平野達男
ひらのたつお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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10月24日 | 第185回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○平野達男君 改革・無所属の会の平野達男でございます。三年ぶりの委員会での質問となりました。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、その前に、度重なる台風の襲来によって被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げます...全文を見る |
○平野達男君 お手元に写真を二枚用意させていただきました。一枚は事故発生前の東電の全景です。もう一枚めくっていただきますと、これは最近の東電の敷地内の様子でありまして、全く姿も形も変わっているという、そういう状況です。 私は、この今の東電の敷地内の状況というのは高濃度放射性廃...全文を見る | ||
○平野達男君 真っすぐに答えていただけませんでしたけれども、私が今日冒頭申し上げたように、今、私は、原発の周辺に住んで、今、被災者の、避難している方々の視点に立って質問しているつもりであります。その方々が今このサイトをどのように見ているかという観点はこれは非常に大事なんです。さっ...全文を見る | ||
○平野達男君 そこで、事故発生直後、何といってもメルトダウンした燃料棒、これの冷温停止を確保しなくちゃならないという、冷温停止状態をつくらなくちゃならないということで、突貫工事で工事が進められました。そのいろんな冷温停止状態を達成するための水循環システム等々、あるいは廃棄物の処理...全文を見る | ||
○平野達男君 計画では、いわゆるこれは二十四年度ですから、二十四年度内に工事を完成するというふうな工程で造っていたものがたくさんありました。その実施状況はどうなっているんでしょうか。 | ||
○平野達男君 いずれ、当初のいわゆる冷温停止状態を達成するまでの工事というのは本当に突貫工事で、現場の方々も本当に命懸けでやった工事だと。しかし、その結果として施設そのもの自体が仮設的なものになっているものからスタートしているというこの状況をやはりしっかり認識して、これからも廃炉...全文を見る | ||
○平野達男君 お手元に資料三ページ目で、原子炉建屋等の周囲への流入抑制策による効果の簡単な試算ということで、試算として、いわゆる山側からの地下水の流入の抑制を、どうやって止めるか、それから建屋の滞留水の処理をいつ完了、完成させるかということを示していますけれども、この試算というの...全文を見る | ||
○平野達男君 早くこれの工程表を示せるような、そういう状況になっていただくよう、ちょっと要望したいと思います。 この中には、凍土方式による陸側遮水壁、これが本当に効果が出るのかどうか様々な課題等々がありますし、それから、格納容器からいわゆる地下階に水が漏れていますけれども、こ...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ本格的な、きちんとした管理をするためにはやっぱり技術開発が必要だと、こういうことですね。 それから、もう一つは、固形廃棄物の問題があります。これは今どのような形で管理されていますでしょうか。東電の社長さん、お願いします。 | ||
○平野達男君 何かそれだとそれで十分な対策だというふうに聞こえますけれども、本来の固形廃棄物の処理の観点からいけばどうなんでしょうか。あくまでも暫定という形でやっているはずでありますけれども。 | ||
○平野達男君 ですから、サイト内における固形廃棄物の処理についてもこれから様々な課題を抱えているということだというふうに思います。 そこで、もう一つ、デブリの取り出しというのが最終的にはこれ出てくるわけですけれども、この技術開発その他については、これはまだまだこれからですね。 | ||
○平野達男君 それで、田中委員長始め、それから茂木大臣もそうなんですけれども、リスクという言葉を何回か使っておられます。私は、この東京電力原発の敷地内のサイトというのは、いわゆる安全なのかどうかについての評価を早くしなくちゃならないんじゃないかということをずっと言い続けてまいりま...全文を見る | ||
○平野達男君 そのサイト全体のリスク評価ということについてはどうですか。 | ||
○平野達男君 これは、原子力規制委員会の審査の報告書の中に書いています。時間がないのでもったいないんですけれども、読みますけれども、原子炉の冷却、使用済みの燃料の取り出し、地下水流入対策の実施、汚染水の処理、貯蔵、瓦れき等の収集、保管などの廃炉に向けた作業工程においては、依然とし...全文を見る | ||
○平野達男君 今までなぜこういうことに対して様々なことを質問してきたかということでありますが、今、区域見直しというのがやられています。これは、避難された方々に、いつ要するに帰還できるかということを判断していただくための条件です。この区域見直しのためのその指標というのは何を使われて...全文を見る | ||
○平野達男君 そうなんですね。御案内のとおりに、避難指示区域の見直しというのは放射線量一本なんです。 ところが、サイトの近くに住んでいる方々にとってみれば、いわゆる東電の原発の、今の旧原子力の発電所の状況というのはもう前の状況とは全く変わっているわけです。先ほど田中委員長がお...全文を見る | ||
○平野達男君 これから、このロードマップによりますと、サイト内には二万三千本のドラム缶の保管の恒久的な施設を造っていると、そういう計画も入っています。それから、防護服、これを燃やすための焼却施設も造るということになっています。 これは、被災者、避難者にとってみれば、この状況、...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、そういう中で、四十年か何年掛かるか分かりませんけれども、これまでに経験したことのない事故処理をやっていく。それからもう一つは、原発の周辺のサイトの中には中間貯蔵施設ができます。そういう中で、その周辺の中で、帰還計画を作っているときに、あの地域の土地利用をどう...全文を見る | ||
○平野達男君 終わります。 | ||
11月07日 | 第185回国会 参議院 財政金融委員会 第2号 議事録を見る | ○平野達男君 改革・無所属の会の平野でございます。六年ぶりで財政金融委員会に戻ってまいりました。 今日は六年ぶりの質問ということもありまして、財政一般の話について若干の議論をさせていただきたいと思いますが、その前に復興特別法人税の一年前倒しの廃止、これはやっぱりどうしても私は...全文を見る |
○平野達男君 繰り返しになりますけれども、復興を支える財源として位置付けたということだけは繰り返し申し上げさせていただきたいというふうに思います。 それで、財政一般の話に入ってまいりますけれども、まず冒頭、何で今更こんな質問かと思われるような質問をさせていただきたいと思います...全文を見る | ||
○平野達男君 そこで、今、麻生大臣の言われた債務の積み上がりということなんですけれども、今財務大臣からも御紹介がありましたように、普通国債で七百五十兆、地方とそれから財投債等々を入れれば一千兆という相当のレベルに上がっています。今年度の予算の中でいわゆる国債費というのは約二十二兆...全文を見る | ||
○平野達男君 フローで九十兆、年、フローというかグロスで九十兆ですか、それからネットで年率五十兆ずつ増やしていくよということで、そういう今、長期国債の買入れを今やっておるわけでありますけれども、資料によりますと、二十五年度の当初予算ベースの国債、利付国債の発行は、これ借換債も含ん...全文を見る | ||
○平野達男君 金利の上昇には、やっぱりいわゆる悪い金利上昇ということで、信認がもう本当に崩れてしまったときそういう上昇もありますし、もう一つ、やっぱり頭の中で、これもう財務大臣が一番お詳しいわけでありますけれども、先ほど申しましたように、物価が上昇していくという中で、やっぱり金利...全文を見る | ||
○平野達男君 歳出面で見ますと、九十二兆、さっき私は地方交付税と社会保障と国債費で七割と言いましたけれども、少なくともこの七割の中の国債費はこれはもう手の掛けようがないですね。これは金利がどうなるかによってもまた変わってきますし、それから地方交付税、これはもう、これもなかなか手を...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、自国の資金だけで回っているというのは、現在がそうでありますけれども、いわゆる経常収支の黒字というのはいつまで続けられるのか、これの見通しも様々な見通しがありますし、特に人口減少社会という中でマクロ経済がどういうふうに動いていくのか。ヨーロッパなんかでは移民を...全文を見る | ||
11月14日 | 第185回国会 参議院 財政金融委員会 第3号 議事録を見る | ○平野達男君 平野でございます。 今日、冒頭、前回の質問通告をしておりましてできなかった消費税率のアップに関連してと地方財政との関係についてちょっと御質問をさせていただきたいと思います。 その前に、小泉政権のときでありましたけれども、三位一体改革ということがありました。そ...全文を見る |
○平野達男君 東京都さんを相手にしなくちゃならないということでなかなか大変だと思いますけれども、是非これは均衡ある国土の発展という、月並みな言葉でありますけれども、こういう改革に、今回の消費税のアップに伴いまして自治体間の格差が余り拡大しないように是非これは対応をしていただきたい...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ剰余金というのは出たとこ勝負で、あれば入れるというだけの話ですから、財源としては余り当てにならないということですよね。ですから、本当に償還ということについて、六十年償還と言っているんですから、ここのルールはやっぱり守るということは、まあいろんな工夫はあるかと思...全文を見る | ||
○平野達男君 終わります。 | ||
11月21日 | 第185回国会 参議院 財政金融委員会 第4号 議事録を見る | ○平野達男君 改革・無所属の会の平野でございます。今日はどうもありがとうございます。 今回の案件は一種のリスク管理だろうと思いますけれども、よくこういうふうに言われるのは、初期対応が非常に重要だというふうに言われます。組織が大きくなればなるほど、初期対応である判断をすると、そ...全文を見る |
○平野達男君 しかし、反社に対する意識といいながら、みずほさんは自行の取引についてはかなり徹底してやっているはずなんですね。だから、それをもってしてみずほさんが意識が低かったと言ったら、それは自己矛盾に陥っちゃうんですね、と私は思います。 それからもう一つは、今ありますけれど...全文を見る | ||
○平野達男君 もう一度言いますけれども、オリコとの間の中には先ほどの条項があるんですよね。だから、当時の中ではこれ代位弁済をするかどうかということについての決断があったはずなんですよ。だから、代位弁済をしなかったという決断をしているんですね。そのことについてのやり取りについての詳...全文を見る | ||
○平野達男君 そこで、九月の二十七日に行政処分というのが出まして、その中で二つ出てくるんですが、その二つ目の中に、反社会的勢力との取引が多数存在するという情報も担当役員止まりとなっていることというふうに挙がっています。これは九月の二十七日です。 しかし、検査から九月二十七日ま...全文を見る | ||
○平野達男君 またここでもやっぱり事後のことを、やっぱり集中していたという話だと思いますね。 それで、実はこの役員止まりとなっているということ自体、社内のルールからすれば、これは本来、頭取まで上がっているはずだったものが上がっていなかったということであって、それはその段階で、...全文を見る | ||
○平野達男君 これは、当初は法令遵守担当役員と言っていたのが、後で二〇一〇年当時に副頭取まで上がっていたと、そして最後はトップまでということで、どこまで上がっているかというのがだんだん変わっていくんですよね。だから、随分これで、対応でみずほさんは損しましたよね、きちっとした内部の...全文を見る | ||
○平野達男君 ところが、みずほさんではこの契約の中に暴排条項は入っていなかったということで、今回、今入れる方向でやっているということなんですけれども、なぜ入れていなかったんでしょうか。 | ||
○平野達男君 先ほど大門委員から、直接その債権者に、債権者というか、対等、債権者になぜ取立てしないんだというお話がありました。 今回、この金銭消費貸借契約への暴力団排除条項を導入するということで、同時に、みずほさんとオリコさんとの中では今までの契約は生きるということで、二つの...全文を見る | ||
○平野達男君 個別の案件によって違ってくるということですね、そこは。 そうしたら、あともう一つ、この全銀協さんのニュースリリースの中に、預金保険機構による特定回収困難債権の買取り制度の利用を積極的に検討するというふうにございますけれども、この趣旨をちょっとお伺いしたいというふ...全文を見る | ||
○平野達男君 預金保険機構の場合は、これは警察権というか、強制権みたいなものもありますので、それをどうしても使うという場合は、使うというのは結構だと思いますけれども、一つのあれなんですけれども、これがあるから事前審査が甘くなるみたいな、そういうことだけは是非ないようにお願いをした...全文を見る | ||
11月28日 | 第185回国会 参議院 財政金融委員会 第5号 議事録を見る | ○平野達男君 平野達男でございます。 今回の案件は、みずほさんがやるべきことをやっていなかったということが金融検査で明らかになったということなんですが、今日は、その金融検査の在り方ということに関しまして若干の質問をさせていただきたいというふうに思います。 まずその前に、冒...全文を見る |
○平野達男君 今、麻生大臣からもこれからの対策が大事だということをおっしゃいましたけれども、同時に、例えば平成二十二年にチェックをした結果、約三百三十件の案件が出てきたと。それを処理しなかったということに対しては、なぜ処理しなかったのかということについての原因追及が、これをやるの...全文を見る | ||
○平野達男君 というのは、これは検査結果として、最終的には当時残っていたものについては全部代位弁済を請求するんですね。だけれども、その背景にあったものは何かということについては一切要するに触れられないまま、事実関係とすれば、二年間放置又は全部代位弁済で済ませましたねということなん...全文を見る | ||
○平野達男君 必要ではなかったかということではなくて、中身は言えないというのは分かりますが、先般、佐藤頭取といろいろお話をしているときに、みずほの銀行の中では、例えば要するに、担当役員までしか上がっていないということが分かったときに中でどういう議論をしたんですかと言ったら、こうい...全文を見る | ||
○平野達男君 分かりました。 それじゃ、もう一つお伺いしますけれども、業務改善命令の中で、(1)、a)、b)、c)、d)というふうに四つの業務改善命令が出されております。この中で、b)、c)、d)は、ちゃんと業務改善報告書の中に対応する事項としてみずほから答えが出ていると思い...全文を見る | ||
○平野達男君 その明確化というふうに業務改善命令で言っていますから、そのとおり明確化したかどうかという判断を金融庁はしなくちゃならないと思います。そのときに、処分をこうするという相談はあるんですか、みずほから。 | ||
○平野達男君 質問に答えていないですよ。だから、明確化と言っているのは業務改善命令で言っているんだから。その明確化として処分したということについて、処分について、みずほはこういう処分をしますよということについての事前の話があるのかどうかということを聞いているんです。ただ、みずほが...全文を見る | ||
○平野達男君 いや、だから、やっぱり答えていないんですよね。だから、明確化と書く以上は、何をもって明確化するかということをやっぱりしっかりやらなくちゃ駄目ですよ。 それともう一つ、先ほど言いましたように、私は、報告書については事象しか書いていなくて、なぜこうなったかの深入りが...全文を見る | ||
○平野達男君 再び平野達男でございます。 もう財政金融委員会のクローザーという立場で定着したかなというふうな感じでありますけれども、今日はちょっとマクロ的な金融という観点で、自分自身が消化できない部分も多々あるんですが、いろいろとちょっと議論をさせていただきたいというふうに思...全文を見る | ||
○平野達男君 要するに、まさに、まさかのときに備えて備えるということだろうと思いますけれども。 私は最近グリーンスパンさんのちょっと本を読みまして、彼は要するにリーマン・ショックを全く予見できなかったということで、ネバー・ソー・イット・カミングという、今月号のフォーリン・アフ...全文を見る | ||
○平野達男君 いずれ、今、日銀はグロスで九十兆、ネットで五十兆のこれは国債を買い入れているということで、実質的に、これはいろいろがあるかと思いますけれども、キーピングオペレーション、アメリカがやったようなことの、やっているということもありますし、アメリカもEUも今一気に金融緩和し...全文を見る | ||
○平野達男君 さっきのあの三十兆の量的緩和のときは、短期金融市場から短期証券を買って当座預金に積み上げたということ。それからあと、麻生大臣言われましたけど、当時はデフレということですね。今回は、物価目標を上げて数字を上げようとしています。それから、金利の付いた長期の国債を買ってい...全文を見る | ||
12月04日 | 第185回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号 議事録を見る | ○平野達男君 平野達男でございます。初めて質問に復興特で立たせていただきました。 今日は十五分ということで時間が限られておりますけれども、福島の話は今日はちょっとテーマから外させていただきまして、津波地域の復興について若干の質問をさせていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る |
○平野達男君 そのとおりだろうと思います。市町村の職員というのは、そもそも土地の買収なんてやった経験がある市町村自体が少ない。だから、政令市から派遣されている職員がそういったことを担当しているところもありますけれども、そこに家庭裁判所とか弁護士が入ってくるというだけで頭がこんなに...全文を見る | ||
○平野達男君 一番大変なのは、一番大変というか、市町村で何十か所と防集若しくは漁集、漁業集落移転事業でやりますよね。それで、五十ヘクタールで都市計画法っていいますけれども、それはもうかなり例とすれば限られていますから、現状を見て是非とも検討をいただきたいというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○平野達男君 時間ですからもうこれでやめますけれども、最後、とにかく職員を督励して現地にどんどんどんどん出してください。出して、そして特に、私が復興大臣のときは仮設住宅結構行ったんですけど、比較的いい仮設住宅しか行っていなかったということが後で分かってきまして、これは岡本さんなん...全文を見る |