深谷隆司

ふかやたかし



当選回数回

深谷隆司の1976年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月07日第77回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号
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○深谷委員 本日は、専門的な分野の方々の御出席をいただいて、貴重な御意見をお聞かせ願いまして本当にありがとうございました。振動規制法という、まことに、いわば未開の、初めて行う法律でございますので、私たちも含めて相当、勉強しなければ十分な正しい理解ができない、そういう状態でございま...全文を見る
○深谷委員 どうもありがとうございました。地盤がかたいとか面積が広いとか、さまざまな、いわゆる好条件があるために、振動規制法というのはつくらなくてもいいというような状況が各国にあったのかもしれませんが、しかし、地盤がかたいといっても、主たる都市においては当然その振動被害というもの...全文を見る
○深谷委員 懇切丁寧なお話で時間がちょっと、なくなって残念ですが、細かいことをお聞きしたいと思ったのですが省略いたしまして、大きいポイントだけ伺いたいと思います。  このような感覚公害というのは、いわゆる環境公害と比べて非常につかみにくい、いまお話があったとおりだと思うのでござ...全文を見る
○深谷委員 建設作業振動は七十五デシベルというふうなことになっておりまして、それを超えた場合の、 いわゆる上限は設けてないわけなんです。いわゆる青天井だと言われておりますが、これについて、どういうお考えをお持ちでしょうか。
○深谷委員 斎藤参考人に、関連いたしますので、いまの問題も伺いたいと思います。  何といっても、上限を決めた場合に業界に直接、影響があると思うのですが、もし仮に上限を決めようとする場合、斎藤参考人は業界の立場から、どのようにお考えになるか、お話し願いたい。
○深谷委員 斎藤参考人に引き続いてお尋ねしますが、恐らく、くい打ちの場合の振動は八十デシベル以上あるんではないかと思います。もうすでに、これは七十五デシベルを超えているわけなんですね。そこで、われわれが、これから住民の苦痛をできるだけ防ぐためには、法律で決める数値は、それも結構な...全文を見る
○深谷委員 斎藤参考人にお尋ねいたしますが、公共性のある建設工事、これについて先ほどもお話がございましたが、たとえば災害復旧といったような、そういうときだけに限って発動すべきだ、こういう御意見もあるようでございますが、どうお考えでしょうか。
○深谷委員 伊藤参考人にお尋ねしたいと思いますが、皆さんのやっている工場に関する振動の規制というものは、現在までに、すでに都道府県で、まちまちではありますけれども条例で定められてきたと思います。したがって、そういう条件の中でやっておられて、まだ十分それに対応できるだけの改良がなさ...全文を見る
○深谷委員 時間がございませんので、恐らく最後にお尋ねすることになると思います。  もう一回、伊藤参考人にお尋ねしたいのですが、どこまでおつかみになったか、それは私はわかりませんけれども、もし、わかれば教えていただきたいということですが、これから、この振動を抑えるための基準値と...全文を見る
○深谷委員 時間がありませんので、以上で質問を終わります。ありがとうございました。
05月11日第77回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号
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○深谷委員 わが国初めての試みである振動規制法案、同時にこれは世界的にも、かつて例のない、まことに新しい法律でございまして、その意味では、これをこのたび提案なさったお考え、そして、その決意に敬意を表する次第であります。しかし一方においては、とにかく初めての試みであるだけに、その内...全文を見る
○深谷委員 世界各国でとにかく例がないということで、恐らく、これから先、わが国の振動規制法案というものは各国の参考例になるだろうと思います。もちろん他の国の状況を考えてみますと、たとえば地盤が非常に強固であるとか、あるいは環状道路が市外地にあるとか、いろいろな問題があって、わが国...全文を見る
○深谷委員 それでは、具体的な問題について一つ一つお尋ねしてまいりたいと思いますので、それぞれの担当者からお答えを願いたいと思います。  まず第一は、このたび提案された振動規制法案というものは、全体的な枠をはめるという意味から、どうしても規制値というものが、いわゆる標準的なもの...全文を見る
○深谷委員 実際に命令という形で行われたのは、いまお話しのように七十デシベルということであります。しかし一応、条例で一つの規制値の基準をつけているわけですから、そこまでは命令でき得るという意味では数字の差があるわけです。たとえば第一種地域の夜間五十五デシベルから六十デシベル、こう...全文を見る
○深谷委員 この間も亘理参考人に私は聞いたのですが、いわゆる感覚公害というのは非常にばらばらに受けとめやすいですね。したがいまして人によって、かなりの格差がある。そこで、いわゆる基準を決めていく場合あるいは規制していく場合に、住民からの訴え率というものが非常に問題になってくると思...全文を見る
○深谷委員 まあ騒音の場合には三〇%の訴え率というのですが、振動の場合には特別、何%の訴え率というのを決めていないというお話ですが、あなた自身もおっしゃいましたように、やはり感覚ですから、いろんな人によって違うわけですね。たとえば、この間の参考人で大田区の住民の苦情がかなり出され...全文を見る
○深谷委員 今度この法案が通りまして、国の基準値というものが決定をいたしました場合、先ほども、ちょっと触れましたけれども、現にある各都道府県の条例の数値と差が出てまいりますね。そういうものについては、どういうふうな調整をしていくのか。その指導等についてお考えを述べていただきたいと...全文を見る
○深谷委員 公共性のある建設工事に関しては特別な配慮をするということですが、公共性のある建設工事というのは一体どういう枠を指して言うのか。
○深谷委員 公共性のある建設工事に関して、この間も意見が出ていましたが、たとえば災害復旧の場合だけに限れとか、非常にきちっと枠をはめて、それ以外は公共性の工事として特別な配慮をする必要はないといったような強い意見もあるようであります。確かに住民の生活環境を守るということは非常に大...全文を見る
○深谷委員 公共性の建設工事に関しては、たとえば建設業法で指定された公共事業というのも相当、枠が広いですからね。余り強調すると住民の利益に反するし、そうかといって、これを限定すると、かえって逆に住民の利益に反するというようなことから、いまお話がありましたように、この運用面では、ど...全文を見る
○深谷委員 低振動の対策として、たとえば機械の改良等が具体的な例ですね。現在たとえば建設業者が使っているくい打ち、これは八十デシベル以上の振動だと言われています。このくい打ち機械を、たとえば具体的に例を挙げれば八十デシベル以下に下げるという技術は、ちょっと不可能ではないかという専...全文を見る
○深谷委員 むずかしいというのは私が指摘したことで、むずかしいので、こういう機械の改良について、どのようにお考えになっておるかということです。
○深谷委員 機械の改良という問題は非常にむずかしい問題であろうと思います。しかし、実際に先ほど申し上げたように全国三十八万の業者がいて、そのうち中小企業関係もかなり多いわけですね。そういうような業者に機械の改良まで考えろといっても、これは全く無理なことであります。そこで、やはり所...全文を見る
○深谷委員 積極的に取り組むということですから、大いに期待をいたします。  それから同時に、工事そのものの施工法も、やはり変えていかなければならぬのではないかと思いますね。従来どおりの形では無理だろうと思うので、施工法の改良というものも加えていかなければならぬと思うのですが、そ...全文を見る
○深谷委員 前向きで取り組む決意があるかどうかを聞かしてください。
○深谷委員 環境庁に、ちょっと伺いたいのですけれども、いま言いましたように、たとえば、くい打ちだけでも八十デシベル以下には全く現在の段階では低くできない、それから可能性も相当おぼつかないというふうに私たちは思います。そうしますと、今度の規制法にもありますように結局、工事時間の短縮...全文を見る
○深谷委員 環境庁長官に、むしろお願いでございますが、国務大臣として国民の生活環境を守るために規制をしていく。しかし一方においては、ただいま、お話がありますように業者そのものに、たとえば機械の改良化が、いま、なかなかむずかしいとか、あるいは工期が長期化してしまうと、そのために費用...全文を見る
○深谷委員 長官の大変、力強いお言葉で大いに期待をいたしますので、よろしくお願いしたいと思います。  工場振動についてお伺いしたいと思うのでありますが、この間の参考人もしくは日弁連等の意見の中にも、工場振動について、たとえば住民から苦情が出た場合、勧告、命令等で一時、工場の操業...全文を見る
○深谷委員 都道府県の条例でも従来から規制がありますね。そのわりには、この工場関係、改良がやはり、おくれていると思います。そのおくれた理由は、やはり工場関係者が、先ほどの建設業界と同じように中小企業が非常に多くて、みずから改善するには、力が余りにもなさ過ぎるという点にあると思うの...全文を見る
○深谷委員 時間がありませんから急いで先へ進みますが、いまの防振対策の指導については、ひとつ鋭意、取り組んでいただきたいということと。それから建設業界と同様に、国務大臣として、それらの助成も含めた保護、育成のために、お骨折り願いたいということを申し添えておきます。  道路交通振...全文を見る
○深谷委員 そうしますと、実験的な研究によって、この中公審の報告で出ているように、まあ六十デシベルでは睡眠に妨げにならない。五十デシベルぐらいなら、もちろん人体に影響ない、こういうふうに私たちは理解してよろしいでしょうか。
○深谷委員 道路の交通振動に関しては、道路管理者または公安委員会に対して改良の要請をするということになっております。そこで、道路行政の立場から建設省が一体このようなことに対して対応できるかという御意見を、まず伺いたい。
○深谷委員 道路の現状というのは必ずしも十分ではないのですが、道路交通振動について要請がある。それにこたえて、たとえば舗装するとか、あるいは修繕をするとか、相当な費用と日数も要するのではないかと思うのです。こういう軽減策について、もう、いまからお考えになっておかなければならぬと思...全文を見る
○深谷委員 同じような質問を、警察庁の方がお見えであると思いますので、伺いたいと思います。  いまのような要請があった場合に、当局としては、どのように対応していくのか、また対応を十分できるとお考えか、伺いたいと思います。
○深谷委員 交通規制で、さまざまな対策を従来も騒音で講じてこられたわけで、振動でも当然、講ずるわけですが、たとえば大型車は中央線を走らせるとか全体の車をスピードダウンをさせるとか、いろいろな方法があると思うのですが、具体的には、どういう方法でしょうか。たとえば、もう一つ交通管制セ...全文を見る
○深谷委員 スピードダウンという点も限界があると思いますね。つまり余りスピードダウンさせてしまうと交通渋滞で、排気ガス等かえって公害がふえるということになってくると思います。いま都心部では四十キロに制限しておりますね。これよりも、さらにダウンさせるということは、そういう点から考え...全文を見る
○深谷委員 時間がありませんので最後に、国鉄の関係の方お見えだと思いますが、お尋ねします。  国鉄当局は今回の指針値について、どういうふうにお考えか、対応できるかということ、それをひとつ伺います。
○深谷委員 もう一点だけ伺っておきます。  大体、新幹線の場合に七十デシベルという指導値がきついということをお話しになったのですが、そうしますと、かつて阪神三市、西宮等ですね、あそこと結んだ覚書で〇・三ミリ、六十デシベルを守るとあるのです。七十デシベルで、きついというのに実際に...全文を見る
○深谷委員 御注意願いたいのは、激しい住民運動が起こるからといって、不可能な約束をやって、その場だけをしのぐというようなことは、かえって住民にマイナスでありますので、そういう意味では、じっくり住民とひざを交えて、よく協議するように今後ぜひお願いをいたしたいと思います。  時間で...全文を見る
09月16日第78回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号
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○深谷委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、吉田法晴君を委員長に推薦したいと思います。
○深谷委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名されんことを望みます。