広中和歌子
ひろなかわかこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月20日 | 第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○広中和歌子君 ただいまから金融問題及び経済活性化に関する特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条第二項により、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。 |
○広中和歌子君 ただいまの荒木君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○広中和歌子君 御異議ないと認めます。よって、委員長に清水達雄君が選任されました。 ───────────── 〔清水達雄君委員長席に着く〕 | ||
03月21日 | 第156回国会 参議院 本会議 第12号 議事録を見る | ○広中和歌子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、イラクに対する武力行使後の事態への対応についての報告について質問いたします。 ブッシュ大統領は、全世界の人々が恐れていたとおり、現地時間で三月十七日夜、アメリカ国民に対するテレビ演説でイラクのフセイン大統領に最後通告を行いまし...全文を見る |
03月25日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号 議事録を見る | ○広中和歌子君 民主党の広中でございます。 イラク問題をめぐりまして、過去数か月、そして特に最近のこの数週間というもの、外務大臣、防衛庁長官、官邸、そしてスタッフの皆様、昼夜を分かたない情報収集とか分析、そしてまた決断をなさらなければならなかったと、そういうことに対して心から...全文を見る |
○広中和歌子君 しかし、日本はアメリカに対してアンコンディショナルな支持をもう最初から決めていらっしゃったんじゃないんですか。 | ||
○広中和歌子君 民主党だけではなくて、ほかの野党も含めまして、政府に非常に厳しい質問をし続けていたわけです。つまり、何というんでしょうか、ブッシュ政権のイラクへの攻撃まずありきといったようなものが見え見えでございましたから、いろいろな形で質問をいたしましたところ、少なくとも川口大...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ということは、川口大臣も、そして総理も、日本国政府としても、新しい国会決議に基づいて、そしてどうしても攻撃というのが必要であれば賛成すると、そういう条件付きであったはずですよね。 | ||
○広中和歌子君 湾岸戦争のときに、一九九二年でしたか一年でしたか、あのときにかなりの武力、イラクの兵器はたたかれたわけですよね。そして、その後、査察、国連の査察官が入り、途中で中断はいたしましたけれども、その八割が破壊されたというふうに伺っております。そしてさらに、今回の査察であ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 私は、今日、昨日も今日もテレビを見ました。大臣もごらんになったと思います。そしてまた、ある都心の建物のかなり高いところから、窓の外から町を見ていたわけですけれども、イラクのあのバグダッドにもし私がいたらという想像をせざるを得ません。本当にすごい破壊です。もう少し外...全文を見る | ||
○広中和歌子君 お伺いします。 それでは、これまでのところ、イラクは大量破壊兵器のたぐい、核・化学・生物兵器を使用していますか。 | ||
○広中和歌子君 そういう悪いイラクであるんだったら、もし、化学、生物、そして核兵器を持っていたんだったら当然今度の戦争にも使いますよね。そういうふうにお思いになりますか。 | ||
○広中和歌子君 ここに、過去において悪いことをした少年がいるとします。かなり悪いことをした。しかし、ともかくこのまま放置しておけば更に悪いことをするだろうということで、裁判にも掛けずにいきなり首を絞め殺してしまうと、そういうようなことは法治国家として許されませんよね。何か、今度の...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それなら、フランスやドイツやロシアや中国など、なぜ反対してきたのかと。ただ、もうこれ以上この問題については御質問を続けることはやめます。 今回の戦争で明らかに国連の権威が失われ、そして機能の低下というのが心配されるわけです。日本は、日米関係というのを非常に大切...全文を見る | ||
○広中和歌子君 EUという巨大な連合体ができたことは大変良かったことですけれども、それにも増してアメリカ一国の力というのが非常に巨大になっている。そういう中で、国連をバイパスして様々なことが、戦争を始めとして行われるようなことがないように、是非国連の、何というんでしょうか、機能回...全文を見る | ||
03月26日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号 議事録を見る | ○広中和歌子君 民主党の広中でございます。 昨日に続きまして質問させていただきます。 まず、外務大臣、予算書でございますけれども、国際社会全体の平和と繁栄の実現という項目におきまして、いろいろな、七百三十五億円が計上されております。これはODA予算とは別に考えていらっしゃ...全文を見る |
○広中和歌子君 それでは今度、防衛庁長官にお伺いいたしますけれども、この予算でございますが、GDP一%の範囲内に収まっていると理解してよろしいでしょうか。 | ||
○広中和歌子君 GDPが去年から今年に掛けて下がりましたし、今後の推移というのも心配なところでございますけれども、ともかくそういう中で防衛費のGDP一%ルールというのは、これまで我が国が守ってきたルールであり、守るべきではなかろうかと思うわけでございますが、そういう中で是非効果的...全文を見る | ||
○広中和歌子君 大変重要な御発言をなさったと思いつつ、しかし、おっしゃることも理解いたしますので、願わくば、これから我が国が直面する危機というものが、何というんでしょう、直面するであろう危機が重大なものでないことを期待する以外ないということなんではなかろうかと思います。 それ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 どうもありがとうございます。期待しております。 それでは、平壌宣言のその後についてお伺いさせていただきます。 まず第一に、平壌宣言で触れられていたと思うんですけれども、以降、不審船の出没というのはあるんでしょうか、伺います。 | ||
○広中和歌子君 防衛庁の方でもそうですか。確認していらっしゃいませんか。 | ||
○広中和歌子君 南シナ海に撃沈し、引き揚げられた船は北朝鮮のものであったということでよろしいんですね。 | ||
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。 それで、平壌宣言以降なんでございますけれども、福田官房長官がこういうふうに発言していらっしゃるということが新聞に書いてありました。つまり、北朝鮮が弾道ミサイル発射をし、あるいはプルトニウムの抽出を行ったならば平壌宣言の破棄もあり...全文を見る | ||
○広中和歌子君 平壌宣言が結ばれました後、国民はそれを期待したわけでございますけれども、現実には、拉致被害者の一部が日本に帰国されたことから、要するに日朝関係というのはむしろ暗礁に乗り上げていると、そういうような印象を持つわけでございますけれども、これから先はどういう進展があり得...全文を見る | ||
○広中和歌子君 何か、これは新聞情報でございますけれども、ともかく北朝鮮というのは日本を相手にしていない、アメリカが相手なんだというふうに言いますけれども、要するに日本というのは当事国でございますから、当然日本がイニシアチブを取らなきゃいけないんではなかろうかと思います。そういう...全文を見る | ||
○広中和歌子君 アメリカのパウエル国務長官は、北朝鮮が核兵器開発の放棄をすることなくしては協議なしと言いつつ、しかしながら北朝鮮とは平和的な解決を目指すと言っているわけなんですけれども、イラクと北朝鮮へのアメリカの対応の差というのはどういうふうにとらえていらっしゃいますか。 | ||
○広中和歌子君 片や疑惑であり、片や本当に核を持っている国、その、それによっての対応の違いではなかろうかななんて思ってしまいます。 ところで、防衛庁長官にお伺いしたいんですが、一九九八年でしたか、ノドン、テポドンでした、テポドンが撃たれましたよね。そのとき、防衛庁はどういうふ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 もし、仮に本土、我が国本土をねらうものでなかったとしても、どのような意図があるにせよ、我が国の方に向かってきたそれ、弾道ミサイルに対して、我が国は独自で防衛能力を持っているのか、対応能力があるのか、防衛庁長官に伺います。 | ||
○広中和歌子君 アメリカの我が国に存在していること、我が国が基地を提供し、アメリカが我が国の沖縄を中心として存在していることが、それだったら抑止力というんでしょうか、になっているとお考えでございますか。 | ||
○広中和歌子君 実を言うと、テポドンが飛んでまいりましたときに、私が非常にある種の危機感を一素人なりに持ったのは、多分北朝鮮だけじゃないだろうと、そういう弾道ミサイルを持っている国というのは。そういうことに対して、我が国がどういう形で防衛されるんだろうかということであったんですが...全文を見る | ||
○広中和歌子君 いずれにしても高い買物だなと思います。 先ほど長官もおっしゃいましたように、これからの戦争というのは、どちらかというと国際条約なり様々な枠組みの中で戦争をまず起こさない形を取るという中で、しかしながら、正規軍による戦争よりも、ゲリラ戦とか不審船とか拉致とか、何...全文を見る | ||
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。 じゃ、今度は外務大臣にお伺いいたしますけれども、今回のアメリカのイラク攻撃については戦費の負担はないというふうに今までおっしゃっていたわけですが、今日ラジオで聞いたところによりますと、アメリカは当然それを期待するというふうに、特...全文を見る | ||
○広中和歌子君 前回の湾岸戦争のときに、日本は百三十億あるいは百四十億のお金を出しましたよね。 アメリカは、その部分が戦費でどの部分が戦費じゃないというようなことはいたしませんで、全体のその掛かった戦費の中で、アメリカ自身が国家予算の中から払ったのは五%で、残りはよその国から...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ただ、同盟国でもありますし、支持も表明したということであれば、当然それなりの負担をしなければならないというのは国として覚悟を決めていらっしゃるんじゃないんですか。 | ||
○広中和歌子君 戦費ということに、名前にこだわっていらっしゃるんじゃないかと思いますけれども、ともかくトータルの中で日本は応分の負担をしなければならないということなんではないかと思いますが、その復興支援という形を取りましても、そのお金の出どころというのはODA予算では到底足りませ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ともかく、今朝のテレビで、アメリカの政府は議会に対して九兆ドルの、九兆ドルですよ、新たな、(発言する者あり)あっ、円ですか、ごめんなさい。九兆円ですよね。いずれにしても、ごめんなさい、九兆円を議会に対して求めているということが言われておりました。ともかく、私たち日...全文を見る | ||
○広中和歌子君 いや、もしそういう議員がいたとしたらもう私は口を利きませんけれども。 国際問題調査会でODAについていろいろ議論したことがございます。多くの議員にとっては、やはりODA予算を増やすということは決して票にはならないというようなことで、心の中では思っていてもなかな...全文を見る | ||
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。 | ||
○広中和歌子君 私は、ただいま可決されました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・保守新党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党、国会改革連絡会及び社会民主党・護憲連合の各派共同提案による附帯決議案を提...全文を見る | ||
05月08日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号 議事録を見る | ○広中和歌子君 民主党の広中和歌子でございます。 外務大臣そして防衛庁長官におかれましては、外国訪問精力的にこなされたこと、まず敬意を表したいと思います。 さて、イラク問題についてまず御質問させていただきます。 ブッシュ大統領による正に洋上でのドラマチックなイラクの終...全文を見る |
○広中和歌子君 民間人はいかがでございますか。 | ||
○広中和歌子君 武力行使を開始した理由というのは、アメリカやイギリスなどによって武力行使を開始した理由というのは、大量破壊兵器が存在するということだったわけですが、それは、それが見付からなかった、少なくとも今までに見付かっていないことについて、外務大臣はどのように思われますか。 | ||
○広中和歌子君 仮に大量破壊兵器が存在しているとします。そうしたときに、攻撃を行うということ、爆撃を行うということは、もしかして誤ってそうしたものにぶち当たるかもしれないと、そういう危険があるわけでございますけれども、あえて武力行使、攻撃を行ったということはどういうことなんでござ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 国連の査察の継続について、昨日のNHKのテレビ番組、何でしたっけ、それによりますと、国連査察委員会のブリックス委員長は、当時も、つまり武力行使開始前後も、そして今も査察の継続というのを望んでいるわけでございますが、こうした立場を日本としては支持なさいますか、それと...全文を見る | ||
○広中和歌子君 日本はイラクへの武力行使について事前に国連の決議が必要という態度であったわけですけれども、次善の策として、それがまとまらない以上、次善の策として武力行使への支持を表明したというふうに私どもは理解しているわけですよね。 しかしながら、ですから基本姿勢として、日本...全文を見る | ||
○広中和歌子君 この際ですね、多分これから国連改革ということが当然話題になってくるんではないか、大きな国際的なテーマになってくるんではないかと思います。その際に、日本が今までどおりの敵国条項を適用されていることであるとか、それから分担金は非常に払いながらそれなりの発言権をもらって...全文を見る | ||
○広中和歌子君 私は、国連の役割というのは非常にやはり大きい、二十一世紀には非常に大きくなるのではないかと思います。例えば、今度のイラクの復興問題にいたしましても、やはり国連の、国連中心とまでは言いませんけれども、国連が大きく関与することによって機能する部分が一杯あるのではないか...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ちなみに伺いますけれども、今、安保理はレギュラーに、定期的に開かれているんですか。 | ||
○広中和歌子君 つまり、国連は常時開かれていると、国連の場は絶えず、いわゆるリセスということではないんですね。 | ||
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。余り新聞で読むことが少ないものですから。ありがとうございます。 イラクの復興支援についてでございますけれども、ORHAというんですか、今混乱の極みにあるイラクをどのように復興していくかと。日本がどのような形で具体的に支援をしていく...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ORHAというのは米国の国防総省が中心となって作られているようでございますけれども、復興のシナリオというのは、まず暫定的に、暫定政権を作ると、それで、暫定的にまず統治をして、ORHAによる暫定的に統治があって、それからイラク人による暫定政権ができ、その後本格的政権...全文を見る | ||
○広中和歌子君 PKO法が適用されるためには、まず前提として、その紛争が国連決議によって行われたということ、それから停戦合意が必要であるということですけれども、フセインが行方不明ということであれば停戦合意というのはないわけですよね、今のところ。そうするとPKO法は適用できないと。...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それでは、川口外相の中東御訪問についてお伺いしたいと思います。 シリアのアサド大統領との会見で、外相は、包括的核実験禁止条約、CTBTに入ってほしいと発言され、そしてシリアはそれに対して、考えていない、考えられないというようなお答えをしたというふうに報道で聞い...全文を見る | ||
○広中和歌子君 次に、パレスチナも御訪問になったと伺っておりますけれども、ちょうどその御訪問中にアッバスというんですか、新内閣が誕生したようでございますが、どのようなメッセージをそこに送られたんでしょうか。 | ||
○広中和歌子君 イスラエルに次に、順番はどちらか分かりませんけれども、イスラエルに行き、そしてそこで外務大臣にお会いになりますね。そして、要するに平和的な解決ということをお話合いになったと思うんですけれども、その三日後の五月一日にイスラエルはパレスチナ自治区に侵攻して、パレスチナ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 どうもありがとうございました。 私、川口大臣のお話を伺いながら隔世の感があるなと思いましたのは、私が政治の世界に入りました、十数年前ですが、イスラエル大使館から、日本の要人というんでしょうか、大臣経験者、あるいは事務次官レベルの方でもイスラエルをなかなか訪問し...全文を見る | ||
○広中和歌子君 様々なレベルの交流、民間それから公式なもの含めて日本がイニシアチブを取れることはすばらしいことだと思っております。 さて、テロ特措法の延長に関しては多分九日に閣議決定されるということでございますけれども、その前に、何か事件が起こっておりますよね。イラクに参戦し...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それを防衛庁としては納得されて政府として了承したと、そういうことでございますか。 | ||
○広中和歌子君 私は現場にいたわけでもございませんからその御答弁をお受けする以外にないわけでございますけれども、余り拡大解釈されて使われるようなことが頻発いたしますと、やはり問題ではなかろうかなということは御理解いただけると思います。 では、北朝鮮問題。いよいよもうイラクが終...全文を見る | ||
○広中和歌子君 当然、私ども日本としては、第一回目の会談から、米中それから北朝鮮だけではなくて、韓国そして日本も入ってというようなことを期待する。当然のことだと思うんですけれども、それについてはうまくいかなかったというふうに理解してよろしい、努力はなさったけれどもうまくいかなかっ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 伺うところによりますと、三者協議の中で北朝鮮が一括提案をしていると。その中に米国や日本との国交の正常化と、それから、一杯ある中で、それから特に本格的な経済支援と、その二つも入っているわけなんですね。だけれども拉致問題は入っていないということなんですが、拉致問題に関...全文を見る | ||
○広中和歌子君 アメリカはイラクに対して武力行使をしたばかりでございますけれども、アメリカが北朝鮮に対して同様の動きをする可能性に対しては、どのような考え方というんでしょうか、見通しを持っていらっしゃいますか。 | ||
○広中和歌子君 私も当然平和的解決ということを望みますし、また韓国もそれを望んでいるということでございますけれども、何かアメリカのダブルスタンダードみたいなもの、イラクに対しては武力行使を行うと。その理由が、核兵器を持っている可能性があるということで武力行使しちゃうわけですよね。...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ちょっと一言。はい、まとめます。済みません。 イラクと北朝鮮の違いは、イラクの、隣国である韓国とか日本に核施設があるということ、つまり原子力発電所があるということ、そして多くの人口が密集しているという、そのことの違いではなかろうかなと思う次第でございますが、時...全文を見る | ||
05月23日 | 第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○広中和歌子君 民主党の広中和歌子でございます。 有事とか災害、それに伴う混乱とかカタストロフィー、私たち、考えたくない、ましてや武力攻撃されるなどということは本当に考えたくないことでございます。しかし、災害は忘れたころにやってくると、そのようなことわざがありますように、備え...全文を見る |
○広中和歌子君 このたびのアメリカの、アメリカを中心とするイラクへの攻撃でございますけれども、我が国の小泉首相はそれに支持を表明された。その理由として、もし日本が攻撃されたらば、アメリカは自分たちが攻撃されたと同じように考えるということで、つまり、同盟関係というのはそういうもので...全文を見る | ||
○広中和歌子君 補完関係と防衛庁長官はおっしゃいましたけれども、ともかく、アメリカが主導するいわゆる世界戦略の中で、日本が受け身で支持というんでしょうか、援助を約束させられるという状況というのは、多くの日本人にとって非常にフラストレーティングではないかと思います。 ともかく、...全文を見る | ||
○広中和歌子君 有事の際というのは、人権を制限しなくちゃならない、そういうせざるを得ないような状況というのが生まれることが大いにあり得るんではないかと。そういう中で、民主党の求めた修正に対して応じたというのは、ちゃんと整合性が合ってのことなのか、あるいはむしろ不誠実ではないのかな...全文を見る | ||
○広中和歌子君 この際でございますのでちょっと憲法のことでお伺いしたいと思うんでございますけれども、憲法の例えば十三条とか二十二条とか、度々「公共の福祉に反しない限り、」というような限定が付いているわけでございます。この「公共の福祉に反しない限り、」というこの「公共の福祉」とは具...全文を見る | ||
○広中和歌子君 具体的には、十四条、十八条、十九条、二十一条、この条項においては公共の福祉に反しない限りという限定は付いていないんでございますけれども、私が先ほど申した十三条とか二十二条などに関しましては、私どもが与えられた権利というものは、「公共の福祉に反しない限り、」というこ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 二十世紀を終え二十一世紀を迎えるに当たって、国連が作りました世界人権宣言、あれをもうちょっと見直しした方がいいんじゃないかというような一部の動きがございまして、私もそれに参加したことがあるんですけれども、むしろ人間の責任と義務と、そういうようなことをむしろ一つの憲...全文を見る | ||
○広中和歌子君 この専門委員会というのは常設でございますか。 | ||
○広中和歌子君 民主党の提案といたしまして、常設の危機管理庁というものが必要だというふうに述べておりますんですけれども、危機管理庁とその専門委員会の、何というんでしょうか、役割の比重というんでしょうか、はどのようなものになりますでしょうか。だれでも、どっちでも。 | ||
○広中和歌子君 いや、言葉足らずで申し訳なかったと思います。 専門委員会というものの占める位置でございますけれども、それで事足りるのかということでございます。それで不十分だから民主党としては危機管理庁というのを提案いたしましたし、またそれは今度の修正案で取り上げられなかったん...全文を見る | ||
○広中和歌子君 大変どうもありがとうございました。 で、最近は例えば、武力攻撃をされる事態よりも、例えば九・一一に象徴されますようにテロのような形、例えば原子力発電所へのテロ行為とか満員な新幹線に爆弾を持ち込むとかといったような、とてつもないそういう災害というのが起こるわけで...全文を見る | ||
○広中和歌子君 情報本部というのは、どこに属しているんですか。 | ||
○広中和歌子君 日本では、例えばアメリカのCIAのような情報局というのはないということですね。 | ||
○広中和歌子君 日本の情報収集活動でございますけれども、もちろんこれは行き過ぎがあっては人権侵害になったりいろいろ問題だろうと思いますけれども、どういう方法で集めていらっしゃるのかなと、素人として非常に関心があるところなんですけれども、盗聴とかスパイ活動とか、そういったようなこと...全文を見る | ||
○広中和歌子君 法令に従ってやっていただくのは結構なんでございますけれども、しかしながらそこに、省庁の仕組みというのは、あそこに二年、ここに二年というような感じでぐるぐる回っていますよね。果たして、専門家の集団であるのかどうなのかということが問題ではなかろうかなと思います。 ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 確かに、援護射撃するわけじゃございませんけれども、アメリカの五・一一だって、アメリカのCIAとかそのほか様々な組織をもってしても分からなかったわけですから。 ともかく、これから私どもは世界じゅうが大変な時代に突入しているんではないか。特にイラク戦争後のテロ、そ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 今、ちょっと既に絡んでいるものですからお伺いいたしますけれども、テロの定義でございますけれども、例えば拉致とか、それから今まで北朝鮮が我が国に行ってきた様々なことですね、不審船、そしてそこで麻薬を運んでいるとか、そういうようなこと自体は我が国に対するテロ、何という...全文を見る | ||
○広中和歌子君 今、何とおっしゃいました、最後のところ、済みません。 | ||
○広中和歌子君 本当に国によって対応が随分違うんだろうと思います。 アメリカで九・一一が起こりましたときに、あれは明らかにテロなんですけれども、ブッシュ大統領はこれを戦争だとすぐに発言なさいましたよね。同じようなことが日本で起こったら、例えば同じ規模というんでしょうか、例えば...全文を見る | ||
○広中和歌子君 今のお言葉にありました、テロであれば警察が基本的に対応するということでございますよね。とおっしゃいましたよね。ということは、あれですか、不審船とか拉致とか、ああいう問題は依然として警察の権限であり、自衛隊、防衛庁は関知しないと、そういうことでございますか。 | ||
○広中和歌子君 実を言うとこういう想像に基づいた質問は余りしたくないんですけれども、武力攻撃事態が起こったとします。そうした場合には、日本が一義的に、日本の軍隊、軍隊じゃない、自衛隊が一義的に対応するのか、それともすぐにアメリカとの協力の下に行うのかということをお伺いいたします。 | ||
○広中和歌子君 じゃ、例えば米軍基地が今度は攻撃されるとします。そうすると、日本はどういうふうに対応しますか。 | ||
○広中和歌子君 それでは、ちょっと話題を少し変えまして、五月の二十日というと数日前でございますけれども、アメリカの上院の公聴会におきまして北朝鮮の元技師と元高官が証言されました。その内容というのは、弾道ミサイル開発にかかわったという技師は、その弾道ミサイルの部品の九〇%は日本から...全文を見る | ||
○広中和歌子君 こういう事実がアメリカの上院で証言され、そして世界じゅうにニュースとなって配信されているというのは日本にとって全く恥ずべきことだろうと思うんですけれども、外務省としては元々こういうことを御存じだったんですか。それとも、改めてその問題の重大性に気が付いたというところ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 公安保安庁はいかがですか。 | ||
○広中和歌子君 今おっしゃったような事実についてはいつごろから意識していらしたんでしょうか。何年前ぐらいからこういうことを御存じで注目をしていらっしゃったんでしょうか。そして、注目しながら、依然として今そういうことが行われているとしたらば、当然、自分たちの範囲を超えるものであると...全文を見る | ||
○広中和歌子君 八二年というと、まだ冷戦下ですよね。ココムなんていう、そういうものもあったはずですし、それから、ともかくこれは日本の国民の要するに健康なりなんなりに、それから犯罪にも結び付くし、重大な問題だろうと思うんですよね。 これが一省庁で関心を払って注目しながらいろいろ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 先ほど言いましたように、九・一一のように突然起こる、多少の準備期間があったにしても起こるテロ行為と違って、これは長い期間掛けて行われていたことでございます。 一番この中で悲劇的なのは拉致された被害者ではなかろうかと思いますけれども、そうした事実がいろいろうわさ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 今までのことは今までのこととして、これからでございますけれども、例えば、ミサイルを作る部品の九〇%がほとんど日本から運ばれ、九〇%が日本から運ばれているということに関しまして、今後どのように取り締まっていかれるのか、お伺いいたします。通産省。 | ||
○広中和歌子君 海上保安庁に関しましては、私も度々外務委員会などで、大変恐縮な言い方かもしれませんけれども、十分に機能していらっしゃらないんじゃないかと。防衛、保安庁、防衛庁。海上保安庁じゃない、海上でいいの。いや、これ防衛庁の方よ、海上自衛隊、海上。そのレベルの軍隊の知識しかな...全文を見る | ||
○広中和歌子君 今までのお答えとか、今までの日本の対応というものを私たち思い出してみるだけでも、やはり万景峰号が資金とかそれから部品とか様々な形で問題を起こしている船ではなかろうかというふうに思うわけですけれども、なぜ、五月二十二日の新聞の報道によりますと、運航再開、運航の再開に...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ということは、運航されていないということでよろしいんですよね、今のところ。 | ||
○広中和歌子君 非常に受け身なお答えなんですけれども、禁止をするといったような、あるいはそれが望ましいというふうなお答えなんでしょうか。それとも、要するにお任せというような感じなんでしょうか。 | ||
○広中和歌子君 終わります。 ありがとうございました。 | ||
06月10日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号 議事録を見る | ○広中和歌子君 民主党・新緑風会の広中でございます。 榛葉同僚議員に引き続きまして質問させていただきます。 私が担当いたしますのは使用済核燃料及び放射性廃棄物管理の条約についてでございますけれども、これにつきまして、まず、チェルノブイリ事故を契機として原子力安全条約ができ...全文を見る |
○広中和歌子君 ということは、ともかく、そうすると、今後、例えばジェー・シー・オーで起こったような事故とか、それから今後起こり得る様々な問題というんでしょうか、危機、そういうものに対応できるというふうに国民に安心してもらうことができると、そういうことでございますか。 | ||
○広中和歌子君 安全管理でございますけれども、放射性防護措置とそれから管理施設の運用手続、それから緊急事態計画というのがあるわけでございますけれども、緊急事態が一番問題だろうと思います。例えば、テロ攻撃に遭うような可能性についてもこの対応というのは十分にできているのか、具体的にお...全文を見る | ||
○広中和歌子君 原子力発電所の多くは海岸に面しているわけでございますけれども、海岸の防御については、海側からの侵入に対する防御というのはどうなっているのか。あるいは空からの攻撃に対してはどのような対策を講じていらっしゃるんでしょうか。お伺いします。 | ||
○広中和歌子君 私ども、つい最近有事法制を制定したわけでございますけれども、この制定に絡みまして原子力施設関連の防護に関する意識というんでしょうか、警戒態勢というのはより強まったと、そのように理解してよろしいんでしょうか。 | ||
○広中和歌子君 それでは、ちょっとこの法律とは直接関係ないかもしれませんけれども、劣化ウラン弾について伺いたいと思います。 先ほど、クラスター爆弾について同僚議員からの質問がございましたけれども、劣化ウラン弾というのもこれは使われ、いったん使われますと後を引いて被害が及ぶんで...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それでは、外務大臣のお考えをお伺いいたします。 | ||
○広中和歌子君 情報はいろいろございましょう。だけれども、どの情報を受け止めるかと、どういう情報に対して真剣に反応するかということが大切なんだろうと思います。 私が伺ったところによりますと、それは国際機関からの報告によりましても、例えば湾岸戦争で使われた劣化ウラン、コソボの、...全文を見る | ||
○広中和歌子君 アメリカ米軍は、我が国に滞在、駐在しているアメリカ米軍は劣化ウランをどのくらい持っているのか、お伺いいたします。 | ||
○広中和歌子君 ということは、我が国の基地に存在するということ、そしてそれが、少なくとも今のお答えからは練習用には使われないと、そういうふうに理解してよろしいんでしょうか。 | ||
○広中和歌子君 ということは、アメリカ自身もこの劣化ウランの扱いについては非常にセンシティブであると、そういうふうに理解してよろしいわけですよね。それなのに、なぜこの劣化ウラン弾が通常兵器使用禁止条約の中に入れられていないのか、そういうことにもっと積極的に日本が発言していくべきだ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 つまり、あれですか、アメリカという国は、人種によって、あるいは友好国、同盟国、そういうことによって使い方をいろいろ変えると、そのような国であるというふうに理解していらっしゃるわけですか。 | ||
○広中和歌子君 でも、そのようにしか考えられないような、私は、アメリカのダブルスタンダード、特に最近それがひどくなっていることを大変残念に思っているものでございますので、こういう問題意識を持って発言させていただきます。 それから、クラスター爆弾についてもそうですけれども、ベト...全文を見る | ||
○広中和歌子君 今ちょっと間違いを訂正させてください。使われたではなくて、使われて不発弾となったものが今の申し上げた数字でございます。 ともかく、非常に多くの被害を出す、そしてまた将来において出す可能性がある、こうしたものも是非制限し、通常兵器の使用の禁止又は制限条約に是非入...全文を見る | ||
○広中和歌子君 私は、日本の外交、中に入って直接どのような考え方でなされているかということ、外に見えるものと中で実際にやっていることと違うということを承知はしておりますけれども、しかし少なくとも外から見る限りにおいて、例えばお隣の北朝鮮に対して圧力を掛けたというふうには見えない。...全文を見る | ||
○広中和歌子君 大臣はそうお考えなのかもしれませんけれども、例えば万景峰号が事実上のスパイ船ではなかったかと、そういうのがようやく明らかになり始めたと。それは、アメリカが介入して事実を表に出すことによって明らかになったというようなことであって、日本からの圧力では決してなかったとい...全文を見る | ||
○広中和歌子君 これは私だけの印象ではなくて、マスコミを通じて発言される多くの民間人の方あるいは有識者の方を含めまして、日本は圧力も駄目、対話も駄目、北朝鮮に対してははれものに触るような、そのような外交をしてきたと、そんなふうに思われてならないんでございますけれども、要するに、北...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それ以上のお答えを期待することは外務大臣としてはほとんど不可能だろうと思いますので、それはさておきまして、有事法制以降、北朝鮮への対応が変わり始めている。特に小泉総理がブッシュ大統領と対話を持たれてから変わり始めているというような感じがいたします。そして万景峰号の...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それでは、今そうした港ですね、四十七の港でも新潟で行ったという、同じような検査体制に入っていらっしゃいますか。 | ||
○広中和歌子君 特に最近、ここ数週間、数か月、その立入検査を強めていただいているんでしょうか、お伺いします。 | ||
○広中和歌子君 経済制裁についてお伺いいたします。 ここの委員会でも何人かの委員が聞かれ、そしてそれに対してお答えというのはどちらかというとネガティブであったと。例えば送金停止なんかも、一国だけでやっても意味がないといったようなお答えもあったと思います。 しかしながら、や...全文を見る | ||
○広中和歌子君 外務大臣、お願いいたします。 | ||
○広中和歌子君 はい。済みません。 アウン・サン・スー・チーさんについて伺い、日本がどのような対応を取られているのかお伺いしたかったわけですが、それは次回に譲りたいと思います。 | ||
07月22日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号 議事録を見る | ○広中和歌子君 私の質問は、是非官房長官、実を言うと総理にいていただきたいぐらいなんですけれども、官房長官を含めた閣僚の皆様にお伺いしたいと思っておりましたが、今、記者会見だということでおいでになりませんので、少し順番を変えてお伺いいたします。 ブッシュ大統領がかねてから言っ...全文を見る |
○広中和歌子君 我が国は独立国であるはずでございます。そして、資源に関して、特にエネルギー資源に関しては非常に重大な関心を世界各国に対して持っているわけでございます中で、私は、アメリカが日本の資源なりなんなりの輸入先についてまで、あるいは開発先についてまでいろいろ指図をするという...全文を見る | ||
○広中和歌子君 核を持っている国というのは一杯あるわけでございます。イラクに関しても、核を持っているという疑念のために、そしてついに攻撃を始めてしまったわけです。そして、多くの人たち、そして多くのインフラが破壊された。そういう状況の中で、私は世界の中での秩序なり正義なりというのが...全文を見る | ||
○広中和歌子君 イラクに対する核疑惑というのは急に持ち上がったものなんでしょうか。(発言する者あり)イランでございます、失礼しました。イランに対する核疑惑というのは急に持ち上がったものなんでしょうか。この油田開発の交渉の前から分かっていたことではございませんか。 | ||
○広中和歌子君 この問題につきまして、是非政府としては、我が国にとっても、そして世界の国々との関係においても公正な態度を是非取っていただきたいとお願いして、次の問題に移りたいと思います。 連合国暫定統治機構、CPAができ、そして最近、七月の十三日でございますけれども、イラク人...全文を見る | ||
○広中和歌子君 そのメンバーはどのような構成から成っているんでしょうか。 | ||
○広中和歌子君 すなわち宗派の人口構成に比例していると、そのように考えてよろしいんですか。 | ||
○広中和歌子君 その中に、いわゆるディアスポラというんですか、亡命者はどのくらい入っていますか。 | ||
○広中和歌子君 アフガニスタンのカルザイさんでしたっけ、あの方も、亡命者というんでしょうか、海外からいらした方ですよね。そういうふうに、海外からいらした方が統治機構の中に大勢入っているということ、それは果たしてイラクの国民から信頼を十分に得られるんでしょうか。 例えば、アフリ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 その構成メンバーを選んだのはCPAですか、それともだれでしょうか、お伺いします。 | ||
○広中和歌子君 CPAは、イギリス、アメリカから主として成り立っている連合国暫定統治機構ですよね。 | ||
○広中和歌子君 私は、何かそこで大変に、何というんでしょう、私の質問でお分かりいただいたと思いますけれども、非常に心配な面があるんではないかなと思います。 それでは、我が国の支援要請というのはどこから来ておりますか。国連ですかCPAですか、それともこの統治評議会、どちらになり...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それでは、一四八三のことでございますけれども、それによりますと、要するに、大島次長ですけれども、この方は、大島賢三国連事務次長は、イランやアフガンなどの危険度の高い地域での人道支援を行う国連組織と軍との協力関係について述べている。そういう中で、軍を派遣するのは最後...全文を見る | ||
○広中和歌子君 何ですか、人道支援に関しまして幾つかのガイドラインがあるわけですけれども、人道支援というのは人道支援団体において行われなければならないということが四番目にはっきり書いてあるわけです。 我が国がイラクに対して行うのは、明らかに人道支援でございますね。 | ||
○広中和歌子君 我が国が行う自衛隊を含む今回の法案ですけれども、人道支援ということでございますよね。 | ||
○広中和歌子君 これによりますと、そういう人道支援活動をする際にどうしても必要とある場合には特別な要請がなければならないということになっているんですけれども、まだ現地に行っていないのにどうしてそういう状況が分かるんでしょうか。 | ||
○広中和歌子君 私どもの人道支援というものが国連の要請に基づいているんであれば、できるだけそれに近づいた形での支援が必要なのではないかと思いますが、官房長官もお見えになりましたし、時間的な制約がございますので、この問題は打切りにさせていただきます。 それでは、官房長官、是非中...全文を見る | ||
○広中和歌子君 閣議がどのような形で行われたか分かりませんけれども、閣僚がすべて参加なさってこの重大な問題についてそれぞれ意見をおっしゃったんでしょうか、お伺いします。 | ||
○広中和歌子君 私はよその国のことは分かりませんけれども、少なくとも映画なんかで見ますと、例えばアメリカなんかでも大統領を中心としていろいろディスカッションが行われる中で意思決定、重大な意思決定がされるんじゃないかと思いますけれども、日本の場合は、総理が勝手に決められたわけじゃな...全文を見る | ||
○広中和歌子君 でも、閣議というのは、こんなこと言うと失礼ですけれども、だれかがペーパーを読んでそしてそれをサインすると、そういうことですよね。ディスカッションじゃないですよね。中身を聞いているんです。 | ||
○広中和歌子君 秘密であるなら仕方がないんですけれども、そのベースになった、決定したベース、いわゆる意思決定のベースには、支持をする以上当然実際的なお手伝いをしなければならないと、そういうことも考えなきゃいけませんよね、リーダーとして、一国のリーダーとして。そのときに、アメリカに...全文を見る | ||
○広中和歌子君 人間関係でもそうですけれども、支持するとかという非常に重大な発言をするときには、それなりの支援をするということですよね、後から。ましてや、一つの国が、しかも同盟国であるアメリカが戦争に突入する、攻撃をすると、そういうことに対して支持をするということは、非常に大きな...全文を見る | ||
○広中和歌子君 それでは、現在、コストがどのくらい掛かっているかということなんですけれども、報道によりますと、一週間に十億ドル近くアメリカ軍は、アメリカが戦争が終わって駐留している駐留コストだけで十億ドル、兵士はいまだに十五万人いるそうでございます。 じゃ、そのことについて、...全文を見る | ||
○広中和歌子君 小泉・ブッシュ会談というのが戦後行われましたよね。そのときに総理は、具体的に何をしてくれと言われなかったと。つまり、日本次第だというようなことでございますけれども、何らかの了解があったのか、これは総理に聞かなければ分からないと言われちゃうかもしれませんけれども。例...全文を見る | ||
○広中和歌子君 そうすると、この前の湾岸戦争ではお金であった、今度はブーツ・オン・ザ・グラウンド、つまり軍服を着た人だと、そのように日本側で考えていらっしゃるんですか。 | ||
○広中和歌子君 ある時点でブッシュ大統領は戦争が終わったと、勝利に終わったとおっしゃいましたけれども、その後、五月一日でしたか、スティル・アット・ウオーというような形で、戦争はまだ継続中であるというような発言をなさるなど、イラクにおける情勢というのは大変厳しいものがあります。そし...全文を見る | ||
○広中和歌子君 日本が派遣する自衛隊はどういう服装で行くんですか。軍服を着て行くんですか、迷彩服を着て行くんですか、それとも平服ですか。 | ||
○広中和歌子君 いずれにしても、軍隊であるということが明らかになるような服装で出掛けるわけですね。イエスかノーで結構です。 | ||
○広中和歌子君 つまり、私が申し上げるのは、NGOの人や国連の職員の人たち、あるいは国連の下に支援活動をしている人たちとは違う服装、明らかに軍と分かる服装でなさるわけですよね。 しかしながら、防衛庁長官は度々ここの委員会でもおっしゃいますように、彼らは戦争が行われている、ある...全文を見る | ||
○広中和歌子君 私は服装にこだわっているんじゃないんです。少なくとも軍隊として行く以上、まあ自衛隊でもいいです、自衛隊として行く以上、私どもは安全なところじゃなくちゃ嫌よというのは恥をかきに行くようなもんじゃないかと言っているんです。防衛庁長官、お願いします。 | ||
○広中和歌子君 それでは、参加する自衛隊ですね、その自衛隊の方たちはどういう形で選ばれるんですか。志願兵なんですか、それとも上からの命令でございますか。 | ||
○広中和歌子君 最終的には自衛隊の個人個人が行くということに同意をすると、そういうことになるわけですね。 | ||
○広中和歌子君 命令されて行くわけですね。 そして、今ここで問われているのは、自衛隊の人たちが、それは一人でも、一人も死んでは困ると、それは日本国民の気持ちでございますけれども、しかしながら、こういうところに行くんですから死と隣り合わせです。ほかの国の兵隊さんがそうなんですか...全文を見る | ||
○広中和歌子君 時間が迫っていますのでちょっと短くお答えいただきたいんですけれども、自衛隊へのいわゆる危険特別手当というのは三万円ですよね、というふうに決まると聞いていますけれども、文民の方あるいはNGOの方が被害に遭った場合、そういう方たちに対しては同じような特別手当が支払われ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 その自衛隊に決まる額は、それが二万円であれ三万円であれ、文民にも当てはまるのか、そしてNGOの人たちが被害に遭った場合はどうなのか。 NGOの人たちは、今ではなくて、戦争が終わったその前後からNGOの、日本を含むNGOの人たち、日本人を含むNGOの人たちあるい...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ジャパン・プラットフォームとかJVCとか、ああいうところで働いている人たちに対しては考えていないということですか。 | ||
○広中和歌子君 もう既に現地で非常に貢献をしているこういう人たちにむしろ支援する方が、我が国がですよ、効率的であり効果的であると、そのような思いをするわけでございますけれども、御意見ございましたらお伺いいたします。 | ||
○広中和歌子君 こうして既に実績のあるNGOや民間団体があるわけでございますので、自衛隊がむしろいわゆる出向という形で、出向という形で、こうした例えば国際救援隊みたいなものを日本が作りまして、そういうところに平服で参加すると、そういうことがむしろよろしいんじゃないか。 昨日、...全文を見る | ||
○広中和歌子君 終わります。 | ||
07月24日 | 第156回国会 参議院 本会議 第43号 議事録を見る | ○広中和歌子君 私は、民主党・新緑風会、日本共産党、国会改革連絡会、社会民主党・護憲連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました防衛庁長官石破茂君問責決議案につきまして、提案の趣旨を御説明いたします。 まず、決議案文を朗読いたします。 本院は、防衛庁長官石破茂君を問...全文を見る |
10月08日 | 第157回国会 参議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○広中和歌子君 民主党の広中和歌子でございます。 テロ特措法の二年間延長問題についての審議、既に今日で三日目に入りました。 私は、今日一時間の時間をいただいたわけですけれども、既に多くの質疑がなされ、問題提起がなされているわけでございます。そういう中での質問でございますか...全文を見る |
○広中和歌子君 大変きっちりとした御答弁をいただいたわけでございますけれども、物を言っているとおっしゃるわけですが、しかしながら、アメリカの対テロ戦争というものの大義名分の下にアメリカは非常に軍事的色彩を強めているんではないかなと思います。九・一一後、反テロ軍事大連合、悪の枢軸発...全文を見る | ||
○広中和歌子君 度々同様のお答えをいただいたわけでございますけれども、私の政治家としての勘というもの、直観は、初めにイラク攻撃ありきではなかったんではないか、そして様々な疑惑というもの、大量破壊兵器に関する疑惑というものも、それは後からくっ付けたんではないかなと、そのような気がい...全文を見る | ||
○広中和歌子君 防衛庁長官。 | ||
○広中和歌子君 それでは、テロ特措法に話を戻したいと思います。 ブッシュ大統領は、九・一一テロの直後に、これは戦争だと叫んだのをテレビで見ました。テロの定義なんでございますけれども、これはハーバード大学ケネディ・スクールの学長を今していらして、かつてクリントン政権のときに国防...全文を見る | ||
○広中和歌子君 我が国のこの特措法に基づく活動でございますけれども、インド洋におけるサーベイランス、そこに多くの船ですかが参加し、その船に対して日本が給油を行っているということでございます。 それは、だれに頼まれてそうした活動に日本が参加することになったのか。多分このアフガニ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 このサーベイランスというのは、私は何で必要なのかと思っていろいろ想像したんですけれども、それぞれの国であれば、港であるとか空港なんかでテロリストの出入りをチェックしますよね。公海上におけるこうしたサーベイランスというのは、つまり船に乗ってもう既に、何というんでしょ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 じゃ、確認いたしますけれども、給油の必要性がなくなった場合ですね、今度は日本はそれでは何ができますかという形で別の役割を引き受けるということがあり得ますか。そして、そうした場合には国会にどのような形で事前承認をなさるか、お伺いいたします。 | ||
○広中和歌子君 またブッシュ大統領に戻りますけれども、九月の十九日に、テロとの戦争がいつまで続くかというテーマで演説をなさったのか何かは知りませんけれども、そうした場においてこのような発言をしているということが報じられております。テロとの戦争がいつまで続くか不明であり、米軍の展開...全文を見る | ||
○広中和歌子君 ブッシュのアメリカというのは、テロを口実に全世界に対テロ戦争を展開するというような見方というのは間違っているでしょうか、お伺いいたします。 | ||
○広中和歌子君 そのように望みたいところでございますけれども、今年の夏、たまたま古い本を引き出してきました。ガルブレイスの「不確実性の時代」でございます。ガルブレイスは、第八章、破滅的な競争というところで、このように、二人、三人の言葉を引用しております。一人はアイゼンハワーでござ...全文を見る | ||
○広中和歌子君 確かに、長官のおっしゃいますように、軍拡は国全体の経済を弱める、そしてまた軍備競争、それでソ連が敗れたわけでございますけれども、しかし特定の人たち、つまりそうした兵器産業なりにかかわっている人、あるいはその背後にいる人たちを富ますことがあり得るということ、それが産...全文を見る | ||
○広中和歌子君 是非こうした、何というんでしょうか、多少コントロバーシャルかもしれませんけれども、こうした報道の信憑性について是非チェックしていただきたいと私としてはお願いする次第でございます。よろしゅうございますか。天下のマスメディアがこうした報道をしているわけでございますので...全文を見る | ||
○広中和歌子君 日本は応分の負担をすることを当然期待されていると思います。それは、小泉さんがアメリカのイラク攻撃を支持するとおっしゃったときから覚悟の上でのことだろうと思います。 最初は、復興支援には余りお金が掛からないんじゃないかと言われておりましたよね。つまり、イラクには...全文を見る | ||
○広中和歌子君 まだ検討の段階ということですけれども、私は、かなりの額が期待されているんではないかなと思います。 それでは、ちょっと別の視点から、北朝鮮の問題について伺いたいと思います。 北朝鮮の拉致問題というのは、私はある種のテロだと思いますけれども、こうしたテロが、日...全文を見る | ||
○広中和歌子君 つまり、不可抗力だというふうにおっしゃるわけでございますか。 ともかく、日本の国、島々から成り立っているわけでございますけれども、一番大切なのは、いわゆる沿海のサーベイランスというんですか、それこそ沿岸の警備ではなかろうかと思います。 二十年間こういうこと...全文を見る | ||
○広中和歌子君 済みません、もう時間なのでやめなきゃいけないんですけれども、五人とその五人の家族の帰国ということではこれは収まらないんではなかろうかと思います。そして、事実解明というのも、掘り下げていけばもう本当にどこまで行くか分からないという中で、北朝鮮との国交回復というのはほ...全文を見る |