平野貞夫

ひらのさだお



当選回数回

平野貞夫の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月21日第140回国会 参議院 建設委員会 第5号
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○平野貞夫君 平成会の平野貞夫でございます。  亀井大臣に、時間の範囲で治山治水問題を中心に、根本問題を中心に、胸を貸していただきたいと思います。  まず、治山治水事業について、亀井建設大臣の基本姿勢といいますか、政治哲学についてのお考えをお聞かせください。
○平野貞夫君 昨夜、NHKテレビで司馬遼太郎さんの「街道をゆく」という番組があって、私、そこで感激しましたのは、山河、山や川を人間というのは畏敬、敬わなきゃだめだという、こういう言葉が出て非常に感激したんですが、国破れて山河ありという時代ではなくて、山河荒廃して国が壊れるというよ...全文を見る
○平野貞夫君 大臣の基本的考え方はほぼわかりましたが、たしかにおっしゃるように単年度計画でやれるようなものでもありませんし、また現在の単年度予算制度が果たしていいものかどうか、効率的な予算活用に役に立っているものかどうだろうか。これも一つの私は行政改革の対象ではないかと思います。...全文を見る
○平野貞夫君 私は、公共事業にかかわっている関係大臣がこの会議に入らないということはむしろおかしいと、入るべきではないかと思うんです。こういう基本的な方針を決めるときにメンバーに入らないということになると、やはり関係大臣の意向がぴしっと反映される仕組みじゃないと本当の財政構造改革...全文を見る
○平野貞夫君 十分にそこら辺は会議の前後に執行する立場の責任者がきちっとしたやっぱり方針を伝える必要があると思います。  財政構造改革会議の構成を見てますと、元総理の人たちもあるいは元大蔵大臣の方たちも入られておるわけでございますが、ちょっと口を悪く言いますと、プラザ合意後の日...全文を見る
○平野貞夫君 大臣の御方針は明確にわかりました。  しかし、私も野党の立場でございますので、ちょっとしつこくこの点は念押しをしておきたいと思います。例えば大蔵大臣はもう公共事業の繰り延べが、政府の基本方針で決定しているような答弁を二月二十一日の衆議院の大蔵委員会でやっているんで...全文を見る
○平野貞夫君 政府の方針としては、亀井建設大臣からより今明確にされましたのでわかりました。  一方、政府を動かすのは与党でございます。与党の方の動きについて大臣に聞くのもこれも変な話でございますが、御意見なりあるいはもし内容を御承知なら教えていただきたいと思います。  衆議院...全文を見る
○平野貞夫君 よくわかりました。  そこで、先ほど亀井大臣も御発言どおり、それは単価だとかそれから事業のいわば合理化とか効率化によって、予算経費が少なくなるということは大変それは結構なことでございますが、治山治水についての関係省庁がこれだけは義務として果たさなきゃだめだと思って...全文を見る
○平野貞夫君 余り意見が近づきますと与党か野党かわからなくなる部分、野党の立場で申し上げますと、私は大臣はちょっと異色な感じを持っておるんですが、どうも橋本首相はこの財政再建についてやっぱり見方が狭いんではないか、どうしてもっと日本国の国民の力と知恵とそれから潜在的経済力を信用し...全文を見る
○平野貞夫君 治山治水緊急措置法からちょっと外れるといけません。私もこの議論をもうちょっとやりたいのですが、大臣のアドバイスとして受けておきます。ただ減税論につきましては、先ほど総務審議官からお話がありましたが、公共投資の効果も私は否定しません。しかし、やっぱりグローバル社会にな...全文を見る
○平野貞夫君 隣には元環境庁長官がいらっしゃいます。五年ごとに法律改正やっていますから、私は本来なら入れるべきだと思います。しかし、ここで修正しろと言っても、この時期でございますから、それ以上のことは言いませんが、少なくとも法律に義務づけはされていなくともやっぱり十分な協議はやっ...全文を見る
○平野貞夫君 ちょっと時間が少しございますので、最後の最後の、これは要望でございます。  行政改革をこれから断行するについて、最近の風潮として、一部の公務員の不祥事のために全体の公務員が非常に悪いことをしているというような印象を国民あるいは世界的に与えていることは、私は非常に残...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○平野貞夫君 公共事業の経済波及効果をどうとらえるかということは建設行政の骨格になると思いますが、先週二十一日に当委員会でたしか松谷先生の質問に対して総務審議官が減税との比較で答弁されて、ちょっと私気になっておるんですが、恐縮ですが再度ちょっと御説明いただければ。
○平野貞夫君 第五次の経企庁の世界経済モデルのデータの基礎になる時期はいつごろでございましょうか。
○平野貞夫君 我が国でバブルが崩壊したのは平成二、三年ごろからでございますか。そうしますと、現在の日本の経済状況を想定してさまざまなマスタープランをつくる際に、ちょっとこのモデルは問題ではないかと思うんですが、いかがでございましょうか。
○平野貞夫君 わかりました。  私も余り経済は専門じゃないものですので素人の質問になりますが、公共事業の、建設行政と言ってもいいと思いますが、経済波及効果というのは大事なことだとは思います。しかし、それにばかり物の考え方の視点を置きますと、これまた別の問題が起こると思います。波...全文を見る
○平野貞夫君 そこで、総務審議官が今お話しになりました減税の効果でございますが、そのデータというのはやっぱり現在の日本の税制度を前提とした効果だと思います。ですから、それはそれで客観的なデータだと思いますが、税制度を抜本的に構造改革することによって減税による波及効果が非常に変わる...全文を見る
○平野貞夫君 私たちが今準備をしている、議論をしているものの中に、NPO、非営利民間センターなどの活動の法案をつくろうとしているわけなんですけれども、その中で、寄附行為に対して所得減税をすると。アメリカでは今十五兆円ぐらい減税している。これは貯金に回りませんわね。寄附してその寄附...全文を見る
○平野貞夫君 私は、俗に言う建設族という立場じゃございませんですが、率直に言いまして、五百五十万とも言われている建設関係の企業、それから恐らく就業人口というのは七百万以上あるんじゃないかと思うんですが、これが変な挫折になるとやっぱり大きな社会的混乱のもとになると思います。率直に言...全文を見る
○平野貞夫君 あと一分ありますので、最後の質問なのでございますが、先般、何新聞でしたかな、経済企画庁の計算として、現行制度による補助金を市町村に一括交付したならば、ちょっと表現は正確じゃないかもわかりませんが、九%、全体の予算を削減できるという記事が載っていて、御承知だと思います...全文を見る
○平野貞夫君 終わります。
06月13日第140回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○平野貞夫君 平成会の平野貞夫でございます。  まず、地方自治体の選挙期日の統一法案、柳本先生が今提案理由を御説明された法案について、若干お聞きしたいと思います。  衆議院でこの法案をまとめられました提案者の皆さんには大変御苦労さまだったと思います。この法案は、今お話しのとお...全文を見る
○平野貞夫君 よくわかりました。  衆議院では、我々の仲間の新進党の方も提案者の一人でございます。そこで、私たちも基本的に賛成でございますが、やっぱり地方自治の本旨というのを生かす形で、この法案はいずれにせよ今の御説明のとおり暫定的な性格があると思います。今のメリットをより生か...全文を見る
○平野貞夫君 わかりました。  次の問題に移らせていただきたいと思いますが、関連いたしまして、この機会に連座制の問題についてちょっと具体的なことでお尋ねしたいと思います。  最初に、高知県三区の事例を取り上げてお聞きしたいと思います。  高知県第三区と申しますのは、高知県の...全文を見る
○平野貞夫君 私が調べましたところ、今の御説明をもうちょっと具体的に申し上げますと、こういうことになるかどうかちょっと確認したいと思いますが、廣田候補の後援会の田邉副会長が、安藤会長から二回にわたって十万円と八万五千円をもらい、それで買収を行った、それが一点。それから、同じく後援...全文を見る
○平野貞夫君 私が調べました高松高等検察庁の訴状には、今私が申し上げた二点でいわゆる連座制の提訴をしたという書面を私は見ております。  裁判のことですから具体例はいろいろ複雑な関係があると思いますが、一応それを前提に議論をしていきたいと思います。  現在、高松高裁で田邉、池上...全文を見る
○平野貞夫君 わかりました。  私も地元の人間なものですからいろいろよく調べましたところ、これは私の調査ですから裁判所あるいは警察、検察庁のものとは性格が違うかもわかりませんが、田邉、池上への各十万円については、これに介在している竹葉という人物がいまして、この人物の虚偽の自白を...全文を見る
○平野貞夫君 警察の責任者の立場からいえばそういう答弁になると思いますが、極めて特異な田舎でございまして、特異な風土を持っているところでございまして、さまざまな問題があるわけでございます。私の調査能力はもちろん警察よりすぐれているとは思いませんが、かなり大きな問題を抱えていると、...全文を見る
○平野貞夫君 この問題については本当は事実関係を私たち国会の場でもきちっとやるべきでございますが、私の持ち時間もあと十分足らずでございますので、そういう具体的な細かなことは申しません。ただ、この高知三区のケース、それから栃木四区のケースを総括して、時間の範囲で私は意見を申し上げた...全文を見る
06月18日第140回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○理事(平野貞夫君) 武田委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。  委員長の辞任の件についてお諮りいたします。  武田委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませ...全文を見る
○理事(平野貞夫君) 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。  この際、武田前委員長より発言を求められておりますので、これを許します。武田節子君。
○理事(平野貞夫君) この際、委員の異動について御報告いたします。  ただいま武田節子君が委員を辞任され、その補欠として山崎順子君が選任されました。     —————————————
○理事(平野貞夫君) これより委員長の補欠選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○理事(平野貞夫君) ただいまの須藤君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(平野貞夫君) 御異議ないと認めます。よって、委員長に山崎順子君が選任されました。(拍手)     —————————————    〔山崎順子君委員長席に着く〕
11月19日第141回国会 参議院 本会議 第6号
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○平野貞夫君 平成会を代表しまして、ただいまの趣旨説明に対し、質疑を行います。  本改正案は、最近の各選挙での投票率の低下傾向を憂慮し、選挙人が投票しやすい環境を整えることなどを改正理由としております。  我が国の国政選挙を初めとする投票率の低下傾向は、制度の技術的改善だけで...全文を見る
11月26日第141回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○平野貞夫君 平成会の平野でございます。武田理事に引き続きまして質問をさせていただきます。  最近の各種選挙における投票率の低下現象は、確かに深刻な問題でございます。しかし、投票率の向上というのは、基本的には国民の政治意識の向上という質を伴わなければ、これまた問題があると思いま...全文を見る
○平野貞夫君 私も、大臣のおっしゃることはよくわかるんですが、議会制民主主義国家といいましても世界じゅういろいろございます。我が国の議会制民主主義という制度は、明治に導入して約百十年ぐらいになるわけでございますが、いわゆる欧米の議会制民主主義国家の先進国から比べればかなり特殊で、...全文を見る
○平野貞夫君 日本独特の土壌の中で育ってきた議会制民主主義ではないか、こういうお話でございますが、そのとおりだと思います。私もその御意見に賛成でございます。その日本独特の土壌で育った民主主義というのが一体どういうものかということが問題でして、そういうことが結局は投票率の問題、国民...全文を見る
○平野貞夫君 御丁寧な答弁ありがとうございます。  日本人の政治意識の向上それから投票率の向上、こういったことを考える際に、日本の議会政治の本質実態というのは何かということをどうとらえるかということが非常に大事だと思います。  現在、列国議会同盟、IPUという組織が世界にあり...全文を見る
○平野貞夫君 よくわかりました。  何百年も議会を続けておる英国でも、幼稚園の絵本に議会の歴史なり議会というのが自分たちの生活にどんなに大事かということを書き込んで教育しておるわけでございます。それから、ナチス、ヒトラーを生んだドイツでは、やはり膨大な経費を使ってデモクラシーの...全文を見る
○平野貞夫君 私は、やっぱり社会通念を超えたものではないかと思っております。極めて著しく超えたものではないかと思います。ですから、これはやはり本当は法的措置で争われるべき問題だと思います。  この問題は、恐らく水かけ論になりますからこの程度にしておきますが、現在の規正法の抜け道...全文を見る
○平野貞夫君 それではちょっと角度を変えて申し上げます。  広告料、私はこれはかなり大きな問題だと思っているんです。こういうことができるということは、あるいはこういうことをやっても今のようなお答えだということは、やはり機関誌の広告料について法的規制がないことに原因があると思いま...全文を見る
○平野貞夫君 もうちょっと詰めたいところですが、現行法でも社会通念を超える場合にはいろいろな展開ができるというお話でございましたが、ちょっとまた別の角度からお聞きしたいと思いますが、国税庁お見えだと思います。  私は、本会議でこの加藤、森両氏について脱税、所得税法違反という角度...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、機関誌など出版事業を政治団体がやっておるところがあると思いますが、それも収益事業であり、状況によっては法人税の課税の対象となるというふうに考えてよろしゅうございますね。
○平野貞夫君 そうしますと、政治団体が発行する機関誌が公的な活動であって、そして会員に頒布されるという範囲においては課税の対象にならない、こういうことになると思いますが、それでは、会員だけでなく書店で不特定な読者を対象に販売して収益を得ている場合には、それは法人税の課税対象になり...全文を見る
○平野貞夫君 橋本総理はさきの本会議で、要するに法人税の課税関係は生じないという答弁を私にしておりますが、今の御答弁だと若干ずれがあるような感じがしますが。
○平野貞夫君 書店等でかなり販売して収益を受けているものだったら、課税の対象になるんじゃないですか。
○平野貞夫君 具体的なことを言うとちょっとまた角が立ちますが、加藤さんの場合、平成六年一月から発行されています「雲霓」、年四回出しておりまして部数が四万部、定価が千二百円、昨年は約八千万円の売り上げ、そのうち広告料は約六千百八十四万円、そしてこれは国会の本屋で売っているんですよね...全文を見る
○平野貞夫君 この場で明確なお答えは無理だと思いますので、この点についてはこの程度にしておきますが、財政改革、本当に税金は余計欲しい時代でもありますし、また政治的指導者がそういう形で、社会通念上これは脱法じゃないか、脱税じゃないかと思われることもこれはよくありません。こういったこ...全文を見る
○平野貞夫君 わかりました。  余りこんなことばかり聞いていると、何だということになりますので、少し別の問題を取り上げてみたいと思います。  平成五年から六年にかけまして政治改革というのをやったわけでございますが、そのときに、自治省案ではたしか、今の自書式投票制度を記号式に変...全文を見る
○平野貞夫君 そうでございました。私も勘違いしておりました。一たんは成立して、そのとおりでございます。  即日開票の問題だとか、それから当落を早く国民が知るという意味で、やはり記号式にした方がいろんな意味で、例えば投票の時間をもっと延ばせるんじゃないかということになると思います...全文を見る
○平野貞夫君 ちょっと確認したいんですが、将来電子投票制度を導入するとして、その前提として、やっぱり一たん記号式投票制度をやっておかなきゃ移せない、こういうことですか。
○平野貞夫君 先ほど武田先生それから大臣からも、若年、二十代の方の投票率が著しく悪いという御指摘があったんですが、私は、やっぱり明治時代から続いている今の自書式投票方式、こういうものに原因の一つがあるんじゃないかというふうに思うわけでございます。  一つの考え方は、やっぱり候補...全文を見る
○平野貞夫君 ただいまのお話のように、ぜひ積極的に進めていただきたいと思います。  日本の選挙制度というのは明治からずっとやっておるわけでございますが、本質的に、あれをやつちゃいかぬ、これを言っちゃいかぬ、こうしちゃいかぬという、いわばべからず法だと思います。戦後、憲法のもとに...全文を見る