広中和歌子

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開催日 会議名 発言
02月19日第112回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○広中和歌子君 公明党・国民会議の広中和歌子でございます。委員長、どうぞよろしくお願いいたします。  午前中の質問に引き続きまして、きょうは最初、防衛問題から取り組んでいきたいと思います。   防衛問題といいますと多くの女性にとっては大変苦手なテーマでございまして、好きでもな...全文を見る
○広中和歌子君 けさの新聞にも発表になったわけでございますけれども、確かに総理がおっしゃいましたことと関係があると思いますけれども、二月十八日、米国国防総省が議会に提出した一九八九会計年度国防報告によりますと、INF全廃条約調印後もソ連の脅威は変わらない、このような見方をしている...全文を見る
○広中和歌子君 それは防衛大綱の見直しということにはつながらないんでございましょうか、お伺いいたします。
○広中和歌子君 今後、アメリカが日本に防衛費の応分の負担ということで、ますますそういうことがあると思うのでございます。  キッシンジャー元アメリカ国務長官でございますけれども、昨年暮れの発言で、日本は近い将来軍事大国になるといった意味の発言がございましたわけですが、日本の昭和六...全文を見る
○広中和歌子君 そのお考えはたびたびお伺いいたしまして大変に結構なことだと思っているわけですけれども、既にGNP一%を超えました軍事費でございます。こうした新たな状況の中で、そして日本の国防というんでしょうか、安全保障、そういうようなことを考えて一%枠突破、それがどのような状況に...全文を見る
○広中和歌子君 新たな状況が生まれましたらそれはまたというようなことで非常に不安なわけでございますけれども、日本の経済というものが原料輸入、製品輸出から成り立つ以上、その経済活動の安全保障というものは非常に不可欠なわけでございます。  現在、日本の防衛は、基本的には日米安保によ...全文を見る
○広中和歌子君 今回のアメリカの国防報告書によりますと、日本はアジア・太平洋地域における防衛政策の土台というふうに明記されているわけでございます。 この土台という言葉、それをどういうふうに解釈されるんでございましょうか。
○広中和歌子君 米ソINF合意の背景には両国の財政事情があり、アメリカでは一九八八年の防衛費予算を含む大幅な財政の削減が行われたわけですけれども、大統領選挙後にはますますこうした傾向が続くのではないかと予想されるわけでございます。  仮にアメリカがアジア・太平洋地域の防衛力を漸...全文を見る
○広中和歌子君 NATO諸国では、もう既にアメリカだけに頼れないというようなことで非常に危機感を持って、独自の軍事構想を持っているわけでございますけれども、日本といたしまして新たなアジアの国々との相互防衛構想みたいなものはお考えなんでしょうか、防衛庁長官にお伺いいたします。
○広中和歌子君 私は、フィリピン議会が発足いたしました昨年七月とそして十一月でしたか、日比議員友好連盟の一人として二度フィリピンを訪問したわけでございますけれども、その際に新聞記者団の質問というのが大変驚いたことに、例えば仮にアメリカがフィリピンに存在するところの二つの基地、そこ...全文を見る
○広中和歌子君 それが自民党の小坂団長のお答えであって、大変にそういう点では総理と一緒のあれだったわけですけれども、ともかく日本が、これからアジアにおける役割ということをさまざまな形で問われる時代になってくるんじゃないかと思います。  ソラーズ・アメリカ外交小委員長、議員でござ...全文を見る
○広中和歌子君 日本はODAの基本構想というものもないわけでございまして、それは歴代の総理がそのときそのときで構想を考えていらっしゃると、そういった筋合いのものなんでございましょうか。そういう中でアメリカからのプレッシャー、つまりODAの分野において肩がわりをといったような政治的...全文を見る
○広中和歌子君 総理のお考えは大変結構だと思うのでございますけれども、現実に例えばアメリカなどが最近よく言い出すことは、累積債務を抱えるラテンアメリカなどにも援助をと、そのようなことをよく言われるわけでございますけれども、その膨大な累積債務、それを肩がわりというんでしょうかチャラ...全文を見る
○広中和歌子君 同じことにつきまして大蔵大臣、これは質問通告をしてなくて申しわけないんですけれども、経済問題が非常に政治的な解決を要求される、そういった時代に入っていると思うのでございますけれども、その点に関しましてのお心構えというんでしょうか、どのような心づもりをしていらっしゃ...全文を見る
○広中和歌子君 遠い国のこと、また何か日本と無関係である――例えば経済と政治とか軍事とかさまざまなことが絡み合ってこれから我々に迫ってくるんじゃないかと大変に心配するわけで、そういう中で御質問したわけでございますけれども。  また、引き続きINF協定の締結後のことで、さらに社会...全文を見る
○広中和歌子君 審査の対応が速やかになるということ、そのための人員が必要だということは大変理解できるわけでございますけれども、現実に輸出は減っておりますんですか。聞くところによりますと、企業の側で大変に注意深くなり、そしてしかも熱意が冷めたというようなことを聞くのでございますけれ...全文を見る
○広中和歌子君 円高はほかの国への輸出にもかかわるわけでございまして、やはり二割というのは大変大きな数字だろうと思うわけでございますけれども。少なくとも表向き米ソ間の雪解けムードというのでしょうか、緊張緩和の中で何かアメリカが日本を牽制しつつ、自分たちの対共産圏、社会主義圏への輸...全文を見る
○広中和歌子君 追従だけだったらまだあれなんですけれども、何かアメリカが日本を牽制しつつ利益を得る、そして大きな市場であるところの中国との経済関係を密にするといったようなことも予想されるわけで、それで以下の質問をするわけでございます。  ともかく、アメリカの対ソ関係というのはこ...全文を見る
○広中和歌子君 今、政経分離があってはならないというふうにおっしゃるわけですけれども、日本は北方領土返還ということに非常に関心があり、それはすべての国民の望むところであるわけでございますけれども、歴史的に見まして領土の所有権が変更される場合には二つのことがあってのことだろうと思い...全文を見る
○広中和歌子君 宇野外務大臣に重ねてお伺いいたしますけれども、ココム以降、ソ連との経済関係が何か冷えたものになる、そのような傾向は見られませんでしょうか。
○広中和歌子君 ゴルバチョフ氏を中心としてソ連とそれから西側諸国、特にアメリカ、ヨーロッパとの交流というんでしょうか、関係は非常に密になっているわけでございますけれども、ゴルバチョフ氏の日本訪問というのは近々予定されているのでございましょうか。
○広中和歌子君 予測できない状況の中でこういう質問は無意味かもしれませんけれども、もしおいでになった場合、首脳会談が行われるわけですけれども、そのときに領土問題を日ソ関係改善の前提条件となさいますか、総理。
○広中和歌子君 総理、いかがでございますか。何かこれも新聞でしか私は情報が得られないわけでございますけれども、ちょっと横に置いてでしたらばといったような動きというんですか、考え方もソ連側からは出されたというふうに読んだのでございますけれども、総理御自身のお考えというのはまず領土と...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカの外交政策なんか見ていますと、きのうの敵はきょうの友みたいで、この前の中国との関係改善でもそうでございましたし、今ソ連ではゴルバチョフが民衆の英雄になっている、非常にポピュラーな人だということを伺うわけでございますけれども、そういう中でアメリカの流動的な外...全文を見る
○広中和歌子君 その背景として一九五六年に鳩山内閣のときに結ばれた条約があると思うのでございますけれども、それについて。
○広中和歌子君 その内容は、アメリカで機密保持、つまりクラシファイドされたものは、分類されたものは日本においても機密にしなければならない、そういうことでございますよね。
○広中和歌子君 ということは、新聞では誤報であるというようなことなんでございますね。
○広中和歌子君 日本とアメリカでは特許の形がいろいろ違うと思うんですけれども、軍事機密という名のもとに、これまで基本的に自由であった特許の利用、技術の応用が制限される、そういった方向に向かうことには非常に熟慮をしなければならないというのは皆様も御同意いただけると思うのですけれども...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカの場合に、一たん機密扱いにされますとその扱いが解かれるまでに非常に時間がかかると、そういうようなことがあるわけで、アメリカの事情を見ていますと、人材も研究成果も防衛という枠の中で制限、規制されることによって民間産業はソフト面で空洞化を招いたと。そして、経済...全文を見る
○広中和歌子君 次の問題に移らせていただきます。  第二次補正予算、昨年の所得税減税分一兆五千四百億円を差し引いても一兆八千九百三十億円の増収が見込まれ、そして税の増収が多くなったのは六十二年度以降でございまして、六十一年度一兆三千百六十億円、六十二年度三兆七千二百三十億円、六...全文を見る
○広中和歌子君 しかし、六十四年度以降も二兆五千億円から二兆八千億円の増収を見込んでいらっしゃると。そしてNTTの株売却益なんというものもあるわけでございまして、そういう点では、六十五年度の赤字公債脱却のめどが立ったと、大変明るい見通しなんでございますけれども、事実でございますか...全文を見る
○広中和歌子君 ただいま税制改革がいろいろ討議されているわけでございますけれども、その理由でございますね、それは税収不足とか財政再建と、少なくとも現在の段階ではそれが目的で税制改革をなさろうとしているのではないと、そういうふうに受け取ってよろしゅうございますでしょうか。
○広中和歌子君 小倉税調会長にいらしていただいておりますので……。  会長はどのような目的でどのような意図でこの税制改革に取り組んでいらっしゃるのか、どのような基本課題があるとお思いになっていらっしゃるのでしょうか。
○広中和歌子君 もう一度お伺いしたいのでございますけれども、お引き受けになりましてからいろいろな問題が起こったわけでございますけれども、お引き受けになった時点とそして今とお考えはお変わりになっていらっしゃるでしょうか。基本的には間接税、直間比率の見直しと、そういうお考えでございま...全文を見る
○広中和歌子君 ただいまキャピタルゲインの問題が出ましたけれども、不公平税制是正ということで国民が非常に関心を持っている問題だろうと思います。政府がこれまで課税に踏み切れなかった理由というものがどういうものであったか、大蔵大臣にお伺いいたします。
○広中和歌子君 捕捉の困難ということがあるわけでございますけれども、先回の予算委員会でも御質問申し上げたわけですが、そういうことであれば、背番号制の導入――背番号制という言葉じゃなく納税者番号の導入と、そういうような形で解決できるんじゃないか。  今回の税制改革は、本当に二十一...全文を見る
○広中和歌子君 キャピタルゲイン導入のトレードオフとして有価証券取引税を廃止するか、または税率を下げるのか、具体的なことはよくわかりませんけれども、ともかくそれと引きかえであれば考えてもいいといったような意見が証券業界に出ているというふうに伺っていますが、小倉会長はどのようなお考...全文を見る
○広中和歌子君 どのような形にしろキャピタルゲインを導入ということになりますと、当然ロスもゲインも含めまして捕捉が必要だと思いますけれども、会長御自身は、納税者番号あるいは社会保障番号、どういう形でもよろしいわけですが、国民がそうした番号を持つことについて、さもなければきちんとし...全文を見る
○広中和歌子君 それが有価証券取引税とのトレードオフというようなことも証券業界から出てきたんじゃないかななんというふうに、これは勝手な想像でございますけれども、社会保障番号というふうな言葉が出てまいりましたので、改めて二十一世紀に向けて税制改革をするというのであれば、やはり我が国...全文を見る
○広中和歌子君 現在の福祉の状況におきましても十分に満足とは言えないわけでございますけれども、仮に、医療費が現在の状況でふえ続けまして、そして老齢者、高齢者の人口がふえるといたしますと、どのような形で医療費がふえていくのでございましょうか、厚生大臣にお伺いいたします。
○広中和歌子君 そうした構想の中に社会保障番号をお入れになるといったようなことはございますでしょうか。というのは、高齢化社会に向けて福祉の質というのを今以上によくしていただきたいと同時に、我々が負担しなければならない税金とか社会保障費、それはできるだけ低く抑えたい、それは当然の国...全文を見る
○広中和歌子君 それからもう一つ、高齢者の暮らし、高齢社会を配慮した税制というものも必要なんじゃないかと思うのでございますけれども、高齢者が居住用の住居を売った場合、その利益に対して全額免税、そういうようなことをお考えになったことがありますでしょうか、大蔵大臣、お伺いいたします。
○広中和歌子君 これからの高齢化社会を迎えまして、住宅というのはライフステージに応じてかえていくというようなことが大いに起こり得ると思うのでございますけれども、そういう点を考えましても、売って税金に取られちゃうんだったら、ちょっと大き過ぎるんだけれども売らないで持っていると。そう...全文を見る
○広中和歌子君 この買いかえ特例が導入され、そしてまた検討され直しているということで私は大変に残念なことだと思うのでございますけれども、企業の非常に雇用の流動性が出ている現状におきましては、買いかえ特例というのは、つまり居住専用の住宅であった場合、同様のものを買った場合にはその部...全文を見る
○広中和歌子君 転勤をしなくちゃならない、仕事をかわるためにょそに行かなくちゃならないという場合に、そのかわるたびに住宅を売れば税金が取られるということであれば、本当にそのために単身赴任をしたりということで、いわゆる家が個人の家庭生活を破壊するといったようなことにまでなるわけでご...全文を見る
○広中和歌子君 留学生の問題について伺いたいと思います。  今、私費留学生が円高の中で大変な生活をしていらっしゃるわけですけれども、アルバイト、それは日本の学生さんのような教えるといったような知的労働ではなくて肉体労働をしていらっしゃる。それで、卒業後なんですけれども、せめて卒...全文を見る
○広中和歌子君 法務大臣にお伺いいたしますけれども、同じ点につきまして、全然法律上問題がないのかということをお伺いいたします。許可があれば働けるのに、雇えるのにといった声を特に地方などで聞くわけでございますけれども、明らかにしていただきたいと思います。
○広中和歌子君 それからこれは小さな、しかし具体的な問題で実際に困っていることなんでございますけれども、外国人留学生が日本語能力試験などを受けなければならない。そういうようなときに、現状ではその試験日が一週間ずつ離れているという問題があるのでございますけれども、その試験について日...全文を見る
○広中和歌子君 これは私が実際に、アジア諸国から来た留学生の九州で勉強している方と話し合ったときに問題として出てきたわけでございます。これはそういったテクニカルなものよりも、むしろ予算の問題ではございませんか。
○広中和歌子君 ともかく、例えば九州から北海道から出てくる。非常に少ない予算、生活費の中で旅費というものが大変に問題になっているようでございますので、ぜひ前向きに御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  時間でございますので。
03月15日第112回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○広中和歌子君 昨夜のサンケイ新聞夕刊に、首都圏の通勤鉄道建設計画が地価高騰のあおりを受け軒並み建設がおくれていると報道されておりますが、運輸大臣にお伺いいたします。  運輸政策審議会の答申を受け、現在二十八の新線計画があると思いますが、現状について御報告いただきたいと思います...全文を見る
○広中和歌子君 当初の計画より大幅なおくれがあるというふうに見るわけでございますけれども、私が今非常に画期的だと思いますのは、地下五十メートル以下におきましては私権が及ばないという考え方があり、そういうところに地下鉄を通して新線建設をといったような動きがありますけれども、それにつ...全文を見る
○広中和歌子君 法制化はいつごろになるのでございましょうか。具体的なタイムテーブルみたいなものはあるんでしょうか。
○広中和歌子君 総理にお伺いいたします。  総理は私権の制限ということを御発言になっていらっしゃいますけれども、私権の制限というのは言われるばかりで具体的なことになりますとなかなか実行できない中で、この地下五十メートル以下に私権が及ばないということは非常に画期的なことだと思うの...全文を見る
○広中和歌子君 どうぞよろしくお願いいたします。  今、同僚議員から民間の土地供給についてさまざまな質問がなされたわけでございますけれども、まず国の方からも何かやっていただきたいということで、東京都心二十三区の中での国有地でございますね、それを宅地として供給する、そういったよう...全文を見る
○広中和歌子君 これはたまたまいただいた資料でございますけれども、東京二十三区内の公務員宿舎、それだけでも二百万平方メートルあるわけでございまして、先ほど地震のことがございましたけれども、むしろこれは優良な地盤のところに建っております。これが三階とか四階とか、たまたま十階ぐらいの...全文を見る
○広中和歌子君 文部大臣にお伺いいたしますが、東京大学その他国公立大学の都心にあるものでございますけれども、地方に移転するお考えはございますか。
○広中和歌子君 今、地価高騰のあおりを受けまして、学生、若手研究者、そして外国人留学生、外国人研究者が住宅難で非常に困っております。もし移転をしなかった場合には、東京大学の中の敷地の高度利用ということも可能ではないか。寮、アパート、そういったものの建設というのは御計画がおありでし...全文を見る
○広中和歌子君 今、駒場などの寮は何階建てでございますか。
○広中和歌子君 あそこは優良地盤でございますので、二十階、三十階建ての寮も可能だろうと思うのでございますけれども、ぜひ御検討いただきたいと思います。  もうちょっと時間がございますので、ちょっと前後いたしますけれども、住宅の容積率の中に地下室が入っておりますか、入っておりません...全文を見る
○広中和歌子君 私は容積率から除外するべきだと思うのでございますけれども、その意図はございませんでしょうか。
○広中和歌子君 変更を希望いたしまして、質問を終わります。どうもありがとうございました。
03月22日第112回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○広中和歌子君 まず、伊藤先生に三点お伺いいたします。  日本の国土、狭い国土の七割が森林である、森林資源を上手に利用するためにもっと道路網が必要であるという御視点、大変興味深く伺ったわけですけれども、一方住宅地は国土の中でたった四%前後でございまして、その中に我々は日常暮らし...全文を見る
○広中和歌子君 社会保障費をふやして豊かな老後を過ごしたいというのは与野党問わずひとしく望むところだと思いますけれども、しかしながら、高齢化社会の中で福祉の予算というのは限られた中でどうしても非常に薄くなっていく、そういうことが起こり得るわけでございます。そうした中で政治の限界と...全文を見る
03月23日第112回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○広中和歌子君 冒頭、田渕委員が環境庁に対し、より多くの予算を、そして他省庁へのもっと大きな発言力を、そういう発言をなさいましたけれども、それに対して心からサポート、支持するものでございます。それに対して長官は、環境庁関係の予算は各省庁にまたがって一兆円を超え、しかも非常に発言力...全文を見る
○広中和歌子君 具体的に言いますと、その規制を通らない車は販売されないと。一たん道路上にある車、道路にある車はどうなんでございましょうか。
○広中和歌子君 すばらしい第一歩だろうと私は期待しております。  次に、ワシントン条約に関連して質問さしていただきます。  ワシントン条約が発効されて十二年、批准後七年目、そして昨年の十二月やっと国内法の整備ができたわけでございます。しかし、本年に入りまして民間の監視団体、野...全文を見る
○広中和歌子君 環境庁、通産省ともに全国のペットショップの調査を定期的になさるということが必要ではございませんでしょうか。そうしない限り、既にもう密輸入大国という汚名が課されているわけですけれども、それを返上できないと思うのでございますけれども、大臣はいかがお考えでございましょう...全文を見る
○広中和歌子君 日本ではワシントン条約に違反して持ち込まれた動植物を処理する規定が明確化されていない、そういうふうに聞いているんですけれども、罰金が科せられるとか、そのようなことがあるのかどうかということと、それから二月 二日の朝日新聞において、チンパンジーの放棄説得に二年余り...全文を見る
○広中和歌子君 ともかくそうした任意放棄というのでしょうか、放棄された動植物はどのくらいの数に達して、そしてそういう動植物はどういうふうに扱われているのか、お伺いいたします。
○広中和歌子君 生きている動物ですよね。そうすると何か動物園でもつくっていらっしゃるんですか。
○広中和歌子君 そういう中で、なるべく禁止されたものは日本に入ってきてほしくないわけなんですけれども、ともかく条約の趣旨からして、附属書Iの種類は全部留保なんかもどんどん撤廃するような方向に行くべきだと思いますし、それから非常に輸入量の多い、輸入量というか、入ってくる量が多いII...全文を見る
○広中和歌子君 この前、昨年国内規制にかかわる法律を審議しました際に私は、国内規制もそれは一歩前進だろうとは思いますけれども、どちらかというと苦肉の策であったような気がいたします。むしろ外為法の例外品目として輸入自由化がされておりませんところの農産物などと同様な取り扱をし、つまり...全文を見る
○広中和歌子君 大いに期待いたします。  今度は具体的に鯨についてお伺いいたします。  鯨についてなぜ私が質問するかといいますと、あるアメリカ人の女性に、日本が捕鯨を続けているということは国際的なスキャンダルであるから、国会議員であるならぜひ発言してほしい、そのようなことで、...全文を見る
○広中和歌子君 いつとおっしゃいましたか。
○広中和歌子君 ということは、現在はこのような多くの鯨をとっていない、このように解釈してよろしゅうございますか。
○広中和歌子君 じゃ、調査捕鯨の目的でとっている数は何頭でございましょうか。
○広中和歌子君 調査捕鯨をしている国はほかにどのような国がございますでしょうか。
○広中和歌子君 それらの国では三百頭調査のためにとるのでございますか。そして、なぜ調査のために三百頭もの数をとらなくちゃならないのか、その必要性を御説明いただきたいと思います。
○広中和歌子君 じゃ、調査の目的でとった鯨はまた海に戻してあげるんですか。
○広中和歌子君 調査捕鯨に参加している人、これはだれがとっているんですか。つまり、実際につかまえるわけですから、まさか水産庁の方がなさるわけじゃないですよね。そうすると、今まで捕鯨に従事していらっしゃった方がなさっておるわけでございますか。そしてその方が調査捕鯨の目的でとられた鯨...全文を見る
○広中和歌子君 私は、なぜ調査捕鯨に参加しなくちゃならないのか、また調査捕鯨そのものが必要なのか、ちょっと理解に苦しむんですけれども、国として鯨の捕獲を調査捕鯨も含めて禁止する、そういうおつもりがあるのかどうか、長官いかがでございますか。
○広中和歌子君 捕鯨をしてきた国というのは日本だけではございませんで、いろんな国がございまして、例えばアメリカのマサチューセッツ州のボストンに近いところなんというのは、捕鯨で栄えた町があり、セーラムとかリンとかマーブルヘッドとかいろいろな町があるわけでございますけれども、捕鯨は過...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  石垣島問題というのは、何か急に持ち上がったような問題というか、国会で質問が集中しているようでございますのですけれども、私もこれについて質問させていただきます。  空港建設に関して石垣島の住民、そして沖縄県の人々、大いに賛成して...全文を見る
○広中和歌子君 それを承知の上での決定であるわけでございますね。  国際自然保護連合、IUCNの報告によりますと、石垣島というのは観光地として栄えていこう、発展していきたいそのようなお気持ちが非常に強いということが言われているけれども、もしこのブルーサンゴが空港建設によって破壊...全文を見る
○広中和歌子君 この前、我々環境特別委員会で関西新空港を見にいったんですけれども、あそこの埋め立てでも文句が出まして、つまり、海全体が汚染されるというので非常に大きな幕を張ったりして非常に大変な工事なんですね。あそこには特別にサンゴも何もないわけですけれども、それでも大変な気の使...全文を見る
○広中和歌子君 はい。
○広中和歌子君 羽田からの直行便が出ますともっと観光客がふえるというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
○広中和歌子君 それは石垣島が例えばサンゴの資源なども含めて非常に魅力的な場所として存続し得るということも条件になっているんじゃないかと思いますけれども、例えばハワイなんか見ますと、ワイキキ、あそこに大きなジェット機が来ましてそこから分散して小型機でいろいろな島に行きますよね。本...全文を見る
○広中和歌子君 石垣島の経済的な発展を考えるんだったらむしろ料金の点を考えたらいいんじゃないかと思うんでございます。私ちょっと飛行機の料金を調べましたら、大体が東京から沖縄まででも高いのに、それからさらにまた石垣島まで一万何千円かかかるわけですよね。一方、例えば羽田—ソウルとか羽...全文を見る
○広中和歌子君 ガソリン代が安くなっている中で、飛距離よりもむしろ手数料というんでしょうか搭乗のときの手間とか、そうしたものが航空料金に影響するんじゃないかと思いますんで、距離が長くなれば割安になる、そういうような航空料金の定め方をぜひこれから考えていただきたいことが一つと、それ...全文を見る
03月25日第112回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○広中和歌子君 まず最初に、高知学芸高校の生徒さんたちが修学旅行中上海郊外で列車事故に遭遇され、そして多くの死傷者が出たことに大きな驚き、深い悲しみを感じております。御遺族の方方に深い哀悼の意を表するとともに、けがをされた方々の一日も早い回復を祈っております。  そうした大災害...全文を見る
○広中和歌子君 脳が死んだ状況、そういうものは人間の目で見えるのかどうか。そしてまた、どういう形でそれをとらえることができるのか、お伺いいたします。  また、ついでに伺いますけれども、その判断を下せる人はだれか。
○広中和歌子君 脳が死んだときに、他の人間の部分でございますね、皮膚とかつめとかそれから心臓とかその他いろいろ臓器がございますけれども、それはどういう状態になっているんでしょうか。
○広中和歌子君 脳が死んだといたしましても、人間、普通のお医者様の目でも見にくいというようなことがあって機械を使う、機械によって心臓を動かすということがあるわけでございますけれども、脳が死んだ後でもどのくらいの時間あるいは日数あるいは月日、心臓は機械によって人工的に作動し得るので...全文を見る
○広中和歌子君 先ほどちょっと触れられたんですけれども、もう一度確かめる意味でお伺いいたします。  仮に、脳が死んでそして心臓を動かし続けた場合、動かし続けることによって脳が再び生き返るということはあり得るのでしょうか。
○広中和歌子君 つまり、先ほどおっしゃった、脳死というのは不可逆的死ということで、つまり脳死というのは医学的に見て死であるということでございますね。
○広中和歌子君 よく私どものような素人は間違いやすいんですけれども、脳死とそれから植物人間ということがございますけれども、その状態の違いを御説明いただきたいと思います。
○広中和歌子君 伺っておりますと、脳死というのは死への第一歩である、そういうふうに考えて よろしいでしょうか。
○広中和歌子君 法務大臣にお伺いいたしますけれども、医学的死とか、それから最近社会的な死とか、それから法的な死とかというふうな言葉が使われるわけですけれども、法律的に見て死というのはどういうふうにとらえられているんでしょうか、現在の日本の法律で。
○広中和歌子君 医学の進歩によって治らないと考えられていた難病が治り、またそれが延命につながって日本人の平均寿命というのが著しく延ばされ、そのことについては非常に喜ばしいことだと思いますけれども、それと同時に医療技術の進歩、延命機器の使用、そうしたものが死の境界をぼかしてしまって...全文を見る
03月28日第112回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○広中和歌子君 今の質問に関連いたしまして一言だけ伺わせていただきたいんですけれども、修学旅行生は日本の国内において障害保険、死亡保険、そういうものに入っていたかどうか、事実をお知らせいただきたいと思います。
○広中和歌子君 それぞれ入っているんですね。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  その金額なんかはわかりませんね。
○広中和歌子君 それでは、別な質問に移らせていただきます。  けさほどからODAに関して大変いい御質問もございまして、また御親切な前向きなお答えもいただいたわけでございますけれども、一つだけ伺わせていただきます。  前々回でしたか、私は外務委員会で小規模援助の必要ということを...全文を見る
○広中和歌子君 先ほどの御答弁の中にも、なるべく柔軟性を持たせた援助というようなこともおっしゃっていたわけでございますけれども、どのような難しさがあるのか。そういうことと、それからやはりこれからはODA予算というのは、今までもそうですけれどもさらにこれからふえていく。大きな金額を...全文を見る
○広中和歌子君 先ほどからもいわゆるODAに携わる人材開発というようなことでいろいろお話も出ていたわけでございますけれども、この予算の増大にふさわしい内容のあるソフトの方の構築に向かってぜひ御努力いただきたいと思うのでございますけれども、外務大臣のお考えをお伺いします。
○広中和歌子君 次に、日米関係についてお伺いいたします。  日本で新聞、テレビなどを見ますと、非常に経済記事が多いわけでございまして、これは外国人が指摘したことでございますけれども、本当に第一面に非常に経済記事の占める割合が多いと。それとかかわりがあるのかもしれませんけれども、...全文を見る
○広中和歌子君 バランスのとれたお考えをお伺いして大変にうれしかったわけですが、私も数回ワシントンを訪ねさせていただいて、議員の中にもいろいろあるということ、そういうことが日本に余り知られていないことを大変残念だと思っている次第でございます。  今回は、際立ったいわゆる不連続線...全文を見る
○広中和歌子君 八四年の時点でございますけれども、何か日米間にパーセプションギャップみたいなのがあるような気がいたしますけれども、日本側はアメリカ側にどのような約束をなさったのか、そしてそれがどの程度守られてきたのかということをお示しいただきたいと思います。
○広中和歌子君 この牛肉、オレンジのことに関しましては、各省また政治家の中でもいろいろな立場の人がいるわけでございますけれども、外務省のお立場といたしましては、生産者の立場とそれから消費者の立場両方ある中で、世論をどういうふうにとらえていらっしゃいますでしょうか。
○広中和歌子君 今外務省としては二国間協定を主張していらっしゃるわけですけれども、次の枠を拡大していく、時間をかけて、そして五年間の猶予をというようなことをおっしゃっているんでしょうけれども、そういうところで自由化に向かっていけるそういうタイムテーブルをきちんとお持ちなのでござい...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカとしては四月一日からの自由化ということを強硬に主張しているわけでございますけれども、それが不可能であればガットに提訴もと、非常に強硬姿勢だということですが、仮にガットに提訴をされた場合に与えるインパクトですね。日米関係、それからさまざまな国際世論とか、また...全文を見る
○広中和歌子君 時間でございますので、明日引き続き質問させていただきます。
03月30日第112回国会 参議院 環境特別委員会 第4号
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○広中和歌子君 私がお尋ねしようと思った質問の多くは既に同僚委員によって質問されましたし、それに夜のやみもだんだん色濃くなり働く環境としては決して最良とも申せませんので、できるだけ質問を短くさせていただきます。  環境庁の独自の予算は少ないし、そしてまた権限の点でも余り大きな力...全文を見る
○広中和歌子君 中公審の五十八年の答申によれば、公害対策費の財源は「公害の原因者が公害を発生させる程度に応じて負担するべき」と書かれ ているわけでございます。空気汚染の公害についてはSOxは十年前から著しい改善を見たわけですけれども、NOxは横ばいである、これはこの委員会でさん...全文を見る
○広中和歌子君 私は、あめとむちと言っては恐縮なんですけれども、やはりSOxみたいに努力をなさった部分と、それからそれほど対策としては十分になされていなかったNOxの関係、やはり負担は違ってもいいんではないか。二百億円今まで出していたわけですけれども、それをそのまま続けて出す必要...全文を見る
○広中和歌子君 私は、徴税の問題で重量税からそのまま持ってくるというのは決して難しいとも思えないんでございますけれども。  それから、道路関係予算ですね、非常に高額になっているわけでございまして、五兆七千億円、多くのお金が道路建設に使われるわけなんですけれども、新しく道路をつく...全文を見る
○広中和歌子君 建設省の方においでいただいていますのでお伺いしますが、自動車による公害を減らすためにはさまざまな施策が立て得ると思うんでございますけれども、どのようなことをしていらっしゃるのか、そして道路関係予算はどのくらいか、そしてその何%ぐらいを公害対策関連の費用に充てていら...全文を見る
○広中和歌子君 環境庁長官にお伺いいたしますけれども、前回の御答弁の中で、環境庁というのは御自分の予算は小さいけれども、多くの関連予算を持っていて影響力を与えることができる、調整役というふうにおっしゃいましたけれども、引き続き道路関係の予算の中で公害を減らす形に使われるような積極...全文を見る
○広中和歌子君 運輸省の方にお伺いいたしますけれども、大型トラックによるトラック輸送の伸び率というものはどのようなものでございましょうか、それに比べて鉄道の方はどうでしょうか。
○広中和歌子君 自治省の方に伺いますけれども、ガソリン税、それからディーゼル税でございますよね、地方税になっておりますけれども、ガソリン税は五十三円、ディーゼルの方は二十四円、軽油の方でございますけれども二十四円、なぜこのような差があるんでございましょうか。
○広中和歌子君 ともかくその当時の状況から大分違ってきておりまして、今運輸省の方からもお伺いしましたように、自動車の方はトラック輸送、そちらの方がどんどんふえていて、逆に比較的公害を出さない、いわゆる列車輸送というのが減っているわけでございます。やはりディーゼル、軽油の費用も安い...全文を見る
○広中和歌子君 私は地方の道路財源を減らしたい、そのように思っているわけでは絶対ございませんで、それはそのままお使いいただいた上で、例えば一リットルにつき一円なり二円なり三円なりという額を上げたといたしましても、トラック輸送業者にとりましては大した負担にはならないんではないか。そ...全文を見る
03月31日第112回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○広中和歌子君 先回に引き続き、日米経済摩擦の言ってみれば象徴でありますところの農産物、そして流通業とともに公共事業、この三つがあるわけでございますけれども、本日は公共事業についてお伺いいたします。  農産物に関しましては先回、現在農林大臣が訪米中であり、そうした大事な交渉のさ...全文を見る
○広中和歌子君 外野におりますと、今は非常にきれいに片づいているという印象を持つわけですけれども、なぜアメリカ側から非常に強烈なる不満が噴出したのか、なぜ紛糾したのか。そして、そういう紛糾の過程の中で、日本で新聞しか読まない者にとっては、何かアメリカのごり押しといったような印象を...全文を見る
○広中和歌子君 先ほどおっしゃいましたけれども、宇野外務大臣が原則的には開放の方向でいくというふうにおっしゃいましたし、そしてまた、竹下総理訪米の際、この一月でございますけれども、お土産として開放すると。ですから私は完全に開放されるのかと思っておりましたらば、実を言うとということ...全文を見る
○広中和歌子君 私も日本の企業が、建設業界がアメリカに参入するに至りましては非常な努力があったということを認めますし、アメリカも当然そういう努力をしなきゃならないと思うのでございますけれども、今までアメリカの建設業界が日本に、またほかの国の建設業界もそうですけれども、参入できなか...全文を見る
○広中和歌子君 その御努力というのは非常に多とすべきだと思いますけれども、例えばアメリカ側の不満というのは、私なりに受け取ったところによりますと、何かわかりにくいと、日本国民でさえわかりにくいのでございますから、ましてやアメリカ人はわかりにくいと思うんです。いわゆる透明度がないと...全文を見る
○広中和歌子君 具体的に言っていただきますと、例えば指名入札制度でございますけれども、外国はボンドを使っている、そちらの方はどういうふうに変わりますでしょうか。指名入札の中に外国での実績を認めると、そのことだけでございますか。そして原則的にはこの指名入札制度を続けていくということ...全文を見る
○広中和歌子君 そういう説明は、特に説明書でございますけれども、英語で書かれるんですか。
○広中和歌子君 もちろん残念ながら日本語というのは現状では国際語ではないので、外国人にわかってもらいたいとこちらが望む場合には英語でするわけですけれども、よその国でビジネスをしたいという場合には向こうの方が日本語のパンフレットなりなんなり、それを読む能力または読む人間を使う、そう...全文を見る
○広中和歌子君 日本の公共事業予算というのは六十三年度だけでも十八兆円という非常な額でございまして、そういうところにアメリカの企業としても参入したいという気持ちになるのは当然だろうと思いますけれども、このようなさまざまな配慮の上で参入しやすいようにそれを勧奨するような形で一応の合...全文を見る
○広中和歌子君 この十八兆円という膨大な公共事業の予算、そういうようなことでアメリカの政府、特に日本との経済摩擦を取り扱っているUSTRにとっては非常に興味のある問題だろうと思いますけれども、果たしてアメリカの建設業界自身が、この問題というのは二年前に始まったことでございますから...全文を見る
○広中和歌子君 私は日本も建物はすばらしいものができておりますし、特に最近の本四架橋などすばらしいと思いますけれども、あのレベルのものというのはアメリカなんかでは五十年ぐらい前からいっぱいできているわけでございまして、そういう意味では今のアメリカの建設業界の実力は存じませんけれど...全文を見る
○広中和歌子君 それと同時にEC諸国そして韓国、韓国もすばらしい建設技術を持っていると思うのでございますけれども、ああいう国々なんかも日本の建設事業、そういうものに目を向けてくるのではないか、そのように思います。アメリカに与えられた条件、またそうした特例措置、そうしたものは他国に...全文を見る
○広中和歌子君 実際、事実と神話みたいなのも差もあるかもしれませんけれども、何かと日本というのは閉鎖的であるというふうに言われがちなので……。  公共事業に次ぎまして、次に最近新聞などに出ていましたものですから、難民の問題についてちょっとお伺いいたします。  難民の定義でござ...全文を見る
○広中和歌子君 難民の地位に関する条約というのは一九五一年にジュネーブでつくられたわけで、その後一九六七年、議定書というのがありますね。あれには日本は参加していらっしゃいますか。
○広中和歌子君 加盟していらっしゃいますか。
○広中和歌子君 我が国における難民受け入れの基本的な姿勢というのはどういうものなんでしょうか。そしてまた、受け入れの現状についても続けてお伺いいたします。
○広中和歌子君 大体人数はどのくらい最近になって受け入れていらっしゃるんでしょうか。そして受け入れの条件でございますが。
○広中和歌子君 その条件は何でしょう。つまり、七百六十八人中百八十八人が受け入れられたと。そしてまた、それ以上に多くの人たちが日本を通過していっているわけだろうと思いますけれども、条件について、どういう条件で受け入れ、どういう条件で受け入れないのか、その条件について。
○広中和歌子君 これを伺っておりますと、先ほどの指名入札のときの条件と非常に似ているなと思うのでございますけれども、つまり、過去の実績といったようなこととか、それから意欲があるかどうかといったような非常に抽象的なもの。  過去の実績ですけれども、難民の方の場合は恐らくは多くの方...全文を見る
○広中和歌子君 時間が参りましたので、本当にどうもありがとうございました。
04月05日第112回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○広中和歌子君 新たな時代をあらわすキーワードにいろいろございますが、特に国際化とか高度技術、情報化社会、高齢化社会などがございます。こうした来るべき社会の要請に教育はどういうふうにこたえているか、そういう観点に立って以下質問させていただきます。  昨年八月に出されました臨教審...全文を見る
○広中和歌子君 特に最近の傾向として年若い受験者がふえているというふうに伺ったわけですが、十六歳、十七歳、十八歳、この年齢層の人で受かった人の数をお知らせください。
○広中和歌子君 幾らレアケースでありましても十六歳で三十六人、十七歳で百五十八人受かっているわけですが、彼らに大学受験資格はございますんでしょうか。
○広中和歌子君 なぜ例外を認められないのか、どうですか。
○広中和歌子君 御趣旨は大変よくわかりますし、できるだけ多くの人が普通の高等学校教育を受けるべきだと思いますけれども、やはり例外というものを少しずつ認めていく、そういった多様性も出てきてもいいんではないか。中学高校一貫教育というのは既に私立などで行われておりますけれども、聞くとこ...全文を見る
○広中和歌子君 おっしゃることもよくわかります。整合性ということもあると思うのでございますけれども、やはり学校教育ということにどうしてもなじまない特定の年齢、特に十七、八歳、そういったようなお子さんもあるわけでございますから、ともかく少しずつ例外を受け入れていくような方向に教育が...全文を見る
○広中和歌子君 そのことを伺って大変驚いたわけでございますけれども、原則的には、例えば東京大学に六十歳でも入学できる、そういうことでございますね。
○広中和歌子君 高齢化を迎え、また産業構造の変化に直面する中で多くの人々が、人生は一つのキャリアではなく二つ、三つ、そうしたキャリアの時代になっているわけでございますけれども、人生の転機に立つ人が新たな学習の機会を得、そして時代のニーズにマッチした技術を獲得し、そ して再就職す...全文を見る
○広中和歌子君 なぜ少ないと思われますか。
○広中和歌子君 それは年功序列賃金と関係あるとお思いになりますか、労働大臣、お伺いいたします。
○広中和歌子君 この雇用慣行でございますけれども、最近、終身雇用とか年功序列の賃金体系が崩れ始めているというようなことはよくマスコミで聞くのでございますけれども、実態はどうなんでしょうか。そう言いましてもお答えしにくいと思いますけれども、初任給の推移と、それから例えば四十歳でも五...全文を見る
○広中和歌子君 ただ、昭和三十年ぐらいからですと、いわゆる年功序列賃金といったような日本的経営のスタイルというんでしょうか、そういうものが言われ始めた時期とそれから現在とは大分違うような気がいたしますのですけれども、例えば課長と初任給の差が前は七倍ぐらい開いていたなんて聞くのでご...全文を見る
○広中和歌子君 ちょっと視点を変えまして、社会教育の方に戻らせていただきたいと思うんですけれども、いわゆる各地方自治体が行っている社会教育というのがございますね。それは教養が主体であるというふうに受け取ってよろしいでしょうか。それに比べまして、専修学校、それは主に私立であり、それ...全文を見る
○広中和歌子君 専修学校の就職率というのはいかがでございましょうか。
○広中和歌子君 私も数年前から、専修学校が非常に社会のニーズに合った技術を提供し、そしてそこに多くの若者たち、また社会人が参加し、そしていい就職率を得ているということは社会の多様性ということに関して非常にいいことだと思っているわけですけれども、一方、私立というのはある程度営利を目...全文を見る
○広中和歌子君 現在は、最近でございますけれども、なかなか雇用の状況はよいようでございますが、一時、円高不況そして企業城下町の失業問題、そういうようなことがよく言われたわけですけれども、雇用のミスマッチが言われる中で、そういうような企業城下町における大量失業とか、例えばこの前の国...全文を見る
○広中和歌子君 伺って大変よかったと思いますけれども、失業した人だけ集めてというんじゃなくて、さらに大きな社会の中でいろいろな選択ができるように、専修学校にも成人のための奨学金というんでしょうか、育英資金またはローン、補助金、そのような形で労働省そして文部省のタイアップされた対応...全文を見る
○広中和歌子君 じゃ、国際化の方に問題を移らせていただきます。  国際化の中で留学生を受け入れるということに関しましては、これまで外務委員会でも、そしてまたここの委員会でも既に多くの質問が出ましたのでそれはちょっと横に置きまして、今度は研究者の受け入れ、そしてまた、日本の研究者...全文を見る
○広中和歌子君 それから、これはお答えは結構なんですけれども、ぜひ御要望させていただきたいのは、短期の研究者のインビテーション、短期の一カ月以内とか、そういったようなのも許していただきたいことと、それから国際会議に出席する、国際会議というのはいろいろあるわけでございますけれども、...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカのクライスラー社の会長のアイアコッカ氏は、アメリカではピースコーというのがあるわけですけれども、ピースコーに行った人たちは最高の人材である、そんなふうに言いまして企業に働きかけてくれているそうでございます。日本でもそのような動きがあれば大変すばらしいと思う...全文を見る
04月21日第112回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○広中和歌子君 外交問題一般に関しまして御質問させていただきます。  まず、ペルシャ湾の軍事交戦についてなんでございますけれども、ペルシャ湾での米艦の触雷に端を発しまして米国とイランの軍事衝突がございましたけれども、この触雷についてまず思い浮かびましたのは、日本が敷設を約束いた...全文を見る
○広中和歌子君 当時のお話では、二カ月ぐらいでできるんじゃないかというようなことなんですけれども、意外と時間がかかっているというような印象を持ちますけれども、いかがでございましょうか。
○広中和歌子君 ペルシャ湾の情勢がともかく早く解決するということが非常に大切だと思うのでございますけれども、イランに対する配慮というんでしょうか、そういったものはございませんでしょうか。つまりこのようなものを敷設したときに、イランが我が国に対して、または他の国々、湾岸諸国の国々が...全文を見る
○広中和歌子君 米国から、イラン攻撃については我が国に事前通告はございましたんでしょうか。
○広中和歌子君 一応これで終わったといったような宣言もされて、何だか非常に私の方としては、見ている方としては何かキツネにつままれたようなところもあるのでございますけれども、米国そしてイランの紛争は一過性のものとして終わるんでしょうか。外務省、特に外務大臣のお考えは、見通しはいかが...全文を見る
○広中和歌子君 つまり官房長官の御声明と外務省も同様の見解でいらっしゃると、そういうことだろうと思います。  この攻撃についてなんでございますけれども、少なくともアメリカ側としてはイラクとの共同作戦ではないかというような見方もされているわけですけれども、その点につきましては外務...全文を見る
○広中和歌子君 また、今回の攻撃については、ソ連側に暗黙の了解みたいなものはあったのか。
○広中和歌子君 だから、つまりその背景として、素人考えですと、アフガンの和平からイラン・イラク戦争の和平に向けて、ソ連とアメリカが共同歩調をとる、そういった動きの一端として見ることができるのかなというふうに思ったものですからお伺いいたしました、何か素人のうがった考え方かもしれませ...全文を見る
○広中和歌子君 別の質問をさせていただきます。  北朝鮮のスポーツ選手国の入国ビザに関してのことなんでございますけれども、来月十五日、新潟市で開催されますアジア卓球選手権大会、外務省の御意向、けさ、何かテレビでは一応選手はオーケーと、しかしながら選手と一緒についてくる役員につい...全文を見る
○広中和歌子君 四月十四日の衆議院の内閣委員会で法務省熊谷入国管理局長が、スポーツとか文化交流などの入国審査は裁定措置以前の考え方に基づいてやる、そういうようなことを言っていらっしゃるわけですけれども、外務省とそして法務省との入国に対する基本的なお考えの相違というものはございます...全文を見る
○広中和歌子君 北朝鮮に関しましては、第十八富士山丸の乗組員の事件が未解決でございますし、そういう中でただでさえ孤立している北朝鮮をこれ以上刺激したくないといったような配慮もございますでしょうし、また北朝鮮の西側で開催されるスポーツイベントへの参加という意味で、ことしの夏のオリン...全文を見る
○広中和歌子君 ただ、この国際学術連合会議、ICSUが日本での総会を断念したということ、そして日本の学会が主催するところの国際会議への協賛を取りやめる事態が続出していると、そういうことなんですけれども、これは外務省とは無関係のことだとお思いになりますでしょうか。
○広中和歌子君 入国の条件として、私は人種差別主義者ではなく、人種差別団体にも属していないという誓いにサインをさせられるということなんでございますけれども、これは戦争中の、または戦前の日本の学者が海外に出るときの条件としてこういったものにサインをしなければならないといったようなこ...全文を見る
○広中和歌子君 原則としては反対というようなこと、ちょっと厳し過ぎはしませんか、よその欧米諸国と比べて。
○広中和歌子君 それはそれでそういう態度であるということを一たんお受けいたしますけれども、それだったら本当に必要なのはむしろ南アフリカに対する経済制裁、そういうものに対してもっと毅然たる態度をおとりになる方がいいんじゃないか。科学者が日本に来て国際会議に出席したからといってインパ...全文を見る
○広中和歌子君 考え方の相違はあると思いますけれども、一部の学者、文化人そしてスポーツ団が国外に出たとしても、出るか出ないかということはそれほどのインパクトはないと思うのでございますけれども、経済制裁こそその現地の人が身にしみて感じることで、そういったことが政府へのいわゆる反抗と...全文を見る
○広中和歌子君 そういう御意思がありながら、輸出量に関しましては日本がナンバーワンであるということは、何かちょっとやっぱりおかしいような気がいたしますけれども。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  今度はちょっとユネスコについてお伺いいたします。  ユネスコは一九八四年末に米国、八五年末に英国そしてシンガポールが脱退した。そして運営の危機に見舞われましたけれども、昨年十一月にマヨール新事務局長が誕生し、ユネスコも本来の姿...全文を見る
○広中和歌子君 我が国はユネスコへの現在最大の分担金拠出国でございますか。今後ともユネスコが本来の使命に立ち戻って教育、文化、科学の面で国際協力を展開できるようユネスコの再建にイニシアチブをとるべきであると、そういうふうに思うわけでございますけれども、脱退した米国その他の国々に対...全文を見る
○広中和歌子君 国連というのは日本の外交の主軸であるというようなこともたびたび伺うわけでございますけれども、日本は国連への拠出金というのも非常に多額になっております。そして、その拠出金の割合において国連本部または各事務局などに勤めるいわゆる国連職員の枠というものがあるわけでござい...全文を見る
○広中和歌子君 国連の職員、国連公務員ですか、非常に望ましい職種だと思うのでございますけれども、どうしてこれが満たされないのか、問題点はどういうところにあるのでございましょうか。
○広中和歌子君 国連に勤めるためには修士課程が必要である。ところが日本では大学院に行く人というのは非常に少ないんで、そういったような教育上の制約というんでしょうか、そういうものもあるんじゃないかと思っていたのでございますけれども、それはいかがでございますか、そういう事実がないのか...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。
04月28日第112回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○広中和歌子君 引き続きまして、子女教育手当の支給額に関する法律改正案について、もっと幅広い形で子女教育全般についてお伺いさせていただきます。  この法律に書いてありますところの   在外職員の勤務する在外公館の所在する地であつて、当該在外職員の年少子女に適当な学校教育を受け...全文を見る
○広中和歌子君 その国の場合でございますけれども、現地校はも入れない、そしてインターナショナルスクールというんでしょうか、そういうものも存在しない、そういうふうなことが条件なんですか、基準なんでございましょうか。
○広中和歌子君 海外における子女教育、大変御苦労なさっていらっしゃると存じますけれども、日本人学校が存在する場合と、それから現地校がある場合とあるんじゃないかと思います。また、現地校にかわるものとして国際学校というんでしょうか、そういうものがある場合があると思うんですけれども、い...全文を見る
○広中和歌子君 日本人学校が仮にある場合でございますね、普通の初等中等教育が文部省基準に合致するような形で存在する場合でございますけれども、この場合は無料なんでございますか。
○広中和歌子君 その月謝でございますけれども、大体どのぐらいのレベルになっているのか、そして国によって違いがあるのか、お伺いいたします。
○広中和歌子君 それは月でございますか。
○広中和歌子君 日本人校また補習校も含めまして、ブラジルとかアメリカの西海岸など、現地人がかなりいらっしゃるわけですけれども、外務省以外の方ですね、そして特に日系人、これは国籍はブラジルあるいはアメリカ、そのほかそれぞれの国に属するわけですけれども、そういう人々が仮に入学したいと...全文を見る
○広中和歌子君 海外における日本語学校のための予算、そして基本方針でございますね、これは文部省の管轄なのか外務省の管轄なのかよくわかりませんけれども、そういうものがありましたら教えていただきたいし、それから今後このような日本人校をふやしていくおつもりなのか、これは特に海外で日本語...全文を見る
○広中和歌子君 それは外務省の全体の意見というよりは、個々の方々の総意というような、そういうようなことなんでございますか。
○広中和歌子君 それから先ほど、海外で教育は続けさせたいんだけれどもできないといったような場合に、日本でボーディングスクールというんでしょうか、国内におけるそういう子女のための寄宿校というんでしょうか、そういうものは公立で存在いたしますか。
○広中和歌子君 じゃ、現地校の場合あるいは国際校についてお伺いいたしますけれども、公立の学校に入りたいけれども入れないといったような国もあるんではなかろうかと、ある国とない国とあるんじゃないかと思います。  例えば私がたまたま参りましたインドで、ある方が子供を本当は現地で、現地...全文を見る
○広中和歌子君 公立校は原則として無料だろうと思うのでございますけれども、そういう学校に日本人が入る場合にはどのような形でそういう教育サービスに対して支払いをしているのか。
○広中和歌子君 アメリカの場合ですと、ある意味では日本と違いまして、固定資産税がかなり取られて、その多くがスクールタックスという形で公立学校の経費に充てられるわけですから、そこに、そのコミュニティーに家を借りて住むといった場合には間接的には税金を払っているということになるわけでご...全文を見る
○広中和歌子君 ボランティアでございますけれども、大変すばらしいことで、ただ、そのときに果たす在外公館の奥様方のお役割というのは非常に大切なんじゃないかと思います。  これはドイツの場合なんでございますけれども、ある公立学校の方で父兄にドライバーとしてのサービスというのですか、...全文を見る
○広中和歌子君 いずれにしても教育に関する親が負わなければならない負担というのは大変なことだろうと同情申し上げます。  次に、けさ方、きのうからきょうにかけてのさまざまな出来事が国際関係において起こったものですから、急遽外務大臣、その他の方々に御意見なり見通しなりについてお伺い...全文を見る
○広中和歌子君 ベトーが発動されました場合に、法案が成立せずそしてそのまま廃案になる場合と、それから他の可能性、一部修正されましてそうして再び審議にかけられるそういう可能性があるわけでございますけれども、その他の可能性についてはどういうふうに思っていらっしゃいますか。
○広中和歌子君 今おっしゃいました工場閉鎖に関する事前通告ですか、それを主な理由としてレーガン大統領は拒否権を発動するだろうというような予想はされているわけですけれども、そうなりますと、スーパー三百一条を含む貿易の部分というのは削除されないというような可能性も出てくるわけでござい...全文を見る
○広中和歌子君 大統領選を控えて、レーガン大統領のお立場としても非常に微妙なものが今後出てくるんじゃないかと思いますけれども、外務大臣にお伺いさせていただきます。  参議院予算委員会を聞いておりまして、自民党の側からもそして野党の一部からもいろいろ質問があったわけでございますが...全文を見る
○広中和歌子君 次に、宇野外務大臣、連休中に中国を御訪問になるということでございますけれども、この訪問の目的についてお伺いいたします。
○広中和歌子君 当然中国としては経済交流ということをもっと盛んにというような提案が出てくるんじゃないかと思いますけれども、対中国に対するココム規制が、ココム問題というのが非常に問題になっている中で、これについてはどのような動きがあるのでございましょうか。また、外務大臣御自身のお考...全文を見る
○広中和歌子君 ココムに抵触しない品物でありましても、対共産圏への輸出というのはココム事件以後非常に滞っているということを聞くわけで、その結果として輸出の総額も減っているということを、少なくとも数量においては減っているということを聞くわけでございますけれども、そういう点で、これか...全文を見る
○広中和歌子君 これは新聞などの報道で聞いたわけでございますけれども、もしかしたら北朝鮮のことが話題になるというようなことでございますけれども、そういう意図はございますんでしょうか。
○広中和歌子君 中国と北朝鮮の関係なんでございますけれども、どのように外務省としては把握していらっしゃるのか。
○広中和歌子君 今度のテロ事件などもきっかけといたしましてかなり北朝鮮というのは孤立したような状況にあるし、またオリンピックにもほかの共産圏の国々が参加しているにもかかわらず北朝鮮が参加していない。そういうようなことに関しましては、外務省としてはどういうふうにお考えなのか。北朝鮮...全文を見る
○広中和歌子君 大国日本としてさまざまな形で世界に貢献する、そしてまたリーダーシップを発揮するということが期待されているわけでございますので、外務大臣も余り御遠慮なさらずに、ぜひいろいろな方面でリーダーシップを発揮していただきたいわけですけれども。  北朝鮮はここでちょっとさて...全文を見る
○広中和歌子君 じゃ、協議の段階であればまだ具体的には内容はお聞かせいただけないわけですか。または、手の内をさらしては困るような種類のものなんでしょうか。
○広中和歌子君 もう一つ。韓国の総選挙の結果についてコメントをいただければありがたいと思います。  特に金大中氏が野党の中では第一党になられたわけでございますけれども、非常に発言力が強まるというふうな見方もされているわけですが、そういう中におきまして、日本と金大中氏の関係も含め...全文を見る
05月10日第112回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○広中和歌子君 今回のゴールデンウイークには、竹下総理のヨーロッパ訪問を初めといたしまして各大臣が外地に赴かれたわけでございますけれども、宇野外務大臣も香港、中国などを御訪問、御苦労さまでございました。  次回はどのようなところを考えていらっしゃいますでしょうか。今まで、フィリ...全文を見る
○広中和歌子君 今環太平洋の時代というようなことで、三カ月ぐらい前になりますか、環太平洋ということでニューズウイークなどにも特集が出て、そして日本のアジアにおけるリーダーシップというものが非常に評価されている中でぜひ御活躍いただきたいわけでございますけれども、中近東の方にお出かけ...全文を見る
○広中和歌子君 私としては、イラン・イラク戦争とか、それからイスラエルをめぐりましていろいろさまざまな紛争のある中近東などにもぜひ日本の外務大臣としてリーダーシップを発揮していただきたいというふうに思っているわけでございますけれども、イスラエル訪問などは御予定にはございますでしょ...全文を見る
○広中和歌子君 竹下総理がヨーロッパを訪問なさいまして、文化、経済、ODA、その三つの分野において世界に貢献するんだということを表明なさいました。大変結構なことでございまして、特に文化ということを第一番に掲げていらっしゃる。これまで経済主導の国際関係であったというようなことから、...全文を見る
○広中和歌子君 この基調というのはずっと続いていくというふうにお思いでございますか。
○広中和歌子君 今までODAの予算でございましたら、非常に額も多うございましたし、そしてまたそれをふやすことにコンセンサスが非常に大きかったわけなんでございますけれども、ODAの予算、その中に含む文化予算の部分というものはどういうふうになっておりますか。
○広中和歌子君 予算と同時にどのような形で文化交流をするかというそういう方針みたいなものも必要だろうと思うのでございますけれども、竹下総理の文化における貢献とおっしゃったそのことの背後には、何か指針みたいなもの、どのような方向で日本が文化的な形で貢献していくという、そういう内容に...全文を見る
○広中和歌子君 それから最近、二日ぐらい前でございましたかフランスの選挙がございまして、たまたま私の友人のフランス人が、もちろん日本でお目にかかったわけですけれども、その方が不在投票をしてきたというようなことをおっしゃったわけでございます。それで、その選挙の結果を非常に楽しみに、...全文を見る
○広中和歌子君 この五十九年四月の御提案というのは政府による提案でございましたのですか。
○広中和歌子君 ということは、前向きに検討する御意思が十分おありになり、そして法案の形でお出しになったわけですけれども、なぜ審議未了になったのか、そのいきさつとか問題点、そういうものについて御指摘いただけませんでしょうか。
○広中和歌子君 諸外国でこういう選挙権を与えていない国というのはどういう国があるんですか。
○広中和歌子君 そういたしますと、例えば米国、英国、豪州、オランダ、カナダ、スイス、スウェーデン、デンマーク、西ドイツ、ノルウェー、フランス、ベルギー、ポルトガル、アイルランド、フィンランド、多くの国々が何の問題もなくかどうかわかりませんけれども、ともかくそういう国々で在外選挙制...全文を見る
○広中和歌子君 永住者という人たち、それは日本の国籍を持っているものでございますね。
○広中和歌子君 日本の国籍を持つ以上、永住者であろうとも選挙権というのはあるはずでございますね。少なくとも日本に帰ればそれを行使することができる。
○広中和歌子君 というと、五十万人の日本人が海外にいるわけでございます。そして、日本にいても選挙権を必ずしも行使しない人というのはいますから、今六割か七割くらいの方が投票なさるんでしょうか。でも、海外におりますと意外と愛国心というんでしょうか、国を思う気持ちというのはかえって強く...全文を見る
○広中和歌子君 それから、どういう形で選挙を行うか。そういういわゆる具体的な問題としていろいろ問題があると思うんですけれども、やり方としては、公使館、大使館に出向いてやるとか郵送にするとか、いろいろ御検討なさったと思うんですけれども、郵送とかそれから代理人投票ですね。そういうこと...全文を見る
○広中和歌子君 おっしゃることはとてもよくわかるのでございますが、外国に行って住む方、今五十万という数字をいただいたわけでございますけれども、過去にさかのぼって見ますと毎年毎年ふえているわけでございまして、この傾向はますます続くのではないかと、そんなように思うわけでございます。新...全文を見る
○広中和歌子君 こういう御答弁の場合、大体どのくらいで結果がいただけるのでございましょうか。
○広中和歌子君 それから、これは新聞で拝見したんでございますけれども、新たにこれはアメリカのイニシアチブで、一種のマーシャルプランのミニ版ということで五年間に百億ドルの規模でフィリピンに援助をしようと、そういう中でイニシアチブはアメリカがとるのであるけれども、しかしながら日本、ヨ...全文を見る
○広中和歌子君 これについては、その発表の前の段階で外務省としていろいろ御相談にはお乗りになっていたんですか。アメリカや他のヨーロッパ諸国とどのような話し合いがあったのかお伺いいたします。
○広中和歌子君 このプランに日本が参加いたしましたときには、予算としては当然ODA予算が使われるというわけでございますか。
○広中和歌子君 私は、フィリピンに日本が非常に寛大に援助をするということに対しては大変結構なことだと思っているわけでございますけれども、ただ、このマーシャルプランという名前がつけられて新聞に報道されておりますけれども、この前のフィリピン訪問などから総合いたしまして、やはりフィリピ...全文を見る
05月17日第112回国会 参議院 外務委員会 第9号
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○広中和歌子君 今の同僚議員の質問に関連したところで続けて質問さしていただきます。ほとんど私がお聞きしたいことに触れていただいたわけでございますけれども、一部残った問題などを伺わせていただきます。  停戦監視団、今の状況ではまだ検討中ではっきりしたことはわからないということでご...全文を見る
○広中和歌子君 どういう国の方々から成り立っているか、そういう情報はございますか。どういう国の方々から成り立っているか。
○広中和歌子君 そしてタイミングについてもまだはっきりしないわけですね、いつ……。
○広中和歌子君 どういうキャパシティーの方が日本から推薦されていらっしゃるのか。文官とおっしゃいますけれども、外務省の方でございますか。
○広中和歌子君 これまでの日本のアフガニスタンへのかかわりについてお伺いさせていただきたいんですけれども、主に難民への救済というんでしょうか、援助、そういったものであったんでしょうか、具体的に教えていただきたいと思います。
○広中和歌子君 停戦とともにこのキャンプはどのような状況に変わっていくのか。総数にいたしますと五百万近くになるというふうに伺っておりますが、それにその大勢の人たちが、総人口今大体一千八百万と伺っておりますけれども、そのアフガニスタンの国内にまた再び戻っていくということは、かなりの...全文を見る
○広中和歌子君 不確定な中で御質問するのは大変恐縮なんですけれども、確かにどのようなかかわり方をするかというのは今後の政治状況とかそれから経済の動きにかかわると思いますけれども、当然特にアフガニスタンというのは多くの資源を潜在的に持っている国というふうにも伺っておりますんですけれ...全文を見る
○広中和歌子君 先回、まだ発表前の非常に不確定なときに御質問して大変恐縮だったわけでございますけれども、外務大臣が六月に中近東を御訪問なさるということを数日前に新聞で読みまして、これは公表の段階だろうと思うのでございますけれども、ちょっと具体的に御旅行のプランなどをお伺いさせてい...全文を見る
○広中和歌子君 イラン、イラク両国に我が国は大変パイプを持っていて、そして非常に積極的な役割を演じていらっしゃるということを伺っておりますけれども、また今度、パレスチナ問題をめぐっての中近東のコアのところにお出ましになるということは大変にすばらしいことだろうと私は評価させていただ...全文を見る
○広中和歌子君 今度のイスラエル訪問をどのように意義づけていらっしゃいましょうか。
○広中和歌子君 私自身、アメリカに長く住んで、イスラエル系のアメリカ人というんでしょうか、そういう人たちが日本人に対して、文化的なというんでしょうか、価値観とかそういうようなことが非常に似ているというようなこともあったり、また知的に日本の文化に興味を持っていたりする人も多かったせ...全文を見る
○広中和歌子君 日本側の得たものは今伺ったわけでございますけれども、アメリカ側としては国内法、核拡散防止法に基づきまして新たな規制を入れたんじゃないかと思います。そちらについてはどういうものなんでしょうか、具体的に。
○広中和歌子君 外務大臣、この全体の交渉結果でございますけれども、日本にとってのプラス面、そして規制ということも配慮した結果でございますけれども、それを全体としてはどのように評価していらっしゃいますでしょうか。
○広中和歌子君 包括的合意ということで、何か日本では、少なくとも核エネルギーに関しましてはある種のインデペンデンスというんでしょうか、エネルギーの独立を得た、非常な自由度を得たというような気がするわけでございますけれども、しかしながら問題がないわけじゃなくて、しかも日本国内での問...全文を見る
○広中和歌子君 二種類の反対意見があるというふうにおっしゃいましたけれども、プルトニウムなど商業利用はするべきではないというアメリカの政治的な世論と、それからノーヌークスというんですか、いわゆる市民レベルの反核運動と議員レベルの核エネルギー反対とその二つが容易に結びつくことだろう...全文を見る
○広中和歌子君 核エネルギー依存度でございますけれども、現在そして将来にわたっての依存度でございますね、これは日本はどのように予想されるわけですか。
○広中和歌子君 何か、西暦二〇三〇年ですか、それには六〇%に至るというようなことを政府の要人が言っていらっしゃるということを聞き及んでいるわけでございますけれども、それは事実でございますか、大分先のことですけれども。
○広中和歌子君 国際世論を現状で四つに分類していただいたわけでございますが、これがどのように動くかわかりませんけれども、しかし少なくとも電力において六〇%の依存度に、そしてほかの代替エネルギーの方の割合はふえない、ふえないかむしろ減るということは、ともかく石油は減るということです...全文を見る
○広中和歌子君 例えば天然ガスでございますね、設備投資さえすれば供給したいという国または州、さまざまなところがあるのではなかろうか。アフガニスタンなんかにもあると伺いましたし、アラスカにも大量に眠ってむだにされていると聞きましたけれども、そういうような方向への設備投資、それは同時...全文を見る
○広中和歌子君 実際、先ほどのエネルギーの独立というんでしょうか、それはすばらしいことだということ、それは日本人にとってはもう大変に夢のようなことだろうとは思うのでございますけれども、同時に、日本は原料をかなり輸入することによって輸出が可能であったという部分もあるのではなかろうか...全文を見る
○広中和歌子君 今後のいわゆる核エネルギーへの世論というものは、いかに安全であるかということによると思いますけれども、我が国の事故例でございますね、それはどういうものがございましたか。
○広中和歌子君 過去大きな原発事故といいますと、アメリカ・ペンシルバニア州のスリーマイルアイランドと、それからソ連のチェルノブイリの原発事故、この二件なのでございますけれども、技術的な立場からこの事故は何が原因だというふうに受けとめていらっしゃいますでしょうか。そして、日本でこの...全文を見る
○広中和歌子君 技術水準につきましてはどんどん進歩しているし、非常に自信を持たれているということもわかるし、私ども一般の素人といたしましてもそういうことに信頼を置きたいわけでございますけれども、どのような機械でも最初の事故が起こるまでは安全なわけでございまして、つまり完全ではない...全文を見る
05月24日第112回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○広中和歌子君 先回に引き続きまして、今度の原子力協定について質問を続けさせていただきます。  空輸の問題でございますけれども、アメリカの方から米本土、特にアラスカでは給油をさせない、上空も通過させない、そして緊急時の避難にも民間空港は利用させないなどという厳しい条件を突きつけ...全文を見る
○広中和歌子君 そういったノンストップの航空機の開発の見通し、そしてそれができるまではプルトニウムなどの輸送はしないのか、それとも別の方法を考えるのか、その点についてお伺いいたします。
○広中和歌子君 御質問いたしましたけれども、これが確定するまでは輸送をしないのか、控えているのかどうかということ、そして大体どの程度の年限を予想していらっしゃるか。近い将来とおっしゃいましたけれども、プルトニウムの日本への輸送が永遠に延期されるものなのであるかどうかということも含...全文を見る
○広中和歌子君 この飛行機、もし輸送用に日本が買うといたしました場合には、これはプルトニウム、ウランを運ぶ、核燃料を運ぶ専用機となるわけでございますか。そして飛行回数などを考えますとかなり高価なものになるのではないかと思いますけれども、その点についての予想も伺いたいと思います。
○広中和歌子君 ほかのものと一緒に運んだとしても危険というものはないんですか。
○広中和歌子君 放射線その他安全性は大丈夫なんですか。むしろそちらの方が……。
○広中和歌子君 次に、ちょっとウランの供給についてお伺いいたしますけれども、今、日本は現在どこからどのくらい買い付けているんでしょうか。
○広中和歌子君 ナミビアから輸入していらっしゃいますでしょうか。
○広中和歌子君 間接的にはいかがですか。
○広中和歌子君 つまり、オリジンが知り得ない立場にあるということで、仮にナミビアから来たということがあってもそれは知らないということなんでしょうか。つまり、日本にイギリスの港湾労働者の委員会から抗議の手紙が来ているというふうに伺いましたけれども、そういうところ、自分たちの得ている...全文を見る
○広中和歌子君 現在ナミビアは南アフリカに統治されておりますけれども、一応そのことを国連は不法とみなしているわけでございます。そういう中で、一応原子力政策といたしまして、仮にそれがナミビアからのものであるといたしましたらば輸入しない、そういうのが原則でございますか。
○広中和歌子君 前回から原子力発電の安全性についていろいろ御質問させていただき、そしてまた長々とお答えいただいたわけでございますけれども、私は科学者じゃございませんし、安全なんですと説明されると反論の余地がないわけでございます。  しかしながら、先回もちょっと申しましたように事...全文を見る
○広中和歌子君 原子力による発電ですね、それはもうどうしてもどうしても必要なんですか、日本にとって。つまり、ほかのものではできないものなんでしょうか。そして原子力、これから先の電力の利用状況、これは今までの増加と同様なカーブでふえていくものなのでございましょうか。
○広中和歌子君 原子力による発電の依存度が西暦二〇三〇年には六〇%になる、これはだれの政策なんですか、政府の政策なんですか、それとも各それぞれの電力会社の政策なんでしょうか。  そして、フランスなどはもう既に現在七〇%ですか、になっているということなのでございますけれども、かな...全文を見る
○広中和歌子君 西暦二〇〇〇年には四〇%、そして西暦二〇三〇年には六〇%、この予想はだれが立て、そしてこの予想というんでしょうか、計画は変え得るものなのか。つまり日本が何かの理由で、また国民のコンセンサスによりまたは諸外国からのプレッシャーなどにより原子力発電に依存しないようにと...全文を見る
○広中和歌子君 それは日本の中における位置づけでございまして、国際的な世論の中でどういうふうに変わっていくかというのはわからないし、また日本人が日本でやりたいんだといって、そして仮に事故でも起こした場合には、それは我々がそれを決定した日本人だけの被害にとどまらず、全世界に被害が広...全文を見る
○広中和歌子君 どうも今の大変興味あるお話、ありがとうございました。  もう一点なのでございますけれども、最近日本ではソ連に対する政策に変化が見られるかどうか。これもかつてからお伺いしているわけでございますけれども、INF削減交渉の成功、それから核弾道弾の削減の可能性、それから...全文を見る
○広中和歌子君 そういう最近の微妙な変化はソ連の方にも伝わっているというふうにお思いでございますか。
10月26日第113回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○広中和歌子君 石垣島新空港建設計画をめぐりまして、埋立予定地の白保のアオサンゴへの影響への関心が国内だけではなく国外からも高まっております。自然保護の視点から以下質問させていただきます。  IUCN、国際自然保護連合という団体がございますけれども、これは一九四八年に設立され、...全文を見る
○広中和歌子君 このIUCNは本年二月第十七回総会を開催いたしまして、白保リーフに関する決議を全会一致で採択した、そのように聞いておりますけれども、その出席者の中に環境庁は含まれているのでございましょうか。そしてまた採択された決議内容についてお伺いいたします。
○広中和歌子君 特に、今もお話にございましたように、この十七回総会の決議を受ける前に報告書があり、それは四人の科学者、専門家が三カ月にわたってこの周辺を実際に潜って調査をしたというようなことを伺っているわけでございますけれども、このような勧告、決議、そうしたものに立ちまして環境庁...全文を見る
○広中和歌子君 ということは、環境庁としては白保のアオサンゴの価値についてどのように認識していらっしゃるのでしょうか、お立場をお伺いいたします。
○広中和歌子君 環境庁といたしましては、沖縄県の行ったか、または行っている新石垣空港建設に関する環境影響評価準備書作成、これにどのような形で関与していらっしゃいますか。
○広中和歌子君 これまでどのようなアドバイスをなさいましたか。
○広中和歌子君 この石垣島新空港建設についての環境アセスでは、新奄美空港建設を参考にすべきだという意見が生まれ、その結果新奄美空港周辺海域の調査を環境庁が行ったというふうに伺っておりますけれども、十月に環境庁が行ったその調査の目的は何なんでございましょうか。
○広中和歌子君 石垣島新空港、この計画が実現されますときには奄美新空港と同じ工法がとられるのでございましょうか。
○広中和歌子君 先ほどその結果を発表していただきたいという同僚議員の質問に対しまして、できないといったようなお答えがあったわけですけれども、ともかく奄美大島空港周辺のサンゴは死滅したといった説も流れておりまして、そういう中で独自の調査の結果を一日も早く発表なさるということは大変よ...全文を見る
○広中和歌子君 事業者が環境アセスメントをすると、そういう手続が存在することは存じておりますけれども、環境庁、また環境庁長官として独自に自然保護の視点からさまざまなことができるということが環境庁設置法の中で述べられているのではないかと思います。環境庁としては自然保護の視点から独自...全文を見る
○広中和歌子君 大変ペシミスチックなお答えで、私は環境庁の存在というものを大変悲しく思うわけでございますけれども、例えば環境庁独自の奄美大島空港のアセスメントを通じまして石垣島新空港建設に反対の立場をとる。仮にそういうような立場をおとりになるとしたときに、環境アセスのプロセスのか...全文を見る
○広中和歌子君 そう希望したいものでございます。  では、この石垣空港でございますけれども、現空港がございますね、千五百メートルの空港。そこで百三十人乗りのジェット機が平均九往復ですか就航しているわけでございます。なぜ現空港ではだめなのかということをもう一度御説明いただきたいと...全文を見る
○広中和歌子君 ちょっと聞きそびれて申しわけないのですけれども、なぜ今の十八便よりも増発できないのでしょうか。羽田空港なんかに比べますとずっとゆっくり、三十分に一本ぐらいの割合なんじゃないかと思いますけれども、なぜ増便できないのか。そしてまた、ほかの例えば宮古空港を経由することに...全文を見る
○広中和歌子君 ですけれども、それこそ宣伝の問題じゃございませんか。宮古経由で大変に那覇経由よりも料金が安くなる、それから時間も短縮されるということが書いてございますけれども、それを多くの人は知らないのではないか。それから、一日十八便で騒音問題というのであれば大阪空港とか羽田空港...全文を見る
○広中和歌子君 私はこの地域のエキスパ—トじゃないので全く受け売りのあれなんでございますけれども、私の数字はちょっと違うんです。昭和六十一年の実績が六十一万人、昭和七十五年度の予想が百四十万人、つまり十五年間に二・三倍増、年間五・七%増ということだそうでございますけれども、最近こ...全文を見る
○広中和歌子君 新しい空港をつくるに関しましては奄美大島が随分参考になると思うのでございますけれども、新空港をつくられてまだ間もないわけで、これは二千メ—トルでしたね。実際に便数とか乗客数はどのようにふえ、そしてまた便は満席になっているのかどうか、そういうようなことをお伺いいたし...全文を見る
○広中和歌子君 これも素人でございますので、ただ大変説得力があるなと思ったのは、幾ら受け入れの方の容量を千五百から二千にいたしまして、ジェット機いらっしゃい、いらっしゃいと言いましても、実際に出る方ですね、羽田であるとか大阪であるとか、そういう空港の容量があるわけですよ。ですから...全文を見る
○広中和歌子君 白保のアオサンゴの運命、そしてまた乗客がどうなるか、そういったようなことに関してかなりの不確実要素を含みながら新空港計画というのがあるわけでございますけれども、一つだけ確かなことは、五十七年度計画の時点で三百億という多大な投資が島に行われる。その経済効果というのは...全文を見る
○広中和歌子君 長期にわたる非常に各省庁を巻き込んでの綿密な計画のもとに立てられたもの、それを外部の人間が、よそ者ですよね、要するに、が文句を言うということに対しては非常に不愉快な思いをされている沖縄の方も非常に多いんじゃないかと思いますけれども、しかし、やはり例えばアオサンゴの...全文を見る
○広中和歌子君 では、時間がなくなりましたけれども、ちょっと触れさせていただきます。  大気汚染が非常に問題になっております。特に都市部におけるNOx値が下がらず、むしろふえる傾向にありますが、最近ますます国内における乗用車の売れ行きが盛んだと聞いております中で、これからのNO...全文を見る
○広中和歌子君 そうしますと、現地生産をする分は日本からの輸出が減るのでございますか。そうすると減った分は日本の自動車工場はどういうふうに対処なさるのか。生産をその分減らすのか、それとも同じようにつくってどこかに売るのか。それは国内であるのか、また別の地域に輸出するのか。そういっ...全文を見る
○広中和歌子君 問題意識を持っていただいて大変ありがたいのでございますけれども、ともかくアメリカ側としては現地生産を含めた二百三十万台、そういう規制をかぶせるかもしれない。そうしたときに輸出が非常に抑えられるわけですけれども、それをもし国内で売ろうとします場合、現に非常に車がよく...全文を見る
○広中和歌子君 建設省にお伺いいたしますけれども、こうした自動車の増加の中で、幾らNOxの値を抑えたといたしましても、車がふえ、渋滞が起こる限りNOxの値はどんどんふえていくんじゃないかと思いますけれども、そうした車の伸びに応じた道路対策、特に都市部における道路対策というのはどう...全文を見る
○広中和歌子君 時間がありませんので最後にお伺いいたしますけれども、ともかく自動車がふえる、しかしながら建設省が非常に頑張って道路を拡充しようとお思いになりましても今の現状であっては非常に高くつき、そして都市部ではほとんど不可能な状況、そういう中で環境庁が中心になって自動車対策と...全文を見る
11月08日第113回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○広中和歌子君 海外におきまして日本語熱が大変に高まっているということを聞いております。それは、日本から技術を学びたいという発展途上国だけではなくて先進諸国にも広がっている。私自身の体験といたしましてもアメリカの友人などがそのように申しておりましたし、外交官の方なども広くそのよう...全文を見る
○広中和歌子君 それと同時に、日本語を教える質の高い教師が求められている。そのようなことを聞くんでございますけれども、いかがでございましょうか、その点につきまして。
○広中和歌子君 十月三十日の新聞報道によりますと、日米文化教育交流会議、そこでも「日本語教員の派米を」そのような要請がなされたと伺っておりますけれども、外務省としてはどのような具体的な対応をなさっていらっしゃるおつもりなのか。このことは文化交流の視点からも、そして文化の面での日本...全文を見る
○広中和歌子君 先ほど同僚委員からも御指摘がございましたように、日本の文化予算というのは非常に少ないわけでございますけれども、ODAの予算、これは発展途上国に限られてしか使ってはいけないんでしょうか。つまり文化面での日本の貢献、それはもう最近の状況では先進国、発展途上国といったよ...全文を見る
○広中和歌子君 私は数カ月前、一つの提案をさせていただきましたのですけれども、仮称逆ジェットプログラムと申しまして、これは竹下総理、宇野外務大臣、文部大臣そのほか各関係大臣に御提案申し上げたわけですけれども、日本の学校の先生、中学校、高等学校の先生方に日本語の先生として海外に行っ...全文を見る
○広中和歌子君 大変前向きなお答えをいただいてうれしいのでございますが、JICAの海外協力隊に関しましてはたしか発展途上国しか派遣できないという制限があるのじゃないかと思いますが、文部省のお考えをお聞かせいただけたらと思うわけでございます。  情けは人のためならずという言葉がご...全文を見る
○広中和歌子君 今の文部省の御答弁を受けまして、外務省そしてまた自治省などをお誘いいただいた上で何かプロジェクトチームなどをつくっていただくことができないだろうか。私は、ジェット計画をモデルにしてといったよう意味で、その逆の立場、つまり日本の先生に海外に行っていただくということで...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。次のテーマに移らせていただきます。  南ア連邦の日本への入国ビザ申請の現状についてお伺いさせていただきます。  現在何人ぐらい入っているのか。ビジネスの場合、そしてノンビジネス、つまり観光とかスポーツ、文化交流それらに分けてどのく...全文を見る
○広中和歌子君 そうすると、文化交流に関しましてはいかがなのでございましょうか。
○広中和歌子君 今まで文化交流または例えば国際会議に出席するといった理由で南アからはお入りになっていないんですか。
○広中和歌子君 学術目的は一部例外としていらっしゃるということでございますけれども、観光、文化交流その制限している理由についてもうちょっと詳しくお話しいただければと思います。
○広中和歌子君 学術目的のためには例外として二十一名入れていらっしゃるということですけれども、例外としての条件をつけていらっしゃるというふうに伺っているわけですけれども、それはどのような条件でございましょうか。
○広中和歌子君 こちらに私がいただいた「ビザ・アプリケーション・フォーム・ツー・エンター・ジャパン」というようなのがあるのでございます。日本語の訳としては、私は人種差別主義者ではなく、人種差別団体に属していない、そういうことを誓ってサインをすればビザを申請できる、そして受け付ける...全文を見る
○広中和歌子君 国連決議に参加した国々は何カ国ぐらいあるんでしょうか。そして、これらの国々では日本と同様な制限あるいは禁止、ビザ・アプリケーションを受け付けない、そういう例があるのでございましょうか。
○広中和歌子君 では、肝心なことを伺わせていただきます。  国際学術連合という機関がございます。ICSUという機関でございますけれども、その機関が日本での総会の開催を断った。それはこのICSUが建前として持っておりますところの学術交流の自由、それに反するということで日本での総会...全文を見る