深谷隆司

ふかやたかし



当選回数回

深谷隆司の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第72回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○深谷委員 毎年入学の時期になりますと、必ず大きな問題になっておりますのが、一つは授業料の問題であります。それからもう一つは寄付金、特にやみ寄付金の問題をめぐりましては、昨年も相当騒がれて、この委員会でも論議がなされておるわけでございます。そこで、私はこの二つの点からまず質問をい...全文を見る
○深谷委員 特に医科大学、歯科大学は費用がかかるので、授業料の値上げというのは著しい傾向にあります。特に授業料の値上げで注目しなければいけませんのは、昨年問題になりました、たとえば福岡歯科大学ですね。ここが同じ歯科大学の中でも授業料の値上げはトップなんですね。たとえば入学金、年間...全文を見る
○深谷委員 やみ寄付金の問題については質問を続けて行ないたいと思っておるのですが、ただいまの大臣並びに局長のお話を伺っておりますと、昨年寄付金その他の問題で非常にうしろ暗い、まあ不幸な事件が起こってきた、そこで、そういうような形はなくすべきだと文部省が指導された、その結果、今度は...全文を見る
○深谷委員 諸経費も上がっておりますし、実際に教材が医学部、歯学部は高くつくことはよくわかっておりますから、授業料の値上げが一方的に悪いと言っているわけではないのです。適正な授業料の値上げでなければいけない、これが第一。これについて文部省がどうお考えになり、どのような指導を行なう...全文を見る
○深谷委員 先ほどからも出ました寄付金の問題ですけれども、具体的な大学の名前はあげませんけれども、昨年非常に問題になりました幾つかの学校、そこでその寄付金が一千万とか二千万とか、これは文部省も昨年発表しておりますけれども、そういう状況がことしもあるという具体的な幾つかの例を知って...全文を見る
○深谷委員 寄付金でも、その大学の経営にかかわる、協力を仰ぐという点では必ずしも全部いけないというべきではないと思うのですけれども、従来からの、あるいはいまもやろうとしている大学の寄付金行為は、しばしば入学のための一つの前提条件のような形になっているのですね。たとえばある大学など...全文を見る
○深谷委員 私学助成の問題も含めまして、国がもっとやらなければならぬ問題がうんと残されている、そのためにこういうような問題も起こってくるとは思うのです。ですから、国の施策の中で次々に手を打ってそれに対して対応し、処置をしていくということは非常に大事で、それはこれからもやっていただ...全文を見る
○深谷委員 大学側が自主的に改良することが最も理想であることは論を待ちません。しかし、自粛を求めながら、なかなかそれにこたえてくれないのが現実であります。  そこで、昨年、文部省が裏入学金の問題で発表なさいまして、そのあとにたとえば補助金の助成であるとか、あるいは法的処置も考え...全文を見る
○深谷委員 法的処置の問題については、われわれも含めて検討すべきだと思います。そこで、昨年さまざまの学校が問題になりまして、委員会でもしばしば論議の中心になりましたが、私どもは、学校に自粛を求めるということを盛んに文部大臣も言われるわけで、またそれはもっともなことなんですが、なか...全文を見る
○深谷委員 教育というものは非常にむずかしい問題でありますから、すぐに強硬な手段、処置をすることは困難であろうことはよくわかるのです。しかし、先ほどのやみ寄付金の問題でも申し上げましたように、自粛を求めても実際にそれにこたえてくれないという現実がそこにある。だとすると、ときにはか...全文を見る
○深谷委員 そのときどきのさまざまな問題が起こったときに、ましてそれが法律的な問題も含めて起こったような場合、そういうときにこそ実は文部省はき然とした態度がとりやすいときなんです。そういうときでさえも何となく妥協、あるいは実際に生徒がいるからというようなこと、これはいつでもそうい...全文を見る
○深谷委員 文部大臣の説明を伺いまして、私どもとしては納得したいところですが、どうも納得できないのですよ。それは確かにその年その年の予算の問題に限って所信表明を申し上げるべきだと言えばそれまでですけれども、そうでない部分もほかにもずいぶん含まれているわけなんですね。しかも教頭職の...全文を見る
○深谷委員 教頭職の法制化の問題について、いままでしばしば新聞その他では論議されてまいりましたが、委員会としては、過日の山崎拓さんの質問がほんとうに限られたその少ない質問の一つであります。そこで、ただいま大臣の、断固これを通したいというお気持ちがわかりましたので、引き続いてこれに...全文を見る
○深谷委員 教頭の法制化の問題にからんで、いままでの経緯について若干お尋ねをしておきたいと思うのです。  教頭職というのは戦後一時姿を消したわけであります。ところが、昭和三十二年に学校教育法施行規則で再登場したわけですね。ところが、法制化という点では、このときにあわせて行なえば...全文を見る
○深谷委員 教頭職が法制化されていないために学校の中でさまざまな問題を起こしているのです。たとえば、これは東京都でございますけれども、もう数年前になりますけれども、教頭職の試験に関連いたしまして、教頭候補の採択の場合には現場の職員の評価が必要であるといったような通達を出したりした...全文を見る
○深谷委員 現場で教頭職が法制化されていないために、実際の仕事は管理職として鋭意努力しているにもかかわらず、その立場が無視されて、それが学校運営全体にマイナスを来たしておるような、そういう場面はしばしば見受けられるわけなんです。ですから私たちは、教頭職の法制化というのは断じて今議...全文を見る
○深谷委員 私も全くおかしな理屈づけだと思っている一人であります。  もう一つこういうことも言っておりますね。教頭になるための基準は管理能力である。これは子供に目を向けるよりは法規だとか管理に心を向ける教師をつくることになる。これははなはだしく教育にマイナスであるというような理...全文を見る
○深谷委員 教頭職の法制化は五段階賃金導入への先がけとして行なうのである。これはこの間の人材確保法案のときも同じような理屈が並べられた。つまりどういう内容であってもそれをくっつけるといかにもけしからぬという感じがするわけで、反論を聞かなくてもわかるようなものでありますが、こういう...全文を見る
○深谷委員 一九七三年に日教組が「反動文教法案学習の手引き」というのを出しまして、これらの問題も含めて、その手引きは各学校の先生方に渡っておるわけです。これに対してただいまのような反論を常時行ない、国民全体にも親切に教頭がいかに必要かということをこれから訴えていくということはきわ...全文を見る
02月14日第72回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○深谷委員 ただいま永末委員もお話の中に触れられた件で、シンガポールの石油施設の爆破事件並びにクウェート大使館の占拠事件の結末の問題からまずお尋ねをしたいと思うのです。  幸いなことに、各国の協力と外務省、日本政府の努力で、人命はそこなわれないで無事に解決はいたしました。しかし...全文を見る
○深谷委員 わが国の謝意の表明は実際にありましたが、国内的に見ても、人命が救助されたということだけでたいへん大きな喜びにひたっておりましただけに、あまりその謝意が国民的な形であらわれてこなかった。このことはたいへん残念に思うのであります。同時に、二階堂官房長官は特使を派遣して相手...全文を見る
○深谷委員 テルアビブの事件のときにはもうすみやかな特使の派遣がなされて、そのことが日本の感謝の意を表するという点ではまことに正確に相手に伝わっているわけです。今度の事件は確かに人命はそこなわれなかった。しかし、一つ南イエメン政府の行動がなければたいへんな惨事を起こしたことは間違...全文を見る
○深谷委員 こういうような行動というものは敏速さというのが非常に大事だろうと思う。そこで、政府で御相談なさるということはけっこうなんですが、三木先生としてはこういう場合には特使を派遣すべきだとお考えかどうか、この点伺いたいのですが。
○深谷委員 私がこの問題についてたいへんしつこく申し上げるのは、わが国がとってきた外交政策というものが昨年から大きく転換せざるを得ないような情勢になってきた。したがって、こういうときには敏感に反応するような体制というのが当然できておらなければいけない。その動作がきわめて鈍いといっ...全文を見る
○深谷委員 そしてその中近東アフリカ局で担当している国の数は幾つですか。
○深谷委員 昨年中近東問題で相当論議がなされたときに、一番大きな焦点は何かといえば、外務省、日本政府といってもいいのですが、そういうような機関が相手の国を十分に理解をし、協力関係をもたらし、円満な外交関係を打ち立てていくということに欠点があった、十分ではなかったという点が問題であ...全文を見る
○深谷委員 現地の大使館の充実ということは非常に重要な問題でございます。ただいまお話がありましたようなアラブやジョルダソの新設については、もちろんわれわれも全力をあげて協力しなければならぬと思っておりますが、たとえばイエメンの場合ですが、いまサウジアラビアと兼務でございますね。御...全文を見る
○深谷委員 私は、たとえばイエメンの場合に南北に分かれていて、片一方はサウジアラビアと問題があるとすれば、いま現在、事柄としては出てこなくとも、今後いろいろな問題が起こる可能性もありますね。問題なのはその兼務ということに問題があるわけですから、そういう事柄も含めて、ひとつ早急にこ...全文を見る
○深谷委員 中東地域は、もう申し上げるまでもなく石油だけの問題でこれから話題になる国ではありません。政治的にも文化的にも、あらゆる面で非常に重要な位置を占めてくるであろう、私はそう思うのであります。昨年のあの石油危機が、災い転じて福となるように、この機会に、以上申し上げたような問...全文を見る
03月06日第72回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○深谷分科員 最近の新聞やテレビの報道によりますと、新幹線をめぐるトラブルが非常に多くなってきた。たとえば騒音公害とか、あるいはこれからできようとする東北新幹線、上越新幹線をめぐって、このルートでは困るとか、ここに駅をつくってくれとか、さまざまな問題が起こり、しかもそれがトラブル...全文を見る
○深谷分科員 いまあなたからはからずも、従来の新幹線をつくる場合に、たとえば安全性とかスピード性とか、そういうことばかりに力を入れておって、公害といったような問題についてはいささか配慮を欠いておったとおっしゃった。言いかえれば、地域住民に対する考え方というのは国鉄にない。国鉄は、...全文を見る
○深谷分科員 これから計画を実施しなければいけないのが東北新幹線、成田新幹線、上越新幹線、その他のこれからのものについてはそういう検討を与えるといったような言い方です。しかし、当面はこの三幹線が問題であるわけです。  たとえば、具体的に申し上げますけれども、四十六年の十月に新幹...全文を見る
○深谷分科員 私は国家的な見地からあるいは広い範囲から、それから技術性の問題から安全性の問題から、後に時間があれば触れますけれども、そういう点から新幹線を検討するという考え方、これは当然だと思いますね。しかし、いまあなたが地域の意見も聞かなければいけない、これは大いに反省しておる...全文を見る
○深谷分科員 いろいろな私鉄も含めた乗降客がいまの数字だとおっしゃるのですか。正確に答えてもらいたい。
○深谷分科員 私がここで申し上げたいのは、実はけさ来る前に上野の駅長に電話して、いわゆる乗りかえも含めた乗降客はどれだけかと聞いてきたのですよ。八十万と言っているのですよ。国鉄の皆さん方おえらい方が考える数字と現場の駅長と意見が違うというのはどういうわけですか。
○深谷分科員 上野という問題東京駅という問題、新宿という問題を考える場合の利用客というのは、そういうあらゆる数も含めて上野駅に集中する、東京駅に集中する、そういう数で答えてもらいませんとかなり誤解を招きますから、よく御注意を願いたいと私は思うのです。  いずれにしても、九十年の...全文を見る
○深谷分科員 ちょっと。私の聞いているのは地域住民の声をどれだけ協議し、検討したかということを聞いているので、その技術問題については私あとで触れますから、聞いたことだけ答えてください。
○深谷分科員 陳情書を受け取るだけが意見を聞くことじゃないですよ。こういうような構想がある、住民はどう考えるか、それについての議論をしたり協議をしたり、地域住民の声に耳を傾けるということを私は言っている。私は先ほどから、新幹線や並びに駅をつくるときに、住民の声だけ聞けとは言ってな...全文を見る
○深谷分科員 それでは私、角度を変えて尋ねてみますが、この東北新幹線あるいは上越新幹線の線のルート、それから駅、こういうものについての具体的な、つまり詳細を検討し始めたのはいつだったですか。
○深谷分科員 いま四月から具体的な検討に入ったとおっしゃいましたね。ところが、四十六年の四月二十二日分毎日新聞に、もう駅は東京駅にきまっているというようなすっぱ抜きの記事が出ているのですよ。そしてこの時点では、当時私は都会議員でありましたが、あなたは長にとおっしゃったが、都知事に...全文を見る
○深谷分科員 私は当時の都議会の委員会でこれを問題にしているんですよ。そのときに都知事以下副知事も答えているんですよ。あなたのおっしゃるのと話は違うんだ。ここに同じく四十六年六月十九日の新聞の記事がありますが、要するに東京都に何の相談もなしにかってにいろんなことをきめている。この...全文を見る
○深谷分科員 大臣にぜひ聞いていただきたいんですが、私は私に与えられた時間があと二分しかありませんから、これ以上質問を続けることは不可能なんです。そこで大臣に申し上げたいんですが、国鉄がこれから路線をつくる場合、国家的な視野や安全性や技術面から大いに検討されることは、これはもう当...全文を見る
○深谷分科員 どうぞひとつ国鉄当局も、そのような大臣の趣旨を体してできるだけ御配慮ください。ありがとうございました。