広野ただし

ひろのただし



当選回数回

広野ただしの1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○広野分科員 新進党の広野ただしてございます。  昨日、中堅ノンバンクのエクイオンが負債総額約二千九百億で東京地裁へ会社整理を申請と、事実上の倒産ということになったわけであります。住専以外のノンバンクの不良債権問題、これはもう非常に大きなものがあって、全体的には七兆円あるという...全文を見る
○広野分科員 それでは、公的資金を投入することはないということで再確認をさせていただきたい、このように思います。  ところで、この住専の不良債権問題についての、債権回収の問題なのですけれども、一番国民の皆さんが言われるのは、阪神大震災で家が壊れて住宅ローンだけが残っている人、こ...全文を見る
○広野分科員 それで結構でございます。  それで、この間、結局損失額がさらに一千億円強ふえるかもしれないと、銀行局長でしたでしょうか、こういうような話があり、ここのところが非常に大事なところで、普通は民間会社が行き詰まりますと、利害関係者がよってたかって、言葉は悪いですけれども...全文を見る
○広野分科員 それで、アメリカのRTCは非常に債権回収がうまくいった。いわば四千億ドル近くのものが回収をされて、日本円でいえば四十兆が回収をされた。大体回収金額が簿価の全体の八十数%になるということになっているわけです。ところが、共国債権買取機構の場合は三%しか戻ってこなかった。...全文を見る
○広野分科員 いずれにしても、やはり司法の力を使って強制執行をしていかないと、そういうことができるような競売をどんどん入れていかないと、これはもうなかなか暴力団の妨害を排除できないということがありますから、司法の人員をふやすとかそういうことをやりませんと、もう人員が足りなくて二年...全文を見る
○広野分科員 住専七社から住専処理機構へ債権譲渡されますね。そのときに、賠償請求権は移りますか。どうなりますか。
○広野分科員 大臣から非常に力強いお答えをいただいたのですが、ですから、債権譲渡の際に、ぜひ特定項目の中に、経営者責任を問う、そこのところをきちっと入れていただきたいと思うのですね。何も特定しませんと、包括的な形のものでありますと、どういうことをやっていいのかわからない。しかも、...全文を見る
○広野分科員 それと、昨日、小川事務次官ですか、母体行の経営責任についてお話があったということであります。私は後でもちょっとお話ししますが、大和銀行事件で、このとき、あれは千百億ですかの損害をもたらし、しかもアメリカから撤退をしなければいけない、こういう中で経営者が責任をとった、...全文を見る
○広野分科員 ぜひ大臣のその点の御努力をお願いしたいと思います。  ところで、農協の系統の経営責任という点については、大臣はどういうふうに思われますか。
○広野分科員 大臣の答弁を重く受けとめさせていただきたいと思います。  ところで、本日、アメリカの大和銀行ニューヨーク支店、昨年から不祥事がございましたが、そのことについて、司法取引に応じて、日本円でいくと三百四十億ですかの司法取引に応じたということであります。  私は、昨年...全文を見る
○広野分科員 この大和銀行事件あるいは住専の問題、金融機関の不祥事が続いておるわけですが、やはり基本的な原則ということでは、護送船団方式ということではなくて自己責任原則というものを明確にしていかないと、もたれ合いの中では国民は絶対納得をしない、私はこのように思っておりまして、住専...全文を見る
04月02日第136回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○広野委員 衆議院新進党の広野ただしてございます。  まず冒頭に、ヨーロッパで非常に問題になっております狂牛病のこと、日本には入ってきていないわけでありますけれども、日本で羊のスクレイピー病ですか、この例が数十例あるようでございます。人体には感染しないんだということでございます...全文を見る
○広野委員 イギリスでの狂牛病の対応を考えますと、大変なことだったと思いますけれども、情報の公開をすぐにして、それを、いろいろな被害が、また国内でもいろいろなパニック的なことが起こると思うのですが、よくそういうところはやっておられる。これは見習うべきことで、やはり国内においてもし...全文を見る
○広野委員 それでは、大蔵省、農林省は——農林省もよろしゅうございますか、約束をされるということと受けとめてよろしゅうございますか。
○広野委員 それでは、その中で、リストラ分による負担軽減というのはどういう形で出てくるのか。これは税収の増という形で分けられないのじゃないかと私は思うのですが、その点はどうなっておるのでしょうか。大蔵大臣いかがですか。
○広野委員 この増収分、景気がよくなれば増収が行われますし、リストラがどこまで行われて、どの部分がリストラによる負担軽減になるのか、これはもういかようにでもなべて書けるわけですね、何とでも書けるわけですよ。だからこそ、子供だましで、国民を欺くものだと。この点は本当に、まさにいいか...全文を見る
○広野委員 与党三党と政府と違うのだというような分け隔てをして何か逃げをやっているとしか見えない、そういうふうにしか見えないということを申し上げたいと思います。  もう一つ、住専の処理策というのが昨年末に発表をされて、それ以降住専はどういう活動をしているのか。直ちに昨年末の時点...全文を見る
○広野委員 これだけの国民の税金を入れて破綻の穴埋めをするということですから、それは法律的権限がなくても行政指導としてなぜやらないのかと思うのです。  そして今度は、一−三月の農林系統に対する六百億円の支払い問題がございます。この点も、これは支払うということになりますと、もう本...全文を見る
○広野委員 ですから、私は、行政指導でもいいから業務停止命令をかけないと、それはもう本当にどんどん逃げていくわけですね。  この間、木津信組の問題がありました。その一日前に末野興産が三百数十億ですか、移しかえられたわけですね。それがまた木津信組の倒産の原因になる、こういうことで...全文を見る
○広野委員 今の答弁は本当に許しがたい話だと思うのですよ。スキームがおかしいからこうなるのですよ。スキームがおかしいからどんどん逃げるわけで、財産保全ができないような、債権保全ができないようなスキームになっている点が問題なんですね。それを早く審議をしろと。問題点を覆い隠すような話...全文を見る
○広野委員 本当にその点が国民の皆さんから、どうなっているんだと。どんどん正常債権は逃げていくし、不良債権はまたたまるばかり、こういうふうに思って納得がいかない、こういうことだろうと思うのですね。  もう一つ。六千八百五十億円を入れないと大変な金融不安が起こる、こういうことを政...全文を見る
○広野委員 私は、本当にこの点が一番大切なことで、金融機関についても、日本の金融システムのこと、預金者の皆さんの預金はきちっと守ります、そのことをきちっとお話をいただきたい。総理、いかがでございますか。
○広野委員 ところで、今度の六千八百五十億あるいは住専スキームの中で、普通民間企業が破綻をいたしますと、管財人が利害関係人の会議を持って、債権平等主義、形式的なあるいは実質的な平等主義、どちらをとるかということはありますけれども、そういう形で処理をしてまいるわけであります。ところ...全文を見る
○広野委員 当時、勉強会が行われております。勉強会は、これは既に指摘をされておりますが、当時の官房長官である加藤紘一さん、そして中金の元理事長の森本さん、そして銀行局の小山さん、あるいは福田総務課長というような方、そして信連側から笹本当時の住専の委員長、また信連関係は、三つあるい...全文を見る
○広野委員 この覚書はまさに元本を保証しているということで、これがもとになって、現在のスキームでも五兆五千億円を農林系統に返し、そして農林系統は協力金という形で五千三百億を負担をする、こういうことだと思います。農林大臣、いかがですか。
○広野委員 この覚書、元本を保証する覚書だというふうに思いますが、このときに加藤紘一当時の官房長官がいろいろな形でかかわっておられるということであります。そして、そのときにこのバックをなす、政治献金にかかわるいろいろな会がございます。この会で、農林省にちょっとお聞きしたいんですが...全文を見る
○広野委員 私も元全中の幹部の方にお聞きをいたしましたが、この木曜会、火曜会、これは、全中、全農、全共連、信連協会、農林中金、家の光協会、新聞連、厚生連、観光協会等で構成をされております。火曜会は各団体のトップだということです。木曜会は専務、常務クラスの会だ、水曜会は部課長の実務...全文を見る
○広野委員 この全中、全農、全共連等は補助金の受け入れ団体であるわけであります。この補助金の受け入れ団体が政治献金をするということは、これは法律で禁じられているわけですね。  農林省は、この間の山田議員の要望に応じて調査をしておられると思いますが、こういう補助金受け入れ団体の政...全文を見る
○広野委員 私も静岡信連元専務の笹本さんの話を聞いたわけですが、御本人は否定をしておられました。しかし、中央でどういうことが行われているか、これはわからない、こういうことであったわけであります。ですから、私は、中央における火曜会、木曜会、そして実質的には水曜会がいろいろと取り仕切...全文を見る
○広野委員 これだけの大きな問題であり、いろいろな点で加藤紘一さんが携わっておられる、こういう点、住専問題ともろにつながっているというふうに私たちには思えてならないわけでありますから、委員長におかれましては、ぜひそういう要望をよろしくお取り計らいをお願いをしたい、このように思うわ...全文を見る
○広野委員 住専の問題につきましては、本当にまだいろいろな点で問題点がございますけれども、これはまた後日質問をさせていただくことにいたしまして、同僚の米田議員に質問を譲ります。  どうもありがとうございました。
04月08日第136回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○広野委員 新進党の衆議院議員広野ただしてございます。  昨年の七月下旬に大和銀行ニューヨーク支店の問題が発覚をいたしまして、その後、ことしの二月の上旬にニューヨーク支店の閉鎖ということになったわけであります。そういうところで、この四月の四日にニューヨークで大和銀行のニューヨー...全文を見る
○広野委員 私はいろいろと弁解を聞いているのではなくて、結果として一千百億円の欠損が出、そしてまたニューヨーク支店が、また、全体的にアメリカから大和銀行が撤退を迫られる、こういうことになった。それを大蔵省に相談したのに裏目に出た、こういうふうにしか見えないわけです。  やはり、...全文を見る
○広野委員 久保大蔵大臣に、この大和銀行事件にかかわる行政責任あるいは前大蔵大臣の責任、監督責任といいますか、そういうことについてどうお考えか、お答えいただきたいと思います。
○広野委員 私は、民間も責任をとりました、そしてまた、大蔵省も事前に聞いておったわけですから、そういう密室談合的な相談をして結果的におくれたというようなことが今回の事件の大きな原因になっているわけですので、その点についても大蔵省の行政責任というのは非常に大きいというふうに思ってお...全文を見る
○広野委員 それで、この住専以外のノンバンクへの農協系統の貸付残が七兆七千億ですか、というふうに報告をされておりまして、そこへの不良債権というのが五、六百億円だ、比較的少ないんだというふうに報告をされているわけであります。  ところで、さくら銀行系がメーンバンクとなっている、ち...全文を見る
○広野委員 ところが、私もこの間指摘しましたように、農協系統の担保というのは、大体母体行の方が第一抵当権を設定をし、第二抵当権以下になっているわけですね。ですから、そういう面ではいろいろな点でやはり十分な想定をしておきませんと、本当にいざとなったときに大変なことになる。  です...全文を見る
○広野委員 ところで、このノンバンクAというのはまさに共和の倒産がきっかけになって連鎖的におかしくなってきているということであります。  この共和からの問題について、この共和は住専から七十三億円の融資を受け、そしてまたその共和の森口副社長から一千万円の献金を受けておった加藤紘一...全文を見る
○広野委員 ところで、同僚委員七名から成る所得税法違反の告発がなされておるわけですが、このことについて法務省、現段階においてどのような捜査が行われておるのか、あるいは事情聴取等が行われているのか、特に水町後援会会長等にお話を聞かれたのかどうかについてお答えいただきたいと思います。
○広野委員 ところで、三月四日に水町さんの代理人岡田弁護士が記者会見をされておるわけでありますが、その資料によりますと、   加藤代議士は、破産会社(株)共和の森口元副社長とは当時会ったこともなげれば、同氏から自ら政治献金を受領した事実はない旨弁明されております。しかしこれは全...全文を見る
○広野委員 ところで、北朝鮮の軍隊がこの四月五日、六日、七日、三日間にわたって、連日板門店の軍事境界線上にある共同警備区域に武装兵力を投入して挑発をしております。韓国側は緊急国家安全保障会議を開催して対応を練っておるということでありますし、国連軍も北朝鮮側の休戦協定違反行為に警戒...全文を見る
○広野委員 北朝鮮のこういう軍事的行動、そしてまた先ごろ、カンボジア、ベトナム国境で、にせドル、スーパーKの偽造容疑でもって赤軍派の田中義三容疑者が拘束をされる、こういうことになったわけであります。  ところで、このにせドル、スーパーK、これが北朝鮮と本当にかかわるのか、あるい...全文を見る
○広野委員 このにせドル紙幣、百ドルのスーパーK、アメリカの財務当局等の情報によりますと、二千万ドル以上は出回っている、これは日本を初め東南アジア等。ですから二十億円以上のもの、場合によっては数百億円が出回っているんじゃないか、このように言われているわけであります。こういうことが...全文を見る
○広野委員 まず捜査当局に、このスーパーKあるいはにせドル札の偽造について北朝鮮側がどのように関与しているのか、この点はどういう捜査段階にありますか。
○広野委員 この東海商事の副社長、李健一さんという方がおられるわけですが、この方がスーパーKを受け取ったということであります。この方がまた、新日本産業というのは聞かれたことがあるのではないかと思いますが、新日本産業の社長吉田猛さんと極めて親交が深いということであります。  吉田...全文を見る
○広野委員 アメリカのCIAも、またアメリカの財務当局も、また国際刑事警察機構なりも非常に関心を持ってこの点の捜査に乗り出しているわけでありまして、ぜひ日本の捜査当局におかれましても重大な関心を持って御捜査をいただきたい、このように思うわけであります。そうしませんと各国間の通商貿...全文を見る
○広野委員 ところで、前の私の質問の中で、農林省のOBの森本さん、そして加藤紘一さん、さらに銀行局の幹部、また信連の幹部等が入った勉強会が九二年ごろから行われておった。住専の第二次再建計画をつくるところ、そして九三年の二月の元本保証の覚書等にいろいろな影響力を行使していたというふ...全文を見る
○広野委員 今の御本人というのはどなたでございますか。中金OBの森本さんでございますか。
○広野委員 私どもは、そういう勉強会があって、そこで住専の第二次再建計画をどうしたらいいか、そして農協系統の負担が、もともと融資を引き揚げようとしておったわけですから、それをどうしたらいいのだろうということ等をいろいろと検討されていたというふうに調査をしておるので、再度調査をお願...全文を見る
○広野委員 以前から、加藤紘一現自民党幹事長が早くから、宮澤内閣の官房長官時代から住専のスキームづくり、そしてまた今度の住専のスキームづくりに大きく関与をしておられた、また、その裏にいろいろな火曜会、木曜会等の動きがあったということを再度指摘をいたしまして、質問を終わらせていただ...全文を見る