深谷隆司

ふかやたかし



当選回数回

深谷隆司の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第3号
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○深谷委員 自民党の深谷隆司でございます。  お二人にお尋ねしたいのですけれども、私は前回小選挙区制に反対論をふった議員の一人でございます。それは幾つか理由がありますが、大きな理由は、衆議院に比例制を持ってこようとしたからであります。  参議院においては比例制というのを入れて...全文を見る
04月15日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第6号
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○深谷議員 ただいま野党の答弁の中に、小選挙区制の例として奄美群島の例が出されたのですが、これは全く形が違うんですね。我々が考えている一選挙区政党代表一名の当選者を決めるというのは、政策で論議して、イデオロギーで議論をして国民の支持を集めようということですから、同じような思想、同...全文を見る
○深谷議員 我が党が出している四法案は、それぞれ深いかかわりを持っていて、これが一体となって成果を上げるという内容でございます。つまり、政治資金規正法でいえば、個人の献金から政党中心にしていく。公的助成もその意味で行う。したがいまして、選挙も個人中心から政党・政策本位にしていく。...全文を見る
○深谷議員 ただいまの答弁でいいと思うのですが、あえて蛇足を加えますと、今イギリスとアメリカの結果について、つまり新陳代謝、交代が余りないと指摘されたのですが、今イギリスの国会議員の平均年齢は四十八歳。間違いなく、議員は新陳代謝しております。アメリカで言うと、例えば五年前、十年前...全文を見る
○深谷議員 今鍛冶委員がおっしゃったように、政治で一番大事なのは、国民の意思をどう反映させるかということであります。民意を大事にするという点では、あなたのおっしゃることと全く同感であります。  ただ、民意を反映する場合に、どちらがわかりやすく国民に語りかけ、国民の声を反映させら...全文を見る
○深谷議員 我が党は、民意を反映するのは単純小選挙区制だと思っておりますから、これからもその正当性を皆さんと議論して、国民の皆さんの支持を仰ぎたいと思っております。  なお、比例代表制の小選挙区制について、たまたまドイツから最近農業問題で議員団が訪れまして、その人たちの会話の中...全文を見る
04月16日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第7号
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○深谷議員 浜田議員の指摘のように、基本的なのは、今全く意見違ってしまったのですが、議院内閣制だということなんですよ。議院内閣制であるんです、我が国の憲法は。ですから、国民の選ばれた政党が政権をつくり、そしてその国民全体の意思をまとめながら、どうやって民意を反映するかというのをそ...全文を見る
○深谷議員 今度の政治改革法案の出し方が、まず自民党、与党から出し、野党からも出し、議員提案で出されて、それを論議するという形も久しぶりだと思うのです。しかも、大体委員会の今までの傾向を見ますと、質問者と答弁者が片道通行であった。これが今回、往復できて、率直な意見の交換ができる。...全文を見る
○深谷議員 この委員会の冒頭に、与党自由民主党の提案者とそれから野党の提案者と、両方ともにこれは一括でやるのだ、こういう答えが両方から出ているのですね。我が党だけが一括と言っているのではなくて、野党提案も一括とおっしゃっておられる。私たちの方は、要するに、例えば政治献金なら献金問...全文を見る
04月20日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第8号
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○深谷議員 穂積議員の御発言でございますが、率直に申し上げて、現在自民党から出している単純選挙区制と、野党から出されている小選挙区比例併用制とは本質的に違うということを、もう一回御認識いただきたいと思うのですね。  私は、野党は小選挙区制とは言っているものの比例併用制の場合には...全文を見る
○深谷議員 既に今までの議論の中で、比例代表制の場合に非常に細かい党がたくさん出る、それでしかも最終的な政権ということになると連立という形になる、その場合、選んだ国民の合意でなしに、政党が集まって政党同士の交渉ということになるために、例えば国民の三%か四%の支持であった第七党が首...全文を見る
○深谷議員 先ほどのお話の中に、国民の考えというのは非常に多様化している、したがって多党化の方がいいというふうなお話があったんですが、それは大変短絡的な物の考えだと思うんですね。二大政党で、責任政党として政権をとるということになれば、国民の広範な意見をいかに吸収できるかということ...全文を見る
○深谷議員 私たちの政党の中で、今までいろいろな形の議論が出たことは確かです、おっしゃるとおり。しかし、議論のプロセスの中で出たものを今そこで取り上げて、それがどうなんだと言われたら、あなたの政党でも同じことでございまして、我々は、最終的に何が一番いいのかということを議論をした末...全文を見る
○深谷議員 松前議員の御発言は全く賛成でございます。  今、自民党と野党と議員提案で二つの法案が出されているわけでありますから、法案として出されているものを当委員会では審議するというのが当然のことであります。ただ、民間の臨調からも熱心に一緒にこのことを考えようということで提案さ...全文を見る
○深谷議員 先ほども我が党の方から答えが出ましたが、シミュレーションの出し方が本当に基本的に問題がありまして、私、その議論をすると、どうも答えが違ってしまうんですね。  例えば、この間も申し上げましたが、平成元年の参議院の選挙を土台にしてシミュレーションを立てれば、社会党は四百...全文を見る
○深谷議員 草野先生から名前を出していただいたものですから、蛇足でございますが、去年のアメリカ大統領選挙、私、現場に行ってまいったのでございます。十二年間の共和党の政策に対して、チェンジを求める国民の声が非常に多かった。そしてそのチェンジと叫ぶ声が、結果的には民主党クリントンの勝...全文を見る
○深谷議員 草野議員にお答え申し上げますが、民意を反映しなくてもいいといったような意味の発言というのは、かつて我が党からだれも出しておりません。  今までの皆さんの議論の中で、つまり民意というのは多様化されている、だからたくさんの党が出た方が民意が反映されるといったような話でし...全文を見る
04月23日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第10号
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○深谷議員 企業献金を最初から悪と決めつけていくというのは、今日の時代に合っていないと私。は思うんですね。  特に私のような東京の下町の出身の議員にとっては、企業というのは、必ずしも大企業ではないんです。中小企業の本当に細かく零細に事業を行っている人々が、こういうような形を通じ...全文を見る
○深谷議員 このたびの政治改革の法案というのは、政治資金規正法の改正と選挙制度の改正という二つの問題を同時に一括で挙げているわけでございます。ただ、どちらかというと、一般的に選挙制度ばかりが表面に出ているような感じがするのでありますが、私なんかの考え方を申し上げると、むしろ政治資...全文を見る
○深谷議員 私の場合は、例えば先月、春の集いと称しまして、政治改革の問題をつぶさに御報告しようと思いまして六回、延べで五千人の集会を開催し終わったところであります。それから、秋にも大会を行いますし、ちょっとほかの方と違いますのは、私は区会議員から都会議員、国会と上がってきたもので...全文を見る
○深谷議員 私がさっき佐藤さんのやじに答えたせいか、具体的にお出しになりましたが、率直に申し上げましょう。  まず第一に、私の旅行会は全部会費制でございます。ことしは二万二千円で行います。しかも、後援会がやりますけれども、旅行業者に参加させて会費は直接旅行業者に納めていただきま...全文を見る
○深谷議員 先ほど地方議員の選挙で、一人区で無投票が非常に多いという御指摘がございました。しかしそれは、選挙区の大きい、広いとか、あるいは選挙制度が一人であるとか二人であるとかいうことは関係なしに、専ら地域の政治情勢から生まれているということは恐らく御存じだろうと思うのです。それ...全文を見る
○深谷議員 小選挙区になりましても、個人の政治家が政治活動を行うために人を集めることもあるでしょうが、我々が考えているのは政党中心でありますから、政策を主とした党あるいは支部が主催する行事の演説会とか国会報告会、そういうものは頻繁に行われるだろうと思います。
○深谷議員 この間加藤さんが例え話で言われたのも、言葉は私足りなかったと思うんです。つまり、会費その他をきちんと徴収してやるんだけれども、ポスターその他で費用がかかるというような細かい説明がなかったものだから、直截的に聞いてしまうと、集会開きゃバスだ、弁当までついてそれがただだと...全文を見る
○深谷議員 今あなたがたまたまさまざまな、車を用意したり弁当を出したりするのと何もないところではどっちが行きやすいかと言うから、それは出した方が行きやすいということを言っただけで、これからそれをやろうなんということはこれっぱかりも申し上げていないのであります。  そして大事なこ...全文を見る
04月26日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第11号
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○深谷議員 選挙が大勢の国民の皆さんの努力で明るく行われるということは理想でありますから、戸別訪問についても先々は十分に考えていこうではないかという意見が我が党の中でもございます。  ただ、現時点で具体的な選挙運動を見てみますと、鈴木委員も恐らく東京ですから共通していると思うん...全文を見る
○深谷議員 鈴木委員にお尋ねしますが、今、数を制限すれば云々というお話があったのですが、たしか野党案では数は制限してないと思いますが、どうですか。お聞きしたい。
○深谷議員 鈴木委員に申し上げたいのですが、私たちが言っている顔が見えるというのは、政党のイデオロギーとか政策とかそういうものであって、候補者の顔そのものではないのです。ですから、広域の放送網を考えますと、むしろテレビ放送も政策、政権を中心にした方針を打ち出すような、そういうテー...全文を見る
○深谷議員 公明党さんの御親切な御指摘ありがとうございました。私たちが今テレビ放送でこれからやろうと考えているのは、今までのように一人の候補者が与えられた五分間なら五分間、一方的にまくし立てるのではなくて、例えば政党の党首だとか幹事長だとか、対談形式にするとか、いろいろなことを考...全文を見る
○深谷議員 これから有権者の皆さんに本当によくわかっていただくためにどうしたらいいかという工夫は、あなたのおっしゃるとおり、みんなでしなければならぬと思います。今の御提案も、大変おもしろい、具体的な考えるべきテーマだと思います。
05月14日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第17号
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○深谷議員 河上議員が御指摘のように、今私たち与野党一体となって、政治改革を一括で通して国民の信頼を回復しようと努力している最中であります。私たちはその目的に向かって今真摯な議論をしているわけでございます。ですから、これに水を差すような意見というものが極端に出てくるということは回...全文を見る
○深谷議員 これだけ長時間かけて与野党で議論をして、国民の皆さんがじっとそれを見詰めてさまざまな期待を抱き、今日の状態がどうなるかを見守っているわけでありますから、そのせっかくの議論と国民の大きな期待にこたえていくというのは私たちの使命でございまして、そういう意味では当初からの考...全文を見る
○深谷議員 河上議員に申し上げたいのですが、私たちは提案をして答弁をしている側でございまして、その提案した法案について全力を挙げて通していただきたい、こう願いながら議論を進めているわけであります。決めていただくのはこの委員会でございますから、継続にする云々といった判断は、委員長並...全文を見る
○深谷議員 ただいま申し上げたように、その判断は委員会マターのことではないでしょうか。私たちは、私たちが党で決めた案をベターなものとして御提案を申し上げ説明しているわけで、最後のところは委員会の皆様の御判断に任せるしかないと思います。
05月25日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第18号
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○深谷委員 きょうは陳述者の皆様には貴重な御意見をいただきまして、まず心からお礼を申し上げます。  いろいろな形で政治ないしは政治家に対する批判がございます。この政治に対する批判あるいは不信、これを払拭しなければこれからの内外ともに厳しい時代を乗り切ることはできない、その認識と...全文を見る
10月05日第128回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○深谷委員 ただいま羽田外務大臣から、ロシアにおける混乱の状況についての御報告がございました。  私どもは新聞、ニュースを通じてしか現地の情勢はわからないのでありますが、多くの新聞の報道するところでは、最高会議ビルを戦車が攻撃をして完全に鎮圧をした、エリツィン大統領が完全に制圧...全文を見る
○深谷委員 このロシアの混乱の状態について、まだ完全に終息したわけではありませんから、総理がどのようなお考えか言明することに難しさはあろうと思いますが、既に官房長官も談話を発表しているようでありますから、改めてここでロシアの状況についてのお考え、そして対応の仕方について、日本国総...全文を見る
○深谷委員 官房長官の談話が発表されておりますが、もう一回発言を求めます。
○深谷委員 そもそも今回の混乱の発端というのは、反対派が牛耳る議会の活動を、エリツィン大統領が大統領の命令によってこれを抑えようとしたところから始まっていると思います。よその国の事柄でございますから、どちらが正しい、どちらが悪いというところまで私は申し上げようとは思いませんが、い...全文を見る
○深谷委員 かつて中国において天安門事件というのが起こりました。これは、民主化を求める大衆、人民が立ち上がったのを武力をもって弾圧した。今回の中身とはかなり違うという認識は持っております。  しかし、いずれにしても、国内の混乱を戦車をもって弾圧しなければならない、制圧しなければ...全文を見る
○深谷委員 ロシアというのは我が国にとっては隣国でありますし、膨大な地域と人口を持ち、また百二十種類以上の人種がいるところで、ここの混乱というものはたちまち日本に影響してまいります。ですから、できる限り理解をし友好を高めようということは結構なのでありますが、そのことを追う余り、現...全文を見る
○深谷委員 外務省の有力な方の発言でもまちまちのようでございます。来れるという者もあれば、延期せざるを得ないであろうという、そういう形もまちまちでございますから、果たして、もともとエリツィン大統領という人は飛行機に乗って日本の空港でタラップをおりるまでは確かじゃありません人ですか...全文を見る
○深谷委員 具体的に申しますと、旧ソ連が歯舞、色丹二島の返還を約束した一九五六年の日ソ共同宣言、これは返還交渉の基礎になっているものであります。そして、国後、択捉二島を含む北方四島が返還交渉の対象になっているということの確認を求めること、そしてそれを具体的に再び明記すること、これ...全文を見る
○深谷委員 これからエリツィン大統領がおいでになって話すことだから細かいことは言えないという意味のことをおっしゃったが、私が聞いているのは、どういう意気込みで、どういう構えで、どういう前提で臨むかという日本の姿勢を聞いているわけです。
○深谷委員 一九九一年四月のゴルバチョフ・ソ 連大統領、日本においでになった、そのとき海部首相と合意した共同声明、これは歯舞、色丹、国後、択捉四島を対象に領土画定の交渉を行うということになっておりますね。このことについて、今度の会談の後、共同宣言というのをなさるでしょうが、明記...全文を見る
○深谷委員 そのお答えはおかしいのです。既に海部さんとゴルバチョフの間に書いてあることを領土返還の交渉の第一歩とするという、この記念すべきエリツィン訪日に当たって、日本側としてはきちんと明記する、はっきり物を言う、これが外交でなきゃならないのに、今のあなたの発言では、どうも相手も...全文を見る
○深谷委員 最初からそうやって、明記するように努力するとおっしゃればよろしい。  そのことについて総理大臣はどうお考えか、おっしゃっていただきたい。
○深谷委員 我が国の固有の領土を一方的に占拠して、自来今日まで一向にこれを返そうとしないのはロシア側であります。この点に関して我が国に瑕疵はありません。一方的に他国の領土を占拠して全く返そうとしないロシアの姿勢というのは誤りであります。  今、エリツィンが置かれているロシアの状...全文を見る
○深谷委員 おわびを言われている大臣をこれ以上責めるつもりはありませんが、念のために、総理大臣はこの発言をお聞きになったときにどういう印象をお持ちで、またどういう注意を閣僚各位にしなければならぬと判断したか、お尋ねしたい。
○深谷委員 言われたことについての反省を求めたわけでございますが、一番言いたいのは、そういう北方領土に対する本当の構えが心の中にないからそういうことになるのではないかという点なのであります。どうぞ、総理大臣初め全閣僚は、北方四島は我が国固有の領土である、あらゆる角度からこの返還を...全文を見る
○深谷委員 今までもロシアに対してさまざまな支援を約束してきた日本でございます。どちらかというと、世界が日本に求めるのは資金的な応援ばかりでありますことは残念でありますが、とりわけロシアの経済の混乱を含めて考えますと、日本が応分の協力をしなければならないという声が各国からわいてく...全文を見る
○深谷委員 社会党にお尋ねしたいと思うのでありますが、このロシアとの外交に関して拡大均衡路線、経済だけ発展させればいいというお考えが社会党にあったというふうに記憶しておりますが、私の記憶が間違いかどうか、山花大臣にお尋ねしたいと思います。
○深谷委員 そうしますと、社会党の旧来からの考えが変わった、あるいは変わりつつあるということでしょうか。かつて明らかに社会党は、政経分離で経済を優先して、そして日本は対ロシア、かつてのソビエトに対応すべきだ、こう言い続けてきたと思うんですが、お考えが変わったわけですか。(発言する...全文を見る
○深谷委員 せっかくおられるから、お隣の佐藤大臣にも同じことを聞きたいと思います。
○深谷委員 私たちは、五会派連立内閣でございますだけに寸外交問題に関して同じ考え、同じ路線で進んでいかなければならないという観点から、かつて社会党が政経分離から経済協力の方へむしろ力を注ごうとしていた、そういうお考えがあったことを指摘し、それが今変わっていることを聞いて安心してい...全文を見る
○深谷委員 ただいまの発言は極めて重要だと思うんです。あなたが日本の過去の戦争について侵略戦争だとおっしゃり、その行動について世界に陳謝するということを言われたばかりに、それに 対しても私たちはいろんな意見持っているんですよ。過去の戦争について、人道的な立場に立って反省を表明す...全文を見る
○深谷委員 私が申し上げているのは、そのことにエリツィン大統領がどう答えるかについてではありません。日本の総理大臣としてこのことについてエリツィンにはっきり物を言って、何らかの答えを出すだけの努力をするのが当然の務めではないかと申し上げておるのであります。  それに対する答弁は...全文を見る
○深谷委員 外務大臣のお考え了解いたします。  私は総理に尋ねている。総理のお考えを改めて求めます。
○深谷委員 私は、日本の過去の戦争について、問題はあるけれども、率直に言われたあなたの姿勢、それに基づいて当然、第二次世界大戦で日ソ不可侵条約を一方的に破って攻め寄せたんですから、そして、罪のない人をシベリアに送って大変な数の人たちを殺したわけですから、この歴史的な事実は疑いの余...全文を見る
○深谷委員 細川総理の今の御発言を私はきちんと受けとめるつもりです。ただ、思っているだけで口に出さないでは外交ではありません。どうぞ具体的にはっきりと、やはり申すべきは言う、これを原則として考えていただきたい、外交ですから。  露骨なことを言えないというのは、悪いことを言うとか...全文を見る
○深谷委員 あなたの御発言と、とりわけ外務大臣、あなたの言葉に期待をして、日本国民を代表して少なくともそのことには触れて日本の実情を話して、そういうことをきちんとけりをつけないと友好的な日ロ関係は生まれないということを明確にする、そのことが真の外交だということを認識されてしっかり...全文を見る
○深谷委員 では、次に進みたいと思います。  先月二十七日、細川総理大臣は、ニューヨークの国連総会で演説をなさいました。首相として一般討論演説に臨んだのは一九八七年の中曽根総理に続いて二人目でございます。大変好評であったということは御同慶の至りで、私どもにとっても喜ばしいことだ...全文を見る
○深谷委員 報道された記事を見ますと、受けとめ方が全くばらばらのようです。例えば、読売新聞でいうと、「国連改革 日本も参加」という見出しで、安保理常任理事国入りには直接的言及を避けた、そういう報じ方。毎日は、国連改組を条件に常任理事国入りを目指すというふうに書いてあるわけでありま...全文を見る
○深谷委員 こちらから運動して入るべきでない、推されれば入る用意があるという言い方をどこかでされておられたようですが、この問題では、外務省と特別補佐の田中秀征氏との間で激しいやりとりがあった、こう巷間伝えられているのであります。田中さんは、今のままの国連であれば常任理事国になるべ...全文を見る
○深谷委員 国連改革が前提だと今おっしゃったんですか。(武村国務大臣「はい」と呼ぶ)国連改革が前提だとおっしゃると、国連改革というのは大変な作業なんですね。簡単に一朝一夕にしてできる作業じゃないんです、国連改革というのは。しかも、単に常任理事国を拡大するという意味の改革でなしに、...全文を見る
○深谷委員 国連改革と一般的に言われている中には行財政改革も含まれているわけですね。つまり、相当なむだ遣いがあるではないか。アメリカと日本が莫大なお金を出しているが、適切に使われているんだろうか。国連そのものの行政改革という問題も含まれているわけですね。ですから、国連改革と一口に...全文を見る
○深谷委員 この件に関して外務大臣はどうお考えでしょうか。
○深谷委員 常任理事国入りについては、前の内閣の姿勢から踏み込んだわけでも後退したわけでもなくて、やはり積極的な意欲を示しているんだと外務省、大臣、お考えなんですな。
○深谷委員 結論から申しますと、外務大臣並びに外務省の考え方と総理との考え方、とりわけ官房長官の発言に見られるような、改革なければ入る必要ないといったような感じ方、微妙にずれておりますから、どうぞ、国連に対する日本の対応というのは世界注目の的ですから、意見の一致を常に見て、同じよ...全文を見る
○深谷委員 細川総理のお考えというのは、自衛隊というものを基礎にPKOを考えて、自衛隊の中に、何というか一つの別組織のような形のものをつくっていこう。要するに自衛隊が中心であるというお考えですな。それには間違いないわけですが、それでは、社会党は、委員長は前でございますが、山花大臣...全文を見る
○深谷委員 各党からお聞きしようと思ったのですけれども、きのう一番問題になった点について、若干でもお言葉を変えるのかと思ったら、あなたは全く変えないので、あえてこの問題を少しく質問したいと思います。  あなたたちはPKOは別組織でとおっしゃっているわけですね。その根拠は、自衛隊...全文を見る
○深谷委員 私が聞いているのは、政治改革を一緒にやりましょうということでまとまったら、外交も防衛も基本的なイデオロギーさえも変えていくのかということなんだ。あなたは、自衛隊は違憲である、したがってPKOも違憲である、社会党の立場ではそう言い続けながら、今はその自衛隊が行動するPK...全文を見る
○深谷委員 それは違うんだ。要するに、大臣になる前は自衛隊は違憲である、PKOは反対である、大臣になったら連立て合意したから賛成する、大臣が終わったらもう一回自衛隊は違憲である、PKOは反対する、そんな欺瞞が政治の世界で通用すると思ったら大間違いだ。あなたがどんなに弁明しようとも...全文を見る
○深谷委員 それでは大臣として、自衛隊が違憲だから自衛隊をなくせと閣議の中で発言すべきだ、PKOについても断固反対すべきだ、それが政治家の信念というものだ。あなたが大臣の席で、きのうも、きょうもまた、自衛隊は違憲である、その違憲の自衛隊がPKO派遣されている、それを一方では評価し...全文を見る
○深谷委員 細川総理大臣に、あるいは官房長官に、今の問題は極めて重要であります。私たち政治の世界に身を置く者として、自分の政策やイデオロギーを捨てるということになるような状態になることは大変なことなんだ。  今まで自衛隊は違憲だからけしからぬと言い、PKOはけしからぬと言い、猛...全文を見る
○深谷委員 連立政権を組むときには、それぞれが妥協しなければならないというあなたの考えはわかります。しかしおのずから、どこまで妥協するかという話なのです。自衛隊が違憲であるという、憲法にかかわる全く違った意見も、我慢して連立政権を組むために捨てるということではないのです。  今...全文を見る
○深谷委員 憲法六十六条は、「内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。」ということになっておりますから、この責任もあるわけですから、私は簡単なただいまの委員長のお言葉では納得できません。
10月06日第128回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○深谷委員 ただいま統一見解いただきましたが、今ここの場所でいただいたのであって、私は、検討する時間もないから休憩を求めます。
○深谷委員 私は、ただいま委員長に申し上げたように、この場所で統一見解出されて、検討の余地がありませんから、私の質問は保留させていただきたいと思います。
○深谷委員 けさ、昨日の私の要求に対しまして、政府は統一見解をお出しになった。今まででございますと、これは委員会の運びの問題ですけれども、より正確を期するために、事前に統一見解は書類にして出されて、検討の時間ぐらいは用意されていたのでございますが、現場で出されたものですから、私は...全文を見る
○深谷委員 今官房長官がみずからおっしゃったように、この提出された政府の統一見解、このままでございましたらひとり歩きして全く意味をなしません。私は、今あなたにこの中身を聞いたわけではないのです。この中身についてきちんとした文書をつくって出し直しなさい、そういうことを言っているので...全文を見る
○深谷委員 実は初めてのこの予算委員会において、我が党はさまざまな打ち合わせもし、今日までやってまいりました。衛藤征士郎理事を最後の結びに用意させていただいて、そこですべての総括を行うことになっております。私は、その衛藤理事に、まことに申しわけなかったのでありますが、きのうの問題...全文を見る
○深谷委員 言うまでもないことですが、この統一見解の不備はあくまでも政府側でございますから、その不備を直して書類にして提出するこの間、私は待ちましたが、少なくとも自民党の持ち時間を消化していないということだけは確認したいと思っております。委員長、委員長のお考えです。では、確認を…...全文を見る
○深谷委員 今何とおっしゃった。
○深谷委員 それでは、私の質問に入りたいと思います。  今まだ手元にプリントは配られておりませんが、官房長官が訂正なさったその部分は、「「現在の自衛隊の実態については違憲である」というような見解を述べることが憲法第九十九条の憲法尊重擁護義務に反するとは言えないと考える。」という...全文を見る
○深谷委員 官房長官、私は、閣僚席に座っている諸君に対して社会党としての立場を聞いた覚えはありません。大臣としての答弁を聞いたのであります。そして、社会党としてはこうだ、大臣としてはこうだとおっしゃるから、そんな二重大格が存在するのですか、それは第九十九条違反ではありませんか、そ...全文を見る
○深谷委員 今御存じないということですから……。  つまり、バイブルに手を当てて、自分の良心に従って憲法を守る、そういうことを誓うんですよ、憲法を守るということを。細川総理大臣が任命した大臣の社会党の方々は、自衛隊は違憲であるとおっしゃった、憲法に反するとおっしゃった。しかし総...全文を見る
○深谷委員 官房長官にもう一回聞きますが、一番最後の三行手前からこの統一見解に、「国務大臣としての発言ではないかとの誤解を生じさせることのないよう慎重に対処すべき」というのはどういうことですか。
○深谷委員 皆さんはそこにお座りになっていますが、これは紛れもなく大臣席なんですよ。委員長だとか書記長という肩書でそこへ座っているんじゃないんですよ。だから、そこから出て発言を するとなれば、だれが考えても大臣の発言と見る以外に見ようがないんです。言葉で断ればいいというそんな安...全文を見る
○深谷委員 署名するのかしないのかをはっきり言いなさい、そこで。
○深谷委員 大臣、閣議で決定したことについてはとは何事か。あなたは閣議で決定に参加するんだ。何を考えているんだ、一体。大臣じゃないのか。閣議で決定したことに従うとは何事か。閣議で決定するのはあなたじゃないか。(発言する者あり)
○深谷委員 結構です。同じく佐藤大臣。
○深谷委員 五十嵐大臣。
○深谷委員 伊藤大臣。
○深谷委員 一々立つのは大変ですから、あと上原さんと久保田さん、両方どうぞ。
○深谷委員 驚くべき発言であります。社会党は、党を挙げて自衛隊は違憲であると言い、PKOには大反対をし、今まで国民にそのことを訴えてきた。大臣になったら一人残らず、社会党の大臣のことごとくが自衛隊の予算に賛成して署名なさる。そこまで良心を捨てたのか。このままでいけば、大臣はどうい...全文を見る
11月30日第128回国会 衆議院 本会議 第11号
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○深谷隆司君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表し、本日提出された第二次補正予算に関連して、細川総理並びに関係閣僚に対し質問をいたします。  総理、あなたは今日本国じゅうを覆う深刻な不況の実態を本当に認識しておられますか。とりわけ中小企業者の悲鳴にも似た声が聞こえておられるで...全文を見る
12月08日第128回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○深谷委員 私は、都市出身の議員として、きょうは相続税を専ら質問しようと思ったのでありますが、ここのところ繰り返されている米問題について、まことに大きな問題が次から次へと出ておりますから、まずそのことから質問をさせていただきたいと思うのであります。  いよいよ国民の最大の、ある...全文を見る
○深谷委員 いやいや、お米だけじゃない。雑穀も含めた食料品、全世界の生産の二〇%を日本は買いあさっているでしょうと聞いているのです。
○深谷委員 いやいや、パーセンテージを聞いているのだよ。正確に聞きなさい、人の意見を。
○深谷委員 私が聞いているのは、世界からそういう主要な食料品、雑穀も含めて、大量に日本が買っている事実なのですよ。世界の人口からいけばわずか二%の人口の日本人が、そんなに多くの食料品関係を輸入するということが一体いいのかということを尋ねたいから聞いているわけで、どのくらいになりま...全文を見る
○深谷委員 日本人が生きるための食料品を外国からの輸入で相当間に合わせている、これが現状ですな。今申し上げた、この私が書いた、今から十六年前でも、主要食糧の日本の自給率は四〇%しかない、当時で。今はもっと変わってきていると思うのですが。  そういうような状況がこのまま続いてまい...全文を見る
○深谷委員 つまり、日本人が生きるための食糧というものを過度に輸入に頼っていくということの危険さというのを総理は御認識されておられる。そういうときに米の自由化という問題が起こったので、我々も、この問題について重大なとらえ方をしなければならない、そう申し上げたいわけであります。 ...全文を見る
○深谷委員 お米というのは自給が中心であって、輸出する国はそう幾つもない、だから国際市場に出回るのは四%ぐらいだ、おっしゃるとおりです。  麦の場合はどのくらいですか。
○深谷委員 お米の場合は国際市場に出回るのが全生産の四%ぐらい、麦の場合は一五%とおっしゃったが、多分、私の記憶ではもう少し高いと思いますね。  つまり、言いかえれば、小麦の場合は一六、七%まで出回っておりますから、そういう意味では国際市場というものがある意味では確立されている...全文を見る
○深谷委員 つまり、大量に日本が買い込むということでお米の値段というのは上がっていくわけですからね。だから、今までのように、自由化になったら消費者は安く食べられるんだという神話は、かなり問題だと思うんですね。そこらをやはり国民は正確に知らなければならないし、農水省もそういうことは...全文を見る
○深谷委員 農林大臣、そのお考えは必ずしも正しくないんです。  先ほど申したように、本当にたくさんの食料品を今日本は買っているわけですよ。だから冒頭私は確かめたわけだ。例えば、我々がてんぷらうどん一杯食べたって、この中身は今や外国のものですよ。国産はないんですよ。(「水がある」...全文を見る
○深谷委員 国民に不安を与えないために緊急に対応したと。ならば、景気対策ももっと早くおやりになったらいいじゃありませんか。どうなさるんですか。  今のお話を聞いたからあえてまた言わざるを得ないんですけれども、来年度予算の編成は年内にゃるんですか。ちょっと途中ですけれども、それだ...全文を見る
○深谷委員 この間、本会議で申しましたように、相当やっぱりおくれていますよ、景気対策は。具体的なものがまだ出そろってないんです。所得減税をやるのかやらないのかもはっきりしないし、それに伴う消費税はどうするかわからない。もうマスコミ関係では、所得減税と消費税と抱き合わせで一緒にやる...全文を見る
○深谷委員 まああなたはそう答える以外に答えようがないと思いますけれども、しかし、今までのさまざまな対応と比べたら、余りにも米の緊急輸入の決定とその推進は早過ぎて、それだけで、ほかもそうならば私はよくおやりになりましたねと言いたいんですが、ほかが全くおくれていて、これだけ進んでい...全文を見る
○深谷委員 今、まともに食事ができるというか食生活ができる世界の人は約十億と言われているんですね。それから残り十億、この人たちは本当に飢鐘であえいでいる。今こうやっているときでも、餓死で亡くなってしまっていく子供たちが本当にたくさん出ている。残りの三十数億も、どちらかというと危機...全文を見る
○深谷委員 本当に、周りに御迷惑をかけることを考えながら、やはり「世界に貢献する日本」としてきちんとした姿勢をとっていこうじゃありませんか。このことを強く私は要望申し上げたいと思うのであります。  それから、外国から輸入されるお米の安全性について伺いたいのですね、農林大臣。 ...全文を見る
○深谷委員 失礼だけれども、あなたは厚生省の専門家でも何でもないのですよ。この目でしっかり安全性を確かめたと言ったって、どうやって確かめられるのですか。しかも、今までの検査基準が云々というお話をなさったが、今度外国から自由化で入ってくるというのは、そういう意味では今までにない新し...全文を見る
○深谷委員 私、きょう時間がありませんので、これ以上この問題を質問いたしませんけれども、農林水産大臣、各種の本で今、驚くべき農薬汚染の実態が書かれています。どうか、国民に安心させるためだというような簡単なことで、大丈夫でございます、私が見ましたから、確認しましたからといったような...全文を見る
○深谷委員 文部大臣、そういう一般の人のような簡単なお答えを求めているんじゃないんですよ。そんな世間話でしゃべるような話を聞いているんじゃないんですよ。お米を大事にしない、食べるものを大事にしないということは社会全体のさまざまな動きからできてしまった、学校でやろうといってもそう簡...全文を見る
○深谷委員 あなたの今のおっしゃったことを先におっしゃれば、私も別に大きい声を出す必要はないんですよ。  あなたは、そういうような日本人の美徳が失われたのは社会全体の変化だ、それもそうですよ。しかし、あなたは今文教行政を担当なさっておられる方ですから、教育の現場でそういうことを...全文を見る
○深谷委員 外交交渉ですから、全部それは種を明かすということはできないでしょう。それはわかるのですよ。しかし、米というのは日本国民にとって重大な問題ですからね。その国民の声を体して大勢の人があなたに質問をしたわけですよ。だから、話せる枠、話せない枠、おのずからあるでしょうが、うそ...全文を見る
○深谷委員 これは既に新聞でさんざん報道されたことですが、総理、九月の段階で、あなたは、ウルグアイ・ラウンドの年内の決着が一つ、これはもうやるぞ、日本が切れるぎりぎりのカードは部分開放だと側近に語ったと、これはマスコミに出ておった、九月に。こういう事実はどうですか。
○深谷委員 それでは、これも同じく報道でございますけれども、実際には米市場開放をめぐる水面下の日米交渉が山を越えたのは九月のころだ、こういう報道がなされたのですね。これはどうでしょうか。
○深谷委員 マスコミは、アメリカとのぎりぎり極秘交渉で九月の中旬にはほぼ妥協した、こう書いているのですよ。これは誤報だったのですね。
○深谷委員 私の得た情報によりますと、九月の下旬に農林水産省の首脳が官邸を訪ねて、このぎりぎりの日米間の妥協について、この方向で収束していいかということを総理に尋ねて了解を得ている、こういうように聞いたのですが、どうでしょうか。
○深谷委員 初めてあなたが認められた部分なんですよ。九月の下旬に農水省首脳が官邸を訪ね、この方向で収束させていいかという打診に対して総理は了解した、こういう事実はあったのですね。
○深谷委員 十月中旬には合意の輪郭が漏れまして、これも新聞等で大騒ぎになったのですよ。このときも総理並びに政府の関係者も知らぬ存ぜぬで通したのですね。そして、今度の調整案ですよ。ウルグアイ・ラウンドの期限まであと一週間というぎりぎりのときに、何と驚いたことに、全く想定されていた、...全文を見る
○深谷委員 理解できないのですよ、そこのところが。  アメリカもカナダも韓国もオーストラリアも、主要国の大臣は、いよいよ大詰めの時期を迎えて、連日のようにジュネーブに入っているんだ。日本の国会が今まで三度も決議した、それに基づいて戦うべきあなたが、アメリカ、カナダ、韓国、オース...全文を見る
○深谷委員 私、今の発言は重大だと思うんだ。自分の方から歩み寄りの案は出せないが、向こうから歩み寄りの案を出せと言ったの。私の言いたいのは、日本は受け入れられないという決然たる態度で相手に臨んだのかということを聞いているのですよ。違うのですか。
○深谷委員 はっきり申し上げて、行く必要がなかったんじゃないんですか、もう既に。関係国の根回しは終わり、手打ちは終わっていて、今度最終調整案が出されたような内容でお互いに納得し合っている、だから行く必要がなかったのではないかと私は疑うが、私の間違いでしょうか。
○深谷委員 先ほどからの農林水産大臣のお言葉、何回も伺っていますが、残念ながらあなたに意欲を感じられない。これからだってまださまざまな交渉があるのですよ。戦いを、大戦争をやっているときに、本当に安全な奥深くに、大臣室におさまっていたり、国会にいるというような、そういう時期じゃない...全文を見る
○深谷委員 さっき、委員会開会中にマスコミのメモが入ってきたのですけれども、社会党代議士懇談会では、米の部分開放に反対の意見が相次ぎ、野坂国対委員長が最後に、閣議決定の延期、ウルグアイ・ラウンドの再交渉を求めることで意見を集約された、こうなっていますが、これはどうですか。
○深谷委員 それはだめなんですよ。今、じゃ聞きなさい。私の質問の終わりまでの間に聞けばいいじゃないですか、こんなこと簡単なんだから。  ほかにも共同通信その他の情報によれば、同じことなんですよ。つまり、社会党としては閣議決定の延期、ウルグアイ・ラウンドの再交渉、こう言っているの...全文を見る
○深谷委員 もう段階はここまで来ているのですよ。もうぎりぎりのところまで来ているのですよ。あなたは社会党の結論を待って決めるようなことをおっしゃるが、大臣として、では今どう考えていらっしやるの。
○深谷委員 はっきり申し上げて、こんなに当事者能力のない大臣は珍しい。大臣たる者、国務大臣たる者、こういう米の重要な問題に対して、ここまで来たら自分はどう決定するか、政治家としての良心をかけ、人生をかけて決断なさるのが常識だ。そういう意味では、何でも本家の言うとおり、本家のおっし...全文を見る
○深谷委員 私が言っているのは、今まで、九月のもうその時期に、日米間で大筋の合意はできたとかあるいは農林水産省の首脳部が官邸に行って、あなたとこの線でいこうと決めたとか、さまざまな問題を具体的にお聞きして、あなたはそういう事実がないとおっしゃった。そういう事実が、情報化社会ですか...全文を見る
○深谷委員 今、私の質問がかみ合っていないのですよ。私は今まで、九月の段階で日米の合意や妥協は秘密裏になされているということを指摘して、そうではありません、そんな事実はありませんとあなたはおっしゃったから、後からそういう事実がわかったらどうしますかと聞いているのです。それだけなん...全文を見る
○深谷委員 では、そうではないという事実がわかったら、責任はおとりになりますね。
○深谷委員 委員長、ちょっとこの答弁では納得できないよ。事実に反した場合には責任をとりますかと聞いているんだから。理事、ちょっと行ってよ。
○深谷委員 ただいまの御発言は、あなたが今までおっしゃったことが事実に反するという事態が起こったら、責任をとるというふうに受けとめてよろしいですね。
○深谷委員 そういうことなんですよ、はっきり言って。私は具体的に何月、どこで、どういうことと言って聞いているわけだから、それが違ったら責任とりますかと言うのは当たり前でしょう。やはりそれだけの重みを持った発言と私はきょうのところは受けとめて、また全く違うような報告が、情報社会です...全文を見る
○深谷委員 東京に住む人たちが安全で快適な暮らしをしていくような政治を行うことは大事なことだと言われた総理のお言葉は、まことに結構だと私は思います。そこで今、その東京と限りませんが、近畿圏も含めた都市に住む人たちの最大の悩みは相続税の問題でございますから、このことについてお尋ねし...全文を見る
○深谷委員 総理、ちょっとお聞きになっていただきたいのですけれども、例えば、具体的に私申しますと、中央区に住んでいるある中華そば屋さんがいるのですよ。これをAさんと名づけましょうか。それで、苦労の末やっと三十五坪の土地と建物を購入して頑張って努力をしてこられた。残念ながら奥さんも...全文を見る
○深谷委員 今の総理の前向きなお話というのはよく承りました。  この間、高鳥委員が藤井大蔵大臣に質問をしたときに、高鳥委員が同じような趣旨でお話をいたしましたら、私もそのとおりだと思うとおっしゃった。ところが、じゃどうするかということについてはほとんど触れておられなかった。もう...全文を見る
○深谷委員 藤井大臣、まさに我が党が政権をとっているときの税制調査会の議論をきのうのように思い出すんですよ。できるだけ、例えば事業用の宅地はまあ六〇%にしようとか、居住用は五〇%に減額しょうとか、さんざん議論したんですね。しかし、残念ながら、今日の状況を見ていますと、これで救えな...全文を見る
○深谷委員 今Aさんの例で言いましたように、その辺で御了解いただきたいと言うが、私が了解するんじゃないんですよ。現実に生きられない人が都市でたくさん出ているわけだ。だから、そういう木で鼻をくくったような話では、よく承知していますが何もやらないという答えしかないわけです。  通産...全文を見る
○深谷委員 二百平米以下の部分については、現在の減額基準よりももっとうんと引き上げるんだという、減額を多くするんだというお考えだろうと思うんですね。大蔵大臣ときっとぶつかりますからね、あなた。しっかりこういうような現状を踏まえて、私が申したように、少なくとも二百平米以下は非課税に...全文を見る
○深谷委員 通産大臣に伺いますけれども、物納する場合には、更地にするとかろいろな条件が必要なんですよ。だから、本当に零細な人たちは、物納するということだけでどうしようもないのですから、そこまで整備して出すことも不可能なんですね。おまけに、そこに生き続けたい、そこで中華そば屋さんを...全文を見る
○深谷委員 もう一つ例を挙げたいと思ったのですけれども、時間がありませんから結論だけ言いますと、父親が持っていた同族会社の株式の相続を受けた息子がいるのですよ。この人の場合、これは台東区なんですけれども、株は一万五千円という評価になっているのですね。ですから、合計で三億円ぐらいに...全文を見る
○深谷委員 藤井大臣は、せっかくいいことを言いながら、最後は、勉強させていただきたい。そんな話ではないんだ。今現実の問題なんだ。  そこで、ただいまの通産大臣、大蔵大臣のやりとりをお聞きになりながら、総理はどうお考えでしょうか、お尋ねしたい。
○深谷委員 二人の交渉事ですから途中で明らかにできないのは無理もないと思いますが、しかし、現実問題として、中小企業の方々が日本の経済を支えて頑張っていまして、その人たちがどうにも生きられないという現状があるわけですから、どうぞ一刻も早くこれらについての具体的な税制改正を来年度にぜ...全文を見る