平野達男
ひらのたつお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
03月09日 | 第162回国会 参議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○平野達男君 私は、民主党・新緑風会を代表いたしまして、ただいま議題となりました二法案に関しまして、総理始め関係大臣に質問いたします。 まずもって、冒頭申し上げなければならないことがあります。 所得税法等の一部を改正する法律案には、いわゆる予算関連の日切れ事項に該当しない...全文を見る |
03月14日 | 第162回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。 今日は、三位一体改革に関連しまして、特に交付税に着目しまして関係大臣に説明を、質問をしたいと思います。 まず冒頭、通告申し上げておりませんでしたけれども、総務大臣にちょっとお伺いしたいんですが、今回の三位一体改革、今...全文を見る |
○平野達男君 この地方の六団体あるいは知事会の意見を聴くというのは、これは非常に良かったと思います。これからいろんな地財計画あるいはいろんな地方財政に絡むいろんな検討をする上で、こういう六団体あるいは知事会の意見というのは聴いていくんでしょうか。 | ||
○平野達男君 是非、三位一体改革の期間、取りあえず十八年度までというふうに取りあえずはなっておりますけれども、それをそれ以降もやるということですので、是非その方向でやっていただきたいというふうに思います。 そこで、義務教の話をちょっとお尋ねしたいと思います。 義務教育費、...全文を見る | ||
○平野達男君 今の大臣のお話によりますと、でよれば、本来であれば暫定としてこういう措置をやるべきじゃないですよね。政府がいったん四千二百五十億を税源移譲でやるというふうに暫定措置やった以上は、政府の姿勢を、これを示したというふうに中教審は取りませんか。 | ||
○平野達男君 じゃ、何回も済みませんけれども、どんなスケジュールで、どれぐらい、いつごろの時期をめどに結論を出す予定ですか。 | ||
○平野達男君 秋というのは、これ、予算スケジュールの関係がありますから非常に重要なんです。いつまでですか。 | ||
○平野達男君 財務大臣、十月末だそうです。もし、中教審がこれは駄目だと言ったら、三兆の税源移譲するために別の財源探さなくちゃ駄目なんです。十一月、十二月でやるわけですよ。こんなもんできますか、これ。 | ||
○平野達男君 まあ、それは今の段階ではそういう答弁しかないでしょう。しかし、まじめに考えますと、まじめにしっかり、しっかりというか、しっかり考えておられると思いますけれども、これの見合いのその補助金、税源移譲して、税源、財源を見付けるというのは大変ですよ。 要は、私がそう言う...全文を見る | ||
○平野達男君 まあいずれ、是非中教審にはニュートラルな立場でしっかり議論していっていただきたいと思います。 ただ、一言申し上げますと、十月末、このもうこういうスケジュールを設定していること自体、私は通常の、私も予算編成随分かかわりましたけれども、もう結論ありきだなというふうな...全文を見る | ||
○平野達男君 それから次に、義務教についてはこれで一区切り打ちまして、交付税に関しての質問に入りたいと思います。 地方交付税、マクロ政策とミクロ政策ありますけれども、まあミクロ政策は配分方法ですね、各自治体に対する配分方法なんですが、今日はちょっとミクロ政策にはほとんど入りま...全文を見る | ||
○平野達男君 お手元に参考資料行っていますね。参考資料を見ながらちょっともう一つ質問させていただきますけれども、この地方財政計画では総額あるいは、その歳出歳入の総額あるいは内訳を決めております。これはどういう考え方でどういう手続で決めているのか、併せてちょっと御説明願えるでしょう...全文を見る | ||
○平野達男君 今、瀧野局長から説明いただいた中身が資料の一に整理されてあります。 今御説明あったとおりなんですけれども、まずマクロベースで歳出歳入の計画を作ります。歳入計画の中で地方税、これはいろんな見通しで決まるのを、当該年度の税収見通しで決まってきますし、あるいは地方債、...全文を見る | ||
○平野達男君 私、固有財源という言葉からくるイメージは、いわゆる国の国税の一定割合が地方交付税として行くんだという、そういう響きをちょっと感じます。 しかし、今は、国税と地方税、地方交付税のリンクというのは必ずしも一本の線で結び、結ばれ、結ばれているわけではない。法定率分プラ...全文を見る | ||
○平野達男君 交付税と地方交付税のそのリンクということについては、また後で触れさせていただきたいと思います。 そこで、資料二をちょっと見ていただきたいと思いますが、地方財政計画と決算との乖離状況ということで、ここでは合計値と一般行政経費と投資単独について過去十年間の推移をちょ...全文を見る | ||
○平野達男君 なぜ乖離が生じてきたかということについてのお答えがなかったですよね。 | ||
○平野達男君 資料三に、これは経済財政諮問委員会で出された資料なんですが、乖離が非常に突出しているのは一般行政経費と投資的経費なんですね。ほかは大体、それは計画と決算ですから多少の差はあってもいい。これだけの差が出ているということがまず第一点。 それから第二、もう一回資料二に...全文を見る | ||
○平野達男君 今、その決算の、手が入り、についてのデータが入りにくいという話がありましたけれども、二年か三年遅れでも必ず出てくるわけですよ。 それで、これは多少意地悪な質問になりますけれども、ここに平成十六年度の地方財政計画というのがあるんです。ここに何と書いてあるか、地方財...全文を見る | ||
○平野達男君 大変素直に認めていただきましてありがとうございます。素直に感謝を申し上げます。 それで、じゃ更にもう一点質問しますけれども、こういう決算と計画との乖離があったにもかかわらず、あったということで、地方財政の実際の運用上、あるいは交付税の配分上、何か問題が起きなかっ...全文を見る | ||
○平野達男君 要するに、今の発言を聞きますと、地方財政計画の中身なんかどうでもいいということなんですよね。だから、今の説明は、後でまたこの地方財政計画の持つ意味について触れますけれども、非常に重大な発言なんです。要するに、地方団体の毎年度の財政運営の指標になるものとかといろいろう...全文を見る | ||
○平野達男君 今の答弁も私の質問に答えていませんようですね。なぜ十七年度予算でその乖離の問題について決着を付けられなかったんですかということを私はお聞きしましたから。これは財務大臣と総務大臣にもう一度お聞きします。 | ||
○平野達男君 じゃ、これは平成十八年度には決着付きますか。 | ||
○平野達男君 財務大臣、先ほどの質問なんですけれども、十八年度でこの乖離の問題、是正できます、是正しますか。 | ||
○平野達男君 いずれ、この地方財政計画、一応国会提出されていますね。そういう国会提出されている資料ですから、しかも乖離が過去十年以上にわたっていたと思うんですけれども放置されてきたということで、この乖離の問題は、地方財政計画をやる以上は、十八年度にはきっちり決着を付けるという、そ...全文を見る | ||
○平野達男君 そうしますと、今の発言ですと、これは引き続きやる、その削減を目指すということですね。 で、削減の方法としては、これは二つあります。一番いいのは地方税収が上がることです。あともう一つ、歳出を縮めることです。これ、どっちを念頭に置いていますか。 | ||
○平野達男君 私、財務大臣のこの発言で非常に気になったのは、七・八兆円という数字を言ったことなんです。地方財政に無駄があるとか、そういったことだったらまだ分かります。だけど、七・八兆円の削減というのは、具体的な数字を出してきた。しかも七・八兆円というのは特例加算と特例地方債です。...全文を見る | ||
○平野達男君 今財務大臣は、財源保障機能ということはということを言われました。財務大臣、併せて地方交付税の財源保障機能は将来的に廃止すべきだということを言っておられます。 これを言葉どおりとらえますと、地方財政計画そのものは要らないということになるのではないかと思うんですが、...全文を見る | ||
○平野達男君 ただ、地方交付税の財源保障機能は将来的に廃止といえば、先ほどの資料一を見ていただきたいんですけれども、これは歳出歳入の足らず前を地方交付税でうずめますと、財源保障をきっちりしますというのが、財源、今の地方財政計画の考え方ですよね。これを廃止ということは、この地方財政...全文を見る | ||
○平野達男君 国債費、これはもう今の制度では減りようがない。社会保障費は、これは見直しが必要だと財務大臣は言われていますけれども、これだって簡単に削れるものではない。その一方で、地方交付税ということで、地方交付税の圧縮圧力というのは、これはもう国の財務を預かる立場からすれば当然か...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、地方の立場に立ちますと、地方財政計画作ったときの総額がどのような考え方で決まるのか、これは分からない。それから内訳も、先ほど言いましたように、どういう考え方で決まってくるのか分からない。しかも決算と実態の中にかなりの開きがある。それからあと、歳入につきましても...全文を見る | ||
○平野達男君 私が申し上げたことは、いわゆる国の国税の伸び率の一定割合で地方交付税を固定してしまうと、そういう考え方で固定したらどうかということを申し上げたんです。それをやりますと、ビジョンも何も、将来の地方税収はこういうふうに伸びるだろうというふうに地方が想像できますから、そう...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、結果として増やすこともあると思います。ただ、私が冒頭、今言ったように、今の地方財政計画はどのように総額が決まるか分からない、それから最終的に交付税の総額が決まるプロセスもよく見えない。それよりは、一定税率で固定した方が地方にとっては非常に有り難いんではないかと...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、財務大臣の言われた、先ほどのあの財源保障機能の見直しということを言われましたですね。その延長線上には、やっぱりその地方交付税の割合はやっぱり一定割合でするということがあるんだろうというふうに思っていました。 で、私は、繰り返しになりますけれども、今のお話聞...全文を見る | ||
○平野達男君 これは、竹中大臣もおられますから、是非、経済財政諮問会議で議論していただきたいと思うんです。来年、再来年とは言いません。地方財政に無駄があるなら徹底的に議論したらいいと思います。その上で、地方交付税というのは国税の一定割合だと決めた方が、固有財源としたというふうに今...全文を見る | ||
○平野達男君 竹中大臣にお聞きする前に、一言だけちょっと総務大臣の発言についてコメントさしていただきますけれども、いただきたいと思います。 税収が落ちているときほど、さっきの考え方、大事だと思いますよ。何でかって言いますと、今のやり方でいきますと、税収が落ちた場合に地方負担は...全文を見る | ||
○平野達男君 何の質問していたんだっけ。私もちょっと今忘れてしまいましたけれども。 ミクロの話につきましては実は私はいずれ質問したいと思っていますが、本当これ分かりません。県にどういう考え方で、市町村にどういう考え方でやっているかというのは本当分からないです。何回聞いてもまだ...全文を見る | ||
○平野達男君 これは来年度に本格、からやられる本格的なというような税源移譲にもセット、密接に関係してくるわけです。まあ私らにすればもうずっとやっていっていただきたいと。私だって今、私のように岩手県出身の者からすればずっと、青森県出身までは同じでございます、ずっとやっていっていただ...全文を見る | ||
○平野達男君 要は、この地方負担分というのは、これは地方の負担なんですかどうかということをお聞きしたかったんです。これは一体だれが負担するんだ、だれの責任でこれ償還するのかということをお聞きしたかったんです。 | ||
○平野達男君 地方の借金といったって、地方議会は別に議決も何もしていませんよ、これ。これ今、要するに実はあなたこんな借金ありましたといって、例えばある特定の段階、団体にあなたの借金ですなんて言えないでしょう。 これは、地方負担分というのは、基本的には国の責任でやるということで...全文を見る | ||
○平野達男君 だから、これは、国の地方財政計画というのは国の枠組みですから、国の責任において償還していくという、こういう理解でよろしいんですね。 | ||
○平野達男君 だから、そういう発想で地財計画作るから訳分からなくなるんですよ。考え方をきっちり整理した方がいいですよ。 要は、この地方負担分というのは、今、今は地方財政計画がありますから、地方財政計画は別に地方公共団体が意見を言っているわけじゃないんです。全部国の枠の中で作っ...全文を見る | ||
○平野達男君 資料五にも、ちょっと見ていただきたいと思います。「国及び地方の長期債務残高」、「国」、「地方」、「国と地方の重複分」と書いてございまして、この「国と地方の重複分」の三十四兆が先ほどから言っているところの三十四兆に相当します。 ところが、この表を見ますと、重複分と...全文を見る | ||
○平野達男君 だから、この地方の、先ほど、先ほど、先ほど来から繰り返していますけれども、地方負担という言葉の意味なんですが、どうも二種類ありますね。地方が本当に借金をしたもの、これは地方負担、分かります。だけれども、この交付税につきましては、繰り返しになりますけれども、国の枠組み...全文を見る | ||
03月18日 | 第162回国会 参議院 財政金融委員会 第4号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野です。 今日は、主としてテーマを二つ設定させていただいております。一つは、政府は今、内需主導の緩い、緩やかな景気回復が行われているというふうに言っておりますけれども、本当にそれがどうか、本当にそうなのかということが第一点目。それから、平成十...全文を見る |
○平野達男君 余り簡単過ぎて分かったかどうかちょっとあれなんですが、ありがとうございます。 資料1で、数字が細かくて目がちらちらしてくるんですが、最後行ったところの、いわゆる貯蓄投資差額の部分がプラスであれば経常収支プラス、貯蓄投資差額がマイナスであれば経常収支マイナスという...全文を見る | ||
○平野達男君 今のお答えは、民需の中にも家計部門と、まず、企業がまずあるとすれば、企業の設備投資が増えていますよ、だからこれは民需主導だというふうに解釈したと、こういうことでしょうか。 | ||
○平野達男君 一番近いデータで結構ですから、個人消費というのはどれぐらい増えているんですか。 | ||
○平野達男君 ちょっとよく分かりませんでした。もう一回教えてください。 | ||
○平野達男君 その程度の伸びで本当に個人消費が伸びているかどうかというのはちょっと疑問であります。 先ほどもちょっと、質問に戻りますけれども、この資料2、これは二〇〇三年までしか残念ながらデータがないんです。ないんですけれども、この表を見てどういうことが言えるか、これ財務大臣...全文を見る | ||
○平野達男君 どうもありがとうございました。 今、金融担当大臣が言われた企業の部分なんですが、確かに、もうこれはこの図を見ますとはっきりしているのは、かつては貯蓄、家計部門の貯蓄過剰部分は全部企業に回っていたと。それが今、企業は銀行、金融機関からお金を借りなくなって、内部留保...全文を見る | ||
○平野達男君 念のために、内外別と言いましたけれども、じゃ、その内外のその数字をちょっと教えていただけます。 | ||
○平野達男君 数字的にはそういう数字だということなんですけれども、私は、日本の今の経済構造というのは、こういうふうなマクロ経済収支の観点から見ると、どうしてもやっぱり外需に向かっていかざるを得ないということだろうと思います。 それで、この間の本会議で、私はプラザ合意のことから...全文を見る | ||
○平野達男君 私、あとこの図見て一つ気になるのは家計部門なんですけども、いずれこれから高齢化が進むという中では、何年か、何年か先は分かりませんけども、貯蓄投資バランスがマイナスになってくる可能性があるということですね。そのときに日本経済がどういう状況になってるんだろうかということ...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、企業というのは一時やっぱり相当のお金を借り入れたと、で、大変な思いして借金をしているということから、もう場合によったらもう二度と要するに借金はしたくないと思ってるかもしれません。だから、そしてしかも、今金融担当大臣は明確な見通し示しませんでしたけども、この企業...全文を見る | ||
○平野達男君 まあいずれ前向きな資金需要が出てくるようなそういう政策をしたいというのは分かりましたけども、繰り返しになりますけども、これが本当にどれだけ続くのかということについては一定のやっぱり見通しを持ってやる必要があると思います。ただ、まあ多分持っておられるんでしょうけども、...全文を見る | ||
○平野達男君 今ライブドアが随分話題になっています。これはTOBじゃなくて市場外取引ということだったんですが、これは一般的に見ますと、私はこの株の、株というのはよく分からないんですが、一般的なあちこちの話聞きますと、企業に大分内部留保がたまっているよと。にもかかわらず、株価が要す...全文を見る | ||
○平野達男君 後で為替のときに図を使いたいと思ったんですが、資料4をちょっと見ていただきたいんですけれども、二〇〇三年、二〇〇四年の株価の推移の状況を見ますと、二〇〇四年というのは一万二千のライン上に出ていませんが、一万一千円ぐらいでしょうか、この水準を上下しているという、こうい...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、つい最近まで持ち合い株とかと言われまして、お互いが株を持ち合ってまあ仲良くやっていきましょうという状況があったと。それが今いろいろな政策を通じて持ち合い株の解消がなされていまして、言わばこれからはだれが入ってきてもいいというような、そういう状況になってきてい...全文を見る | ||
○平野達男君 その資本収支がマイナスになるという意味をお金の流れでいくとどうなるんでしょうか。 つまり、アメリカに一億円の輸出をしましたと。その支払代金の一億円は日本に残るのか、またアメリカに還流されるのかという、そういう、まあ問いが正しいかどうか分かりませんが、そのお金の流...全文を見る | ||
○平野達男君 マクロ経済の教科書によると、経常収支の裏側に資本収支があって、経常収支がプラスであれば資本収支がマイナスという、ほかの要素がなければこの等式が成り立つというのは分かります。 ただ、結局、黒字ということは、その部分の出たお金が要するにどこに行くかということになると...全文を見る | ||
○平野達男君 それで、資料3をちょっと見ていただきたいんですが、これには一九九六年から二〇〇四年までの経常収支、これ経常収支は貿易・サービス収支と所得収支が大きな要素なんですが、内訳と資本収支、それで外貨準備増減ということと誤差脱漏ということの推移を示してございます。 ここで...全文を見る | ||
○平野達男君 何度聞いても分かりませんね。分かりませんけども、ちょっと話を進めます。 日銀の二〇〇三年の国際収支動向速報が出ています。この中に、二〇〇三年に、先ほど言いましたようにかなりの資本収支の黒字が出るわけです。で、こういう書き方しているんです。「資本収支は、外貨準備の...全文を見る | ||
○平野達男君 今の答弁の後半の中で、為替介入の影響があったというふうな答弁だったと思うんですが、そういう理解でもよろしいでしょうか。それ全部じゃなくて、少なくともそういう影響はあったと。 | ||
○平野達男君 そうです、そうです。 | ||
○平野達男君 そこで、今度は為替介入の話なんですが、平成十五年の一月から十六年の三月まで三十五兆です。三十五兆というお金は国家予算の半分近くです。それで、今までの為替介入はこの資本収支が黒字になるぐらいの、結果としてですね、黒字になるような、恒等式の結果として黒字になるようなとこ...全文を見る | ||
○平野達男君 後半の部分、じゃそうすると二〇〇三年、二〇〇四年はどうも会社、日本の会社が突然良くなってきたと、そういう状況にもちょっと取れるんですが、まずこの質問は、まずこちらへ置いておきます。 まず、その三十五兆の介入のその意味なんですが、いろんな社会、世の中の、世界情勢で...全文を見る | ||
○平野達男君 私は多分無理だろうと承知しつつ質問しているわけですけれども、要は、その三十五兆というお金が今までに比べても余りにも大きいわけです。それで、これまでずうっと円高ドル安という傾向が進んできました。先ほど来言っているように、一年三か月で三十五兆とお金を使ってもこの円高の傾...全文を見る | ||
○平野達男君 私は何とかしてその定量的な分析みたいなものが欲しいなという感じがずうっとしています。ただ、日銀の例の三十五兆の金融緩和も同じで、あれは量が意味あるのか、積み増しすることに意味あるのかという質問したんですけれども、あれもよく答えが返ってきませんでした。 どうも、こ...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、いずれといいますか、アメリカの経常収支あるいは国際収支の赤字を減らすということがこれは望ましいんですけれども、日本の立場に立てば単純に喜ぶわけにもいかない。日本が要するに内需拡大をしない限りは、アメリカの国際収支あるいは経常収支の赤字を減らされてしまいますと...全文を見る | ||
03月22日 | 第162回国会 参議院 財政金融委員会 第5号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。 今日は、井堀参考人、飯塚参考人、ありがとうございます。時間が限られていますので早速質問に入りたいと思いますが、井堀参考人にお伺いしたいと思います。 先ほど言われましたように、本来、税を上げたり下げたりしないで、ビルト...全文を見る |
○平野達男君 増税ですね。 失礼しました。実質の定率減税の半減ですから、増税をやるタイミングになっているかどうかということです。 | ||
○平野達男君 もう一点、今度はタイミングということに関連しまして、今度は両参考人にお伺いします。 先ほどのお話の中に増税のシナリオを出すべきであるという御意見がございました。問題は、私はこれ賛成かどうかというのはちょっといろいろ意見があるところなんですが、その増税のシナリオを...全文を見る | ||
○平野達男君 井堀参考人と飯塚参考人で。 | ||
○平野達男君 今日は税の話だったんで、今日はひょっとして入らない方がいいかなと思ったんですが、飯塚参考人が先ほどから名目成長率と名目金利の話をされていましたので、これに関してちょっと質問をさしていただきたいと思います。 今、御承知のように、名目金利が名目成長率を上回っていると...全文を見る | ||
○平野達男君 時間がなくなりましたけれども、両参考人にもう一度この件に関して今度はお伺いしますけれども、この名目成長率と名目の金利という関係は政策で逆転できるものなのか、あるいは直接的な政策ではなくて別な政策でやることによって結果的にそうなるものなのか。つまり、今政府のいろんな見...全文を見る | ||
○平野達男君 まだ時間がありますから、じゃ関連してもう一問質問いたしますけれども、長期金利を抑えるというのは、今のゼロ金利、金融緩和政策の継続という意味なんでしょうか。井堀参考人にお伺いします。 | ||
○平野達男君 いろいろ御質問したいことがございますけれども、時間になりましたので終わります。 ありがとうございました。 | ||
03月23日 | 第162回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○平野達男君 関連で立たせていただきました民主党・新緑風会の平野達男です。 私は、テーマを国債管理に絞りまして、以下質問させていただきたいと思います。 今、足下の経済、財政上の最大課題はデフレ脱却だと思います。しかし、視点をもうちょっと先に伸ばしますと、今この国が直面して...全文を見る |
○平野達男君 国債といいますから国の債務ですから、債務という以上は一方で債権者がいます。その債権者の場合は、債権者はだれかといいますと、日本の場合は国債はほとんど国内でファイナンスされていますから、国民ということになります。ですから、国債はある意味では国民の資産と、そういう言い方...全文を見る | ||
○平野達男君 先ほどプライマリーバランスの話がございました。そのプライマリーバランスの話を聞いてちょっと気になったんですが、二〇一〇年代初頭、プライマリーバランス均衡を目指しております。仮に均衡したとしても、国債発行残高は減りますか。 | ||
○平野達男君 それはもうそのとおりだと思います。つまり、基本的には発行額に対して今償還額が少ないですから。 そこで、その償還の仕組みなんですが、これについて分かりやすくちょっと財務大臣に御説明していただけるでしょうか。 | ||
○平野達男君 そうしますと、ここ十年程度の見込みで結構ですが、毎年どれぐらい借換債が出てまいりますか。 | ||
○平野達男君 いや、これから十年ですよ。 | ||
○平野達男君 いや、いいです。これは通告し忘れたかもしれません。これは大体百兆ぐらいだと思います。 | ||
○平野達男君 そうですね。 で、これが大体百二十兆とか百十兆ぐらいまでこれからどんどん増えていきます。一方で新発債が大体二十兆から三十兆。そうすると、国債がその年、毎年百四十兆ぐらいですから、百三十兆から百四十兆ぐらい出ます。そこで金利が一%変動したらどうなるか。利払い費が一...全文を見る | ||
○平野達男君 お聞きしたいと思いますが、その前に一言。 長期金利がなぜ上がらないのかという分析をしておかないとこれからの対処できませんよ。今のような、何かよく分かりませんけども、今長期金利随分低いんですと。しかし、これから金利が上がるリスクがあるんです。それを検討するときに、...全文を見る | ||
○平野達男君 それじゃ、日銀総裁にお伺いします。きちっと通告していたかどうかは分かりません。 一九九九年にゼロ金利が導入されました。その当時、例えば自民党の某幹事長が国債発行を大量にするから金利を抑えるために日銀がどんどん国債を買うべきだとか、ルービン財務長官が国債の買入れい...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、国債の長期金利が上がらなかったというのは、それだけうまく国債がはけたということで、引き手がたくさん、買手がたくさんあったということだろうと思います。一方で、金融緩和政策がありましてお金が余っている、一方で民間の資金需要はない、しようがないから国債を買うという...全文を見る | ||
○平野達男君 総理にお伺いします。 今、先ほど冒頭で言いましたように、今の経済、金融上の問題というのはデフレ脱却です。しかし、そのデフレの脱却がいずれどこかで見いださなくちゃなりません。見いだしたときに今度は何が問題になってくるか、改めてちょっとお伺いしたいと思います。 | ||
○平野達男君 インフレというふうに今おっしゃいましたけれども、その懸念も十分あります。 しかし、私は、先ほど来からここでいろいろお話しさせていただいているとおり、市場にはそのとき何百兆の国債があるか分かりません。この国債の金利が上がったときのインパクトというのはすさまじいもの...全文を見る | ||
○平野達男君 これは財務大臣の立場からすれば、これは通告申し上げておりませんが、日銀さんにはできるだけゼロ金利の長期コミットメント、これをやっていただきたいという、そういう要望はないでしょうか。 | ||
○平野達男君 独立性ですか。 | ||
○平野達男君 私は、そのデフレ脱却から、先ほど来の議論を続けますけれども、やっぱりこれ、金利上昇が視野に入ってくると。 その段階で、もし財政再建がめどが立っていないと、それからプライマリーバランスの均衡についてもめどが立っていない、こういう状況のときもやはり金融緩和というのは...全文を見る | ||
○平野達男君 そうしますと、政府の財政規律の確保というのも重要な要素だという、そういう理解でよろしいでしょうか。 | ||
○平野達男君 引き続いて日銀総裁にお伺いします。 これは財政金融委員会で議論したことのまたぶり返しになるかもしれません。 今、日銀の当座預金三十五兆をめどに今積まれております。これ、何か豚積みと言うそうです。何で豚積みと言うかってある人に聞いたら、答えはとんと分からぬとい...全文を見る | ||
○平野達男君 今、日銀は日本第二位の資産を有する金融機関になりました。百五十兆を超えたそうです。その百五十兆のうちの百兆が国債です。 今、総裁のお話の中では、いろんな資産を売却しながら調整をするんだというお話がございましたけれども、やっぱり国債に手を掛けざるを得ないんじゃない...全文を見る | ||
○平野達男君 長期的な話では分かりました。しかし、二〇一〇年代というのはもうすぐそこです。まず、第一ハードルとして本当にプライマリーバランスが均衡できるか、これ高いハードルだと思います。 今のお話で聞きますと、その名目成長率と名目金利の関係につきましては、ある一定の、じゃどう...全文を見る | ||
○平野達男君 そのいろんな政策がどのようにしてその逆転に結び付くかというのが分からないから今質問しているわけですが、もう少し分かりやすく説明できますか。 | ||
○平野達男君 まあこの議論は幾らやってもすとんと落ちませんね。まあいずれこれに関しては、本当に名目成長率と名目金利の関係については、要するにどうなるか分からないということが私は多分正解ではないかというふうに思っています。 そこで、これからの国債管理の、また話が戻りますが、要は...全文を見る | ||
○平野達男君 私の記憶が正しければ、平成十七年度の国債発行予定の中で個人国債は三兆六千億ではなかったかと思います、ちょっと今手元になかったんですが。百六十兆、借換債、新発債入れて百六十兆出すんですが、非常に割合が今少ない。 これも通告申し上げなくて大変恐縮なんですけれども、こ...全文を見る | ||
○平野達男君 ちょうど次のテーマに移るいい発言をいただきましたので、移らせていただきます。 その郵貯、簡保、今のところ国債の全体の二五%ぐらい郵貯、簡保が保有しています。この保有しているということについて、総理大臣、これ、どのように評価されますか。 | ||
○平野達男君 正にそのとおりです。 それで、これを民営化され、民営化したときどうなるかといろいろ議論されています。それで、これは旧勘定、新勘定とかっていうそういう、そういう議論しかされていません。だけど、これだけの国債が郵貯、簡保に保有されているというのは国債の安定上非常に効...全文を見る | ||
○平野達男君 それは、今資金過剰ということで資金の運用先に困っている状況ですから、少なくとも今のところは当てはまりませんね。ただ、将来的にはそういう状況をつくらなくちゃならない。それは賛成します。 今、市中銀行は貸出し残高が減った分だけそっくりそのまま国債に動いています。総理...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、移行期以降も問題が続くと思っています。これを申し上げて私の質問を終わります。 | ||
03月28日 | 第162回国会 参議院 財政金融委員会 第6号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。一時間持ち時間がございますので、何点か、今日はテーマを絞らないで、あちこち飛ぶかもしれませんが、いろいろお聞きしたいと思います。ただ、テーマはいずれにせよ税と国債に関連することは間違いございませんから、あちこちはそんなにぶれません...全文を見る |
○平野達男君 原則的に、原則論は、年金保険料については保険給付金にしか充てないという前提だということで考えますと、年金給付を事務費に充てるということは年金保険料で国庫を一部逆に支援するという形になってしまうんじゃないかと思います。 ほかの保険制度は逆なんですね。原則年金の、年...全文を見る | ||
○平野達男君 まあいずれ、国庫も大変だというのは分かりますが、年金財政だって決して楽なわけではないということですから。 私の言いたいのは、もう本則は本則なんで、やっぱり本則に戻ってやるべきだというのがまず第一の主張です。で、どうしても駄目であれば、先ほど私が言いましたように、...全文を見る | ||
○平野達男君 つまり、二つとも前提条件であるというふうに理解してよろしいわけですね。 | ||
○平野達男君 つまり、今回定率減税の半減をするには、まず、先ほどの私が言ったことと繰り返しになるかもしれませんが、一つは、当時の状況と比べて今の条件は良くなりましたという、これが一つありますね。それからさらに、今後、もっと緩やかですけれども回復が見込まれるという、この二つがあるわ...全文を見る | ||
○平野達男君 ちょっと、私の理解がちょっと違っているのかもしれませんが、少なくとも定率減税というのは、非常に需要の落ち込みとか景気停滞が見込まれると、そういう状況の中でやったはずです。今回それを半減するということであれば、当然景気の動向とか今の経済状況とセットで判断しているはずな...全文を見る | ||
○平野達男君 そうしますと、これから、私どもはこの半減には反対でありますけれども、景気の動向がある程度良くないと、当初の見込みより悪いというふうに、緩やかに回復しないということであれば、定率減税の半減というのはこれは元に戻すこともあり得るという理解でよろしいですか。 | ||
○平野達男君 この弾力条項は、政府の方では、半減の後のもう一つの残されたやつも次のステップとして検討するというふうに言っていますけれども、そのことだけを言っているのではなくて、既に今回出されている半減の部分についても含むという、そういう理解でよろしいわけですね。 | ||
○平野達男君 これは前に質問申し上げたことなんですが、この景気の動向を注視しというこの景気の動向というのは具体的に何を見るかという、その指標みたいなものはこれはないというお話だったんですけれども、これはやっぱりある程度の、例えば雇用者総報酬の話でありますとか、あるいは名目GDPの...全文を見る | ||
○平野達男君 なかなか指標化が難しいということは理解しますけれども、これからいろんな意味で財政再建を議論していく中で歳出カット、それからある意味では増税という議論も当然出てくると思います。だけれども、どういうタイミングで増税をやっていくかということについては、ある程度のやっぱり考...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、私どもは、まだまだ景気は回復基調にはないと、景気を回復させるためには何といってもGDPの六割を占める個人消費だと、それに対する刺激策みたいなものをまず導入すべきだという考え方に立っています。ましてや、定率減税の半減についてはその時期にあらずということを再度強...全文を見る | ||
○平野達男君 この後、宮澤大臣は、ここではモデルの必要性を言って、これについては大塚委員が専門家ですから、どうのこうのと私は言えるだけの知識はございませんが、このモデルでシミュレーションして、今度こそは言葉のつじつま合わせではなく、これならば十年なり二十年健全な経済社会が営めると...全文を見る | ||
○平野達男君 私は四年前の選挙で初めて国政に送っていただきまして、それ以来ずっと財政金融委員会に属しております。振り返ってみますと、最初の三年間ぐらいはほとんど金融でした。確かに金融がテーマでした。そして、確かに銀行の破綻問題でありますとか、りそなでありますとか足利銀行であります...全文を見る | ||
○平野達男君 それと併せてやっぱり、今、先ほど公債費、社会保障費、交付税と大どころの三つの話をしましたけれども、そのほかにも、今日の尾立議員の質問にもありましたけれども、お金の使い方についてまだまだやっぱり不透明というか、無駄な部分がたくさんあるんじゃないかというふうにやっぱりみ...全文を見る | ||
○平野達男君 先般の参考人質疑の中で井堀参考人が、国民のだれもが今、国の財政状況を見ていて将来的には増税あると思っているというふうに言っておられました。私もその意見には賛成です。 その中で、そういうふうに思っているんであれば、しっかりとした増税のスケジュール出したらどうかとい...全文を見る | ||
○平野達男君 そうすると、私も先ほど言った、しっかりとしたという、それ意味不明のままちょっと使ってしまいましたけれども、時期を見て、例えば消費税は何%、あるいは今の所得税の控除システムについてはこういう見直しをしますというような、そういった工程表みたいなものは出てくるということも...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、年金制度でも国家の財政でもそうですけども、どれだけ入ってどれだけの支出をするかという、そこはどっちを先に議論するかという問題は常に付きまといます。ただ、いずれにせよどっかでは、どっかの時点では、保険料負担も含めて、税金も含めてこれだけの負担ですよと、まあこれ...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれそういう声が与党内から、与党内というか、与党内から出ないように希望しておきます。 そこで、国債発行の考え方でございます。 いろいろと最近は国債の種類が増えまして、私も全部理解しているわけではございません。物価連動債とか変動利付債とか、何か新しい名前が付...全文を見る | ||
○平野達男君 日本の国債は、御承知のように、九十数%が国内でファイナンスされているという状況です。これは、アメリカとか一時言われたアルゼンチン国債なんかと比べると全然違うという状況です。ですから、国債なんですけれども、これは先般の予算委員会で言いましたけれども、国の債務であるから...全文を見る | ||
○平野達男君 今、日本の国債の利率というのはもう世界的に見ても非常に低いですから、単純に考えるとやっぱり海外投資家というのは為替差益ねらっているのかなというふうにも取れてしまいます、と取れてしまいます。 それで、これから日銀の出口政策でありますとか景気回復とかいろいろ言われて...全文を見る | ||
○平野達男君 今日は日銀の白川理事にもおいでいただいておりますので、ちょっと日銀に質問したいと思います。 いわゆる国債の消化の方法の中に日銀乗換えというのがあります。平成十七年度には今までのない措置として、従来でありますと当該年度償還を迎えたものについて一年間乗り換えるという...全文を見る | ||
○平野達男君 今の御答弁の中で、要は国債、借換債を含めまして、市中発行分が大体日銀乗換え除きますと平成十七年度で百二十兆ですね。前の年は百十五兆なんです。この市中発行分の増えることの、激減というか、市場に対するいろんな影響を和らげるという目的だというふうに私は理解したんですが、そ...全文を見る | ||
○平野達男君 ちょっと私の理解が悪いのかもしれませんが、要は十六年度と十七年度で何が変わったのかということを見ますと、借換債が非常に増えたんです。だけど、財政融資特会債、これが減っていますね。だから、市場そのもので見た場合には、政府の発行する国債、政府保証債の発行予定額というのは...全文を見る | ||
○平野達男君 そうすると、その平準化を円滑にするために乗換えをやったという、こういう理解でよろしいんでしょうか。 | ||
○平野達男君 はい、分かりました。 いずれ、この財政再建あるいは国債の発行の問題に関連して重要なことは、取りあえずはプライマリーバランス均衡させましょうということで、これは大変高いハードルなんですけれども、これは何としても達成させなくちゃならないということだと思います。その後...全文を見る | ||
○平野達男君 今のお話聞きますと、交付金というのはいいことだらけなんですね。確かに交付金というのは補助金に比べて融通性があります。メリットたくさんあるんです。 今回、これを試験的に入れたのかどうか分かりませんが、これからいろんな補助金行政の在り方を考える中で、今回交付金化を、...全文を見る | ||
○平野達男君 今の補助金行政の中での私の最大の問題というのは、先ほど副大臣にも答弁がございました、各事業の工程管理が自治体、できないんです。どういう意味かといいますと、例えば下水道は下水道、集落排水なら集落排水、公園なら公園、あるいは公民館なら公民館、何でもいいです、それを単一ご...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、民主党・新緑風会を代表して、平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨につ...全文を見る | ||
05月16日 | 第162回国会 参議院 決算委員会 第11号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。 決算委員会では初めて質問をさせていただきます。四年前の農林水産省脱藩組でございます。島村農林水産大臣にも初めて質問をさせていただきます。 今日は、全農秋田本部で、これは先般明らかにされたところですけれども、粉飾決算と架空...全文を見る |
○平野達男君 時間がありませんので、事件の概要については私が繰り返すことはいたしません。ただ、後半の部分に関してはいろんな、価格の下落基調にあったとかいろんな説明がございましたけれども、事実関係とすれば米の、米価の価格操作をやったという事実だけは、これはしっかりあるということです...全文を見る | ||
○平野達男君 全農は、既に全農秋田はパールライス秋田を告発するというようなニュースも流れております。農林省の方も両方の事件で告発を検討している、あるいは補助金適化法に基づく告発も検討しているということでございます。告発するかどうかは、今ここで聞いても告発するとは言えないでしょう。...全文を見る | ||
○平野達男君 今もう誠に大臣から、率直に体を成していないという指摘がありました。私もこの経営委員会の状況を見たわけではありませんから何とも言えませんが、多分そのとおりだと思います。 特にも、こう言ったら語弊があるかもしれませんが、このメンバーは各農協の組合長さんとか、そういう...全文を見る | ||
○平野達男君 是非その方向で対応していただきたいと思います。 そこで、私は、この二つの事件のうち一番目の粉飾決算問題、これはもう正直言って国会で議論する気にもならないという事件でして、これは是非厳正に対応してもらいたいということだけ今日は申し上げておきます。 問題は、二番...全文を見る | ||
○平野達男君 今の言われた、今のお話聞きますと、どういう基準で、何も基準も設定していない。じゃ、何をもって審査していたんですか、今までは。これ何にもやっていなかったということでしょう、事実上は、早い話が。 これは米の入札ですから、入札を入れて高い順に落札していきますね。単純に...全文を見る | ||
○平野達男君 それはもう本当遅過ぎるという感じなんですけれども、是非やらなければならないというふうに思います。特にこの架空取引については、米が動いたかどうかというのをチェックすればいいだけの話ですからね、架空取引の部分については。 ただ、問題は、その入札の価格が本当に適正かど...全文を見る | ||
○平野達男君 二回目のときはたしか処分を決めて、上場を禁止し、当分自粛しろという処分が出されたと思います。それ以外に何が話されました。 | ||
○平野達男君 私は、この取引監視委員会自体もなぜこういうことが起こったのかということについては議論をしてなくちゃおかしいと思いますよ。それすらもやってないでしょう。だから、自分たちもそういう意識ないんですよ、この取引監視委員会というのは。私はこの委員会のメンバーの大学の先生という...全文を見る | ||
○平野達男君 今日のところはそういう見解だというふうに、時間もありませんので承っておきます。 それで、また農林省の方にお伺いしますけれども、今まで、これは一定数量この米管理センターに上場するように義務付けがされておりました。ところが、平成十六年からこの義務付けが廃止になってお...全文を見る | ||
○平野達男君 今も言ったような規制緩和、今、規制緩和というお言葉を使われました。一般的には大変いいことだと思います。ところが、私先ほど言いましたように、米の生産量が八百六十万トンあります。そのうち、農協が集まるのが五百万トン、全農が四百万トン扱うんですね。 それで、米の取引に...全文を見る | ||
○平野達男君 私も基本的にはその方向に賛成です。つまりは、コメ価格センターの扱い数量が小さくなれば小さくなるほど、ここで価格操作をしようという動機が私はやっぱり働いてくるはずです。つまり、一回当たりの入札によってそれで決まれば、これは平均価格で価格が決まってくるんですが、架空入札...全文を見る | ||
○平野達男君 この米架空取引にせよ、粉飾の問題にせよ、似たような事件というのは民間であります。カネボウの粉飾事件、それからコクドの虚偽記載、あるいはUFJの検査忌避、これは私は粉飾決算未遂だと思っていますけれども、UFJのですね。こういった事件がありますと、大体そういうものは市場...全文を見る | ||
○平野達男君 私も岩手県のちっちゃな農家の出でありまして、私の親戚では農協に勤めている人もたくさんいます。そして農協もいろいろ不祥事ありました。だけど、やっぱり全農経由の肥料は高いとか農薬は高いとか一杯批判もあります。ありますけれども、やっぱり今のところ頼れるのは農協なんですね。...全文を見る | ||
06月28日 | 第162回国会 参議院 財政金融委員会 第16号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。 今日は、破綻金融機関の処理に関連しまして、長銀のゴールドマン・サックスとのフィナンシャルアドバイザー契約について何点か質問させていただきたいと思います。 この件に関しましては、理事懇あるいは理事会の場においても何回か議論...全文を見る |
○平野達男君 今の御答弁の中で、次に私がしようとした質問に対するもう答えもあったのかなと思いますが、守秘義務を守らなければならないということで、それは契約の段階で守秘義務が掛かったということは理解しております。 しかし一方で、今回の長銀の処理に当たりましては、先ほど言いました...全文を見る | ||
○平野達男君 国政調査権の発動によってその資料開示を国会として要求するかどうかというのは、まずこの委員会で議論をした上で、院としてどういうふうな対応をするかということになるかと思います。 ただ、私どもは、いずれにせよ、今回のその長銀の破綻処理に関しましては本当に分からないこと...全文を見る | ||
○平野達男君 これ、ずっと議事録をめくっていきますと、ゴールドマン・サックスがとにかく同意しないから開示できないんだということで、どんどん論点が移っているというか、開示できない理由の根拠をそちらに移していっているんですよね。しかし、この段階では柳澤大臣は、そういうことではなくて、...全文を見る | ||
○平野達男君 それで、このゴールドマン・サックスのフィナンシャルアドバイザー契約の契約書の提示につきましては、先ほど来から何回も言っていますように、そもそも旧長銀の破綻処理に当たって、ゴールドマン・サックスがどのような役割を果たしたんだということについての検証をしたいんだというこ...全文を見る | ||
○平野達男君 その中で、三番目の公的コストの最小化についてですが、ゴールドマン・サックスは具体的にどのようにその中で、契約の中で役割を果たしたんでしょうか。 | ||
○平野達男君 いずれ、契約書の内容が明らかにされていませんので、その点、今の答弁に対して具体的にちょっとコメントする材料がないわけですけれども、引き続き、この契約書の開示につきましては当委員会としてしっかり取り組んでいきたいというふうに思っています。 そこで、この旧長銀の破綻...全文を見る | ||
○平野達男君 是非、その当時も金融検査やっているはずですから、金融検査やって資産査定したのが三年間で一五%も毀損した例があるかどうか、これを確認されたらいいと思います。 極めて短い時間でやったということでありますけれども、これだけの毀損が出てきたというのは、当時の査定というの...全文を見る | ||
○平野達男君 じゃ、元の通貨が高いか、過小評価であるか過大評価であるか、適正であるかについては今判断できないと、こういうことでしょうか。あるいは、しないということなんでしょうか。 | ||
○平野達男君 ちなみに、政府、政策統括官室が出した「世界経済の潮流」というのがありまして、これ、かなりのページを割いて中国の元についての分析しています。この分析によりますと、過小評価されているかどうかについては、必ずしも世界的にも見解は統一されているわけではないというような客観的...全文を見る | ||
○平野達男君 今、アメリカが元の切上げということをはっきり言っていると思うんですが、急先鋒に立って中国にいろいろ働き掛けをしているということです。ちなみに、アメリカは対中貿易について巨大な貿易赤字を抱えている。それから、ヨーロッパも対中貿易に関しては赤字ですね。日本は、対中ベース...全文を見る | ||
○平野達男君 アメリカの中でも、スノー財務長官とグリーンスパンさんでは、要するに同じことを言っていてもその理由がちょっと違っているようでして、スノーさんはあくまでも、スノー財務長官はあくまでも貿易赤字の縮小であると、グリーンスパンは元を仮に切り上げたとしても貿易収支のアンバランス...全文を見る | ||
○平野達男君 一部いろんな評論家の、評論家というか、いわゆるエコノミストの論文というんですか、お話の中には、元が仮に切り上がった場合に、これは巡り巡って円高につながるんだというようなことを主張される方もいるようです。これに対してはどのようにお考えでしょうか。まあ、答えはないんです...全文を見る | ||
○平野達男君 一部にそういうことが懸念されるから、日本はその中国の元に対しての切上げについては非常に慎重ではないかと言う方もいるということなんで、今ちょっと質問をさせていただきました。 そこで、この為替の世界には不整合な三角形という何か関係があるようで、いわゆる金融政策の自由...全文を見る | ||
○平野達男君 ちょっとこれは質問通告しておりませんでしたけども、いわゆるプラザ合意というのがありまして、日本は円安是正を迫られたということがありまして、プラザ合意以降、円高がかなりの勢いで進んで止まるところを知らなかったというような状況もあります。一説によると、中国はその日本の経...全文を見る | ||
○平野達男君 そろそろ時間になりましたので最後の質問に入らしていただきますけども、今、石油が相当高騰しております。こういう中で例えば中国が元の切上げをやりますと、ますますもって中国、つらくなるんではないかという感じもします。しかし、さはさりながら、今ここで議論されたように、中国も...全文を見る | ||
○平野達男君 終わります。 | ||
07月13日 | 第162回国会 参議院 本会議 第31号 議事録を見る | ○平野達男君 私は、民主党・新緑風会を代表いたしまして、ただいま議題となりました法案について質問いたします。 まずその前に、総理の先ほど来の説明を聞いていますと、片っ方で四分社化をする、しかし、いろんな仕組みを用意して相互依存性を強める、あるいは事実上の一体経営を可能にする、...全文を見る |
07月20日 | 第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。 本委員会では初めて質問させていただきます。 まず冒頭、官房長官、おられませんか。官房長官、どこに行かれたんですか。それ了解していましたっけ。分かりました。じゃ、冒頭の質問はちょっと後に送ります。で、官房長官、何時に見える...全文を見る |
○平野達男君 大体、新聞は大体正確に報道するかどうかというのはよく分からないんですが、この状況、これ見ますと、これ片山さんが構想とも言われていますね。片山氏は場合によっては見直し条項を活用し、将来の法改正も視野に入れる、そういった反対派の説得の材料にこういう見直し議連構想も構想を...全文を見る | ||
○平野達男君 この新聞の報道が事実だとしますと、要は、与党内にこの法案には随分問題があるという議員がたくさんいるというふうにこれ推論せざるを得ないんですよ。 それで、それからもう一つは、これ、もっとこれ、この新聞記事をたどりますと、取りあえず、これは新聞記事に書いていませんが...全文を見る | ||
○平野達男君 ですから、そういう賛同するかどうかは別として、この法案というものは法案として一つ確立しているという前提で政府案として私どもは今議論しているつもりです。ところが、先ほど言いましたように、取りあえずはこれ通させてくれと、あとは、見直しは法案成立後にやればいいんだというよ...全文を見る | ||
○平野達男君 私はテレビでは確認しておりませんが、どうもテレビでも言っているらしいという話もあります。是非確認してください。 | ||
○平野達男君 後刻というのは一時からの委員会ということで理解してよろしいですか。 | ||
○平野達男君 是非、その方向でお願いしたいと思います。 官房長官が見えておりませんが、これは竹中大臣に聞いてもいいかと思いますので、ちょっと確認させていただきます。 これは、我が委員会の理事懇でも問題になりましたけれども、本会議の、先日行われた本会議の答弁書、事前に、これ...全文を見る | ||
○平野達男君 はい。 | ||
○平野達男君 日経新聞、七月十四日付け。こんなのじゃ駄目だ、片山虎之助参院自民党幹事長は十二日夕方、政府関係者が持参した首相の答弁書を見て十か所程度、書き直しを求めた。片山氏の手元に修正済みの答弁案が届いたのは十三日朝だった。七月十四日付け、朝日。「「丁寧な答弁」演出に一役買った...全文を見る | ||
○平野達男君 今日のところはこの件はこのくらいにしておきます。いずれ新聞、局にも私どもいろいろ問い合わせしたいと思っていますので、それを踏まえてまた再度質問をさせていただくことを事前にちょっと通告申し上げておきます。 それでは、通告した質問に従って、順次質問をさせていただきま...全文を見る | ||
○平野達男君 資料はもう配られているでしょうか。 お手元に今、竹中大臣が説明されたところの条文が、関係条文が出ております。日本郵政公社法と、下に郵便局株式会社法案というのが出ております。ここで郵便局が何をやるかということが定義されておるわけですね。これは皆様方御承知のとおりで...全文を見る | ||
○平野達男君 郵便貯金法、簡易生命法のそれぞれの目的条文を読みますと、これは要するに国民に貯蓄の手段をあまねく公平に、あるいは簡易に利用できる生命保険を、これはあまねくという言葉は入っていませんが、国民に対して見ているんですね。 今の竹中大臣は、改正の理由は、金融のサイドに立...全文を見る | ||
○平野達男君 郵便貯金法はこう書いてあるんです。郵便貯金を簡易で確実な貯蓄の手段としてあまねく公平に利用させる、いいですか、簡易で確実な貯蓄の手段です。それから、簡易生命保険法はこう書いてあります。国民に、簡易に利用できる生命保険を、確実な経営により、なるべく安い料金で提供しと書...全文を見る | ||
○平野達男君 私は今の答弁には矛盾があると思います。一方で、民間の銀行がかなり普及してきたと、身近に使える金融手段というか、銀行がありますと言っておきながら、実際には、一方で、この法律では制度設計で、引き続き郵便貯金があまねく使えるようにしますと言っているわけですよ。これはどちら...全文を見る | ||
○平野達男君 切れ目なくは当面の間の措置ですね。 私がお聞きしたいのは、考え方の問題として、それでは、民間の金融機関がもう整備されていますと、そこは必要に、場合、場所によってはもう、郵便貯金、郵便局はあるんだけれども窓口を置かなくてもいいんだというような地域も当然出てくるとい...全文を見る | ||
○平野達男君 言葉の使い方が適切ではないですね。 要は、郵便貯金から、代理店契約結びますね、その代理店を郵便局の中に置かなくてもいいのですかと、その業務をしなくてもいいというような場所が出てきますねということを言っているわけです。 | ||
○平野達男君 みなし免許のときの条件付けは理解しています。しかし、これは一括契約です。一括契約で、どこで代理店を営むかというのはこれは郵便局会社が判断する話ですね、今あるやつを全部やるというのは法律的に義務付けていません。私が確認したいのは、そういう法律的な問題じゃなくて考え方の...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ考え方としては、今まで郵便貯金のサービスを提供していたけれども、民営化によっていろんな見直しの結果、廃止されるというところも出てくると、廃止されてくるところも出てくるんだということが今、竹中大臣から明らかにされたと、考え方としてはそういうことなんだということを...全文を見る | ||
○平野達男君 はい。 | ||
○平野達男君 法案では、これは、郵便はこれは郵便会社がやります。それで、郵便会社はその郵便の窓口業務を、たしか窓口の何かの法律の改正によって郵便局会社に委託することが義務付けられていますね。そうしますと、この郵便のユニバーサルサービスの提供というのは、会社とすればどこが責任を負う...全文を見る | ||
○平野達男君 私の質問は単純だったんですけれども。 どこが責任を持つんでしょうか、そうしますと。 | ||
○平野達男君 ちゃんと答えてください。 法律上は郵便会社ですか、実態上は二社ですか、ということなんですか。法律上は二社なんですか。それどっちですか、それは。 | ||
○平野達男君 一義的にはというのはよく分かりませんが。 ユニバーサルサービスというのは公平にあまねくということですよね。公平にあまねくというものを実際にどこが、どこが提供するかといえば、委託を受けた窓口会社ですね。窓口会社はこのユニバーサルサービスについての提供の義務はないと...全文を見る | ||
○平野達男君 それじゃ、郵便局株式会社にそのユニバーサルサービスの義務はないと、それを全うする義務はないと、提供する義務はないという、そういう理解でよろしいですね。 | ||
○平野達男君 それでは、郵便局が、郵便局の、じゃ、設置義務というのは、これは当然のことながら郵便局会社が担っているという、こういう理解でよろしいですね。 | ||
○平野達男君 じゃ、今の議論を踏まえた上でちょっと、次にちょっと進みます。 それでは、その郵便局の設置基準の考え方についての質問でございます。 午前中、残り時間五分ですからどこまで行けるか分かりませんが、まず第一問目、公社法の現行の施行規則と予定されている総務省令とどこが...全文を見る | ||
○平野達男君 ちょっとお手元の資料を見ていただきたいと思います。 今どこが違うかという質問に対して十分なお答えがなかったかなと思うんですが、代わりに私が順次説明したいと思います。 まず第二条、日本郵政公社法施行規則、公社は、法の施行の際、現に存する郵便局のネットワークの水...全文を見る | ||
○平野達男君 私は法律の考え方を聞いています。実態上の考え方を聞いているんじゃないですよ。 それからもう一つ、今の答弁の中で著しく皆さん誤解を受けると思いますのは、過疎地に対しては特別の配慮をしたという言い方しますが、違うんですよ。元あるやつはこう書いてあるんですから。法の施...全文を見る | ||
○平野達男君 午前中に引き続いて質問をさせていただきます。 まず冒頭、見直し議連構想という報道がございましたが、これに関しての確認した結果について御報告をお願いします。 | ||
○平野達男君 どうも聞くところによると、某番組ではきっちりそのことを片山幹事長がしゃべっていたということもあります。この件につきましてはいずれ、個人の意見とはいえ責任のある方の発言でして、この真偽については非常にやっぱり重大な影響を与えるというふうに私は思っています。引き続きこの...全文を見る | ||
○平野達男君 なかなか私の質問に真っ正面に答えていただけないですね。これもまた議事録、後でよく見て、引き続き質問するかと思います。 それでは、もう一つは設置基準の考え方なんですが、日本郵政公社法の施行規則は、郵便局は「法第十九条第一項第一号から第五号までに掲げる業務及びこれら...全文を見る | ||
○平野達男君 いや、いや、違うんです、違います。 | ||
○平野達男君 旧郵政公社法では、郵便局は必須業務として六つないし七つあるんです、ですね。これを全部満たしているという条件が付いているのに対して、今度の郵便局というのは窓口業務と印紙の売払いという二つしかないんです。もちろん、附帯業務はありますよ。その郵便局の要するに役割が変わりま...全文を見る | ||
○平野達男君 そうすると、設置基準というのは何のためにあるんですか。これは、設置基準というのはこういうふうに項目をきっちり掲げているんです。 郵便局は、繰り返しますけれども、前の郵便局というのは六つの必須業務があるんです。今回の郵便局の必須業務というのは少なくなっている。そう...全文を見る | ||
○平野達男君 だったら、設置基準を利便性を勘案して設置すると変えればいいじゃないですか、こんなわけの分からぬ、こんな三つ、こんな並べないで。いいですか、設置基準というのはあくまでも施行規則なんですよ。設置基準は書き方が変わっているんです。変わったことによって、今二万五千とか二万四...全文を見る | ||
○平野達男君 そうです。 | ||
○平野達男君 どうも私の質問通告したやつがまだうまく伝わっていないようですが、私の理解では、あくまでも設置基準は施行規則ですよ。これに基づいて、この地域は、この郵便局はこの施行基準に合致しているかどうかを判定するんです。そういうことでしょう。 ところが、施行基準は、先ほど言い...全文を見る | ||
○平野達男君 もう一度確認しますけれども、この設置基準が書き直されたことによって、今ある、現にある、郵便局ありますね、郵便局、二万四千か二万五千。この数はこの設置基準に適合するかどうか。 じゃ、これで具体的に聞きます。これチェックしましたか。 | ||
○平野達男君 設置基準が今、これ今案として出されています、設置基準の施行令がですね、こういう形で。一枚紙ありましたね、先ほど、こういう形で総務省令が。これと日本郵政公社の施行規則というのは違うんです。変わっているんです。変わった基準で、今ある二万五千というあれは少なくともこれをク...全文を見る | ||
○平野達男君 要するに、この設置基準の変更による影響はないということですね、事実上、出発点は。 | ||
○平野達男君 いえいえ、設置基準の影響はないというふうに、今の現況の数に対する……。 | ||
○平野達男君 変更による影響がないということですね。 | ||
○平野達男君 まず、過疎地域については当面現状の維持をする、水準を維持する旨というのは規定されています。要するに、これは変わらないんでしょう、当面ですね。 じゃ、そうすると残りの部分については、まあ総理とか何かは都市部については減ることもあるかもしれない云々ということを言って...全文を見る | ||
○平野達男君 ちょっと、じゃこれはまた議事録よくチェックさせていただきますけども、一つだけ確認さしてください。 法の施行の際、現に存する郵便局ネットワークの水準を維持することという水準の中には、水準というのは、数のことをいうんでしょうか、それとも、例えば今特定局が簡易局に変わ...全文を見る | ||
○平野達男君 そうしますと、過疎地域については当面、普通局、特定局、簡易局がありますが、これは全然変わらないという、そういう理解でよろしいですね。 | ||
○平野達男君 分かりました。 当面というのは、じゃ具体的にはどれだけの期間を指しますか。 | ||
○平野達男君 民間会社であろうが特殊会社であろうが何でもいいですよ。法律を定めたら法律をどのように運用するかというのは、法律を作って課すわけですから、今その運用についてどのようにやるかというのを審議しているんですよ、今。だから、それは真摯に答えてくださいよ、この点に関しては。 ...全文を見る | ||
○平野達男君 想定です、はいどうぞ、失礼しました。 | ||
○平野達男君 過疎地域についての規定がありますね、現行水準を維持すると。ところが、過疎地域というのは人口がどんどん減っていくと思います。現行水準の維持というのはいつまでもつんだろうかということを聞いているわけです。総務大臣から見てどのぐらいまでもつんだろうかということの見解を。 | ||
○平野達男君 まあその三年ごとの見直しというのは法律の中でも位置付けられています。その三年ごとに見直しして、この施行令の基準に合致しているかということを、今の郵便局の設置状況が合致しているかというのを見ると同時に、その設置基準の見直しも三年ごとにやっていくという、そういうお話です...全文を見る | ||
○平野達男君 それは是非考えていただきたいと思います。 私は、もう繰り返しになりますけれども、これは、過疎地域というよりも、過疎地域等を始めとした七法指定地域ですね、いわゆる条件不利地域だと思うんですが、その地域というのは、これも将来的に変わるかもしれませんが、変わる以前に、...全文を見る | ||
○平野達男君 まだまだ質問したいことがございますけれども、まだたっぷり審議時間残っていますので、また後日とさせていただきます。 | ||
08月01日 | 第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第11号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。 今日は四人の公述人の皆様方、どうもありがとうございます。また、地方公聴会、本県岩手県で開催されますことを、委員各位に改めてこの場をおかりしまして御礼を申し上げたいと思います。 まず最初に、藤原公述人にお伺いしたいと思...全文を見る |
○平野達男君 どうもありがとうございました。 坂下公述人にお伺いします。 公社化になって仕事の内容がどのように変わったか。それからあと、内容というよりも、仕事をやられて意識がどのように変わられたかという問いに置き換えたいと思います。それからあと、率直に言って、その地域の方...全文を見る | ||
○平野達男君 ありがとうございます。 斎藤公述人にお伺いします。 斎藤公述人は、岩手銀行の頭取もやられまして、先ほどの発言は金融という観点からいろいろ発言がございまして、そのとらえている問題意識も実は私どもの問題意識とかなり同じだなという意識を持ちました。 それで、質...全文を見る | ||
○平野達男君 私はもう全くそのとおりだと思ってまして、これはもう悪くしますと、先ほど民業圧迫という言葉は当たらないんだよというお話がございましたけれども、言葉遊びをするつもりはありませんが、恐らく地方の銀行、いわゆる第二地銀、あるいは地方銀行、それから信金、信組、農協、かなりの脅...全文を見る | ||
○平野達男君 よく分かりました。どうもありがとうございます。 そろそろ時間がなくなってきたんですけれども、今いずれ、私なんかが個人的に言うと、今回の民営化法案の中での問題というのはやっぱり二つありまして、一つは、おらほの郵便局、なんじょなるなべなという、公用語で言えば、私たち...全文を見る | ||
○平野達男君 今度は分かれて郵便局会社というのができまして、それが今の郵便局の職員あるいはそこにあるいろんな建物なんかも全部管理をするという会社になるんだろうと思うんです。で、そのネットワークというのは、これは基本的に法律でそれを維持しなさいということが義務付けられます。ところが...全文を見る | ||
○平野達男君 どうもありがとうございました。 | ||
08月02日 | 第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第12号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。 まずもって、永岡洋治衆議院議員が亡くなられました。心から御冥福をお祈りしたいと思います。私は、農水省時代のときは二年上の先輩でございました。 今日、郵政民営化法案の審査でございますけれども、今日は修正案提出者として山...全文を見る |
○平野達男君 先ほど言いましたように、一般市民がいろんな情報を基にして、検察当局からいただいた情報を基にして判断した議決でございます。それから、八人以上でありますから、これ、あるいは全会一致だったかもしれません。こういう問題は、これは、これを受けて検察当局も再捜査に乗り出すという...全文を見る | ||
○平野達男君 総理にお伺いします。 一般論で結構です。この起訴相当という議決はどのように受け止めるんでしょうか。一般論としてで結構でございます。 | ||
○平野達男君 小泉総理は国民政治協会に関しての迂回した政治献金はないということを委員会で何回も答弁されております。この起訴相当という議決ができたこと、出てきたことを受けて、再度調査してみるという、そういうおつもりはありませんか。検察はこれは再捜査やります。 | ||
○平野達男君 一般国民がこういう議決を出したということについては、もう少しこれ真剣に受け止めてもいいんじゃないですか。これはいずれ民主党も、これ衆議院でこの問題についてはずっと追及しておりますけれども、今日はこれ以上この郵政問題で、この郵政の委員会でこの問題を扱うわけにはまいりま...全文を見る | ||
○平野達男君 法案が出てきて、その法案がいいか悪いか、問題点がないかを審議するのは国会です。私がお聞きしたのは、国会で審議をしてそれは反対だと言っていることがなぜ倒幕、いや、倒閣運動なのかということをお聞きしたんです。反対だと言って、後、それをどのように総理が受けて、不信任として...全文を見る | ||
○平野達男君 おっしゃるとおり、民主党は常に不信任を突き付けています。だけれども、私が言っているのはそういう問題じゃないんですよ。こういう法案を真摯にやっているときに、これは倒閣運動だと。これは与党の確かに議論ですよ。法案の中身をそっちのけにして、あるいは、これは内閣を打倒するた...全文を見る | ||
○平野達男君 次の質問に入りますけれども、この九十八条、次の質問というか、次の質問に入る前にちょっと一点確認をさせていただきます。 郵便貯金銀行は、銀行業の免許を付与される場合に九十八条で、これは郵政民営化法案の九十八条なんですが、業務の健全、適切かつ安定的な運営を維持するた...全文を見る | ||
○平野達男君 私は条文上の解釈を聞いたつもりであります、条文上を。 もう一度読みます。業務の健全、適切かつ安定的な運営を維持するための基盤となる代理店が継続的に設置されていること、これは銀行の立場に立って書いてあるんです。 今の竹中大臣の答弁にもありましたように、郵貯銀行...全文を見る | ||
○平野達男君 ですから、竹中大臣の答弁はあたかも金融サービスの方に力点を置いていますが、法律はあくまでも銀行の経営の立場に立って書かれているんですよということを言いたいわけです。だから、裏腹として、それが金融サービスというのは分かります。しかし、答弁の仕方が力点が違うということを...全文を見る | ||
○平野達男君 法律上のです。 | ||
○平野達男君 全くそのとおりです。これはユニバーサルサービスが課されるというその観点から整備されたネットワークです。 じゃ、しからば今度は郵貯銀行、郵保会社は何になるか。これは民間会社になります。これはユニバーサルサービスを課されていません。それは結果として国民にサービスを提...全文を見る | ||
○平野達男君 どうも私の質問に本当に答えていただけませんね。 郵便のユニバーサルサービスは法律で義務付けますから、これは何としても確保されなければなりません。これは当たり前なんです。私が議論しているのは、郵貯銀行、郵保会社の話をしているんです。 今、例えば都市銀行、総資産...全文を見る | ||
○平野達男君 竹中大臣は経営者の判断、経営者の判断って何回も言います。ところが、一点、経営者の判断って言わないところがあるんです。それは、ネットワーク価値があるというあなたの判断を言っているんです。ネットワークにどれだけの価値があるかという判断は、これは正に経営者がやる話じゃない...全文を見る | ||
○平野達男君 大変的確な答弁ではなかったかと思います。 私は、メガバンクは間違いなく郵便局ネットワークをねらっていると思います、代理店契約をねらっていると思います。これだけのネット網ですよ、二万五千じゃないですよ、私はメガバンクはその中で拠点を選んでやってくるんじゃないかと思...全文を見る | ||
○平野達男君 今の竹中大臣の答弁も移行期間中の答弁なんですね。ちなみに、民営化委員会というのは十年後以降はなくなります。私は、繰り返しながら答弁していますけれども、十年以降の話をずうっとしてきたつもりです。だから、ここもやっぱり議論がなかなかかみ合わないところなんです。 私は...全文を見る | ||
○平野達男君 大変素直な答弁で結構であります。 これは、答えは十兆円です。これはなぜかと言いますと、これは谷垣大臣が一番お詳しいんですけれども、今国債は六十年償還ルールになっています。六十年で償還するんです。これは正確に言いますと、十年国債は六十年の中でそれを六期に分けまして...全文を見る | ||
○平野達男君 いや、結構です。 お手元にパネルが、パネルが用意されています。(資料提示)この図をちょっと見ていただきたいんでありますが、青線が、これは家計であります。縦棒がございまして、左側に軸がございますが、真ん中にゼロというのが振ってあります。このゼロから上が、これは貯蓄...全文を見る | ||
○平野達男君 お手元に資料がございまして、パネルもちょっと用意させていただきました。(資料提示)この赤線が長期金利の推移であります。右側が、軸が金利の軸でございますけれども、高いときは七%に近い水準がございましたけれども、最近では一・三八%ということで非常に落ちているということで...全文を見る | ||
○平野達男君 しかも、日本の場合は、これちょっとパネルは結構です、お手元に「各国の国債残高」というのをちょっと配ってございますけれども、日本はGDP比で、これは財投債も入っていますが、一二四%、普通国債だけでも一〇〇%を超える。それから、アメリカは七割です。イギリス、ドイツに至っ...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、言いたいことは、国債発行残高が増えていきます。で、これは政府の見通しですと、十年後は八百九十二とか九百兆になるとかという、そういう見通しもあります。その見通しが正しいかどうかは別として、国債の新発債を相当落とさない限りはどんどん増えていく。そうしますと、何が必...全文を見る | ||
○平野達男君 郵政三事業の在り方を考える懇談会というのがありました。平成十四年に報告書を出しております。大変いいこと書いてあるんです。読みます。郵政事業改革は、郵貯、簡保が大量の国債の消化に直結している現実を踏まえるならば、財政再建計画、国債管理政策、引受国債・財投預託等の償還計...全文を見る | ||
○平野達男君 総理は、答弁に困りますと、全く関係ない話を長々と話されるんですよ。今の答弁もそうですよ。私は、不良債権の処理なんか反対ではありません。しかし、不良債権処理の問題と私が議論しているような問題は全然次元が違います。問題の質が違います。 私は、今までずっと時間を掛けて...全文を見る | ||
○平野達男君 してません、してないですよ。 | ||
○平野達男君 いや、駄目です。そういうふうに言うから駄目なんですよ。 だからそういう、そういう、私の質問をよくもう一回議事録を帰ってよく読んでください。私の議事録をやればあんな答弁にはならないはずですよ。よろしくお願いしますよ。 それで、もう私の持ち時間もちょっとなくなっ...全文を見る | ||
08月05日 | 第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第15号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。多分私が本委員会のこの民主党・新緑風会を代表しての質問の最後になるんではないかというふうに思います。 その前にちょっと、幕末の幕臣に小栗上野介という方がいます。この方は、もう御存じのように、横須賀のドックを造りまして、残念...全文を見る |
○平野達男君 今日はテレビも入っていますし、時間も限られています。 ただ、私が言いたいのは、内閣法制局長官の答弁は、それは法的拘束力ということを厳密に多分説明しているにすぎないのかもしれません。ただ、そこから派生して、何か大臣答弁があたかも軽いものだというふうな印象を与えてし...全文を見る | ||
○平野達男君 私の言いたいことは、ちょっとこれ、こういうことなんです。 内閣法制局長官は、大臣発言に対しての法的効力というものに対する解釈を聞いたんです。だから、答弁を見ますと、これは政令でもない、省令でもない、法律でもない、だからそういった意味での法的拘束力がない、以後、一...全文を見る | ||
○平野達男君 基金があることは知っています。ただ、今その基金は、御承知のように取りあえず二千局ぐらいということでたしか試算をしていると思います。問題は、じゃ、二万四千七百のうち二千、まあ仮にそういう基金で担保されたとして、何で残りのやつがきっちり、経営上しっかりとした委託料が入っ...全文を見る | ||
○平野達男君 郵便局を残さなくちゃならないという、残さなくちゃならないという気持ちはよく分かりました。 ただ、JRと今回の民営化は私は根本的に違うと思っています。何が違うかといいますと、郵便局の、今は、これはたしか山崎先生の指摘だと思いますけれども、無集配局の特定局は七割が金...全文を見る | ||
○平野達男君 だから、そういうところも私も何回も議事録見たんです。常に、持ち合い持ち合いと言っているんですよ。私も、多分そういうことだろうということは頭の隅にはありました。だけれども、そこはぎっちり説明していませんよね。 それからもう一つ、前段の話、竹中大臣、非常に大事な話な...全文を見る | ||
○平野達男君 繰り返しになりますけれども、繰り返しになりますけれども、私どもは法案の審議をしています。法案には細田官房長官が言っているようなことはどこにも書いてない。そういうふうに運用したいという、今の意図を言っているだけです。私らはそんな、そういう、したい云々というのは共有して...全文を見る | ||
○平野達男君 私の言った問題を財政再建問題だけで片付けること自体が問題なんです。私が言いましたように、先ほど言いましたように、国債を二十兆に減らしても一千二百兆まで増え続けますよ、数百年後か何年後か分かりませんけれども。これは六十年償還ですから。十五兆に減らしたとしても九百兆まで...全文を見る | ||
○平野達男君 気持ちは十分、何となく気持ちとして分かったような感じがします。ただ、気持ちだけがずうっとつんのめりになっちゃっている。総理の気持ち、考え方に周りが付いてきていないし、法律が付いてきていない。骨格経営試算も付いてきていない。こういうことが大変な問題だということが私はこ...全文を見る | ||
10月13日 | 第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。 実は、八月五日の最後の総括質疑、小泉総理にも質問させていただきました。あのとき、ほんのわずかではありましたけれども、ひょっとしてこれで小泉総理としてこういう形で質問するのは最後かなと、最後になるかもしれないなという思いも...全文を見る |
○平野達男君 それ聞くと非常にいい話に聞こえるんですが、私は、実際はもっともっとどろどろした面もあるんではないかということで、そっちの方のことを期待したんですが、どうもそちらの答弁はいただけないようなんで、次の質問にちょっと入らせていただきます。 今回の郵政民営化法案なんです...全文を見る | ||
○平野達男君 この点についてはちょっと後ほどにまた触れさせていただきますが、その前にちょっと別な質問をさせていただきたいと思います。 どうも総理のいろんな今まで国会期間中の発言を聞いておりますと、むしろ解散を望んでいたんではないかと、総理自身も、そういう感じをちょっとしてきま...全文を見る | ||
○平野達男君 ちなみに、私は間違いなく解散すると思っていましたし、解散すればこれは民主党にとっては有利だろうと思っていました。だからこそ、絶対これは最後の最後まで法案は通過すると思っていました。ただ、私の欠点は、思考がそこで停止していたことです。それ以上の思考が、全然考えも及ばな...全文を見る | ||
○平野達男君 どうもちょっと議論がかみ合ってないんですね。私は、さきの選挙は圧倒的に与党が勝利だったということは、これは認めます。そうではなくて、郵政民営化の是非を問うた選挙で、国民の投票行動の一票一票を見たときにはこれは半分に分かれていたということについてどのように思いますかと...全文を見る | ||
○平野達男君 対案が出さなかったということについては、それは事実です。しかし、野党は常に対案を出さなければならないという立場にあるとは私自身は思っておりません。私らの方は、この国会の議論を通じて、与党が出した法案にこういう問題がありますねということをきちっきちっきちっと整理をする...全文を見る | ||
○平野達男君 それから、ちょっとまた元に戻りますけれども、竹中大臣はさきの本会議でこういう答弁されているんですね。小泉総理を始め与党の候補者は、同法案の内容についてしっかりと有権者に御説明をして選挙戦を戦ったものと承知をしております。法案の内容についてしっかりと説明したと。本当に...全文を見る | ||
○平野達男君 私は、条文がどうのこうの、各条文の説明するとか、そんなことは言っていません。しかし、今回のやつは四分社化をするとか、四分社化というのはそもそも何かとか、これを説明するとなると本当大変ですよ。そして、郵便局会社を説明するのに私は随分苦労した。それはあなたの説明の仕方が...全文を見る | ||
○平野達男君 来年九月が総裁の任期と聞いておりますが、今の、報道によりますと、小泉総理はそこでもう辞められるというふうに聞いておりますけれども、それは間違いないでしょうか。 | ||
○平野達男君 今回の選挙で三分の二の議席を取ったのは、取ったというのは大変なやっぱり重みだし、総理にもその責任というのはのし掛かってくると思います。では、残された一年間の最優先課題というのは何なんでしょうか、それをちょっと教えていただきたいんですが。 | ||
○平野達男君 いずれその残された任期の中、我々も小泉総理の動向についてはしっかり監視していきたいと思っていますのでよろしく、よろしくお願いしますというのは変ですね、覚悟しておいていただきたいと思います。 それでは、ちょっと話題を変えまして、二院制のことについて総理の見解をお伺...全文を見る | ||
○平野達男君 これも報道によりますと、某与党の幹部の方が、これからは衆議院で可決されたものは参議院は責任持って通すというふうに発言されたと聞いておりますけれども、これなんかも、この発言なんかは私に言わせれば全く参議院の無用論を言っているように、通じる発言だと思っています。 こ...全文を見る | ||
○平野達男君 今の答弁では、移行期間中は政府が責任を持つ、それから移行後は要するに総務大臣が責任を持つ、こういう形ですね。しかし、どういう、何を根拠にして責任持てるんですか。ユニバーサルサービスを要するに義務付けるわけではありませんね。それは行政指導ですか、それとも何ですか。 | ||
○平野達男君 それは強制できるものですか。 例えば、郵便局会社が、移行期間後は、民間金融機関あるいは郵貯銀行から、ここで金融サービスを提供してくださいという委託義務、委託を受けます。郵便局会社は基本的には、前にもこの委員会でも何回でも言いましたけれども、そういう委託があったと...全文を見る | ||
○平野達男君 その説明には、やっぱり私はかなり矛盾があると思います。むしろ私は、細田官房長官が一番最後に答えた、政治の意思としてしっかりやっていくというあの発言の方がまだ私は実態を色濃く反映した答弁だと思います。 ちなみに、竹中大臣のその答弁だったら、基金は郵政公社に預けてお...全文を見る | ||
○平野達男君 私は納得しませんけれども、今の法律の実態を考えれば細田官房長官の方がはるかに説得力あると思います。 ちなみに、本当に竹中大臣の答弁の側に立つと、私どもの、政府が金融サービスを責任持つということですから、民主党の対案、あれは必ずしも十分とは言いませんが、ああいうの...全文を見る | ||
○平野達男君 今回の選挙の結果、小泉総理とはまだまだ議論をできる機会ができたようですから、その次の機会を楽しみにしまして、今日はここで質問を終わらせていただきます。 | ||
10月27日 | 第163回国会 参議院 財政金融委員会 第4号 議事録を見る | ○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。 今日は尾立議員と八十分いただきまして、尾立委員は相当たくさんの質問を用意されまして、是非時間をいただけないかという話がございましたが、好きなだけ使えというふうに言いましたところ、十分間だけ残していただきましたので、谷垣大臣、...全文を見る |
○平野達男君 実際の運用では、例えば目標数値みたいなものを決めて、財投機関債は全体の資金需要の中で何割調達しなさいとか、そういう数値を決めるという考え方は今持っていないということでしょうか。 | ||
○平野達男君 そうしますと、財務大臣はよくベストミックスという言葉を使われますね。そのベストミックスというのはどういう考え方になるんでしょうか。考え方をちょっとお聞かせください。 | ||
○平野達男君 そのディスクロージャーというのは財投機関債を発行しなければできないものなんでしょうか。 | ||
○平野達男君 そうすると、考えようによってはそのディスクロージャーをするために財投機関債を発行する、その財投機関債というのは財投債に比べれば資金調達コストは高い、その差分をコスト負担することによってディスクロージャーをさせているという、そういうふうにも取れるわけですが、そういう取...全文を見る | ||
○平野達男君 ちょっともう時間がなくなりましたんで、この点についてはまた何点か機会を改めていろいろお聞きしたいと思いますが、ちょっと残りの時間を政策コストについて、その活用方法につきまして、私の考え方をちょっと述べさせていただきたいと思います。 政策コストとはちょっと別な概念...全文を見る | ||
○平野達男君 どうも済みませんでした。 ありがとうございました。 |