深谷隆司
ふかやたかし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月24日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○深谷委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、橋本総理大臣並びに関係閣僚に御質問をいたしたいと思います。 その前に、さきに亡くなりました新井将敬氏に対しまして、謹んで御冥福をお祈り申し上げたいと思います。 ただ、率直に申し上げるならば、生きていて黒白をはっきりしてもらい...全文を見る |
○深谷委員 橋本総理は、財政構造改革に並々ならぬ意欲をお示しになられました。 今、この国が抱えている国債という名の借金は、国及び地方の長期債務残高すべてで実に五百二十九兆円、これが財政を悪化させたり硬直化させたりする原因であります。同時にまた、これだけ大きな借金を次の世代に残...全文を見る | ||
○深谷委員 去る一月三十日に、私たちは二兆円の所得減税を決定いたしたのでございます。あの折、野党からはさまざまな批判の声も流れました。そして同時に、そのときに大蔵省の職員が逮捕されるという不祥事が出まして、ついに三塚大蔵大臣が辞任されるという事態に相なりました。三塚元大蔵大臣の心...全文を見る | ||
○深谷委員 所得減税問題については、私が昨年の十月の臨時国会でここで質問しているのですね。それから、補正予算についてもつくるべきだということを強調したのでありますが、そのときは余りいい御返事ではございませんでした。ですから、このたびの二兆円の所得減税と補正予算を感慨無量の思いで受...全文を見る | ||
○深谷委員 継続的な所得減税を行わなくても済むような経済状態にしたい、そのお気持ちは全くそのとおりだと思います。しかし、私たちの前途を考える場合に、いろいろな道筋を頭に浮かべて、そしてその時々にきちっとした対応を準備しておくということはとても大事なことですから、そういう意味で私は...全文を見る | ||
○深谷委員 公共事業費の前倒しについて私が申し上げたら、先行き息が切れるのではないかというやじが飛んだのです。そうだと思います、多分。 しかし、そのときはまたきちっと考えていくというのがやはり政治の対応ですよ。今考えていること、二カ月の状況というのは、刻々と変わってくるわけで...全文を見る | ||
○深谷委員 都心商業地の代表的な場所でございますのが東京の銀座とか日本橋でございます。例えばこれを例にとりますと、この地区のビル建築については、昭和三十九年までは三十一メートルまでの高さ制限でございました。ところが、その以降、容積率に変更されたのですね。ですから、高さ制限で当時ビ...全文を見る | ||
○深谷委員 ひとりこれは銀座、日本橋だけの問題ではなくて、全国の都市で同じようなケースがあるのではないかと思う。私は、そこが起爆剤になって、それが各地に広がって景気回復へつながっていくということを望みたいわけでございますが、尾身経済企画庁長官、せっかくあなたもお骨折りですから、一...全文を見る | ||
○深谷委員 容積率、今、日本橋とか銀座というのは八〇〇%ですね。これを一〇〇〇に引き上げようというのが容積率の緩和の目標なんですけれども、時間がかかるというので、今申し上げたような高度利用のプレミア、三〇〇%を乗せたらどうだ、こういう意見ですが、本来的には容積率の緩和を行って、そ...全文を見る | ||
○深谷委員 ここ二、三年で若干の引き出しがございましても、私は、満期のときには当初預入額の五割に当たる五十数兆円に達するものと推定をいたしております。六・三三%の半年複利で十年間回しますと、利回りは年利八%です。そうすれば、満期の年には少なくとも四十数兆円の利息が発生いたすのでご...全文を見る | ||
○深谷委員 本予算を審議しているときにその先の補正予算にかかわることを言えば、それじゃ組み替えてこいという、そういう議論が出てきて、それは必ずしもおかしいことだとは思っていません。だけれども、予算の組み替えをやるということになりますと、時間がかかるのですよ。こんな景気の状態が悪い...全文を見る | ||
○深谷委員 ある銀行関係者とお話をする機会がありましたら、不良債権をうまく回収できない一つの理由は、相手が危ない債務者だ、怖い債務者だからなかなか回収できないんだ、こう言っていました。しかし、住宅金融債権管理機構、中坊公平さんが率いる団体ですね、これはどっちかというと危ない債務者...全文を見る | ||
○深谷委員 今銀行は、合理化とかリストラを当然進めていかなきゃならないのですが、一体どうなっているでしょうか。 大手都市銀行の今春の給与のベースアップは、三年連続凍結の方向でございます。それでもなお一般と比べて高いと言われています。あの経営破綻した北海道拓殖銀行の三十代後半の...全文を見る | ||
○深谷委員 どうぞ、銀行業界、金融業界のこうした姿勢を正して、さっきも質問がありましたが、いたずらに数多く通達を出せばいいというものじゃありませんから、こういうような金融機関の実態を改善していく。なるほど公的資金を投じてもそれは正しいことであったと、国民の皆さんが御理解いただける...全文を見る | ||
○深谷委員 この三菱重工業の場合には、社債を発行できるからいいんですね。社債を発行できない会社は、黒字でいながら倒産しちゃうんです。貸し渋りによってそういう事態が起こることは大変なことです。今もお話がありました、三月末にかけて資金繰りに苦しむ企業がうんと出ると思いますね。 こ...全文を見る | ||
○深谷委員 大企業に対しても貸し渋りがあって、これが大きな問題になっていますが、一番やはり苦労しているのは中小企業でございます。それでなくとも非常に弱い立場の中小企業、貸し渋りがありますと倒産にそのままつながってしまう。現実に私の周りにもそういうことが起こっているわけでございます...全文を見る | ||
○深谷委員 私は、政府系金融機関の出動こそこの民間金融機関の貸し渋りに対抗する最大の力だと思っておりまして、若干後で聞こうと思っておりました。 一時、民間金融機関が貸し渋りを行うのは例の早期是正措置に対して銀行が自己防衛するためだ、こういう話が専らでございました。早期是正措置...全文を見る | ||
○深谷委員 担保を要求されても、もう目いっぱいであるとか、あるいは代々ののれんにすがって生きていて、そういう意味では信頼の置けるような中小企業というのはたくさんあるのですね。 ですから、ただいま申し上げたように、保証協会などの無担保枠をもっとふやしていくということなども含めて...全文を見る | ||
○深谷委員 第一勧業銀行の総会屋への融資だとか、山一証券の簿外債務等々が発見できなかった、やはりこれは金融検査のあり方が問題だった、そう思います。今回の事件を踏まえて、この際、金融検査のあり方を抜本的に改め、厳正で実効性のある検査体制、手法を確立することが急務だと私は思います。 ...全文を見る | ||
○深谷委員 二月三日の参議院予算委員会に参考人として呼ばれた全国銀行協会連合会の佐伯前会長は、MOF担の全面廃止という方向を打ち出したのであります。 東京三菱銀行では先週から、公務員に対して、接待するだけじゃなくて、お中元やせんべつなど一切の物品を提供することを禁止する倫理規...全文を見る | ||
○深谷委員 総理は、公務員倫理法の制定につきましても御発言をされました。 一九九六年、当時、厚生省とか通産省、大蔵等々で腐敗事件が起こって、そのときに各省に倫理規程というのができたのでございます。ところが、これが守られずに、一連の事件、次々と事件、腐敗が起こっているのでありま...全文を見る | ||
○深谷委員 本来なら、公務員倫理法などつくらなくても、倫理規程で十分間に合うわけでございます。残念なことでございますが、今日のような状態ではやむを得ないことでございますから、ひとつあらゆる角度から御検討をされまして、適切な公務員倫理法をおつくりいただくように御要望申し上げておきま...全文を見る | ||
○深谷委員 明らかに癒着が生ずる、利害関係がある、そういうところへ役所の重要なポストの人がそのまま行くという形が問題なんですね。ここらについてはどうぞ十分な御検討をいただいて、天下りが金融業界、大蔵省の癒着の温床にならないように、十分な御配慮をお願い申し上げたいと思います。 ...全文を見る | ||
○深谷委員 普天間などの返還後、跡地の利用を柱とする沖縄県の国際都市形成構想というのがありました。普天間の基地が返還されない限り、この計画は立ち消えになってしまいます。普天間とヘリポートを比較すれば、面積で五分の一、しかも、ヘリポートは海上に設けられますから、騒音だとか事故なども...全文を見る | ||
○深谷委員 一層の忍耐強い御努力を要望しておきたいと思います。 次に、少年問題について御議論申し上げたいと思います。 最近、子供たちの犯罪が次々と起こって、大きく報道されております。中学一年生による女性教諭刺殺事件、中学三年生の巡回中の警察官を刺した強盗殺人未遂事件、ごく...全文を見る | ||
○深谷委員 私は、少年法の精神を生かすことは大事だと思っています。しかし、国際的な状況を踏まえても、年齢的に相当な隔たりがございます。日本では少年は二十歳未満を指しております。これを十八歳未満に引き下げるとか、刑事責任年齢が十四歳以上であることを考えて、十四歳以上は刑事処分を可能...全文を見る | ||
○深谷委員 この間、あるアンケート調査をやって、これから結婚する男女に、子供を何人つくりますかという質問をやったら、七〇%が子供をつくらない、要らないと答えたのでございます。私は、大変なことだと思います。 子供を育てることは容易なことではありません。しかし、その子供を育てるた...全文を見る | ||
○深谷委員 ナイフを持って学校に行く、それが銃刀法違反に値する、それを取り締まる、あるいは検査する、当然のことであります。そんなことに何のちゅうちょも要りません。しっかりひとつ、人間としていかに生きるかということを教える意味においても、学校を守るためじゃないんです、立派な社会人を...全文を見る | ||
04月13日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会 第31号 議事録を見る | ○深谷委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、質問をいたしたいと思います。 去る九日、九八年度の予算の成立を待って、今後の経済運営につきまして、橋本総理は、財政構造改革路線のいわば変更を意味するような発言と、明確な道筋というものを示されたのでございます。バブルが崩壊をいたし...全文を見る |
○深谷委員 昨年の十月の補正予算のときに、私は所得減税を主張したのでございます。だけれども、色よい返事がなくて、この間、二兆円減税ということになりましたときに同じく質問に立ちまして、私は、感慨無量でございますとやや皮肉を込めて申し上げたのであります。 そのときに、さらに、この...全文を見る | ||
○深谷委員 私は、賢明な総理のことでございますから、早くこのような状況をつくり出していかなければならないというお気持ちが早々にあったのではないかなというふうに想像はいたしております。ただ、財政構造改革という大きな目標があるために、なかなか踏み切れなかったというのが実際ではないかと...全文を見る | ||
○深谷委員 総理、私が質問しているのですから、どうぞ私にお答えいただいて、さっきからのやじに一々お答えする必要は全くありませんから、ちょっと御注意を申し上げたいというふうに思います。 いずれにいたしましても、景気浮揚対策に全力を尽くす。さいは投げられたのであります。どうぞ勇敢...全文を見る | ||
○深谷委員 先ほどの総理の御答弁の中に、弾力条項を主張した野党の声があって、これは一つの大きな参考にしたいという意味のお話もありました。私も、弾力条項をつけ加えるというのが一番適切ではないかなというふうに思います。借金財政から抜け出すために目標を定めて進んでいく、それが財政改革で...全文を見る | ||
○深谷委員 経済企画庁長官に伺いたいと思います。 国民の不況マインドを払拭するための所得減税、私は期待をしているのでありますが、一体どのぐらい効果があるのかという点については、いささか疑問を覚えているのであります。せっかくの所得減税が貯蓄やローンの返済に回ってしまって、消費に...全文を見る | ||
○深谷委員 一体消費にどのぐらい向かうかという割合を示すのに平均消費性向というのがあるわけですが、この間の二兆円の結果は六八・四%で、過去最低を更新している。残念ながら十分な効果ではない。 しかし、今回の特別減税というものは、トータルで考えてみると、かなり大きなものであります...全文を見る | ||
○深谷委員 それでは、次の質問に入ります。 総理は、法人税の見直しを提言されております。今般、法人税は税率を三%引き下げたのでありますが、まだ国際水準には達しておりません。私は、かねてから申し上げておりますけれども、実効税率をあと七%ぐらい引き下げて、そして国際的な水準に達す...全文を見る | ||
○深谷委員 日本の経済をしっかり支えてまいりましたのが中小企業であることは、言うまでもないことであります。しかし、にもかかわりませず、常に中小企業は不遇であったのです。私は、下町、中小企業の町に住んでおりますから、もう痛いぐらいにその悲鳴に似た声を聞き続けてまいりました。この中小...全文を見る | ||
○深谷委員 民間金融機関の猛省を促したいし、また、その指導に十分当たられるように要望しておきます。 ただいま総理も言われましたが、こういう民間金融機関の貸し渋りが依然として解消できない、こういうときにこそ最も答えを出す効果的なのが政府系金融機関でございます。これは、総理がおっ...全文を見る | ||
○深谷委員 私は、昨年十月、この委員会で、政府系金融機関がもっと中小企業者のために適切な対応をすべきだということを主張したのです。そのときに林中小企業庁長官が答弁して、いかにも円滑に進んでいるかのごときお答えだったのですが、実際は決してそうではない。ただいま申し上げたように、全体...全文を見る | ||
○深谷委員 委員長、ちょっと御注意いただきたい。私は、今の個々の回答をせよと言っているのではないのですよ。全体の姿勢を問うているんだ。 | ||
○深谷委員 ちょっと待ってください。私、限られた時間で質問しているんだから、そんな個々の問題なら、あなたと電話連絡すれば済むことなんだ。だれがそんなことを言っているんだ。下がりなさい。 | ||
○深谷委員 私が一番申し上げたいのは、この問題で、確かに抗議はあなたの方に届いていると思いますが、そういう一つ一つの問題をここで答弁してくれと言ってないのですよ。それじゃ、抗議したり問題にしたら、こたえるということなんですか。これがいわば氷山の一角だと言いたいのです。 せっか...全文を見る | ||
○深谷委員 私はただいまの橋本総理の御発言を大変大事に受けとめます。私は、別にこのことで総理を責めようとか、日銀総裁を責めようとは思っていないのです。ただ、こういうような状態があるということを謙虚に受けとめて、どう変えていったら中小企業の皆さんが助かるかということを考えてほしい、...全文を見る | ||
○深谷委員 今の総裁のお言葉には不満が残ります。一件だけを例に挙げて、さも全体を語っているような言い方を殊さら言おうとなさるお気持ちは、理解できません。 私は、政府系金融機関の担当者に、先ほどの橋本総理大臣の気持ちをしっかり伝えて、せっかく政府が考えているような状況を実現させ...全文を見る | ||
○深谷委員 総理は、二十一世紀に向けて社会資本整備の具体的なものとして、例えばダイオキシン対策、地球環境、情報通信、人材教育などの分野を挙げて、その投資を強調されたわけであります。私は、これは大変大事なことであると思います。 私も、例えばこういうことはどうかなと考えますが、高...全文を見る | ||
○深谷委員 私は、景気対策で、直接的な財政出動ばかりでなくて、いろいろな知恵を使って、民間と協力し合っていく、そういう手だてが一番大事ではないかというふうに思います。そこで一つの例を挙げますが、羽田空港の国際化、これなんかを促進いたしますと、かなり経済効果を上げてくるように思いま...全文を見る | ||
○深谷委員 近隣アジア諸国は、例えば韓国あるいは中国、香港では大規模な空港建設が進んでおりまして、そう遠くないうちにこれが運航するような状況になります。そういたしますと、現在のような日本の空港の状態では、日本を素通りされてしまう、取り残されてしまうという危険が非常に多いのでありま...全文を見る | ||
○深谷委員 労働大臣伊吹さんにもおいでいただいて、今日の失業率の問題とか、来年の大学生の新規卒の採用状況等について伺うつもりでございましたが、残念ながら時間がなくなったので、せっかくおいでいただいたのですが申しわけありませんでした。失業率が徐々に高くなっている。就職戦線も容易でな...全文を見る | ||
08月17日 | 第143回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○深谷委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、小渕総理並びに関係閣僚の皆様に御質問いたしたいと思います。 小渕総理、あなたと私は同じころ早稲田大学に学び、政治を志し、そしてお互いにその道一筋に歩んでまいりました。今、あなたは第八十四代内閣総理大臣におつきになられました。 ...全文を見る |
○深谷委員 時代が人を呼ぶといいます。時には強力なリーダーシップを持つ人が必要かもしれませんが、こういう時代は広く英知を集めて仕事をやっていくということがとても大事です。そういう意味で、私は、小渕総理はまさに時代が迎えたんだ、そう思っております。 随分、最初から小渕批判がござ...全文を見る | ||
○深谷委員 ぜひ中小企業の意見が吸収できるような体制も考えていただきたいと思います。 総理は、既に財政改革法の凍結を明らかにいたしました。事業規模十兆円の平成十年度第二次補正予算及び約七兆円の減税も決断されたのでございます。 国と地方合わせて今五百四十四兆円余りの財政的な...全文を見る | ||
○深谷委員 ただいまの御報告のように、いわゆる緊縮型から景気回復型に転換された、このことは私は正しいと思います。総額四兆円に上る景気対策臨時緊急特別枠の設定に当たりまして、公共事業を十年度当初予算の三〇%増にするという思い切った対応がなされたことも大変結構であると思っております。...全文を見る | ||
○深谷委員 過日、自民党の総務会で山中貞則議員が、会計検査院で指摘されたような公共事業については次の年にはもうやめるべきだ、あるいは決算報告等をもっと重視して、何が効果があるのか、どこが必要かをきちっと見定める必要がある、こうおっしゃられた。私は、その思いを大事にして進めていただ...全文を見る | ||
○深谷委員 そのほかに、例えば市街地の電柱の地中化などをこの機会に進めるべきではないかというふうに思うのです。電柱と張りめぐらされたクモの巣のような電線は、都市の美観を損なうだけではなしに、阪神・淡路の大震災で、私は当時担当大臣でございましたので、現地に参りますと、倒れた電柱で緊...全文を見る | ||
○深谷委員 建設大臣も意欲的だし、野田郵政大臣もよく勉強しておられて結構でございます。どうぞただいまのお話のように、積極的に景気回復、経済安定のためにそれぞれの大臣の御努力を強くお願い申し上げたいと思う次第です。 次に、税制について伺いたいと思います。 既に特別減税は四兆...全文を見る | ||
○深谷委員 あなたのことだから、時間がたっぷりかかると思って心配したんですが、簡潔な御答弁でありがとうございました。 所得税と住民税の減税について、合計で最高税率六五%となるものを五〇%に抑え込むということは結構でございますが、これに定率減税を組み合わせる方式を採用する、この...全文を見る | ||
○深谷委員 ぜひ、そういう中間所得者層が頑張れるような体制をつくるためにしっかり勉強なさっていただいて、早目にお答えを出していただきたいと思っております。 法人課税について、実効税率を四〇%に引き下げようとされておりますが、今日までの状態はまだ国際水準に達していないわけであり...全文を見る | ||
○深谷委員 ただいまの小渕総理の御判断はまことに正しく、私は評価いたしたいと思っております。 我が国の経済を再生させるためにその足かせとなっておりますのが不良債権問題でございまして、これを一日も早く解決をさせていかなければならないのであります。不良債権問題について、我が党も、...全文を見る | ||
○深谷委員 不良債権、各銀行どの程度あるのか、きちっとやはり明らかにしていくことが大事でありますから、その作業を進めていただきたいというふうに思います。 不良債権処理を進めていく過程で、経営困難に陥る金融機関が出てまいります。それを支えるための、いわばセーフティーネットと申す...全文を見る | ||
○深谷委員 住専の問題で中坊さんが非常に頑張って、ついこの間も、旧住専の庭山元日住金の社長の経営責任を認めさせて、一億二千万円の賠償、御本人は賠償と言っていませんが、それを実際にとることができた。 やはり、これから政府も思い切った責任追及ということをしていかないと、国民の皆さ...全文を見る | ||
○深谷委員 この時代を乗り切るために国民の皆さんは本当に期待して国会を見詰めているわけでございますから、そういう意味で、しっかり与野党協力をして頑張っていきたいと思いますので、一方的なやじを飛ばさずに、お互いに、ひとつ検討し協力していこうじゃありませんか。そのことを強く申し上げた...全文を見る | ||
○深谷委員 そして、そのために、例えば場合によっては党首会談を行うということなども必要ではないかと思うのであります。 小渕総理はどのようにお考えか、その所信を承りたいと思います。 | ||
○深谷委員 あなたの調整能力を生かされて、どうぞ具体的な答えが早急に出るように、一層御努力をお願いいたしたいと思います。 先ほどから申し上げていることでありますが、この厳しい経済状態の中で一番苦労しておられるのは中小企業の皆さんです。特に貸し渋りの状況は、解決されるどころか一...全文を見る | ||
○深谷委員 今、宮澤大蔵大臣も触れられましたけれども、民間金融機関の貸し出しをもっと順調にやらせていくためのさまざまな手だてを政府はやっていますから、これはぜひ民間金融機関の反省と努力を促していかなければならないというふうに思います。 同時に、こういうときに、政府系金融機関が...全文を見る | ||
○深谷委員 先ほどの小渕総理の中小企業に対する思いというものを含めて、ただいまの通産大臣のお言葉を大変うれしく思います。どうぞ、無担保無保証の枠を広げるとか、あるいは信用保証協会の保証限度額の拡大を行うとか、さまざまな手だてを果敢に打っていただくように要望いたします。 かつて...全文を見る | ||
○深谷委員 中小企業が相続税で悩んでいることは、通産大臣、御存じと思います。三代交代すると中小企業はつぶれてしまう、そのくらい過酷なんですね。ですから、承継税制等についてはどうしてもこれから答えを出していかなければならない。その点についてどうお考えですか。 | ||
○深谷委員 承継税制の問題は本当に大事でございますから、どうぞひとつ早く結論を出していただくように、心からお願い申し上げる次第であります。 中小企業にあすはないなどということをおっしゃる方がいますが、そんなことは全くありません。あのシリコンバレーをごらんになるとわかるわけであ...全文を見る | ||
○深谷委員 今活況にあるアメリカも、かつて八〇年代の前半は失業率が一〇%だったのですね。ちょうど産業の構造の変革のとき、いわば産みの苦しみの時代であった。私は、今が日本はそういう時代ではないだろうかというふうに思います。ですから、経済を回復させ、雇用の安定を図るためにさまざまな、...全文を見る | ||
○深谷委員 年金の支給年齢が六十五歳に段階的になっていく、まだ一般の企業の定年は六十歳、五年間どうするんだと。それが、四十代、五十代の働き盛りが消費にお金を回さない大きな理由にもなっているわけであります。定年制の延長の問題、再就職の問題、どうぞ労働大臣、しっかり頑張って努力の答え...全文を見る | ||
○深谷委員 何年たったらお年寄りがこれだけふえて、若者が少なくて本当に生きづらくなる、そんなことを言われたら、長生きして悪かったのかと思うお年寄りも出て、情けない、そんな涙をこぼした人もいました。先ほど申した長野県の例のように、考え方を転換させて、病気を予防して医療費がかからない...全文を見る | ||
○深谷委員 次に、教育問題に移らせていただきたいと思います。 今まで主として景気、経済の問題のお話をしてまいったわけでありますが、これは現下の情勢として喫緊課題だからでございます。しかし、日本の将来を考えるときに最も重要な位置に置くべきが教育の問題であることは言うまでもないの...全文を見る | ||
○深谷委員 有馬文部大臣にお伺いしたいと思います。 日本の教育は、これまでどちらかといいますと記憶中心の詰め込み主義でございました。受験競争体制が相変わらず続いている中で、いつまでも知識の量とスピードを競い合う、それでいいものだろうかと多くの疑問を抱きます。 あなたは、あ...全文を見る | ||
○深谷委員 子供の自主性あるいは個性を生かす、とても大事ですけれども、逆に言うと、だから学校へ行かなくてもいいんだといった甘やかしムードも一方では生み出すおそれがあります。そこはきちっと教育の現場で考えていただくように努力願いたいと思う。 私は、そういう意味では、校長先生の権...全文を見る | ||
○深谷委員 平成十四年からスタートする完全学校五日制の時代、このときの教育の指針として、国旗だとか国歌の指導を明記することにしたということであります。私はこれはとても大事なことだというふうに思います。子供たちが立派な日本人として成長し、世界の中で評価されるようなそういう人材になっ...全文を見る | ||
○深谷委員 さっき、家庭の団らん、そういう中から子供のしつけ、人間としての道徳が生まれるということを申し上げました。そういう家庭の教育をつくり上げるためには、環境を国が挙げて整備していかなければならぬと思うのであります。 昨年の調査結果で、女性が生涯に産む子供の数というのは、...全文を見る | ||
○深谷委員 教育の問題は国の基本でございます。どうぞ文部大臣を中心に関係閣僚の一層の努力で、教育は大丈夫だと国民の皆さんが安心できるような状態をつくっていただくことを強く要望いたしたいと思います。 話は変わりますけれども、先月の末、和歌山市内で、地域住民が楽しみにしていた夏祭...全文を見る | ||
○深谷委員 捜査の内容については御報告できないと思いますが、どうぞ一日も早い全容解明に努力して、国民の不安を取り除いていただきたいと思います。 最後に、外交問題について伺いたいと思います。 我が国の外交問題で一番大事なことは、継続性ではないだろうかと私は思います。私はよく...全文を見る | ||
○深谷委員 昨年の九月、新たな日米防衛協力のための指針が策定されました。その実効性確保のために法整備は急務でございます。しかし、さきの国会で、周辺事態安全確保法案など指針関連法案は継続審議となっております。政府の今後の取り組み方についてお尋ねをいたしたいと思います。小渕総理。 | ||
○深谷委員 橋本内閣では、特に沖縄問題について誠心誠意取り組んでこられたと思います。しかし、せっかくのSACOの結論でございますのに、普天間基地問題というのは、沖縄の事情もあるでしょう、知事の事情もありましょうが、それらで膠着状態に陥っているのでございます。これから一体どのような...全文を見る | ||
○深谷委員 御努力をお願いいたします。 日ロ関係は各分野において着実に進展しているというふうに伺います。本年十一月、小渕総理はロシアに公式訪問の予定でございます。川奈における橋本前総理との会談で、北方領土について我が国は提案をいたしておりますが、それについての回答も得られるの...全文を見る | ||
○深谷委員 本年の九月には中国の江沢民国家主席が訪日される予定であります。日本にとって、アジア諸国と緊密な外交を続けていくということは大変大事なことであります。小渕総理の積極的な外交を期待いたします。 今般、インド、パキスタン両国は核実験を行いました。両国は核拡散防止条約に加...全文を見る | ||
○深谷委員 あの第二次世界大戦のときに、長崎、広島に原爆を落とされてどれだけ多くの悲惨な結果になったかは、世界の人々も知っているはずであります。一番知っているのは日本でございます。しかし、そういう不幸な現実があったのを簡単に忘れてしまうような世界の動き、残念でなりません。 私...全文を見る |