平野達男

ひらのたつお



当選回数回

平野達男の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野です。  今日は総裁始め皆様方、どうもありがとうございます。  私は、量的緩和政策については、これがいいとか悪いとかということについては必ずしも判断できる能力もないし、今までこれについていろいろ質問をしてきましたけれども、これはどういう考え...全文を見る
○平野達男君 デフレの定義がしっかりしないためになかなかそういう難しい説明になるような感じがするんですが、一般的にはやっぱり今、私は、一般の国民にすればまだまだ物価下落が何となく続いているんでしょうねと、その状態がまずデフレだという認識だろうと思うんですよね。しかし、今のような説...全文を見る
○平野達男君 そこで、量的緩和政策なんですが、これは二つの要素から成り立っているわけですね。  これは、一つ目は、金融機関が準備金制度などにより預け入れを求められている額を大幅に上回る当座預金を供給すること、これは量の概念だろうと思います。二つ目は、潤沢な資金供給をCIPが安定...全文を見る
○平野達男君 ちょっと今の説明で分かりづらかったんですが、まず約束を解除するというのは、今日から約束を解除しますよと、約束って、ごめんなさい、CIPが安定的に対前年比──CPIですね、ごめんなさい、CPIが継続的に安定的にゼロ%以上ですよということで、その状態に達しましたというの...全文を見る
○平野達男君 そうすると、ちょっと言葉にこだわるようですけれども、解除というのは、要するに目標設定をやめますと、それからCPIが、当初から約束しているように、安定的にゼロ%以上になる状態になりましたと、ということを宣言したことをもって解除なんですね。  そうしますと、その後の措...全文を見る
○平野達男君 日銀の当座預金残高が幾らかは市場からの関心が薄れるというのは、私には瞬間的にはちょっとよく分かりません。それはなぜかといいますと、日銀当座預金は五年掛けてゆっくり上がってきたわけです。二十兆とか三十兆とか、ゼロから、三十兆から三十五兆とこう段階的に上げてきたわけです...全文を見る
○平野達男君 先ほど来議論の中にある量的緩和の効果の中に、例えば、市場には潤沢に資金が供給されているから安く銀行から借りられてドルを買ってドル投資しようという、だからこれが円安にちょっと方向に働いているんだという見方とか、あるいは逆に、銀行からお金を安く借りて株に投資するから株価...全文を見る
○平野達男君 それでは、ちょっと角度を変えてちょっと質問をさしていただきますけれども、この量的緩和政策のもう一つの期待される効果ということでフィッシャー効果というのがあるというふうに、これは学問的な話なのかどうか分かりませんが、要するに、名目金利は実質金利と期待インフレ率との和で...全文を見る
○平野達男君 よく分かったような気がします。  ただ、ここまでというか、繰り返しになりますけど、三十兆から三十五兆まで積んだと、あの量というのは、確かにシステミックリスクを解除する、回避するという意味では大きな役割を果たしたということだと思うんですが、このいわゆるフィッシャー効...全文を見る
○平野達男君 じゃ、先ほどの量的緩和政策解除のそのプロセスの話にちょっと、プロセスというか、宣言した後の経過措置というんですか、そこの話にもう一回ちょっと戻りますが、量的緩和政策解除をしますよというふうに言った後、結局、日銀当座預金を縮小する方向で資金を吸収しなければならない。じ...全文を見る
○平野達男君 じゃ、ちょっと時間も迫ってまいりましたんで多分最後の質問になるかと思いますが、まあ日本経済は順調に回復しているということは、平均レベルでは確かにそのとおりだろうと思います。設備投資なんかもどんどん増えていますし、雇用者所得はまだ増えているとは私は思いませんが、平均値...全文を見る
○平野達男君 終わります。
03月06日第164回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○平野達男君 平野達男でございます。  残余の時間を使いまして質問をさせていただきたいと思います。  午前中、我が谷委員が小泉総理と吉田松陰の「志士は溝壑に在るを忘れず」という言葉をめぐってかなり意味のある議論がされたと思います。これは総理は所信表明演説のときにも引用されまし...全文を見る
○平野達男君 まあガセネタだということですね。分かりました。  それでは本題に入らせていただきますけれども、今の、最近の最大の話題は何といっても日銀の量的緩和解除をやるかどうかであります。  御承知のように、日銀は金融調整の目標を金融機関が日銀に預ける当座預金の残高目標に設定...全文を見る
○平野達男君 今の答弁の中で、私一言だけ申し上げさせていただきますけれども、日銀総裁も今日来ておられます。日銀政策委員もおられます。だれ一人として、慎重にこれを判断しない人はいないと思いますよ。そんなものは分かり切った話なんですよ、これは。  そこで、今の答弁、総裁の答弁の中で...全文を見る
○平野達男君 経済財政担当大臣にお聞きしますけども、デフレ脱却デフレ脱却という言葉が随分使われます。実は私も、意識するとしないとにかかわらず、あちこちで使っています。しからば、しかし、デフレ脱却というのは何をもってデフレ脱却というのか、その考え方と、だれがデフレ脱却というふうに今...全文を見る
○平野達男君 大臣の所見は分かりました。  内閣の中でどういう、だれが最終的にデフレ脱却を判断するのか、どういう考え方で判断するのかということをお聞きしたんです。
○平野達男君 ところが、先ほど総理もデフレ脱却はまだだと言っているんです。それから、竹中大臣もデフレ脱却はまだだと言っています。中川政調会長もデフレ脱却はまだだと言っています。そうすると、みんなそれぞれ違った感覚でデフレ脱却ということを言っているということになりますね。これは議論...全文を見る
○平野達男君 今の答弁は、衆議院の予算委員会で答弁したとおりの答弁ですね。ただ、これを繰り返しますと、いろんな要素を言っているわけです。需給ギャップ、ユニット・レーバー・コスト、あるいは消費者物価やGDPデフレーター。で、ある与党の委員が、それじゃ、例えばその中の二つの要素で、G...全文を見る
○平野達男君 理事会でいいんですよ。
○平野達男君 そこで、今までこの量的緩和を続けてきたいろんな余波というか影響がありまして、一つの見方として預金者にどれだけの影響が出てきたか。これは、実は先般の参議院の財政金融委員会で我が方の大塚委員が質問いたしました。これは前提条件においていろんな、よって数字が違いますが、過去...全文を見る
○平野達男君 財務大臣の発言としてはよく分かるところであります。  そこで、私は、いろんな閣僚の方々がデフレ脱却はまだだな、慎重にやれというような発言しているというのの背景には、どうも二つあるのかなと。一つは、本気に量的緩和解除をやってほしくないという人。それからもう一つは、も...全文を見る
○平野達男君 念のために総裁にもお伺いしますが、総裁の側から政府に何か御注文はございますかというようなことをお聞きするという、そういう御用意はあるでしょうか。
○平野達男君 私は、冒頭の総理の答弁に戻りますけども、確かにいわゆるゼロ金利解除をめぐっていろんな評価があります。政府の反対を押し切って日銀が間違った判断をしたとか等いろいろ言われています。確かにそうだったかもしれません。しかし、同時に、こういう政策には私は、政府、日銀一体と言っ...全文を見る
○平野達男君 総理とはもう何回も何回もこういう形でやり取りさせていただきましたけれども、初めて私の言うことを認めていただきまして、ありがとうございました。  それでは、総裁、大変お忙しいところ、ありがとうございました。  委員長、よければ、もう私は結構でございますので。
○平野達男君 それでは、三位一体改革の話に移ってまいりたいと思いますが、その前に総理にもう一度確認したいことがございます。  実は、量的緩和の解除が議論されるほど日本の景気というのはひところに比べればやっぱり良くなったんだろうと私も思います。ただし、格差は私自身は相当あると思っ...全文を見る
○平野達男君 それに関連してもう一問、もう一問お伺いしますけれども、総理の在任中、新発債というのは大体三十兆を超える新規国債をずっと発行し続けました。十八年度でわずかに三十兆を割るという国債なんですが、それでもかなりの高い水準です。そのせいもありまして、国債発行残高は随分増えまし...全文を見る
○平野達男君 この国債の発行につきましては、私も、予算委員会でありましたか財政金融委員会でありましたか、どっかで、忘れましたけれども、いわゆるマクロ観点から見ればISバランスで説明するのが一番いいんじゃないだろうかということで言ったことがあるかと思います。つまり、本当に、税収とい...全文を見る
○平野達男君 まあいずれ、小泉内閣の負の遺産になるということを言うつもりはありません。いずれ、これからの財政再建は待ったなしだと私は思っています。どういう決断をするか、繰り返しになりますけれども、本当にしっかりとした判断、強いリーダーシップ、そういったことを、そういったものを持っ...全文を見る
○平野達男君 三位一体改革は、今お話しのとおり三つあります。補助金改革、税源移譲、そして地方交付税改革、三つであります。  その一番目の補助金改革なんですが、確かに四兆円補助金を削減をいたしまして、七千億を交付金化ということをやったようです。しかし、その内訳見ますと、もう御承知...全文を見る
○平野達男君 まあ直接的な表現はないということでありまして、今のお話の中でも間接的な表現はなかったというふうに私は理解しています。  そこで文科大臣にお伺いしますが、補助率を、補助金改革と言っていますから、二分の一から三分の一に下げたというのは、これは多分半恒久的措置として、半...全文を見る
○平野達男君 今のお話を聞いていますと、この義務教育国庫負担というのは一種の定額補助金制になっていますね。それで、裁量増とか権限とか言っていますが、それは要するに義務教育の国庫負担金とは一切関係なくて、その枠組み自体はもうがっちり文科省が持っているわけですから、裁量制とか何かもう...全文を見る
○平野達男君 私、税源移譲をやったということを否定しているわけではありません。これは確かに大きなことだと思います。問題は、その中身なんです。ちょっと、そのやり方なんです。  そこで、以下、この中身について入っていきますけれども、先ほど言いましたように、三兆円補助金して税源移譲し...全文を見る
○平野達男君 まあ国民健康保険については確かに議論がありますけれども、私の言いたいのは、枠組みが政府を握っているという意味において裁量性がないと。それは、そういうものを税源移譲したとしても、本来の趣旨に反するという意味では一・八兆だと思っています。  それから、三兆を税源移譲し...全文を見る
○平野達男君 最後の留保率の問題は、本当、財政力の弱い地方にとっては大変有り難い措置だと思います。  そこで、今回の地方交付税改革、何が行われたか。私流にちょっと、いろいろこれから生徒に教えるように分かりやすく、ちょっといろいろ講義をしてみたいと思います。(資料提示)  地方...全文を見る
○平野達男君 その程度の反論でいいですか。総理、何かございますか。
○平野達男君 今の谷垣財務大臣と竹中大臣の答弁の中には、今までに説明したことのない、この国会で答弁されたことのない答弁が一杯あったと、何点かあったと思います。  私は、それを率直にやっぱり言うべきだったと私は思っています。これは議事録を精査していただければ分かります。今のような...全文を見る
○平野達男君 まあ、それをめぐっては、最後まで私は総務大臣と財務大臣の中に見解の相違があったし、地方はどちらに向けて判断すればいいかというのは分からなかったと思うんです。私が言いたいことは、そういう見解が分かれていたやつが結局財務省というか、結果的に見れば財務大臣の言うとおりにな...全文を見る
○平野達男君 競争力があって競争のできる人はどんどん競争してもらったらいいです。で、そうやって力のある人が社会を引っ張る、大事です。しかし、同時にですね、競争したくてもできない人もいる、いわゆる弱者ですよね、本当にね。ましてや地方の高齢者というのは日本が高度経済成長してその名残の...全文を見る
○平野達男君 ないですよ。
○平野達男君 不交付団体というのは地方交付税の財政効率の問題を言っているのであって、財政効率の問題については私は認めます。認めますけれども、そういう視点が大事だということを言わしているわけで、また長々と答弁することは勘弁してくださいよ。どうぞ。
○平野達男君 まあ総理の頑固さもここまで来ればもう立派なもんですよ。まあ私の言ったことをそうですねと、そういう面もありますねって言えば済む話なんですよ、これは。それをああでもないこうでもないとやってもう本当に無駄ですよ、これ時間の無駄。  本当に総理、頑固ですね。頑固で頑固で、...全文を見る
○平野達男君 本当に自治体の破綻法制みたいなものを検討するとかですね、自治体にとってみたら何をやるんだろうかという、そういうテーマ設定もされていますね。  提案ですけど、是非そこに参議院議員平野達男を入れてください。どうでしょうか。
○平野達男君 総理は今にっこり笑って、いいんじゃないかという顔をされていましたけれども、まあ総務大臣がそういうことであれば、まずよろしいと思います。  そこで、大分ちょっと時間がなくなってまいりました。地方三位一体改革については、私は、総括からいえば先ほどのような総括で、言って...全文を見る
○平野達男君 いや、いいです、いいです。  私は、全頭検査というのは当時の武部大臣の大英断だったと思っております。で、あれは本当にいい措置であったと思います。  しからば、なぜああいう措置をとったのか。実は当時、私は参議院のまだ一回生で、所属が自由党でした。それで、BSEのそ...全文を見る
○平野達男君 科学的知見ですね。  多少誤解を招く言い方になりますが、背骨が付いているとしても、これは科学的知見からいったら安全です。だから、アメリカは安全だと言っているんです。だけれども、科学的知見じゃないんです。消費者は、やることをやっていないじゃないかということに対して不...全文を見る
○平野達男君 まあ今の答弁の中で一点だけ気になるのは、リスク管理についてはそれ相応のことがやれたんじゃないかということをおっしゃいましたけれども、私は、リスク評価はこれは食品安全委員会でやりました。しかし、その後の本当のリスク管理はアメリカに任しちゃったんですね。日本はこういう条...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、今の答弁の中で国民への開示というのがありましたけども、アメリカに何を聞くかということも、これはアメリカに出す前に公表するということですか。
○平野達男君 分かりました。  是非そういう形で、まずはそこからステップでしょうから、きちっきちっとした手続を国民に、消費者に分かりやすくやっていくということが非常に重要だということを改めてちょっと申し上げておきたいと思います。  それから、大分時間がなくなりましたけども、鳥...全文を見る
○平野達男君 時間が過ぎておりますが、一分でまとめます。  あと、中川大臣、是非WTO交渉、頑張ってきてください。  それから、最後にまとめですけども、実は民主党は今本当に大変な状況になっています。政権交代できないんじゃないかという話がありまして、後で片山幹事長が質問に立つよ...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  まあ、いずれ政権交代はやっぱり絶対必要でありますし、民主党も今からこれは再生の道に入りましたから、多分再生の道は早いと思います。是非、与党も自公政権という長く続いたその妖怪の首を今度はゆっくり洗って待っていていただきたいということを申し上げて、私...全文を見る
03月16日第164回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○平野達男君 平野でございます。総務委員会で初めて質問に立たしていただきます。  今日は是非質問さしてくれということで同僚議員に無理やりお願いしましたところ、やってくれという快諾をいただきましたんで、残りの時間をちょっと使わせていただきまして、今日は地方財政計画と、それから、こ...全文を見る
○平野達男君 ありがとうございます。  そこで、この交付必要額を更に分けますと、地方交付税、いわゆる法定五税分と、これでは足りないということで財源補てんというのをやります。これが地方財政対策になってるわけですね。  そこで、もう一枚めくっていただきますと、この交付必要額が、こ...全文を見る
○平野達男君 後段の部分は、これはもう今の特交制度をそのまま残せばいいと思います。  で、私のあれは、そう、まあ竹中大臣の答弁と若干似て非なるものがあるのは、私の主張は、まず背景には、やっぱり国家財政の、国家財政というか、圧縮圧力が非常に地方交付税交付金に掛かってきていると。こ...全文を見る
○平野達男君 まあこの件については、また機会あるごとにいろいろと聞いていきたいと思います。  次の点なんですが、景気の回復、全国レベルでは設備投資が増えてきたり、あるいは雇用者報酬も全国レベルで見ると若干上向きになってきたということで、平均値で見た場合には最悪の状況から比べれば...全文を見る
○平野達男君 これから人口減少社会に入るというふうに言われていますけれども、その人口の推移見ても、やっぱり大都市、東京を中心として人口の減少幅というのは、人口減少は、失礼しました、人口は減る方向じゃなくて微増の方向にいるわけです。地方は、人口はどんどん減っていきます。だから、住民...全文を見る
○平野達男君 私の言った、例えば補助金を補助率で調整するというのはあくまでも一手法です。根っこは、これから景気回復基調に多分私は入ってくるし、入らせなきゃいかぬと思うんですが、その間の中で大分格差が出てくると。その中の調整を、やっぱり何らかの仕組みをビルトインしていただきたいとい...全文を見る
○平野達男君 前向きの発言だったんで、そのとおりやっていただきたいと思いますが。  二十一世紀ビジョン懇談会ですか、まあ正直言って私余り、この間の予算委員会でも言いましたけれども、余り信用してない。高橋千秋さんと平野達男さんを入れてくれたら信用しますけどね。それは、この間は予算...全文を見る
○平野達男君 確かに、そのストックの概念というのは大事だと思います。そこは同意いたします。  ただ同時に、もう一つだけ言わしていただきますと、今自治体は、実は私の岩手県でも財政再建団体に指定されるかもしれないという自治体があるんです。実は、こういう自治体に、まあ全国にたくさんあ...全文を見る
○平野達男君 今日は時間を与えていただきまして、ありがとうございました。
03月22日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。  今までの広田委員の国と地方とのいろんな議論を聞かせていただきまして、是非私からも一言ちょっと申し上げたいことがあります。  国と地方とのことを考えた場合に、地方を総体として考えるということは、非常に私は、これは危険とい...全文を見る
○平野達男君 それでは、国債の話に入っていきますけれども、国債の長期金利というのはここ二、三年は一・五%ぐらいで推移していますが、その前の傾向を見ますとずっと下がり続けてきた。底値で〇・四三%というときも一時ありまして、そのときは国債のバブルなんということで随分騒がれもしました。...全文を見る
○平野達男君 今の与謝野大臣の御説明を踏まえて考えますと、これからもし期待収益率の高い産業がどんどん伸びてくる、それからあるいは、これ後でちょっといろいろ日銀総裁にお聞きしようと思っていますが、国債の一・二兆円の買い切りオペですね、これを変更した場合、例えばこれ下げた場合、あるい...全文を見る
○平野達男君 先ほど谷垣大臣の答弁の中でリスクプレミアムという言葉が出ました。これは与謝野大臣も、先般のうちの浅尾委員との議論の中で、名目金利というのは何でしょうかと言ったときに、最後に、実質金利プラス期待インフレ率ということで、最後にリスクプレミアムでございますと付け加えられた...全文を見る
○平野達男君 今の議論は、プライマリーバランスが仮に均衡されて名目成長率と名目金利が同じであれば、これは多少国債発行残高があったとしても、それはGDP比率の中で一定率になるから大丈夫なんだという例のドーマーの定理に関係する話だと思うんです。  ただ、これについては、これは後で、...全文を見る
○平野達男君 量的緩和政策というのは時間軸を、一つの時間軸を設定して、いつ、ここまでは量的緩和を続けますよという期限を一応設定しました。今回、ゼロ金利については、そういう時間軸みたいなものは今のところ、時間軸は設定しないし、少なくともここまでは継続するとかという、そういうことは考...全文を見る
○平野達男君 与謝野大臣にお聞きしますけれども、与謝野大臣として、日銀のゼロ金利についていつまで継続してもらいたいという、そういう考えというか希望というか、そういうのはお持ちなんでしょうか。
○平野達男君 だけど、その一方で官房長官はああいうことを言っていますからね。このことについてはまた、官房長官、ここにおりませんので、場所を改めてちょっといろいろお聞きしたいと思います。  そこで、先ほど広田委員の質問の中にもちょっと最後の方に一つ出てきましたけれども、国債の日銀...全文を見る
○平野達男君 いや、何のために買い続けるんでしょうかということなんです。変更する必要がないというのは分かったんですけれども、要するに、一・二兆円買うというのはそれなりの政策の目的があるはずです。それがどういう目的なんでしょうかということだと思うんですけど、今の御説明ではちょっとよ...全文を見る
○平野達男君 今までの長期国債は、買上げというのは、この資料によりますと、四千億円が、二〇〇一年の七月までに四千億円でずっと毎月買ってきて、それを漸次こう上げてきているんですね。この上げる段階というのと、いわゆる目標、当座預金の目標残高、これも段階的に上げているんですが、必ずしも...全文を見る
○平野達男君 問題をもう少し限定してちょっとお聞きしますけれども、日銀が長期国債を買うということについては、これはもう資金の供給ということ、これはよく分かります。  問題は、一・二兆円という枠を設定し続けるのはなぜかというのをお聞きしているわけです。つまり、一・二兆円です。一方...全文を見る
○平野達男君 そこで、先ほどの与謝野大臣の、なぜ長期金利が上がらないんですかという質問の中に、二番手に出てきました日銀がやっぱり月一・二兆円を買っているからですという、そういう答弁が、図らずもというかありました。  これは、日銀がその一・二兆円を買い続けている限りにおいては、確...全文を見る
○平野達男君 ですから、今の答弁の中でも、日銀は長期金利に配慮してという、そういうことだろうという財務大臣の話がございましたけれども、先ほどの日銀総裁の答弁の中には、一・二兆円の買い切りについての、そういう答弁というのは何も入ってないんですよね、総裁の答弁の中には。ですから、財務...全文を見る
○平野達男君 その市場に与えるインパクトを緩和するというのは分かります。であれば、私は一・二兆継続というんじゃなくて、これは漸次下げますという選択肢もあるんじゃないかなというふうにやっぱり思いますね、そこは。だから、そこは、これは私の考え方ですから、これは日銀としてそういうふうに...全文を見る
○平野達男君 分かりました。分かったような分からないような話ですけど。そもそも余裕という意味がちょっと私にはよく分かりません。またちょっと勉強させていただいて、別の機会で質問をさせていただくかもしれません。  それと、ちょっと今度はテーマが変わりますけども、やっぱり量的緩和が解...全文を見る
○平野達男君 質問が不明確なんで、私が勝手に答えてしまいます。  それは、何といったって国の借金がどかんと増えてしまったことです。そして、谷垣財務大臣も先ほど言いましたように、金利の変動リスクが物すごく高くなってきている。そういう中で今回日銀が量的緩和を解除して、当面はゼロ金利...全文を見る
○平野達男君 総裁にお聞きしますけれども、これからの金利調整に当たっての財政への影響に対する与える配慮というのは、これはあるんでしょうか。
○平野達男君 いずれ、金利が一%上がったときの財政負担というのが財務省の試算によると一・六兆ということでして、本当に非常に大きなインパクトがあります。で、それがそういう状況にあるものですから、これからの日銀のその金利調整方針というのが国の財政にもダイレクトに影響してくるという意味...全文を見る
○平野達男君 改めてお伺いしますけれども、それでは金融引締めということの定義というのは何なんでしょうか。
○平野達男君 ちょっと今私、またよく、というのは、金融引締めに定義がないというのも、またちょっと予想しない答弁だったですね。そうなんですか。  与謝野大臣、金融引締めにやっぱり定義がないというふうにお思いになりますか。
○平野達男君 はい、まず取りあえず分かりました。  そして、前にもこれお聞きしたんですけれども、日銀当座預金残高の目標値を漸次上げてきたわけですけれども、改めてお聞きしますけれども、この残高というその数値そのものにどういう意味があったのか、これは前に総裁にお聞きして、これは御答...全文を見る
○平野達男君 今のお話の中で、その量の多さというのが、その当時の、その時折の金融状況の深刻さを表すんだという、そういう御説明だったと思います。  しからば、三十―三十五兆に上げた時点というのは、これはかなり深刻な状況だったということなんだろうと思います。それをこの手持ちの資料で...全文を見る
○平野達男君 ちょうど今、そのお話御紹介いただきましたんで、それに関連して質問しますけれども、正に、実は私、日銀政策決定会合の議事録というのは最近まで読んでなくて、ある人に言われて、読んでみろと言われて、ずうっとたどってみました。  そしたら、二〇〇五年の四月に初めて、今まで全...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  その議事録を読みますと、一番最初は何か、まだ踊り場だからここの政策変更は駄目なんだというような、そういったことを発言される方もおられました。  だけど、踊り場はいつまでも続いているわけじゃなくて、この三十、どこかで踊り場は終わって、景気回復の、...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、ちょっと次の質問に、今度は日銀の量的緩和解除からちょっと離れまして、先般うちの峰崎委員が与謝野大臣に、日本の経済構造ということで、済すみません、これは通告申し上げてませんのでちょっと恐縮ですけれども、プラザ合意以来の日本の経済構造の変革ということについての...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  ちょっと時間がなくなってきましたので、最後の質問に入らせていただきたいと思います。  総務省の審議官は見えていますね。  今回の税制改正の中で、いわゆる税源移譲に関連しての所得税と住民税との税率の割合の見直しがあります。その中で、あわせて、税...全文を見る
○平野達男君 時間になりましたから財務省にはお聞きしませんが、いずれにせよ、今回の措置というのは、六千億ということが答弁がございましたけれども、対症療法的にまずやるということなんですね。私の質問は、やっぱり法定五税というものがそもそも何で、どういう枠組みの中で決まってきたか、その...全文を見る
03月27日第164回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。  いよいよ十五日間にわたって行われた予算委員会の審議も締めくくり総括ということになりました。今日は、主として財政再建その他に焦点を絞りまして、その他にというのを入れたら焦点絞れるのかどうかという感じもしますが、ちょっと質問させ...全文を見る
○平野達男君 片道らしい極めて短い答弁ですね。  この量的緩和の解除が終わりますと、次はいよいよデフレ脱却ということが併せて大きな焦点になってくるかと思います。そこで、この今の現下の経済の状況それからデフレ脱却の出口に向けた道筋、総理はどのようにごらんになっておるでしょうか。
○平野達男君 構造改革と経済財政の中期展望、いわゆる二〇〇五年度基本指針というんでしょうか、これにデフレのことが書いてありまして、ちょっと分かりづらい表現をしているんですね。構造改革を推進し、デフレからの脱却を確実なものとしつつ、新たな成長に向けた基盤の重点強化を図ると言っている...全文を見る
○平野達男君 そうすると、二〇〇五年度、二〇〇六年度の二年間でデフレ脱却を目指したものではないと、あくまでも脱却を確実的なものにするための基盤強化だというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○平野達男君 そうすると、マスコミは、小泉内閣は九月までにデフレ脱却宣言したいんじゃないかとかいろんなことを言っていますけれども、そういうことは今のところ頭には、念頭にはないと、そういう理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 なかなか、答弁の裏を読めという答弁なんでしょうか。取りあえずは素直に取っておきたいと思います。  そこで、デフレ脱却の定義ということでございますけれども、これについては三月六日の基本的質疑のときに私が質問いたしまして、理事会扱いという形になりました。三月十五日でし...全文を見る
○平野達男君 委員会ですから、これを今聞いている方は紙見てませんから、それをやっぱり紹介するのが筋じゃないでしょうか。片道ですからゆっくり時間掛けていただいて結構ですから。
○平野達男君 いろんな指標の中で、このデフレ脱却の定義と判断についてどういう指標を挙げられているか、それだけちょっと御説明いただけるでしょうか。
○平野達男君 単純な疑問ですけれども、そんな指標を総合的に見渡して判断できる人なんていますかね。
○平野達男君 そんな指標持ち出してみんなで議論したら話なんかまとまらないんじゃないですか。最終的に判断されるのは多分与謝野大臣だと思うんですが、それは御自身そういう要素をどのように判断されるんですか。
○平野達男君 先ほど桜の開花宣言ではないというふうに言いましたけれども、デフレ脱却というのはそうしたらどういう形で内閣から情報を発信されるんでしょうか。月例経済報告という形なのか、あるいは別途記者会見でもやられてやる予定なのか。
○平野達男君 いや、ですからその判断はどういう形で情報発信をするかということをお聞きしているわけです。
○平野達男君 ちょっとかみ合っていませんが、要は単純な話なんです。デフレ脱却しましたということを国民は何を見れば分かるんですか、何を聞けば分かるんですかということをお聞きしているわけです。
○平野達男君 そういうことを聞いているんじゃないんです。いずれ政府は、難しい判断だけれども、どっかでデフレ脱却ということを言うわけです。それを、例えば月例経済報告という形で出すのか、あるいは閣議決定しました、閣議決定というか記者会見という形で発表するのか、そういうことまで頭の中に...全文を見る
○平野達男君 今の各要素の中の需給ギャップ、消費者物価指数、GDPデフレーター、それからユニット・レーバー・コスト、この四つの要素が重要だとは与謝野大臣は言いませんでしたけれども、この四つの要素が今どういう状況になっているか、ちょっと御説明いただけるでしょうか。
○平野達男君 与謝野大臣に一点だけ確認します。  GDPデフレーターは非常に重要な要素だと私も思っていますし、一般にもそういうふうに思われています。GDPデフレーターがマイナスという状況の中でもデフレ脱却というのはあり得るんでしょうか。
○平野達男君 何ともはやストレートに、質問をストレートにやっているつもりなんですが、答えがストレートに返ってきませんね。もう一度だけお聞きします。GDPデフレーターがマイナスの状況でもデフレ脱却宣言というのはあり得るかどうかということです。
○平野達男君 ここまでるる何でこういうふうにデフレ脱却の定義とか各要素について議論したかというふうにいいますと、今皆さん方お聞きになって分かると思いますけれども、デフレ脱却の宣言、宣言というか定義というのは一応されていますが、どういう形で判断するかというのはよく分からないんですよ...全文を見る
○平野達男君 私が気になるのは政治的バイアスです。タイミングねらって政治的な理由でデフレ脱却をされたらたまらぬと思っています。今のお話でしたら、いかにでも政治的バイアス掛けられる、何にも今説明していませんから。今の御答弁を聞いて、私が、じゃデフレ脱却と、何を見ようかといっても何の...全文を見る
○平野達男君 ですから、識者の意見を伺うのは、デフレ脱却しましたかということを意見を伺ってもしようがないと思います。多分、人によって言い方が随分違いますから。  その中で、デフレ脱却というのはどういう基準で判断しますかというようなことを識者に聞いて、ある程度透明化した形でやっぱ...全文を見る
○平野達男君 いや、ですから、私は何でこの公式見解もらって、何で時間を掛けてこんな質問しているかというと、これで納得していないからです。政府として判断すると言われても、どういう判断で、どういう基準で、どういう考え方というのがさっぱり見えていませんから、私は。多分、聞いている方も見...全文を見る
○平野達男君 この議論、もっともっと続けたいんですけれども、いずれ水掛け論に終わるかもしれません。  ただ、気になるのは、繰り返しになりますけれども、政治的バイアスです。これだけです。これをなくすためにどうすればいいか、それが国民にも見えるようにしていただきたいということを再度...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、デフレ脱却というのは日銀として判断をすることはないと、むしろ政府が判断をして、それに従うという、そういう理解でよろしいんでしょうか。
○平野達男君 安倍官房長官にお伺いします。  官房長官は、十五日か何かの記者会見で、ゼロ金利はデフレ脱却まで続けるべきである、続けてもらいたいという発言をされたということがいろんなマスコミに載っておりますけれども、この真意はどこにあるんでしょうか。
○平野達男君 そうすると、デフレ脱却とゼロ金利の継続ということをリンクさせたわけではないと、こういう御答弁ですか。
○平野達男君 マスコミの報道の仕方が間違っていたということですね。そこで、今ちょっと矛盾をつこうと思いましたけれども、どうもその試みは空振りに終わったようであります。その今のような説明であれば、与謝野大臣のゼロ金利解除を議論するのは早過ぎる、それから谷垣大臣の言う、ゼロ金利解除云...全文を見る
○平野達男君 与謝野大臣は、エコノミストには流派があるというふうにおっしゃいましたですね、エコノミストでしたか経済学者でしたか、流派があるということをこの予算委員会でおっしゃったと思います。竹中大臣はどういう流派に属しておられますか。
○平野達男君 竹中流の流派の中身を聞きたいんですが、まあそんなこと言っている時間がありませんので、その流派という言葉が出ましたんで、私は財政再建の方針をめぐって少なくとも政府内には二つの流派があるんじゃないかと思います。名目成長率と名目金利との関係で、一方で名目金利をちょっと高め...全文を見る
○平野達男君 仮に成長率を高めに設定して余り増税に頼らない流派をそれ行けどんどん派として、名目金利を名目成長率より少し高く設定して余り、失礼しました、成長率を高めに設定し、増税に頼らない方を、増税に、それ行けどんどん派ですね。ごめんなさい、何を言っているのか分からなくなりました。...全文を見る
○平野達男君 いろんな試算を提供するというのはいいと思います。しかし、問題はそこからどうするかでありまして、つまり増税をどのタイミングでやっていくか、どの程度をやっていくか、いや余りやらなくてもいいんじゃないかという判断は、その試算の中からどれを選択するかによって変わってくるわけ...全文を見る
○平野達男君 その複数の選択肢というのは、具体的に言ったら、例えば増税がどの程度必要であるとか、歳出カットがどれだけ必要であるっていうレンジを設けて示すとか、そういう形になって出てくるんでしょうか。
○平野達男君 いずれ、前の基本的質疑のときにも申し上げましたけれども、これからの財政上の最大課題というのはこの膨れ上がった債務をどうやって処理していくかということだと思います。そのためにいろんな今試算をしているんだと思います。試算を出してそれで終わりではなくて、ある方向性、かなり...全文を見る
○平野達男君 別なテーマ、ちょっと関連して別なテーマなんですけれども、GDP比に対する債務残高の比率、これやっぱり私は下げるべき、下げる目標というか、ある一定の目標をやっぱり持つべきではないかと思いますけれども、与謝野大臣、どのようにお考えになっているでしょうか。
○平野達男君 いや、ですから、その比率をある一定の枠、目標を定めるべきではないかという、そういう御質問だったんですが。
○平野達男君 今日はちょっとドーマーの定理とか何かもちょっといろいろ議論したかったんですが、時間がなくなってきましたんで一点だけ申し上げますけれども、竹中大臣はよくザ・デフィシットギャンブルという論文の名前を出しまして、この委員会でもいろいろ御紹介いただきましたけれども、ドーマー...全文を見る
○平野達男君 しかも、このザ・デフィシットギャンブルについてもう一つ言いますと、これはあくまでも、長期的に見れば名目成長率は名目金利よりも高いんだという前提で議論しているんです。アメリカがそういうデータがあるからということで。だけど、日本の場合はそうならないかもしれない。いよいよ...全文を見る
○平野達男君 財務大臣と総務大臣、どうですか。
○平野達男君 三位一体改革は、一連の政府・与党の基本方針なんかを踏まえてやっています。ただ、その政府・与党の基本方針、どこを見ても、補助率の引下げ、それから税源移譲という言葉はありません。それから、税源移譲についても、廃止したものの中でなおかつ継続が必要なものについて税源移譲をす...全文を見る
○平野達男君 先ほどの答弁、各大臣の答弁を踏まえますと、まず仮に税源移譲をやるとしても、義務負担金、義務教の国庫負担補助率、補助金制度はこれ廃止しないと、補助率の見直しで一応決着付きましたんで。それを廃止した上での税源移譲というのは当面ないという、こういう理解でよろしいですね。
○平野達男君 それでは、引き続きまして、公正取引委員会による新聞の特殊指定見直しについて質問をしたいと思います。  まず先に基本的な認識としてちょっと総理にお伺いしておきますけれども、新聞の戸別配達システム、あるいはそれを支える同一紙同一価格制度というのは、これは情報が満遍なく...全文を見る
○平野達男君 同一紙同一価格制度というのはどのように、についてはどのように思われますか。
○平野達男君 後で公取委員長にも答弁いただきますけれども、公取も再販制度は維持したらいいと言っているんです、同一紙同一価格制度いいじゃないかと。ただ、それを民民でやったらいいじゃないかと言っているのが公取の立場です。  総理は今の御答弁の中ではこの同一紙同一価格については答弁さ...全文を見る
○平野達男君 じゃ、初めてお聞きの方もおられるかもしれませんので、竹島委員長、今どういう点で見直し、特殊指定の見直しが必要になっているのかということをかいつまんでちょっと御紹介いただけるでしょうか。
○平野達男君 今の竹島委員長の御答弁は、いわゆる独禁法の法律の体系の中に特殊指定、要するに価格競争をやってはいかぬという法的なその根拠を与えるのはなじまないという、こういう御説明だったと思いますね。ただ、私は言わせれば五十年もやってきて何を今更という感じはちょっとします。それから...全文を見る
○平野達男君 私が言いたいのは、公正取引委員会と新聞業界だけの問題ではないんじゃないかということなんです。  つまり、竹島委員長のおっしゃっているのは、独禁法の法体系になじまないとおっしゃっているわけです。それは多分、法条の問題だろうと思うんです。しかし一方で、同一紙同一価格制...全文を見る
○平野達男君 私は、そのそういう法的枠組みで決めるのがまずいというのは、独禁法の体系の中ということでは理解しますが、少なくとも私は五十年間やってきたというこの実態の中でこれが定着してきたということは、これはやっぱり尊重しなくちゃならないというふうに思います。  この問題は、まだ...全文を見る
○平野達男君 日本の対応は当然適切なものであると、そういう認識だということですね。──はい。  それで、これまでアメリカから報告書が出てきまして、それに対する質問書を出して、また回答が返ってきました。これまでの対応で、どの点がクリアになって、どの点がまだ問題点として残っているか...全文を見る
○平野達男君 今の答弁の中での、なぜこんなことが起きたかということについての説明は私も極めて不十分だとまだ思っていました。是非その点は詰めていただきたいと思います。  それから、食品安全委員会の答申では、何回も出てきますけれども、EVプログラムの条件の下に出荷された米国産牛肉と...全文を見る
○平野達男君 安全基準に日米格差があったんじゃないかと、あるいは安全に対する認識に対して日米格差があるんじゃないかということについては中川大臣も認められていると思います。  このEVプログラムが、基本的にアメリカが遵守するというのは、これはそのとおりだと思います。しかし、日本も...全文を見る
○平野達男君 国会でも再三答弁ありましたけれども、食品安全委員会はリスク評価しかしません。じゃ、そのEVプログラムが日米間の協議でできました、それはどこが遵守するかというのは、これはアメリカが遵守するというのはおっしゃるとおりです。  しかし、繰り返しになりますけれども、今だん...全文を見る
○平野達男君 私は、五年前のBSEの発生以来、消費者は農水省、政府の動きをじっと見ていると思います。今回の問題も、私に言わせれば、これだけ日米間に牛肉の安全の認識に格差があるにもかかわらず、EVプログラムが守られるという前提だけで輸入再開してしまったことです。それが、私に言わせれ...全文を見る
○平野達男君 検疫を一生懸命やられているのは私も承知しているつもりです。ただ、検疫をやる中で、日本人の検査官の中にこの牛が二十か月未満かどうか、以下かどうかというのを多分判断できる人というのはまずいないんじゃないかなと思います。それ、そういう問題があるんです。  何を言いたいか...全文を見る
○平野達男君 御家庭は多分周りがうらやむほどしっかりしていると思います。ただ、しっかりしてないのは防衛施設庁ですね。だから、防衛庁ですよ、防衛施設庁ですよ。是非、談合問題は早く片付けていただきたい。そして、私は今国会で多分省昇格という法律が出てくるんじゃないかと思ってたんですが、...全文を見る
○平野達男君 まあ奥さんに対する公約と同時に、今のも公約でありますから、守っていただくようお願いを申し上げます。  最後になりますけれども、総理、明治維新の話を若干、二、三分ちょっとやらしていただきたいんですけれども、明治維新の幕末、明治維新のときに、奥羽越列藩同盟というのがで...全文を見る
○平野達男君 奥羽越ですから、今の奥州と越後の国ですね、これが官軍に対抗して同盟を結んだんですね。勝てば官軍、負ければ賊軍じゃないですけれども、要するに、もうその当時の国政の状況に認識の違いがあって官軍に対抗した。  で、何を言いたいかなんですが、明治維新というのは薩長土肥の田...全文を見る
○平野達男君 終わります。
04月20日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。  今日、国有財産法の審査、審議でございます。この国有財産法につきましては、中身についてはいろいろ議論のあるところでございますけれども、仮にこれが可決されたとすれば、この法律に基づいてしっかりとした財産管理をやっていただきた...全文を見る
○平野達男君 与謝野大臣の答弁に立てば、この長期金利のある程度の上昇はこれはやむを得ないというような結論もちょっと導かれるんじゃないかなという感じがします。一方で、谷垣大臣の、市場には連続的にこれから、まあアメリカがやっているように短期金利を上げていくんじゃないかというような観測...全文を見る
○平野達男君 今の答弁と先ほどの谷垣大臣の答弁に関連しますけども、今副総裁が答弁された緩和的な金融環境が当面維持される可能性が高いと考えているということについては、谷垣大臣は、ちょっと今手元に資料がないんですが、これが先ほどの話では、どうも市場、マーケットによく理解されていないん...全文を見る
○平野達男君 若干、衝突を期待したんですけども、まあそういうことですね。  じゃ、与謝野大臣に、ちょっと質問通告申し上げてありませんが、ちょっと御見解を賜りたいと思います。  読売新聞に、「安倍官房長官は十八日の記者会見で「日銀はゼロ金利政策で日本経済を下支えしてもらいたい」...全文を見る
○平野達男君 私は、このゼロ金利政策で日本経済を下支えしてもらいたいというのは、気持ちとして何となく分からないわけではないんですが、この逆効果として、余りゼロ金利ゼロ金利にこだわってますと、片っ方で、これは金融緩和状態が続きますから、インフレ期待がどおんと出てくる可能性もある。 ...全文を見る
○平野達男君 ちょっと若干話題が変わるかもしれません。お手元に資料を今日は出さしていただきました。これは「日米のイールドカーブの比較」ということで、最近の趨勢を、これは日銀さんにお願いして作っていただいた資料であります。  日本と米国、一枚目の資料なんですが、見ますと、日本はか...全文を見る
○平野達男君 今の御答弁の中にあった、世界的な資金過剰、それからあと、今原油がまたすごい高値を今出しています。そういう中で期待インフレ率が高くなってきたりすると、またやっぱり金利が上がってくるというような、そういう状況にあるんだろうと思います。  年度当初に二%の長期金利という...全文を見る
○平野達男君 この金利の動向については私もよくウオッチをしていきたいと思います。  そこで、国有財産法とはちょっと更にまた関係のないアイフル問題になりますけども、武藤副総裁は、もう私の方は、委員長がよければもう結構でございます。
○平野達男君 今市場というか、かなり話題になっているのがアイフルの業務停止問題、業務停止命令、それから例のグレーゾーン金利をどうするかという、そのことであります。  そこで、アイフル株式会社が、突然と言っていいんだろうと思いますが、全店業務停止命令が出されたわけですね。その概要...全文を見る
○平野達男君 違反行為があった、いわゆる不法取立てですけども、違反行為のあった店舗については三店と、それから、センターでしょうか、二つ、全部で五店ということになりますけども、この五店というのが、これ立入検査、検査は昨年の六月から十月までにわたって行われていたということなんですが、...全文を見る
○平野達男君 一般論なんてどうでもいい。
○平野達男君 まあ、打合せをしたときよりも一歩二歩踏み込んだ答弁をされました。  今の答弁をそのまま引き受けますと、十店舗だったかどうかは別として、十店舗入ったと仮定すれば、うち五店に違反行為があったと、こういうことになりますね。そうしますと、これは、アイフルというのはまさしく...全文を見る
○平野達男君 一罰百戒。  時々、与謝野大臣が答弁されますと、今のは何だったのかなと思うときあるんですが、まあ今のは分かりました。  要は、百店舗入って五店舗に違反があった、百店舗検査に入って五店舗に違反があったというのと、十店舗に入って五店舗に違反があったというのは全然違う...全文を見る
○平野達男君 そうすると、想定されるのは、こういうことは大分前からかなり頻度高くやられてきたということでありますし、その前提を踏まえれば、今のお話ですと、平成十六年の法改正で取立て違法行為、取立ての違法行為についての規定が入ったということなんでという御説明でしたけれども、その立法...全文を見る
○平野達男君 こういう違法行為がありますと、例えば課徴金制度なんというのは、これは証取法の中にでしたか、あるんですけれども、この貸金業法の中には残念ながら今のところ規定はないということなんですが、しかし、ないからといって、かなり広範にこれだけわたってきて仕事やってきて収益上がって...全文を見る
○平野達男君 後段の話と不法に収益を上げた話というのは、これはやっぱり切り離して考えるべきだと思います。制裁はあくまでも制裁ですから、制裁が発動される前の収益をどうするかという問題は、制裁が発動されたからといって相殺されるものではないというふうに思います。  そこで、これから法...全文を見る
○平野達男君 それで、じゃ、アイフルをちょっと離れまして、次の問題で出てくるのは、先ほどのお話の中で、十六年で法改正をしましたということなんですが、この不法取立て行為が他の消費者金融の中でもやっぱり行われているんじゃないかというのは当然疑問として出てくるわけです。かつて武富士が二...全文を見る
○平野達男君 最後のところがかなめの答弁だったと思うんですけれども、これから緊張感を持ってという言葉がございましたけれども、立入検査をやると。これ、やるやらないはこれなかなか表に言えないということかもしれませんが、これ、やるということだというふうに理解してよろしいんですか。
○平野達男君 いずれ、このアイフルという会社はそれなりのやっぱり収益を上げてきた会社だと思います。同じようなグレーゾーンという金利の中で同じような仕組みで貸金業をやってきて、ほかの会社だけがそういうことをやってこなかったというのはとても考えられない。まあこれは断言する証拠がないか...全文を見る
○平野達男君 佐藤監督局長、お願いします。
○平野達男君 その両方の中で、もしいい方を取るならどんどんこれから業務停止命令出したらいいですよ。これで要するに一生懸命になって問題克服して増収上げるから。  そんな答弁じゃないでしょう、これ。もうちょっとやっぱり緊張感を持ってやった方がいいですよ。全然、だから、緊張感を持って...全文を見る
○平野達男君 今ここで局長をかばったってしようがないですよ。やっぱり私の趣旨はもうとにかく緊張感がないということですよ。  そういうことで少し、ちょっと決意ぐらい少し言ったらどうですか、まともに。
○平野達男君 いずれ、先ほどの佐藤局長の答弁は、そういうペナルティー、業務停止命令を出すことによって収益その他にもそれなりの影響が出るはずであるという答弁にもかかわらず、実態問題としてこういう結果が出ていると。これは会社が努力したということもあるかもしれませんけれども、もうそもそ...全文を見る
○平野達男君 最近、各会社が自粛でコマーシャルの時間をちょっと縮めたとか、そういったことが言われていますけれども、やっぱりまだそれじゃ不十分という感じでしょうか。
○平野達男君 その認識は私も本当に共有します。  ただ、今のところ、強制的にただCMやめろということもこれはできませんし、やっぱり本当に、各会社も今のような大臣の答弁を聞いてもっと真剣にやっぱり考えてもらいたいという気持ちは私も強くあります。  そこで、ちょっと時間がなくなっ...全文を見る
○平野達男君 最高裁の判決というのは、私も詳しく読んだわけではありませんけれども、厳密に運用すべきだということで、十七条、十八条でしたか、そこに記載された書面にしっかりとした記載が必要だとかという、そういう判例ではなかったかと思います。それだけ見ますと、じゃ、その記載事項をちゃん...全文を見る
○平野達男君 いずれ、マスコミでは、今回のアイフルの事件がグレーゾーンの見直しに拍車を掛けたというような見方をしていますですね。しかし、前段のお話を聞くと、アイフルの事件は余り関係なくて、懇談会はある程度早くからやってきて、最高裁判例なんかを踏まえた上で貸金業の在り方について議論...全文を見る
05月30日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。  今、前川委員からかなり鋭い質問が次から次へと出てきました。私の質問も、これからやらしていただく質問は主に不招請勧誘に関しての質問が多くなるかと思います。  そこで、まず冒頭ですが、先ほど前川委員の質問の中に金融先物取引に対...全文を見る
○平野達男君 私も賛成であります。  特に穀物市場なんかについては、例えば大豆の生産の状況がどうなるかなんというのは、これはプロの世界では、例えばこれからの気候の変動とか世界全体の需要なんかを見極めながら多分参加すると思いますが、これが取引業を通じた一般消費者になりますと、そも...全文を見る
○平野達男君 適合性原則がおおよそ適用できない場合にはという、それはずっと衆議院からそういうふうに答弁されていますね。  しかし、先ほど来の前川さんの質問にはもっと分かりやすいことでこの問題に答えているわけです。要するに、プロとアマ、難しい言葉で言えば情報の非対称性という問題か...全文を見る
○平野達男君 基本的にはそのとおりだと思います。  そこで、今大臣の中にいみじくもリスクという言葉が出てきました。実は、私はこのリスクという言葉はここ正に二、三年ぐらいにやっと定着したと言っても、金融とか財政のところにある程度の関心を持って、強い関心を持って臨んでいる人の間の中...全文を見る
○平野達男君 質問を継続したいんですけれども、もう与党いませんから、今日、委員会もうやめましょう。
○平野達男君 私、財政金融委員会、五年間いますけれども、これはもう初めてですよ、この財政金融委員会でこんなこと起こったのは。ほかの委員会で与党が過半数いなくて止まったというのは、例は聞いたことありますし、テレビ中継でも見たことありますけれども、この財政金融委員会ではもう初めてです...全文を見る
○平野達男君 だから、それは法律上当たり前のことを説明しているんであって、例えば書面で提示するとか、こういう仕組みだということは当然これは説明せないかぬですよ。  要は、しかし先ほど、与謝野大臣も文面でいろいろ小さな字じゃなくて分かりやすい字でというお話でありました。一般の投資...全文を見る
○平野達男君 私の質問もかなり抽象的な質問になっていますので、そこにダイレクトに答えるのはなかなか難しいかもしれません。ただ、今の規定を幾ら準用したところで、まず、本当に、私の一つ疑うのは、相手は分かっていないということを利用しようと思ったら幾らでも利用できるんですよ。そういう業...全文を見る
○平野達男君 そのとおりですね。だから、勧誘する側に義務を課しているという、今の制度ではそれはしようがないと言えば、仕組み上そうなっているということ、仕方がないという面もあるかもしれませんが、そういう仕組みになっているわけです。まあ別な言葉でいきますと、また片仮名文字が出てきます...全文を見る
○平野達男君 これだけの業者が出てきたら、業者群としてしっかりとしたコンプライアンス意識を持ってやっているかどうかということに対して農水省と経済産業省は責任持ってやっているというふうに言えますか。そのことをちょっとお聞きしておきます。
○平野達男君 この行政処分の背景を見ますと、いわゆる説明することをしっかり説明していないとか、本当に基本的なことで引っ掛かっている業者ばかりですよ。  そこで、最初の今日の議論の話に戻りますけれども、こういう業者が何も知らない人にこういう取引がありますよということで声を掛けさせ...全文を見る
○平野達男君 与謝野大臣をもってしてもなかなか縦割り行政のあそこから抜け切れないようですね。  私は、金融庁の所管の法律のことについてお聞きしたんではなくて、商品先物も含めた形で一般論として、こういう何回も業務停止命令を受けるような業者、しかも八十三社の中で、繰り返しますけれど...全文を見る
○平野達男君 せっかくの大臣の御要請でもありますから、政府委員の答弁で結構ですから、といっても政府委員しかいませんから、今の問い、なぜ不招請勧誘、今回、法改正に、金融商品取引法の制定に併せて商品取引所法ですかを改正してそれを入れなかったのか、端的にちょっと御説明ください。
○平野達男君 バランス論で議論できるような話じゃないでしょう、これは。今までのこういった議論、ずっといろいろ議論やってきましたけれども。先ほど言ったように、前川さんも言っていますけれども、プロ対アマ、要するに本当に制度を分かっている人の中に、制度自体分かっている同士の人だったらば...全文を見る
○平野達男君 要するに、前段の答弁は業優先なんですよ。つまり、取引業が業をするための、いろんな情報を提供して顧客を広げるという意味において、顧客の立場に立っていないんですよ、今の答弁は。それをあからさまに答弁しているだけですよ。  二つ目。データが七千、四千、だから何だというん...全文を見る
○平野達男君 是非その方向で進めていただきたいと思いますし、私ども、ここは財政金融委員会ですから、本当は農水委とか経済産業委員会に出掛けていってこの問題取り上げなければならないかもしれないんです、するのが多分必要かと思います。ただ、ここに来ますと、やっぱり改めていろんな問題が出て...全文を見る
○平野達男君 いずれ、金融庁さんもそういうことにトライした節はありますから、そこで多分、農水省と経済産業省の徹底的な抗戦に遭って、まあそこまで言うのならもう面倒くさいやということで多分放したんじゃないかなと私は勝手に想像しますけれども。  しかし、事ここに至りますと、やっぱり業...全文を見る
○平野達男君 私も農水省に二十四年いまして、役所の論理というのも分かっています。  しかし、私も五年前に脱藩した身でありますから、旧藩主に余り盾突きたくないんですけれども、是非、国民の視点、消費者の観点、特に、私は本当に、冒頭言いましたけれども、地元に帰りますと、金融の話という...全文を見る
○平野達男君 そうすると、同じ条件で、各社、同じような基準、同じような考え方で出てきた結果であるというふうに理解しているわけですね。
○平野達男君 金融庁の検査の結果を見ますと、明治安田生命だけは別書きで書いていまして、ほかは他の生保会社という形でまとめて書いていますね。これはなぜでしょうか。
○平野達男君 そこでも、私は一つの提案というか考え方としてちょっと提示したいんですけれども、各社をまとめてやってしまいますと、各生保会社がどういう状況かというのは一般の顧客、国民は分からないんですね。それで、この業者はこうだから要するに業務停止命令を出しましたというのは、金融庁は...全文を見る
○平野達男君 だから、そこは難しい判断ですけれども、それも業の立場ですよね。  だから、私は、本当に、金融商品を選ぶのとどの保険会社がいいかというのは、もっとやっぱり消費者というか、国民をやっぱり信頼したらいいと思いますよ、そこの部分は。分からない人は分からない人でありますけれ...全文を見る
○平野達男君 できるだけあいまいにしておきたいということなのかもしれません。  しかし、重ねて質問しますけれども、例えばGDPデフレーターあるいはユニット・レーバー・コストとかと、いろんな指標があります。今、明らかにマイナスであるというのはGDPデフレーターですね。それで、ユニ...全文を見る
○平野達男君 なぜデフレということについていろいろお聞きしているかといいますと、私はもうずっとこれ質問し続けているんですけれども、どうも定義があいまいなままずっとやっぱり進んでいると。一方で、このデフレ脱却が一つの政治的な、何というんでしょうか、意味合いが非常に強くなっているんじ...全文を見る
○平野達男君 今の答弁の中で、デフレの脱却というのは、脱却という宣言をするかどうかは別として、脱却の宣言したことによって経済的な意味合いあるいは金融的な意味合いというのはこれはないんだという答弁だったと思いますけれども、その答弁、私非常に重要だと思います。  これがどんどん、こ...全文を見る
06月01日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。  農林水産委員会は余り来たくない委員会ではありましたが、今回はどうしても質問させていただきたいということで筆頭理事にお願いをして、じゃ、しゃあないかということでちょっと貴重な時間を割いていただきました。  今回の法案は、私は...全文を見る
○平野達男君 私も、基本的には、今までの整理としてはその方向だと思います。  ただ、あえて若干補足させていただきますと、食管の時代では、特に米は生産費所得方式というのを取って、労働を掛ければ掛けただけちゃんとそれを評価して米価を決定されてきた。かつてベトコンという、国会議員の中...全文を見る
○平野達男君 今の答弁はよく分かりました。  つまり、出し手対策も大事でありますし、受け手対策も大事だと。つまり、出し手対策が大事だということは、もっともっと農地を出せということなんです。つまりは、受け方をちょっと変えますと、農業従事者はもっと減っていいということです。  じ...全文を見る
○平野達男君 今、概念上の整理をさせていただきますけども、正にミスマッチの解消なんです。ですから、需要が非常にたくさんあって出し手が不足している場合には、担い手対策といった場合には、今度は出し手対策をしなくちゃならないです。そうじゃなくて、今の農村の状況を踏まえていれば、黙ってい...全文を見る
○平野達男君 私が正解をやるんじゃなくて、この法案を仕組む前提をどのようにお考えですかというのを聞いているわけです。  私は、一番最初にテーマを設定したときには、今、農地流動化という枠で設定をしました。今、農地、水と土とかというお話されましたけども、それで言う意味の出し手対策は...全文を見る
○平野達男君 やっぱり依然として議論かみ合いませんね。私は、今まで、ここで一時から質問に立ちまして、農地法の話は一言もしていません。農地法の話はしていないんです。関連付けて経営基盤強化法とか農地流動化の話はしました。今、私、頭の中に農地法どうのこうのの頭は全くないです。あくまでも...全文を見る
○平野達男君 今の答弁の中で三つか四つぐらいの要素を挙げられたと思いますけども、以下はちょっと私の考え方で進めさしていただきますが、何で担い手が育たないかといいますと、それだけの要するに経営上のメリットがないからという、抽象的な言葉でいけばそれに尽きると思います。それから、今日の...全文を見る
○平野達男君 私のまた先ほどの質問に対しては、必ずしもちょっと的確に答えいただけなかったと思います。キャッシュフローという観点から見た場合にはどういう説明ができるか、それから経済的インセンティブから見たときに担い手にどういう説明ができるか。  今の説明は、この委員会の中では抽象...全文を見る
○平野達男君 農家に対してと言っているんですよ。
○平野達男君 今までの状況でも、例えば利用権設定する、作業受委託でもいいです、まあ利用権設定でいきましょう、して規模を拡大すれば、転作をやって大豆交付金もらいました、麦作安定資金もらいましたと。それは規模を拡大するメリットはあったんですよ。  今回は確かに、多少、品目加算が入り...全文を見る
○平野達男君 昨日、ふるさと農協の門脇組合長が来られたと思いますが、門脇組合長に聞いていただいたらいいと思いますけど、米の品質、米でいい米を作っているのはどういう農家かといいますと、決して規模の大きい農家じゃないですよ。  私のおやじはもう亡くなって五年になりますけれども、もう...全文を見る
○平野達男君 いや、それは制度の説明しただけの話で、本当に負担できるかというのはそれは個々の自治体に聞いてみなくちゃ分からないということだと思います。  だけど、今は御承知のように、地方財政というのはもう、ここで地方財政の話、余り長々するつもりはありませんが、国以上に財政が硬直...全文を見る
○平野達男君 もう常に答弁は必ず肝心のところはぼかしますね。確信的に言えないんですよ、すべて。  私は、先ほど言ったように、補助金については使いますかということに対しては制度の説明があった。それから今の説明も、生産調整を今までより円滑に進めますかという質問に対してはまた制度の説...全文を見る
○平野達男君 方向性につきましては、大臣の方向性というのは、考え方としては一応了解するという意味ではありませんが、分かります。  しかし、繰り返しますけれども、今回の政策の体系の中には私は依然としてやっぱりずれがあると思います。繰り返し言いますけれども、キーワードはやっぱり担い...全文を見る
06月13日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。  冒頭、先ほど、私は、大久保委員と日銀総裁のやり取りを聞いていまして、大久保さんがびっくりしたと言いましたけれども、私もやっぱりびっくりしました。  私は二つちょっと問題があるんではないかというふうな感じがしました。  ま...全文を見る
○平野達男君 二点目の、じゃ、どうでしょうか。
○平野達男君 私は、本当に議論しなくちゃならないと思います。日本銀行という、本当極めて責任性の高い、かつまた日本の金融全体に多大なる影響のある機関の最高ポストであります。そういう方がどういう資産を持っておられるのか、今までどういう投資をやられてきたのかということについてはしっかり...全文を見る
○平野達男君 いずれこの問題は制度論としてやっぱりしっかり議論をする必要があるんじゃないかということを痛感いたしました。  それでは、通告申し上げたテーマに従ってちょっと質問に入りたいと思います。  まず一点目は、先ほど大久保委員が質問をされました株価の動きに関連しての質問で...全文を見る
○平野達男君 いや、先ほど日銀総裁はそれに関しての答弁をされましたんで、あえて繰り返ししてはお聞きしません。関連して後ほどお聞きしたいと思います。  それで、実はこの量的緩和の解除がされる前に、一部エコノミストなのかアナリストなのか知りませんが、この解除に伴って株価の下落が起き...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  ちょっと通告申し上げてなかったんですが、ちょっと別なテーマに入りたいと思いますけれども。  先般のこの委員会で、デフレの問題をちょっといろいろ質問をいたしました。与謝野大臣は、デフレデフレと大騒ぎする段階じゃないんだと、役所の言葉や定義だとまだ...全文を見る
○平野達男君 私がもう一つ懸念するのは、一つ懸念するのは、どうも、閣僚がああいう答弁を繰り返せば繰り返すほど、つまりデフレの脱却というのはゼロ金利の解除とイコールなんだというニュアンスを市場に与えているんじゃないかという感じがしてしようがないんです。少なくともこの委員会の中ではデ...全文を見る
○平野達男君 いずれ、これは私が心配してもしようがない話かもしれませんが、当初、デフレは、もう政治的、意図的に早く脱却宣言するんじゃないかということの心配したんですが、最近では逆に、ゼロ金利解除をさせたくないためにわざとその判断を遅らせているんじゃないかみたいな、そういう憶測も出...全文を見る
○平野達男君 それでは、次の質問に入りますが、ちょっと質問の順番を変えまして、主要行の不良債権比率の話についてちょっとお聞きをしたいと思います。  主要行の不良債権比率につきましては、もう御承知のように、金融再生プログラム、平成十四年十月に出されたものでありますけれども、この中...全文を見る
○平野達男君 目標を設定したわけではないという御答弁だったと思うんですけれども、平成十七年の十月に主要行等向けの総合的な監督指針というのが出されていますね。その中の七十四ページに、主要行全体として不良債権比率が平成十七年三月末の水準以下に維持されることが重要という記述があるんです...全文を見る
○平野達男君 性格のものではないといっても、これだけ明確に書かれていれば、主要行としてはこれは目標としてとらえたというふうに私は認識しなくちゃならないというふうに思います。  その中で、その延長線上の中でちょっと疑問が出てくるのは、じゃ、そうすると、不良債権比率というのは本当に...全文を見る
○平野達男君 不良債権比率を下げようと思ったら、単純な話、優良企業だけ相手にしていればいいわけですね。今、日本経済は回復の途上にあるということが言われています。そのとおりだろうと思います。超優良企業を別として、本当に業績の上がっている企業だけを相手にしてやればこれは不良債権はもう...全文を見る
○平野達男君 今の大臣の御発言の中にもありましたけれども、第二地銀とか地方銀行というのは不良債権比率下がっていますけど、まだ五%以上なわけであります。これは多分、リスクをそれだけ取っているというそのことの結果だろうと思うんです。  先ほどの話の繰り返しになってしまいますけれども...全文を見る
○平野達男君 主要行の平成十七年三月期決算状況、この間、これは我が部会で金融庁から説明を受けた資料であります。この中に不良債権比率という項目がございまして、十三年三月期決算以降、不良債権比率二・九%、以降も引き続き資産の健全化が進捗ということで書いてありまして、このペーパーだけ見...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、次のテーマに移らせていただきます。  ここ一年ほど金融機関の大きな業務停止命令が随分出ています。金融庁も検察金融庁に変わったんじゃないかとか何かいろいろ言う向きもありますが、最近だけでも例えばアイフルの違法回収に対する業務停止命令、あるいは明治安田生命に...全文を見る
○平野達男君 やっぱり経済の動向に従って金融庁の金融機関を見る、あるいは金融市場全体を見る視点も変わってきたんだという御答弁だったと思いますけれども、そのとおりなんだろうと思います。  特に、もうここ五年間というのは本当に生命保険、例えば生命保険会社がつぶれるんじゃないかとか、...全文を見る
○平野達男君 私は、例えば生命保険会社のさっき話出ましたけれども、生命保険会社にすればいわゆる三利源というのがありまして、費差、死差、利差というのがあるのはもう皆さん方御承知のとおりです。利差はこういう金利の状況ですからなかなか収益は望めない、むしろ赤字ですね、その部分だけでは。...全文を見る
○平野達男君 いずれ、私はファンドが悪いというふうなことを言うつもりは毛頭ありません。例えば、このファンドというのも日本では新しい制度だと思いますが、黙っていたら外資がどんどん入ってくる可能性もあります。数年前までは、例えば不良債権の処理については、日本はサービサーがなくて、外資...全文を見る
06月15日第164回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。  総理とは、多分こうした委員会では最後の質疑の場面になるかと思います。本来であれば別の事項についていろいろやり取りしたかったんですが、日銀総裁の資本拠出という問題が出てきましたので、まずはその問題から入りたいと思います。  ...全文を見る
○平野達男君 それでは、総裁にお伺いします。  日銀総裁があるファンドに一億拠出、資本拠出したとします。それは、私はこれは支援でございますから問題ございませんと言って、これは日銀総裁は何も問題がない。それは例えば一億が十億であっても百億であっても、極端な話、それは問題がないとい...全文を見る
○平野達男君 私の質問に答えておりません。日銀総裁が総裁時点にたくさんの資本、金融資産を持っていた。これは全部、あれ、だれだれに対する支援の気持ちでございますと言って不問に付されるのかという問題です。  それから、福井総裁にもう一度お尋ねします。  私は、解約しなかったのは不...全文を見る
○平野達男君 そういう総裁らしくないね、答弁をはぐらかさないでいただきたい。  私が申し上げたのは、日銀総裁に就任のときに、資本拠出で持っていたものを解約しなかったことが不適切な措置ではないかということに関しての明確な答弁をいただきたいと申し上げたんです。
○平野達男君 これだけの議論になっているときに、それでは現在はどうですか。
○平野達男君 それでは、改めてもう一度お尋ねします。  小泉内閣の方針とすれば、日銀総裁は、金融資産は、合法である限り幾ら持っておいてもこれは構わないと、そういう見解だというふうに理解してよろしいですね。
○平野達男君 いや、総理に、じゃ代表してお伺いします。もし答弁しづらければ、多分、与謝野大臣が一番その点に詳しいので、与謝野大臣の答弁でも結構でございます。
○平野達男君 答弁をはぐらかさないでいただきたいんです。  私が言ったのは単純です。日銀総裁が総裁として就任するときに金融資産を幾ら持っていてもそれは業務に支障がない、そういうふうに理解してよろしいですかという、それが今の小泉内閣の方針かということを確認しているんです。
○平野達男君 ちょっと、質問に答えてませんよ。答えてください。(発言する者あり)いやいや、違いますよ。駄目だ、時間の無駄です。ちょっと時計止めてください。時計止めてください。時計止めてください。
○平野達男君 あのですね、もう一度お伺いします。  私は一般投資家の話をしていません。日銀総裁が就任時にファンドに資本拠出金、あるいは株その他、幾ら保有していても、それは違法でない限りは何にも問題ないと、そういう理解で、それが小泉内閣の正式見解だというふうに理解してよろしいです...全文を見る
○平野達男君 要するに、日銀総裁は幾ら持っていてもそれが合法であれば構わないと、そういうことですね。分かりました。これは多分、この答弁は世界じゅうに配信されると思いますが、これは本当に笑われると思います、私は。  そしたら、例えば日銀総裁が村上ファンドに投資した資本拠出、二月に...全文を見る
○平野達男君 日銀政策決定会合が合議制だなんということは承知しております。要は、その政策決定会合の先の最高責任者は日銀総裁。その日銀総裁がどういう動機で発言をされているか。この動機に一点の曇りがあってはならないということを、ならないんではないですかということを言っているわけです。...全文を見る
○平野達男君 服務規程に違反してませんかどうかということを質問するつもりでしたけれども、答えは、これはしてないと思います、私は。そんなことを問題にしているんじゃないんです。これはもう私がさっきから言っているとおりです。そういう問題じゃない。先ほどの例え話で言った李下に冠を正さず、...全文を見る
○平野達男君 それは、総裁の姿勢として分かります。  私は、繰り返しますけれども、そういうインパクトを市場に与えてしまった。それから、私は、コンプライアンス遵守、同じこと何回も言いますけれども、ひょっとして日銀総裁ですら法令に違反しなければ何をやってもいいんじゃないかという、そ...全文を見る
○平野達男君 その問題は次のステップの問題として私は議論をさしていただきたいと思います。  制度論としてはあるんです。あるんですが、私はそういうことが制度的に組み込まれていなかったとしても、繰り返しになりますけれども、日銀の金融政策というのは本当に市場に様々なインパクトを与えま...全文を見る
○平野達男君 とても私は日銀総裁の言葉とは思えません。富士通の、富士通総研の理事長の言葉なら分かります。  本当にどういう説明を、そういう説明をすれば、日銀総裁は、日銀総裁という重要なポジションにいながら、資本拠出をやったり保有し続けてもいいと、それが福井総裁の見解だったという...全文を見る
○平野達男君 凍結というのは投資信託に出したということでしょうか。
○平野達男君 市場コミュニケーションをやっておられる総裁の説明とはとても思えません。  凍結というのは、信託に出した場合に私は凍結というふうに理解していました。要するに、保有をし続けているということですね。分かりました。  第二点目、それでは村上ファンドへの資本拠出、六月末で...全文を見る
○平野達男君 この質問はたしか大門先生もやりまして、それは多分通告されていなかったと思います。私は昨日通告いたしました。それでも出せないというのはどういうことなんでしょうか。  少なくとも、計算上の利益に課税されるというのは、これは総裁の答弁の中で毎年納税をされてきたということ...全文を見る
○平野達男君 それは分かりますよ。
○平野達男君 我が党にも尾立議員を始め税理士出身の議員がおられます。尾立議員も正確にあれこれあちこち調査したわけじゃないですが、税理士の感覚として誠におかしいとはっきり言っています。  そして、じゃ一点だけ確認しますけれども、更に確認さしていただきますが、その精査というのはいつ...全文を見る
○平野達男君 私は、このファンドというものについての知識は本当にないんですが、自分の残高、持分が分からないというのは本当に不思議でしようがないです。それが分からないというのが分かりません。  ちなみに、もう一度だけ、じゃ総裁にこんな質問はもうしたくありませんが、最後の質問だけさ...全文を見る
○平野達男君 財政金融委員会では、私手元に議事録がございますが、大門先生の質問に対して、今、残高幾らでしょうか、毎年課税をしています、利益その他については大した額ではございませんという、はっきり議事録に残っています。これは後でよく見て、今の答弁についてそれ妥当なのかどうかよく聞い...全文を見る
○平野達男君 資産公開、資産公開。
○平野達男君 総裁、どうでしょうか。
○平野達男君 今のは公表の問題でした。  さらに、もう一度、今のこれに関連してもう一問質問させていただきます。先ほどの質問に戻ります。  そういう金融政策の決定にかかわるポジションにある方々、総裁を含め、副総裁、政策委員全体、全部でございます。株、ファンドに対する資本拠出、こ...全文を見る
○平野達男君 どうも話、日銀総裁の、本当に今回は答弁に誠実性が感じられませんですね。  私が聞いたのは株だけじゃないですよ。ファンドその他です。例えば、株については信託に出すという制度だってあるじゃないですか。そういうことについて、例えば検討すべきじゃないかということを申し上げ...全文を見る
○平野達男君 総裁、現時点ではその必要性はないということですか。
○平野達男君 今の答弁では、今までの一連のこの流れ、私、やり取りをしましたし、あとは、いろんな今、市場でいろんなことが言われています。とても適切な答弁とは言えません。これについては早急な見直しをする、それからあと資産公開可能であればすぐすべきだということを強く申し上げておきます。...全文を見る
○平野達男君 私は、これについてもある一定の規律を設けてやはり委員選定はやるべきだというふうに申し上げておきます。  そろそろ私の時間がなくなってまいりましたけれども、いずれこの日銀総裁の資本拠出の問題については、私は今日の答弁ではとても納得できないと思っています。そして、これ...全文を見る
○平野達男君 BSE問題は、私は何回も言いましたけれども、科学的知見、これも大事なんですが、それ以上に行政、食品安全行政に対するこの信頼性の問題が問われています。  例えば、ここの今回の結果で、まあこれは冗談半分に言われていますけれども、エルビス・プレスリーのお墓でしたっけ、あ...全文を見る
11月02日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。  今日は、日銀総裁を始め日銀の皆さん方並びに財務大臣にいろいろ質問をしたいと思います。  その前に、今日この場で日銀総裁に質問するということについては、私は必ずしも納得しているわけではありません。その理由は、先ほどの最後...全文を見る
○平野達男君 この内規の見直しの中で、幾つか見直しがあるんですけれども、金融商品等との取引につきまして役員に対する規制が掛けられています。これを見ますと、全金融商品と投資目的不動産の取引を原則禁止という規定が入っておりますが、これはなぜこういった規定が入ったんでしょうか。
○平野達男君 その取引には途中解約も入りますね。
○平野達男君 それともう一つ、金融商品等の保有ということで、取引先金融機関の株式、債券等、これ審議委員を除くと書いてございますけれども、と私募ファンド、上場が見込まれる未公開株式の保有を禁止、就任時に保有している場合には速やかに処分と書いてありますが、これはどういう意味でこういう...全文を見る
○平野達男君 私は至極真っ当な議論だろうと思います。  今のこの審議委員の方々にそうそうたるメンバーが入っていますが、わざわざこんなメンバー集めなくたって今のような結論は出せるはずなんです。ところが、日銀総裁は、大変申し訳ありませんが、今禁止した規程に反することを二つやっている...全文を見る
○平野達男君 私は、この件に関しては、一番最初にといいますか、予算委員会ですね、二回目で質問立ったときにも申し上げましたけれども、多分日銀総裁は厳密な意味でのルール違反はされていないと思いますということを申し上げました。その上での前提でずっと議論を続けてきております。  そこで...全文を見る
○平野達男君 私は、この法令遵守という意味についての誤ったメッセージを福井総裁は今回の件で国民に送ったというふうに言わざるを得ないと思います。法律に違反していなかったからということで答弁がありました。確かにいろんな反省の弁もございました。しかし、一般の職員がそういう反省の弁をする...全文を見る
○平野達男君 私は、今までの議事録を見ますと、もしこの議事録をこのまま読めば、二百四十二万円の分配金が出た段階で何らかの処理、自分の口座に入れるんではなくて寄附なりほかのところにやっていれば、今までのこの一連の答弁、例えば当初から利殖を目的としているものではございませんということ...全文を見る
○平野達男君 先ほどのじゃ私の言ったことに対して、関連して別な角度で質問させていただきますけれども、私はいろんな疑念は残ったままだと思います。そういう疑念を幾ら説明されても本当にそうかという思いが残ってしまう。そういう方が日銀の政策決定に関与する。それは、もうプロの目で、プロの判...全文を見る
○平野達男君 この議論の中で、今日は与謝野大臣がもういませんからあれなんですが、与謝野大臣に、日銀総裁を務めておる方がファンド投資してる、そういうことに対して、そういう保有をしていることに対してどう思いますかという質問をしたら、就任のときに慌ててやめなければならないような投資とい...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、これは金融面から確実に経済を支えていただくことを期待ということは、要するに日銀が言われている、出された方針そのものを要するに追従しているだけですよと、そういう話でしょうか。
○平野達男君 そうしますと、新聞が言うところの、利上げを急ぐなと、利上げを急ぐべきではないというような論調であるということは、これは間違いであるということでよろしいですね。
○平野達男君 至極真っ当な答弁だと思います。  ただ、こういう、引き続き金融面から確実に経済を支えていただくことを期待ということの発言をすることによって、そういう、まあ一部マスコミが勝手に発言していることだと思うんですけれども、こういう利上げを急ぐというシグナルを送っているとい...全文を見る
○平野達男君 そういうことをこの委員会でやったということだから、まあ、よしとしましょう、そこの部分は。はい、分かりました。  そうしたら、それでは別な質問に入りますけれども、先般の展望レポートですね、展望レポートの中で、これは四ページに大変興味深い記述が私は出てきたというふうに...全文を見る
○平野達男君 今の答弁の中では、期待成長率については市場ではかなり高く見ているのではないかと、あるいはインフレについても将来の物価についてもこれは上昇する方向で見ているのではないかというふうにとらえているという、そういう理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 そうすると、これは今度は金利の話にもなって、大変微妙な話になってくるわけですけれども、いわゆるもう名目金利が一定のままの中でそういう状況が続くとすれば、やっぱり投資の過熱が起こりかねないという中で、どうしても利上げということが視野に入ってくるんじゃないかなというふう...全文を見る
○平野達男君 くどいようですけれども、今極めて金利水準というのは、現状はそうなんです。そうなんですよね。しかし、これから金利を上げるときに、私、これは一つの考え方を設定したと思うんです、金利操作の。期待成長率が上がってきています、それから期待インフレ率が上がってきていますと。そう...全文を見る
○平野達男君 いずれ、この表現は議論の中でも、この委員会の中でもこういった議論はされていまして、しかし文章にしたのは初めてなんですね。これは本当に、ああ、これは大きな意味を持つのだなと思って今ちょっといろいろ御質問をしたところなんですが。  今の答弁の中でもゆっくりとという言葉...全文を見る
○平野達男君 それ以上の答弁は期待申し上げておりませんので。分かりました。  次に、質問に入りますけれども、これまた新聞報道からの質問なんですけれども、昨日の新聞ですね、読売新聞なんですけれども、塩崎官房長官が、これまた、このように発言したわけじゃないんですが、新聞の勝手な解釈...全文を見る
○平野達男君 金融政策の在り方について経済財政諮問会議で議論していくべきだということに対しての私の問いに対してのストレートな答えは返ってこなかったと思います。  意思疎通を図るというのは、それは当たり前だと思います。日銀の金融政策の在り方について経済財政諮問会議で議論していくべ...全文を見る
○平野達男君 何度聞いても同じ答えしか返ってこないんでしょうけれども。  それは、金融政策の在り方について経済財政諮問会議で議論をするということではなくて、ということを、もう一度だけお伺いしますが、議論をするということなんですか、しないということなんですか。意思疎通を図るという...全文を見る
○平野達男君 なかなか金融政策というのは言葉じり、金融政策もそうなんですけれども、今の財務大臣の言葉もなかなか解釈が難しいですね。いかようにでも取れると、いかようにでもできると。だから、そうすると、議論をすることもあり得るんだというふうに取れちゃいますね。そういう理解でよろしいで...全文を見る
○平野達男君 何で私はここにこだわるかといいますと、日銀の独立性という問題もありますが、政府がやろうとしていることと日銀がやろうとしているということは、ある意味でぶつかるところが多々あるんだろうと思うんです。  まず、その一つは、財政再建をやろうと思ったら、やはり今はこれは経済...全文を見る
○平野達男君 今の答弁を聞く限りは、私は、経済財政諮問会議でこれについては議論をしていくという発言に取られました。  その一方で、日銀の独立性という問題が出てきます。こことの兼ね合いをどうするかであります。こういうところについてはあいまいにしては私はいけないと思いますよ。かくか...全文を見る
○平野達男君 それ以上の答弁を期待しても無理かもしれませんが。  日銀総裁にお伺いしますけれども、日銀法の第二条は、日本銀行は、通貨及び金融の調整を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とすると。これは今更読み上げる筋の...全文を見る
○平野達男君 私が懸念というか、ちょっと心配でもないんですけれども、考えさせられるのは、やっぱりデフレ脱却はまだ宣言はされていない。それから、やっぱり財政再建を考えればある程度のインフレというか、高いインフレでは困りますけれども、緩いインフレであった方がいいという考え方も当然出て...全文を見る
○平野達男君 どんなものでも正の明るい部分と暗い部分、あるいは正の部分、負の部分があるということで、私は、まあどうしても内閣は正の部分あるいは明るい部分だけを強調したがるというのは、それはしようがないと思いますが、同時に今のような負の部分もしっかり国民に知らしめておくというのは、...全文を見る
11月30日第165回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。  今日は、農林水産委員会の場で質問の機会を与えていただきました。まず、同僚議員の皆様方に感謝を申し上げます。  今までFTAの話を聞いていまして、ちょっとこれは通告をしませんでしたけれども、松岡大臣にひとつ考え方をちょっ...全文を見る
○平野達男君 いずれ、そこが本当に大きな焦点でありまして、そのどっち取るかというのは大変難しい判断だと思います。しかし、本当にいつまでもこの部分はあいまいにしておけないと思うんです。だから、そういう意味で、今日は本題はこちらの方じゃありませんので、しっかりとした対応をちょっとお願...全文を見る
○平野達男君 今、大臣が言われた、いわゆる担い手に農地流動化を進めるんだ、集落営農を組織するんだと、これは私全然反論しません。ただ、何で四ヘクタールなんだ、何で二十ヘクタールだっていう話なんですよ。  今、私は、今の状況を見ますと、黙ってたって、先ほど言っていましたように、基幹...全文を見る
○平野達男君 大臣、だから私の質問に全然答えてないんですよ。私は、担い手に農地を流動化するのは大事だと言っているんです。集落営農もいいと言っているんです。何で四ヘクタール、二十ヘクタールということに対しての、いろんな基準の設定がどうのこうのっていう、さっきもごもご答えておられまし...全文を見る
○平野達男君 今、ちょっと別の角度でもう一点問題を指摘させていただきますけれども、今五ヘクタールの認定農業者がいるとします。麦、大豆を作っていたと。要件からいえば品目横断的経営安定対策にこれは十分移行できます。しかし、その人は今までの体系の農業を継続、同じような形で米作って大豆作...全文を見る
○平野達男君 いずれ、今の状況を見ただけでも、農地の受け手、出し手という関係からいえば、圧倒的に供給過剰になっちゃっている。つまり、出し手はいるんだけど受け手は少ないと。ただでさえ、このままいったとしても出し手はどんどん出てくる。そういう中で、出し手がどっと出てくるような、考え方...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。  今日は、貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案等々についての審議でございますけれども、まあ重立った大きな基本的な考え方についての質疑というのは大体出ているんじゃないかなというふうに思いまして、今日私は、かなり...全文を見る
○平野達男君 今の最後の答弁のところがちょっと重要だと思うんですけど、この規制の中では、例えば一件当たり五十万以上の借入れがあるときには源泉徴収票を提出しなさい、合計額百万以上になったら源泉徴収票を義務付けますと、それから借入総額については三分の一以上は駄目です、原則駄目ですよと...全文を見る
○平野達男君 いや、だから、そうすると、調査結果に基づいてそういうデータを決めたわけではないと、こういうことですね。だから、基準は要するに調査に基づいてじゃなくて、いろんな考え方、別途の考え方によって今回は決めていると、そういうことですね。
○平野達男君 私は、これは以下、これから後いろいろ議論していきますけれども、例えば年収の程度によって多重債務がどれだけ発生しているかとか、借入額によってどれだけ多重債務が発生しているか等々については、これは是非、これから時間が若干ありますから、政府の責任においてやっぱり実証的に分...全文を見る
○平野達男君 私が言いたいのは、表紙に金融庁等が付いて、多重債務者発生要因分析という、そういう調査報告書みたいなのがあればいいんじゃないですか、なければならないんではないですかということを申し上げているんです。本当は、そういう分析に基づいて今回の貸金業の方のいろんなその規制とか何...全文を見る
○平野達男君 是非そのようにやられた方がいいと思います。  そこで、次の質問に移りますけれども、今回の法案の中に見直し条項というのが、見直し条項と言っていいかどうかは分かりませんが、ちょっと付いていまして、これについては提案理由説明のところの言い方をちょっとここで繰り返しますと...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  じゃ、次のちょっと質問に行きますけれども、顧客の返済能力を超える貸付けについてはこれは締結してはならないという規定がございまして、これは前の貸金業法の規定にもありますし、また今回の改正案にも当然入っています。今回改正案は、それを担保、担保というか...全文を見る
○平野達男君 その判断は貸金業界が、貸手側が判断をするという、こういう仕組みですね。
○平野達男君 いや、ですから一義的には貸手が要するに判断をすると、こういうことですね、法律上は。体系がそうなっているわけですから、素直にそうだというふうに言っていただければそれで結構なんですが。
○平野達男君 その貸手が判断するときに、例えば、今回出た三分の一、年収の三分の一以上貸付けは駄目ですよというような指標というのは非常に分かりやすいんですが、それ以外のいろんな、例えば例外規定とか、いろんな条件を付けるとだんだんだんだん訳が分かんなくなってくるということなんで、貸手...全文を見る
○平野達男君 過剰貸付けすれば貸倒れがあるというのはもちろんそのとおりでありますし、これが要するに正常に市場の原理に基づいて動いていれば、多分それは、全くそれが素直にフィットすると思うんですが、この世界というのは、貸せば貸して、法律ぎりぎりの世界でとにかく取立てをするという意味に...全文を見る
○平野達男君 それじゃ総量規制の考え方に入っていきますけれども、これは年収の三分の一以上の貸付けは原則禁止という規定が入っていますが、これは年収が三百万円以下の場合にも適用されるんでしょうか。
○平野達男君 じゃ、それは三百万以下の場合は実効をじゃどうやって担保しますか、それは。
○平野達男君 いや、つまり、三百万以下に適用するためにはいかなる場合でも年収が把握されていなければできないんですよね。だから、どうやって担保するんですか、そこは。
○平野達男君 だから、それは任意になりますから、先ほど言ったように、貸手側はそういう手続を嫌だと思ったらやらなくていいわけですよ。だから担保できないでしょう、それは。  貸手は、要するに今回の中で、五十万、百万なら源泉徴収票義務付けられていますけれども、それは一社に掛かって、後...全文を見る
○平野達男君 一般的な能力で掛かったら、五十万も百万も要らないですよ、そんなのは。何でじゃ五十万、百万入れたんですか。今、三國谷さんの言われたのは、一般的な調査で掛かるというなら何にも、規定なんか要らないんですよ。要するに、調査をやって、あなたの年収はどうですか、あるいはいろんな...全文を見る
○平野達男君 それじゃ、なぜ一社のとき五十万という源泉徴収票義務付けたんですか。足したときには何で百万って源泉徴収票義務付けたんですか。すべてにおいて源泉徴収票義務付けたらいいじゃないですか。
○平野達男君 だから、全然質問に答えてないんですよ。  大臣、言っていること分かりますよね。年収百二十万の人が仮にいたとします。百二十万かどうかというのは、これチェックしようがない。その人が五十万借りたいというときは、もうチェックのしようがないんですよね。そうでしょう。だけど、...全文を見る
○平野達男君 ちょっと、じゃ補足的に、今、せっかく私、図を用意しましたから、これをちょっと見て考えていただければもっと分かりやすいと思います。  一枚目、見ていただきたいと思いますが、これは参議院の財政金融調査室がいい表、いい図、実に分かりやすい図を作ってくれました。それをちょ...全文を見る
○平野達男君 いや、だから、そういう希望的観測が通用しない世界だからこういう規定作っているわけでしょう、何回も申し上げますけど。これだと事実上もう筒抜けになりますよ。  しかも、もう一つ問題があるのは、さっき言ったように、九十万借りたいという人がいますね。一社から借りたら九十万...全文を見る
○平野達男君 できないでしょう。全然答弁になってないですよ、そんなの。年収が分かりようがないんだから、それ、できないでしょう、それは。
○平野達男君 私は、一つの考え方として、例えば、こういうふうに年収の三分の一を一律にこうやるということに対しても個人的には若干の問題があると思っているんです。  だから、例えば五十万まではフリーアクセス認めますよと。で、そこへ三分の一規制を掛けないとかですね、五十万を限度にして...全文を見る
○平野達男君 まあ、今回は、いずれ、グレーゾーンの廃止等、いろんな規定で積極的に評価すべきところがありますから、そこでまずそっちを優先させるということだと思いますが、繰り返しになりますけれども、こういう問題があるということはよく認識をしておいていただきたいと思います。  次の質...全文を見る
○平野達男君 年収の、何%って言いましたっけ、一五%ですね、そうですね。  そうすると、これは住宅ローンを除いているわけですが、常識的に考えますと、ある家庭があって、住宅ローン一千五百万抱えていますという方と全く住宅ローンを抱えてないという方と返済能力が当然違ってくると思うんで...全文を見る
○平野達男君 いや、だから、私の質問に答えてください、ちゃんと。  二人がいまして、片っ方は一千五百万の住宅ローンを持っていると、毎年返済してますと、年収は全く同じ、五百万、五百万としても、幾らでもいいですよ、片っ方は住宅ローン全く抱えてない、その両者を比較した場合に当然償還能...全文を見る
○平野達男君 もう一回だけ言います。  差があるかないかだけ、それだけ答えてください。ちゃんと差があるかないかだけ答えてください。それ、ちゃんと答えなかったら、これ止めちゃうよ、本当に。こんな答弁なんかそんな聞いたってしようがないよ、それ。
○平野達男君 だから、そうしたら、これは住宅ローンそのものについては、あるかどうかというのは、これはチェックするということですか。これは担保するということですか。
○平野達男君 住宅ローンを除くって言ってるんだから、調査する理由、インセンティブなんか何もないじゃないですか、何言ってるんですか、その答弁は。住宅ローンを除くって言ってるんだから、これは。  それから、私の言っていることは単純ですよ。住宅ローンを持っている人と持っていない人では...全文を見る
○平野達男君 いや、だから、そういう住宅を売らなくちゃならないような状況を回避するために今回の法律を作っているわけでしょう。だから、そういう答弁は今回の法案の趣旨に全くそぐいませんよ。  これはあくまでも、借りる側の債務、返済の能力というのはどれだけあるかということをまずきちん...全文を見る
○平野達男君 だから、最後のような、例えば、そういうことで判断したというのは分かるんです。ところが、その実証の分析もしていない。それからもう一つ、三分の一の根拠については年一五%という何か話がありましたけど、それに戻ればやっぱり住宅ローンは入れざるを得ないという論理的な帰結が出て...全文を見る
○平野達男君 もう一つ質問があります。  これは大門委員がかなり言っていた話なんですが、かなり質問していた話でありますけれども、三分の一規定に係りまして、当該個人顧客の利益の保護に支障が生じることがない契約として内閣府令で定めるもの、これは除くと書いてありまして、いろんな答弁を...全文を見る
○平野達男君 それは担保とどう違うんでしょうか。
○平野達男君 手続的に聞きますけれども、例えば、三分の一強を超えるときには、どうしても借りたければ、あなたの資産はどういうものがありますかというのは、これ要求するわけですね。で、それを出させるんですね。
○平野達男君 さっきの大臣の発言じゃないですけれども、究極的には住宅を売ればいいじゃないかという話がありましたけどね。多分その発想と同じことだと思うんです。これ、実質担保になっちゃうんですよね。  こういうことをやったら、例のあの違法年金担保融資対策法というのが平成十六年に出ま...全文を見る
○平野達男君 今、正に後で指摘しようとした問題を大臣がいみじくも言われましたけれども、こういうやり方を取りましたら、事実上、もう担保に近い状況だから、無担保無保証で設定されている金利そのものがまず設定できなくなるんじゃないかということもあるんですよ。だから、それが二〇%、一八%と...全文を見る
○平野達男君 まあ一歩踏み込んだ発言がありました。  作らないかも含めてということだったんで、これは本当に慎重の上にも慎重にやらなくちゃならない規定だと思います。このグレーゾーンの中でも、本当に黒に近いグレーゾーンになってくるんじゃないかなというふうに思いますんで、そこはよく検...全文を見る
○平野達男君 利息制限法の範囲内で健全な競争をするということで、本来は上限金利というのはそういうものだろうと思いますね。シーリングを設定しておいて、その中で、一方で自由競争があって市場で金利が設定される。だけれども、その金利がたまたま上限金利のところを超えるような金利に行かないよ...全文を見る
○平野達男君 この問題についてはちょっとまた後で触れたいと思いますが、ちょっと質問を変えますが、上限金利二〇%、一八%、一五%の金融的な意味というのはどういう意味合いを持っているんでしょうか。金融的意味という質問はちょっとおかしいかもしれませんね。なぜ二〇%、一八%、一五%かとい...全文を見る
○平野達男君 これは昭和二十九年に設定されたんだそうですね。昭和二十九年といったら私の年齢と同じでありまして、私と同じだけの年を取っているということだと思います。  もう一度お聞きしますけれども、二〇%、一八%、一五%の根拠というのは何ですか。
○平野達男君 この件についてはこの委員会でも何人かが指摘されましたけれども、二十九年の状況と今の状況は全く違いますねという中で、二〇%、一八%、一五%のその根拠というのは当然やっぱり再検討してしかるべきだと思いますが、それについてはどのように思われますか。
○平野達男君 渡辺副大臣に突然ちょっとお聞きしますが、前の答弁のとき、この利息制限法の上限金利というのは非常に改正の困難な法律であると理解していますという答弁されていますね。これ、何で非常に改正が困難なんでしょうか。
○平野達男君 お配りの資料二をちょっと見ていただきたいんですけれども、これは主要五社の貸付上限金利と出資法上限金利、それから下に平均貸付金利の推移をちょっと付けてありますが、何を言いたいかといいますと、今までのこれ貸付上限金利というのは、すべて上限金利を上回ったところで設定されて...全文を見る
○平野達男君 いや、全くそのとおりだろうと思います。  正に、今言った情報の非対称性という言葉がございまして、渡辺副大臣はこの間、市場はゆがんでいるという、消費者金融市場はゆがんでいるという言葉を使いましたけれども、それがそのことだろうと私は理解します。  つまり、本当の市場...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、そういう中で今回上限金利を設定するわけですが、これも渡辺副大臣の先般の答弁によると、そこにあった需要をぎゅっと閉じ込めると、そういうことですね。そういう中で市場競争というのは本当に起こるんでしょうか。
○平野達男君 今、渡辺副大臣が答弁されたことをちょっと入れまして資料を用意したのは、四ページ目の資料です。これは正に金利と資金需要の実態をこれグラフにした表でございますが、確かに大きな山が一つあって、右側の方にまた小さな山が一つあるという、そういう状況になっているわけですね。 ...全文を見る
○平野達男君 期待は期待ですから、期待するのはいいとして、私が言いたいのは、まずこういう、この四ページの図にまたちょっと見ていただきたいんですが、こういう状況の中では二〇%、一八%、一五%というのが、ここに私は資金需要が張っ付くし、貸出しも大体ここに行われると。現に今モビットとか...全文を見る
○平野達男君 渡辺副大臣、どうでしょうか。
○平野達男君 目指すべき方向としてはそのとおりだと思います。しかし、繰り返しになって恐縮ですけれども、私は、実態とすれば、二〇%、一八%、一五%が上限じゃなくて、事実上の、そこでの、その金利での営業をするという貸金業者が増えていまして、事実上の法定金利の性格みたいな性格を帯びてく...全文を見る
○平野達男君 例えば、これは懇談会の報告書の中にもありますけれども、例えば固定制にした方がいいとかフロート制にすべきだとか、そういう提言もございましたですね。そういった点も含めて、私は、この上限金利については、もう一回今の観点で、今の時代に合わせたやっぱり検討をすべきだというふう...全文を見る