平野達男

ひらのたつお



当選回数回

平野達男の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○平野達男君 国連の平野でございます。  どうも竹中大臣ありがとうございます。  塩川財務大臣がデフレスパイラルはどうも独り歩きしているんじゃないかというようなことを言っておられましたけれども、本当に独り歩きをしまして、昨年の十一月、十二月でしたか、緊急対応プログラムの中にど...全文を見る
○平野達男君 私の趣旨は、今までの構造改革をやるときのストーリーの中で、このデフレというものがどういう影響があるかというのはしっかり組み込まれていなかったのではないかという趣旨です。  それはなぜかといいますと、先ほど言いましたように、デフレギャップを縮めますよと言ったときに、...全文を見る
○平野達男君 その点で竹中大臣との御認識は一致したと思います。  そこで、一つの問題が出てくると思います。  そうしますと、需要がどんどん落ちてきますと、需要が落ちているときに潜在供給力だけ仮に上げたとする、つまりこれが供給サイドの強化ということなんですが、デフレギャップがど...全文を見る
○平野達男君 別なことを言うと、全体の生産性を高めて労働、土地、資本を低生産性部門から高生産性部門に移行するんだということですね。  私の趣旨は、それが実現する前に、それを阻む大きな要素、つまり先ほどのデフレギャップの話に戻りますけれども、それを縮めてそこからばねをもって景気を...全文を見る
○平野達男君 今の竹中大臣の中で、需要の喚起のために四・一兆の補正予算という話がありました。  ここから塩川大臣にも話が飛んでいきますけれども、そうしますと、今まではっきり言っていたのは、景気の刺激策として基本的に財政需要は発動しないと言ってきました。これをはっきり言ってきまし...全文を見る
○平野達男君 じゃ、少なくとも、その想定というのは骨太の方針にはなかったというのは、これはそのとおりですね。骨太の方針にこういうデフレスパイラルが起こって危機的な状況を管理しなければならないことが想定されていなかったということは、これは事実ですね。
○平野達男君 それでは、ちょっと話がまた竹中大臣に戻ると思うんですけれども、その危機的な状況というのは塩川大臣も認識は一緒でしょうか。
○平野達男君 そういう認識が一次補正予算のときになぜなかったんでしょうか。こんなものを、ええ加減な答弁していたら大変なことですよ、これは。国会であれだけやったときに二次補正予算は組まないと言ったんですよ。今日の話の中では竹中大臣だって塩川大臣だって全然答弁変えているじゃないですか...全文を見る
○平野達男君 それは後付けの説明であって、そんなものの説明はもう世の中通じないというのは竹中大臣が一番分かっているじゃないですか。そういう答弁をやってしまったら、ちょっと後の話に移りますけれども、この補正予算、要するに政府の方針が本当に信用を置けなくなっちゃうんですよ。  そし...全文を見る
○平野達男君 今の先ほどの認識の中では危機だというふうにおっしゃいました。そしたらば、財源の規模がどれだけあるかというのをまずしっかり議論すべきじゃないですか。財源じゃなくて、投資の規模が。  そういうふうに言っておきながら、一生懸命になって財源探しました、そこに二・五兆ありま...全文を見る
○平野達男君 委員長、全然答弁と違うことを言っている。この質問に答えてくださいよ。私は補正を駄目だったとは言っていないですよ。補正が必要だという前提に立っているんですよ。その説明ぶりと考え方をしっかり説明して、今それを聞いているわけですよ。
○平野達男君 違います。分かりました。  それじゃ、今の意見をもう一点だけ確認しておきます。平成十四年度については二兎を追うということですね。
○平野達男君 そうですね。いいですね、それは。もう変えないでくださいよ。いいですね、塩川財務大臣。
○平野達男君 いや、追うと……
○平野達男君 二兎を追うとはっきりおっしゃいました。
○平野達男君 手を、挙手してから発言させてください。
○平野達男君 私も瞬間湯沸器と言われておりまして、どんどんどんどんエスカレートしますので、ここの点は御容赦ください。  その順序が違うというのは、どのように違うんでしょうか。
○平野達男君 そうしますと、今回の場合はあくまでも財政の規律優先をして、そのうちに危機、その今回やったデフレスパイラルという、先ほどは危機という言葉がありましたけれども、その危機の対応についてはそちらを優先して今回の補正を組んだと、そのような理解でよろしいですか。
○平野達男君 それでは、そこはもう考え方の違いということになるかもしれませんが、以下、じゃ私の考え方を述べさせてもらいます。  危機的状況というのであれば、ここはやっぱり財政規模というのはしっかり検討されてしかるべきです。そして、なおかつ財政の規模の、規律が本当に必要だというか...全文を見る
○平野達男君 さきに私は何回も確認したのは、今のこのデフレスパイラルの入口にというのは、どういうことがあって、どういう意識ですかというのを確認しました。
○平野達男君 意識している、意識していないじゃなくて、どういう、どのような認識かと言ったら、危機的な状況だという危機感をにじませました。  この話……
○平野達男君 どうも財務大臣とは、外務大臣と次官とのあれになっちゃいましたね、言った言わない、言った言わないといって。  そんな話じゃなくて、先ほどの危機的な話で、ついさっきの話ですから。危機的な状況ということでは、竹中大臣も先ほど認識されましたよね、そのとおり。それは少なくと...全文を見る
○平野達男君 竹中大臣の説明はよく分かります。  その次は、その議論をしたときに、今どなた様か言われていますけれども、その規模で本当にデフレスパイラルの危機が回避できるかどうかという議論になるわけです。  何回も言いますけれども、今そういった言い方なら分かるんです、私の見方に...全文を見る
○平野達男君 ちょっと答弁、質問に対して答弁答えられていると思いますか、委員長。  私は、デフレスパイラルで、今回の予算で止められますかなんというのは聞いていませんよ。
○平野達男君 私が分かりにくいんでしょうか。それとも答弁が分かりにくいんでしょうか。どっちなんでしょうか。
○平野達男君 私は、塩川大臣は私の答弁に沿った答弁をしていないということはよく分かります。
○平野達男君 はい。
○平野達男君 私は、今回の話の中でずっと順序立てて考えたときに、デフレスパイラルに陥らないようにすることがこれも重要だというふうに聞きました。今回の補正措置だけでデフレスパイラルは回避できるというふうには思っておりません、これは。それはそのとおりです。  ただ、竹中大臣が言われ...全文を見る
○平野達男君 違います。
○平野達男君 いいですか、私はそんなことを聞いておりません。方針をもっと強烈にメッセージとして伝えることが必要だという観点に立ってしゃべっています。
○平野達男君 これは核心の議論です。
○平野達男君 私は一言もデフレスパイラルを回避することは言っていなかったなんて言っていないんです。
○平野達男君 さっきから言っているとおりです。さっきから言っているとおりなんです。デフレスパイラルを回避するということを目的に入れたのは政府ですよ。そういう重要な目的を入れておいて、じゃ、それを決めるための財政支出の規模はどうやって決めたんですかということを……
○平野達男君 こういう答弁は、私は本当おかしいと思います。
○平野達男君 財務大臣としてそんな答弁で本当にいいんでしょうか。
○平野達男君 それでは皆さんに、皆さんに聞きます。この議論は本質的な議論だと思います。議論は終結していません。これでいいんでしょうか、本当に。
○平野達男君 討論でいろいろ述べさせていただきます。
○平野達男君 私は、政府提案の日本電信電話株式会社の株式の売却収入の活用による社会資本の整備の促進に関する特別措置法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、第二次補正予算編成の財源として、国債発行額を三十兆円以内にとどめるという政府方針を堅持する建前の下、...全文を見る
02月01日第154回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○平野達男君 国連(自由党)の平野達男でございます。  BSEの感染牛、我が国で三頭確認されました。この影響、本当に重大なものがあります。枝肉価格の暴落、消費の低迷、この影響を受けまして、生産者始め牛肉に関するいろんな業界が本当に深刻な影響を受けております。また、本当に重要な問...全文を見る
○平野達男君 結果責任という言葉がございます。この結果責任というのは総理はどのような形で取ればいいというふうにお考えでしょうか。
○平野達男君 大きな事態があった場合に、それに防止策を取る、そういうふうな体制を作る、発生させないような体制を作る、これは責任を取るということではなくて、その仕事にいるときの職務の当然の仕事じゃないでしょうか。
○平野達男君 そうしますと、いろいろこれから行政がいろんな、その場その場でいいと思っていて判断して、結果として重大な事件が起こった、国民に重大な被害を与えた、国家的損失を与えたと、そういった場合には、申し訳ございませんでした、悪かったです、これから体制をしっかりしますから、これが...全文を見る
○平野達男君 今の私の答弁に、答えておりませんが、いろいろな責任を取るということをおっしゃいました。しかし、今の総理の言葉をおかりしますと、今回の狂牛病の発生につきましては、体制をしっかりします、防止に努めますと、これでけじめを付けるということを認めているわけですね。
○平野達男君 これは私は、これからの仕事のやり方、内閣の政治姿勢、言葉を間違えましたけれども、行政の仕事の仕方、それから政治家としてのけじめの付け方、重大な先例を残すことになると思います。  これは、その場に立って、例えば、先ほど言ったことを繰り返しますけれども、武部大臣は危機...全文を見る
○平野達男君 武部大臣のおっしゃっていることは全く正しいと思います。ただし、それは先ほど申し上げましたように、大臣として、そのときのポストにある者の職務として当然やるべき仕事であります。これはけじめを取ったことでも責任を取ったことでも何でもないと私は思います。  もう一度私は言...全文を見る
○平野達男君 私は、今回の雪印の例でも分かりますように、雪印の例と比較するというのはちょっと酷かもしれませんが、民間会社では何かがあれば必ずけじめを付けて、それを引責という形で辞めております。なぜ政府がこれを取らないんでしょうか。
○平野達男君 雪印の問題は、先ほど言いましたように酷かもしれませんというふうに申し上げました。  ただ、私は、世の常識としてこれだけの問題を引き起こしてけじめを付けていない、その段階でBSEの発生を止められなかったということについてけじめを付けてないと。ここについて、なぜけじめ...全文を見る
○平野達男君 この問題を個人の責に帰すというのは私は難しいと思います。例えば、前の熊澤次官、あなたが悪いといって懲戒免職にすると、こんなことはできないと思っています。  私が言うのは、組織としてのつかさつかさ、その立場にある人が今までの全部のことをしょって、今回大変申し訳ないこ...全文を見る
○平野達男君 それは、武部大臣、武部個人としての責任の取り方だと思います。私は、農林水産大臣としての責任の取り方ではないと思います。  それから、今回の狂牛病の発生、これはどういう形で解決、どういう形になれば解決されたというふうに思いますか。
○平野達男君 どういう形になればBSEの問題に片が付いたという形になりますかということを想定されていますかという質問です。
○平野達男君 私も全く同感です。消費が戻ることが大事なんです。  今出回っている肉は安全です。安全ですが、消費が戻っていません。なぜ戻らないのか。私は、この背景の中には行政不信、政治不信があると思います。大臣、どう思いますか。
○平野達男君 正しい知識という以前に、私が言いましたように、行政不信、政治不信があるんではないですかというふうに今お聞きしましたけれども。
○平野達男君 私は、ここでけじめを付けることが消費の拡大にとって少しでもプラスになるんであれば、これをきっちりやるべきだと思いますが、どう思いますか。
○平野達男君 私は、武部大臣が仕事をサボっているなんて一言も言っていません。体制の在り方、けじめの付け方を聞いているんです。  今、それを擦れ違いして、私はやっていますやっていますと言っていますが、私の質問に対して答えておりません。これは行政の問題、政治の問題として、こういうこ...全文を見る
03月12日第154回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○平野達男君 国改連絡会(自由党)の平野達男でございます。  資料をちょっとお配りください。    〔資料配付〕
○平野達男君 岩手県二戸市、青森県田子町にまたがる地域におきまして、産業廃棄物の不法投棄が確認されております。量におきまして八十二万立方メートル、全国最大規模の不法投棄の事実ということになるかと思います。  この事実に関しての、事実の有無あるいは現状、今後の方向等々につきまして...全文を見る
○平野達男君 これは刑事事件としても扱われていますね。その概要をちょっと御説明願えますか。
○平野達男君 この不法投棄の行為者が三栄化学工業、縣南衛生という会社になっていますが、この会社は今どうなっているんでしょうか。
○平野達男君 一般論として、大臣にお聞きしますけれども、このような不法投棄の発生する原因、これはどこにあるとお考えでしょうか。
○平野達男君 ちなみに、この地域の産業廃棄物は、縣南衛生会社、これは埼玉県の会社でありまして、関東から持ち込まれたのではないかというふうに言われています。  さらに、一般論としてお聞きしましたけれども、不法投棄というよりは産業廃棄物の処理、これはだれがどのような責任で処理をする...全文を見る
○平野達男君 PPPの原則ということと、それに向けてのいろんな規制の強化がされているということかと思うんですが、国、地方公共団体の役割というのはどのような規定になっておりますか。
○平野達男君 法定受託事務の中身を説明していただけますか。法的意味です。
○平野達男君 法定受託事務というのは、本来国が行うべきものについても、国に、仕事を委託するという位置付けだというふうに私は理解しておりますが、先ほど私ちょっと気になったんですが、自治事務に付するという方向での検討をしているということですか。
○平野達男君 地元にとっては一日も早い不法投棄産廃の適切かつ迅速な処理が求められております。手法については現在青森、岩手県、各々で検討中でございますが、問題は負担の問題であります。PPPの原則というふうに言われていますが、三栄化学工業あるいは縣南衛生ですか、これは倒産しております...全文を見る
○平野達男君 今の御説明を補足する意味で、私どもで資料を出させていただきます。  二枚目をちょっと見ていただきたいんですが、「不法投棄の原状回復支援措置について」ということで、今の御説明にありましたように、産業廃棄物適正処理センターに基金を作って、これで助成をするというような仕...全文を見る
○平野達男君 参考までにお伺いしますけれども、私は補助金というのは普通は補助率は二分の一だというふうに理解をしております。今の補助金件数の中で、二分の一の補助金件数が何件、あるいは三分の一の件数が何件、あるいは補助金の額、もし把握しておられれば御紹介願えますか。
○平野達男君 私も去年の三月まで役所に勤めていまして予算をずっとやってきましたけれども、圧倒的部分は二分の一というふうに理解しております。  それから、この今回の産業廃棄物は、先ほど言いましたように関東、関東というか他県から持ち込まれたものでございます。それから、よく大量生産大...全文を見る
○平野達男君 よく分かります。ただ、現状問題として八十二万立米の不法投棄がある。それを地元の方は早く撤去してもらいたいと願っている。コストも負担しなければならない。  この補助率につきましては、今日はもうこの一点だけ、補助率だけで話をしていますけれども、三分の一、県が三分の二を...全文を見る
○平野達男君 是非環境省も、蛮勇を奮う必要はないんですが、財務省と是非やってください。財務省もよろしくお願いします。  それから次に、質問に移ります。  産業廃棄物の流通ということなんですが、産業廃棄物というのは、今回は他県から他県に持ち込まれたということなんですが、一つの考...全文を見る
○平野達男君 片山総務大臣、ごみを県境を越えて移動するということについてどのように思われますか。
○平野達男君 それに関連して、都道府県が県境を越えて持ち込まれる廃棄物について規制する動き、例えば事前協議制度とか、北海道なんかは一切駄目よというふうに言っているわけですが、こういった動きがありますが、これについての現状、それから総務大臣の見解をちょっとお伺いします。
○平野達男君 そういう動きに対して環境大臣はどのようにお考えになりますでしょうか。
○平野達男君 私も、製品が自由に流通していてそのセットとして出される廃棄物が流通しないというのは、これは社会全体の仕組みとしてやっぱり私もおかしいと思います。しかし、現実問題として廃棄物の処理をだれがどのように負担するかという、これがしっかりしていないために、どうしても県側として...全文を見る
○平野達男君 それは都道府県とすれば当然の方向だと思いますが、一方で、じゃ、廃棄物は本当にだれがどのように負担、処理するかという根本の問題がやはりあると思います。  それからもう一つ、資源循環型社会の構築と言われます。一番いいのは、基本的には省ごみが一番なんですが、どうしてもや...全文を見る
○平野達男君 もう一つは、やはりダイオキシン問題とか環境ホルモンという問題がありまして、処理場そのもののしっかりとした技術体系、これの整備がやっぱり急務だと思います。  次の質問に移りますけれども、今回問題になっているのは八十二万立方メートルの産業廃棄物、言わば負の遺産でありま...全文を見る
○平野達男君 千二百万トンですか。
○平野達男君 千二百万トンということなんですが、その前に、このデータの把握方法というのはアンケートでやったということですか。
○平野達男君 個々の地域での産業廃棄物、先ほど量を言いましたように八十二万立米。実は、香川県の豊島の産業廃棄物が随分社会面をにぎわしましたけれども、その量が四十五万立米です。これを合わせて百二十万立米。  今の調査では一千二百万立米しかないということなんですが、これはいかにも少...全文を見る
○平野達男君 私は、これは、地方公共団体がしっかりやって公表すればその段階で、地方公共団体、あなた、処理をしなさいと言われる体系になっていますね、これは。そうしますと、負担もしなければならない、事務手続も煩雑だ、そういった中でこのアンケート調査にしっかりと取り組むというインセンテ...全文を見る
○平野達男君 今の廃棄物の処理をする法律、廃掃法なんですが、この廃掃法を読みますと、今ある廃棄物あるいはこれから発生する廃棄物についてしっかりと処理をする、あるいは規制を掛ける、こういったことについてはしっかり仕組まれていると思うんですが、今までに不法投棄されているものに対する取...全文を見る
○平野達男君 まず私は、不法投棄量のまず全貌把握をしっかりやるべきだと思います。全国でどのような不法投棄が、どのようなものが量で、どのようなものが不法投棄されているか、これをしっかり把握すべきだと思います。言わばその不法投棄マップみたいなものを、これを厚生省の責任で作成する。その...全文を見る
○平野達男君 是非そういった方向で、一番やっぱり迷惑を被っているのはその地域の住民です。特に近傍の住民は、もうにおいは大変。それから、将来、地下水が汚染されるんじゃないかという、そういう不安におびえています。  それで、実は私、ここの場所に先週の土曜日、行ってまいりました。雪が...全文を見る
○平野達男君 終わります。
03月13日第154回国会 参議院 本会議 第8号
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○平野達男君 私は、国会改革連絡会を代表して、ただいま議題となりました二法案につきまして質問いたします。  その前に、昨日、外務省より発表された鈴木宗男議員の秘書とされるムルアカ氏の件に関して重大な疑義が生じましたので、一点質問いたします。  外務省によれば、同氏は、九八年、...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○平野達男君 国連(自由党)の平野達男です。  RCCに関して何点か御説明いたします。  財務大臣には質問行かないと思いますので、もしなんであれば結構でございますけれども。  先般、早急に取り組むべきデフレ対策案、対策ということ、対応策ということで方針が出されまして、全体が...全文を見る
○平野達男君 正に今、大臣がおっしゃられた、万一の二次ロスのリスクに備えて、五十三条買取りに係るこれまでの回収益を財源として活用することとしという項目を起こしているんですね。これはもう昨年の金融再生法のときには、二次ロスは絶対出しませんと。ましてや、二次ロスが出た場合の回収益なん...全文を見る
○平野達男君 ですから、もうその答弁自体が金融再生法の議論と大きく変わっているんですよね。あのときは、ここのときの議論は二次ロス出ませんかという議論が一杯出ました。出さないように、出さないように適正な価格でやると言ったんです。二次ロスが出た場合の財源なんというのは一言も言っていな...全文を見る
○平野達男君 お気持ち、気持ちは変わっていないというのはよく分かるんですけれども、ただ、言いたいことは、あのときには、二次ロスは出ません、その財源の話も全然出ていない。これがここで、対応策の中でこういう形で三行で出てきている。こういう形でなし崩し的に変わっていくということが、やっ...全文を見る
○平野達男君 市場価格というよりは、不良債権を持っている金融機関です。先ほどの話では、山崎幹事長の発言は軽いから余り影響がないよという声もありますけれども、まあ一応幹事長のあれですから。簿価だというふうに出して、そういった案もあるよということを今のこの時期に出したわけですよね。金...全文を見る
○平野達男君 いずれあの影響というのは、私、少なからずあると思いますし、まだまだ、私、魑魅魍魎ということを一回夢で出てきたという話ししましたけれども、やっぱり魑魅魍魎はいるのかなという感じがちょっとしました。  ちょっと話、別な質問に移りますけれども、債権回収会社がいろいろ銀行...全文を見る
○平野達男君 こんな話が本当かどうか分かりませんけれども、私もどっちかというと国粋主義者のつもりですけれども、不良債権市場、こんなに外資系に荒らされたらたまらないと。何とかして日本の金融機関でどんどんどんどん買えないかという、そういった背景の中に簿価論みたいなのも出てきたのかなと...全文を見る
○平野達男君 今回のRCCのもう一つの柱は企業再生だったと思います。  企業再生委員会を作って、その中で企業再生についてのいろんなアドバイスをする、あるいは計画を作るということだったと思うんですが、企業再生の中には、民事再生法あるいはその私的ガイドラインによれば一番いいんですが...全文を見る
○平野達男君 まとめます。  いずれ、今回、RCCが株式を持てば株主になるわけですから、株主として発言しやすいのはやっぱり会社更生法適用、会社更生法が一番発言しやすい。それからあと、今いろんな会社を整理するときに、やっぱりどうも私的ガイドライン、次に民事再生法、で、最後はぎりぎ...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○平野達男君 今日はどうもありがとうございます。  まず、浪川記者に、公述人にお伺いします。  私も、ペイオフの解禁の時期というのはこんなに景気が悪くなっているときにやるというのは非常に抵抗力がありますし、それでなくても、それ以外の例えばBIS規制の導入あるいは時価会計の導入...全文を見る
○平野達男君 はい。
○平野達男君 どうもありがとうございました。  正村公述人にお伺いします。  先ほどのお話の中で、需要対策、需要の確保が大事だよというようなお話がございました。私も大賛成であります。特に今の構造改革、先ほど構造改革の意味が分からないという質問もございましたけれども、構造改革、...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。
○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男でございます。  今日は、小島、新山両公述人、本当にありがとうございます。  まず、小島公述人にお伺いしたいと思います。  防衛ということで、ちょっと観点を変えまして、自衛隊ということに関してちょっと御質問したいと思います。 ...全文を見る
○平野達男君 新山公述人にお伺いします。  今日は、食品安全性確保のための組織機構と法の整備ということで、大変有益な意見をお聞きしたと思っています。  翻って、我が国の組織なんですが、縦割り行政ということと、私は、先般のBSEの発生で見たのは、縦割り行政というよりは、本来分離...全文を見る
○平野達男君 若干まだ時間が残っていますので、もう一点、遺伝子組換え食品についてちょっとお伺いしたいと思います。  今の遺伝子組換え食品というのは非常に消費者の拒否反応が強いんですけれども、ほとんど遺伝子組換え食品は、例えば雑草に強い食品、あるいはある特定の虫に、害虫に対する殺...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。
03月20日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○平野達男君 今日は株の空売りについて質問したいと思いますが、塩川財務大臣、空売りはやっておられないでしょうから、どうぞ、席を外しても結構ですので。  それで、空出張とか空手形とか余り言葉は良くないんですけれども、株の空売りというのは立派なこれは商取引であるということだそうです...全文を見る
○平野達男君 その作為的というところの区別がなかなか難しいというところが、またこの空売り規制の難しいところじゃないかなと思うんですが。  先般のこの「早急に取り組むべきデフレ対応策」の中にも空売り規制が打ち出されまして、これが、大きく見ますと、どっちかというと不当に近い空売りを...全文を見る
○平野達男君 ただ、この中には、このデフレ対応策の中にはもう明らかに過度な空売りを防止するということを書いていますよね。この中に、過度な信用取引に対して貸株の品貸料の引上げを機動的に実施したというようなこと書いています。ただ、過度な信用取引そのものを抑制しますよということ自体はも...全文を見る
○平野達男君 今日の日経にハバード委員長さんが空売り規制批判という何か記事が出ていまして、お読みになったでしょうか。デフレ対策に対して「株価を引き上げるために規制策を使うのは賢明とは言えない」ということで、この新聞を読む限りにおいてはこの空売り規制に対して批判をしているということ...全文を見る
○平野達男君 株価が上がったということなんですけれども、どうも今の日本の状況を見ると、まだまだファンダメンタルズがしっかりしていないというか、景気動向は若干上向き加減なんですが、そんなにぼんと株価が上がるような状況にはないというふうに言う方が正確な見方に近いんじゃないかと思います...全文を見る
○平野達男君 それと、先ほど山本委員の言われたことと関連しますけれども、私も株をやったことないんですが、これだけ空売りとか品貸料とか、あと何か空売り側の空売り規制はどういうふうにしてやるんですかというのを聞いたら、板寄せ方式とかざらば方式とかいろんな難しい言葉が出てきたんですが、...全文を見る
○平野達男君 運用減ということですね。  ちょっと私が質問したいのは、証券会社と投資信託委託会社の関係です。  証券会社は、御承知のように、とにかく株の売買の仲介をやってその手数料を取る。それから、投資信託委託会社は、今のお話にあった投資信託受益証券といいましたっけ、投資信託...全文を見る
○平野達男君 そういうことはやってはいけないということなので法律で禁止をしている、それはそのとおりだと思います。そうすると、法律で禁止しているかどうかというのは、それは金融庁がチェックするわけですね。法律に反しているかどうかというのは、当然それは金融庁がチェックをするということな...全文を見る
○平野達男君 ちょっと通告申し上げていませんでしたけれども、ちなみにそういった摘発というか、それは年間どれぐらいあるんでしょうか。それは持っていませんか、ありませんか。
○平野達男君 二件というと、数が多いのか低いのかというのは、多いのか少ないのかというのは判断に迷いますが、決して数は多くないということのようにも思います。  先ほどの空売りの話にも絡めまして、そういった何か不当な行為が行われている。特に今回の場合の証券会社と投資信託委託会社の関...全文を見る
○平野達男君 そこの話は今ちょっと初めて聞きましたけれども、しかしやっぱり、株の売買して手数料をもうける、仲介料をもうける、それから、きちっと株を買って市場を見ながらどれだけキャピタルゲインを取って投資家にお金を返すか、これはやっぱり相反する仕事だと思いますね。それを一緒に兼業す...全文を見る
○平野達男君 私も、精製塩に関する関税措置について若干の質問をしたいと思います。  これは、平成九年に専売制度を廃止しまして、五年間、六年間ですか、の経過措置ということで、今年三月にはそれが切れるということで、原則自由市場構造へ移行させようということで取っている措置だというふう...全文を見る
○平野達男君 そうすると、純粋に国策としてこの方向を進めてきたと、こういうことですね。  そうすると、これが、輸入精製塩との競争力格差がトン当たり三千三百円、これコストでどれだけの割合ですかということをお聞きしましたら、四割だというふうに言っていました。トン当たりの生産費に対し...全文を見る
○平野達男君 いずれにせよ、三年間でとにかくやるということで業界も覚悟ができていると、こういうことなんですね。  ここで、確かに国策として自由化の方向で進めるということも分かるんですけれども、非常にタイミングとして、他方で不良債権の処理をしてリストラが進む、失業率もどんどん上が...全文を見る
○平野達男君 政策としてのそれ自体はいいと思いますけれども、やっぱり国全体の施策としては今本当に悪いタイミングでやらざるを得ないという、そのミスマッチというのはここでもちょっと起きているかなという感じがちょっとします。  次の質問にちょっと移りますけれども、日中間の農産物三品目...全文を見る
○平野達男君 今の段階では、その協議会の枠組みの中で、輸入の量を実質上、制限というような言葉はおかしいですけれども、突出した輸出をしないというような枠組みも決めていると、こういうことですね。  これから、今のところ、シイタケ、ネギ、畳表というのはそういう状況なんですけれども、こ...全文を見る
○平野達男君 今の段階での答弁はそうなると思いますけれども、いずれ、セーフガードを発動するような状況にならないのが一番いいわけですが、発動しなければならないというような状況になると必ず議論が起きてしまう。ちゅうちょして、結局ずるずるずるずる延ばすというようなそういう状況も想定され...全文を見る
03月25日第154回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○平野達男君 国連(自由党)の平野達男でございます。  私も、ここにおられる多くの委員の皆さんと同じように、ほとんど毎週地元に帰って歩いております。私の地元とは、小泉総理も心からいいところだとこの予算委員会で言っていただいた岩手県でありますけれども、その岩手県はまた酪農、畜産、...全文を見る
○平野達男君 その想定する頭数は、たしか乳用種で約三十万頭、肉用種では約七万頭というふうに想定していると思いましたけれども、よろしいですか。
○平野達男君 それは、通常のベースで発生する経産肉用牛、いわゆる廃用牛ですね。一月末時点では実は五万六千頭のいわゆる廃用牛がもうたまっているというような状況になっています。この経産というのは三十万頭になぜ入れなかったんでしょうか。
○平野達男君 考え方としてはそんな、そういう考え方もあるかもしれませんけれども、この対策というのはやはり緊急を要する対策だったと思います。特に、一月末で五万六千頭という牛がもう待っているわけですから、これをどのような期間で、どれだけの短い期間で処理をするかという考え方がこの廃用牛...全文を見る
○平野達男君 今の説明にも、ちょっと私、聞き漏らしたかもしれませんけれども、百六十六の屠畜場があるというふうに把握していますが、それはいいでしょうか。
○平野達男君 要するに、半分近くのところで廃用牛、いわゆる経産肉用牛が受け入れられていない、それからあと残りの半分についても、私がいただいたデータを見ますとかなり制限をしているというような状況にありまして、これは本当に、屠畜場の方にもいろいろ言いたいことはあると思うんですが、本当...全文を見る
○平野達男君 是非、国を挙げて、政府を挙げてやっているんだという姿勢を示すためにも、大臣名でやっていただきたいということで、これは要望というよりもお願いであります。  それから、この一方で、屠畜場につきましてはいわゆると畜場法という法律がございますが、それに基づく屠畜場、これは...全文を見る
○平野達男君 今のその二通りの中で、農家の意見を聞きますと、酪農家はもうすぐ肉骨粉に持っていってもらいたい、持っていってもいいと言っているんです。それは、もう屠畜場に持っていったって、肉にしたって、価格がもうゼロ若しくはもう買手が付かないぐらいの状況ですから。そうすると、最初から...全文を見る
○平野達男君 是非そういった方向で検討していただきたいと思います。  本来であればやっぱり資源ですし、資源というか、屠畜して肉用牛に回すというのが本当の流れでありますけれども、今もう本当に緊急の事態でして、酪農家はもう本当に泣く、泣き入るような気持ちで今事態をちょっと見守ってお...全文を見る
○平野達男君 これは私が地元に行ったときにいつも聞かれて立ち往生する部分なんです。  これは、要するに、農家は早く持っていってもらいたいと思う、あるいは農協に引き受けてもらうなら早く引き受けてもらいたいんです。だけれども、農協は、預かったとしても、その先のめどが立っていないから...全文を見る
○平野達男君 農協の準備も屠畜場の準備も分かりますけれども、進んでないんですよね。これはもう是非、農家の本当に、今の最後の本当の切実な声として言われておりますので、検討すべきだというふうに再度強く要望しておきます。  それから、次の質問に移りますが、肉骨粉であります。  これ...全文を見る
○平野達男君 仮に発生量九百トンで、それを全部処理するような処理量が確保できたとしてもまだ十一万トンのストックが残っているということで、これから事態が変わってきますと、肉骨粉、いろんな利用の手法はあるかもしれませんが、もしそんなこと今、今の段階ではそういったことは考えられませんか...全文を見る
○平野達男君 正に今、大臣言われましたように、いわゆるリスク評価とリスク管理というのは一つの組織の中で一緒にやってしまっていると、ここが今回の問題を本当に複雑にしてしまった一つの原因じゃないかと思います。  こういった問題は医療とかそういった方向にも同じことが言えるんじゃないか...全文を見る
○平野達男君 是非、そうしたしっかりとした体制を築いていただきたいというふうに思います。  最後の質問というか意見になるかもしれませんが、今、野党四党がBSE法案というのを提出しております。これは昨年の十月から議論を始めまして、暮れにほぼ内容を固めたものであります。私も基礎グル...全文を見る
03月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○平野達男君 国改連絡会の平野達男であります。  ただいま議題となりました平成十四年度予算三案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  まずもって冒頭で申し上げたいことは、憲法上優先権を持つ衆議院の予算審議についてであります。  北方支援事業を始めODAなど、鈴木...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○平野達男君 国改連絡会の平野です。  今日は、先に、前のNTT売却益の利用に関する法律の改正のときの議論を、ちょっとしり切れトンボに終わりましたので、財務大臣との間でちょっと整理を付けたいというふうに思います。  あのときは、二次補正の意味合いということでお尋ねをしたという...全文を見る
○平野達男君 竹中大臣も、本予算の審議のときにも、さきの二次補正で一時的に需要の創出のための予算を編成しましたよというようなことを発言されておりましたので、その点、塩川大臣と認識はやっぱり同じだというふうに思います。  あのときに申し上げたかったのは、じゃ、デフレスパイラルとい...全文を見る
○平野達男君 確かに今、企業は過剰債務ということで、業務純益を上げたとしてももう借金に金を回さなくちゃならないということで、設備投資が落ちているということはそのとおりだと思います。あと、一方でそのデータを、いろんなデータを見ますと、かなりの会社で過剰債務というのはどんどん減ってき...全文を見る
○平野達男君 予想されないというよりも、私は、今回の二次補正の中で本当に大きな変更があったというのは、構造改革ということが、要するに供給サイドの方のいろんな構造改革を進めることによって景気回復をしますよということで一本押してきた。他方、小泉総理も言っているんですけれども、構造改革...全文を見る
○平野達男君 じゃ、もう一つそこで言うとすれば、いずれ二次補正の中で私は、今日竹中大臣いませんからあれなんですが、もう骨太の方針も、何といいますか、骨粗鬆症にかかったんじゃないかというような感じで、最近はぼろぼろになっているんじゃないかという感じがするんですが、あの中に言っていな...全文を見る
○平野達男君 どうも教授の指名いただきまして、ありがとうございました。  この三十兆円枠について、発行枠の堅持についてああだこうだと言っていたのは、私はこれについては反対の立場から言ってきたつもりなんですが、やっぱり先ほどの、構造改革を進めているときには、構造改革というのはデフ...全文を見る
○平野達男君 そういうふうになるべきでしょうね。  それで、過去において、私、あるところからちょっと資料をいただいたんですけれども、昭和五十年代に六・一%国債というのが瞬時的に今より一二・三%、一二%ぐらいまで上がったという、国債の価格が暴落したときがございました。このときの背...全文を見る
○平野達男君 今、御答弁を聞いた限りではちょっとすとんと落ちなかったんですが、後でよく議事録ちょっと読ませていただきますけれども、いずれにせよ、そういった一時、瞬時的に暴落するような経過が過去にあった。それからあともう一つは、先ほどの小説の話出ましたけれども、世の中ではどうも暴落...全文を見る
○平野達男君 そういう形で本当に、国債を持っている人に対する、そのマインドに訴えるかどうかというのはちょっと非常に疑問ですね。  ちなみに、私もよく分からないというか、物の本によりますと、今の状況というのはアメリカの大恐慌時代に例えていろいろ論評する人がいますけれども、あの時代...全文を見る
○平野達男君 私が申し上げたかったことは、プライマリーバランスを取るためのもう一つの手段としては歳出をカットすればいいわけですから、考え方とすれば。だから、減税をして税収を上げるというのは、国の歳出はそんなに変えないという前提に立っておられますよね。そうじゃなくて、官から民へとい...全文を見る
○平野達男君 国改連絡会の平野達男です。  私は、ただいま議題となっている二法案に反対の討論を行います。以下、反対の理由を申し述べます。  公債特例法案に関してであります。  まず、外国為替特別会計から一千五百億円を一般会計に繰入れをする特別措置は、本来平成十五年度予算に充...全文を見る
03月29日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○平野達男君 国改連絡会の平野達男でございます。  まずもって、私の質問の都合上からでございますけれども、山口那津男委員に質問の順番を変えさせていただきましたこと、お礼を申し上げます。  竹中大臣に質問したいと思います。  二月一日に財政金融委員会に出席していただきまして、...全文を見る
○平野達男君 ここで需要と供給という言葉を持ち出させていただきますけれども、たしか、竹中大臣は予算委員会等で、需要の落ち込みに対して一時的に需要創出するんだというような答弁もされていたんじゃないかと思います。というのは、今のデフレというのは供給が需要を上回るような状況だということ...全文を見る
○平野達男君 二兆五千億を使いますと、これは明らかにその分だけの需要創出効果があるわけです。この需要に着目した効果ということはどのように説明されますか。
○平野達男君 昨年に骨太の基本方針が出されまして、小泉総理も言っているように、構造改革なくして景気回復なしということで言っておりますけれども、まず構造改革をやりますよと。これはもう竹中大臣が何回も言われますように、サプライサイドの改革ですということで、これをやることによって景気回...全文を見る
○平野達男君 そのずっと持っているというお話でしたけれども、私はそもそも骨太の方針の中で三十兆枠をはめたということは、財政の発動にある程度たがもはめましたと、はめますということを宣言したというふうに理解しました。  ところが、一方で、構造改革を進めますよと。構造改革を進めて、そ...全文を見る
○平野達男君 私ども微調整ということを言っているんじゃなくて、いわゆるそういった構造改革を進める中で景気が一段と落ち込んだと、その落ち込みをそれ以上防ぐための積極財政、つまり財政発動、これを、これは私は骨太の方針にはなかったと思うんです。これを二次補正の発動によって認めて、今の新...全文を見る
○平野達男君 そこは見解の相違かもしれませんけれども、先ほど言いましたように、私、国債発行額三十兆ということを設定した途端に、要するにそれは財政というものはその場、枠の中で運用するということを宣言しましたんで、結果的に二次補正、一次補正、二次補正組んで、特に二次補正はNTT株の売...全文を見る
○平野達男君 柳澤大臣、同じ質問ですけれども、不良債権処理しても不良債権が出てくると、この状況をどのように説明されるでしょうか。
○平野達男君 私も、この不良債権の新規発生というのは、先ほど、この間の新聞記事にも出ていましたけれども、地価の下落に歯止めが掛からない、一方で、もういわゆる資産デフレに全然歯止めが掛かっていないという意味で、本当にこれはマクロ政策の問題じゃないかなというふうに思います。  ちょ...全文を見る
○平野達男君 費用の最小化の原則ということから言えば、これは当然やっぱり競争入札が原則であろうと思います。  ただ、その競争入札にするにしても、それだけの市場も形成されていない、時間的な制約もあるということで、管財人がいろいろあちこち走り回って、何とか引き受けてもらえないでしょ...全文を見る
○平野達男君 説明は分からないわけではないんですけれども、先ほどの出発点に戻って、これは競争入札ではないと、管財人がいろいろ歩き回って譲渡先の金融機関を探してくるということになりますと、どうしても同じことに、繰り返しになりますけれども、買手市場というか、受け手側の市場の言いなりに...全文を見る
○平野達男君 失礼しました。そうしたら、この金融審議会の答申、十二月の二十一日、平成十一年にやっております。これを受けてどのような議論をされていたかという質問に変えさせてもらいます。
○平野達男君 いずれ、今のお話を聞けば聞くほどと言ったらなんですが、迅速に処理しなくちゃならないという中ではやっぱり救済金融機関というのは非常に物が言いやすいと。金融機関側にすれば引当金を積んでもらえば積んでもらうほどいいわけですから、そういう中で、こういうロスシェアリング、プロ...全文を見る
○平野達男君 今の段階では確定的なことは言えないということですが、ただ作業進行状況としては、これはたしか五年で回収するということでしたっけ、一つ一つの債権は。それがまず順調に進んでいるという、こういう理解でよろしいわけですね。  ちなみに、この五兆四千二百十五億円というのは、金...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○平野達男君 国改連絡会の平野達男でございます。  武部大臣にお伺いします。  一九八六年に英国でBSEが発生しました。以来、ヨーロッパであちこち拡大をしました。そうした状況の中で、日本農林水産省は、このBSEの日本の上陸を断固として阻止しなくちゃならなかった、それが責務であ...全文を見る
○平野達男君 私は、そういう責務がある中で、BSEの上陸を許してしまった、それ自体が私は、いかなる弁明があろうと重大なる失政だというふうに認識しておりますが、大臣はどのように考えておられるでしょうか。
○平野達男君 結果責任として責務を果たせなかったということは重大な失政だということにならないというお答えでしょうか。
○平野達男君 ちょっと議論がかみ合わないみたいですが、今回の一連の処分は報告書を受けてのことでありましょうか。今の処分が今回されましたけれども、それは報告書の内容を受けてということでありましょうか。
○平野達男君 これは大臣が行った処分ですから大臣に引き続きお伺いしますけれども、今回の処分の内容には二通りあるように思います。この二通りの内容をちょっと御説明願えるでしょうか。
○平野達男君 これは行政対応の任にあった者に対する処分、それから農林水産省としての姿勢を正すというこの二つの処分があるように思いますが、どうでしょうか。
○平野達男君 今私が申し上げたことは、これは大臣の記者会見の要旨であります。こういった観点から処分を行ったというふうに私は、大臣は説明しておるということです。  それで、この農林水産省の姿勢を正すということですが、これは報告書の結果を待たなければならなかった、待ってやらなければ...全文を見る
○平野達男君 私は、今、処分の仕方、けじめの取り方について今お聞きしているつもりであります。  この中の行政の任にある者に対して処分をしたということは、恐らく流通課長の、歴代の流通課長さんあるいは畜産局長さん、そういった方々が処分の対象になったんではないかと思います。畜産局長さ...全文を見る
○平野達男君 その一月の人事も定期人事というふうな御説明でした。処分という話はしておりません。なぜしなかったんでしょうか。
○平野達男君 大臣の今後に対する意気込みは分かります。私が申し上げているのは、今回の処分の取扱いであります。  繰り返しになりますけれども、一月の段階ではこれは定期人事というふうに大臣おっしゃっていました。その一方で、この時期に至るまでだれも農林水産省の職員が責任を取っていない...全文を見る
○平野達男君 この間、衆参の各委員会あるいは予算委員会でもそうですけれども、けじめけじめという問題が何回も何回も言われました。マスコミでも言われました。国民の声でも言われました。そして、それが今回報告書という形で出てきて、それを受けた形で処分をしたと。大臣は、国会の議論と今回の報...全文を見る
○平野達男君 それであれば一月一日に、私は大臣があのときに事務方の処分をしなかったというのは、それ自体本当に判断のミスだというふうに思っていますが、どのように……
○平野達男君 一月の定期人事の段階、あるいはその以前にしっかりとした処分、姿勢を正すという意味での処分、自身の減俸の処分を含めて、あるいは辞任という形になったのかそれは分かりません。処分というそのものの行為です、内容ではなくて。それを一月の段階で、あるいはそれ以前にやらなかったと...全文を見る
○平野達男君 ですから、農林水産省の姿勢を正すというその処分は早ければ早いほど良かったんです。それは、そういうことにやることによって、私に言わせれば、農行政と政治に対する信頼を取り戻すための効果があったはずです。これをなぜずっとずっとずるずる引きずってここまで来たのでしょうかとい...全文を見る
○平野達男君 私は、農水省の姿勢を正すということに関連しての処分というのは普通の処分と違うと思います。国民に対するメッセージだというふうに思っています。そのメッセージを私はもっともっと早くやるべきであったと。それをずるずるずるずる延ばしたというのは、大臣のやはり判断の私は間違いで...全文を見る
○平野達男君 今後の対策を、しっかりとした体制を作るということも大事ですけれども、今までの一連の流れを踏まえて、しっかりとしたけじめを付けるということも非常に重要だということを申し上げまして、私の質問を終わります。御声援、ありがとうございました。
04月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男です。  今までの議論はたばこ有害論という観点に立っての、どちらかというと消費者、国民の立場に立っての質問が、議論が多かったように思います。ここで私は、ちなみに先般のBSEの報告書にも、国は消費者の立場に立てということが出ました。...全文を見る
○平野達男君 基本的に葉たばこ生産農家の手挙げ方式で、私がやりたいといった農家の申請の面積数あるいは数量に応じて、それを尊重する形で国内産の葉たばこの生産量が決まっていると、こういう理解でよろしいんでしょうか。
○平野達男君 この国産葉たばこの買上げ価格なんですが、たしか平成元年から価格が据置きというふうになっているかと思います。クラスに応じて価格が決まっていると思うんですが、品種あるいはクラスに応じて価格が決まっておるんですが、それがずっと据置きということなんですが、この据置きというの...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  今、国産葉たばこの買上げ価格の決定の考え方ということをお聞きしたんですが、午前中の社長さんの御説明にもございましたけれども、国産葉たばこと外国産葉たばこの内外価格差を見ますと、四倍から、国によって違いますけれども、十倍ぐらいの価格差があるというこ...全文を見る
○平野達男君 勘ぐった言い方になります。勘ぐったというか、推測の域を出ませんけれども、恐らく、輸入たばこの特定販売業者百六十社ありますけれども、日本の国内たばこの価格に引っ張られてそのたばこの価格が決まっているということで、相当もうけているんじゃないかなという感じもするんですが、...全文を見る
○平野達男君 いずれ、総論的に言えば、やっぱり消費もこれから減退するでありましょうし、やっぱり外国産たばことの競合も著しくなるということはそのとおりだろうと思います。  そうした中で、JTは利益を確保しようと思えば、先ほど言いましたように輸入葉たばこにシフトしていけばいいという...全文を見る
○平野達男君 作物ごとの任意組合というのはあるんですけれども、一品でこういう組合を作っているというのは感覚的に言うとどうも不経済じゃないかなという感じが強くします。そこに組合長さんもいて職員もいていろいろやっているわけですが。他方、農協の方は経営が非常に苦しいということで合併を進...全文を見る
○平野達男君 次の質問に入りますけれども、税率ですけれども、たばこが、私がいただいた資料によると大体六〇%、ビールが四七%、ウイスキーはだんだん下がって今二二%。先ほどの塩川財務大臣はもっと上げてもいいじゃないかという、税率を、というお話がございましたけれども、これだけ税率が高い...全文を見る
○平野達男君 非常に分かりやすい答弁で、ありがとうございます。  ただ、この特定の品目だけ非常にぬきんでて高くて、これを更に上げるということであれば、他のいわゆる嗜好品、ビールまで私は上げろとは言いませんけれども、そういったところのやっぱりバランスがあって、たばこだけをどうのこ...全文を見る
○平野達男君 いずれ、今回のJTの民営化を進めれば進めるほど、やっぱり葉たばこ生産農家というのは立場的につらいのかなという気持ちが強くしますので、葉たばこ生産農家に対する思いやりも強く込めて頑張っていただきたいということをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。     ─...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男でございます。  まず最初に、みずほのシステムトラブルに関して一つ質問をさせていただきたいと思います。  世の中に絶対というのはありませんけれども、やっぱり絶対起こしてはならないものというのはあると思います。これが今回のシステム...全文を見る
○平野達男君 いずれ、システムリスク管理ができない銀行に信用リスクその他のリスク管理が本当にできるんだろうかという疑問が多分出てきていると思います。それを払拭するために、要するに今後の対策、あるいは先ほど言った原因究明、これをどのようにやるかということに掛かっていると思いますので...全文を見る
○平野達男君 同様の質問を金融庁に、柳澤大臣にちょっとしたいんですけれども、特別検査に入るときに、今回の査定区分、債権の区分の仕方について見方をこういうふうに変えるんだというような指示というのは、そういうのは出たんでしょうか。
○平野達男君 何でそういう御質問をしたかと言いますと、不良債権につきましては、これは迅速処理が原則だよというふうに言われていますが、この不良債権の迅速処理というのは、一つには、不良債権、この場合には特に破綻懸念先以下に指定されたものが不良債権というふうに、ここから話を進めたいと思...全文を見る
○平野達男君 もう一つ背景を言いますと、やっぱり不良債権処理しても処理しても後から出てくるよということで、新しく新規に発生する不良債権が、先ほどの前田社長のお話の中では経済動向が大きく変化したと、これはもう不可避、避けられないことですから、これはしようがないと思うんです。  た...全文を見る
○平野達男君 いずれ、今回の金融特別検査の中でも、これは十二兆幾らでしたっけ、五千億、九千億が対象になったんでしたっけ、それが十三年九月期の中では破綻懸念先以下に区分されているものが一つもなくて、今回三・七兆円が新たに破綻懸念先以下に区分されたと、こういうことでして、今までの検査...全文を見る
○平野達男君 私の言いたいところは、今の経済対策が不良債権のところに、先ほど浜田委員から御指摘ございましたけれども、それに集中し過ぎている嫌いがあるというふうに私も強く感じています。特に、そのときに、幾らやっても不良債権の発生が止まらないところが出てくる出てくる。しかし、先ほど言...全文を見る
○平野達男君 いずれ、平成四年度以降だけから見ましても、処分損を十二年度までで七十二兆円計上している、それから直接償却で三十一兆円をやっているということなんで、それでもまだ、今度はリスク管理債権なんですけれども、残高は減っていないという状況を、これはやっぱりしっかりと分析をして説...全文を見る
○平野達男君 終わります。
04月18日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男です。  今日は植竹副大臣、どうもありがとうございます。  今回の本人確認という法律でございますけれども、パスポートも位置付けられておりますが、まずそのパスポートについてちょっとお伺いします。外国人が持っているパスポートが本物か...全文を見る
○平野達男君 それは具体的には空港でいえば空港でチェックするということですか。
○平野達男君 一月以上になりますけれども、ムルアカ氏、今日は鈴木宗男さんのことをやるつもりはないんですが、あくまでパスポートでいきますけれども、ムルアカ氏のは偽造ではないかという、これはケニア、ケニアでない、失礼しました、在キンシャサ日本大使館からそういう通報が入ったというのが今...全文を見る
○平野達男君 一か月前の答弁と全く同じですよね。だから、偽造かどうかなんという判断に、信憑性を確かめるのに何でそんな時間が掛かるんですか。
○平野達男君 督促というのは、もちろん当然督促しているはずですから、なぜそういうふうに掛かるのかということなんですが、これは向こうにげたがあって、向こうに責任があるということですか。
○平野達男君 ムルアカ氏の場合にはもう日本の永住権を得ていますから多分問題はないと思うんですけれども、これがもし本当に在住の外人でありまして持っているパスポートが偽造か本物か分からないという場合に、その本人が一体どうなるのか。例えば、あるいは今回のこの顧客等の本人確認等に関する法...全文を見る
○平野達男君 塩川財務大臣がいみじくも言われていましたように、怠慢だということだと思います。いずれ、これ本当に大事な問題だと思います。その人の本人が一体本物、どこのどういう人かというものを確認するわけですから、これは早く結論を出して、しっかりとした公表をしていただきたいというふう...全文を見る
○平野達男君 分かりました。まだ二百九十三の口座を凍結していると、こういうことですね。  それで、今回の法改正なんですけれども、今まではマネーロンダリングということで、マネーロンダリングですから、要するに非合法活動によって得た資金、麻薬でありますとか武器の密売でありますとかとい...全文を見る
○平野達男君 今回の資産凍結、昨年の九月のテロ以来の資産凍結は、これはタリバンという、どちらかというと非合法組織に着目して、そこに属している人の資産を凍結していると、こういうやり方を取ってますですね。諸外国においても、そういった組織に着目して、その属する人間をフォローするんだとい...全文を見る
○平野達男君 ちょっとここで確認したいんですけれども、ちょっとこれ通告してなかったんですが、マネーロンダリングの定義ですけれども、あくまでもこれは私の理解では犯罪行為ということで、先ほど冒頭で言いましたけれども、麻薬あるいは武器の密売等に着目した、非合法的な資金を合法にする、見せ...全文を見る
○平野達男君 ちょっと例え話で申し訳ないんですけれども、例えば、私の歳費は非合法の資金じゃないと思うんですけれども、これを要するにだれかのテロリストに渡せば、これはマネーロンダリングの対象になるという、こういうふうに理解すればよろしいんでしょうか。
○平野達男君 分かりました。  それで、話をちょっと次に進ませていただきますけれども、前回の議論の中でもタックスヘーブン、租税回避地の話がちょっと議論になりましたけれども、これは例えば、財務省がこれ政府税調に提出されている資料ですけれども、財務省もこのタックスヘーブンについては...全文を見る
○平野達男君 いずれ今回の、今回というか前からももう動きがあったようですが、あくまでもFATFというのはマネーロンダリングだよということで、資金の出どころに着目してやっているということだと思います。  そうすると、もう一つのテリトリーとして、合法的な資金だけれどもそれがテロに流...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○平野達男君 よろしいんでしょうか、答弁は。いいんですね。はい。私が池田委員の答弁するわけにまいりませんので。  国会改革連絡会の平野達男でございます。  私は、今回の金融検査と関連すると思いますけれども、主に政府系金融機関の財源問題について質問したいと思います。  御承知...全文を見る
○平野達男君 先日、財務省の方にいろいろお伺いしましたら、財投機関債の発行というのは余り支障がなく消化というのはされているんだというようなお話がございましたけれども、これはそのような状況だというふうに理解してよろしいでしょうか。
○平野達男君 片方で、政府系金融機関の見直しをしますよということで、その存続の是非が問われている中で財投機関債が正当に評価されているというのは、これは民間の感覚からするとちょっとおかしいんじゃないかと。  だから、今、格付の話がございましたけれども、政府保証がある、利子補給も受...全文を見る
○平野達男君 ちょっと私の質問にダイレクトに答えていただけなかったと思うんですが、ちょっと話の矛先を変えまして、今、金融検査をやりまして、ちょっと柳澤大臣、私、質問の通告申し上げておりませんでしたから席を外されたんですが、例えば金融検査をやりまして、いわゆる要管理先以下の債権がど...全文を見る
○平野達男君 要は、こういった格付の機関も、格付されたとしても、政府系金融機関の場合は結局は、格付もそうですけれども、金融検査をやったとしても、結局は、民間金融機関の場合については、格付が非常に厳しくなれば、いろいろ中の要するに業務内容を見直す、あるいは貸付条件を非常に厳しくする...全文を見る
○平野達男君 まだちょっとすとんと落ちないところがありますけれども、財務大臣の御答弁で何か概要は何となく分かったような気がしましたので、次のちょっと質問に移らせていただきますけれども。  財投機関債を発行して調達できない残りの部分については財投債を発行して、これは財政融資資金と...全文を見る
○平野達男君 当然のことながら、一つの金融機関があって、財投機関債を全く発行しないところと、財投機関債に頼っている金融機関と、それから財投債、いわゆる財政融資資金に一〇〇%依存する金融機関では政策コストに、前者は理論上は一応ゼロ、ゼロといいますか非常に低い、後者はやっぱり、失礼、...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、政策コストがこの発表されている資料を見ますと何千億というような金融機関、あるいは非常に低い金融機関がありますけれども、この高い金融機関と低い金融機関というのはどのように見ればいいということになりますか。
○平野達男君 そうすると、先ほどの一番最初の質問に戻りますけれども、財政融資資金を融資する場合に、政策コストというのは、政策コストを見ながらその融資枠を決めますよという答弁というのは、実際上は行われていないということですか。
○平野達男君 ですから私は、その議論の過程、どういった要するに考え方でやっているかをお聞きしているわけです。考え方は分かりましたから。
○平野達男君 私は、今回いろんな、二〇〇一年の、今回じゃなくて、財投の改革以降いろんなことをやられましたけれども、例えば政策コストを導入したと、あるいは財務諸表を公表したと、これは非常に大きなステップだと思っています。  ただ、この政策コストがじゃ一体何に使われているのかという...全文を見る
○平野達男君 これは各金融機関に任せるという、任せてあるという、こういう考え方ですね。違いますか。いや、いいです。分かりました。  それで、財務大臣は、この政策金融についての評価ということについてどのようなことを期待されておるでしょうか。もしお考えがあれば。
○平野達男君 この政策金融機関についての評価の中に、要するに政策金融としての必要性というのは、結論というのはこのままでは出てこないでしょうか。
○平野達男君 ちょっともう時間がなくなりまして、もうちょっとこの辺については議論したかったんですが、いずれ、塩川財務大臣は、真に政策金融として必要なものに特化していくんだと、これからの見直しの中で、結論は一年以内に出しますよということで方向が打ち出されていますけれども、その方向性...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  前回、政府系金融機関に関連しまして、財投機関債と財投債に質問をさせていただきました。時間がもうしり切れトンボになって足りませんでしたので、その続きを今日やらせていただきたいと思います。  お手元に「新たな財政投融資の仕組...全文を見る
○平野達男君 原則、財投機関債でできるだけ資金調達をしてくださいと、それで駄目な場合は財投債で、財政融資資金特別会計から融資をしましょうと、そういうお考えだったと思います。  そこで、財投機関債を発行する場合に、前回も御質問しましたけれども、格付をやってもらっているということで...全文を見る
○平野達男君 今の答弁の中の後段の部分の、政府がそれにどの程度の支援を与えようとしているかと、そういった判断は、これはもう正に政治判断、政策判断だと思います。これを民間の金融機関に判断をゆだねてそれで評価をするということについては、ちょっとこれは私は大いに疑問があるというふうに思...全文を見る
○平野達男君 ですから、市場の原理にのっとって資金調達を行うと言っておるようです、片一方で。しかしやっぱり、その一方で、財投機関債が発行できなければ、民間の機関であれば、それで資金調達してお金ができなければ次の年の資金計画が狂ってくるわけです。だけれども、政府系金融機関の場合は、...全文を見る
○平野達男君 当然、冒頭申しましたように、これは二〇〇一年に改正になりましたから、その中で相当の議論があったと思うんです。一応その議論を踏まえた上で私もやっているつもりなんですけれども、要は、繰り返しますけれども、市場の原理をできるだけ入れましょうと言いながら、実際に見えるような...全文を見る
○平野達男君 ですから、今の御答弁でいけば、見ていてどうしているかということをお聞きしているんです。
○平野達男君 影響があるというのは、どの程度の影響かというのは聞きたくなりますが、ちょっと抽象論に行ってしまいますので。  もう一歩言いますと、もう一つは、今のお話は私非常に重要だと思いますのは、この財投債は一種のこれは国債でありまして、発行するときは通常の国債と同じく発行され...全文を見る
○平野達男君 実際に本当にそのように動くんでしょうか。  私は、いずれにせよ、これも議論し尽くされた話だと思うんですが、原点に立ち返りますと、もう市場に任せられないから政策金融というのはありますよというところからスタートしていますので、それでその中で、それが政治的に必要だかどう...全文を見る
○平野達男君 そうですね、財投機関債、特に政府系金融機関。特殊法人はちょっと別だと思いますので。
○平野達男君 いずれ、政府系金融機関というのは政府保証がばっちり後ろに付いていますし、そこで発行するその財投機関債に対して市場金利、市場のうちの評価を仰ぐということのそれ自体は理解しないわけじゃないですけれども、繰り返しになりますけれども、そうやってどうするんだということの、その...全文を見る
○平野達男君 時間が迫っていますので、早口で済みませんでした。  いずれにせよ、是非そういうことで、政府系金融機関については引き続き私もよく見ていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  あと、柳澤大臣に質問したかったんですが、ワールドサッカーが待っていますの...全文を見る
06月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○平野達男君 平野でございます。  今回の連結納税制度に関連しまして、基本的なことを何点かお伺いしたいと思います。質問の内容につきましては、もう既に何人かの委員が立たれまして、かなり重複する部分があるかと思いますが、御容赦願いたいと思います。  まず、一点目なんですけれども、...全文を見る
○平野達男君 もっと端的にお聞きしますと、減税分は常に何らかの形で増税でふさぐということは基本方針ではないかどうかということをお聞きしたつもりなんですが、そこはどうなんでしょうか。
○平野達男君 なぜ今のような質問をしたかということについては次の質問の中でちょっと触れさせていただきますけれども、今回の連結納税制度、併せて一般の税制改革の中の背後には、やっぱり財政再建と景気回復という問題が横たわっているというふうに思っています。  特に、この財政再建と景気回...全文を見る
○平野達男君 そうすると、その中で税制というのは具体的にどういう役割を果たすべきだというふうにお考えでしょうか。
○平野達男君 つまり、投資減税を行うということですね。  そこで、また冒頭の問題に戻るんですけれども、そのときの財源をどうするかということで、ほかのところでやっぱり増税をするといういわゆる税収中立、いわゆる収支のバランスを取るということをやっぱり貫かなくちゃならないというふうに...全文を見る
○平野達男君 私も、できるだけ歳出カットでやるということについては賛成であります。  その視点でまたこの連結納税制度の創設に伴う財源措置を見ますと、今回、特にこの連結付加税についてはもう何回も何回も議論されて、恐らく答えは同じになると思うんですが、この七百三十億なんかにつきまし...全文を見る
○平野達男君 私、七百三十億ぐらいの財源を、本当に議論したら、生み出せないというのはなかなかちょっと腑に落ちない感じがします。  これは、先ほどの連結付加税の浜田委員のお話にもありましたけれども、これ政策性が何もないんですよね。あくまでも、要するに、片方で連結納税について減税し...全文を見る
○平野達男君 ですから、私、今回の措置の中で、やっぱり今回連結納税制度を出したわけですから、この持つメッセージをどうやって強烈に与えていくかということをちょっと今議論したいわけです。  今、先ほど言いましたように景気が非常にクリティカルな状況にある。それで、需要刺激も何かしなく...全文を見る
○平野達男君 先ほど浜田委員から本当にいい御意見を私も賜ったなと思うんですが、ただ問題は、今の時期に本当に増税を仮にやっていいのかどうかということについては、私は時期の問題として異論があるところでして、むしろ今は思い切った歳出カットをすると、歳出カットをした上でその分で減税をする...全文を見る
○平野達男君 そこが先ほど塩川大臣が言った、今、全部の政治家ポピュリズムに陥っているんだというようにおっしゃいましたから、そういうふうに陥らないように、やっぱりあるべき姿というのはきちっと追求するということだと思いますし、先ほど中塚議員の名前出されましたけれども、あのときの議事録...全文を見る
○平野達男君 質問は終わりますけれども、時間がありますので、一つだけ要望を申し上げておきたいと思います。  例のソブリン格付、ムーディーズとS&Pの格付の下がったということで、財務省と格付機関がいろいろやっているというのはマスコミ等を通じて知っていますし、今日もいろいろと財務大...全文を見る
06月13日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野でございます。今日はどうもありがとうございます。  まず、中里参考人にお伺いしますけれども、参考人は、税制というのは市場における企業活動にまずできるだけ介入しないようにするのがいいんだというスタンスを取っておられますけれども、今回の連...全文を見る
○平野達男君 その観点からいきますと、制度論的には、これを選択制にしていますけれども、制度論的にはこれはどういうふうに評価されるんでしょうか。企業はやっぱり当然プラスかマイナスでこれは判断しますから、その観点は当然前面に出てくるんですけれども、今のおっしゃった先生のいわゆる純理論...全文を見る
○平野達男君 先ほど外形標準課税のお話が出ましたけれども、導入の時期という点でちょっと御質問したいと思いますけれども、本当に今、企業は、いいところはいいんですけれども、基本的に困っているところは過剰債務、債務で困っているというのが現状だというふうに認識しております。その中での外形...全文を見る
○平野達男君 そこがやっぱり政治の判断だと思うんですが。  次に、中村参考人にお伺いしますけれども、今回の制度の中で一〇〇%子会社に子会社を限定していますが、ほかの諸国を見ますと、五〇%以上、八〇%以上株式の所有で、かなり今ハードルを下げていますが、この今回の一〇〇%という措置...全文を見る
○平野達男君 その少数株主の権利の調整にはどういった問題、理論的には分かるんですが、それは時間が掛かるものなんでしょうか。というのは、例えば今回の中で非常に不思議に思うのは、欧米諸国、八五とか九〇に下げているんですが、話が付かなければ子会社に入らなくてもいいと。制度上はそこまで下...全文を見る
○平野達男君 要するに、それはもう短期間では付かないという見通しだったから一〇〇%にしたということですね。
○平野達男君 本音はやっぱりどうしても、本音はやっぱりもうちょっと下げてもらいたかったという本音をちょっと感じたんですけれども、そこはどうなんでしょうか。
○平野達男君 分かりました。  それで、先ほど成川参考人がちょっと御指摘されましたけれども、今回の税収の部分を、例えば退職手当引当金を崩すんだというようなことで、課税ベースの拡大ということで補てんをするということも入れています。これは、連結納税制度を入れる企業とそうでない企業の...全文を見る
○平野達男君 先ほどの池田委員の質問にもちょっと関連しますけれども、二割の企業が今回導入を、本当なら可能性があるんだけれども見合わせているということの理屈の中で、いろんな理由があるというふうにおっしゃいましたけれども、私は、基本的にどうもやっぱりプラス・マイナスで判断しているんで...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、成川参考人にお伺いしますけれども、先ほどの退職手当引当金の取崩しなんですけれども、これは帳簿上だけの問題だという見方もありますが、だけれども実態的には本当に影響が出てこないのかどうか、これは成川参考人、どのように考えておられるでしょうか。
○平野達男君 何でも制度の導入というのはプラス面とマイナス面がやっぱりあると思うんですが、この連結納税制度を、企業が一体となって活動するよという意味において私はこれは実は賛成なんですが、成川参考人は総体として、ずばりお聞きしますけれども、今回の制度についてはプラス評価なんでしょう...全文を見る
○平野達男君 ちょっと話が、質問の内容が変わりますけれども、先ほど社会保障の給付の話がございました。  御承知のように、社会保障については今賦課制度でやっておりまして、これについては、少子高齢化の中で世代間の不公平の問題とかあるということで、非常にたくさんの問題が指摘されていま...全文を見る
○平野達男君 もう時間ないですね。じゃ、これで終わります。どうもありがとうございました。
06月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第22号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  まず、連結納税制度につきましては、やはり持ち株会社の解禁、あるいは会社の分割法案、分社化に向けた法制度の整備等々の延長線上にありますし、あるいは企業をめぐるいろんな国際状況の変化等々を踏まえれば、この導入についてはやっぱり...全文を見る
○平野達男君 今、広く薄くというようなお話がございましたけれども、今回の税制のこの報告書の中には最低限度の引下げということについての明確な記述はなかったかと思いますが、ちまたではいろいろ議論されています。その一方で、最近の課税の状況を見ますと、消費課税の割合が増えていって、法人所...全文を見る
○平野達男君 消費税でしょう。
○平野達男君 私は、いずれ所得が最終的には支出に回るんだという意味においては、消費税率の上げということと所得税率の上げというのは、密接にはパラレルではございませんけれども、相当の関係を持っているということだと思います。  それとあと、ちょっと話が別な方向に行きますけれども、もう...全文を見る
○平野達男君 正にそういった趣旨で御同意いただけるということであれば、それを議論する枠組みを作られたらどうかと思うんですが、これはもう財務省の所管ということじゃなくて、ひょっとしたら内閣全体の問題になるかもしれませんが、こういった形で、税制調査会とか党の税調とかという、いろいろ税...全文を見る
○平野達男君 できるだけそういう議論をするように努力はいたしますけれども、やはり政府としても、そういった議論を個別でやるということじゃなくてトータルとして議論をする、そういう場を是非設定してはいかがかなというふうに思います。  それから、もう一つ税制に関しましてちょっとお伺いし...全文を見る
○平野達男君 じゃ、そうしますと、これから例えば地方が自主財源ということでいろんな課税をやれば、それに見合った国税のカットはしていきますよと、あるいは補助金のカットをしていきますよという理解でよろしいんですね。
○平野達男君 いずれ、地方が税収を上げて、その分を国税で何らかの操作をしないという状況になりますと、一番考えなくちゃならないのは、全体として増税になってくるということが若干ちょっと懸念されるということでちょっと申し上げたんですが。  ちょっともう一つ、この「地方分権と地方税の充...全文を見る
○平野達男君 これはもうここからいくと本当に総務省との議論にすべきかもしれませんけれども、本当に市町村合併の背景に、そういった税源移譲を今後やっていくんだということと、いわゆるそうやることによって、地方こそ今しっかりとした合併をしなければ歳入欠陥が、歳入に非常に大きな障害が出てく...全文を見る
○平野達男君 私は、民主党修正案賛成、政府提案の法案反対の立場から討論いたします。  世界規模でのメガコンペティションや情報通信革命の進展に伴って企業の経営環境が大きく変化する中、実態に即した企業再編を行い、経営資源を集中と選択することによる活性化・効率化が求められております。...全文を見る
07月05日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男です。  まず最初に、不良債権に関しまして何点か御質問をしたいと思います。  不良債権問題を正常化させるということを柳澤大臣あるいは小泉総理も本会議で言っておられます。この正常化という意味について、何をもって正常化と言うのか、こ...全文を見る
○平野達男君 今の不良債権比率の定義をもう少し具体的に言いますと、不良債権の定義は再生法開示の債権という理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 そうしますと、これは金融庁からいただいた資料なんですけれども、今の十四年三月末ですと不良債権比率八・四%という数字になります。これを三%ないし四%まで下げるという状況が達成されれば、これは正常化の達成だというふうに理解すればよろしいと、こういうことでありますね。はい...全文を見る
○平野達男君 この不良債権の量の確定についてはいろんなことを言われておりまして、仮にこれから新たに不良債権が発生するということを想定した場合に、私は三つの要素があるんじゃないかと。一つは、要するに銀行が隠していたという要素が一つ。それからもう一つは、これは景気が悪化したと。これは...全文を見る
○平野達男君 言い直させてください。隠すという表現は確かに適切でなかったと思います。  要は、いわゆる体力の範囲内でやる、一気に債権処理損を出さないようにする、自己資本を要するに当該年度にどんと落とさないように平準化するように、つまり迅速処理というのが一方で求められている中で、...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、これからの不良債権は要するに景気動向に左右されるというふうな、そういう視座で見ればいいということになりますね。  そうすると、私、先ほど言いました不良債権の正常化という定義は何かということをお聞きしたんですけれども、それは私は、その景気動向に左右され...全文を見る
○平野達男君 質問をちょっと変えますけれども、不良債権の要するにオフバランス化、新規発生については五割、八割、十割、三年でオフバランス化しますと、古いものについては二年でやりますということですけれども、これの担保はどのように取るのでしょうか。
○平野達男君 若干細かいことをお伺いしますけれども、新規の不良債権につきましては三年が絶対なんでしょうか、五、八、十が絶対なんでしょうか、この二つ両方でしょうか。
○平野達男君 分かりました。  そうしますと、先ほどお配りした資料をもう一度目を通していただきたいんですが、この手書きで書いたものがこれから処理をしなければならない、いわゆるオフバランス化しなければならないという不良債権の額であります。十二年九月期のもの、これは二年ですから本当...全文を見る
○平野達男君 今までの議論の中でも何回も言われましたけれども、オフバランス化をすれば短期的にはデフレ圧力に働くということでありまして、これ、十兆円をやる過程の中で、いろんなやり方があると思いますが、ある企業は企業再編をする、リストラを迫られる、それから、そういった形で十兆円が処理...全文を見る
○平野達男君 今、柳澤大臣がお答えになったのは、ちょっと、実は私が次にやろうと思っていた質問に対する答えでありまして、それは要するに、十兆円が今度は技術的に見て本当に処理できるかという質問を次にしようと思ったんですが。  先ほど私がした質問は、これをやることによる経済的な影響、...全文を見る
○平野達男君 それだけの失業者が出るというだけでも、十二兆、今大臣は十二・七兆円のオフバランス化というふうに言いましたですね。これ、今回、このとおりの数字でいきますと大体十兆円ですから、これに仮に新規の不良債権が発生して、まじめにやろうと思ったら十兆円を超えてしまうわけです。それ...全文を見る
○平野達男君 先ほど、次の質問として、じゃ十兆円が本当に処理できるんだろうかという技術的な問題をお聞きしようと思ったんですが、先ほど柳澤大臣からそれに答弁いただきましたので、はい、分かりました。
○平野達男君 時間がなくなってまいりましたので、今日は松田理事長に来ていただいていますので、預金保険機構についてちょっと一問だけ、何問か、相当通告申し上げたんですけれども、時間がありませんので一問だけちょっとお聞きしたいと思います。  先ほどの小池委員の質問に関連してであります...全文を見る
○平野達男君 締めます。  いずれ私が申し上げたのは、返せ、積み増ししろという話じゃないんです。適正かと、引き当て率が適正かどうかについてチェックする必要があるんじゃないかなということです。いわゆる引き当ての額、今一定の率ですべからく十割、七割という形で、五割でしたか、先ほど決...全文を見る
07月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第24号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は日銀に何点か基本的なことをちょっとお伺いしたいと思います。  まず一番目は、景気動向との関係でございますけれども、午前中からの議論がありますが、底打ち感が出てきた、要するに底打ち宣言をしているということがありますけれど...全文を見る
○平野達男君 過剰債務の解消はまだまだだというような、そういう趣旨ですね。  じゃ、その過剰債務の解消とこれ関係すると思うんですけれども、いわゆる労働分配率の問題があるかと思います。つまり、日本の場合は、九〇年代を通じてずっと労働分配率が高くなってきたと。一時高止まりして、これ...全文を見る
○平野達男君 そうすると、日銀さんとしての労働分配率の定義というのは持っていないということですか。
○平野達男君 じゃ、その定義に基づいた今の状況についての日銀の評価をお伺いしたいと、こういうことです。
○平野達男君 なかなかそういったところでの評価というのは難しいというのは分かるんですが、ちょっと話が変わりますけれども、この報告書の中の六十ページに「経済・物価の将来展望とリスク評価」という、これは二〇〇一年の十月の二十九日に日銀が出されているものであります。その中で、「経済・物...全文を見る
○平野達男君 具体的なことで申し上げれば、例えば不良債権の処理の仕方によって、例えば、「金融仲介機能の回復が期待されるようになれば、」云々という書き方をされていますし、「既存の不良債権の処理が遅れる場合には、」云々というような書き方をされているわけです。だから、今のその数字を見た...全文を見る
○平野達男君 そういう答弁だと思いますけれども、もうちょっと今の状況を踏まえて日本の経済の先行きみたいなものに対する突っ込んだ見解がいただけないかなという感じは強くします。  それで、今の点に関してもっと言えば、やっぱり日銀さんというのはそういう経済、金融の本当に日本の最高のス...全文を見る
○平野達男君 いずれ、定期性から流動性への移動というのは、やはり例のペイオフの解禁の影響があるということは、これはだれが見ても明らかであろうと思います。  問題は、次の、来年の四月に予定されているところの一般預金のペイオフの解禁でありますけれども、その今の定期性から流動性への移...全文を見る
○平野達男君 いずれ、注目してまいりたいということなんで、来年の四月に予定されていますので、是非その動きは、これは金融庁さんの仕事でもあるかもしれませんが、日銀さんの方でもよく注意深く見ていただきたいというふうに思います。  それで、時間もあとわずかですので最後の質問ですけれど...全文を見る
○平野達男君 いずれ、今日の議論でもやっぱり同じことを感じたのは、日銀さんのいろいろな答弁は、一面分かりやすいんですけれども、本当に今の現状の分析をお聞きしても、なかなかきっちりとした答えが返ってこない。きっちりとしたというか、分析らしき答えが返ってこない。そういう傾向がちょっと...全文を見る
07月19日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は、前回に引き続きまして不良債権のことについて柳澤大臣と竹中大臣にお伺いしたいと思います。  第一問目は、前回のこの金融特での議論のまとめというか確認という形になりますけれども、いわゆる不良債権の処理というのは構造改革の...全文を見る
○平野達男君 かなり不良債権について明確に整理していただきましたので、次の議論に移りますけれども、要は、今大臣の言われているところのこれからの不良債権というのは四番の要素が強いんだということでありましたので、それを確認したかったわけです。  そうしますと、その考え方の前提に立ち...全文を見る
○平野達男君 今の竹中大臣の言われたことは、三十七ページの多分、デフレ進行による新たな不良債権を問題視するか、再建可能性のない企業の延命によるデフレの進行を問題視するかは、必ずしも認識が一致していないというところに該当するんではないかと思うんですが、先ほどの柳澤大臣のお話で言いま...全文を見る
○平野達男君 そこは、両輪ということでは恐らくはそのとおりだと思います。  しかし、やっぱり先ほどの柳澤大臣等のお話、私もそうだと思うんですけれども、やはり不良債権については、今年の金融特別検査について、やはり一つの区切りを付けたと。これを五割、八割、十割という形でオフバランス...全文を見る
○平野達男君 ちょっと私の認識が間違っているかもしれませんが、少なくとも昨年までは不良債権の処理というのがもう構造改革の一番最初に立っていたということだったと思います。  私が言いたいのは、それについては一山越えましたと。不良債権の処理、これからも先ほど言った債権区分の実態に即...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  じゃ、次のテーマに移らせていただきますが、マクロ経済政策という、まあ経済政策なんですが、今まで政府は第一次、第二次デフレ対策ということは言っていませんが、いわゆる第一次デフレ対策、これは不良債権の処理の促進と空売り規制の強化等々がございましたし、...全文を見る
○平野達男君 ちょっと質問の仕方が悪かったかもしれません。前提条件というのは、例えば経済は、又は景気は底を打った、底を打ちつつあるという認識で作ったのか。あるいは株価についても、これは株価については大きな下落はないというような前提で作ったのか。例えばそういった具体的な指標を前提に...全文を見る
○平野達男君 これは想定の問題ですけれども、先ほど言った第一次デフレ対策というのは非常に対策を打ち出して行動が早かったと。昨今、今、先ほど、今日の議論にもございますけれども、円安問題が非常に議論になっていますし、株価も非常に怪しい動きになってきているという中で、そういった大きな変...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  五分しかありませんが、次の質問に移らせていただきます。  これはさきの日銀報告のときにもちょっと質問させていただいたんですけれども、いわゆる今年の四月のペイオフ解禁、定期性預金のペイオフ解禁があったわけですが、その影響を受けてだろうと思いますけ...全文を見る
○平野達男君 簡略にいたします。済みません。  今、この業態別の預金の動向につきましては、これは年度ベースごとに整理されたやつを私は持っています。来年の四月に向けて、例えば二か月に一遍とか、毎月とか、とは言いませんけれども、そういうものを公表するかどうかということだけちょっと確...全文を見る
○平野達男君 非常に重要な資料だと思いますので、これはまとめて公表すべきだということを申し上げて、質問を終わります。
07月19日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第8号
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○平野達男君 国会改革連絡会、平野達男でございます。初めて災害対策委員会に出席させていただきまして質問させていただきます。  今日は、台風六号関係に関連しまして、二点ほど質問をさせていただきたいと思います。  冒頭、大臣の方から台風六号、七号の被害状況の報告がございました。岩...全文を見る
○平野達男君 原因はよく分かりませんが、私も、洪水の発生するパターンあるいは地域についてはやっぱり変わってきているんではないかなという感じがしますし、ということでありますれば、今までの対策、ハード中心だったものに対してソフトも加わるというようなことでの工夫、努力がこれは当然必要だ...全文を見る
○平野達男君 一分で申し上げますので。  そういう、この目標の最終年度が示せないということについては、私は非常に疑問を持っております。特に、一関遊水地は堤防をぐるっと囲います。囲うんですけれども、今、堤防は六割か七割ぐらいしかできていない。下流側からずっと施工しています。今回の...全文を見る
07月31日第154回国会 参議院 本会議 第43号
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○平野達男君 私は、ただいま議題となりました小泉総理大臣問責決議案に賛成の立場から、かつ本国会を締めくくる意味の討論を行うものであります。(拍手)  小泉内閣は、発足と同時に、この国の将来を危うくする大罪を犯しております。  それはまず、古い自民党をぶっ壊すといった、これまで...全文を見る
10月31日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男です。金融担当大臣の竹中大臣に初めて質問させていただきます。  かつて、不良債権問題については柳澤大臣が最前線に立って戦って集中攻撃を浴びていると、竹中大臣は敵の弾が届かないところに立っていろいろなことをしゃべっているというふうに...全文を見る
○平野達男君 それでは、以下は、不良債権処理の加速ということの意味について、一点に絞ってちょっと質問をさせていただきたいと思います。これは、小泉総理もずっと言ってきましたし、塩川財務大臣も竹中大臣も不良債権処理の加速と言ってきました。  この不良債権処理の加速といったときに、そ...全文を見る
○平野達男君 それでは、今までの査定の中でどれだけの、金融庁の査定と銀行の自己査定の中にはどれだけの差があったんでしょうか。
○平野達男君 現段階ではその数値は公表できないということですか。
○平野達男君 じゃ、そうすると、今回のもともとの不良債権処理を加速するといったときに、例えば、先ほど言いましたように、四十三・二兆円の要するに金融再生法開示債権残高というのは公表されています。これと金融庁との査定の間に実は乖離があるんだと。その乖離を縮めることが要するに不良債権処...全文を見る
○平野達男君 ですから、私が、今回の中で、加速といったときに、不良債権は何十兆あります、だけれども実際にはこれ以上の不良債権があるんですと、この不良債権を要するにきちっと処理することが加速なのですかというのを聞きたかったわけです。  ところが、今の大臣のお話の中では、金融庁は、...全文を見る
○平野達男君 ここはまた非常に重要な点だと思います。不良債権処理の加速と言っていますからね。  加速と言っているのは、一つは私は、後でもう一つ言いますけれども、一つは、量が今まで、今までの量よりもたくさんあるんだということをはっきり念頭に置いてやっているかということなんですよ。...全文を見る
○平野達男君 時間がないのでまじめに答えていただきたい。そういう教科書的な答弁じゃないですよ。量的な問題として今既に数字が、例えば主要行で破綻懸念先で十五・四兆とか、金融再生法開示の残高で四十三・二兆という数字が出ているわけです。どの数字をとらまえて、どこかの数字をきちっととらま...全文を見る
○平野達男君 じゃ、資産査定基準は変えるんですか。
○平野達男君 そうすると、そのマニュアルを変えれば基準が変わりますから、これは当然不良債権の量は変わってきます。そういうことを念頭に置いているということですか。
○平野達男君 今、私の質問は、金融検査マニュアルの資産の査定基準を変えるのかということで、変えることも検討するのかということで質問したんですが、それ、イエスかノーかだけお答えください。
○平野達男君 これはもう大変なお話だと思います。金融検査マニュアルを変えるなんというのは、これは本当にもう銀行なんかで激震が走ると思いますよ。そういうことも検討するということを念頭に置いているということは。  まず、これは分かりました。  それから次にもう一つ、ちょっと時間が...全文を見る
○平野達男君 今のお話を総合しますと、随分前に小泉総理が不良債権処理を加速すると言ったんですね。そうすると、いまだにその加速の方法すら決まっていないということですね。  つまり、一つは、量的な問題として、金融マニュアルの検査で資産査定の基準を変えればこれは当然量が変わってきます...全文を見る
○平野達男君 もう一回冒頭の質問に戻りますけれども、結局、不良債権処理の加速ということについては、もう一回だけ確認させてください。量的なものについては、大きくなるか小さくなるか分かりませんけれども、その考え方、査定の考え方を変えて、これからきっちりと不良債権処理を、不良債権の額を...全文を見る
○平野達男君 何か、いまだに私はよく分かりませんね、今の答弁聞いても。  結局、不良債権処理の加速って何ですか。もう原点に立ち返ります。何をもって不良債権処理が加速されたと言えるんですか。
○平野達男君 よく分かりました。  少なくとも、前段の話を聞いている限りは今までのやり方と全く同じですよね。柳澤大臣が答弁したことと何にも変わっていません。資産査定を厳格にやりますと、それに乗ってやった額についてはきちっとオフバランスしますと。柳澤大臣の答弁とどこが違いますか。...全文を見る
○平野達男君 要は、言葉を巧みに変えているんですよね。要するに、竹中大臣が言いたいのは不良債権の加速じゃないんですよ。銀行経営、銀行の健全化なんですよ。こんなことを言っていて、不良債権処理の加速と言って、世の中びっくりしちゃったんですよ、これ。これを企業がどういうふうにとらえたか...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  まず冒頭、塩川財務大臣にお伺いしたいと思います。  国債発行枠三十兆円、これはシーリングとは別に、財政の規律を守る、安易な国債発行によらない予算編成をするんだということで設定しておりました。先般の報道によりますと今年の税収は...全文を見る
○平野達男君 具体的に三十兆円に代わるものを設定するということについて考えているわけではないということなんでしょうか。そこの一点にちょっと絞りたいんですが。
○平野達男君 私は、いずれ、これから十五年度予算編成に向けて、積極財政になるのか、あるいはいろんな経済状況に応じて弾力的に財政発動するのか、あるいは今までどおり一つのかんぬきを掛けて一定の枠組みを決めるのか、その方針の出し方によって随分議論が変わってくると思います。  ただ、大...全文を見る
○平野達男君 今、例えばマスコミなんかでは、整理されるべき企業三十一社とか、それからゾンビ企業を延命させているとかいろんなことが言われているわけですね。それから、銀行は今までも体力の範囲内で不良債権処理をしてきたということを巷間いろいろ言われているわけです。そういう中で不良債権処...全文を見る
○平野達男君 この場合に、ここでもまた加速という言葉を使っているんですけれども、「RCC及び政府系金融機関等は、保有している貸出債権の売却を加速することによって、日本における貸出債権の取引市場の創設に努力を傾注する。」と書いています。これは、この背景にあるのは、まず一つ問題点は、...全文を見る
○平野達男君 昨年のRCCに関する法律改正、いわゆる時価の買取りの法律改正をやったときには、なぜRCCが要するに時価の買取りをするかということに対する説明については、市場に厚みを増すんだと、つまりサービサーの数が非常に不足している、だからRCCが参入することによって市場に厚みが増...全文を見る
○平野達男君 さっきの質問に戻りますけれども、そうすると貸出し債権というこの貸出し債権は、竹中大臣のイメージするものとしては、不良債権をイメージしているというふうに理解してよろしいですか。
○平野達男君 そうしますと、普通、取引市場の市場の創設とか市場の活性化という場合には、これから取引がどんどん伸びますという前提に私は立っているように思います。しかし、今の言っているのは、二年後には不良債権問題は正常化させます、これは最終終結させますと、まあいろんなことを言っていま...全文を見る
○平野達男君 ただ、ここで言っているのは、今、不良債権が結構たまっていますと、それから、これを取引市場をさせるために貸出債権の売却を加速してください、量を出してくださいといっているわけですね。これと、二年後の状況を見たときに、これはどういう説明が付くのかというのがちょっと不明です...全文を見る
○平野達男君 去年の議論のときにいろんな資料を見たときに、不良債権を処理するというか、取引に応じる、取引しているいわゆるサービサーというのは圧倒的に外資系が多かった。その中で、まず厚みを増すという意味において、日本版の、日本のRCCが入って市場に参入しますというふうに言ったわけで...全文を見る
○平野達男君 時間になりましたから終わりますけれども、また機会を改めてお聞きしたいと思います。
11月14日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○平野達男君 国改連絡会(自由党)の平野達男です。  今日は、参考人の皆様方、どうもありがとうございます。  まず先に、吉野参考人と深尾参考人にお伺いします。  金融再生プログラム、これから工程表を作ってやるんだというふうに言われていますが、もう実質は、もうこれでこの金融再...全文を見る
○平野達男君 大分広範なお話、ありがとうございました。  いずれにせよ、今回の対策を取って、やっぱり私は短期的、中長期的なものはもちろん大事ですけれども、今の日本の経済の中で、体力の中で、こういった再生プログラムをすぐ実行できる体力があるかどうかというのは非常に気になっていまし...全文を見る
○平野達男君 それで、先ほどの御説明の中で、RCCが買い取った債権は今のところすべて破綻懸念先以下の債権であるということだったんですけれども、破綻懸念先がそのうちの六・一%で、残りの部分がそれ以下の更に悪いやつだったということなんですが、これは何となく分かったようで分からないよう...全文を見る
○平野達男君 今回の金融再生プログラムの中で、RCCが「購入して短期間で回収できない案件については、原則として、売却する方向で早急に検討する。」という一項目がありまして、先ほどの鬼追参考人のお話を聞いていますと、三年、今それを目指してやっている、しかしやっぱり非常に大変な仕事だよ...全文を見る
○平野達男君 よく分かりました。  最後に短い質問、もう一問だけ鬼追参考人にお伺いしますが、RCCの今の体制の中で処理できる債権額というのはどれぐらいなんでしょうか。
○平野達男君 はい、分かりました。
11月19日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男です。  与党提案の法律に関して質問をさせていただきます。  大きく三つの観点から質問をさせていただきたいんですが、まず株式売却に係る強制性という問題であります。  昨年に成立した銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律は、も...全文を見る
○平野達男君 銀行が持ち株を売却する場合には、市場の動向にかかわらずこれを売却しなければならないというのは、これは法律で三年間と期限を定められていますから、そういう規定だろうと思うんです。繰り返しになりますけれども、その対案として、そのときに市場に混乱をもたらすおそれがあるから、...全文を見る
○平野達男君 それですと、持ち合い株の解消というのは法の目的にありますから、確かに今回の法律の目的の中にはその一部が入っていますけれども、この全体の、去年成立した法律のスキームに入れるというのはちょっと趣旨が違うんじゃないかなという感じがします。これ、まず第一点目です。  それ...全文を見る
○平野達男君 次の質問に入る前に、今の御答弁の中で、今回のこの銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律案というのは、あくまでも金融機関の健全性なんですよね。持ち株の解消というようなこととは本来次元が違うんじゃないかという意味で申し上げました。だから、軸足をずらして強化をしたと言い...全文を見る
○平野達男君 それではお伺いしますけれども、二分の一に制限することによって、事法が放出する株のどれだけが買えなくなりますか。  今の趣旨は、トレードオフとして二分の一を課したと言っているんです。つまり、そうしますと、事法が放出する株の幾分かは買わなくしたという説明が成り立たなく...全文を見る
○平野達男君 そうですか。
○平野達男君 その腰だめというのが、だから先ほどから言っているように、リスクを余り取らないようにしようという意味での二分の一だといいながら、今の相沢議員の御答弁にもありましたけれども、比率は十対四だという意味において腰だめなんですが、リスクを少なくするというような数字になっていな...全文を見る
○平野達男君 ちょっと答弁が非常にお苦しいんじゃないかなと思うんですが、私の考え方とすれば、市場に信用秩序の維持でしたか、ということですから、持ち株をもし解消してそれで市場に悪影響があるんであれば、何も二分の一なんか制限なんか課さなくてもいいという、まずそういうのが根本的にありま...全文を見る
○平野達男君 売却時拠出金の意味は、それを買い取ったときのリスクはだれがしょうかという話ですよね。八%を取るというのは、銀行の放出、事法株を売って八%拠出を取るというのは、変動が起こったときの銀行等保有株式取得機構のリスクを少なくするということです。それで銀行は法律でもって株を放...全文を見る
○平野達男君 今の答弁は私の質問に全く答えていないです。事法が放出する株について事法が全然リスク取っていないじゃないですかと。それを何で国が取るんですかというのをお聞きしているんです。  それで、ちょっと時間がなくなってまいりまして、いずれにせよこれ訳が分からないんですよ。そも...全文を見る
○平野達男君 持ち合い株の解消なんですけれども、この法律の目的は、持ち合い株を解消するときに株がどっと出てくるから市場に悪影響を与えるからセーフティーネットという話になっているはずなんです。だから、日銀が二兆円買うときに持ち合い株の解消で株が出てくれば当然市場に悪影響があるはずな...全文を見る
○平野達男君 よく分かりません、答弁が。  それで、ちょっと時間なくて、済みません、金融庁にも一問通告申し上げたんですが、もうちょっと時間あればもっともっと聞きたいことあるんですが、残念かな、時間がありません。  それで、櫻井委員にこれは是非ともお聞きしなくちゃならないんです...全文を見る
○平野達男君 そこはよく分かります。  ただ、銀行側にしますと、やはりこうやって片方から公開されて、こういうことで貸していないんじゃないか、貸していないんじゃないかというふうに指摘を受ける。その一方でやっぱり銀行は預金者を考えなくちゃいけませんから、そこの部分の両面を見ながら行...全文を見る
○平野達男君 御答弁ありましたので、ちょっと時間過ぎましたから。  私が言いたいのは、日銀が金融機関の株を買わないというのは、それは分かります。しかし、この法律の中で、持ち合い株解消ということで銀行が株を出す、事法が株を出す、それが市場に出されるときに市場に悪影響を与えるからそ...全文を見る
11月21日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男であります。  私は、ただいま議題となっている議員提案の法案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  私は、本法案の問題点をしつこく改めて明らかにしていきたいと思います。  本法案の組立ての考え方には不明確な点があり...全文を見る
○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。二十分という短い時間ですが、お付き合いをお願いします。  まず、日銀にお尋ねをしたいと思います。  十一月の二十九日からいわゆる株式の買入れを開始するということになっております。これは、銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律の...全文を見る
○平野達男君 そこで、日銀さんが株式の買取りを決定するに当たって、この取得機構のどこをどのように補おうということで株式の買取りを決定したのでしょうか。
○平野達男君 取得機構が創設されたけれども現実に株式の購入が進んでいない、そういったことを見て判断したというふうな説明だったというふうに理解したいと思います。  そこで金融庁にお伺いしますが、この株式取得機構に対しては、今日はこれは午前中の私の反対討論でも言いましたけれども、銀...全文を見る
○平野達男君 そこで、日銀は購入時に八%の、出資金はおろか拠出金も取らないという仕組みになっておりまして、これは前回の審議のときにも言いましたけれども、逆に言えば、株価変動に伴うリスクは銀行には全くしょわせない、日銀にはしょわせる、しょうんだという仕組みになっているわけです。 ...全文を見る
○平野達男君 財務大臣の立場からすれば、それは日銀は基本的には独立していますから、例えば日銀が独自の判断をしていろいろなリスクをしょうというのは、これは基本的には日銀の独立性ということからすれば自由かもしれません。ただ問題は、日銀がそういう形で株価の変動リスクを負って負担をすると...全文を見る
○平野達男君 一点目のもうかるかもしれないという話は、これは発議者の相沢議員も言った話であります。それはそうかもしれません。全部それは織り込み済みで保有機構というのは作っているんです。  だけれども、やっぱり持ったときに株価が下落するリスクはこれは否定できないんです。できないか...全文を見る
○平野達男君 私は、日銀が株の買取りを決めたことについて反対しているんじゃないんです。プロセスの問題として言っているだけです。国会の議論の中で、株価が変わった場合にリスクが伴いますねと、それに対して国庫負担はどこまでするかということを決めたわけです。それに対して一言も触れないで、...全文を見る
○平野達男君 私が繰り返し言いたいのは、銀行の保有株式取得機構があって、その取得機構に対しての、株を買った場合の変動リスクというものに対して国が負うと、負う範囲についてこれは限定を付けたわけなんです。  日銀がそのときに、株を買うときに、これは確かに日銀の独立性というのはあるん...全文を見る
○平野達男君 ここらに入りますと哲学論争に入ってしまうんですが、政治的決断というのは何かということなんですけれども、少なくとも塩川財務大臣もこの委員会で審議はずっと聞いていたはずです。法律の中身も知っていたはずです。  それで、繰り返しになりますが、国はリスク負担をここまでやる...全文を見る
○平野達男君 国会よりも何か省議が優先されるみたいな印象だったんですが、そうではないというふうに取って。  この点に関しては、やはり先般大塚委員からも指摘しましたけれども、趣旨、やり方は別として、日銀の株の買取りと保有機構の買取りというのは基本的に目指すところは同じなんですね。...全文を見る
○平野達男君 時間ですからまとめますが、そういうふうに、今のは、日銀の株の買取りもする保有機構もできたということでの現状を踏まえた説明ということになると思うんですが、元をたどれば、日銀さんが現状に、保有機構を設立したけれども、株の買取りが進んでいないじゃないかという認識があるとい...全文を見る
11月22日第155回国会 参議院 本会議 第8号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野達男でございます。  ただいま議題となりました法案に関し、国連を代表し、小泉総理、竹中金融財政担当大臣、塩川財務大臣に質問いたします。  なお、法案の中身についての質問は委員会に譲ることとし、ここでは法案に関連した質疑を...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○平野達男君 国会連絡会の平野達男です。  法案の質問に先立ちまして、農林水産省が最近出された岩手県の中央卸売市場の青果部の卸売業者に関する処分に関して何点かお尋ねをしたいと思います。  これは委員の皆様御承知のように、卸売市場というのは、これは今回の場合、青果部なんですけれ...全文を見る
○平野達男君 今のお話をお伺いしますと、いわゆるある卸売業者が出荷者から青果を預かって競りに掛けたところ、キロ当たり例えば百五十円で落とされたと。落とされたんだけれども、出荷者に対しては百四十円だというふうに偽って、偽ったというか報告をして百四十円しか払っていなかったというような...全文を見る
○平野達男君 そうすると、今回のこの処分というのは、岩果という卸売業者に仕切り書の改ざんという事実があったという疑いが非常に強いということで処分を出したという、こういう理解でよろしいでしょうか。  そうしますと、この岩果という卸売業者なんですけれども、実はこれは一九九三年、平成...全文を見る
○平野達男君 これはちょっと通告を申し上げませんでしたけれども、このときもやっぱり仕切り書の改ざんではなかったかと思うんですが、二日間だったというのは、ちょっと今回の措置に比べれば随分軽い感じがしますが、これは何でだったんでしょうか。これは通告していませんでしたから、もし分からな...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、仕切り書の改ざんは、その時点においては一応業務改善命令のとおり動いたから処分は二日間という御説明だったと思うんですが、どうも、考えようによっては、仕切り書の改ざんというのはその後もずっと続いたんではないかという感じが非常にします。  そこで、こういう...全文を見る
○平野達男君 そうすると、開設者はその一、二年の、まあ二年に一遍ということだと思うんですけれども、検査をしていて今までに仕切り書の改ざんの事実は見付けられなかったということでありますね。
○平野達男君 そうすると、今回の国の検査で見付かった仕切り書の改ざんの期間というのは、大体どのぐらいの期間ですか。十一年以降ですか、それとも、以前も入りますか。
○平野達男君 分かりました。  そこで、今回の問題は、仮に買い付けだとすれば、これは問題は発生しないわけですね。卸売業者が出荷者から買い付けをして、その段階での契約に基づいて支払いをすると。ところが、委託ということであると仕切り書の改ざんということが問題になってくるわけですが、...全文を見る
○平野達男君 これ、もし委託だとすれば本当に重大な問題に発展するわけですが、まだもし業者が買い付けだと言い張っているのであれば、一番いい例は、出荷者にも確認をする。それから仲卸業者にも確認をする。つまり、仲卸業者がどれだけのお金で買い取ったか。それから出荷者にどれだけのお金が支払...全文を見る
○平野達男君 いずれ、これもし委託ということになりますと、まず、仕切り書改ざんがどのぐらいの期間でやっていたか。それから、どれだけの取引で行われていたか。それで、減仕切りということでありますと、生産者若しくは出荷者が本来受け取るべきお金を受け取らなかったということになります。これ...全文を見る
○平野達男君 時間がないのでまとめます。  今の御答弁で分からないわけでもないんですが、やっぱり分からない。要するに、少なくとも国と大阪府との関係でいえば、持分権比率というのはこれは簡単に決まりますから、それで、出資金なら出資金の比率でもって決めればいいということで、あと、その...全文を見る
11月27日第155回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男でございます。  私は、憲法も、憲法はまじめに読んだことがないというごく普通の一市民の一人だと思っています。実は、この憲法調査会に出席させて質問させていただくのも今日が初めてであります。  この表現の自由ということなんですけれど...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございます。  その表現の価値という、表現の自由の意味ということなんですけれども、今日の参考人の冒頭のお話にもございましたけれども、これは元々国民の政治的意思決定に関与する、いわゆる民主制の政治、いい政治を確保するために設けられたものだというお話が...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  それでは、田島参考人にお伺いします。  個人情報保護法案、それから人権擁護法案に関する質問なんですけれども、表現の自由と先ほど言いましたように、その反作用としてのいろんなマイナス面があるんですけれども、これをどのように調整するかということなんで...全文を見る
○平野達男君 突拍子もない発想かもしれませんけれども、司法権以外の全く独立した機関を作るなんていう発想はないんでしょうか。
○平野達男君 分かりました。  それからあと、ひょっとしたら最後の質問になるかもしれませんが、今日、何回か議論になっているメディアの自主規制の問題です。  これは、メディアといえどもこれはもう利益を上げながらやっているという面が、要するにコマーシャリゼーションという問題があり...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。
11月28日第155回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男でございます。  昨年の三月まで二十年間、農林水産省に勤めておりまして、そこを、脱藩と言えば格好いいんですけれども、職場放棄をしましてこちらの政治の世界に入ってまいりました。農林水産委員会では初めて質問をさせていただきます。  ...全文を見る
○平野達男君 今の御答弁ではチェックは内部でやっているというお話でしたね。今回の場合は、その内部でやっているはずがやっていなかったということだろうと思います。  特に、卸売業者につきましては、市場では一社か二社、複数あるわけではない、競争ができるような状況ではなくて、出荷者が卸...全文を見る
○平野達男君 是非そういうことで進めていただきたいと思います。  そこで、三番目の質問に入りますけれども、先ほどの質問にもしましたけれども、仕切り書の改ざんを何でチェックできなかったのかという根本の問題があると同時に、今回の場合は、債権比率でしたか、要するに非常に借金が多い、バ...全文を見る
○平野達男君 実は冒頭に申すべきことでありましたけれども、今回の処分に関しまして市場が非常に混乱するんではないかというふうに心配したんですけれども、この点に関しては、開設者、農水省等の御努力で、もう一社、丸モという会社があるんですが、そこが全部卸を荷受けするという形で、今の段階で...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○平野達男君 今日はどうもありがとうございます。  まず、前田参考人、三木参考人にお伺いしたいと思います。  銀行は、基本的にこれは会社でございますから、経営は自己責任でやる、あるいは私的自治が確立されていなければならない、こういう原則があるだろうと思います。  ところが、...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、引き続いて寺西、西川両参考人にお伺いします。  今回の金融再生プログラムの中では、確かにルール変更というのも出てきております。ただ、先ほど西川参考人が、DCF法はアメリカの方式だというようなことでコメントがございましたけれども、アメリカの方式とかどうかと...全文を見る
○平野達男君 是非、縮み志向にならないようにお願いしたいと思います。  それで、次の質問に、やはりこれまた寺西参考人と西川参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほど田村委員から、いわゆる金融庁の検査と自己査定との乖離ということに関しての質問がありまして、これは私は金融庁がこれを...全文を見る
○平野達男君 それはいいです。
○平野達男君 この数字が出されたことを、今のお話を聞きますと、やっぱり金融庁検査の数字自体も絶対の数字ではないと。だけれども、今この世の中には何となくこの数字自体が正しいということで独り歩きしているような感じがしまして、これは必ずしも決して好ましいことではないという感じがします。...全文を見る
○平野達男君 産業機構が主じゃなくてメーンが主だということですね。
○平野達男君 終わります。ありがとうございました。
○平野達男君 今日はどうもありがとうございます。  早速質問に入らせていただきたいと思いますけれども、まず平澤参考人と森本参考人にお伺いしたいと思います。  今、銀行のお金が企業に回っていかない、特に中小企業に非常に回っていかないんじゃないかなという話がありまして、一方で総需...全文を見る
○平野達男君 はい、分かりました。どうもありがとうございます。  続いて、四人の参考人にお伺いしますけれども、今、政策金融というのが随分脚光を浴びています。どうも銀行さんがリスクを取らないから、その部分を政策金融で埋めようということで、商工中金さんとか中小公庫さんとかいろいろあ...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございます。  では、次の質問に入らせていただきますが、やはり四人の参考人にお伺いしたいと思います。  先ほどリレーションシップバンキングについての質問がございましたけれども、大体、大手銀行と地方銀行あるいは信金・信組は違いますよというようなこと...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。
12月05日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男であります。  今まで、二十分とか三十分とかといって、どちらかというと短距離走ばっかりやってきましたので、今回、一時間という時間をいただきまして、初めて中距離競走にちょっと挑戦させてもらいます。途中でペース配分間違えて失速するかもしれません...全文を見る
○平野達男君 DIPファイナンスはどうですか。これ、限定されていますか、限定されていないかだけでいいです。
○平野達男君 そうすると、この保証制度については特別支援金融機関に限定しているという理解でいいんですか。答え簡単でいいですよ、イエスかノーだけで。
○平野達男君 今の答えをまとめますと、アは限定しない、イは限定する、ウは限定しない。この文章の構成でそういうふうに読めますか、これ。  だから、アは限定しない、イは限定、これもしないんですか、ウも限定しない。文章の構成上でこれ、限定しないように読めますか。
○平野達男君 私が議論しているのは、どちらかというと重箱の隅をつっつくような議論をしているんです。文章の構成で、これは特別支援金融機関はと書いてあるんです。以下の点に関してということで、ア、イ、ウと書いてあるんですね、これ。これを読みますと、ア、イ、ウは特別支援金融機関に限定する...全文を見る
○平野達男君 ところが、これ、文章を読みますと、破綻懸念先以下債権をRCCに売却する場合にはと、主語になっている、これ銀行になっているんですよ。そして、銀行がと、RCCじゃないんですね、これ。それで、判断する際の一つの参考情報として採用することを検討すると書いてあります。これ、R...全文を見る
○平野達男君 だから、今の答弁だと、特別支援金融機関が自己査定の活用をするという答弁になっちゃうでしょう。だけれども、今先ほどの副大臣の話は、RCCがと答えたでしょう。RCCでなければおかしいんですよ、これは。当たり前なんです。だけれども、文章がそういうふうになってないでしょうと...全文を見る
○平野達男君 曲げて、あえてそういうふうに読むことにしましょう。ただ、文言的には、これは非常にまずい文章だと思いますよ。これを素直に読みましても、RCCがというふうに読めないんですよ。だけれども、私は頭の中で、当然時価の判断ですからRCCだと思っているから読んでいますけれどもね。...全文を見る
○平野達男君 RCCは、買取りの中で去年の時価というものを導入した場合には、DCFを導入すると言っているんですよね、RCCは。それとこれとの関係はどうなりますか。
○平野達男君 特別支援がより合理化されていて、ほかの銀行がより合理化されていないというのは、それは答弁としておかしくないですか。なぜ特別支援銀行だと引き当てがしっかりして、ほかの銀行がしっかりしてないんですか。
○平野達男君 じゃ、ほかの銀行の引き当てというのはしっかりしないということですか。
○平野達男君 まだまだ私の問いは続きますけれども。  また元に戻りますけれども、参考情報として活用するときに、もう一回繰り返しますが、これはなぜ特別支援金融機関だというふうに限定するかとお聞きしているわけです。それに対して、特別支援金融機関はしっかりとした引き当てがやってありま...全文を見る
○平野達男君 もう論理的に全く私おかしいと思いますよ。  あのね、特別支援金融機関がまず仮にしっかりとした引き当てをやっているという、仮にこれはいいとしましょう。そうしたら、これだけを参考情報にもらったら、RCCはこれを、その引き当てを除いた部分のやつを価格として、要するに買上...全文を見る
○平野達男君 そうすると、もう一回同じことを聞きます。特別支援金融機関の引き当てはほかの銀行よりしっかりしていると、それを金融庁は認めると、そういうことでいいんですね。
○平野達男君 私の問いに答えていませんよね。  金融庁さんは、特別支援金融機関であろうが普通の銀行であろうが引き当てをしっかり積んでいるということをこれ検査する義務がありますよね。そうでしょう。それでいて、特別支援金融機関はこれはしっかりした引き当てでやる、そうでないところはし...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、この工程表に行きますけれども、工程表の中に時価の在り方について検討するというふうに言っているわけです。これは、去年の議論から行きますと、DCF法でやりますという一つの方法としてそれで一応決着していると思うんです。  竹中大臣にちょっとお伺いしますが、...全文を見る
○平野達男君 ですから、それを私なりに解釈しますと、DCF法は買取り側が買取り価格を決めるときの一つの手法ですよね。手法にすぎないんですよ。それで、売る側は自分でこれだけの価格で売りたいという一種の予定価格を持ちますよね。予定価格を持って、競争入札するか相対でやるかは分かりません...全文を見る
○平野達男君 私がここで非常に心配していますのは、どうも時価といいながら、売る側が価格を決めてしまうという、いや、そういう方向に動いているんじゃないかという感じが非常にしています。  それで、こういうものを参考情報として採用することを検討するなんというのは、こんなのRCCに任せ...全文を見る
○平野達男君 今、竹中大臣が言われたのは、RCCはいわゆる国民負担の最小化の原則で動かなくちゃならないということだろうと思います。これは当たり前の話だと思います。買った債権を企業再建ファンドに売るのがいいか、自分で回収するのがいいか、これは当然RCCは判断しているはずであります。...全文を見る
○平野達男君 私は、RCCは、RCCの肩を持つわけじゃありませんが、竹中大臣の今おっしゃっていることは全部やっていると思いますよ。その上で、なぜこういう文章を書くのかというのが分からないと言っているんです。  ここからは多少推理めきますけれども、無理くり出させているというような...全文を見る
○平野達男君 これは書き手がどういう意思で書いたかという問題がありますから、意思の問題でしょうけれども、少なくともこれは金融庁の出されたペーパーなんですよね。それで、株式取得機構については買取りが進んでいなかったんです、これは予定のとおり。そういう実態があるときに、株式取得機構に...全文を見る
○平野達男君 割合がどの程度にあるか分からないというお答えでしたけれども、少なくとも、今公表されている不良債権の中には景気の悪化に伴うものもあるという理解でよろしいわけですね。  そうしますと、洗い出しで出てきた不良債権の処理といわゆる景気悪化で出てきた不良債権の処理、これは同...全文を見る
○平野達男君 私は、後者の、後者というか、前者か後者か忘れましたけれども、景気の悪化あるいは資産デフレの進行に伴って出てきている不良債権というのは、ある意味においては、景気が良くなれば破綻懸念先以下がまた要管理先に戻るという可能性のある債権じゃないかと思います。いわゆる洗い出しで...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、新規の不良債権、特に景気の悪化、資産デフレの進行に伴う不良債権については、やっぱりその見方をちょっと変えてもいいんじゃないかというニュアンスではなかったかと思うんですが、私は、よく言われるところのデフレ対策が先かあるいは不良債権処理が先かという、また結...全文を見る
○平野達男君 そうすると、この当局検査というのは、言わば当局検査となっていますけれども、金融庁と各銀行が合意した数字であるという理解でよろしいわけですね。
○平野達男君 これは私は非常に誤解していまして、この数値が出てきたときに、自己査定ということで、銀行の査定だけが非常に甘いというニュースが流れてしまいましたね。当局検査が出てきて、これとの差で、銀行が隠していた、隠していたみたいな、そんな報道もなされました。だけれども、実際には、...全文を見る
○平野達男君 ということでありますと、今回の公表というのは、この数字の公表というのはどういう目的でやったんでしょうか。
○平野達男君 私は、公表したことによって、随分曲解というか、私の理解が悪かったかもしれませんが、銀行だけが随分悪者になってしまったようなイメージがちょっとあります。今のお話を置き換えますと、銀行はきちっとした努力をしようとしているということなんですよね。  ここの部分につきまし...全文を見る
○平野達男君 私の趣旨は、まず、一般保険料は平成八年度以前はどうだったかと言いますと、〇・〇一二だったんですね。今は〇・〇九四、あるいは〇・〇八というのもありますけれども、六倍、六倍というか七倍ぐらいの水準になっているわけです。これは強制加入でありますから、各銀行は、預金として入...全文を見る
○平野達男君 これは、ちょっと質問の角度を変えますけれども、平成十四年度以降は交付国債を使いませんね、これはなくなりましたね。それで、ペイオフは完全実施は見送られました。ですから、定期性以外については、一千万超の部分についても、破綻した場合についてはこれを保証しなくちゃならない。...全文を見る
○平野達男君 これは、保険制度というのは一体何かという根幹にかかわる問題だと思いますけれども、ここの問題を余り議論しないまま、取れるところからお金を取ろうということで保険料を上げるというふうに見えてしまうんですよね。  私は、繰り返しますけれども、平成八年度から平成十三年度まで...全文を見る
○平野達男君 この二十一兆については、将来的にきちっとした財源手当てというか、見通しはあるということでよろしいんでしょうか。
○平野達男君 いずれ、この借入金残高の推移につきましては、私も注意深くちょっと見ていきたいと思いますけれども、二十一兆というのは半端な数字じゃないです。これが全部賄えるというんならいいんですが、ここからまた国民負担がとにかく出てこないようにしっかりやってもらいたいというふうに思い...全文を見る
○平野達男君 まとめます。  私が言いたかったのは、公約として言ったものについて実行できたかどうかについては、やっぱりこれは政府としてきっちり検証する必要があると思います。ということだけ申し述べて、私の質問を終わります。     ─────────────
12月10日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○平野達男君 私は、ただいま議題となっている政府提案の二法案並びに民主党提案の修正案に反対の討論を行います。  まず、今回の改正案の大きな柱であるペイオフ完全実施の二年延期という明白な政策転換について、政府は必要な説明を全くしていません。来年四月からのペイオフの完全実施は政府の...全文を見る