平賀高成

ひらがたかしげ



当選回数回

平賀高成の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月18日第142回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、早速、まず空港の一元化問題から質問をさせていただきます。  東海地域に国際空港をつくろうというこの計画が登場したのは一九六六年にさかのぼるわけでありますが、実際に本格的に具体化をされたのは一九八二年の中部経済連合会の二十...全文を見る
○平賀委員 実際にそうした動きがあるということは御存じだという話でありましたが、政府は、特に運輸大臣と三塚大蔵大臣が、昨年十二月二十四日に、「現名古屋空港における国内・国際定期航空路線については、中部国際空港の開港時に同空港へ一元化する」という連名の取り決めを行っております。こう...全文を見る
○平賀委員 今、二市一町の地元の合意があるというお話がありましたが、私もその文書を見ましたけれども、これは両方の内容が書いてあると思います。一つは、ここの定期便を存続する状況が非常に厳しいということと同時に、もう一方で、地元の振興策がなければ同意できないという、読み方によってはど...全文を見る
○平賀委員 今、経済対策の閣僚会議で決定をしているというふうなお話もあったんですが、これは昨年の十一月、「二十一世紀を切りひらく緊急経済対策」ということで、「中部新空港については、二〇〇五年の愛知万博の開催をふまえ、PFI手法も活用しつつ、定期航空路線の一元化等の諸問題の早期解決...全文を見る
○平賀委員 その文書の中に、二ページ目に書いてあるんですが、「空港の立地にあたっては、基本的に、地域の納得を得るための丁寧なプロセスが求められるところであり、相互理解を深めながら段階を追って話し合いを深め議論を尽くしていくという民主主義社会の基本的なあり方を踏まえたきちんとした対...全文を見る
○平賀委員 重ねて伺いますが、航空局が出しているこの文書、本当に住民合意をつくるために丁寧に対応する、この立場でやっていただけるんですか。
○平賀委員 この点では、本当に民主主義のルールをわきまえて対応していただきたいと思います。  次に、航空需要の問題で質問をいたします。  本法案の提案理由では、二十一世紀の初頭に現名古屋空港の処理能力が限界に達するというふうなことを一方で言いながら、中部圏の空港の一元化を九六...全文を見る
○平賀委員 私は、なぜそういう閣議をしたのかということを聞いたわけで、回数のことを聞いたわけじゃないのです。ただ、一つは利用者の利便性と、もう一つは採算の問題だという趣旨であったと思うのですが、私、お話を伺っていまして、これは利用者の利便性ということも当然あるかと思うのですが、よ...全文を見る
○平賀委員 採算が重要だ、そういう点についてはお認めいただけたと思います。  それで、実際に、今の名古屋空港の実態というのは、今お話しになったように、離発着の数で言われておりましたので、私の方は着陸の数で言いますと、大体年間六万回の着陸回数で、九六年度の実績は五万二千七百二十八...全文を見る
○平賀委員 今伺いまして、現時点でも航空の供給の方に余裕があるわけですし、それから、現時点の使用実態からいいましても、国内、国外線合わせて大体六五%というのが今の実態だと伺いましたので、私は、こういう現状を踏まえまして、現名古屋空港を定期航路優先のそういう空港に位置づけていくなら...全文を見る
○平賀委員 いろいろ空港が必要だという趣旨のことは、私もわからないわけじゃないのですが、しかし、だからといって、直ちに空港建設というわけにも私はいかないと思います。それはやはり、今の財政事情を見ましても、これは国を挙げて財政構造改革だというような状況でありますから、私はその点をぜ...全文を見る
○平賀委員 これらの金額を見ましても、これはなかなか大変な額だと思っています。私は、現空港の利用者の利便性を考えなくてもいいとは思いません。しかし、二十一世紀の初頭にはここの定期航空便を閉鎖して新しい国際空港をつくるというわけですから、こういうことをやっていきますと、新しいむだを...全文を見る
○平賀委員 経済振興の観点から、やはり空港建設も必要だというお話がありましたが、私は、この数年間で六十兆円も公共事業につき込んできて、なおかつ現在の水準にあるということで、こういうふうなやり方は経済の活性化にもなかなかつながっていないんだということをひとつ指摘をしておきたいと思い...全文を見る
○平賀委員 私が先ほど一兆二千億円の関連プロジェクトがあると言ったのは、二月の二日に愛知県の県議会で出された資料に基づいて言っている数字です。  それで、そういう愛知県の実態そのものをつかんでいないこと自身が、私は重要な問題だと思うのです。大阪の関空で、関連事業がありまして、泉...全文を見る
○平賀委員 今言われましたとおり、ここの海域というのはまさに伊勢湾漁業の心臓部ともいうべき大事な場所です。ここの浅瀬について魚が産卵をし、隠れて、そこで大きくなっていくわけでありまして、まさにそこから魚がわいてくるというような貴重な場所に当たっています。ここで実際に愛知県、三重県...全文を見る
○平賀委員 ぜひこの点でも、航空局において成田空港の反省の上に立って対応していただきたいと思います。  それで、時間もありませんので、今まで私は、一元化の問題や地元負担、さらには漁業問題などで質問をしてきましたが、私は、昨年の二月二十一日の運輸委員会の中で、空港建設の問題では、...全文を見る
○平賀委員 私は、日本共産党を代表しまして、中部国際空港の設置及び管理に関する法律案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、未曾有の国家財政危機のもとで、しかも国民生活予算の充実こそが緊急に求められているこのような時期に、中部国際空港の整備促進をすることには反対で...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会 第28号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  阪神・淡路大震災から既に三年が過ぎ、四年目になりますが、いまだに二万四千世帯を超える被災者が仮設住宅から抜け出せないままに置かれております。仮設では、あの震災から命からがら助かったにもかかわらず、孤独死がいまだに後を絶ちません。...全文を見る
○平賀委員 私が聞いているのは、個人の被害額を調査されているかどうかの点について聞いているわけですから、その点について一言お願いします。
○平賀委員 私は、一体どういう公的支援が必要かについて、これは被害がどういうものであるのか、一体どういう規模の被害なのか、こういうことがわからずして適切な援助をすることはできないと思います。私は、直ちに調査をすることを要求します。  救援復興県民会議の調査によりますと、被災者の...全文を見る
○平賀委員 政府としての態度表明は避けさせていただきますと言っておりますが、二月十日の神戸新聞で、記者会見を長官がやられまして、自民党案と政府と調整をして合意をしたという記事があります。  ですから、この点について長官自身も認めているわけですから、この点について最初の質問にしっ...全文を見る
○平賀委員 私は、いかにして被災者を救済するかというふうなことを考えた場合、長官として判断はできると思うのですよ。なぜ判断できないのですか。
○平賀委員 もう一つ長官にお伺いしたいのですが、だとするならば、長官自身が考えていらっしゃるこの阪神・淡路大震災の救済方法について、観点といいますか、理念を述べてもらいたいと思います。
○平賀委員 最後まで明確な答弁がありませんでしたが、この公的支援の必要性については、国民の運動の面でも、国会の議論としても、すべての党派が個人給付は共通して要求しているのが到達点です。  それで、私たちは、この公的支援について、少なくとも三つの内容が必要だと思います。  一つ...全文を見る
○平賀委員 私は、数だけは足りているかもしれませんが、それで解決しないことはこれまでの四回にわたる公営住宅の募集を通じてはっきりしていると思います。被災者が希望するところに公営住宅が足りないという問題、そして被災者が支払い可能な家賃の住宅が足りない、この二つの問題が私は大きな問題...全文を見る
○平賀委員 今いろいろお答えになられましたが、家賃の補助は六千円程度にするために五年間の補助があるということを言われましたが、実際に当選されて恒久住宅に入った方でも、本当に今事態は大変です。本当にお金がないために、公営住宅に入ったとしても、カーテンは一つしかありませんから窓に一個...全文を見る
○平賀委員 この点では、雲仙・普賢岳の災害で、島原市では、地主から土地を借りて、かわらの屋根と、それから断熱材の入った改造仮設住宅を建てて、被災者の要望にこたえる努力をこれまでやってきました。現に、やろうと思えば、そういうさまざまな工夫や努力もできるわけです。  もとの町に戻り...全文を見る
○平賀委員 最大限の可能性や対応をやっていくという言明だったと思います。  昨年一月のこの予算委員会で、我が党の藤木議員の質問に対して橋本首相は、特に低所得の被災者に対します公営住宅の整備については、そのほぼ全員が九八年度中に入居できるように、そして公営住宅の立地につきましては...全文を見る
○平賀委員 私は、この点で、ヨーロッパの国々では公的支援というのは当然のこととして行われておりますし、GDPが日本の二十分の一というメキシコの国でも、低所得者層を初めとして被災者が数万の規模である、こういうところで、新しい住宅を確保するためには六〇%を政府が支援する、こういうこと...全文を見る
○平賀委員 私は、実際の事態というのは本当に大変な事態だと思います。特に、震災で、体は外見的には大丈夫だと言われるかもしれませんが、精神的なダメージでまともな働き口がない、こういう方もおられます。しかし、そういう方々に対してハローワークを紹介するという、こういう事態があるわけです...全文を見る
○平賀委員 この女性の方も、最終的にはボランティアの援助によりまして生活保護の申請をして保護がおりましたけれども、しかし、最後は手持ちのお金が五百円、預金が六百円という悲惨な状況になって初めて保護された、このことを言っておきたいと思います。  そして、もう一つ、生活保護を申請す...全文を見る
○平賀委員 そういう場合でいいますと、例えば月八千円ぐらいの掛金とか、百万円ぐらいの生命保険は認めるということですか。
○平賀委員 さらに伺いたいと思いますが、生活保護を受けるに当たって、弔慰金が収入認定される、こういうことがあります。それで保護が打ち切られる、こういう事例もあります。厚生省がつかんでいる事例を少しお話ししてください。
○平賀委員 広辞苑を見ましても、弔慰とは、死者を弔い、遺族を慰めることだというふうになっています。厚生省が、そういうふうな弔慰金を出しながら、片一方でそれを食いつぶすまで保護を打ち切る、こういうふうなやり方は、私は本当におかしなやり方だと思います。  この点で、ぜひ厚生大臣に、...全文を見る
○平賀委員 私は、本当に温かみのある人間的な対応ではないということを、一言言っておきたいと思います。  特に、今、国会でも銀行の三十兆円の支援の問題がありますが、私は本当に、こういうことをやるのだったら、まず最初に阪神・淡路の被災者の支援をするべきだ、そのことを言いたいと思いま...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○平賀分科員 日本共産党の平賀高成でございます。私は、新しいガイドラインとAWACSの問題で質問させていただきます。  ことしの一月二十日にアメリカのコーエン国防長官が来日をしまして、首相と会談した後、小渕外相、久間防衛庁長官と会談を行いました。この会談で、新ガイドラインを具体...全文を見る
○平賀分科員 この問題について言いますと、これまでの国会の討論の中でも、日本の有事の問題についてはもう検討してきたということが言われておりまして、今答弁がありましたように、やはりこれからは周辺事態にどう対応するか、こういうことで日米相互協力計画を優先的に進めるんだということになっ...全文を見る
○平賀分科員 これは、ブリーフィングの中身にまさに数百ページのものになるということが書かれているわけですね。ですから、具体的にはいろいろなことを想定して、これがいろいろ各計画を全部合計するとこんな厚い数百ページのものになると。大体具 体的な内容についてはほぼ決まっているのじゃない...全文を見る
○平賀分科員 この日米相互協力計画の検討メンバーには、アメリカ西海岸からアフリカ東海岸までを任務範囲としている米太平洋軍が参加をしています。米軍の紛争シナリオに、自衛隊や自治体施設、港湾、空港など、民間も含む国民全体を巻き込んでいく、こういう危険な日米相互協力計画の検討は私は直ち...全文を見る
○平賀分科員 今の答弁を聞いていましても、これまで日本にはE2Cとか、潜水艦の捜査をするP3Cとか、いろいろ装備がありました。それで、なぜ今のE2Cの態勢だとかそういうものでだめなのか、なぜAWACSでなければならないのか、この点について明確に述べてください。
○平賀分科員 今まで防衛庁の方ともいろいろ話す中で、スタンドオフ攻撃ということが言われていましたけれども、これについて、一体どういうものなのか。
○平賀分科員 実際にスタンドオフ攻撃で、日本のレーダーが持っている覆域の外から低空で侵入してくる、そういう攻撃に対してAWACSが必要だ、そういう趣旨の説明だと思うのですが、実際に、日本が守備範囲としている中で、そういう攻撃をする飛行機を持っている国は具体的にあるのですか。長官に...全文を見る
○平賀分科員 私の質問は、スタンドオフ攻撃ができる航空機を持っている国が具体的に日本の周辺にあるのか、このことを聞いているわけですので、明確にお願いします。
○平賀分科員 これは重要な問題なんですね。  実際に日本の周辺でこういうことをやる飛行機があるのかないのかということは、明確に言えないということですか。
○平賀分科員 これは明確に言うことはできないと、明確な答弁がなかったと私は理解をします。  そこで、前に進めます。  それで、AWACSは専守防衛のためと言われますが、九〇年の湾岸戦争において、イラク攻撃の際に大きな攻撃能力を発揮したことは明らかです。湾岸戦争の最終報告書によ...全文を見る
○平賀分科員 さらに伺いますが、AWACSが瞬時に識別した敵味方の情報は、有事においても米軍へ自動的に提供されることになります。周辺事態では、自衛隊のAWACSが提供する情報は、米軍の攻撃作戦にとって欠かせないものとなるのではありませんか。
○平賀分科員 そういうふうなことはちゃんと認めるという答弁でありましたので。  それで、米軍はAWACSの識別情報によって攻撃力を決定的なものにするということですので、その米軍へ、新ガイドラインのもと、自衛隊のAWACSが識別情報を提供するわけですから、この協力が自衛隊のAWA...全文を見る
○平賀分科員 今御答弁がありましたが、私は、AWACSというのは、これは近代戦争で情報戦というのは、まさにいわばその最高の部分だと思いますよ。そこの部分をこのAWACSがやるわけですから、自衛隊に配備されても、まさにその近代戦争の一番中枢部分を担う、そういう兵器だと私は思います。...全文を見る
○平賀分科員 わかりました。  現在でも、浜松基地ではT4のジェット練習機が訓練を行っています。騒音などについては地元住民にいろいろ被害を及ぼしておりますが、特に夜間の訓練は、地元の住民からはいろいろ反対運動も起こっています。AWACSの実用試験、運用試験については、これは夜間...全文を見る
○平賀分科員 それで、続いて伺いますが、現在浜松基地では、T4ジェット練習機などによる夜間訓練については事前に地元住民へ知らせていますが、AWACSの運用についても地元の住民に事前に通知をするのですか。  また、浜松基地の運用に関して、防衛庁と地元自治体との間での文書による協定...全文を見る
○平賀分科員 これはT4の練習機がありまして、これと同じようにということは、きちっと事前に通知をするということと理解していいのですね。  それから、これはうまく運用されていると言うのですが、これは今までそういったことがなかっただけの話であって、何も問題がないということでないこと...全文を見る
○平賀分科員 認識が随分違うようなのですが、昨年六月十一日の衆議院外務委員会で長官も、情報を与えるということによって戦争をやっている相手の国から日本も同じような、参戦国と見られて攻撃を受けるおそれがあるということも答弁されていますよ。ですから、この点について、基地の性格も変わらな...全文を見る
○平賀分科員 明確に攻撃されるおそれがあるということを委員会の中でも言われているわけですから、しかもそういう実戦機が配備されるわけですから、有事になってそういう情報活動をやっていたら実際に基地がある浜松は標的になりかねませんから、私たち日本共産党は、このような、いわば平和のためだ...全文を見る
04月21日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、橋本首相を初め関係の大臣に質問をいたします。  中央省庁等改革基本法案は、橋本内閣が進めている六大改革の一環として、中央省庁の再編を図ろうとするものでありますが、今の日本経済が陥っている行き詰まりを財界の利益第一で乗り切...全文を見る
○平賀委員 私は、それでは総合交通体系を整備するということはできないと思います。道路財源は常にたくさんあるわけですから、財源があるために次から次へと道路をつくって、そして、その一方で地方のローカル線やバスなどが削られているわけです。ですから、私は、今の状況でありますと、これは絵に...全文を見る
○平賀委員 阪神・淡路の例を引いて、複数の国土軸が必要だと言われましたが、阪神・淡路大震災の一番大きな教訓というのは、なぜあれだけの人たちが命を落とさなければならなかったのか。私は、阪神・淡路大震災の最大の教訓というのは、やはり消防能力の強化と防災対策の強化を本当にやることだと思...全文を見る
○平賀委員 私が聞いたのは、国が直接行うのは全国的な見地からということで、今言われたところで、それは、中枢、中核国際港湾だとか、それから国際ハブ空港や高速道路、こういうものが含まれるということですね。
○平賀委員 いろいろ言われましたが、私が聞いたことを否定されませんでしたので、こういうものが含まれるというふうに理解をします。  それで、九六年に日建連が出したビジョンがあります。「新たな総合建設業の確立を目指して」の中で、大手のゼネコンは、高規格幹線道路、海峡横断道路、国際ハ...全文を見る
○平賀委員 いや、私が聞いた、ゼネコンの内容に沿った仕事になるのではないかということに全然答えていないじゃないですか。
○平賀委員 私が聞いているのは、ゼネコンの仕事の内容に沿った内容になるんじゃないのかということを聞いているんですよ。全然阪神大震災の話じゃないですよ。だから、ちゃんと答えてください。
○平賀委員 今、阪神・淡路の問題が出ましたけれども、多数の国土軸という問題も、全国にはがけ崩れやいろいろな急傾斜の土砂崩れの問題はたくさんありますま。十万カ所を超えていますよ。こういう問題を抜きにして全国に大規模な道路の建設をやっていくというのは、私は到底認めることはできない。 ...全文を見る
○平賀委員 まさに一致をしているということを私は指摘をしておきたいと思います。  それで、法案についてもう少し伺います。  法案の二十二条の第二号で「社会資本の整備を整合的かつ効率的に推進する」としていますが、これは国土交通省が所管する公共事業の長期五カ年計画を推進するという...全文を見る
○平賀委員 私が聞いたのは、この二十二条の二号は、国土交通省が所管をする公共事業の長期五カ年計画が含まれるのかということを聞いているのです。含まれるかどうかで……。
○平賀委員 認められました。  昨年末に成立をしました財政構造改革法の第十五条で、いわゆる公共事業に関する計画の整備事業については、事業量を変更することなく当該各計画における期間に比して長期の期間の計画に改定するものとし、長期五カ年計画の公共事業は、事業量を変更することなくと、...全文を見る
○平賀委員 総量は減らさないということですね。
○平賀委員 今答弁になられたとおり、これは何があろうとも公共事業の総枠は変えない、こういう答弁だと思います。公共事業は当然聖域化されることになります。  昨年六月に財政構造改革の推進が閣議決定され、その中で、特に財政構造改革期間中に、公共事業予算の配分に当たっては、経済構造改革...全文を見る
○平賀委員 私が聞いているのは一つだけでありまして、公共コンテナバースの採算性は計算されているかという、このことだけです。お答えください。そのことについては全然答えてません。
○平賀委員 採算性は計算されていないという答弁でした。  さらに、港湾の稼働率について伺います。  関係業界によれば、その取り扱い能力に比べて稼働率は低いです。例えば、我が国のコンテナ取り扱いの約八〇%以上を占める四大港湾の七大港の既存のコンテナ取り扱い可能能力は、現在の官民...全文を見る
○平賀委員 目標を変更されるかどうかについて聞いております。
○平賀委員 今の答弁でも、そもそもバースをつくるときに採算性を考えずに、さらに目標の点につきましても、これは変更するかどうかも言わない、わからない。こういうことでは本当に私は国民の納得を得ることはできないと思います。  米国の場合について言いますと、バースをつくる場合に当たりま...全文を見る
○平賀委員 今でいっても稼働率は五〇%そこそこなんですね。ですから、そういうふうな問題を検討もしないでどんどんふやしていく、こういう計画というのは、私は本当に説得力がないと思います。  それで、第四十六条の二号について伺いますが、国が補助する事業は限定するとありますが、国家プロ...全文を見る
○平賀委員 さらに伺いますが、総合的補助金で、地方公共団体の裁量があるという、そういう趣旨のことも言われましたが、行政改革会議の最終報告の「国と地方の役割分担」、ここでも国から地方への権限移譲や補助金の整理縮小をするというふうになっておりますし、さらには、財政構造改革会議でも、補...全文を見る
○平賀委員 これは実際に削減されるのですか。減るのですか、それともふえるのですか。
○平賀委員 結局削られるということだと思います。  それで、いろいろ議論をしてきましたけれども、結局、国土交通省の任務というのは、五全総を初めとして、ゼネコン型の大規模な公共事業、国家プロジェクトの推進を中心にしたものであるということは、私ははっきりしていると思います。  特...全文を見る
○平賀委員 公共事業のむだ遣いという問題は、例えば、もう常々、いろいろ新聞等でも批判をされている百億円の釣り堀とかさまざまな、海峡に道路を次から次へとつくっていく、果たしてこういうことが必要なのかどうなのか、こういうことについて私たちは批判をしているわけです。  特に、もう時間...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、航空法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  世界航空業界では航空機のリースが普及し、今回の航空法の改正案は、そのような現状に対応するものとして政府が提出をしてきたものであります。  そこで質問をいたします...全文を見る
○平賀委員 私は、リース機の導入によって安全が低下することのないように、運輸省としてもしっかりと万全を期していただきたいと思います。  そこで、次に航空会社の経営問題について質問をいたします。  運輸大臣も当委員会で、たびたび運輸行政の最大の使命は安全の確保であると述べられて...全文を見る
○平賀委員 もうちょっと確認をしたいと思いますが、一九八五年に日航の大事故がありました。その問題で運輸委員会でも議論がされまして、当時の山下運輸大臣は、今後とも安全の度合いを高める意味においても、日航の体質を改善するとともに、日航の労使の関係をさらにいいものにしていくためにも、私...全文を見る
○平賀委員 そこで、全日空乗員労組は、全日空当局が一方的に労使協議を打ち切りしたことに原因があるとして、四月の五日から二十日までストライキに入り、ゴールデンウイークを挟んで、再突入をする事態になっています。  ところで、労働省にお聞きしますが、全日空の野村社長は、新賃金体系の凍...全文を見る
○平賀委員 重ねてというか、改めて、さらに追及をいたしますが、全日空当局は、この就業規則を、一カ月の変形制労働を採用していると言っているが、それでは、この規則に所定労働時間や時間外労働時間について明記がされているのでしょうか。
○平賀委員 明記がされていないという答弁でした。このことは全日空の当局自身も認めているも のです。これでは、全日空当局が労基署に届け出た就業規則は始業時間や終業時間が明記をされず、時間外労働については、労働基準法の第三十六条に基づく担保が何らなされていないということです。このこ...全文を見る
○平賀委員 もし、この改善指導でも改められない場合は、どうされますか。
○平賀委員 次に進みます。  国際民間条約と、これを受けて、航空法によって運航乗務員の労働時間の制限などや労働基準法による乗務時間の労働時間管理が必要とされています。我が国の航空法で、乗務時間等は航空法等によって法定化がされずに、労使間の労働協約によって乗務員の労働条件が定めら...全文を見る
○平賀委員 労使関係の正常化というのは、私は安全運航にとっても極めて大事な問題だと思います。  さらに続けて質問をしますが、四月十三日の新聞報道によりますと、黒野運輸事務次官は、全日空ストについて、仮に国民の皆さんが見てまだまだ甘いというようなところに落ちつくとすると、将来の日...全文を見る
○平賀委員 大臣も、同じテーブルに着いて協議をしてもらいたいという答弁がありましたが、今の全日空の協議の経過というのは、先ほども労働省の答弁でもありましたが、会社側が一方的にこの交渉を決裂させているわけですね。ですから、同じテーブルに着いて話し合いをしようと思っても、一方の側がこ...全文を見る
○平賀委員 一番最初の段階で、一九八五年の、当時の山下運輸大臣が、やはり労使関係が不正常 な状況にあるということは、本当に安全問題に直結する問題だということで、今後とも指導監督する立場からひとついろいろ助言をしてまいりたいと思いますという立場を述べているわけですから、大臣もこの...全文を見る
○平賀委員 実際にそういうことがあるのならばという話がありまして、それで確認をされるというふうなことを言われましたので、ぜひその点についてはしっかり確認をしていただいて、対応していただきたいと思います。
○平賀委員 それ以上のことをコメントする立場にないと言われましたが、しかし、記者会見では、会社が新賃金体系を出していて、これでいきますと自分勝手に言っているわけですね。それに対して、労使双方が厳しい状況を認識してというようなことを言ったら、これはやはり会社の側に肩入れしていると思...全文を見る
04月30日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、大変お忙しい中にもかかわらずこうして御参加をいただきまして、心からまずお礼を申し上げさせていただきます。  私は、時間も限定されておりますので、自治体の首長の皆さん三名にお伺いをしたいと思います。  最初に圓藤参考...全文を見る
○平賀委員 ありがとうございました。  次に、今回の行政改革のそもそもの発端が、国の場合でいいますと、大体四百兆から五百兆の財政赤字があるというふうなことが行政改革の最終答申でも言われておりました。しかし、今回の大くくりの省庁再編によって、例えば国土交通省などについて言いますと...全文を見る
○平賀委員 時間が来ましたから以上で終わります。ありがとうございました。
05月06日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第10号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、大変お忙しい中、こうして委員会に御参加をいただきまして、心からのお礼をまず申し上げさせていただきます。  初めに、今回の中央省庁等改革法案の中には、四十七条の四号に、「定員について、十年間で少なくとも十分の一の削減を...全文を見る
○平賀委員 今回の中央省庁の再編は、企画立案部分と実施部分を分離するという重要な問題が含まれております。そもそもこうした分離がいいのか悪いのか、国民サービスが低下するのかどうなのか、福祉、労働などの分野で国民にとってどういう弊害が生まれるのか、その辺について、藤田参考人に伺います...全文を見る
○平賀委員 今回の中央省庁の再編は、企画立案部分と実施部分を分離するというのは今お話にあったとおりでありますが、実施部分については、民営化を前提とした独立行政法人制度をつくるということになっています。  独立行政法人についての組合の考え、例えば身分の問題や法人にすることによる問...全文を見る
○平賀委員 今、独立行政法人についての現時点での組合としての考えは、慎重に審議をしていただきたいというお話ではあったわけなんですが、しかし、実際に、もしこれが現実のものになった場合、この場合について組合としてはどのようにお考えになるのか、これはどうなんでしょうか。
○平賀委員 次に、郵政の民営化についての問題でお聞きしたいと思うのですが、連合の笹森参考人にこの点についての御意見を伺いたいと思います。
○平賀委員 今回の中央省庁の再編は、一つは内閣機能の強化、二つ目には企画立案部分と実施部分を分離する、三点目には省庁の大くくりというのが基本的な枠組みや方法論になっていると思います。  私は、本来行政改革というのは一体どうあるべきなのか、この点について、全体的にはなると思います...全文を見る
○平賀委員 時間が終了しましたので、終わります。ありがとうございました。
05月07日第142回国会 衆議院 本会議 第35号
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○平賀高成君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律案、国有林野事業の改革のための特別措置法案及び国有林野事業の改革のための関係法律の整備に関する法律案、森林法の一部を改正する法律案、東北森林管理局及び関東森林管理局の...全文を見る
05月11日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。きょうは、どうも御苦労さまです。  私たち日本共産党も、民主党さんの方から案をいただきまして、いろいろ検討もさせていただきました。その中から何点かについて質問をさせていただきます。  五月七日に、伊藤民主党政調会長が、「「行政改革...全文を見る
○平賀委員 そもそも行政改革がなぜ言われてきたのかといえば、それは、続発する政治家や官僚の汚職腐敗事件が私は発端だと思います。最近でも、特に厚生省の特別養護老人ホームの建設をめぐるあのような汚職腐敗事件がありましたし、さらには、今、大蔵省の問題について言いますと、金融機関や証券業...全文を見る
○平賀委員 いろいろ詳しく述べていただきまして、日本共産党の共通するような部分もあるかもしれないということも思いながら聞いておりました。  さらに続いて伺いたいのは、政府案の国土交通省の問題についてです。  国土交通省については、建設や運輸や国土庁や北海道開発庁の四つが合体を...全文を見る
○平賀委員 民主党さんが提出をされましたこの行政改革基本法案の第一条の「目的」のところで、「国会に行政改革調査会を置くものとする」ということになっています。そして、第十二条で、国会に「各議院においてその議員の中からそれぞれ選挙された委員をもって構成する行政改革調査会を置くものとす...全文を見る
○平賀委員 それは大いにやっていただきたいと思います。  それで、民主党案では、国会に行政改革調査会を設けて、行政改革の実施に必要な立法について二年以内に勧告をし、順次実施をしていくことにしております。国会で二年間の検討を行うようになっているわけでありますが、政府の行政改革会議...全文を見る
○平賀委員 私は、この間の議論を通じまして、いろいろな問題点も明らかになってきていると思っています。  一つは、内閣機能の強化にかかわりまして、トップダウン的な政治を目指すというふうなこともありました。特にこの点について言いますと、周辺事態の中で、戦闘中のアメリカの空母に武器や...全文を見る
○平賀委員 最後に一言だけ態度表明をしたいと思います。  国会の中に行政改革調査会を設置して二年間かけて行政改革を議論することは、私は積極的なものだと思っています。ただ民主党案の基本方針の中には、我が党の方針と基本方向が異なるものがあるということを一言述べて、質問を終わります。...全文を見る
○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、中央省庁等改革基本法案に対する反対討論を行います。  今国民が求めている行政改革は、政財官の癒着構造を抜本的に打ち破り、行政のゆがみを正すことです。ところが、本法案は、政財官の癒着をなくすることは完全に欠落しています。既に破綻した財政構造...全文を見る
05月12日第142回国会 衆議院 本会議 第37号
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○平賀高成君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁等改革基本法案に対する反対討論を行います。(拍手)  今国民が求めている行政改革は、政財官の癒着構造を抜本的に打ち破り、行政のゆがみを正すことです。ところが、本法案は、続発する汚職腐敗事件、政財官癒着をなくすことは行政改革会議で...全文を見る
05月14日第142回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、被災者生活再建支援法案に対する修正案の趣旨説明を行います。  我が党は、阪神・淡路大震災の直後から、個人補償による被災者の生活再建を行うことを強く求めてきました。震災後三年を経た今日、阪神・淡路大震災の教訓と被災者の実態を踏まえ、今日まで...全文を見る
05月15日第142回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  私は、船舶職員法改正案について、まず最初に質問をいたします。  この船舶職員法改正案では、STCW条約の締約国が発給した資格証明の受有者であって運輸大臣の承認を受けた者は、海技士の免状を受けなくても日本籍船の船舶職員になることができる...全文を見る
○平賀委員 今の答弁で、具体的には行政指導で行うというお話でありました。そうしますと、国際船舶以外の外航船については行政指導で行うということなんですが、何回もこの質問は今までやりとりがありましたけれども、先ほどの他党への答弁についても、関係者がフォローアップの会議を持ってそこでや...全文を見る
○平賀委員 では、もう少し伺います。  今回の法改正は、九六年の法改正の際に見送られた日本人船長、機関長の二人配乗制の導入について具体化するもので、これまで外国人船員は部員に限られていた国際船舶に、船長、機関長以外は外国人船員の船舶職員を認めることにしたものです。法律では、外国...全文を見る
○平賀委員 私は、今回の改正案は、船長や機関長二名に限るという点さえも法律的には担保されていない、そういうものだと思います。  この間、日本船舶に外国人船員を乗せる新マルシップなどの施策が行われてきましたが、一向に日本人船員の減少に歯止めをかけることができていないわけです。外航...全文を見る
○平賀委員 私もこの問題ではいろいろ資料もいただきまして、横浜のベイサイドマリーナというところの資料も見させていただきました。ここは全面稼働で二千隻収容で、全国最大級の施設になっています。ことしの三月末で、施設収容数千四百八十九隻に対して、八百九十三隻が契約をしています。しかし、...全文を見る
○平賀委員 静岡県の浜名湖でも不法係留が大きな問題になっていて、県としても規制強化の方向に今動き始めています。静岡県では、プレジャーボートなどが一万二千四百六隻係留、保管されておりますが、そのうちの約八割の九千八百八十四隻が放置をされています。県のアンケート調査では、係留、保管に...全文を見る
○平賀委員 今、水上バイクは不法係留にはならないのだという趣旨の答弁がありましたけれども、しかし、水上バイクにつきましても、これは実際に自分の車に積んで運搬できるようなものではありませんし、実際には特別なトレーラーみたいなものをつくりまして、それで車で牽引するような運搬方法をやっ...全文を見る
○平賀委員 今浜名湖には約一万隻の船舶があって、漁船などを除きますと、小型の船舶は八千二百隻、民間のマリーナや自宅に保管されているものが二千七百隻、残りの五千五百隻は保管場所がなくて、入り江や河川に不法係留されているわけです。  それで、ヤマハ発動機やスズキ、日産自動車などのメ...全文を見る
○平賀委員 時間もなくなりましたので、先ほどメーカーの放置艇解消の上での責任は法的にはないんだというふうなことも言われておりましたけれども、だとするのだったら、きちっと法的にも責任を持たせるということをやるべきだと思います。  特に、最後に、大臣に一言だけ、廃船処理のシステムや...全文を見る
○平賀委員 以上で終わります。
08月31日第143回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第2号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、国鉄、林野の長期債務の問題についてまず質問をいたしますが、この長期債務の問題というのは、これは合わせますと全部で三十兆を超える膨大な長期債務です。国家予算の四割にも匹敵をしております。一体これがなぜ生まれたのか。これは国民...全文を見る
○平賀委員 今いろいろ御説明があって、株式の問題がうまくいかなかったとか土地の暴騰を抑えるためにさまざまな規制があったとか、いろいろ説明がされました。説明を聞く限りでは、これはしようがないのかなというふうに思いますが、しかし私は、そこに原因があるというふうには思っておりません。大...全文を見る
○平賀委員 今答弁がありましたように、つくってこなかったというのは明らかだと思います。  それで、政府は清算事業団法の第三十二条に明記されている償還計画さえもつくってこなかったわけでありますが、説明の中にありました閣議決定というのも、これは法律ではありませんから、政府みずからが...全文を見る
○平賀委員 今答弁の中でありましたが、実施方針をつくらなくても実質上問題はなかったと言われましたけれども、では一体何でここまで、二倍にふえたのですか。大臣、答えてください。
○平賀委員 私は、今の答弁でも、御理解願いたいと言われますけれども、こういうことでは絶対に理解することはできません。  しかも、まだあります。利払いの問題でも、私は、やるべきことをやってこなかったというのが政府の態度だと思います。  九三年の総務庁の行政監察局の国鉄清算事業団...全文を見る
○平賀委員 今の答弁というのは、長期債務の利払いについてですね。年金も含めると一体幾らになりますか。
○平賀委員 先ほど政府の方から、朝、レクを求めて教えていただいたのは、長期債務の問題と年金の問題、合わせまして、利息だけ合わせますと、これは八七年以降全部で十五兆八千億円、こういうことをそちらの方から教えていただきました。  この十年間で、土地やそれから株式などを全体で十四・六...全文を見る
○平賀委員 大蔵大臣に伺いたいと思いますが、今回の長期債務の処理策で初めて債務の借りかえを行うことになりました。そのことによって二千五百億円利息が軽減されるということになるわけですが、今回の借りかえの措置について、これは政府の判断でやるということになったのではないですか。
○平賀委員 よくわからないのですが、少なくとも今まで、地方自治体がお金を借りていたものを借りかえをするのは、政府はいろいろ拒否をしてきました。しかし、この借りかえをやるに当たって、今回やるわけですね。  これは、政府自身が判断をすれば、別に何の障害もなく、法律的にも何ら制限もな...全文を見る
○平賀委員 いろいろ説明がされましたけれども、私がこの問題で聞いているのは、借りかえをやるに当たって、これは法律を変えるとかそういうことがなければ借りかえができない問題ではない、これは政府自身が判断をすれば借りかえを行うことができる、そういう性格の問題なのかということを聞いている...全文を見る
○平賀委員 本当に答弁になっておりません。まさに、そういう判断をすればできるんだと、現に今こういう提案をされているわけですから、私は、そういう点で、やれるべきこともやってこな かったというのは、はっきりしていると思います。  それで、私はちょっと試算をしてみたのですが、八七年...全文を見る
○平賀委員 そこのところは、まさに政府の判断だと思いますよ。ですから、先ほども言われていましたけれども、まさに国民負担を本当に減らすといす立場に立つのだったらできるということですよ、現にやろうとするわけですから。ですから、私は、政府の責任というのは非常に今回明らかになったと思いま...全文を見る
○平賀委員 いや、四千億円の元本の債務返済の財源の裏づけは一体どうなっているのかということを私は聞いているのです。
○平賀委員 まさにその内容が全く不明だ、これは本当に、今言われましたけれども、まさに先送りだというのが私ははっきりしていると思います。債務処理を一体どうするのかということが今審議に上っているにもかかわらず、まだ元本の返済の裏づけがはっきりしていないというのは、まさにこれは債務処理...全文を見る
○平賀委員 これ以上悪くしないというふうに言われましたけれども、今のままでいきますと、これは、新たな増税をするのか、それとも一般歳出を削るのか、それから赤字国債を発行するか、この三つに一つですよ。この三つしかないわけですよ。この長期債務は一体だれがつくったのか。これは国民がつくっ...全文を見る
○平賀委員 私が質問をしたのは、なぜ国鉄の長期債務に郵便貯金の運用益を投入するのかという質問ですよ。
○平賀委員 まさに私は本音だと思いますが、しかし、その本音というのは、これは本当に無責任な話だと思いますよ。大体、なぜ郵便貯金を使うのかという明確な理由がないわけですよ。とにかく財政が大変だから、お金のあるところからこっちに持ってこようという、これしかないわけです。ですから、こう...全文を見る
○平賀委員 もう時間が来てしまいましたので、私は、この問題については後の特別委員会の審議の中で改めてやりたいと思いますが、この論戦の中でもはっきりしましたけれども、やはり政府の責任というのは非常に重大だと私は思います。こういう政府の責任を全部国民にツケ回しをする、こういうやり方に...全文を見る
09月09日第143回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、参考人の皆さんは、大変お忙しいにもかかわらず御出席をいただきまして、心からのお礼を最初に申し上げたいと思います。  まず最初に、国鉄の長期債務の問題について伺いたいと思います。  私もこの特別委員会の中で、一体なぜ...全文を見る
○平賀委員 二つ目に、私は、長期債務の返済のスキームの中で、金利の問題について全然検討に入っていないという、普通、借金をしたら、金利のことを考えて返済計画をつくるというのが常識だと思うのですが、しかし、債務の返済について時間的経費というのは考えていなかったということなんですが、こ...全文を見る
○平賀委員 今いろいろこの委員会の中でも議論がありまして、それで私は、JRに対して、応分の負担をするというのは必要だとは思っています。ただ、この委員会の中の議論を聞いておりましても、ただ民間の企業に困ったから負担をさせていいのか、こういう議論があると思いますが、しかし、もともとJ...全文を見る
○平賀委員 ありがとうございました。  もう一つ、財源の問題で私が考えているのは、道路特定財源の問題なのです。財政構造改革の会議の中でも加藤寛先生もいろいろこの問題について御発言をされておりますけれども、最初の意見陳述の中でも道路財源の圧縮ということを言われました。  それで...全文を見る
○平賀委員 この道路特定財源の問題についての山口先生の御見解を伺いたいと思います。
○平賀委員 それでは次に、国有林の問題について伺います。  今回の政府の方針では、森林の果たしている役割を公益性を高める方向に重心を移すのだ、こういうことを主張されております。特に私が思っているのは、そういう公益的な機能を果たすためには、やはりもっともっと山を守り森林を育成する...全文を見る
○平賀委員 以上で終わります。ありがとうございました。
09月25日第143回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  東北南部と関東北部を襲った今回の集中豪雨は、甚大な被害をもたらしています。そしてその後、台風五号や台風七号の被害も拡大をしています。我が党は、八月の集中豪雨の災害が発生した直後から、党内にも災害対策の本部をつくりまして、現地に調査団を派...全文を見る
○平賀委員 これは、直ちに復旧のために努力をするというふうに理解をして、もう少し具体的に聞きます。  白河市の堀川は、集中豪雨によって二度にわたって決壊をし、白河市の公設市場とその付近の工場や商店やアパートや民家、こういう大きな被害を与えたわけです。そして、決壊した周辺は十二年...全文を見る
○平賀委員 私も今しっかりと聞きましたので、ぜひ早急に改修をお願いしたいと思います。  それでもう一つ、これは須賀川市の地域のことなのですが、河川改修のおくれは深刻だと私は思います。特にここでは、阿武隈川と釈迦堂川との合流点は、阿武隈川の下流の遊水地のような役割を担わされている...全文を見る
○平賀委員 この間、建設省としてもいろいろなことはやってこられたと思いますけれども、しかし、工事をしている途中であったとしても、これはちゃんと締め切り工事はやっておかなければならないということですから、早急にこの点については対処していただきたいと思います。  それで、河川改修や...全文を見る
○平賀委員 この点では明確に、はっきりと遊水地の計画を検討するという答弁でありましたので、私たちもいろいろそういうお話を伺ってきておりますが、特に農地を持っている農家の皆さんともいろいろ合意の上で契約を結んで、本当に総合的な、そういう森林機能や農地の機能を果たす、そういう計画をぜ...全文を見る
○平賀委員 今私が聞いたのは、阿武隈川のそういう遊水地なども活用した総合的な防災政策を、これをほかの河川でもぜひやるべきではないのかというふうなことを聞いたわけで、この点について、本当に短く、一言だけ言ってください。
○平賀委員 それでは次に、静岡県の三島市の大場川の問題で伺います。  集中豪雨によって、ここの六カ所の堤防が決壊をしました。そして、大場川付近の住民は九〇年の九月にも被災をしております。その後、六十五億円をかけて大場川の災害復旧助成事業を実施してきました。工事も完成して住民の皆...全文を見る
○平賀委員 よく住民の皆さんの意見を聞いて対応していただきますように要望しておきます。  そして、最後になりますが、今回の那須町の八月二十七日の集中豪雨で、数カ所の産業廃棄物処分場の壁面が水流でえぐられて、廃棄物が流出をしました。処分場は、農業用水として使われている通称高津用水...全文を見る
○平賀委員 以上で終わります。
10月05日第143回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第7号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  初めに、締めくくり総括質疑の前に修正案の趣旨説明をしなければならなくなったのは、修正案が出る前に締めくくり総括質疑の日程を決めたところに問題があるのであって、日本共産党は、審議不十分のままでの締めくくり総括質疑に反対だということを初めに...全文を見る
○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  私は、初めに、JRの採用差別問題について質問します。  分割・民営化が行われて十一年がたちますが、いまだに採用差別の問題で路頭に迷わされている、こういう労働者の皆さんがいるわけですが、私はいまだにこういう問題が残っていること自身、重大...全文を見る
○平賀委員 私、そういう人ごとのような答弁は聞きたくありません。小渕首相はそのような答弁をしましたけれども、そういう態度が今本当に多くの皆さんに犠牲を負わせています。  今、私は「JRで働くお父さんを見たい」という文集を持ってきましたが、この中には、北海道の名寄の家族の方が、あ...全文を見る
○平賀委員 このJR採用差別問題というのは、政府の国策によって生まれた問題であります。いまだに解決されていないこと自身、重大な問題です。それで、十一年もこの問題が放置をされてきて、家族にも、本当に人道上の問題からいっても、深刻な状況を押しつけています。幾ら政府といえども、人の一生...全文を見る
○平賀委員 もう一つ、運輸大臣に聞きますが、これらの土地売却で得た収入というのは、JRの経営努力なしで得た利益ではないですか。
○平賀委員 確かにそういうふうな理由があったにしても、これはJRが経営努力で得た利益かどうか、そのことについて聞いています。もう一回答弁をしてください。
○平賀委員 これは経営努力で得た利益でないことははっきりしています。  当委員会で小渕首相は、私の質問に対する答弁で、これ以上JRへの負担を求めていくということが可能かどうか、こういう答弁を行っています。しかし私は、このJRの応分の負担というのは当然のことだと思っています。JR...全文を見る
○平賀委員 幾ら公共的な用地のために出したといいましても、これは鉄道事業をやるために必要だということでもらった土地です。当時の三塚運輸大臣でさえも、国民負担をお願いしているわけですから、JRに渡す資産というものはあくまでもぎりぎりのものだ、こういう答弁を当時の三塚運輸大臣も行って...全文を見る
○平賀委員 こうしたJRの駅ビル開発などが全国各地で行われて、周辺の中小企業に重大な影響が及んでおります。  例えば、京都駅の場合には、鉄道用地として引き継いだ面積が三万八千平方メートル、その面積のうち二万四千九百平方メートルをJR西日本が六〇・五%出資した京都駅ビル開発株式会...全文を見る
○平賀委員 たばこや郵貯というように国民負担はどんどんやる一方で、当事者である当のそのJRに対して何ら負担を求めないというのは、本当に私は不公正なやり方だと思います。  さらに、私は、国民負担なしにこの長期債務の問題の解決を考える場合、道路特定財源の問題にもメスを入れることが必...全文を見る
○平賀委員 私は、これは一般財源かどうかということを確認しているわけですから、ちゃんとその点について答えてください。大蔵大臣ですよ。
○平賀委員 本当にわけのわからない答弁ですが、大体、福田大蔵大臣でさえ、四十六年度予算では、自動車重量税を一般財源として受け入れることにしたのです。したがって、この道路財源として発足しました自動車重量税収入は、ひもつきであるとか特定財源であるとか、そういう形をとっておりません、当...全文を見る
○平賀委員 今、一般財源だと認められました。  当委員会の参考人質疑で、国鉄の分割・民営化のスキームをつくった一人であって、自民党推薦の加藤寛参考人も、道路特定財源にメスを入れることは賛成でございますと、私の質問に対して答弁しています。さらに大蔵大臣は、当委員会の私への答弁で、...全文を見る
○平賀委員 法律的にも一般財源だという自動車重量税さえ見直しを行わない、その一方で国民負担はどんどんかけてくる、こういうやり方というのは本当に私は理不尽なやり方だと思います。  きょうの議論の中でも、少なくとも、JRの土地売却代金の問題やこの特定財源の問題、こういうものをちゃん...全文を見る
10月06日第143回国会 衆議院 本会議 第16号
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○平賀高成君 私は、日本共産党を代表して、反対の討論を行います。  政府は、国鉄の分割・民営化に際して、長期債務問題の解決を図ることを最大の課題としてきました。また、政府は、国鉄職員を一人も路頭に迷わせないと明言してきました。それにもかかわらず、一千四十七名問題がいまだに解決を...全文を見る
12月03日第144回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。私は、被災者生活再建支援法の問題について質問をいたします。  政府は、前倒しで被災者生活再建支援事業を行い、八月末の集中豪雨や、さらにはそれに続く台風の被害について、この被災者の皆さんに対して十二月中にも支援金を渡す、こういう事業を...全文を見る
○平賀委員 私は、ぜひ県に対して温かい支援をしていただきたいと思います。  それで、国土庁にいただいた「被災者生活再建支援事業の適用見込みについて」という資料によりますと、適用の対象になっているのが全壊世帯の百五十世帯ということになっています。これは、一つは災害救助法の適用にな...全文を見る
○平賀委員 私は、これは極めて対象が少なくなるということで、非常に問題だと思っています。  問題はこれだけではなくて、対象外になる被災者の方が非常に多いという問題です。  八月上旬の豪雨以降の災害は、全壊、半壊合わせて千三百五十六棟です。このうち、政府の支援事業の適用対象とし...全文を見る
○平賀委員 生活再建支援法の議論のときでも、これはやはり対象が極めて狭いと。今阪神・淡路の被災者の皆さんの支援金の支給状況を見ましても、結局はまだ四分の一ですよ、支援金をもらうことができた世帯というのは。ですから、そういうことが明らかになって、しかも今回の水害で、これも半壊世帯が...全文を見る
○平賀委員 これは見直しをする用意があるということですか。
○平賀委員 一連の被害の状況から、これは支援法が対象範囲を狭めて、そして所得制限や年齢でふるいにかけて、さらには被災者の限られた部分しか救済されない、こういう状況で、もう実施する前からこの問題点が明らかになっているわけです。ですから、私は、今からでも遅くありませんから、やはり抜本...全文を見る
○平賀委員 遺族が兄弟姉妹のために災害弔慰金が受けられないというのは、今回だけではなくて、阪神大震災のときにも同様のことがありました。そういう点がありますから、やはり私は見直す必要があると思うのですが、災害弔慰金は自然災害によってかけがえのない肉親を失った遺族を救済するものであり...全文を見る
○平賀委員 ですから、こちらの援護法の方には兄弟姉妹というものがあって、災害弔慰金の方にはないわけですよ。しかし、弔意を示すという点では私は同じ内容があると思います。  ですから、私は当委員会で現地に行って、そして献花もしてお悔やみもやってきて、そういうことをやった現地の五名の...全文を見る
○平賀委員 阪神・淡路の震災の実態や、そして今回の水害の問題に見られるように、今の支援法というのは、もう実施のその前から改めて不十分なところが明らかになっているわけですから、私は、本当にこの点について事実に即して、実態に見合った支援ができるようなものに抜本的に改めることを要求して...全文を見る