平野貞夫
ひらのさだお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月17日 | 第132回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○平野貞夫君 平成会の平野でございます。 去る二月二十二日に最高裁でロッキード事件に関する判決が出まして、十九年ぶりでございますが、その判決で、当時非常に問題となりました嘱託尋問調書の証拠能力が否定されたわけでございます。そのことに関連しまして若干のお尋ねを法務省当局と最高裁...全文を見る |
○平野貞夫君 御説明によりますと、日本の検察側と最高裁で刑事免責の宣明が行われ、丈書、宣明書というような形になったと思いますが、以後、捜査の一つの重要な材料となって捜査が展開していくわけでございますが、この宣明書あるいは宣明の日本の国内法的根拠というのはどこに某づいた行為だったん...全文を見る | ||
○平野貞夫君 専門家の御説明でございますので、それぞれ法的根拠、そのとおりだと、私が批判する立場じゃございませんが、常識論として見た場合、証言拒否してまだその証言の内容がわかる前ですね。初めから、すなわち最初から起訴しないとかするとかという結論を出して対応するということについては...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。 私は、日本の司法権は、立法府とか行政府に比べて、立法府におる人間がそんなこと言っちゃいけませんが、はるかに国民の信頼は高いと思います。したがいまして、こういったことについてもいわゆる法治国としてのきちっとした、さらに権威を高めるための整備は必要だ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。 私は法学部の出身ですけれども、大学の授業には、刑事訴訟法には一時間しか 一回しか出席しなかったものですから専門的なことは余り、それ以上お尋ねしません。 大臣、刑事局長が衆議院で刑事免責制度の法的整備についての発言もされております。私も、犯罪の...全文を見る | ||
○平野貞夫君 結構でございます。 | ||
04月27日 | 第132回国会 参議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○平野貞夫君 まず、大臣にお聞きしますが、刑法典というのはその時代や国の社会、文化を象徴するものだと私は思います。 今回、表記を現代用語化して平易化したわけでございますが、先般、国語学者の水谷先生は、昭和二十二年代の言葉だということをおっしゃられておったんですが、いろいろ批判...全文を見る |
○平野貞夫君 私は、いろいろ問題点があると思いますが、結論的には一種の情報公開じゃなかったかと思います。 率直に申しまして、私も大学時代に刑法を学んではおるんですが、いわゆる改正の対象になっている刑法については、語学力の極めてない私ですらも英語の方がわかりやすい、同じ日本語だ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 この法律案を提出されるにつきまして、私、事務当局の方大変御努力をされたと思いますが、現代用語化といいましても、意味を全く違えずに言葉を変えるわけですから、用語がなかなか難しかったと思うんですね。 それで一条だけちょっとお聞きしたいんですが、用語が大幅に変わった典...全文を見る | ||
○平野貞夫君 そうしますと、今の話に切りかえて恐縮でございますが、公共輸送機関の秩序を乱すようなことは「統治の基本秩序」じゃないですわね。入りませんですわね。 | ||
○平野貞夫君 もう一点、「暴動」という言葉がここでございますね。これは前のものにもあるわけですが、この「暴動」というのはちょっとどういう概念なのか教えていただけますか。 | ||
○平野貞夫君 やっぱりこの内乱罪というのは、お話しのように、国家の統治機構、それから統治の基本秩序、こういったものに対する一つの攻撃といいますか、そういうものを前提としていると思いますが、最近のやはり犯罪の中で一番問題なのはテロ、あるいは毒ガスとかハイテクで武装化された、場合によ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 村山首相が二十日の衆議院の予算委員会で、際どい別件逮捕という非常に無責任な発言をしたんですが、今のお話がこれの実態の一部ではないかと思いますが、危機管理の最高責任者が、みんなが一生懸命本当に寝ずに捜査をしているのを、際どい別件逮捕なんというそれこそ違法な発言を総理が...全文を見る | ||
○平野貞夫君 新聞によりますと、この発言を訂正したいということで、これは正式に私は知りませんが、軽微なという、そんなような表現に変えたいと。これまた、軽微な云々ということになると、余計私はまずいんじゃないかと思いますね。それは、やっぱり一つ一つの法律はそれぞれの目的を持って、それ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 一月の阪神・淡路大震災のときもそうでございましたのですが、危機管理というのはやはり、この危機というのはやっぱり避けられないと思うんです、我々が生きている限り。したがって、その危機が起きたときに被害をいかに最小限に食いとめるかというのが、これが大事なことで、そのための...全文を見る | ||
○平野貞夫君 私、今お話を聞いておりまして極めて不十分だと思います。 問題をサリンに限定することの問題もあると思いますが、今さまざまな、外国からの武器購入とかそういうことが報道されておるんですが、そういう意味では私はやっぱり異常事件というのはもうちょっと包括的にとらえるべきだ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 最後にいたしますが、これは御答弁は結構でございます。 一連の異常事件というのは、私は日本の議会制民主主義に対する挑戦だと思っております。そういう意味では憲法体制に対する挑戦でもあり、また逆に言えば憲法体制が崩壊しかかっているからこういうことが起こると思っておりま...全文を見る | ||
05月24日 | 第132回国会 参議院 本会議 第25号 議事録を見る | ○平野貞夫君 平成会を代表し、ただいま報告がありましたオウム真理教関連事件に関して、我が国の危機管理問題を中心に質問をいたします。 まず、この事件で犠牲者となられた方々に心から哀悼の意を表し、負傷された方々にお見舞いを申し上げます。また、日夜この事件の捜査や再発防止に当たられ...全文を見る |
06月08日 | 第132回国会 参議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○平野貞夫君 六月六日、七日にわたって、オウム真理教関連事件で検察当局としての最初の判断というものが出されたわけでございます。この間、検察、公安調査庁あるいは警察の関係者の方々の御労苦は大変なものだったと思いますが、しかし事件の深さと暗さ、異常さというのはこれからが真相解明の勝負...全文を見る |
○平野貞夫君 けさほど大臣からお聞きしました報告の中でも、「一般市民を多数無差別に殺傷したという我が国の犯罪史上例を見ない残虐きわまりない犯罪であり、国民に多大の脅威と不安を与えるとともに、治安の根底を揺るがしかねない極めて悪質かつ重大な事件であります。」という異例な表現を使われ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。共通の認識をされているということで確認をしておきたいと思います。 法務省から届けていただきました公判請求の資料、起訴状といいますか、これを読ませてもらいましたところ、印象を申し上げますと、一つは、かなり文体が教団の組織的犯行であるという、明確にはそ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 ところが、ちょっと私、一般人で専門的なことに暗いわけですが、この起訴状の中に犯行の動機についての記載がほとんどない。そう言ったらちょっと語弊があるかもわかりませんが、そういう印象を受けているんですが、何かこれは特別な理由があるんでしょうか。 それから、次席検事の...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。 この起訴状の中にいろいろなことが記載されておるんですが、私が最も注目しましたのは、森脇、佐々木両被告の起訴状の中に「サリン約二十キログラムを生成しこという言葉がございます。専門家の話によりますと、サリン約二十キログラムといえば二百万人の致死量だ、...全文を見る | ||
○平野貞夫君 よく言われますように、サリンというのは貧者の核爆弾だと、しかも二百万人以上の致死量と言われる二十キロという、しかもこれは使えばまた生産できるという性格のものですが、これは本当に核爆弾数発に値する戦略兵器とも一言えると思います。 それを生産していたということも重大...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。 それでは、これを別な青い方といいますか抽象論にすりかえますが、命回、殺人罪、殺人未遂罪等で起訴されたわけですが、これからの捜査によっては新しい罪状といいますか、例えば内乱罪とか内乱予備罪とか、そういったもので新たな起訴も理論的にはあり得るというふ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。これ以上追及は申しません。 公安調査庁長官にお尋ねしたいと思いますが、私は前回の法務委員会それから先般の本会議の質問で、今申し上げたように、大変恐ろしい戦略兵器にも使えるというサリン事件、これをめぐりまして、再発防止のためにも明確な国家意思で組織の...全文を見る | ||
○平野貞夫君 いずれにせよ、国民はこの処置について注目をしていると思いますので、法律に基づく手続と、そしてしっかりとした判断を再度要請しておきます。 これもちょっと捜査中ということで、あるいはおわかりにならないならおわかりにならないということで結構でございますが、東京の地下鉄...全文を見る | ||
○平野貞夫君 再度公安調査庁にお尋ねしますが、私の先般の本会議での、早川容疑者が二十一回ロシアヘ行った、そして十数回北朝鮮に入ったんではないかという報道があるという質問に対して法務大臣から、二十一回の方はそうだと、一方の方については確認できておりませんという答弁がございました。そ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 時間が参りましたので、最後に大臣に要望しておきますが、要するに現在の刑事法規あるいは今の日本の危機管理体制ではこの種の犯罪というのはもう防ぎようがないものだと思います。恐らく今後、そういう国家危機管理機構を法制的にも制度的にもどうやって整備していくかというのは政治の...全文を見る | ||
10月19日 | 第134回国会 参議院 法務委員会 第1号 議事録を見る | ○平野貞夫君 平成会としましては、最初に、大変山積しております問題を一般国政調査でただすべきではないかという意見でございましたが、給与法という急がれる案件でございますので、それを優先させることにいたしました。法案の審議ということでございますが、幅広に問題を取り上げますので、御理解...全文を見る |
○平野貞夫君 宮澤法務大臣の御就任についてはいろいろいきさつがあったわけでございますが、私たち野党も含めて国民こぞって期待の大きいところでございますので、ただいまの御所見をしっかりとひとつ御実行していただきたいと思います。 話はもとに戻りますんですが、給与二法案につきましては...全文を見る | ||
○平野貞夫君 大変御明快な御答弁で、評価するものでございます。 公安調査庁長官、大変御苦労されておるようでございますが、私はこの事件が発生以来、破防法の適用を主張してきた一人でございますが、やみくもに何が何でも適用しろという意見ではございません。事実関係、証拠、構成要件、そう...全文を見る | ||
○平野貞夫君 ありがとうございました。 長官の御説明は、法に該当する場合にはこれは決断すべきだと、こういう非常に明快なお話ですが、先ほどの大臣の志村先生への答弁、あるいは村山総理大臣の他の委員会での答弁を聞いておりますと、法と証拠に照らして慎重に検討する、こういう言葉でござい...全文を見る | ||
○平野貞夫君 今、極めて重大なお話でございましたが、総理は慎重に検討するという話、線だったんじゃないかと思うんですが、慎重に検討するということと慎重に判断するということは私の理解ですとかなり意味が違う感じがするんですが、長官どんな感じでございましょうか。 | ||
○平野貞夫君 わかりました。 これ以上そのことについては申し上げませんが、非常に乱暴な言い方をしますと、村山総理はこの問題についてその都度言い方を変えている。それがいろいろ政治不信の一つにもなっているんじゃないかと私は感じております。 ちょうどここのところ日米地位協定問題...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。 次に、宗教法人法改正問題について触れさせていただきたいと思います。 法務委員会と関係がないと言われますと大変困るわけでございますが、私の認識は、先ほど大臣のごあいさつの中にありましたように、法務行政の柱は法秩序の維持と国民の権利保全という二つ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 ただいまのお話をまとめますと、今、政府が出している改正案は、法秩序の維持と国民の権利の保全という観点から見て格段の問題はない、こういう御認識をされておる、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。 | ||
○平野貞夫君 反するものでないということですね。わかりましたが、それに照らして問題、反するかしないかという判断は非常に難しいんですが、問題はないかという御認識はないでしょうか。 | ||
○平野貞夫君 私も宗教法人法の見直しは、大臣のお話のように、社会状況あるいは時代の変化に伴って見直すべきところがあれば見直すべきだという、私もその意見でございます。 そして、私はこの宗教法人法というのは、大臣のお話にもありましたように、信教の自由と政教の分離という基本的人権、...全文を見る | ||
○平野貞夫君 その協議をなさったときに、どういう内容の協議をなさったかこれはわかりませんが、この法案の内容の中にいろいろ問題があるんですが、基本的人権の問題、信教の自由の問題、政教分離の問題等あるんですが、やっぱり法務委員会でございますので、一点だけ取り上げたいと思いますが、やは...全文を見る | ||
○平野貞夫君 大臣は、先ほど、この法改正案には法秩序の維持あるいは人権の擁護ということに反するものはないというお話でございました。また、官房長も同趣旨の経過的なお話でございましたが、この改正内容の中に、信者その他の利害関係人による財務関係資料の閲覧要求、要するに新聞等では情報開示...全文を見る | ||
○平野貞夫君 大変的確な御答弁でございますので私も余り理屈を言うつもりはございませんが、昭和十四年につくられた宗教団体法、これは厳しい管理統制をやっておるわけなんですが、この時代にはテレビはないんです。それから、たちの悪い週刊誌も新聞も少ないですよ。現在というのは、それは役人の方...全文を見る | ||
○平野貞夫君 大臣にお願いをしたいんですが、特に関西方面を中心に、先ほど私が申し上げたような、この宗教法人法の改正で喜んでいる人たちの実態というものをやはり法務省としても早急に掌握すべきではないかと思います。そういう調査をお願いしたいんですが、いかがでございましょうか。 | ||
○平野貞夫君 わかりました。 オウム事件発生直後、宗教法人法改正問題が話題になりまして、当時の与謝野文部大臣はいろいろ検討されていたようですけれども、与謝野文部大臣も冷静になられて、そして私の記憶ですと、四月の終わりごろには、二、三年の時間をかけて慎重に検討しようという、それ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 私、尊敬する宮澤法務大臣でございますからこれ以上の議論はいたしませんが、ただ、関西方面を中心に起こっているそういうような動きが、客観的にそういうものがやっぱり確認されて法務省としてそういうものが掌握できるようなことがこれからあれば、私は今回の改正案は撤回すべきだと思...全文を見る | ||
12月01日 | 第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○平野貞夫君 昨晩の深夜、与野党の代表者の方々の合意によりまして、この改正案の成立も含めもろもろの問題の一応の決着を見たわけでございますが、何だか幕がおりた後踊りを踊るような感じもしないわけじゃございませんが、問題の重要性を真剣に大臣の先生方初めにぶつけてみたいと思いますので、ど...全文を見る |
○平野貞夫君 そこまで私は各論を聞いていませんので、大臣の御見識を例えれば結構でございます。 法務大臣と国家公安委員長に同じことで御所見を。 | ||
○平野貞夫君 何か三人の大臣の先生方に所見発表の機会を与えたような感じがしますが、少しずつニュアンスは違いますが、基本的には共通な認識じゃないかと思います。 法務大臣、公共の福祉に反しない範囲で信教の自由があるという御発言でございましたが、かなりこれは問題の発言であります。後...全文を見る | ||
○平野貞夫君 そうすると、基本的人権というのは憲法で国家が国民に付与したものだ、こういう考えでございますか。 | ||
○平野貞夫君 わかりました。 基本的人権の種類、内容によって憲法で認められたもの、あるいは憲法以前からあるもの、こういう御答弁だと思います。 午前中も長官が御説明していたと思いますが、現憲法の生みの親である金森徳次郎博士、この方が昭和二十七年に「憲法遺言」という本を書かれ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 このことを法制局長官と問答するつもりはございませんが、大臣、政治家の見識として、認識論をお尋ねしているわけでございます。公共の福祉に反しないことは当然のことでございます。私の言っておりますのは、哲学論を言っているわけです、認識論を言っているわけでございます。 政...全文を見る | ||
○平野貞夫君 ここも認識論ですからいろんな意見があってしかるべきだと思いますが、歴史的に考えましても、近代デモクラシーということを考えましても、信教の自由を淵源にしていろんな各種の自由がこの近代化の中で制度化されていった、少なくともここのところを認識していただきたいと、私はこう思...全文を見る | ||
○平野貞夫君 教科書的なことを申し上げて非常に申しわけありませんが、この「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。」ということの意味として、公権力によって信教の自由を侵害することを禁ずる意味だと、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。 | ||
○平野貞夫君 参議院の法制局長さんにお尋ねしますが、この公権力というのは国会も入りますか。 | ||
○平野貞夫君 そうしますと、一般論として申し上げますと、国会の委員会の議決、例えば参考人の出頭要求とか証人の喚問などはこの公権力の行使だというふうに考えていいと思います。 したがいまして、この宗教問題、信教の自由にかかわる問題を国会、委員会で取り扱う際には、ここのところ、憲法...全文を見る | ||
○平野貞夫君 ちょっと私が気にかかりますのは、私が申し上げた最後の、憲法上、宗教団体は選挙運動などの政治的な活動が許されているという、この許されているという部分でございます。 許されているということは、禁止しようと思ったら禁止できるというお考えでございましょうか。 | ||
○平野貞夫君 私もこの辺明確に確認していませんので、ちょっとこれは保留いたします。 けさの各新聞によりますと、自由民主党の加藤幹事長が京都で政教分離基本法をつくったらという構想を発言されております。 その内容は、直接聞いたわけじゃございませんが、新聞ですからそのつもりで申...全文を見る | ||
○平野貞夫君 一般論としていかがでございますか。 現在は、宗教団体がその施設を使って政治活動をすることを法律で禁止はしていませんし、憲法上も可能であるということで解釈はされていると思います。それから、宗教法人の職員がいわゆる選挙活動をすることについて、先ほど申したように認めら...全文を見る | ||
○平野貞夫君 大変いろいろ問題の多い村山政権の中で、法制局長官はやっぱりしっかりとこの憲法の問題について認識されていらっしゃるので敬意を表します。どうか、これからもいろいろな問題が起こると思いますので、ただいまのお考えをきちっと政権の中で、憲法に狂いのない一つの運営を、解釈を期待...全文を見る | ||
○平野貞夫君 二週間時間があればこれは真剣にやれば十分議論できると思います、協議できると思います。各省問題ないと言ったということでございますね。 それで、これは国家や国民生活に重大な問題がある、国民感情的に見て重大な問題があると。素人の私が気がついたことでございますからいささ...全文を見る | ||
○平野貞夫君 宮内庁は皇室のお仕事をされているわけですが、天皇家と関係の深い宗教法人がかなりあると思います。 そういう意味で今回の改正案で問題点はなかったんでしょうか、文化庁。 | ||
○平野貞夫君 我が国は天皇家の御繁栄と天皇制の維持発展があってこそ私たちの幸せがあると、私はそう思っております。天皇家と関係の深い神社、寺院には歴史的、伝統的に慣例がありまして、国家にかけがえのないいろいろな宝物等がございます。こういったものは宗教法人の財産目録とし、あるいは収支...全文を見る | ||
○平野貞夫君 質問していないことを発言する必要はありません。 要するに、提出をされる、そういうことになりますと、この法の二十五条第二項の事務所備えつけ書類はいわゆる信者その他の利害関係者の閲覧の対象になる、理論的にはそういうことになりますね。そうかそうでないという回答だけで結...全文を見る | ||
○平野貞夫君 そうなりますと、先輩、同僚の方々が何度も質問しました信者その他の利害関極人というものの概念が非常に問題になるわけでございます。言葉には正当な利益があるとか不当な目的によらないものというようなものがありますが、こういうものは言葉だけで実際とれだけ効き目があるかというの...全文を見る | ||
○平野貞夫君 要するに、いろいろなことをおっしゃっていますけれども、そういう危険性、可能性はあるわけですよ。 そこで、宮内庁、そういったことにどういうような御所見をお持ちでしょうか。 | ||
○平野貞夫君 役人の答弁としてはそのとおりだと思いますけれども、しかしやっぱり我々は気持ちの上ではそういうものを大事にせにゃいかぬと思うんです。そのためにもきちっとした、いろいろ各方面に対する気配りを持って慎重な議論が要ると思うんです。その点では残念だと思います。 次に移りま...全文を見る | ||
○平野貞夫君 私も国家公安委員長の御所見を聞こうと思っていたところでございます。 それから、率直に言いまして私は具体的に暴力団の名前は知りません。それはあるジャーナリストから聞いた話でございます。(発言する者多し) しかし、我々はそういう疑義があることについては確かめて、...全文を見る | ||
○平野貞夫君 私は、心配はあるのかないのかということを改めて聞いたんですよ。だから、ないならそれで結構ですよ。(発言する者多し) 残念ながら、私にその情報を伝えた人は具体的な話を伝えていませんので、私はその方から具体的な話を聞きまして、長官のところ、委員長のところへ持ってまい...全文を見る | ||
○平野貞夫君 私が次に聞こうと思ったことをもう答弁されますからね。 大臣のお気持ちといいますかお話はよくわかりましたが、私は、私の危惧であったら幸せなんですけれども、どうやら信教の自由の抑圧から言論の統制へ時代背景が移りつつあるんではないかという嫌な予感を実は持っておるわけで...全文を見る | ||
○平野貞夫君 わかりました。大臣の一層の御見識の発揮を期待しておきます。 私は、オウム事件で非常に不可解なのは、これは本質的に公安事件だと思います。我が国の危機管理、安全保障の問題だと思っております。しかし、こういう認識を政府はされているかどうか。当初はされていたけれども、ど...全文を見る | ||
○平野貞夫君 この事件で私が理解に苦しみますのは、アウトローの世界とこのオウム真理教とのつながり、それから第三国とのつながり、ここら辺の解明が意外に問題の本質かもわかりません。しかし、それは捜査当局の調査を待つしかありませんが、例えばアメリカの上院ですと、政治活動の小委員会で公聴...全文を見る | ||
○平野貞夫君 何かあって出さないんじゃなくて事実がないと、そういうふうに理解します。 法務大臣と公安委員会の委員長にお願いをしますが、オウム真理教事件で公安に関連する資料、情報というのが相当あると思いますが、これを資料として国会に出していただけないでしょうか。それが真相解明の...全文を見る | ||
○平野貞夫君 アメリカの上院のこの資料は、日本の政府、行政関係から随分情報が行ったと見えて、そういう書き方をしております。ですから、日本の行政が日本の国会に資料を出せないということはないと思いますが、公安に関する資料を全部と言うと確かに抽象的でございますが、それでは早川被告関係の...全文を見る | ||
○平野貞夫君 捜査中の資料が出せないあるいは出しにくいことはよくわかります。そこはやはり国政調査権と行政の調整が必要だと思います。 お願いをいたしたいんですが、国会としても一日も早く事件の真相と本当の問題というものを把握する必要があると思います。そういう意味で、捜査中であって...全文を見る | ||
○平野貞夫君 それでは、判明する可能性はありますか。 | ||
○平野貞夫君 私は、オウム真理教事件の捜査、情報、そしてオウム真理教という事件のマスコミによる展開、こういうものを巧みに政権側が利用して宗教法人法の不備というものにすりかえて、そしてこの改正案が出された。この改正案の内容、この詰めはいろいろ非常に問題がある。もう法律論的にも、先輩...全文を見る | ||
○平野貞夫君 最後に、私は申し上げたいことがございます。随分新進党、創価学会攻撃がこの国会の場でも行われました。私は三年首無所属で自由民主党と公明党の推薦で国会に出していただいた者ですが、創価学会に対するいわれなき中傷、発言、随分あると思います。 日蓮上人さんの教えを実行する...全文を見る |