深谷隆司

ふかやたかし



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深谷隆司の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第129回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○深谷委員 まず、質問を申し上げる前に、私は委員長に申し上げたいことがございます。  細川内閣が誕生いたしましてから今日まで、まことに厳しい景気の状態の中にありますので、当委員会といたしましては、財政問題を検討する最も権威ある委員会でありますから、細川総理がどのような対応をする...全文を見る
○深谷委員 御期待に沿うように全力を挙げた、期待に沿えなかったことは遺憾である、申しわけないという意味だろうと思うんですが、あなたは常々議会の子と周りからも言われて、御自身も自負しておられたと思う。どうぞこの委員会の権威において、これからは委員の要望に対して速やかにこの委員会を開...全文を見る
○深谷委員 実は、この委員会、今回の委員会のことのみならず、昨年、あなたの政権が誕生した後もこの問題についてはかなり議論いたしまして、当時、官房長官がわざわざ予算委員会の理事会においでになりまして、例えば、総理が去年アメリカに初めて行く前には開くというようなことまでおっしゃった。...全文を見る
○深谷委員 ちょうど折から、今月の十六日から全国一斉に所得税の確定申告が始まっているんですよ。全国の五百二十税務署でこの受け付けを開始しているんですが、マスコミの報じたある記事を見ますと、不況風をまともに受けた中小企業の皆さんから、申告どころではない、政治は我々を見捨てているのか...全文を見る
○深谷委員 ざっくばらんに申し上げますと、あなたの任命した閣僚の中からも、政治改革法案をどうしても通さなければならないと。政治改革法案を通すためには、うっかり平成六年度の、新年度の予算の編成に取りかかると、例えば消費税といったような問題でどうしても受け入れられない政党がある。はっ...全文を見る
○深谷委員 それ以上答弁要りません。  今の大蔵大臣の発言には問題があります。第三次補正予算は考えておりませんとこの委員会で答えているんですよ。違いますか。
○深谷委員 我が党の同僚の野中議員が十二月の八日の当委員会の質問で、不況がこう続いて出口が見えない、だから第三次補正予算もつくらなきゃならなくなるのではないかという心配を含めて当委員会で質問をした。第三次補正予算は念頭にないと明確に答えておった。大蔵大臣、事実に反することをおっし...全文を見る
○深谷委員 総理大臣、細川総理大臣、今私、十二月八日に当委員会で野中委員が質問したときに、第三次補正予算は念頭にありませんと言ったということを、大蔵大臣の発言と全く違うから指摘した。そしたら、わずかそれから十日ぐらいの後に第三次補正予算をやると言ったんだからそれでいいんだと平然と...全文を見る
○深谷委員 でも、おかしいと思うでしょう。胸張ってそんな言えないでしょう、あなた。まあ、くるくる御意見が変わる方だから、十日もあれば二、三回考えが変わってもおかしくないと言えばそれまでだけれども、それは無責任ですよ、やっぱり。  それから、私は今日までずっと振り返ってみまして、...全文を見る
○深谷委員 あなたがそうおっしゃるなら、あなたの発言メモというのがあるんですよ。これははっきり言って、私の友人のマスコミ関係の方複数からいただいたもので、合わせて見ると、中身はほとんど同じでございますから、あなたが全逓中央委員会で発言したメモであることは間違いがない。こう書いてあ...全文を見る
○深谷委員 検察と接触はなかったというあなたの記者への談話を私は聞いていますよ。そして、その中で、「検事、検察当局と接触した事実はなく、検察がこういう印象を持っているのではないかと想像した。」と。  どこの世の中に、会ってもいない検察の意向を推測して、あなたのように、やがて永田...全文を見る
○深谷委員 では、真っ先にあなたにもう一回確認しましょう。  今まで出ていたメモはでたらめであった。新聞に載った記事は全くうそであった。断言していいですか。断言していいですか。
○深谷委員 言ってしまった後で事の重大さにお気づきになって、どうやって糊塗しようかと頑張った。その結果が、自分の推測で検察はこう考えているのではないかと思って、そのとおりをみんなに話した。それだけで政治改革担当大臣の資格は失格ですよ。総理大臣、そう思いませんか。
○深谷委員 総理大臣に伺いますが、その前に、ただいま大臣が言われたように、検察がこう考えているのではないかと推測して発言したという事実は認めておられるわけだから、そういう発言をすることが適切だとあなたはお思いなのですか。
○深谷委員 私は、この質問をするに当たりまして、昨年の新聞の論調、記事、テレビのニュース、ずうっともう一回詳細に調べてみたのですね。  そうしましたら、前国会というのは御承知のように一月の二十九日で終わるのですよ。それまでの間に、特にことしに入ってから毎日のように、あたかもゼネ...全文を見る
○深谷委員 同時に、もし政治改革法案が通らなかったら、細川内閣は解散・選挙も辞さないという記事もこのころから載り始めた。政治改革法案が不成立、ゼネコン逮捕、解散・選挙となれば、見方によっては最悪のシナリオで、できることならそれを避けたいと思う人も出てくるでありましょう。こうした背...全文を見る
○深谷委員 法務大臣、私は法務大臣のただいまの明確な答弁を信じたいと思う。信じなければやっていけませんからね、実際の話が。信じますから、どうか仮にもそういうことのないように、これからも徹底的な御指導をお願いいたしたいし、私がこう言ったからといって、不正を憎むという検察の体質を変え...全文を見る
○深谷委員 法務大臣のただいまのお話を多といたします。どうぞよろしくお願いいたします。  だからといって、今度は山花大臣の話をそのままおくわけにはいかない。そうなってくると、あなたの発言がうそであったということになってくる。こういうことをあなたが公然とお話しなさるのですから、政...全文を見る
○深谷委員 政治改革の法律ができたからといって腐敗がなくなるものではないということを、いろいろな説明があったが、言われたことは事実ですな。だとするならば、政治改革担当大臣までがこの法案は欠陥商品であるということをみずから認めたということですよ。重大なことですよ、それは。  あな...全文を見る
○深谷委員 今までの予算委員会でそこまであいまいなことをおっしゃったら、議論が違った流れになっていましたよ。私は、そういう意味ではあなたの発言というものを、幾ら細かく説明しても理解できませんよ。  それじゃ、もう一つ別な聞き方をしましょうか。  あなたは、この法律をつくった、...全文を見る
○深谷委員 腐敗を根絶させるということに全力を挙げる御決意ですか。
○深谷委員 細川総理大臣はどうお考えですか。
○深谷委員 おっしゃるとおり、法律をつくっても魂を入れなければ意味のないことであります。その魂とは、腐敗をなくす、そういうことが起こらないようにする、起こったときは責任をとる、そういう不退転の決意であろうと思うのですが、いかがですか。
○深谷委員 そこで、そのお言葉を伺った上でお伺いしたいことが一つあるのですが、二月十五日の朝刊に一斉に、塩卸売業界の政治団体から藤井大蔵大臣に一千万円の献金がなされたという記事が報道されたのでございます。さらに、塩裕会というこの政治団体は、藤井大臣あてに集めた別の一千万円もプール...全文を見る
○深谷委員 ただいま藤井大蔵大臣はその献金の事実をお認めになって、自分の持っている団体で適切に処理した、こうおっしゃいましたね。その団体とはどういう団体か、明らかにしてください。
○深谷委員 そして、一方において、慰労金のような性格のものと受けとめていると、こうあなたおっしゃいましたね。
○深谷委員 大蔵大臣だから専門家だと思って伺うんですけれども、慰労金というのは個人のいただいたお金でございますから、所得税として本来申告するものではないんですか。それを、慰労金という性格のお金を一千万いただいて、指定団体に、二つに入れたというのは、大蔵大臣、専門家としてはおかしな...全文を見る
○深谷委員 慰労金という趣旨があったら慰労金として受けとめて、税制上も適切な対応をするのが少なくとも大蔵大臣の役目だと思うが、どうだ。
○深谷委員 一千万受領した、恐らく領収証を出されたでしょう。それから指定団体に振り込んだ、その帳簿もおありでしょう。それから、大臣就任になって一カ月たってから、ある新聞社がそのことを記事にしようとして訪ねていったら、慌てて翌日返した。返したからには領収証もあるでしょう。  これ...全文を見る
○深谷委員 十五日の新聞に、これとはまた別に、藤井大蔵大臣はほかにも献金をいただいていて政治団体に届けていないということが明らかになったと出ておりますが、これは事実でしょうか。
○深谷委員 この記事には、塩裕会、今の塩の卸売業界の団体ですが、平成二年分五百三十万、しかしこれは藤井大蔵大臣の指定政治団体に提出をしていると塩裕会の政治資金収支報告書には載っている。しかし、受けたはずの政治団体にはそれが載っていない。これは明らかなことなんですよ。そんな調査なん...全文を見る
○深谷委員 あるエコノミストはこうおっしゃつているんですよ。所得減税をやった場合に、消費に行くのか貯蓄に行くのかと考えるのは余りに単純過ぎる、現実は貯蓄か借金返済で終わるであろう、既に雇用調整が始まっていて、残業手当が減っている現状の中で、賢明な消費者はまず、早く借金を返そうとす...全文を見る
○深谷委員 後でそのことにも触れますが、一つの議論であることは間違いありません。  今は債務デフレーションの時代だ、こう言われていますね。個人も企業も多額の借金を抱えて、そのために景気が加速度的に落ち込んでいった。企業はもちろんですけれども、個人も、マクロ的に見ても借金づけの傾...全文を見る
○深谷委員 一千万程度とおっしゃったですか。(藤井国務大臣「はい」と呼ぶ)まあいろんな見方がありますが、総務庁が発表したのはもっと少ないんですよ。少ないんですけれども、一世帯に負債額というのは四百万から五百万ぐらいはある。正確には、一九九一年の末で一世帯当たりの負債額は三百七十五...全文を見る
○深谷委員 前に申し上げたように、六兆円の減税の効果というのは私はなかなか出にくいと思うのですね。そうすると、大蔵大臣、専らこの所得減税の求める目標というのは消費マインドを高めることではないですか。消費マインドを高める、それが消費につながっていく心理状態をつくり出す。どうでしょう...全文を見る
○深谷委員 今度の所得減税というのは、消費マインドを高めるための非常にいいきっかけになるのですよ。それはいろいろありますからね。それらを総合的に消費マインドを高めるというおっしゃり方は間違いではないのですけれども、とりわけ所得減税というのは消費マインドを高めるということが専ら大き...全文を見る
○深谷委員 もう一回伺いますけれども、協議会で今年中に結論を出す、それから決めるとおっしゃったのですが、所得減税というのは一年に限定するということよりも恒久的に考えた方が消費マインドを高めるということは間違いがないんで、基本的にはそういう考え方をお持ちなんですかと聞いているわけで...全文を見る
○深谷委員 あなたの言葉はファジーだから正確によく伝わらないので困っていますけれども、まあしかし、いろんな角度から恒久的な税制対策を考えて、それが今日の不況を克服する道になるであろう、まあ大ざっぱに言えばそういうことであろうと思いますから先へ進みますけれども、こういう減税を行うに...全文を見る
○深谷委員 自分が政治家としてあるいは総理大臣として決断をして、国民に向かって、いや世界に向かって、日米会談がありましたから、国民福祉税なるものを発表なさった、それがたった一日でつぶれたということは、単に陳謝で済むというものでもないのです、本来ならば。これは、細川総理でなかったら...全文を見る
○深谷委員 藤井大臣、政府・与党の経済問題協議会や政府税制調査会では、国民福祉税という、そんな議論が出ていましたか。
○深谷委員 それは藤井大臣、詭弁ですよ。やはり国民福祉税なるものの名前と本体というのは、ここで初めて出てきているのですよ。つまり、そういう国民福祉税というテーマで議論を尽くされながら生み出されたものではないのですよ、これは。それはいろいろな議論の中に、目的税を考えようとか、お年寄...全文を見る
○深谷委員 そういう詭弁をべらべらしゃべるのはおよしなさいよ、あなた。もう大蔵省の役人を終わって、今政治家で大臣なんだから。  私が何回も言っているように、国民福祉税という一つの、名前も中身も含めた構想について、当然議題になって議論をして積み重ねて出てくるのが法律案というもので...全文を見る
○深谷委員 いつまでたっても同じ議論になりますが、あなたは私の言っていることはちゃんとわかっているはずだから、それだけに始末が悪い。幾ら言葉でごまかしたってだめなんだ。  それから、国民福祉税ということになりますと、これは福祉ビジョンというのがないといかぬのですよ、これからの福...全文を見る
○深谷委員 福祉ビジョンが三月に出る予定になって今つくられていない。そうすると、福祉ビジョンなき国民福祉税ということになるわけですが、厚生大臣、それでいいでしょうか。
○深谷委員 あなたの発言を評価します。  私は、そういう言葉を総理大臣あるいは大蔵大臣から聞きたかった。一回出して反対があって引っ込めた、そのことについて自己弁護ばかりしないで、そのもとになる政策、政治家としての信念、それを聞きたかった。  恐らく厚生大臣はこういう形で、国民...全文を見る
○深谷委員 総理大臣、これは大問題ですよ。厚生大臣が知らない福祉税というものが突然、みんなが寝静まったところに出される。そして、それを知ったのはそのときだと、厚生大臣が。  閣僚の中で、内閣としてそういう相談というのはなされておらないのですか。あなたが一人でお決めになっているの...全文を見る
○深谷委員 あなたの説明は説明として、今新たに明確になったのは、国民福祉税という福祉に専らかかわりのある税制をつくり発表するに際して、その担当大臣である厚生大臣に事前に何らの相談もなく、突如として出したというこの問題については、これはゆゆしき問題だという判断をせざるを得ない。 ...全文を見る
○深谷委員 武村官房長官のお話からも、いわば女房役のお立場であるにもかかわりませず、大内担当大臣と同じように、相談はほとんどお受けになっておらない。全く総理大臣単独でお考えになり、発表したとしか思えないという今のお二人の発言でございます。  総理も同じぐらいの時間だったというの...全文を見る
○深谷委員 意外な展開になって私も驚いておりますが、総理大臣がお考えになって国民福祉税を夜中に発表したものだと思っていた。そのことについて官房長官も厚生大臣も御存じないということだから、これは独裁に近い判断だなと思っていたら、総理も間際に聞いたという話。そうすると、だれがつくった...全文を見る
○深谷委員 急に話が違ってきちゃいけませんよ、武村さん。みんな支持しているんだから。  社会党の人に聞きます。  今、各政党間で話し合って出されてきたものを集約して、決定して発表したということでございます。そうすると、社会党は国民福祉税も議論をして、賛成という立場で出してきた...全文を見る
○深谷委員 細川総理、社会党の大臣はそうおっしゃっているんですが、あなたの話と違うのはどういうわけでしょうか。
○深谷委員 もう一回聞きますけれども、そうしますと、国民福祉税なる構想が出たのは、つくられた、ペーパーにして各党に相談を持ちかけたのはいつのことですか。
○深谷委員 押し詰まるも何も、今佐藤さんも言われた、大内さんも言われた、武村さんもうっかり言われた、それぞれみんな直前になって聞いた話なんです。事前に打ち合わせながら、議論の過程の中から煮詰まってきて総理から出されたものではない。これだけは明らかな事実でありますから、そういううそ...全文を見る
○深谷委員 それでは、もう一回改めて大内大臣に伺いますが、党のそれぞれの機関で詰めていただくように依頼されたというのはいつごろのことでしょうか。あなたの発言では、依頼されたことはなくて突然聞かされたというふうに受けとめたのですが。
○深谷委員 社会党の先ほどの答弁をもう一回聞かせてください。
○深谷委員 何回聞いても答えは同じでございます。つまり、総理大臣が言われるように、国民福祉税なるものが一つの構想として出されて、各党で検討されて、了解を求めて集まってきて、それを政策で発表するという手順は全く踏んでない。踏んでないですよ。今はっきりそうおっしゃったじゃないですか。...全文を見る
○深谷委員 かつて自由民主党が消費税をやりましたときに、十年の年月をかけたのですよ。そして、行政改革等でも、例えば国鉄とか電電公社、専売公社の民営化とか、「増税なき財政再建」、赤字国債依存度の軽減、民間活力の活用など、さまざまなことをやったのですよ。それでも、国民の大変な大きな批...全文を見る
○深谷委員 外務大臣のそのお気持ちがすべてのお気持ちであることを期待します。  ノーと言ってきたということで、これが確かにマスコミの中心的な話題になったですよ。これは細川総理の意に反することだったかもしれないが、少なくともそれが話題になって、やっと欧州並みになったと、日本は。こ...全文を見る
○深谷委員 以上で私の質問はとりあえず終わりますけれども、時間が来ましたから。  最後に私、重ねて申し上げたいと思います。これから日米関係、大変だ、担当者を集めて相談をしている、本当は行く前にそれをしっかりやるべきだった。そしてさまざまな代替案を持って交渉に臨むべきであった。し...全文を見る
05月23日第129回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○深谷委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいまから質問をさせていただきたいと思います。  羽田総理大臣、ついきのうまであなたとは同じ政党で席を並べて大いに議論したものであります。そのあなたが最高の地位の総理大臣につかれたことを心からお祝いしたい気持ちではありますが、大...全文を見る
○深谷委員 本来は、昨年の暮れに新年度の予算編成をしなければなりませんでした。それを越年させたのは、ただいま総理が言われたように、専ら政治改革法案を通したいという、もうとにかくしゃにむにこれを通したいという前総理大臣並びに与党の目標のためであったと思う。予算を組んだら所得減税に入...全文を見る
○深谷委員 この間、十八日の当委員会であなたはこの言葉を取り消されたのですが、今おっしゃったのでは、事態を重く見るという意味で潔いと言ったと、全く矛盾した、何の意味だかわからないことをおっしゃっているのです。どういうことでしょうか。
○深谷委員 重く受けとめるという言葉じゃないのです。潔いとあなたがおっしゃったことを申し上げているのです。  細川さんの疑惑が白日のもとにさらされて、もうにつちもさっちもいかなくなった。マスコミはこれを取り上げて、このままいたのでは必ずつぶされると判断したから投げ出したのです。...全文を見る
○深谷委員 まあ、後でその自分の言葉を恥ずかしいとお思いになったから取り消したのでしょうから、これ以上そのことは申すまいと思いますが、しかし、あの辞任を重く受けとめる、こうあなたはおっしゃった。そうすれば、当然細川前総理の疑惑解明はおやめになっても引き続いてやっぱり議論していかな...全文を見る
○深谷委員 細川さんの答弁にうそがないというふうにあなたはおっしゃっているようですが、うそはたくさん出てきているんですよ、現実に。うそを本当についているんですよ。そうお感じになっていませんか。
○深谷委員 あなたのそのお言葉は私は納得できません。しかし、はっきり申し上げて、細川前総理をかばうのは、気持ちとしてはわからなくはありません。あなたは副総理だったのですから、責任者の一人ですから。しかし、いたずらにかばうことは細川前総理のためではないし、いわんや国家国民の声を代表...全文を見る
○深谷委員 私はそういうような観点に立てば、これからの予算審議はできるだけ早く進めて、この国会の中で予算を成立させるという強い決意がなきゃいかぬと思う。ところが、最近の動きを見てまいりますと、積極的に何でも何でも国会の中で解決して、この六月二十九日までには予算を成立させるというそ...全文を見る
○深谷委員 熊谷官房長官にお尋ねしますが、あなたは最近、今国会の会期の延長はやむを得ないとおっしゃっておりますな。いや、マスコミの報道で出ておりますよ。それはどうですか。
○深谷委員 あなたは総理大臣から注意されたというのでしょう。何で注意されたんですか。会期延長に触れたからですよ。それがなくてどうしてあなたは総理大臣に怒られるのですか。あなたは、どういう質問の経過とはいいながら、会期延長もやむを得ないとおっしゃった、だから総理が怒ったんでしょう。...全文を見る
○深谷委員 はっきり申し上げて、会期延長の議論が主要閣僚の中から公然と出てくるといいますのは、やはりこの会期内に予算が成立してしまうと内閣不信任案が出るかもしれない。そうなると、少数与党ですからひとたまりもないんですね。そうすると、総辞職するか解散するしかない。六月の解散などとい...全文を見る
○深谷委員 選挙区割りの法案は審議会にゆだねていますから、政府や皆さんがそれに枠をはめるような、あるいは急がせるような、そういう発言をするのは問題なんですよね、実際。  ところが、現実に、例えば石井自治大臣、あなたは連立与党の政策合意にまで、できれば新たなる確認に沿って今国会で...全文を見る
○深谷委員 審議委員にだれとも会っていないからということは何の理屈にもならないんですよ。マスコミを通して、今国会で早くやれ、六月二十九日までにやれ。それをせかすということは、六月二十九日までといいますと予算の審議ぎりぎりですよ、どう考えたって、物理的に。その前に選挙区画の法案が出...全文を見る
○深谷委員 熊谷官房長官、なりたてでうれしいかもしれないが、べらべらべらべら余計なことをしゃべらぬ方がよろしいですよ。国民に誤解を招くだけなんですよ。  各大臣のそういう発言についてまだ指摘したいんですけれども、もう時間がありませんから、もう一回羽田総理に伺いますが、予算はこの...全文を見る
○深谷委員 会期をどう決めるかは国会で決めることですけれども、この会期中に何としてでも予算を通すという政治家としての姿勢は、必ず守り通していただきたいことを申し上げたいと思います。  それにいたしましても、ここに居並ぶ大臣のお顔ぶれを見ますと、本当に予算をきちんと早く通そうとい...全文を見る
○深谷委員 私は、権力の二重構造という言葉がしばしば聞かれるのを残念に思います。実際に政権を担当している総理大臣、大臣がずらっと表面におられる。しかし、その背景で、大きな力でその政治の方向を曲げようとか、このように進めようとか判断している人がいる。  私は、民主政治というのは、...全文を見る
○深谷委員 熊谷官房長官、小沢さんの発言は四月二十五日のことなんですよ。もう一カ月前なんです。あなたは一番小沢さんと近いと言われている方なんですが、いまだに、いわゆる報道に伝えられているような発言がもしあったとしたら遺憾であるという、そういう姿勢ですか。おかしいじゃありませんか。...全文を見る
○深谷委員 新生党の最高の実力者が女性べつ視の発言をして、それに対して、女性の問題を担当する担当大臣が今のような言葉でいいでしょうか。そんなおかしなことで本委員会が通ると思っているんですか。もう一回答弁願いたい。
○深谷委員 調査などという大げさなことではないんですよ。あなたは小沢一郎さんの指示に従って動いている方だ。一番身近だということはわかっているんだ。直接小沢さんに真意を確かめて、間違いなら間違い、女性に対して申しわけないことを言った、謝罪する、そういう立場をとるのがあなたの役目でし...全文を見る
○深谷委員 小沢さんという方の立場が重いものですから、この発言はマスコミにも取り上げられ、女性の議員たちも立ち上がって抗議をし、しかも国際的な大きな笑いぐさにもなっている。こういうときに、官房長官が参議院で質問をされて、まだ聞いていないならわかったけれども、あれから一カ月もたって...全文を見る
○深谷委員 今の総理大臣の話は一応わからないではないのですよ。しかし、私は官房長官の姿勢を聞いているんだ。怠慢だと言っている。責任を持って答えなさいと言っている。それだけの努力は女性問題担当大臣としてすべきでしょう、こう申し上げているのです。
○深谷委員 直接小沢さんにあなたの立場からお話をして、女性担当大臣としてこれをただして、その答えについてきちっと後日報告することを求めます。
○深谷委員 この一連の発言に関しまして、今度は小沢さん自身が去る十六日に千葉市で開かれた集会で、朝日新聞をアカ新聞かブラックジャーナリズムかと思ったと発言して、今の論調が続くなら国の将来を危うくすると発言したと言われます。  これについて総理、どうお感じになりましたか。
○深谷委員 私どもも、マスコミの報道がいつも納得できるものではないと思っているのですよ。我々でも納得できないようなことがよくあります。例えば物事をすぐ右か左かに分けたがる。政治改革法案でも、問題があるぞ、疑問があるぞと言っただけで慎重派、守旧派、片一方の方は何でもやれやれと言った...全文を見る
○深谷委員 あなたは、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会の会長であった。あの靖国神社には、二百四十六万六千二百七十一柱、かつて不幸な戦いでお亡くなりになった人たちの霊が祭られている。戦争責任の問題はこの際別にしたとしても、日本及び日本人の将来のために命を捨てていった人たちが多...全文を見る
○深谷委員 いずれにしましても、憲法で規定している信教の自由ということを守る、その他のいろいろな配慮もありますが、そういうことで靖国神社の参拝に非常に配慮している、それはよくわかるわけですね。  そういう観点からいきますと、今の政権が公明党と新生党主流になっているということで、...全文を見る
○深谷委員 私はそういう不安をぬぐい切れないのですけれども、たまたま、こうした折も折ですが、五月二十六日号の週刊文春で、「羽田首相は池田大作創価学会名誉会長の密使か」というセンセーショナルな見出しで報道がなされたんですね。びっくりいたしました。  それによりますと、信頼すべき複...全文を見る
○深谷委員 一国の総理大臣が、一宗教団体の親書を持ってメッセンジャーボーイに行くなどということは、本当に考えられないことですね。私もあなたの言葉を信じたいんですよ。しかし、仮にもそういう一応評価されている出版社が出している記事に堂々と載っているのでございます。  そこで、それで...全文を見る
○深谷委員 総理大臣が宗教団体の名誉会長の親書を持っていったという記事が公然と出されている。ほかのスキャンダルじゃないんですよ。ほかのスキャンダルなら無視するということもあるでしょう。しかし、総理大臣のことについてここまで書かれていて、それを黙殺するなどということは、私はおかしい...全文を見る
○深谷委員 私は、その言葉に納得できないのですよ。当然その雑誌社に抗議し、事実を明らかにするために名誉棄損で告訴することがどうしてできないのですか。簡単なことじゃありませんか。
○深谷委員 それだけ自信を持っておっしゃるなら告訴すべきだ。こだわり続けるわけではありませんが、告訴して黒白をはっきりさせるべきだ。ここで申し上げたからうそはないんだという発言が、前総理の細川さんから何回聞かされたことか。納得できない。
○深谷委員 ぜひ、刑事告訴も含めて断固たる対応をして、この答えについては明確にしていただきたい。  念のために申し上げますが、何らかの形で、これが事実としたら、あなたは責任をおとりになりますね。
○深谷委員 それでは、あなたのその言葉をとりあえず今日の場合では信じて、次に移ります。  羽田総理、あなたは五月十八日に突然、公共料金の値上げ、年内凍結をすると発表なさいました。ことし一月の郵便料金の値上げや国立大学の入学金など、とりわけ四月からの公共料金の値上げは大変なもので...全文を見る
○深谷委員 聞くところによりますと、大体一週間前あたりからあなたは考えて、それでその日に、つまり十八日のお昼に口頭で熊谷官房長官に指示した、こう言われているんですが、そうですが。
○深谷委員 公共料金の凍結ということになりますと、これに直接関係する省庁があるわけですね。当然事前に綿密な打ち合わせがなければおかしいんですね。それはどういうふうに打ち合わせたのか、ひとつ関係省庁を代表する大臣にこの際伺ってみましょうか。  大蔵大臣、それから通産大臣、自治大臣...全文を見る
○深谷委員 今伺いますと、みんな直前に聞いたと言うのですよ。考えることも判断することも、相談することすらもちろんできない。そういうときに、とりあえず記者会見だけやってこいという感じで、公共料金凍結だ、そう言えば国民は喜ぶと思っているんだ。しかし、中身が伴わなければそれは失望に変わ...全文を見る
○深谷委員 公共料金の凍結というような大事な問題ですから、当然経済を預かる経済企画庁長官は心得ていなきゃいかぬのですよ。お役人さんからもらった資料がありませんからといって、いまだに頭にたたき込んでいないということは、私は、大臣としてまことに怠慢だし、けしからぬことだと思うのですよ...全文を見る
○深谷委員 その決断は遅過ぎるのですよ。本来なら一月あるいは四月の時点で、細川さんの副総理なんですから適切な助言を行って、そのときに公共料金の値上げをとめるべきなんだ。あらかた上げちゃったんです。今になって民間だとか地方自治体のその公共料金か、あるいはそれに類するものだけ凍結する...全文を見る
○深谷委員 国民の生活を向上させるために、景気を回復させるために所得減税を行う。その半分は公共料金で消えてしまうなどというのは政治の無策ですからね。しかも、その公共料金値上げはほとんどもうやってしまった、国の関係は。残っているのはわずかに民間、地方公共団体。そこにしわ寄せを持って...全文を見る
○深谷委員 今地方の時代と言われて、地方の分権が叫ばれて、地方の自治を尊重するという状態のときに、都議会で決定してしまった後に、何の事前の話もなしにいきなりそれを覆すような発言をするということは私は重大な責任だということを申し上げて、今の答弁とはいささか違うのですが、まあ百歩譲っ...全文を見る
○深谷委員 国の公共料金を上げた際に、効率化とか行政改革とか思い切ったことをやらないで、地方自治体がこういうことで困って現実に五十三億も赤字になるということに対して、そういう改革を求めるというのでは答えになっていないのですよ。  運輸大臣あるいは自治大臣、こういう行き方に対して...全文を見る
○深谷委員 全く身勝手な発言ですよ。やっぱり公共料金を凍結させるというなら、国がみずから、国の分から凍結させていくべきですよ。それをやるのが当然なんだ。自治大臣どうですか。地方にこんな負担を与えていいですか。
○深谷委員 何回も繰り返しますけれども、それは、この国を担当している諸大臣として、せっかく今言われている地方自治の尊重、地方分権の尊重ということに逆行するということをはっきりここで申し上げておきたいと思います。  公共料金の凍結について一連の経過を私は聞いてみまして、まず政策決...全文を見る
○深谷委員 今、あなた早速お勉強なさったのですが、事業所数では七九%台ですよ。九〇%を超えていませんから、数字も間違いですから、勉強してください。  いずれにいたしましても、中小企業というのは日本の経済を支えている圧倒的な人たちの姿でございます。この中小企業が今最も不況の痛手を...全文を見る
○深谷委員 負債総額、三千億だと私は聞いていますがね。違いますか。一千億だと。それから、倒産件数も出ているんですよ。平成五年で一万四千五百六十四件の倒産件数がありますが、その中で一億円未満の資本金の中小企業が一万四千四百四十一、こういう数字が出ているんですよ。つまり、倒産のほとん...全文を見る
○深谷委員 厳しい実態がわかっていないんですよ、数字の上でも。だから私は言っているんだ。今からでも遅くありませんから、徹夜してでも勉強なさい。それがあなたの役目ですよ。  その中小企業の苦しみは、一つは販売不振の不況型倒産に見られるように、ここ数年続いた不景気のために起こってい...全文を見る
○深谷委員 私は構造的な困難さだと思うんですね。だから、景気がある程度回復しても、中小企業、特に製造業なんかの場合は低位安定水準でとどまってしまって、またがってのように設備投資に力を注ぐというようなエネルギーにはならないような感じがするんですね。そういう状態が予測される中、通産省...全文を見る
○深谷委員 中小企業対策で金融支援というのは当然のことでございます。  ただ、通産大臣、あなたそうおっしゃったけれども、じゃ、今の金融機関が中小企業に対して貸し渋りを行っている、それから公定歩合あるいはさまざまな対策の中で状況が変わってきているのに、貸出金利というのは下がってい...全文を見る
○深谷委員 金融機関がバブル当時の貸し出し競争の結果、巨額の不良債権を抱えているというのはわかるのですけれども、一方ではそのころの高い金利で貸し出したお金が残っているのですよ。貸出金利と預金金利の差で稼いだいわゆる業務純益が九二年度は史上最高水準だというのですね。だから、貸し渋り...全文を見る
○深谷委員 いつ大蔵大臣とこのことについて話し合いましたか。
○深谷委員 そして、その成果はいかがですか。
○深谷委員 はっきり申し上げまして、型どおりの答弁ではだめなんですよ。中小企業はそんな言葉で救われないのですから。  具体的に申し上げますと、例えば、政府関係中小企業金融機関、これは積極的に中小企業に低い金利で貸し出しを行っているのですね。これは結構なことだし、これは拡大しなけ...全文を見る
○深谷委員 今まで借りた債務の金利が高いのでこれを下げる、今の水準に直すということについてあなたの明確なお考えを聞かせてください。
○深谷委員 借りかえを聞いてないのです。金利を今の水準に下げられますかということです。
○深谷委員 通産大臣、申しわけないのですけれども、長期固定金利で——大蔵大臣によく聞いてくださいよ。そんな簡単なものじゃないのですよ。金利を下げるということは、今まで長期固定金利でお金が回ってきておるからできないという返事なんですよ。できないのですよ。それから、借りかえという問題...全文を見る
○深谷委員 さらなる努力を重ねたいとおっしゃっていますが、今までの努力がどうであったか、まだ多分御存じないと思いますから、早目に勉強して、さらなる努力をするようにしてください。  中小企業を取り巻く環境の中で影響している一つに固定資産税の問題があるのです。地価は相当下がっている...全文を見る
○深谷委員 固定資産税の評価の問題について、激変緩和のとき私も参加した一人なんですよ。それから、事務的に間に合わないということをおっしゃったのですけれども、それは去年の一月の話でございまして、もう今や五月の下旬になっているわけですから、ここまで時間が経過しておりますから、対策とし...全文を見る
○深谷委員 同じことを総理大臣にも伺いたい。
○深谷委員 これは院の構成の問題でございますが、総理大臣及び担当大臣がどういうお考えか、どういうふうにリードしていくかということは大事な要素でございます。商工委員会の中に小委員会をつくるということもそれは結構なことでございますが、今日の経済を支えている多くの部分に中小企業が存在し...全文を見る
○深谷委員 日本が国際社会で生きていくためには、国際法にかかわるような解釈が明確な形でなされていないと大変な立場に追い込まれる可能性がある、それは言うまでもないことでございます。今度の連立政党の統一見解を見ましても、明確になるどころか、かえって一層不明確になっていると私は思うので...全文を見る
○深谷委員 日本の憲法は国連の安全保障を理念とするなどというふうには書かれていないんですよ。それはそうなんですよ。憲法ができたときと国連憲章ができたときというのは、一年足らずしかないんですよ。だから、日本の憲法は国連憲章を土台としてつくったものではないんです。昭和二十一年七月九日...全文を見る
○深谷委員 条約局長は、国際法の世界の中で普遍的安全保障という言葉は確認されませんと言っている。あり得ないものを憲法の理念とするというのは全くおかしな話じゃありませんか、どうですか。
○深谷委員 普遍的安全保障というのは一体何なのか、それはわからないはずなんですよ、国際法で確認されてないんだから。そういう言葉なんて存在しないんですから。世界で通用しないんですから。  大体この言葉は、社会党と連立政権を組むときの政策協議の事項の中で、与党間の政策合意の中で初め...全文を見る
○深谷委員 それだと、後でまた聞きますが、これは政党間の統一見解だということで全部質問から逃げられるんですよ。政府の明確な答えが出てこないんです、これでは。だから政府の統一見解を出さなきゃならぬということを私は言っているんですよ。問題があると、これは政党間の合意だからと言うんです...全文を見る
○深谷委員 それは詭弁なんですよ。国際的に普遍的安全保障という言葉がないんですよ。それを連立政権を組むために無理やり言葉のあやでのっけたわけですよ。これから先立って世界に向けて平和を訴えると言うが、普遍的な安全保障なんかで国際社会に通用すると思っていますか。こんなの通用するはずが...全文を見る
○深谷委員 国連憲章の七章に「平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に関する行動」の規定がありますが、これらは国際社会に受け入れられているので普遍的安全保障という表現になった、そういう解釈だろうと私は思うのですが、そうですが。
○深谷委員 国連憲章の第七章に、「平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に関する行動」の規定がありますね。それが国際社会で受け入れられているので普遍的安全保障という表現となった、この前もそうおっしゃったのですね。
○深谷委員 それは理論的でないのですよ。第七章のこの規定に基づけば、四十二、四十三条の規定にも従うということになるのですよ。一方で国連に積極的に協力しますと言って、もう一方では憲法があるからできませんでは、国際社会では通用しないということなんですよ。この矛盾をどうするかということ...全文を見る
○深谷委員 今、政党間で合意した統一見解、全く矛盾したことが書かれているということを申し上げました。この点は本日の羽田総理の答弁を聞いても同じであります。国連憲章と我が国の憲法と一体どっちを優先するのか、その選択決定のときは、常任理事国入りの問題も含めて極めて近い時期に訪れると私...全文を見る
○深谷委員 ちょっと委員長、政府の統一見解を私、ここで発表してくれと言っているのですよ。それを聞いた上で、どうしても納得できない、まとまらないならば、今の委員長の取り上げ方で結構ですということですよ。
○深谷委員 それと、さっき申し上げました普遍的安全保障についての明確な答え。
○深谷委員 肝心なところがあいまいなんですよ。要するに、我が国には憲法というのがあります。しかし国際社会に協力しなきゃならない。しかし国際社会には国連憲章というのがある。一体どっちを優先するのか。これに対する答えが明確でないんですよ、武力行使の問題も含めて。だから、もっと明確な答...全文を見る
○深谷委員 今総理大臣から御答弁がございましたが、まだ私どもには納得できる内容ではありません。  といいますのは、国連憲章というものと我が国の憲法というものは、明らかにその条文において矛盾しているのですよ。それは、国連憲章というものができ上がって、その背景をもとにして日本国憲法...全文を見る
○深谷委員 税制改革の問題とか、抜本的な不況対策とか、あるいは北朝鮮に対する核査察問題など、今非常に多くの問題を抱えているのでありますが、追及したいと思いながら、残念ながら時間をなくなしてしまいましたので、この点については、また後日に残すといたしまして、最後に一言申し上げたいと思...全文を見る
06月03日第129回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○深谷委員 まず、三人の公述人の皆様に、お忙しいところ、また御高見を賜ってどうもありがとうございました。三人の皆さんにそれぞれ伺いたいと思います。  まず、紺谷先生、予算の審議が非常におくれたことは景気の回復を一層おくらせてしまっている、おっしゃるとおりであります。今私ども自民...全文を見る
○深谷委員 熊谷先生にもあわせてお尋ねしますが、消費税の問題が今非常に大きな問題になっている。私は、政権をとっていた時代から、そこに島村宜伸先生もおられますが、これらの問題については随分いろんな議論をしてきました。特に、売上税のときには真っ向から反対して大いに話題を集めたものです...全文を見る
○深谷委員 熊谷先生の今のお話にございましたが、私たちは自由民主党という政権をとった政党の場合でも主義主張というのはおのずからございまして、とことんその主張を貫いております。ですから、私どもは売上税から消費税までずっと反対であります。しかし、民主政治でございますから、最後に意見が...全文を見る
○深谷委員 ありがとうございました。  飯塚先生に少しお尋ねしますが、私たち東京に住んでいまして都市問題を抱えているわけですね。今一番やはり問題になっているのは固定資産税の問題。特に中小企業は非常にこれで困っている。  これは申すまでもないことでございますが、評価額を公示地価...全文を見る
○深谷委員 お言葉を返してここで議論するつもりはありませんが、要するに、大蔵省的な発想でまいりますと、どうやってお金を取ろうかという話になっちゃうんですよ。だから、中小企業を支えておられる税理士の先生方にいい知恵があったらお教えください、国権の最高機関である我々が考えることは当然...全文を見る
○深谷委員 ありがとうございました。大変参考になりました。  今度私ども提案いたしまして、例えば二百平米までの居住用の宅地だったら非課税にせよということで、今度八〇%ぐらいまでいくと思うんですが、それでも都心では全く追いつきませんで、そういう諸外国の例などをひとつ今後一層勉強し...全文を見る
○深谷委員 大体政治改革のときに一番大きな問題点は、どうもマスコミを中心として右か左かと二つにすぐ分ける傾向があるのですね。憲法問題を論じると護憲か改憲かと、こう分けちゃうのですね。政権はというと自民か非自民かなんですよ。こういう二つの分け方が非常に大きなマイナスの要素になってし...全文を見る
○深谷委員 短時間でございましたが、さまざまな御意見をいただいて、まことにありがとうございました。  私たち政治家も毎日、正直悩みながら一生懸命過ごしております。どうしても国民の目の届くところは問題点だとかそういうところばかりでございますが、日本の行方や国民のありよう、その幸せ...全文を見る
06月08日第129回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○深谷委員 私は、自由民主党を代表して、平成六年度予算三案につき政府が撤回のうえ編成替えを求める動議について、提案理由及び概要を御説明いたします。  今、政府の最大の政治課題は、戦後最長、最大の規模となった今回の不況から一刻も早く脱却し、あらゆる手段を講じて景気回復を図ることで...全文を見る
06月21日第129回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○深谷委員 私は、本日は、細川証人に対して心を痛めながら質問することをまず申し上げたいと思う。  私は、連立政権誕生以来、野党自民党を代表して五回質問に立ちました。時の総理であったあなたに対して、さまざまな角度から政策論を展開し、日本の行方を誤らせぬように厳しく論及し、また提言...全文を見る
○深谷委員 今のお話の中に、これ以上総理にとどまっていると予算がおくれるからというお話がございました。私は、総理のときにその言葉を聞きたかった。  かつて竹下総理は、さまざまな疑惑を追及されたあなたと同じような場面に直面したときに、国民生活に欠くことのできない予算だけはどうか通...全文を見る
○深谷委員 あなたの事務所の調査結果について、あなたの第一秘書でございました八塚南海夫さんが四月二十二日に会見をなさいました記者会見、その記事の一部を読みますが、全くの仮定の問題として、仮に桑畑氏に出資法二条違反があるといたしましても、出資者は本来罪に問われませんし、また貸金業法...全文を見る
○深谷委員 あなたがおやめになったすぐ後の週刊誌あるいはその他マスコミで、続々とあなたに関するスキャンダラスな話題も出ました。一気にあなたの疑惑が大問題になった、社会的大問題に。さっき、一国の総理が証人喚問を受けるときには社会的問題があるかないか云々と言われましたが、現実に社会的...全文を見る
○深谷委員 そうすると、あなたがおやめになった後、マスコミの報道で、自分がやめたのは目くらましであったと、自由民主党を分裂させるために私はやったんだと、こういう記事が書かれておりましたが、あの言葉は事実だったのでしょうか、どうなんでしょうか。
○深谷委員 事実にないことをマスコミが載せたとおっしゃいましたけれども、目くらましとか自民党分裂という言葉がどの新聞にも載っておりましたからね。真意が伝わらなかったでは済まないとは思いますが、しかし、この点に関しては、ただいまあなたの言われたことを信じたいと思います。  あなた...全文を見る
○深谷委員 桑畑さんに資金運用を任せて、一回について最低百万円から最高二千万円までの額を合計二十数回にわたって受け取って、総額五千七百万円の利益を得たと言われておりますが、そのとおりですか。
○深谷委員 それでは、その受領した利益は税務申告なさっておられましたでしょうか。
○深谷委員 恐縮でございますが、おわかりいただけたら、どういう修正申告をなさったのでしょうか。
○深谷委員 桑畑さんとは大変あなたは親密であったようでございます。今までの桑畑さんの記者会見等々によりましても、あるいは一部の報道にもさまざまに記載されておりますけれども、かなり頻繁な深いおつき合いをされたというふうに聞いておりますが、いかがですか。
○深谷委員 あるときは京都の細川別邸に桑畑さんをあなたがお招きし、佐川急便の佐川清会長と御一緒に、四、五人の舞子さんも呼んで歓待したこともあると書かれておりますが、そういう記憶はございますか。
○深谷委員 京都から東京行きの新幹線の中で、桑畑さんにあなたは、できれば将来派閥をつくりたい、しかし後援会が少なくて資金が足りないと言われた。どのぐらいかかるんですかと桑畑さんが尋ねたところ、五億円ぐらいかかると言われたそうですが、そういうことも覚えていらっしゃいますか。
○深谷委員 ただいま私が質問申し上げましたのは、去る四月十三日に桑畑祐生さん自身が記者会見で述べられたものでございます。  そうすると、あなたは、桑畑さんは事実でないことをおっしゃったと、今そうここで断定なさったと伺っていいですか。
○深谷委員 昭和六十一年の八月ごろに、桑畑さんはあなたにNTT株の購入を勧めたということですが、事実でしょうか。
○深谷委員 桑畑さんによりますと、当時熊本県知事のあなたから、熊本の阿蘇ゴルフクラブに招かれたということでございます。そして、そのゴルフの後、ゴルフ場附属の阿蘇高原ホテルであなたの奥様と桑畑さんと御一緒に夕食をいたし、その後二人きりになったときに、藤木周蔵さん作成のNTT株の投資...全文を見る
○深谷委員 そのとき細川さんは、わかりました、後で深山に連絡させますと言われたそうですが、記憶ありませんか。
○深谷委員 そのことを深山元秘書にあなたはどう指示なさいました。
○深谷委員 この間、深山元秘書さんが六月十五日の証人喚問で、桑畑さんの話だから一応検討するようにという指示があったというふうに証言しているのですね。それは今細川さんが言われたことと符合いたします。こういうところはぴたっと合うのですね。こういう点はきちっと記憶されているのですね。 ...全文を見る
○深谷委員 ですから、それならば、桑畑さんの話だから一応検討するようにと深山秘書に指示したという今のお言葉はかえっておかしくなりませんか。そこだけは記憶していらっしゃるのですか、古くても。
○深谷委員 今のお言葉で、どういう角度から言ってもうまく逃げられるような言い方をなさったということは本当にはっきりしましたが、去る五月十一日、参議院予算委員会において、証券コンサルタント藤木周蔵さんが参考人として招致されたのであります。  この藤木さんは、知人である桑畑さんから...全文を見る
○深谷委員 当時は上田正平さんは既に年金生活を送っておられた。それから、収入は格別ないという話などがいろいろ出ているのですね。そして御年配でもございました。お体のごかげんも悪いようであります。それから数年にしてお亡くなりになった。そういう方が、ある日突然神の啓示でも受けて、四億円...全文を見る
○深谷委員 藤木さんも桑畑さんも、全く細川さん自身の取引と認識していたと何度もおっしゃられているのです。そして、この間の深山喚問で、深山元秘書さんも、自分は上田正平さんの取引だとは桑畑さんにも藤木さんにもおっしゃらなかった、御自身でこう言われているのですね。それでも細川総理はお認...全文を見る
○深谷委員 あなたは、NTT株三百株の購入費四億一千七百七十万円を借りるに当たって、御自身のマンションを担保に提供いたしましたね。その根抵当権設定の登記申請書を見ますと、債務者に、上田正平さんの名前とともにあなたの名前が並んでいるのですね。そして、一たんは連記されているのですけれ...全文を見る
○深谷委員 確かに名義上株は上田正平氏の購入となっているのですが、三百株のうち百九十九株を売却した後、その利益金は細川事務所の後援会の口座に入金されております。これは深山元秘書の証言も同じでございます。不自然ではありませんか。
○深谷委員 紛らわしいという話ではないのですよ。上田正平さんの取引であると言うならば、その利益金は当然上田さんのもとに届けられるべきを、何で細川さんの事務所の口座に入らなければいけないのでしょうか。  それじゃお聞きしますけれども、細川事務所の口座、後援会関係の口座、まあいろい...全文を見る
○深谷委員 これは、深山さんの発言では、どこの口座に入ったか記憶にないと言われているのですよ。それからまた、そのような形でお持ちになったという話は全くしておらない。今あなたのおっしゃった言い方でございますと、それならば、何という事務所の口座あるいは後援会の口座に入れたのか、そこま...全文を見る
○深谷委員 何という研究団体か教えてください。
○深谷委員 これは政治団体ですか。
○深谷委員 これはすべて初めてお伺いすることでございますから驚いております。任意団体であるということでございますから、私はこれからはっきりさせていきたいと思います。  ただ一つだけ、今のようなお話を伺いながらも、私は納得できない点があるのですね。それはなぜかというと、もともと上...全文を見る
○深谷委員 上田正平さんが代表者になっていることを御存じないというのはいかにも不自然でございますが、いずれにしても、二つの政治団体は上田正平さんが代表者になっていて、それも含む五つの団体の会計責任者が深山さんでございます。  私は、ここに問題があるのかなというふうに推定している...全文を見る
○深谷委員 わかりました。後で、参議院の大和銀行にかかわる話もありますから、伺うことにいたします。  いずれにいたしましても、このNTTの問題を終始議論したその状況、大勢の同僚と聞いておりますけれども、藤木さんにしても桑畑さんにしても明確にあなたの取引だということをおっしゃって...全文を見る
○深谷委員 今研究団体の名前をおっしゃられ、その口座に振り込まれた、それを受け取って、今度は現金で深山さんが持っていった、こうおつしゃった。口座でおろして現金でいく証拠などというのは、我々がどんなに努力したって出てこない話でございますが、しかし、言えることは、そこまでのつじつまを...全文を見る
○深谷委員 あなたは今大事な発言をなさっているのですよ。  政治団体というのは、公的に届け出て、金銭の出入りをきちんと明確にしなければならない。その代表者がだれであるか、会計責任者がだれであるか、最も大事な、政治家がガラス張りで生きていかなければならないときの要件なんですよ。そ...全文を見る
○深谷委員 知らないということでございますから、これ以上申し上げても押し問答になるでありましょうが、しかし、これはすぐに明白になることでございますから、いずれ私どもも調査をいたしたいというふうに思います。  それでは次に、一億円の佐川疑惑についてお尋ね申し上げたいと思うのです。...全文を見る
○深谷委員 さっき鮫島さんが、細川さんがお出しになった書類を示して、佐川急便株式会社東京支社でしょうか、判こが入って、「一億円の貸付金については既に完済されております。なお、完済に伴い担保権も消滅いたしました。」これが証明だから全部返した証拠なんだと、こうおつしゃったのですね。 ...全文を見る
○深谷委員 どうしてもわからないのですけれどもね。当時、あなたは参議院議員でございました。しかも、大蔵政務次官までおやりになったあなたが、何で正規の金融機関と取引をして借金をしなかったんだろうか。なぜ一運送会社から借りなければならなかったんだろうか。そこのところがよくわからないの...全文を見る
○深谷委員 私は、冒頭あなたにあなた自身が書いた文芸春秋の論文を読み上げましたが、その中の一節にこういうのがありますので、あなたに聞いていただきたいと思うのですが、   昭和六十年に両院において議決された「行為  規範」を改正して、不正行為を国会自体が調査、  公表する機関...全文を見る
○深谷委員 十分な担保もございましたし、一般の金融機関が貸さないはずはないんですよ。特別親しくしている銀行はないとあなたはおっしゃった。しかし、深山証言の中であなたの政治団体や細川護煕さん個人名義の銀行口座があった、こう言っているのですよ。さっきいみじくもあなたは大和銀行という名...全文を見る
○深谷委員 あなたの論文をただいま読み上げましたけれども、銀行と取引をする口座を設ける、その出し入れが一番ガラス張りだとおっしゃるなら、何も特別な深いおつき合い、どういう意味を指すのでしょうか、裏取引でもできるという意味か、私には理解できませんが、どこの銀行でも担保をきちんと持っ...全文を見る
○深谷委員 マンション購入が借りたよりも三カ月も前であった。手持ち金が用意できた。山門、土塀を直したのは一年も二年も先なんですよ。あなた、高い金利を払って、一年も二年も先の山門や土塀を修理するためのお金を借りておくのですか、どこかに置いておいて金利だけ払うのですか。それは不自然で...全文を見る
○深谷委員 金利をお払いになりながら使っていないのですよ。だからこれはやはり不自然です。  それからもう一つ申し上げたいのは、あなた、さっきは政治団体のほかに任意団体があって、そこでお金を扱っているというふうに言われたのですね、NTTの利益金について。任意団体で扱ったとおっしゃ...全文を見る
○深谷委員 たとえNTTの利益金を入れたとおっしゃっても、公私混同ですよ、これは。公私を完全に区別していかなければならない立場の政治家なんですから、これはみんな事務所がやった、深山さんがやったというのは責任転嫁であって、あなたの重大な問題だと言わなければなりません。  繰り返し...全文を見る
○深谷委員 伺いますが、あなたは実印というのはふだんどういう形で持っておられるのです。
○深谷委員 幾ら信用なさっておられても、実印は実印ですよ。手元から離すわけはない。あなたは答弁の中で、自分で押すか、自分がそばにいるときに押すんだという答えもおっしゃっておられるわけですよ。ですから、実印を深山さんに都合のいいときだけ貸して、深山さんがどこへ行って契約するかわから...全文を見る
○深谷委員 それでは、今申し上げた東京佐川急便株式会社と金銭消費貸借契約証書や覚書、根抵当権設定契約書を交わした最も重要なとき、印鑑をどうしていましたか。あなたはどこにおられましたか。深山さんに預けてどこかで、知らないところでこういうのを取り交わしたのですか。はっきりおっしゃって...全文を見る
○深谷委員 それはお答えにならないのです。一億円の貸し借りという重大なときに実印を押すという行為は、あなたにとって幾ら時代が古くても、鮮明に覚えていなければおかしい。これはどういうふうに考えても、あなたの今の発言は納得できません。  それから、あなたはこの一億円の利子について、...全文を見る
○深谷委員 そうしますと、おつき合いのない会社も多くある、深山さんは十社ぐらいのことを言っていた。一つ一つと相殺するという話はないんですよね。おかしいじゃありませんか。
○深谷委員 一番最初、一億円の金利については、あなたは、誠心誠意出した資料と言われる中で、貸付金台帳で麗々しく数字まで挙げて出したやつを持ってきたのですよ。あれをあなた点検しないで、あるいはごらんにならずに国会へ出したのですか。あそこには金利がきちっと書かれている。何月何日に金利...全文を見る
○深谷委員 全部持っていったと言うのですよね。じゃ、伺いますけれども、金利分というのは、もう一回おっしゃっていただきたいのですが、トータルで幾らでございましたか。
○深谷委員 その三千数百万は一回で払ったんですか、あなたの口座から事務所へ。それとも何回かに分けたのですか。それはいつのことで、どういうあなたの口座から回したのか、あなたが現金で渡したのか、明らかにしていただきたい。
○深谷委員 あなたは明確に元利とも現金で返したと言ってきたのですよ。今になってそのことが違うと言ってつじつまを合わせている。金利分は献金でもらった、その分は自分のお金で払った、そしてその間を省略したから記載しなかった。そんなずさんな形というのは私どもに理解できないし、第一、あなた...全文を見る
○深谷委員 あなたは、その金利分を自分が払ったとおっしゃったのですね。だから、どういう形で、いっ、どのくらいずつ分けて払ったのか、それを明らかにしてください。
○深谷委員 先ほどあなたが答弁なさったことと大分食い違いがある。しかし、このことで時間を費やしていくのは残念でありますから、次に伺いますが、昭和五十七年に、祖母の方がお亡くなりになった遺産相続をあなたはお受けになりました。荻窪の家と土地と聞いておりますが、そのとおりでしょうか。
○深谷委員 あなたはその荻窪の家、荻外荘というんでしょうか、そこに居住したことがございますか。
○深谷委員 昭和五十七年、五十八年、五十九年に修正申告、税のですね、したことがございましょうか。
○深谷委員 五十七年の相続財産の処分に関して、買いかえ等の事実はございましょうか。
○深谷委員 買いかえ等を行う場合にはそこに居住していなければならないんですが、買いかえ等を、もう一回聞きますが、行った記憶はおありですか。
○深谷委員 あなたは、荻窪の土地売却で約二億円を受け取って、相続税、所得税、住民税を引いた後、剰余金一億二千百万円を得ておりますが、当時は参議院議員の歳費もございましたから、総額はかなり大きなものになると思われます。  しかし、ここにございますが、ごらんになっていただいても結構...全文を見る
○深谷委員 この記録には、当時は申告額が出ているんですよ、今は納税額が出るんですけれども。ここで明らかに六千三百三十六万三千円の申告しかないんです。この荻窪の家にあなたは居住したことがない。住民票もないんですからね、当然ですけれども。修正申告もしていない。そうすると、この納税は一...全文を見る
○深谷委員 時間がなくなりましたから申し上げるだけにいたしますが、東京佐川急便の総勘定元帳の中の貸付金元帳というのを、過日、高村委員が深山証人に示しまして、これを御存じかというふうに聞いたんですが、御存じでないという答えでございました。それには、細川護煕名義で東京佐川急便あてに各...全文を見る
○深谷委員 以上、数々の角度から私は質問をしてまいりました。残念ながら疑惑に満ちた状況はいささかも解明できませんし、買いかえ条例などの問題についても、私には今の状態では納得できないわけであります。  まことに不幸なことでありますが、政治の浄化を主張してまいった細川さんとしては、...全文を見る
10月11日第131回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○深谷委員 私は、自由民主党を代表して、村山総理初め関係閣僚に御質問をいたします。  一年ぶりの与党質問者でございまして、心穏やかに聞けることを幸せに思っております。  また、質問する前に、厳しいこうした時代とはいうものの、政治の最高のお立場になられた村山総理大臣に心から敬意...全文を見る
○深谷委員 三党をそれぞれ代表する方のきちっとしたお答えを私はうれしく思っています。我々も全力を挙げてお手伝いしますので、どうぞ頑張っていただきたいと思います。  さて、世界の動きは東西冷戦緩和の時代に相なりました。しかし、残念ながら至るところに混乱が続いておりまして、そして対...全文を見る
○深谷委員 私は、細川政権の折に質問に立ちまして、確かに常任理事国入りをする、あるいはしても日本の立場としてはおかしくないとは思いましたが、ただ入ればいいというそんな安易な考え方ではだめですよと強く追及したものです。国連に対して世界で二番目の資金を出しているからとか、経済大国にな...全文を見る
○深谷委員 河野外務大臣の国連での演説で、いわば日本の立場というものを世界にお見せした、その日本が投げかけた主張というものに対して世界がどう反応するか、国連常任理事国入りの問題はきょうあす決めなければならぬという問題ではありませんから、村山総理、あるいは河野外務大臣、ひとつこれか...全文を見る
○深谷委員 率直に言って、私どもが生きている町は中小企業の町です。我々が、あるいは国会で、役所で考えている以上に深刻な状態です、はっきり申し上げて。空洞化という問題もあるんですね、さまざまな問題がありますから。今回、参議院で中小企業対策特別委員会が設置されました。衆議院でも私は今...全文を見る
○深谷委員 恒久減税の中で相続税についての改正が行われたということは大変前進だと私は評価します。私は、もともと前政権のときに、小規模宅地に関しては二百平米までは非課税になさい、そうすれば都市住民がそれで追い出されることはなくなるのですよ、次の世代が安心して住めるのですよ、こう申し...全文を見る
○深谷委員 どうぞひとつ知恵を絞って対応を講じていただくようにお願い申し上げます。  次に、消費税の問題について伺いたいと思うんですが、消費税の問題については野党から非常に厳しい追及がありました。私もかねてから安易な消費税の値上げというのは反対であると申しておりました。一%値上...全文を見る
○深谷委員 村山総理の決意のほどはよく承りました。行政改革と一口に言っても、総論賛成、各論反対ということも起こりかねませんので、私たち議員も、特に三党が集まりまして、行政改革を村山政権で実現できるように推進を進める、まあ推進の議連というんでしょうか、形はまだ決めておりませんが、三...全文を見る
○深谷委員 政治改革というのは、法律を変えていくということだけではありません。例えば国会のあり方とか委員会の持ち方、進め方、そういうものの問題のあるところは除去して改良していくということも非常に大事なことではないかと思うのですね。例えば、国会が開かれているときに海外で重要な会議が...全文を見る
○深谷委員 あわせて、この機会にぜひお尋ねしたいことがございます。それは政治と宗教とのかかわりについてであります。  我が国の憲法は、国民がおのれの信ずる宗教を選択する自由というものを認めています。人が心豊かに生きていくために宗教は不可欠なものでございますから、私は、神聖にして...全文を見る
○深谷委員 文部大臣がおっしゃるまでもなく、全くそのとおりでございます。政治が宗教に介入しないように、宗教が政治に介入しないように、きちっと区分していくことが大事。しかし、近年、どうもそれが明確になっていないような気がしてならないのは私一人でしょうか。  最近の各種のマスコミの...全文を見る
○深谷委員 野中大臣、恐縮ですが、見守るという消極的姿勢よりも、誤りがあったときにきちんと処理をすると、そういう所管大臣としての明確なお答えが欲しいのですが、いかがでしょう。
○深谷委員 重ねて申し上げますが、宗教を信ずるというのは、もともと人間としては当然求める道なのです。人間の一人の生きざまというのは限られていますし頼りないものですから、そういう心のよりどころを求めるということは大事なこと。私は、信心する方々のためにも、宗教が政治に介入するといった...全文を見る