平野達男

ひらのたつお



当選回数回

平野達男の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第156回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男でございます。  竹中大臣にまず質問したいと思います。  最近、竹中大臣はいわゆるマクロ金融政策といいますか、マネーサプライに関する発言を積極的にやられております。先般、ダボス会合にも出席されて、これは非常に短い出張だったと思う...全文を見る
○平野達男君 お手元に資料を配らせていただいております。今、マネーサプライの話がされていますが、これとのセットでよく議論されるのがマネタリーベースです。今、竹中大臣が言われたのは、マネタリーベースが最近では二〇%ぐらいの伸びで伸びているにもかかわらず、マネーサプライ、いわゆる銀行...全文を見る
○平野達男君 これに関してはいろいろ言われていまして、不良債権というのは企業側から見ると過剰債務でありまして、幾ら稼いでも稼いでも借金の返済に回してしまって再投資に向かわないと、こういった事情もあるということ、いろいろ言われております。  ちなみに、こういうふうに潤沢に資金供給...全文を見る
○平野達男君 そこで、今、ストックの今までたまってきたものの洗い出しを一生懸命やるという意味で金融再生プログラム、資金手当ても一緒にやりましょう、引き当てもしっかりやる、資産査定を厳格化すると。そういう中で進めるんだろうと思うんです。  そこで、お手元の資料の二ページ目を見てい...全文を見る
○平野達男君 これ、私が質問したときには、そのときには大部分という言い方で数字は言っていないんです。今回初めて出されたんです。  それで、平成十四年九月期、二兆円出ました。では、これはどういうふうに見られますか。
○平野達男君 ちょっとこれは通告申し上げませんでしたけれども、そのときの財政金融委員会の答弁では、六・九兆円の中身についてはこれは大部分で、よくこの割合については精査する必要がある。それから、私は、新規、景気が悪化したことに伴って不良債権が出てくる、この割合が増えてくるはずだと。...全文を見る
○平野達男君 私は、この不良債権の種類をどういうふうに見るかというのは、いろんな政策の中で非常に重要だと思っています。それが今アンケートを見てやるというのではなくて、竹中大臣の所見としてはこれはお持ちにならないですか。
○平野達男君 これは私は、個別の積み上げでもやるべきだと思います。  というのは、今のストックとしてある洗い出しの不良債権というのは、今、竹中大臣言われているように、資産査定の厳格化でぎちっとやっているわけです。それが洗い出しがだんだん終わってきて出てくれば、もうこれは新規の不...全文を見る
○平野達男君 そのアナウンスメントというのはやりますか。──ちょっと済みません、ちょっといいですか。関連をし過ぎたかもしれません。  今、不良債権の割合が、いわゆる洗い出し部分ではなくて、景気に伴う、あるいは銀行が、これはどうしてもリスクを取っていますから、リスクを取って貸した...全文を見る
○平野達男君 是非そういうことでお願いしたいと思います。  それで、もう一つ、資金が出ていかない、市場に出ていかないという理由の中にやはりデフレの問題があると思います。要するに、将来の見通しが付かないから投資ができないという、そういうことだと思うんですが。  このデフレ、現象...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、単純な話、マネーサプライが伸びれば物価もそれに伴って上昇すると、こういう理解でよろしいですか。
○平野達男君 そのマネーサプライのコントロールをやっているのが日銀であります。今日は日銀総裁においでいただいております。  その物価の下落はすぐれて金融現象であるという、これは竹中大臣の御主張でありますが、速水総裁はどのようにお考えになるでしょうか。
○平野達男君 竹中大臣とはもうほとんど一致しない見解ではあったかと思います。  そこで、マネーサプライが、この量を拡大することが重要だということなんですが、今持っている手段として、仮にこのマネーサプライを増やすとすれば、今どういう手段がありますか。日銀は今国債を買っております。...全文を見る
○平野達男君 今、竹中大臣は一般論で言われたと思います。  それではまた恐縮ですが、日銀総裁、このマネーサプライを増やすための政策の余地というのはまだありますか。
○平野達男君 そこで、竹中大臣、国債を買うというのは一般論で言われました。資料の一ページ目の三番目をちょっと見ていただきたいと思います。  いわゆる十年物長期国債のこれは金利です。最近つるべ落としに落ちています。昨日のニュースによりますと、長期金利〇・七五五五ということで過去最...全文を見る
○平野達男君 ちなみに、塩川財務大臣、よろしいでしょうか。よろしいですか。  この長期金利が〇・七五五%という低利にまで下がったことに対して、国債政策管理上どのような影響があるというふうに思っておられますか。
○平野達男君 私は、財務大臣としては非常に気になるのは、これだけ金利が下がったら長期国債ますます人気なくなりますよね。ますますもって国債を買うときは短期に集中してしまう。長期国債の人気がなくなりますと、財政運営は非常に大変になりませんか。
○平野達男君 日銀総裁、マクロ経済というか、低金利、これだけの金利が下がったことに対してどういう影響がありますか。ちょっと御所見をお願いします。
○平野達男君 私は、これだけ金利が下がってしまいますと、今後、例えばこういう長期国債を保有していた場合に金利が、市場金利がちょっとでも上がってしまいますと、いわゆる国債を放出することが非常に難しくなってくると思います。つまり、金利が、市場金利が上がることは国債が暴落してくることで...全文を見る
○平野達男君 そこで、先ほど不良債権の話が出ましたけれども、産業再生機構の話にちょっと移りたいと思います。  お手元の資料に、三枚目に「整理回収機構と産業再生機構の企業再生の概略的枠組み」という資料を付けさせていただきました。これは、私は、日経新聞の記事から勝手に使って、かなり...全文を見る
○平野達男君 丁寧に御答弁いただきました。  ただ、今のお話聞いていきますと、例えば債権者がたくさんいますよという状況は、これは整理回収機構が直面していることも全く同じなんです。RCCが一番苦労するのは、メーンもさることながら、非メーンあるいは別な債権者に対してどういうふうに説...全文を見る
○平野達男君 一気呵成は不良債権でも同じでありまして、二年、三年ルールというのがありますから、その中でこれが動いているということを是非忘れないでいただきたいと思います。  それから次の質問に、通告申し上げた順番をちょっと変えまして、厚生労働大臣、厚生労働省にお伺いしますが、早期...全文を見る
○平野達男君 二千五百億ということで大変な資金をこれに投入することになっています。  そこで、ちょっと通告申し上げませんが、失業手当もこれはセーフティーネットというふうに理解してよろしいでしょうか。
○平野達男君 それで、それでは今回の措置がマクロ的に見た場合に雇用の拡大にどのように役立っているんでしょうか。
○平野達男君 それは確かにこの政策が物すごい有効だと思うのは、求人がたくさんあります、失業手当を受けている人がいます、だけれども、失業手当を受けていてどうしてもこの手当がいいものだから、ちょっと求人に応じかねますという場合に、背中を押すという意味では効果はあると思います。  し...全文を見る
○平野達男君 私が言いたいのは、今、職場の需給環境からいきますと供給過剰になっているわけです、マクロ的に見ますとね。そこで、供給過剰で職に就いていない人の中で失業手当をもらっている人といない人がいる。そこに、どういう人が職に就くかについては政府は一切介入すべきじゃないと思っている...全文を見る
○平野達男君 ですから、一番最初の質問に戻りますが、マクロ的にどういう効果があるんですか、雇用効果があるんですかという質問をしたんです。ですから、これはあくまでも雇用保険をもらっている方々に対して効果があるんです。マクロ的に見れば職場の数は限られていますから、そこに対して二千五百...全文を見る
○平野達男君 そろそろ時間になりましたけれども、いずれ、これを何か非常にいい政策だというふうに言っている方もおられますけれども、私は今回の補正予算の趣旨からいけば全然別だというふうに思います。  それで、最後、塩川財務大臣にお伺いします。  三十兆円枠を守れなかったこと、財政...全文を見る
○平野達男君 それは事実関係を言っただけです。御所見をという意味で言いました。
○平野達男君 時間ですので、まとめます。  いずれ、三十兆円枠を守れなかったこと、あと、時間がありませんからあれでしたが、例のペイオフの完全実施延期、いずれにせよ、説明責任を私全く果たしていないと思います。いずれにせよ、どんな政策をやるにせよ、国民にしっかりとした安心感を与える...全文を見る
01月30日第156回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○平野達男君 国会改革連絡会、国連の平野達男であります。  私ども国連が実施した平成十四年度補正予算案の査察結果に基づき、反対の立場から討論いたします。  以下、反対の理由を申し述べます。  理由の第一は、本補正予算案が小泉総理の経済財政運営の矛盾を改めてさらけ出したもので...全文を見る
03月07日第156回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○平野達男君 私は、北朝鮮の核開発についてちょっとお伺いしたいと思います。  核開発は、御承知のように、ウラン235を高濃縮するもの、あるいはウラン238に中性子をぶつけてプルトニウムを作る場合、この二つが材料になるようであります。  特に、このプルトニウムですけれども、原子...全文を見る
○平野達男君 今のとおりだと思いますけれども、ちょっと、私が勝手に一枚紙でちょっと作りました、だれも作ってくれないものですから。  左に、これ天然ウランを挙げています。今申しましたように、天然ウラン235とウラン238、構成比がこうなっていますが、これを高濃縮する場合と低濃縮す...全文を見る
○平野達男君 これは遠心分離機をパキスタンから輸入したというような報道がなされていますね。今の北朝鮮の技術水準からいって、高濃縮ウランをきちっと作るのにどれだけの技術水準があるというふうに防衛庁としてはつかんでおると、推測しておられますか。
○平野達男君 少なくとも半年とか一年以内というような、そんな話にはならないというふうに受け取ってよろしいでしょうか。
○平野達男君 いろんな見方によりますと、そんなに簡単にはできないだろうというような説が有力のようですね。  高濃縮ウランにつきましてはその程度にしておきますけれども、次にプルトニウムの方向の話に向かっていきますが、今、寧辺に黒鉛減速炉の試験炉があって、それが先般の報道の中では準...全文を見る
○平野達男君 後半の部分はそのとおりだろうと思いますが、ただ、現実問題としては、いわゆる瀬戸際外交というのを北朝鮮は進めていると。その中で次から次へといろんなカードが出てきて、そのうちノドンが飛んでくるんじゃないかとか、いろんなこと言われているわけですね。  現に、つかんでおら...全文を見る
○平野達男君 じゃ、そういうことだということですね。  じゃ、気になるのは、実は一九九四年に、一九九四年、米朝枠組み合意ができて、この減速炉が凍結されますね。その実は凍結された段階で、いろんな報道によりますと、実はプルトニウムがもう既に北朝鮮にあったんではないかというようなこと...全文を見る
○平野達男君 さらに、これはラムズフェルド次官が、国防長官ですね、が米国の議会で、北朝鮮は既に原爆、原爆一個か二個持っているんだということを証言として言っております。これに対して日本政府は正式にはどのように思っておるんでしょうか。正式にというのはちょっと質問の仕方としておかしいか...全文を見る
○平野達男君 今、そういう事実がありましたから今私も質問したんで、そういう発言に対してどのように立場に立っておられるかということをお聞きしたんです。
○平野達男君 ラムズフェルド長官が議会で一個か二個の原爆を持っていると証言しているわけです。アメリカが、そうすると、原爆を持っているということで外交政策を組み立てると思います、あるいは防衛政策を組み立てると思います。それに対して日本はどういうふうに考えるかということです。──じゃ...全文を見る
○平野達男君 そうすると、ラムズフェルド長官の話は、これはあくまでも推測の言葉だというふうに、推測というか、不確かな話だというふうに理解しておると、こういう理解でよろしいですか。
○平野達男君 議論がなかなかすれ違っていますけれども、その事実関係を踏まえてどのような立場に立つかということをお聞きしているんですが、なかなかお答えが出てきません。国会だから出てこないのか、本当に何も考えていないのか、それはよく分かりませんが。  ちょっと次の質問に移りますけれ...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  それじゃ、差し迫った問題として、いわゆる放射化学研究所で使ったと思われるところの八千本の燃料棒の問題があります。これを再生処理しますと当然プルトニウムができると。  これもまた先ほどのように報道によりますと、北朝鮮がその燃料棒の何本かを再生処理...全文を見る
○平野達男君 ある新聞によると、日本は北朝鮮については目隠しされてアメリカに手を連れられて歩いているものだということで、本当に情報がないというのはよく分かります。しかし、今のお話を聞いていますと、分からない分からない分からないばっかりですよね。非常にこれで大丈夫かなという感じが強...全文を見る
○平野達男君 どれだけの期間で製造が可能になるというふうに言っていましたか。
○平野達男君 私は、こういったケースについては最短のことをやっぱり想定しなくちゃならないと思います。私も最短でどれだけだというのは分かるわけじゃありませんが、いろいろ読むと、六か月、半年で全部処理できると。ただし、半年で全部ですから、その過程の中で一個分のやつがどんどん出てくると...全文を見る
○平野達男君 私は事をあえて怖く怖くというか、扇動するようなつもりで言っているわけではありません。ただ、事実関係を言っているということで御理解いただきたいと思います。  そこで、北朝鮮の意図なんですが、これはいろいろ言われていまして、本気で核を持とうとしているのか、あるいは政権...全文を見る
○平野達男君 外務大臣は北朝鮮を刺激しないようにということでそういう発言されているかもしれませんが、私は今の答弁ではちょっといかがかと思います。当然のことながら両方想定して取り組まなくちゃならないというのが、これ、外務大臣の多分答弁でないとおかしいと思います。どっちも想定し得ると...全文を見る
○平野達男君 当時、それが成ったときに、ニュースとして流れたときに世界じゅうが一応非難をしました。ただ、一部には、あそこで核施設を攻撃して壊していたから今イラクは核兵器を持っていないんだというような見方もあるようです。これはどっちがいいかは私は分かりません。ただ、ここで言いたいの...全文を見る
○平野達男君 それでは、今、外務省は具体的にどういう行動を取っておられますか。
○平野達男君 私が言いたいことは、いずれにせよ、例えばプルトニウム生産に踏み切ったら経済制裁をするとかというようなことも案があるようですけれども、その一方で、経済制裁は北朝鮮に通じないんじゃないかというようなことを言う人もいるみたいです。  要は、何を言いたいかといいますと、い...全文を見る
○平野達男君 いずれ、ブッシュ大統領のアクシス・オブ・イーブルですとか、いわゆる悪の枢軸国発言で北朝鮮も入ってしまいました。イラクの後はうちじゃないかと、まあ向こうの肩を持つわけじゃないですけれども、きっとこういうふうに考えていると思います。間もなく攻撃も始まるかもしれません。そ...全文を見る
○平野達男君 ちょっと時間が迫ってまいりましたけれども、シュラウドのひびとか再循環系配管のひびとか、いろんな物理的な問題があるもの、それからあと、定期点検でやめている、中止しているもの、それからあと、計画外停止ということで一応これは取りあえずやめているもの、いろいろの発電所の、発...全文を見る
○平野達男君 終わります。
03月13日第156回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  環境大臣に初めて質問させていただきます。  昨年の三月十二日、岩手県と青森県の県境にある産廃の、産業廃棄物の不法投棄、初めてこの委員会で取り上げさせていただきました。あれからちょうど一年ちょっとになりますけれども、その間...全文を見る
○平野達男君 今の御説明の中で、青森県側に残る三十万立方メートルについての取扱いがまだ未定だということになっているようです。今、地元ではこれを早く撤去してくれという要望が出てきています。仮に、これをずっと据え置くという、据え置くというか、そのまま置くということになりますと、事実上...全文を見る
○平野達男君 確かに、先ほど三十万立方メートルと言いましたけれども、三十四万立方メートルですね、これを多分撤去しますと、私がいただいた数字で試算すると、更に、更にというか、これだけで二百三十億掛かる。残りのやつを、三十四万以外のやつを処理するだけでたしか三百九十億ということですか...全文を見る
○平野達男君 最終処分場には安定型とか管理型とかいろいろありますけれども、もうあくまで、これを造るときには、造った後に影響が生じないという前提でこれを造っているはずです。この、ここも事実上、三十四万というのを残すとなりますと、事実上、先ほどから繰り返しますけれども、それはその残さ...全文を見る
○平野達男君 全然質問に答えていただけませんね。  最終処分場の、そうしたら新しく設置するときの法律の手続、ちょっと説明してください。
○平野達男君 私が言いたいのは、こういう手続が定めて最終処分場が、処理される、設置される。三十四万立方メートルを県が要するに安全ですからということで判断して、何の手続もやらないでそのまま置くのはおかしいんじゃないかと言っているわけです。  これは住民にしますと、そこの地域に最終...全文を見る
○平野達男君 今、これに対しては物すごいやっぱり撤去、撤去してくださいという要望がたくさん出ているわけです。ですから、最終的にまあこれ結論出たわけではありません。ただ、仮に残すとなれば、少なくとも私は、本来であればこれは法手続が必要だと思います、地域住民の立場からすれば。ましてや...全文を見る
○平野達男君 まあ当然その地域の方々というのは、青森県だけではなくて岩手県の方にも、関係市町村、住民も入るという、こういう理解でよろしいですか。
○平野達男君 私、もう一度繰り返しますが、これについてはきちっとした法手続に準ずる、まあ法律が駄目だとすればですね。そういった手続で、もし残すということであれば最終決定をすべきだし、そういったことの、その検討部会の中でも法律との兼ね合い等をどうするかということを是非議題として議論...全文を見る
○平野達男君 是非、行政がなぜこういうことを早くから発見して対応することができなかったのか、これは当然一義的には市町村が、あるいは都道府県が、県が判断することだと、チェックすることだと思います。ただ、同時に、今回の場合は余りにも量が大きいということで、環境省も、是非報告書を作るよ...全文を見る
○平野達男君 チェックをするじゃなくて、環境省としての報告書をまとめたらどうかという質問だったんですが、どうですか。
○平野達男君 しつこいようですが、もう一度、この不法投棄の状況について、現場について、最後だけ、もう一回だけ確認します。これ、最終的に残った場合に、これは最終処分場になりますか、なりませんか。
○平野達男君 それじゃ、法律上はどういう扱いになりますか。
○平野達男君 安定型の最終処分場とどういうふうに違いますか。ここは、よく説明してみてください。安定型の最終処分場と結果的にどう違いますか、これは。
○平野達男君 ですから、今回の法律の中で、一つの視点として、私に言わせればちょっと抜けているのは、残ったものは何かという詰めがなされていないんですよ。これは安全だからここで置いていいですよという法律体系になっちゃっているんです。他方、最終処分場につきましては法律の枠組みの中で造り...全文を見る
○平野達男君 確かにかなりの量なんです。  ただ、年間の発生量は四億トンありますね。そのうちの四十万トン、物すごい割合が小さいんですね。本当にこの数字なんだろうかという疑問がまず一つあります。  それから、ちょっとこれ過去にさかのぼりますけれども、失礼をしました、今分かってい...全文を見る
○平野達男君 それは恐らく地面に出ているやつだと思います。  今まで、平成九年までは、例えば最終処分場として三千平米以下のものについては多分、許可不要になっていたと思いますが、これは事実関係どうですか。
○平野達男君 そうすると、どこに何があるかというのは国は把握していないということですよね、事実上は。
○平野達男君 なかなか質問にダイレクトに答えていただけませんね。  実際にもう三千平米以下については許可不要だったんですから、どこにあるか分からないわけです。過去においてはこういったものが何か所あったかも分からない。  それで、今回の特別措置法の中では国が基本方針を定めて県が...全文を見る
○平野達男君 私は、これは基本的に何年、二、三年掛けてもいいから一〇〇%国費で、国が要するに方針を決めて、こういう考え方で調査しますということで予算を取って方針を作って、それで一斉にローラーを掛けるような形で一回、全国調査すべきだと思います。  産廃については、これはたしか法定...全文を見る
○平野達男君 時間が参りましたからまとめますけれども、いずれ、この過去の負の遺産につきましては、予算の問題はあります、各県に、今のお話で大体いいかもしれませんけれども、どのような考え方で、どのような基準で調査するか、これをしっかり定めて、ある時点からある時点まで期間を定め、かつ期...全文を見る
03月19日第156回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男です。  外務大臣に質問いたします。  イラクの侵攻はあるかないかではないと、問題は時期だということをブッシュ大統領は早くから言っていました。で、もう事実上、国連の武力決議がないまま、早ければあした攻撃が始まるかもしれない。事実上の一国主...全文を見る
○平野達男君 状況説明はよく分かりましたけれども、私の質問に答えておりません。日本の支持というのは、アメリカの大統領はたくさんのことを言いました、あの全文を受けて、それを全面的に支持したということかどうかという質問です。
○平野達男君 もう一度だけしつこく確認しますけれども、体制転覆、フセインの、フセイン政権の崩壊、あるいは、場合によったらフセインのあの宮殿にミサイルを撃ち込んでフセインそのものの体制を壊すということまで支持をした、ということを含めての支持だということですか。
○平野達男君 議論がちょっとかみ合わないんですが。  ちょっと質問を変えますけれども、明治維新のときの江戸の無血開城、これ、どのように思いますか。
○平野達男君 そこで、亡命ということが恐らくこういう事態になると最後の手段になって、これができるかどうかになる、できるかどうかということが焦点になってくるだろうということは、これは当初から分かっていたと思います。  そこで、例えば日本がフセインを受け入れると、場合によったら。亡...全文を見る
○平野達男君 まあ、難しいことはもうそのとおりだろうと思います、亡命したとしても国際法廷にかけるなどとアメリカは言っていますから。  ただ、先ほどの質問の中に、残された時間、外務省、外務大臣、何かできることありますかと言ったときに、ほとんどないとおっしゃいましたね。日本の最大の...全文を見る
○平野達男君 一問一答と言いましたから、次の、追加で質問しません。  それから、株価を中心とした市場対策で、「株式市場の適正な運営の確保について」と、これを出しました。これは規制の、じゃない、ルールの厳格化あるいは買いをしやすくするような規制の緩和、そういった形の、どちらかとい...全文を見る
○平野達男君 一問一答方式と言いますので、これで終わります。  残った時間を、この間の──竹中大臣、結構です。この間の予算委員会の産業廃棄物関係の質問が途中で終わりましたので、その続きをやらせていただきたいと思います。資料をお配りください。    〔資料配付〕
○平野達男君 産業廃棄物は年間に四億トンと言われていますが、今これがマクロ的にどのような形で処理されているか、簡単でいいですから、概略御説明いただけますか。
○平野達男君 今、御説明のとおり、資料の中に書いてあるとおりなんですが、産業廃棄物は、基本的には、一番多く使われるルートとすれば、中間処理をやって、リサイクル若しくは最終処分場に回ると、こういう話ですね。  それで、最終処分場についてちょっと注目したいと思いますけれども、これは...全文を見る
○平野達男君 残年数が増えているというのは、容量が相対的に増しているということです。増している中で処分場の料金が上がるというのは、これは経済原則からいったら考えられないんですね、ここはですね。  ここの説明がちょっとこれは非常に、どのように説明されますか。答弁、簡単でいいですか...全文を見る
○平野達男君 私は、この廃棄物の中の一番の問題は、排出量というのはコンスタントに出てくるんです。それが最終的に最終処分場に向かいますが、最終処分場は、そのコンスタントに出てくるものに対して、環境問題だとか住民反対とかいろいろありますから、それに沿った形で最終処分場というのは供給で...全文を見る
○平野達男君 当然そういうふうな動きになっていないとおかしいと思います。  ただ、私が言ったのは、現状がどうかという、その状況です。四十万トンという数字とか、その数字だけ見ると、このシステムは本当に機能しているというふうに取ってしまいますし。先ほど言ったとおりです。いろんな法則...全文を見る
○平野達男君 これは本当に難しい問題だと思います。  ただ、いずれ、そういった全体の入口とアウトプットのグランドスキームを用意しておかないで規制だけを強化していきますと、これはもうコストの上昇だけが起こってきますので、是非そういった形で、難しい問題だと思いますけれども、対応して...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。
03月20日第156回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は、両公述人、どうもありがとうございます。先に岩本公述人にお伺いしたいと思います。  不良債権のオフバランス化を加速させることが必要だというようなお話でございました。今、不良債権の処理につきましては、御承知のように、破綻...全文を見る
○平野達男君 恐らく公述人はもう御承知のことかと思うんですが、三年ルールといいましても、三年間保有するんではなくて、五割、三割、二割というルールが設定されています。ですから、できるだけ処理できるものは早く処理するという体系でやっていると思います。それからもう一つは、実際にオフバラ...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、さらにちょっともう一問だけこの不良債権処理についてお伺いしたいんですけれども、最後に出たその資産査定のところなんですが、今の資産査定はまだまだ甘いというお考えでしょうか。
○平野達男君 大久保公述人にお伺いします。  今、デフレという状況に日本の経済があるわけですけれども、物価が下がる中でいわゆる人件費の下方硬直性ということが非常に今言われていまして、結果的に、経済用語で言うところの労働分配率が非常に高くなっているんじゃないかというようなことが言...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、これから労働市場ではこの賃金に対する押し下げ、下方圧力というのがどんどんどんどん高まってくるということかと思うんですが、これは今度は労働組合さんとの関係とかいろいろとあったりして難しい問題かと思うんですが、大久保公述人から見て、やっぱり人件費というのは...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、やはりパートの活用というのが全体的に増えてくるという、こういう理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 今日は時間が短くて、まだまだお聞きしたいことがあるんですけれども、時間になりましたので、これで終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
03月24日第156回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野達男です。  政治にとっての決定的手段、これはある著名な社会学者が言ったんですが、それが武力行使であるというふうに言っています。したがいまして、その武力行使、慎重の上にも慎重を期してその行使をするかどうかを決めなければなら...全文を見る
○平野達男君 一貫しているかどうかは別としまして、今までのイラクのいろんな行動を見ますと、このまま放置しておけない、場合によったら武力を行使してでも武装解除しなければならないというアメリカの主張については、これはやっぱり理解できないわけではないと思います。  しかし、先ほど言い...全文を見る
○平野達男君 そういう希望的観測ではなくて、どういう影響があるかということはぎちっとやっぱり整理していく必要があると思います。どういうおそれがあるか。  これは、例えば、一国主義が台頭するんじゃないかとか、いろんなことが言われています。ただ、少なくとも、世界のある国が、今回はア...全文を見る
○平野達男君 今の総理の答弁は何回もお聞きしました。しかし、私の質問に対しては全然答えておりません。要するに、今の総理の答弁は、なぜ支持をしたかということだけ説明しているんです。そして、今私の質問は、国連中心主義という、国連の同意を得ないまま支持をしたことに対して、そしてまた戦争...全文を見る
○平野達男君 各論としてはよく分かります。しかし、私が先ほど言っているように、ここは意見の食い違いという形で擦れ違いになるかもしれませんが、日本の外交には一本筋が通っていないというふうに思います。  私どもは、何としてもやはり、冒頭申しましたけれども、やはり武力の行使というのは...全文を見る
03月26日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野達男です。  今日は福井総裁、ありがとうございます。早速ですけれども、まず総裁から質問をさせていただきたいと思います。  銀行の保有株の買入れを二兆から三兆に枠を拡大したということで、その趣旨につきましては昨日、大塚委員...全文を見る
○平野達男君 これはずっと前の財政金融委員会でもちょっと申し述べたことですけれども、少なくとも政府の方は、あるいは国会の方では、その株価変動のリスクは国は全部は取りませんということを決めている一方で、日銀がそれを取ったということは一歩も二歩も出ているということだと思うんです。 ...全文を見る
○平野達男君 私は、この株式保有機構の設立の目的と、先ほど福井総裁、あるいは昨日言われた今回の買入れの目的というのはほとんど違わないんじゃないかというふうに思っています。これが、それにもかかわらず政府と日銀で対応が違う。これは、日銀の独立性であるというのはそれは理屈として分かりま...全文を見る
○平野達男君 総裁、どうでしょうか。
○平野達男君 これは昨日の大塚議員の議論の中にもありましたけれども、政府、日銀の一体ということをずっと言ってきて、どうもこの間のバランスがよく、連携がよく取れていないんじゃないかなという感じが強くします。  それで、実際の株式保有機構の購入実績見ますと非常に低いんですよね。これ...全文を見る
○平野達男君 私が言っているのは、そうはいっても実態から見ると、平成十四年の五月十七日から十一月一日まで百九十五億の買取りぐらいしかやっていない。その間、日銀は恐らく数千億の買取りをやっているわけですね。いや、日にちが今ちょっと正確じゃないかもしれませんが、かなりの買取り額、後で...全文を見る
○平野達男君 私は、今回の二兆円のときにもっとはっきり言えば良かったんですけれども、やっぱり日銀若しくは政府の中では、この保有株式取得機構で何が問題なんだということをまずぎっちり議論すべきだったと思いますよね。  だけれども、突然、日銀さんが、二兆円という話がぽんと出てきたわけ...全文を見る
○平野達男君 ちょっとまた議論がかみ合わないんですけれども、そういうふうな、その趣旨は分かるんですが、先行する保有機構との関係をどうするんですかと、そこをきっちり整理を付けた上で二兆円を出して、今回の三兆円の積み増しというのもやっぱり整理すべきじゃないかということを言いたいわけで...全文を見る
○平野達男君 今の答弁を聞いていても、結局、後付けの話だと思うんですよね。まず日銀さんが二兆円とやらを決めてしまいました、保有機構残りました、残ったから、要するに、じゃ、あとは市場関係者に、ありますから使ってくださいと言うだけだと、こういう答弁ですよね。これは政策のあれとしてはち...全文を見る
○平野達男君 今の議論の中でも、要するに事法の法人株というのは銀行の保有株を買った範囲内で買うという話ですから、銀行の保有株の要するに引取りが進まなければ事法の持ち株の売却も進まないと。これはセットですよね。  だから、検討する云々という話じゃなくて、要するに母体の方の話がどう...全文を見る
○平野達男君 マネーサプライ、要するに貨幣の供給のために有効な手段かというのを、まずそれを検討した上で、その次の話としてリスクの話が入ってくるということですから、そうしますと、制度上の問題と、そういう話ではないですね。
○平野達男君 分かりました。よく分かりました。  そうしたら、次の質問に入りますけれども、今、金融政策をめぐって、どうも二つの、二つか、私のとらえ方でいくと大きく二つあるんじゃないかと。  一つは、いわゆるマネーサプライをどんどんどんどん増やしていけばそれに伴ってデフレが克服...全文を見る
○平野達男君 そうすると、両面というのは、要するに資金供給ももっともっとやっていきますよということと併せて、実体経済の方の要するに資金需要を増やすという、それが必要だということだったでしょうか。後半の方はよく分かったんですが、前半の方がちょっとよく分からなかったもので。
○平野達男君 今のお話の流れでいくと、前段のそのデフレ対策を一体的にやるということだったんですが、それに関してはもっと、はっきりお聞きしますと、今以上の資金供給が必要だということでしょうか。
○平野達男君 分かりました。  竹中大臣にお聞きしたいんですけれども、今日はちょっと竹中大臣に聞きませんので。  今の説明よく分かりました。それで、ちょっと質問の観点変えますけれども、よく名目金利か実質金利かというふうに言われますけれども、経営者は要するに名目金利じゃなくて実...全文を見る
○平野達男君 よく分かったような気がします。よく分かります。  一般的な考え方でちょっと総裁にお考え方お聞きしたいんですけれども、貨幣供給量の、何というんですか、物価の変化率というのは、貨幣の供給量の変化率と、いわゆる流通速度の変化率と、あと何でしたっけ、実質経済成長率ですね、...全文を見る
○平野達男君 さらに、じゃ先ほどの、今度は期待インフレ率の話に戻りますけれども、よく貨幣供給をしたことによって物価が上昇すると、失礼しました、実質金利が下がるんだということの理屈として、名目金利は実質金利と期待インフレ率で決まってくるということで、期待インフレ率が上がれば、仮に名...全文を見る
○平野達男君 ちょっとお聞きしたかったのは、今のようなゼロ金利下のときの本当に期待インフレ率がどのように形成されるかという、そこの一点についてお聞きしたかったんですが、結論からいくと、なかなか難しいということなんでしょうね。
○平野達男君 総裁の考え方、よく分かりました。  竹中大臣、やっぱり最後、今までのいろんなお話聞いて、コメントがございますれば、ちょっと一言。
○平野達男君 期待ということに関して言いますと、先ほど総裁の言われた日銀若しくは政府がきちっとした信任があるかどうか、これが私も本当に重要だと思います。今の政府が本当に信任があるかどうか、これは与党と野党によってちょっと解釈違うと思いますけれども、将来に対するやっぱりきちっとした...全文を見る
○平野達男君 国債が物すごい売りに出されたというときの、そういった想定の話はなかったということですね。
○平野達男君 分かりました。  ちょっと時間がなくなってまいりましたので、税制改正の方についてちょっと質問させていただきます。  大分議論が出尽くした感じがありまして、多分二番せんじになるかもしれませんけれども、まず一番目に、先行減税ということに対する考え方なんですが、これは...全文を見る
○平野達男君 当然のことながら、減税ですから、それによって景気刺激しますよ、場合によってはデフレ脱却まで目指しますよと、こういうことだと思います。  しからば、増税のタイミングなんですけれども、一応ある程度日切れ、日を設定しているものとそうでないものがちょっとあったと思うんです...全文を見る
○平野達男君 ただ、傾向として税収はどんどん落ちていますよと。今回、減税をしましたと。これは本当に最後の切り札みたいな形で出したんでしょう。しかし、結果としてその効果が出ませんでしたと。そのときに増税できますか。
○平野達男君 まあ想定の話はできないという御答弁なんだろうと思いますけれども。  いずれにせよ、減税やって、要するに増税をしますよということをはっきり言っているわけですよ、今回はですね。そのときに、これだけのスキーム言っていますから、じゃ、要するに一・八兆円やって、まだ景気は、...全文を見る
○平野達男君 多分そういう答弁になるはずなんですよ。  そうしますと、今から何も増税なんか、こんなひけらかさなくたっていいじゃないですか。
○平野達男君 私は、本当に今回の減税のものについて、減税措置をやることによって景気がちゃんと上がりますと、上がったことによって税収の増収が図れますよという、そういうストーリーを私どもは聞きたかったですね。(「理想的だよ」と呼ぶ者あり)理想的なのかも分からない。いつも塩川財務大臣に...全文を見る
○平野達男君 何かちょっと分かったような分からないような御答弁だったと思うんですが。これは午前中の櫻井議員の中にもあったと思うんですが、今やっぱり、先ほど言ったように個人消費というのは物すごい重要だと思うんですよ。  それで、今回の税制改正というものが個人消費に対してどういう刺...全文を見る
○平野達男君 だから、相続税と贈与税というのは確かにあります。だけれども、今のお話聞いていますと、個人消費そのものに対するインセンティブというのは何もないじゃないですか。  確かに、研究投資とかといろいろありますよ。一応用意しています。だけれども、一番最初の家庭にいる人たちが今...全文を見る
○平野達男君 だけれども、私は、先ほど言いましたように、今の実態を見ますと設備投資その他が非常に落ち込んでいるよと。それに対する税制の刺激を与えるのはいいんですけれども、辛うじて、今、要するにデフレスパイラルという状況に陥るのを防いでいるのは個人消費であると。確かに、恒久減税とい...全文を見る
○平野達男君 試験研究費の話も、別にこれ悪いと言っていませんし、これは評価しているわけです。  そうはいっても、今やっぱり企業投資というのは、これをやったとしてすぐに向かうかというと、やっぱりさっきのお話にありましたけれども、期待成長率、その他がぼんと膨らむかというと、そうでも...全文を見る
○平野達男君 副大臣の熱意だけはよく伝わってきますけれども、いずれにせよ配当の方が、要するに企業のいろんな収益が行き渡る範囲がずっと広くなると思うんですよ。キャピタルゲインは、それはもう一種の、もうける人はどっともうけるかもしれませんし、損する人はぐっと損する、まあそうなんでしょ...全文を見る
○平野達男君 時間ですから、最後に一問、塩川財務大臣に。ちょっと通告してませんでしたが、簡単な質問なんですけれども。  今回の税制改正も項目が物すごいたくさんで、とても私どもは理解できないのが一杯あるんです。それで、恐らく一般の方が見てもよく分からないし、これ会計士が、公認会計...全文を見る
○平野達男君 終わります。     ─────────────
○平野達男君 私は、国会改革連絡会を代表して、平成十五年度公債発行特例法案、所得税法の一部を改正する法律案、民主党提出の修正案の各案に反対の討論を行います。  国債発行三十兆円枠堅持、抜本的な税制改革と小泉総理は言ってきましたが、それから一年たち、出てきたものは、経済運営の失敗...全文を見る
○平野達男君 今日は委嘱審査ですけれども、不良債権のことについて竹中大臣にお伺いしたいと思います。  お手元に資料が行っておるでしょうか。ちょっと急なことだったので行っていないと思うんですが。    〔資料配付〕  「金融再生法開示債権の増減要因」ということで、平成十四年三...全文を見る
○平野達男君 ここでちょっと疑問が出てくるのは、特別検査の影響等で五・一兆が、これが何で根雪の部分なのかと、全部。この特別検査はリアルタイムでやっていますから、これを根雪と見るのはちょっと違うんじゃないかと思いますが。  基本的に、ここの部分の特別検査というのは、そのときの債権...全文を見る
○平野達男君 私、この特別検査というのは、この間担当の方から聞いたときには、特別検査の影響ということで項目そのものを起こしたんですかと言ったら、そのとおりだと。じゃ、特別検査というのは、例えばこれは貸出債権の判定基準の厳格化と業務等の悪化、結果的にもっと分析すれば分析できるんじゃ...全文を見る
○平野達男君 私は、ここは、今度もしというか、今度出てくるとすれば十五年三月期ですかね。もうちょっとこれを分けて議論してみてアンケート調査を取った方がいいと思います。ちなみに、平成十四年九月期になりますと、貸出条件緩和債の判定基準の厳格化というのがコンマ二、四・七からコンマ二と、...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、これは骨太の方針作られましたよね。あの一番最初に出てくるのは不良債権処理なんです。あのイメージは、今まで先送りされてきたものがたくさんあります、これを早期にきっちり資産査定して、オフバランス化するものはオフバランス化しますということで骨太の方針というの...全文を見る
○平野達男君 としますと、いろんな見方ができると思いますけれども、少なくとも不良債権処理というのはやっぱり新しい局面に入ったんだということは、これははっきり言うべきじゃないでしょうか。
○平野達男君 そうしますと、先ほど大臣も言われましたけれども、新しい段階に入ってくると、不良債権というのは要するに景気の悪化に伴うもの、もう少し正確に言いますと、銀行はリスク取ってやっていますから、どうしても常に不良債権が出てくる可能性はありますので、これはまず話はおいておいて。...全文を見る
○平野達男君 私、もう一つだけ言わせていただきますと、骨太の方針の中で一番最初に出てきた不良債権処理、それはもう大きなもう山場をやっぱり今の話だと越しつつある。じゃ、その一体効果は本当にどうやって、どこで出てくるんだろうか。あの骨太の方針、まだ一回目の骨太の方針を、一回目って、骨...全文を見る
○平野達男君 いずれ新しい段階に入りつつあるということでありますから、それはそれで良しとしたいと思います。  それから、全然話が変わりますけれども、竹中大臣、今、大臣兼務されておりますね。経済財政大臣と金融担当大臣。これ兼務されて、ちょっと話全然通告申し上げなくてあれなんですが...全文を見る
○平野達男君 いや、もう私も本当に大変だと思います。それで、竹中大臣は一生懸命やっておると思います。  やっていると思うんですけれども、経済がこんなに大変なときに経済財政担当大臣と金融担当大臣を兼務している、それは竹中大臣は物すごい優秀だと思うんですけれども、その二つをやること...全文を見る
○平野達男君 竹中大臣からはなかなか本音の言葉、多分それは本音かもしれませんけれども、聞けないと思うんですが。  塩川大臣、よろしいでしょうか。私は、本当にこんな危機のときに何で一人に任せておくんですか、内閣として。  それで、確かに今、竹中大臣言われるように、金融と要するに...全文を見る
○平野達男君 ちょっと時間ですからあれですけれども、時間があったら一言二言言いたかったんですが、まずこれで終わります。
03月28日第156回国会 参議院 本会議 第15号
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○平野達男君 私は、国会改革連絡会を代表し、ただいま議題となりました平成十五年度一般会計予算を始めとした三案に反対の立場から討論を行うものであります。  去る日本時間三月二十日午前十一時半、国連安保理の決議を得ないまま、また、多くの国々の反対を押し切り、米英軍によるイラク攻撃が...全文を見る
04月17日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  今回のリレーションシップバンキングの機能強化に向けてという報告書でございますけれども、今回の報告書が出た元々の背景の一つにやっぱり不良債権の処理というのがありまして、地域金融については主要行とは異なる別のルールが必要なんじ...全文を見る
○平野達男君 今言われた、地域金融は状況が違いますよということで集中期間二年を設けているわけですけれども、この中でいろんな、企業再生の手法でありますとか、それからあとDIPファイナンスとか後でいろいろ出てきますけれども、そういったことについてのノウハウを蓄積していきましょうという...全文を見る
○平野達男君 ちょっと声ががらがらして申し訳ないんですけれども、統一地方選挙でずっと街宣車に乗ってがなり立てたものですから。  そこで、アクションプログラムの中の中小企業金融再生に向けた取組の中でいろんなこと書かれてあります。これは金融庁からいただいたペーパーなんですが、この中...全文を見る
○平野達男君 そのような方向で動いていただきたいということになるわけですけれども、どうも今の仕組み自体でもまだ余りよく動いていない、実態がですね。ましてやこれを今度は中小企業や地域まで拡大するといったときに、ここに項目で列挙しているのはいいんだけれども、本当に動くのかなという懸念...全文を見る
○平野達男君 是非、じゃ大臣主導で進めていただきたいというふうに思います。  ちょっと次の質問に移りますけれども、いわゆる担保、保証に過度に依存しないような体制にしましょうということがこの報告書にも書かれていますし、これ自体、私も、非常にいいことだし、是非そのようにその方向で進...全文を見る
○平野達男君 そのとおりであろうと思いますけれども、しっかりとした経営見通しがあってキャッシュフローもいいんだよというところでは、言ってしまえば、幾ら担保取ろうが保証取ろうが問題ないわけですね、後でそれが問題になることはないですから。  要は、ぎりぎりの状態にあるときに、これか...全文を見る
○平野達男君 いずれ、報告書の内容が、資産査定、信用リスク管理の厳格化をしましょうとか、ディスクロージャーをしましょうとか、それから先ほど出てきた、できるだけ定量化していきましょうとかという、そういう個人的なフェース・ツー・フェースじゃない関係を、それをできるだけ定量化していきま...全文を見る
○平野達男君 多少失礼な言い方になったかもしれませんが、趣旨を御理解いただきたいと思います。  質問を終わります。
04月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野です。  総裁に何点かお尋ねをしたいと思います。  量的緩和をしているんだけれども市場にマネーが十分に行き渡らない、その理由として金融システムの機能不全ということが挙げられております。先般の日銀総裁のこの中での概要説明、報告書の概要説明の中で...全文を見る
○平野達男君 私は、そのリスクテーク能力ということだという御説明だったと思うんですけれども、最近の不良債権問題を考えたときに、私はよく根雪と新雪というふうに言ってきた。根雪と新雪と言ってきたんですが、いわゆる今まで不良債権だったものが、実は、金融機関のいろんな認識能力の問題とか、...全文を見る
○平野達男君 今のような説明ならば納得するような説明になると思うんですが、前回の説明では最大の要因として不良債権だという説明で終わっていましたので、ちょっと今のような質問をさせていただきました。  そこで、ちょっと次の質問に移らせていただきますけれども、今回、資産担保証券の時限...全文を見る
○平野達男君 それは、そうしますと、そのマーケットの育成というのは日銀の役割でしょうか。
○平野達男君 今回の資産担保証券の中で議論になっているのが、いわゆる売り掛け債権、これを裏打ちとした証券化だろうと思います。  この売り掛け債権につきましては、もう御存じのように売掛債権担保融資保証制度というのが既に出ておって、これは、売り掛け債権というのは市場の中では七十五兆...全文を見る
○平野達男君 その資金調達パイプができるということが本当に日銀さんの仕事なのかどうかというのはちょっと私はまだよく分からないんですが、やはりその日銀、太いパイプを作ることによってマネーを供給するということがやっぱり最大の眼目じゃないんですか。  例えば、今担保融資保証制度という...全文を見る
○平野達男君 しかしいずれにせよ、これに対しては非常にリスクをまず抱えるということで、プール制にしてリスクを分散するという話がございましたけれども、これは今までの銀行の保有株を買うのと同じように、まず大きなリスクを取るよということで、リスクを取る代償としてマネーを供給する。それか...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、私が心配する、心配というか懸念するのは、今回は日銀さんがまた新しいリスクを取ろうとしていると。要するに今、先ほど第一ステップはやっぱり銀行の保有株だったと思うんですが、今度は資産担保証券ということで、今度は銀行から買うんじゃなくて直接市場から買いますよ...全文を見る
○平野達男君 であれば、いずれにせよ、マネーサプライを拡充するために、日銀は要するに、ある意味によっては、取り方によってはリスクをどんどん取っていきますと、従来の手法によりませんというような、これは宣言をやっぱりばしっと一番最初にすべきじゃないでしょうか。何か今のお話を聞いていま...全文を見る
○平野達男君 そろそろ時間になりましたからあれなんですが、もう一度じゃその限度というものをもう一回明確に最後にお尋ねして私の質問を終わりたいと思います。限度をどこに設定しているか、自己資本の範囲内ということで限度なのか、どこにおいて限度なのかということをお聞きして、私の質問を終わ...全文を見る
04月23日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  預金等全額保護制度下における破綻処理、これは一応終了したということで、三月に理事長談話が出ております。  冒頭、ちょっとこれ通告を申し上げませんでしたけれども、このいわゆる預金等の全額保護制度下における破綻処理の終了した...全文を見る
○平野達男君 ここに日本の今までの金融機関の抱えるいろんな矛盾、あるいはバブルが終わった後のいろんな矛盾がやっぱり現れているんだろうと思います。  そこで、これが百八十行、しかも十八兆というお金、資金譲与、贈与、資金援助をやっているわけですが、これが、これからいろんな金融のいろ...全文を見る
○平野達男君 かつて銀行は倒産しませんよというふうに言われたんですけれども、平成八年十月以降に百八十行、まあ大小ありますけれどもこういうふうに整理されているということで、さっきの質問はもっとダイレクトに、もう破綻金融機関は出ませんか、もっと出るんですかというようなことを聞きたかっ...全文を見る
○平野達男君 制度上は問題がないという答弁なんでしょうが、これから、先ほど、今四兆というお話でしたけれども、これを今の保険料〇・〇八四%じゃないかと思ったんですが、それで徴収していきますと年額たしか五千億ぐらいの保険料が入ってきて、仮に金融機関が破綻しないという前提だとしても八年...全文を見る
○平野達男君 いずれだれかが負担をしなくちゃならないということなんですが、どうも、銀行、金融機関だけに負担させるということについてはちょっと割り切れなさが残るなという感じはちょっとします。もっとも、それ以外に十兆の国費を使っていますから、金融機関だけが負担しているんじゃないよとい...全文を見る
○平野達男君 いずれ、私は、この百八十行の破綻金融機関が平成八年十月以降の中で集中したということは歴史的な事件で、もうこんなことはもう起こってほしくないともちろん思います。  その中で、こういった、なぜこういう破綻金融機関がこれだけ起こったのかという評価と、これもちょっと通告申...全文を見る
○平野達男君 できれば是非、政府でも例えば金融審議会というところでやるのが妥当かどうか分かりませんが、これだけのお金を使いましたので、それの評価ということはやっておく必要がやっぱりあると思います。これは御要望という形で申し上げておきたいと思います。  それから、あと預金保険機構...全文を見る
○平野達男君 組織温存のために仕事を作っているというようなことはないとは思いますけれども、是非、しっかりとした仕事に見合った体制作りということを是非やっていただきたいというふうに思います。  時間、最後になりますけれども、預金保険機構の下に今RCCがありまして、今度、組織上は産...全文を見る
○平野達男君 いずれ、同じ産業再生機構とRCCの役割の分担と同時に、協力ということについてはもう金融庁さんも是非やっていただくようお願い申し上げて、私の質問を終わります。  あと、通告申し上げたやつは、あした財政金融委員会がありますので、残りはあしたやりたいと思いますので、よろ...全文を見る
04月24日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○平野達男君 時間がないので質問に入らせていただきます。  生保の新セーフティーネットの考え方なんですが、これは今回、三年間延期をするということであります。契約者保護は基本的にその業界がやるんだよという原則に立ちますと、国対応で四千億の枠を用意するというのは、これは極めて異例な...全文を見る
○平野達男君 それが十分な営業努力かどうかというのは私は評価ができませんが、金融庁としてはそれで十分だというふうに判断したということですか。
○平野達男君 そこで、じゃ、今度のそれを踏まえた上で、なおかつまた生保の経営状況が非常に厳しいということで三年ということなんですが、これ、なぜ三年間必要なのかという考え方をちょっと整理する必要があるのかなと思います。  これを例えば、この新セーフティーネットを三年間延長した期間...全文を見る
○平野達男君 いや、それですと、もう取りあえず三年という話がずっと続くということになってしまいますよね。だから、これはやはり、銀行みたいなものとは一緒にならないという説明は分かりますけれども、だから逆に言えば、過去三年間に何やったんだという、このまず評価があった上で、じゃ、これを...全文を見る
○平野達男君 いずれこの三年間の中で一つの、三年間じゃない、これから議論するテーマの中に予定利率の引下げというのが大きなテーマになるみたいですが、これは先ほどから各委員が指摘されているように、まず、生保業界がどれだけ努力したかということがまずしっかり見えなくちゃならないし、その上...全文を見る
○平野達男君 今の竹中大臣のお話の中にも総合的な判断という言葉が出てきましたけれども、ただ、その言葉を聞く限りにおいて、予定利率の引下げというのは何を基にしてやるかというのはもう、竹中大臣がそういう言葉で説明されるというのは、私らにとってみれば本当に中身が分からないということにな...全文を見る
05月19日第156回国会 参議院 本会議 第24号
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○平野達男君 私は、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表して、ただいま議題となりました武力攻撃事態対処関連三法案について質問をいたします。  今回提出された三法案の原案は、衆議院において、自由党議員などから鋭く指摘があったように、欠陥だらけの法案でありました。  衆議院...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野です。  今回の証券取引等の一部を改正する法律案、中身を拝見しますと、基本的にはいろんな規制緩和をして証券市場の活性化をもっともっと促そうという、そういう趣旨かと思います。この背景の中には、やっぱり間接金融から直接金融という流れに移行するんだと...全文を見る
○平野達男君 丁寧に御説明いただきましたけれども、私なりにいろんなことを考えますと、一つは、日本人というのはそんなリスクというものを取りたくないという性格、性向があるのかなという、いわゆる安定志向ということがあるのかなという気もします。  しかし、その一方で、これは前にどこかの...全文を見る
○平野達男君 そこで、今回の規制の中に、いわゆる業務委託、失礼しました、証券仲介業者、証券仲介業制度、要するに代理店制度というんですか、これの拡充を入れてあります。これは、先ほど私が言いましたように、きちっと、投資というのはこうするものですよということを小学校とか中学校からきちっ...全文を見る
○平野達男君 国ができること、法律ができるというので、法律でできるというのはそこまでなんでしょう。もう当然のことながら証券仲介制度、この人がいい人が来なければ証券会社が廃れてしまうわけだから証券会社も多分本気になってやるだろうとは思うんですが、いずれ本当に窓口となる方々の資質とい...全文を見る
○平野達男君 じゃ、もう一点だけ。これは通告申し上げませんでしたけれども、今まで金融機関は百六十何行破綻しています。今回、りそなは、破綻させたらこれは大変なことになるということは私でも分かります。で、再生ということで公的資本注入を早期に決断をしたと。  この破綻する金融機関と再...全文を見る
○平野達男君 いずれ、公的資本注入による自己資本の割合が、中に占める公的資本の割合がどんと大きい銀行ができてきます。もう実質、国有化じゃない、国の銀行というか、本当の国経営のみたいな銀行がちょっとできている感じがするんですが、今回の措置について、次の危機というか、もう類似の銀行が...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第4号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  法律の中身に入ります前に、昨日の審議の中で小泉総理が、いわゆる武力攻撃事態のその定義をめぐって、私も前からおかしく思っていたんだと、そのまま出して国会に審議したら修正になって、私の思ったとおりだという発言をされました。事実...全文を見る
○平野達男君 評価するかどうかは別として、私の言いたかったのは、ああいった答弁の仕方が問題だということであります。それは、あれを聞いて和やかに取る人と、そんなことでいいのかという人と分かれると思いますが、私は後者でありますということであります。  それから、では質問に入りますけ...全文を見る
○平野達男君 私の質問の仕方が悪いのか、どうも質問に対するちょっと答えがなくて、じゃなくて、官房長官は、いや失礼、防衛庁長官は個々の法律の説明をしていただきました。官房長官は、どちらかというとPKO法に、協力法に限定してのお話だったと思うんですが、私が言いたいのは、憲法の範囲とい...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、例えばテロ特措法が制定されました。このときの議論を今してもしようがないかもしれませんが、これはもう御承知のように、アメリカは自衛権の発動をしたということで、国連は武力行使非難決議は出したけれども、武力行使容認決議は出していない。その中で、テロ特措法を作って...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  私は、その場その場その場で判断をするということに随分引っ掛かりを覚えます。いずれその場で判断することあるんです。あるんですが、それが一気に憲法の範囲内という言葉じゃなくて、その一歩手前で、自衛隊の範囲、行動範囲というのはこういう考え方で決めますよ...全文を見る
○平野達男君 いや、そうしますと、内閣が決めるということですか、今のお答えは。  今、私の質問は、防衛出動を受けましたと、自衛隊が現地に行きますね。どこで武力行使を始めるか、その決断はだれがやるんですかというのをお聞きしているんです。それが今、自衛隊法の中でどういう、どこに規定...全文を見る
○平野達男君 ですから、だれが判断するんですかとお聞きしているんです。  待ってください、それ答えられないですか、防衛庁長官。それ、問題じゃないですか、そんなの。防衛出動とやって、だれが武力行使するかという決断ができないなんて、すぐできないなんて問題ですよ、それ。
○平野達男君 全く分かりません、そんな答弁じゃ。  武力を、自衛隊が防衛出動を命令されて現地へ行って、どうやって判断するんですか。そんなルール・オブ・エンゲージメントとか、そんな話で自衛隊が動けるわけないじゃないですか。だから、それはそういった状況の中で、それはケース・バイ・ケ...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、そのルール・オブ・エンゲージメントというのは決まっているということですか。
○平野達男君 これは、私、今初めて聞いて、本当かなという感じがちょっとしました。つまり、そういうことが今検討中という話ですね。防衛出動を命ずるというのは、これはルールとしてできているわけです。これは、総理大臣がそれは出します、出したとして、そして自衛隊が現地に行く。自衛隊は現地の...全文を見る
○平野達男君 概念そのものは聞いていない。
○平野達男君 その常識をやってこなかったということですね、それじゃ、そうしたら。今のお話では。(「憲法上作れないことになっているんだよ」と呼ぶ者あり)それは、作れない理由というのは何でなんですか。やってこなかった理由というのは、逆に。
○平野達男君 私は、憲法違反かどうかとか、そんな議論するつもりありません。防衛出動された自衛隊がどういうふうに行動するか。ROEとかなんとか、私は防衛問題については詳しくありませんが、私が自衛隊員になってその現地へ行って、どういうふうなときに応戦すればいいか、そのルールがもし決ま...全文を見る
○平野達男君 じゃ、それは内部的には持っているというふうに、じゃ理解しておきましょう。そうでないと防衛出動された自衛隊というのがもう行動できませんから。  それから、私は、こんなむちゃくちゃなと言ったのは、それは取り消させてもらいます、それは。ただ、言った意味は、防衛出動された...全文を見る
○平野達男君 はい、どうぞ。
○平野達男君 次の質問に移ります。  三原則の中に、自衛隊の自衛権の発動としての武力の行使、三原則、先ほど来言っています。我が国に対する急迫不正の侵害があること、これを排除するために他の適当な手段がないこと、必要最小限度の実力行使にとどめるべきことというふうに三つ並べてあります...全文を見る
○平野達男君 大分、石破長官もかっかきたみたいですから、この質問はこれでいいです。  それじゃ、必要最小限度のこの範囲、この考え方ですが、これは、前から言いましているように、何回も議論になっていますが、まず、これは私どもは、我が国は、先制攻撃というのはこれはないんだと、ないんだ...全文を見る
○平野達男君 憲法上は持つ、持てる可能性があると。完全に、今、出す、持っているというふうな断言は多分されなかったと思うんですが、まず、持てる可能性があるというふうに発言したというふうに取りましょう。  しからば、その持てる可能性があるものを、今この国は専守防衛ということで、例え...全文を見る
○平野達男君 今のお答えは、日米安保条約があるから持つ必要がないというふうなお答えだというふうに取っていいんですか。
○平野達男君 分かりました。  そうしますと、この間、ブッシュ大統領、ブッシュ・ドクトリンということで、先制攻撃ということをアメリカが出しました。この先制攻撃というのは、よく考えると二つあるのかなと。  一つは、とにかく向こうが攻撃してこないのにこっちから攻撃すると。それから...全文を見る
○平野達男君 それでは、研究をされているというふうなこと、いわゆる敵地攻撃のことを研究されているというような発言が前にあったような気がするんですが、それは今されているということですか。
○平野達男君 私は、いずれ日本の防衛というのは、やっぱり日米安保、これは絶対放せないと。それを前提にして、専守防衛ということで、来たらたたきますよということで、それにやっぱり専念すべきだという意味においては石破長官と全く同じだと思います。  それで、じゃ、今日、石破長官はいろん...全文を見る
05月27日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  冒頭ちょっと、昨日、地震がございまして、地震の震源が宮城県沖ということで、実は私の出身は岩手県でございます。地震がありまして、電話が通じなくて随分困ったんですが、今朝、会館に来てみましたら、ファクスが入っておりました。防衛...全文を見る
○平野達男君 今のお話を整理させていただくと、七十六条第一項で防衛出動、下令がされる、それを受けて、その八十八条で防衛出動を命じられた自衛隊は必要な武力行使を行うことができるということで規定している。じゃ、しからば、先ほど、その指揮監督者はだれかというと内閣総理大臣だということで...全文を見る
○平野達男君 今の御答弁を、これは御通告もしていなくて恐縮なんですけれども、政府統一見解という承りでよろしいでしょうか。これはちょっと通告、今突然なんであれなんですが、もしそうでなければ、また後日ということで委員長にお願いしたいと思うんですが。
○平野達男君 じゃ、委員長にお願いしますけれども、これは非常に大事な点だと思いますので、統一見解という形で出していただけるんであれば出していただくということをちょっとお願いしたいと思います。
○平野達男君 理事会。
○平野達男君 それでは、次の質問に移ります。  集団的自衛権というのは持っているけれども、行使しないということでこれは解釈がなっていますが、しかし、やはり自衛隊としても何かをしなくちゃならないということで、武力行使と一体にならない範囲であれば、例えば後方支援ができるということで...全文を見る
○平野達男君 それが従来の答弁で、私がちょっと非常に首をかしげるのは、その解釈がなぜ周辺事態法、実はこれ成立してしまっていますから、成立していますから今更こんな議論をしてもしようがないんですが、後方地域の中で、「我が国領域並びに現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される...全文を見る
○平野達男君 そのときに、今の後方支援というのは、先ほど言いましたように、あえてここは安全な地域というふうに、私は、戦闘行為が行われているとかということで言いますとややこしくなりますから、安全な地域だというふうに言ってしまいますが、そこまで、公海上まで出ていっている事態があるわけ...全文を見る
○平野達男君 詳しくは武力攻撃事態下の米軍支援のところということで別途法律を作るということですから、そこで議論することになると思いますが、いずれにせよ、今の集団的自衛権は行使しないよ、行使できませんと、しかしやっぱり何らかの支援をしなくちゃならないということでぎりぎりの解釈をして...全文を見る
○平野達男君 今の答弁を私なりに解釈すれば、予測される事態においても従来の解釈は変わりませんということなんでしょうか。そういうことですね。よろしいですね。はい、分かりました。  それじゃ次の、分かりましたと言って、私は実はそれで不安なんですが、そこはそういうことで取っておきます...全文を見る
○平野達男君 今の答弁、ちょっと分かりにくかったんですが、公示をするかしないかということでその違いを聞いたんですが、結局答えは何ですか。今のは全体のずっと説明だったと思うんですけれども、私の質問は一点ですから。
○平野達男君 それは、法律に規定しないということになりますと、これは細かい話ですけれども、施行規則か何かに書くということですか。法律に明示しない、本文には明示していませんけれども、施行規則か何かに書くということですか。
○平野達男君 分かりました。政令で定めるというふうには書いていないけれども、政令で書くと、こういうことですね。分かりました。  そうしたら、先ほどの、次の質問に移りますけれども、展開予定地域というものを今の中では、お話では政令によって公示をするということになりましたので、公示さ...全文を見る
○平野達男君 そうですね。そうすると、展開予定地域はもう既にそこからはもう避難させるということですね。そういうことでよろしいんですね。分かりました。その措置は私も絶対必要だと思います。  展開予定地域と言われたときに、武力攻撃事態であろうが予測事態であろうが、その地域の住民にし...全文を見る
○平野達男君 ここは本当に難しいと思いますけれども、予測事態という事態と、武力攻撃の本当におそれ、じゃない、失礼しました、緊迫した事態というものは、多分私は、住民にとってはほとんど区別付かないんじゃないかというふうに私は思います。  そして、今の中で契約でやるというふうに言って...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  先ほどみたいに私は知りませんというふうに言う人は多分余りいないと思いますけれども、念のためにちょっとお聞きしました。  それと、じゃ、しからば次の質問なんですが、土木建築工事、輸送の業務、これは業務命令を出します。避難したくても避難できない。こ...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  ただ、私は、その災害関連法でいいのかどうか。これはもっともっと危険が伴う、もちろんこれ戦闘地域の中に入らないですから、その後方地域でしか活動しないわけですけれども、もっともっと危険が伴うということなので、そこは十分に配慮してもいいんじゃないかとい...全文を見る
○平野達男君 ですから、これ政令でなりますと、国会の審議の対象に、直接的な審議の対象にならないということで、でき得ればこの政令というのはこれ、本当はここの部分は非常に肝心な部分で、ここの部分も、昨日の、失礼、この間のROEの議論に通じるかもしれませんけれども、本来であれば、だれが...全文を見る
○平野達男君 それが政令に記載する事項だということですね。分かりました。  あと、まだ細かい点が何点かございますけれども、ちょっと中途半端になるかもしれませんので、ちょうど時間が一分となりましたので、今日はここで打ち切りたいと思います。  どうもありがとうございました。
05月29日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野です。  午前中の予算委員会の続きをちょっとやらせていただきたいと思います。非常に時間が短くて、かつテレビが入るということでどうしても時間までに終わらせなくちゃならないというオブリゲーションを感じながらやったという多少の言い訳がありますが。 ...全文を見る
○平野達男君 いずれ、今の経済の状況を見ますと、やっぱり資産デフレというのが非常に大きな問題だろうと思います。  りそなの問題についても、今日は予算委員会でもちょっと言いましたけれども、税効果会計の見直しが、これは大きなファクターになったことは私は否定しません。ただ、私はこれ引...全文を見る
○平野達男君 この問題についてはまた引き続きいろんな場面でお聞きしていきたいと思います。  それで、公認会計士の方なんですが、その前に会計制度ということにつきましてちょっとお尋ねしますけれども、時価会計がいわゆるビッグバンという導入のときに導入を決めて、どうもいろいろお話聞くと...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  いずれ、こういう会計制度導入が必要だろうと思うんですが、例えば税効果会計にしても何にしても、景気が良けりゃ全然問題にならない、本来的にはですね。問題にならないはずなんで、逆に言えば、本当にいい会計制度、あるべき会計制度であれば、本当であれば一番景...全文を見る
05月29日第156回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は総理に、デフレ対策あるいは経済対策の基本的な考え方について何点かお伺いしたいと思います。  今までの経済政策、いろんなことをやってきているというお話でございますけれども、大きく三つか四つぐらいあるのかなというふうに思い...全文を見る
○平野達男君 今の、今まで取られた政策は、必ずしも、必ずしもというか、成功していないということの一つの私は表れが、今回のりそなの公的資本注入だというふうに思っています。  税効果会計の見直しがこれ原因だと言われていますけれども、税効果会計の見直しは、これは引き金になりましたけれ...全文を見る
○平野達男君 私どもは、従来から言っていますように、規制緩和は不十分、それから官から民へと言っているその官から民への規制改革も不十分、行財政改革も不十分、歳出の構造改革も不十分、こういうふうに言っております。  次の質問に移らせていただきますけれども、もう一つの柱で金融政策があ...全文を見る
○平野達男君 この量的緩和のいわゆる副作用として、例えばもうコール市場が物すごい縮小してしまって、そこで今まで運用していた金融機関のお金の行き場がなくなっていると、そういった問題も出ているということもちょっと併せて指摘しておきたいと思います。  そこで、この金融緩和ということに...全文を見る
○平野達男君 私は、これをどちらの立場、先ほど申しましたのは、どちらの視点に立つかによって経済政策が変わってくると申し上げました。これは今、大臣の、総理のお話を聞いていますと、両方だと言いますと、金融緩和もこれから進めていきます、それから需要も創出していきますということになるわけ...全文を見る
○平野達男君 そういった訓示的な話もいいと思いますけれども、私は、金融論というのはこれは技術論だと思っていますので。  竹中大臣にちょっとお伺いしますけれども、先ほど言ったデフレを金融現象と見るか、あるいは需要不足と見るか、これはもう一度竹中大臣に見解をちょっとお尋ねしたいと思...全文を見る
○平野達男君 私の質問は、デフレは貨幣現象かということに対しての質問だったんですが、そこに対する、ちょっと時間がありませんから、明確な答弁がなかったように思います。  それで、この経済にあるいは金融問題につきましては、今日、小泉総理がおっしゃいましたように、専門家でもいろんな議...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党)の平野達男でございます。  今日は、四人の参考人の皆様方、本当にどうもありがとうございます。  私は、石埼参考人からちょっと質問をしていきたいと思うんですが、先ほどの参考人のお話の中に、リスクに備えるというお話がございました。正に今回の有...全文を見る
○平野達男君 いずれ、最後の最後の部分のところで、やっぱり準備をするのは国家じゃないかなというふうに私は強く思っておるところです。  そこで、小川参考人にお伺いしますが、先ほどの御説明の中で北方脅威論という話がございまして、実はこれ、小川参考人のこれは講演録にも出ておるんですが...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。  森本参考人にお伺いします。  森本参考人には私ども自由党の勉強会にも来ていただきまして、いろいろ今回の有事法制については細部にわたっていろいろお考えを聞かせていただいておりますが、今回の法律の中身についてちょっと具体的に一点お伺...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。  草野参考人にお伺いしますが、「おわりに(残された課題)」という中で、「パブリックコメントの必要性」、「国民保護法制の制定は透明性を確保」ということでお話がございました。これは本当に非常に重要だと思います。  ただ、今回の法律の中...全文を見る
○平野達男君 小川参考人に今回の武力事態法からちょっと離れたお話をちょっとお伺いしたいんですが、著書の中で、湾岸戦争のときに、日本はイラクに対して非常に経済援助をやっていた国だから、もっともっとイラクに対して、経済制裁なりあるいはいろんな対話を通じて、すぐ部隊を撤収させるべきだと...全文を見る
○平野達男君 時間になりましたのでこれで、まだまだお聞きしたいことがあったんですが、また別の機会にお願いしたいと思います。  今日はどうもありがとうございました。
06月04日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第11号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。  今日は、先般から私が議論させていただいておりますところの防衛出動と自衛権の発動としての自衛権の行使の関係について、引き続きちょっと御質問をさせていただきたいと思います。  防衛出動と自衛権の発動としての武力の行使、これは...全文を見る
○平野達男君 そこで、今の自衛隊法の中では防衛出動につきましては原則、国会承認ということが位置付けられております。その前提として閣議決定があるわけでございますが、この武力行使の決定につきましても、例えばこれが三要件に満ちたというふうに内閣総理大臣が判断した場合には、これはやはり閣...全文を見る
○平野達男君 それでは、関連してお伺いしますけれども、いわゆる防衛出動の下令には国会の承認が前提になっております、これは事後承認というのもあるんですが。武力の行使を決定するということは、国会の承認に掛かるんでしょうか、掛からないんでしょうか。
○平野達男君 ちょっと、私がお尋ねしたかったのは、防衛出動を下令をして、これ、おそれ出動だというふうに考えていただきたいんですが、おそれ出動をして、その後にいろんな条件が変わってきて、やはりこれはもう急迫不正、それからほかに手段がない、それから必要最小限度、この三要件に合致しまし...全文を見る
○平野達男君 そこはそういう位置付けでないと。そういう位置付けであるべきだと思います。分かりました。それをちょっと確認させていただきました。  では、そのときに、防衛出動が下令されますと武力事態等対策本部というのが設置されます。この武力事態等対策本部の役割なんでありますけれども...全文を見る
○平野達男君 今の説明は分かります。  私が質問したかったのは、例えば、安全保障会議の中には事態対処専門委員会というのがあって、これは平時からいろんな準備をして、いろんな専門的なアドバイスをしております。そういった準備をしておいて、何か事があった場合には対処方針を決定する、これ...全文を見る
○平野達男君 私のイメージとすれば、やっぱり基本方針を決めるためのサポート役が、安全保障会議というのがあって、これは諮問をするわけですね。それで、決定権限は何もありません。執行権限もありません。その諮問を受けて総理大臣が決定するわけです。おそれ出動のときに、総理大臣が武力事態攻撃...全文を見る
○平野達男君 くどいようで申し訳ございませんけれども、今回の安全保障会議の中の一つの目玉は事態対処専門委員会だと思うんです。こういった中のスタッフを置いて、常にいろんな専門的な情報をやって、分析をして報告する。これに該当するようなものはその武力、要するに事態等になったときにどうい...全文を見る
○平野達男君 私は今質問は、武力事態等のその事態に至った以降の話に今限定をしていますので、平時の話はちょっとおいていただきたいと思います。  ちょっと今のお話を聞いていますと、やはり総理が決断するときにだれがアドバイスをするかというのがちょっと決まっていないような感じがしますん...全文を見る
○平野達男君 私は、武力事態等のそんな事態に至ったら、これは安全保障会議、これは対策本部なんて、そんなことを言っている暇はないと思いますよ、これは。  それからもう一つ言えば、こういう状態になりますと自衛隊の、日本の自衛隊の一番のつらさは、国内で戦わなくちゃならないですから、自...全文を見る
○平野達男君 私は、本当にこの対策本部の位置付けをもっともっと明確にして、どういうときにどういうふうにやるか、その下にどういう組織を作るか、これはもっともっと具体的に検討した方がいいと思います。石破長官、何か、よろしいですか。ということをちょっと強く要望を申し上げておきたいと思い...全文を見る
○平野達男君 ですから、私はそこの判断の問題なんですから、読めるというものと、やはりしっかり位置付けておくというその判断がやっぱりあるんじゃないかなというふうに思います。特に日本の場合は、防衛出動とその武力行使の決定は別だよといって、武力行使のための要件として三要件があるというこ...全文を見る
○平野達男君 私は素直に読みますと、七条があって七十六条第一項ありますから、やっぱり指揮監督権は内閣の長たる内閣総理大臣ですよということで防衛出動を下令しますよ、した後に武力の行使も決定しますよという、こういう一気通貫でやっていた方がやはりこれ法律としては望ましい姿じゃないかなと...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、第七条については、これは内閣の長としての総理大臣ですね。  ここで、どうも防衛、失礼しました、防衛出動の下令も、そうしますと、法律論からいくと内閣総理大臣が決定をする。その内閣府の長たる内閣総理大臣に指示が行って、内閣府の長たる内閣総理大臣から防衛庁長官...全文を見る
○平野達男君 私は、今の態勢というのは、あくまでも平時の態勢のような感じがしまして、やはり防衛出動の下令がされたとき、あるいは武力事態等の事態になったときには、やっぱり迅速、それから命令系統は素早くするというようなその態勢、そのための態勢をしっかり作っておく必要があるかなと思いま...全文を見る
○平野達男君 そろそろ時間になってまいりましたけれども、冒頭の武力事態等対策本部の話にまたちょっと戻らしていただきますけれども。  先ほど私が言いましたように、武力事態等になった場合には、もしも戦闘状態になったときには、それが国内である場合が、これ当然想定されるわけでありまして...全文を見る
06月05日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野達男でございます。  総理、サミットお疲れさまでございました。  武力事態、武力攻撃事態、この状況になりますと、総理はいろんな役割、顔を持つことになります。内閣の長としての総理大臣、内閣府の長としての総理、それから安全保...全文を見る
○平野達男君 いずれ、最近の経済財政諮問会議なんかを見ますと、会議は幾ら何回も何回もやる、しかし結論は出ない。間違ってもこういう状況は、武力攻撃事態、そういった状況の中ではあってはならないということだと思いますし、今回の法案の契機をして、法案、仮に成立するとすれば、これは成立させ...全文を見る
○平野達男君 是非そういった基本方針をしっかり定めて、総理大臣の判断が誤りのないような体制、これが重要だというふうに思います。  そこで、ちょっと話を変えますけれども、九九年に周辺事態法が作られました。二〇〇一年にはテロ特措法。私ども自由党はテロ特措法には反対をいたしました。な...全文を見る
○平野達男君 大変よく分かったような、分からないような答弁だったと思います。  十二年前の湾岸戦争のとき、国連は武力行使容認決議を出しました。あのとき、自衛隊を派遣するかどうかについて国民的な議論がございましたが、反対という声でした。  テロ特措法、九・一一テロ事件、これは米...全文を見る
○平野達男君 それと併せまして、これは対策本部の役割になるかどうか分かりません。こういった有事になりますと、すべてが対策本部で決定してものが下されるわけでは、決定してものが動くわけではない。特に、現場現場の判断がどうしても優先されると思います。  先ほどのROEは自衛隊の行動規...全文を見る
○平野達男君 これは通告として総理にお願いしていましたので、官房長官もちょっとびっくりされたかもしれませんが、是非、この面の整備も必要だと思いますので、しっかりとした整備をお願いしたいというふうに思います。  実は私、今週の日曜日、岩手県の陸上自衛隊駐屯地、これは滝沢というとこ...全文を見る
○平野達男君 岩手県民もきっちり聞いたと思います。  そこで、翻って今回の法制を考えますと、先ほど私が言いましたように、この武力攻撃事態というのは大変もう想像もしたくないような事態を想定してやっぱり作っているんだろうと思います。これは、前原議員がもういみじくも、しかもしっかりと...全文を見る
○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野達男でございます。  私は、三法案に賛成の立場から討論を行います。  国民の生命、財産、自由、人権、文化を守り、国民生活を発展させることは国家最大の責務であります。特に、国民生活を根底から覆すような武力攻撃、テロ、自然災...全文を見る
06月13日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。  今日は、三人の参考人の皆様方、どうもありがとうございます。  質問の都合上、先に岩本参考人からお伺いしたいと思うんですが、朝日監査法人は受嘱というのを一応辞退されておりますね、これ四月末だったと思うんで...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、大体監査法人というのは、クライアントというか、受注者の意向にそぐわなければ大体辞退をするという、こういう大体業界としての暗黙の了解というか、決まりというのがあるんでしょうか。
○平野達男君 まあ、その受嘱リスクという意味がちょっと理解できなかったんですが、その流れをちょっと私なりに勝手に解釈しますと、まず受注者側がこういうものを監査してくださいということを監査法人に示して、監査法人はそれに対する初期のコメントというか、プリリミナリーというかスタディーか...全文を見る
○平野達男君 今のお話を聞いていますと、やっぱり事前調査の中で発注者と受注者の中の意見の一致を見ない場合は、これは私、なぜ予備調査の段階で頼まれた側がそれを辞退するのかというのはよく分からないんですが、どうも今のお話を聞いていますと、意見の一致を見ない場合においては監査法人側が受...全文を見る
○平野達男君 ちょっと聞きにくい質問になるかもしれませんが、これを引き受けた場合には、りそな銀行の自己資本がどんと落ちてしまう、我々の、朝日法人の監査によってですね。その自己資本、自己資本比率がぐっと下がってしまうことに伴ういろんな混乱を避けたというような、そういう判断はあるんで...全文を見る
○平野達男君 竹山参考人にお伺いします。  今のお話を聞いていますと、朝日監査法人がいろいろ事前にやり取りして、結局受嘱をしなかったということなんですが、そのやり取りの中でかなり、私の今聞いた限りでは、具体的な中身に入ったやり取りをしていたような感じが、というふうに取りました。...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、その受嘱をされた理由というのも聞いておられたと思うんですが、どうでしょうか。
○平野達男君 そうすれば、先ほどの岩本参考人のいろいろなお話の中にあった、どうも繰延税金資産の取扱いをめぐっての見解の相違みたいなのがあったようなんですが、そういったことがあったということは聞いていなかったという、こういう理解でよろしいですか。
○平野達男君 じゃ、そうすると、この新日本監査法人さんが今回の繰延税金資産の算定の年限を、五年を三年間に今縮めたわけですけれども、その判断をするときに、朝日監査法人さんが受嘱しなかったということは何にも影響していないと、こういう理解でよろしいですね。
○平野達男君 この監査ということを単一の監査法人がやるという仕組み、これについてはどのように思われますか。
○平野達男君 竹山参考人です。
○平野達男君 ただ、先ほどの岩本参考人のお話聞いていますと、やっぱり過少資本ということで、繰延税金資産に対する見方というのはひょっとしたら大きく違っていたかもしれない。三年じゃなくて、もっと短かったかもしれない、あるいはゼロだったかもしれない、そういった可能性があるわけですね。 ...全文を見る
○平野達男君 勝田参考人にお伺いします。  五月の上旬に金融庁さんと何らかの接触を持ったというのは、これは事実でしょうか。
○平野達男君 それは報告をしたというだけですか。
○平野達男君 いろいろ新聞報道によりますと、りそなさんが作成したメモなるものが、私は詳しく見ていませんが、あるらしいんですが、そのメモというのは、ただその報告をした内容というメモになっていますか。
○平野達男君 その後のメモというのはどういうメモになりますか。
○平野達男君 私はそれもう一度確認しますけれども、そうすると、その後のメモというのは、実際に金融庁さんと接触をして作ったメモと、こういう理解でよろしいんでしょうか。
○平野達男君 その五月十日メモというのは、そのコンティンジェンシーというのはちょっと意味がよく分からなかったんですが、どういうメモ、位置付けになるんですか。
○平野達男君 そうすると、りそなさんが最終的に公的資本注入の決定をオフィシャルにしたというのは五月のたしか十七日でしたか、ではなかったかと思うんですが、社内的にはいつごろ意思の決定はされたんでしょうか。
○平野達男君 時間になりましたけれども、ここで終わります。  どうもありがとうございました。
06月13日第156回国会 参議院 本会議 第33号
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○平野達男君 私は、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表しまして、ただいま議題となりました本法案について質問をいたします。  まず、冒頭、現下の国債金利に関係した金融情勢に関し、竹中大臣にお伺いします。  国債の長期金利がこれまでの最低金利を更新し続け、国債価格が高騰を...全文を見る
06月25日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は三大臣おいでいただきましたけれども、私に与えられた時間が二十分で、質問は金融庁の関係に限定させていただきます。  そこで、私の質問は、通告を申し上げた質問のほとんどは先ほどの浅尾議員の質疑と重複しております。質問の内容...全文を見る
○平野達男君 その不十分な点というのを具体的にもうちょっと説明するわけにいかないですか。  これは銀行の経営の問題にまで立ち入る話ですから、国会の中でどこまで言えるかという話はあるかと思います。あるかと思うんですが、今の御説明の中では一体どこに問題があったのかというのが依然とし...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、今、資産査定の問題だというふうに資産査定の話を大分御説明されましたけれども、要するに資産査定がしっかりしていなかったから多分引き当ても十分じゃなかったということなんでしょう。資産査定をしっかりやって、引き当てをしっかりやった結果、やると同時に不良債権の...全文を見る
○平野達男君 大体分かりました。  そうすると、もう一つは、それを見てきた金融庁の今までのやり方、姿勢ということがもう一つ今度は問題になってくるかと思います。金融検査も、じゃない、失礼しました、検査もやってきた、それから経営改善計画についてのフォローも一応やってきている、それが...全文を見る
○平野達男君 早期是正措置ということで二十四条の発動という措置もあるわけですけれども、これはできなかったといったこと、できなかった、事実上できなかったわけですね、しなかったわけですね。それに対する総括というのもこれはしなければならないと思いますが、同じようなやはり答えになりますか...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  じゃ、もう一つの問題で、いわゆる繰延税金資産の見方の問題なんですが、今回は五年計上から二年計上に落ちて、その期間が短縮されて、自己資本比率が大幅に短縮したわけですけれども、この今回のりそなの件で、繰延税金資産の見方について何か大きく変わったという...全文を見る
○平野達男君 この繰延税金資産の判定については、これはプロフェッショナルな判断ということを随分竹中大臣言っておられます。この判定がどのようになっているかというのは、どうも実務指針なんかがあるらしいんですが、私どもにとっては案外ちょっとしたブラックボックスになっているわけですね。ブ...全文を見る
○平野達男君 プロフェッショナルな判断というのは非常に抽象的な言葉で分かりづらいんですが、その一方で過去の収益の状況を見ると、五年続けて、五年平均ででしたか、三千二百八十億のマイナスになっていた、当期利益がマイナスになっていると。そういう過去においてマイナスの状況の中では繰延税金...全文を見る
○平野達男君 今回のりそなの公的資本注入の中で非常に分かりづらくなっているところは、この繰延税金資産の取扱いがなぜこうなったのかということが全然説明されていないというのがまず一つあると思いますね。そこは竹中大臣の言葉をかりればプロフェッショナルな判断だよということなんですが、多分...全文を見る
07月01日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○平野達男君 平野でございます。  今回の法律が、最後の最後までというか、今の段階でももやもやなものが残っているのは、ひとえに「保険業の継続が困難となる蓋然性がある場合」というこの一言に掛かっているんじゃないかなという気がします。  それで、この蓋然性につきましては、先ほど紹...全文を見る
○平野達男君 今正におっしゃったように、政府系金融機関なんかは二十年、三十年の期間を一応設定して、いろんな貸出し金利なんかを設定しています。今日、先ほど、銀行と生命保険の違いは何かといいますと、生命保険は長期の契約だというふうに言っていますけれども、例えば政府系金融機関は長期の貸...全文を見る
○平野達男君 私は、この質問を二つの観点からやっていますので、ちょっと整理させてもらいますけれども、一つは、その予測が本当にきっちりできるかという話と、それから予測した数字を今の段階で固定してしまっていいのかと。つまり、その数字でもって永久に予定利率五・五という人を三・三%に下げ...全文を見る
○平野達男君 合理性の問題につきましては、りそなの件についてだってこれは予想ができなかったということもありますし、この辺りはもうちょっと議論は大分分かれることだと思います。  それで、この変動金利、これは選択肢の問題ですから、固定するかどうかって、これはちょっと私の質問の趣旨と...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、配当が出てきた場合には、今のお話ですと、契約変更した方々に優先的に配分するというようなスキームもあり得るということですね。じゃ、本当にそれができるかという問題がもう一つ出てきます。  今の配当の仕方は、単純に考えますと、これ、私は配当の考え方というの...全文を見る
○平野達男君 そんなものを自治組織の判断なんかで任せるということ自体、もう非常に乱暴な言い方だと思いますよ。これは非常にやっぱり難しい判断だと思うんです。私が今必死になって考えて、こんなことをやったらこういう問題があるなというのをやっと気が付いたんです。もしそういうことを自治機能...全文を見る
○平野達男君 これについてはまた時間がありましたらまた別途の機会でやりたいと思いますが、それじゃもう一つ別な角度で質問しますけれども、自治機能、自治機能と言いますけれども、十年先、二十年先のやつを、先ほど来から情報開示とか何かいろいろ言われました。情報開示幾らやって、例えば株価が...全文を見る
○平野達男君 それは極めて専門的な判断だと思います。一般の契約者はそんなこと分からないですよ。ただ、要するにそういう、分からないという意味は、やはり優先配分されるんですねということになりますと、やっぱり警戒心を持つということは、これは事実だと思います。  それから、要は、竹中大...全文を見る
○平野達男君 分かりました。そういう意味ですね。失礼しました。  対象となる契約者ですね、そこはちょっと言い直させてもらいます。いずれにせよ、そこの中で判断をゆだねるといって、ゆだねるということで持っていっているわけです。  だけれども、繰り返しになりますけれども、こんな難し...全文を見る
○平野達男君 今の竹中大臣のお話は一般論としてはよく分かります。ただし、前段の保険会社、保険というのはそういうものだよという前提で契約者は保険を契約しなくちゃならないというのであれば、今回のスキームは新規契約者から適用すればいいと思います。  それからもう一点は、やはり行政は民...全文を見る
07月03日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○平野達男君 国連の平野です。前回に続いて蓋然性の話からスタートして、今日も議論をしたいと思います。  蓋然性というのは、前回も言いましたように、可能性若しくは公算性あるいは確率というような類語があるというふうにお話をさせていただきました。私の問題点は、この蓋然性というのは、前...全文を見る
○平野達男君 そんなことを聞いていないですよ。経費が出るんでしょう。それの経費の帰属先だけ、結論だけ言ってください。どこに何に帰属するか。
○平野達男君 取っておくという話は例え話で言っているんです、これは。  ただ、繰り返しますけれども、先ほど私が言ったとおりです。予定利率を下げたときと下げないような場合については経費に差が出るんです。その差は何に使われるかといえば、保険会社が将来破綻しないための経費として使われ...全文を見る
○平野達男君 政策評価という、私も思わずうなずいてしまいましたけれども、ちょっと政策評価とは違うと思います、これは。  要は、例えば、例えがいいかどうか分かりませんが、私が団体生命保険に加入しますね。みんなから一律お金出してもらいます。そして、費用と、もし仮にけが、だれかが、仲...全文を見る
○平野達男君 今のも全然答弁になっていないですよ。私の質問していることに全然答えていないじゃないですか。  ちなみに、今の答弁をそのまま、そのまま、じゃ別な機会にまたお聞きしますけれども、低予定利率の犠牲の上に高予定利率者が成立しているんだという理論をここではっきり言うんであれ...全文を見る
○平野達男君 私はこだわりたいのは、いずれにせよ、予定利率の引下げに応じたという契約者は、一応その可能性があるからということでその分のやつを予定利率の下げに応じましょうというふうに言うわけです、あくまでも可能性ですから。その数字が本当に、下げる分が本当に正しいかどうかも、私は、こ...全文を見る
○平野達男君 趣旨を生かすんじゃなくて、是非本質をそのまま生かしていただければ有り難いなというふうに思うんですがね。  ただ、いずれにせよ、先ほど言いましたように、出した方々の出すやつは、出す目的というのは、この法律からいくと、破綻を防ぐということで、今、竹中大臣がいみじくも本...全文を見る
○平野達男君 是非、次回の委員会、多分また、我が会派は私しかいませんので、私が質問になると、ことになると思うんですが。今日私が言いたかった、結局、予定利率を引き下げたときに、下げることによってそこに経費が浮いてきますと。これは数字確定するんです。これをどうするかということについて...全文を見る
○平野達男君 次回を楽しみにしております。
07月07日第156回国会 参議院 本会議 第37号
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○平野達男君 私は、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表しまして、ただいま議題となりましたイラク特措法案に関連して質問いたします。  自衛隊という、有事においては武力の行使という最も重大な任務を与えられる国の組織を動かすに当たっては、明確な基本理念と行動原則の下、慎重の上...全文を見る
07月08日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野と申します。  今日は、四人の参考人の皆様方、どうもありがとうございます。  まず一番最初、横山参考人にお伺いしたいと思いますが、私は、今回の法律というのは、本当、非常に問題が多々あるなというふうに思っていまして、その中...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  ただ、私の理解では、還元の道ということではなくて、負担と、負担したものについては一定の負担がありますと。使ったものについては使わせていただきますけれども、使わなかったものについては還元というよりも還付するという、そういった仕組みをやっぱり設けるべ...全文を見る
○平野達男君 いずれ私の言いたかったのは、十分の一という数字自体が厳しいか厳しくないかということ以前に、十分の一というその残った十分の九の方々が同意しているという担保ができないんではないでしょうかという話がまず一つと、それから、あと、今の山下参考人のお話を聞いていまして、今のお話...全文を見る
07月10日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第19号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野達男でございます。  まず冒頭、例の会談記録なるものに関してちょっと若干質問というかコメントさせていただきますが、実は今日、高木前局長あるいは前長官、失礼しました、森前長官ですね、呼ぶのであれば、東京海上の前副社長もこれは...全文を見る
○平野達男君 だから私は、次にそこで心配になるのが、やっぱり情報の非対称性の問題だと思います。  これは保険会社にとってみれば、ある意味では非常にいい話だろうと思うんです。つまり、蓋然性ということで、蓋然性だけあれば予定利率が引下げができますから。そして、引き下げたという事実を...全文を見る
○平野達男君 これは要するに、一種の契約不履行というか、契約どおりできませんという事態ですから。その事態、そういう事態なわけですね。  私が言いたいのは、その上で予定利率下げましたと。だけど、予定利率下げたということが果たしてよかったかどうか、あるいは下げ幅がよかったかどうか、...全文を見る
○平野達男君 どうも私の質問に対して真っすぐにちょっと答えていただけないんで残念なんですが、私は、確かに技術的には難しいと思います。難しいと思いますけれども、これは一種の前提を置いてこういうふうに割り切るということですから、割り切るということで、預かった、私、あえて預かったお金と...全文を見る
○平野達男君 技術上の問題は、私はこれは最終的にはある意味では保険会社に任せればいいと思うんですが、繰り返しますけれども、方針の明示ぐらいできませんかということなんです。大臣、どうでしょうか。
○平野達男君 どうも議論がかみ合わなくて、いずれ、私の問題意識に対しての答えはやっぱりなかなか出てきませんね。やっぱり蓋然性という不確定なものに対して、その下げたということに対する清算行為がないというのはおかしいということだと思います。しかもそれも、そういうことの具体的な手法は私...全文を見る
○平野達男君 これは前にも言いましたけれども、契約者保護というよりは、これはもう一種の、保険契約者に対して一種の負担を求めているわけですから、私に言わせればこれは一種の自助、自助なんですね。自助の制度だろうと思うんです。しかし、ただの自助じゃなくて脅迫的自助ですよ、これは。要する...全文を見る
○平野達男君 私は、一般的に言う契約者保護というイメージと今回のスキームの中には物すごい乖離があるというふうにちょっと一言申し上げておきます。  それから、あともう一つ、これもちょっと通告申し上げたかどうか、大分前に通告してあったのでもう忘れちゃったんですが、何を通告したかしな...全文を見る
○平野達男君 いいですいいです。  質問をよく聞いてください。私の質問は、制度とか何かの話じゃなくて、受益と負担というところにずれがありませんかということを聞いているんです。ここにだけ答えていただければいいんです。なぜ、要するに特定の、特定というか、保険契約者に負担をかぶせるん...全文を見る
○平野達男君 これは今日の公述人の意見の中にもちょっとあったんですが、あるいは前の参考人の意見にもあったかと思います。これは一種の金融危機対応を想定しているんじゃないかというようなことを言っておりまして、私も、これを本当に発動するとなれば非常に厳しい状況なんだろうと思いますね。竹...全文を見る
○平野達男君 いずれ、今までの議論の中でも、竹中大臣はやっぱり連鎖倒産、他に対する波及を防ぐということも言われていました。そういう、今回は保険会社の破綻を防いで社会的な混乱を防ぐということもあるんだろうと思うんです。そういったもし役割があるとすれば、これはもう繰り返しになりますけ...全文を見る
○平野達男君 今の説明は、なぜ保険契約者が全員引き下げなきゃいけないんですかという説明としては納得します。ただし、私が言ったのは、その船というものをどう見るかという、また哲学の話になるかもしれませんね。ただ、ここは非常に重要な問題だと思っていますし、今回のスキームの中の一つの大き...全文を見る
○平野達男君 今回の中で自治、自治という言葉、盛んに使っておられますね。仮に予定利率を引き下げたという場合に、先ほど私が何回も言いましたけれども、予定利率の引下げがそもそも妥当かどうか、予定利率の引下げ幅が妥当かどうか、それから経営者責任が本当に、一種の契約変更者に対して文書が送...全文を見る
○平野達男君 大臣、竹中大臣の答弁は分かったんですけれども、やっぱり私の質問に十分答え切れないなと。これは答え切れないところだと思うんです。非常に悩ましいところなんですね。しかし、やっぱり自治という言葉を使った以上は、それに責任を持たないかぬと思います。だから、ここにも言葉のすり...全文を見る
07月10日第156回国会 参議院 財政金融委員会公聴会 第1号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野です。  村田公述人からちょっとお伺いしていきますけれども、先ほど十分の一の異議申立てというこの制度の話が出ましたので、そこに関連してちょっと質問させていただきますが、今回の異議申立て制度というのは、法律の中身を見ますと、特別に大きな考え方があ...全文を見る
○平野達男君 これはいいです。分かりました。これは法律論ですから、分かりました。今、それは法律論ですから、これはここでやめておきましょう。  むしろ問題は、先ほど契約者集会要らないというお話だったんですが、今回、予定利率引き下げますよという通知をもらったときには全体スキームをオ...全文を見る
○平野達男君 前川公述人にお伺いします。  この制度は危機対応ではないかというふうに言われました。私も、ある意味ではこれ、賛成するところがあります。ただし、その危機といったところをどういうふうにとらえるかといいますと、ある一つの保険会社が破綻する、世の中に影響がない、これは危機...全文を見る
○平野達男君 ありがとうございました。  山野井公述人にお伺いします。  先ほど、生命保険会社の社長さん方がこれは使わないと言っているから、こんな法律作らなくてもいいじゃないかというのは、気持ちの上では非常に参考、賛成するところがあります。というのは、これは保険会社はこの制度...全文を見る
○平野達男君 はい、分かりました。  田崎公述人にお伺いします。  結局、情報開示、情報開示というふうに言われていますけれども、私は今回の制度改正で思ったのは、やっぱり保険の仕組みというのは非常に難しい。これは確率論でありますとかですね、一般の方々が理解するには非常に難しい理...全文を見る
○平野達男君 どうもありがとうございました。
07月15日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  今日は、総理、財政金融委員会にお越しいただきましてありがとうございます。感謝を申し上げながらこういう質問をするのはなんですが、なぜ保険業法の一部改正という特定の法案に限ってこの財政金融委員会に御出席いただいたのか、これについて...全文を見る
○平野達男君 私も総理に来ていただくことを要望した立場ですから、さっきの質問はちょっと意外に思われたかもしれませんが、しかしやっぱり今回の法律は、決して胸を張ってこれがなければ絶対日本の経済がおかしくなるというような法律ではないんじゃないかというふうに思っていますので、今のような...全文を見る
○平野達男君 答弁自体は大変苦しい答弁にならざるを得ないと思いますね。とにかく蓋然性の判断なんか多分だれも正確にできないんだろうと思うんです。ただ、この法律の最大の問題は、そういう可能性というはっきりしないものに対して予定利率の引下げだけは下げるという事実を固定してしまうんですね...全文を見る
○平野達男君 今、理由と結論の間がちょっと離れていたような気がするんですが。  いずれ、今回のスキームは、契約者が自ら予定利率を下げて破綻を防ぐための負担をするんですね。だから、負担することによって破綻の危機を回避するわけです。そうしますと、一義的には契約者保護じゃないんですね...全文を見る
○平野達男君 そういう説明をしてきたかどうかは別として、法律の条項の中に契約者保護という言葉があるんですね。そうしますと、恐らく普通の契約者あるいは一般国民は、その言葉だけで、今まで預金者保護とかなんとかということで使ってきました、その類推で今回のスキームを推察するかもしれないん...全文を見る
07月17日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○平野達男君 国会改革連絡会の平野でございます。  若干反対討論長くなるかもしれませんが、御容赦お願いしたいと思います。  私は、国連を代表して、ただいま議題となりました本法案につきまして、反対の討論を行うものであります。  以下、反対の理由を大きく四つの観点から申し述べま...全文を見る
07月24日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第23号
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○平野達男君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)のうちの自由党の平野達男であります。  大体問題点は今までの議論の中でほとんど整理し尽くされていると思うんですが、それでもかつ整理されていない部分も多々あるかなという気もしますので、落ち穂拾いみたいな感じの質問になるかもしれませ...全文を見る
○平野達男君 答弁の前に。  ですから、私がさきに申し上げたように、柳澤大臣はBIS規制があろうがなかろうが早くやった方がいいと言ったんです。だから、そういう答弁に対して熊代発議人はどのようにお考えになりますかということと、今の答弁はBIS規制が変わったから二年間延長しましたと...全文を見る
○平野達男君 じゃ、最近の株価の下落というのは、この株式の、要するにティア1の規制を掛けたことによって市場に出たから株が下落したという、そういう分析なんですか。
○平野達男君 そうしますと、株式取得機構は今まで何をやっていたんですか、そうすると。  株式取得機構と銀行は、株を放出するときに市場に悪影響があるときに株式取得機構に特別勘定を使って売りますという規定だったんですよ。それが働いていないということを認めるということじゃないですか。...全文を見る
○平野達男君 この法案を提出するときに、ティア1を超えるものは約二兆円だというふうな説明がありました。で、政府保証枠は二兆円ということで取ったんです。この間、日銀が一・五兆の株買いました、同じようなスキームで。それから、この株式取得機構も二千億買っています。一・七兆円買っているん...全文を見る
○平野達男君 前の議論をちょっとよく精査してもらいたいんですけれども、平成十三年三月の中でティア1を超えるものは十一兆あるという話だったんです。そして、年間の今までの株式の取引量が平均で二・五兆から三兆ございますと。その差額を引きますと二兆円ですから、二兆円が政府保証枠の、その枠...全文を見る
○平野達男君 竹中大臣、どうでしょうか。
○平野達男君 ファクター一とかファクター二とかよく分からなかったんですが、逆に、その当時の株価の状況をおっしゃるんであれば、今、株価はちょっと上昇基調にあるわけですよね。じゃそれはどういうふうに評価されるのかという問題が一つ出てくるかと思います。  それから、熊代発議人のお話を...全文を見る
○平野達男君 調べていないということは、金融庁にも多分聞いていないということでしょう。そうしますと、二分の一を何で制限を取ったんですか。何か問題があったから取ったんじゃないですか。
○平野達男君 いいです、済みません。答弁途中ですが時間がもったいないですから。
○平野達男君 途中で遮って申し訳ないですけれども、時間がもったいないですから。  それじゃ金融庁は、日銀が一・五兆を買ったときのその持ち合い株、どういうふうになったかというのは、何か問題がありましたか、市場で、持ち合い株の解消ということで。  当時は、相沢委員からこういう質問...全文を見る
○平野達男君 まあいずれ日銀は、これ当初の二兆から三兆に枠膨らまして、持ち合い株の受皿というのは何にもないといってやっているんですよ。それに対して日銀さん、おかしいと言いましたか、そしたら。多分言ってないですね。  いずれにせよ、一つのこれ、多少の中身が違いますが、同じ銀行の保...全文を見る
○平野達男君 ちょっと答弁になっているようななっていないようなあれなんですが、いずれにせよ、今回は、前回はやっぱり持ち合い株を買うということに対してはリスクがありますという前提で、国民の負担を少なくしたいから二分の一にするんですという答弁だったんですよ。今回は、いや、リスクはござ...全文を見る
○平野達男君 それは、借入限度枠を変更する必要がないというのは全くそのとおりで、でっかい枠を取ったので。これは枠なんですよね。そうじゃなくて、今の考え方でいけば政府保証枠というのは実際にどれだけ必要ですかということなんでしょうが、ということをお聞きしたかったんです。  しかし、...全文を見る
○平野達男君 先ほど言いましたように、お答えありましたように、今の段階でティア1を超えるのが約三兆円、二・八兆円ですね。この数字からいくと、前の閣法の提出時の考え方からいきますと政府保証が要らないということになっちゃうんです、その考え方からいきますとね。つまり、それだけ取得機構の...全文を見る
○平野達男君 当初に比べて株価の下落リスク、いわゆる蓋然性を全然見通せなかったということで、当初に比べて随分株価も落ちたので、それに弾力的に対応したという、こういう御説明だったかと思います。  私も、前にこの委員会で言いましたけれども、私は、長所粘り強い、短所しつこいで、表裏一...全文を見る
○平野達男君 私は、本法案に対し、反対の立場から討論します。  以下、反対の理由を述べます。  反対の理由は、そもそも株式取得機構の必要性がなくなってきていることであります。株式取得機構の設立目的は、法第五条で規定されているとおり、銀行等が保有する株式に制限を掛けることに伴っ...全文を見る
○平野達男君 国会改革連絡会の平野達男でございます。(「答弁も、時間考えて答弁せよ」と呼ぶ者あり)
○平野達男君 ちょっと冒頭、通告申し上げておりませんでしたが、実はこの委員会の前に銀行等の株式の保有に関する法律の議論がありまして、その中の議論の中で、実は、株式取得機構は銀行が保有する事法株以外に、事法が、事業法人が保有するいわゆる銀行株、いわゆる持ち合い株ですね、これを買い取...全文を見る
○平野達男君 最後に、特別大きな問題が生じなかったという答えがありましたので、しっかり議事録に残されたと思いますので、ありがとうございます。  じゃ、御通告申し上げた質問、三つあります。順次質問していきたいと思います。いずれも実はこれまでに質問を申し上げまして、福井総裁からも御...全文を見る
○平野達男君 私は資産担保証券の購入に踏み出すということについて特に反対をしているわけではないんです。ただ、日銀の仕事というのはやはりどちらかというと金融緩和、あるいは先ほどのお話のあったように、今ゼロ金利ですからあれなんですが、金利操作をするということで、どちらかというとマクロ...全文を見る
○平野達男君 大体のスキームは今御説明あったかと思うんですが、どうも資産担保証券で終わってしまうのかどうか、そこのところだけちょっと御確認します。
○平野達男君 私の言いたかったのは、その資産担保証券というのはある日、ある日突然というか、この購入を決定したということが出てきたと。じゃ、次の手は何なのかなという、じゃ次、その第二弾、第三弾、第四弾が出てくるのかなというような感じを持っていまして、それに対して自分自身、どういう説...全文を見る
○平野達男君 私は、日銀が金融緩和をして、資金需要があった場合にはいつでも資金調達できますよという、そういったプール作りをしていますよと。あとは、資金需要をどうやって生み出すかというのは需要対策であるし、その需要対策として税制改正とか規制緩和があるという説明は非常に分かりやすいん...全文を見る
○平野達男君 終わります。
07月25日第156回国会 参議院 本会議 第44号
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○平野達男君 私は、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表しまして、ただいま議題となりました福田内閣官房長官の問責決議案に賛成の立場から討論いたします。  その前に、官房長官、聞くところによりますと、官房長官としての連続在任期間の歴代記録を更新中とのことです。千日を超えたよ...全文を見る