平野達男

ひらのたつお



当選回数回

平野達男の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月18日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。初めての質問でございますので、よろしくお願いいたします。  まず、通知申し上げましたインフレターゲット論でございますが、これにつきましては先ほど来いろんな角度から議論されておりますし、速水総裁の見解も反対であるという明確な答えがござい...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございます。  次の質問に移ります。  日本銀行法第二条、「日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。」という規定がございます。この「物価の安定」の「物...全文を見る
○平野達男君 今はデフレスパイラルではなくて、そこまでは行かないけれども、デフレの状態に入っている、あるいはそれに近い状態になっているということだと思うんですけれども、一方では、今のデフレというのは、地価の下落に代表されるような資産デフレ、資産デフレの中には地価以外にどうも株価も...全文を見る
○平野達男君 マネー現象の地価の動向というのは、やっぱりマネー現象の反映だというふうに思っておりますので、ぜひ金融政策の中に地価が反映されるということを、どういう方法か私もこの場では提言申し上げられませんけれども、そういった観点があるということを引き続き検討していただきたいという...全文を見る
10月25日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。  きょうの質問の最後でございまして、今までのなされた議論と重複するところがあるかもしれませんが、御容赦願います。  まず一番目なんですが、日銀はことし六月、通貨及び金融の調節に関する報告書を出しました。御承知のように、金融緩和政策...全文を見る
○平野達男君 先ほどの議論にもございましたけれども、平成十四年度の編成に当たっては国債発行三十兆円の枠は堅持すると。入りをはかりて出るを制するですか、ということで三十兆円という枠組みをセットすれば、当然税制の見合いで支出の枠組みも決まってくるという意味において新たなシーリングみた...全文を見る
○平野達男君 何をやろうとしているかという具体策をお聞きしたんじゃなくて、今の状況をどのように考えているかということをちょっとお聞きしたかったわけですが。  今、短期金利がもう極端にゼロに近くなっていて、それでも景気の効果が出なくなっていると。あのケインズが流動性のわなという、...全文を見る
○平野達男君 ちょっと次の質問に移らせていただきますが、先ほど柳澤大臣が銀行の貸し出しの姿勢についてということでコメントしていただきましたので、もうあれで答えになるのかなという気はするんですが。  先般も日銀総裁に同じような質問をさせていただきましたけれども、いわゆるバブルのと...全文を見る
○平野達男君 時間がなくなってまいりましたので関連してちょっと質問したいんですけれども、今、土地の価格がどんどん下がってきている。一説によると土地本位制という言葉がございますけれども、土地が基礎となって金融がしっかりしてきたと。今はその土地の本位制が崩れているというふうに言われて...全文を見る
○平野達男君 ほかに何点か通告しておりましたけれども、時間になりましたから、これは次回に譲らせていただきます。  どうもありがとうございました。
11月01日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○平野達男君 自由党の平野達男です。  私はきょうは、先般の米国における同時多発テロに関連しましてのテロ資金対策の対応状況についてお伺いしたいと思います。  御承知のように、首謀者の一人がオサマ・ビンラディンというふうに言われておりますけれども、この方は、この方はと言ったらい...全文を見る
○平野達男君 内容は結構です。資産凍結の額を教えていただけるでしょうか。
○平野達男君 今までのトータルとして、三回合計して六十万ドルということですか。
○平野達男君 日経新聞によりますと、イギリスでは何か百億円をもう凍結したというふうにやっていまして、この差は一体何なのかなという感じがちょっと率直に言ってします。日本が要するに銀行の規制が非常に厳しいからテロ資金の流入する経路が断たれているというふうに理解すべきなのか、今の追跡の...全文を見る
○平野達男君 としますと、この三月八日、実は安保理決議というのは二年前と一年前にそれぞれ出てきたあれで、それで三月八日に実はリストが出てきていると。その間、今まで半年以上たっていましたけれども、何をしていたということでしょうか。
○平野達男君 いろんな事情があると思いますけれども、本腰が入ったのはやっぱり九月十一日のテロが起こってからということで、仕事の優先順位としては余り高い優先順位を与えられていなかったということが正直なところだと思うんですが、先般の予算委員会では、きょうは外務大臣は見えていませんけれ...全文を見る
○平野達男君 三つ目のルートとして、国連安保理決議の一三七三号というのがございます。これも前回の参議院の予算の総括質疑の中で平田健二委員がこれに関する質問をしておりまして、この対応状況はどうですかというふうに質問しておりましたら、塩川大臣は、これにのっとって対応を一生懸命やりたい...全文を見る
○平野達男君 ですから、私の理解では、一二六七号と一三三三号というのは、これはタリバン関係者に限定していますよね。一三七三号は、これ読みますと、テロ全体に対するということで範囲をずっと広げています。  そうすると、テロ組織というのは、今、御承知のように、タリバン以外にもヒズボラ...全文を見る
○平野達男君 今一応作業中ということなんですけれども、この一三七三と恐らく非常にセットとして位置づけられるのがテロ資金供与防止条約じゃないかというふうに理解しております。  この安保理決議一三七三号の中でも、このテロ資金供与防止条約、これを早く署名して批准しましょうというような...全文を見る
○平野達男君 批准は、これは臨時国会ではできなくて、何か通常国会でしかできないというルールがあるそうですが、そうすると次の通常国会ということで理解してよろしいんでしょうか。
○平野達男君 事務方としての姿勢の問題として、次の通常国会での批准を目指すというようなことは言えないんでしょうか。
○平野達男君 私が申し上げるのは、先ほどの一二六七にせよ一三三三にせよ、ずっと先延ばししているわけでしょう、今までの対応が。だから、今回のこのテロ資金供与防止条約については早くやったらどうかと申し上げているわけです。  そして、普通一般に、私も役人の経験からいきますと、デッドラ...全文を見る
○平野達男君 ぜひそういうことでやるべきだと思います。  国内対策は以上として、今度は海外の話ですけれども、この話に入る前に、マネーロンダリングのちょっと定義を教えてください。
○平野達男君 そのマネーロンダリングにつきましては、G7が一九八九年にFATFという、これはファイナンシャル・アクション・タスク・フォースと言うんですか、これを創設しまして、日本語では何と言うんでしたか、FATFと言っていますけれども、これが中心になって対応をしているということで...全文を見る
○平野達男君 ぜひ日本がこういう資金洗浄の面についてもリーダーシップを発揮してやっていただきたいというふうに思います。  それで、二十九日、三十日にワシントンでこのFATFの作業関係で会合が開かれているというふうに聞いておりますけれども、どのような会合だったんでしょうか。概要が...全文を見る
○平野達男君 ちょっと時間が余りないんで次の質問に移っていきますけれども、もう一つ、マネーロンダリングとあわせて、いわゆるここがテロ資金の温床になっているんじゃないかというふうに言われているのにタックスヘーブンのことがあります。このタックスヘーブンについての定義をちょっとお聞かせ...全文を見る
○平野達男君 そのOECDがタックスヘーブンについてのいろんな対策を練っているというのは今御紹介にございましたけれども、それちょっと具体的にOECDがどういうことをやっているのか、御紹介願えますか。
○平野達男君 資金洗浄が、その資金の原資はあくまでも非合法に、要するに麻薬取引とか武器の売買とか非合法での取引によって得た資金を合法に見せかけるものだというふうな認識というのが資金洗浄の定義だというふうにお聞きしましたけれども、それでは、このタックスヘーブンという地域がそういった...全文を見る
○平野達男君 先ほどの一千三百七十三号は、これは資金源は特定しないけれども、とにかくテロ行為に結びつくような資産については厳重な監視をするという、こういう決議ですよね。資金洗浄は、資金源はある程度非合法で得た資金だよということで整理されますけれども、今御説明の中では、タックスヘー...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、資金洗浄の非協力国に対していろんな働きかけ、手続の透明化でありますとか、バンキング規制の厳格化でありますとかというのをやっているわけですが、日本としてもこのタックスヘーブンにつきましては、その手続の厳格化みたいというのを求める必要があるというふうに認識...全文を見る
○平野達男君 先ほど副大臣の中に「タイム」の話がありましたけれども、確かにアメリカでは共和党を中心にしてそのタックスへーブンを容認する動きがあったと、今までは。ところが、九月十一日のテロを境にして、タックスヘーブンこそ危ないじゃないかというようなことでブッシュ政権がやっぱり動き出...全文を見る
○平野達男君 わかりました。わかりましたというか、一つだけちょっと。  このタックスヘーブンについてちょっと紹介させてもらいたいんですけれども、カリブ海にケイマン島というのがありまして、これはある雑誌によりますと、人口三万五千人、そこにある銀行資産は八千億ドルだそうです。アメリ...全文を見る
11月08日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。  法律に関して、何点か基本的なことを確認させていただきます。  銀行につきましてはいろいろな評価がございますけれども、少なくとも自己防衛といいますか、銀行を存続させるための努力というのは、これは最大限の努力をしているんじゃないかと...全文を見る
○平野達男君 次の質問に移りますけれども、株式等保有限度額を「自己資本に相当する額」というふうに規定しておりますけれども、これは午前中の中島委員の質問にもございましたけれども、この合理的根拠、先ほどの午前中の説明ではちょっと納得できるような説明がなかったように思います。  それ...全文を見る
○平野達男君 まず、自己資本に相当する額というのが、これが原点になっていて、後ほどいろんなこの議論の中で出てくると思いますけれども、十一兆の株式を吐かなくちゃならないとか、それが出発点になっているんですよね。だから、十一兆というものが出ていくから、株式取得機構の必要性ということに...全文を見る
○平野達男君 そういう機械的なことを聞いているんじゃないんです。今回の法律の趣旨を踏まえて、銀行の株を制限しようとしているわけですから、なぜこういう含み益を算定させないような低価法を用いるんですかというのを聞いているわけです。法律の趣旨に矛盾しませんかと聞いているんです。
○平野達男君 柳澤大臣の先ほどの答弁との整合性でもう一回お伺いします。  株は非常にリスクが高いものだ、株に対しての取得制限をしなければならないんだという御説明でしたですよね。そして、強制的に法律で取得制限をかけますと、それで吐いてくるから、ここに株式取得機構までつくってやるわ...全文を見る
○平野達男君 何か、株を持つことに対する前段の評価、説明と、ここに来て、この部分については自己資本に相当する額には算入しないんだという説明の間には、ちょっとすき間があるような気がします。  それでは次の質問に移らせていただきますけれども、法律で規制することでもって、ただでさえ銀...全文を見る
○平野達男君 貸し渋りの原因にはならないということなんでしょうか。  次の質問に移らせていただきます。  株式取得機構なんですが、これは先ほど池田委員から質問がございました。池田委員と同じ視点に立っての質問をさせていただきます。  株式取得機構、この目的は、銀行等の保有する...全文を見る
○平野達男君 設立の趣旨を聞いているんではなくて、設立の理由を聞いているわけです。  もう一回言いますけれども、株式の価格の著しい変動を通じてとなっているんですから、全体の株式の量からいって三兆六千億というのはそんなに影響があるものですか、それはどのような検討をされたんですかと...全文を見る
○平野達男君 確かに、取得制限をかけて売りますよというふうに宣言するわけですから、出した途端に買い手市場になって買いたたかれるというか、買い手市場になってしまうというような性格はひょっとしたらあるかもしれません。  ただ、これは十五行なんですけれども、平成十二年度の大手銀行の保...全文を見る
○平野達男君 そうすると、今の説明では新BIS規制の導入に備えるということなんですか、今回の全体の制度は。そういう説明ではなかったと思いますけれどもね。あくまでも短期間の中で株を出させるよということで、それに対するリスクヘッジとして株式取得機構をつくるという説明でしたよね。
○平野達男君 新BIS規制の二〇〇四年というのも、これは見込みですよね、今のところは予定ということですね。だから、その中で二〇〇四年ということで限定して三カ年間で株を吐かなくちゃならないという合理的な理由にはならないですよね、これは。  そして、ましてやこれは、先ほど言いました...全文を見る
○平野達男君 私は、この銀行等の保有株式取得機構については、正直言って反対です。ただ、反対については、確たる理由によって反対じゃないんです。何で必要だというのがわからないから反対なんです。  そのときに、先ほど言いましたように、ここをやったときに、「株式の価格の著しい変動を通じ...全文を見る
11月13日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、山本会長にお伺いしたいと思います。  きょうの冒頭の御説明の中でも、銀行は自己資本率の確保に向けて相当の努力をしておるんだと。特に、みずほにつきましてはもう自己資本のティア1に相当する株の保...全文を見る
○平野達男君 時限的に大変厳しいというお話がございましたけれども、過去の大手銀行の保有株式の売却の状況を見ますと、大体三兆程度で推移しているというような実態がございます。そして、今回の想定では約十一兆分がティア1の額を超える額であって、これを売却しなければならない、これを三年間で...全文を見る
○平野達男君 個々の取引によっては売却について非常に問題が生じる場合があるというお話だったと思うんですが、先ほどの岩原先生の法案制定経緯の中にも御説明ございましたけれども、銀行の株式放出が短期的には株式市場の需給と価格形成に影響しということで、これが今回の株式取得機構の設定の理由...全文を見る
○平野達男君 先般の日経新聞に、朝日生命が五千億の株を放出するんだというようなニュースが出ておりました。これは一社とすれば相当の株で、これはたしか三年ぐらいで処理するんだというような計画だったと思うんですが、法的な強制力はないんですけれども、新聞にあのように五千億売却しますよとい...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、もう一度山本会長にお尋ねしますけれども、三年ないし五年をかけてはけない株というのはどういう株になるんでしょうか。これは素人にもわかりやすくちょっと説明いただけるとありがたいんですが。
○平野達男君 つまりは、持ち合い株を解消するときに株を売却して、その受け取り側で信頼の置ける人がいるかどうかわからない、その信頼の置ける人が見つかるまでの一時的な待避所として今回の場合は特別勘定みたいなものを使うという、そういう御説明でしょうか。
○平野達男君 時間もなくなってまいりましたので、最後にちょっと池尾先生にお尋ねしたいと思います。  先ほどの勝木委員の御質問にもございましたけれども、池尾先生は、自己資本率の、健全財政の確保のためには貸出額をやはり抑制すべきだというようなニュアンスのことを、この間いただいたんで...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。
11月15日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。  まず、一点目の剰余金の処理の特例に関する法律案でございますけれども、私は、国債発行枠三十兆円というのは、当該年度の国債の発行の枠を制限するよというだけではなくて、いわゆる後年度負担をできるだけ減らすんだ、後年度の負担に影響を与えな...全文を見る
○平野達男君 主計局の中で体制を整備しているということでしたけれども、まさにそれはその方向でぜひやるべきだと思いますし、また同時に、各省の今の組織をもう一回チェックすべきだと思うのは、予算編成の体制はしっかりしています。しかし、事後評価をやるスタッフというのは意外と少ないんです。...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。  まず、補正予算関係で質問させていただきたいと思います。  今回の改革先行プログラムに関する国費一兆円が計上されておりますが、全体を大きく三つに分けておりまして、雇用対策、中小企業等対策、構造改革を加速するための対策という、この三...全文を見る
○平野達男君 今の大臣の御説明にもございましたけれども、これは雇用予定者五十万人と言っていますが、三年間で五十万人。しかもこれ、三年間でやりまして、雇用すれば六カ月という期間を区切っております。中には、きのうの御答弁の中では先生なんかに関しては一年間もあるよというお話だったんです...全文を見る
○平野達男君 実施の方法を見ましても、新公共サービス雇用、ここに考え方が整理されておりますけれども、地方公共団体に自主性を任せますよと、ゆだねますよというような中身になっております。  ただ、これをよく考えてみますと、ばらまき的な性格になるような感じがあります。それでまた、雇わ...全文を見る
○平野達男君 実施の仕方についてはそのような考え方だろうということでお伺いしましたけれども、その規模につきましては、どうも先ほどからお伺いしておりますと、国債発行額三十兆円ということが頭の中にちらちらちらついてきて規模が決定されたのではないかというような感じがしますが、どうでしょ...全文を見る
○平野達男君 次のテーマに移らせていただきますけれども、三十兆円枠の話でございます。  私は、本来、財政出動というのは常に弾力的であるべきだというふうに思っている一人であります。  財務大臣は、ことしの六月の衆議院の財務金融委員会で、我が党の鈴木淑夫委員との議論の中で、秋にな...全文を見る
○平野達男君 先般、経済見通しの大幅修正、先般というよりもきのう閣議決定がされまして、いろんな数値を見ますとあらゆる数字がダウンサイド、下方修正になっています。たった一つ上がっている数字、これは失業率です。こういう状況に変わっていましても、当時の六月の状況、今の状況、大きな差があ...全文を見る
○平野達男君 これだけ景気の動向がダウンサイドで向かいますと、当然税収等が非常に落ち込むんじゃないかというような感じがあります。それでも平成十四年度予算編成は三十兆枠は守ると、こういう御覚悟でしょうか。
○平野達男君 経済の状況について、竹中大臣に御質問したいと思います。  竹中大臣は、今まだデフレスパイラルには陥っていないんだと。デフレスパイラル、今、デフレという状況にあるということについては皆様方の認識、一致しておるようですが、今、日本はデフレスパイラルの入り口にあるという...全文を見る
○平野達男君 今の御説明の中では、個人消費がかろうじて指数的に悪い状況になっていないという御説明だと思うんですが、それでは、個人消費がどういう状況になればデフレスパイラルになるんでしょうか。
○平野達男君 今の状況がデフレからデフレスパイラルに入る状況だというときに、どういう状況がデフレスパイラルかということを客観的にわかりやすく説明していただかないと施策の立てようがないような気がするんですが、もうちょっとわかりやすく説明できないでしょうか。
○平野達男君 何かわかったようなわからないような答弁なんですが、次の質問に移りますけれども、竹中大臣は、経済がまさにスパイラル的に悪化する危機的状況においては財政もそれなりの役割を果たすというようなことの、ニュアンスの発言を財政金融委員会でやられておりますし、ケインズも、いわゆる...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、デフレスパイラルに、この判断基準がなかなか示していただけませんが、それに入ったときには今までの方針が大きく転換されて積極財政に移ることもあり得るという見解ですか。
○平野達男君 塩川大臣、どうでしょうか。
○平野達男君 そうしますと、塩川大臣は、先ほどは十四年度については三十兆円の枠を堅持するというふうに主張されました。先ほどのお話の中では、いろんな状況を見ながら機動的に対応するというふうに説明されております。そこに矛盾はないですか。
○平野達男君 日銀が金融緩和政策をとっていますけれども、これが効果が出ていない。それから、もう一方の財政出動については三十兆円枠の枠をはめる。そして、残されているのは構造改革なわけですけれども、この構造改革についてもいろんな議論がございます。そこに単純に三十兆円枠をはめると言って...全文を見る
○平野達男君 自由党の平野達男でございます。  一般質疑に続きまして、ちょっと経済の問題について質問をさせていただきます。  今、不良債権の処理が緊急課題として位置づけられております。柳澤担当大臣、大変御苦労されております。本来であれば、この不良債権の処理なんですけれども、破...全文を見る
○平野達男君 柳澤担当大臣が不良債権をどのように処理されているかということの御説明だったと思うんですが、私のポイントは、やはり政策の目的というのはやはり企業再生を選択の一番最初の優先順位に挙げるべきじゃないかと。どうも不良債権が先に入ってしまったために、世の中の全体の動きが負の連...全文を見る
○平野達男君 車の両輪であるということは十分理解しております。ただ、政策の順番としてどっちがいいかといったときに、企業の再生というべきじゃないかということを言っているわけです。
○平野達男君 今の企業再生ですけれども、今の国会の議論を聞いていますと、ずっとやっぱり不良債権の処理、あるいは銀行のいろいろなBIS規制への対応、そういった議論が随分なされております。出されている法案を見てみましても、たまたま今臨時国会がそういう金融関係の法律が多いということかも...全文を見る
○平野達男君 やっと最後のところで我が省も元気を出してという答えが出ましたので、そのようにやっていただきたいと思いますが、要はアナウンスメント効果というのがありますけれども、不良債権の処理と言うのがいいのか、これは企業の再生を目指しているんだとはっきり言うのがいいのか、この違いだ...全文を見る
○平野達男君 岩手県を大変よく評価していただきまして、今回は素直に感謝を申し上げます。  ちょっと話題を変えますけれども、イタリアの映画に「山猫」という映画があります。これはイタリア統一革命の映画でありまして、この映画のクライマックスのシーンに、バート・ランカスター扮するこれは...全文を見る
11月20日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。  私は、株式取得機構の特別勘定にまず限定しまして、何点かお聞きしたいと思います。  銀行がここの特別勘定に株を売るというときの動機なんですが、恐らく時価というものがあって、その時価を想定してこれを出したときに、百分の八以上の価格の...全文を見る
○平野達男君 いつも総合的と言われてそこでちょっと判断が迷ってしまうんですけれども、基本的に銀行は、中長期的というか、短期的に見た場合には、損得勘定で特別勘定に行くかどうかというのはやっぱり判断されるだろうというふうに私自身は判断せざるを得ないというふうに思っています。  そこ...全文を見る
○平野達男君 その場合に、今きめ細かいというお話がございましたけれども、具体的にちょっとわかりやすく説明していただけませんか。
○平野達男君 よくわかりませんけれども、委員会としてそれを判断する余地というのは余りないような感じを受けますね。  もう一つの委員会の役割は、第五条の、これ一番大きな問題だと思うんですけれども、「銀行等の保有する株式の短期間かつ大量の処分により、株式の価格の著しい変動を通じて信...全文を見る
○平野達男君 ちょっと質問に答えていないと思うんですけれども、「著しい変動を通じて信用秩序の維持に重大な支障が生ずることがないようにするため」という目的があるんですけれども、この支障が生じることがないかどうかの判断は、委員会が判断するというふうに理解していいですかという質問なんで...全文を見る
○平野達男君 そうすると、この「支障が生じることがないようにするため」ということは、あとの条文に行きますと、これは例えば株を買ったといっても全部報告になっています。特別勘定で株を買いましたといった後に財務大臣とか総理大臣に報告という形になっています。基本的に、あとどこをめくっても...全文を見る
○平野達男君 結局、この「重大な支障が生ずることがないように」というのが、株を買うか買わないかのスクリーニングになっているわけですよね。そこのスクリーニングになっているところに、基準も何か緩やかでというような、いろんな状況を見て、左右の状況を見て判断をするとか、非常にわかりにくい...全文を見る
○平野達男君 私は、法律的に言ったら重大な支障が生じるとわかったときは、セーフティーネットですから、それは政府保証をぽんと与えてもいいと思うんです。要は、重大な支障が生じることがないということをどこで判断するかということが全然わからない。全然わからないと言ったら言葉が悪いですけれ...全文を見る
○平野達男君 テーマが株の売買ですから、どうも言葉も売り言葉に買い言葉になってしまいますけれども、今の話は本当に一般論ですよね。これで本当に第五条の目的というのは達成できるんでしょうか。大臣、どうでしょうか、ここは。
○平野達男君 今の大臣の御答弁によると、この業務規程の中で、株を買うときの判断基準とまではいかないと思うんですけれども、基本的な考え方というのは入ってくるんだと、そういう御答弁でしょうか。
○平野達男君 そこに何が書かれるかというのが正直言って今までの議論の中でまだきっちりとした説明がなかったように思うので、若干不満は残るんですけれども、そこの業務規程でしっかり書いていただくよう、まずそこをお願いしまして、ここの法律に関しての質問は終わりますが、繰り返すのは、やっぱ...全文を見る
○平野達男君 時間ですから、通告申し上げていた質問についてはまた別の機会にお願いします。
11月22日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。  何点か基本的なことをちょっとお尋ねしたいと思います。  個人金融資産残高に占める現金・預金の占める割合、日本は先進国では断トツでありまして、これはけさほど若林委員が質問の中で指摘されたとおりであります。間接金融主流、企業から見れ...全文を見る
○平野達男君 株は、投資する側から見ると、二つかあるいは二つ一緒にだと思うんですけれども、動機があって投資をしているように思います。一つは、キャピタルゲインを得るというものと配当を得るというもの、あるいは両方ということだと思います。その判断は、恐らく投資する側の個々人の判断による...全文を見る
○平野達男君 両方ということなんでしょうけれども、コーポレートガバナンス、コーポレートガバナンスとずっと言われてきましたけれども、やっぱり株主がしょっちゅうかわるというのは、コーポレートガバナンスという原則からするとこれはちょっとおかしいんじゃないかというふうに思いますし、それか...全文を見る
○平野達男君 配当と利子の比較が難しいという話ですけれども、ただし、説明は配当と利子との比較で説明されたんですよね。  それで、これはそういった技術的な問題は別として、やっぱり政策として、保有して配当をやるんですよ、これが株なんだということに対しての政策意思を今回の税制改正の中...全文を見る
○平野達男君 金融庁さんは要求官庁としてやっぱり配当課税の見直しも出されていますよね。今、私、いろいろしゃべらせていただきましたけれども、何かコメントがあれば、ちょっと突然で申しわけありませんが、一言。
○平野達男君 はい、わかりました。  では、次の質問に移らせていただきますけれども、今回の改革の具体策について何点か質問させていただきたいと思います。  まず、緊急投資優遇制度なんですが、これは塩川大臣の肝いりなんだそうですけれども、きょうの御説明の中では二年間の長期保有だよ...全文を見る
○平野達男君 簡潔で結構です。
○平野達男君 じゃ、次の質問に移らせていただきますけれども、これは前の財政金融委員会でもちょっと意見として言わせていただいたんですが、銀行等の株式の保有制限に関する法律、銀行というのはリスク管理についてはそれなりのプロだと思っていたところが、どうも株については扱いかねるということ...全文を見る
○平野達男君 私は、素人が株式に入ろうとしたときにもう一つやっぱり不安なのは、株価がどうやって決まるかというのがよくわからないということがあると思います。以下は、これは書生論になってしまうかもしれませんけれども、私は政策として、土地もそうですけれども、株もそうですけれども、こうい...全文を見る
○平野達男君 時間がなくなりましたので、最後にもう一点。
○平野達男君 してもしなくてもいいコメントになってしまいますけれども、日本人はリスクをとらないという意見がある一方で、パチンコもやる、こいこいもやる、マージャンもやる、競輪もやる。それから、バブル自体が実は、日本人は大きなリスクというか投機性に手を出しやすいという性格が起こした一...全文を見る
12月04日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○平野達男君 自由党の平野達男でございます。最後の質問でございます。  先ほど、フェアバリューというお話がございました。フェアコンペティションという概念でちょっと質問したいと思います。  塩崎議員にお尋ねします。  今回の改正の柱は、入札への参加というのがあります。入札は当...全文を見る
○平野達男君 価格決定方法じゃなくて、フェアかどうかということだけお答えください。
○平野達男君 要するに、一般的にはそういうふうな考え方はないと思います。  ちなみに、特殊法人改革をどのように考えておられますか。
○平野達男君 是か非かだけでいいんです。
○平野達男君 特殊法人とRCCというのは本質的にどのように違いますか。
○平野達男君 民にできることは民にというのはどこかの総理大臣が盛んに力説されておりますけれども、結局、価格を入れるときに民間企業は自分のリスクを全部しょいます。片方は政府保証があります。ここの違いは非常に大きいんじゃないかということを言いたいわけです。どのようにお考えになりますか...全文を見る
○平野達男君 私も何をおっしゃりたいのかよくわかりません。  RCCの新たな仕組みが必要だという説明についてはよくわかりました、そこはですね。  私は、今回の場合の説明を読みますと、市場に厚みがないからという話をしています。厚みがないから、ここに「RCCの入札参加は不良債権市...全文を見る
○平野達男君 じゃ、この資料は間違いですか。
○平野達男君 「金融庁資料」というふうになっています、これは。金融庁、どうでしょうか。予告なしですからあれですけれども。
○平野達男君 議論がなかなかかみ合いませんけれども、ちょっと別な質問に移らせていただきますけれども、先ほど柳澤担当大臣は、入札の結果、全部落札することがあり得るということをおっしゃいました。恐らくこれは本意じゃなかったのではないかと思うんですが、本当の入札でありますと、百本やって...全文を見る
○平野達男君 当然これは入札を入れてもらう側が銀行ですから、銀行のその入札結果を、例えば四社入札したとして、一位から四位までどれだけの価格で出てどういう会社が出たかということを、応札して入札に参加したかということを含めて公表する仕組みになっているかどうかということなんですが。──...全文を見る
○平野達男君 いずれ、げたは銀行側にあるわけですから、銀行側が公表すると言えばそれは公表になるわけですよね。  それで、ではちょっと次の質問に移らせていただきますけれども、時価の定義を教えてください。
○平野達男君 では、結構です。  私は、時価につきましては、時間がないですからあれなんですが、じかに物を申しますけれどもと言ったらあれの上塗りになってしまいますけれども、基本的に入札する側は、今これを、入札制度を前提にしてちょっとお話をさせてもらいたいんですけれども、入札する側...全文を見る
○平野達男君 時価かどうかだけお答えいただければ結構です。
○平野達男君 今、マーケットというお話をしましたけれども、マーケットがあるんであれば、銀行はそこに要するに競争入札させればいいんです。競争入札ができないということ自体、要するに当該物件に対しての性格が定まるんじゃないですか。その性格だから、では、しようがないから相対で持ちましょう...全文を見る
○平野達男君 大体答弁の趣旨はわかりました。  私が言いたいのはこういうことなんです。  この資料、公開されていますね。塩崎議員、ちょっと見てください、この八ページ目。  八ページ目の「具体的算定方法」で、現在の方法では最大六一%減価。これを改正しますと、最大減価は三七%と...全文を見る
○平野達男君 この資料は一体だれがつくったんですか。
○平野達男君 私もそのとおりだと思います。  ただ、ここで言っているのは、現状ということについて、これは私は何回も確認したんですけれども、現状のやり方、これは公開されていますかと言ったら、公開されているという債権管理回収機構の方の多分答弁だったと思うんですが、要は、今回改善の方...全文を見る
○平野達男君 予告なしで申しわけないんですけれども、鬼追社長さん、今の御答弁でよろしいでしょうか。
○平野達男君 それでは、ちょっと時間がもうなくなってきましたので、ちょっと別な質問で柳澤担当大臣にお伺いします。  先般の日経新聞に大手十三行での不良債権処理損六・四兆円と出ていました。これは中身はどうなのかという資料を何も持ち合わせておりませんけれども、いろんな話を聞くところ...全文を見る
○平野達男君 終わります。
12月05日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○平野達男君 平野達男でございます。きょうはどうもありがとうございます。  山田参考人にお伺いしたいと思います。  今回の法律改正の柱の一つは入札です。そこにRCCが入るということですが、RCCと民間サービサーと比較した場合に大きな違いが一つだけあります。一つというか、何点も...全文を見る
○平野達男君 例えば、今のお話の脈絡で話をしますと、大口債権については競争入札でやりまして民間が応札をしましたと、そういった部分についてまでRCCが応札をする理由はないんじゃないかと思うんですけれども、そこはどのように考えられますか。
○平野達男君 なるほど、かなりよくわかります。  そうしますと、RCCについては、先ほど言ったメリットを、利益を上げても上げなくてもいいということを有効に活用して、高値で入れてもいいという、そういう考え方ですか。
○平野達男君 かなり明快でよくわかります。  それで、ちょっと山田参考人にばかり集中して申しわけないんですけれども、ここに「RCCの機能拡充に関する個人的見解」というのをまとめていまして、二次ロスについてかなりスペースを割かれておりますけれども、これはどうしてでしょうか。
○平野達男君 では、ちょっともう一回、あれですけれども、高値入札して二次ロスを出さなければいいという、そういうことだという趣旨でしたね。そういうことですね。
○平野達男君 高月参考人にお伺いします。  先ほどの御説明の中に、いわゆる売却させる仕組みがないということで、このスキームでいきますと、例えば強制的に売却をさせるというスキームがあるじゃないかなと。個々にスケジュールをつくって何年間の間に債権を全部売却させなさいというような、一...全文を見る
○平野達男君 そうすると、私、先ほどちょっと聞き間違えたかもしれませんけれども、売らせる仕組みがないんだというふうに言われたような気がしたんですが、そういうことじゃないですね。
○平野達男君 二ページ目の資料の中に、「銀行は売却損に耐えられるか?」ということがあるんですけれども、「耐えられなければ売却に躊躇するはずで、この問題に踏み込まないかぎり、大きな成果は期待できないのではないか」というふうに書いていますが、それが今の高月参考人の御説明のことですか。
○平野達男君 はい、わかりました。  企業再生について引き続きちょっとお伺いしたいんですけれども、ここは「企業再生はRCCより銀行が適役」と書いていますけれども、一般に、逆に銀行の方が企業再生に余り乗り気ではないんじゃないかという説も聞きます。銀行は企業再生についてどれだけ本気...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、今回、RCCが入ってきて、出てきたわけですけれども、企業再生をするような案件というのは、銀行がやれるものはまず銀行がやりますよと、その結果、銀行が非常に、もうこれはできないというような案件がまず出てくるという、そういう理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 そうしますと、RCCは相当強力な企業再生の力、スキーム、そういったものが必要になってくると思いますが。  先ほど、山田参考人の御意見として外注もあるんじゃないかと、あるいは考え方として超スーパー、能力の高い人たちを集めるとかいろいろあると思うんですけれども、RCC...全文を見る
○平野達男君 外注が中心だということですか。外注をどんどんやれということですか。
○平野達男君 そうすると、ちょっとだけあれですけれども、RCCの企業再生に果たす役割というのはどういう位置づけになりますか。仲介機能ということですか。
○平野達男君 もう一回山田参考人に戻りますけれども、RCCの企業再生に果たす役割の位置づけというのはどのようになりますか、先ほど外注という話がありましたけれども。
○平野達男君 これはちょっと私の理解が悪かったかもしれないんですけれども、私は、RCCの中に再生委員会をつくると、それをやるものだというイメージでありました。  ところが、外注をすべきだという話できょうは両参考人とも意見されておりまして、さっき私の質問は、確かにそこの病院だとい...全文を見る
○平野達男君 あと一つだけお願いします。
○平野達男君 そんなにいっぱい案件があるかどうかよくわかりませんが、これは外注です、これはこっち側ですよというような、そんなやり方があるかどうか。つまり、委員会をつくったならばやっぱり委員会を徹底的に使わにゃいかぬ、外注ならば外注で徹底的にやると。これは多分どちらかというと基本じ...全文を見る
○平野達男君 わかりました。  村松参考人、大変参考になる御意見ありました。どうもありがとうございました。  終わります。
12月06日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○平野達男君 自由党の平野です。  御通告申し上げました質問に入ります前に、おとといの議論の延長線上でちょっと塩崎議員にお尋ねいたします。  今回の法律の改正の柱の一つが入札制度の導入、これにつきまして、フェアコンペティションかどうかということについて前回、前々回議論をしまし...全文を見る
○平野達男君 その二次ロスを出さないということですけれども、あえて言わせていただければ、民間企業の方が絶対二次ロスを出さないということに対して価格査定をします。これは、今のは全く認識が違うと思います。  それで、実はこれに関してはいろんな議論があると思いますが、きのうの参考人に...全文を見る
○平野達男君 いずれにせよ、答弁者についてはなかなか言いづらいところと言いやすいところとあると思いますから、この点はまずいいです。  次の質問に移る前に、以下はちょっと小ばなし風になってしまいますが、私の夢だと思ってください。  法律が通りまして、銀行が物件を売りに出しました...全文を見る
○平野達男君 私が言いたかったのは、民間と同じ手法でやります、民間の企業に対する、民業に対する圧迫ではございませんと塩崎さんは何回も答弁されておりましたね。もし最初からそういう答弁をされているとなれば、入札制度に本当にそれがなじむかどうか、公正取引という観点からどうか、多分こうい...全文を見る
○平野達男君 わかりました。  次の質問ですけれども、入札を入れるときに、当該物件についてはぜひ買ってこれを何かに役立てたいという意欲があるから多分入札すると思います。私企業の場合についてはそれで利潤を上げるということで、当然これはロスを出さないということが前提なわけですから、...全文を見る
○平野達男君 そこで同意されるとちょっと困ってしまうんですけれども。実は次の質問を用意していたんですが、ちょっと時間の関係もありますから。  その一方で、キャッシュフローの伴うもの、企業再建ということが入りますと、ここに政策目的が入ってきますから、ただ買って、銀行側の立場に立っ...全文を見る
○平野達男君 ちょっと時間がありませんので、次の質問に移らせていただきますけれども、やはりまた入札の話に戻ります。  政府あるいは政府系が発注元になるとか、あるいは売りに出すというときの売り側になるという立場はあると思いますが、入札に参加をする例というのはなかなかないんじゃない...全文を見る
○平野達男君 ぜひそういう方向でやっていただきたいと思います。  ちょっと項目があちこち飛んで申しわけございませんけれども、資本注入をした銀行が健全化計画というのをつくっておりまして、その健全計画、結構厚い冊子になっていますけれども、そこを見ますと、結構人員整理をやるというよう...全文を見る
○平野達男君 もう時間が迫ってまいりましたので、最後の質問というか意見になるかもしれませんが、企業再建ファンドの話にちょっと移らせていただきます。  これは、日本政策投資銀行が一千億拠出するということで、業務純益から五百億円、それから補正予算で産投特別会計からも五百億円入れると...全文を見る
○平野達男君 それで、実はいろんな情報が入っておりまして、アメリカがどうもこの出資に興味を持っているというような話が入っておりまして、クエール元副大統領が日本に来てRCCへの出資の意向を打診したと。このクエールさんというのはどこかのファンドの特別顧問をやっていますから、名前がクエ...全文を見る
○平野達男君 締めます。あと一言で終わりますから。  この法律の結果、八人の発議者が八福神と言われるようにお祈り申し上げまして、質問を終わります。
○平野達男君 私は、自由党を代表して、八議員提案の金融機能の再生のための緊急措置に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、銀行が不良債権処理を行うに当たって、銀行経営への圧迫を軽減するために、RCCが政府保証を基盤として、時価という名のもと、高価格...全文を見る