平田健二

ひらたけんじ



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平田健二の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月02日第142回国会 参議院 経済・産業委員会 第6号
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○平田健二君 民友連の平田健二君でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  先日、東京工業品取引所にお伺いをいたしました。この商品取引所法につきましては、先ほど梶原先生も大変難しいなという印象を述べられておりましたけれども、私もまさにそのとおりでございまして、大変複雑な内...全文を見る
○平田健二君 価格の変動が激しくても、私設取引所が開設される可能性がない限り、最初言いました第一段階目の商品の指定の基準を満たさない。ということは、つまり第一段階の価格の変動が著しく激しくても私設取引所が開設される可能性がない商品については上場の適格性がないというふうに判断してよ...全文を見る
○平田健二君 それでは、ちょっと具体的にお尋ねいたしますが、綿糸の直接取引の価格動向はどうなっておるんでしょうか、変動が激しいものかどうか。それから、直接取引と取引所取引とではどちらが変動が激しいものとなっているかお答えいただきたいと思います。
○平田健二君 そうしますと、その商品を新しく上場する水準と、今上場されている商品を廃止する、いわゆる上場から廃止するというこの水準は同じと考えでいいですか。
○平田健二君 そういたしますと、今までの答弁を考えますと、繊維製品の上場の適格性が失われているということが明らかになったという感じがするんですけれども、その第一の基準の指定商品基準を満たさないと上場しないんですね。結局、第一段階、第二段階、水準が同じとすると、先ほどお答えになりま...全文を見る
○平田健二君 例えがいいか悪いかは別として、例えば日本では競輪、競馬、競艇、それからオートレースがあります。見たときに、選手はこれはプロですね。例えば競輪にしても競艇にしてもそのものがプロとして通用するかというと、そうじゃないです。競輪の選手がその競輪だけでプロになる、お客がおっ...全文を見る
○平田健二君 先ほど言いましたように、私もよく理解できていない部分もあります。次に移ります。  一九八四年四月十三日に衆議院の商工委員会で、当時の通産省の黒田生活産業局長がお答えになっています。繊維産業が取引所に依存しないことは必要な方向ということで答弁をしていますし、また一九...全文を見る
○平田健二君 通産省の七六年の繊維工業審議会の答申というのがございます。繊維製品の「上場廃止をも含めてそのあり方を根本的に再検討すべきである。」と書いてあるんです。二十年前です。今日も、九五年の答申もほぼ同じようなことが書いてあるわけです。  この二十年間、上場廃止も含めてその...全文を見る
○平田健二君 平成二年の商品取引所法改正の答申から、上場適格性を失ったものについては速やかな廃止とあります。この八年間を見ますと、上場品目が十品目ですか、廃止を見ましても東京でスフ、それとゴムですか、この二品目しかありません。適切な新規上場と、これまた適切な廃止がなければ市場は成...全文を見る
○平田健二君 通産省は、先ほど言いましたように、二十年以上前から廃止を含めた検討を、約束というわけじゃありませんが、そういった約束をしておるわけですけれども、とりわけ九五年の繊維ビジョンでは、「関係業界で引き続き十分なフォローアップがなされることが肝要」となっておるわけです。明記...全文を見る
○平田健二君 ぜひひとつ大臣に実現に向けて努力をいただきたいと思います。  次に、新しい繊維ビジョンの策定に向けて、今繊維産業審議会で議論をされておるわけです。三つの分科会の報告が先ごろ発表されました。その中に、実はこの繊維取引所の問題がどこにも触れられていないわけです。今日ま...全文を見る
○平田健二君 ぜひひとつよろしくお願いします。  続いて、委託者保護についてお尋ねをいたしたいと思います。  今回の改正案では確かに社会的な規制は強化されておりますけれども、一方で経済的な規制が緩和されているというふうに思うわけです。そこで関係者の間では、トラブルがふえるんで...全文を見る
○平田健二君 今回の法律の改正で、自主規制団体による、疑わしきは罰せずから疑わしきは罰するという方向転換というか、いい方向に行っておるわけですけれども、今回の改正では商品先物取引であることの告知制度が確かに導入されています。  しかし、今ちょっとお話がありました、いやこれは絶対...全文を見る
○平田健二君 では、罰するということにして、どういう制裁があるんでしょうか。今までだったらこうだった、これからはこうだということをちょっと具体的に教えてください。
○平田健二君 自主規制団体に入らないアウトサイダー、取次業者、これらはどういうふうにするんですか。これは自主規制団体がそういったことを自主規制するわけですから、その自主規制団体に入らない取次業者とかそういった業者がおるわけですね、こういった方たちはどういう制裁があるんでしょうか。
○平田健二君 自主規制団体の制裁よりもきつくなるんですか。アウトサイダーといいますか自主規制団体に入らない人の処分といいますか、問題があったときの。
○平田健二君 次に、適合性の原則ということですけれども、現在も書面交付の義務ということで委託ガイドがあるわけです。「商品先物取引 委託のガイド」、それから「約諾書及び受託契約準則」、こういうのがあります。これを見ますと確かに書いてあるんです、ここに赤い枠で先物取引の危険性。  ...全文を見る
○平田健二君 次に、この中にもございます外務員、商品取引会社の営業マンの身分証明証、これも先日のテレビでも問題になっていました。これがあるから顧客に対して、いや私は、ほれ見てください、国から免許証をもらっておる営業マンですよ、だから安全なんだと、こう言って実はやっておるわけですよ...全文を見る
○平田健二君 なぜこういった登録外務員証を持った人でなければこの仕事をしたらいけないのかということは、裏を返せば、非常に危険だ、リスクの多いものだということなんですよ。そのことをやっぱりしっかりPRというか知らしめなきゃいかぬと思うんです。  ですから、この外務員証を発行してそ...全文を見る
○平田健二君 私は、ただいま可決されました商品取引所法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民友連、公明、社会民主党・護憲連合、新党さきがけの各派及び各派に属しない議員椎名素夫君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     商品取引所法の...全文を見る
04月02日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第14号
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○平田健二君 おはようございます。民友連の平田健二です。どうぞよろしくお願いいたします。  まず労働大臣、けさの新聞を見ますと、連合の鷲尾会長ときのう会談をされ、その中で連合の政党支持の問題について労働大臣と連合の鷲尾会長との間で激論があったという報道をされておるんです。  ...全文を見る
○平田健二君 先日来、自民党の山崎政調会長が連合とはもう話をしないとかいろいろ報道されていますので、そういうことを言わないで連合の話も聞いていただくと、ぜひお願いしておきたいと思います。  そこで、まず今回の中退金の関係につきまして、今なぜ運用利率を改定しなきゃならぬのか、この...全文を見る
○平田健二君 お話はわかるんですけれども、今大臣がおっしゃいましたように、中小零細企業で働く勤労者にとって今回の金利の切り下げというのがどういう意味を持っておるか、労働省はどう考えておるんでしょうか。今、大臣がちょっとおっしゃいましたけれども、実際に退職をされる中小零細企業に働く...全文を見る
○平田健二君 今、大臣のお答えの中で、違いますよね。
○平田健二君 先ほど日銀の方のお話もお伺いしていまして、確かに運用利回りが非常に悪くなっている、金利も低い、責任準備金も相当多額の赤字を出しておる状況は理解できますが、金利が改善されたら早急にこの運用利回りも上げるということはぜひ約束をしていただきたいんです。今回下げることは仕方...全文を見る
○平田健二君 付加退職金の問題ですが、連合は付加退職金制度は続けるべきだということなんです。やっぱりこういう事態になりますとそれは意味はわかりますけれども、多分この中退金制度が発足するときに、我が国の経済はずっと右肩上がりで推移するということを前提に組まれたと思うんです。ですから...全文を見る
○平田健二君 それから、通算制度です。この通算制度、非常に私もいい制度だと思うんですけれども、金額だけなんです。例えば退職金というのは、勤続が長ければ長いほどカーブがずっと上がっていくわけです。今回のこの通算制度というのは金額だけで、このカーブが上昇するというところまでは通算しな...全文を見る
○平田健二君 次に、中退金制度のある企業に仮に十年なり十五年勤めて、そして今度はその制度のない別の大企業か公務員か知りませんが、勤めた。そうすると、中退金制度で積み立てた退職金をそのままその方が本当に引退するまで、六十歳まで中退金制度に置いておく、そこで運用してもらうという制度が...全文を見る
○平田健二君 今、中退金制度に入っている方、企業が五十四万ですか、労働者が四百六、七十万、五百万切っています。しかも、先ほど言われましたように、中退金でもらう退職金の平均額が百万切っていますね。あなた、そんなんで民業を圧迫しますか。  それで、お金というのは手元にあれば使っちゃ...全文を見る
○平田健二君 この資料を見てみますと、新規加入者がそれほどふえていないんです。どこにそういう原因があるのか。そしてまた、この中退金制度への加入促進をするため中小企業庁であるとかあるいは市町村とかにどういう働きかけをしておるのか、こういったことについてわかれば教えていただきたいと思...全文を見る
○平田健二君 確かに、こんな不況になってきますとやめたいということになると思うんです。加入促進をするためには、やはり経営者の方が使い勝手がいいというふうにしてやらなきゃいかぬと思うんです。  今、最低の五千円という掛金が一番多いわけです。中小企業の経営者は景気に左右されますから...全文を見る
○平田健二君 それからもう一つ。今、途中で滞納、払えない、これは大体一年ですね。それから、滞納期間が支払い続けた期間の六分の一、それを超すと自動的に脱退ということになります。  こういう経済状況ですから、もう少しこれに余裕を与えたらいいんじゃないか。どのくらいが適当かということ...全文を見る
○平田健二君 昨年、この場で質問をさせていただきまして、中退金と特退金が合併した、それで新機構になった。それは行政改革のためにやるんだということで、当時松原局長がお答えになっておるんです。実際にきのうからスタートした新機構は三名しか減っていないんです。行政改革で大上段に去年やって...全文を見る
○平田健二君 ありがとうございました。
04月07日第142回国会 参議院 経済・産業委員会 第7号
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○平田健二君 おはようございます。民友連の平田です。どうぞよろしくお願いいたします。  私、特に今回、繊維の関係についてお伺いをしたいと思います。  まず最初に、輸入の問題についてお尋ねをいたします。  中国からの綿糸の集中的な輸入に対して、政府は繊維のセーフガード、いわゆ...全文を見る
○平田健二君 今御答弁がありましたように、確かに総量は減ってきているようですけれども、問題はこの減り方だと思うんです。このエクスポートライセンス制度が機能したという面はあると思いますけれども、しかし残念ながら一番大きな要因は、やはり我が国の不況によって繊維製品の消費が減少してきて...全文を見る
○平田健二君 早く景気がよくなってもらわぬといかぬわけですけれども、好景気になればまた輸入が増大する、こういう繰り返しはずっと私はこの繊維に関する質問で指摘をしてきたわけです。  この制度を導入したときには、具体的に数字で言いますと三百七十万平方メートル、全体の輸入の八%にすぎ...全文を見る
○平田健二君 昨年の二月、それから十一月、当委員会で私、その迂回輸入のことについて質問して、同じような回答をいただいておるんです。これやっぱりしっかり対応をしていただかないと、正規か不正規かということは別としましても、迂回貿易が半分以上を占めるというような状態は私は異常だと思いま...全文を見る
○平田健二君 質問に立つたびにこの中国からの繊維の輸入についてお尋ねをして、しつこいやつだなと思うかもしれませんが、繊維産業の置かれておる実態というのはこういうことでして、これからもまた質問していきますけれども、ぜひひとつ対策をしっかりとっていただきたいと思います。  次に移り...全文を見る
○平田健二君 問題は、その議論のあり方だと思うんです。日本の繊維産業のあるべき姿を検討して、その結果として国が過度に関与しない方がいいという結論が出たのならば理解はできるわけですけれども、最初から官民の役割を検討するというのはいささか順序が逆ではないか。行政改革委員会でも、行政の...全文を見る
○平田健二君 次に、繊維産業の特殊性という問題についてお尋ねをいたします。  この分科会報告の中では、他の産業との共通点が多いとしておるわけです。繊維産業をめぐるどこが変わって他の産業と共通点が多くなったのか。昔から共通点はあったのか、現在になって共通点が多くなってきたのか、そ...全文を見る
○平田健二君 それは、もともと産業というのは今おっしゃったようなことは共通項として当たり前のことなんです。繊維産業はそうではない特殊な事情があると私は認識しておるわけです。  例えば、繊維は川上から川下まで一貫生産をします。一番の最先端はミシンを一台持って家庭の人が内職で仕事が...全文を見る
○平田健二君 次に、この報告書の中で欧米との比較があるんですが、そのことについてちょっとお尋ねをいたしたいと思います。  繊維産業と国家の支援のあり方については、この分科会の報告では欧米諸国の例を引き合いに出しておるんですけれども、分科会の報告では、欧米の諸国は国家として何も支...全文を見る
○平田健二君 また、欧米と我が国との政策転換のタイミングの比較についてちょっとお尋ねいたします。  私は、繊維産業に対する国家の支援策としては、育てるということの産業支援策、いわゆる繊維産業を育てるという政策と、それから、外敵という言い方は妥当かどうかわかりませんが、輸入から産...全文を見る
○平田健二君 次に、通産省の繊維行政についての自己評価といいますか、どういうふうに思っているのかということについてお尋ねいたします。  いわゆる臨時措置法に代表されるように、今日まで通産省は繊維行政をどのように評価されておるのか。川上から川下まで一貫するパッケージ型の総合政策が...全文を見る
○平田健二君 大臣、この分科会の報告からは、国は手を引きましょうというのが読み取れます。どういう繊維産業を目指していくのかというビジョンが見えない。今回のこの分科会の報告、業界の皆さんが今異口同音に、国は繊維産業に対して冷たい、今回のこの分科会報告を見ますとそういう認識が強いよう...全文を見る
○平田健二君 大臣、ぜひお願いします。  この分科会報告が出て余り日もたっておりませんが、業界の皆さんから、平田、ぜひ大臣に今言ったようなことを伝えてくれという要望がたくさん来ておりまして、ぜひ温かみのあるものにしていただきたいというふうに思います。  ちょっと個別のことを聞...全文を見る
○平田健二君 次に、繊維製品の輸入の評価についてですけれども、私も繊維製品の輸入によって定番物が安く手に入るということはそれなりの意味があると思います。輸入の進展が消費者にとってよい面があるということも認めますけれども、報告書の印象としては、輸入が増大することにおいてのマイナス面...全文を見る
○平田健二君 同じように、産業の空洞化という問題についてちょっとお尋ねいたします。  報告書の中には、人材等優秀な経営リソースを海外の有利な立地条件で有効活用する道として積極的に評価をすべきであると、こうありますけれども、繊維産業の空洞化、海外への流出についての危機感が足りない...全文を見る
○平田健二君 それから、今回のこの中間答申の取りまとめということですが、平成十一年度の予算の概算要求が始まる八月までに、一つとしては繊維産業構造改善臨時措置法、いわゆる措置法の取り扱い、それから改善事業協会の廃止に伴う中小企業事業団への引き継ぎがあるわけですけれども、この引き継ぎ...全文を見る
○平田健二君 それから、この分科会の報告、特に雇用という面についての視点がちょっと希薄なような気がいたしますけれども、いかがでしょうか。
○平田健二君 次に、これもいつもお伺いをするんですけれども、TSG、いわゆるセーフガードの発動主体についてお伺いします。  今回のビジョンでも触れられていないんですが、私は前々から言っていますように、発動主体を拡大してほしい。業界の皆さんもやはりTSGの発動主体をもう少し広げて...全文を見る
○平田健二君 それはわかりますが、しかし働いている人たちも一番の当事者ですからね。そこで働いておる人が一番の当事者ですから、そこから発議することがなぜそんなに問題なのか。これは通産省がそれでもいいよと言えばそれで終わりのことです。法律で決まっているわけでもない。ガイドライン、指針...全文を見る
04月10日第142回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○平田健二君 民友連の平田健二でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほどもございましたが、阪神・淡路大震災が発生をいたしまして三年が経過をしております。長い間の懸案でございました阪神・淡路大震災の被災者の支援に関する二つの議員立法が本日初めて、この委員会に付託をさ...全文を見る
○平田健二君 次は、個人補償の可能性ということについて政府にお伺いをいたします。  地震発生以来今日まで、政府は一貫して個人補償はできない、こういう立場をとられておるようですけれども、これは住専に大変な額の税金を使いながら阪神・淡路大震災の被災者には個人補償はやらない、頑として...全文を見る
○平田健二君 重ねてお尋ねいたします。  今日までこういった自然災害を含めて、一切過去に個人補償というのはなかったんでしょうか。
○平田健二君 いや、あるかないかでいいんです。あったかなかったか。
○平田健二君 わかりました。冷たいですね、国は。  次は、両法案のお金の性格についてお尋ねをいたします。  生活基盤回復支援金それから震災見舞金の性格についてちょっとお伺いしたいんですが、今ちょっといろいろお聞きしました。政府の言うところの個人補償なのかそうではないのか、また...全文を見る
○平田健二君 両案とも家ということを基準にされていますね。これについてちょっとお尋ねをいたしたいんですが、今精神的なダメージとかいろいろありました。その生活補償といいますか、社会保障的なという観点からしますと、家が全部倒れてなくなろうが半壊しようが、必ずしもそれが絶対的な条件であ...全文を見る
○平田健二君 確かにそうだと思いますが、例えば家は大丈夫だったけれども会社が全部つぶれてしまったという人もおるわけです。そうしてみますと、家というものの倒れ方、全壊、半壊、そのことが今回の支援の基準になるということは、いろいろな見方がありますからそうでしょうけれども、必ずしも家の...全文を見る
○平田健二君 それでは、全壊、半壊という証明、罹災証明、これについてちょっとお尋ねいたしますが、今回のこの法案の基準になる証拠としては罹災証明というので全壊、半壊を認定する、こういうことでよろしいわけですね。  そうしますと、当時の報道でも国会の議論の中でも、同じ程度の被害なの...全文を見る
○平田健二君 終わりますけれども、先ほど申し上げましたように、地震が発生してもう既に三年有余、やはり被災地、被災者の方々の生活を思うと何らかの支援が必要だ、しかもそれは急がれるということで、きょうこうやって本委員会で審議がスタートいたしました。できるだけ早く委員会審議が進みますよ...全文を見る
04月16日第142回国会 参議院 経済・産業委員会 第9号
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○平田健二君 私は、ただいま可決されました日本貿易振興会法及び通商産業省設置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、自由党、新党さきがけの各派及び各派に属しない議員椎名素夫君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を...全文を見る
04月23日第142回国会 参議院 経済・産業委員会 第10号
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○平田健二君 特許二法の質問に入る前に、十七日に堀内大臣が記者会見をされました。その内容についてちょっとお伺いいたしたいと思います。  大臣は十七日、民間金融機関の貸し渋り対策として中小企業金融公庫等の法律を改正して、中小企業の定義を見直し現行より中小企業の枠を拡大し融資の対象...全文を見る
○平田健二君 ぜひひとつ今国会中に提出をしていただきたい、重ねてお願いをしておきます。  それでは、特許法についてお伺いいたします。時間も限られていますので、簡潔にお答えをいただきたいと思います。  まず、先ほどもございましたが、権利者の保護の強化についてちょっとお尋ねいたし...全文を見る
○平田健二君 さらに、権利者保護という点では、賠償額の問題とともに模倣品が出回った際の被害をどう最小限にとどめるか、あるいはまた速やかな賠償金の支払いという問題が重要になってくると思われます。  今回の改正では、刑罰の親告罪から非親告罪への転換、侵害者が裁判の長期化を図るために...全文を見る
○平田健二君 先ほどもお話がございました、知的所有権をめぐる我が国の国際戦略といいますかこういったものについて大臣にちょっとお尋ねをいたします。  二十一世紀を生き抜くためには、通産省の産業構造審議会で言われていますように、知的創造立国として生きていくことが重要だと、私もそう思...全文を見る
○平田健二君 次に、大学の技術移転についてお尋ねをいたします。TLOの採算見込みについてお伺いをいたします。  現在通産省が行っております特許を収入源とする組織ということでは、基盤技術研究促進センターというのがございます。これは、過去十三年間、二千三百八十八億円の出資をしながら...全文を見る
○平田健二君 このTLOという組織には弁理士だとかそういった人が専従で、専門にいるんじゃないんですか。どうなんですか。
○平田健二君 そういう方の人件費とかいうのはどうなるんですか。このTLOで負担するんじゃないんですか。
○平田健二君 私が理解できないのか、ちょっとよくわかりませんが、また次に聞きます。  次に、産学連携のあり方についてお伺いしたいんですが、通産省内に今、大学等連携推進室ができておりまして、三年たっております。この間、通産省の産業構造審議会答申などを見ても、どんどん連携をしよう、...全文を見る
○平田健二君 最後に、大学の研究費について文部省にお伺いいたします。  例えば、トヨタ自動車の年間の研究費、これは五千四百六十億円、松下電器四千三百四十九億円。一方、平成九年度の国立学校特別会計の予算、これは六千三百七十四億円。日本の主要企業の研究費と国全体の学校の研究費がほぼ...全文を見る
○平田健二君 終わります。ありがとうございました。
○平田健二君 私は、ただいま可決されました大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、自由党、新党さきがけの各派及び各派に属しない議員椎名素夫君の共同提案による附帯決議案を提出いたしま...全文を見る
04月30日第142回国会 参議院 経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会 第1号
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○平田健二君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
05月11日第142回国会 参議院 本会議 第25号
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○平田健二君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま趣旨説明のございました大規模小売店舗立地法案並びに中心市街地活性化法案について、総理大臣並びに通産大臣にお尋ねをいたします。  まず、大規模小売店舗立地法案について伺います。  今日までの大店法は、戦前につくられた百貨店...全文を見る
05月21日第142回国会 参議院 経済・産業委員会 第15号
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○平田健二君 民主党・新緑風会の平田でございます。  きょうは、大店立地法について主にお伺いをいたしたいと思います。もう既に当委員会も何度か、参考人質疑等も終わりました。きょうは細かな法案の内容についてお尋ねいたしたいと思います。  まず最初に、今回なぜ大店法を廃止するのか、...全文を見る
○平田健二君 さきの代表質問でも通産大臣からお答えをいただきました。立地法はいわゆる経済的な規制は含まれていないということを確認させていただいたわけですけれども、今大臣ちょっとおっしゃいました、今の大店法ではもう大型店舗の出店の規制ができないというふうな表現をされたわけですけれど...全文を見る
○平田健二君 いや、それはいいんです。  経済的な規制と社会的な規制との関連性がないんです。私が言いたいのは、大店法を廃止することについては賛成ですけれども、大店法を廃止する以前に、生活規制、社会的な規制として騒音だとか駐車場だとかいうのは大店法とは関係なく法律をつくってもいい...全文を見る
○平田健二君 社会的規制の必要性の大きな根拠として、今挙げられました交通渋滞等がある。交通渋滞等なら警察の交通規制で、道交法で法律をつくればいいわけでして、大型店に限らず、市民ホール、ゲームセンター、最近はやっております健康ランド、こういった大型施設が次々にできておりますけれども...全文を見る
○平田健二君 それではお伺いしますが、通産省の言う生活環境とは具体的に何を指しておるか、教えてください。
○平田健二君 今おっしゃられたような生活環境というのは、何も大型店だけが出しておることではないのはもう大体皆さん御承知です。大型店だけがそういうごみとか騒音とか駐車場問題とかにおいとかを出すんですか。それだけだったら私はちょっとこの立地法の趣旨は弱いと思うんです。騒音とごみと駐車...全文を見る
○平田健二君 ちょっと視点が変わりますけれども、お尋ねをいたします。  現在の大店法には、進出しようとする大型店に対して行政がこうしなさい、ああしなさいという命令をする権限がございます。今回の立地法では、行政が持つ権限としては命令はないんです、勧告なんです。行政が命令できなくて...全文を見る
○平田健二君 今いろいろと御説明をいただきました。つまり、地域住民からの共感がないような小売店は繁盛するわけがない、自然に淘汰されていく、こういうことです。  だったら、今、きょう現在新しくどこかに出店している大型店を見ますと、駐車場問題とかごみとか騒音とか、そういったものはほ...全文を見る
○平田健二君 それでは、次に都市計画法と立地法との関係についてお伺いいたします。  都市計画法と大店立地法の機能の役割について確認をいたしたいと思いますが、大型店の出店の適否については都市計画法のゾーニング規制のみで、立地法では周辺環境への影響調整をするだけ、つまり大型店の出店...全文を見る
○平田健二君 先ほども答弁をいただいたんですが、都市計画法のゾーニングは市町村で自主的に決定することができますね。ゾーニングはそれぞれ市町村でできる。ゾーニングで大型店の出店が認められる場合は、どういうふうに出店するかというのが立地法のガイドラインで規制される内容でありますけれど...全文を見る
○平田健二君 今回の立地法のガイドライン、国がつくったガイドラインの上に都道府県が自主的にガイドラインをつくる、いわゆる上乗せ、横出し、こういったものはあり得ないというふうに考えてよろしいですか。
○平田健二君 次に、第八条二項ですけれども、意見が提出できる主体ということで三つの類型に分類されているわけです。一つは、「市町村の区域内に居住する者、市町村において事業活動を行う者、」と、これは具体的になっております。二つ目、「市町村の区域をその地区とする商工会議所又は商工会」と...全文を見る
○平田健二君 いや、それはおかしいですよ。ここに書いてある三つ目の表現はそういうふうには読めないんです。これは、生活環境保持のために物を言うということであれば、日本国民であればだれでもいいと、そういうふうに読んだらだめですか。
○平田健二君 それなら、三つ目のこの表現はちょっと誤解を与えるんじゃないでしょうか。一、二でいいんじゃないですか、「市町村の区域内に居住する者、」。まさに大型店があるその地域の人だけというふうにこれは限定しなきゃならぬわけじゃないんですか。
○平田健二君 それでは、ちょっと違ったことをお尋ねいたします。  今、八条二項の意見が提出できる主体を聞きました。今度は意見の中身についてお尋ねします。八条二項や八条一項で市町村や商工会などあらゆる個人、団体が意見を述べることができるわけですが、それらの意見はだれの意見であれ周...全文を見る
○平田健二君 これは想定ですけれども、地域の商店街の人や地域の住民の人あるいは商工会の意見を聴取しますと、私たちの生活が脅かされる、あるいは市町村なんかになりますと商店街への影響が非常に大きいと、こういった表現が出てくることが想定されるわけです。これはやはり経済的な配慮だというふ...全文を見る
○平田健二君 都道府県への具体的な指導といいますか、周知徹底は大丈夫でしょうか。いや、うちのこの町のこの商店街、影響が大きくてというようなことが言われますよ。いや、それはだめだと、そういう配慮はしないんだよということは県が言わなきゃいかぬわけですね。県への指導、周知徹底はどういう...全文を見る
○平田健二君 次に、第五条第一項第六号の届け出事項についてお伺いをいたします。  営業時間も周辺の生活環境に大きな影響を与えると思います。開店時間、閉店時間についても届け出事項とすべきではないかと思います。また、正月三が日の営業についても、生活環境のみならず、地域の文化、習慣、...全文を見る
○平田健二君 普通の日の休業日というんではなくて、お正月三が日に大型店だけが営業する、地域の商店街は休むということがあります。それから、地域によりますと、もう本当は休みたいんだけれども商店街が正月二日から初売りするんでというところもありますし、いろいろとそれぞれ地域によって違うと...全文を見る
○平田健二君 ぜひひとつ早く成案ができるようにお願いしたいと思います。  中心市街地活性化法もお尋ねしたかったんですが、時間が参りました。これで質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
05月26日第142回国会 参議院 経済・産業委員会 第16号
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○平田健二君 私は、ただいま可決されました大規模小売店舗立地法案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、自由党、新党さきがけの各派及び各派に属しない議員椎名素夫君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     大規模小...全文を見る
05月27日第142回国会 参議院 経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会 第4号
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○平田健二君 私は、ただいま可決されました中小企業信用保険法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合及び自由党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     中小企業信用保険法等の一部を改正す...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 経済・産業委員会 第17号
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○平田健二君 私は、ただいま可決されましたエネルギーの使用の合理化に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、自由党、新党さきがけの各派及び各派に属しない議員椎名素夫君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を...全文を見る
06月10日第142回国会 参議院 本会議 第34号
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○平田健二君 私は、民主党・新緑風会、公明、自由党を代表し、また、日本共産党の御理解を得て、ただいま提案されました会期延長の発議に対し、断固反対の討論を行うものであります。  まず、反対の第一の理由は、今国会の運営が困難となった最大の原因が、橋本自民党政権の朝令暮改、右往左往の...全文を見る
08月24日第143回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○平田健二君 民主党・新緑風会の平田でございます。どうぞよろしくお願いします。  まず最初に、小渕総理にずばりお伺いいたしますが、橋本前内閣の経済政策は失敗だったのでしょうか。お認めになりますか、いかがですか。
○平田健二君 参議院の本会議で、自民党の議員が代表質問の中でこう言っております。誤ったタイミングで財政再建に取り組み、それが今日の事態を招きました。誤ったタイミングということで今日のこんな大変な経済状況をつくり出した、こう言っておりますけれども、いかがですか。もう一度お答えくださ...全文を見る
○平田健二君 総理は、所信表明演説の中で、この内閣を経済再生内閣と位置づけ、今日の危機的な状況を乗り越えるために、政治主導のもとに責任の所在を明らかにして一両年で経済を回復軌道に乗せる、こういうふうにおっしゃっておりますけれども、総理、再生という言葉は、広辞苑で見てみますと、死に...全文を見る
○平田健二君 今、総理のお答えをお聞きしまして、先日来マスコミ等で少しやゆ的に報道されておりますけれども、総理の決意がよく見えない、経済再生をしようとする総理の決意が国民によくわかっていない。  例えば、この委員会でもそうです。総理に質問をしておるのにお隣の宮澤大蔵大臣がお答え...全文を見る
○平田健二君 こういった事態、状況ですから、やはり総理の強力なリーダーシップを国民は求めておると思いますよ。橋本内閣の経済政策が間違っておった、そしてこんな不況になった、新しい小渕内閣になった、よし期待しようというのが、国民のすべてのとは言いませんが、大体の国民は、新しく変わった...全文を見る
○平田健二君 北海道で拓銀がつぶれました。北海道では経済が非常に混迷をしておることはもう周知の事実であります。拓銀も合併で生き残ろうとしましたけれども、政府は公的資金の支援に乗り出しませんでしたね。拓銀と長銀の違いは何ですか。
○平田健二君 ちょっと大蔵大臣、今のは納得できないんですが、インターバンクは拓銀も長銀も同じじゃないですか。いかがですか。
○平田健二君 政府が公的な資金を投入する場合は、今どういう状態だからこれだけの金を投入して、こういう状態になります、こうよくなりますということをきちっとやはり説明をする必要があると思います。国民はそれを求めているわけです。  これは先日来のいろいろなマスコミの報道ですから、余り...全文を見る
○平田健二君 その程度というと大変失礼ですけれども、そのくらいの話で公的資金を投入するなんということをよく考えられたものだなと国民は思いますよ。中身が全くわからない。  投入される金額の算定根拠は事前に公表いたしますか。総理、いかがですか。
○平田健二君 八月二十日の夜の総理公邸でのことについてお尋ねをいたします。  首相公邸に住友信託の高橋社長が来られた。これは総理がお呼びになったのですか、それとも自主的に来られたのですか。
○平田健二君 民間企業の経営者を呼んで、経営の行き詰まった会社との合併話を要請をして、民間企業に国策を遂行させてということは異例どころか異常なんですよね。住友信託にはメリットがないんですよ、この合併は。国策で、総理が強引に住友信託の社長を呼んで合併しなさいと。住友信託銀行がうまく...全文を見る
○平田健二君 長銀が債務超過ではないと先日来この委員会で金融監督庁の長官がおっしゃっておりますけれども、本当にございませんか。
○平田健二君 もし長銀が債務超過でないのなら、長銀自身の自己資本で不良債権処理できるじゃないですか。いかがですか。
○平田健二君 いや、答えてない。ちゃんと答えてくださいよ。
○平田健二君 いや、債務超過かどうかということです。
○平田健二君 もし長銀が債務超過をしていないというのならば、長銀を整理すればいいんですよ。公的資金を一銭も使う必要はないじゃないですか。どうですか、これは。
○平田健二君 それではお尋ねいたします、総理。  公的資金の投入の目的は何なんですか。預金者保護ですか、それとも借り手の保護ですか、長銀の保護ですか。どうですか。
○平田健二君 八月二十二日の新聞ですが、金融監督庁長官が、公的資金投入を他行に適用、もし今回の長銀の処理が、長銀方式といいましょうか、こういうことをやれば次から次に大手銀行に公的資金の投入について要件に当てはまれば適用もあり得ると。これは金融監督庁長官が言うことですか。銀行に長銀...全文を見る
○平田健二君 二十日のこの予算委員会で、我が党の今井議員が、新聞には政府が公的資金の投入を検討しているがということをお尋ねいたしました。総理は、金融監督庁の検査中で現時点では私のところにその中間報告も得ておりません、調査の結果を得ておりませんのでそうしたいわゆる資金投入を政府が検...全文を見る
○平田健二君 それではお尋ねいたしますが、二十日の夜にどうして住友信託なんですか。一番原因になっておる長銀を呼んで、長銀からいろいろ事情を聞くべきじゃないですか。なぜ長銀じゃなくて住友信託だったんですか。どうも理解できない。  それから、これもまた新聞で申しわけないんですが、金...全文を見る
○平田健二君 検査の報告も検査の内容も何もわからないで、どうして支援のことを決められますか。どうして金額だけが先にひとり歩きしますか、五千億だ、六千億だ、七千億だと。どういうことですか。全くないですか。
○平田健二君 長銀が幾ら欲しいと言ったら出すんですか。一次検査は終わっておるんじゃないですか。はっきり答えてください、はっきり。
○平田健二君 委員長、今お聞きのように、先日来の議論のやりとりの中で、長銀の経営実態は全く明らかにならない。公的資金投入の決定までが不透明。中間発表はありませんが、債務超過はないと金融監督庁長官もおっしゃっています。破綻してもいない長銀に公的資金を投入してまで救済しなければならぬ...全文を見る
09月29日第143回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○平田健二君 おはようございます。民主党・新緑風会の平田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、昨日の新聞を見ますと、こういう、「万全の貸し渋り対策で、」というのが政府広報ということで各紙に掲載をされました。今回の法案で中小企業の貸し渋りに対して政府が手厚く対策...全文を見る
○平田健二君 それはわかるんですよ。確かに早く知らせてやらなきゃいかぬというのは理解できますが、まだ国会を通過していないものを出すというのはやっぱりいかがなものかと思いますよ。国会軽視も甚だしいと言われたって仕方がないじゃないですか。  じゃ、聞きましょうか。六月だったでしょう...全文を見る
○平田健二君 いやいや、今大臣おっしゃられましたように、早く周知徹底するということは大変必要なことですし、私どもこの法案に対して反対しているわけでもないし、早く成立しなきゃいかぬというふうに思っております。ただ、審議と早く知らせるということとはまた別の問題です。こういういい法律だ...全文を見る
○平田健二君 それでは、貸し渋り対策についてお尋ねをいたします。  八月二十八日の閣議決定、「中小企業等貸し渋り対策大綱」というのがございますが、この中で、「昨年秋以来、」「依然として貸し渋りは解消しておらず、中小企業等を取り巻く資金調達環境は一層厳しいものとなっている。」、こ...全文を見る
○平田健二君 先ほども質問にお答えがあったんですが、もう一度お聞かせいただきたいんですけれども、政府として、今中小企業の資金需要がどの程度あるか、それが今次の貸し渋りによってどの程度滞っておるか、わかれば教えていただきたい。  また、今回の措置で、二年間で総額四十兆を超える対応...全文を見る
○平田健二君 それでは、貸し渋り保証制度の内容についてお尋ねいたします。  今回の保証制度の利用要件としては、いわゆる貸し渋りを受けた中小企業者であること、そうした貸し渋りを受けた業者が地元市町村長の認定を受けること、認定を受けた中小企業者が申請をして、特に財務内容が悪化してい...全文を見る
○平田健二君 そこで、なぜ市町村長の認定が必要なのかということなんです。貸し渋りを受けたあるいは減額されたという立証、中小企業者はそういう立証をしないといかぬわけです。そういった書類をつくって役所へ行って、実は貸し渋りを受けましたと、だから何とか認定してくれという立証をする必要が...全文を見る
○平田健二君 前向きかどうかは別として、市町村長が貸し渋りなり減額なり期間を短くされるなり、そういった認定をするという作業、それには必ずそういった立証をしなきゃいかぬわけでしょう。私はこういう貸し渋りを受けました、こういう減額措置を受けましたと、それを市町村へ行ってそういった立証...全文を見る
○平田健二君 この制度が円滑な保証に寄与するというふうに言っておられますけれども、もう一つお尋ねいたします。  いわゆる事故率、二%から一〇%に大幅に緩和することによって貸し渋りが少なくなると、こう言われておりますけれども、新しいこの制度に頼る中小企業事業主は現実に貸し渋りを受...全文を見る
○平田健二君 次に、無担保保険と特別小口保険の改正です。  これは、貸し渋り対策の一環としてこれをやるわけですけれども、貸し渋りがほぼなくなったなというような状態になった時点で、水準をまたもとに戻すというようなことはございませんか。三千五百万を五千万、七百五十万を一千万、これを...全文を見る
○平田健二君 次に、信用保証制度の重要性ということですが、信用保証協会の運営ということについてお尋ねをいたしたいと思います。  保証協会の健全な経営を考えますと、保証協会としても保証渋りをしないといけないということだと思うんですが、それでは保証協会の意味がありませんので、地域的...全文を見る
○平田健二君 それはわかりました。今回の制度に対する取り組みはわかりましたけれども、従来の経営難に陥っている信用保証協会が三分の一程度ございますね。これらの支援策についてはどういうふうにお考えですか。
○平田健二君 先ほどもちょっとお話ししたんですが、まじめに審査をしても、ある特定の地域で特定の集積、例えば輸出中心に頼ってきた集積のところが信用保証協会から保証していただいて融資を受けた、全体が地盤沈下で、それは保証協会がまじめに審査しても結局焦げついてしまった、そういったところ...全文を見る
○平田健二君 最初から悪いことをするなんて性悪説で、銀行はどうもそういう感じがありますが、先日も予算委員会で、どこかの銀行が貸し渋り、それから引き揚げ、そういったマニュアルをつくって、行員の皆さんを集めてそういったことをやったというのをやりました。それは事実だというわけですよ。そ...全文を見る
○平田健二君 それでは、全国五十二の信用保証協会に補助金総額二千億円を出すわけですね。出捐をするわけですけれども、その二千億円の配分基準、先ほども言いましたように協会の財務状況は全くばらばらでして、通常の経理にも余裕があるところ、先ほどお話がありました余裕がないところ、経営が厳し...全文を見る
○平田健二君 次に、今回、保証制度の要件が緩和されるわけですけれども、特に保証協会の保証が要らないような健全な中小企業経営者でも、こういった制度ができたということですので、民間の金融機関がすべて融資にこの保証をつけることを要求しましたら、中小企業者は保証料も金利も負担しなきゃなら...全文を見る
○平田健二君 次に、不況業種の指定の問題についてちょっとお尋ねいたします。  特定不況業種が大幅に拡大をされました。わずか一年前には十八業種だったものが、ことしの七月に百七、今回百四十八、急速に拡大をしてきておるんですが、今日の状況からしますとさらに積極的に指定する必要があるの...全文を見る
○平田健二君 最初の話とは逆になりますが、広報の問題。先日も我が会派の福山議員が質問したんですけれども、周知徹底です。  この前銀行に行ったら、とんでもない、貸せないと言ったと。今回こういう制度ができて、貸し渋りに遭った人に条件が整えば融資しますよというようなことを幾ら言ったと...全文を見る
○平田健二君 次に、法案とは直接関係ございませんが、前国会で審議されました中小企業信用保険法改正案の附帯決議に対する中小企業庁としての検討状況をお伺いしたいと思います。  中小企業の活性化のためには、社債発行等の直接金融の促進など、新たな融資促進策を講じていかなきゃならぬと思い...全文を見る
○平田健二君 これも前国会で、中小企業基本法の定義の見直しを検討するようにということで附帯決議がついたんですが、四カ月たちました。経過はどうなっておるでしょうか。
○平田健二君 終わります。どうもありがとうございました。
10月16日第143回国会 参議院 本会議 第19号
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○平田健二君 私は、民主党・新緑風会を代表して、平成十年度補正予算案(第2号)に対し、反対の立場から討論を行います。  現在、我が国の金融は過去に類を見ないほどの危機的状況に直面しております。金融行政について、これまで政府は従来の護送船団方式を固持し、金融機関もその庇護のもとで...全文を見る
12月09日第144回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○平田健二君 民主党・新緑風会の平田健二でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほど江田議員から特別信用保証制度についてのお尋ねをいたしました。もうほとんどそれに尽きておるわけですけれども、私は、この九月に信用保険法の改正が提案されたときに経済・産業委員会で、この信...全文を見る
○平田健二君 そうなりますと、金融監督庁がつかんでおるのは、いわゆる借り手の方が承諾をした、旧債をつけかえてもいいですよといって承諾をした金額のトータルじゃないんですか。そうですね。  これでは、本来のつけかえを調査したということにならぬわけですよ。そうでしょう。承諾したものを...全文を見る
○平田健二君 これ以上申し上げませんが、先ほど与謝野通産大臣から御答弁あったように、ぜひ厳しく指導していただきたい。やはり、悪徳銀行と言うことはちょっと問題がありますが、そういったことをした銀行は公表する、こういったことをしっかりやっていただきたいというふうに思います。  次に...全文を見る
○平田健二君 はっきりお答えいただいた方がいいんですよね。  優先株千三百億円、劣後ローンが四百六十六億円。劣後ローンは別として、優先株千三百億円、これは返ってこないんじゃないですか。いかがですか。
○平田健二君 政府は三月の時点で、長期信用銀行は債務超過ではない、総理はそういう報告を受けていない、こう言いながら千七百六十六億円の国民の貴重な税金を突っ込んだんですよ。だれが責任をとるんですか、どなたが責任をとるんですか、これは。お答えください、総理。
○平田健二君 そうしますと、大蔵大臣、やはり佐々波委員会の議事録を公開してもらわないと内容がよくわからない。  今、大蔵大臣がお答えになりましたけれども、二十一日に、当時の、今もそうでしょうけれども、預金保険機構の松田理事長が、日本長期信用銀行については大蔵省──これは大蔵省と...全文を見る
○平田健二君 改めてお伺いしますけれども、長銀は金融機関として適切な経営を行ってきたけれども破綻をした、不可抗力だったのか、それともバブル期に放漫な経営、ずさんな経営があって破綻に至ったのか、政府としての見解をお伺いしたいと思います。
○平田健二君 いろいろ数字を並べられましたけれども、結局長銀の粉飾決算を見抜けなかったんですね。そういうことでしょう。  ずさんな経営をした長銀の旧経営陣に対しての刑事上、民事上の責任の追及について、責任を問われるべきでありますけれども、昨日、衆議院の委員会で旧経営陣の頭取を経...全文を見る
○平田健二君 先ほど金融監督庁長官のお話もありました。推移を見守って、また次の機会に長銀問題については質問をさせていただきます。  次に移ります。  この長銀の資本注入をした三月に、大手金融機関を中心に二十一行に一兆八千億円の資金投入をしたわけですけれども、この資金はどこから...全文を見る
○平田健二君 民間の金融機関に資本注入するお金を民間の金融機関から調達する。ちょっと理解できないんですが、金融安定化法による十三兆円の枠があったわけです。しかも、交付国債で三兆円があったわけですけれども、これはどうして使わなかったんですか。
○平田健二君 三月に民間から五千億、日銀から一兆二千億、この夏にはそれが逆転しましたね。民間から一兆二千億そして日銀から五千億。民間企業といいましても大体地方銀行ですね、大手じゃなくて。地方銀行、第二地銀から一兆二千億円もの巨費を借りておるわけです。  先ほどの話の続きじゃあり...全文を見る
○平田健二君 大蔵省、中小企業向けの貸出残高について、直近の資料でお答えいただきたいと思います。
○平田健二君 質問と答えがちょっと違うようですね。私がお聞きしておるのは中小企業向けの貸出残高。資料がありますね。日銀が出しておるんですよ。答えてください、これ。
○平田健二君 違う。ここに日本銀行が出しておる資料があるんですよ。ちゃんと答えなさい。
○平田健二君 私の方から言います。  昨年の十二月、中小企業向けの貸出残高は三百五十五兆、トータルで。ことしの六月、三百四十三兆。去年の十二月からことしの六月までに貸し渋りで十二兆も減っておるんですよ。貸出残高が減っておるんです。ふえていると言いますが、減っておるじゃないですか...全文を見る
○平田健二君 大蔵大臣、お聞きのように十二兆も少なくなっておるんですよ。ですから、先ほど言いましたように地方銀行から金を借りる。やはり信用がある国に貸した方が危険度が少ないから、それは当たり前のことですよ。でも、それをやればこうやって中小企業向けの貸し出しが減ってくるわけです。や...全文を見る
○平田健二君 雇用情勢についてお尋ねいたします。  現在の雇用情勢をどの程度政府は危機感を持ってとらえておるのか、お尋ねいたします。
○平田健二君 今回の補正の中で緊急雇用創出特別基金を創設する、六百億円でということですが、これは失業率が全国で五・二%、一地域で五・七%にならないと発動しないということですけれども、五・二、五・七という数字はどこから出たんでしょうか。
○平田健二君 私は、今四・三%の失業率というのは大変な状態だと思います。我が国では経験したことのない数字ですね。なのに、さらにこれに一%上乗せしなければそういった特別対策を打たないというのはちょっと理解に苦しむんですが、いかがでしょうか。今すぐやるべきですが。
○平田健二君 最後に総理、今四・三%、数字ではそうですけれども、実際にはもう一年以上にわたって一家の大黒柱で失業の状態が続いているという方が徐々にふえてきております。やっぱり生活という面では大変深刻な状況です。ですから、さらに一%失業率がふえないとこういう措置は発動しないんじゃな...全文を見る
○平田健二君 終わります。  ありがとうございました。