広中和歌子

ひろなかわかこ



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広中和歌子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月20日第118回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○広中和歌子君 内外価格差縮小に向けて消費者、生活者の視点からそれを今後解決していかなければならない、そういうことでございますけれども、日本社会の構造的問題そのものにメスを入れなければならないということは、アメリカ側から求められているだけではなくて日本人自身が気がついていることで...全文を見る
○広中和歌子君 これの扱いはいかがなものなのでございましょうか。
○広中和歌子君 審査件数でございますけれども、申告件数に比べて非常に数が少ないというような気がいたしますし、また年を追いまして一時下がってきて、平成元年度ぐらいからはちょっとふえているのでございますけれども、この点のいきさつについてお答えいただきたいと思います。
○広中和歌子君 その審査の結果どのように処理をなさったかということを伺いたいんですが、私の手元にあります資料で、例えば昭和六十三年度の分によりますと、百七十八件審査した中で歓告、警告、注意、打ち切り、そういうものを含めまして九十六件になっております。  勧告、警告というのは単に...全文を見る
○広中和歌子君 そのことを伺いたかったのですけれども、ということは審判手続に至った例というのは全然ないのでございますか、それとは別でございますか。
○広中和歌子君 審判手続に至った例というもの、それから課徴金納付命令件数、そういったものはほとんどないのでございますか、例としてお示しいただきたいのですが。
○広中和歌子君 課徴金の場合でございますけれども、どのような計算になさるんでしょうか。つまり違反をしたということで重加算をするというような厳しい罰と言ったらいけないんでしょうか、そういったことはやっていらっしゃいますか。
○広中和歌子君 損金算入のことは考えませんでしたけれども、ともかく見つからなければよろしい、見つかればカルテルによって得た利益のその分だけとられるというのであれば、どちらかというと非常に甘い処置ではないかなと思われるわけでございます。  独占禁止法というのは、戦後アメリカから消...全文を見る
○広中和歌子君 鶴岡訴訟というのがございまして、そして結局は最高裁でもって十分にカルテルの証拠がないということで消費者側が逆転敗訴になったというケースがございますが、日本の場合消費者が立証責任を負う、そういうことは日本のように情報公開が認められていない、非常に厳しく守秘義務という...全文を見る
○広中和歌子君 次に、公取の組織のことについてお伺いいたします。  委員の数は何人ぐらいいらして、どのような形で任命されるんでしょうか。
○広中和歌子君 どういう方が選ばれていらっしゃいますでしょうか。どういう御出身の方。
○広中和歌子君 御専門ということでそういう方が選ばれたんだろうと思いますけれども、今後民間の方というんでしょうか、消費者の立場を代表するような方も選ばれる必要があるんじゃないかということを御提言申し上げておきます。  次に、事務局の体制でございますけれども、審査部の現状、そして...全文を見る
○広中和歌子君 消費者の視点から、立場から大変に望ましいことだと思いますので、大いに頑張っていただきたいと思います。  内外価格差の生まれる原因として日本の商習慣ということが言われるわけですけれども、企業側、メーカーというんでしょうか、メーカー側の希望小売価格、いわゆる建て値制...全文を見る
○広中和歌子君 そういうケースが何かいっぱいあるような気がして、それをどういうふうに今の人数で取り締まっていらっしゃるのかなと思って、これこれこうだからということで私は証拠をもって申し上げられるわけじゃないんですけれども、何かそういうところがもういっぱいあるような気がするんですね...全文を見る
○広中和歌子君 勧告なさったというふうにおっしゃいましたけれども、例えばアメリカのカーディーラーは、例えばシボレーがトヨタを扱うとか、そういうようなことを現実に行っているわけですけれども、日本ではなかなかそういうのが見られないのは、そういうような要求が外国のオートメーカーまたはデ...全文を見る
○広中和歌子君 その自主的な判断というのがそうすると日米摩擦の構造的問題になるのでございましょうかね。御見解を伺います。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。質問を終わります。
05月24日第118回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○広中和歌子君 通産大臣が通商産業行政の基本施策に関する所信の中で述べておられる幾つかの項目の中で、三つに絞って御質問させていただきます。つまり、日米構造協議の取り組みの中でのいわゆる大店舗法の改廃に関して。次に、東京圏への一極集中の是正と地域活性化について。そして第三に、地球環...全文を見る
○広中和歌子君 所信の中でも述べていらっしゃいますけれども、消費者の利益、そして中小小売商の地域経済への貢献、そして国際協調という三点を総合的に勘案した上での選択し得る限りぎりぎりの案として決断したと、そのようにおっしゃっていらっしゃいます。私もそのお気持ちはよくわかるんですが、...全文を見る
○広中和歌子君 三年後の最終的な結論でございますけれども、大店法は廃止に至るのか、それとも例外として適用除外地域を指定して大店法を残していこうとなさるのか。今からおっしゃりにくいというところもあるかと存じますけれども、方向としては廃止の方向なんでございましょうか。
○広中和歌子君 大店法が廃止になるならないは別といたしまして、いずれにいたしましても野放しの出店というのは、それが大規模店舗であろうとその他の店とかにいたしましても、レストラン等あるいはパチンコ屋とか、そういったものを含めまして、むしろ地方自治体がそれぞれに都市計画法にのっとった...全文を見る
○広中和歌子君 きちんとした町づくりをしていらっしゃる地方自治体もございますけれども、しかしながら、私自身の考え方でございますけれども、むしろそれが余りにも無視されているところが多過ぎるのではないか。ですから、私はこうした大店舗の出店いかんに関して、むしろ地方自治体にその権限が譲...全文を見る
○広中和歌子君 私は、この大店舗法を建設省にお預けしよう、そのようなつもりで言っているのではございませんけれども、ともかくいわゆる整合性のある、地方末端に至るまで美しく、そして住みやすい都市という視点からお伺いさせていただいているわけでございます。  現実にここに資料をいただい...全文を見る
○広中和歌子君 先ほどの御答弁も伺いながら大変期待を寄せているわけでございます。  次に土地対策について、都市部の集中を是正し地域の活性化を図ると同時に、都市住民によりよい居住環境を提供するためということで、五月十九日、企業が保有する大都市部の工場用地などの地方移転を促し、跡地...全文を見る
○広中和歌子君 現在、土地問題というのが非常な関心を集めているわけでございますけれども、私は土地税制というものが地価の抑制に大きく寄与するんではないかという考えを前から持っているわけでございますが、今の工場等移転促進税制、つまり追い出し税みたいなものだと思いますけれども、それにつ...全文を見る
○広中和歌子君 産業構造が急激に変化する中で、特に大都市で、埋め立てることによって工場であったようなところがいわゆるウオーターフロントとして非常に今注目を浴びており、そこはむしろ住宅地または公園として非常に望ましいなんていうような考え方もあるわけでございます。そういった意味で、通...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  では次に、地球環境問題について、これにかかわるエネルギー問題について質問させていただきます。午前中同僚議員から大変詳細なる御質問がございまして重なる部分がございますので、できたら、その部分は排除いたしまして質問させていただきたい...全文を見る
○広中和歌子君 大臣にお伺いさせていただきますけれども、大臣もいろいろ環境会議なども含めて国際会議にお出ましになり、地球規模でのCO2削減についていろいろな御意見を求められたりということが多いと思いますけれども、CO2削減計画、それは五〇%を二十年後に達成しようとか、それはできな...全文を見る
○広中和歌子君 確かに、CO2削減を含むさまざまな環境対策が経済へどのようなかかわりを持つかということに関して、経済学ではまだ十分な結果が出ていないのではないかというような気がいたしますけれども、少なくとも日本の体験といたしましては、例えば自動車のCO2排気規制、あれがむしろ日本...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカの電力会社は三千余あるそうでございまして、かなり大規模なものでも二百三十もあるという非常に数が多いというふうに伺っております。それに比べまして日本は九大電力会社。かなりそれぞれの電力会社が大きな体制でもって、技術開発を含めまして、発電に当たっているわけでご...全文を見る
○広中和歌子君 アメリカではそうした自然力を使った発電も盛んです。それからコジェネレーション、これは必ずしも省エネ化、CO2排出に関してはいいかどうかちょっと疑問があるわけです。というのは、そのアメリカの電力の五〇%は石炭を使っている、しかもそれほど質がよくない石炭かもしれないと...全文を見る
○広中和歌子君 ちょっと一言、済みません。  最後に、アメリカの場合は逆に三千もある電力会社、歴史的な条件でそういったふうになったらしいんですけれども、むしろこれから統合するような形になればというようなことを言っておりましたんですけれども、ともかく新たなエネルギー時代が来ている...全文を見る
06月12日第118回国会 参議院 建設委員会 第6号
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○広中和歌子君 よろしくお願いいたします。  東京を震源地として地方に波及するという地価高騰のパターンは戦後何回か繰り返され、結果として我が国の地価、なかんずく都市部における地価は世界の中でも格段に高くなっております。そして、国民の税金で賄われている公共事業にそれがはね返り、ま...全文を見る
○広中和歌子君 公共の福祉ということについてでございますけれども、非常にこれは大切な定義だと思いますけれども、両大臣は具体的にどういうふうにとらえていらっしゃいますでしょうか、お伺いいたします。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  私権の制限についてでございますけれども、公共の福祉、利便性という立場に立ちましたら、憲法に定められた土地私有権でありましても当然私権の制限があってしかるべきところの公共事業が少なからずあるわけでございます。例えば道路、鉄道網の整...全文を見る
○広中和歌子君 公共事業用の用地買収に関しましては、午前中同僚議員からも質問ございましたけれども、立案された段階で地価凍結をするぐらいの利権制限というんでしょうか、英断が必要ではございませんか。国土庁長官、お伺いいたします。
○広中和歌子君 慎重なのはわからないわけじゃございませんけれども、ともかく十五年もほうっておくということ自体が、ちょっと国土庁の権限を過小評価していらっしゃるんじゃないかなと、もうちょっと政治的なお力を御利用いただいてもいいんじゃないか、そんなふうに思うわけでございます。  こ...全文を見る
○広中和歌子君 時間を設定しておっしゃっていただくことはできますか、いつぐらいに、次期国会とかその次の通常国会であるとか。
○広中和歌子君 私もこうした公共事業だけじゃなくて、民間のジオフロント計画なんという夢のようなプランなんかも絵なんかで見まして大変楽しみにしているわけでございますけれども、そうしたことで地下利用を考えている時も時、東京の御徒町の地下トンネル陥没事故ということが起こって、業者の手抜...全文を見る
○広中和歌子君 話題をもとに戻しまして、公共の福祉に立った利便性を考えた場合、お年寄りとか子供といった社会的弱者と言ってよろしいんでしょうか、そうした人たちへの配慮とか、それから特に住環境、アメニティーと申しましょうか、そうした環境への配慮をした上での土地利用の詳細計画が必要で、...全文を見る
○広中和歌子君 セットバックした場合に、地方公共団体が買い取るということはできないんでございますか。
○広中和歌子君 日本の国土というのは余り広くないわけですけれども、しかもその広くない国土のたった三・三%しか住宅地はないわけでございます。しかも都市部に人口が集中しておりまして、そうした中で都市における一戸建て住居というのは、ちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、どちらかという...全文を見る
○広中和歌子君 ぜひそうしたお考えを推進していただきたいと思いますけれども、その際非常に頼りになるのは、幸か不幸か市街化地域というのに編入されたところの農地、これの有効利用ではなかろうかと思います。都市計画に基づいて公園または緑地として利用させていただくよう積極的に説得していただ...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございます。  現在、都市住民が豊かさを実感できないさまざまな理由がありますけれども、その理由の一つに自動車問題があるんじゃないかと思います。つまり、多くの貴重な道路、その道路の一部は、例えば一坪三千万円とか、場所によっては一億もするような高価な...全文を見る
○広中和歌子君 私も実際調べたわけじゃないんですけれども、いわゆるノーパーキングという国際的な印、あの下に自動車が堂々ととまっていて、お巡りさんが一生懸命何か道路に印はつけているんですけれども、実際に違反のチケットを張ってない、そういう状況を見ているわけでございますけれども、どう...全文を見る
○広中和歌子君 一時停車というカテゴリーがございますけれども、その場合にはドライバー自身が目に見えるというんでしょうか、車の周辺にいなくちゃならない、そういう条件だろうと思います。だから、お巡りさんがチケットを切り始めたときに、それに気がついて戻ってきて文句を言ったり交渉したり、...全文を見る
○広中和歌子君 都心に入ってくる車に対しまして、駐車場のスペースが非常に少ないんではないかということも原因ではなかろうかと思います。一方では人員の問題もございましょうし、さまざまな配慮もございますでしょうけれども、これから駐車場対策というものを真剣にしていかなければならないんじゃ...全文を見る
○広中和歌子君 私の考えを言わせていただきますと、スペースをふやすためにも都市空間をふやすためにも、地下あるいは建物と一体化したような駐車場をふやすべきだと思っております。今新しい構想の中にそうしたお考えもあるようでございますけれども、まだミニマム、何々以上といったような規制がご...全文を見る
○広中和歌子君 今通勤のときによく見るのでございますけれども、商店などの建てかえで、容積率は上がったもんですから高い建物、いわゆるペンシルビルというのが建っております。 そうしたペンシルビルでは、非常に高価な土地でございますし、そしてまた地下駐車場をつくるというのもなかなか美観...全文を見る
○広中和歌子君  ぜひ建てかえの条件づけみたいなものにしていただきたいと思うと同時に、また今まで余り計画されなかったと思いますけれども、郊外における団地など大型集合住宅でございますけれども、何か土地がゆったりしておりますので、つい駐車場なども地上につくり、また路上駐車などもどちら...全文を見る
06月13日第118回国会 参議院 環境特別委員会 第6号
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○広中和歌子君 けさから三時間以上にわたりまして三人の同僚議員からの御質問を承り、また丁寧なお答えも伺って多少理解も増しましたと同時に、私の質問する内容も項目もだんだん少なくなったということが実態でございます。  このたびの改正案のねらいでございますけれども、私が理解したところ...全文を見る
○広中和歌子君 それで伺いたいんですが、生活排水対策の責務の明確化とそれの意味するものを、少しお話しいただいたわけですけれどももう一度、私、十分わかりかねましたものですから、御説明をいただきたいと思います。
○広中和歌子君 きちんと整備されたというふうなことだろうと思いますけれども、しかし具体的に推進していくのは、今長官もお話しなさいましたように厚生省であり、建設省であり、あるいは農水省である。そのようなことで希望的観測が大分含まれているのじゃないかと思うんですが、具体的にどういうふ...全文を見る
○広中和歌子君 重点地域に指定されました市町村に関してでございますけれども、その場合、市町村によりましては十分な予算の経済的な基盤がないというようなこともあり得ると思うのでございますが、その補助金政策とか税制面の優遇措置とか、どのようなものがあるんでしょうか。
○広中和歌子君 きょうは建設省の方と厚生省の方に来ていただいていると思うのでございますけれども、下水道の普及率につきましては、先ほど同僚委員の御質問にお答えいただいて、現段階で四〇%ですか、そして人口百万以上の都市では八六%、しかしながら五万以下の小さな市町村では七%にすぎないと...全文を見る
○広中和歌子君 そのほか、個人にかかる維持費はどのくらいでございますか。
○広中和歌子君 一人ですか。
○広中和歌子君 それから、厚生省にお伺いいたしますけれども、単独浄化槽というのが非常に普及しているということでございますけれども、その費用ほどのくらいなのでしょうか。
○広中和歌子君 それは一家庭でございますね。
○広中和歌子君 そうすると単純に比較いたしますと、下水道の意味というのでしょうか、先ほど単に処理するだけじゃなくてさまざまなベネフィットがあるというふうにおっしゃいましたけれども、一人につき九十万円対十万円と。  そして、合併浄化槽というのがございますね。それの普及率はどのくら...全文を見る
○広中和歌子君 非常に細かくなって恐縮なのですが、現在かなりある五百八十万基の単独浄化槽でございますが、それを合併浄化槽にかえるということは簡単にできるのでございますか。
○広中和歌子君 私は、下水道といいますと、イメージするものはパリとかロンドンの人間が鬼ごっこできるぐらい大きな中央大地下道ですか、下水道を思い起こし、そしてそれが文明都市の象徴みたいに思っている、そういう部分があるわけでございますけれども、しかし日本のように後発の国におきましては...全文を見る
○広中和歌子君 スタートして余り月日がたっていないということもあるんでしょうけれども、三十二億円対一方では下水道対策費というのは何兆円にも上るわけですよね、どのくらいでしょうか。
○広中和歌子君 二兆円も大変結構でございますけれども、厚生省の方も大いに頑張っていただきたいというふうは思うわけでございます。  と申しますのは、私、公明党の環境問題研究会ですか、それで九州に参りまして、実際に合併浄化槽、いわゆる石井式個別浄化槽というのを見てまいりましたが、こ...全文を見る
○広中和歌子君 私は実際に新しくできたあるゴルフ場の浄化装置、石井式によるものを見てきたわけでございますけれども、何でもよろしいんでしょうけれども、小っちゃなヤクルトの瓶をいっぱい詰めまして、そして空気を送って曝気装置というんでしょうか何度か繰り返すわけですけれども、スペースもそ...全文を見る
○広中和歌子君 それから、この産業排水については今までの規制で十分であるというようなお考えかどうかわかりませんけれども、小規模事業場を例外とされていることがわかるわけでございます。いわゆる足切り、一定規模以上の営業所に関しましてはこの水質汚濁防止法が当てはまるわけですが、それ以下...全文を見る
○広中和歌子君 清水委員も言っていらっしゃいましたけれども、個人に大いに排水には気をつけろと言いながら、例えばレストランとか畜産農家などいわゆる生活環境項目の中で、つまりそういう営業を行っていてしかも五十立方メートル以下の排水をするところの取り締まりがないというのはやはり片手落ち...全文を見る
○広中和歌子君 聞きますと、レストラントというのですか飲食店、八十二万軒あるそうでございますね。そのうち規制の対象になっているところは非常に数が少ない。千八百五十軒だそうでございますけれども、その事実を御存じでいらっしゃいますか。
○広中和歌子君 ぜひそういうところにもきちんと個人またはそれ以上の規制をかけていただきたい、そのようにお願いしたいと思います。  それからまた、生活環境項目で処理対象人員が五百名以下のところでは特定施設から除外ということがございますのですけれども、例えばどういう企業というんでし...全文を見る
○広中和歌子君 どうして二百一人になさるのですか。どうしてもっと下げられないんでしょうか。
○広中和歌子君 日本とアメリカは違うんでしょうけれども、日本は中小といいますと非常に保護されているような気がするんですが、このようなことに関しては例外というんでしょうか、をおつくりになる必要はないんじゃないか、一からスタートしてもいいんじゃないかというふうに思うんです。  しか...全文を見る
○広中和歌子君 本当に雑排水のこともそうでございますけれども、ごみにつきましても、例えばこの法案ができて果たしてどれだけ守られるのか、実行されるのか、PRの予算ですね。企業だって物をつくれば、さっき七%ですか八%の宣伝費をかけると言いましたけれども、こちらはどのくらい宣伝費を、ま...全文を見る
○広中和歌子君 先日、議員たちが集まっての環境会議、GLOBEという会議に出席しました際に、海上投棄とそして危険物廃棄についてそれぞれの国でいわゆる政策協調をしようじゃないかといったような話で、私も日本の例を勉強させていただいたわけでございますが、海洋投棄については日本では非常に...全文を見る
○広中和歌子君 整備の内容でございますけれども、なぜ整備しなければならないのか。聞くところによりますと、日本で危険廃棄物というんでしょうか、そういうふうに指定されているものと、それから例えばヨーロッパ、アメリカなどで指定されているもののカテゴリーが違う、種類も数も違うというふうに...全文を見る
○広中和歌子君 先ほどの不法投棄につながるわけでございますけれども、日本では別に有害というふうな規定がされていなく、それを海外に持っていってしまうというようなこともあり得ますでしょうし、簡単に処理業者に任せずにまたは簡単に川に捨ててしまってそれが水を汚染するなんというようなことも...全文を見る
06月14日第118回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○広中和歌子君 通産省は、戦後一貫して日本におきますところの国土の均衡ある発展のため、産業立地の地方移転政策をとってこられたわけでございますが、今回の地域産業の高度化に寄与する特定事業の集積の促進に関する法律、これ以前にも産業分散を図るさまざまな政策をとってこられたわけでございま...全文を見る
○広中和歌子君 ただいま関連産業というんでしょうか、その地元の環境とか流通制度、交通の問題などおっしゃいましたけれども、経団連の調査によりますと、近年、金融面での優遇政策などのそうしたさまざまな保護政策よりも、従業員の住宅とか子弟の教育など住環境というんですか、生活環境及び人材確...全文を見る
○広中和歌子君 この頭脳立地法、そういう計画がなされてからまだ二年と日も浅いわけでございますけれども、これと関連するテクノポリス構想についてお伺いいたします。  これはもう既に発足して十年以上たっているわけですが、その発展の形についていろいろ分析もされているのではないかと思いま...全文を見る
○広中和歌子君 私もこの二十六地域あるうちの幾つかでそのテクノポリス構想について図面を見せていただいたり構想を伺ったりしたわけですけれども、この二十六地域中既に技術系の大学あるいは技術系の学部を持った総合大学があるのかどうか、そしてそのほか専修学校など、どちらかというとこれは大都...全文を見る
○広中和歌子君 そういう連係プレーというんでしょうか、そういうことをなさっていて大変結構だと思いますけれども、これは何も二十六地域に限らず技術系大学の卒業生の数はふえているのでございましょうか。
○広中和歌子君 理学系、工学系、農学系、大体二五%ぐらいでしょうか、そういう比率は妥当だとお思いになりますか。それとも今後ともそういった分野で、日本は技術立国として立っていこうとしているわけでして、また人材不足など言われているわけですが、こうした傾向をもうちょっとふやしていこうと...全文を見る
○広中和歌子君 大変結構なことだと、期待しております。  しかしながら、必ずしもこうした技術系、理学系、農学系の大学生が製造業に就職しない、または研究分野に残らないという傾向で、最近は金融、いわゆるサービス産業の方に就職するということもあると聞いておりますが、実態はどうでござい...全文を見る
○広中和歌子君 次に、労働省の方にも来ていただいておりますので、雇用面についてお伺いいたします。  特に地方におきましては人材確保の面で非常に苦慮しているということを聞いておりますけれども、こうした地方分散計画の結果、地方での雇用促進につながったのかどうかということ、どちらにお...全文を見る
○広中和歌子君 もしわかりましたならば、今数字がなければ後で結構でございますけれども、大都市圏と地方の雇用のバランス、特にその推移がわかりましたら教えていただきたいんです。  さらに、労働省に続けてお伺いいたしますけれども、人材のUターン化を助けるための何らかの政策をとっていら...全文を見る
○広中和歌子君 民間でヘッドハンター的な傾向というのは出ておりますか。
○広中和歌子君 日本の終身雇用というのも大変結構なものだと思いますけれども、やはり同時に人材が自由に交流するといったような形も将来の雇用形態ではなかろうか、そんなふうに思いますので、積極的な対策そして対応をなさいますことをお願いいたします。どうもありがとうございました。  続い...全文を見る
○広中和歌子君 つまり、先進国への投資がふえているわけで、そういう点ではちょっと技術移転という点では余り発展途上国に貢献していないのかなと思いますけれども、総枠というんでしょうか、企業数ではわかりますか。つまり、過去十年ぐらいどのような推移でふえているのか、むしろ減る傾向にあるの...全文を見る
○広中和歌子君 今後もこうした対外直接投資はふえていくものというふうに予想していらっしゃいますか。
○広中和歌子君 直接投資は必ずしも悪いわけではございませんけれども、通産省のお立場といたしまして、今後もこうした海外投資が続き、しかも量として、金額にして、また件数にいたしまして、こうした企業の海外進出が通産省のテクノポリス構想など、またこのたびの頭脳立地法と競合しないのかという...全文を見る
○広中和歌子君 今海外進出の比率を伺いましたけれども、五%が将来一三%ぐらいにふえる、しかしながら欧米、特にアメリカなどは二〇%で日本の方がまだ今のところ少ないし、日本の国内における産業への投資も活発であるということで、恐らく産業空洞化の心配はないというふうに思っていらっしゃるの...全文を見る
○広中和歌子君 先ほど大蔵省の御報告で、先進国、アメリカとかECへの直接投資が最近ふえていると伺いました。今後また東ヨーロッパへの投資もさらにふえていくだろうと思いますけれども、そうした中で特に輸出産業の海外投資、例えばエレクトロニクスとか自動車、そういったものの海外現地生産活動...全文を見る
○広中和歌子君 国内における産業の均衡ある分散、そして発展を願うとともに、国内産業と海外直接投資とのバランスも願わざるを得ません。と同時に、日本企業の海外直接投資が相手国の産業発展に寄与し、そして雇用を助けると同時に現地の環境保全、人々の安全にも配慮することが非常に大切のことでは...全文を見る
○広中和歌子君 一方、アメリカへ輸出されている車あるいは現地生産されている車の排ガス基準でございますが、日本で生産され使われている車、我々が使う車でございますね、それよりも低いと伺っていますが、これも事実でございますか。
○広中和歌子君 それぞれの国の安全基準、そして環境基準に従うということでございますけれども、どちらの場合にしても、つまり日本のユーザーにとってもアメリカのユーザーにとりましてもちょっとアンフェアじゃないかなという気がいたします。つまり、日本国民は安全性の低い車を使わされている。他...全文を見る
○広中和歌子君 日本は技術立国でございます。高い技術が世界じゅうから評価され、特に安全面、環境面での指導的役割を発揮することが期待されているわけでございます。安全対策、環境保全での技術面のリーダーシップを発揮しようとする日本にとって、国境を越えた、可能な限り高い水準で物を輸出する...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。
06月20日第118回国会 参議院 環境特別委員会 第8号
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○広中和歌子君 当委員会におきまして水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法、これを審議いたしましたときに私も参加させていただきました。その際の議事録を読み返したわけですが、そのときのお答えによりますと、申請者一万六千名余り、それから未処分者が五千五百人余りということで認定業務を...全文を見る
○広中和歌子君 つまり約三千人ぐらいはお医者様に診ていただいた、再びというんでしょうか診察を受けることができたということでございますか。
○広中和歌子君 今おっしゃいましたように、認定数が二千人とおっしゃいましたか。
○広中和歌子君 済みません、なかなかわかりにくくて。  そして、その中で認定された方は何人ぐらいでございますか。
○広中和歌子君 六十二年の審議の際でございますけれども、死後認定について私は御質問させていただきました。つまり、亡くなってから認定された方がかなりあるということをそのとき伺ったわけでございます。  死亡者の統計として未処分者の死亡者が五百二十一名、処分済みの死亡者というのが六百...全文を見る
○広中和歌子君 一方、未解剖の方で新たに水俣病と判断された方は何人になりますでしょうか。トータルをおっしゃっていただければ引き算いたします。
○広中和歌子君 そうすると、トータルで四名プラス二十五名ですから二十九名の方が死後認定されたということでございますね。  で、生前の判断と、解剖の結果認定となった大きな要因というのは何でございましょうか。
○広中和歌子君 私、医者ではないので御判断をむしろそちらに仰ぎたいわけでございますけれども、昭和五十二年七月の環境庁保健部長通知の判断条件によりますと、「魚介類に蓄積された有機水銀に対する曝露歴」だけではなく、つまりどのくらいの期間にわたって水銀を含んだ魚を食べていたかということ...全文を見る
○広中和歌子君 私も病理学というものが存在することも知っておりますし、解剖した結果によって病気の真の原因がわかるというようなことも存じているつもりでございます。  ということは、つまり申請して棄却され、死後解剖の結果あるいは診断の結果新たに認定者が出てくるということは、認定その...全文を見る
○広中和歌子君 私もそう思います。しかしながら、結果として水俣病で苦しんでいらっしゃる、少なくとも自分がそうだと思っていらっしゃる患者さんたちは、死んでから初めて認められるということであったらこれは浮かばれないと思うんですね。  環境庁長官、どういうふうに思われますか。
○広中和歌子君 私は、やはりお医者様のお力というんでしょうか、判断力を信じないわけじゃないんですけれども、限界があるということ、そういう中でさらに大きく幅を持って認定していかなければならないんではないか、そんなふうに考えるわけでございますし、また仮に認定されなかった場合、これはさ...全文を見る
○広中和歌子君 世の中は非常に早く動いているのが現代社会だと私は認識しておりましたけれども、三年前にお願いし、そのときのお約束では研究班で健康調査の方法論を探るということをお約束なさったわけです。それを、いまだに御検討というのはちょっといただけないんでございますけれども、何か具体...全文を見る
○広中和歌子君 先ほど同僚委員から非常に詳しく御質問がありましたので私の方としては簡単にお伺いいたしたいと思いますけれども、重松委員会報告につきまして、過去十年間にわたってさまざまな研究がなされているわけですけれども十年間にわたって研究された結果が公表されていないというのはちょっ...全文を見る
○広中和歌子君 衆議院の委員会からの御要請で経過報告だけはいただいたんですね。  そうすると、五十四年から平成元年までの十一年間、検討を行った、評価された、論議された、示唆されたというようなことで、非常に抽象的な表現が多いのでこれだけでは非常にわからないのでございます。例えば調...全文を見る
○広中和歌子君 もう一度重ねてお伺いし、お願いを申し上げます。  つまり、今まで政府の知り得た情報を公開していただけるかどうか、そして現時点では無理であればいつしていただけるのか、お伺いいたします。
○広中和歌子君 こういう答弁が大変多くて我々新人議員としては本当に戸惑ってしまうんでございますけれども、本当にできるだけ早く、一年以内ということでお願いできますでしょうか。
○広中和歌子君 先ほど私ができるだけ早く、一年と申しましたらばさらに早急にとおっしゃっていただきましたので、恐らく三カ月ぐらいと理解してよろしいんじゃないかと思います。よろしくお願いいたします。  次に、IPCSの報告についてなんですけれども、これはUNEP、WHO、ILO共同...全文を見る
○広中和歌子君 この報告によりますと、日本が一九七六年に決めた基準値よりも低い濃度でも危険であるというふうに言っております。  水俣病の発症の体内蓄積量を成人で二十五ミリグラムとして毛髪水銀で五〇ppm、血中水銀で二〇〇ppmを危険値としていたわけですが、その際、胎児の影響につ...全文を見る
○広中和歌子君 仮に成人、大人に影響がなくても、胎児の影響というのは当然考えられなければならない事項でございまして、恐らくいろいろな事例などもあるんではないかと思います。このIPCSのクライテリアによりますと、仮に母親の毛髪水銀値が一〇から二〇ppmでも障害児が生まれる危険性が五...全文を見る
○広中和歌子君 実を言うと、私、起こったことはもう大変残念なことでございますけれども、せめてこれから世界の医学界に貢献することができるとしたら、さまざまな日本の例証、研究成果を世界の人に提供することではないか、そんなふうに思ってそういう意味の発言をしようと思っていたわけでございま...全文を見る
○広中和歌子君 それは大変すばらしいことだと思いますので、ぜひ推進なさってくださいませ。  特別医療事業について、次にお伺いいたします。  治療研究事業、特別医療事業の実施状況、どのようなものでございますか。
○広中和歌子君 棄却され、しかし特別医療事業も受けられず、受けずですか受けられずですか、再申請する人は、どういう病状の方でございますか。
○広中和歌子君 はい。または受けない人ですね。受けると再申請ができなくなりますでしょう。
○広中和歌子君 本来ならば医療費の自己負担分を公費負担としてもらえる。ですから、そのような方たちは、つまり医療費負担をしてもらえるにもかかわらずそれを受けずにあえて再申請する方は、何としても国に水俣病ということを認定してもらいたい、そういう心情が非常にお強いんじゃないかと思うんで...全文を見る
○広中和歌子君 水俣病、そのほかさまざまな公害、これは過去大分前に起こったことでございますけれども、公害を出すことのコストというものを考えますとき、患者とその家族の肉体的な苦しみ、それから精神的な苦痛、それはもうはかり知れないわけで、認定され補償費をもらい、そして医療が受けられた...全文を見る
○広中和歌子君 環境基準が低かったためにまたは環境行政が不十分であったために非常に高いコストを払わなければならなかった、そういう企業を目の当たりに見まして日本では非常に公害防止のための技術が進んだのではなかろうかと思います。  現在、地球環境問題、そのほか公害問題に非常に関心が...全文を見る
○広中和歌子君 裁判の結果がどう出ましてもともかく住民の救済に関しては誠意を持ってやっていただきたい、そのように思うわけでございます。  公害輸出の件数が数件あるとおっしゃいましたけれども、ほかにどのようなものがあるのか、そして通産省としてはどのような対応で臨んでいらっしゃるの...全文を見る
○広中和歌子君 こうした企業が、過去のことは過去として、これから出ないように通産省としてはどのような配慮をなさっているか、お伺いいたします。
○広中和歌子君 そうした政策御配慮を大変歓迎するところでございます。  現地の環境基準だけではなくてできるだけよりよい環境基準をということをおっしゃったわけでございますけれども、現地の環境基準というのは、発展途上国の場合には非常に低い場合もあるわけでございますね。そういうことで...全文を見る
○広中和歌子君 主権の侵害というふうにおっしゃいましたね。よろしゅうございますか、日本の環境基準を相手に期待する、進出企業に求めるということは押しつけであり内政干渉ですか、そういうふうにおっしゃったわけでございますか。
○広中和歌子君 つまり、主権の侵害が絡むのではないかという御心配でございますね。  この問題は、発展途上国、そういう国々と直接お話しになったことがございますでしょうか。
○広中和歌子君 意見が分かれるところではないかと思います。  しかしながら、日本が自分たちの持っているベストなもの、自分たちが大切にしているものを相手に知ってもらおう、差し上げよう、そうしたようなときに尊敬こそすれ主権の侵害であるとかなんとかといって悪く言われることはないのでは...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  環境庁、先ほど同僚議員からも要望が出ておりましたように、環境庁のお力はますます発揮される必要があるのではないか、そして自民党には人材がいっぱいいらっしゃいますでしょうけれども、そう大臣がしょっちゅうかわることなく環境庁長官の任期...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 商工委員会 第7号
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○広中和歌子君 産業構造審議会で検討していらっしゃいましたときには、経済的価値のある情報という意味で財産的情報という言葉を用いられていたわけですが、なぜ営業秘密という言葉にかえられたのでしょうか。午前中少し触れられたわけですが、昭和四十九年五月二十九日におきますところの法制審議会...全文を見る
○広中和歌子君 次に、営業秘密を保有する事業者という言葉が使われておりますけれども、その事業者の範囲と営業秘密とは何かということについてお伺いしたいんですが、例えば事業者の範囲ですけれども、公益法人、社団法人、財団、宗教法人、また法律によって設立された特別認可法人、病院、NTT、...全文を見る
○広中和歌子君 ちょっと具体的な形で伺います。  例えば学校の卒業生名簿であるとか宗教団体の名簿であるとか、政治団体、政治家の名簿でございますね、そういうようなものが第三者によって使われた場合、こういうのはどういうふうな取り扱いがされるのでございましょうか。使われた個人にとって...全文を見る
○広中和歌子君 わかりました。つまり、カバーされないということでございますね。プライバシーの法律またはその他でというものがあれば、別の法律でカバーされなければならない。少なくともこの法律ではカバーされない。そういうことでございますね。
○広中和歌子君 それでは、具体的にどのようなケースが差しとめの対象になるのか。過去の事例で差しとめ請求というのは今まで一例あったと伺っておりますけれども、そのほか賠償請求とかそうしたもの、例を挙げながら、また件数、そして裁判に要した時間などをお知らせください。
○広中和歌子君 できたら費用も。
○広中和歌子君 ともかく今回の法改正が必要になった理由でございますけれども、各企業では秘密保持契約を締結していたり、あるいは盗難については刑法等が適用されるなど、現行法制度においても十分保護されているのではないかと思われますし、またガットの民間三極においても日米欧間で各国において...全文を見る
○広中和歌子君 ちょっと定義のところで、逆戻りするようでございますけれども、ノウハウのライセンシー、つまり営業上のノウハウを契約によって得ている人ですね、その保有者にも原告適格を有するということはございますか。
○広中和歌子君 つまり、ライセンシーも差しとめ請求権を持っているということですけれども、特許では通常実施権者に差しとめ請求権を認めておりません。この関係はいかがでしょうか。
○広中和歌子君 次に、従業員関係について伺います。  営業秘密は現実には従業員が生み出す場合が多いと思われます。従業員と企業の関係においては営業秘密はどちらに属するのでしょうか。
○広中和歌子君 原則的に従業員に帰属するものにつきましてですけれども、営業秘密を会社に帰属させるためには、会社は対価を払わなければならないわけでございますか。それは行われているのでしょうか。
○広中和歌子君 特許の場合は非常にはっきりしているわけですけれども、ノウハウの場合には意外とあいまいなところがあるんじゃないかと思いますが、営業秘密が従業員に所属している場合でございますね、その場合、第三者に盗まれた場合ですけれども、会社に原告適格があるのか、また従業員自身が職務...全文を見る
○広中和歌子君 先ほど午前中でも御質問がございましたけれども、従業員は、特に就職の際には弱い立場でございますから、就業規則などをよく読まないでサインしてしまう、または読んだとしてもサインをせざるを得ない状況があるかもしれません。そういう中で企業が防衛のために一斉に就業規則を改定し...全文を見る
○広中和歌子君 非常に複雑なので、こういうふうに御説明いただくと非常に参考になりますし、それが記録として残された場合に大変に参考になるのではないかと思います。  個人が転職後使用できる情報と、企業の営業秘密との切り分けというのはどういうふうになされるのでしょうか。
○広中和歌子君 先ほど営業秘密ということで定義はしてくださったわけですけれども、一人の人がある企業で長いこと働いていたときに得た情報というものは非常に大きなものがあるんじゃないかと思います。そういう人がよその会社に移りましたときに、その人がもとの会社に対して敵対的な行為、関係にな...全文を見る
○広中和歌子君 最初の営業秘密の定義のところで、秘密として管理されることということがございまして、午前中の御答弁の中で、中小企業の場合にはどちらかというとそうした管理が十分ではないから非常に配慮するべきであると、そのようにおっしゃったわけですけれども、確かに裁判などになりましたと...全文を見る
○広中和歌子君 私の心配したのは、裁判の際に立証のために使われるか、証拠として使われるかどうかといったことなんでございます。  それはこれから後の裁判の判断にゆだねるといたしまして、さらに中小企業との関係についてお伺いいたします。  大企業が法改正を契機として秘密管理を過度に...全文を見る
○広中和歌子君 時間が迫ってまいりましたので急ぎますけれども、報道関係の取材活動や報道機関と不正競争防止法との関係についてお伺いいたします。
○広中和歌子君 それから、裁判なんでございますけれども、裁判公開制度のもとでは、具体的に訴訟になった場合に裁判の過程で営業秘密が公知となってしまうということがございます。そういうようなこともあるのでしょうか。  これまで不正競争防止法関係の裁判について調べていただいたわけですが...全文を見る
06月25日第118回国会 参議院 環境特別委員会 第9号
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○広中和歌子君 私は、委員長に上野雄文君を推薦することの動議を提出いたします。
09月21日第118回国会 参議院 商工委員会 閉会後第1号
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○広中和歌子君 中東貢献策の第二弾として合計四十億ドルの支援を行うということが発表されたわけですけれども、その受け皿並びに使途について御説明いただきたいと思います。
○広中和歌子君 今後の中東情勢の変動から増額になるということも予想されますでしょうか。少なくともアメリカ側はそう期待しているようでございまして、これは最近の二十日の朝日新聞の夕刊でございますけれども、「ソロモン米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は十九日開かれた下院アジア・太平洋...全文を見る
○広中和歌子君 今のお答えの中で、言葉じりをとらえるわけじゃないんですが、アメリカの評価それから湾岸諸国の評価ということをおっしゃいましたけれども、日本国民の評価というものについてはどのように、調査をなさったことはございますか。
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  次に、貿易保険と国際紛争についてお伺いいたします。  貿易保険というのはどういう成り立ちで存在しているのか、民間のいわゆる損害保険ですね、それとどういう形で違うのか、その存在意義というものについてちょっと御説明いただけますか。
○広中和歌子君 海外には例えばロイズとかいろいろございますよね。私もよく知っているわけじゃないんですけれども、たまたま小耳に挟んで。ああいうところの保険などが、こうした紛争状態というんでしょうか、危機が来ますと非常に掛金を高くするとか、それからあるいはもう受け付けないというような...全文を見る
○広中和歌子君 中近東なんかですと、我々はそちらから油を買わなければ、買わせてもらわなければならないという状況の中で、こちらからいわゆる民間からの投資というものを促進しなければならない、あるいは物を売る、そうした貿易を盛んにしなければならないというふうに位置づけられていると思うの...全文を見る
○広中和歌子君 イラク問題が長期化いたしますと保険金請求が非常に増加するというふうに思いますけれども、資金繰りというのはどういうふう になっているんでしょうか。
○広中和歌子君 最近における貿易保険の収支、それはどういう状況になっておりますでしょうか。
○広中和歌子君 掛金収入というのはどのくらいなんでしょうか、年間。そしてこの掛金というのは、日本だけじゃなくてほかの国でもこういう貿易保険というのは国ベース、公的に持っているというふうに先ほど伺いましたけれども、率というのは国ごとに違うのでございますか。
○広中和歌子君 累積するとどのくらいになりますんですか。それから、それをどういう形で解消していこうとなさっているのか。どこから、つまり結果的には国家財政のどこの部分から出しているんでしょうか。
○広中和歌子君 本当に言い古された言葉ですけれども、東西冷戦関係が解消して、そして本当に一つの地球ということで希望が見えてきたそのさなかにこのイラクのクウェート侵攻というのがあったわけです。これの見方はいろいろあると思いますけれども、ある意味で南北格差、先ほどからも累積債務のこと...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。大変これは重要な問題だと思いまして質問させていただいたんですけれども、いい勉強になりました。  石油の値段などについて既に同僚議員から随分御質問がありましたのですが、少し時間がございますので一、二点重ねて伺わせていただきます。  ...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。
10月18日第119回国会 参議院 本会議 第3号
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○広中和歌子君 私は、公明党・国民会議を代表して、総理の所信に対して質問させていただきます。  五年前、ソ連で始まったペレストロイカのさざ波は、次第に大きな自由化へのうねりとなって東ヨーロッパ諸国に押し寄せ、ハンガリー、東ドイツ、ルーマニア等に改革のあらしが吹き荒れました。そし...全文を見る
11月02日第119回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○広中和歌子君 ジュネーブで十月二十九日から第二回世界気候会議が開催されております。そのことについて若干お伺いしたいと思います。  この会議におきましては、前半は世界各国の科学者約六百人が参加して専門家会議が開かれ、後半は約百カ国からの閣僚が参加して、そして宣言文が出されること...全文を見る
○広中和歌子君 各省庁から大体どのくらいの参加者なんでしょうか。
○広中和歌子君 いえ、総員でございます。
○広中和歌子君 それでは長官は御出席になりますでしょうか。
○広中和歌子君 お許しが出ないというようなことがあり得るのでしょうか。
○広中和歌子君 当委員会のメンバーといたしまして強力に御出席をお願いしたい、そういうふうに思います。イギリスでもサッチャー首相、イタリアの首相も出ていらっしゃいますしフランスも、各国のトップの方が出ていらっしゃるので、北川長官もぜひ御出席いただきますように、そして諸般の事情とおっ...全文を見る
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。  この会議に臨む日本の姿勢でございますけれども、どういうものでしょうか。
○広中和歌子君 大変評価させていただきたいんですけれども、日本の行動計画の中身でございますが、二〇〇〇年までにCO2排出を一九九〇年のレベルにとどめる、そういうふうになっておりますよね。これは一人当たりの排出なんでしょうか、それとも総量なんでしょうか。
○広中和歌子君 人口というのが増加しておりますよね。まだ当分、西暦二〇〇〇年以降も人口が増加するわけですけれども、そういたしますと、この一人当たりの排出量を安定化さすということは総量においては増加するということで、二段階という御説明をいただいたわけですけれども、ちょっと手ぬるいん...全文を見る
○広中和歌子君 このたびの気候会議の宣言文、それが今後の温暖化防止条約に非常に影響を与えると思うわけでございますけれども、宣言文の概要というのが何か新聞によりますと出ているわけですね。その内容は、二〇〇〇年までに一九九〇年のレベルに保つ。これは日本は同意できるわけですよね。しかし...全文を見る
○広中和歌子君 日本はこれからの地球規模の環境においてリーダーシップを持つだけの知恵も技術もあるというふうに自負している国ではなかろうかと私は期待しているわけですけれども、そういう中で、ぜひ御出席になり前向きの態度を表明していただきたい、御意見を言っていただきたい、そういうふうに...全文を見る
○広中和歌子君 さらに十月二十九日でございますけれども、水俣病関係閣僚会議の政府見解の発表後の記者会見で、大臣は「水俣病多発地域で、認定されないまま水俣病ではないかとの健康不安を訴える人が少なくない。こうした住民の健康不安の解消を図るため今後、関係省庁と地方公共団体、企業などと協...全文を見る
○広中和歌子君 その早急というのはいつごろなんでございましょうか。つまり三十四年かかっている事件でございますので、デッドラインみたいなのをちょっとおっしゃっていただくわけには、期限ですね。
○広中和歌子君 データに関しましては三十四年の蓄積があるわけで、それで混乱していらっしゃるのかなとも思いますけれども、ともかく一日も早く、そして今おっしゃったのではない新たな方策というものが考えられますことを期待しております。  東京地裁を初め熊本、福岡の地裁、それから福岡高裁...全文を見る
○広中和歌子君 では大臣、政治家として世論をどういうふうに受けとめ、そしてそれを行動にあらわしていかなくてはならないとお思いでございますか。
○広中和歌子君 ということは、和解勧告に応じていただく、和解のテーブルに着いていただくということが世論を尊重することではなかろうかと思うのでございますが、和解のテーブルに着くことを拒否なさった理由というのは何でございましょうか。大臣お願いいたします。
○広中和歌子君 患者側から見ますと、ともかく判決を待っていると、仮に東京地裁で、例えばですよ、仮にでございますけれども、敗訴するような場合には控訴をなさるかもしれない。そういったことでこれから延々と続くことを非常に恐れているわけでございますけれども、先ほど大臣は大変に心こもる水俣...全文を見る
○広中和歌子君 東京地裁では早くて六カ月後、遅くとも一年ぐらいではないかというふうに言われております。この判決で勝訴を期待されていますか。
○広中和歌子君 福岡高裁の勧告文を読ませていただきましたけれども、幾つかの特徴が見られるわけです。もう既に同僚議員も触れられたことですけれども、同訴訟の争点にもなっている国、県の責任についてですけれども、行政庁が規制権限の行使について裁量権を持つことは当然といたしまして、しかし一...全文を見る
○広中和歌子君 つまり十分に御意見を受けとっていただけたと期待していらっしゃるわけですけれども、その結果としての判決、それを受けとめられそれに従われる、そういうふうに受けとめさせていただいてよろしいでしょうか、もう一度確認いたします。
○広中和歌子君 じゃ判決の前の段階に戻りまして、和解です。繰り返しになりますが、何がネックで和解が受け入れられないのか、もう一度お伺いしたいと思います。  これも仮定の話で恐縮でございますけれども、原告側とすればさまざまなことをお願いしているわけです。つまり損害賠償とか医療費の...全文を見る
○広中和歌子君 水俣病にかかっているかかかっていないかの判断基準についてはいろいろ問題もございますし、また私も御質問いたしたことがあるわけですが、死亡後解剖の結果認定されたという結果も多く出ている。そういうようなことで、私は、和解勧告というのは責任とかそうしたものを離れて、ともか...全文を見る
○広中和歌子君 もう時間なので終わりますけれども、大変きつい質問をさせていただきましたが、どうぞ和解という勧告が出たその背後の事情を十分お酌み取りの上、この問題の解決についてリーダーシップをぜひ発揮していただきたい、そういうふうに訴えさせていただきます。  どうもありがとうござ...全文を見る