深谷隆司

ふかやたかし



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深谷隆司の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月15日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○国務大臣(深谷隆司君) このたびの小渕第二次改造内閣で通産大臣を拝命いたしました深谷隆司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、平田議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。  今、日本の経済を取り巻く環境というのはまことに厳しいものだという認識...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今御指摘のありました生産性の問題について申し上げると、我が国はその伸び率はむしろ低下傾向にありまして、これは私ども大変心配をしております。八七年から九三年の平均〇・八%、これはOECDの諸国と比べますとそれを下回っているという状態でございます。我が国経済...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今までの加納委員とこちら側の議論を聞いておりまして、加納委員の心配は中小企業の側に立ってまことにもっともでございまして、このような状態で不幸な結果を生まないようにきちっと監督していく必要は十分にあると思っています。ただ、今トラブルがいろいろ起こっています...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今の二十兆の問題については長官からお答えをいたしましたが、私ども党の三役の一人としてかかわってまいって非常に関心を持って見詰めておりました。  一〇%のリスクを覚悟していこうということでスタートしたんですが、一〇%のリスクが当然であるなどとは全く思って...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) このたびの東海村の事故は、地域住民の皆様にあるいは国民全体に大変御迷惑をかけて残念であります。そして、そのことによって原子力の安全性というものについて国民の皆さんが大きな不信を持つのではないか、それは我が国のエネルギー政策にも影響を及ぼすという意味でまこ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 我が国の将来を考えてまいりますと、エネルギーの安定供給というのは最も大事なことでございます。  地球上からやがては石油が枯渇するであろうという、そういう状況もある中で、これから二十一世紀に向けてどうやってエネルギーを安全に供給し続けることができるかとい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 木俣委員の御発言を伺いながら、このような遺憾な事故が起こったことについて、それでもなお原子力エネルギーが必要であるというお考え、並びに今日まで全力を挙げて原子力発電等に取り組んできた人々がどんな思いをしておられるかということについての言及、まさに一つ一つ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの大変真摯な御発言については、しかと受けとめて全力を尽くすつもりでおります。
○国務大臣(深谷隆司君) 二〇〇五年日本国際博覧会は、「自然の叡智」ということをテーマにして、自然に学ぶことによって二十一世紀の人間にとって必要なものを探っていこうという非常に高邁な、しかも夢の広がるテーマであります。そして、これを環境、資源・エネルギー、人口、食糧等の人類共通の...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、木俣委員のおっしゃった、まさに先ほど私も申しました「自然の叡智」ということを大テーマにしているわけで、環境をしっかり守りながら、あるいは育成しながら、そして人類の二十一世紀に向けての共通の課題を語り合っていこうというこの万博の意義は非常に大きいわけで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 来年の六月に国際博覧会事務局に、その総会で博覧会の登録承認を得なければならぬわけで、それを目指して、今二〇〇五年日本国際博覧会協会が具体的なテーマとかあるいは会場等の計画その他もろもろを検討している最中であります。この博覧会が二十一世紀の初頭を飾るにふさ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大変難しい問題でありますけれども、しかし、日本の戦後の経済の歩みの中で中小企業が果たしてきた役割というのは非常に大きかったと思うんです。にもかかわりませず、例えば昭和三十八年にできた中小企業基本法というのは、今もお話がありましたように、どちらかというと大...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この間、GEの会長が私の部屋にも寄りまして、結構謙虚な態度でございました。  余談でございますが、そのときに自分が関係している日本の企業をわずかな間だが一回り回って、大分上向きになってきているという印象だということを語っておりました。余分なことでありま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業基本法をどう変えていくかというのは、今、専らやっている作業の最中でございます。臨時国会に間に合わせて具体的な形をお示ししていこうと思っております。先生の御意見もよく承りました。
○国務大臣(深谷隆司君) さまざまな御意見を承りました。十分にお受けしなければならないテーマはたくさんあるというふうに思っています。  不用額の問題にいたしましても、やはり適正なきめ細かな配慮で予算を配分していくということがとても大事なことです。それから、やはり本予算に重きを置...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) さまざまな御意見をちょうだいいたしました。今までは世界の経済の戦いの中で大企業が大きな役割を果たしてまいりました。その陰でといいましょうか、十分足らざるものがあって、そのために中小企業の皆さんも苦労なさった。その苦労が報われるような仕組みというものをつく...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) NPO法というのがございまして、これは民間ボランティアが保健、医療、福祉、環境など、いろんな分野で活動するということで、営利を目的としないということになっておりますから、そういう意味ではここにただいま御発言になったような内容を盛り込むということは、前大臣...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま申し上げたような中小企業組合という形でスタートしていただいて、それが株式会社へと進んでいけるような、そういう道筋をつくっていくことは大事だと思って今検討しております。  十分御意見を伺いたいと思っています。
○国務大臣(深谷隆司君) このたび通産大臣に就任するに当たりまして、さまざまな抱負といいましょうか、そういうものを発表いたしました。  私は、通産行政というのは大変多岐にわたっているとまず思っています。通商政策、中小企業政策あるいはエネルギー、地方の経済、さらには技術とか、そう...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 我が国の金融機関は物的な担保を重視するという傾向がございまして、事業リスクの的確な評価に基づく融資を十分行ってこなかったという考え方も一方にあります。これからは、やはり商工ローン等で御苦労なさっているということの裏側には、金融機関が正常な貸し出しを行うと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 亀井静香自由民主党政調会長が、もともと元気のいい方でございますから、活発な御発言をなさっていることはよく承知しております。また、私の盟友でございますから、彼が多くの夢を描きながらさまざまな発言をしていることは、それは彼らしい特徴だなと思っています。  ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず第一に、現在の会場候補地というのは、地元の総意として選定されて、そして政府において所要の修正を加えて閣議了解したものだと心得ております。これをもとに、瀬戸市南東部で「自然の叡智」をテーマとする博覧会を開催する旨の申請をBIEに行った結果、その総会で圧...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 現在、博覧会協会で博覧会事業に関する環境影響評価のための作業が進められております。そして、その結果を踏まえて来年六月のBIEの総会で登録承認を得るということを目指している、それが博覧会協会において今進められている状況であります。  御指摘のオオタカにつ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 博覧会の承認問題、その他時間的な状況がございますから、それをすべてオオタカ調査を終えてから行動に移すというわけにはいかないかもしれません。調査の動向を見守っていきたいと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども申し上げましたように、地元の総意を反映しながら進めていくというのが協会の姿勢だと私は思います。オオタカの問題についての調査その他を全く無視しろと言っているわけではありません。あなたのような御意見もありますが、先ほどの木俣委員のような大勢の発言もあ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私は、対応の問題について先生がおしかりをなさるようなお気持ちはよくわかるように思います。今度の事故というのはまことに地元住民の皆様や国民の皆様に御迷惑をかけた、このようなことによって原子力についての不信感が生まれて、エネルギー政策をとやかく言われるという...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) このたびの事故に関してさまざまな反省点があると私どもは思っています。  そこで、例えば原子炉等規制法を改正して、このようなことが二度と起こらないような体制をつくる。あるいは原子力防災法という法律も新たに考えて、そして皆さんと御相談の上で臨時国会で制定し...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 二〇〇一年になりますと省庁再編でまさに一体化してまいります。今まで別の機関であったということなどについてもこのたびの事故を機会に反省をする材料はあるだろうと思っています。  ただ、私たちは、原子力の安全性というものについて、より確かなものを国民の皆さん...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 報道でも言われておりますように、本件に関しましては現在脱税容疑で横浜地裁で既に裁判が行われていることでございます。七月に起訴され、九月三十日第一回公判、第二回の公判は十月二十一日ということでございまして、通産省としてはこれらの一連の中身は裁判で事実として...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ちょうどオイルショックがありましたころは、まさに省エネブームのような感じで産業界もあるいは一般の家庭におきましてもどうやって省エネに取り組もうかと真剣に取り組んだ時代がありましたが、時を過ぎますと何となくそういうものが後退していくような感じは否めないこと...全文を見る
11月04日第146回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(深谷隆司君) 水野議員の御質問にお答え申し上げます。  二つの点でありましたが、いずれも水野議員の御提言も含めて傾聴に値する質問であると受けとめております。  まさに多様で活力のある中小企業の発展は、我が国のあらゆる経済の面で波及的な効果を及ぼすものと確信をいたし...全文を見る
11月05日第146回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○深谷国務大臣 このたび通商産業大臣になりました深谷隆司でございます。  第百四十六回臨時国会における商工委員会の御審議に先立ちまして、通商産業行政を取り巻く内外の諸課題の認識及び取り組みにつきまして申し述べさせていただきたいと思います。  第一に、我が国経済は、各種の政策効...全文を見る
11月05日第146回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業基本法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  現行の中小企業基本法は、昭和三十八年、その当時における経済社会の動向等を踏まえて、大企業との格差の是正を政策目標とし、中小企業の規模の拡大等により、その高度化、近代化...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大畠議員の質問にお答えする前に、今回の事前の連絡の手違いから事前通告がございませんで、そのために聞き取れない部分がかなりございまして、果たして一つ一つにお答えできるかどうか私自身不安でございますが、できる限り、今私がお聞きした範囲で、誠意を持ってお答えを...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどの御質問に対して答弁漏れがあるという御指摘がございました。自分としては一生懸命お話し申し上げたつもりですが、御無礼いたしました。  そこで、指摘された問題について申し上げさせていただきます。  まず、エンゼル税制の抜本的な拡充についてどういう考...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほど、私の再答弁の際に、小売業について百人以下が適切と申しましたが、サービス業の間違いでございまして、謹んで訂正させていただきたいと思います。  さて、ただいまの御質問にお答えいたします。  まず第一は、中小企業の日本経済における位置づけ、中小企業...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず第一は、中小企業を取り巻く厳しい経営環境に対する大臣の認識はどうだということでございます。  先ほども申し上げましたけれども、中小企業の景況感は、昨年後半の厳しい状態からは脱したとは思うのでありますが、なお依然として回復のテンポが遅いという現状にあ...全文を見る
11月09日第146回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○深谷国務大臣 渋谷委員の御質問にお答えいたします。  私は、あのときの答弁の冒頭に、こちら側の不行き届きも含めてということを申し上げたつもりでおります。  そして、質問通告がないということであの場所でお聞きして、何項目も質問があるものですからメモしていったんですけれども、ち...全文を見る
○深谷国務大臣 あのときの答弁の冒頭に申し上げたように、先方が通告しないからけしからぬというような意味合いは全く思っておりませんで、議運の状況についても私どもは承知しているところでございます。
○深谷国務大臣 収賄罪にかかわる有罪が確定した議員の国会議員としての身分の問題については、今まで数次にわたって法改正がございました。そして、九二年には公職選挙法改正がございまして、収賄罪で有罪が確定した国会議員の身分については規定をしておるわけでございます。たまたまこの藤波議員の...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま申し上げたように、出処進退については御本人が決断すべきことだと私は思います。できることなら早く決断してもらいたいという思いはございます。ただ、法律上、今の改正された法律では議員の資格を失うわけでありますが、そうでないその前の事例でございますので、その意味で...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいまのお話の、議運の関係との議論について、議会側の御判断でありますから私どもから申し上げるべき話ではないだろうと思っています。  私の方から申し上げられることは、司法の結論は厳粛に受けとめる、やめるやめないについては本人が決断を下す、国民の政治に対する信頼を...全文を見る
○深谷国務大臣 渋谷議員がかつてそのようなお立場で私と何度もお目にかかっていることは、鮮明に記憶しています。あなた自身も御苦労なさり、私どもも大変苦労しながらこの道を歩んできました。ですから、中小企業の皆さんの御要望にこたえて信頼を集めながら、これからも人生をかけておこたえしてい...全文を見る
○深谷国務大臣 改正法の附則第九条で、政治献金のこの問題については、改正法施行後五年を経過した場合においてこれを禁ずるものとする、こうなっているわけであります。これは各党が合意して国会で決めたことでありますから、私は粛々として守るべきだと思っていますが、環境の変化その他もろもろで...全文を見る
○深谷国務大臣 この問題に関して、政党またあるいは個人の政治家がさまざまな議論や発言をしていることは承知しています。しかし、その一言一言について、私は今批判をしたりあるいは賛同したりする立場ではありません。これは、各党で協議の上、だんだんに結論をまとめていくであろうと思いますし、...全文を見る
○深谷国務大臣 政治資金規正法そのほか透明性を確保するための法律については、民主党の御意見もあるようでありますが、どうぞ議会で大いに論じていただきたい。そして、国民の最も信頼に足る答えを出すように議会側の皆さんにお願いをしたいと思います。
○深谷国務大臣 お断りしておきますけれども、予算委員会でかつて私どもは野党でございまして、私は筆頭理事でございました。党を代表して時の細川政権に、私どもの言葉で言えば体当たりをしたわけでございます。  そのときに、別に公明党だけを突出させて批判したわけではなくて、細川政権に参加...全文を見る
○深谷国務大臣 公明党というのは公党でございます。それを支えている大きな集団は創価学会であるということは、今も同じであります。
○深谷国務大臣 イコールという言葉と支えているという言葉がどのように違うか、私も認識いたしませんが、宗教団体である創価学会が、しかし、その大勢の信者の皆さんを中心に公明党という政党を熱心に応援されているという現状は、今も同じだと認識しております。
○深谷国務大臣 当時の、例えば大臣の数等におきましても、そのような懸念が一部で言われていたということは確かであります。  ただ、私どもがこのたび三党連立をいたしましたのは、今日のような状況を何とか乗り越えるために、議会運営を円満に進める、そして積極的に責任をお互いにとり合いなが...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、ただいま申し上げたように、懸念については語りました。ただ、現在の段階では三党で協議をしながらお互いに信頼関係でスタートしておりますから、そのような思いでなくて、信頼をいたしております。  そして同時に、私たち三党は、単に多数を持つとか選挙にどうということで...全文を見る
○深谷国務大臣 今、仲間になったから目をつぶったなんて、そんな思いは全く持っておりません。  私どもは、政策の合意をもとにして、三党連立で責任を負って国家国民のために尽くすことが妥当だ、適当だ、一番大事だ、そう考えているので、そのようにいたしておるのであります。
○深谷国務大臣 中小企業向けの貸金業者との間に数々のトラブルが起こっておりまして、その中には司法当局が動き出している部分もございます。まことにけしからぬ部分については徹底した取り締まりを行うということが極めて大事だと思っています。  通産省としましては、中小企業庁とかあるいは地...全文を見る
○深谷国務大臣 民主党から出資法等改正案、それから、全国弁護団から貸金業規制法等の改正案が出されておりますことも承知していますし、その内容についてもよく拝見させていただいているところでございます。  今、私どもは、これらのトラブルがどうして生じているかということを含めて、貸金業...全文を見る
○深谷国務大臣 私どもの地元には、どちらかというと小規模の中小企業が圧倒的に多うございます。しかし、今御指摘のようなところがないわけではありません。
○深谷国務大臣 ただいまの御質問にお答えいたします。  昭和三十八年、中小企業基本法が制定された当時は、お話のとおり、二重構造論というのが中心でございまして、大企業に対する中小企業、近代的な企業に対して非近代的な企業、その格差をどうやって埋めるか、なくすかということが中心でござ...全文を見る
○深谷国務大臣 私が先ほど申した生産性が二倍から四倍になったということは、中小企業の生産性だけを計算した場合でございまして、大企業との格差という点で比べますと、あなたが御指摘のような状態で、残念ながら、大企業を一〇〇としたときには、今日ではおおむね五〇から六〇ぐらいと見なければな...全文を見る
○深谷国務大臣 今の島津委員の御指摘はまことに適切だというふうに私も思っております。  中小企業に対するさまざまな手だてというのは通産省を中心にしてやってまいってはいるのでありますけれども、それを周知徹底するという点において欠けている面が多かったのではないか。御指摘のように、い...全文を見る
○深谷国務大臣 委員が指摘するように、指導という言葉は私は適切でないともともと思っています。何か上から下を導くような、そんな僣越な姿勢ということがそもそもいけないことであって、私は、これらについては抜本的に見直さなければいけないというふうに考えています。  それで、例えば今のセ...全文を見る
○深谷国務大臣 お答えいたします。  アメリカ政府が本措置を決定したのは本年の六月のことであります。以来、鉄鋼業界からの要望も踏まえて、一体WTOに提訴すべきかどうか、省内でもかなりの議論があったようであります。ただいま、八月の時点では提訴しないという答えがあったというお話があ...全文を見る
○深谷国務大臣 今、細田総括政務次官から御報告申し上げたとおりでありますが、私の名前も御指名いただいたものでありますから、WTOのシアトル会議に向けての決意だけ追加申し上げさせていただきたいと思います。  新たな二〇〇〇年に向けて、世界の貿易のさまざまなラウンドを検討して、新ラ...全文を見る
○深谷国務大臣 過日の東海村の燃料加工工場の事故は、まことに残念な事故であり、極めて遺憾でございます。  実際には原子力発電所と根本的に異にしているにもかかわらず、同じように見られて、原子力政策に対して国民が不信を持つということは残念なことであります。加工工場はウラン溶液を使っ...全文を見る
○深谷国務大臣 大臣がお約束したことについて履行していないということは甚だ申しわけないことでありまして、さまざまな工夫をしながら御期待に添うように努力したいと思います。
○深谷国務大臣 島津委員御指摘のように、本年五月に電気事業法を改正いたしました。これはかなり大きな変化でございます。そして、来年の三月からは大口需要者への小売自由化というのを柱とする部分自由化を実施するわけであります。  通産省としては、こういう部分自由化の電力供給システムで、...全文を見る
○深谷国務大臣 島津委員のお話を承りながら、私は胸を熱くしております。  学生のころ、私は、あなたのお父さんに直接御指導いただいた弟子であります。その息子さんがこんなにお元気に立派な政治家になったことはまことにすばらしいことだ、人生というのはいいものだなと思っております。  ...全文を見る
○深谷国務大臣 中山委員といつも地元で議論していますが、国会で改めて議論をする機会を得て大変幸せでございます。  まず、冒頭の質問でございますが、大臣として景気の見通しについて明るみが増してきた、景気は緩やかな改善が続いていると言ったことに対して、そういう現実ではないではないか...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほど産業活力再生法の問題について触れられたわけでありますが、私どもは、この産業活力再生法をリストラ支援というふうには全く受けとめていないのであります。人的なあるいは物的な資源が効率の悪いところにあったのを効率のいいところへ移動させていくんだ、そのためにさまざまな...全文を見る
○深谷国務大臣 今までの歩みを振り返ってまいりまして、あのバブルのときは一体何だったんだと怒りにも似た思いの反省を私たちは持っています。  しかし、そのバブル崩壊後に金融機関が多額の不良債務を抱えてにっちもさっちも動かなくなる、言うなれば体の血液の流れがとまってしまう、そういう...全文を見る
○深谷国務大臣 堺屋長官からの御答弁もありますが、前段の部分について私から申し上げたいと思います。  本当に、あなたと同じような地域に住んでいて、先ほど申したように、中小企業の皆さんがどんなに御苦労なさっているか、痛いくらいに私どもはわかっているのであります。ですから、保護から...全文を見る
○深谷国務大臣 セーフティーネットとして一体どのぐらいのお金を用意したらいいかということについては、いろいろな議論があろうと思います。  少なくとも、経験的な事実からいけば、去年の十月一日から二十兆円の貸し出しを始めました。現在十七兆九千億ぐらい出ているのではないでしょうか。残...全文を見る
○深谷国務大臣 来年の三月いっぱいまでは、従来どおりの貸し渋りを中心とした貸し出しでまいります。  ただ、あなたも若干触れましたけれども、ばらつきという批判等もございます。そういう懸念を払拭するためには、貸し渋り対策と同時に、借りる側が建設的なプランをお持ち寄りいただくというこ...全文を見る
○深谷国務大臣 そこを判断することがどこが適切かということについては議論があろうと思いますが、金融機関と保証協会がその担当に当たります。
○深谷国務大臣 私どもが考えている範疇の中に、選挙というものは存在しておりません。選挙にプラスになるから保証枠を広げるなどということは全く考えていないことでありまして、それは私たちの思いも及ばぬところであります。マスコミ的にはおもしろい話題かもしれませんが、そんなあいまいな形で中...全文を見る
○深谷国務大臣 貸し出した総額についてのリスクの分でございます。
○深谷国務大臣 お言葉を返して悪いんですけれども、今、去年の十月一日からお貸ししまして、翌月から返済している方々は九九%ぐらいです。決して今の段階で焦げついてどうにもならぬという状態じゃありません。私の知っている限りで申し上げると、事故率は多分〇・三二ぐらいだと思います。中小企業...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいまの御質問に対しては、正直申し上げますと、なかなか答えようがないんであります。といいますのは、企業の雇用のあり方というのは、これは労使関係で決めるべきことでありまして、私どもが一概に答えるというのは適切でないと考えるからでございます。  ただし、事業の再構...全文を見る
○深谷国務大臣 お答えいたしますが、私が申しておりますのは、指標としての大企業と中小企業との格差というのは私はまだあると思っているのです。数字で見ましても、賃金格差にしても生産性の格差にしても厳然とございますから、そういう意味でこれを否定しているわけではございません。  しかし...全文を見る
○深谷国務大臣 大企業と比べた場合の、例えば賃金格差であるとかあるいは生産性その他について、数字の上でも格差はあらわれております。  しかし、現在の基本法にありますように、それはただ非近代的なものが中小企業だから大きくすればいいのだといったようなそんな形ではなしに、むしろ中小企...全文を見る
○深谷国務大臣 濱田委員のおっしゃるとおりで、中小企業が公正で適切な取引環境のもとで健全な発展が遂げられるようにというのは絶対に必要なことでございます。  今までも、下請代金支払遅延等防止法の厳正な運用ということを私たちも強く言ってまいりまして、トラブルが起こった場合の苦情の処...全文を見る
○深谷国務大臣 商工ローンで借りて、そこから起こってくるトラブルが刑法上の問題にまで広がっているということは、まことに遺憾なことであります。恐らくいろいろな借り手がおられましょうけれども、その中には、まだまだ政府系金融機関で借りなければならないのに貸してもらう機会がないという人も...全文を見る
○深谷国務大臣 いずれにしましても、中小企業全体が経済の担い手になっていくということのために何をしたらよいか。その場合に、従来の考え方の画一的な物の判断ではとても無理である。現在の環境その他を見ると、多面的な中小企業と考えていくべきだ。  例えば製造業でいうと、一億円以下を三億...全文を見る
○深谷国務大臣 東海村の事故というものが原子力エネルギーの不安定さというものを国民に感じさせ、そのことが日本のエネルギー政策に影響するという不安もございまして、まことに残念で遺憾なことだと思っています。  ただ、今日の状態の中で、例えば石炭に頼るというエネルギーはいずれ目に見え...全文を見る
○深谷国務大臣 予算的な措置をもっと多くすれば太陽エネルギーについてもっと前進できるのか、風力発電について前進できるのか、ここいらは非常に微妙なところでございます。やはり自然の力をかりるということで不安定性があるとか、いろいろな条件が背後にはあるように思います。しかし、今委員が指...全文を見る
○深谷国務大臣 合成の誤謬という、まことに専門的な言葉でございますが、要するに、個々にとっては合理的な行動でも、全体としては不合理な結果を招くという意味であろうと思うのであります。与謝野大臣が言われたその前後の脈絡を私わかりませんから、それと違うとか正しいとか合っているとかいうこ...全文を見る
○深谷国務大臣 私が申し上げたのは、与謝野さんが言われたような側面と私どもが申し上げている側面とは、ともにあるものだと考えています。つまり、人材とか、あるいは資源とか資産とか、さまざまなものを得意分野に持っていってそこを発展させるということは、経済の縮小ではなしに、逆に効果を上げ...全文を見る
○深谷国務大臣 質問の整理で、きょうは政府参考人が呼ばれているものですから、これはそこから答弁するものと思っておりました。  廃業率と創業率は今日の出ているデータで申し上げますと、まず、創業率は二・七%ぐらい、それから廃業率が三・二%ぐらい、明らかに廃業率の方が多いわけでござい...全文を見る
○深谷国務大臣 消費がなかなか伸びないということは、懐が暖まらないということなど、いろいろございますが、やはり景況感が増していくということが一つの要素であると考えます。そういう意味で、やや明るさを取り戻したというのが経済企画庁を含め我々の判断でありますが、これがまだ十分ではない。...全文を見る
○深谷国務大臣 改めてこれまでの歩みを振り返ってみますが、まず、一九五〇年代から六〇年代において、自動車産業に対して税制上あるいは金融上の措置を講じて、技術の導入、設備の近代化、生産性の向上などを図ってまいりました。  また、下請の自動車部品産業については、お話もありました機械...全文を見る
○深谷国務大臣 その前に、先ほど私、日産の一万二千人と言ったのですが、二万一千人の誤りでございました。申しわけありません。  社会的な責任というのは、当然大企業といえども負うべきだと思います。ただ、大企業には大企業の、構造改革も含めた再建計画というのを持ちまして、それぞれの企業...全文を見る
○深谷国務大臣 日産自動車のただいま御指摘のような内容について、私たちが直接聞くあるいは調査を行うという立場でありませんで、ただいまお話を聞いた範囲のことを承知しているという状況です。
○深谷国務大臣 大変難しい御質問でございます。  個々の民間企業のありようというのはその企業が考えるべきものであって、例えば労使の関係も当然でございます。そういう企業の一つ一つに対して大臣がいいか悪いかというコメントをすることは適切でないと思います。
○深谷国務大臣 先ほどもちょっと申し上げたのでありますが、中小企業の事業活動の結果としてあらわれる諸格差が依然として大企業とにあるということは、私ども承知しております。例えば資本の装備であるとかあるいは賃金であるとか、そういうところでございます。  新基本法は、このような状況に...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほども申し上げたのでありますが、なお補足すれば、企業が積極的な事業再構築を図るということは、将来の発展基盤を確保する上では不可欠なものでございます。これは産業界においても十分な認識が必要であると思います。しかし、事業再構築を行うに当たって、雇用の維持拡大について...全文を見る
○深谷国務大臣 日産という企業がどういうような企業のありようを考えるか、企業再建の構築についての中身まで通産大臣が論評を加えるということは私はいかがかと思います。  ただ、お話の中に例えば海外生産ということがございましたけれども、貿易摩擦の対策上でも海外に工場を持つということな...全文を見る
○深谷国務大臣 それから、もう一点私から申し上げたいと思いますが、日産の私どもへの報告あるいは私どもからの調査によりますれば、二万一千人の削減は解雇ではないという考え方に立っています。つまり、自然減であるとか、その他新規採用等々で調整をしていく、こういう考えのようでありますから、...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどから私どもは何回も申し上げておりますとおり、日産の企業のありようということについてコメントは避けてまいりましたけれども、下請企業をお守りするとか雇用の面で全面的に会社側も対応しろということを強く申しておりますし、そのことについての目配りは忘れないつもりでおり...全文を見る
○深谷国務大臣 それでは、中小企業基本法等の一部を改正する法律案の提案理由を申し上げさせていただきます。  中小企業基本法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び趣旨を御説明申し上げます。  現行の中小企業基本法は、昭和三十八年、その当時における経済社会の動向等...全文を見る
○深谷国務大臣 竹本議員の御質問にお答えいたします。  現行基本法も、中小企業政策の理念としては格差の是正というふうにございますが、これは今お話がありましたように、あの三十年代の経済というのは二重構造でありまして、大企業が近代的、中小企業は非近代的、こんな区分けをして、その実態...全文を見る
○深谷国務大臣 委員の御指摘のように、指標を見る限り、中小企業と大企業の間に格差があることはそのとおりでございます。ただ、今までの基本法に書いておりました格差是正というのが、近代的な大企業と非近代的な中小企業という、こういう形での二重構造を想定しての格差の是正でありましたので、そ...全文を見る
○深谷国務大臣 中野委員の御指摘は全くそのとおりでございまして、私も同じような考え方を持っています。  私の申し上げている旧来からの格差是正というのは、何回も申し上げてまいりましたが、大企業を近代的ととらえ、中小企業を非近代的ととらえた二重構造の中での格差を是正せよという意味合...全文を見る
○深谷国務大臣 民間金融機関の貸し付けというのが通常の融資の中心になるということは、私は今後も変わらないと思っております。民間金融機関が貸し渋りを行うために、補完的な政府系の金融機関を拡大したり臨時の二十兆というのを用意したのであって、これはこれからも十分足りるように準備はいたし...全文を見る
○深谷国務大臣 先生の御指摘はまことにごもっともだというふうに思います。例えばこのたびの中小企業の枠を広げました一万六千社を考えてみましても、旧来は民間金融機関からのみお金を借りておりました。今度から政府系金融機関から借りられるということになりますと、お説のとおり両方で対応できる...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業等への設備資金の円滑な供給というのは、活性化の観点から大変重要だと思っています。このために、当省としましては、中小企業の設備資金調達の円滑化に資する多くの貸付制度を実施しています。  例えば、具体的に言いますと、事業拡大のために設備投資を行う中小企業者を...全文を見る
○深谷国務大臣 今、いろいろな御提言が中野議員からございました。例えば、高いリスクに応じた高いリターンを求めるといったような、そういう考え方で多様な資金供給が行われるべきではないか。私は、この認識は全く大事なことだと思っていまして、それは今後に向けての課題だと思っていますが、今ま...全文を見る
○深谷国務大臣 一つは、何よりも景気回復が大前提でございます。一月から三月のGDPのプラス、それから四月から六月にかけて、若干訂正はしましたけれども、プラス傾向にある。来年は〇・五%以上の数値を出そうということで今努力中でございますが、ようやく明るみが出ましても、まだ設備投資その...全文を見る
○深谷国務大臣 遠藤委員の御指摘は、全く同感でございます。  やはり今までの教育というのはどちらかというと記憶、暗記型でございまして、物をクリエーティブに考えていくということではないというところに日本の教育の問題点もありました。そこで、例えば創業精神を涵養するとか、国民意識全体...全文を見る
○深谷国務大臣 商工ローンが数々の社会的問題を惹起しているということに対しては、大変遺憾に思っております。また、商工ローンを利用する方たちのいわば認識ということも、とても大事なことではないだろうかと思います。  一方で、遠藤委員が御指摘のように、政府系金融機関の応援が十分でない...全文を見る
○深谷国務大臣 今塩田委員が言われました中小企業の力強い根源は農業にあるというお説は大変興味深いものとして伺ったところであります。  中小企業は日本の経済を今日まで支えてくださった。それは、極端な言い方をすれば血と涙の結晶であったかもしれない。だけれども、一方において、中小企業...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業全体を見てまいりますと、やはり中小企業の枠を少し広げて、そこに中堅的な中小企業が一層活躍する必要があると思われます。また、創業率や廃業率の比較をいたしてまいりますと、アメリカが今日のような経済発展を遂げたこの十年の動き、まさに日本と逆でございまして、そうい...全文を見る
○深谷国務大臣 今、細田総括政務次官から御説明申し上げたように、まず基本的に、関税の調整だとか輸入の制限というのは、国際ルール上、WTOを含め許されないことでございまして、国際ルールの整合性を損なうおそれがあるということが前提にございます。  そこで、この二十二条については外し...全文を見る
○深谷国務大臣 バブル経済が崩壊をいたしました後に我が国の経済が低迷する中で、人的資源を含めた経営資源の過剰感が高いというのは先生お考えのとおりだと私も思います。  このような過剰感の背景には、バブルの時代に企業は偏った方向に経営資源を拡大して、その後それを再配分するということ...全文を見る
○深谷国務大臣 国際的な競争力の向上を図るためには、先ほど申したような、我が国の各企業が人的資源を含めて経営資源を成長分野に投入するということが非常に大事だ、しかし、それがうまくいっていないために生産性の向上がやや後退をしている、これは国際競争力を低下させることだというふうに考え...全文を見る
○深谷国務大臣 創業・ベンチャーが新しく多く輩出されるという状況の中では、これは産業が活発に動いていく、新たな分野が拡張されていくという点で非常に効果を上げるわけでありますが、同時に、雇用という面におきましてもかなりの成果を上げてきたと私は思っています。  例えば、中小製造業に...全文を見る
11月10日第146回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○深谷国務大臣 改正法ができまして、五年後には企業・団体献金を禁止しようということが決定していることは、当然ながらよく承知しております。そして、その時期がいよいよ来たというのが今日でございます。  その間、自由民主党の中で、あるいはその他の政党の中でもいろいろな議論がなされてい...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、丸裸から政治家になってまいりました。かつて、私を信じ、期待する人たちが、票を集めてくださるとか、知恵を出していただけるとか、浄財を出していただけるとか、いろいろな角度から支えていただきませんと一人の政治家は育たないのだということをずっと言ってきました。その枠...全文を見る
○深谷国務大臣 私が今世論と申し上げたのは、あなたがたまたま介護保険の問題も一緒に言われたものですから、それを一くくりにして申し上げたのでございます。環境の変化で議員が議論をするというふうに言い直しても結構でございます。
○深谷国務大臣 介護保険の議論をこれから展開するなら今のお言葉にお答えもしますが、私が一般論として申し上げているのは、やはりその折々の環境の変化とか国民の声に耳を傾けるということは、政治家としては、特に民主政治では大事ではないかということで、それが即選挙ではありませんということを...全文を見る
○深谷国務大臣 私に対する質問は、中小企業の皆様が現在どのような状況にあるかということについての判断を申し上げろ、こういうことであろうと思います。  後ほど堺屋長官からお話があろうと思いますが、少なくとも、さまざまな資料の上では緩やかな景気の回復の傾向は見られるのでありますが、...全文を見る
○深谷国務大臣 大畠先生の御質問に答える前に、今度の基本法が一番配慮した、幾つかありますけれども、旧来の基本法は画一的に中小企業というものを考えていた。先ほどのお話のように、大企業対中小企業、近代的な企業対非近代的、その非近代的、そして小さい企業を伸ばして広げていこうというのが今...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業にとって資金が全く不自由しないという状態が実現できるかということに対しては、なかなか容易ではないと思います。しかし、ありったけの努力をするという点では、まさにこの国会を通して議論していくべき話だと思っています。  例えば、中小企業が資金を借りる道としては...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいまの質問の前に、先ほど私が中小企業の皆さんに対する融資の問題で幾つか例を挙げて申し上げたのでありますが、これは、大畠委員の御指摘のように、全力を尽くして対応するという決意は変わりありませんので、そこだけはもう一つ加えておきます。  今、例えば下請中小企業に...全文を見る
○深谷国務大臣 きょうまで何回もこの基本法をめぐる質疑の中で答弁を申し上げてきたのですが、中小企業を画一的にとらえないで、きちっと各分野ごとに対応していこうということで、小規模企業等に対しても全力を挙げますということを申し上げてまいりました。  具体的に言えということであれば、...全文を見る
○深谷国務大臣 その前に、先ほど堺屋大臣からもお答えしたことでありますけれども、例の下請企業等が御苦労なさっているときに真っ先に駆け込むところは、とりあえずは各県にあります下請企業振興協会であります。今後は、もっとそれを一本化しようというので、三百の支援センターを設けて、そこをオ...全文を見る
○深谷国務大臣 御案内と思いますけれども、税制調査会等でこの税の問題は十二月であります。だから、残念ながら国会と多少の時差があるかもしれません。しかし、この国会において方向性はきちんと見出せるようにしていきたい、そう思っています。
○深谷国務大臣 それでは、私から申し上げます。  まず、原則として二カ月を超えて使用される者、かつ、週当たりの所定労働時間が当該企業の通常の従業員。パートについては、これに該当しない場合には従業員から分けております。
○深谷国務大臣 先ほどの政務次官と全く同じですが、どこが違うのでしょうか。ちょっと教えてください。
○深谷国務大臣 中小企業基本法というのは、私はやはり中長期的なものであると思っています。ですから、今からあらかじめ短期を予想して、変えてもいいというようなことは申し上げることはできません。  しかし、あなたがおっしゃるように、大きな環境の変化というものが顕著である場合には、当然...全文を見る
○深谷国務大臣 三十八年にできた基本法を今変えるというスタートのときでございますから、このスタートのときに、もう次変えるということを私の口から申し上げられるはずがないことでありますが、あなたの意見はきちんと受けとめておきたいと思います。
○深谷国務大臣 今吉田委員が聞かれました大阪商工会議所のMアンドAについては承知しております。売りたい会社、買いたい会社のマッチングを商工会議所が図るということは大変前向きな形だと思いまして、私はこれから大いに参考になる話だというふうに理解しております。  それから、いわゆるベ...全文を見る
○深谷国務大臣 基本法ができましたのは昭和三十八年のことでありまして、その当時と比べますと、労働環境も経済環境もあらゆるものが大きく変わってまいりました。今あなたがおっしゃったような、ベンチャーを創出させる、そういうことについての視点が残念ながら色濃く出ていなかった、むしろなかっ...全文を見る
○深谷国務大臣 今お話がありましたことは地方からの技術の開発ということでありますが、それのみならず、例えば大学であるとか産業界であるとかあるいは役所とか、いろいろなところでいろいろな技術を出していかなければなりません。小渕総理はそれをミレニアムプロジェクトと呼んでいるわけでありま...全文を見る
○深谷国務大臣 今の中山委員の御指摘は、私も全く大賛成でございます。それから、先ほどお話がありました創業・ベンチャー企業を別枠でとおっしゃったことにも関連するのですけれども、私は、その新しいベンチャー企業の創出を考える場合に、最もそれを得意分野とするのが中小企業だと思っているわけ...全文を見る
○深谷国務大臣 全くあなたと同意見でございます。  今のものつくり大学なんかも、卒業した場合に、社会に出て、その資格で非常に大事にされていくということが必要なことだろうと思って進めていることです。  それから、職人わざといいましょうか、いろいろな技術を持っている方々が今頑張っ...全文を見る
○深谷国務大臣 今度の十兆円の貸出先について、建設的な要件を加えようとはしておりますが、ベンチャーだけに限るとか、それに偏っているという状況にはありません。  それから、ただいまお話のありました東京都のネガティブリストについて触れさせていただきますが、これはもう最小限のネガティ...全文を見る
○深谷国務大臣 あなたのおっしゃっていることは私はよくわかって答えているつもりでございます。  先ほども申したように、十兆円の追加といいましても、それは来年の三月いっぱいまでの分とその残りの次の分とは多少条件を変えようとしています。それは建設的な条件と私は先ほど申し上げたわけで...全文を見る
○深谷国務大臣 少なくとも通産省は、金融機関に対してあるいは保証協会に対して、月商の三倍といったような指示はいたしておりません。だから、個々の窓口で問題があるとしたら、また別個におっしゃっていただければ対応ができると思います。
○深谷国務大臣 ここは意見の分かれるところだと思います。  私どもとしては、五千万という枠について、従来の金融機関のように、貸したくないために文句をつけるような、そんなやり方はだめだ、そのためにリスクを承知で設定しているわけでございます。ですから、そういう意味でいけば、保証協会...全文を見る
○深谷国務大臣 この前の、十月一日から始まったときのスタートの一番大事な部分はそこでした。  つまり、民間金融機関は資本比率などを考えて、逆に、貸さないどころか、貸しているところをはがして帰る。こんなことでどうするんだというようなところから、二十兆という枠をつくって、そのうちの...全文を見る
○深谷国務大臣 自立を一つにくくって定義するということはなかなか難しいと思います。しかし、中小企業が意欲を燃やして、みずから経済再生の牽引車になっていくんだという決意、思いを持ち、それぞれの分野において、それにふさわしいプランを立てていくということだというふうに考えます。
○深谷国務大臣 今までの信用保証協会の貸し付けでも、翌月からお返しするという契約もあれば、三月もあれば、六カ月もあれば、一年というのが一番長ごうございます。そのような指導をわかりやすくするべきだというふうに思います。
○深谷国務大臣 御意見全く同感でございます。特に中小企業に対する貸し付けということについて、民間金融機関が非常に態度が悪かったというのはもう同じ思いで、かつて私は自民党の総務会長を一年二カ月やったのですが、全銀協の会長を呼んで何回大きい声を上げたかわかりません。  そして、資本...全文を見る
○深谷国務大臣 そもそも大店法という法律をつくったのは、あなたも含めて我々でございました。そして、そのことで商店街、中小企業を守り続けてきたわけですが、確かに外圧という一面もございましたが、だんだんに大店法が形骸化してしまいました。  そこで、どうしたらいいかということで、アメ...全文を見る
○深谷国務大臣 まず、吉田委員の御質問に申し上げたいのは、ただいまの緊急事態という観点から信用保証協会による貸し出しというのをやっておりますけれども、この場合には、先ほども中山委員から御指摘がありましたけれども、いわゆるネガティブリストというのを出しておりますが、これは非常に緩や...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業対策予算は、これまで講じてまいりましたものに加えて、今後は創業・ベンチャー対策を大きな柱として据えることになるわけでございます。  十二年度の概算要求においては、中小企業基本法の改正を視野に入れて、一つは創業・ベンチャー企業の成長環境の整備、二つは中小企...全文を見る
○深谷国務大臣 どこの銀行がと名前を挙げることは全く不可能でございますが、全体的に、一般論として申し上げてきたことであります。
○深谷国務大臣 私は、当時もちろん大臣ではありませんからそのときの状況は定かではありませんが、少なくとも、今日まで事務当局から聞いた話の範囲でいけば、貸し渋りを受けている銀行とも今後も取引が続かなければならないという借り手側の事情が極めて大きい、そのために、一々銀行名を書かせると...全文を見る
○深谷国務大臣 金融機関に対して、健全化、再生化のために六十兆という資金枠を用意したわけですね。それは、金融機関がそのことによってしっかりした基盤をつくり、貸し渋りをなくすという、彼らに対するモラルを求めてのことでございます。それは今までもやかましく言ってまいりました。金融監督庁...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業の方が信用保証協会を通じてお金を借りるに当たって貸し渋りがあったからというのを前提とするというのが今まででございました。来年の三月いっぱいまではそういう形でございますが、来年、延長いたしました部分につきましては、もうちょっと建設的な、つまり、このことをどう...全文を見る
○深谷国務大臣 クエスチョンタイムで今までおりまして、今来たばかりですから、話の流れがよくわからない点をどうぞお許しいただきたいと思いますが、日産の件でございましょうか。  日産があのような形の会社の方針を立てましたときに、真っ先に私どもが頭に浮かびましたのが、下請企業の問題、...全文を見る
○深谷国務大臣 例えば、今までの基本法の中に創業ということにウエートを置いた書き方をしていなかったというように、全体的に、中小企業全体をお守りすることはあっても新しく生み出そうというところの努力は欠いておったと私は思います。しかし、そういう中でも一応の支援がございましたから、しっ...全文を見る
○深谷国務大臣 大変示唆に富んだ御意見を伺いまして喜んでおります。  今お話がありましたように、ベンチャー企業が資金を調達するに当たって、多くの投資家が参加できるような仕組みというのをつくることは大変大事なことであります。国が政府系金融機関から融資を行うということももちろん大事...全文を見る
○深谷国務大臣 島津委員の御意思も含めて、私は、大変貴重なお話を承ったと思いながら伺っておりました。  おっしゃるとおり、政治というのは、弱い立場という言い方は正しくないかもしれませんが、いわば日の当たらないところに光を当てるというのが最も大事なことだというふうに思っています。...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業政策における多くの施策では、大企業の子会社というのは排除されているというのが今までの状態で、例えば中小公庫法、商工中金法等の金融支援に関しては、個別金融機関の内規等において大企業の子会社は対象としないということになっています。ところが一方で、中小企業組合と...全文を見る
○深谷国務大臣 今、細田総括政務次官から、なぜ廃止になったかの経緯についてお話をいたしました。私は、それでは、なぜ今度ワンストップサービスを始めようとしているのかということについて申し上げたいというふうに思います。  今度の基本法改正を含め、中小企業の皆様方に活力の源泉と雇用の...全文を見る
○深谷国務大臣 基本法の文言の中でも、どうも、中小企業を指導してあげるんだ、まるで官が上から手を差し伸べるような雰囲気があってよろしくない、やはり中小企業が自助努力をすることに対して四つに取り組んでやっていくんだというのがこのたびの改正の一つの論点でございました。そういう意味から...全文を見る
○深谷国務大臣 今の労働省のPRもそうでありますけれども、通産省といたしましても数々の施策を行っているわけでありまして、それを国民の皆様に十分にわかっていただくためには、PR活動にも全力を挙げなければなりません。  現在、毎週日曜日の朝のテレビメディアを通じた広報とか、あるいは...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいまの御質問にお答えいたしますが、私は、本会議場において議員の質問にお答えいたしました。そのときの答えにいささかの変更もございません。  すなわち、新基本法では、中小企業の自助努力を支援するとの原則に立って、ベンチャー企業あるいは創業に関して支援をしていくと...全文を見る
○深谷国務大臣 去る十五日の決算委員会で、議員お読みのとおりの発言をいたしました。その気持ちに変わりはありません。  政府系金融機関の融資制度については、平成九年以降も累次経済政策を、あるいは経済対策を掲げて、各種の特別貸付制度の創設や拡充を行ってきたことは議員御承知のとおりで...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほども中小企業庁長官からお答えいたしましたけれども、いわゆる貸し渋りを受けている中小企業の割合というのは、昨年のピークと比べたらぐっと改善されました。ただ、今度は融資という面から、お話のように、大企業と比べると、大企業には融資が大幅なのに中小企業は少ないというこ...全文を見る
○深谷国務大臣 本来、金融機関の大型合併とかあるいは業務統合というのは、経営体力を強めるということでございます。経営体力を強めるということは、中小企業を含む事業者に対して安定的な資金供給につながるというものでなければならないと思っております。私は、金融機関がそういう角度から今後の...全文を見る
○深谷国務大臣 委員御指摘のとおりでございますが、金融機関に対する実態の把握、そして、貸し渋りの状況がもしあるとすればそれに対する厳しき対応、これは金融監督庁が中心として進むべきでありますが、通産省といたしましても、また大臣という立場からも、金融監督庁が厳然たる対応をとるように今...全文を見る
○深谷国務大臣 そのように考えております。  同時に、例えば、信用保証協会の貸し出しについての問題で二十兆をつくりましたとき、私は、自由民主党の総務会長という三役の一人でございまして、中小企業の関連で通産省とは相当な連絡をとりながら実現に向けて努力した一人でございます。そのとき...全文を見る
○深谷国務大臣 今、小粥総裁の話を聞いておりました。やはり本来あるべき姿をもっとしっかり守って頑張ってもらいたいという思いを抱きました。
○深谷国務大臣 両機関の融資計画は、これを利用しようとする中小企業者の資金ニーズに十分こたえられるようにそもそも立案しております。  中小企業の資金ニーズが一体どういうような動向であったかというのは、この二つの機関の今までの貸し出しの状況を詳細に検討しないと一概には言えません。...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、政府系金融機関が特に中小企業の駆け込み寺になってほしいといつも言い続けておりますし、その思いに変わりはありません。  ただ、それぞれも努力をしているというその状況はある程度理解しているつもりでございます。それが十分であると申しているわけでは決してありません...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業の経営環境についての御質問でありますけれども、中小企業庁・中小企業総合事業団の中小企業景況調査というのがございます。ことしの七月から九月にかけての中小企業の業況判断指数というのを見ますと、過去最低を記録した昨年末の水準から回復しているということを申し上げま...全文を見る
○深谷国務大臣 下請取引の適正化ということに対しては、下請代金支払遅延等防止法という法律と、もう一つは建設業法で代金の支払い遅延や買いたたき等が禁止されている。そして、公正取引委員会、建設省と連携して、親事業者に対する検査を実際には実施してまいりました。そういう厳正な対応の仕方を...全文を見る
○深谷国務大臣 分野調整政策は、新基本法でも、第二章第三節の「経済的社会的環境の変化への適応の円滑化」のための施策の一つとして位置づけています。ですから、分類の変更と思っていただきたいと思うのです。激変緩和対策というのは大きな柱でございますが、その中には特別保証もありますし、ある...全文を見る
○深谷国務大臣 私の地域にももちろんベンチャー企業がございます。ただ、この間大田区へ行ったのですけれども、あの地区は特に活発であったという印象がございました。比較すると、やはりベンチャー企業の進んでいる地域というのはかなり濃淡があるかなという感じがいたします。  それから、ただ...全文を見る
○深谷国務大臣 前文は、格差の是正ということから始まっております。そして、その格差の是正については、昨日も議論を重ねたところでございます。
○深谷国務大臣 基本法の最近の立法例を見ますと、前文を置かないというのが非常に多くなってまいりました。特別な意図があったわけではないんですけれども、そういうものに合わせたと思っていただきたいと思います。
○深谷国務大臣 ただいま申し上げたような、最近の立法例を見ますと前文を置かないということが多いと申し上げたんですが、それ以外にも、例えば現行の基本法の前文で、中小企業の非近代性を前提にした経済的社会的制約による不利の是正等を中心的な考え方として記述をしておりまして、新法の理念と必...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業の事業活動の結果としてあらわれる生産性等の指標という点から見れば、中小企業と大企業との間に格差があるというのはお説のとおり事実であります。中小企業の生産性の向上が図られることは重要な政策課題でありますから、新基本法においても、経営基盤の強化を重点施策として...全文を見る
○深谷国務大臣 従来から、中小企業に対する政治の面での応援体制というのは数々やってきたとは思います。だけれども、それ以上に、中小企業の皆さん方が今あなたがおっしゃるように額に汗して必死に頑張ってきたということが、今日まで、中小企業が極めて従業員数も事業所数も多く、日本の経済を支え...全文を見る
○深谷国務大臣 大企業のリストラによる影響を受けて、下請中小企業に対しては、御苦労なさっておりますから、適時適切な対応をしていかなければならぬというふうに思います。  基本的には、景気を回復するという経済の安定がやはり極めて重要なことでありまして、政府全体としては、経済の再生に...全文を見る
○深谷国務大臣 下請検査官の問題では、今全省庁挙げて定数といいましょうか職員の数を減らそうという方向にあり、なかなか交渉過程の中でも難しさがあるようでございます。しかし、私どもとしましては、今日のこういう状況を踏まえて人員確保のために努力していかなければならないと思います。  ...全文を見る
○深谷国務大臣 いろいろ今まで議論を聞いておりまして、昔は確かに、昔という言葉が合うかどうかわかりませんが、輸出の振興にかなりの努力をいたしておりました。私も、海外市場を確保するための準備金制度なんというのがありまして、あれを伸ばすために運動した時代もございます。  ところが、...全文を見る
○深谷国務大臣 ガット第十九条並びにWTOのセーフガード協定に基づいて、特定の貨物の輸入の急増によって国内生産に重大な影響を及ぼしたとき、国民経済上緊急に必要があると認められるときは、おっしゃるとおり、セーフガード措置として、緊急関税の賦課または輸入制限措置を行うことが認められて...全文を見る
○深谷国務大臣 本補助金につきましては、従来、組合に対しては補助率が二分の一でございました。ところが、中小企業に対しては補助率は三分の一という適用でございます。事業の採択数の拡大を図るということと、組合にも中小企業と同じように自己負担を求めることが適当であるということから、補助率...全文を見る
11月11日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第1号
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○国務大臣(深谷隆司君) おはようございます。  このたび通商産業大臣に就任いたしました深谷隆司でございます。  第百四十六回臨時国会における経済・産業委員会の御審議に先立ちまして、通商産業行政を取り巻く内外の諸課題の認識及び取り組みにつきまして申し述べさせていただきます。 ...全文を見る
11月16日第146回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○深谷国務大臣 今回の経済対策に当たりまして、私は三つの点を主張してまいりました。つまり、公需の確保、途中で腰折れしないようにという意味であります。そして、民需の喚起、早く公需から民需へバトンタッチしてもらいたいということであります。第三番目は、構造改革を一層進めていくということ...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業の皆さんが民間金融機関からなかなかお金を借りられない、借りれば順調に回転して前進できるのにそれが拒まれているということは、日本経済の活性化に非常にマイナスである。特にそれが顕著に見られた昨年、ことしにかけて、緊急避難的な役割でこのたびの保証制度を考え、活用...全文を見る
○深谷国務大臣 クエスチョンタイムの設置とか議会の運営に関しては、与野党協議の末に体制を大幅に変えたというふうに私どもは承っております。そういう過程の中で、クエスチョンタイム出席と委員会、本会議等の総理を初めとする関係大臣の出席についての話し合いもなされていると聞いております。ぜ...全文を見る
○深谷国務大臣 このたびの中小企業基本法の改正、幾つかの要点がございますけれども、その中の重要な部分は、経済の担い手、牽引車の役割を中小企業に期待する、そのことが雇用の増進にもつながってくるということであります。その場合に、今までのように画一的に中小企業というとらえ方が一体いいだ...全文を見る
○深谷国務大臣 私たちが考えているのは、中小企業政策における常時使用する従業員という視点でございました。労働省の方はまた別の視点があったわけであります。しかし、現場の混乱等を回避しなければいけないというので協議を続けまして、そこでただいまのような発言になったわけでありまして、これ...全文を見る
○深谷国務大臣 経済は自由であると一般に言われますけれども、その場合には当然、ただいま委員御指摘のような、公正なルールの上で自由な競争を行うということが大原則だろうと思っています。  大企業と下請、元請の関係にしばしば委員御指摘のような問題がありますことは、まことに残念でありま...全文を見る
○深谷国務大臣 渋谷委員御指摘のように、現行の中小企業庁設置法の目的の中には、第一条に、健全な独立の中小企業の育成とか、あるいは企業を営もうとする者に対する公平な事業活動の機会の確保というような規定が置かれていて、まさにあなたが言われるような趣旨を持っていたと思います。そして、設...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業が多面的で多彩であるというのは昔からあったとおりだというのは、おっしゃるとおりです。だけれども、今までの基本法の物のとらえ方は、それを画一的に見ようとしていた。それを多面的なものと真っ正面からとらえて、それぞれの形にふさわしい対策をきめ細かくやっていくこと...全文を見る
○深谷国務大臣 建設工事の請負における下請取引の適正化対策というのは、御指摘のように大変大事なことであります。今政務次官から申し上げましたように、建設業法に基づいて、建設省と中小企業庁が共同で厳正に対処しようとしているわけです。  具体的に申し上げますと、元請及びその下請につい...全文を見る
○深谷国務大臣 建設業法に基づく検査等の状況でいきますと、書面調査というのは千百、それから下請企業数でいくと千二百、改善指導は四百七十六、やはりこういうことを繰り返し繰り返しやっていくことの効果というのも、これは御理解いただきたいというふうに思います。  それから、ただいまの御...全文を見る
○深谷国務大臣 大企業と中小企業の間に競争の面でもまだまだ格差があるということは、私も認識しております。  そこで、このたびの基本法の基本理念の中に、中小企業を活性化させるためのさまざまな手段を講じていこう、そういうことによって我が国の経済の発展を図っていくし、雇用の関係も充足...全文を見る
○深谷国務大臣 通産省の事務の職員には、当然私の意思は伝えました。それから、保証協会などについても、これらの議論をきちっとするようにという指示を出しております。
○深谷国務大臣 銀行が貸し渋りを行っているという点について、全く改善が見られないとは思っていないのです。改善させるべく全力を挙げてきたし、例えば、六十兆の健全化、再生化の法案を出して十五行が申請していますけれども、そのうち三兆円は中小企業対策で貸すんだということを前提条件として貸...全文を見る
○深谷国務大臣 大変難しい議論だと思います。同じこの場所でも、中小企業に対しての貸し渋りが現状続いているからこの十兆円は効果がある、よくやったという声もあれば、あなたのように、ばらまきだ、回収どうなんだという御意見もあって、これは大変難しい問題であります。  ただ、二十兆を設定...全文を見る
○深谷国務大臣 別に最後のところで反論しようと思っているわけではありません。あなたのお考えもとても大事でございますし、お貸しをしたけれども返ってこないという現状が生まれてはなりません。しかしそれは、ただいま申し上げたような、主要銀行が貸し渋りをやめていくために監督官庁が指導してい...全文を見る
○深谷国務大臣 民間金融機関は、中小企業の信用リスク評価に関するデータが不足しているとか、あるいは回収のノウハウが欠けているとか、いろいろあるわけでございます。だから、中小企業が借りようとした場合に、例えば先ほどもちょっと触れましたが、リスクの多いところには、金利を高くしてという...全文を見る
○深谷国務大臣 前半の問題について、私からお答えすることにいたします。  ただいま塩田議員の御指摘のあった、従来からの中小企業施策はそのまま重要であるのは続けていけということでありますが、全くそのとおりでありまして、今まで私たちが中小企業に成長していただくためにさまざま政策をと...全文を見る
○深谷国務大臣 現行の基本法の理念というのは、要するに、昭和三十年代にございました経済の二重構造論を背景にしていると私は思います。つまり、大企業対中小企業、大企業は近代的なもの、中小企業は非近代的なもの、だから、中小企業をなるたけ横に広げて大企業に近づけていこう、こういう発想であ...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業予算の枠を考える場合に、通産省だけの予算でなしに、いろいろな関連の、建設業その他もろもろございますから、全体像で見ていただく必要があるのではないかというふうに私はまず思います。  そして、今度の経営基盤強化で中小企業対策をさまざま挙げておりますけれども、...全文を見る
○深谷国務大臣 大臣としてもこの問題に対応しておりますが、その前に、政治家としてきょうまでいろいろやってきたことなど振り返りながら申し上げたいと思います。  そもそも、大店法というのをつくって中小商店街等を守ろうとしたその運動の中に参加していた政治家の私は一人であります。ところ...全文を見る
○深谷国務大臣 地方公共団体は、本来、法令に違反しない限りにおいて条例を制定することができるのであります。そこで、大店立地法においても、その規制対象外の店舗について、地方公共団体が生活環境の保持という観点に立って何らかの制度を設けるとするならば、それは否定されるものではないと思っ...全文を見る
○深谷国務大臣 中小商店街をお守りするとか、あるいは中小企業の商店をお守りするという意味において、大店舗の進出ということについては非常に大きな問題を社会的に投げかけていることは事実であります。そこで、ただいま申し上げたような町づくり三法という法律をつくって、これから、今までの大店...全文を見る
○深谷国務大臣 北沢委員の御心配の向きに関しましては、今までも何度か答弁をいたしました。中小企業全体を多面的にとらえて、それぞれにきめ細かな対応をするということを今回の基本法は考えております。そういう中で、新しいベンチャーを生み出すこと等々ございますけれども、そのことが決して小規...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業が公平でかつ自由な競争をする、取引をするということは大変大事なことでございまして、この環境を整備していくということは私たちの重要な課題でございます。従来からも、問題がありましたときは、公正取引委員会とも連携をとりながら適切な対応を行ってまいりました。  ...全文を見る
○深谷国務大臣 北沢先生の御指摘はよくわかるのでありますが、先ほども申し上げましたが、通産省の予算の額だけをもって中小企業に力が入っていないというわけではございませんで、各省にまたがる中小企業対策はたくさんございますし、例えば中小企業の貸し渋り対策でも合計三十兆という大きな額を計...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。     —————————————
11月16日第146回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(深谷隆司君) 辻議員にお答えいたします。  燃料加工工場の事故から、原子力発電所の信頼性を失うような、そんな状態が生まれたことをまことに残念に思っています。原子力発電所は、多重防護で万全を期しているというのが現状であります。  原子力発電所についての検査等のお尋ね...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 一川議員の私に対する御質問は二つございました。  一つは、今回の事故が原子力全体の信頼を失うということから、民間レベルの安全管理を徹底するための新しい組織を民間の力でつくろうということについて、一川議員は、政府も積極的に応援しろという意見も含めての御質...全文を見る
11月17日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第2号
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○国務大臣(深谷隆司君) 本委員会初めての出席でございます。改めてごあいさつ申し上げます。  通商産業大臣の深谷隆司でございます。また、総括政務次官は細田、政務次官茂木でございます。微力でございますが、一生懸命努力いたしますので、陣内委員長初め委員各位の御指導と御鞭撻をどうぞよ...全文を見る
11月17日第146回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業基本法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  現行の中小企業基本法は、昭和三十八年、その当時における経済社会の動向等を踏まえて、大企業との格差の是正を政策目標とし、中小企業の規模の拡大等によりその高度化、近代化を...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 須藤議員の私への質問は二つでございます。  一つは、創業・ベンチャー対策の具体的な中身についてでございます。  議員御指摘のように、創業・ベンチャー企業の育成というのは、新たな産業を興すというだけでなくて、関連産業もさらに興していくという点で極めて重...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 円議員の御質問にお答え申し上げます。  一つは、出資法及び利息制限法改正に関するお尋ねでございます。  いわゆる商工ローンと呼ばれている中小企業向け貸金業者と保証人や債務者との間のトラブルの防止につきましては、金融監督庁や業界団体においてただいま取り...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 三重野議員にお答えいたします。  中小企業政策の理念の転換はどういうわけかということでありますが、現在までの基本法というのは、三十年代にありましたいわゆる大企業と中小企業という経済の二重構造、大企業近代的、中小企業非近代的、その実態を変えるのが大事だと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 菅川議員にお答えいたします。  国と地方公共団体の役割分担についての御指摘でございます。  確かに、現行基本法では、「地方公共団体は、国の施策に準じて施策を講ずる」と、こうなっておりまして、いわば縦の関係のような書き方をいたしております。しかし、現実...全文を見る
11月18日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第3号
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○国務大臣(深谷隆司君) 今、委員のお話を伺いながら、本当にいろいろな出来事がありますけれども、その一つ一つを大事な反省点として国民の信頼を回復するために、総理を中心に全力を挙げて頑張っていかなければならないという、そういう思いを新たに強くしているところであります。  東海村で...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今までの基本法の中には創業という点に余り力が入っていなかったと。いろんな改正を今度行っているわけでありますが、その中で、やはり新しい事業が生まれていくという勢いがないことが日本の経済の活性化を妨げている。今も経済企画庁長官からお話がありましたように、アメ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 木俣委員のいろいろな御意見の中で、地域の中小企業の皆さんに会うと生き生きとしているというお話は大変うれしい話であります。中小企業が生き生きと生きられるように、画一的なとらえ方でなくて多面的にきめ細かい対応をしていこうというのが小渕総理の指示でありまして、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 基本法全体をお読みいただきますと、ただいまの委員の御指摘と違うということはおわかりいただけると思うんです。  例えば、前文には載っておりませんが、それは第三条の基本理念として書いているわけであります。同時に、ベンチャーあるいは創業ということに力を入れて...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども申し上げましたんですけれども、現行法と改正法をごらんいただくとわかりますが、例えば、「設備の近代化」であるとか「技術の向上」であるとか「経営管理の合理化」というのは「経営資源の確保」という形で盛り込んでおりますし、「事業の共同化のための組織の整備...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員のお話を承りながら、言葉の使い方によっては全く逆に伝わるものだなと思って大変私は心配しています。  率直に申しますが、この答申で書かれていること、私たちが考えていることは、中小企業を画一的にとらえて全体を底上げするという、そういう単純な発想でなくて...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 所管大臣は私ですから、私が責任を持って進めます。
○国務大臣(深谷隆司君) 何度もお答えしておりますように、中小企業と一言で申し上げても画一的なものではありません。  今までのとらえ方は画一的にとらえていた。そして、それを経済の二重構造と言って、大企業対中小企業あるいは近代的な企業対非近代的な企業、そういうような分け方が今や時...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどから何回も繰り返したことでありますが、削除削除と、全く基本法からなくなったわけじゃありませんで、各所にきちんと書いてあるということは先ほど申し上げたとおりでありまして、もう一回よくごらんいただきたいと思います。  なお、堺屋長官の言われているのは...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、委員の御指摘は、貸し渋りに遭って困っている中小企業の皆様をどうお守りするかということが基本的な問題点だろうと思います。  その中に、検査マニュアルについて、どうもそれを理由にして金融機関が貸さないのではないかという御意見もありました。実は、金融検査...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 小規模企業の皆さん方が一体どういうような健全な経営運営と前進を図られるかという点についていろいろ配慮を加えておりますけれども、逆に言えばどういう点が足らないのか。例えば一例を挙げますと、国がいろんな施策を行っておりますが、それについて熟知していないとか、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 当面は百カ所を一応目標としていこうと思っています。  それから、これらの予算については、補正予算の中で上げていこうと思っておりますが、これからの折衝その他の問題は残っております。
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほど申し上げましたように、これからはインターネットその他もろもろ情報機器というものをセットしていくことが大事だと思います。そして、今の御指摘の連携というのがとても大事だし、また国にはナショナルセンターというのを設けますから、ここが有機的に活動していくと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 御意見はごもっともでございます。センターの設置場所の選定については、小規模企業とか創業者の利用のしやすいという点に配慮いたしまして都道府県が行うということになります。したがいまして、地域の実情を踏まえた都道府県の弾力的な対応が可能になるように、制度運用に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昨日も参議院の本会議場で委員が御指摘なさった御発言というのは、大変傾聴に値すると思っています。新しい企業を起こすベンチャー企業に対する世間一般の評価というのはまだまだ十分ではありません。逆に、新しいベンチャーを起こす、そういう挑戦的な動きに対してみんなが...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、委員御指摘の御意見は全く同感でございます。  介護の問題に関しての国の対応としては、これは通産省だ、これは厚生省だ、そういう縦割りのものではなくて、垣根を越えて、どうやったら喜んでいただけるか、どうやったら本当の介護ができるのか、その点を真剣に考え...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 保坂委員から私が答弁申し上げるような内容をことごとくお話しいただいて、心から敬服して聞いておりましたが、それもそのはずで、前通産政務次官でおられて、与謝野大臣とともにいわば今日の中小企業諸問題についての改正を行う準備段階で参加なさった方でありますから、そ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 保坂委員のただいまお話のありました中小企業の視察をこの間行いました。去る十月二十一日のことであります。余り時間がとれなかったものですから、駆け足で回ったという点については残念に思っておりますけれども、それでも二軒参りました。  一つは、資本金が千二百万...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 去る十月二十一日に日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、全国商店街振興組合連合会の四団体と懇談を持つことができました。私自身、中小企業の町に生まれ育っておりますので、経済の牽引力に中小企業はなっていただきたいという私どもの考えを強く申...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員御指摘のように、地方が活性化するということは大変大事なことであります。私はかつて自治大臣を務めておりまして、地方分権問題を担当いたしまして、できる限り、国に付随するのは地方とか縦のような位置関係でなくて、地方が自主的に政治を考え、行政を考え、最も身近...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先生御指摘のように、中小企業の育成ということになれば、当然ものづくりということが非常にウエートを置いてまいります。そして、すぐれた技術を持っている人たちが非常に多いわけであります。その技術者が尊敬される社会をつくるということも非常に大事でありますが、同時...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和三十八年に中小企業基本法というのが生まれました。そして、それに基づきまして今日まで、例えば金融あるいは組織化、診断指導、小規模対策など数々の政策を進めてまいったわけであります。例えば、数字の上で具体的に出るものが何かないかと考えた場合、生産性がどの程...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業に対する政策を保護政策というふうに表現をしたり思ったりすることは正しくないというふうに思います。本来、中小企業が持っている力というものが社会的に十分に通用できるように自主的に努力をしていただいて、それと四つに組んで支えていくというのが国の政治や行...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私どもも東京の下町に住んでおりまして、その地域には中小建設業の皆さん方が非常におられまして営々と努力をされています。  地方においてあるいは地域において、中小建設業は経済の活性化に役立っているのみならず、雇用を引き受けていただく極めて大事な存在だと思っ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの御提案は、今この場所で承ったばかりでございますから、戻りまして御意思を大切によく検討させていただきたいと思いますし、この件に関しては建設省とも連絡をとり合う必要があるかというふうに思いまして、とりあえずはお聞きさせていただきましたという答えであ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 久しぶりにかつて本当に御一緒した渡辺委員の御質問をいただいて、昔を思い浮かべておりました。今あなたのおっしゃったのは、ほとんど答えも含めておっしゃっておられて、全く同感でございます。  まず、ただいまは基本法でございますが、これから具体的にどう行うかと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 渡辺委員御指摘のように、今日のようなグローバル化した時代は中小企業も海外に進出するということは大事なことだろうと思いますし、とりわけアジアに進出するというのは、地域的に考えても委員御指摘のとおりだと思います。  しかし、その際に一番問題なのは、申すまで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 渡辺委員の御指摘の年末融資の問題については、先ほどからお話がありましたように、このたび十兆円の保証協会の特別融資の枠を広げて、一年延長しました。現在、約十八兆が使われていまして、あと二兆あるわけでありますが、年末から来年にかけての資金需要を考えますと、や...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 加藤委員にお答えいたします。  日本産業はいろんな意味で長所を持っております。例えば、従業員の高い参加意識などもその一つ、あるいは熟練した技術者がたくさんいた、それから柔軟に対応できる下請企業等がしっかり大きい企業を支えながら、高度な品質管理とか生産技...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、加藤委員御指摘のほかに、何といってもやっぱり生産性の向上だろうと私は思います。  我が国の生産性の伸び率は非常に低下傾向にございます、残念ながら。九〇年から九八年の平均は〇・三%、これはOECD諸国の平均の一・一%を下回っております。だから、生産性...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 全く加藤委員のお考えと同感でございます。  特に、産業強化対策を取りまとめたんですけれども、その中で、迅速な対応が必要だと考える事項で、産業活力再生特別措置法を制定して、企業の戦略的な事業再構築を円滑にするための商法上の特例とか税制措置等を講ずるという...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 小渕総理は、ミレニアムプロジェクトというのを提案して、多くの国民の皆さんに呼びかけております。  今、委員おっしゃったように、千年紀の始まりを目前にして新たな産業を生み出す大胆な技術革新を行っていくんだ、それに取り組んでいこうというのがミレニアムプロジ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和三十八年に中小企業基本法というのが生まれまして、これに基づきまして通産省を中心に各般の努力をいたしてまいりました。具体的には、金融の対策であるとか中小企業の組織化、あるいは診断指導、小規模対策などなど、多くの政策を講じてまいりました。  先ほども申...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 格差という意味の違いを私どもは申し上げているつもりであります。つまり大企業と中小企業、二重構造の対比の形において中小企業を底上げするという、そういう考え方の格差是正ではなくて、中小企業が持てる力を発揮できるための中小企業の経営基盤を強化する、そこに思いを...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今までの中小企業のとらえ方は画一的でございました。これからのとらえ方というのは、多面性に思いをいたして、それぞれの中小企業に合った対策をきめ細かく行っていこうという考えであります。
○国務大臣(深谷隆司君) 現在、創業数というのは年間十四万社ぐらいでございます。これを五年間で十万社ふやして二十四万社ぐらいにしていきたい、目標としては。その場合に、百万人の雇用創出を想定しております。
○国務大臣(深谷隆司君) 特別保証制度は、我が国の金融システムの大きな変革と民間金融機関の不良債権処理の過程で発生した未曾有の信用収縮に対するあくまでも緊急避難と考えて行っているものでございます。  しかし、まだなお中小企業者が貸し渋りに苦しんでいるというところから、十兆円を足...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 情報分野というのは、小渕総理提唱のミレニアムプロジェクトの中でも戦略的な重点分野と位置づけて、これは先生御指摘のとおりでございまして、その際に、優秀な人材の育成が不可欠だというふうに思っています。画期的なプログラムの創出のためには優秀な技術者の存在が重要...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 電子商取引の発展のためには電子署名の基盤技術である暗号技術というのが大変大事であります。現在、世界市場では米国企業の暗号製品が事実上の標準であるということにはなっているんですけれども、日本の企業の暗号技術は諸外国と比べて遜色のないものというふうに私は報告...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この暗号技術というのは、今申したように、決して世界と遜色ないと言われているものであります。ただ、御指摘のような、通商産業省も指導育成をやっていますが、情報関係でございますので郵政省も大分力を入れている、警察庁も同様でありますが、横の連絡をとっていくという...全文を見る
11月19日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第4号
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○国務大臣(深谷隆司君) おはようございます。馳先生の元気な声で目が覚めたような気がします。  馳委員の御指摘は、中小企業における反独占政策についてどう考えるかということが第一であると思います。  私は、中小企業基本法が制定された昭和三十八年というのは、例えば中小企業が共同し...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 不当廉売の声は私どもも頻繁に耳にいたしております。厳正な、そして迅速な対応が公取委員会には求められていると私も思います。  先ほど委員長は、ひとり言として、つぶやきとして、消費者の批判もある云々の話がありました。大臣として公取委員会に直接物申すわけにい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 公取の皆様を中心として全力を挙げておられるとは思っております。
○国務大臣(深谷隆司君) まず、民主党の案というのをまだお出しになっていないわけですから、それはまた大いに参考にさせていただきたいとは思っています。  それから、この税の問題に関しては、残念ながら今国会、臨時国会と時間的にはずれができてしまう。これは、税制調査会等の動きもあって...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私としては今、大蔵省と積極的に話し合いをしているところであります。
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業に力をつけるためには、私たちは留保金課税は廃止と主張しておりまして、これも今大蔵省と真っ向からやり合っている最中でございます。
○国務大臣(深谷隆司君) あなたを初めとする議会側の力が重要なポイントだと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 私としては全力を尽くしたいと思っています。
○国務大臣(深谷隆司君) 木俣委員御指摘のように、形だけそろえて数だけそろえばいいというものでは全くありません。当面は百カ所を目標にして計画を立てていきますが、その百カ所の選定や運営方法、対応がまさに最大の試金石になると思いますから、これに対しては相当に真剣な覚悟で取り組まなけれ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 木俣委員のお話を聞いていますと、ソフト支援ということをかなり限定的におっしゃっているんですが、私たちはもっと広い規模でソフトというのは考えています。  今の四十三億円も支援センターを中心としたところのソフトでありますが、これにはオンラインで提携するとか...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) スモール・ビジネス・イノベーション・リサーチ、難しい言葉で表現していますけれども、今までにない初の試みであります、日本にとっては。  五つ、実際には九省にまたがりますけれども、その省がばらばらに持っていた資金も全部集めて、具体的なプランを発表して手を挙...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私は、マージャン一つできない全くギャンブルに縁のないそういう政治家でありますから、答弁のしようがないなと今伺っていました。  今までのやっております競馬とか競輪というのは、地方の財源になったり福祉に充てられたりしているわけでございます。新たにそういう提...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今般の基本法の改正におきましては、中小企業の範囲を広げて活力のある企業を対象に含めたというのは、そのとおりでございます。  しかし、一方において、小規模でまだまだ御苦労なさっておりながら報われない方たちに、今まで以上にむしろ思いを込めてお支えしようとい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、私、言葉が足りなかったんですが、この小規模に限定した一千億程度の融資というのは本来は担保のある部分でございます。ただし、担保のない人はどうするかというので政府系の関連のある、あるいは民間の経緯を経ながら、その設備を買い取ってリースでお貸しする、この場...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 周知徹底の点で足らざるところがあったと思いますし、何よりもやっぱり今までのものは使い勝手が悪かったというふうに思います。今度の場合は当然大いにPRいたしますが、使い勝手がいいように、例えばラーメン屋さんを開業するにしてもこれが活用できるということでありま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この間、参議院の決算委員会のときに、私が答弁に立って、NPOとの関係での議論がありました。つまり、NPOも中小企業と同じ扱いをしろと言う議員さんがおられたんです。それは、それも一つの御意見でありましょうが、しかしNPOは営利を目的としていないわけで、中小...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) いろんな形がございます。例えばエンジェル税制なんかの充実というのは、まさにアメリカの経験的なものを今度もっと拡充していこうということです。つまり、新しい事業を行う場合には、おっしゃるとおり非常にリスクが多いわけですけれども、かといってそれに対する協力体制...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、緒方委員が御指摘のようでありますし、また白書でも書いてありますように、まさに大田区というのは金属加工業等の基盤的な技術を有する中小企業が非常に多くある。ここで、しかも従業員がお話しのように三人以下というような非常に小さなところが必死になって頑張ってお...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) そのとおりだと思っています。  例えば、私が参りました工場で感想を一つ申し上げれば、ここはプラスチック成形の中小企業の工場でございますが、機械化ということと職人のわざというんですか、それを融合させてその会社を活力のある会社にしている。それが非常に特徴的...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私も大臣に就任してから一カ月余でございますけれども、平均睡眠時間五時間ぐらいで走り続けております。したがって、大田区に参りますのもそんな長い時間ではありませんでした。だから、十分な勉強をしたとは僣越ながら申し上げられないと思っています。  しかし、大田...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども申し上げたように、通産省の諸君が大田区を含む地域、集積型の地域等々、熱心でないかと問われたら熱心であると私は素直にお答えをいたしております。  ただ、私たち、あなたも含めてそうですが、政治家として本当に暮らして一緒に苦楽を分かち合ってきた者の感...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 申しわけありませんが、資料を持っておりません。
○国務大臣(深谷隆司君) きのうのあなたの同僚の方との議論で、あなたのような受けとめ方がすべてではありませんで、総理も経済企画庁長官も私も小規模切り捨てではないと何回言っても、いや切り捨てだということで平行線をたどっていた。これは今までのあなたの御意見と若干同調できない部分であり...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ここでもしばしば議論になっておりました、通産省の中小企業全体の予算が少ないじゃないか、そんなにびっくりするような伸び方をしていないではないかと。しかし、そのときも私答えたのでありますが、中小企業予算は通産省だけでは決してありませんで、各省がほとんど中小企...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 予算の問題で、ただいま来年度の概算要求、具体的な中に入っているわけではありませんから事細かいことについて私がこれは十倍にする、これは何倍にするなんてとても言える話ではありません。ありませんが、少なくとも中小企業が活気が出るようにということでスタートしてい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 他のことは政務次官から申し上げますけれども、名前が出されたものですからお答えだけいたします。  商工ローンに対するさまざまなトラブルに関しましては、そういう中小企業を全体的に預かる大臣として、当然のことでありますけれども非常に深く注目しているところであ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和三十八年に中小企業基本法ができましてから、それに基づきまして各般の政策というものが実現されてまいりました。例えば金融であるとかあるいは組織を拡大していくといったようなこと、あるいは組合等をつくって相互の協力体制をつくっていく、あるいは診断指導などを行...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 同じような趣旨の質問でございますから、私の言論能力では限界があるかとは思うのでありますが、例えば先ほど中小企業の枠を広げたではないかというお話がありましたが、これで一万六千社ふえます。ここはちょっと背中を押すといわば一番活気の出る企業でございまして、ちな...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) きのうの堺屋長官との議論と似たような議論になっていく可能性がありますから、誤解のないように気をつけながら申し上げようと思うんでありますが、一生懸命頑張ってもなおうまくいかないという小規模企業があります。それが例えば、融資の点で支えたら前進できるのかとか、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 信用保証協会の保証による特別融資というのは、ちょうど今金融機関が大きく変革する、そしてそういう状態の中で貸し渋りというのが極度に目立って、そのために中小企業が大変困ったということから、緊急避難的な措置としてつくらせていただいたものでございます。  その...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業をしっかり支え、活性化していただくためには、予算も必要だし税制も必要だし、制度もございますし、特に予算の使い方などというのも非常に大事になってまいります。そのほかに技術革新その他もろもろのノウハウ等が必要でありまして、それらを総合的に駆使して中小...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 高橋委員の御指摘は、革新という言葉が少しどうも気になるということでございますが、新基本法では大きくまず二つに分けさせていただきたいなと思っています。  第一は、多様な中小企業に対する経営基盤の強化、第二章で載せておりますけれども、これは日々地道な努力を...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今お話のございました予算でございますが、ゆえなくスクラップにされるということはございません。  今度の中小企業対策予算では、先ほど長官からも御報告申し上げましたように、創業・ベンチャー企業の成長環境の整備、中小企業の経営革新と地域経済の活性化、それから...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども申し上げましたけれども、金融機関がちょうど改革のときで、不良債権を抱えてこれでは動きがとれない、そこで六十兆という枠をつくってまず健全化、再生化ということに努力したのでありますが、しかし、にもかかわらず金融機関が貸し渋りを横行させておるという状態...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、委員御指摘の点は一番大事なことでございます。今現在でも、ばらまきとかそういうお声もあるようであります。したがいまして、今度の十兆円の延長に当たりましては、来年からは建設的な中身を添えること、つまりお貸しをすることによって、単に生き延びるだけでなくて前...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 高橋委員は副知事もお務めになって地方行政には大変明るい方だというふうに承っております。私も自治大臣をやらせていただきまして、地方分権運動には積極的に取り組んでまいりました。  地方分権の具体化のために一番大事なことは、国と地方との仕事の分担を明確にして...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和三十八年にできた基本法、それが中小企業に対する物の見方、判断、哲学、憲法だとすれば、時代が大きく変わってまいりましたから、それを改正していくというのは自然の道だろうと思います。ただ、基本法はあくまでも基本法でございまして、そこから具体的な行政や実態が...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 韓国の例をお話しなさいましたが、過日、インドネシアの大統領とお目にかかったんですけれども、やはりインドネシアの新たな建設の過程の中で中小企業に非常に大きなウエートを占めようという意欲がございまして、大いに日本とも協力し合っていこうという話がございました。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、水野委員御指摘のように、我が国は六十一年から創業率と比べてずっと廃業率の方が多い。アメリカは、この十年の間もそうでありますけれども、創業率が非常に高くて、それが経済再生への活力になったことは間違いのない事実であります。  ですから、今まで中小企業に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず前半、御質問ではありませんでしたけれどもお話が出ましたから申し上げますと、事故率の状態ですが、制度発足後一年間の代位弁済でございますけれども、保証承諾全体に対して金額ベースで〇・三八%でございます。件数でいきますと〇・三四であります。これは通常の融資...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 信用保証協会の保証で借りて、それを貸し渋り対策の対応として経営に生かしている人ばかりでなくて、使い道がないから車を買ったとかゴルフの会員権を買ったというような報道が一部なされております。私は、数多くの中にそういうのがもしかしたらいたのかもしれない、これは...全文を見る
11月22日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第5号
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○国務大臣(深谷隆司君) まず、福山委員の誠実な質問ぶり、大変感銘を受けております。  たまたま婿殿と松下政経塾で勉強を一緒にされた由聞いておりましたけれども、初めて議論できる機会を得て幸せに思っています。  ただいまのホームページに対する発信及びその多くの方々の反応を伺いま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和三十八年、つまり昭和三十年代というあの時代の議論というのを振り返ってみますと、大企業と中小企業というのを明らかに経済的な二重構造と置いておりました。そして、中小企業が非常におくれている、非近代的であるというような立場から、専ら画一的に中小企業の底上げ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 産業競争力を強化するというのは、国策として私は間違いではないと思っています。今企業が足腰が弱くなってきた、そこをどう変えて新しい時代にふさわしい企業になって生き抜いていくかということは、国の経済の動向を考えても当然必要なことであります。  ただ、その際...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 格差の是正という文言を経営基盤の強化というふうに変えておりまして、別に基本法の中で全くなくなってしまったという意味の削除ではありません。
○国務大臣(深谷隆司君) あなたの議論のやりとりを伺いながら、あなた自身も含めて大変悩んでいるということはよくわかります。私たちもそうです。  とにかく、五百万以上もある中小企業の、その一つ一つの動きに全部こたえられないということに歯がゆさを感じます。そして、そういう中小企業が...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 十一月十九日に、キャピトル東急で第六回目の政労使の会合がございました。  私は、基本的に、第一は今日の経済の状態、そして景気回復がいま一つである、そこでこの臨時国会における補正予算を審議していくということやら、あるいは中小企業を力をつけて、例えば創業率...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず最初に金融再生法でありますけれども、これは小渕政権ができてから私も党の三役としてかかわってまいりました。  金融機関が不良債権を抱えて動きがとれない、いわば体の中を血液が流れないような状態に融資関係がなってはならないと、そこで再生化とか健全化という...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどから川橋委員の専門的なお話で、大変勉強になると思ってうなずいておりました。  いずれにしましても、今労働問題というのは非常に重要でございまして、だんだんに失業率が上がってくるということはもう心配の種でありますが、そのうちの半分以上はミスマッチとい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず申し上げますが、別にあなたの返事を回避したわけではございませんで、このたびの国会からは総括政務次官が答弁を行うということが加わったわけでありますから、彼が手を挙げて答弁することも別に格別な問題ではないと私は思います。  いずれにしても、自動車産業を...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この日に役員会が開かれて、その役員会の後に通産省にも連絡が入ったのであります。私どもとしても突然でございまして、びっくりいたしました。  しかし、企業にはおのずから企業の方向がございます。その経営の中身まで、対応の中身まで私はコメントする立場ではありま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 日産自動車の経営環境その他もろもろがあっての苦渋の選択だとは思いますが、それに伴う下請事業者への影響あるいはリストラに遭う人々の影響等を考えますと、それに対して会社は全力を挙げて取り組むというのは当然のことであります。それは社会的な責任があるという意味だ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 例えば、このたびの法案に関係して申し上げれば、中小企業基本法といういわば中小企業の立場についての発想、判断、あるいは憲法と言っていいでしょうか、そういうものに対する新しい時代にふさわしい中身を用意したつもりでございます。  それから、これから出されます...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどもちょっと触れましたが、自動車産業をめぐる環境の変化の中で、日産自動車が再建計画を策定して、選択と集中によって競争力を強化して生き延びていく、これは中長期的に日本の経済を見た場合にそれは一つの苦渋の選択だというふうに私は理解をせざるを得ません。そし...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 具体的にこの下請中小企業振興法四条に基づく指導を今行っているわけじゃありませんが、日産自動車に対しましては、関連の下請企業等への影響についてできるだけ対処するようにと強く申し入れておりますから、そういう意味では、日産自動車は適切に対応しなければならないし...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 日産自動車に対しましてそのような指導はいたしております。
○国務大臣(深谷隆司君) 下請中小企業振興法というのは、下請中小企業が自主的に事業を運営し、能力を有効に発揮できるようにその振興を図ることを目的としています。そして、下請企業の新たな受注先の開拓努力を支援するために下請取引のあっせん等を行っています。  今、委員御指摘のように、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) そのような基準を踏まえて当事者間で真摯な協議をするということが大前提でございます。それが行われない場合には、あなたの御指摘のような対応を図ることになります。
○国務大臣(深谷隆司君) 御指摘でございますが、日産は再建計画を発表したという段階であって、今現在そのような協議がどんどん進んでいるという状態ではありません。だから、私たちはそれを見守りながら適正な対応をしていくし、また一般的に言えば通産省ができるセーフティーネットを生かしていく...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 通告ではいろいろ政府参考人とか書いてあったんですが、全部私の御質問でございますから私が答弁させていただきます。  下請代金検査官制度は、下請事業者からトラブルについての申し出があった場合に、下請取引の性格にかんがみ、行政が積極的に親事業者等から取引の状...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) さっき細田総括政務次官が、きょうの三時に発表した日産自動車の決算発表が大変関連があるものですから手を挙げて申し上げようとしたのですが、結構ですということでありましたが、その中のポイントの幾つかを見ると、例えばリバイバルプラン実施のための四百六十六億円とか...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 御質問の趣旨が非常に難しいのは、今までも何回も申し上げてきたのでありますけれども、日産が再建計画を立てて、そしてその社員と下請企業とのきちっと話し合いをするというこれからの作業でございまして、その前に検査官を派遣して監視をするというのはちょっと適切ではな...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 梶原先生が書かれた内容については、梶原先生のお考えでありましょうし、梶原さんの内容でありましょうが、私はその日産のただいまのような話について通産大臣として申し述べる立場ではありません。  産業再生法に基づく申請については、まだ出ておりません。
○国務大臣(深谷隆司君) 民間金融機関の企業に対する金融支援というのは、これはもう営業上当然のことであります。そして、多くをそれに期待しているのでございますが、例えば昨年のような金融改革のとき、不良債権が非常にたまってしまった金融機関が異常なぐらいの貸し渋りを行ったような場合には...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ベンチャー企業等中小企業が資金を調達する上で多くの投資家が参加するということは、効率的な市場を開発するという意味においても非常に大事なことだろうというふうに思います。  今月、東京証券取引所に設立されたマザーズ、また二〇〇〇年の年末を目途にして設立が予...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 既に何回も申し上げたのでありますが、三十年代のこの基本法ができたときの状況と今日的な状況は大きく変化している。私は、単なる大企業へ近づけるといったような格差是正という時代は終わりまして、中小企業が持っている活力をそれぞれに発揮させていただくような施策とい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 島袋委員の御心配の最大のものは、沖縄の地場産業をきちんと振興させようということであろうというふうに思います。  沖縄には格別の思いがありますし、来年のサミット等でお世話にもなっておりまして、何よりも沖縄で地場産業が育つことが大事なことだと思います。その...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今ここでお答えを申し上げることはできませんが、過日も沖縄問題に関する閣僚会議を開きまして、沖縄県知事にもおいでをいただいてさまざまな協議をいたしました。  やはり沖縄が自立するためには、沖縄の人がさまざまな知恵を出していただく、御努力いただくことが重要...全文を見る
11月24日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第6号
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○国務大臣(深谷隆司君) 今泉委員の御質問にお答えいたします。  何よりも中小企業は、その企業数において九九%、今度新しいものを含めてですが、従業員数で三分の二、六六%を有するいわば日本の経済を支える大きな企業でありますことは申し上げるまでもありません。  そして、その企業は...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、委員御指摘のように、中小企業と一口に申しましても、製造業あり、小売業あり、卸あり、サービスあり、いろいろでございます。それぞれの分野で果たしてきた役割がトータルとして日本の経済を支え、雇用を支え、地域の経済の発展につながってきた。そういう意味では、そ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大変難しい、また大きなテーマを言われておると思います。日本の経済の二十一世紀を展望した場合に一体どうなっていくのかというのは、いろんな考え方があろうと思います。  ただ、私が一つ、例えば大きく考えた場合、国内と国外と分類するとすれば、特に二十世紀の後半...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この十年の間にアメリカがいわば最悪の状態から脱して極めて好調であるという現実は、そのとおりであります。それが専ら規制緩和によるものだと私どもは認識しておりません。いろんな条件があったろうと思います。一つは、例えば創業率が高い、廃業率が低いということもそう...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大変難しい質問でございまして、製造業と一口に言われましても、これこそまたいろんな形があるわけでございます。  しかし、いずれにいたしましても、中小企業における製造業ということで考えてまいりますと、一番重要なのは、何を専門的に開発していくかという、そうい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ものづくり基本法に関しまして、今泉委員が大変お骨折りになり、議員立法の際の事務局長をお務めになられたことなど、私どもよく承知しております。  ものづくり基盤技術というものについて、これは製造業を支える最も基幹としての重要性を持っている、これは私どもも全...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの今泉委員の御提言は大変大事だと思います。  お話がありましたように、二十二の自治体で今ものづくり協議会というのをやっておりますが、これまでの構成員というのは、大学、高等専門学校の学校関係者、それから商工会議所の方あるいは商工会等々でございます...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まことに恐縮でございますが、他庁の事務次官の辞任の問題でございますから、私どもからその真価をただすとかコメントを申し上げるというのは適切でないと思いますが、過日の中曽根大臣の記者会見では、岡崎事務次官から辞任の申し出がありました。これは、東海村での臨界事...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 責任のとり方というのは、先生御指摘のようにその職を辞するという方法もあるでしょうし、またあるいは場合によっては事態の全面的な解決と再生のために一身を投げ出すという形の責任のとり方もあろうと思います。それはそれぞれの方の受けとめ方、御本人の生きざまでござい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先生のお話は大変重要なことを意味していると思います。  やはり、立場立場に立つリーダーたちがより常に身が潔白であり、責任を常に感じて行動するということはとても大事なことで、私たちもそのような思いを常に持っていかなければならないというふうに考えます。 ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 東海村の事故からいろいろな国民の原子力エネルギーに対する不安が高まった。そこで、特に手順書なんかにしましても、勝手に変えたり、あるいは我々に示しているものを実践していないとか、そういう問題もあったわけであります。  私は、あの事故の後大臣になりましてか...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大変大事な寺崎委員の御意見でございます。  実はこの間、福島の第二原子力発電所に参りまして現場を細かく視察いたしましたが、原子力発電所の中のふだんの訓練とかふだんの教育というのは相当徹底しているということをこの目で確かめてまいりました。そして、それらの...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和三十八年に中小企業診断士制度というのが生まれたわけでありますが、そのときの基本的な考え方は、おっしゃるように、都道府県の職員等となっているんです。圧倒的に都道府県の職員に中小企業診断士になっていただくということを位置づけたのでございますが、実際の今日...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業指導法に基づく通商産業大臣が登録をする中小企業診断士というのが唯一でございまして、これは本物なんですが、おっしゃるとおりいろんな名前を使うところがあって、それが一つの問題になっているという御指摘はそのとおりでございます。ただ、苦情案件として上がっ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず、物の考え方そのものを、指導という形で一体いいのか、何か官が民にお教えするような、そういう姿勢そのものも問題としていかなければならないと思っています。若干のずれがありましても、当然見直していく必要があると思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業基本法の第二十三条は、今まで間接融資に非常に依存している中小企業、そこへ直接融資の道を開いていこうということなどをかなり配慮しているというふうに考えておりまして、その多様化を考えています。  金融機関が担保主義に陥っているとの御指摘はそのとおり...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 指標にあらわれる格差というのは厳然としてあると思っております。ただ、昭和三十八年にできたこの基本法のときの格差是正というその考え方の基本は、何回も申し上げておりますが、経済の二重構造ということで、大企業対中小企業、近代的な企業対非近代的なという形で、中小...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 不利の是正についても効果はあったというふうに今までも思っておりますけれども、今度の基本法でも、そういうような考え方を捨てるということではありませんで、経営基盤を強化するということの背景の中にそれらを含めて全体的に考えていきたいと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 文言についてはいろいろと変化はありますけれども、全体の思想の中で、そのような状態をなくしていこうという方向で全面的に中小企業に協力するという姿勢を示しております。
○国務大臣(深谷隆司君) 例えば、人材あるいは技術、その他もろもろいろんな面であると思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 私どもは、指標において、例えば給料の差があるとか労働条件であるとかいろんな格差がある。これは中小企業の経営基盤を強化するというこれからの我々の協力によってだんだんになくしていくということでございます。また、今日の中小企業が多様で活力ある存在だということか...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 例えば、具体的に十五条では「経営資源の確保」、第二十条では「取引の適正化」、第二十一条では「国等からの受注機会の増大」等々、経営基盤の脆弱な中小企業の経営資源の補完であるとかあるいは事業環境の整備のための施策を講ずるというふうにしておりまして、そういう意...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 何回も私は国会の中でも答弁しているのでありますが、特に、不利な状況の中に置かれている例えば小規模企業等について、こういうようなところにはきめ細かい対応をいたしますと。具体的な例えば設備近代化資金のこのたびの変更、つまり小規模に限定して業種を限定しないとい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ここで言う「保護」というのは、今までに格別の、例えば団体に対する既得権益とか、そういう制度の中でございました保護を申し上げております。本来、一般的な中小企業に対応する対策というのは保護という観点から考えるべきではないということが私たちの基本でございます。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 申し上げましたように、例えば中小企業、特に小規模企業等に対するセーフティーネットというのは変えないということを申し上げているわけです。もしあなたがそれを保護というふうにお考えにならないとすれば、私どもは保護という言葉を使いたくないから申し上げているんです...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 取引の公正化の問題については十八条で書いておりましたが、「取引の適正化」という文言で二十条に入っております。ですから、考え方に変わりはありません。
○国務大臣(深谷隆司君) さっきも私お答えしたのでありますが、従来の保護規定の中に団体カルテルとかいろいろあるわけでございまして、それはもう私たちはとらないという考え方に立っているわけであります。  つまり、例えば商工組合の特殊契約制度であるとかあるいは商工組合の合理化カルテル...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業政策における多くの施策で大企業の子会社というのは排除されておりますことは御承知のとおりであります。  例えば、中小公庫法、商工中金法などの金融支援に関しては、個別金融機関の内規等で大企業の子会社を対象としないということにしています。また、商工組...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 下請企業がその親企業から不当な扱いを受けないように、また代金等の支払いにつきましても不利な状態にならないように、下請代金法の運用によって毎年度書面調査を行っているわけでございます。そして、違反の懸念がある事業所へは立入検査等を行って、違反の事実が確認され...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 親企業が万事承知の上でやっていて、言われたらすぐ変えるということについて、一体それがどこまで本当かどうかというのは私のちょっと知る由もないことですが、私どもといたしましては、親企業に対しては全社の調査を行います。それから、下請企業については抽出で行ってい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、委員が御指摘されましたが、下請検査員がふえても少しも変わらないじゃないかという一方で御指摘をされながら、今度ふやせば、もっと件数が上がるというのは理論的ではないなとは思いますが、下請検査員が全力を挙げてやっておりますけれども、これからより効果的な、効...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 済みません。  「その従事者が他の企業の従事者と均衡する生活を営むことを期することができるように」との現行基本法の規定は削除しておりますけれども、これは小規模企業対策の充実に努めるといういわばその結果として出てくるものでございます。これを目的と規定する...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 新基本法で、小規模企業について第八条で、国は、「小規模企業の経営の発達及び改善に努めるとともに、金融、税制その他の事項について、小規模企業の経営の状況に応じ、必要な考慮を払う」ことを明示的に規定しております。  また、このような小規模企業に対する格段の...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今まで私どもが御説明いたしましたように、例えば結果において出てくるものを目的の項目に入れずにむしろ逆に正規の形で載せたりしているという、そういう作業はございますけれども、委員御指摘のような全く後ろ向きでないということだけは重ねて強調しておきたいと思います...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 梶原委員の御指摘の中に極めて重要な意味があると思っております。  住宅に関してもそうでありますが、経済を再生させるためにGDPの五%という大きな影響のある住宅建設は非常に重要でありまして、そういう意味では、住宅金融公庫等を駆使して少しでも建設件数をふや...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 例えば創業・ベンチャー支援体制の整備を考えた場合に、まず国のナショナルセンターでは資金面の支援から技術開発、人材、データベースの設置等々の対応をいたしまして、また、民間ではベンチャーファンドなどの投資などを促進していくということをやります。都道府県の支援...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) さっき申し上げましたが、その前に細田総括政務次官が午前中のときに三つのセンターについて比較的わかりいい感じで申し上げたことをもう一回繰り返しますと、例えばナショナルセンターでは株式公開まで視野に入れたようなこれから伸びていく企業、ここいらを中心に考えてい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) とりあえず十一年度の補正予算案に関しましては全額国で持とうと考えております。そして、来年につきましては、国と地方が協力してやっていくという観点から、予算については半々を考えておりますが、これはこれからの地方との協議等も含めていずれきちっとした答えを出して...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 梶原委員の御指摘のように、新エネルギーの開発というのは大変重要なことだというふうに考えています。  太陽光の発電、風力発電など、これからの新エネルギーの開発には、国も平成九年五月に閣議決定した経済構造の変革と創造のための行動計画において、今後成長が期待...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 新エネルギーの開発に関して力を入れろ、もっと思い切って予算をふやせというのでありますが、通産省としては積極的に十二年度予算も要求しております。一挙にというのはなかなか容易ではありませんが、少なくともその考えに立って努力していきたいと思います。  なお、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 金利が高いときに契約を行って、後にそれを払い続けている場合に、五%を超えるというのはいかにも中小企業の経営を圧迫するのではないかというので、平成七年の十月に、向こう十年間に限り五%以上を軽減いたします、こういうことにいたしたわけであります。当時、私どもも...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 菅川委員の御自身の経験を踏まえてのお話でありますから、ただいまのことは重く受けとめなければならないと思っておりますが、今日の段階では、通産省も挙げて中小企業問題には一貫した対応で臨むべきだということで、心を一つにして努力をいたす決意で、さまざまな改正を行...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 通産省の場合は毎月出ておりますから、御報告いたします。
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと思います。
12月01日第146回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○深谷国務大臣 中小企業の事業活動の活性化等のための中小企業関係法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  今日、我が国経済及び中小企業を取り巻く環境が大きく変化している中で、開業率の継続的低下による廃業率との逆転など、我が国経済の活力...全文を見る
12月01日第146回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(深谷隆司君) 伊藤議員の私どもに対する質問は二点であります。  一つは、企業の事業再構築に当たってのリストラについてどう思うかという点であります。  私は、企業がその経営資源を得意分野に集中させていくという戦略的な事業再構築というのは、生産性を向上させて、企業の足...全文を見る
12月01日第146回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(深谷隆司君) 佐藤議員の御質問は、関係機関の連携強化の問題でございます。  防災対策を円滑に、そして有効に行うためには、国、地方自治体、そして事業者等関係機関が連携を確保していくということが大事でありまして、本法案ではそれを確保するということを明確に述べております。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 加藤議員が自然エネルギーの問題で大変熱心に努力しておられることに敬意を表したいと思います。  お尋ねのとおり、あるいは御提言のとおり、自然エネルギー、特に新エネルギーは、地球の環境問題あるいはエネルギーセキュリティー、さらに新規産業の創造、雇用の創出等...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 水野議員からエネルギー政策の見直しについてのお話がございました。  残念ながら、我が国は依然としてエネルギー資源の大部分を輸入していて、そのエネルギー供給は極めて脆弱な状態にあります。また同時に、地球温暖化防止京都会議等で合意をいたしましたエネルギー起...全文を見る
12月06日第146回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○深谷国務大臣 小渕総理の強い御意見もございまして、我が国の経済を支えている大きな力、活力の源泉は中小企業である、そういう観点に立って、さまざまな角度からこの中小企業が発展することを期待する法律や予算を立てようということで、今国会を中小企業国会と呼んでいるわけでございます。  ...全文を見る
○深谷国務大臣 去年、中小企業に対する貸し渋りのあらしが吹きまくったわけでございます。このままでは中小企業がこの厳しい状態を乗り切れないという場面がございましたので、緊急避難的な対応として、保証協会による保証をつけて融資を行うという二十兆円の枠組みをつくったわけでございます。 ...全文を見る
○深谷国務大臣 二回のクエスチョンタイムをそばで聞いておりましてひたすら思ったのは、本当に難しい討論だなと思いました。  できることなら、政党の代表でありますから、政策の理念とか大きな問題を中心とした議論になっていただければありがたいと思いました。
12月07日第146回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○深谷国務大臣 さきの基本法の改正につきまして、御同意をいただきましたことを感謝申し上げる次第であります。  我が国の経済の状況は、早く民需にならなければいけない、その民需によって景気の回復が実現されなければいけないのでありますが、なかなかそういう状態に至っていない。また、完全...全文を見る
○深谷国務大臣 通産省の諸君が、特に中小企業庁の諸君が中小企業の実態を知らないではないか、こういう御意見につきましては、少なくとも、そういう御意見が出たということを一つの反省にしなければならぬと私は思います。  ただ、私も中小企業の町にずっと住んでいて、あらゆる業界団体その他の...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業の資金供給が完全に行き渡るかと問われますと、それはどういう形であるかということも含めて、大変戸惑うわけでありますけれども、しかし、さまざまな中小企業が必要とする資金を供給するための仕組みを、今度きちんと整えていけるというふうに考えています。  すなわち、...全文を見る
○深谷国務大臣 大畠委員の御指摘のように、地域によって町が後退をしているという現実があることはよく承知しています。  そこで、政府としては、昨年の国会で改正都市計画法、大店立地法、中心市街地活性化法の、いわゆる町づくり三法というのをこしらえて、これを活用することによって町が生き...全文を見る
○深谷国務大臣 ベンチャー企業あるいは中小企業の創業に関して全力を挙げていくということは、廃業率そして創業率のバランスが崩れている現状では最も大事なことであります。  そこで、我々としましては、向こう五年間を想定いたしまして、今、年間十四万社でありますのを十万社ふやす、二十四万...全文を見る
○深谷国務大臣 まず、お答えする前に、アメリカの手先とかマッチポンプという言葉は言い過ぎであります。通産省がそのような物の考え方で行動してきたとは全く考えておりません。さきのWTOの会合でも、私はアメリカの担当者と声を荒げて闘ってまいったつもりであります。そのときに応援して、一緒...全文を見る
○深谷国務大臣 今までの通産省のあり方について、今私がここで論及することは避けたいと思います。しかし、今のあなたの御発言を大事にしながら、確かに、荒廃しつつある町の状況を何とかしなければならないのが現実でありますから、この町づくり三法を生かして、しっかり頑張りたいと思っております...全文を見る
○深谷国務大臣 十五行が国の支援を受けるというときに、中小企業に対しては三兆円の貸し出しをいたしますと約束したんですから、その約束を果たしてもらうのは当然のことだと思っています。ただいま委員の御指摘のように、現在、正確な数字はわかりませんが、四割強の状況であるということでございま...全文を見る
○深谷国務大臣 委員はどうお考えになっておられるのかちょっと伺いたいと思っていますが、少なくとも、私どもが調べている範囲で、中小企業の皆さんの四分の一は、何とか続けてくれ、年末及び来年の延長も考えてくれと、私のところには相当来ているように思いますが、そのような情勢ではないでしょう...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどまでの予算委員会で、まさにこの議論が展開されました。そして、監督庁は、現状では、多分七千億台だと思いましたけれども、こういう状態だけれども、今後の、年末に向けての融資等で変化があるであろうといった旨がございました。それと同時に、約束をきちんと守ってもらうとい...全文を見る
○深谷国務大臣 旧来の基本法をこのたび改正いたしました。そこで、中小企業の範囲につきまして改めて数値を挙げて、それを法律として通していただきました。中小企業の範囲とは、その中身でございます。
○深谷国務大臣 この基本法が生まれまして以降、つまり施行されてからの話でありますが、それは、今回改めた中小企業の枠の中で銀行、金融機関も判断してもらう。今までの十五行が行ってきた中小企業は旧の基本法の数でございますから、念のため。
○深谷国務大臣 委員御指摘のように、中小、小規模企業の中からベンチャー企業が生まれていくというのが最も大事なことだし、それが中小企業の活性化につながってまいると思います。そういう意味では、小規模企業に対しては、第八条で小規模企業への配慮ということで明示的に示して、そして引き続きこ...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、委員のお考えと同じような、比較的近い立場だと思っています。  今までこの場でも何回も申し上げたのでありますが、今度の基本法の基本的な考え方というのは、中小企業の多面性に着目する、そしてそのさまざまな形の中小企業にそれぞれにふさわしい政策を展開していこう、こ...全文を見る
○深谷国務大臣 商工ローンの問題が非常に大きく社会問題になっております。中には、司法の介入するという状況にまで追い込まれているところもあります。  そういうトラブルの発生を受けて、ただいま与党三党では検討チームをつくって、貸金業規制法の強化、上限金利の引き下げ等を内容とする法律...全文を見る
○深谷国務大臣 バブルがはじけて、経済が低迷をして、金融機関が不良債権を抱え込んで動きがとれない。ちょうど体の中を血液が流れるような、そういう状態をつくらなければいけないというので、六十兆という大きな枠をつくって、健全化あるいは安定化のために国を挙げて頑張ろうということになったわ...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業が足らざるところといえば、一つは資金であり、一つは人的なものであり、もう一つはノウハウであります。これらの足らざるところを補って、中小、とりわけ小規模企業を支えていくということが通産省の大きな役割だと思っています。  金融機関のあり方については、金融監督...全文を見る
12月07日第146回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○深谷国務大臣 大きな企業が事業再構築のために、その持っている最も得意な分野にすべての力を注ぐという集中であるとか、あるいは分散ということは、やがて中長期的に見たらその経営を安定させて、経済にもプラス作用になるだろうと思うんですが、そういう場合に、リストラとか、下請にそのまましわ...全文を見る
○深谷国務大臣 佐々木委員が下請企業を守ろうとするお気持ちはよくわかります。そして、下請企業に対する問題が起こったことに対してほとんど何もこたえていないというその言葉は、行き過ぎではないかなと私どもは思っています。  私どもは、毎年六万四千四百の企業に対しまして、まず書類の調査...全文を見る
○深谷国務大臣 北沢委員が熱心に中小企業問題に取り組んでおられること、よく存じ上げております。  今国会、中小企業国会と名づけたわけでありますが、衆議院の本会議に総理が出なかったということで批判もありましたが、これは専ら議運で決めていただいたことでありますから、決して総理はその...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどもお話が出ましたが、新しい事業を起こす、とりわけベンチャー企業を育成していくということは、これからの日本の経済の活性化に大変大事なことであります。  その場合に、中小企業がその分野を開拓するという点では、技術その他極めて小回りがきくという点でも効果を上げる...全文を見る
12月08日第146回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○深谷国務大臣 中山議員の御指摘のように、月商の三倍という枠をつけているところと、つけていないところがございます。まことに残念ながら、東京は枠をつけているところでございます。全国で、枠をつけております、つまり月商の三倍ぐらいと上限をつけているのは十八、全くつけていないというのが三...全文を見る
○深谷国務大臣 今私ども調べている範囲でございますけれども、製造業では大体月商一千万ぐらいが平均値のようですね。だから、三倍というと三千万ぐらいは平均的には借りられるということに相なります。小売業の場合には、若干それを下回ると思います。ですから、三倍をそれぞれ上限の目安に立ててい...全文を見る
○深谷国務大臣 私たちの知り得る範囲でありますけれども、そういう現実やそういうような問題というのは格別にこちらにも届いておりませんし、もしありましたら、それは全く方向に反することでありますから、ぜひ具体的におっしゃっていただきたい。少なくともそれは今の現状ではあり得ない話だと思っ...全文を見る
○深谷国務大臣 二番目はそのとおりで結構でございます。  一番目は、ネガティブリストにひっかかってはだめでございますから、そこは明確にしておかないといかぬのですよ。最低のネガティブリストをつくっているわけですから、これにひっかかっているところ、あるいはそれにひっかかるところまで...全文を見る
○深谷国務大臣 もちろん、これから税制調査会、党の税調その他でやるわけでございますが、大蔵省とこの件については連日やっています。きょうも予算委員会で、例えば承継税制のことあるいは固定資産税のことは、大蔵大臣それから自治大臣の前で私は答弁をして、答弁をしながら一方で大臣に向かって、...全文を見る
○深谷国務大臣 あのときの質問は、基本法についての、創業とベンチャー企業との区別を別分けにしろということでありました。私の考えとしては、これは逆に言うと、基本法でございますからこれらを一緒に含んだ形で位置づけるという方向に行きたい、こういう答えを申し上げたつもりでいますが。
○深谷国務大臣 NPOを活用する、せっかくいろいろな知識あるいは行動が起こせる人たちがおられるならば、その方たちにいろいろな角度から協力していただくということはとても大事なことだろうと思います。  ただ、今までのNPOの社会的な立場とか、政治や行政とのかかわりがまだまだ日本の場...全文を見る
○深谷国務大臣 御指摘のように、消費マインドの低迷ということもございますし、あるいはアジアその他の地域の進出等もありまして、繊維素材や製品の生産は全体として大変低迷状況にあるということはおっしゃるとおりでございます。  その厳しい情勢に——大変厳しい状況にあるということを認識し...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほど申しましたように、市況の悪化等々、消費マインドの冷え込んでいることも含めて、繊維素材、製品の生産は全体として低迷傾向から脱し切れない。これに対して一体どうするかということで、政府としては、新商品の開発、そういうことを通じて繊維産地の活性化を支援するという方向...全文を見る
○深谷国務大臣 食事の時間を与えていただきまして、感謝にたえません。  我が国は、御案内のように、通産省及び科学技術庁が、原子炉等規制法という法律に基づいて厳正な安全体制というのを固めておるわけでございます。また、原子力安全規制においては、その規制機関である通産省と科学技術庁に...全文を見る
○深谷国務大臣 地球温暖化等々の問題を考えますと、太陽光線を発電に利用する、この導入は極めて重要であるというふうに考えております。  昨年の六月に、総理を本部長といたしまして、地球温暖化対策本部において策定された地球温暖化大綱でも、官庁あるいは学校等の公共施設に可能な限りこの太...全文を見る
○深谷国務大臣 大口委員が御指摘でございますように、借りる方にとってはそれこそ時間との競争という場面も多いだろうと思います。そこで、我々としてはできるだけ迅速に、そして適正に対応せよと指導しているところでございますが、今お話のあるように、特段問題のない既存の貸出先についてさらに短...全文を見る
○深谷国務大臣 中小公庫の新制度にかかわる評価チームでありますけれども、これは、当初はやはり東京からいく以外にないかなと思っています。そして、将来は地方にできるだけ評価チームを配置するということの方が効果的だし、また皆さんも喜ばれるだろうと思います。  最初に置く東京の、つまり...全文を見る
○深谷国務大臣 昨年十月一日から始めたこの保証制度で、圧倒的多くの中小企業者が、助かった、一息つけたというお声を伝えてくれております。五百万以上の中小企業のうち、百万を超える人々がお借りしたわけでありますから、五分の一の方が利用した、この数字だけを見ても非常に評価が高かったという...全文を見る
○深谷国務大臣 それでは、その件は私の方から。  今回創設する制度の周知活動については、パンフレットなどをしっかり出して積極的にPRを行う、それから、中小企業関係団体、商工会議所その他、そういうところを通じても徹底して周知させていきたいというふうに思っております。  また、制...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどからいろいろなお話のある中で、アメリカのやっている中小企業対策などを大いに参考にせよという御意見などは傾聴に値すると伺っておりました。  ベンチャー企業がどういう形でこれから創出され、伸びていくのか、いろいろな見方があります。私たちとしては、基本的に、まず...全文を見る
○深谷国務大臣 委員の指摘するお話のかなりの部分は全く同感でございます。私は、地方自治体が新しい事業を起こしていくために努力をする、あるいはベンチャー企業を起こしていくために旧来からある中小企業の動向などを踏まえて、その中から芽生えさせていく、そのような努力をしていくということは...全文を見る
○深谷国務大臣 政府参考人と総括政務次官こもごも申し上げましたけれども、中小企業予算を一体どこまで範囲として考えるか。私は、融資関係もやはり含めて考えていくべきだと思います。  例えば、今度の第二次補正予算でも過去最大の六千七百億円を計上しておりまして、その中には、特別保証制度...全文を見る
○深谷国務大臣 北沢先生のお話を聞きながら、本当に下町のよき時代というのを思い起こしながら、形は変わってもあの心根の変わらない町づくり、国づくりが大事だということをつくづく感じておりました。  地域、町が大きく変わっていったその最大の、私どもの下町の傾向の基本にあるのは、やはり...全文を見る
○深谷国務大臣 北沢委員の御指摘のように、事業の新規性とか成長性などをこれから審査、評価を行うという場合に、外部の専門家を採用せよ、活用せよというのは大変結構なことでありまして、通産省としては活用の方向で進めているところでございます。  専門家というのはだれかということについて...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業が円滑に次の世代へと継承していくことは最も大事なことでありまして、それは、中小企業が将来も発展していく、そしてまた雇用も確保するという道につながるわけでございます。そこで、承継税制の問題については、旧来から大変大きな議論がありましたが、なかなか前進できませ...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま御決議のありました両附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、両法律案の実施に努めてまいりたいと思います。  ありがとうございました。     —————————————
12月08日第146回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどから溝手委員も御指摘のように、企業全体が上向きになりつつあるということは御意見のとおりであろうと思います。数字の上で中小企業も全般的には上向きでございますが、しかし、実感としての景況感というのはまだまだ乏しいというのが実態ではないだろうかと私は思い...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 我が国は貿易立国でございますから、自由で公平な形で貿易を行うという意味において、WTOが世界のそのルールをつくっているという点で非常に大きな効果がございました。日本にとりましては、WTOがより全世界的なかかわりで二〇〇〇年に向けての新しいラウンドをつくる...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 区会議員のころからずっと見守ってきたあなたが、予算委員会で私とこういうやりとりをするというのは感慨無量であります。  それはさておき、二〇〇〇年問題につきましては、去年あたりまでは大変日本はおくれていると外国から批判を受けていました。しかし、小渕総理を...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 産業活力を活性化していこうというさきの国会でいろいろ論議がございました。そして、昨今の状態を見ますと、大企業が事業再構築のためにリストラ等々を行って一つの社会問題にもなっています。その場合に一番懸念するのは、下請企業の対応でございます。  現実に日産等...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) そもそも中小企業基本法改正に当たりましては、中小企業の多面性に着目をしています。すなわち、市場にやがて上場できるかもしれないという位置にあるような中小企業、あるいは新たに創業とかベンチャー企業として新しい分野に乗り出していこうとする中小企業、さらには小規...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 地方の財政のことですから自治大臣かなと思っておりまして、御無礼いたしました。  今は地方分権の流れの急速な時代でございます。なるたけ政治万般にわたりまして、地域の方々に直接かかわりのある地方自治体、すなわち都道府県あるいは市町村でさまざまな仕事を行うと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私は、かつて自治大臣を務めておりますので、今、保利大臣の言われていることはよくわかっておりますが、土地が下がったのに固定資産税が上がるということに納得する人は少ないと思います。  そういう意味では、私は、今回の税制改正ではぜひ固定資産税には手をつけてく...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 御案内のように、昨年、中小企業に対する貸し渋りの嵐が吹きまくった。通常なら定期的に借りていられたものが突然とめられてどうにも動きができなくなる。それは金融機関の健全化、再生化ということで手当てをしているのですが、本来、金融機関がもっと頑張ってくれるべきで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業基本法の改正で、中小企業のこれからのとらえ方、そしてこれからどうやって中小企業を支えていくか、それを具体的にまず示させていただきました。つまり、経済の二重構造という画一的な中小企業のとらえ方でなくて、いろんな面を持っている中小企業のそれぞれの面に...全文を見る
12月09日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第7号
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○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業の事業活動の活性化等のための中小企業関係法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  今日、我が国経済及び中小企業を取り巻く環境が大きく変化している中で、開業率の継続的低下による廃業率との逆転など、我が国...全文を見る
12月09日第146回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(深谷隆司君) 若い皆さん方が党派を超えて真剣に議論なさっておることに心から敬意を表したいと思います。  ただいまお話がありましたように、韓国が確保した北朝鮮の半潜水艇、ユーゴ潜水艇の中に日本の貨物が、いわゆる輸出した貨物が軍事転用されているのではないかという問題が大...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 木庭委員も、また山本委員も大変熱心に中小企業の金融関係を御勉強なさっておられますことはよく存じ上げております。  昨年吹き荒れた中小企業に対するあらしのような貸し渋りに対して、緊急避難的な形で二十兆の枠組みをつくったわけでございます。その後の貸し出し状...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 松岡委員を初めとするこの問題に非常に深い関心を持つ皆さんからしばしば御意見や陳情といいましょうか、陳情という言葉は余りあなたには向いていないかもしれないんですけれども、お声がありました。  アメリカが行っているアンチダンピングについて、私たちもかなり慎...全文を見る
12月10日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○国務大臣(深谷隆司君) 委員御指摘の心配は、なるほどと私も思います。長く政治家をやってまいりますと、制度や法律をつくる場合に二つの側面があって、一つを守ろうとすると片一方の問題が起こるということがございます。  申告制度というのは、御案内のように、その事業を営んでいるものの内...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) BNFL社におけるMOX燃料に係る測定データの疑義につきましては、十一月一日に関西電力から調査結果の報告を受けて、通産省から原子力安全委員会にも報告をいたしております。  また、国内では市民グループのグリーン・アクション及び美浜・大飯・高浜原発に反対す...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 本件につきましては、このような検査データに問題があると発見された後に、速やかに関西電力に対して徹底調査を指示するとともに、当省の職員二名をイギリスに派遣いたしまして、そしてBNFL社に対する現地調査を行ったのであります。  関西電力におけるBNFL社に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず第一に、ガーディアン新聞というのがございまして、これは後から申し上げますけれども。  私ども通産省は、かねてから英国原子力施設検査局と連絡をとって情報を交換してまいりました。英国原子力施設検査局としては、基本的に個別の燃料の品質チェックを行う機関で...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員は、ガーディアン新聞が発表したことで日本の新聞に記事が出ている、そのことを引用されてのお話ではないかというふうに私は思うんですが、実はこの件については、当省といたしましては、イギリスの政府と連絡を取り合って、そのような報告をしたことはないという言葉が...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) そういうことを言っているんじゃないんです。この新聞に報道されているように、イギリスの政府が記者に発表した、報告したという事実がないということなんです。それは確認しているわけです、こちらは。
○国務大臣(深谷隆司君) あらゆる安全性を確認していくということは委員と全く同じ考え方でございます。  当省といたしましては、例えば先ほど申し上げたように、現地に職員を派遣して綿密な調査等を行ってまいりまして、今までの状況というのは先ほどから申し上げた状況でございます。  た...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 一番大事なことは、ダブルチェックで常に安全性を確保するということでございます。通産省が原子炉等規制法に基づいて厳正な安全規制をこれからも実施していきたいというふうに思います。  これからは、特に省庁再編後には、経済産業省に新設される原子力安全・保安院に...全文を見る
12月13日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第8号
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○国務大臣(深谷隆司君) 私は東京の政治家でございまして、毎日浅草から国会へ通ってまいります道すがら年がら年じゅう見ている、そういう経験者であります。
○国務大臣(深谷隆司君) 木俣委員にお答えする前に、冒頭、公共事業の問題についていろいろ触れられました。大前提がむだということでの議論のような進め方だったので、多少気になるものですから私申し上げますが、政府が各省庁にわたって計画を立てて予算要求をしていく、その過程において少なくと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほど岩田長官からも御報告いたしまして、できるだけ創業者に対する支援という意味での融資を活発に活用していこうと思っているわけでありますが、今具体的な例を挙げられたんですけれども、実は木俣さん自身が示されているのは意外に具体的でございませんで、どういうビジ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) だから、答えがしにくいという話をしているんです。
○国務大臣(深谷隆司君) 民主党の案に賛成するとか反対するということは別にして、大臣としてどう考えるかということを申し上げたいと思います。  留保金課税というのは、申し上げるまでもないことですが、企業の自己資本の充実を妨げる、特に内部留保が成長の頼みの綱とも言うべきベンチャーと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今の不用額の話もありましたけれども、私どももいろいろ役人の諸君と議論しながら、何が理由なんだろうかと点検をしておりますが、やっぱり資金を融資するにしても使い勝手が悪いものがあったと。例えば設備近代化資金というのは、中小企業全体に示して業種を限定するもので...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員御指摘のように、確かに各省庁にいろいろまたがって、それぞれがベンチャーと言っている、そういう向きがございます。  これを一つにまとめて効果的な政策を遂行するということは全くそのとおりでございまして、平成九年の五月に経済構造改革のための行動計画という...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私がさっきこの差がまだあるじゃないかと言ったのは、我々が留保金課税廃止という主張に対してこういう反対の声がありますという例示で申し上げたので、私どもが言っていることでは全くありませんから、誤解のないようにお願いしたいと思います。  いずれにしても、今我...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 松委員と全く同じ論調でかつて予算委員会で質問をしばしば行っております。  中小企業がその事業を次々と継承していくためには、例えば人材確保とかいろいろあるわけでありますけれども、その中でかなり重いウエートを占めているのは承継税制だろうと私も思います。 ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私はこの大臣をやる前は自民党三役の総務会長でありました。その時期に通産省としばしば会合を持ちまして、貸し渋り対策の中の二十兆円という構想などをともどもに打ち上げてきたわけであります。その際の公明党の皆さんの御協力にも感謝しております。いずれにしても、大変...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 他省にわたることですから、さて、こちらに質問が参ったらどう言おうかなと思ってさっきから考えていました。  中小企業基本法改正の一つの物の考え方は、今までは御指摘のように大企業と中小企業を経済の二つの構造と考えて、中小企業は小さい、弱い、非近代的だから、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業が資金を調達する場合に、民間金融機関あるいは政府系金融機関、間接金融が中心でございます。しかし、中小企業にも、特に健全な中小企業には直接金融の道がもっと強化される必要があるというので、社債の発行ということについて、ただそのままでは市場の状態から考...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 景気を回復させて経済を安定させようということで小渕政権誕生以来いろんな施策をとってまいりました。その中で、血液が体を順調にめぐるように融資関係が順調にいかなければならない、それを阻害している大きな要因が民間金融機関の不良債権であった。健全化、再生化をする...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) お断りしておかなければなりませんが、六十兆の枠組みをつくったのは、中小企業貸し渋り対策だけのためでは全くありませんで、これは経営基盤を強化させて、いわゆる金融機関の足腰がきちんとしないと経済の再生は成り立たないという大きな前提に立っているわけであります。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 繰り返し申し上げておることでありますが、中小企業の資金調達、資金的な支援というのはいろんな角度からあります。  一義的には、民間の金融機関が中心的なものであると思いますが、それを補完するための政府系の資金の貸し出し、とりわけ特別保証などはその最たるもの...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私から申し上げるまでもないんですけれども、中小企業の社債を発行いたしましても実際にその引き受け手がない、一つ間違えたら紙切れですから、そういう形でどこでも出せるという性格のものではありません。その企業がこれから健全に運営されていく際に、直接金融のめどをつ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 特別小口保険については、保証人の提供ができない小規模企業者に配慮して一定限度額までを小口資金について簡易迅速な審査で保証つき融資を行うということで、当該の小規模企業者の金融の円滑化を図る目的で、これは政策的な制度としてあったわけでございます。  御指摘...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 承認された案件というのは、いずれもこれから伸びていくということ、すなわちこの五年ぐらいをめどとしてどうだろうかという判断の中で新会社に独立していけるという、そういう形の経営の機関でございます。だから、不採算部門を切り捨てていくという形態とは異なるわけでご...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 現在までの十二の中小企業等投資事業有限責任組合でありますが、この中でいわゆる金融機関系というのは二業態ぐらいでございます。だから、必ずしも金融機関がそのままやっているわけではありません。  しかし、委員の御指摘のような心配というのはないわけではありませ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 景気の動向についてのお尋ねでございました。  梶原委員が御指摘のように、現状、安心できるような姿ではないという認識をまず私は持っています。ただ、昨年、小渕政権誕生以来、かなり数々の手を打ってまいりまして、それらが効果を少しずつ上げ始めてきているなと。そ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業設備近代化資金というのは、御案内のように今まで都道府県でやっておりました。そして、中小企業全体を対象として職種を限定するために、使い勝手が悪かったものですから、これを逆に小規模企業のためにのみ使えるような形に切りかえていこうと、創業も入りますけれ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 高橋委員の御質問の中に御提言も含まれていると思います。新事業を創出していくためには一体何が問題であるか、それからそういう適切な調査分析の上で対応を考えていかなければならない、まさにそのとおりでございます。  そこで、新たな産業分野の開拓を行う場合の最大...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 全く高橋委員の御指摘のとおりでございます。縦横本当に連携を密にしないとこの目的は達成できないと思います。  例えば、具体的に申し上げますと、昨年の十二月に成立しました新事業創出促進法、これに基づく新事業創出促進のための総合的支援体制、地域プラットホーム...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) いわゆるキャピタリストというのは日本では非常に少なくて、実際にやっておるのは十人ぐらいじゃないかというふうに言われております。アメリカなんかでは千人単位というふうに言われております。今の十名というのは正式にキャピタリストと名乗って活躍している人でございま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 前半の件について私から御報告いたします。  先生は副知事を経験されておられますから、実際にこの中小企業近代化設備資金を使った経験からのお話がございました。全くそのとおりでございまして、現在までの設備近代化資金というのは、対象となる業種とか設備が詳細に限...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私は、この信用保証協会による対策というのはあくまでも緊急避難的な措置だと。フィナンシャル・タイムズその他の批判を聞きますと、これが継続した場合には確かにそう言われてもおかしくないが、去年のあらしのような貸し渋り、その中でどうにもならない、ここで資金を補充...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 特別保証制度を実施するに当たりましては、昨年の第三次補正予算で二千億円、今般の補正予算で九千億円を計上しています。また、特別保証分とは別に信用保証協会の経営基盤強化として百十五億円計上しております。予算措置については、制度設計上許容されている事故率を超え...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 二十兆プラス十兆の保証協会の対策は、あくまでも緊急対策でございまして、これは国あるいは信用保証協会の引き受ける分野が非常に多いわけでありますが、一般的に考えた場合には、委員御指摘のように、それは民間金融機関が負うべきものはきちんと負っていただく。それぞれ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 加納委員のおっしゃるとおりでございまして、私が下手な演説をするよりも、今のお言葉そのままで十分だと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 冒頭お話がありましたように、中小企業というのは本当にいろんな面をお持ちでございます。もう一息で市場に参入できるようなそういうところもあれば、新たな事業を起こすというそういう可能性を非常に強く持った、技術を持った内容のところもありますし、一方において、一生...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども比較的似たようなお話が出ました。アメリカでは資金調達は一体どうなっているんだ、その際に社債発行と直接金融が非常に多い。やっぱりこれはアメリカの資本主義社会の長年の歴史と経験の中から生まれたもので、出す方もリスクの責任を負い、出される方は当然企業家...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今まで都道府県を単位として中小企業設備近代化資金という制度がありました。これは、中小企業全体に及び、かつまた業種を細かく選定するというので非常に使いにくかったですね。おまけに、この中小企業設備近代化資金という名称が、さっきの中小企業じゃないんですが、近代...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 京都でベンチャー企業目利き委員会というのが二年半前につくられまして、まだその成果は十分上がっていませんけれども、徐々に実績を上げていくのではないかと言われています。こういうのをよく注目しようと思っています。  アメリカでは、今お話があったように、みずか...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) フロンティア精神、開拓精神というのを子供のころから涵養するということはとても大事なことでございます。  戦後、教育というのは学校教育、家庭教育、社会教育とあるのですけれども、どちらかというと学校教育に頼り過ぎてしまった。子供のころから、今先生が言われた...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今委員も御指摘のように、これはあくまでも緊急避難的な措置であります。  昨年の状況を眺めてみますと、周りの中小企業でもそうでございますが、通常の定期的な融資が民間金融機関からきちんとなされていれば何でもないものを、ある日突然ストップされたり、あるいは条...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) いろんな角度から中小企業を支えて中小企業に活力を出していただきたいと政治家同士あるいは政党の中で協議をして、そして通産省そのほか挙げて取り組んで出した政策的方向がこのたびの信用保証協会の特別融資でございました。  しかし、一方においては、それを必ずしも...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 山下議員が長年地方議会で頑張っておられる話はよく存じ上げております。それだけに、地域の商店街の活性化等に御熱心であることも心から敬意を表して承知をしている次第です。  委員御指摘のように、アメリカなどでは地域活性化について非常に活発な動きがございます。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず、大店法については、委員もそうでありますし、同僚議員の多くは、かつて大企業の進出で中小商店街、商店が壊滅的な打撃を受けるというのであの法律を立ち上げたわけでございます。当初はかなり効果を上げていたのでありますが、今のように外圧もあって、一つ一つ後退し...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この五百五十万のマル経を四百五十万円の別枠を設けることで限度額を一千万円にしたというわけでございまして、これをまず延長させろというのが今私たちの主張でございまして、とりあえず十二年度の予算にどうやって獲得するかということで、今全力を挙げているところであり...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業組合というのは、何よりも最低資本金の制限がない、株式会社をつくる場合には一千万とか、有限会社でもお金がかかるわけですが、中小企業の企業組合というのはそういうのが要りません。そこで、企業をリタイアした人とかあるいは御婦人であるとか高齢者であるとか、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) SBIR制度等を活用してよい製品が生まれましたときに、それを買ってもらうということが一番大事なことでございます。今の委員の御指摘は、それを官公庁で買えばどうだという話でありますが、これは原則競争入札でありますから、そう簡単にはいきませんが、本年六月に、官...全文を見る
12月14日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第9号
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○国務大臣(深谷隆司君) 日本の経済が低迷して、そこから何とか抜け出さなきゃならない、一番大きな課題は何かというときに、やっぱり金融機関が不良債権を抱えて動きがとれない。血液が流れるように金融関係がきちっと流れていかなければいけないということから、まずこの金融機関の再生、健全化と...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 通産省が調査を行っております。それは、例えば保証協会、中小企業金融公庫、国民金融公庫あるいは商工中金等に依頼して、毎月四千社ぐらいの実態の調査をしております。  その数字でまいりますと、貸し渋りが一番ひどかったという去年の十月は、貸し渋りが多くて非常に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 円委員の御指摘と私どもの考え方は大変近いと思っています。  御指摘の中小企業総合事業団の調査というのは、民間金融機関にアンケートして調査しているんですね。言ってみれば、この答えは金融機関の声なんです。だから、結果的にはあなたが御指摘されるような中小企業...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 去年の十月一日からでございますが、二十兆のうち、現在で十八兆四千億円出ております。
○国務大臣(深谷隆司君) 十八兆四千億は、中小企業の皆さん方がこれを活用しているという状況であることは論をまちません。五百七万中小企業のうちで百五万という、つまり五分の一の方々が借りておられて、これが有効に活用されているというのは各種の資料からも明らかでございます。  ただ、多...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) これは信用保証協会が用意している用紙でございます。
○国務大臣(深谷隆司君) 旧債振りかえに関しては、委員御存じと思いますけれども、金利の低下だとか借入期間が延長を伴うということから、新たに借りる方にとって有利な場合は、こういう書類に書き込んで、それを特例といいましょうか、ただし書きでございますけれども、信用保証協会が特に認めた場...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 旧債振りかえについては、それを金融機関がやることはけしからぬと言い続けているのは私たちの方でございます。私の場合なんかは、この大臣になる前、自民党の総務会長をしておりましたが、全銀協の会長以下何回かおいでいただいて、せっかく中小企業のために貸し出しをする...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 決してあなたのおっしゃることを対抗してどうこう言うつもりはありませんけれども、すべて悪い点を前提にして物を言われて、それに論理をつくっている、私とはこれなかなか議論がかみ合わない。  例えば、今この書類は、足りませんでしたけれどもサンプルというのは去年...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ですから、そういう事実があるとすれば、私は銀行はけしからぬと申し上げているわけであります。だけれども、今までの私どもの調査では、最初騒がれたような状況よりも脱してきているということを申し上げているわけです。
○国務大臣(深谷隆司君) すべてともし私が言っていたら、そのすべては取り消して結構です。しかし、悪い状況を前提にしてお話をなさっているとしか私には聞こえないんです。  といいますのは、先ほどあなたの御質問もあったからもっと細かく申し上げますけれども、去年の十月から十二月のサンプ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 要するに、旧債振りかえというのは、御本人が格別な希望のあるときのみという例外中の例外です。それを黙っておりますと、今あなたがおっしゃったような銀行側はいろんな理由をつけて振りかえさせていくという状況がスタート時にあったんですね。ですから、それをなくすため...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今申し上げましたように、この書類を出した方々には直接できる限り本人に当たっております。それでもなおその方たちがおっしゃらないと言われてしまえばそれまでかもしれませんが、我々としては、できる限りの努力をしているということであります。
○国務大臣(深谷隆司君) まことにかみ合わなくて残念でございますけれども、その上私たちは借り手の側にもいろんなプリントを出しまして、現在の借入金が差し引かれるおそれがありますのでこれは注意してくださいよとか、注意喚起もすぐやっているんです。だから、もちろん皆無だと申しているわけで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 最後のところで全く同感でございまして、中小企業がしっかりこれから頑張っていくために大きなポイントは、やっぱり融資の問題だと思います。人だとかその他ノウハウはいろいろありますけれども、やっぱり融資が非常に大きな問題だと思います。  ですから、二十兆の保証...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員御存じのように、絹織物の設備共同廃棄事業、業界がそういう状態になったときに、国と都道府県がそれぞれ出資して、中小企業総合事業団でそれをまとめて、そしてさらに自己資金も加えながら実際の半分近くを個々の廃棄事業参加者への交付金としてお金をお出ししたわけで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和五十七年当時の業界の大変苦しい現状を救うために、交付金という形で資金をお出ししたわけでありますが、当時は絹織物だけでも百二十億円、それから繊維全体で二百五十億円というまことに大きな資金が出たわけでございます。そういうこともありまして、保証金の預り証書...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) いろいろな御意見、御提言を含めての御発言でございます。新しいベンチャー企業を育成していくためには、一番大事なのは、キャピタリストの育成等々もございますが、いずれにしましても、今まであったものを活用しないでということは当然考えられないことでありまして、お説...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小・ベンチャー企業の直接金融による資金調達を円滑に行うということは極めて重要なことでありまして、委員御指摘のように、アメリカは少なくとも五割以上の人たちは直接金融にゆだねている。日本の場合にはもう極めてそれが少ない。それを何とか拡大したいということで、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員もおっしゃるように、中小・ベンチャー企業の直接金融による資金調達の円滑化というのは大変大事なことでございます。中小・ベンチャー企業にとって大事な資金調達の場でございます店頭市場等証券市場の活性化は、おっしゃるとおり全く大事なことでありまして、これから...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員御指摘のように、福祉用具産業の市場というのは、例えば規模において、平成九年、一兆百七十九億円でございましたが、対前年度比で八%の増というふうに非常に成長が期待されています。同時に、これらの用具については本当にきめ細かい対応で考えていかなきゃなりません...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) お年寄りやお体の御不自由な方、そしてまた健常者も含めて、みんなで使える共用品というのは大変大事であります。今御指摘のような、いろんな家電なんかでも音声で説明する。この間シアトルのWTOの会議に行きましたら、ホテルのエレベーターは音声で説明をしていました。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま御決議をいただきました両附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、両法案の実施に努めてまいりたいと思います。  ありがとうございました。