地元の住民の皆さんとの合意は大事だということを承認される答弁だと思います。ところが、実際、愛知県に行きますと、愛知万博が二〇〇五年に行われるという。このことに間に合わせるために二〇〇五年までに空港建設を進めよう、こういう声もいろいろ出ているわけです。私は、こういう動き...全文を見る
○平賀委員 私は、地元の住民の皆さんとの合意や、また、問題をきちっと解決しないまま強行する、こういう態度はとらないという、このことの言明だったと思います。そういうふうに受け取って、私の質問を終わらせていただきます。
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○平賀分科員 日本共産党の平賀高成です。私は、定時制高校について質問をいたします。  文部省の発表でも、小中学校ではいじめによる登校拒否の生徒は年々ふえ続けております。また、高校における中途退学者は、九万八千名を超えて十万人に迫ろうとしております。こうした生徒の教育をどのように...全文を見る
○平賀分科員 大変大きな役割を果たしている学校だという認識だと思います。ところが、今、定時制高校が大変な事態になっています。地域の実情を無視した統廃合が強行されまして、大変大きな問題になっています。  例えば、静岡市では市内に五校しかない定時制高校のうち、八十名近い生徒が学んで...全文を見る
○平賀分科員 これは静岡だけではなくて、全国的にいいましても、大阪だとか京都だとか、いろいろなところでこのような定時制高校の統廃合が今強行されているのですね。ですから、ぜひこの実態についてよくつかんでいただきたいと思いますし、関係者の意見もよく把握して、関係者自身が本当に納得でき...全文を見る
○平賀分科員 もう少し言いたいと思います。  静岡中央高校の定時制は単位制です。履修率は七五%で、四分の一の高校生が途中でやめていってしまうわけです。やむなく統廃合する場合でも、私は、今お話がありましたように、地域の実情というものを十分考えなければならないと思います。  文部...全文を見る
○平賀分科員 では、今私が言いましたように、地域の実情を十分加味して、生徒の学習の機会もきちっと十分尊重するということで理解していいわけですね。  それでは、静岡や京都や大阪で起きている実態は、文部省の考え方である、今お話がありましたが、「地域の実情も十分加味し、生徒の就学の機...全文を見る
○平賀分科員 基本的には設置者である都道府県が判断することだというふうに言われるのですが、確かにそういうふうなことを私もいろいろこの間言われてきたわけです。しかし、どう考えても、この県のやり方というのは、関係者も含めて、本当に性急なやり方で、納得できるものでは断じてないと私は言い...全文を見る
○平賀分科員 一般的にはそういうことだと思うのですが、ただ、例えば、静岡の静岡商業の定時制の問題でいいましても、時間的なそういう経過からいっても、例えば校長に口どめしている問題とか、まさに決定の一月ぐらい前に突然発表というふうな状況を見ましても、これが果たして関係者と十分話し合い...全文を見る
○平賀分科員 ぜひ積極的にお願いしたいと思います。  私は、定時制高校の果たしている役割を今こそ大いに発揮することが求められていると思います。各地でやられている強引な統廃合ではなくて、生徒と教師がじっくり向き合う教育をつくることが私は必要だと思います。そのためにも、学級定員を四...全文を見る
○平賀分科員 これは計画が進んでいるということで、この定数の見直しなんかについてはどういうふうに検討がされているのですか。
○平賀分科員 定数との関係でいいますと、これは今の四十人学級でもまだ目が行き届かないんだというのが実態だと思いますので、ぜひこの点については要望を積極的に受けとめていただきたいと要望しておきたいと思います。  次に、定時制・通信制高校の国の補助削減について伺いたいと思います。 ...全文を見る
○平賀分科員 一年やってみて、実際どういうふうな実情になっているのか、これをよく検討して改善を図りたいというふうに理解をいたします。  これも愛知県の例なのですが、中学校時代に不登校であった生徒が定時制に入学をしまして、国の補助を受けようということで、今お話があったように原則と...全文を見る
○平賀分科員 今の事例が、愛知県なのですが、愛知県の届け出の申請のマニュアルを見ましても、非常に事細かく規制をしていますね。私は、ぜひ愛知県の場合については調査をしていただきたいと思います。  それで、この問題では現場の教職員から、事務量が非常にふえて生徒へ目を向ける時間がなく...全文を見る
○平賀分科員 一年生はフリーパスだというふうに言われました。そういうことができるのでしたら、事務量の軽減とかいろいろありますけれども、最終的に指導していけばそういうふうになると思うのです。ですから、その辺はやはり大胆に対応していただきたいということをぜひ要望しておきたいと思います...全文を見る
○平賀分科員 最後になりますが、いろいろな事情がありながらも学ぼうとしている人たちを積極的に支援するというのは国の施策としても当然のことだと思います。今の定時制には、いじめなどで不登校になった生徒や全日制高校からの中途退学者、障害者など、全日制では受け入れられない生徒の多くが通っ...全文を見る
○平賀分科員 以上で終わります。
04月01日第140回国会 衆議院 本会議 第20号
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○平賀高成君 私は、日本共産党を代表して、日本国有鉄道清算事業団の債務の負担の軽減を図るために平成九年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  国鉄の分割・民営化から十年がたちました。この最大の口実とされたのが、旧国鉄の長...全文を見る
04月08日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
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○平賀委員 私は、全国新幹線整備法改正案について質問をいたします。  政府・与党は、昨年末に整備新幹線の建設を決めました。その中身は、地方自治体の負担を一五%から三〇%にふやす一方、並行在来線は切り捨てる、こういう中身であります。これでは、これまで以上に自治体負担を過酷なものに...全文を見る
○平賀委員 今お話があったように、改正案では、整備新幹線建設の地方自治体負担だけが重くなっていることがはっきりしています。その一方で、国の負担はふえず、JRの負担は受益の範囲ということで、場合によってはなくなる場合もあるわけです。既に建設した新幹線の譲渡収入の一部を、従来は国とJ...全文を見る
○平賀委員 公共事業の部分は、これはふえるのですか。
○平賀委員 とにかくだんだんふえていくということですね。それでいいですね。
○平賀委員 結局、公共事業費はふやしていくということになります。  そうしますと、国の負担がふえていくために地方自治体の負担がふえていくということになるのですが、少なくとも、政府の方針でいきましても、公共事業というのは余りふやすのじゃなくて見直しをして、逆にコストは三年間で一〇...全文を見る
○平賀委員 私の質問は、財投などから借り入れができるようになるのかどうなのか、そのことを質問をします。
○平賀委員 今まで北陸新幹線の建設においても、長野オリンピックに間に合わせるために建設費が集中的に必要だ、こういうふうな理由で、鉄建公団は九三年からJRの貸付料相当分を財投などから借金をして建設費を調達してきました。九三年から九七年までの財投などの借入金の推移と残高は、現状はどう...全文を見る
○平賀委員 今言われたとおりだと思います。  それで、これはJRの貸付料の予定相当分であって、鉄建公団が財投などから借金として調達しているものであります。貸付料が計算より少なくなれば、財投の借入金返済のためにまた借金をしなければならないという、借金のための借金ということになって...全文を見る
○平賀委員 鉄建公団は、JRが貸付料予定相当分を必ず負担するものとして財投から借金をしています。しかし、JRの負担、つまり予定貸付料は、JRの収益が現状より上がった分だけ、それも上がった分を限度にした受益め範囲の負担であって、事実上負担だとはいえないようなものだと思います。  ...全文を見る
○平賀委員 きちっとした保証があるというふうな話でありますけれども、もし保証があるというのでしたら、しっかりとした積算根拠を示すべきだ。先ほど別の委員の方が言われておりましたけれども、各路線ごとの収支の見通しをやはりしっかり出すべきだと私は思います。もしそれが出せないというのでし...全文を見る
○平賀委員 各線区ごとの試算というのはあるのですか。出せないのですか。これは。
○平賀委員 今やはり、こういう場できちっとそういう見通しを持って審議をやらざるを得ないわけですから、ここの場にしっかりとその収支見通しが出されなければ、先ほども、どうも収支は危ないかもしれないけれども、やらざるを得ないというふうな、こういうふうなめくら判を押すようなことを求めるこ...全文を見る
○平賀委員 今のそういうやり方の中で、例えばいろいろな事例が生まれています。信越本線の軽井沢―横川間の廃止は、地域住民の生活に重大な影響を与えています。軽井沢から群馬県の安中市内の中学へ通う生徒の場合、JRの定期でいいますと一カ月約六千円です。それがバスになりますと約二万一千円に...全文を見る
○平賀委員 私は、やはりそういうやり方が、本当に鉄道交通網をだめにしていった教訓だと思うのですね。ですから、私は、そういう点を本当にその根本から是正していただきたいと思います。そのことを一言指摘をして、次の問題に移ります。  ここに、自民党と群馬県知事の間に結ばれた確約書があり...全文を見る
○平賀委員 ここに写しがありますので、また後でごらんになってください。  それで、信越本線の横川―軽井沢間の路線廃止の申請は、まだ行われておりません。鉄道事業法の二十八条において、鉄道事業の休廃止というのは、運輸大臣の許可になっております。大臣が許可をしなければ廃止できないわけ...全文を見る
○平賀委員 ぜひ誠意ある対応をしていただきたいと思います。  それで、整備新幹線建設に伴う並行在来線の経営分離、廃止という問題は、これは法律で明記されているものではなくて、政府・与党の合意だということです。それで、地方自治体や地域住民に押しつけられること自体がおかしなものだとい...全文を見る
○平賀委員 最後に手短に言います。運輸省自身も、一九六〇年代には総合的交通政策というものを言っていました。今、世界的に見ますと、ドイツやフランスでも、道路や空港や鉄道を、日本でいえば運輸省が一元的な管理を、統制を行っているわけです。ドイツなどでも、交通省として総合調整を行っている...全文を見る
○平賀委員 以上で終わります。
04月15日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第10号
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○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、全国新幹線鉄道整備法改正案に対する反対討論を行います。  反対の第一は、改正案の最大のねらいは、整備新幹線建設費の地方自治体負担を従来の一五%から三〇%に倍増することにあります。整備新幹線建設の財源スキームにおいて、今回は既設新幹線の譲渡...全文を見る
○平賀委員 日本共産党を代表して、日本国有鉄道清算事業団の債務の負担の軽減を図るために平成九年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案に対する反対討論を行います。  本法案は、清算事業団への無利子貸付金五・三兆円の償還を九八年度に繰り延べるとともに、新たに三兆円余りの債務...全文を見る
04月17日第140回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  最初に、阪神・淡路大震災の仮設住宅の補修、補強工事について厚生省に伺います。  仮設住宅の使用延長に伴って、応急仮設住宅の供与期間の延長、解消にかかわる予算が、九六年度の第一次補正で十八億円余、九七年度予算でも二十一億五千万余が計上さ...全文を見る
○平賀委員 私も、阪神大震災の仮設住宅を何回か見せていただきましたけれども、とにかく仮設住宅の基礎が、間伐材が打ち込まれていて、その上に乗っているわけですね。それで、既に二年三カ月たって、基礎がゆがんだり沈んだりということで床が傾いていたり、それから私も中に直接入って見させていた...全文を見る
○平賀委員 これは復興基金もあって、これできちっと対応していただくというふうに理解をさせていただいていいのですね。  それで次に、災害公営住宅の浴槽問題について建設省に伺います。  兵庫県津名郡東浦町が阪神・淡路大震災の被災者向けにつくった災害復興住宅百二十戸のうち、般向け八...全文を見る
○平賀委員 この点で、いろいろ新聞でも報道されておりまして、私は、この問題をいろいろ調べている中で、建設省の通達を発見をしたんですね。これは「公営住宅における浴槽及び風呂釜の設置について」ということで、昭和五十五年の六月三十日に建設省住建発第八十号、住宅局住宅建設課長通達というこ...全文を見る
○平賀委員 では、改めて担当者に回答をいただきたいと思います。  次に、東海地震の防災対策について質問をいたします。  現在、東海地震が予知可能かどうかは、これは議論が分かれるところでありますが、いずれにしても、東海地震が着実に迫っていることは多くの研究者や学者が認めるところ...全文を見る
○平賀委員 今の認識というのは私たちとほぼ一致するのではないかというふうに思います。  八一年に建築基準法が改正されて、耐震基準が強化をされました。阪神・淡路大震災では、建設省の調査でも、建築物が倒壊をした率は八一年以前に建てられたものが高くなっております。災害時には避難施設や...全文を見る
○平賀委員 お願いします。
○平賀委員 ぜひ通達のとおりにやっていただけるというふうに認識をいたしまして、次の質問に移ります。  先ほどの続きで、木造住宅の個人の認定件数二件というふうに伺いましたけれども、これは余りにも少な過ぎると私思うんですね。制度はあっても利用されないのでは、耐震補強が進まないわけで...全文を見る
○平賀委員 全国ではそういう利子補給の制度を実行している都道府県があります。一月十五日付の朝日新聞の報道で、東京都の住宅局民間住宅課の課長も耐震補強は何百万円もかかる、融資だけではだめだと言っている記事も報道されております。実際に、九七年の三月末で、例えば横浜市では耐震診断を受け...全文を見る
○平賀委員 この点について、九四年に米国ロサンゼルス地域で発生したノースリッジ地震で、各分野の専門家から編成されました政府の調査団が派遣をされています。このノースリッジ地震政府調査団の調査報告書を見ますと、耐震補強について、ロサンゼルス市で一九三三年以前の六千棟に耐震補強を行った...全文を見る
○平賀委員 ぜひ積極的に頑張っていただきたいと思います。  最後になりますが、阪神大震災の公的支援の問題について長官に伺います。  既に震災から二年三カ月がたちまして、地元の方たちの必死の努力にもかかわらず、依然として生活再建のめどが立たないような皆さんがまだたくさん残されて...全文を見る
○平賀委員 私は、こういう市民の切実な声にぜひ真っ正面からこたえることが、今本当に求められていると思うのです。特に政府自身が、自由社会の国だから個人の被害は自分持ちだというふうな一番の原点をやはり変える必要があると思うのですね。  私たちは、これで地震問題は終わりということじゃ...全文を見る
04月23日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  私は、まず第一種空港の国の責任について伺います。  成田空港や関西新空港のときから、空港整備法第二条の国際航空路線に必要な飛行場、あるいは第三条の第一種空港は国が設置するという原則が崩れてきていると思います。成田空港は公団に、そして関...全文を見る
○平賀委員 今後つくる予定があるかどうかということについてだけ、ちょっと改めてお願いします。
○平賀委員 あるという言明でした。  空港整備法において、空港設置に対し国が採択権限を持ち、空港の役割と負担を第一種、第二種、第三種に種別して定義づけを行っています。これらの規定は、空港整備も総合的な交通政策の中で、空港間の調整を初め、他の交通機関との役割分担によって、国民の移...全文を見る
○平賀委員 関西国際空港のように、国際ハブ空港という国家的事業の負担を地方自治体に押しつけることによって、地方自治体の財政が今非常に圧迫されています。空港整備法の第二条で「国際航空路線に必要な飛行場」、また第三条では「第一種空港は、運輸大臣が設置し、」となっています。中部新国際空...全文を見る
○平賀委員 事業を進める上で、どのような枠組みで責任をどうするのかという肝心な事業主体も現在明らかにしていないわけです。それで、そういう話で地元合意といいましても、これはなかなか地元の方は納得できないと思います。はっきりさせたいわけですが、中部新国際空港の建設における運輸省の責任...全文を見る
○平賀委員 三月末に中部新国際空港の問題でいわゆる五点セットが出されました。しかし、この内容を見ますと、肝心の事業主体がまだ決まっておりません。これは今言ったとおりです。また、埋め立てによって失われる常滑沖の漁場の再生など、漁業の振興策もまだはっきりしておりません。運輸省や愛知県...全文を見る
○平賀委員 さきの委員会のときに、大臣も性急な進め方はしないというふうに言われておりましたし、とにかく概算要求に間に合わせようというやり方はぜひ避けていただきたいと思います。あわせて、国の方針で空港をつくって、そして民間の会社が使う国際空港をつくるに当たって地元に負担をさせるとい...全文を見る
○平賀委員 さらにもう一つ伺いますが、自衛隊が設置、管理する共用空港の滑走路延長に新しく地方自活体の負担を導入するわけですが、このことによって地方自治体と防衛庁との間で協議する仕組みができるようになるのですか、ならないのですか。
○平賀委員 これは、まだ未定だというふうなことですね。
○平賀委員 少なくともあなた方の部下の方といろいろ話をしたときには、とにかく防衛庁は家主ですから、いざいろいろ問題が起きた場合はやはり自衛隊の任務が優先するのだというふうな話でありました。  徳島空港では、昨年の四月十八日に米海兵隊の攻撃用ヘリコプターAH1Wが離陸直後にエンジ...全文を見る
○平賀委員 私は、別に対立的にどうこうと言っているわけではなくて、自衛隊の本質というのは、やはり軍事行動をきちっとやるということが本質だと思いますよ。自衛隊と共用するに当たって、地元の人たちは、滑走路の延長がずつとされていきますと、ジェット基地化されるのではないか、こういう不安を...全文を見る
○平賀委員 この法案の説明では、航空需要に関係なく、地方公共団体が滑走路の延長事業をできるようになるという説明で、それに国際化だとか、さらには雪や氷対策というふうな特別な計画があれば、改めて国が援助するという中身です。これでは空港整備で地方公共団体に際限のない負担をさせる道を開く...全文を見る
○平賀委員 今建設中の二千五百メートルの滑走路についても、福島県は、建設コストがより低い延長をということで、五百メートル南側に継ぎ足すつもりで、滑走路を延長する案を中心に国に要望していました。ところが、ジャンボ機を飛ばす必要があるという運輸省の指導があって、構造も違うので滑走路を...全文を見る
○平賀委員 そういう話になってきますと、わざわざ第一種だとか第二種、第三種という、そもそも区分そのものが必要でなくなっていく、本当に無責任な話になっていくわけです。  それで、空港需要の見込みを見ても、福島空港の需要は、周辺の茨城県三・九%、栃木県七・六%ありますけれども、福島...全文を見る
○平賀委員 私は当然の話だと思います。  それで、地方に第三種の空港、いろいろありますけれども、その第三種空港が一体どういう収支状況にあるかというのを、運輸省はつかんでいますか。
○平賀委員 私は、収支状況がどういうふうになっているのかつかんでいないことそのものが、大問題だと思います。  それで、私ども、ちょっと調べたんですけれども、例えば山形の庄内空港であるとか岩手の花巻、長野の松本それから島根の石見、そういうふうなところは全部赤字なんですね。富山の富...全文を見る
○平賀委員 以上で終わります。
05月13日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第13号
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○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、運輸施設整備事業団法案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が二重行政のむだを温存するものになっているからです。今回整理統合される鉄道整備基金の業務内容は、運輸省が従来行ってきた新幹線、主要幹線、都市鉄道の補助事業な...全文を見る
06月04日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第18号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、改正案にある内航海運組合総連合会が行う事業に債務保証を追加すること自体には反対するものではありません。しかし、この債務保証は、船腹調整事業の廃止を前提に導入されるものであります。船腹調整事業の廃止は、内航海運業者にとってま...全文を見る
○平賀委員 今お話がありましたように、内航海運業界というのは、非常に船腹過剰の状況にあるために、今激しい競争が既に行われています。三十年前と比べてみましても、事業者数は五八・六%に減少しております。その一方で、輸送量は一・五七倍となるなど、着実に近代化や合理化が進められてきました...全文を見る
○平賀委員 私が聞いているのは、船腹調整事業が廃止をされた後、過剰な船腹になった場合、どういうふうな対応を政府はされるのか、手短に答えてください。
○平賀委員 非常によくわからない説明なんですが、事前のレクの段階では、この制度そのものは残すことになって、非常事態としてセーフガード的な発動をするのだというふうなことも、この対応の中に含まれるのですか。
○平賀委員 セーフガード的な対応も含まれるというふうな趣旨の答弁だったと思います。  それで、内航海運業界にとって船腹調整事業を廃止するということは、先ほども申し上げましたとおり、まさに死活問題であります。制度が今後どういう基準で運用されるのか、私は明確にしておかなければならな...全文を見る
○平賀委員 全体としては非常にあいまいな感じがあるというふうな説明でありました。  それで、一杯船主の百九十九グロストンの船でも、建造のためには今大体三億円近くかかります。そして船の償却期間は大体十四年から十五年です。一度過剰になった船腹量は、ただ単にセーフガードを発動したとし...全文を見る
○平賀委員 今、内航海運総連合が自主的に出した計画だと言われましたが、これは、そういうものを出さざるを得ないような閣議決定をして追い込んでいったというのが事の経過だということを一言言っておきます。  それで、運輸省に伺いますが、環境整備計画で は、経営の合理化努力や適正なコス...全文を見る
○平賀委員 今いろいろ言われましたが、実際、現在の内航海運業界というのは中小零細業者がほとんどであります。特に、利用者は石油だとか鉄鋼関係の大手の企業です。日常的な運賃のダンピングが行われております。  先日、私は中国や四国地方の内航海運の会長さんとお話をしましたが、例えば一カ...全文を見る
○平賀委員 債務保証を受ける基準というのは、まだこれからだという話だったと思います。これは非常に不明瞭です。  さらに伺いますが、実際に船腹調整事業が廃止をされて、それにかわる事業だということであります。そうしますと、今まで引当権を担保にして船を建造してきた業者は、失われる引当...全文を見る
○平賀委員 この点についても保証がされるという話ではありませんでした。  それで、国の政策変更で担保権を失うときに債務保証が受けられるかどうかは、船を建造できるかどうかの非常に重大な問題であって、今のような答弁でいきますと、基金として積み立てる百三十億円、これも果たして事業者が...全文を見る
○平賀委員 では、同じようにきちっと保証されるということですか。債務保証は今までと同じようにきちんと、銀行などからもきちんとお金が借りられるということになるのですか。
○平賀委員 本当に見通しのない状況だと私は受けとめています。  特に、船腹調整事業が廃止されることによって引当権そのものがなくなるわけです。政府は、これは副次的に発生したもので、私たちがその責任をとるべきものではない、こういうふうな説明でありますが、しかし、余りにもいわば無責任...全文を見る
○平賀委員 この内航海運の問題の最後になりますが、今この業者の中で、今まで引当権があるから安い運賃でも頑張ってやってきたけれども、船腹調整事業の廃止で莫大な借金が残り家屋敷もなくなるとか、さらには、同じ規制緩和で、他の業者はゼロからのスタートになったとしても、みずからの海運業界は...全文を見る
○平賀委員 私は、今の議論を聞いてきまして、一つは、環境整備計画そのものも非常に非現実的なものであるということもわかりましたし、債務保証も果たして受けられるかどうかも非常に不明だ、さらに、廃業を余儀なくされるような人たちへの対策についても、本当に実際の実のある制度になるかどうかも...全文を見る
○平賀委員 わかりました。ぜひ頑張っていただきたいと思います。  それでは、次の問題に移ります。  日本海の油回収船の配置の問題についてであります。先ほども質問がありました。今、運輸省の検討委員会でも検討されておりますが、日本海へ油回収船をぜひ配置してほしいという地元の自治体...全文を見る
○平賀委員 この油回収船の要望を主張するところは大臣しかおりませんので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  それで、運輸大臣は、ことしの初めの私の質問に対して、投資効果からいっても、災害全体的な、多目的な要素が必要か検討していかなければならない、日本海にどうするのかというこ...全文を見る
○平賀委員 私は、先日、新潟港にある運輸省の第一港湾建設局のしゅんせつ船であります白山丸を視察させていただきました。白山丸は、一九七二年五月二十六日に機雷に接触して爆沈した海麟丸の一部の船首と船尾の部分に継ぎ足してつくられた船であります。海麟丸は一九六五年に建造されまして、既に耐...全文を見る
○平賀委員 これは、一番私は現実的な方向だと思いますので、ぜひ積極的にこの点で頑張っていただけたらと思います。  それで、最後になりますが、今、日本海を通過するロシアの老朽したタンカーの航行というのは、日常的になされているという状況であります。九六年に日本海を航行した外航型のタ...全文を見る
11月27日第141回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、土石流災害の対策について、まず質問をいたします。  ことしの七月には、鹿児島県の出水市の土石流災害で、一瞬にして二十一名もの皆さんのとうとい命が奪われました。私も被災直後の現地に行ってきましたが、家も押しつぶされまして、...全文を見る
○平賀委員 まさに土砂災害危険箇所は調査のたびに増加をしているという実態にあると思います。こうした危険箇所にも病院や幼稚園、保育園や社会福祉施設など、いわゆる災害弱者施設がたくさん設置をされています。まだ防災工事が行われていない災害弱者施設は全国にはどのぐらい残されているのか、伺...全文を見る
○平賀委員 建設省に伺ったわけですが、私は、今の状況というのは非常に大変な状況に置かれていると思います。  そこで、私は改めて厚生省に伺いますが、厚生省は、八五年に発生した長野市の地附山の地すべりの災害を機に全国の社会福祉施設の総点検を行っております。その結果、全国で二千九百も...全文を見る
○平賀委員 八五年の時点で六百九十八カ所あったものが今の答弁で五百四十五カ所ということでありますから、十年間で百五十三カ所減った勘定になるわけです。ですから、一年ごとにしますと大体十五カ所前後ということになりまして、これには、今御答弁がありましたように病院は入っておりませんので、...全文を見る
○平賀委員 私は災害弱者施設を優先的に整備をするというのは当然であると思うのですが、ただ、緊急に、一気にやるということが私は大事だと思います。  それで、今重点的に整備をされていくという力強い表明がありましたが、しかし、今政府は、財政構造改革法ということで、災害対策の予算も削減...全文を見る
○平賀委員 今お話しになったように、最終的にこれは被災者等の住宅確保を図ろうとするものだということでいいですね。ただ一般的に住宅ということじゃなくて、住宅確保を図ろうとするものであると。
○平賀委員 住宅の確保を図るというふうな内容についてはよくわかりました。  それで、被災者の住宅を確保するのは、私は行政として当然だと思います。阪神大震災におきましては、個人で自立てきる方というのは大体ほぼ自立されたと思います。しかし、土地を持っていても、生活の基盤を失い住宅を...全文を見る
○平賀委員 今いろいろ言われましたが、私は、最大の被災都市であります神戸市でゼロというのは余りにもおかしい状況だと思います。そうしますと、一体何のためにこの特例をつくったのかということが問われるような実態があるということを私は指摘をしておきたいと思います。  それで、兵庫県の県...全文を見る
○平賀委員 被災者の生活再建を考えるというのならば、新法までつくって特例措置を設けているのに、政府としてまともにこの法律が運用されていかないといいますか、実施しようとしないのは、私は重大なことだと思います。  阪神大震災では、第二十一条の特例で入居資格を付与されながら、収入基準...全文を見る
○平賀委員 それ自身私は重大なことだと思います。  私たちの調査によりましても、こういう資格はありながらあぶれているという方は、大体今仮設住宅に住んでいらっしゃる方と同じぐらいいるというふうに考えております。これは地元の、現地の兵庫県の議会の論戦の中でも、仮設住宅から申し込みを...全文を見る
○平賀委員 もともと兵庫県の公営住宅の建設戸数は、これは所得階層に応じて決められておりまして、従来の公営住宅の所得基準以下の階層を対象にして戸数を決めているわけです。それで、収入基準を超える被災者、この法律の特例の対象者について、これは計画の段階から、最初から除外をされているわけ...全文を見る
○平賀委員 私は、今最初に、提案があれば協議に応じていきたいというふうに言われましたので、これはぜひ積極的に対応していただきたいと思います。  それから、私たち日本共産党は、こういういろいろな問題が出てくるのは、もともと住宅の建設が、戸数そのものが余りにも少ないからだ、この点に...全文を見る
○平賀委員 いろいろ言われましたが、簡潔に伺いますけれども、これは、その阪神大震災というだけにとどまらずに今後ともいろいろな災害があるのですが、こういうときに、この間の経験も踏まえまして新たに個人給付をする、そういう制度をつくる必要があるとお認めになるというか、お考えになるかどう...全文を見る
○平賀委員 先ほども議論がありましたが、十月二十六日に投票が行われた神戸の市長選挙におきまして、これは公的支援の問題が一番大きな争点になりました。  それで、長官に伺うのですが、阪神大震災の被災者の皆さんの住宅問題であるとか、さらには雇用の問題や中小業者の皆さんの経営問題、こう...全文を見る
○平賀委員 先ほど議論もありましたが、今参議院の方では、超党派で災害被災者等支援法案という法案が提出をされておりまして、これは、各政党としましても、公的支援はやらざるを得ないのではないか、こういう認識に各党共通したものがあると思います。それから、全国知事会では、やはりこれから起こ...全文を見る