平林鴻三
ひらばやしこうぞう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月12日 | 第101回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号 議事録を見る | ○平林委員 きょうは交付税法の審議の初めでございますので、初めに、昭和五十九年度の地方財政対策の眼目がどういうところに置かれたか、その特徴あるいは従来と異なる点をまず御説明いただきたいと思います。 また、昭和五十九年度も国税三税の三二%相当額のほかに特例措置を講じておるわけで...全文を見る |
○平林委員 ただいまの大臣のお話で、交付税の特別会計で新たな借り入れを行わないという原則をおとりになったことは、これは結構なことだと存じます。私も賛成であります。 ところで、今の地方財政というのは、これだけ前年度に比べて財源がふえたからそれを新しい事業にこれだけ向けるとか、そ...全文を見る | ||
○平林委員 私が心配いたしますのは、原則を打ち立ててはみたものの、こういうつらい時期でありますから、追加財政需要あるいは歳入欠陥が生じた場合に、早々とこういう原則を崩してしまうということが心配なんであります。一度立てた以上は、極力努力をしていただいて、交付税特会の借り入れというよ...全文を見る | ||
○平林委員 できるだけ早く交付税率を引き上げて、地方財政のいわば制度的な安定化を図っていただきたいと私は思うのであります。要するに、今度交付税特別会計の借り入れをやめるということは、いわば財政を健全化する第一歩であります。こういうことを思い切ってやられたのは結構なのでありますが、...全文を見る | ||
○平林委員 これも財政局長から御説明をいただきたいと思いますが、五十九年度におきましては、地方財政計画の上で地方の単独事業が減額になっております。実は財政が苦しい苦しいと言いながら、何とか今までは地方の単独事業を確保する、あるいは増額するということで御努力をいただいてきたはずなん...全文を見る | ||
○平林委員 規模是正というのは、結局地方財政計画と決算との乖離を実情に合わせて直すということだろうと思うわけでありますけれども、これは地方団体側にも大いに反省すべき点があるのかもしれません。せっかく地方財政計画上単独事業を組んでもらっておるのに、何かほかのことに使ってしまったとい...全文を見る | ||
○平林委員 ただいまの事業の執行、その配分ということにつきましては、今後もひとつ大臣の御尽力をお願いいたします。 そこで、また単独事業の規模是正の問題に戻るわけでありますが、私の感じといいますか、若干巷間伝えられるような面を整理してみますと、単独事業の財源措置を地方財政計画に...全文を見る | ||
○平林委員 大臣にこんなことを申すのは失礼かもしれませんが、大臣の御出身の東京周辺それから大阪周辺というのは、昔からこれでございます。ひとつ大臣の御留意をいただいて、できるだけ地方自治全体の立場から指導をしていただきたいとお願いを申し上げます。 それから次は、地方公共団体関係...全文を見る | ||
○平林委員 私も地方の議会の意見をよく聞かされたものでありますが、手数料ということにつきましては、一部の政党の側からは、とにかく物価上昇だとかそういうものに影響するから、手数料というのは安ければ安いほどいいのだ、こういう理屈を聞かされることがあります。私は必ずしもそうは思わないの...全文を見る | ||
○平林委員 時間がもう五分ぐらいしかなくなりましたので、大臣にいわゆる行政改革と地方自治というような観点のお考えを聞かせていただきたいと思うのでありますが、ちょうど大臣が敏腕な新聞記者として御活動になっておった当時が、いわば昭和二十年代の日本の行政改革時期に当たっておったのではな...全文を見る | ||
○平林委員 終わります。 | ||
07月31日 | 第101回国会 衆議院 地方行政委員会 第25号 議事録を見る | ○平林委員 この法律案は、専売公社あるいは電電公社が株式会社に移行することに伴うものでありますから、地方税法と申しましても範囲が比較的限られておるわけでありますが、若干の質問を申し上げたいと存じます。 まずたばこ消費税でありますが、たばこの専売制度の改正に伴って国の専売納付金...全文を見る |
○平林委員 今の御答弁でわかりましたが、私どもとしては、できるだけ地方の財源というものをいろいろな機会に充実するように願いたいということであります。このような機会ということではありませんけれども、いろいろな機会を通じて国、地方の財源配分においてできるだけ地方が、今日の財政事情のこ...全文を見る | ||
○平林委員 それで、従来の制度とまたこれが変わるわけであります。従来は、税額全体はいわば売上総額に税率を掛けて出てくるわけでありますが、これが各地方団体の収入になる場合には、各地方団体ごとの売り上げの本数で分けたものでありますから、いわば一種の財源調整的な性格が若干加味されておっ...全文を見る | ||
○平林委員 私もそう大きな変動は生じないだろうと思いますけれども、これはやってみないとわからない面も出てこようと思いますから、今後の推移をよく見て対処していただきたいと思います。 それからもう一点は、今度は固定資産税でありますが、簡単にお尋ねをいたしますけれども、専売公社も電...全文を見る | ||
○平林委員 ただいま特例の話が出ましたけれども、塩の専売事業用の固定資産につきまして課税標準額を二分の一にする、あるいは現在の電電公社から引き継ぐ償却資産の課税標準額を五年間二分の一にする、こういうことであります。株式会社としては大特例であります。なぜこういう制度が必要なのかとい...全文を見る | ||
○平林委員 わかりました。 それで、この機会に、先般七月二十五日に臨時行政改革推進審議会が「当面の行政改革推進方策に関する意見」というのを出されました。また本日は、閣議で例の概算要求基準というものを決められたということで、来年度以降の行政改革あるいは財政再建、財政運営というよ...全文を見る | ||
○平林委員 終わります。 | ||
11月20日 | 第101回国会 衆議院 地方行政委員会 第29号 議事録を見る | ○平林委員 まず御祝辞を申し上げたいと存じます。 古屋先生には、このたび自治大臣兼国家公安委員長に御就任になりましておめでとうございます。我が国の内政の最重要部門であります自治省また警察の部門でございます。どうかこの上とも御精進をいただきまして、御重責を果たしていただきますよ...全文を見る |
○平林委員 先ほど大臣の御答弁で、グリコ・森永事件、その他の警察、治安関係の重要問題につきましての最大限の御努力のお話がございましたが、どうか全力を挙げて早期の解決をお願い申し上げます。 さて、地方の関係のことにつきまして、これから大臣がお考えになっておりますことを若干伺うわ...全文を見る | ||
○平林委員 もう一つ行政改革で気になることがございまして、これも自治省のお考えをただしておきたいのであります。 実は、政府で行政改革を進める場合に、地方自治というものをどのように考えて取り扱われるかという非常に大きな問題であります。各省が地方になかなか仕事を任せたがらないのは...全文を見る | ||
○平林委員 ただいま大臣から、行政改革の諸問題につきましてはこれから地方の立場に立って主張をしていくんだ、こういうお話でありますので、どうかひとつそのような態度で臨んでいただきたいと存じます。 実は地方にも、若干従来の慣習になれた面もあるわけであります。ともすれば中央に対して...全文を見る | ||
○平林委員 これからのこと、見込みもまだはっきりせぬかもしれませんけれども、財政局長に伺います。 財政当局は補助金の一律引き下げというようなものを引っ込めるのでしょうか、引っ込めないのでしょうか。引っ込めない場合には、自治省は一体どういう態度をおとりになるのですか。 | ||
○平林委員 地方団体が納得するかどうかという問題ですけれども、今のような一律引き下げというようなことをそのまま財政当局が強行するようであれば、地方団体は納得するはずがないのですね。例えば生活保護費の一律一〇%引き下げ、こういうことが行われた場合に、生活保護というのは各団体どうして...全文を見る | ||
○平林委員 私は非常に心配するわけですけれども、社会保障の関係経費などの補助率をカットしていきますと、まず貧乏な団体から社会保障のレベルを落としていく可能性が出てくる。レベルを落とすまいとしてそういう団体がレベルを維持しますと、貧乏な団体はほかの部門の行政のレベルをどんと落とさざ...全文を見る | ||
○平林委員 自治省が所管しておる補助金ならそういうことが簡単にできるかもしれませんが、各省所管でありますから、自治省からお考えになるとなかなかやり方が難しいかもしれませんが、どうかひとつそういう方向での御努力をお願いいたしたいと思います。 話がちょっともとに戻るかもわかりませ...全文を見る | ||
○平林委員 今伺いますと、総務庁の方でもいろいろと御検討が進んでおるようであります。 この際総務庁からも聞いておきたいと思いますが、国の地方団体に対する関与、あるいは職員の必置規制というようなこと、今度の通常国会に法案を出すといたしますともう相当進んでおらなければいかぬわけで...全文を見る | ||
○平林委員 今の地方団体に対する関与とか必置規制というようなことは、行政改革の中では国と府県あるいは市町村との間のやりとりだけで大体済むことでありますから、国、地方の関係では比較的やりやすいことだと思います。ですから、できるだけ早くさっさとけりをつけて制度改正をしてしまう方がいい...全文を見る |