平野貞夫

ひらのさだお



当選回数回

平野貞夫の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第142回国会 参議院 本会議 第3号
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○平野貞夫君 特別減税関係三法案について、自由党を代表しまして質問いたします。  まず、冒頭に大蔵省の金融検査をめぐる汚職事件について指摘しておきます。  行政・官僚機構がこれほどまでに腐敗していたのか、国民は改めて我が国の先行きに不安を感じています。公正な市場ルールづくりを...全文を見る
03月12日第142回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私は、国会議員になりまして六年になりますが、五年間この法務委員をやっておりまして、ただし法曹、司法についてはずぶの素人でございまして、ごく一般の国民の立場でお尋ねしますので、よろしくお願いします。  先日、法務大臣の所信表明をお聞き...全文を見る
○平野貞夫君 わかりました。大変適切な御所見だと思います。  実は、今はもうありませんが、昨年までありました私たちがつくっていました新進党という政党で日本再構築宣言というのをつくりましたときに、やっぱり事前チェックの手法から事後チェック、司法制度が非常に大事になるというようなこ...全文を見る
○平野貞夫君 まさにそのとおりだと思いますが、私はやはり日本の資本主義の構造的な問題ではないかと思います。悪く言えば同質なことはやっぱり今までもあったと思うんです。しかし、何となく事前談合といいますか、事前にお互いに話し合っていろんなことを、仕事をやっていこうという行動の中ではや...全文を見る
○平野貞夫君 では、ただいまの発言を信用いたします。  私、けさ六時の十二チャンネルのテレビニュース、経済ニュースなんかをずっと見ておりましたんですが、もう四月一日の人事異動を目指して一生懸命やっていて、これが一つの限界だ、いいところだと、政治の方からもそういうふうなメッセージ...全文を見る
○平野貞夫君 大臣が不愉快になるようなことを申し上げて申しわけありませんが、これはテレビとか新聞とか週刊誌が言っている話でございまして、私も不愉快でございます、法務委員会の一員として。  そこで、変なうわさとかそういうものを払拭するために、四月一日、四月と言われている人事異動を...全文を見る
○平野貞夫君 そのとおりであってほしいわけでございますが、私は素人の一般国民の立場でわかりやすく、やっぱり法務・検察行政を信用してもらうためにはそのくらいなことがされてもいいんじゃないかと思って申し上げたわけでございます。大臣は大変立派な方でございますから、大臣のお話を私も信用し...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、公安審査委員会のことを余りここで批判してもしようがないと思いますが、大臣の所信表明には、オウム真理教に関して、組織の再建が進められているとか、殺人を肯定する危険な教義が復活しているという所信を述べられておるんですが、言いにくい話ですが、公安審査委員会の...全文を見る
○平野貞夫君 決定時はそう思っていても、その後変化があるとなると決定時の判断に問題があるわけでございますが、それは長官に申し上げるべき問題じゃありませんから、結構でございます。  そこで、別の角度から私は問題提起をしたいと思いますが、やはり破防法自身に問題があるのじゃないかと思...全文を見る
○平野貞夫君 時間が余りありませんのでこの問題をそう取り上げませんが、これに共通する問題としまして、共通というとおかしいですが、法務省関係の法律の立法過程といいますか、国会に出されるまでの問題、権利義務あるいは非常に強制力を持った大事な法律がたくさん法務省にあるものですから、時間...全文を見る
03月19日第142回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○平野貞夫君 定員法改正案につきまして、諸先生から既にいろいろな問題点が指摘されまして、若干重複するかもわかりませんが、時間の範囲でお尋ねしたいと思います。  日本人は、裁判ざたとかといって裁判を基本的に忌避しようと、嫌がる気質をまだまだ残していると思います。それから一方で、裁...全文を見る
○平野貞夫君 大臣にお尋ねいたしますが、大臣がよくおっしゃる、事前チェック型から事後チェック型にこれから変わっていくんだ、変わっていかざるを得ないんだと、こういうお話を私流に解釈しますと、今まで続いてきたいわば行政の裁量による政治といいますか社会の運営といいますか、それを社会的公...全文を見る
○平野貞夫君 与党の方でもやられているでしょうし政府の方でもやっておりますが、私たち現在自由党でございますが、かつて新進党でも行政構造改革それから経済構造改革ということを議論しているわけでございます。私は、規制緩和という言葉を使っても結構でございますが、地方分権も含めましてやっぱ...全文を見る
03月20日第142回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  大変素人っぽくて基本的な質問から始めたいと思いますが、災害対策基本法の「目的」、これが第一条、それから第三条で「国の責務」という条文がございますが、防災局長、この法律の目的と国の責務というものをどういうふうに認識されて災害対策の施策に...全文を見る
○平野貞夫君 先般の大臣の所信表明の中にも冒頭に、「災害から国土並びに国民の生命、身体及び財産を保護すること」、これが国政の基本という所信を述べられております。  そこで私が注目したいのは、国土の保護、保全というのはこれはわかります。財産もわかりますが、生命、身体を保護する、こ...全文を見る
○平野貞夫君 最近の災害被災に対して、これは日本だけじゃございませんが、欧米でも被災者の心のケアといいますか、同時にそれは生活なり将来に対する一つの不安感に対する対応といいますか、それが非常に顕著になっております。    〔委員長退席、理事情水達雄君着席〕 災害が原因で病気に...全文を見る
○平野貞夫君 ちょっと角度を変えてお尋ねしますが、阪神・淡路大震災について、被災者の生活再建とかそういうことも含めて、心のケアあるいは不安感の解消、そういったことについて具体的にどういうことを政府としてされたか、あるいは今後どういうふうなことを考えられているか、次長さんで結構でご...全文を見る
○平野貞夫君 大きな道路とか橋とかというそういうふうなインフラ整備も大変大事でございますが、ただいまのお話の、被災者のそういう精神的、心理的なものをどうやっていやしていくか。そして、それがやがて生活再建といいますか、そういったものにつながっていって、本当の被災者の救援、新しい生き...全文を見る
○平野貞夫君 実際そういう仕事をするのは自治体の方たちの役割だということはわかります。しかし、そういったことが体系的に国の防災計画だとかいわゆる国の方針として示されているかどうかということなんですね。具体的に問題ができて、それに対応する。対応したものに対して国が補助金とかそういっ...全文を見る
○平野貞夫君 最後に、質問ではないんですが、先ほど田先生からもお話がありましたように、現在、個人災害救済制度として弔慰金制度という法律があるわけでございます。これはたしか参議院の災害対策特別委員会の議員立法だったと思います。佐藤隆先生が十年ぐらいかかってたしかつくられた。最初は五...全文を見る
03月27日第142回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私、今ここで思い出しますのは、昭和二十九年十二月、橋本総理のお父さん龍伍先生が大変慕われていました吉田茂総理が退陣するときのお話を、郷党の大先輩、林譲治先生から聞かされたことを思い出します。  林譲治先生は、あの政局で吉田首相の退陣...全文を見る
○平野貞夫君 今のお話ならば、私の思いとほぼ一致していると安心しております。  そこで、内閣総理大臣の最大の責務は何だとお思いでしょうか。どういうところにあると御認識なさっているでしょうか。
○平野貞夫君 内閣総理大臣の責務を法律論的にここで議論するつもりはございませんが、私は、国家の責務である国民の生命と財産の安全を守ること、こういうことがやはり統治の最高責任者である内閣総理大臣の最大の課題だと思いますが、いかがでございましょうか。
○平野貞夫君 ここのところも意見は同じだというふうに私は思います。  そこで、一般論で結構でございますが、政治責任という言葉がございますが、これを橋本総理はどのように御認識なさっているか、お聞かせ願いたいと思います。
○平野貞夫君 この問題になりますと少し私と意見の差が出てくると思いますが、私は、政治責任は結果責任と。国民の生命、財産を喪失させたり、あるいは政治生命をかけてやろうとした政策を転換させたりするときには、政治家が責任をとることによって政治に信頼を回復させる、そして活力を与える。民主...全文を見る
○平野貞夫君 わかりました。御自分で採点なさらない、大変謙虚なことだと思いますが。  これ以上私は自己採点を追求しろということをお願いはしません。しかし、橋本経済政策の検証、これがこれからの日本の経済政策あるいは社会政策、あらゆる政策を再考させるかぎになると思います。  衆参...全文を見る
○平野貞夫君 確かに、村山政権の前の細川連立政権の財政運営が満点であったとは思いません。しかし、政治改革を選んだということも一つのやっぱり歴史的な見識でございまして、その点を言うならば、プラザ合意あるいはバブル経済を起こした責任、その後始末をしなかった責任という議論になりますので...全文を見る
○平野貞夫君 私は、お言葉ですが、やはり環境の整備が不十分であったということは言えると思います。  第三は、超デフレ予算、昨年の九年それからことしの十年とこれを編成して、昨年は国民から九兆円に上る収奪を行ったという失政でございます。  細かな説明は申し上げなくてもおわかりだと...全文を見る
○平野貞夫君 議論をしたいところですが、時間の関係で、第四の失政について申し上げます。  財政再建をとんざさせた財政改革法の制定、これが指摘できると思います。景気対策の手足を自分で縛り、日本経済という肺炎患者に冷や水をかけた状態だったと思います。  この財政改革法審議のときに...全文を見る
○平野貞夫君 第五の失政ですが、金融・経済危機を招来させ、恐慌直前としました。  拓殖銀行、山一証券を初め、経営破綻、倒産の激増、株安、円安、貸し渋り、国内経済を大混乱させた、これは事実でございます。  これについてどのような反省をお持ちでしょうか。
○平野貞夫君 アジアの通貨不安とか、国民の消費意欲の減、これは経済評論家ならそういう解説でいいと思いますが、それをつくったのはあなただ、総理だ、橋本政権だということを私は申し上げたい。  第六の失政は、総理が今おっしゃった東南アジアの通貨不安、経済危機の原因は明らかに橋本政権に...全文を見る
○平野貞夫君 私もすべての責任が日本あるいは橋本政権にあるとは申しません。しかし、橋本政権が適切な政策をとらなかったために起こった日本の金融不安、それによる日本企業の資金の引き上げが原因の一つで、不安定な東南アジア経済の通貨不安の大きな原因になった、このようには思っております。 ...全文を見る
○平野貞夫君 倒産とか自殺者の話をしているときに国民総資産の話を出すということは、私は不見識だと思います。  国富の損失という意味ではそのような統計もあると思いますが、株にしても土地にしても、まだまだバブル時代から見ればこれは当然目減りしたままでございます。具体的なことは時間の...全文を見る
○平野貞夫君 いずれまた議論をする機会があると思いますが、いずれにせよ、あと数カ月たてば私が指摘いたしましたこの七つの失政の結果が出てくると思います。もう既に出ているものもありますが、それを見たいと思います。  さて、昨日、政府・与党、政府というより与党でございますか、総合経済...全文を見る
○平野貞夫君 橋本総理はこの基本方針に対して指示なり要望をなさいましたか。
○平野貞夫君 そうすると、この基本方針には橋本総理の考えも生かされている、こう理解してよろしいですか。
○平野貞夫君 そうしますと、この経済対策を実行するに当たっては当然景気対策として補正予算を必要とすると思いますが、いかがですか。
○平野貞夫君 あなたの意向が生かされていて、しかもこれだけの大きな、史上初ぐらいの補正予算がもう確実になっていて、今さら与党がどうのという話じゃないと思います。あなたは自民党の総裁でもありましょう。  それでは、もうちょっと別の角度から質問いたしますが、昨年暮れに財政構造改革法...全文を見る
○平野貞夫君 財革法審議のときに、衆議院の財政構造改革特別委員会で我が党の野田毅議員が、景気対策のために追加補正はやらないことを宣言しているのが財革法だと、そうですねという指摘を当時の三塚大蔵大臣と橋本総理大臣にしています。三塚大蔵大臣は、厳しく見る、そうだと、こう言っておるんで...全文を見る
○平野貞夫君 私どもの主張するのは、財政構造改革はやらなきゃいけませんですけれども、この法律は私は廃止した方がいいと思うんです。そして、新しく経済の立て直しと構造改革をやる日本再建法というものをつくればいいんです。私はこんな法律は、この財政再建法というのはもともと要らないという主...全文を見る
○平野貞夫君 主計局長、このきのう与党が決めた基本方針を、十六兆円を景気対策として補正予算化するために、財政改革法は廃止するなり改正するなりそういう措置は必要と私は思うんですが、どうですか。
○平野貞夫君 私は頭が悪いからよくわかりませんが、総理、景気対策のために補正はやらないと宣言しているという野田議員の財革法の運用といいますか解釈の指摘に対して、あなたは、私もそう考えていますと会議録上言っておるんです。その点は確認しておきますが、今そういう考えでよろしいですね。
○平野貞夫君 要するに、財政構造改革法が極めて邪魔になっておるということは、これはお認めになりますか。
○平野貞夫君 それはおかしいと思いますよ。  あなたは行財政改革に政治生命をかけたのでしょう。火だるまになると言ったんでしょう。それのシンボルがこの財政改革法だったんじゃないですか。それが政治的に骨抜きにされようとしている。そして具体的には、新聞によりますと、政府・与党がもうそ...全文を見る
○平野貞夫君 私の持ち時間が限界が来ていますので、これ以上議論しませんが、要するに、火だるまになって行財政改革をやると言って国民に公約して、政治生命をそれにかけて、そのシンボルである法律をつくって数カ月もたたないうちにそれを改正するとか、あるいはそれを骨抜きにする政策転換をしよう...全文を見る
○平野貞夫君 これ以上議論をいたしませんが、この問題は後ほど先輩議員の星野議員が関連で取り上げます。  なお、二つだけちょっと問題の提起をしておきますが、きょう取り上げようと思った問題で、質疑の形はとりませんが、政治倫理問題で二つ。  日興証券関係で、新井議員だけが何で捜査の...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○平野貞夫君 商法の特例の土地再評価という非常に難しい問題に私たち素人が質問するというのは非常に難しゅうございますが、私は学生時代に、たしかバジョットという人だと思いますが、十九世紀のイギリスの憲法学者の本の一番最初の言葉に、土地制度、土地の所有とか評価とか使用の形態といいますか...全文を見る
○平野貞夫君 私たちの自由党では、大原先生が指導的に考案されたこの法律について評価が非常にまちまちでございまして、最終的には賛成するということになっておりますが、私どもも、大原先生の問題提起のちょっと前から、土地の再評価を適正にすることによってむしろ国の財政再建そのものに入れ込む...全文を見る
○平野貞夫君 最後の質問でございますが、この法律はこの法律として若干の意義というのはあると思いますが、しかし臨時のものであり、任意のものであり、また金融機関を中心とする貸し渋りの是正ということなんですが、ならば私は抜本的な経済構造の改革の方がより大事じゃないか。そういうことを放置...全文を見る
04月01日第142回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○平野貞夫君 自由党の平野貞夫でございます。  まず、政治倫理問題についてお尋ねしたいと思います。  自民党の山崎政調会長は、昨年暮れから株価操作にかかわる発言を繰り返し、PKOをやるとか直接政府が介入するようにするとか、たび重なる口先介入、そしてあるときには外国企業の会合に...全文を見る
○平野貞夫君 グローバルスタンダードということが言われるわけですが、証取法を素直に読みますと、常識的には私はああいう活動は違反としてやっぱり調査して厳重に処すべきだという意見でございます。そういう常識的な認識を当局も持ってもらいたいと思います。  次に移ります。  日興証券の...全文を見る
○平野貞夫君 あなたの立場もわかりますので、それでは私の手元にそのコピーがありますので申し上げたいと思います。  これは目黒公証役場の山本和敏公証人によって公正証書となったもののコピーでございます。こういう判こが押されております。  これのポイントを申し上げますと、日にちは、...全文を見る
○平野貞夫君 この供述の内容は、取り調べた検事なら承知しているはずなんです。これを公正証書とした仕方がわからない、理解できないと刑事局長はおっしゃっていますが、濱平氏の供述が事実であるという証明をしようという意図だったと思います。  濱平氏はその後、日興証券と特捜のしがらみの中...全文を見る
○平野貞夫君 このことについて、これ以上法務大臣と議論をいたしません。法務委員会もずっとこの国会中あることでございますので、そこで取り上げたいと思います。  予算委員長にお願いがございます。(「大蔵大臣は」と呼ぶ者あり)失礼しました。
○平野貞夫君 お話の筋道はわかりますが、なおこういう問題が世間で流布されているということについて、大蔵大臣としてよく気をつけて、その都度調査、そういう気持ちでいていただきたいと思います。  予算委員長にお願いがあります。  山崎拓氏は以上の疑惑のほかに、泉井事件で巨額な献金を...全文を見る
○平野貞夫君 時間がありませんから。  なお、事務局を通じて濱平氏の供述日誌、公正証書のコピーと、濱平夫人の日興証券との交渉ノートのコピーを予算委員長に提出しますので、御参考にしていただきたいと思います。  そこで、橋本総理にお尋ねしますが、山崎拓氏については以上のとおり、株...全文を見る
○平野貞夫君 引き続きまして橋本総理に、参議院の予算審議権の無視、参議院軽視、そしてまた政策転換の責任問題についてお尋ねいたします。  まず最初に、補正予算問題について橋本首相は衆参両院において食言を行っていると私は指摘しておきたいと思います。  あなたは国会の答弁で何回、最...全文を見る
○平野貞夫君 最後に一言言わせてください。  私は、昨年沖縄問題で、一昨年は総予算の議了の問題で総則修正ということを小沢党首の主導で党派を超えてやりました。新進党の中では袋だたきに遭いました。しかし、これは国家国民のためにやったことです。そのときの橋本総理は、国家国民のことを考...全文を見る
04月07日第142回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○平野貞夫君 法務大臣が所信表明等で既に述べられていることでございますが、最近の犯罪の傾向といいますか特徴、特にその特徴的なものをどういうふうにとらえられているか、法務省、お聞かせいただきたい。
○平野貞夫君 犯罪の種類も非常に多くなっていますし、同時に犯罪の質も非常に凶悪化し、大変日本の社会が荒れているといいますか荒廃している、そういうことに対する御認識を十分持たれていると思いますが、私は、特に自分自身の仕事とかかわりのある経済、行政、政治の根幹にかかわる犯罪、この問題...全文を見る
○平野貞夫君 非常に大事なところを今刑事局長は御指摘されたわけでございます。デモクラシーの社会というのはそういう社会の暗部がないことが一番いいわけでございますが、その社会の暗部をどういうふうに封じていくかということが私は法と秩序の根っこじゃないかと思います。  私のことを申し上...全文を見る
○平野貞夫君 問題は、原因に船の建造に違法な部分、違法といいますか非常に問題の部分があったんじゃないかということが当時言われておりました。  そこで、本当の原因を解明するだけではなくて、やっぱり遺体を引き揚げるということが非常に大事なことでございまして、そのためには沈没した第七...全文を見る
○平野貞夫君 私は、この問題というのはいろんな角度から問題があると思いますが、きょうは人権問題という角度で指摘をしたいと思います。  一つは、やっぱり十九人の遺体が放置されているということは本当に大変な大きな意味で、亡くなられた方の人権というのは法律的にあるかどうかおかりません...全文を見る
04月14日第142回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○平野貞夫君 数年前、下稲葉大臣がこの法務委員会の理事さんをやられていたころ、何度がこの保護司制度の拡充について盛んに質問されていたのを聞いていまして、私はなるほどと思っておったわけでございます。  たまたま今度法改正をするということで、実は私の出身の土佐清水市の私の生まれたと...全文を見る
○平野貞夫君 保護司さんたちの意思で無報酬でやります、無報酬で結構ですということと、給与を支給しないと国が法律で決めることとは別ですよ。これはやはり正確に、保護司さんが我々はボランティアで無報酬で仕事をしますと言うんだったら、それをそのまま規定すればいいことでして、国家がこんな大...全文を見る
○平野貞夫君 いずれにせよ、保護司という言葉、弁護士さんなら土という、それから医師、歯科医師、そういう大事な仕事の名前があるんですが、保護司という名前のイメージも本当はもうちょっと適切ないい言葉に変えるような制度の整備が必要だという意見も持っているということを一つ申し上げておきま...全文を見る
○平野貞夫君 国家公務員ならば、無報酬でも、仕事をする上で例えばいろいろな災害とか事故とか、そういうところの補償の制度は整備されていますか。
○平野貞夫君 わかりました。  それから、たしか保護司法には、今回もあると思いますが、いわば純粋な気持ちに対する国の気持ちとして表彰制度というのが整備されていると思います。例えば二十年なり三十年保護司の活動をずっと続けられできますと、生存者叙勲の対象に当然なると思います。  ...全文を見る
○平野貞夫君 法務大臣の表彰というのはある意味では任命した人の表彰でございますから一つの配慮があると思いますが、何しろ無報酬ですし、勲五等ではちょっと低過ぎるのではないか、もうちょっと配慮があるべきではないかという意見を持っております。もっとも、これは法務大臣が叙勲するわけじゃご...全文を見る
○平野貞夫君 最後に、要望でございますが、この昭和二十五年にできました法律を読みますと、何か戦後の憲法の斬新さと戦前の古めかしさの考え方が混然一体となっているような法律でございまして、ぜひできるだけ早い時期に、もう二十一世紀ですから、あと千日もありませんから、新しい社会に即した法...全文を見る
○平野貞夫君 議題になっております法案につきましては、被災者の救済にかかわることでございますし、急がれると思いますので、そのものについての質疑はいたしませんが、法務省側に、こういう悲劇的なことになった原因であるオウム事件そのものの問題についてお尋ねしてみたいと思います。  要す...全文を見る
○平野貞夫君 同様の趣旨の説明はたしか大臣からも所信表明で受けたわけでございますが、要するに公安調査庁が破防法の請求に踏み切ったわけですね。そして、公安審査委員会で、明らかに反覆、継続して将来暴力主義的破壊活動を行うおそれがあるとは認めがたいという理由で公安調査庁の請求を棄却した...全文を見る
○平野貞夫君 我々が閲覧も不可能ですか。
○平野貞夫君 たしか情報公開法を政府は提出しておりますね。これが成立すれば閲覧可能ですか。
○平野貞夫君 最後の質問にします。  国会の国政調査権の資料要求で各党が一致すれば可能だという意見を私は持っております。これは今後ひとつ皆さんと検討していきたいと思っております。  それから、確認しておきますが、今後オウム教に反覆、継続して暴力主義的破壊活動を行う明らかな疑い...全文を見る
04月16日第142回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○平野貞夫君 朝から司法の機能を整備する、特に法曹人口をふやす問題につきまして当委員会のそれぞれプロフェッショナルの先生方からお話をずっと聞きまして、大変勉強になりました。印象に残りましたのは法務省と最高裁判所の方の自信あふれる答弁でございましたが、私はほぼその答弁も納得いたしま...全文を見る
○平野貞夫君 わかりました。  それと、高齢者と言うとちょっと悪いですが、結構年齢が高くなきゃ司法試験に合格しない。したがって、労働法でも行政法でも勉強する時間的なものもなくなるということがあると思いますので、やっぱりできるだけ若い方が合格しやすい一つの状況というものも必要かと...全文を見る
○平野貞夫君 大変失礼しました。  私、いろいろお話をお伺いしていまして、司法制度のあり方の根本問題というのを我々政治家は真剣に考えなきゃいかぬと思います。その際、やはりこれは憲法を変えなきゃできないことでございますが、憲法裁判所といいますか、そういうものをつくることによって、...全文を見る
04月21日第142回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  司法試験の受験科目の変更とかそれから司法修習制度の短縮ということが司法の機能充実に役に立つかどうかということで、参考人の先生方の大変厳しい意見を拝聴いたしまして、大変勉強になりましたんですが、法案の審議だけじゃなくて、これから法務委員...全文を見る
○平野貞夫君 私もそのとおりだと思います。司法の機能の充実というのは、司法試験ということもさることながら、やっぱり大学の、あるいは大学というよりもっと国民の法律といいますか法の支配の意識といいますか、そういったもののあり方が非常に大事だと思っております。  青山先生、お話とちょ...全文を見る
○平野貞夫君 上野先生にお尋ねいたしますが、先ほど来、諸外国に比べて法曹人口が我が国では圧倒的に少ないというお話が、先生方それぞれ触れられましたんですが、その理由をどういうふうに考えればいいでしょうか。
○平野貞夫君 耳の痛い話もあったわけですが、よくわかります。世の中が急激に変わっていまして、どっちかと言いますと今までは事前調整の行政裁量による社会の運営といいますか、それがある種のもたれ合いであり談合でもあったわけですが、それが国際化とともに事後チェックの司法的処理の社会に急激...全文を見る
○平野貞夫君 佐木先生にちょっと御意見を伺いたいんですが、今の日本人の法意識の問題で、例えば国会が非常に紛糾しまして、与野党で事前の話し合いができずに牛歩国会なんかに入ろうというときに、これからノンルールになるという言葉を使うわけでございます。要するにルールのない運営に入るという...全文を見る
○平野貞夫君 最後に話を戻しまして、青山先生にお聞きしますが、大学の法学教育のあり方について非常に強い関心を持たれている先生の立場から、簡単で結構でございますから、先生の立場で理想的な司法試験というのはこうあるべきだというお考えがありましたら聞かせていただければありがたいと思いま...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございました。  終わります。
05月19日第142回国会 参議院 国民福祉委員会 第14号
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○平野貞夫君 五人の参考人の方々には大変御苦労さまでございます。私は自由党の平野でございます。自由党には木暮さんという先輩の方が本来ここの専門的な知識を持ってお聞きするはずでございますが、きょうはお休みでございますので、かわりに私がお尋ねしたいと思います。  五人の方々のお話を...全文を見る
○平野貞夫君 私も第二番目にその部分について御意見をお聞きしたかったわけでございます。  確かに、喜多市長さんのそういう医療プロパーの問題もあると思いますが、私はやっぱり老人医療費がかかることは社会構造上の大きな問題があるんではないかという野中町長さんと同じ意見を持っております...全文を見る
○平野貞夫君 働ける人たちあるいは相互扶助で医療保険等で財政的な補助なんかを余り必要としないという世代、これはやはり保険という制度が適切だと思いますが、障害者だとかあるいは働けなくなった方たちは、私はやはりその人たちの人権あるいは生きがい、そういうことからいって国や社会が基本的に...全文を見る
05月22日第142回国会 参議院 本会議 第29号
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○平野貞夫君 自由党を代表しまして、橋本総理に質問いたします。  この法案は、本来なら憲法に規定すべき内閣の権能や行政府の責務、すなわち国益に直結する諸問題が含まれております。橋本総理が六方を踏んで、火だるまになって大改革に臨むというなら、その前に国益を侵したと言われている中国...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○平野貞夫君 朝からこの法案につきまして専門の先生方が問題点の指摘とか質問を行っているわけでございますが、自由党としましては金融システムの安定という角度から賛成という立場でございますが、一点だけ意見を述べますので、民事局長さんの御感想というか意見がありましたら簡単に述べていただき...全文を見る
○平野貞夫君 議論はまた次回に回しまして、この国会、政府からいろんな法案が出されて、重要な改革法案も出されておりますが、何といいましても政府を代表する橋本内閣総理大臣の姿勢といいますか、特に私たちが追及しております中国ODAの疑惑というものが解明されなければ、政府から出されるあら...全文を見る
○平野貞夫君 日にちを教えてください。申請の日にちだけでいいです。
○平野貞夫君 いや、何日に本件の申請が出されたんですか。
○平野貞夫君 審査期間を聞いているんじゃないんです。何月何日に帰化の申請書を提出したかという日にちを聞いております。  それからもう一つ、どこの法務局に提出したか、これをお答えください。
○平野貞夫君 申請の日にちというのは、ごろじゃ問題にならぬわけでございまして、今わかっていたら答えてください。
○平野貞夫君 どこの法務局へ申請されたか。
○平野貞夫君 この申請の件が法務省に上がってきた時期、これは何日と言わなくてもいいですから、いつごろ法務省に上がってきたでしょうか。
○平野貞夫君 この次にまた聞きますので、何月何日とまでは聞きませんが、いつごろ法務省民事局の担当がこの問題について浦和地方法務局所沢支局からこういうものが出ているということがわかったかという大体の時期をこの次に答えてください。  時間の関係で、その次に、要するに、この朱さんが日...全文を見る
○平野貞夫君 ちょっと、時間がないですから説明は要りません。  在外公館に勤務していた人が過去二十年の間に帰化した事例がありますかどうか。あるならある、ないならない、あるなら何人ということを答えてくれればいいですから、説明は要りません。
○平野貞夫君 外国のことを言っているわけじゃありませんよ。日本にある在外公館に勤務している当該外国人が日本に帰化した例があるかないか。知らないと、わからないということでございますね、今の答弁は。
○平野貞夫君 本当に把握できないんですか。そういう答弁をしていいんですか。時間がないから言いましょう。帰化する場合の申請書に申請人が提出しなきゃならぬ書類に履歴書というのがあるんです。その履歴書は法務省にあるはずなんです。だから履歴書を見ればわかるんじゃないですか。把握できないと...全文を見る
○平野貞夫君 守秘義務からそういうお話だと思いますが、私たちは国益をどうやって守るかという立場からの話でございます。この資料要求はひとつ委員長にお願いして理事会で協議していただきたいんです。この問題は当委員会だけの問題でないものですから、いろいろほかのところでも問題提起していきま...全文を見る
○平野貞夫君 一般論としてはわかります。しかし、プライバシーと国益というものを比べた場合、我々はまた別の角度で意見があるということを申し上げておきます。  終わります。
06月03日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  自社さ政権体制といいますか、これが六月一日、党首会談が行われて、橋本総理・総裁が、四年間、本当にありがとうございました、こうおっしゃって解消したという報道がありましたが、ありがとうございましたで済まない憲法上の重大な問題がここにあると...全文を見る
○平野貞夫君 政治運営の基本についてけじめをつけない、なし崩してやる、これがやはりある意味では一番の政治不信のもとであるし、現在の日本の社会、日本の経済の停滞の原因だと私は思っております。総辞職して政権をまた立てかえても政治的空白にはならないと思います。  そういうことを指摘い...全文を見る
○平野貞夫君 その内容の重みについてあなたにお尋ねしているわけじゃございません。私も、長官が今おっしゃった事例については役人のときに直接かかわったことがございます。  答申というのは、諮問というものがあって答申があるわけでございまして、これは一つのその機関のいわば結論であり意思...全文を見る
○平野貞夫君 私は、先般、本会議でも申し上げたんですが、この法律は財政構造改革法案の二の舞になるということを申し上げました。これは本当にまじめに仕事をなさっている政府職員の人たちも心配しています。この日本のいろんな危機の中で、こういう乱暴な、無定見な行政改革が果たしてできるか、や...全文を見る
○平野貞夫君 通常、政治家が外国に行きます、そしていろいろな活動をなさる場合に、政治家の行動というのはやはり国益にかかわりますので、大臣を経験された方以上なら日本の大使館が必ず日本側の通訳をつけてさまざまな話し合い、さまざまな会議に臨むのが基本だと思います。  この点、総理の場...全文を見る
○平野貞夫君 その当時は知らなかったというお話ですが、それではいつ知りましたか。
○平野貞夫君 それでは、現在はそういう職務を持っていたんだなという認識はされておるわけですね。
○平野貞夫君 私は客観的事実を申し上げているわけでございます。かつてはそういう役職であるということを知らなかったと、これはわかりました。しかし、私はここでこの問題を取り上げるのは二回目でございますが、国会の中で取り上げられてそういう仕事をしていたのかなと、こういう認識をされている...全文を見る
○平野貞夫君 奥様だとかどうだというプライベートなことを聞いているわけじゃございません。  公的機関の公式記録には、平成二年の時点でこの朱さんの役職、役割というものをきちっと記入して、通訳という方は、例えば衛生部の通訳という場合に別の人もちゃんといるわけなんです。そのほかにも大...全文を見る
○平野貞夫君 日本のあるジャーナリストが証言を得た申光女史の話、これをどう認識されておるかという質問を私は総理にしましたが、ただいま委員長から、それについてはこの再編法案とはちょっとかけ離れているのではないかという御注意がございました。  私はこの法案は価値からいって実質的に憲...全文を見る
○平野貞夫君 私はこの法案は成立して施行されても必ず変わる、そういう推測をしております。  しかし、国益の追求というものをこの再編の柱にするということは非常に大事なことだと思っております。それは外務省の主要な任務ということではなくて、政府自身、内閣自身の重要な柱だと思っておりま...全文を見る
○平野貞夫君 私たちがこの中国ODA問題で一番こだわるのは、細かな具体的なことを申し上げて、それは総理もお腹立ちの部分もあるかもしれませんが、そういうことが結局総合して、果たして橋本総理の行動がこの問題で国益に沿っていたか沿っていなかったかということを我々は問題にしようとしている...全文を見る
06月04日第142回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○平野貞夫君 けさから参考人の先生方のお話も勉強させていただきましたのですが、やはり民法の原則は原則として別に変わらないんだというお話ですが、印象としましては、やっぱり企業の世界、資本主義の世界がかなり激しく変わっているなと、それに対応するための一つの制度といいますか、そういう性...全文を見る
○平野貞夫君 私ども自由党はこの法案に賛成する立場でございますので、これ以上のことは申し上げませんが、やはり心配がある、そして法務省当局としても、そういう心配に対してはやっぱり十分な対応をしていただきたいということを申し上げて、次に移りたいと思います。  前回、私、法務省民事局...全文を見る
○平野貞夫君 把握できないということは、ないということですか、あるいは極めて少ないというように私は今の答弁で理解しておきます。  けさになってお願いしました相撲の曙とサッカーの呂比須、このお二人は帰化申請をして許可になるまでにどのくらいの期間がかかったか、御答弁いただきたいと思...全文を見る
○平野貞夫君 わかりました。  そこで、そのODA疑惑の朱さんについてでございますが、朱さんが中国人でしたので、中国の方と結婚されたのが昭和五十八年。そして平成元年に離婚されて、平成三年五月三十一日に日本人のJICAの職員と再婚された。そして埼玉県の狭山市を住所にして入籍された...全文を見る
○平野貞夫君 申請者が帰化申請するときに、帰化動機書というものを出すはずでございます。今答弁できないというなら、それはそれで仕方ありませんが、我々はこの問題のプロジェクトチームを、先ほども民主党と自由党の共同会議をやったばかりでございますが、両院のそれぞれの機関においてその資料要...全文を見る
○平野貞夫君 もう一つ、朱さんは共産圏の人だということですね。共産圏の人の帰化調査については従来相当長期間の調査をするというふうに聞いていますが、その点、いかがでございますか。
○平野貞夫君 そうすると、朱さんの帰化問題については十分な調査を行った、こういうことでございますか。
○平野貞夫君 十分な調査を行ったか行わなかったかということは別に個別の問題じゃないと思います。十分な調査を行ったんじゃないですか。
○平野貞夫君 そうすると、実際は十分な調査を行ったか行わなかったかということは、この場ではわからないわけですね。  それではお尋ねしますが、公安当局に朱さんについて調査の指示というのは行われたでしょうか。
○平野貞夫君 私は、この問題は単なる個別の問題じゃないと思うんです。やはり総理の中国のODA疑惑にかかわる基本的な問題、国益にかかわる問題という立場から質問をしているわけです。  局長が個別の問題だからこの場では答えられない、こういうことでしたら、私の総括としては、この朱さんの...全文を見る
09月17日第143回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  渡辺議員が行政監視委員会の委員派遣で愛知県に行っておりまして、かわりに質問させていただきます。  朝から先輩の諸先生がるるこの改正案について問題の指摘なり質疑をしていらっしゃいまして、いろんな角度で問題点が出ておると思いますが、率直...全文を見る
○平野貞夫君 大臣の今のお話の後半の部分でございますが、改革がおくれたと、そのとおりだと思います。その改革の範層に入ると思いますが、私はやっぱり冷戦後の世界の構造変化の中で新しい市場経済なり新しい資本主義の秩序づくりといいますか、ルールづくりがいかにもおくれているといいますか、各...全文を見る
○平野貞夫君 問題は、いかにしてこれから私たちが健全な資本主義、公正な市場経済社会をつくり上げていくか。これは別に日本だけじゃなくて世界じゅうがやらなきゃいかぬことだと思いますが、特に経済大国、また第二次世界大戦後、特殊な経済成長をした日本にはその義務があろうと思っております。 ...全文を見る
○平野貞夫君 いずれ後日、またいろいろ議論して御指導いただきたいと思っていますが、最後にちょっと大臣にお願いがございます。  この場で申し上げることがふさわしいかどうかという問題もありますが、実はこういう話を私は聞いて愕然としております。  九月十一日、金曜日にマスコミ七社の...全文を見る
09月22日第143回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○平野貞夫君 人権擁護推進審議会ができましてからちょうど一年半ぐらいになりますが、精力的にいろいろ議論をなさっているようでございますが、中間報告といいますか、そういったものが出されるやに聞いておりますが、いつごろを予定されているんでしょうか。
○平野貞夫君 そうすると、中間答申とか中間報告的なものは予定されていませんか。二年を目途に答申を出す、そう理解してよろしゅうございますか。
○平野貞夫君 あと半年ぐらいで二年になりますが、この審議会の設立された経過はいろいろございますので、法律の目的あるいは関係者の意向、期待をよくお聞きになって、ひとつ立派な答申が出されることを要請しておきます。  次に、道路公団のプリペイドカードの問題で日本ハイカ事件というものが...全文を見る
○平野貞夫君 この中道被告の責任といいますか、焦げつかせた金額あるいは捜査の中で使途不明と思われる金額というのは、損害額というのはどの程度でしょうか。
○平野貞夫君 報道では二十七億とも言われていますし、この間のテレビでは、そのりち十六億ぐらいは説明のつかない金だというように聞いておりますが、刑事局長の立場からすれば具体的に言えないと言いますから、それ以上は聞きません。  この事件に政治家がかかわっていた、積極的にかかわったの...全文を見る
○平野貞夫君 捜査活動の内容にかかわることなので答弁申しかねる、こういうことのようなんですが、こういう時世でございまして、政治不信あるいは政治家のありようというものは常に我々は相互に監視し合わなきゃいかぬ、こう思うんですが、今のお話ですと、かかわっていないということを否定する答弁...全文を見る
○平野貞夫君 かかわったかかかわらなかったかということも含めて答弁いたしかねる。そうすると、私たちの理解としては、かかわったかもしれないがかかわらなかったかもしれないと、こういう理解をいたします。  私の知るところでは、この逮捕された中道被告が念書を書いていて、その念書は東京地...全文を見る
○平野貞夫君 こういう内容は、公判になればそういう事実があれば当然名前が出てくると、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○平野貞夫君 公判請求したわけですから一応の捜査は終わっていると思いますが、この念書なんかを国会で資料要求したら、これは国会の多数決での議決が要るんですが、これは出していただけますか。
○平野貞夫君 ロッキード事件のときにも刑訴法の四十七条のただし書きが問題になりましたが、国会側の解釈としては、公益上の正当な理由があれば公判の前でも捜査中でも出せる、いわゆる要求できる、応じなきゃだめだと、こういうふうに私は理解をしております。  この念書の存在を刑事局長は知ら...全文を見る
○平野貞夫君 それでは、私たちは今後、参議院では野党が一致すれば野党が多数でございますので、刑訴法の四十七条ただし書きというようなことをひとつ野党間で協議した上で、この問題をまた改めて取り上げてみたいと思います。  残りの時間で長銀問題についてちょっと私の意見を申し上げて、法務...全文を見る
○平野貞夫君 そうすると、法務省としても、私が申し上げました商法や刑法上の責任追及というようなことに今関心を持っている、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○平野貞夫君 犯罪の存在、あるいは犯罪が立証できるような状況のものが整えば別に監督庁の告発は要らないと思いますし、また告発は別に監督庁だけじゃなくて国民もできるわけでございますし、その点は私たちはやっぱり監督庁自身を信用していませんから、今回の問題については、場合によっては監督庁...全文を見る
09月25日第143回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○平野貞夫君 先ほど、局長さんの話の中に非常に重要な話があったんですが、この問題の国民合意形成、これが十分かどうかという問題が一つあると思います。  率直に言いまして、国会決議から始まったこの問題は、私は十分な国民合意形成ができていないという認識をしております。私も、衆議院の事...全文を見る
10月08日第143回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○平野貞夫君 自由党の平野でございます。  私は、この司法制度、法務行政、最も不得意な分野でございまして、素人の意見しか持っておりませんが、どういうわけか無所属で当選して以来ずっとこの法務委員会に属しておりまして、ほかの人が嫌がるから押しつけられているんだと思いまずが、この裁判...全文を見る
○平野貞夫君 今の数字をお聞きしましても、私はやっぱり立派に職責を全うしてもらうためには何か制度の根っこから変える必要があるんじゃないかという意見を申し上げて、次の質問に移りたいと思います。  昨日、検察長官会同という名前の会議ですか、これが開かれておるという報道があったんです...全文を見る
○平野貞夫君 野党ですから、余り政府・自民党の言うことを評価するのはちょっとどうかと思うんですが、私は、最近の法務省の姿勢として、防衛庁の調達本部の問題を背任罪でとらえようとしたことは、本当に日本の検察の歴史上画期的なことだと思っております。裁判も大変だと思いますが、やっぱり日本...全文を見る
12月03日第144回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○平野貞夫君 最近、国会議員の刑事犯罪、そして逮捕という事件が続いておりまして、まことに残念なことでございます。  本院でも友部達夫議員が平成九年の一月二十九日に逮捕され起訴されてずっと勾留されて、国会が開かれるたびにその期間の更新の文書が議長あてに出されておるんですが、友部議...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、一審の判決の見通しもわからないということだと思います。  仮にこの事件が二審、終審ということになれば何年たつかわからぬという状況だと思います。そのことは裁判所の責任あるいは法務省の問題ではないと思いますが、この友部議員につきましては、平成九年の四月一...全文を見る
○平野貞夫君 今の大臣のお話よくわかります。国会議員だからといって特別早くするということはなかなか難しいと思います。一般的に迅速な裁判というのは当然要求されますが、私が提起した問題は、やっぱり参議院の院の自律権のもとで処理するしかないということがただいまの大臣のお話の中でわかりま...全文を見る
○平野貞夫君 私も、内閣法制局の仕事として、設置法にあります法律問題に関し内閣並びに内閣総理大臣及び各省大臣に対し意見を述べることができるという、これに基づく仕事は大いにやっていただくべきだと思いますが、ここ三十年ぐらいの内閣法制局の憲法解釈、特に自衛隊や国連活動の問題、発言は、...全文を見る