平野達男

ひらのたつお



当選回数回

平野達男の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第166回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。  残った時間を私が質疑をさしていただきたいと思います。  私も、午前中、大塚委員がやりました成長戦略に関連しましてちょっと質問をしたいと思います。午前中は生産性向上につきまして、労働生産性の問題あるいは資本生産性の問題、ある...全文を見る
○平野達男君 いや、その議論は午前中お聞きしたんです。私がお聞きしたのは、その前の成長ステージというのはどういうニュアンスで、認識でとらえているかというのをお聞きしているんです。今総理がおっしゃったのは、これから考えておられる成長ステージです。その前の成長ステージ、成長の段階とい...全文を見る
○平野達男君 私は、今言った総理の答弁の中でのコンセンサスというのはキーワードだと思っています。  そこで、お手元にちょっと資料を用意させていただきました。(資料提示)これは、国内総生産の伸び率の推移をちょっと記したものであります。国内生産の伸び率というのは、これは経済成長率と...全文を見る
○平野達男君 下村さんは、総理は下村・都留論争というのを何回か取り上げていますから、じゃ下村さんの理論をちょっと聞きますが、一九六〇年代、どのような理論を展開されましたか。
○平野達男君 下村さんは別にこういうふうにも言っているんです。需要と供給が同じ、相まって成長が起こるんですよということを言っているんです。これは、当時の大蔵省の金融財政事情の中で大来さんと下村さんの有名な論争があるんです。この中で下村さんが言っているのは、成長が格差を是正するとい...全文を見る
○平野達男君 先ほどのグラフをちょっと思い出していただきたいんですが、成長するためには今までの流れからすると個人消費が伸びなくちゃ駄目なんです。生産性向上、イノベーション、イノベーションということで設備投資だけがんがん進んで、外需が伸びたとしてもいいですよ。ただ、外需がずっと伸び...全文を見る
○平野達男君 その可能性は否定しません、その可能性はですね。じゃ、どこから二%という数字が出てくるのか。まあ、それは午前中の大塚さんの議論にも今度は連動します。  私が言いたいのは、個人消費が個人レベルの中で、人口減少下の中では黙っていてもゼロ成長の中でも個人消費伸びてくるんで...全文を見る
○平野達男君 人口が一割減りますと、名目成長率は変わりません、個人消費の割合も変わりません、すると、一人当たりの個人消費は一割伸びるんです。そういうことなんです。  だから、私は、成長が駄目だとか云々じゃないんです。一人当たりの生活がこれからどういうふうに変わっていくかというこ...全文を見る
○平野達男君 委員長、いいです、いいです。
○平野達男君 今、失礼じゃないですかと言われましたね。これは先ほどの午前中の小川委員の話にもありますが、確かに大学生のレポートというのは表現としては不適切かもしれません。ただ、私が言いたいのは、ああいうものを出してごまかして、経済成長の経済運営を誤っていたら、そちらの方がよっぽど...全文を見る
○平野達男君 じゃ、この議論は、これ時間がちょっとあれなんで、このあれだけで、紹介だけでちょっと打ち切らせていただきます。  下村さんはこう言っているんです。経済の成長、発展の過程は有効需要圧力と供給能力との相互関係の調整だと。供給能力については、自由な企業の創意工夫に任せよと...全文を見る
○平野達男君 聞いておらないことも随分長々としゃべられたんですけれども、逆にこういう答弁を担当大臣にやられますと、質問がまた総理に集中しますよ。答弁は、私が聞いたのは傾向の話を聞いただけの話で、具体の数字はまた後でこれから議論していきますから。  じゃ、そこまでいろいろ話をして...全文を見る
○平野達男君 財務大臣、どうですか。
○平野達男君 いいです、分かりました。もういいです。十分です。
○平野達男君 国の財政がきつければ、すべて地方交付税を削減しなくてもいいんです。どうしてもきつければ国庫支出金を削ればいいんです。削るという意味じゃないですよ。私は、地方にとっては地方交付税の方がよっぽど有り難いと思っています。何でか。  例えば、今医師不足という問題があります...全文を見る
○平野達男君 私が言いたいのはこうなんですよ。地方財政は、まず地方税収入、それから地方交付税交付金、それから国庫支出金が三つの財源なんです。そして、どうしてもこれから財政、歳出がきついというんであれば、地方交付税には手を触れないでいただきたいと言っているんです。そして、国だって大...全文を見る
○平野達男君 今総務大臣から話された税収が伸びているというのは、これはマクロ的な話ですね。いわゆる、全国合わせてそうなっているということです。しかし、これを都道府県別に見たら、例えば岩手県なんかは税収なんかそんな伸びていませんよ。伸びているのは、東京、愛知とか、そういうところなん...全文を見る
○平野達男君 財務大臣、先ほどから答弁されていますから、どうですか、改めてちょっと見解をお伺いします。
○平野達男君 何らかの形で是正をする、非常に前向きの発言ではなかったかと思います。  ちなみに、今回の、参考までに申し上げておきますと、新聞情報によりますと、東京都税、これは二十三区も入るようですが、四兆五千億から五兆三千億円に伸びるという、八千億なんですね。八千億という税収の...全文を見る
○平野達男君 そういうやり方もあるということですね、考えられるということですね。分かりました。  そこで、ちょっとテーマが、これは地方応援プログラムに移りますが、総務大臣、これはちょっと今日時間がありませんから、趣旨を改めてここで説明、私からとうとうと説明しませんが、要は成果が...全文を見る
○平野達男君 私は、地方交付税というのは、もう単純に言ったら、基準財政需要額と基準財政収入額の差を埋めるわけですね。成果の出たところが基準財政需要額が上がるという論法が分からないんです。そこをやるためには、いろんな恣意性をやって指数をいじらなくちゃならない。(発言する者あり)そこ...全文を見る
○平野達男君 私は、もしそれをやるんであればやっぱり補助金でやればいいと思います。地方交付税はやっぱり地方交付税です。いったんこういうことやり始めますと、やっぱり地方交付税の配分について自治体がいろいろ迷い始めますよ。これは、先ほど総務大臣が言いましたように、予見可能性というのは...全文を見る
○平野達男君 制度論の考え方としては私も理解します。ただ、今農村でどういうことが起こっているか。日本はこれから人口減少社会にもう入っています。それで、一方で東京は、人口の動きを見ますとまだ入超です。関東全体としても入超なんです。人口移動が起こっているんです。岩手県でも小さなあると...全文を見る
○平野達男君 それは全然違う。
○平野達男君 私の認識、松岡大臣とこれは農林水産委員会でも随分議論しましたけれども、多分松岡大臣も分かっておられると思うんですが、分かった上での発言されていると思います。  私は、これから農村うんと変わっていくんです。農地の出し手は黙っていてもどんどん出てきます。それを、農地の...全文を見る
○平野達男君 私は、誤解のないように言っておきますが、集落営農も否定しません。集落営農をやれるところはやったらいいです。ただ、繰り返しますけれども、今のこれからの農村、特に農山村の実情は、今、松岡大臣の話されているイメージはあくまでも平場の条件のいい農業地帯なんです。そういうとこ...全文を見る
○平野達男君 時間ですからまとめますが、いずれ私は配当課税についての延長をうたうんであれば、これは私は反対ですけれども、母子家庭はその削られることに対してうんと今不安を持っている。同時に、やっぱり凍結というのは言うべきだというふうに思います。これを重ねて申し上げたいと思います。 ...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野でございます。  まず、冒頭、損害保険会社十社に対する行政処分についてお伺いをしたいと思います。  ほとんどの損害保険会社が、今回は第三分野商品に係るという領域が限定されていますけれども、不払がかなり大量に発生したと、それに対しての行政処分...全文を見る
○平野達男君 こういう損保会社というのは根本的に保険金はできるだけ払いたくないという、そういう体質があるんじゃないですか。
○平野達男君 だから、単純に言えば、今申し上げたように、収益を上げるためにはできるだけ顧客を多くして、保険金の支払を少なくすれば収益は上がるわけですよ。では、その中で何が起こってくるかといったら、できるだけとにかく顧客を一杯集める。これはもうとにかく、いろんな不都合なことはできる...全文を見る
○平野達男君 今回の行政処分についても、私、ずっとこう見ますと、損保会社と金融庁はいろいろやっているんだろうと思うんです。だけど、顧客の中から一体何が起こったかというのは、これだけのいろんな行政処分のペーパーありますけれども、余り伝わってこないんですね。わずかに伝わってくるのは何...全文を見る
○平野達男君 だから、それはまだ業界の立場に立っている見方だと私は思うんですよね。だから、業界はそういうことで、その情報開示も業界側に任せるということじゃなくて、顧客側の判断にゆだねるための情報開示をしたらどうですかということを言っているんですよ。それは業界に任せられないんですよ...全文を見る
○平野達男君 いずれ、業は、もう業界というのは先ほどのような体質がある、体質というか、どうしてもそうなっちゃうんだという前提で考えれば、やっぱりどこか限界があるんだろうと思うんです。だから、本当に顧客の立場に立つとなれば、本当は業界の方から離れて別な組織をつくるとか、そういったこ...全文を見る
○平野達男君 繰り返しになりますけれども、その情報開示の部分についても、カテゴリー化するにしても何にしても、全部保険会社がやっているということが問題だと言っているんです。もう全部、要するにどういう開示をするかどうかも含めて、第三者機関か何かに頼んで、こういう事例がありましたと、ど...全文を見る
○平野達男君 いずれ、不払というのは一種の詐欺行為だと思うんですよね、これはね。それを、あと、要するに業務改善命令とか何か、あと業務停止命令出しましてそれで終わりということにはならないはずなんですよ、本来は。これ知らなければ、顧客は要するにもう泣き寝入りですよね。これをどういうふ...全文を見る
○平野達男君 今重要な、私にとっては非常に重要な発言があったんじゃないかと思うんですが。  一つ確認ですけれども、日銀総裁はいろいろ記者会見するときはある程度次の政策決定会合で、政策決定会合毎月ありますね、次の政策決定会合ではこういう方向に行くだろうという予見性は全く持ってやら...全文を見る
○平野達男君 分かりました。  そうしますと、合議制だということで、極論を言いますと政策決定会合の判断というのはその瞬間まで分からないんだと。市場は、要するに、あとは各市場が各々、いろんな各々の判断で予見性を持って行動していると、これはこれで市場原理からいってその姿でいいんだと...全文を見る
○平野達男君 私自身も一つ何か頭がちょっとクリアになったような感じします。はい、分かりました。  じゃ、今直前まで分からないという話だったんですが、政策決定会合、二月の二十一日だったと思うんですが、昼にNHKのニュースが流れたんですね。これは海外のメディアが結構大きく取り上げて...全文を見る
○平野達男君 それはNHKにやっぱり確認すべきじゃないでしょうか、まず一番目の問題は。  そもそも、ああいう報道はなされないんだという、天下のNHKが知らないということ自体がおかしいんですよね。ブラックアウトルールがあって、そういうこと自体が外に漏れるということもあり得ないし、...全文を見る
○平野達男君 私も何も確証を持って言うわけじゃないんですが、どうも日銀のその政策決定会合のときにもう携帯電話でやり取りしていたという話もちらちら伝わってくるんです。それも財務省の担当ですよ。だから、そういうこと自体、今のルールの中では携帯電話持ってきてこういうふうにコミュニケーシ...全文を見る
○平野達男君 何も申し上げていないからお聞きしているんですよ。
○平野達男君 財務省としてはそういう携帯電話での日銀の政策決定会合の現場と財務省との間での決定会合進行中でのコミュニケーションはないと、携帯電話でもやっていないと、こういう理解でよろしいんでしょうか。
○平野達男君 私の質問に答えなかったら私もあと質問しませんよ。全然答えていないじゃないですか。
○平野達男君 私がお聞きしたのは、日銀政策決定会合の中の状況というのは、の会議進行中のときには外部との連絡というのは一回遮断されているんだと、原則として遮断されていますと、ないんだというふうに先ほど総裁からお聞きしました。ところが、いろいろ伝えられるところによると、財務省の担当官...全文を見る
○平野達男君 いずれ総裁、最初の質問に戻りますけれども、なぜあの報道がされたのかということについては、これはぎっちりやっぱり詰めておく必要があるんじゃないでしょうか。  というのは、もうフィナンシャル・タイムズなんかはそのことをかなり記事にして、日銀の信頼性が崩れているんじゃな...全文を見る
○平野達男君 まずやることは、まず情報の外への漏えいというか、あるいは財務省、伝えられるところの財務省の携帯電話があったのかどうか知りませんが、そういったことも含めて、事実関係をまずしっかり把握することですよね、まず一点目は。  それからもう一つ、NHKが報道したということなん...全文を見る
○平野達男君 もちろん、そこはもうそのとおりです。ただ、いずれにせよNHKさんとも、あれはどういうもの、インパクトとかいろんな影響をもたらすかということについてはやっぱり彼らにもちゃんとした意識を持ってもらわなくちゃ困りますよね。私もあれ見たとき、ああ金利、あれっ、政策決定会合終...全文を見る
○平野達男君 そのとおりだろうと思いますけれども、要するにここに絡んでくるのがやっぱり日銀政策、要するに金利決定がやっぱり微妙に絡んでくるんだろうと思います。だから、いまだにまだ、今回、オーバーナイト物、コンマ五%まで金利上げたわけですけども、アメリカとの金利差というのはかなりま...全文を見る
○平野達男君 財務大臣にお聞きしますけれども、私はもう非常に単純でして、円高傾向になったらば円を売りますと。市場で円を売るということで為替介入するわけです。  先ほど言いましたように、日本はもう貿易黒字、いや国際収支の黒字をずっと続けています。介入は全くなし。その前は、繰り返し...全文を見る
○平野達男君 いずれ、為替に関する話ですから、いろんな明確なことはなかなか言われないということは分かりますが。  ここに来て、いわゆる金利政策というのが改めて、国内政策だけじゃなくて、やっぱり私はいろんな意味であちこちに大きな影響を与えるんじゃないかなという印象をちょっと持ちま...全文を見る
○平野達男君 私は、過去の国内総生産のいわゆる国民消費の率の推移を見ますと、ほとんど五五%前後でずっと固定されているんですよね。アメリカは大体六七%ぐらいから最近では七〇%ぐらいで、これほぼ、これも大体、率はそんなに大きく変動しなくて、変動する要素が一番大きいのはやっぱり設備投資...全文を見る
○平野達男君 日本の場合は、医療は政府最終消費支出の方に計上されますから、その差額ということですね。ああ、分かりました。私もちょっとそこは後でちょっとフォローしてみたいと思います。ありがとうございます。  そこで、やっぱりヨーロッパも日本もGDP比に占める個人消費の比率は大体似...全文を見る
○平野達男君 今、貯金のない世帯が随分増えているということなんですけども、仮に労働分配率が、どういう形で労働者に分配されるのか、配分されるか分かりませんが、仮に給料が上がったとしても、もう一つここで悪いことばかり話して申し訳ないんですけれども、今、年金制度についても非常に不安だと...全文を見る
○平野達男君 最後は、結局政府のマクロ経済政策の話に行くんですけども、政府は今回、新しい成長ステージということで、成長路線だと、実質成長率二%若しくはそれより高い成長率を今後五年間に実現するというようなことを言っているわけです。その成長率を実現するためには、やっぱり何といっても、...全文を見る
○平野達男君 ありがとうございました。終わります。
05月08日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。今日は、質問の場を与えていただきましたことに、まず同僚議員に感謝申し上げます。  まず冒頭、先般、WTOの議長ペーパーが出てきまして、内容を見ますとかなり厳しい内容ではないかと思います。特に、項目が一杯あるんですが、今日は一...全文を見る
○平野達男君 いずれ、現場でもこの動向にかなり関心を持っている方がたくさんいます。その動きとか、これからの動きとか方向性につきましてはできるだけ情報発信すると同時に、日本の姿勢と、もし妥結の見通しが立った場合にはそれに対する対応、国内対策をどうするんだというようなことを早急に出す...全文を見る
○平野達男君 後半の部分で、人口減少に歯止めを掛ける、あるいは要するに定住を促進するという、そういう趣旨を言われましたけれども、それは非常に大事なことだと思います。しかし、これから大事なことは、人が減っていくという現実を受け入れることだと思います。これを直視した上で、その地域の農...全文を見る
○平野達男君 私は、このことも繰り返して申し上げてきましたけれども、農地流動化も反対ではありません。集落営農もいいと思います。ある程度の集積をして農業で自立できるような農家をつくるというのも、これは方向性としては正しいと思います。  ただ私は、背景にあるのは、今そういう方向に向...全文を見る
○平野達男君 私が言いたいのは、四ヘクタール、二十ヘクタールという基準を出すということは、これは前にも言いましたけれども、視点はやっぱり農業の業だけなんですよ。経営の効率化という視点だろうと思うんです。そうじゃなくて、そこに、農業基本法から食料・農業・農村基本法に名前を変えました...全文を見る
○平野達男君 皆さん方、地域間、都市農村交流というのをどういう意味でとらえているかは分かりませんが、岩手県でも例えば葛巻町なんかは一生懸命やっています。やっていますが、都市からどういうところに来るかといいますと、畜産開発公社というのがありまして、そこに牧場があるんです。そこに来る...全文を見る
○平野達男君 私が、もう一つ、なぜこんなことを言うかといいますと、いわゆる過疎というか、これから、過疎といいますか、財政力の弱い首長さんと話しますと、その地域が人が減っていきますということを認めたくないんですよ。何でかといいますと、こういう話をしますと話が後ろ向きになってしまうと...全文を見る
○平野達男君 今日の審議の中でも、自分たちのことは自分たちでやるんだと、地域のことは自分たちで守っていくんだというようなお話がございましたけど、全くそのとおりだと思います。  要は、国ももうこんなに財政赤字をたくさん抱えていますから、いろんな補助金出してどうのこうのという、いろ...全文を見る
○平野達男君 私は、もう地元ではこの住民力ということを、いろんな報告会とか懇談会とか歩きながらも、この言葉を使いながら、これを高めていくしかないんだというようなことを言っていますが、是非大臣も機会があればこの住民力という言葉を使って、やっぱり自分たちのことは自分たちでやるしかない...全文を見る
○平野達男君 もう一点お伺いしますが、今、元気な高齢者たちが農村に残って農業をやっている方が結構います。その人たちの御子息さんは都会に出ているということで、その方は、御子息さんは戻ってこないというような家庭が結構あるんじゃないかと思います。そうしますと、基本的に不在地主が増えてく...全文を見る
○平野達男君 そこで、今度は農地法の話に入っていきますけれども、農地法の第一条、読みますとこう書いてあるんです。この法律は、農地はその耕作者自らが所有することが最も適当であると認めて、耕作者の農地を取得し、及びその権利を保護し、並びに土地の効率的な利用を図るためその利用関係を調整...全文を見る
○平野達男君 今の答弁の中では、検討するという方向でいろいろ検討しているというお話だったんですけれども、私は、この農地法の持つ意味というのは非常に大きくて、今まで農地利用増進法、経営基盤強化法というバイパス法で作ってきて、ツールとしていろんな、ツールというか仕組みを改正してきたん...全文を見る
○平野達男君 農地法改正ということになりますと、借地農業中心の仕組みを立てればいいというだけじゃなくて、いろんな多分提案が出てきますからなかなか大変だと思うんです。大変だと思うんですけれども、今、繰り返しになりますけれども、もう本当に農業、農村は大きく変わっている、その転換点に立...全文を見る
○平野達男君 大変難しい問題があると思いますけれども、この不在地主はやっぱりある程度受け入れる方向でやっていかないと、今のこれからの農村の現状からすると現実に合わない面が多々出てくるんじゃないかと私は思います。これを突き詰めていきますと所有と利用の分離という話になりまして、これを...全文を見る
○平野達男君 私は、これを別に賛同するわけじゃないんですけれども、唯一もしメリットがあるとすれば、農業経営者、これは企業かどうか分かりませんが、現物出資されますから、要するに自己資本というか、資本ができるんですね。これが最大のメリットだろうと思うんです。利用権設定は、借りたら農業...全文を見る
○平野達男君 いずれ株式会社の農地所有、保有という形態には変わりないわけですから、そこのスタンスはしっかり維持していきたいというように思います。  私、株式会社の農地所有については、特に今、日本はもうごみがあふれていますから、一番おっかないのは一時転用だと思っているんです。一時...全文を見る
○平野達男君 いずれこのまた農地法については是非しっかりとした見直しを、しかも早急にやっていただくことをお願い申し上げておきます。  そして、農山漁村の活性化のための定住等及び地域間交流の促進に関する法律案にちょっと戻りますが、基本的にこれは反対ではありません。ただ、今日も段本...全文を見る
05月10日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○平野達男君 民主党・新緑風会の平野達男でございます。  まず、早速質問に入らせていただきますけれども、日銀金融政策をめぐりましては、例えば量的緩和の解除を昨年の三月にやりました。ゼロ金利の解除は昨年の七月、そして追加利上げは今年の二月二十一日に行いました。その局面局面でいろん...全文を見る
○平野達男君 そうすると、財務省としては、これからは事前においても日銀政策に関してのコメントは一切しないんだと、こういう理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 内閣府、どうでしょうか。
○平野達男君 内閣府にお尋ねしますけれども、二月二十一日の採決後に、日本銀行として本日の決定に至った経済・物価情勢の認識及び日本銀行が考える物価安定に向けた道筋についてしっかりと説明責任を果たしていただきたいと思いますというコメントをされております。日銀はこれを果たしておりますか...全文を見る
○平野達男君 わざわざコメントしたのは、説明責任というのは、これは日銀に元々備わっているんですよね。それを分かった上で説明責任を果たしていただきたいと思いますと言っておるわけですから、これについては何らかの問題意識を持ってやったと思うんです。  今の答弁の中では、日銀さんはその...全文を見る
○平野達男君 金融担当大臣、どうでしょうか。
○平野達男君 従来の答弁のいずれも繰り返しであったと思いますが、もうちょっと積極的な評価というのをお聞きしたかったんですが、それについては申されないということでありますね。  今の御答弁を聞きますと、これから追加利上げがあるかもしれないといった局面においては、内閣府からも財務省...全文を見る
○平野達男君 いや、いいです。三省にお聞きします。──ないということでございますので、私は非常に好意的に解釈をいたしました。  それではもう一つ、次のテーマに移りますけれども、デフレの問題についてですが、これは昨年の、私、予算委員会で、デフレ脱却の定義はどうだということを始めと...全文を見る
○平野達男君 結局、これだということはなかなか言えないと、総体として判断するんだという、そういう御答弁だったと思います。  じゃそこで、そういう答弁である以上、次の質問もきちっとした答弁は返ってこないんだろうと思うんですが、総裁にお伺いしますけれども、今このデフレ脱却ということ...全文を見る
○平野達男君 内閣府はどうでしょうか。
○平野達男君 はい、分かりました。  それでは、次のテーマに移らせていただきます。二月二十一日の政策決定会合における報道をめぐっての質問をさせていただきます。  総裁にまず一点、冒頭確認させていただきます。  二月二十一日のNHK報道、昼の時間でございました。先ほど福井総裁...全文を見る
○平野達男君 憶測という定義はどうかは分かりません。私が申し上げているのは、事実に反しますねと、事実に反する報道をしましたねということをお聞きしているんです。
○平野達男君 この事実でない報道をしたということは、これはその後の総裁のいろんな発言の中で、市場にいろんな影響を与えたかもしれないということで問題意識を持っているんだというような発言をされていました。  私は、問題意識どころではなくて、この議論の中でも、委員会の中でもいろいろあ...全文を見る
○平野達男君 NHKさんは、これについて、報道については実は様々な本当に市場にいろんな影響を与えたんだということに対して理解をされたという理解でしょうか。
○平野達男君 ブラックアウトルールというのがございますが、これは日銀の内規です。この委員会の中でもいろいろ議論がございまして、当然、財務省も内閣府も政府全体としてこれは遵守すべきものだと、守るべきものだということで、財務省からも内閣府からもそういう答弁がございました。  過去の...全文を見る
○平野達男君 憶測に憶測の報道が出たと、こういう話ですね。  内閣府、どうでしょうか。
○平野達男君 日銀さんはどうでしょうか。十八年三月、十八年七月、これも含めて、改めてお聞きします。
○平野達男君 そうしますと、マスコミさんは、もしそれが今皆さんがおっしゃったことが事実だとすれば、全く事実に基づかない報道をしたと、完璧に憶測に基づく報道をしたということになるわけです。それか、皆さん方の調査が甘くて実は漏れていたという、二つに一つなわけですね。  そこで、こう...全文を見る
○平野達男君 日銀さんは、短観を発表するときは大変厳しい規制をしいていますよね。発表は、八時五十分に発表して、しかしその前に記者レクを八時二十分ぐらいから始めるそうです。一切携帯電話の持込禁止、それで、その間から部屋を完璧に密封してそこから一歩出ることも許さない。そして、八時五十...全文を見る
○平野達男君 山本担当大臣は、山本大臣は、三月二十七日、大久保委員の質疑に対して、揣摩憶測が渦巻く市場は不健全だと、こうした情報に対する冷静な、厳粛な受け止め方のルールが必要ではないか。本当にこのとおりだろうと思います。大臣でこういう発言をされたというのは、私は本当に評価するし、...全文を見る
○平野達男君 全く賛成でございます。特に、今回のこの日銀の政策決定については、そのプロセスを報道するというのはあり得ないんだということをこれマスコミが理解しないと駄目なんですね。繰り返しますけれども、プロセスを報道するに足るような報道が出てくれば、それが問題なんだということを追及...全文を見る
○平野達男君 例えば、量的緩和の解除、これ解除するかしないかだけなんです、これはね。それはその場で判断できるんですよ。これは事前の相談とか云々の問題じゃないですよ、これは。  それから、金利の引上げ。突然一%上げるとかなんとかと、これは大変な状況ですよ。しかし、そういうことを、...全文を見る
○平野達男君 まあいずれ、まあ相談するならそのスタッフを連れていけばいいし、それからもう一つ、やっぱり副大臣としてのやっぱり覚悟のことも私は今併せて問うているつもりなんですよね。  政策審議委員、それから総裁、副総裁、皆さん参加されて、それで判断をされる、そしてそういう状況の中...全文を見る
10月25日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○平野達男君 民主党・新緑風会・日本という名前がまた最終的に変わるかもしれませんが、平野達男でございます。  今日は、質問のトップバッターということで米を中心に何点か質問をさせていただきますが、その前に若林農林大臣、今まではリリーフエースみたいな形で農林水産大臣と環境大臣を兼任...全文を見る
○平野達男君 今農政をめぐる状況というのは、WTOの問題も含めていろんな問題が山積みだと思います。その中で、大臣がくるくるくるくる替わったというこの状況についてはどのように思われましたか。
○平野達男君 正に、今おっしゃったように、いろんな大臣がくるくる替わることによって頭がだれか分からなくなってきている。そういう中で、最終的に何かあった場合にだれが責任を持って決定するんだという状況が見えなくなっている状況が何か月か続いたんです。で、これは遺憾とか何かということじゃ...全文を見る
○平野達男君 しかし、若林大臣は内閣の一員でもあったわけですから、内閣としてそういう状況をつくったということですよ。しかもその中で代理という形で二回やられて、今回主戦、農林水産大臣に拝命をされたわけですけれども、内閣の一員としてどのように考えているかということは、私個人の問題とし...全文を見る
○平野達男君 いずれ、これ最終的には任命責任ということもあるんでしょうけれども、こういう状況をつくったということに対してのしっかりとしたコメントが、まあこれは予算委員会かどこかでやるべきだったと思うんですけれども、内閣からやっぱりあってしかるべきだったと私は思っております。  ...全文を見る
○平野達男君 こうした状況はいつまで続くと思いますか。
○平野達男君 ちょっと答弁が長くてなかなかちょっと整理するのが大変ですが、一言で言えば、大臣の認識は、今これからゆっくりこういう構造調整が進むからそれに任せておけばいいんだということを言いたいわけですか。
○平野達男君 私はそういう構造政策を進める前提は、少なくとも米作りをやっている農家においてもある程度の所得が今あるということが前提にならないとそういう議論は成立しないと思います。  何を言いたいかといいますと、今こういう状況で、生産費、物財費すらも割るような状況が今ここに起こっ...全文を見る
○平野達男君 日本は過去五十年間で人口が五割増えました。八千万人から一億二千万人になったんです。いろんな推計がございますけれども、今少子高齢化時代に入って、今少子化対策いろいろ議論されていますが、ある推計によれば、これから五十年間で過去五十年間で増えた人口がそのまま減るという推計...全文を見る
○平野達男君 いずれ、今の農地を守っている、それから米作りを続けている、その大きな部分というのは、基幹的農業従事者の六割は六十五歳以上というデータが出ていますけれども、六十五歳を過ぎた元気な高齢者の方々ですね、その方々が採算割れをもう分かっていながら耕し続けている。それは構造改革...全文を見る
○平野達男君 私も底沼の状況に行くとは思っていません。ただ、今大臣の御答弁の中で、前半はなぜ今年が米価下落したかという問題で、後半の部分についてはやや構造的な問題で原因を挙げられまして、後半の部分はそのまま将来にわたって当てはまることだと思います。  さらに、もう一つ私付け加え...全文を見る
○平野達男君 米の価格が上がります下がりますということに対してダイレクトに答えられないというのは分かります、そんなこと言ったら、また市場に大きな影響を与えますから。ただ、答えるのがなかなか難しいかもしれませんが、もし下落するという方向で判断する状況があるとすれば、先ほどの話に戻り...全文を見る
○平野達男君 今の御答弁の中で一点だけちょっと異議を挟ませていただきますけれども、高齢者農家の意識改革が進まないとおっしゃいましたけれども、私はこれは、もし意識改革という言葉を使われるんであれば、かつての高米価政策のツケなんだろうと思います。それから、さらに今の現状でいいますと、...全文を見る
○平野達男君 食糧法の法律の中に備蓄の規定がございまして、今大臣から御答弁がありましたように、米穀の備蓄とは、米穀というのは米ですね、「「米穀の備蓄」とは、米穀の生産量の減少によりその供給が不足する事態に備え、必要な数量の米穀を在庫として保有することをいう。」ということで、不足す...全文を見る
○平野達男君 日本はアメリカから千六百万トン毎年トウモロコシを輸入しています。自由化、要するにトウモロコシについては事実上自由化しているわけです。それが依存先がアメリカです。アメリカの事情によってトウモロコシの価格がこんなに変動していく。日本でそれ言うつもりはありませんというのは...全文を見る
10月30日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○平野達男君 ただいま議題となりました農業者戸別所得補償法案につきまして、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  去る七月の参議院通常選挙において、我々民主党は、農業政策では戸別所得補償制度の創設を唱え、多くの方々から御賛同をいただきました。経営の規模、年齢にかか...全文を見る
11月01日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○平野達男君 食料・農業・農村基本法、御承知のように四つの基本理念がございます。食料の安定供給の確保、多面的機能の十分な発揮、農業の持続的な発展、農村の振興というこの四つの基本理念があります。  私どもは、農業と農村振興というのは一体不可分であるというふうに考えています。そして...全文を見る
○平野達男君 今、主濱委員御指摘のように、第四条でその対象農家の規定がされております。第四条の中で、生産数量の目標に従って主要農産物を生産する販売農業者、この中で、戸別農家だけではなくて、農業生産活動を共同して行う農業者の組織及び委託を受けて農作業を行う組織のうち政令で定めるもの...全文を見る
○平野達男君 まず、そういうことがよく言われているということは耳にしますが、そもそもばらまきというのは一体何なんだというそのばらまきの定義を是非明確にする必要があると思っています。  ただ、私どもはあえてこういった、あえてといいますか、販売農業者を広く取ったということについては...全文を見る
○平野達男君 お答えいたします。  米緊急対策については、私はつまびらかな内容を承知しているわけではありません。ただ、いろいろ伝えられるところによりますと、需給計画上は三十四万トンが過剰であって、今回、たまたま政府の場合は回転備蓄でございますけれども、三十万トンちょっとのすき間...全文を見る
○平野達男君 基本的には、標準的な当該作物に係る生産費と標準的な販売価格とを比較いたしまして、生産費が上回っているという、そういう作物についてはこの法律の対象にでき得るというふうに考えております。  例示として、米、麦、大豆というふうに例示しておりますが、そのほかに菜種、てん菜...全文を見る
○平野達男君 品目横断、何ですか。
○平野達男君 米が入っている理由ですか。
○平野達男君 米に関する御質問でございましたが、その前に一点ちょっと気になったことがございまして、コメントをさせていただきます。  先ほど主濱委員の質問は、米の四十四万トンの扱いについて多分大臣に質問されていたんではないかと思います。ところが、大臣は、先ほどは備蓄ということで三...全文を見る
○平野達男君 まず、私どもは十年後に自給率を現行の、四〇%じゃなくて今三九%になりましたけれども、五〇%に上げたいという目標を設定しております。自給率を上げるためにはいろんなアプローチがあると思いますが、食生活を欧米型から日本型に変えるというようなアプローチもあると思います。 ...全文を見る
○平野達男君 まず、米を対象作物に含めている理由についてでございます。  米は多くの地域にとっての主幹作物と言っていいかと思います。先ほど来、今日、朝からずうっと御議論がございますけれども、米価の下落が農家経済を直撃していると、のみならず地域経済にも大きな影響を与えているんだろ...全文を見る
○平野達男君 対象農家と農地面積という御質問だったと思いますが、それをお答えするには、まず今回の法律で対象とする作物をまず特定する必要があります。これは朝からずっとお話が出ておりますけれども、米、麦、大豆、その他政令で定めるものということで規定することとなっておりまして、今、現段...全文を見る
○平野達男君 まず、今の考え方は、現行の為替相場、あるいは今WTOの協議等が行われておりますけれども、そういった状況に大きな変化がないという前提で今考えております。  そして、一兆円ということについては、何も積算を基にして、バックに基づいてきた額ではございません。過去十年間にお...全文を見る
○平野達男君 まず、今回の法案でございますけれども、WTO、FTA等の交渉との関係でいえば、ガット・ウルグアイ・ラウンドの合意された事項が今の状況でございますから、その状況を前提にして組み立てておるということであります。  その上で、小沢代表の発言等々といろいろな御指摘がござい...全文を見る
○平野達男君 まず、今の委員の御質問の中に、小沢代表は農産物の輸入貿易自由者主義であるという発言があったと思いますが、それは私どもは、小沢代表は自由貿易の推進には肯定的な立場取っております。しかし、そのセットで、守るべきものは守る、農業は守る、農村は守る、このことについての一念は...全文を見る
○平野達男君 その答えにダイレクトにお答えするかどうかは分かりませんが、筒井信隆ネクスト農林水産大臣は、今日午前中議論のありました自民党・政府の自民党米緊急対策の文書の中に、民主党は農産物の自由化をおいて云々という、仮定して云々という表現があることを引いて、断固とした抗議するとい...全文を見る
○平野達男君 考え方は一致しております。
○平野達男君 この法案の考え方につきましては、朝から何回もお話ししているとおりでありまして、標準的な生産費と市場価格が逆転している作物についてその差額を基本として補てんするものだというふうに規定しております。  それじゃ、しからば野菜ということでございますが、今の現下の野菜の価...全文を見る
○平野達男君 まず、今回の今チラシの問題で御批判が、いろいろ御指摘がございましたけれども、戸別農業所得補償法案の考え方は、今回の審議の中で、私どもが審議の中で今やり取りしていますが、明らかにしているつもりであります。  その上で、どうも委員の御質問を聞いていますと、農家からいろ...全文を見る
○平野達男君 まず、米の生産調整の廃止ということの考え方につきましては、昨年の三月に衆議院でこの法律の、今回の法律になる前段の基本法というものが出されております。あの中でも計画生産というのを入れまして、法律の中にきっちり米の生産調整の廃止というのを入れています。非常に問題じゃない...全文を見る
○平野達男君 まず、積算基礎ということでございますけれども、今委員御指摘のように、対象作物、それから対象作物が決まった場合に個々の作物についての単価を幾らぐらいに設定するか、こういったものが決まってこないと積算ができないわけであります。  午前中から御説明申し上げておりますけれ...全文を見る
○平野達男君 根拠のない数字ではなくて、一兆円を確保するという宣言でございます。
○平野達男君 まず、この法律の前提は今の状況をまず想定しているということでありまして、今の委員の質問の中では、米が五千円まで下がったということはこの法律の中では想定外の話であります、それが現実になるということは。ただ、このリーフレットの中で、先ほど来御指摘あったことについては真摯...全文を見る
○平野達男君 確かに過去の議事録を見ますと、もう土地改良なんか全面的に要らないんだからやめてしまえというような発言を、に似たような発言があったということも私は記憶しております。しかし、それは要するに無駄なものが多いんだという認識でお話をされていたんだと思います。  今、私どもは...全文を見る
○平野達男君 お答えに入ります前に、山田委員とは全国中央農協会の専務時代にもいろいろお世話になりました。今日こういう形で議論させていただくことを本当に有り難いと思っています。ただ、今回の参議院選挙で自民党から出られたのだけはちょっと残念だなというふうに思っております。  それで...全文を見る
○平野達男君 先ほど申し上げましたように、我が党は、日本の農業は自給率四〇%を割って三九%の状況になっている、今農村は景気のいろんなマイナスの影響も受けて大変な状況になっているということであります。  そして、今自由化というお話がございましたけれども、先ほど来、野村議員との議論...全文を見る
○平野達男君 まず、見解は私は一致しておるということははっきり申し上げておきたいと思います。  いずれ、先ほど言いましたように、WTO、FTAをやるときに、農産物は絶対譲りませんという姿勢で、じゃ本当に今の政府は臨めるんですかと。逆に言ったら、私は、済みません、山田委員にお尋ね...全文を見る
○平野達男君 まず、この法案でございますけれども、今委員御指摘のように、標準的な生産費と標準的な販売価格を基本としてと、基本としてその需要及び供給の動向を考慮して定めると規定してございます。  そこで、まず、標準的な生産費と標準的な販売価格ということでございますけれども、まず米...全文を見る
○平野達男君 今のお話の中で、補てんの水準を下げるという意味がちょっとよく分かりませんが、そういう観点で補てんの額を決めるということです。下げるということは、多分、標準的な生産費と価格ということが、それがもう大前提というふうに委員は考えておられると思いますが、この法案の趣旨は、そ...全文を見る
○平野達男君 その点に関しましては、少なくとも今まで各党に対する説明、あるいは先般内々の説明ということで農業団体にも説明してまいりました。ここについては、米についてはという特に前置きで、それをそのまま当てはまるわけではないということは再三説明しております。  そして、今日、いみ...全文を見る
○平野達男君 単価のという、そのほかの交付金というのは、例えば品質加算とか経営規模拡大加算ということでしょうか。どういうことでしょうか。そういう趣旨でしょうか。
○平野達男君 品質につきましては、今の品目横断対策につきまして、例えば麦、大豆等については等級別に定めて、それに対しての加算金をやっておるということはもう御承知のとおりであります。多分ああいう考え方でやることになると思います。  それから、環境に配慮したということについては、低...全文を見る
○平野達男君 逆にお尋ねしますが、どこが同じなんでしょうか。この問題については、先ほど言った、今日の朝からずっと説明しておりますけれども、今の品目横断対策とはもう全然違っているというふうに思います。  それから、山田委員はいろいろそれは御心配いただいているんだと思います。だから...全文を見る
○平野達男君 いいかどうかは別として、今までのいろんな政府提案の法律の中においても、例えば単価は農水産省令に規定するとか、そういう中で全部法律の外に置くわけです。  私どもの理解は、やっぱり法律というのは、そういう枠組みの中で、大きな枠組みというか、枠組みを示すものだというふう...全文を見る
○平野達男君 山田委員は何を御懸念でそういう質問をされるのかというのはちょっと私よく分かりませんが、まず、米の問題につきましては先ほど来言っているとおりであります。単価を引き下げるとか、そういうことは一切考えておりません。あくまでも適正な水準はどこにあるべきかということをきっちり...全文を見る
○平野達男君 もしそれをアドバルーンと言うのであれば、四〇%を四五%、山田委員はどのように取られますか。もう一度言いますけど、今あなたは与党の議員ですから、それを責任持って説明してください、まず。
○平野達男君 まず、議論を逃げないでいただきたい。これは議員同士の議論ですから。  私どもの問題についてはアドバルーンとおっしゃるんであれば、四〇%を四五%で上げている政府の自給率の目標は一体何なんだということを。今、山田委員は、今までは全中の問題というサイドで言われました。今...全文を見る
○平野達男君 いずれ自給率をようよう上げるために単価設定をどうするか、どういう筋道でやるというのは、本当に自給率を上げるというまず意識があって、その中で、先ほど来申し上げていますけれども、単価をどのように設定していくかというのは議論されるべきだと思っています。  そして、今正直...全文を見る
○平野達男君 今回の場合、義務化という意味がよく分かりませんが、需給調整はしっかりやるということであります。
○平野達男君 先ほどの野村議員、あるいは午前中の議論でも申し上げましたけれども、ネガとポジの関係で基本的に発想は違うんだということは昨年の三月のこの法律の前身となった法案の中にも示されているとおりでありまして、国会でもその旨の答弁をしています。そういうことであります。
○平野達男君 まず、米と生産振興を図るべき作物との考え方がやっぱり違ってくると思います。だから、米につきましては、今の現行の需給調整でもそうですが、国が基本指針を示して、それをブレークダウンする形で事実上は生産面積が配分されているというふうに理解しておりますけれども、今回は国が、...全文を見る
○平野達男君 まず、先ほど言いましたように、米についてはやはり翌年度にどれだけの需要量があるかということをやっぱりきっちり見積もることから始まるんだろうと思います。  その上で、今回の法律で予定しているのは、しからばその供給目的、生産量を達成するためにこれだけの米の生産面積があ...全文を見る
○平野達男君 まず、同意してくれないというのはこの参加しないということですね。という理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 まずは、この今回の私たちが考えている需給調整に乗って生産をするんだということであれば、一定の補てん金が受けられます。参加しないんだということであれば、今のその市場価格の収入しか入ってこないということだと思います。
○平野達男君 だから、そういうことが懸念されるから単価の設定は難しいということだと思います。少なくとも、今の米の価格の下落対策というのはナラシ対策と稲得がございますが、その例えばナラシ対策について言えば、たしか七百億ぐらいでしょうか、支出されたものは。それは一対三という、国と農家...全文を見る
○平野達男君 今の食糧法の中での生産調整は、たしか自主的に行うという規定になっていたと思います。今回私どもは、国、県、市町村がこの計画を策定するということを規定しておりまして、明確に国、県、市町村の役割を前面に出しておりますから、それは改正前の食糧法ではたしか国という規定が入って...全文を見る
○平野達男君 そのとおりでございます。
○平野達男君 まず、規模を拡大をしてもいいという農家がどのように考えるだろうかということを考えてみる必要があると思います。  まず、米価の動向がどうなるか分からない。将来とももし仮に米価の下落が見込まれる、特にもう需要の減少があるんじゃないかというような話は、見込まれるんじゃな...全文を見る
○平野達男君 いわゆるそういう所得補償をしますと農業構造が固定されるというのは、まあこれ一般的な理論としてはそうなるんだろうと思います。  しかし実際には、今、米に限って言いますと、米の米価水準というのは、本来ならば離脱する農家が頑張っているという、いわゆる経済学とか理屈の世界...全文を見る
○平野達男君 まずはこの法律に基づいて、今迎えつつあるような様々な困難な状況、そして農村は先ほど言いましたけれども大きく変わっていく、それに的確にこたえながら、地域農業、農山村の状況、農山村の振興に資するような運営をやるべきだというふうに思っております。それ以上のことについては、...全文を見る
○平野達男君 今の数字につきましては、例えば過去実績に基づいて単収はどうだった、過去の例えば麦については最大の作付面積が何万ヘクタールあってそのときの収量はどうであった、そういった実績を踏まえまして、そういう数字を踏まえながら、過去に実際それだけの生産量があったわけですから、その...全文を見る
○平野達男君 前回は基本法ということで、農政の全般的な、あのときはたしか、今の基本法ですね、三月に出された基本法の話ですね、今年の、あっ、分かりました。
○平野達男君 失礼しました。  いずれ今回の法律はあくまでも戸別所得補償法案という、農産物を生産した農家に一定の所得補償をするという法案でありまして、この中で自給率を五〇%というのを入れますと、法案上はこの措置だけで五〇%を達成するということになりかねません。今回の措置は五〇%...全文を見る
○平野達男君 まず、価格というのはあくまでも市場価格ですから、国際の価格じゃないということですね。  麦、大豆につきましては、畑で作る場合と転作で作る場合というのはやっぱり考え方を分ける必要があると思います。かつての麦、大豆、麦作交付金、大豆交付金の考え方は、今の品目横断対策に...全文を見る
○平野達男君 ですから、この法律が仮に制定されますと、この政令若しくは農水省令にゆだねているような単価については、場合によっては専門家の意見を聴きながら設定します。そしてそれを公表するわけです。その公表の単価で、例えば畑作で畑作物として麦、大豆を作る場合には、これを作った場合には...全文を見る
○平野達男君 そうです。
○平野達男君 まず、どういう状況にまず需要がこれから変化していくということについては、いろんな予想がございますけれども、仮に米の需要が減っていくということであれば、その需要に見合った供給計画を作って、そしてその計画にのっとった生産をしてもらうという需給調整を基本にやっていくという...全文を見る
○平野達男君 いずれ地産地消ということを私どもはずっと言ってきております。衆議院議員の篠原孝さんの発明に係る言葉でありますけれども、できるだけ地場で生産したものを食べようじゃないかと。ですから、その流れでいけば、国でできるもの、この国で生産できるものをできるだけ食べていこうという...全文を見る
○平野達男君 試算。
○平野達男君 そういった表をいろんな方々の要請に基づいて作って出したという経過はあることは承知しております。  ここで大事なことは、そういった表を作るときに、こういうものを積み上げていって一兆円ですという表では作っておりません。まず、ある程度一兆円を前提にしながら、米、麦、大豆...全文を見る
○平野達男君 一兆円を一つの枠としまして、私どもは米生産をきちんとやっていく、それで一方で自給率五〇%をやっていきたいというふうに考えております。  この一兆円で、じゃ、しからば本当に五〇%達成できるのか。これは今の段階では、かくかくしかじかで、こうこうこうで五〇%を達成できる...全文を見る
○平野達男君 まず、今の農林省の予算はたしか二兆七千億だったというふうに理解しておりますけれども、その中から全部一兆円というのはこれはなかなか難しいということだけは、これは私も直観的に申し上げられることです。  しからば、今までいろんな話がございましたけれども、民主党は何やって...全文を見る
○平野達男君 根拠のない数字が独り歩きするというのは、これは絶対に避けるべきだと私も思っております。  先般、私どもの福山政審会長が申し述べたというのは、事実として繰越しが四千億、不用がたしか幾らでしたか、ちょっと数字を忘れましたけれども、こういうあるということを、事実を申し上...全文を見る
○平野達男君 御承知のように、日本の農産物の自給率、カロリーベースでございますけれども、四〇%四〇%と言われていたのが、いつの間にか四〇%を割って三九%になっている。もう先進国と言われるような国の中でこれだけ自給率が低い国はないと言ってもいいわけです。その理由が、外国から安い農産...全文を見る
○平野達男君 まず、これも何回も申し上げたとおりでありますけれども、自由貿易に立脚した我が国日本は、やっぱり基本的にはWTO、FTAの推進は図っていかなければならないだろうということであります。しかし、だからといってそれがすぐ農産物の自由化ということにはつながらないということであ...全文を見る
○平野達男君 申し訳ございませんが、今日はその準備をちょっとしておりませんので、各国別のFTAをちょっと調べまして、後日御報告を申し上げたいと思います。
○平野達男君 ですから、WTO、FTAについては積極的に推進する、その過程の中で農業というのはもうできるだけ守っていくということであります。  しかし、これも午前中あるいは午後からの議論の中で御答弁を申し上げましたけれども、これは交渉事でありまして、いろいろなやり取りの中でどう...全文を見る
○平野達男君 ケース・バイ・ケースで、その時々の状況に懸かってくると思いますけれども。繰り返しになって恐縮でありますけれども、守るべきものは守る、特に日本の農山村、農業は守るということをしっかり意識しながらやっていくということだと思っております。
○平野達男君 まず、農産物の自由化を促進するという立場、スタンスだというふうな御指摘がございましたけれども、そういうスタンスは取ってないということは、これは再三申し上げたとおりであります。ここまで自給率が落ちてきている。繰り返しになって恐縮ですけれども、農村は疲弊している、そうい...全文を見る
○平野達男君 確かにいろいろあるんです、もう党内では。だから、それは、党内の中での議論があるというのはどこの党でも多分同じだと思います。  ただ、民主党としての考え方というのは、このマニフェストに示しているとおり、あるいは小沢代表の考え方、政権のマグナカルタでしたか、ということ...全文を見る
○平野達男君 この法律では、あくまでも標準的な生産費と市場価格を基本として様々な要素を勘案して交付金を交付するということになっておりまして、今の自給飼料作物、例えばデントコーンでありますとかいわゆる多収穫米と言われた飼料向けの米についても、十分これは対象になり得るというふうに考え...全文を見る
11月06日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○平野達男君 まず、大臣の先ほどの答弁を聞いておりまして改めて思ったのは、やはり農林省の、政府の政策というのは経営体の育成であるという、その経営体に着目した政策ではないかというふうに思っています。  他方、私どもは、その経営体という概念も決して否定するものではありませんけれども...全文を見る
○平野達男君 まず、御承知のように、我が国の自給率は四〇%を割って三九%まで落ち込んでいるということでありまして、およそ先進国と言われる国々の中でここまで自給率の落ちている国はないということであります。この自給率は何とか向上させにゃいかぬ。政府の方でも四〇%から四五%まで上げると...全文を見る
○平野達男君 先に、先に大臣でしょう。
○平野達男君 先に大臣でしょう。
○平野達男君 望ましい農業構造というのは、私どもの民主党の立場では、こうあるべきだというような明確な、例えば四ヘクタールとか二十ヘクタールとか、そういった構造で示すべきではないと考えております。あくまでも、今農村が迎えている今まで、これまでに経験したことのない激変という状況の中で...全文を見る
○平野達男君 この法案では、条文の中に、標準的な生産費と標準的な販売価格との差額を基本として、需給の動向等を勘案して交付金の単価を定めるというふうに規定がございます。  今、その単価をどの程度に設定すべきかということにつきましては、この委員会でも何回も答弁をいたしましたけれども...全文を見る
○平野達男君 まず、じゃ以下の話は米に限定して話をした方が分かりやすいと思いますんで、米を中心に話をさせていただきますけれども。  しからば、まず委員の御認識でちょっと私が分からないのは、今関税で、日本の米は、外国からの米が入ってくることを防いでいます、ミニマムアクセスは例外と...全文を見る
○平野達男君 関係という質問の意味はよく分かりませんでしたけれども、あくまでも……
○平野達男君 販売価格は、農家の場合は庭先の販売価格になると思います。という位置付けだと思います。
○平野達男君 はい。
○平野達男君 まず、米の生産費調査というのは、圃場レベルで農家がどれだけの経費を掛けているかということの経費です。そうですね、生産費というのは、まず。そして、その差額を精算するときの標準的な販売価格というのを比較するときは、農家が、じゃ、その対としてどれだけ一俵をやったときに手元...全文を見る
○平野達男君 はい。分かりました。  まず、もう事実だけを申し上げますと、米についてはこれは政府の数字ですよ、政府の数字。全算入経費については平均で一万六千八百七十円でしたか、忘れましたが、数字。一万六千八百七十円なんですよ、全国平均が。これだけの一俵当たりの米を作るときにお金...全文を見る
○平野達男君 まず、私の予算委員会の質問をよく見ていただいてありがとうございます。  一般論というか、一般論で申し上げますと、例えば政府の担い手、いわゆる品目横断対策の基礎となった法案でもこういった単価については全部省令若しくは政令に委任されております。私どもも野党が質問をする...全文を見る
○平野達男君 今のような議論を私は松岡大臣と何回もやりました。だから、だからこそ担い手の、要するに四ヘクタール、二十ヘクタールは間違っていると言ったんです。何が間違っているか。繰り返しになりますけれども、経営体というものに注目して、この経営体をつくると言ったことが間違いだと言って...全文を見る
○平野達男君 考え方とすれば、この法案では、先ほど来言っていますように、標準的な生産費と標準的な販売価格を基本とした差額を補てんすると言っておりますから、それに該当する作物を作付けしている農家、その作付面積に応じて交付金をお支払いするということであります。
○平野達男君 まず、これは、配分するというその言葉のイメージでありますけれども、国から、あるいは県から市町村から一方的に押し付けるという、そういうたぐいのものではありません。特に、米以外の作物については農家の意向ということが大事でありまして、麦、大豆を作った場合にはこれだけの交付...全文を見る
○平野達男君 法案の審議でありますから法案で見ていただきたいと思います。法案はあくまでも、先ほど来申し上げましたように、あくまでも標準的な生産費と標準的な販売価格の差がある場合にそれを交付するということでありますから、そこでは限定ということであれば限定付きであります。それから、対...全文を見る
○平野達男君 今出された米、麦、大豆というのは、私どもの理解ではいずれも生産費が市場価格を上回っている作物ですから、それをきちんと栽培していただければ、生産していただければ交付金の対象になると、交付対象になるというふうな理解です。
○平野達男君 いや、ですから、それ以外の作物についても、例えば先ほど言った、何回も繰り返しになって恐縮ですけれども、生産費を市場価格、販売の価格が下回っているということであればその対象になり得るというふうに考えています。
○平野達男君 このマニフェストで言っているのは、原則すべての販売農家という言葉を言ってきましたけれども、原則すべての販売農家ということであって、かつこれは交付金をしますから、交付金、お金を出しますので、それはきちっとした交付基準というのはやっぱり設定されなければならないというのは...全文を見る
○平野達男君 そのことについては委員会でも何回も答弁を申し上げましたけど、米と他の作物によってはやっぱり扱い方が違うであろうと。米につきましてはやっぱり需給調整が大前提であるということであります。そして、今の米価の下落、様々な原因があると思いますけれども、やっぱり過剰米が発生して...全文を見る
○平野達男君 条文上は、第四条、「国は、毎年度、予算の範囲内において、生産数量の目標に従って主要農産物を生産する販売農業者に対し、その所得を補償するための交付金を交付するものとする。」ということで、この「生産数量の目標に従って」というところで規定しているということであります。
○平野達男君 ここも米に限らずすべての作物がそうなんですが、最終的には各農家が生産するわけですから、翌年度にどれだけの米を生産するか、麦を生産するか大豆を生産するか、それは面積が決まらなければ生産できないわけでありますから、答えは、今の質問に答えて言えば、そのとおりであります。
○平野達男君 私は、だから、今までの生産調整とは随分性格が違っていると思います。今までの生産調整は作らないことに対しての補償みたいな形で生産調整が仕組まれていたのではないかと思いますが、今回はこういう計画で作るということに対して、作ったことに対して交付金を払うという仕組みですから...全文を見る
○平野達男君 米に一定の所得補償をするという制度は今ないじゃないですか。米を作ったことに対して一定の所得補償をするということに対する制度は今ありませんね、今の政府の政策の中では。あるかないかといったら、ないですよね。我々はそれをやろうとしているわけです。これが需給調整にもいい方向...全文を見る
○平野達男君 最優等生だと思っています。
○平野達男君 補足で。
○平野達男君 私、米については、先ほど言った米の価格の下落の問題につきましては、過剰米ということが突き詰めていけばその一言に尽きると思いますけれども、それ以外にやっぱり構造的な問題があるということはしっかり認識しなくちゃならないと思います。  その一点はやっぱり需要サイドからの...全文を見る
○平野達男君 まず、小沢代表の真意というか一番何を重点に置いているかといいますと、日本の農業、農村は守らなくちゃならないということです。  そのときに小沢代表は、多分その著書の中で述べた背景としては、まず日本農業は守りますと、守るときに当たって、守ることは関税で守るということも...全文を見る
○平野達男君 いやいや、是非説明させてください。
○平野達男君 まず、一方的に佐藤委員は決め付けの発言をされておりますけれども、よっぽど小沢代表を自由貿易主義者にしたいみたいですね、農産物の。そこは違うということだけは申し上げておきます。  今までの経過で、例えばガット・ウルグアイ・ラウンドのときに、米を一粒とも入れないと言っ...全文を見る
○平野達男君 いや、だから、まず待ってください。一方的におっしゃっていますから、こちらに言わせてください。  そのときに、米を関税化やるべきだというふうにただ一人主張した政治家は今の小沢代表です。その主張は何か。それをやった方がミニマムアクセスだって影響が少ないじゃないかと。そ...全文を見る
○平野達男君 むしろ、そうやって、そうやってですよ、あたかも、要するに、先ほどの関税化しないんだとか自由、一粒も守るんだというスローガンを掲げながら本当の部分の肝心なところをなくなってきているという事実があるということです。  それから、じゃ質問にお答えしますが、この法案のこと...全文を見る
○平野達男君 まずはこの法律を制定させたいと思っております。
○平野達男君 いつまで結ぶとかというのは、この法案の、農業者戸別所得補償法案の発議者としては答弁の外の話だと思います。  あと、最後、もう一つの問いは何でしたっけ。
○平野達男君 FTAは民主党は、もう本当に繰り返し申し上げておりますけれども、WTOもFTAも、貿易立国たる日本、これは積極的に推進すべきだと考えております。しかし、そのために、繰り返しになりますけれども、ここまで自給率が下がった農業、それから疲弊している農村、これを犠牲にするこ...全文を見る
○平野達男君 どうも私どもの今どういう行動を取っているか御理解いただいてないみたいなんですが、日豪FTAにつきましては当時の篠原孝、次の内閣ネクスト農林水産大臣が次のような党としての談話を出しています。  はしょりますと、たとえ一部農産物で例外化が認められたとしても、多くの農産...全文を見る
○平野達男君 前回の委員会でも申し述べたとおりでありますけれども、このリーフレットの作成者はとにかく分かりやすく、とにかく効果があるんだということを、一生懸命なんだと訴えたかったんだと思います。それで、米が五千円、仮に下がったとしても、この制度を発動すればきちっとした所得補償はし...全文を見る
○平野達男君 我が党の正にマニフェストというか、リーフレットです。マニフェストは別にあります。マニフェストでは市場価格五千円とか補償額一万円なんということは書いてありません。マニフェストに書いてあることで戸別所得補償政策というのを実践すればこういうことがやれるんですよということを...全文を見る
○平野達男君 そうであります。
○平野達男君 現行の今までの問題のある生産調整は廃止するということであります。しかし、需給調整はしっかりやります。その需給調整をやる上でのメリット措置も私どもはしっかりと用意したつもりであります。
○平野達男君 減反だけをして、そこに作付けがされなければ、この法律では交付金は交付されません。
○平野達男君 米に所得補償をする、だから需給調整を前提にして各農家の毎年の作付面積が決まってまいります。その作付面積に応じて、あるいは作付け目標に応じて生産をした農家に、その面積に一定の単価を掛けた交付金を交付するということです。  それから、先ほど来需給調整の話がございますけ...全文を見る
○平野達男君 誇大表示かどうかというのはいろいろ解釈はあるかと思いますが、要はこの政策の中身を分かりやすく説明したということで、米価が例えばここまで下がったとしても、多分この場合は目標価格的なものを一万五千円に設定したんでしょう、それで補償額が一万円だということで書いているもので...全文を見る
○平野達男君 まず、米と他の作物について分けて考える必要なんということは……
○平野達男君 米でいいですか、米だけで。
○平野達男君 米であれば、これは今の需給調整の仕組み、その枠組みをそのまま考え方としては使えるんではないかというふうに思っています。  今の需給調整については、国が要するにトータルとしてのマクロ需給の数字を示した上で、最終的には現場に下ろすということでやっているわけでありますけ...全文を見る
○平野達男君 そういった個々の地域ごとの取組については、これはたとえ市町村が入ったとしても、都道府県が入ったとしても、基本的に尊重するべきだというふうに私ども思っています。
○平野達男君 まず、米については、国全体として翌年度の需要量がどれだけあるかというのは、これ見積もるというのは今の制度でもそのとおりであります。そして、各県においてどれだけの生産が行われるか、それは過去の実績、現在の実績等々を勘案して配分されるというふうに想定します。その後、市町...全文を見る
○平野達男君 今の需給調整でもそれなりの取組をしているわけです。その取組の中に市町村とか県、それがまず入ってくるという意味において、そこを連携すればいいということで、今の需給調整の枠組みを大きく変えることは考えていません。  繰り返しますけれども、何が違うか。需給調整に参加する...全文を見る
○平野達男君 まず、この交付が、最終的に農家とのやり取りで決まった当該年度、あるいは翌年度になるか分かりませんが、当該作物の作付面積に対して一定の単価が掛けられて交付金が支給されるという仕組みになっています。  したがいまして、キーワードは作付面積でありまして、その作付面積につ...全文を見る
○平野達男君 まず、先ほどの事務が繁雑になるかもしれないということについては、それは対象品目が増えますから今以上にはなると思います。しかし、かつて麦・大豆交付金を支給したときも、きちっとそれは生産の状況を確認して、品質加算をしてやっておるわけです。本当にやらなくちゃならないと思っ...全文を見る
○平野達男君 全くおっしゃるとおりだと思います。  麦に関して言えば、今の日本の小麦は、例えばいいパスタを作る、あるいはパンを作るというものについては、必ずしも外から入ってくる小麦に比較して品質がいいというものばかりではありません。しかし、それは、今まである意味においては米に重...全文を見る
○平野達男君 まず、一兆円につきましては、この制度にのっとって自給率を上げる、あるいは下がっている米価に対しては一定の所得を補償する、そういった政策を講じるときのまず取りあえずの、取りあえずというか、枠というか、この額が必要ですという、私は宣言と言いましたけれども、民主党としての...全文を見る
○平野達男君 今その具体の作業を党を挙げてやっているということでありますので、その中の一環として、例えばいろんな仕事の発注方法の見直しあるいは特殊法人の見直し、こういったことを今やっているところです。そういった中からできるだけまず無駄を排除していく、そして付けなくてもいい予算とい...全文を見る
○平野達男君 まず、標準的な生産費につきましては、政府が出している生産費調査という統計がございまして、これの該当になっている作物としては米、麦、大豆等々があります。このデータをしっかりと活用するということだと思います。  しからば、標準的ということでありますけれども、これについ...全文を見る
○平野達男君 例えば酪農家なんかでは、御承知のように自分で作って自家消費している例もありますけれども、例えば牧草なんかでも販売している農家もありまして、それはその農家を対象にした捕捉をやればいいというふうに、単純にいけばそういうふうに考えています。
○平野達男君 これについては、正にこの条文に書いてありますように、需要と供給の動向を勘案して単価を定めるということでありますから、標準的な生産費と標準的な販売価格の差ということに、今どちらかというと生産が過剰なものについてはやっぱりそれを勘案しつつ単価を設定するし、もっともっと生...全文を見る
○平野達男君 いわゆる減らすとか増やすというのは、この間、先般山田委員との御議論の中でもいろいろやらせていただきましたけれども、減らすとかプラスマイナスということではなくて、私はどうしてもこだわりたいのは、あくまでも単価を設定するにはそういった要素を考えながら適正な水準の単価を設...全文を見る
○平野達男君 私が申し上げた趣旨は、これまでのナラシの発動状況を見ますと、一番多いときで九百億ぐらいだったでしょうか。あるいは七百億だったかもしれません。それは発動したときもあれば発動しないときもある。これは、価格が下がってきて低位安定で止まればこれは発動されませんから。そういう...全文を見る
○平野達男君 結論から言いますと、今私どもは標準的な生産費と標準的な販売価格については全国一本で考えています。一本で考えておいて、そしてそれで需要と供給の動向を勘案して定めるわけでありますが、そこで差額が決まってまいります。  そして、今申し上げた、今委員の御質問にあった、地域...全文を見る
○平野達男君 そこはもうちょっときっちり御説明すべきだったと思います。  品質加算については私ども畑作物だけを考えています。具体的なイメージとすれば、やっぱり麦、大豆という、ああいった作物に代表されるものでありまして、その品質が市場の中でなかなか反映されにくいというものについて...全文を見る
○平野達男君 不公平感というのはちょっとよく分かりませんけれども、いずれ、米については地域によって生産費が違います、また販売価格が違ってくると思います。だから、その地域ごとによって、じゃ補償する交付金の額、単価の考え方も違っていいんじゃないかという考え方もあると思いますが、これは...全文を見る
○平野達男君 発議者としては、やっぱり三年ぐらいは固定した方がいいんじゃないかというふうに考えておりますが、これについてもまだ専門家等あるいは内部でいろんな議論が必要だというふうに思っています。余り頻繁に変えるのはよくないと思っています。
○平野達男君 まず、米についてはもう先ほど来申し上げているとおりですから割愛させていただきますけれども、他のいわゆる生産を振興すべき作物については、何といっても、今どれだけその地域で当該作物が生産されているかということがまず基本だと思います。  そして、私どもは、この作物につい...全文を見る
○平野達男君 これは、生産数量目標というのは、戸別の農家については当該年度あるいは翌年度になるか分かりませんが、米についての作付面積が割り当てられます。それで、この交付金をしないか、罰則を科すか科さないかは、その作付面積を破ったときには、それは科さないということです。  一方、...全文を見る
○平野達男君 それは一般論でいえば、補助金を付けることによって、本来生産する力のない方が生産をすることで市場にいろんな歪曲効果を上げてそれは農産物価格が下がるということは一般論としてはあります。しからば、今の議論の中で、一定程度のゲタ、要するに加算をしたときに、いわゆる市場におい...全文を見る
○平野達男君 その問題は、今の需給調整にもそのまま当てはまると思います。  ですから、この措置をとったからといって、例えば、今、十五ヘクタールの水田農家がいて、販路もしっかり確保している、だからもう自分で自由にやれますよと言って、それで、そういうことで自分の経営方針を決めてやっ...全文を見る
○平野達男君 そういうことができれば、やれればいいんですが、私はやっぱりこれはできないと思います。先ほど言いましたように、麦は十年後までにはこれだけの生産やるから、個々の農家までレベル行ってこれだけの生産をやってくださいと言ってもそれだけのインセンティブを与えなければ農家は生産し...全文を見る
○平野達男君 先ほどの議論でもありましたけれども、今の需給調整の、今、地域協議会なんかでやっていますね。その枠組みをまずそのまま使うんだろうと思っています。  繰り返しますけれども、何が違うかというと、そこに県、市町村の行政の関与の度合いが今度は大きくなるということでありまして...全文を見る
○平野達男君 じゃ、以下は米以外の作物、特に麦、大豆なんかをイメージしてお話しをさせていただいてよろしいでしょうか。
○平野達男君 そうですね。  これはもう、先ほどもこれはずっと申し述べてきたとおりでありますけれども、麦、大豆を畑作で作った場合に、あるいは転作で作った場合にはこれこれの交付金が支給されますという単価が公表されます。そして、生産者はその単価を見ながら、じゃ、麦、大豆を作ろうかと...全文を見る
○平野達男君 かつてのいわゆる減反というのはそれでやったわけですよね。それを十五年度に改めて、自主的な生産調整ということであったので改めたというのは、先ほど佐藤委員が質問の中で言ったとおりです。  要は、需給調整は本当に難しいですよ。これは何回も私も言ったとおりです。パーフェク...全文を見る
○平野達男君 いずれ、需給調整は、米価の安定、それから米以外の作物を作るための、推進していくという面においてもこれは重要な措置であります。  様々な問題がありますけれども、この需給調整をしっかりやっていくための体制整備、それから市町村、そして地域協議会、農家、あるいはいろんな農...全文を見る
○平野達男君 まず、農業者戸別所得補償法、補償というのは一体何なのか、あるいは戸別所得補償というのは何なのかということについての具体的なスキームは、この法案を通して明らかにしたところです。  そして、マニフェスト、ビラ等々のことについては、いろんな解釈もございますけれども、基本...全文を見る
○平野達男君 マニフェストでは原則すべての販売農業者というふうに書いていたと思います。今回の法律では、じゃ原則というのは何なのかということを具体的に説明しているというふうに思っています。  それから、イメージが違うんじゃないかと。それは、最終的には、この法案を出して皆様方がどの...全文を見る
○平野達男君 事実だけいきますと、生産調整の廃止ということは今回のマニフェストにたしか入ってなかったと思います。生産調整の……(発言する者あり)いや、マニフェストです。ビラにはあります。それは、生産調整の廃止というのは、平成三年の、昨年の、三年だったか、三年のいわゆる基本法の中に...全文を見る
○平野達男君 ですから、何回も申し上げますが、需給調整をやるんです。(発言する者あり)いや、生産調整とか、要するに、きちっと計画生産やるんです。その必要性については認識一致しているでしょう。それは私たちも共通した認識を持っているんです。それはよろしいですね。よろしいですね、それは...全文を見る
○平野達男君 繰り返しますけれども、問題のある現行の生産調整システムに変えますということを言っているんです、我々は。今の現行の生産調整システムでは……(発言する者あり)いやいや、変えます、廃止です。それを廃止と言ったんです。私どもは廃止と言ったんです。それによって変わりますという...全文を見る
○平野達男君 まず、すぐに発動できるか、今その前提としてWTOドーハ・ラウンドが決着して関税が一気にゼロになっちゃったというようなことの想定だったと思います。そういう前提で話をするのが妥当かどうかよく分かりませんが、少なくとも、例えば米についていきなりゼロになったということになり...全文を見る
○平野達男君 そういう緊急事態が起こったときのために政府があって、多分大臣がおられるんだと思います。  今の米の米価の下落についての緊急対策、あれがいいかどうかというのは私もいろいろ御意見はございますが、論評は差し控えさせていただきまして、そういう対策を取っていまして、そういう...全文を見る
○平野達男君 そのことについても再三御答弁申し上げましたけれども、今のこの法律の枠組みは、WTO交渉でいえばガット・ウルグアイ・ラウンドの枠組み、それを前提にして考えていまして、それが大きく変わったときの状況については今のところ想定外だということであります。
○平野達男君 まず、もう御承知のように、関税と直接支払の違いは何かというと、関税の場合について、関税の、米の例を取って考えれば分かるわけでありますけれども、ミニマムアクセス以外に米が入ってこないということであれば米の国際価格で国内市場価格が形成されるわけではない、理屈上は。その結...全文を見る
○平野達男君 理屈上は自給率を上げるということは十分可能です。ただ、違いは何かといいますと、もし今麦なんかを、例えばマークアップ全部やめるとか関税をゼロにするとかいうことで完全に国際市場の麦価のあれで形成されるということにすると、補てんの価格がどんと増えてまいります。だから、予算...全文を見る
○平野達男君 この法案では標準的な生産費と市場価格の差を基本としたと、何回も言って恐縮ですけれども、それがこの法案の中のキーワードというか核でありまして、飼料作物についても、デントコーンでありますとかそういった作物は対象になり得ますので、そういった概念で、考え方で所得補償をすると...全文を見る
○平野達男君 これは、例えば一兆円の中で飼料作物の生産振興にどれだけの予算が回るのかというような数字が示されればこれは説明がしやすいと思うんですが、この今回の法律については、米を始めとしてすべての作物について、その補償額については専門家の意見等々を聴きながら定めるということになっ...全文を見る
○平野達男君 今の委員の御質問は、多分、政府が今やっている需給調整、あるいは私どもが生産のメリット措置を与えたとしても出てくる問題だろうというふうに思います。  要するに、米を作らないで水田に何を作物を作るか。そのときに生産者は、まず作りやすさと併せて、どっちがやっぱり、まあ俗...全文を見る
○平野達男君 法律では、これは省令ですね、あっ、政令ですか、政令に委任しておりますけれども、これも大変同じ答弁を何回もやって恐縮ですけれども、こういった単価の設定については我々議員がえいやっということで決めるわけにもなかなかいかないということもございます。まず専門家の意見等々ある...全文を見る
11月08日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○平野達男君 まず、世界的な食料の不足が懸念されるんではないか、そういう中で、各国、食料輸出国とされる国々が輸出の規制を、措置をとり始めているということだというふうに思っています。  この食料不足については需要と供給の両方から見る必要があると思っています。  需要につきまして...全文を見る
○平野達男君 先般、政府の方から米緊急対策が打ち出されたことについては、今委員からお話があったとおりです。  この柱は二つありまして、一つは、備蓄百万トンまで積み上げましょうということで、今たまたま米価下落の背景にあるのが米の過剰であるということがありまして、三十四万トンをまず...全文を見る
○平野達男君 米価の下落の防止ということについては何といってもやっぱり需給調整が基本になるというのは、これは今後とも変わらないんだろうと思います。  しかし、その需給調整は、ちょっと今後ろの方にお伺いしたら、三十年間生産調整やってきているわけです。生産調整をやってきた結果、なお...全文を見る
○平野達男君 私どものいわゆるマニフェストには、「原則として全ての販売農家に戸別所得補償を実施します。」という規定をしていまして、「原則として」という言葉を掛けております。そして、今回の法律の中で具体的な中身を示したということです。  なお、このリーフレットにつきましては、初日...全文を見る
○平野達男君 ええ、変わっておりません。
○平野達男君 例えば、米についても生産費調査というのはこれは政府が出していまして、これはやっぱり信頼するに値するというか、信頼するしかないデータだと思っています。  私どもは、今回は、それに対しての市場価格、これを何にするかということについてはこの委員会で私は何回も庭先販売価格...全文を見る
○平野達男君 いずれ法律の枠組みについては、これは何回も申し上げたとおりですけれども、標準的な生産費と標準的な販売価格との差額を基本とした交付金ということで、その尺度をやっぱり維持するのは原則だと思っています。  それで、今の牧野委員のお話にあった、いわゆる条件不利地域というよ...全文を見る
○平野達男君 私ども所得という言葉を使ったのは、労賃も物財費も含めて投入したことに対して市場価格がどういう値段で形成されるかということから考えて、本来であればその労賃と、少なくとも労賃と物財費は賄われるような値段で価格が形成されることが望ましいんだろうと思います。そして、その労賃...全文を見る
○平野達男君 いろいろ御指摘いただいておりますが、選挙中に誤ったメッセージを送っているかもしれないとか、そういった御指摘をいただいておりますが、いずれ、今回私どもがこの法案で示した姿がマニフェストで言ったところの戸別所得補償の考え方でありまして、これからキャラバン隊を張って全国に...全文を見る
○平野達男君 御意見としてよく承っておきたいと思います。
○平野達男君 今回の場合は実施法でありまして、普通の、例えば品目横断にしても先般の政府の担い手法案にしても、これは予算関連法案ですから予算とセットで多分法律も出されたと思います。あっ、あれは逆、担い手は先に法律走ったかな、順番どうだったですかね。通例では、いずれにせよ法律の段階で...全文を見る
○平野達男君 例えばこういう例が妥当かどうか分かりませんけれども、政府が例えば公共投資何か年計画って、何兆円ってぽんと出すわけです。それで、じゃそれ全部積算バックあるかといったら、そこからブレークダウンを始めるわけです、毎年毎年の予算の中で。そういう手法を取りながら、まず政治の姿...全文を見る
○平野達男君 夢とおっしゃいましたけれども、夢かどうかは別として、私どもの挙げた政策に対していろんな解釈がされたということはあったかもしれません。ただ、大事なことは、私どもの挙げた政策に対してそれだけの反応があったというのは、今までの農政がそれだけひどかったということでしょう。そ...全文を見る
○平野達男君 考え方を変えたというふうにおっしゃっていましたけれども、私どもは考え方を変えたという考え方は持っておりません。いずれ今回の法律の中身、考え方についてはきちんとしっかりと説明していくということです。
○平野達男君 いや、正に条文のとおりであります。それを今答弁のやり取りの中で差額と言ってみたり生産費が市場価格より上回っていると言ってみたり、あるいは逆転をしているという言葉を使ったかもしれません。  しかし、あくまでも今回は法律の審議ですから、法律の審議の中で、この中で標準的...全文を見る
○平野達男君 そのとおりであります。
○平野達男君 今の前提条件は、価格が生産費より上回っているという状況ですか、という御質問だったですか。
○平野達男君 ということですか。それはもう、価格は要するにもう生産の補償する水準を超えていますから、今回は発動されないということであります。
○平野達男君 あるんではなくて、今ちょっと私、山田委員の御質問を聞いていて、何が問題なのかというのがいま一つよく分かりません。  要は、今回の米の、今米を限定に、じゃ米で話していきますけれども、米の生産費と市場価格に差がある、これは当然、これは所得補償と言っているんですから、そ...全文を見る
○平野達男君 やっと委員の問題意識分かりました。  まず、本当に経営マインドというか、自ら経営の判断できるような多分農家、経営の判断というか、きちっと将来見通した、ある程度将来見通しに立って自分の経営がどういう状況かというのを判断できる農家を多分想定されているんだと思います。そ...全文を見る
○平野達男君 大変重要な御指摘をいただいたと思います。そのとおりだと思います。  特に、中山間地域では七反、八反持っている農家で高齢者が頑張っている。そこで単独で生産調整しろと言ったって、もうほとんど無理です。だから、そういうところでは多分集団転作をするとか、そういった土地利用...全文を見る
○平野達男君 私が言ったのは、今の中では、米の価格が下がれば構造の改革に資するという、そういう趣旨だというふうに御発言がありましたけど、そういうことは考えていません。私が言ったのは、米の価格を形成するのに今回の米緊急措置対策、これは必要、やむを得ない措置だったのかもしれません。こ...全文を見る
○平野達男君 まず、ちょっと今手元に、輿石私どもの会長の本会議での演説の内容ですけれども、確かにその表現を使っておりますけれども、こうも言っているんです。国内農業の拡大を図らなければなりません。それから、掛け替えのない環境の維持や食料の安全保障という見地から、国内農業の拡大を図ら...全文を見る
○平野達男君 まさしくそういう気持ちで私たちも臨みたいと思っています。
○平野達男君 まず、具体的にお答えする前に、加治屋委員の御指摘については、耳を傾けるべきについては傾けなくちゃならないと思っております。  事実、生産調整については、正直なところ、米を本当に全部作っていいんですかというふうに私は問い掛けられたことがあります。いや、そんなことはあ...全文を見る
○平野達男君 まず、いろいろ今御発言がございましたけれども、直接支払、我が方で言うところのこういう所得補償が価格の形成にどのような影響を与えるか。これは先ほど、午前中の参考人質疑の中にも、生源寺参考人の方から価格形成に織り込まれるのではないかという発言がございました。私は、これ聞...全文を見る
○平野達男君 まず、この話は米に限っての話ですから米限定で話を進めさせていただきますけれども、我が方の今回の措置は、誤解のないように申し上げておきますけれども、需給調整を円滑にするための措置ではないと。あくまでも、一定の所得を確保して農家の生産を継続していただく、あるいは近い将来...全文を見る
○平野達男君 こっちに質問してください。こちらに質問してください。
○平野達男君 まず、その前に、大臣はある相当のイメージをこさえてしまって答弁されていますね。私らは、国、県、市町村の関与はさせますと。正直言って、それを具体的にどうするかというのはこれからの制度設計にもかかわる話ですから、かくかくしかじかのことは申し上げられません。ただ、私たちが...全文を見る
○平野達男君 まず、三百万トンの根拠については、平成五年のいわゆる大不作のときに米を約二百五十万トン緊急輸入した経過がございまして、それを踏まえた上で三百万トンという数字を出しています。  今議論のありましたのは、これ棚上げ備蓄ですから、棚上げ備蓄でこれは何年で回転するかという...全文を見る
○平野達男君 是非、問題提起、問題意識として指摘していただければいいですよ。
○平野達男君 これは農林漁業再生プランというのを今から四年前に、私もメンバーだったんですが、作りました。  そのときに、正直に申し上げまして、生産調整をめぐって激しい意見の対立がありました、中で。米は自由に作らせたらどうかとかですね。そこでやっぱりかなり割れていたんです。当時は...全文を見る
○平野達男君 廃止をするというようなことは考えておりません。
○平野達男君 これは予算補助だから、要するに恒久的措置ではないということを言いたかったんだと思います。  選挙が終わったら順次撤廃される方向というのは、まあ正直申し上げまして、私もコメントのしようがございません。
○平野達男君 まず米につきましては、需給調整がございますから多分青に入るんだろうと思います。それから、ほかのものについては、基本的には黄色に該当するんだろうというふうに思っています。
○平野達男君 ええ、大変失礼いたしました。今、産地づくり交付金は緑であります。いわゆる生産調整を実施する中での加算金というものは、姿を変えてもこれは当然緑だというふうに言うことができると思っています。
○平野達男君 多分黄色だと考えています。面の皮を厚くして緑と一緒にすることはできるかもしれませんが、多分認められないでしょう。
○平野達男君 まさしく今委員おっしゃられたように、WTO上の上限は黄色の政策、いわゆるAMSの削減ですが、日本に割り当てられている枠は約四兆円ございます。現在使っているお金は六千四百億円ということで、まだまだすき間はあります。ですから、これはもう日本に割り当てられています権利です...全文を見る
○平野達男君 今までの御質問は、民主党はそれを加速するんではないかという御質問、何か自由化、完全自由主義者とかというお話ありましたけれども、今の谷合委員の質問は、要するに政府がのんだら変わってくる、自由化をのんだら、自由化を進めたらそういう何というか状況も生まれるのではないかとい...全文を見る
○平野達男君 いや、何かよく分かりませんが、私らはもう何回も言っていますけど、ガット・ウルグアイ・ラウンドの状況でこれ作っていますから、この状況が変わったらその状況のときでやっぱり考えるしかないと考えています。
○平野達男君 まず、これもじゃ米中心にお話を進めさせていただきますけれども、今の米価は標準的な生産費より大きく下回っているということはこの委員会でも何回も申し上げたとおりで、委員もそのことについては御承知のとおりだと思います。ということは、生産者が、今米を買うときに払っているお金...全文を見る
○平野達男君 ちょっと補足させてください。  今日午前中の生源寺参考人の意見を聴いて、ああ、やっぱりなと思ったことがありました。それは、生源寺参考人も固定するという言葉を使いましたね、農業の構造を。ああ、こういう前提で担い手の法案のあれをつくったのかというのを改めて分かりました...全文を見る
○平野達男君 今の食生活、これをこのままを前提にして食料の完全自給を、一〇〇%というのは、これはなかなか難しいと思います。しかし、さはさりながら、国である以上、国民の食料についてはできるだけその国の食料で確保するというのはどの国も基本的方針なんだろうと思います。  それで、じゃ...全文を見る
○平野達男君 まず、先ほどの舟山発議者の答弁の中に、五キログラムを余計に食べてもらって自給率を二%上げるということが五〇%の自給率の向上の中に含まれているというようなニュアンスの発言がございましたけれども、先ほどの、ちょっと訂正させていただきますが、こういう食生活の改善によっても...全文を見る
○平野達男君 私は、農業基本法にはいろんな見方がございますけれども、私はもう本当に単純にあそこで言われた選択的拡大というのは国民の消費動向に、変化に応じた国内生産振興を図るんだという思想であったろうと思います。  しかし一方で、今日ずっといろいろ議論になっていました、農産物の自...全文を見る
○平野達男君 今、紙委員が言われたことについて、ここはおかしい、ここは違うんじゃないかというようなことを言う必要はないというふうに思います。大部分はそういうことは言える面だというふうに思っています。  大事なことは、そういう状況の中で、繰り返しになって恐縮ですけれども、日本の食...全文を見る
○平野達男君 貿易の自由化でありますとか、為替の固定相場制から変動制への移行などといったことは、日本だけではなくて世界的に進んできた傾向ですね。その一方でヨーロッパは、そういう中で自給率が上がってきた国が多いです。何をやってきたか。これがやっぱり直接支払なんだろうと思います。そう...全文を見る
12月05日第168回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○平野参議院議員 ただいま議題となりました農業者戸別所得補償法案につきまして、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  去る七月の参議院通常選挙において、我々民主党は、農業政策では、戸別所得補償制度の創設を唱え、多くの方々から御賛同をいただきました。  経営の規模...全文を見る
12月12日第168回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○平野参議院議員 まずもって、宮腰委員長を初め委員の皆様方には、戸別所得補償法案の審議、きょうから入っていただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。  ただいまの御質問でございますけれども、まず、この法案自体は、WTOに関するさまざまな農業協定、あるいはガット・ウルグアイ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、私どもの作成したビラについて、中山間地域等の直接支払い二百二十一億しかないんだということに対しての御批判でございますが、このもともとのリーフレットは、品目横断対策がまだ審議中のときにできていたリーフレットでありました。ところが、これは事実関係からいいますと...全文を見る
○平野参議院議員 まず、自給率を向上させるためにはどういう政策が必要か。  一つは、食生活の改善ということがあるということだと思います。例えば、今、米の消費が減っておりますけれども、一人当たり年に五キログラム、もうちょっと米を消費していただきますと、単純計算ですが、それだけでも...全文を見る
○平野参議院議員 まず、この法律の枠組みにつきましては、御承知のように、標準的な生産費と標準的な販売価格との差額を基本として、その需要及び供給の動向を考慮して定める面積当たりの単価、これを基本にして交付金を算定しようということになっております。  まず、一点目の米についてでござ...全文を見る
○平野参議院議員 今委員がいろいろなことを申し上げていただきましたので、ちょっと時間を拝借いたしまして、いろいろ私どもの考え方を申し上げさせていただきたいと思います。  まず冒頭の、関税を引き下げれば農業経営が圧迫される、そのとおりであります。  今までの自民党農政は何をやっ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、米の生産調整、需給調整、どちらでもいいんですけれども、私どもは需給調整という言葉で使っておりますが、これは必要不可欠であると思っております。  この姿勢につきましては、昨年の通常国会で衆議院で提出させていただいた我が方の基本法の中でもその旨の発言をしてお...全文を見る
○平野参議院議員 まず、委員も言葉の遊びはやめた方がいいとおっしゃいましたので、生産調整とか需給調整ということは、余り言葉の意味として、私も分け隔てなく使ってきたつもりでありますが、言葉の問題として意味がないです。ただ、考え方として、政府のやってきた生産調整とは全く違うということ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、冒頭、西委員の方から、この政策は農業構造を固定する、あるいは今の現状を先送りするのではないかという御発言がございまして、これは先ほどの小里委員の最後の発言にも関連するわけでありますが、これが今の米の販売農家をどうするかという定義にも関係しますので、ちょっと...全文を見る
○平野参議院議員 米についてどの程度の補てんをするか、あるいは所得補償をするかということについては、他の作物についてもそうなんですけれども、この判断は慎重にいろいろな形で検討してやっていく必要があると思っています。  その上で、今回、私ども発議者として考えたのは、全算入経費とい...全文を見る
○平野参議院議員 時間でございますから簡潔に答弁させていただきますが、いずれ、今回の我が方の戸別所得補償法案では、今価格が下落をしている、そういう中で、生産費の中の経営費、物財費すら賄えない農家がおられて、そういった農家が頑張っておられる、そういった農家が意欲を持って取り組んでい...全文を見る
○平野参議院議員 まず、農政は、農産物ということに着目しますと、かつてはやはり価格政策であったと思います。そして、価格政策から構造政策に転換をして、生産性を向上させて、価格下落があったとしてもそれに対応できるような農業体、農業者あるいは経営体を育成するという方向で転換されてきまし...全文を見る
○平野参議院議員 私どもも、今、先ほど舟山発議者も言いましたけれども、農村の急激な変化に直面しているという中で、その変化というのは、農業従事者の減少であり、農家の高齢化であり、その高齢農家が後継者がいない、そういう状況でございます。そういう中で、農地の流動化、そういったものは不可...全文を見る
○平野参議院議員 まず、この法律につきましては、当該作物の標準的な生産費と農家の販売価格に差があるものについて、一定の考え方に基づいて所得補償をしていこうということでございまして、そういった差のある作物についてはできるだけ対象にしていきたいというふうに考えております。  しから...全文を見る
○平野参議院議員 まず、作物につきましては、需給調整が必要な、あるいは生産調整が必要なと言ってもよろしいですけれども、米と、いわゆる生産振興を図っていくべき麦、大豆等々の作物と分けて考える必要があると思っています。  米につきましては、今やっているような需給調整のシステム、当該...全文を見る
○平野参議院議員 まず、今の御質問にお答えする前に、先ほどの転作の推進の仕方についての考え方でございますが、基本的に、転作を進めるためには、やはりしっかりとした補てん措置をとらなければこれは進まないだろうというふうに思っています。  その具体的な補てん措置の考え方ですが、まず、...全文を見る
12月18日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○平野達男君 民主党・新緑風会・日本の平野達男でございます。  今日は、先般新聞記事に出ました、アメリカのキーナム米農務次官が日米次官級経済対話での内容に触れまして、日本側は三十か月未満で食品安全委員会に諮問したいと発言したという記事が出ておりまして、それからいろいろな官房長官...全文を見る
○平野達男君 そうしますと、二十一か月以上の全頭検査は、日本の方針としては少なくとも国産牛についてはずっと継続するし、その見直しについての議論についても全くやっていないということ、そういう理解でよろしいでしょうか。
○平野達男君 今、食品安全委員会の方では、過去日本では三十三例BSEが発生いたしましたけれども、八例目と九例目がいわゆる若齢牛でございました。その若齢牛から検出されたプリオンをマウスに転移するかどうかという実験をやっているというふうに言われております。  ちまたでは、この実験結...全文を見る
○平野達男君 八例目と九例目の若齢牛のBSEの発症は、これはもう変わらないということですね。  岸副大臣に確認いたしますけれども、この八例目と九例目、若齢牛が発見されたということが日本における二十一か月以上の全頭検査を継続という大きな理論的な背景になっているというふうに理解して...全文を見る
○平野達男君 参考までにお伺いしますけれども、参考までにというか、お伺いしますが、キーナム農務次官は、三十か月未満ということで、アメリカとしては実は要求は全月齢廃止で、月齢にかかわらず輸入を認めてもらいたいということを言っているようですが、アメリカの屠畜の実態についてお伺いします...全文を見る
○平野達男君 新聞記事によりますと、三十か月未満でも日本がこれ渋ったというふうな記事が出ていまして、これ自体非常に不快だというふうにキーナム農務次官は言ったというふうに言われていますが、仮に三十か月未満で解除されますと、米国産の牛肉がほとんどフリーで入ってくるということでありまし...全文を見る
○平野達男君 アメリカに問い合わせたという事実もないということですか。
○平野達男君 外務省はこの新聞記事見まして、日本側は三十か月未満で食品安全委員会に諮問したいと発言したという記事が出たときに、これどういうふうに思われました。これ読売新聞、朝日新聞、日本農業新聞、経済新聞、この四社が同じ記事を出している。これに対して、承知していませんという話じゃ...全文を見る
○平野達男君 だから何なんですか。忌憚ない意見を言うから、三十か月未満ということを食品安全委員会で諮問したいという発言してもいいということですか。
○平野達男君 じゃ、日本政府として食品安全委員会に三十か月未満で諮問するということを発言したということですね。
○平野達男君 じゃ、先ほど発言したことは何なんですか。コメントじゃないんですか。  それで、もう一つお伺いしますが、じゃ、これね、もう一回だけ言います、じゃ、ここだけ。食品安全委員会に諮問したいと発言したということについてはコメントできないということですか。
○平野達男君 個別の信頼関係と言いますけど、米農務次官は日本側は三十か月未満で食品安全委員会に諮問したいと発言したと言っているんですよ、これ。これは信義則違反ですか、そうしますと。
○平野達男君 諮問したいと発言したと言っているんですよ、新聞記事は、ここは、書いてあるんですよ。それをどうかと聞いているんです。
○平野達男君 意味がよく分かりません。話題というのは一体どういう意味ですか。
○平野達男君 農水省と厚生労働省にお聞きしますけれども、食品安全委員会に対する諮問というのは農水省と厚生労働省が権限を持っているというか、やる仕事だと理解していますが、それでよろしいでしょうか。
○平野達男君 それでは、キーナム農務次官の発言のように三十か月未満で食品安全委員会に諮問する用意はあるんですか。
○平野達男君 方針は決まっていないという話でした。ところが、話題としては何かいろいろ出したらしいですね。どういう権限で、どういう内容で話題として出せるんですか。  日本は、今の農林水産大臣の発言にしますと、技術的ないわゆる評価書、評価をやった上でというお話でした。実は、私はこれ...全文を見る
○平野達男君 交渉だとか何だとかと、私はそんなのどっちでもいいですよ。  とにかくその中で、国の方針の中で、方針として、今、農林水産省と厚生労働省としては諮問するという段階に至っていないと言っているわけですよ。そのことを、例えば仮定の話だとか云々とか言っているんだけど、それをび...全文を見る
○平野達男君 答弁をとにかくごまかさないでくださいよ。キーナム次官の発言は、これはだから誤解だというふうな理解でいいですかと聞いているんですよ。
○平野達男君 決まったとかどうのと、当たり前じゃないですか、こんなの。決める会合じゃないと言っているんだから、これは。  もう一回、では聞きますけど、いいですか、こういう話題になったというのは何が話題になったんですか、そうすると。日本側から仮定の話でどうのこうのというふうに言う...全文を見る
○平野達男君 いずれ、非常に外務省のやり方は、言葉は悪いけど、ひきょうだよ、本当に。  要するに、農水省と厚労大臣はそういう段階にないとはっきり言っているんですよ。そういうことがアメリカに伝わっていないことが問題なんですよ。それを全然問題にしようとしていない。それで、コメントで...全文を見る
○平野達男君 一体じゃないから問題にしているんですよ、これは。言葉でごまかしちゃ駄目ですよ、それは。  それで、これ、ちょっとお手元に資料が配付してございます。こういう文字ばっかり書いた資料をちょっと見ていただきたいと思います。  一枚目の上、「米国産牛肉の輸入問題について」...全文を見る
○平野達男君 是非、作っていただきたいと思いますが、その準備はありますか。
○平野達男君 なぜ難しいのかよく分かりませんが、いずれ、官房長官の発言というのは正式の政府の公式見解だろうと思います。それが正確に伝わるためには、新聞じゃ駄目なんですよ、新聞はいろんなところデフォルメするから。だから、それの会議録、議事録をちゃんと公表すべきなんです。そうでないと...全文を見る
○平野達男君 もう一点お伺いします。  政府としては二十か月を三十か月にすることで食品安全委員会に諮問をすることで検討しているということでよいかということをある記者が聞いたら、それは前からそういう方針だ、それは日米の合意を得て今度諮問することになっている、その合意を得られたかど...全文を見る
○平野達男君 だから、今のその言葉をそのまま受けますと、要件緩和ありき、だけれども、月齢撤廃は駄目だけれども三十か月未満ならいいよというふうに取れちゃうんですね。  それで、農林水産大臣にお伺いしますけれども、我が国政府は今二十か月だから、三十か月ということを食品安全委員会に提...全文を見る
○平野達男君 それは先ほどの農林大臣の発言と、御答弁と一致していますですね。  もう一点確認いたしますけれども、月齢廃止ということをアメリカが言っているようですが、三十か月ということで、日本はそういう方針だということなんですが、そういう議論は中でされたという経過はあるんでしょう...全文を見る
○平野達男君 私は、この新聞記事あるいは官房長官が発言されたと言われるこの趣旨、先ほど内閣府もその趣旨については否定されませんでした。その趣旨で見る限り、今農林水産大臣が言われたニュアンスというのは全く受けません。これは明らかに、これを読む限りにおいては、三十か月未満で諮問をする...全文を見る
○平野達男君 そうすると、今農林大臣、重要なことを言われたと思います。この条件が整えば、場合によっては三十か月未満で諮問することもあり得るということでありますか。
○平野達男君 その前に、そうしますと、先ほどの先般の官房長官の発言については、私はこれは多分に誤解を与えたと思います。現に新聞記事がこういうふうに出ているから、いろいろ出ていますから、大臣もお読みになったでしょう。これに対してはどのように対応していかれる所存ですか。
○平野達男君 国会の委員会というのはそのためにありますから、そのとおり、それは一つの大きな手段だと思いますけれども、でき得ればきちっとした記者のブリーフィングをやった方がいいんではないかということを、これは私からのサジェストというか要望としてちょっと申し上げさせていただきます。 ...全文を見る
○平野達男君 内外無差別の原則というのが、言葉がございますが、今、日本は二十一か月以上については全部全頭検査すると言っているわけです。そして、アメリカについては、どういう方向に向くか分かりませんが、要件緩和をするかもしれないという前提で技術検討を進めている。この段階で既に米国産牛...全文を見る
○平野達男君 この三省のペーパーの中に、日米の専門家における技術的会合の結果を取りまとめることが重要であると考えていると書かれています。日本は全頭検査をやった結果、若齢牛で、八例目と九例目で若齢牛の感染牛が出てきた。これもし大臣の言われるように、あるいは今まで仮にという話でいろい...全文を見る
○平野達男君 今の御答弁の中に、米国産の牛肉と国産の牛肉のBSEの発症のリスクについては差がない、日米間では差がないという、そういうことだという発言だったんですよ、御答弁ですか。ちょっと確認させてください。
○平野達男君 手短にお願いします、手短に。
○平野達男君 今の御答弁も非常に重要な御答弁で、米国産のBSEの発症リスクと国内産の発症のリスクとは同じだと言っているわけです。にもかかわらず、米国産だけが場合によっては要件緩和があり得るかもしれないという検討が進められている。これは私は、少なくとも農林水産省として、食肉行政とい...全文を見る
○平野達男君 まあ味もそっけもない答弁ですね。いずれ、食肉を含めた食の安全の行政については、アメリカを向いてやるんじゃなくて、やっぱり消費者を向いてやるというのがBSEが発生したときからの大原則ですよ。  私は、このBSE問題は六年前からかかわってきました。で、予算委員会等でも...全文を見る
12月19日第168回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○平野参議院議員 まず、今の御質問は、法案制定に向けての民主党内の手続ということだったと思いますが、部門会議というのがございまして、これは政調の一つの機関というふうに思っていただければいいんですが、部門会議のトップはここにおられる筒井ネクスト農林大臣でありますが、部門会議でこれを...全文を見る
○平野参議院議員 まず、この法案の対象となる農家でございますが、その対象農家は作物をつくる農家であるというのは言うまでもない話でありまして、その作物についてどのような条件を設定しているか。これは、標準的な生産費と標準的な販売価格の差を基本とした一定の補てんをするんだという考え方に...全文を見る
○平野参議院議員 まず、今の委員の御質問の中に、民主党は集落営農が悪いんだとか、そういう前提でしゃべっているという御指摘がございましたけれども、そうではないのでありまして、このことは何回も何回も国会で答弁をさせていただきましたけれども、私どもは、農地流動化も集落営農も否定しません...全文を見る
○平野参議院議員 一々反論いたしませんけれども、少なくとも、今言われたことは、全部品目横断に当てはまっていると思います。
○平野参議院議員 まず、当該年度の主食用の米の需要がどれだけあるかを想定した上で、最終的に各生産者に生産面積を割り振らせていただいて、そしていわゆる需給調整をするという意味での生産調整、形としてはこれは継続するということは何回も申し上げてまいりました。  では、何が違うか、なぜ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、食糧法の改正につきましては、今の生産調整が、第二条第二項で「生産調整の円滑な推進に関する施策を講ずるに当たっては、生産者の自主的な努力を支援することを旨とする」という考え方が規定されております。  私どもは、今回は国、県、市町村という自治体をここにかませ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、先ほど言いましたように、考え方は、今の食糧法の規定が「生産者の自主的な努力を支援することを旨とする」ということになっていますので、それ以外の規定は書いておりません。そこに国、県、市町村の役割を規定するということになると思います。  繰り返しになりますけれ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、「政令で定めるところ」の政令ですけれども、生産数量の目標の設定の時期、それから食糧法第四条の基本指針と調和するべきものだというような規定を置くことを想定しているということであります。
○平野参議院議員 まず、今の食糧法がどうなっているか、もう一回規定を読ませていただきますけれども、「生産調整の円滑な推進に関する施策を講ずるに当たっては、生産者の自主的な努力を支援することを旨とする」と書いてあります。それが今の生産調整のやり方で、まさに委員がおっしゃったように、...全文を見る
○平野参議院議員 先ほど申し上げましたように、国、県、市町村、そういった自治体及び国がこの生産調整に関与してまいりますから、そういった考え方での法律の改正を考えたいということであります。
○平野参議院議員 またごちゃごちゃと答弁させていただきますけれども、結論から言いますと、まず、備蓄方式については棚上げ備蓄を考えております。数量につきましては、三百万トンというのは前のマニフェストのインデックスに出た数字でございまして、今この数字については、次のマニフェストの改定...全文を見る
○平野参議院議員 ですから、仮に棚上げ備蓄ということになりますと、米を主食用としては使わないということでありまして、それを、いわゆる飼料米とかあるいはエタノールというようなこともあるかもしれませんが、そういったものに回せば、当然かなりの差損が出てまいります。そういった差損がどの程...全文を見る
○平野参議院議員 まず、試算でございまして、これは、積算の根拠は一兆円の積算の根拠ではございません。  なぜやったのかということなんですが、まず、今までの参議院の農林水産委員会でのいろいろな御議論の中で、補償金の算定の考え方がわかりづらい、それから、一兆円を使った場合に、具体的...全文を見る
○平野参議院議員 まず、この戸別所得補償法案は、何回も申し上げましたけれども、標準的な生産費と市場価格の差ということで、生産費と市場価格の差があるものに視点を当ててつくっている法律です。  中山間地域直接支払いも、これは生産条件の格差補正でありまして、もともとの視点は、これは生...全文を見る
○平野参議院議員 私は何回も参議院の委員会を通じて答弁してきましたけれども、考え方が根本的に違っていると思っております。
○平野参議院議員 まず、今委員の御出身地の話を聞きましたけれども、その地域は恐らく、北海道を除いて、またあるいは北海道を入れたとしても、最も農業条件、農業をやる上では恵まれた条件にあるのではないかと思います。大大量消費地が背後にある、気候も温暖、水もある、そういう中で他の産業に対...全文を見る
○平野参議院議員 まず、委員の地域の中山間地域、あるかどうかわかりませんが、想定されている中山間地域と私が今からお話しする地域というのは多分違うかもしれません。違うかもしれませんが、私はその上でお話をさせていただきますけれども、今、中山間地域でどういうことが起こっているか。  ...全文を見る
○平野参議院議員 私が先ほどから答弁していてちょっと違うなというのは、知多半島の農村地域を見ておられる委員と私のように東北育ちの委員というのは、おのずとやはり目線が違うというのは、これはしようがないと思います。  今回の法案の大前提は、きょうも申し述べましたけれども、農村、特に...全文を見る
○平野参議院議員 野菜、果樹については、現在のところ、生産費と市場価格の差が恒常的に逆転をしているという状況になっておりませんので、発動される可能性はないというふうに思っています。
○平野参議院議員 これからの広報というお話でございますれば、今国会できちっと御説明申し上げたこと、それから、この法案の趣旨にのっとって、有権者の方々、農家の方々、消費者の方々にきっちりと説明をしていきたいと思っていますし、現にその説明を始めているということでございます。
○平野参議院議員 いずれ、誤解が生じないように説明をするということでございます。
○平野参議院議員 本当は現状維持したいぐらいの状況なんですけれども、そんなことはとても言っていられるような状況じゃない、そういう状況の中でどうあるべきかということを考えてこの法案を出したということです。
○平野参議院議員 まず、脆弱な農業構造という意味が私どもはよくわかりません。農業は集落の機能とセットになって発展するし振興されるべきだということでございまして、小さな農家であっても意欲を持って取り組んでもらえる農家であれば、これは私どもは担い手として位置づけて、担い手というか、政...全文を見る
○平野参議院議員 これは私の思いが強く出過ぎるかもしれませんが、私は、今、特に中山間地域では、小規模農家を救うというのではなくて、そういう高齢者農家が頑張っているから農地、農村が救われているんじゃないかという発想を持った方がいいんじゃないかなというふうに思っています。  それで...全文を見る
○平野参議院議員 基本的にそのとおりであります。基本的というのは、ええ、そのとおりでございます、失礼しました。
○平野参議院議員 まさに委員がおっしゃられたような思想で、今の経営安定対策、いわゆる品目横断対策が仕組まれているんだと思います。その品目横断対策が今の農業、農村の実情に合わない、合わないから今回の農業者戸別所得補償法案を提出している、こういうことでございます。
○平野参議院議員 まず、発議者試算として出した数値については、今御指摘がございましたように、生産数量目標をまず念頭に置いて計算をしております。  それから、あと、今の対策とちょっと違うのは、全算入経費の中で、自己資本地代と自己資本利子をちょっと外してあります。そこで数字の違いが...全文を見る
○平野参議院議員 配布されてしまったという指摘をきょう二回も受けまして、そんなこと言ったっけと言うつもりはございません、それについてはちょっと多少舌足らずな答弁をしたのかなというふうな思いはあります。  それから、今の質問ですけれども、リーフレットについては、そのリーフレットを...全文を見る
○平野参議院議員 いずれ、今回のビラは、私どもの政策をとにかく一生懸命訴えたい、どこがポイントかということを一生懸命訴えたい、そういう観点からつくった広報紙であるということであります。
○平野参議院議員 いずれ誤解のないように、きちっとした広報を今つくっておりますから、それで消費者、農家、国民の皆さん方に説明をしていきたい、このように考えております。
○平野参議院議員 まず財源につきましては、農業者戸別所得補償法案を出すぞということを示したマニフェストとあわせまして、民主党として、今の予算の枠組みを抜本的に変える、さらには、無駄な予算を徹底的に見直して、そこから財源を生み出すということで十五・三兆の予算を捻出する、そこから農業...全文を見る
○平野参議院議員 党内でも、またこの法案をめぐっても、そういった議論はございました。  ただ、では公共事業を絶対守るかということではなくて、特に今大事なのは、繰り返しになって恐縮ですけれども、今この危機に直面している農山村、これにどういうふうに対応すべきか、まずそれを優先させる...全文を見る
○平野参議院議員 この農業者戸別所得補償法案は、あくまでも、今、生産費と市場価格の差に逆転現象が生じている、そこの部分を補てんする、そういう枠組みの法律でありまして、そのほかに、きょうの委員会の答弁でもいろいろ申し述べさせていただきましたけれども、これから農地の流動化をどうやって...全文を見る
○平野参議院議員 まず、直接支払いを導入したという点においては、これは共通しております。しかし、この直接支払いの仕組みの考え方、例えば過去実績に基づいてやるとか、これからの生産の拡大の面積に合わせてどういう補てんをしていくかとか、いろいろな考え方が違っております。  それからも...全文を見る
○平野参議院議員 まず、私どもは、中核となる担い手、そういう農家がいることは決して悪いことじゃない、むしろいいことだと思っています。  しかし、この法案の中では、特定の経営体をつくる、特定の組織をつくる、こういうことではなくて、地域があって集落があればそこに農業をやっている人が...全文を見る
○平野参議院議員 私どもはできるだけ、できるだけというか、今の品目横断対策を一〇〇%否定するわけでもございませんし、繰り返しになって恐縮ですけれども、いいところはどんどん採用できると思っています。あえて言わせていただきますと、私どもは、今の品目横断対策によってできた集落営農、こう...全文を見る
○平野参議院議員 作業委託を出している場合は、米の生産については自分で責任を負いますので、最終的にその方が支払い対象になると思います。そこから作業の委託料そのものを捻出していくという形になると思います。
○平野参議院議員 今、生産調整でありますから、対象は米でありますね。  今の品目横断対策でも、それに参加すれば、米についてはいわゆる価格下落対策、ナラシ対策が受けられる、対象になる。それに参加しない場合は、稲得ですね。仕組みがちょっと違ってナラシ対策の方が有利になっているんです...全文を見る
○平野参議院議員 厳密になったという言葉が適当かどうかわかりませんが、いずれにしても、先ほど言いましたように、需給調整に参加する人と参加しない人に大きな、はっきりとしたメリット差が出てくるということで、繰り返しになって恐縮ですけれども、需給調整に参加することでそのメリットがきっち...全文を見る
○平野参議院議員 まさに、一律に生産面積を機械的に割り振るということではなくて、今委員が御指摘ありましたように、これまでの生産調整の中で、いろいろな仕組みもその中であると思います、その仕組みに十分配慮しながら、それを生かす形でやることもあり得るということで、この「意向」の規定を置...全文を見る
○平野参議院議員 違反をしたというのは、まず、最初から私は入りませんという方は、これは入りませんね。  例えば、違反という意味は、割り当てが一・五ヘクタールだというふうになっていたのを、それがわかりながら意図的に二ヘクタールつくった、そしてそれを販売したということがあれば、やは...全文を見る
○平野参議院議員 これは、自治体あるいは先ほど言った地域協議会が一体となってやることになると思います。
○平野参議院議員 今、高橋発議人は、受け手というか規模拡大志向農家のサイドからありましたけれども、今度は出し手からちょっとお話ししますと、私らの立場からすれば、農業従事者が減っていく中で、今やりたいと思っている人はできるだけやってもらうという環境づくりが大事だと思います。それをや...全文を見る
○平野参議院議員 法案には家族経営という言葉はございませんが、私どもも、基本的には、農業は家族が協力し合ってやる形態が一番いいのではないかというふうに思っています。  しかし、その上で、家族経営も、かつては自作農でございましたけれども、最近では借地農というか借地の要素もふえてき...全文を見る
○平野参議院議員 ナラシ対策のような考え方はこの法案でとっておりませんので、ナラシに関連しての問題というのはまず起きないと思います。  ただ、いずれにせよ、制度設計の段階で、課税に係る問題点等々についても十分配慮した上で、矛盾とかあるいは格差の拡大を助長するようなことがあっては...全文を見る
○平野参議院議員 戸別所得補償法案につきましては、生産費と市場価格の差を基本とした補てんをするということで、あくまでも、生産費と市場価格の差に着目した補てんをするという考え方でありまして、単価については三年から五年ぐらい固定することを考えているということは、何回も御答弁を申し上げ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、米につきましてでございます。  米につきましては、家族労働費について全額という形ではなくて、今回出しました、これはあくまでも試算ですけれども、八割を補てんするという考え方で算定してございます。  これは、需要と供給の動向、こういったものを勘案しながら設...全文を見る
○平野参議院議員 まず、今の農地、水、環境保全対策の中では、いわゆる二階建ての部分で、先進的な営農地域に対して一定の考え方で交付されているということでございまして、私どもはこれをもうちょっと精査する必要がございますが、いずれ、集落単位で取り組むことが前提になっておりますけれども、...全文を見る
○平野参議院議員 一般的な考え方からすれば、例えば低投入農法をやった場合に減収があるということであれば、その減収を、ある一定のモデルを設定して、これを補てんするという考え方があると思います。しかし、減農薬をやりますと減収しないという農家もあるそうですね。そういったことについてはよ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、生産調整に参加しても米価が下がり続けていく、それから、他の作物をつくろうと思ってもそれなりの補てんがされない、それが今最大の大きな問題なんだろうと思います。  私どもは、生産調整、需給調整は必要だと思っています。そのためにも、需給調整、参加することによっ...全文を見る
○平野参議院議員 まず、直接支払いの仕組みにつきましては、EUもアメリカもとっているということはもう御承知のとおりでありまして、これを入れたことによって価格に吸収されてしまうんじゃないかという指摘は、何人かの先生からもいただいております。  しかし、私どもは、単価については三年...全文を見る