広中和歌子

ひろなかわかこ



当選回数回

広中和歌子の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第114回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○広中和歌子君 関連。
○広中和歌子君 今回の大喪の礼の受けとめ方は、内外、各層さまざまだと存じます。その壮厳な儀式は、波乱、激動に満ち、悔いの多かった昭和という一時代を超えた長い伝統が我が国にあることを国民に思い出させるものとなり、かつ海外には、日本の古式豊かな伝統文化が現代にも立派に生きていることを...全文を見る
○広中和歌子君 総理の私的諮問機関として国際文化交流に関する懇談会があると伺いました。そこでは、京都、奈良といった日本の伝統的な文化都市でございますけれども、それを日本の伝統文化として世界に向けてどう積極的に文化政策、文化戦略として位置づけていくおつもりでしょうか、お伺いいたしま...全文を見る
○広中和歌子君 来年のことでございますので、よろしくお願いいたします。  六十三年度補正予算では五兆一千五百二十億円が組まれておりますけれども、残念なことに文化庁予算は八億円の減額修正がされております。そもそも日本の文化予算は、先進諸国、イギリス、フランス、アメリカと比べてどの...全文を見る
○広中和歌子君 先進諸国との比較の数字をお願いしてあったのでございますけれども。
○広中和歌子君 今、文部大臣がお答えになりましたように、先進諸国と比べて文化予算が非常に低いということは前から気になっておりました。こうした予算では大胆な文化政策を組もうと思っても組みようがない。外務大臣は先ほどおっしゃいましたけれども、今後世界に貢献する日本の政治課題として、三...全文を見る
03月28日第114回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○広中和歌子君 まず一番最初に、在外公館の備品につきまして簡単に質問させていただきます。  このほどIPUの会議に参加するためにハンガリーに参り、現地の大使館のみならず周辺の大使館にお世話になり大変感謝しているわけですけれども、その際に気がついたこととして、大使館の中にファック...全文を見る
○広中和歌子君 先ほどの同僚議員たちの質問に続きまして、日本のODAは今世界最高の規模であり援助額は今後もふえ続ける、そういう中で実施体制について、外務大臣も今回の百十四回国会再開に当たって「援助のより一層の効果的実施を図るため、実施体制の整備拡充を図るとともに、民間援助団体(N...全文を見る
○広中和歌子君 去年のODAの伸びが前年度に比べて七%伸びているわけですけれども、私が伺ったところでは、経済協力局ではもう毎晩徹夜というのは大げさですが、そのような状況でいらっしゃると聞きますし、また出先の大使館、数十億円を一人で担当し、受け皿を探すのに大変だというようなことも伺...全文を見る
○広中和歌子君 その中で、ODAの中でNGOの大切さというものを強調させていただきたいわけですけれども、これは草の根の運動でもあり、また非常に柔軟な対応もできる、そしてまた、さまざまな分野の人が参加しているわけですから新しいアプローチもできるだろうし、また単位費用当たりの効果も大...全文を見る
○広中和歌子君 組織の形態としては、法人格を持っているところとそして任意団体とはどのような割合になっておりますか。
○広中和歌子君 任意団体の場合でございますけれども、活動資金でございますね、それは寄附とか何かを受けるのが非常に大変だろうと思うんでございますけれども、任意団体の中で法人格を申請するにはどのような手続または金銭的なリクワイアメントがあるんでしょうか。
○広中和歌子君 このNGOのよさというのは要するにボランティア、しかも労力奉仕の部分が非常に多いと思うんですけれども、いわゆる基本財産ですか、それが一億円なり何なり、かなりの多額の基本財産がなければ公益法人として申請できないということ、そのものが問題ではないでしょうか、特にNGO...全文を見る
○広中和歌子君 NGOの予算、ODAの中でNGOの予算ですけれども、どういう形で諸団体に配られているんでしょうか。それは公益法人を優先になさっているのか、それともそういうことは無関係にやっていらっしゃるんでしょうか。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  我が国のNGO予算は幾らぐらいか、それが諸外国と比べて非常に少ないんじゃないかというような印象を持っているんですけれども、実数を教えていただけませんか。
○広中和歌子君 日本の援助総額が非常に大きい。それに比べてNGOが非常に少ない。私の計算が間違ってなければ一・二%でございまして、米国などは二〇%、それは特別多いにいたしましても、英国、西ドイツなども一〇%とか、かなり多いわけでございます。  先ほどODAの予算がふえる割には人...全文を見る
○広中和歌子君 しかも、冒頭に申しましたように、単位費用当たりの効果と申しましてはあれですけれども、非常に少額でもって比較的草の根に行き渡るような援助ができるというようなことも思いますものですから、ぜひぜひODAの中に占めるNGOの予算の割合をふやしていただきたい、そんなふうにお...全文を見る
○広中和歌子君 ということは、そのように大勢の人が待機しているわけですけれども、プロセスをするのに非常に時間がかかるわけでございますね。どのくらい時間がかかるんでしょうか、ビザを最終的に得られるまでに。
○広中和歌子君 ビザを申請する、そしてそれが発給される基準でございますけれども、給付の基準でございますけれども、日本語がある程度できるということが基準になっているのでございますか。
○広中和歌子君 私ども日本人が例えばアメリカなどに留学いたしますときには、まあ日本では英語は義務教育になっておりますからある程度はできるわけですよね。さもなければ、留学して現地で覚えるといたしましても非常に時間がかかる。ですから、そういう人はともかく留学生としては受け入れないとい...全文を見る
○広中和歌子君 それは文部省でテストをやっていらっしゃるんですか。文部省の管轄なんですか、外務省の管轄なんですか。日本語検定試験です。
○広中和歌子君 それを、そういうテストが存在することで、ビザ発給の基準にするというようなそういう結びつきというのは今まで考えられたことはなかったわけですか。法務省の方にお伺いいたしますけれども。
○広中和歌子君 私は、日本に来て日本語を勉強したい、各種学校で勉強したいという外国人の方々に対して大変厳しいような言い方をいたしましたけれども、やはり日本語を勉強していただく、来る前にある程度の日本語を勉強していただくということは非常に大切なことではないか。大切であると同時に、や...全文を見る
○広中和歌子君 私が伺いたかったのは、日本にある日本語学校です。外国人のための日本語学校、それは幾つぐらいございますか。
○広中和歌子君 これは民間の学校でございますね。
○広中和歌子君 それで先ほどのNGOに戻ってくるわけでございますけれども、海外から日本語を勉強するという理由で日本においでになる多くの学生さんたちは現実には日本では非常に生活費も高い、それから学費も高い、そういうようなことで結局はアルバイトに時間を費やしてしまうというようなことに...全文を見る
○広中和歌子君 私は、政府レベルでの、外務省レベルでのそうした役割は非常に大切だと思いますし、また青年海外協力隊の役割につきましても大変に高く評価しているものでございます。  それと同時に、いわゆる援助の外注化というんでしょうか、そういったような言葉を使いますとちょっと語弊があ...全文を見る
04月11日第114回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○広中和歌子君 ただいま同僚お二人の委員に引き続きまして、日本国と中華人民共和国との間にこのたび結ばれます投資の奨励及び相互保護に関する協定について幾つか質問させていただきます。準備をいたしました質問が重なることもあるかと存じますけれども、より具体的にお答えいただければありがたい...全文を見る
○広中和歌子君 この協定はエジプトそしてスリランカに次いで三番目でございますけれども、なぜこのような協定がもっと積極的に結ばれなかったのか、国としての御方針というのがあったんでしょうか。つまり民間レベルとして任せておかれたのか、それとももっと積極的にしたがったけれども何かできなか...全文を見る
○広中和歌子君 西側先進国ではこの種の協定を結ぶことについてどのような対応をしているか、その点についてお伺いいたします。例えば西ドイツ、フランス、イギリス、アメリカなどはこういう協定についてどういう考え方を持っているんでしょうか。
○広中和歌子君 こうした相手国は主に政情不安な発展途上国が多いんでございましょうか。
○広中和歌子君 こういう国々は内国民待遇ですか、その点についてはどういうふうになっているか御存じでいらっしゃいますか。もし御存じでしたらお答えいただきたいと思います。
○広中和歌子君 先ほどちょっとお答えいただいたわけですけれども、今後こうした協定をふやすことに日本としては積極的でいらっしゃるのかどうか。そして、日本側にそれを希望している国、ASEANとおっしゃいましたけれども、ほかにどういう国々があるのか。それから、内国民待遇ということでAS...全文を見る
○広中和歌子君 今回の中国と結ばれた投資奨励保護協定と、さきの二つの国と結ばれた同様の協定とは異なる点がございますか。
○広中和歌子君 内国民待遇の具体的なことについて後で質問いたしますけれども、その前にこの協定の第一条に「締約国の領域内」という言葉が出てくるわけですけれども、「領域」という場合、中国の場合は一九九七年に主権が返還される香港などは入るんでしょうか。  それからまた「領域」には海域...全文を見る
○広中和歌子君 第三条二項に示されておりますように、内国民待遇が与えられている。しかしながら、第五条二項で示すように、補償を伴えば収用、国有化あるいは類似の効果を有するその他の措置の対象となり得るということを示しております。  それで、この補償を伴えばの「補償」でございますけれ...全文を見る
○広中和歌子君 補償についてでございますけれども、社会主義国におきまして、市場価格による補償ということは、市場価格という考え方というのはあるんでしょうか。
○広中和歌子君 それから、「遅滞なく」支払うというふうになっているんですけれども、もしおくれた場合には利子の支払いというのはあるんでしょうか。
○広中和歌子君 それから、換算率でございますけれども、これはどうなんでしょうか。御説明いただけませんか、よくわかりませんので。
○広中和歌子君 最悪の場合ということを想像しては大変恐縮なんですけれども、例えば内乱とか戦争とかさまざまなことが起こった場合に、価格というのは非常に決めにくいんじゃないかなと思うんですが、それは何かもっと客観的な、少なくとも日本側からの投資額というんでしょうか、そういうものに見合...全文を見る
○広中和歌子君 それから、先ほどの内国民待遇のことに戻るんですが、これも大変失礼な言い方かもしれませんけれども、内国民というのは、中国市民、中国の会社が与えられている当然の権利に準ずるということでございますけれども、我々のような自由主義経済のもとに住んでいる者にとりましては、また...全文を見る
○広中和歌子君 ブラジルに参りましたときに、あの国が意外と輸入制限といいましょうか、外貨節約のためだと思いますけれども、輸入制限をしているということで現地に進出しております日本の企業がパーツを輸入するのに非常な困難を経験している、特別な地域があってそこでは輸入ができるとかさまざま...全文を見る
○広中和歌子君 では、個々の企業に関しまして、企業リスクについてお伺いいたしますけれども、これまでの多くの海外投資はこうした協定なしでやってきたわけですけれども、どういう形でリスクを回避してきたのか、お伺いいたします。
○広中和歌子君 また、この協定で、投資保険というのか、貿易保険というんでしょうか、そういう保険に入る必要はなくなるんでございましょうか。それについて伺います。通産省の方。
○広中和歌子君 こうした投資協定が今後どんどん結ばれますと、その国との貿易保険等、その保険料は安くなるんですか。
○広中和歌子君 つまり、繰り返しになりますが、例えばイラン日本石油化学会社のイランにおける投資のような場合、戦争とか政変による投資施設のダメージ、こういうものは今度の協定のようなものがあってもなくても結局は保険によってリスク回避をする、そういうことなんでございますね。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  この協定につきましては質問終わりますけれども、多少時間がございますので、ちょっとアマゾンの道路計画についてのうわさについてお伺いいたします。  アマゾンの道路計画というのは、ブラジルのリオブランコ市と隣国ペルーを結ぶ道路建設計...全文を見る
○広中和歌子君 私たまたま三月の十一日から十八日までハンガリーのIPUの会議に出席していたんですけれども、そこであるアメリカの議員に、日本の融資がアマゾンの生態系を破壊するからぜひやめてほしい、それを個人的に働きかけてほしいというふうな要請を受けて御質問した次第なんでございますけ...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  質問を終わります。
○広中和歌子君 有効期間が五年でございますね、現行の。それをなぜ五年になさっているのか、その根拠は何でございますか。
○広中和歌子君 つまり、それをもっと延長するというお考えは今のところございませんか。
○広中和歌子君 再発行の場合でございますけれども、どのような書類が必要なんでしょうか。新規に申請する場合と同様の書類が必要であるとしたら、その理由は何なんでしょうか。
○広中和歌子君 それは変わったんでございますか。たしか必要だったと思ったんですが、なぜ必要なのか、私は大変疑問に思いましたものですからそういう質問をしたんですが。
○広中和歌子君 つまり、旅券が切れてなければということでございますか。――そうですが、わかりました。  それから、非常に細かな質問で恐縮なんですけれども、再発行の場合の旅券番号でございますけれども、新しい番号がつけられているようでございますけれども、どうして同じ番号で一生同じ旅...全文を見る
○広中和歌子君 ただ、今度のようにラミネートの非常にコンピューター化しやすいようなシステムになりますと、仮になくしましてもすぐに番号がわかるんじゃございませんか。ですから、その方がかえってこちらも一々パスポートを出さなくても旅券番号は書けますし、覚えやすいというようなこともあるん...全文を見る
○広中和歌子君 それから、手数料八千円のうち千五百円を都道府県へ分納化する、そういうことは大変結構だと思いますのですけれども、千五百円にした根拠というのはどんなものでございましょうか。
○広中和歌子君 それにしては何か千五百円というと大変少ないような気がするんでございますが、先ほど都道府県としてはむしろ増収になるということでしたけれども、私はむしろサービスの向上に努めていただきたいという意味からも、もっと都道府県への分納の料金を上げていただいた方がいいんじゃない...全文を見る
○広中和歌子君 ただ、今現在どうか存じませんけれども、少なくとも数年前に行きましたときには昼休みで閉まっているとか、つまり働いている人が旅券申請に行くのが非常に難しい。今回、土曜閉庁なんかになりますと、さらに休んで行かなくちゃならないというようなことにもなるようで、そういうことか...全文を見る
○広中和歌子君 今回、代理申請がもっと大幅に許されるということでございますけれども、窓口の数が足りないというような場合には、郵便局なども受け付ける窓口として考慮されてもいいんじゃないかと思うんですが、その点についてお伺いいたします。
○広中和歌子君 よその国などでそういうことをやっているところもあるものですから、今後少なくとも現在の窓口の数をふやすとか、サービスの向上にぜひ努めていただきたいとお願いして、質問を終わります。
05月16日第114回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○広中和歌子君 まず、中ソ首脳会談が日本に与える影響について質問させていただきます。  目下、国際的な注目を集めているソ連のゴルバ チョフ書記長の訪中、三十年来の中ソ関係の新しい展開が見られるわけですけれども、それが西側陣営に与えるインパクト、なかんずく中ソという東側の二つの...全文を見る
○広中和歌子君 ソ連の環太平洋地域への関心というのは非常に高まっているわけでございます。その中で、三十年ぶりに中ソが和解する、非常に結構なことだというコメントでございますけれども、ゴルバチョフ書記長は昨年十二月に国連総会で二年間に五十万人の兵力削減交渉を表明し、そのうち二十万をア...全文を見る
○広中和歌子君 次に、政治改革について竹下総理にお伺いいたします。  リクルート疑惑に絡みまして政治不信が高まる中、竹下総理は政治改革をみずからの手でやり遂げたいと、そういうふうに言われ続けていらしたわけですけれども、予算の成立を待って退陣することをついに表明されたわけでござい...全文を見る
○広中和歌子君 大変に御丁寧なお答え、非常に前向きな取り組みだと期待申し上げておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、貿易摩擦についてお伺いいたします。  ブッシュ政権下、新しい政権になりまして日米間に再び貿易摩擦が起こっております。ふえ続ける対日貿易赤字を背...全文を見る
○広中和歌子君 通産大臣のコメントもお願いいたします。
○広中和歌子君 今回の貿易法によりまして、貿易法第三〇一条であらゆる権限がUSTRに譲渡されたわけでございますけれども、同時に例外も認められているわけですね。これは新聞報道によるもので、私は直接ヒルズさんから伺ったわけじゃないんですけれども、何かこぶしを振り上げてその手をおろした...全文を見る
○広中和歌子君 大変乱暴な仮定でございますけれども、もしスーパー三〇一条をかけられた場合、日本の商品、三十四項目でございますけれども、一〇〇%の関税をかけられるわけですね。そうした場合、その結果それらの品目の輸出はどういう 痛手を受けるのか、試算をなさったことがあればお示しいた...全文を見る
○広中和歌子君 今回のUSTR、米通商代表部の示した三十四項目を見る限り、スーパーコンピューターなどハイテク分野での競争力のある商品を対象としたものが中心でございます。つまるところ、アメリカは日本に対して、ハンディをつけてくれと要求しているような気がするわけでございますけれども、...全文を見る
○広中和歌子君 FSXにおけるアメリカ議会の一部の非常に神経質な強硬な反応や今回のUSTRの対応などを見る限り、ワシントンでは非常に政治的な発言が目立ちます。私もこの週末、C-SPANでもってある上院議員の対日攻撃を聞いていたのですけれども、同時に別の意見もあります。こうした保護...全文を見る
○広中和歌子君 こうした形で黒字をためて投資してあげるということ、それは一部歓迎され、また一部アメリカ人は怒っているわけですけれども、こうした形が長く続いていいわけはないわけで、短期的な政策、そして長期的な展望というものがぜひ必要だろうと思います。それについてお伺いしたいと思いま...全文を見る
○広中和歌子君 日本人の立場から見ますと、本当に一生懸命働いてよい物を安くつくってアメリカに売ってあげて、国内で黒字をため込んで、それを使い切れずに海外に投資する。国内では土地は高くて買えない。だから株とか土地資産のみが上がって、国民生活の質は向上していない。物価一つとっても、住...全文を見る
○広中和歌子君 御努力は大変に評価いたしております。しかしながら、まだこれからもうちょっとよくしていただきたいこともいろいろありまして、例えば輸入品の中で特に高い物がございます。なぜなんだろうかと私も非常に不思議に思っていたんですけれども、自社製品と競合する商品を輸入している輸入...全文を見る
○広中和歌子君 別の例として、これも新聞で大分報道されましたけれども、航空運賃の格差についてお伺いいたします。  過去数年にわたって円建てによる格差は縮まったということを聞いておりますけれども、ちょっとその事実をお知らせいただきたいと思います。
○広中和歌子君 確かに円建てでは航空運賃は下がっているんですね。下げていただいております。しかしながら、ドルで見ますと、アメリカで買うドル建ての航空運賃、それは六十年来ずっと上がっているんです。詳しいことは覚えておりませんけれども、三〇%ぐらい上がっているんじゃないか。つまり、外...全文を見る
○広中和歌子君 それでは、結果として外国の航空会社が自発的に上げたといたします。  ただ、協定、IATAに入っていない国ではいまだに安い航空運賃になっているわけでございますけれども一輸入航空券というのがありますね。それを庶民としては利用している人がいるわけですけれども、最近それ...全文を見る
○広中和歌子君 官費とか公費でもって旅行する人はいいんですけれども、プライベートで旅行する者にとっては安い運賃というのは非常に大切でございます。  それから、外国の航空会社では、例えばマイレッジプランがあり、たくさん旅行する人にはボーナスとしてただで旅行できる、それを日本航空は...全文を見る
○広中和歌子君 農水大臣にお伺いいたします。  農業の競争力ということを発言されて、大変頼もしく存じ上げているわけでございます。子供のころ、豊葦原の瑞穂の国、日本は土地は狭いけれども農業の効率は非常に高いということを聞かされてまいりました。それに引きかえ、一方、工業の方に関しま...全文を見る
○広中和歌子君 最近、イスラエルに参りまして、イスラエルでは自然環境が非常に悪い中で農業を、自給自足しているだけではなくて輸出までしているんですね。だから何だろうと思うんですけれども、保護と競争力の間に反比例の関係があるのかななんて疑っちゃいたくなるわけです。一時的に得なようでも...全文を見る
○広中和歌子君 大蔵大臣の御説明は一応伺いましたけれども、私に言わせれば、免税点の導入とか簡易課税、そういうようなことの創設で商工業者への多くの妥協がなされたんじゃないか。それに対して一般消費者は不信感とか不快感を持っているんじゃないか、そういう気がするわけです。なぜすべて外税方...全文を見る
○広中和歌子君 大蔵大臣、大変お優しい方ですけれども、どうも私はちょっと考え方が違うんですね。  生鮮食料品が毎日物の値段が違うとおっしゃいますけれども、だからそれに応じて値段をつけていくわけですね。買う方といたしましては、それを買った後一・〇三掛けてもらえば消費税が出てくると...全文を見る
○広中和歌子君 逆でございます。別に税金を幾ら払ったかということを消費者が知ることが必要だと。
○広中和歌子君 それだってできるはずです。
○広中和歌子君 ここのところは、ゆっくり後からお互いに考えさせていただくことにしたらよろしいんじゃないかと思います。  今回の税制改革が不人気な第二の理由というのは、資産と消費とそれから所得にかけると言った、それなのに消費にはかけたと、しかしながら資産には資産課税が不十分である...全文を見る
○広中和歌子君 大蔵大臣、本当にお伺いしたがったことを簡単にお答えいただきました。  納税者番号導入、そして総合課税、その環境でございますけれども、日本はアメリカと貿易摩擦を起こすぐらいコンピューターシステムは発達しているのでございます。この際そういうコンピューターシステムを駆...全文を見る
○広中和歌子君 エンゲルの法則というのを御存じじゃないんでしょうか。食料は、金持ちがいっぱい食べれば健康を害するということで罰せられるわけでございますから、大体幾ら所得が上がりましても食料に使う支出というのは余りふえないというのがエンゲルの法則でございます。  それはそれといた...全文を見る
○広中和歌子君 一つは、不公平という視点から固定資産税のことを申し上げているわけですけれども、株価の上昇なんか見ていますと、含み資産があるからといって株の値段が上がっているのを御存じでいらっしゃいましょう。ともかく、だから要するに、評価額というのが非常に少ないというのは事実でござ...全文を見る
○広中和歌子君 深度地下の工費でございますけれども、それは地上の道路をつくる費用と比べてどのくらいになるのか、建設省も今のことを踏まえた上でちょっとお答えいただきたいと思います。
○広中和歌子君 大変期待が持てるお答えをいただきましてありがとうございました。私権の及ばない深度地下を大いに利用していただきたいと思いす。  最後に、新都移転ですか、首都移転とはあえて申しませんけれども、国会と官庁を移転さすとい うことがもう東京の土地問題を解決する根本である...全文を見る
○広中和歌子君 質問を終わります。
05月18日第114回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○広中和歌子君 お二方のお話を大変興味深く、そして心して伺いました。  最初に、坂本公述人に御意見をお伺いいたします。  確かに今よく言われておりますのは、政治が揺らいでも経済は安泰である、それが証拠にちっとも株価は下がらないではないか、それから経済大国政治小国、むしろそれで...全文を見る
○広中和歌子君 坂本さんは元通産省官僚でいらしたということを伺いましたけれども、日本の官僚と特に現在の自民党、長年の三十年間政権政党であった自民党の結びつきというもの、非常に強力なものがあり、野党の側といたしましては本当に情けないような気がすることがよくあるんでございますけれども...全文を見る
○広中和歌子君 これは、イギリスもサッチャー政権がもう十年近く続いておりますから、イギリスの場合も当てはまるかどうかわかりませんけれども、同じ政党政治のイギリスと日本との比較においては、日本の場合には、自民党の長期政権によって官僚の中立性が失われていると、官僚は本来中立であるべき...全文を見る
○広中和歌子君 それで、政策で争うということをおっしゃいましたけれども、その際、党議党則に拘束される現在の制度についてどう思われますか。むしろ党議党則に拘束されないような方法がとられるべきではないかと思いますけれども、それについてコメントしていただきたいと思います。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  次に、加藤公述人にお伺いいたします。  世界の自由主義経済はアメリカを中心として動いてきたわけでけれども、アメリカの経済のリーダーとしての牽引力というのが弱ってきた。三つの赤字、貿易、財政そして個人の赤字があり、非常にアメリカ...全文を見る
○広中和歌子君 日本は、経済大国になっても結局はアメリカの肩がわりはできないわけで、アメリカを守り立てなくちゃならないということは事実だろうと思います。  日本が内需拡大をし、アメリカからの輸入を直接ふやすよりも、むしろ海外に、発展途上国などにODAでどんどん援助する、例えばマ...全文を見る
06月20日第114回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○広中和歌子君 この協定に関しましては大変結構なことだと思うのでございます。日本と航空協定を結びたいという国が非常に多いと伺っておりますけれども、その中でトルコとオーストリアを今回選ばれた理由は何でございますか。
○広中和歌子君 つまり、政治的、経済的、文化的な、そのほかさまざまな理由がこういう協定を結ぶ強い背後の理由となると思うんですけれども、ちなみにトルコの場合、拠点はどちらでございますか。拠点というんですか、日本で言えば成田なのか大阪なのか、トルコで言えばアンカラかそれともイスタンブ...全文を見る
○広中和歌子君 直航便でございますか、これは全く好奇心で伺っているんですけれども。
○広中和歌子君 他にもさまざまな文化的また経済的な理由から日本と協定を結びたいという国があると、そしてまた現状におきましてはそれほど関係がなくてもこれからむしろ関係を盛んにしていきたいという国、そしてしかもそういう協定が結ばれれば恐らく盛んになるであろうという国があるだろうと思い...全文を見る
○広中和歌子君 国際化の視点からでございますね、国際化は地方からなんというかけ声はあちらこちらで聞かれますし、政府の方針の中にもそういうのがあると思うんですけれども、この航空行政に関しまして具体的にそういうことをなさる方針なのかどうか。成田だけ、また今度の関西新空港だけではなくて...全文を見る
○広中和歌子君 チャーター便に関してはこのごろむしろ下火になっているというふうに伺いますけれども、事実でございましょうか。
○広中和歌子君 十一条に航空運賃の決め方というふうにいろいろ書いてございますけれども、具体的にいいますと、どういうふうになっているのか教えていただけますか。
○広中和歌子君 これは距離で決めるんですか、距離の倍数というんでしょうか、それで決めるのか、それとも、具体的にでございますけれども。
○広中和歌子君 IATAに入るメリット、デメリット、入っている航空会社もあれば入っていない航空会社もございますけれども、それについてはいかがでしょうか。
○広中和歌子君 大体においてうまくいっているんだろうと思いますけれども、時々整合性がないなと思う事実にぶつかることがございます。  例えば、アメリカで飛行機の切符を買いますときに、韓国まで買いまして、日本経由韓国というふうにした方がアメリカ-日本よりもむしろ安くなるというような...全文を見る
○広中和歌子君 私はそのことは前に予算委員会でもちょっとお伺いして、いろいろな方が聞いていらっしゃるんですけれども、逆にアメリカ発で、アメリカで切符を買いますね。そうしたときに、日本まで買うより日本経由韓国で買う方が安いとかいろんなことがあるんです。本当にわかりにくいというんでし...全文を見る
○広中和歌子君 いろいろ輸入航空券とかなんとか言われていながら、やはり航空運賃に関しましては過去三十年間見ておりますとほとんど上がっていない。特に国際運賃に関しては上がっていないということを知っております。すごい企業努力なのか、それとも国際競争によるものなのか、ともかく非常に私は...全文を見る
○広中和歌子君 せっかくおいでいただきましたので、ちょっと協定とは関係ないんですけれども、お願いがあるんです。  国内運賃に関しましては独自の政策をお持ちでございますけれども、例えば三日前に予約を取り消す場合にはキャンセレーションフィーを払うとか、それから買う場合には名前だけで...全文を見る
○広中和歌子君 大変に抵抗を感じている人間もおりますということを申し上げて、この航空協定に関する質問を終わります。ありがとうございました。  一般国際情勢についてお伺いいたします。  日米関係でございますけれども、スーパー三〇一条の制裁対象国に日本がなったということで、その後...全文を見る
○広中和歌子君 六月一日の報道によりますと、モトローラ社の首都圏への周波数割り当てを認める方向であるというふうに報道をされているわけです。これは日本移動通信株式会社の持ち分を譲るという形、このモトローラ社の言い分に関しまして日本側は、MOSS協定を日本側としては守っているのである...全文を見る
○広中和歌子君 郵政省の方にいらしていただいておりますのでお答えいただきたいのですけれども、いずれにしてもディジタル化が進んで使用回線の大幅増が予定されている。そういう中で、ともかく二、三年のことで突っ張ることはない、折れてしまえというような方針でいらっしゃるのかどうか、その辺の...全文を見る
○広中和歌子君 外務大臣、前の通産大臣としての御経験を踏まえた上で、このスーパー三〇一条の行方はどのようになるのか、今お二方にお答えいただいたことを踏まえた上で御答弁お願いしたいと思います。
○広中和歌子君 お話、お気持ちよくわかるのでございます。  それで、前ですと具体的に例えば関税が高いとかダンピングしたんじゃないかとかと、そういう具体的な問題がございまして、それを解決すればよかったんですけれども、今大臣がおっしゃいましたように、どちらかというと文化摩擦的な日本...全文を見る
○広中和歌子君 経済摩擦が政治レベルの摩擦になっていて、しかもアメリカの政治家たちは――最近の非常に日本をよく知っている評論家というか学者でジム・ファローズとかウォルフレンとかそういう人たちの調査というんでしょうか、論文で理論武装して日本に突っかかってくる、そういうような感じがす...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。じゃ今度は中国情勢についてお伺いさせていただきます。  もう既に同僚議員から、またさまざまな機会でいろいろ聞かれていることでございますけれども、天安門事件が起こりましてからきのうで一カ月、その報道は、我々が日本で聞く報道に関する限り...全文を見る
○広中和歌子君 学生が八名死刑になるということ、それから密告が非常に奨励されているという事実、多くの学生が地下に潜って、何か非常にイメージとして暗黒国家というんでしょうか、そういうイメージを抱くわけなんでございますけれども、現在の日本とそして中国との関係はどういうものになっている...全文を見る
○広中和歌子君 ということは、現在は状況を見守っている、つまり正常化していない、そういう状況なんでございますね。そして、正常化する状況というのはどのようなものと考えていらっしゃいますか。
○広中和歌子君 対中国政策に人道的視点というものが入るのかどうか。そして、政経分離というんでしょうか、そういう原則、立場をおとりになることがあり得るのか。そして、日本のこれまでの中国への投資とか援助、それがどういうふうな展開をするのか、今までの実態とそれから今後ですね。そういうこ...全文を見る
○広中和歌子君 人道主義的な立場、そういうものから中国の今後をどういうふうに見ていくかということ、そしてそれと絡めまして、政治と経済というものが分離して今後の中国への投資とか援助とか、そういうものをどういうふうに考えていくのか。これまでの実態との比較でどういうふうに変わっていくだ...全文を見る
○広中和歌子君 民間では、もう既にいろいろ投資もしているし、会社も現地に現地法人があるというようなことで、邦人がまた中国に戻っているというようなことも聞きますし、また政治を離れますと、中国の方との文化交流というようなことで、もう何かせっかく始まったものがここでとぎれてしまうという...全文を見る
○広中和歌子君 反体制物理学者方氏が中国にあるアメリカ大使館に亡命を求めた。そういうことで米中関係が非常に悪化しているというふうに伺っておりますけれども、今度外務大臣はアメリカを訪問され、ベーカー国務長官とか大統領にもお会いになるわけですけれども、中国との関係において日本とアメリ...全文を見る
○広中和歌子君 大変仮定の問題で恐縮なんですけれども、仮りに方励之さんが日本の大使館に亡命を求めてきたというような場合にはどのような対応がなされるんでしょうか。それから、今後このようなことがふえるんじゃないか、そして亡命と難民とどのような違いがあるのかお答えいただいて私の質問を終...全文を見る
06月21日第114回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○広中和歌子君 時間が限られておりますので、まず龍澤先生にお伺いいたします。  平和利用の定義につきまして、非軍事、非侵略という言葉をお使いになりましたけれども、もうちょっと詳しく非軍事、非侵略の違い、そして軍人、軍属の参加ということも平和利用という定義の中で許されるというよう...全文を見る
○広中和歌子君 研究成果でございますけれども、これは協定ではGOJ(ガバメント・オブ・ジャパン)ですか、それに帰属するんですか。それとも、そこで実験されるときに、政府というか何というんでしょうか、各研究者はどういうところから派遣されるのか、具体的には企業がかかわると思うんですけれ...全文を見る
○広中和歌子君 短くお答えいただきたいんですけれども、これは本当に国際協力という理想主義で始まったものだと思いますけれども、アメリカの費用分担なんかは非常に大きいし、そしてまた技術の面でも非常に先を行っていた。そういう中で日本が後発で参加し、しかも現在の段階では三千億円という非常...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。
06月21日第114回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○広中和歌子君 まず、水質汚濁防止法について質問させていただきます。  先端産業などの工場から排出される有害化学物質そのほかトリクロロエチレンなど、有害と考えられる化学物質などで地下水が汚染された事態を重く見て環境庁、厚生省が水質汚濁防止法の改正に取り組んだことを非常に高く評価...全文を見る
○広中和歌子君 今回の法案では排出規制と監視体制の充実、それと特定施設からの有害物質を含む水の監視体制を強めるというふうになっておりますけれども、小さな町工場など、そういうところまでも徹底して調べられるんでしょうか、規制されるんでしょうか。
○広中和歌子君 汚染源の規制というんでしょうか、監視体制、それもありますけれども、現実に出ている地下水の汚染、その汚染の発生源、それを確かめる方法にはどんなものがあるのか、そしてまた、過去において確かめた例があるんでしょうか。
○広中和歌子君 この法律を勉強している際にたまたまアメリカのEPAに勤めていた外国人のスタッフの方に話を聞いたんですけれども、アメリカの場合は、例えば地下水、井戸水、そういうものに汚染があった場合には、小さな町のレベルでも徹底的にその水の流れなどからその特定の工場などの地下水の水...全文を見る
○広中和歌子君 その調査の予算それから補助金、そういうようなものについても伺いたいわけですけれども、先ほどの、地下水の水質の調査をなさって三%とか二・九%とかというふうに汚染が発見されたわけですけれども、それについては対応をなさったわけですか。
○広中和歌子君 地下水を飲料にしているところは非常に多いと思うんですけれども、一方、個人の持っている井戸でございますね、東京なんかでも結構郊外になりますと終戦後も井戸水を使っているというところが多かったわけですけれども、個人の井戸の水質検査については義務づけられているんでしょうか...全文を見る
○広中和歌子君 ついでに伺いますけれども、例えば地方などで井戸しかないというようなところもあるんじゃないかと思うんですけれども、水道 の普及率はどのくらいになりますか。
○広中和歌子君 質問通告していませんでしたけれども、ちょっと興味がありますので伺います。
○広中和歌子君 ということは、水道に切りかえるようにといった指導が実効性があるわけでございますね。  名水百選などに選ばれているようなところでもトリクロロエチレン等が見つかっているということが報道されたりしておりますけれども、河川の水質チェック、そのほか何と言うんですか名水、わ...全文を見る
○広中和歌子君 いろいろ規制、指導などをなさっているということをきょう伺うわけですけれども、現在、河川、湖沼などにおける水質の汚染の一番大きな原因というのは何ですか。
○広中和歌子君 まさにそのことなんでございますけれども、本当に対象が個人、家庭でございますから、なかなか大変だろうと思うんですけれども、抜本的改良策というのでしょうか、それはどういうところにあるというふうに思っていらっしゃいますか。具体的な規制を考えていらっしゃるのか、それとも広...全文を見る
○広中和歌子君 それでは最後に、環境庁長官にお伺いしたいのでございますけれども、河川など少なくとも目に見える濁りというんでしょうか、そういうものもございますし、それから目に見えるごみですね、さまざまなものがぷかぷか浮いていたり、特に海岸など地元の人が投げ捨てたものではないものが来...全文を見る
○広中和歌子君 観光立国などとされているスイスとかそれからアメリカなんかも、州によりますけれども、ごみを投げたりすると罰せられる。その罰則がかなりきついような例もあるんですけれども、罰則規定などを今後導入するおつもりはございますか。
○広中和歌子君 自発性というのは性善説を唱えるならば大変結構なんですけれども、しかし、例えば自動車の違法駐車なんか見ておりましても、あれは全く取り締まらない限りなくならないという気がいたしますし、こういうごみとかそのほかの汚染、そういうものに関してももうちょっと断固とした態度とい...全文を見る
○広中和歌子君 このアスベスト公害ということが言われて大分たっているわけですけれども、アメリカでは既にビルの壁や天井などへの吹きつけ材の使用、それは一九七一年に禁止されていると伺っています。我が国の対応はどうなんでしょうか。
○広中和歌子君 アスベストというのは日本では産出しないものなんですか。現在の使用量、どういうところに多く使われているか、そして輸入量はどうなっているのか。  使用が諸外国では減っているというふうに伺っておりますが、日本ではむしろふえているんではないか。そういうことについてお伺い...全文を見る
○広中和歌子君 代替品の開発についてはどうなんでしょうか。何か委員会をおつくりになったということですが、どういう方向で今後向かわれるんでしょうか。
○広中和歌子君 アスベストの人体に及ぼす健康への影響でございますけれども、何か国によって問題意識というんでしょうか、危機感が違うような気がいたします。規制基準でございますけれども、アメリカの方が日本よりも十倍厳しい、そういう状況なんでございますけれども、それについて環境庁のコメン...全文を見る
○広中和歌子君 私が得た情報によりますと、一九八六年にアメリカは、アスベスト労働環境濃度を、ミリリットル当たり二本を〇・二本に強化したというふうに伺っているんですけれども、そうですが。
○広中和歌子君 よくわからないんですけれども、おっしゃったことが。  アメリカの場合ですと、個人がよく訴訟を起こしまして、肺がんがアスベストによるものであるかどうかというようなことが裁判で争われるということを聞くわけですけれども、日本では、アスベスト取り扱い労働者は三十万人と言...全文を見る
○広中和歌子君 それはどういうところですか。工場ですか、建築現場ですか、それとも解体のときの作業員でございますか。
○広中和歌子君 先ほど同僚議員の質問に対してお答えになったかもしれませんけれども、アスベスト労働者に対する健康診断を特に強化するとか義務づけるとか、そういうことはやっていらっしゃいますか。
○広中和歌子君 生産工場などでは、非常に規制というのですか、コントロールしやすいということが言えると思うんですけれども、これから問題が起こるとしたならば、現在建っている建物、それが老朽化し、例えば既に天井からささくれて、古くなってアスベストの粉じん公害があるんじゃないか、そういう...全文を見る
○広中和歌子君 万全を期していただきたいわけですけれども、特に解体作業などでは下請のまた下請の、そしてその労働者も特定の会社に所属していないというようなケースが多いんではなかろうかと思います。そういう人たちの健康チェックも含めまして今度の法案は規制が及ぶのかどうか、そういう点をま...全文を見る
○広中和歌子君 大変いいお答えをちょうだいして、もしそれが実行されるんだったらすばらしいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  ただ、これは大分前のことになりますけれども、NHKかどこかのテレビで見ましたところ、解体された後の廃棄物ですね、そういうものの捨て方とか何...全文を見る
○広中和歌子君 今は何省の方でいらっしゃいますか。——厚生省ですか。  アスベストは一般廃棄物なんでしょうか、産業廃棄物なんでしょうか。そして、どこの管轄になっているのか伺います。
○広中和歌子君 それは個人の住宅の場合なんかでもそうですがというのは、この前環境庁で視察に夢ノ島へ参りましたときに、あそこでわあっといろいろなごみが捨てられていまして、しかもあれは海岸べりでしたから非常に風が強いんですね。ビニールなんか破れて、そこではあっと風が回っていて、ごみが...全文を見る
○広中和歌子君 これはガイドラインですけれども、当然下請業者などにも拘束力というんでしょうか、通達が行っているものと考えてよろしいんですか。
○広中和歌子君 最後に、それじゃ環境庁長官に、今まで安全だと思われていたものが安全じゃないというふうなことが今後幾らでも出てくるんじゃないかと思います。ですから、アスベスト以外にも今後大気汚染物質と認定されるようなものも出てくるんじゃないかと思いますけれども、絶えずこういう行政と...全文を見る
○広中和歌子君 最後に、新石垣空港建設問題について御質問させていただきます。  この委員会でも非常に関心を持ち質問してまいったものでございますから、その後の対応について、今度の変更計画に対する環境庁の御見解はいかがなんでしょうか。  そして、今度新たに移動した埋立地でございま...全文を見る
○広中和歌子君 このニュースを伺いましたときに大変すばらしい妥協だなというふうに思ったんですけれども、今非常によく説明をしていただきまして、環境行政の一つの勝利と言っては大げさかもしれませんけれども、大いに評価させていただきたいと思います。今後とも大いに、私どもも環境行政をバック...全文を見る
06月22日第114回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○広中和歌子君 商工委員として初めて質問させていただきますので、懸案となっております法律案を審議いたします前に、対外経済関係について一般的な質問を通産大臣にお伺いしたいと思います。  日米経済関係というものの見方は人によりさまざまだろうと思いますけれども、少なくとも日本のマスコ...全文を見る
○広中和歌子君 日米経済摩擦の一番大きな原因、アメリカのいら立ちの一番大きな原因というのはやはり貿易不均衡だろうと思うのでございますけれども、そのためには、やはり日本の方がアメリカからの輸入をもっとふやす、特に製品輸入ということにもっと力点を置いてほしいというところがアメリカの要...全文を見る
○広中和歌子君 もうあと一点伺わせていただきます。  アメリカが指摘しているものの中に、日本の古くからの商習慣によるもの、伝統によるものというふうなことを大臣がおっしゃいましたけれども、必ずしもそうとばかりは言い切れないものもあったりして、例えばメーカー自身が総代理店になってい...全文を見る
○広中和歌子君 今ちょうど話題になりましたので中小企業問題に入りたいと思うんですけれども、最近、日本の経済というのは非常に好況が続いているというふうにうかがっておりますけれども、中小企業の場合いろいろばらつきがあるんではないか。特にこうやって経済のソフト化と言われる中で構造転換と...全文を見る
○広中和歌子君 ついでに中小企業投資育成株式会社法改正関連の質問をさせていただきますけれども、これまでの中小企業対策といいますと、むしろ構造転換を助けるとか、既存の中小企業に対する政策が中心であったと思いますけれども、なぜ投資育成会社法を改正して創業支援対策を実施しようとなさって...全文を見る
○広中和歌子君 時間の都合で、ソフトウエアの関連の法案について質問いたします。  西暦二〇〇〇年に向けて九十七万人のソフトウエア技術者が不足するであろう、なかんずくシステムエンジニアの大幅不足ということで今度の法案をつくられたわけですけれども、具体的な形として人材育成、情報大学...全文を見る
○広中和歌子君 その次の段階なんでしょうか、情報大学校構想というのは。
○広中和歌子君 地域への広がり、地域性というのはどういうふうになりますでしょうか。東京にお集めになるのか、それとも各地方にそういう学校をばらまくのでしょうか。
○広中和歌子君 人材の需給見通しのことでございますけれども、コンピューターのソフトを含めまして技術の発達というのは予想できないほどさまざまな可能性というんでしょうか、そういうものを含んでいるんじゃないかと思いますけれども、聞いた話ですが、ニューロコンピューターなどというものの開発...全文を見る
○広中和歌子君 この人材育成構想でも大変結構なことだと思いますけれども、同時に、こういう人材育成というのは小さいときから同時進行でなされていっていいんじゃないかと思いますので、文部省の方においでいただいていると思いますのでお伺いさせていただきます。  小学校、中学校、高等学校の...全文を見る
○広中和歌子君 この参考資料よりもさらに、六十三年三月ですから、進んだ数字をいただいて大変ありがたいんですが、小学校が一三・五%ですね。アメリカはその四年前の数字で八四・八%、イギリスに至りますと九九%というふうに、非常に日本のおくれが目立つのでございますが、今後の構想についてお...全文を見る
○広中和歌子君 そういうことになりますよね。そういうことも含めまして、つまり数と普及率ですね、普及率というのは一台でも入っているのを含むわけですね。
○広中和歌子君 今後の予想をお伺いいたします。
○広中和歌子君 私、実を言うと、自分自身がコンピューターとかパソコンをいじれない人間で、口幅つたい言い方で大変恐縮なんですけれども、先ほど小学校、中学校への導入の中で、いわゆる指導するというようなお言葉をお使いになったんですが、何か子供の世界を見ておりますと、むしろ自分でいじりな...全文を見る
○広中和歌子君 それから、せっかくですのでちょっと提案させていただきたいんですが、工業高校とか商業高校、そこを中心にコンピューターなど導入していらっしゃるというふうにおっしゃいましたけれども、それをますます進めていただきたいということと、やはりこういうふうに高度技術を導入するとい...全文を見る
○広中和歌子君 特に夜間の利用など地域の人に開いていただきたいなと思うんでございます。  それから高等教育についてでございますが、理科系と文科系の割合でございますね、それが現状のままでいいとお思いになっているかどうか。もっとこれから理科系をふやしていく必要があると思っていらっし...全文を見る
○広中和歌子君 そういう意味で、小学校、中学校のレベルで何となく機械になれ親しむといったようなこと、そしてその方たちが将来文科系に進むにしても、そうした文科系の分野で、または経済、政治、さまざまな分野で今度システムエンジニアとしてソフトを開発していく上にも、やはり基礎教育として機...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカで大学院の理科系の卒業者の五〇%がアジア系であるというふうにうかがっておりまして、大変に興味深く思ったわけでございますが、国際化の世の中で日本もさまざまな分野で国際化していくと思いますけれども、特にこういうソフトの分野などでもそういう方向にぜひ進まれますこ...全文を見る
11月29日第116回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○広中和歌子君 まず、志賀環境庁長官にお伺いいたします。  先般、環境行政における政府代表が集まって、オランダのノルドベイクで開かれましたハーグ会議に御出席になりまして御苦労さまでございました。私も、その後ワシントンで開かれましたEC、アメリカ、日本の議員で構成されましたGLO...全文を見る
○広中和歌子君 東西ドイツを隔てておりましたベルリンの壁が崩れ、東ヨーロッパに民主化の流れが怒濤のように広がっている。世界はポスト冷戦に向かって歩み出しているわけでございます が、そういう中で地球環境破壊が全人類の共通の敵と、そういうふうに認識されているわけでございます。環境庁...全文を見る
○広中和歌子君 大変よくわかりましたが、日本における環境保全対策、それは今言われましたように世界でも水準が高く、また技術的にも能力もある。その日本の企業が日本で許されないような基準で海外進出をしたりすると、仮にその例が少ないものであっても批判され、ひんしゅくを買い、世界じゅうにそ...全文を見る
○広中和歌子君 日本の置かれた環境が今大変厳しいところでございますので、今のお言葉どおりくれぐれもよろしくお願いしたいところでございます。  時間が大変少なくなってしまったんですが、通告申し上げましたように、石垣島白保の空港問題で再度質問させていただきます。  けさほど清水同...全文を見る
○広中和歌子君 大変残念でございますけれども、今の御説明では納得できませんし、何か今度の決定は非常に拙速のような気がいたします。  日本は本当に世界でもまれなサンゴ礁を守れないで、しかし仮に守れたとしてもすぐそばに空港を置くような、そのような環境に対する配慮のなさを世界に示すこ...全文を見る
12月06日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第6号
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○広中和歌子君 まず、土地基本法について伺いますけれども、土地基本法の基本理念といたしまして、投機的取引の抑制をうたい、土地取引の規制に関する措置を施策として挙げられておりますが、具体的にはどのようなことを考えていられるのか、まずお伺いいたします。
○広中和歌子君 そうした施策は現実に使われ、効果はあったわけでございますけれども、残念なことに大変後追いであったこと、現実に高騰が起こり、数年たった後に後追い政策として導入された、それは大変残念なことだと思います。  次に、法人所有の土地の簿価、それから評価額、時価、その三つの...全文を見る
○広中和歌子君 お言葉でございますけれども、土地問題に関する学者などの話を総合いたしましても、日本の税率は、保有コストでございますね、アメリカの十分の一などと言われておりまして、最近のこのような地価上昇などを勘案いたしますと、もっと大きな差があるのじゃないか。私自身もアメリカで不...全文を見る
○広中和歌子君 約三年前の予算委員会で、日本の土地税制は保有に安く譲渡に高いことを指摘いたしまして、それが土地の供給を阻んでいるのではないかということに言及いたしましたところ、宮澤元大蔵大臣は、未実現の利益には日本では原則として課税をしないというようなことをお答えになりました。し...全文を見る
○広中和歌子君 ありがとうございました。  こうした傾向は一部の個人の土地持ちにも波及しておりまして、私のところに舞い込んでまいりました不動産の広告などでもこのことが書かれてありました。そして銀行は節税対策として個人にも土地購入の融資をしており、不動産業者、建設業者もこれに加わ...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  次に、国の行政機関等の移転について若干御質問させていただきます。  地方移転は東京一極集中の是正としての施策であったと理解しておりますが、政府が発表した案は一極集中是正には期待外れの決定として私は受けとめております。一極集中化...全文を見る
○広中和歌子君 おっしゃることはよくわかります。そして、何か本当にこのリストは国民への公約上、建前上無理やりにつくったという感が強いような気がいたします。一昨日でしたか発表されました新行革審小委員会の答申でも、自治体への権限移譲にかなりあいまいなものが残った発表でございました。こ...全文を見る
○広中和歌子君 地球の反対側まで私権をお伸ばしになりたいお気持ちなのかななんて思ってしまいますけれども、このことに関しましてはさきの予算委員会でも竹下元総理が大変前向きな答えをしていただいております。大深度にまで私権を及ぼすというようなことになりましたら、本当に土地基本法の原理原...全文を見る
○広中和歌子君 本当にお答えどおりよろしくお願いいたします。  土地の高騰は、若いサラリーマンたちに一生住宅を買うことができないのじゃないか、住宅への夢を与えることができず、新プロレタリアート層と言っては大げさですけれども、そうしたものをつくりつつあるのではないか、そんなように...全文を見る
○広中和歌子君 お言葉ではございますけれども、国民にはっきりとした形で意見を問うたのかどうかということ、そしてまた、首都移転というふうに申しますけれども、その内容についてはっきり吟味したのかどうか、それが問題であろうと思います。すぐに、東京がだめになるとか、それから皇居はどうする...全文を見る
○広中和歌子君 ありがとうございます。  今まで国土庁を中心にさまざまな御研究も続けられてきたと思うのでございますけれども、その資料をちょうだいするわけにはいかないか、お伺いいたします。  それから、これまでの調査に比べまして、現在もう非常に急速に変化が起こっておるわけでござ...全文を見る
○広中和歌子君 それで、提案させていただきたいのですが、まず二十一世紀に向かって首都移転をする必要はあるのかないのか。先ほど国民は反対するかもしれないというふうにおっしゃいましたけれども、あるのかないのか。それに焦点を絞って検討する審議会を第八条機関として内閣直属で設置すると同時...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  最後に、委員長にお願いを申し上げたいのでございますが、国会内に今おっしゃいました首都機能移転問題を審議する小委員会みたいなものの設置が考えられないか、諮っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
12月13日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第9号
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○広中和歌子君 現在の野党の勢力分野、分布ですか、それにおきましては、委員会での質問はどうしても日本社会党の後塵を拝するという宿命を負っているわけでございまして、今、村沢委員から非常に多岐にわたっての御質問があったわけでございます。  私も首都機能移転の問題、つまり新都建設につ...全文を見る
○広中和歌子君 一極集中にはさまざまな問題があり、それは指摘されているわけでございますけれども、一番大きなのは地価の高騰でございます。ハンカチ一枚くらいの土地が、三百万円というところも東京にございます。  それから、交通渋滞を解消するために道路をつくろうといたしますと、一・五キ...全文を見る
○広中和歌子君 企業はどんどん本社を首都圏に移している。もちろん経済、金融、国際都市としての集積が非常に大切なわけで、企業に無理に外へ出ていけというようなことはなかなか実行されない、少なくとも税制をいじらない限りそれはできないわけでございます。  それから、一省庁一機関移転に関...全文を見る
○広中和歌子君 土地基本法の理念、大変私は立派だと思いますし、まず土地利用計画というものをきちんと策定し、それに基づいて私権も制限しましょう、公共の利益が優先ですと言いながら、先ほどから申し上げていますように、実効性が非常に少ないのじゃないか。先ほど村沢委員もおっしゃいましたよう...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  国土庁長官も今おっしゃっていただきましたように、新都の建設が必要ではないか。私はこういうふうにさまざまな政策、議論があり、委員会も設置され、しかしながら、土地問題がなかなか解決されない以上抜本的な改革、解決が必要で、二十一世紀に...全文を見る
○広中和歌子君 総理、この前の委員会でもちょっと申し上げたのですけれども、首都移転というのでしょうか、首都機能移転に関しましては何遍も討議が行われているのはおっしゃるとおりでございまして、しかしながら東京の地価高騰とともに起こり、そして鎮静化とともに何となく消えていってしまってい...全文を見る
○広中和歌子君 総理、行政府の長として、この問題を検討する主務官庁を定めそして審議会をつくる、そういうことをぜひ検討していただけますか。そしてそれを新春に早速取り組んでいただく、そういうふうにお約束いただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
○広中和歌子君 最後に、いろいろ検討された結果をぜひ国民の前にわかりやすく説明していただきたい。そして国民の意見を呼び起こすような喚起するような形でぜひこれを二十一世紀への夢としてやっていただきたい。お願いして私の質問を終わります。    〔理事村沢牧君退席、委員長着席〕
12月14日第116回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○広中和歌子君 御質問させていただきます。  日本の経済の競争力はすばらしいものがございます。日本人といたしましては当然誇り高く思うことでございますし、外国人さえそれを驚異の目で見ているわけでございます。特にプラザ合意以降の日本の経済のパフォーマンスは、外国人であれば尊敬の念を...全文を見る
○広中和歌子君 日本側としては座して何もしなかったわけではなくて、前川リポートなどもございますように、そしてまた今大臣もおっしゃられましたように、さまざまな努力もされたわけでございますけれども、具体的に今度は行政の側に伺いますけれども、今までは経済振興、そして輸出をふやしていく、...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカのすべての議員じゃございませんけれども、一部の議員の中には、アメリカにとっては対日赤字でございますけれども、それに対して非常にいら立ちを持っているわけですが、彼らがいろんなことを日本側に要求してくる。農業の開放であるとか、さまざまなことを言ってくるわけです...全文を見る
○広中和歌子君 そうした中で、何というんでしょうか、保護主義的といった傾向とか、それから国際分業というんでしょうか、そういう考え方なんかもあるんじゃないかと思いますけれども、日本は、きのう、おとといの新聞を見ていましても、コンピューターの分野ですごい何か発見というのか、研究開発な...全文を見る
○広中和歌子君 先ほど経済企画庁長官のお話を伺っていましても、ここ数年の経済成長率は多分高いだろう、四%の成長率なんて言っていらっしゃいまして、ともかく日本が世界の中で経済大国であるということは紛れもない事実でございます。そういう中で、日本が国際的な経済力にふさわしい評価を得るた...全文を見る
○広中和歌子君 私も、環境問題の外国人の専門家から、日本にそうしたリーダーシップをとってほしいという要望を聞きました。日本は、今おっしゃいましたように、そういった意味のテクノロジーもあるし経済力もある、そしてアジアにおいて非常に大きな力を持っているのであるから、そういうところで省...全文を見る
○広中和歌子君 小さなことが大きなイメージダウンにつながるということがあるわけで、例えば三百頭の試験捕鯨でございますけれども、あれなんかも日本が与えている環境に対するイメージダウンには非常にコストが大きいというようなことを指摘されたことがございます。そういうことで、今後ともぜひ環...全文を見る
○広中和歌子君 個々の産業を例に挙げてはちょっとぐあいが悪いかもしれませんけれども、たまたま自動車産業について数字を見ておりましたらば、かなり生産拠点を海外に移していらっしゃるわけです。だから、つまりだんだん現地生産がふえていくわけですね。それに対して、今度は日本の方でどのような...全文を見る
○広中和歌子君 いずれにしましても、二百万台以上プラス、八八年ですか、八十九万台足すと三百万台近い車がアメリカで売られているわけですけれども、一方、輸入の方はどうなのか。二年前に私予算委員会で質問したことがあるんですけれども、あのときには六千台だったのですが、少しはふえているんで...全文を見る
○広中和歌子君 輸出がふえましても輸入がふえればバランスとして大変結構なわけで、今度は輸入の方について一般的な質問をしたいと思うんですけれども、これは同時に、構造協議の中で流通機構の改革ということが一つの大きなテーマになっているわけでございます。流通機構の合理化に対する投資はどの...全文を見る
○広中和歌子君 輸入が過去数年の間にどのくらいふえて、その中に製品輸入の割合がどうであるかお伺いしたいと思います。
○広中和歌子君 さらに輸入を促進するためには輸入促進税というのを考えていらっしゃると伺ったんですけれども、それは実現するんでございましょうか。
○広中和歌子君 私としては、賛成、反対、意見は差し控えたいわけですが、輸入促進税は、つまり輸入元がたくさん輸入すれば何か税制面で優遇措置が受けられるということですよね。それは円高になりましたときに、差益還元が消費者の手元になかなか届かなかったいきさつがあるんですね。それで、幾ら港...全文を見る
○広中和歌子君 余り長期にわたらない方がいいと思っているんですけれども、私はむしろ流通機 構の改革への投資に減税が行われたらどうかなと。中小企業などの設備投資には、生産部門ですけれども、設備投資には減税措置があったと伺いますけれども、流通機構の改革においては余りそのようなことを...全文を見る
○広中和歌子君 先ほど谷畑委員の質問を聞いておりまして、ガソリンスタンドに人手がないというふうに言っていらっしゃいましたけれども、アメリカなんかもう半分ぐらいがセルフサービスになっちゃって、そういうのも、だから、これから合理化していこうと思えばいろいろまだできるんじゃないか、そう...全文を見る
○広中和歌子君 戦後農業人口が五〇%ぐらいであった時期がございましたね。それで、産業の振興とともに農業人口がどんどん生産部門の方に吸収されていった。今度流通機構の改革ということでさまざまな不安もあるわけでございますけれども、同時に新たな分野があるというふうに、そして流通部門の合理...全文を見る
○広中和歌子君 それに伴いまして教育体制などの整備が行われ、スムーズに行くことを望んでいるわけでございます。  さて、具体的な消費者の立場から見た今度は買い物の方を伺います。  何か伺いますと、先ほどもおっしゃいましたね、インポートセンターというのでしょうか、大阪の港ですか、...全文を見る
○広中和歌子君 日本人はサービスを非常に大切にする、だから値段には余りこだわらないというふうに思っていらっしゃる方があるようでございますけれども、決してそんなことはないのじゃないか。そういう人もいるでしょうし、やっぱり安ければうれしいという人も多いのじゃないかと思うので、消費者は...全文を見る
○広中和歌子君 ともかく輸入品というのが非常に高いことは事実だろうと思います。ですから、ぜひこの点において通産省の方からも輸入に、そしてできるだけ安い値段で消費者に届くようなシステムに配慮していただきたいとお願いします。  ちょっと話題を変えましてココムについて伺います。時間が...全文を見る
○広中和歌子君 通産大臣、もしコメントがございましたら……。なければ結構です。
○広中和歌子君 はい。どうもありがとうございました。  質問を終わります。