平野貞夫

ひらのさだお



当選回数回

平野貞夫の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第154回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会所属で自由党の平野でございます。  質問に入る直前に是非小泉総理に確認してほしいという話がありましたので、それから入ります。  朝から話題になっております鈴木宗男さんが、田中外務大臣の後任に緒方貞子さんを盛んに小泉総理に推薦といいますか働き掛けてい...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。かなり私のところには確度の高い話ですが、まあ、これはちょっと様子を見ましょう。  官房長官、御苦労さんですが、何回か御答弁なさっていますが、田中外務大臣の更迭について、未明ですか、未明から朝にかけてどういうプロセスで更迭手続が行われたか、ちょっと御説...全文を見る
○平野貞夫君 確認しますと、総理から辞めるよう勧められたこと、それから辞表は出していないということと、それから依願免職で行われたということだと思いますが、今日の回り持ち閣議で田中外務大臣は署名していますか。
○平野貞夫君 していないということですね。  私は、この更迭の手続に重大な憲法上の疑義があるということを総理並びに国民の皆さんに申し上げたい。  と申しますのは、田中外務大臣自身はこのように話しているんですよ。今朝、官邸から八時までに辞職願を出してくれとの連絡があったが、罷免...全文を見る
○平野貞夫君 しかし、田中外務大臣自身が罷免を選ぶか依願免かということで悩んでおるということじゃないですか、本人自身が。今日言って、マスコミに載っていますよ。  それじゃ、この田中外相のケース、いわゆる辞表を出さずに依願免を取った例、ございますか、閣僚の更迭で。
○平野貞夫君 法律の解釈としてそういう解釈が一つあると思いますよ。しかし、閣僚の辞任というのは、もうこういうことですから私自身でもう辞めますという辞め方、それから罷免という辞め方、そして、実質的には罷免だけれども、いよいよそういう措置を取られるのは嫌だから嫌々辞表を出すというやり...全文を見る
○平野貞夫君 言った言わぬの話は私はしません。しかし、手続論として、こういう場合に辞表を出さなかったら、今朝の持ち回り閣議で田中さんにサインしてもらうという行為は必要なんじゃないですか、官房長官。
○平野貞夫君 罷免された閣僚がその持ち回り閣議に、認証のための閣議にサインをしないというのは、これは分かります。しかし、辞表を出さずに口頭で何かいろいろあったけれども、やはりそれはやっぱり文書による確認が必要だと思います。辞表を出さない場合には、これは法律要件として持ち回り閣議の...全文を見る
○平野貞夫君 今日でなくてもいいですから、事例があるかどうかということについて調査して回答してください。
○平野貞夫君 持ち時間が少のうございますので、次に移ります。  田中外務大臣と外務省の確執というのの本質は、田中さんが就任のときに外務省の機密費、二十億近い金額と言われていますが、これを内閣に上納しているということに強い関心を持ったこと、ここに僕は問題のポイントがあると思います...全文を見る
○平野貞夫君 今までも、小泉内閣になってからもないということでございますね。もう一回。
○平野貞夫君 私、小泉政治の本質というのについてちょっと触れたいと思うんですが、面白いですね。断固やる、熟慮する、これで良かった、これが小泉政治のこの一年のノウハウ。これは政治の二重構造です。言わばあらゆる問題が権力の中の共食い現象になっているんですよ、小泉政治は。だから改革も景...全文を見る
02月01日第154回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。第二次補正予算について反対の討論を行います。  まず、冒頭に申し上げたいことは、今回の田中外相罷免問題についてであります。田中外相更迭手続は天皇陛下に奏上した認証文書に問題があり、大正元年の上原陸軍大臣の偽上奏事件に類似したもので...全文を見る
02月27日第154回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派の平野でございます。  私は、政党は自由党に所属しておりますが、この憲法調査会では党派を超えたむしろ個人の立場での意見を申し上げておりますので、日ごろ大変御活躍されています佐藤先生に敬意を表しながらお教えを受けたいと思います。  いろいろ...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。そのことについては申し上げませんが、もう一点、これに関連して。  小泉政権は、政府声明でそう出した上で政治的英断として控訴を断念したんだということを世間に出したと。マスコミもそれを大変評価し、太鼓をたたいたと。しかし、よく考えてみますと、あのハンセン...全文を見る
○平野貞夫君 先生のお言葉の周辺に大変私、協調するものがございますので、これ以上申し上げませんが、お立場もありますからこれ以上申し上げませんが、私は小泉さんの人気はあれで固定したと思うんですね、八〇%の世論調査は。まあ最近変わってきましたので、私も多少日本国民の良識というのを信用...全文を見る
○平野貞夫君 いや、もう結構です。ありがとうございます。  この二つの出来事でございますが、東京の文化人はほとんど理解してくれませんでした。関西の文化人はその点がすごいです。藤本義一さんとか、それから山崎正和さん、それから中坊先生もそうでしたが、私と同じ主張を、別に内輪でしたわ...全文を見る
03月08日第154回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○平野貞夫君 最初に、外務省人事問題についてお伺いします。  外務大臣、野上前次官を官房付に残している理由は何でございますか。
○平野貞夫君 どなたが官房付に任命されましたか。
○平野貞夫君 総理、あなたは、田中外務大臣と野上次官を相打ちと、両方、そういうことで更迭された。田中外務大臣は辞めさせられた、野上次官は職種を変えた。これは免職させるべきではなかったんですか。
○平野貞夫君 この野上さんを結構重要な仕事にさせているというのは、何か政権の中で何か御事情ありますか。
○平野貞夫君 一連のこの外務省の問題の本質は、私はアフガン支援会議ではなくて、それはまあほころび口だったと思います。根本問題の一つは報償費上納問題をいかに隠すか、もう一つは北方領土返還で四島一括か二島先行かの争い問題、これが、この二つが外務省人事、これをめぐる紛糾であったと私は推...全文を見る
○平野貞夫君 反論したいところですが、時間の関係で次に進みます。  北方領土問題は、ムネオハウスをスタートに疑惑が判明しました。ところが、報償費の上納問題は、森内閣から留任されている福田官房長官らにとっては外務次官をだれにするかということは、私、政治生命にかかわる問題だったと思...全文を見る
○平野貞夫君 私は、やっぱり報償費の上納問題の解明が外務省の、これなくして外務省の改革はないと思います。  ちょっと私の体験を申し上げますと、昨年、共産党がこの「報償費について」という古川メモ、現在の古川官房副長官の筆跡と言われる資料を出されたんですが、国会に出されたんですが、...全文を見る
○平野貞夫君 こんな異常なときにその特使として親書を持って行かすということはおかしいじゃないですか、総理大臣もまだ決まらぬのに。外務省は止めようとしませんでしたか。
○平野貞夫君 私の調査によりますと、外務省はやっぱり大分抵抗したようなんですが、このときに、五人組と言われる密室で森後継を決めた方たちがお前行けということを決めているようですね。  そこで、鈴木・プーチン大統領代行との会談の内容は何だったか教えてくれませんか。
○平野貞夫君 このときにはもう昏睡状態で、もう総辞職も決まっているときですよ。  それから、報道によりますと、鈴木さんは、プーチンさんに小渕親書を渡すときに小渕首相の最後の言葉ですと言って渡したという報道があるんですよ。こんなばかなことないでしょう。外務大臣、どうですか。
○平野貞夫君 その後継首相の予定者の首脳会談の日程を決めたり、まだ国会で首班指名していませんよ。国会をないがしろにしていますよ。こんな憲法の運営はないと思います。どうですか、どう思われますか、総理、こういうやり方。
○平野貞夫君 今日は時間がありませんので後ほどまた整理しますが、要するに、今日総理が四島一括論を打ち立てられましたから安心しましたが、鈴木さんはずっとそれ以来、二島先行の方に流れを作り作りとしている、それが一連の北方領土疑惑なんですよ。  したがって、鈴木という政治家は、外務省...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  次に移ります。  法務省にちょっと聞きたいんですが、例の北方領土の発電設備のことで、巨額な消費税が支払う必要ないと分かりながら支払ったということがあります。  仮に、支払う必要がないということを承知した上で支払ったとすれば、その責任者は私は犯...全文を見る
○平野貞夫君 場合によっては背任罪の可能性もあると私は理解します。  なぜ私、この問題にこだわるかといいますと、総理、日本、ロシア両国の専門家から私は教えてもらったんですが、この金は、この消費税分はアングラマネーとなって、日ロで折半して、ロシアの分のうち約一億円がロシアマフィア...全文を見る
03月15日第154回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○平野貞夫君 先ほど鈴木宗男さんが自由民主党を離党されたという、されるという記者会見をやられたようでございますが、川口大臣と塩川大臣に、この鈴木宗男さんの離党をどう思われるか、感想を、ちょっと恐縮でございますが、お聞かせください。
○平野貞夫君 いずれ、また後ほどこの問題を議論してみたいと思いますが、外務省は鈴木宗男さんに関する内部秘密資料を積極的に公開されました。結構なことだと思います。  そこで、秘密指定を解除した文書の数、それから概要について説明してください。
○平野貞夫君 大臣でなくても結構ですから。  そうすると、今朝辺りの報道では、外務省の都合の良い情報だけ公開しているという報道があります。それから批判もあります。どういう基準で、どういう方法で公開したでしょうか。これもあれですか、後で。
○平野貞夫君 私は、この資料を公開したことを批判しているわけじゃございませんが、私どもは気が弱くて余り要求していないんですね。それで、出てくるわ出てくるわでびっくりしている状況で、ただ考えてみますと、やはり一定のルールがあってしかるべきだと思っています。  これはあれですか、小...全文を見る
○平野貞夫君 やはり、この情報の管理と公開については一定のルールを持って対応すべきだという意見を申し上げておきます。  鈴木宗男さんをめぐる様々な問題の根本原因は何だとお考えでございましょうか、大臣。根本問題。いわゆる外務大臣としての基本認識。
○平野貞夫君 最初の質問で、答える体制できたでしょうか。公開した文書の数と概要。
○平野貞夫君 川口大臣らしい政と官の関係の在り方の問題だという、よく分かります。  そこで、ちょっと質問の、それはそれとして一つの話だと思いますが、考え方だと思いますが、私は、この問題は鈴木さん個人の問題あるいは離党という問題だけでないもっと根本的なものがあると思うんです。いわ...全文を見る
○平野貞夫君 委員長の御了解を得まして資料を配付しておりますが、私は、この今申しました政権ぐるみの構造疑惑であるということを、完璧に証明できるわけじゃございませんが、それの参考になる資料を自分で作りました。しかし、これはいずれ政府とかあるいは官の資料を参考にして整理したものでござ...全文を見る
○平野貞夫君 官房長官、お見えになりましたので、恐縮でございますが、官房長官も昨日辺りから御心痛でございました鈴木宗男さんのことでございますが、今日、離党を声明、記者会見されています。それについて、官房長官の御感想、御所見をお聞きいたしたいと思います。
○平野貞夫君 もう一点だけお尋ねしたいんですが、今お見えになる前に外務大臣と意見交換していたんですが、私は、官房長官、この鈴木氏を中心とする疑念があったというお話だったんですが、橋本、小渕、森政権と続くいわゆる対ロシア外交政策の中で、鈴木さんが言わば御自分の選挙区に近いということ...全文を見る
○平野貞夫君 官房長官とはこのことについて私、時間の関係で議論しませんが、私どもは今日、幹事長談話を自由党としては出しまして、これは完全に構造疑惑であり、しかも俗に言うトカゲのしっぽ切りでございますか、鈴木さんの離党で問題を糊塗する自民党のやり方は、私たちは許してはならぬという声...全文を見る
○平野貞夫君 はい、分かりました。  領土問題に返ります。  外務大臣、先ほど政府に二島返還論はなかったということでございましたが、二島先行協議というのはありましたか。
○平野貞夫君 先ほど配付した資料を官房長官にも渡して、ちょっと見ていただければ有り難い。質問はしませんから。  それは今の方針ですね。四島のうち二島、二島ですね、これの並行協議というのは、同時並行協議という議論は政府部内にございましたか。
○平野貞夫君 このイルクーツクのこの同時並行協議方式の日本側からの提案というのは、日本の政府の方針でございますね。
○平野貞夫君 そうしますと、小泉内閣で現時点でどういう方針かというのはよく分かりました。  しかし、この同時並行協議というのは、結局は二島先行協議に持っていく延長線のものじゃないかと私は当時の報道とか当時の専門家の意見を聞いているんですが、その点はどういう見解ですか。
○平野貞夫君 私の持ち時間あと二分しかありませんので余りこれ追及しませんが、日ソ共同宣言では、いわゆる国民の理解は、島を魚で売ったと言われたんですよね。要するに、歯舞、色丹だけだという前提で事が推移したんですよ。そのころ有名な政治家が非難されたんです。  ですから、私、結論的な...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○平野貞夫君 昨日、鈴木宗男氏を衆参の有志議員が東京地検に告発しております。当委員会の小川先生もその一人でございますが、現時点でどのような取扱いになっているでしょうか。
○平野貞夫君 議院証言法では、訴訟条件といいますか、として当該委員会、たしか三分の二の議決での告発というのが必要だという規定があるんですが、この種の手続、私は個別の問題をやるつもりはございませんから、手続論をお聞きしたいんですが、この種の告発というのはだれでもできるんですか。
○平野貞夫君 報道も若干混乱があるようでございますので、そうすると、昨日の告発は訴訟条件を伴うその種の告発でなくて刑事訴訟法に基づく告発だということだと思いますが、昨日の告発もやっぱり捜査の対象になるわけでございますね。捜査は始まるわけですね。
○平野貞夫君 その場合に、強制捜査もその方法になりますか。
○平野貞夫君 分かりました。例外的に強制捜査も状況によってはあり得るというふうに理解いたします。  さて、捜査の結果、検察側が偽証であるという心証を得た場合どうなるかという問題が出てくると思いますが、常識的に考えますと、当該委員会に三分の二の議決による告発をしてくれということを...全文を見る
○平野貞夫君 そうすると、全く国会に任せっきりということでございますね、その判断は。
○平野貞夫君 国会が判断するには材料が要るんですが、その材料は法務省として国会に提供しますか。
○平野貞夫君 ロッキード事件のときには、たしかこれ偽証罪が幾つかあったわけですが、法務省から非公式に告発の手続を取ってくれという要請があったと私は記憶しております。  法務省側はどういう認識でしょうか。
○平野貞夫君 分かりました。捜査に障害のない形でのコミュニケーションというか情報、そういったものはあるだろうというふうに私の方で一般論として理解いたします。  先にちょっと確認なんですが、先ほど刑事局長、今回の告発を刑訴法の二百三十九条ということ、そう聞いたんだけれども、それで...全文を見る
○平野貞夫君 恐縮ですけれども、二百三十九条には一項と二項があるんですが、二項のどっちの中に入っていますかね。一項は「何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。」、二項は「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければなら...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  そうしますと、私、二項の「官吏又は公吏」ですか、これは例えばあの場合、衆議院の予算委員長なりあるいは予算委員のメンバーだったら、この二項に当たるんでしょうか。
○平野貞夫君 それでは、外務大臣の場合はこれは当てはまりますか。
○平野貞夫君 そうしますと、告発した二つの要件以外にもいろいろ問題があると思いますが、外務大臣は衆参の予算委員会とか関係委員会で、無限定の秘密資料を公開して徹底的に鈴木問題等の解明に当たるという答弁を何度も繰り返しておるんですが、一般論として、あそこの鈴木さんの証言が偽証であると...全文を見る
○平野貞夫君 失礼しました。余り固有名詞や固有の委員会の名前出したから問題だったんですが。  Aという委員会でBという人が証言したと、そう言えば一般論になりますから。そして、Cという大臣がそのBという人の証言に対して、自分の職務上、これは偽証であるというようなことをお感じになる...全文を見る
○平野貞夫君 私はそうは思いませんですがね。この二百三十九条の一項が原則であって、それの特別法的なものが議院証言法、もう一つ特別的なやり方がこの二項の官吏等の義務じゃないかと思うんですが、私の考え方間違いでしょうか。
○平野貞夫君 尊重されるべきであると考えているという気持ちは分かるんですが、これの解釈権はどこにあるんですかね。だれが持っていますか、この判断権といいますか、今この二人で議論している。
○平野貞夫君 しつこいようなんですが、これ手続論で申し上げますが、仮にCという大臣がこの二百三十九条の二項の手続で東京地検に告発した場合に、それは受理されますかね。受理しますか。
○平野貞夫君 ちょっとこの議論は残しておきます。私は、ただいまの答弁を納得しないということで、今日のところは終わっておきます。  なお、恐縮でございます。ムルアカ氏の偽造パスポート等の問題については、江田五月先生が今日お尋ねしているようでございますし、それから明日も委嘱審査があ...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○平野貞夫君 私は、国会改革連絡会という会派の自由党に所属している平野でございます。  両公述人にお尋ねいたしますが、必ずしも自由党の政策を言うわけじゃございませんで、個人の政策を言いますので、ちょっと誤解のないようにひとつ。  私は、あらゆる経済政策の最終目標というのは、就...全文を見る
○平野貞夫君 私は、資本主義である限り不良債権って出てくるのは当たり前だと思っております。ただ、なるべく多くしないように、なるべく健全に不良債権をするのが政治の仕事だと思います。ですから、不良債権を優良債権にするということは、すなわち仕事を中期的にも作っていくことだと思いまして、...全文を見る
○平野貞夫君 問題は、やっぱり働き方の問題だと思います。そして、新しいこの二十一世紀の情報化社会の中での働き方のルールといいますか、あるいは知恵というものが私たち政治家も含めて十分研究されていないということではないかと思いますが、私も国債を使って、この失業の多いときに、不況のとき...全文を見る
○平野貞夫君 実は、無責任なことは言えませんが、今年の予算でも十八兆ちょっとぐらい、いわゆる社会保障費というのが計上されておりますが、社会保障費だって見方によればいろんな団体、様々な談合、なれ合いという仕組みの中で裏表の政治資金に環流をされています。まして、公共事業の場合に丸投げ...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございました。
03月20日第154回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○平野貞夫君 先般、森山法務大臣は、大臣所信の中で、人権の世紀と言われる二十一世紀にふさわしい人権尊重社会を実現していきたいという趣旨の所信を述べられております。誠に結構なことでございますが、大臣の人権についての認識みたいなものをちょっとお聞かせいただきたい。基本的人権というもの...全文を見る
○平野貞夫君 この二十一世紀が人権の世紀と言われるというのは、何か二十一世紀に人権について特別な問題というか、二十世紀とは違った二十一世紀の人権にかかわる特殊な問題があるという御認識でしょうか。
○平野貞夫君 いつも尊敬しております森山大臣にこんなことを申し上げるのは失礼かと思いますが、私、二十世紀の人権と二十一世紀の人権、決定的に違う要素があると思うんですよ。それは、情報化社会の人権をどういうふうにルール化するかという問題が現代の我々の課題じゃないかと思うんですよ。 ...全文を見る
○平野貞夫君 現在の矯正あるいは更生のシステムというか考え方に何か問題があって、これをやっぱり改善していかなきゃ駄目だと、こういう意識があるんですか。
○平野貞夫君 実は、ちょっと私、ショックを起こした報道といいますか、ものがあったんですが、サンデー毎日の三月三十一日号の山本集さんという人のコラムですね。コラムの中に、「日本の刑務所は決して受刑者を更生させる施設にはなっていない。むしろ、さらに悪い人間を作るところだ」という、こう...全文を見る
○平野貞夫君 率直に申しまして、私も余りこういう世界に経験がないんですけれども、例えば、これは教えてもらいたいんですが、受刑者でも基本的人権というのは持っているんでしょう。
○平野貞夫君 ちょっと基本的なことを教えていただきたいんですが、受刑者が、面会ですか、面会をする場合の今のやり方というのはどういうやり方でしょうか。
○平野貞夫君 分かりました。  私どもは知っておかにゃいかぬことだったと思いますが、ただ、その監獄という言葉もいかにも人権を無視した用語だと思うんですがね。これは明治時代に作られた言葉でしょうが。  受刑者が病気になった場合にどういうような対応をされていますか。
○平野貞夫君 この程度でこの問題はやめておきますが、人権の世紀と言われる二十一世紀でございますので、罪を犯したということに対するそれは責任は取ってもらわにゃいけませんですが、社会復帰して立派に生きていってもらうためにも、刑務所の中の様々な処遇の在り方というのは大事な問題だと思いま...全文を見る
○平野貞夫君 国連の人権委員会というのがございましたね。あそこが日本の人権擁護の在り方について意見を出していましたですね。これの影響は受けていますか。
○平野貞夫君 私も十年間法務委員会をやらされていまして、この同和問題から来る人権問題というようなことは多少知っているんですが、どうもそのときの話と様子が違っておるという印象を持っておるわけなんです。  私どもはそのころ野党で、人権擁護の推進審議会のようなところに同和問題を一般化...全文を見る
○平野貞夫君 人権は守らなきゃ駄目です。それから、人権侵害に対してはきっちりとしたやはり国家のルールがあっていいと思います。しかし、事報道、マスコミということになりますと、やはりその社会の自由性といいますか、とのかかわりができてくるわけなんですよ。  たしか国連の勧告にもメディ...全文を見る
○平野貞夫君 犯罪被害者だけを対象にしているんですか。
○平野貞夫君 時間がありませんからこれで終わりますが、これを拡大解釈した場合に、やっぱり政治家の行為というものに拡大される。要するに、ひところありました政治家の様々ないろんな報道をこういう、この法律だけじゃないですけれども、いわゆるメディア規制に使われる、乱用される可能性があると...全文を見る
03月26日第154回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は渡辺秀央先生が質疑をする予定でございましたんですが、ピンチヒッターとして参りました。国会改革連絡会というのは、御承知のように、無所属の会と、それから自由党の人たちによって構成されておりまして、議題になっております二つの法...全文を見る
○平野貞夫君 またいずれ大臣とこの憲法の地方自治の在り方については議論できる機会があると思いますので、分かりました。  大臣、素人っぽい質問をして誠に恐縮ですが、現在の地方自治体の財政状況、交通信号で言うならば、青、黄、赤と三つあるんですが、どの部分に大臣はあると御認識でござい...全文を見る
○平野貞夫君 大変率直なお話、分かりやすかったんですが、ならば、いかなる今後戦略と戦術をもってこれに対処していくべきか、大臣の御覚悟をひとつお聞きしたい。
○平野貞夫君 もっともなお話なんですが、これはもういっときも許さない非常事態だと思います。  という状況の中で、この議題となっている二つの法案、もう今年辺りから地方自治体の財政を大改革する、あるいは財源について大臣が御主張されるような配分を行うような体制をもう作らないかぬと思い...全文を見る
○平野貞夫君 大臣が森内閣のときですか、昨年、一昨年ですか、要するに平成十四年度から地方交付特別会計の民間借入れはやめるということで御決断され、これ私はやっぱり改革の一つの方向だと思いますが、ところが、この法律といいますか、この国会の問題では国の財源不足という、そういう理由で借入...全文を見る
○平野貞夫君 大臣の御苦労は分かるんですが、小泉総理は施政方針演説で、国と地方の役割や税財源配分の在り方の見直しに取り組むということを、あれ一月でしたか、言明しています。恐らく大臣も総理との間でいろいろやり取りがあったと思いますが、やっぱり小泉総理としては、私は非常に、小泉総理に...全文を見る
○平野貞夫君 もしありましたら。
03月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○平野貞夫君 今日は締めくくり総括ということでございますので、ちょっと外務大臣に確認をしてみたいと思いますが、問題の支援委員会、これ、存続するのか廃止するのかどう変えるのか、もうお決めになっていると思いますが、いかがですか。
○平野貞夫君 塩川財務大臣が時折国会の中で、この予算で十億ちょっと付いていますかね、支援委員会に、これを執行停止する、凍結するというような発言をしばしば耳にしたんですが、どういう御所見でございますか。
○平野貞夫君 私の思い込みでしょう、凍結というのは。  本当はODAも含めて、あれは鈴木宗男さんが特別委員長でまとめたものですから本当は凍結すべきですが、今日はもうその程度で終わりますが、そうすると外務大臣、専門委員会の結論が出るまではその十億というのは執行はしませんですね。
○平野貞夫君 分かりました。  とにかく大問題だったことですので、国民の納得いく方法をよく配慮して対応していただきたいことを希望しておきます。  次に移ります。  昨日、文部科学省の調査検討会議は最終報告をまとめました。二〇〇四年にも国立大学を独立行政法人化をするという内容...全文を見る
○平野貞夫君 私はその改革に反対しているんじゃないんですよ。教育とか社会保障とか、そういう人間の根本にかかわることについて市場化するということは非常に問題があるということを指摘しているわけなんです。小泉構造改革の国民に誤解されているのはその部分ですよ、と僕は思うんです。もうこれ以...全文を見る
○平野貞夫君 私は、ほぼ一年間、小泉総理の悪口ばかり言ってきたんですけれども、この教育の理念においては非常に賛同するんです。特におととし、総理になる前、個人演説会でしつけと読み書きそろばんが大事だという、それから教師が、教員をちゃんとすることが大事だという、これ私、賛成なんです。...全文を見る
○平野貞夫君 全国的な傾向でもあると思うんですが、例えば四国、高知大学ではもうほとんど教育学部を廃止する方向になっておるようなんですが、教育学部というのは昔の師範学校。師範学校というのは昔の藩校のやっぱり精神を継承しておりまして、やっぱり地方の時代、地方の文化、歴史、伝統、その中...全文を見る
○平野貞夫君 理屈としては分かりますが、申し上げておきたいことは、例えば高知大学教育学部、それから附属のいろいろな機関、これ高知師範の伝統、ここは野中兼山が創設した土佐南学の伝統でやっておるんですよ。それで、四国で統一されて、例えば愛媛大学の教育学部に持っていって、なもしなもしの...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  辻元さんのああいう形での議員辞職という展開があるわけですが、現時点で鈴木宗男さんについて、議員辞職についてどのような、私はすべきだと思うんですが、総理はどのような御見解でしょうか。
○平野貞夫君 そのことの論評はやめます。いろいろあるんですけれども、これは私の品格にかかわりますから言いません。  ただ、もう一点聞きたいのは、総理が政局の分析をして、このまま政権がもてば必然的に二年後に衆参ダブル選挙になる、参議院というのはダブル選挙ほど楽な選挙はない、金が掛...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  ただ、この伝えられているメモによると、やはり参議院を相当侮辱、参議院議員を侮辱した話なものですから、それで私はあえて取り上げたわけなんです。  そこで総理、私、言いにくいことをあえてなぜ言ったかといいますと、この間、三月二十四日、総理の恩師の加...全文を見る
○平野貞夫君 残りの時間でちょっと言いたい放題なことを言わさせてもらいますが、私は、七十代ちょっと前半から以降の日本人には教育というのはできていないと思うんです。知識人知識人と言っているけれども、知識人じゃないですよ、あれは、実に。中にはいますよ、立派な人が。これはやっぱり本当に...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○平野貞夫君 大臣、冒頭に、誠に事前に話をしていなくて突然ですけれども、大臣の御意見、御感想を聞きたいんですが、大臣は戦後の女性の職場進出といいますか、社会的活動をなさった代表的な模範の方なんですが、実は最近、政策秘書を始め公設秘書の問題が非常に、社会的責任あるいは法的責任を含め...全文を見る
○平野貞夫君 これ以上申しませんが、大臣もだんなさんが国会議員でいろいろ大変な御苦労をなさったと思うんですが、むしろこういう子育てをやりながらそういう仕事ができるという制度といいますかシステムを作るのが、作るべき、そっちの方に欠陥があるわけでして、政策秘書をやっているということを...全文を見る
○平野貞夫君 数字でなくて、犯罪の質みたいなものの傾向というのを説明してくれませんか。
○平野貞夫君 そこで、犯罪が悪化する責任は我々政治にもあると思いますが、しかし一言で政治に責任があるということでも済まされない問題だと思うんですが、この犯罪の質の変化に対してどう対応するかということは、もちろん司直の制度の整備だけじゃなくて、そういう犯罪を犯した人が刑を終わって、...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  この更生保護事業というのもやっぱりそういう傾向を前提にしたといいますか、そういったものに対応するような整備が必要になると思うんですが、ちょっと角度を変えてお尋ねしますが、更生保護事業の中で、要するに雇用の問題ですね、出所した人がどこかに勤める、な...全文を見る
○平野貞夫君 大臣、もっともっとこういう人たちには国ができる限りの経営あるいは仕事のお世話、そういう配慮が要るんじゃないかと思うんですがね。六百万程度の予算でとてもこれ、犠牲的に協力してくれる人に気の毒だと思いますが、ちょっと力入れてやってくれませんか。  私、予算委員会とちょ...全文を見る
04月10日第154回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。  約一年間にわたる国民主権と国の機構というテーマの調査を総括して、二つの問題を申し上げたいと思います。  一つは、国民主権の根源は憲法制定権であり、これを機能させる制度を整備していないことは近代立憲国家とは言えないという問題で...全文を見る
04月11日第154回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○平野貞夫君 私は、刑事法規の全くの素人でございます。それから、受刑の体験もございません。したがいまして、今朝から法務委員の先生方の質問でほとんど聞こうと思っていたことを問われまして、これから私がお尋ねすることは場違いで失礼なお尋ねがあるかも分かりませんが、御容赦願います。  ...全文を見る
○平野貞夫君 この受刑者の申出というのは、法的性格はどういうものですか。権利なんですか。
○平野貞夫君 関心の表明。
○平野貞夫君 どんな字を書くんですか。
○平野貞夫君 受入移送の場合、法務大臣、それから東京地検ですか、それから東京地裁というところで手続がそれぞれ取られるわけですが、東京地裁が却下、いわゆる審査の結果、それを了解しない場合、その希望の表明をした人は例えば東京高等裁判所に救済の申立てをすることはできますか。
○平野貞夫君 司法の中に入ったら、やっぱり憲法で言う再審制度というのは機能するんじゃないですか。
○平野貞夫君 もう一回申出しろという方法があるということでしたが、じゃ、この問題については一事不再理というのは機能しないということでしょうね。
○平野貞夫君 先ほど井上先生のお話にもありましたように、やっぱり外国では様々な状況が違いますから冤罪ということだって結構あると思います。  それから、仮に東京地裁の決定が最終決定だと言うんだったら、その文面をやっぱり法文の中に書いておくのが私は筋じゃないかという主張をしたいわけ...全文を見る
○平野貞夫君 となりますと、受入れの申出のことについてはちょっと言いません、これ以上。  甚だ失礼でございますが、法務大臣の周辺の縄張なり、地検の縄張なり、あるいは裁判所の地裁の縄張に、この人権侵害による行為が仮に起こった場合、この人はこの法律が制定されれば、人権委員会に人権侵...全文を見る
○平野貞夫君 何だか人権擁護法案の審議みたいになって申し訳ないですけれども、この人権委員会というのは法務省の外局でしょう、法務省の外局でしょう、この案は。東京地裁で決定したものに対して、裁判所で決定したものに対して法務省の外局で今度は形を変えて審査するということになるんでしょう。...全文を見る
○平野貞夫君 大臣としてはそういうことでしょうけれども、やっぱり僕は致命的な問題点があると思いますので、国会が修正するということになったら、これはもう大臣も異論はありませんわね。
○平野貞夫君 私は十年近く、何か知らぬけれども、法務委員ばかりやっているんですけれども、法務省の出した法案に反対したことは一回もないんですよ。かなりな協力者、野党になったり与党になったりすることは何回もありますけれども。  そこで、このままだとこれはかなり、やっぱり論を張るだけ...全文を見る
○平野貞夫君 はい、分かりました。素直なときには素直に分かりますので。  今朝から日本の刑務所がいいか外国の刑務所がいいかという話が大分出ていたんですが、昨年十二月の朝日新聞の記事に、「日本の刑務所は、作業中は私語もわき目もだめ、従わなければ懲罰、と管理が極めて厳しい。自国での...全文を見る
○平野貞夫君 いずれにせよ、こういう法、条約を、遅きに失したとも言えますが、批准して法律を作ると。それだけ国際化というのが進んでいるわけですが、問題は、やっぱり明治時代にできていた監獄法をいつまでも片仮名のまま、しかも考えようによっては差別用語を一杯並べてこの二十一世紀に生かして...全文を見る
○平野貞夫君 これ以上聞くとちょっとぼろ出ますので、これで終わります。
04月23日第154回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派の中で、自由党に所属しております平野貞夫でございます。  弁護士と司法書士が協力関係を深めることが国民のためになるということ、先ほど児玉参考人、大変貴重な御意見を聞かせていただいたんですが、そこで、現在どのような協力関係で行われているか、そ...全文を見る
○平野貞夫君 先ほど来、お話が出ていました司法書士さんの都市集中の問題なんですが、弁護士過疎という言葉があるわけなんですけれども、私、出身地、高知県でございまして、高知県の西の方は弁護士過疎どころじゃなくて司法書士過疎なんですよ。そこで、もちろん高齢化の現象もございます。  や...全文を見る
○平野貞夫君 率直に言いまして、この法律で司法書士さんや土地調査士さんの業務を拡大しましても、やがてもう十年来ないうちに、大々的に弁護士さんを増やしても仕事の業務というのは拡大するし、国民からの要望、業務に対する要望というのはどんどん増えていくと思います。これは経済社会の変化とい...全文を見る
○平野貞夫君 日本の場合、明治時代は弁護士さんのことを代言人、それから司法書士さんのことを代書、こう言ったわけです。代言人と代書というのはそんなに変わらなかったんですよね、何といいますか、社会的位置付けも。それが大正、昭和と進むにつれて非常に大きな格差が出た。  それで、弁護士...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございました。
○平野貞夫君 先ほど法務大臣から、昨日の大阪高検前部長逮捕の報告がございました。誠に残念なことでございますが、いずれ集中的な質疑をする機会があると思いますが、参議院のこの法務委員会で積極的に大臣から御説明、報告があったことは私、多といたします。これ聞かれて言うようでは、これはやっ...全文を見る
○平野貞夫君 私、これ、検察の不祥事、検察の権威を逸したという、そういう矮小化した問題でとらえるべきじゃないと思います。法務省全体の問題として、これはなぜこういうことが起こるか、そして今後こういうことを起こさないようにするためにはどうするべきかということを、私たち国会としても当然...全文を見る
○平野貞夫君 弁護士さんを増やすということも大事ですし、それから法人化によってそういう過疎地、弁護士過疎問題を解決していただかなきゃなりませんが、少々増やしたって私はなかなかこれは解決しないと思っています。  今朝の参考人質疑でも申し上げたんですが、例えば高知県の西部、中村市、...全文を見る
○平野貞夫君 これは国がやることじゃないかも分かりませんが、弁護士連合会だとかそういうところで、やっぱりそれだけの地位の高い、教養の高い、しかも知識の高い人たちの社会への活用というのはやはり地域的にも平等であってほしいという面から、何かやっぱりそういう連合会等ででも特別な配慮をし...全文を見る
○平野貞夫君 是非、積極的にそういう分野を拡大していただきたいと思います。  私、弁護士さんと司法書士さんとを見てみますのに、この制度の背景に日本人の法意識の矛盾といいますか、あるいは問題点があると思います。  日本が近代化したときに、英米法でいくか、大陸法、ドイツ法のような...全文を見る
04月24日第154回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野と申します。  今日、先生に基本的人権についてお話を伺うというテーマをこちらから出していてこんな質問するのは甚だ申し訳ないんですが、よく考えてみますと、基本的人権という言葉の読み方でございますが、憲法十一条にはファンダメンタルヒューマンライツと...全文を見る
○平野貞夫君 それじゃ、余りこだわらないようにして考えてみたいと思います。  先生のお話の中にもありましたんですが、基本的人権の内容や性格が歴史的な発展してきたというお話があったんですが、この現憲法というのはそういう歴史的遺産の人権も踏襲していると思いますし、それはそれで結構だ...全文を見る
○平野貞夫君 そこで、二十一世紀の憲法というのはどうあるべきかという、どういう変化というより発展、認識の発展がどうされるべきかということがテーマになると思いますが、私、文明の変換といいますか、産業、工業社会から情報技術社会へ激変している。もう情報社会になったと思うんですが、情報社...全文を見る
○平野貞夫君 それと、やはり市場経済原理といいますか、非常に過熱した、異常にいびつに発達したマネーゲーム、この資本主義がいいかどうかという問題も一つあると思います。  そこで、私は政党は自由党に所属しているんですが、自由党で憲法を作る基本方針という中で考えていますのは、二十世紀...全文を見る
○平野貞夫君 直ちにというわけじゃございませんが、憲法問題として議論をしなきゃいけない問題として、平等とか自由という十八世紀にできた概念の見直しといいますか、これが必要だと思う。  私たちは、創造的自由とか創造的平等というものをどう概念付けるかということを党ではやっておるわけな...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございました。
04月25日第154回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○平野貞夫君 法務大臣、三井容疑者の逮捕を知った時刻は何日の何時何分ですか。
○平野貞夫君 前の日の晩ということでございますね。
○平野貞夫君 そうすると、刑事局長、検事総長も事前にこれは知っていたわけですね。
○平野貞夫君 率直に言いまして、森山法務大臣もそれから原田検事総長も立派な方で、近来にない見識を持っている人だと私は個人的には思っておるんですよ。そういう人たちの就任しているときにこういう事件が起こったというのは、本当に私、不幸だと思っています。それから、この問題は展開の仕方によ...全文を見る
○平野貞夫君 ここのところが問題なんですよね。要するに、口封じなのか口封じでないのか。鳥越さんも、私もよく知っているんですが、彼のインタビューとのかかわり、私も余り追及したくないんですけれども、ここがやっぱり、決して口封じではないと、当然のことを検察はやったんだということの証明に...全文を見る
○平野貞夫君 いや、あなたは本当に立派だよ。そこまで言っていただければ私はこれ以上追及しませんが、私は口封じでないと信じていますよ。  昨日もある先生から、国連、自由党はもっとそこのところを突けと言われたんですけれども、私は多少遠慮しておるんです。もうそれは分かりました。それ以...全文を見る
○平野貞夫君 これは、あれだけの報道がありますから私は事実だと思いますが、野中先生から法務当局に、三井からこんな話があったというふうに連絡というか、そういうものはありましたか。
○平野貞夫君 刑事局長としては承知していないということは分かりましたが、刑事局長以外の人がそういう連絡を受けたかどうかということは、これは分からないということですわね。これは刑事局長さんが答弁できる問題ではございませんわね。その可能性も私はないとは限らぬと。そこら辺も一つの問題。...全文を見る
○平野貞夫君 それでは、私どもはもう平成十年ごろからそういう情報を持っていましたし、かなりいろいろな話を聞いていたんですが、十一年四月と言われる、内部告発と言われるいろんなものに対して法務省としてはどういう対応をなさったんですかね。
○平野貞夫君 そこのところが、多くは私はやっぱり人事に対する不満というのが一つはあって内部告発というのが行われると。そして、批判されるような調活費の使い方も、それはあったと思います、その批判され方の度合いというのはいろいろあると思うんですが。  これはなかなか難しいんですが、内...全文を見る
○平野貞夫君 ひとつ調査といいますか、これは逆に検察官の名誉にもかかわることでございますので、調査して後日報告していただきたいんですが、やはりこの三井容疑者の一つの問題として、財テクですね。その財テクの方法が競売物件を入手するということでございますね。やっぱり検察とか裁判所とかと...全文を見る
○平野貞夫君 商法の改正というのは、ここ、おととし辺りから閣法、議員立法、入り乱れて提案されまして、専門家の人たちはそれはよくお分かりでしょうけれども、私のような頭の悪い、緻密な議論のできない人間にとっては、これ何をやっているのかさっぱり分からぬ。結構、商法の改正というのは根っこ...全文を見る
○平野貞夫君 そうすると、その根本問題にかかわるものは一応今回でというお答えだったと思いますが、大臣、こういう商法の段階的改正、これはやむを得ない部分もあったかも分かりませんがね、こういうことをやるとどういうことが抜けるかといいますと、理念的なものが抜けるんですよ、非常に技術的な...全文を見る
○平野貞夫君 何月ですか。
○平野貞夫君 たしか中間案といいますか中間試案は出されている。それはいつごろですか。
○平野貞夫君 それで、最終答申案というのはいつなんですか。
○平野貞夫君 そうしますと、中間案が四か月ぐらいで、三か月ぐらいですかね、実質三か月ですね。それで、最終答申案が十か月ぐらいになりますかね、実質。  そのバランスが取れないと言ったらおかしいんですが、問題は、私が知りたいのは、国会の審議も大事でございますが、そこの答申案にやっぱ...全文を見る
○平野貞夫君 これだけの大改革をするということならば、法制審議会のそのパートでは、当然、日本の資本主義といいますか市場経済のシステムですか、これの動向、あるいは将来どうあるべきかという議論がなされたと思いますが、局長はその部会に入っていたと思うんですが、そういう日本の市場経済のあ...全文を見る
○平野貞夫君 余りにも専門家というか、あるいはその会社の企業経営の当事者ばっかりで構成されていると。こういうやっぱり基盤になる法改革には、私はもうちょっと、博学の士といいますか、全体の世の中を総合的に観察する人たちの意見も、当該部会での意見もあるべきだと思います。  そこで、こ...全文を見る
○平野貞夫君 そこなんですが、私は誤解していたんですが、コーポレートガバナンスというのは、株主と社会といいますか、あるいは国民ですか、そのために企業統治というのが、コーポレートガバナンスがあると思ったら、ちょっと本読んでみると、株主だけのためという概念ですね。今も、答弁もそうです...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  勉強させていただいて有り難いんですが、そういう理念というか考え方を、会社法規といいますか、商法の中に規定していくべきじゃないですか。
○平野貞夫君 今回、一連の改正というのは、戦後の中で最も大きな改正です、GHQが作ったベース以来の。そのくらいなことは私にも分かるんですが、ならば、実務法だというだけじゃなくて、これだけの大きな改正をしていますから、商法の目的なら目的の中に今後の商法規の運用に当たってはこういう考...全文を見る
○平野貞夫君 日本人の構成する会社で、ゼロとは言いませんが、理念を求めて会社経営する人はほとんどいないと思うんですよ、それは、雪印を見たってどこを見たって。それから、余り頭にきて物を言うと良くないんですけれども、三月にやった政府のデフレ対策、株価対策、あれは政府のインサイダー取引...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  それからもう一つ、今度の改正案の中で株主総会の場合の特別決議の定足数の引下げ、やっていますね。これもコーポレートガバナンスの確保に逆行する考え方じゃありませんか。
○平野貞夫君 これはやっぱり考え方でして、会議体の定足数というのは大事なんですよ。この委員会でもこれ定足数欠けているんじゃないですかな。それは、やっぱり参加する人間の意識の問題なんですよね。だから、余り理屈は言いませんが、理屈は言いませんが、株主になるなら株主になるだけの株主さん...全文を見る
05月08日第154回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野と申します。  先生の御説明になったお話の各論といいますか、あるいは周辺の話になるかも分かりませんが、ちょっと都合が悪ければそのままで結構でございますので、教えていただきたいと思います。  先生のお書きになった本とか研究なされたテーマの中に、...全文を見る
○平野貞夫君 別の角度からもう一度お尋ねしますが、多数者の意思といいますか、多数決の原理といいますか、あるいは限界という議論もあると思いますが、これにはやはり基本権とのかかわり、いわゆる基本権については多数決で侵してはならぬとかというような関係で関連があるんじゃないかと思うんです...全文を見る
○平野貞夫君 最初の先生の説明の中に、基本権について、国家が憲法典で個人としての権利を保障したものであると、そういう趣旨のお話があったんですが、その基本権を保障するのも、あるいは侵害するのも、全部じゃないですが、やはり国会の立法権といいますか、立法行為のプロセスの中に重要なポイン...全文を見る
○平野貞夫君 それじゃ、続けて質問しましたら、そうしたら分かると思いますので。  立法の過程における配慮といいますか、少数者の権利、基本権に対する多数決の限界を意識するというのが我々国会議員にとっては非常に大事なことだと思っておりますが、そうなると、国会を構成するメンバーの一人...全文を見る
○平野貞夫君 私が申し上げたいのは、基本的人権、基本権というのは国会の多数決でもこれは侵しちゃいかぬと、もし侵した場合には、それは司法権が判断すると、そういうことを先生おっしゃっていただいたんですが、できれば裁判所まで持っていかなくて、国会でそういう立法しないのが一番いいわけなん...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。御迷惑をお掛けします。  私は、やっぱり基本権というのは条文に並べている抽象的なものじゃないと思います。それが保障され、それが生かされ、そういうのは様々な社会の仕組みの中で、もちろん国家機関もありますが、そういう機能として存在するものだと思っておりま...全文を見る
05月15日第154回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第2号
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○平野貞夫君 徐公述人にお尋ねしたいと思います。  朝日新聞の二〇〇〇年の二月十一日の「憲法こう思う」というインタビューの先生の記事が事務局から用意されて読まさせていただいたんですが、この中で「日本はこれまで憲法を都合のいいようになし崩し的に解釈してきました。」という厳しい指摘...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございました。我々国会議員、憲法調査会のメンバーとしまして、心して今のお話を参考にしたいと思います。  それから、同じインタビューの中で、この調査会のねらいは憲法第九条の改正にあるんじゃないかという御指摘がありますが、そこのところは是非、それだけの改正を...全文を見る
○平野貞夫君 いろいろお話をお聞きしたんですが、その言語の問題はおっしゃるとおりだと思います。イギリスから南回りで主な国をずっと日本に向けて帰ってきますと、日本に近づくにつれて言葉が分からなくなると。日本から一番ユーラシア大陸で遠いイギリスの方が、日本人、言葉が、コミュニケーショ...全文を見る
○平野貞夫君 最後に、質問じゃございませんが、前田公述人には貴重なお話を伺いまして、ありがとうございました。  特に憲法二十五条について御指摘が、これをどう実行するかということなんですが、私は、政党は自由党という政党に所属していまして、私は今の憲法をもう少し前向きに新しい文明社...全文を見る
05月21日第154回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○平野貞夫君 今日は、この商法改正案の締めくくり総括質疑のようなものでございますので、振り返りながら総括的なお尋ねをしたいと思いますが、考えてみますと、この法案は大変な法案だ、法律です。日本のこれからの経済の構造を支えるといいますか、あるいは規制すると言ってはちょっと適切でないか...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、もう分かりやすく言うと、要するにその企業を不良企業にしないこと、そしてその企業を発展させることだと、そのためのシステムだ、メカニズムだというふうにとらえてよろしいですか。
○平野貞夫君 分かりました。  それでは、現行の会社法の基本というのは取締役会を中心に置いていましたですね。取締役会で業務の決定を行い、業務の遂行は代表取締役にゆだねて、業務執行を監督して補佐すると、そして監査役という役職が執行を監査すると、こういう仕組みなんですね。これが、結...全文を見る
○平野貞夫君 この十年といいますか、あるいは二十年といいますか、過去、日本の経済社会が非常に変動を来したと。現代、大変混迷しているわけですが、一部の見方によりますと、日本の成長を成功させて豊かになった中で、特に大きな会社が急速に放漫経営になったと。それはいろいろな意味があると思い...全文を見る
○平野貞夫君 ここのところの日本の大会社の放漫経営と経済の停滞を商法のせいにはしませんよ、商法のせいにはしませんが、いささかの反省に基づいて、反省と言うのはちょっと悪いですな、時代に合わせるといいますか、そういう意味で若干の反省を込めてのこの改正案の提案なんですか。
○平野貞夫君 分かりました。  先ほど、政府参考人が人か制度かという問題は非常に悩ましい問題だという趣旨をお話しになったんですが、そのとおりだと思います。私は、幾らいい制度を作っても、基本的にあるレベルまで人の意識がいいものでないと駄目だと思う、かえって混乱するだけだと思います...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。どうか、よく言われますように、仏作って魂入れずというようなことにならないように法務当局としても努力をしてほしいと思います。  ここ数年、一連のこの商法改正というのが行われているわけですが、そのポイントの一つは、従来からある監査役会を強化充実していく方...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、一本化するということは今のところ考えてないという理解でよろしゅうございますか。──分かりました。  その次に、一番問題の社外取締役制度のことでございますが、この法改正する以前にももう既に社外取締役というのは導入していると思いますが、大会社の実態、これ...全文を見る
○平野貞夫君 これは政府参考人に聞いても無理かも分かりませんが、社外取締役制度の評価というのは大体どんなような評価がされていますか。
○平野貞夫君 そこで、この商法改正を審議されるのは法制審議会ですか、そこで、たしか中間報告では一人社外取締役とするということを義務付けるという内容だというふうに聞いていますが、これが生かされなかった。私は、これは大きな目玉だったんじゃないかと思うんですがね、今までのコーポレートガ...全文を見る
○平野貞夫君 聞くところによりますと、経団連と経済産業省が反対したという話があるんですが、それは事実ですか。
○平野貞夫君 私は、せっかくのお話ですけれども、人材不足という話は逃げだと思うんですよ。日本に人材たくさんいますよ、人口だって一億二千万いますからね。それから、最も社外取締役としてパーフェクトなことができるという人は初めからおるはずないんですよ。素質のある人を教育すればいいんです...全文を見る
○平野貞夫君 五月十四日付けの読売新聞夕刊で森山法務大臣が、この日の閣議後の記者会見でのお話が載っておるんですが、この読売修正試案についてのコメントなんですが、「いろんな意見があるのは当然のことで、建設的な意見については耳を傾け、考えていくべき材料になると思う」と、こうおっしゃっ...全文を見る
○平野貞夫君 この新聞は、まあ読売だからしようがないかも分かりませんが、「今後の国会審議での法案修正に前向きの姿勢を示した。」というコメントがあるんですが、こういうわけではないんですか。
○平野貞夫君 これは質問じゃなくて要請なんですが、この問題は、人権擁護法案だけじゃなくて、個人情報保護法案とともに今や社会問題になっているわけなんですが、実は、名前は申し上げませんが、参議院のこの法務委員会のアンケートをある団体がなさっていて、与野党ともにやっぱりこの法案の問題点...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○平野貞夫君 瀋陽の日本総領事館で起きました駆け込み事件、五人の方の生命の安全がどうにか確保されたということは良かったと思いますが、幾つかの重要な問題が残されておると思います。  そこで、内閣官房副長官にお尋ねいたしますが、昨日でしたか、二十二日の東京新聞の朝刊の報道で、この事...全文を見る
○平野貞夫君 こういう国際情報というのは非常に大事でございまして、内閣報償費もこういうところへ大いに使っていただきたいと思うんですが。しかし、新聞の記事と、それから当事者の関西大学の助教授の李さんのコメントによりますと、官邸の人でないかもしれませんが、政府関係のどなたかが聞いた話...全文を見る
○平野貞夫君 それでは、私たちの方でもこの当人の先生に確認するしかございません。分かりました。この問題はそれで以上にしておきます。  それから、せっかくの機会ですから、副長官に小泉総理の代わりにお答えいただきたいんですが。  この事件を、マスコミももちろん政治家も、日本の主権...全文を見る
○平野貞夫君 そうすると、我々、政治レベルで今日も随分そういう言葉遣いがあったわけですが、日本国の主権が侵害されたという認識は間違いなんですかね。
○平野貞夫君 不可侵権というと領事館内の領域が、もちろん日本の、国際法上、日本の領土であるわけがないわけですが、日本の、日本国の統治の権の範囲内であるという、そういう理解はできるんじゃないですかね。
○平野貞夫君 そうしますと、不可侵権というのは主権そのものではないけれども、やっぱり主権を侵されることにつながるものだというような理解をしますが、国の主権ということになりますと、日本国は、国民主権といいまして、国民に主権があると。となると、今回の問題は、日本国民の名誉なり権威なり...全文を見る
○平野貞夫君 本当は外務省の方に質問すべきでございましょうけれども、私、外務省の人と話する気にならぬものですから、今日はお忙しいところ来ていただいたんですが、どうかひとつこれからの問題処理について、何か分かったような分からぬような、国の主権が侵害されたということでなくて日本国民の...全文を見る
○平野貞夫君 それからもう一つ、この記事で事実関係をちょっと確認したいんですが、四月の二十五日の一回目の集中審議のときに、私、素人ですからね、刑事局長にちょっとこの三井さんの逮捕について、検察が確認して大阪地裁に逮捕状を請求したその時刻と許可になった時刻、教えてくれと言ったら、そ...全文を見る
○平野貞夫君 余りもうしつこくは言いませんが、メディアの在り方というのはやっぱり問題なんですよ、はっきり言って。私は、個人情報保護法も人権擁護法も反対しているんですけれどもね。やっぱりメディアも健全でなきゃ駄目です。しかし、権力でメディアを規制するということは、これはやっぱり絶対...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  それから二番目に、三井容疑者に、これは三井容疑者の言い分なんですが、三井容疑者に遺恨を抱く暴力団側の供述に振り回されて犯罪事実を構成しているという、こういう言い方をしているんですが、まさかこんなことはないと思いますが、この点についてはどうでござい...全文を見る
○平野貞夫君 大阪というところは非常に恐ろしいところでして、ここに大阪の人がいたらごめんなさい。本当に、立派な国家公務員が大阪へ行っておかしくなるケースというのはもう歴史的にあるんですよね。私はめったにあそこに寄らぬものですから幸いなんですが、いや本当に、大蔵省もそうだったでしょ...全文を見る
○平野貞夫君 そして、その例として、裏金問題の刑事告発事件の処理だと、こう言っておるんです。  この裏金問題の刑事告発事件というのは、具体的にどういう事件のことを指しているのか把握されているでしょうか。
○平野貞夫君 そこで、事実関係だけで結構なんですが、私の方も、何か幾つも幾つも告発していますので、ちょっと素人の整理じゃ十分でないと思いますが、終わったことから言っていきますと、昨年の十一月七日とそれから昨年の十一月十三日に、十一月七日の分は大阪の高検で不起訴、それから十三日のケ...全文を見る
○平野貞夫君 私の手元にも告発状の写しがあるんですが、高知市内にある高級料亭「城西館」、「浜長」、高級料亭とは思いませんがね、よく私も知っていまして。「城西館」というのは吉田茂先生が元気なころ愛用したところなんです。旅館なんです。「浜長」というのは去年つぶれたんですよ。倒産したん...全文を見る
05月29日第154回国会 参議院 憲法調査会 第7号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派でございますが、この会派は自由党と無所属の会というところが構成しているところでございます。私は自由党の所属でございます。  基本的なことを再度、何度もお聞きして誠に恐縮でございますが、両先生に公共の福祉という憲法の、英文ですとパブリックウエ...全文を見る
○平野貞夫君 大変失礼なことを申し上げますが、定義においては両先生ともそう違わない印象を受けます。  私は、率直に申しまして、この公共の福祉という言葉が物すごく軽い。本当はもっと重い、そのパブリックなんという英語は物すごく何というか重い言葉だと思います。公共の福祉に反しない限り...全文を見る
○平野貞夫君 十三条の変遷といいますか発展といいますか、私はそういうような理解をするんですが、これ誤解のないようにお聞きいただきたいんですが、第九条の戦争の放棄の規定も、私たち自由党の発想は、やっぱり国際連合の活動については、憲法の制定の経過からいっても国際情勢の変化によって活動...全文を見る
○平野貞夫君 百地先生にはいつも御指導いただいておりますのでもう御質問いたしませんが、時間のある範囲でちょっと百地先生の国家論、私、非常に大事なことだと思っています。ところが、国家論というと、これ大変国民的抵抗のある用語でございまして、言葉でございまして、ただ、私、今日のお話の中...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○平野貞夫君 確認をしておきたいと思うんですが、何度も他の委員から指摘されています問題で、法務省関係で、情報公開請求者の個人的なデータを含むリスト作成や回覧、防衛庁のようなことは行われていないと、これは自信を持って、大臣、そういうふうに理解してよろしゅうございますね。
○平野貞夫君 はい、分かりました。  それでは、議題となっております公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案という、ちょっとイメージが素人にはよく分からない法律の質問に入りますが、自由党は、私はこれ賛成でございます。ですから、余り細かい質問はいたしません...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  先に質問された委員の御指摘にもありましたが、やはりかなり概念が、これは国際的ないろいろな関係があるということもあってでしょうが、定義が非常にあいまいであると。だから、やっぱり捜査権といいますか、そういったものの濫用はよく気を付けていただきたいと。...全文を見る
○平野貞夫君 ブッシュさんのように露骨な呼び方はしないけれども、関心を持ってそういった国々の動向について見守るということだと思うんですが、こういう法律を作ることも大事だと思うんですよ。大事ですが、テロ資金の提供や収集に対する問題で、やっぱり我が国の周辺では北朝鮮という国家が問題国...全文を見る
○平野貞夫君 これは要望でございますが、やはり現実に問題なのは我が国と北朝鮮との関係だと思うんです。そういったことで出国の問題、あるいはそのほかの様々な行政施策において、結果的に政府がテロ資金の供与に協力しているようなことにならないように、ひとつきちっとした取締りと厳格な法の適用...全文を見る
○平野貞夫君 そこで、警察庁の方にお聞きしたいんですが、平成十二年でございましたか、当委員会で大変紛糾して通信傍受法というのを制定しました。私はそのとき、今、野党ですが、与党だったものですから推進派の方でございましたんですが。今、野党の中でそれを廃止したらどうかという話もあるんで...全文を見る
○平野貞夫君 お願いします。
○平野貞夫君 この通信傍受法を通すときに問題になったのは、最初の答弁では携帯電話の傍受も技術的にできるという前提で答弁だったんですが、終わりの方になって携帯電話についてはまだだという話になって、ちょっと我々推進派というのも困ったことがあったんですが、今もう技術的に携帯電話の傍受と...全文を見る
○平野貞夫君 その技術の進歩に対する対応、それからやっぱり法の適用について国民の権利を侵害しない、そういう適切な運用を是非やっていただきたいと思います。  私は、通信傍受法にこだわった理由は、覚せい剤とそれから銃刀、そういうものの密輸入ですか、これが非常に深刻だということを知っ...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  そこで、ここ三、四年ぐらいの覚せい剤の検挙数、それから年齢的な傾向、もし分かれば、その地域的な特徴みたいなものが分かれば説明してくれませんか。
○平野貞夫君 覚せい剤がこれだけ我が国に流入して、しかも若い若年層にも浸透しているということは、これはもう大臣、一種のテロなんですよね。難しいでしょうけれども、これやっぱり侵略されているんですよ。その侵略も精神が侵されるというか、脳が侵されるという状況ですから、こういう形のテロに...全文を見る
○平野貞夫君 大体分かりましたんですが、その法務大臣の責任というのはどういうことになっているんですか。
○平野貞夫君 法務大臣に対しては総理から注意がなされたと、こういうことのお話ですが、検事総長が懲戒処分をされたという事例というのはあるんですか。
○平野貞夫君 法律の建前からいいますと、それは国家公務員ですから国家公務員法上の懲戒処分というのはそういう制度があると思うんですが、五十年以上、五十年、もう六十年近くですか、この検事総長に対する懲戒処分をしなかったかということは、立派な人が検事総長になっていたということもあると思...全文を見る
○平野貞夫君 率直に言いまして、大臣は、たしか調活費の使用については適正にやったということを何度も答弁された。そう言っていて、再発防止策というのを出された。これもちょっと勘ぐれば、適正にやっているんだったら再発防止策なんか要らないじゃないかということも言えないわけでもない。それか...全文を見る
06月12日第154回国会 参議院 憲法調査会 第8号
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○平野貞夫君 国連という会派が参議院にございまして、これは略称でございますが、国会改革連絡会というところの、無所属の会と自由党で作っている会派なんですが、私は自由党の所属でございます。  最初、戸塚参考人にお尋ねしますが、先生のお話の中で、実際は国際的に保障された人権が国内化し...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  私も十年ぐらい法務委員やっておりますので、今のお話を参考にして改めて認識を深めて対応したいと思いますが、当面の問題として、外務大臣とかあるいは中国大使とか、日本のですね、あるいは総領事とかという人たちの人権というものに対する、亡命者のですね、感覚...全文を見る
○平野貞夫君 横田参考人にお尋ねしますが、世界人権宣言の中には「人間の尊厳」とかあるいは「人として認められる権利」という、「人間」とか「人」という用語が使われております。日本国憲法は、「個人として尊重」という、「個人」という言葉が使われていますが、これは同じ意味に理解していいでし...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございました。
06月28日第154回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○委員以外の議員(平野貞夫君) お答えいたします。  根本的には、広野委員がおっしゃるように、対処療法としての刑罰法規だけでは対応できないと思います。  そこで、自由党としましてはそれに対応するために、できれば各党の御賛同をいただきたいんですが、まず公務員の政治的中立の確保、...全文を見る
07月10日第154回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○平野貞夫君 時間が極めて少のうございますので、冒頭に、最近二つの外交問題について意見を述べておきます。答弁は要りません。  国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。  まず第一は、先般のサミットでロシアがG8の完全なメンバーになることが決まりました。これで北...全文を見る
○平野貞夫君 答弁要りません。  まず、健康保険法改悪に関して、関連して、経済財政問題という立場からお尋ねしてみたいと思います。これは答弁をいただきます。  私は、この医療問題、医療制度というのは、国民の人間としての安全保障制度だというふうに思っております。極めて命を大事にす...全文を見る
○平野貞夫君 ちょっとお答えがローテーションぎみになっておるんですが。  私、当然、国民の人に負担してもらわなきゃならぬ部分も当然あると思います。様々な根本的改革をしなきゃいけない問題も当然あると思います。しかし、これだけの国民負担をこの大事な経済の時期に何で行うかと、やるかと...全文を見る
○平野貞夫君 非常に理論的に説明されましたんですが、私、これ国民感情として、国民の気持ちとしてあるいは国民の論理として納得できないですね。率直に言いまして、今、竹中大臣の御説明になった説は、権力のために真理を曲げるという、吉田茂さんが昔言いましたね、曲学阿世の徒、この論理だと思い...全文を見る
○平野貞夫君 一兆五千億円という数字はもう既に分かるんですが、影響するところがあって調整が要るので、あと、約二兆円といいますから、五千億という数字ですね、これはそうすると、この法案が成立すればこれは要らないんですか。
○平野貞夫君 例えばどういうところに要るんですか。
○平野貞夫君 坂口大臣の数字について私、意見を言いたいんですけれども、いずれ所管の委員会で精査した議論をしていただくことにします。  そもそも保険料率の引上げというのは、実質的に税金だと思うんですよ。したがって、増税と同じだと思うんですよ、これを上げるということは。  となり...全文を見る
○平野貞夫君 坂口大臣、私は、基礎的社会保障にかかわる医療の分は税金で賄ってもいいという論なんです。たしか大臣もそうでしたよね、新進党のときに。平成九年、二割負担を大臣は盛んに反対した。御立派でしたよ。しかし、今度はこれ提案者でしょう。私は政治家の良心というものを疑いますよ。問責...全文を見る
○平野貞夫君 いや、そこで、しょせんは財源の問題だと思うんですが、今日も出ていましたね、食肉連の補助金だとか薬価の問題とか、それから福祉なんかの補助金の在り方の問題。結局、先に、今の政権がずっと続けてきたこの予算の無駄遣いといいますか、あるいは不正、不法なものに対するチェックを先...全文を見る
○平野貞夫君 何だか結論が、小泉総理と私の結論が同じようになって、私ちょっと困るんですが。  ちょっと本質的に違うことを申し上げたいと思います。  塩川大臣、私、大臣にこんなことを申し上げるのは大変生意気なんですが、具体的に今にでもできる財源の捻出というのはあると思うんですよ...全文を見る
07月12日第154回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号
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○委員以外の議員(平野貞夫君) 広野委員おっしゃるとおりでございまして、本当は政治倫理基本法のようなもので総合的にくくるべきじゃないかと思います。  それと、やはり口利きあるいは丸投げをできるような公共事業を中心とした予算の組み方でございますね、言わばそういうものに使える原資を...全文を見る
07月17日第154回国会 参議院 憲法調査会 第9号
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○平野貞夫君 自由党と無所属の会というところが作っております国会改革連絡会という会派の平野と申します。  最初に、村越参考人にお尋ねしますが、現行憲法の人権規定、一般の問題でございますが、憲法を作ってから五十年以上たつわけですが、その評価、批判でも結構ですし、あるいはあと仮に二...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  しばらく現行の人権規定の原理でやっていけるという、こういうお話だと思いますが、私、現代というものをとらえた場合に、農業社会から工業社会へ、そして工業社会から情報化社会へと、言わば文明の転換期という、そういう人類の歴史上の大きな変化が起こっている真...全文を見る
○平野貞夫君 岡部参考人にお尋ねいたしますが、弁護士法第一条に「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」ということが明記されているということなんですが、これは本当は、国会議員はと言っても、国会議員にもそういう規定があってもいいぐらいなんですが、弁護士さ...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございました。分かりました。  そこで、村越参考人に戻って、一つだけお尋ねしたいんですが。  お話の中にハンセン病の判決の問題がございました。私、これにかかわる弁護士さんあるいは弁護士会の貢献は高く評価するものでございます。しかし、ハンセン病の控訴断念...全文を見る
10月10日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第1号
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○平野貞夫君 安倍副長官に最初にお願いがあるんですが、私がこれから申し上げることを是非小泉総理に伝えていただきたいんですが、十月八日に小柴博士がノーベル賞を受賞して、総理のテレビコメントで、日本も捨てたもんじゃないという発言をされておりますが、これは総理として言う言葉じゃないんで...全文を見る
○平野貞夫君 私、この九月十七日以降、複数の外務省のOBの方から呼び掛けられ、あるいはこちらからも御相談していろいろ意見交換をする機会があったんです。結構心配していますよ、この今のやり方は。ただ、安倍副長官は非常に苦悩されているということはよく分かるんですよ。私の女房がテレビ見て...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、日本に一時帰国の一時という言葉もこれは変な話ですわね。これは政治の事情ですからそのことは余り言いませんが、北朝鮮の旅券で日本に入国するという手続になるんですか、この五人が帰る場合に。
○平野貞夫君 帰ってくることを我々邪魔する必要はございませんので、余りそこのところでは理屈言いませんが、一時帰国というので二週間程度でまた北朝鮮に帰るということですね。そういう方向で話されているんでしょう、ちょっと確認しておきますが。
○平野貞夫君 私、出国のときの手続というのも一つ相当議論になると思いますよ。日本人であるという、外国にいるその証明するのはパスポートでしょう、パスポートですね、ちょっと確認しますが。
○平野貞夫君 パスポートしかないじゃないですか。ですから、この五人がもし自身の意思で北朝鮮に帰るという場合に、日本人であるという、日本国籍があるといって政府が確認しているなら、是非外務大臣のパスポートを五人に出してくださいよ。それがせめてもの日本の意地じゃないですか。政府参考人ど...全文を見る
○平野貞夫君 確認します。それでは、今のところ外務省の方針としては、五人が北朝鮮に帰るときには日本人、国籍を持っているということを証明するパスポートを渡すという方向で検討していると、そう理解してよろしいですか。
○平野貞夫君 是非、実現していただきたいと思います。  それから、問題の本質のことに入りたいと思いますが、外務大臣、日本の過去の植民地支配、特に強制連行とそれから北朝鮮による拉致、この位置付け、違い、本質の違いみたいなことについて意見をひとつ。
○平野貞夫君 大変成績が良くて頭の良かった人だけあって明快なうまい答弁しますが、私は強制連行と拉致の共通問題は人権だと思います。この点は僕らも認めます。  しかし、拉致問題の本質は、やはり国家主権の侵害と犯罪行為だということなんですよね。となると、これ正常化交渉の中で話の付く話...全文を見る
10月30日第155回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。  私は、後半の四日間しか参加しておりません。党務のためとはいえ、谷川団長や派遣委員、それから事務局の随行の方たちに御迷惑をお掛けしました。短い期間でございましたが、大変私個人にとっては意義のある勉強をさせて...全文を見る
○平野貞夫君 私、二度目の発言をお許しいただいて恐縮でございます。  吉岡先生の話に関連するんですが、率直に言いまして、ヨーロッパでは二十一世紀は憲法の時代、憲法の世紀というふうに、僕はそういう機運になっていると思っております。  二つ理由がありまして、一つは、EU憲法を作る...全文を見る
○平野貞夫君 実は、江田先生の話について、非常に卑近な話なんですが、昼飯を食べながらフランスの日本大使館でワイン飲みながら、パリ大学の先生なんかと議論したものですので。  私、EUというのは何年もちますかということを聞きましたら、大学の先生が怒りまして、失礼なって言うんですよ。...全文を見る
10月31日第155回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○平野貞夫君 最近、小泉首相の周辺に関する東京地検特捜部の調書の要旨と称する文書が中央官庁を中心に流布されております。この問題は官邸と検察の権威にかかわることだと思います。看過できません。怪文書なら怪文書でそれで結構ですが、怪文書といえども非常に嫌な政治的影響はございます。  ...全文を見る
○平野貞夫君 全くそういう事実じゃないということでございますね。非常にひどい内容でして、この内容を一々全体申し上げることは差し控えますが、書かれているテーマは、小泉総理の周辺とヤマト運輸との間に多額の資金の授受があった疑い、鈴木宗男衆議院議員からも借入金があった疑いで事情聴取が行...全文を見る
○平野貞夫君 文書に対する所見じゃないんですよ。文書の内容でなくて、こういうしばしば行われる政治のやり方に対して、これまあ検察庁のこと書かれているわけですからね。そういう一般論としてどういうお考えをお持ちかということ。文書に対するコメントなんか、私はそんなやぼなこと求めませんよ。
○平野貞夫君 よく分かりました。  そこで、一般論として刑事局長に教えていただきたいんですが、私、専門的な用語を知りませんが、こういった場合に、被疑者不明のままで名誉毀損なら名誉毀損という形で告発という制度はありますか。
○平野貞夫君 分かりました。  荒唐無稽なものであるということも分かっておりますが、その荒唐無稽なものがやっぱり検察なり政治の権威を冒すということになると、検察も被害者の一人だというふうに理解できると思いますが、検察側から告発をするというようなことは、考えはございませんですね。
○平野貞夫君 はい、分かりました。  そこで、法務大臣にお願いがありますのは、私も、荒唐無稽、全く特定の政治目標があってやっていることだと思うんです。しかし、経済や外交、国の内外、難問が山積しているときに、やっぱり政治の信頼が非常に大事でございます。ですから、これは、総理の周辺...全文を見る
○平野貞夫君 長官、分かりますよ。今それを、持っている情報を明らかにすると大変な影響が出ると思います。北朝鮮に生存されている方々に何か事故が起こる可能性もありますし、それは分かりますが、いつまでも情報をクローズしていくわけにもいかないと思うんですよ。  それ、万全の体制は考えな...全文を見る
○平野貞夫君 これ以上このことについては申し上げませんが、交渉、これ、かなり長く続くと思いますので、そこら辺ひとつ御判断を適切な時期に出していただくようにお願いしておきます。  それから、北朝鮮との問題で一つ私、引っ掛かっていますのは、かつてオウム教団の問題があったんですが、実...全文を見る
○平野貞夫君 私が今提起したことについては、公安調査庁としては関心を持っているということは確認できますよね。  それでは、次に、大臣の所信表明の中で、最近の国内犯罪の情勢について大変深刻なお話をなされている。刑法犯の認知件数の増加、殺人、強盗殺人といった凶悪重大事件の少なからず...全文を見る
○平野貞夫君 成績のいい方の模範答弁で、そういう答弁ではちょっと私、問題があるとは言いませんが、もうちょっと言いたいんですが、警察庁の政府参考人の方、いらっしゃいますね。  この検挙率の一般的傾向、これは、法務大臣がおっしゃっていますが、これは警察との関係もありましょうから、例...全文を見る
○平野貞夫君 先ほど法務大臣のお話の中で、いわゆる検挙率が低い原因ということについて抽象的なお話だったんですが、まさか、千葉先生が指摘したように、収容所が足りないから検挙率下げているわけじゃないんでしょうしね。  私、収容所の問題は、これ、景気対策でも何でもいいですよ。どんとも...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。またいずれ取り上げることにしまして、私、一年に一回必ずお尋ねしている問題で、覚せい剤犯罪の状況がございます。  数年前に通信傍受法、この当委員会では強行採決という、私らは採決賛成の方でございましたのですけれども、この国会からは当時の委員長もここに参加...全文を見る
○平野貞夫君 押収量でそういうことですから、実態はどれだけ入っているといったら、これは恐らく想像を絶する量だと思いますが、価格はどうですか、余り変わりませんか。
○平野貞夫君 分かりました。  そこで、ちょっとお答えしにくいかも分かりません、答弁しにくいかも分かりませんが、じゃ、どこから流入するかという問題があるわけですが、東南アジア、東アジアということがずっと言われておるんですが、例の、北朝鮮と言い切っていいと思いますが、不審船なんか...全文を見る
○平野貞夫君 日朝交渉に水を差すわけじゃございませんが、核の問題ももちろん大事なんですけれども、実は直接の青少年、小中学生にまで至る身体への物すごいこれは、日本人に対する、日本民族への私は攻撃と見ています。それは東アジア、東南アジアにいろんなシンジケートがあり、またそれを供給して...全文を見る
11月05日第155回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。  佐藤先生には数度にわたって御意見をお聞かせ、お教えいただいておりまして感謝しておりますが、最初にお尋ねしたいのは、審議会の委員長としても活躍されて、今回また顧問会議の座長としても就任されているわけでございますが、この審議会の意...全文を見る
○平野貞夫君 そこで、何かおさらいのようになるんですが、この法科大学院制度というののねらいでございますが、今日もお話がありましたんですけれども、私たちが審議会の法案を審議するときにも、一つはやっぱり法曹人口の増員ということと、これは社会的な要請があるわけですが、もう一つ、法曹人の...全文を見る
○平野貞夫君 よく分かりました。余計なことを言いまして、余計なことを言ったついでにもう一つ余計なことを言いたいと思うんですが。  先生が和辻哲郎先生のお話を引き合いに出して、日本人の秩序意識といいますか法意識といいますか、これに対するお話があったんですが、私は、日本人というのは...全文を見る
○平野貞夫君 そこで、問題は裁判員という制度でございますが、お二人の、四宮先生、若林先生からのお話もよく分かりまして、私も裁判員制度というのは大事だと思います。  御趣旨はよく分かりますが、なら、余計、国民全体の人格教育というものが広く行われることが一つの条件だと思うんです。や...全文を見る
○平野貞夫君 よく分かりました。  裁判員制度の導入と発展には私はもろ手を挙げて賛成しますが、裁判員という言葉にちょっと私、引っ掛かりがあるんですよ。裁判官と裁判員で、何かイメージとして裁判員の方が下のような、それから裁判員という言葉は既にありまして、裁判官弾劾裁判所が裁判員と...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○平野貞夫君 人権擁護法案は三月八日に提出されまして、当法務委員会の実質審議が始まるのは本日が初めてでございます。  これは誠に異例なことだと思います。私たちも意図的に延ばしていたわけじゃございません。国民世論の力でこういう状態になったということを御認識いただきたいと思うんです...全文を見る
○平野貞夫君 私は国家テロだと思いますが、別に国家という言葉を使わなくてもいいですが、ああいう行為はテロ行為じゃないですか。去年、福田官房長官はテロ行為じゃないという、参議院の内閣委員会かどこかで答弁していますが、そのときには北朝鮮は認めていませんからね、それは分かりますけれども...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  このときには、たしか拉致問題の解決なくしてという、解決という言葉を使っていると思います。それから、九月十七日の日朝平壌宣言の後、いろいろな問題があったんですが、小泉首相は、拉致問題が解明されなければ日朝正常化はないという、こういうことをしばしばお...全文を見る
○平野貞夫君 今の田中局長のお話で、三月に小泉首相が拉致被害者家族に会ったときの決意、それから平壌宣言後いろいろおっしゃっている方針というのは変わりはないというふうに理解します。  そこで、その拉致問題には、私の整理の仕方では三つあると思っております。一つは、現在帰国している五...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  交渉の途中でございますし、微妙なときでもございますし、大体答弁の中からここら辺のことが事実関係ができればまあまあ解明したというような感じは取れましたのでこれ以上申しませんが、問題は、これから交渉する際に外務省当局の姿勢だと思います。  日朝交渉...全文を見る
○平野貞夫君 反省しなきゃ駄目なのは別に役所だけじゃなくて、政治家、政党にもありまして、それを一々申し上げると角が立ちますから申し上げませんが、家族会なんかが座込みしているところを党本部の裏口から逃げ出した党首脳がいて、その人が、日本国内で一生懸命ほえても横田めぐみさんは帰ってこ...全文を見る
○平野貞夫君 その件については集中審議のときより歯切れが良いものですから、それはそれで結構だと思うんですが。  北朝鮮は約束があったと言っておる。それから、アメリカの、十月十七日ですか、北朝鮮の核開発の継続という突然のニュースがあった。勘ぐる人によっては、五人を一時帰国させて、...全文を見る
○平野貞夫君 最後に一言。  法務大臣、この拉致被害者の人権をどう、日本政府だけじゃなくて国民も含めて尊重し守っていくかというのが、私はこれからの人権擁護の根本だと、スタートだと思います。しっかりとひとつ御精勤いただくようお願いして、終わります。
11月12日第155回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○平野貞夫君 最初に、塩野参考人に、誠に恐縮でございますが、ちょっと確認をしておきたいんですが。  先ほどの佐々木委員の御質疑の中で、官僚の在り方といいますか、官僚が政治家から影響を受ける、そしてそういったことを前提に考え、発言するということは国家に対する冒涜であるという趣旨の...全文を見る
○平野貞夫君 それじゃ基本的なことをお尋ねしたいと思いますが、人権擁護制度を作るという大前提として、現憲法にいわゆる規定といいますか生かされている基本的人権といいますか、この人権というものをどう認識するかと。この認識にずれがあると人権擁護制度がいいものが作れないというふうに思うん...全文を見る
○平野貞夫君 三人の参考人の先生方から大変大事なことを教えていただきまして、そんなに認識において差はなかったというふうに考えますが、私は憲法を作られた金森徳次郎先生の「憲法遺言」の中にある言葉に非常に感激しておるんですが、人権というのは国家よりももっと根本にある人間が決めた原理だ...全文を見る
○平野貞夫君 塩野先生、会長になられて、人権擁護推進審議会で大変きめ細かな答申を出されて、その答申が土台になって現在の法案が出されておるわけでございますが、それは大変な御労苦であったと思って評価するものでございますが、私、先ほど来申し上げました人権というものの本質からいって、この...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございます。  塩野先生の最初のお話の中で、人権委員会の運用というのが非常に大事だという御指摘があったんですが、そのとおりだと思いますが、やっぱり法案、法律と制度として成立させるためには、運用も大事ですけれども、やっぱり変な運用にならない制度を作るという...全文を見る
11月13日第155回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派が十五名でありまして、私はその中の自由党に所属する者でございます。無所属の会と自由党で構成している会派なんですが。  私たち自由党というのは、実は平成十二年の十二月に「新しい憲法を創る基本方針」というのを発表しております。PRが下手なもので...全文を見る
○平野貞夫君 余り先生と論争をするつもりはございませんが、どうも日本の憲法学者の多くの人は、護憲学者もあるいは改憲学者も上手に政治的なんですね。むしろ我々政治家が非常に論理的にこの憲法論というのはやっておるわけなんですが、憲法をより良くする努力というのは、これは政治家よりかはむし...全文を見る
○平野貞夫君 私、労働法とか労働条件とかという言葉が余り好きじゃないんですね。憲法にはたしか労働という言葉は一つもないと思うんですが、勤労という言葉であると思うんですが、労働という言葉は、何かマルクス主義の残存か何か知りませんが、非常に階級対立的なイメージをいまだに引っ張っている...全文を見る
○平野貞夫君 それと、私個人が考えております健全な市場経済あるいは資本主義社会と言ってもいいと思いますが、これの基本はやっぱり勤労者の諸権利の拡大と経済的な充実といいますか、これ抜きにはこれからの資本主義の健全なものはないと思いますし、またそれは同時にデモクラシー、健全なデモクラ...全文を見る
○平野貞夫君 その点は私も同じ意見でございまして、先生の専門の労働法の世界だけでなくて、一番日本国憲法の形骸化しているのは国会運営なんですよ。日本の議会制民主主義というのは本当に九条よりかひどいですよ、隔離しているのは。それはおっしゃるとおりです。  最後に、戸波先生、昨日も人...全文を見る
11月19日第155回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○平野貞夫君 裁判官の報酬と、それから検察官の俸給について、司法制度改革推進本部が今あるわけですが、司法制度改革としてどんな議論が行われていたか、事務局長、答弁お願いします。
○平野貞夫君 法務大臣、先ほど江田先生が憲法論を、裁判官の報酬の減額は憲法で禁止しているんじゃないかという鋭い質問をなさっていたんですが、さすがだと思うんですが、大臣の答弁も理解できるんですよ。理解できるんですが、私は数年前に、検察官の俸給はともかく、裁判官の報酬を、司法権の独立...全文を見る
○平野貞夫君 そこは言葉のごろ合いで、ちょっと言葉の意味とは違った解釈が行われたというように納得して、そのことはもう追及しません。  そこで、矯正局長、一般論としてで結構でございますが、監獄法の第四十六条一項、二項、どういう意味か、簡単に解釈してくれませんか。
○平野貞夫君 その信書の検閲というのを、服役者が検閲されているわけですが、これの法的根拠はどこにあるんですか。
○平野貞夫君 この信書の定義をしてほしいんですが。端的に言えば、請願文書、これは服役者も当然、請願権があると思いますが、これは国会に対する請願とかいろいろなところに出す請願権があると思いますが、私の聞きたいのは信書の中に請願文書も入るかどうかという、いわゆる検閲の対象に、請願する...全文を見る
○平野貞夫君 なっておりますね。
○平野貞夫君 私、なぜこういうことを聞くかといいますと、名古屋だけじゃないと思うんですが、服役者の非常に不幸な事件が発生しておるんですが、こういう事件の多くは受刑者が人権救済などを申し立てて、弁護士さんとかあるいはいろんな人に申し立てて、検閲されると。刑務所のしかるべき人からそれ...全文を見る
○平野貞夫君 最終的な憲法の解釈を局長さんに求めるのはそれは酷な話で、私もそのつもりはありませんが、ただ、やはり監獄法を施行、実施、運用する際に、当然、局長さんも刑務所の所長さんも憲法の規定、憲法の精神というものは何であるかということを前提に当然運用、解釈なさっていると思うんです...全文を見る
○平野貞夫君 私はそうは思わないんですよね。これは、ここで憲法論争はこれ以上やりませんですが、私、監獄法のその運用というのは憲法違反だと思います。これからも機会があるたびにこれはしつこくやっていきたいと思いますので。  一応、じゃ、局長の憲法に準じている、のっとってやっていると...全文を見る
○平野貞夫君 立法権というのは我々国会が持っておるわけですから、それは我々の判断だと思うんですが、私は、一連の刑務所あるいは留置場での人権侵害あるいは人権にかかわる不幸な問題が起こる大きな原因として、就役されている、収容されている人たちの、特に自分の人権にかかわる問題が、刑務所の...全文を見る
○平野貞夫君 差止めというのは、そんな請願するなという、ストップ掛けるという意味ですね。それは当然でしょうが、私は、やっぱり請願の内容を刑務所長が知り得る、あるいはしかるべき人間が知り得ることによって発生するこのツマミというのは、結局、受刑者が刑務所のルールに従わない人間を摘発す...全文を見る
○平野貞夫君 それに対してはどういう御所見でしょう。
○平野貞夫君 私も、あの新聞を見て、かねがね日本の難民政策について疑念は持っていましたけれども、あれほどのことはないだろうという印象を持っていました。ただ、緒方貞子さんと法務大臣、何でも言える仲でしたら、やっぱり難民問題の受入れについては、法務省の役人の方々の意見も大事ですけれど...全文を見る
11月21日第155回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○平野貞夫君 今日は一回目でございまして、総括的な意味で基本問題についてお尋ねをしたいと思います。  朝から各先生方がるる御指摘されているように、この法科大学院設置関連法案の一番の問題は、司法制度改革審議会の意見書、それから政府で決定されました司法制度改革推進計画、この二つの基...全文を見る
○平野貞夫君 その司法制度改革推進本部というのは、内閣のどこにあるんですか。
○平野貞夫君 そうしますと、事務局の位置付けというのは内閣官房の中にあるというふうに理解していいですか。
○平野貞夫君 そうしますと、普通の法律案なんかとは違って、最高責任者は総理大臣ということでございますね、この法案の提出の。
○平野貞夫君 私、法務大臣が法務省として提案される場合には、司法試験法あるいは裁判所法の改正案という名前でいいと思うんですが、少なくとも内閣総理大臣が司法制度を抜本的に変えようという意図で出されるなら、答弁なさるのは法務大臣で結構なんですが、少なくとも、例えば司法制度改革に伴いと...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。私も、別に法科で悪いと言っているわけじゃないですけれども、ちょっと時代がかっているなという印象を持っています。もっといい名前があったんじゃないかという、そういう考えを持っていますから、それを申し上げておきます。  さて、大臣、この法科大学院の法律案の...全文を見る
○平野貞夫君 大臣、この審議会の意見書と法案の一番の違いはそこなんですよ。そもそも、私たちが認識していた法科大学院の設置、それから司法制度の抜本改革というのは、規制撤廃とか緩和のためじゃないんですよ。それを冒頭に出しているところに、さっき井上委員が指摘した、経済の何か一つの規制撤...全文を見る
○平野貞夫君 いや、私は大分違うと思うんですよ。といいますのは、アメリカン・グローバルスタンダードの一つの影響を受けてこういう流れになっておるわけなんですが、レーガン大統領とかサッチャー首相がやった規制緩和なり撤廃は今評価が様々な評価になっているんですよ。決してプラス評価だけじゃ...全文を見る
○平野貞夫君 気持ちが変わらないということで、妥協するわけじゃないですけれども、この話はこれで収めますが。  山崎さん、山崎さんと言ったらいけませんね、山崎政府参考人、法科大学院で何を教えようとするのか。法科大学院の目的といいますか、それを説明してください。
○平野貞夫君 そうすると、やはり今の説明ですと、司法試験を受けるために作った大学院ですね。
○平野貞夫君 今朝から何回か、別に法科大学院というのは司法試験を受けるための、司法試験のためだけの大学院ではないという答弁をなさっておるんですが、しかし、この仕組みはもうそうなり切っているんじゃないですか。例えば、司法試験予備試験を受ける。予備試験の目標というのが、法科大学院を修...全文を見る
○平野貞夫君 ちょっと別の角度からお聞きしますが、経済的な事情とかいろいろな事情で法科大学院に行けない、別のルートで司法試験を受けて法曹人になろうという人だっていると思います。そのために予備試験という制度があると思うんですが。どうもそういう人たちの登用が極めて狭くなる可能性がある...全文を見る
○平野貞夫君 理論的には放送とか通信による大学でもって法科大学を作ろうと思えば作られないことはないという、そういうコースは残されているというふうに理解していいですか。
○平野貞夫君 是非そういうことができるような方向をひとつ残しておいていただきたいと思います。  広い意味で今までの議論に関連すると思いますが、ちょっと公安調査庁の長官にお尋ねしたいと思います。  昨日、衆議院で、衆議院の外交防衛委員会で、外務委員会と言うんですか、衆議院は。い...全文を見る
○平野貞夫君 青山さんの見解に対してコメントをするのは、それは長官として私も無理だと思いますが、青山さんは、現在でもいわゆる平壌宣言が行われた後でも諜報活動を北朝鮮の工作員は行っていると、こういう認識です。  今の長官の答弁は、諜報活動を行っているとかなんとかということではなく...全文を見る
○平野貞夫君 はい、分かりました。  入管局にお尋ねしますが、青山さん自身が御自分で話されているわけなんですが、中国籍であるということ、それから偽造戸籍で取得した旅券を使って日本に入国している、現在は中国人として首都圏に住んでいると、こういうことを青山さん自身が著書とかそういう...全文を見る
○平野貞夫君 なるほど。それじゃ、いわゆる脱北者と言われる人で、日本国籍を持っているかどうかはともかくとして、日本に関係して日本に現在住まわれている、これは個別に人の名前を言えとかなんとかということじゃございませんよ。そういう状況は、青山さんのような状況、複数現在日本に存在してい...全文を見る
○平野貞夫君 これは、入国するときにやっぱり入国管理を通ってきているはずなんですけれども、これ管理局としてシステムとして掌握できないものなんですか。できないはずはないと思いますがね。じゃ、どういう、密入国ですか、彼らは。
○平野貞夫君 時間の関係もありますので、余りそのことをしつこく聞きませんが、要するに報道では、四十人ぐらいのいわゆる脱北者という人が日本に現在いるだろうと報道は伝えられていると。その人たちの入国については、今御説明の、一般論として今御説明したような形で何らかの形で文書を持ってきて...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○平野貞夫君 私、国会改革連絡会という会派がございまして、その中に自由党と無所属の会という会派で構成していますが、私、その自由党の所属の平野と申します。よろしくお願いします。  この法科大学院を設置するに至る司法改革審議会ですか、この意見書、それから政府の計画書、それからいよい...全文を見る
○平野貞夫君 ありがとうございます。大体共通な認識も理解できますので、大変勉強になりました。  そこで、私は若いころ、法というのは階級社会を支配する道具だという教育を受けておりますので、非常に法律をプロフェッショナルとする人たちに対してアンビバレントな感じを今でも持っていまして...全文を見る
○平野貞夫君 政治家の世界も同じでございまして、子供のころ仲間同士でけんかやった人が最近政治家に少ないんですよ。だから、リーダーシップというのは、やっぱりいい意味の子供のころのけんかの掛け合いといいますか、収め合いといいますか、そういうことを知っている人が昔の政治家には一杯いたん...全文を見る
○平野貞夫君 大変失礼なことを申し上げまして。  井元参考人にお尋ねするんですが、私は、やっぱりベテランの大学教授も大事だと思うんですが、四十代の優秀な実務家の情熱みたいなものも法科大学院に供給すべきじゃないかという意見を持っております。  それともう一つ、笑わないでください...全文を見る
○平野貞夫君 弁護士じゃなく全体の。
11月28日第155回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○平野貞夫君 司法制度の中で、近代になって日本で、抜本的といいますか、画期的な改革がこれ法科大学院設置ということで審議してきたわけなんですが、今日採決、あした本会議上程ということは各党協議していますので、私どももそういう一つの改革に対する行為に対しては賛成するものでございますが、...全文を見る
○平野貞夫君 両大臣の適切な関係が図られるものと期待してこういう規定があるということなんですが、私はどっちかというと文部科学省を余り信用しないんですよ。日本の戦後の教育を悪くしたのは文部省ですよ。法務省の方がずっとやっぱり筋の通ったことを、最近はどうか知らぬけれども、やってきまし...全文を見る
○平野貞夫君 今更、私が修正論を言ってもしようがないんですけれども、今後やっぱりそこのところはきっちりと、簡単なことで意見が対立したときに文部科学省の言うとおりにならないようにひとつやっていただきたいと思います。  さて、その次に第三条関係、前後しますが、第三条関係で、これは午...全文を見る
○平野貞夫君 国会は入っていないんですか。
○平野貞夫君 それなら一番最初に言ってくれなきゃ。  さて、五項の「政府は、」なんですけれども、「政府は、法曹養成の基本理念にのっとり、法曹の養成のための施策を実施するため必要な法制上又は財政上の措置その他の措置を講じなければならない。」と。財政上の措置というのは分かりますけれ...全文を見る
○平野貞夫君 そうすると、抽象的に言えば、政府は法的措置を講じなきゃ駄目だと、こういう意味でございますね。
○平野貞夫君 一つの法律があって、その法律を運用する、適用する、解釈する、そういう意味の法制上だったら分かりますけれども、法改正が必要だ、立法するとかいう意味だったら、これ立法権、政府にはないですからね。そういう意味で、ちょっと、法律を作るとか立法を必要とするというものがある、必...全文を見る
○平野貞夫君 それだったら、法律案を作るというのが正確な言い方で、ちょっと乱暴な言葉、用語だと思いますが。  皆さん御承知ないかも分からぬけれども、新憲法を作って、内閣法でもって内閣に法案の提出権があるということを内閣法で憲法解釈したわけですが、そのころの国会議員の憲法に詳しい...全文を見る
○平野貞夫君 そうすると、この規定は法科大学院の個性といいますか、そういうものを作ると、大いに個性を発揮せよという趣旨の規定というふうに理解してよろしいですか。
○平野貞夫君 最低限の教育水準をチェックするということはこれは大事なことだと思うんですが、最低の教育水準をチェックするという名の下に、創造性といいますか、個性を侵すといいますか、物事というのはそういうものなんですよ。ですから、ここの調整というのは非常に難しいと思うんですが、最終的...全文を見る
○平野貞夫君 そこに法務大臣というのは、法務省というのはかかわりませんか。
○平野貞夫君 それじゃ、ついでに、今六条の三項の話になったんですが、四項に、文部大臣からの、抽象的、一般的な話なんですが、司法試験との有機的連携を確保するため、必要があると認めるときは、文部大臣は法務大臣に対して協議を求めることができるという規定があるんですが、この「協議」という...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  何かちょっと言葉じりをつかまえるようなことを言って申し訳なかったんですが、一つ一つ、やっぱりせっかく作った法科大学院のシステムというのを、当初の構想を生かすために、是非ひとつ一言一句、先ほど申しました佐藤先生の意向が生きるようにお願いをしておきま...全文を見る
○平野貞夫君 私の想定したとおりでございますので、是非そういう趣旨で、制度を作った以上あるべきだと思うんですが、朝からの議論の中で、この予備試験の制度をなるべく例外的に、法科大学院が中核である、これはそれでいいと思いますよ。それを私、否定するつもりじゃないし、そこから優秀な法曹人...全文を見る
○平野貞夫君 私も、予備試験受ける人にひとつ易しくしろということを言っておるわけじゃございません。当然、手を抜けと言っているわけでもございません。法科大学院を修了したと同じ資質、知識、見識を持つ者でないと本試験を受けちゃ駄目だと、それが予備試験の課題だということは非常に大事なこと...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○平野貞夫君 この会社更生法の全面改正の議論の前提としまして、会社法を始めとする企業立法の意味といった基本問題について政府当局に尋ねたいと思います。  最初に、法務大臣、今回の会社更生法の全面改正のねらいといいますか理念、理由じゃありませんよ、これはどういうところにあるんですか...全文を見る
○平野貞夫君 同じ答弁を今朝から何回かなさっておるんですが、それは提案の理由でしょう。私は、全面改正する会社更生法の理念はどこに置くべきかということを聞いておるんですが、大臣にこれ以上言いませんですがね。  社会経済事情の変化に伴いということが大体の企業立法の最近のまくら言葉に...全文を見る
○平野貞夫君 民事再生法との関連についてはまた後刻お尋ねしますが、平成九年以降、倒産関連法案というより、いわゆる商法関係の立法が物すごく、異常に増えているわけなんです。私も、十年昔、参議院議員になったときに、法務委員会に来れば、大体、裁判官の給与法ぐらいなものだというので。そうし...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。私たちも大変だったですけれども、これ、準備する皆さんも本当に大変だったと思います。その御苦労は敬意を表しますが、今ざっと説明を聞いたところによると、国際競争の激化、そして社会情勢の変化というこの二つだと思うんですが、要するに今説明された流れというのは、...全文を見る
○平野貞夫君 そうおっしゃることについては分かりますが、見方を変えれば、一連の商法関係の改正というのは構造改革に伴うもの、いわゆる規制の緩和でもあったというふうに理解してよろしいですか。
○平野貞夫君 そこなんですが、私もフリー、フェア、オープンというようなことをかねてから言って、規制緩和、規制撤廃をあらゆる部分でやるべきだという主張をしてまいりましたんですが、最近は、それだけでいいのかなという若干反省をしております。  国際経済の競争力の激化ということは、別な...全文を見る
○平野貞夫君 大臣、民事局長が苦労されていろいろ日本の企業立法について効率的、柔軟に、しかもある部分では厳しく社会の大きな変化に対応させようと、これからも。ばらばらばらばらに出してきているけれども、一定の時期になったら一貫した商法体系を作るという、そういうことでやっておると思うん...全文を見る
○平野貞夫君 その辺、よく御研究いただきたいと思います。  そこで、民事再生法と会社更生法との関係の基本問題についてお尋ねしますが、たしかあれ、民事再生法を提案なさったときには森山大臣でしたよね。違いましたっけ。──じゃ、別ですか。  私が印象で残っていますのは、提案理由の中...全文を見る
○平野貞夫君 最後にお尋ねしたいんですが、産業再生機構というのができれば、やっぱりこの会社更生法は相当活性化すると思うんですよ、こういう状況ですから。ですから、その運用に当たってはやはり一つの良識といいますか、市場原理の暴走をさせないように、日本に健全な資本主義社会を作るというこ...全文を見る
○平野貞夫君 終わります。
12月04日第155回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○平野貞夫君 国会改革連絡会でございますが、主として自由党の立場からの意見を申し上げたいと思います。  二十人にわたる学識経験者、弁護士、専門家、団体役員、主婦、それから大学院生含めて、大勢の方から意見を聴取して議論をしてまいりました。総括して感想を申し上げますと、個別の人権問...全文を見る
12月05日第155回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○平野貞夫君 参議院に国会改革連絡会という、通称国連というんですが、非常にユニークな会派がありまして、自由党と無所属の会で構成しておりますが、私は自由党に所属しております。  率直に言いまして、私は、政党更生法なんという法律でしたら多少はしゃべれる知識があるんですが、この会社更...全文を見る
○平野貞夫君 もう一つ宗田参考人にお伺いしますが、海外取引が物すごく拡大していますし、それから多国籍企業も膨大なものになっておるんですが、倒産制度について国際的なルールといいますか、あるいは国際法的なものが必要なんじゃないかと思うんですが、そういうことについての御意見、あるいはそ...全文を見る
○平野貞夫君 古川参考人にお尋ねしますが、この新法は運用の仕方によっては会社を安楽死させるような機能といいますか、そういう性格を持っているという、なるほどと思って感心して聞いていたんですが、私も何か提案理由を聞いてからもやもやもやもやしたものがあって、非常にすっきりしたんですが、...全文を見る
○平野貞夫君 そこで、私は労働者という言葉は余り好かないんで勤労者という言葉を使うんですが、の問題は大事だと思うんですよ。  私たち自由党は、特定の労働組合からの支援は一つも受けていませんが、政策あれやれこれやれということはよう要請は受けるんですが、友愛系の人とは割合仲がいいん...全文を見る
○平野貞夫君 確かに、この厳しい法律で、勤労者の方たちがリストラだけでなくて様々な労働債権の不利、結構形の上では有利とはいえ、問題を残しておると思いますが、この法律に伴う組合側なり勤労者側のいろんな権利を確保するということもこれは大事なことだと思うんですが。  私は、こんな厳し...全文を見る
○平野貞夫君 新しい会社更生法がどういう理念でもってどういう今の現代社会に対して効果を出すかということについて、私なんかは法律の素人ですからよくイメージがわかなかったんですが、午前中の参考人とのお話で非常に私は明確になったんです。あの参考人の話は是非、法務大臣に聞かせたかったんで...全文を見る
○平野貞夫君 更生のつもりで申請したら、そうはならなかったというケースが一杯出てくると思うんですよ、この法律でやると。余り素人が偉そうなことを言っちゃいけませんが。  そこで、民事局長、たしか民事再生法の附帯決議で、別に会社更生法だけじゃないんですが、倒産関係の法改正を行うに当...全文を見る
○平野貞夫君 すぐ統一法を作るのは難しいとしても、十年ぐらい先には、その五つあると言われている、減っていくでしょうけれども、倒産法制について、一本にすべきだと思いますよ。これ、先週通した法科大学院でもばらばらじゃ教えにくくてしようがないと思いますよ。  それから、新法の特徴とい...全文を見る
○平野貞夫君 そういう意味でも、大臣、やっぱり本当に親切丁寧な周知徹底というのは国として責任があると思います。  そこで、多少、私も細かな質問をしなきゃちょっと格好悪いものですからしますのですが、何か的が外れていたら注意してくださいね。  私、この法律の急所というのが幾つかあ...全文を見る
○平野貞夫君 勘ぐりかも分かりませんが、ここら辺の規定が来年からの産業再生機構なんかと結び付いたときに乱暴な運用になるんじゃないかという心配をしております。  それから、ちょっと言葉の問題で、これは素人ですから教えていただきたいんですが、八十三条一項、管財人が更生会社の財産につ...全文を見る
○平野貞夫君 大きな銀行なんかが仮に更生法を受ける場合、一杯株を持っていますわな。どんと落ちるのは、一日、午前と午後で巨額な金額が変わりますね、ここの資産の時価の位置付けというのは相当問題があると思いますよ。そこら辺もひとつ混乱がないようにということを申し上げておきます。  そ...全文を見る
○平野貞夫君 分かりました。  先ほど来、新潟鉄工の、これは現行といいますか、旧法になる会社更生法での更生でしょうが、お話があったんですが、実はその管財人に前参議院議員の戸田邦司さんという人がなっていまして、私、同じ党、同僚だったものですから、その話聞いたときに、大体管財人とい...全文を見る
12月10日第155回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○平野貞夫君 刑務所、刑務行政の在り方が問題になっておりますが、刑務所に勤務している職員の方々は普通にない御苦労をしていると思います。そういう意味では敬意を表するものですが、それにしても最近の刑事事件まで起こした出来事は余りにもひどいと思います。国際的批判も受けております。  ...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、情願というのは在監者の権利と考えていいですか。情願権というのがあるんですか。
○平野貞夫君 そうすると、理屈だけで言うと、請願権というのはこれは基本的人権の一つですからね、その請願権の中の一種が情願権と、こういうふうに憲法上は位置付けられると、こういうふうに整理してよろしゅうございますね。  そこで、監獄法の七条というのは、そもそも改正されたことがありま...全文を見る
○平野貞夫君 私は、かつて当委員会で、在監者が、例えば国会に出す請願文書、請願を出された、文書を出された例というのはあるんですが、採択されたケースはないんですが、請願文書を在監者が国会に提出しようとするときには検閲の対象に今していますが、するのはこれは憲法十六条の差別待遇の一種だ...全文を見る
○平野貞夫君 そうしますと、請願文書は検閲すると。同じ請願権の一種である情願権を行使しようという場合には、法務大臣に出そうという場合には検閲しちゃ駄目だと、これは同じ請願という、請願権の憲法上の行使をする場合に、これは論理矛盾しているんじゃないですかね。その点はいかがですか。
○平野貞夫君 国会に在監者から、特に人権救済の問題なんかで請願書を出そうという場合、その刑務所行政に妨害のあるような話じゃないと思うんですがね。私は、情願、いわゆる刑務所での処遇について物を申したいという情願と性格的には変わらぬと思うんですが、ここは意見が分かれるんですが、こうい...全文を見る
○平野貞夫君 そうすると、これは法務大臣の腹一つになると思いますが、私はやっぱり憲法十六条の趣旨は、大体通説の憲法学者も、一般参政権としての投票権だとかそれから被投票権とかというものと違うと思うんですよ。だから、請願でも、特に人権にかかわるような内容のものだということを在監者が提...全文を見る
○平野貞夫君 大変率直でよろしゅうございます。分かりました。いずれまた、議論するときにやりたいと思いますが。  もう一つ古い話をして誠に申し訳ないんですが、この在監者が情願するのを乱用を防ぐために、昭和二年、僕らのずっと生まれる前なんですけれども、この司法次官の通牒というのがあ...全文を見る
○平野貞夫君 それから、もう一つ確認をしておきたいことがあるんですが、私は請願文書は検閲すべきでないという意見なんですが、今実行されている検閲をするという前提に立った場合、監獄法の施行規則の百二十九条では信書の発信数の制限というのがあるんですよね。これは第一項に、「発信ノ数ハ拘留...全文を見る
○平野貞夫君 大臣、幾つか古いことを申し上げたんですが、私は別にそのことで追及しようというつもりはないんですが、私の申し上げたいことは、監獄法が明治四十一年に作られて施行されて数回しか改正されていない、それで、その監獄法の施行令も改正されてはいるだろうけれども、そんなに変えられて...全文を見る
○平野貞夫君 ひとつしっかりとお願いします。  そして最後に、委員長及び当委員の先生方にお願いをしておきますが、私は、ほとんど不勉強なんですけれども、珍しく、ポケット注釈全書「改訂 監獄法」というものの一部分を読みまして、小野清一郎さん、法務省の顧問、それから法務省矯正局参事官...全文を見る