深谷隆司

ふかやたかし



当選回数回

深谷隆司の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第147回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○深谷国務大臣 今、久間委員の御指摘の個々の問題について直接知っているわけではありませんからお答えのしようがございませんが、恐らく担保だけではなく他の条件もまだあったのではないのかな、そこいらはよく調べていく必要があるかなと思います。ただ、一般論として、今、久間委員が指摘されたこ...全文を見る
○深谷国務大臣 太田委員が中小企業政策に大変熱心で、特に、昨年御協力いただいたことを感謝いたします。  小渕総理は、中小企業の活性化こそ景気回復、経済安定の原動力だというお考えに基づいて、さきの臨時国会を中小企業国会と名づけて協議をいただいたわけであります。  今、そのときの...全文を見る
○深谷国務大臣 一昨年、貸し渋りという大変なあらしが起こって、一番その被害を受けたというか、困ったのは中小企業でございます。  そこで、これも小渕総理の決断でありましたが、思い切って二十兆の貸し渋り対策を信用保証協会からそれの保証で出そうではないか、その場合に、リスクを余り怖が...全文を見る
○深谷国務大臣 通産大臣は万博担当大臣でございます。小渕総理からも明白に言われておりますことは、必ず実現せよということでございまして、私は、その方向をいささかも変えるつもりはありません。  六十三年に、まさに愛知県八十八市町村、二百三十七団体、地域挙げて万博をやろうではないかと...全文を見る
02月10日第147回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(深谷隆司君) 山本議員の私に対する質問は三問あると思います。  一つは、欧米では原子力発電所の新設を考えていないのに、ほとんどないという状態なのに、日本は何で二十基も計画をしておるのか、その計画を見直して、むしろ既存の原子力発電所の安全に全力を尽くせということでござ...全文を見る
02月15日第147回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○深谷国務大臣 委員の御質問にお答えいたします。  貸し渋り問題については、御案内のとおり、一昨年、二十兆の信用保証協会による貸し渋り対策、中小企業ですね、これをやりましてからかなり好転をしてまいりました。実態調査でまいりますと、一昨年の十一月とことしの一月とを比べますと、非常...全文を見る
02月16日第147回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○深谷国務大臣 ただいま委員御指摘のように、その数において圧倒的に占めているのが中小企業であります。この中小企業が日本経済の活力の源泉にならなければ経済の安定とか発展はないと心得ております。  そういう観点で、昨年は御党の御協力もいただいて中小企業国会という国会を開いて、数々の...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま担当者から御報告しましたように、商店数の変化を規模別に見ますと、従業員数の規模が一人から四人という小規模の小売店が大変減少幅が大きい。逆に、従業員規模が五人から四十九人の中小小売店及び五十人以上の大型小売店は商店数がふえているという状態にあります。  こ...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほど申しましたような小規模小売店が後退していく背景には、景気の動向を含め、さまざまございます。その中の一つに大店舗の進出や撤退ということがあることは、委員のおっしゃるとおりだと思います。  かつて、私たちは、大店舗法という法律をこしらえて、大店舗が進出する際の...全文を見る
○深谷国務大臣 商業統計のデータによりますと、酒小売業の個人商店数の減少と、酒小売店を含む諸小売業全体の個人商店の減少というのは、ほぼ同じ数字になっております。ですから、酒小売業だけの格別な減少という形では必ずしもないわけでありますけれども、ただいまの免許の問題が影響を与えるとい...全文を見る
02月17日第147回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○深谷国務大臣 御案内のように、昨年の臨時国会で、中小企業国会と銘打って、中小企業のあらゆる政策を野党の皆さんも含めて検討して立てたわけであります。  今までは、どちらかというと、いろいろな政策を立てるんですが、国民のところまでなかなか具体的な声が届かない。きちっとしたPRが必...全文を見る
○深谷国務大臣 この一連の広告に関して申し上げますと、約一億一千三百万円であります。
○深谷国務大臣 今までも、政策広報等において、大臣が先頭に立ってその写真とメッセージを送っているというケースは幾つもあります。したがいまして、このたびの件は、通産省が行っている中小企業対策を徹底してPRをさせて、その具体化を図っていくということでありまして、委員の指摘は当たらない...全文を見る
02月18日第147回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○深谷国務大臣 第百四十七回国会における商工委員会の御審議に先立ちまして、今後の通商産業行政を行うに当たっての私の所信の一端を申し述べます。  今年は、西暦上新たな千年紀を迎える節目の年であります。我が国は、みずからの将来に対していまだ十分な自信を持てていないかのように見えます...全文を見る
02月18日第147回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○深谷国務大臣 日本の特許収支自体の統計というのは残念ながらございませんで、これに関連するデータとしては、日本銀行の国際収支統計月報とか、あるいは総務庁統計局の科学技術研究調査報告の技術貿易収支の二種類がございますから、これを参考にして申し上げさせていただきたい。  まず、日本...全文を見る
○深谷国務大臣 COP3の会議に基づきまして地球温暖化を防止するためのさまざまな計画がなされたことは、委員御指摘のとおりであります。  CO2の排出量の削減目標を達成する、そのためには、二〇一〇年までに原子力による総発電電力量四千八百億キロワットアワーの確保が必要なんだと。それ...全文を見る
○深谷国務大臣 おっしゃるとおり、新エネルギーの開発あるいはガスについては、この開発を進めていくということはもうおっしゃるとおりであります。  ただ、現状では、御案内のように、経済性、安定供給その他、いろいろ考えてまいりますと、原子力発電に負うところが非常に多いと思います。した...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま御質問にございましたBIEの議長さんたちがおいでになったのは、去年の十一月のことであります。その後、私にも表敬訪問されて、時間の関係で詳しい話は私は余りしておりません。その前に、通産省の職員の担当者と非公式の会合がありましたそうです。  その中身について...全文を見る
○深谷国務大臣 若干事実関係だけ申し上げますと、昨年の十一月にBIEの議長さんたちがお見えになったときの非公式の会合でございましたが、そのときに一緒に案内をしてきた方が一人おられまして、日本人ですが、全部英会話でなされたのですけれども、そのとき克明にメモをとっていたというのですね...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほど私が申し上げたことに関しておっしゃいましたから、あえてもう一回申し上げますと、私の方は、BIEの方たちが言ったサジェスチョンを全く無視して、ないがしろにしろというふうなことをやったということを言っているわけじゃなくて、そのときのメモは関係当局の方々にちゃんと...全文を見る
○深谷国務大臣 愛知県の知事が二月の十六日においでになりまして、その前に私は現地視察を御案内のようにしておりまして、そのときに、反対団体の方ともお会いをしたり、いろいろな意見を聞いているわけですね。そこで、みんなが納得して、地元の人が理解して協力できるような、そういう形で持ってい...全文を見る
○深谷国務大臣 皆さん方の御理解、御協力をいただくために、十分な対応をして、責任のある万博を行おうということを決めたのであって、その申請をそのためにおくらすことについて責任をとる、そういう状況にはないと私は思います。
○深谷国務大臣 おっしゃるとおり、責任を持って万博を本当に世界から評価されるようなものにつくり上げて実現をするという点においては、当然のことながら我々は責任を負っております。(瀬古委員「今までの公約について」と呼ぶ)今までの公約といっても、五月に申請する予定であるというだけのこと...全文を見る
○深谷国務大臣 昨年十一月にBIEの方々がおいでになったときに、五月の申請登録を延期しろという話があったということは、私の方は聞いておりません。  そして、私が視察をいたしたりいたして、全体の状況をきちっと把握して、自然の叡智、自然との共生ということを実現するために、知事さんを...全文を見る
○深谷国務大臣 私が申し上げていることをそのまま受けとめてほしいんですが、知事がたっての願いで、私は不本意だけれども結構ですと言ったわけじゃありません。二人でお互いに話をしながら合意をしたのが、五月の申請を一回待とうではないかという答えであったということでございます。
○深谷国務大臣 私が申し上げてきたように、地元の皆さんの理解を得て、また協力を得る、そして自然団体その他、世界に発信する内容等々を考えていろいろなプランを今練っています、そういうプランを練る時間も含めて五月の申請には間に合いそうもない、そういう趣旨の話をしておられました。
○深谷国務大臣 通産省として、これは当然協力しなければならない話でございます。  しかし、例えば愛知県の将来計画も含めた問題等があるわけでありますから、まず愛知県の方で幾つかのプランを練って、そして相談に応ずるということが適切だと思っています。したがって、ただいま愛知県を中心と...全文を見る
○深谷国務大臣 大変難しい議論なんですね。というのは、地方自治体がその地域の将来の計画を立てていくというわけでございまして、そこを国がこうしろ、ああしろと言うのは極めて大きな問題だろうと私は思っていますから、そこらに言及するというのはむしろ避けなきゃいけないな。愛知県が地方自治体...全文を見る
02月21日第147回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○深谷国務大臣 自動車産業をめぐるさまざまな環境の変化の中で、日産自動車が何とか再建をしてきちっとした土台をつくっていこうという、いわば、先ほどもありましたけれども、集中と選択という経営判断に基づいてのこのたびの計画は、恐らく相当苦渋に満ちたものであるというふうにまず私どもは理解...全文を見る
02月22日第147回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○深谷国務大臣 委員御指摘のように、ベンチャー企業だけじゃなくて中小企業全体に言えることですけれども、今まで本当に直接金融の道というのはむしろ閉ざされていた。それは、情報開示を担保とするような直接金融よりも、右肩上がりの経済の状況の中では金融機関から十分に借りられたという、そんな...全文を見る
○深谷国務大臣 青山委員にお話をいただきましたが、そもそも昭和六十年代の初めに、愛知県の八十八市町村及び二百三十数団体が、つまり、市民、県民挙げて万博誘致の運動に乗り出された。そして、やがてそれらの皆さん方のお声で閣議了解ということで、あの劇的なモナコでの決選投票が行われる。その...全文を見る
○深谷国務大臣 今エネルギー庁長官から詳細申し上げましたのですが、関西電力に対しましては事実関係の確認を行うように指示をしておりますし、また、関西電力の確認結果から他の発電所についての確認が必要だという結論が得られれば、一切これから何もしませんというふうなことではなしに、その可能...全文を見る
○深谷国務大臣 MOX燃料の英国の会社の改ざんその他の問題は極めて遺憾なことでありまして、私はその報告が具体的になりました段階で直ちにこのMOX燃料を英国側と話し合って返すべきだという主張をいたし、今もその点については協議が行われている最中であります。  同時に、東京電力のMO...全文を見る
○深谷国務大臣 ヨーロッパ各国の予算の配分等については勉強させていただいております。
○深谷国務大臣 その方向でございます。そして同時に、我が国もそのように予算的な措置も努力をして増額させております。
○深谷国務大臣 エネルギー政策については、それぞれの国が置かれている環境その他もろもろ配慮しながら、それぞれの国が考えていくということになるであろうと思います。我が国の場合には、まことに残念ながら、エネルギー資源の大半を外国から輸入しなければならない、そういう非常な苦労を続けてお...全文を見る
○深谷国務大臣 長期エネルギー需給見通しは、景気の今後の情勢に伴うエネルギー需要の動向とか供給施設の整備状況など、エネルギーに関する各種の要因を踏まえて、技術的かつ専門的に策定されるものであると考えます。  そういう意味で、その策定は政府で行いますが、これに関する議論は国会では...全文を見る
○深谷国務大臣 エネルギーの需要状況が長期的に見てどのようになるかということについては、いろいろな御意見があろうと思います。しかし、先ほど申し上げたように、いろいろな角度から技術的に、専門的に検討してそれを示していかないことには、なかなか前へ進まないと思います。  現実に、今委...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほども長官が御報告申し上げましたように、二〇一〇年度に新エネルギーの導入量というのを約三倍にしていこう。これは、三%にするという目標について多いか少ないかという議論、いろいろありますけれども、太陽光発電の場合でいいますと九十倍になるということでありまして、五百万...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま、もう少し詳細にわたって説明させるつもりでしたが、時間がありませんのでまとめましたが、彼の申したとおりでありまして、あらゆる角度から検討して御期待にこたえるように努力していくということは当然のことであります。
02月23日第147回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
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○深谷国務大臣 通商産業大臣の深谷隆司でございます。昨年十月に通商産業大臣に就任いたしました。石炭政策の円滑な完了に向けて万全を期してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  第百四十七回国会における衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭政策に関する私の所信...全文を見る
02月23日第147回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○深谷国務大臣 岩國委員御指摘のように、我が国の企業の収益率というのがアメリカに比べて非常に低いということは、そのとおりであります。もちろん、今御本人がおっしゃったように、統計の仕方がいろいろありまして、株主資本に対する税引き後の収益率、ROE、あるいはその他ございますけれども、...全文を見る
○深谷国務大臣 日本は貿易立国でありますから、できる限りの貿易の活動を拡大するという一方においては、必要性があります。他方においては、日米関係で申し上げますと、このような赤字の問題がしばしば日米関係の大きな問題になっておることも、そのとおりであります。どこが限度かというのは、これ...全文を見る
02月24日第147回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○深谷国務大臣 原則として、まず基本的に中野委員の御意見に私は賛成であります。  私は大臣になる前から、かねてより外形標準課税導入には反対の立場をとってきました。それは、すそ野を広く税を集めるという、聞こえはいいのですけれども、結果において中小企業にかなりの負担を与えることにな...全文を見る
○深谷国務大臣 御指摘のように、経済のグローバル化であるとか情報通信技術の発展、普及などということが非常に大きく今進んでいるわけでありますが、そういう意味では、小規模企業の環境は極めて大きく変化しつつあるというふうに思っております。そういう中で小規模企業が一層多様化していかなけれ...全文を見る
○深谷国務大臣 今長官がお答えしたとおりですが、そのあとの問題について私申し上げます。  地域経済社会で重要な役割を果たしているのは商店街でございます。この商店街がいろいろな苦境にあるということを認識した上で、私たちは一昨年、国会で町づくり三法というのをつくり上げました。これか...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業の経営にとって一番必要なものというのは、いろいろありますけれども、資金、人材、ノウハウでございます。だけれども、中小企業が置かれている脆弱な基盤を考えますと、単独でこれを確保するということは非常に難しい。そこで、それを支援するために、全国に三百カ所の支援セ...全文を見る
○深谷国務大臣 まず、京セラによる補助金の不正受給について、まことに遺憾でございまして、残念きわまりないと思っています。  当省といたしましては、補助金適正化法に従いまして、京セラに対して、補助金の過大請求額六百六十七万五千円の返還及びこれに伴う加算金約六百万円、これの納付を命...全文を見る
○深谷国務大臣 瀧本氏から協力の申し出があったという中身は聞いておりますが、書面そのものは見ておりませんが、その申し出がございましたので、近畿通産局から、本で記述されている内容以外に伺うべき意見等があれば書面で拝見したい、そういう旨の返答を行ったのでありますが、今現在、その点につ...全文を見る
○深谷国務大臣 瀧本さんの出された本が一つのきっかけになったということは事実でありますが、一方において、当省が綿密な捜査をいたして結論を出したわけでございます。そういう意味では、瀧本さんがそのきっかけをつくっていただいたということは、今総括政務次官が言われたように、感謝すべきこと...全文を見る
○深谷国務大臣 私が先ほど瀧本氏に感謝していると申し上げたのは、これがきっかけでいわば審査するということに相なったわけで、そして通産省としては独自に調査の結果、適切な処置をしたという意味において申し上げたのであって、彼が発言していることすべてが正しいという、そんな判断をしているこ...全文を見る
○深谷国務大臣 渋谷委員の前半言われた、みずから態度を明らかにするという考え方は、全く同感でございます。ただ、審議会では適格条項というのが格別あるということではなくて、それともう一つは、任期が八月であるということ等を含めて、私の方からやめてくださいと申し上げるという立場ではないと...全文を見る
○深谷国務大臣 京セラのこのたびの事件はまことにけしからぬことで、遺憾であるということは、冒頭申し上げたとおりであります。  その他の問題については、総括政務次官からお答えしたように、早急に調査を行うということになっております。  補助金のあり方につきましては、これはいろいろ...全文を見る
○深谷国務大臣 そのような法律を持っている国がございますが、我が国では目下そういう状態にはありません。  また、先ほどいろいろ議論がありましたけれども、これからの検査で問題があったら告発するかという問いかけに対して、今総括政務次官が答えましたけれども、捜査をするに当たってそれを...全文を見る
○深谷国務大臣 今のあなたのお言葉はよくわかりました。
○深谷国務大臣 おっしゃるとおり、補助金を出して、もちろん国家的な目的のために出すわけでありますけれども、それが適正に使われているか、有効に使われているか、効率的であるか等も含めて、我々は責任を持って監視していかなければならないと思っています。
○深谷国務大臣 今度の問題で、鉄道を敷いてプレゼントしてくれという申し出は、サウジアラビアからあったことでございます。  しかし、私どもは、いろいろな角度から考えまして、それは国税を使うわけでございますから、一体可能性があるのかとか、仮にお貸しした場合には返してもらえるのかとか...全文を見る
○深谷国務大臣 交渉に行くのに、決裂を最初に前提に置いて行くはずがありません。全く違います。
○深谷国務大臣 この問題は、イエスかノーかだけで処理した問題では全くございません。新聞の経緯等も詳細をごらんいただくともっと御理解いただけると思うのですが、あえて申し上げますと、まず第一は、アラビア石油というのは確かに日の丸石油でありますが、一つの企業でございます。サウジアラビア...全文を見る
○深谷国務大臣 制度や法律の上で一企業であるということは、これは紛れもない事実なんです。だけれども、あなたもおっしゃるように、エネルギー事情その他を考えれば、このアラビア石油が存続することが最も望ましい、ならば国として何ができるか。やれることは、サウジと日本との関係を改善する、そ...全文を見る
○深谷国務大臣 JARTSというところが専門的に調べておりまして、そして、二千億と今申し上げましたけれども、私は限りなく二千億以上かかると見ています。現にサウジアラビア側がおっしゃることには、年間一億ドルの費用がかかるだろう、それもノーコストでやってくれということでありましたから...全文を見る
○深谷国務大臣 JARTSという会社でありますが、細かい話になりましたら、よろしかったら長官から御報告させます。
○深谷国務大臣 私は、サウジアラビア・リヤドに滞在して交渉に立ち会いました。それから今、毎日砂嵐が起こるとかそんなこと私は一言も言ってないので、あなたが御自身でおっしゃったことであります。ただ言えることは、ナイミ石油大臣も申しておりましたが、砂というのは動くのだ、この話は私は非常...全文を見る
○深谷国務大臣 はるか昔、アラビア太郎さんがサウジの砂を掘って石油を出した、日の丸石油ということで歓迎されて、その誇りは私は今でも持っているわけなんです。四十年という長い歩みの中で、いろいろな角度から政府も応援してきましたよ。今だって応援しようと思うから、日サの環境整備という形で...全文を見る
○深谷国務大臣 資料を出すことについて別に反対はありませんで、そのような準備はさせます。
○深谷国務大臣 天下りというのをどの範囲でおっしゃっているのかよくわかりませんが、例えば役員という数で言えというなら、わかっております。  アラビア石油の役員数は全部で二十一名でございますが、そのうちの取締役は十八名でございます。日本人の取締役はそのうち十二名おります。その中で...全文を見る
○深谷国務大臣 マスコミがどんどん先走って書いていて、まことにけしからぬと言ってしばしば怒っています。まさか通産省がマスコミに対して決裂だと報道しろなんて、そんなことは言った覚えもないどころか、二十七日の期限ぎりぎりまで頑張るという点では、あのような報道は迷惑しております。
○深谷国務大臣 先ほども申し上げましたように、いろいろな工夫をしまして、今あなたがおっしゃった投資の問題でも、六千億円という枠をつくって、投資を促進するための提案をしているのです。そのあたりは別に向こうは反対はしていない。だけれども、それとは別個に鉄道を敷いてプレゼントとこうおっ...全文を見る
○深谷国務大臣 去年だけでも通産省から審議官が七回にわたって現地で交渉をいたしました。そして最後に通産大臣みずからという話が先方からあったものでありますから、私は現地に行きました。  その間、例えば対決をする、そして机をたたいてやり合う、そんな場面は全くありませんで、粛々とお話...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどから何回も申し上げているように、私企業だから関係ない、つぶしていいんだなんという思いは毛頭ない。だから、日サの環境を整備するということで結果的には応援ができる限りできるのではないか、こう考えて頑張ってきたわけでありまして、そういう意味では、私企業だからつぶし...全文を見る
○深谷国務大臣 石油公団を中心として自主開発をねらっていろいろやっているのですけれども、先ほど堺屋長官が言われたように、余りいい実績はない。それはなぜかというと、地下に埋蔵しているものですから、アラビア石油が成功したのは一発で掘り当てたのですね。そういう意味で、相当なリスクがあり...全文を見る
○深谷国務大臣 たびたび申し上げておりますけれども、石油開発事業というものはアラビア石油のように民間企業主導のもとで進められるというのが一応原則なのですよ。だけれども、政府としても、我が国の企業による石油の自主開発が石油安定供給確保の上で必要であるという観点から、今申したような石...全文を見る
○深谷国務大臣 このたびの交渉の過程の中で、今あなたが言われたような発言が数々聞かれました。例えば、石油依存でサウジアラビアは今日になっている、そのために、石油で国が運営されていくために、国民の、とりわけ若い人たちがだんだんに怠惰になりつつある。これはナイミさん自身が言っていまし...全文を見る
○深谷国務大臣 資源のない日本ですから、石油がとまるということになれば死活問題になります。そういう意味では、常にこれが確保されるということは大前提で、あなたのおっしゃったように、石油というのはある種の安保と考えていくということは正しいことだと思います。  そこで、産油国との交流...全文を見る
○深谷国務大臣 総理の立ち向かう楽観主義という考え方は、私は非常に共鳴しています。昨今の経済情勢その他、日本全体の状況を背景にして、どちらかというと悲観論が横行しているという感じがなきにしもあらずです。やはり心配しながら、正確な道のりを歩くということは大事ですけれども、後ろ向きで...全文を見る
○深谷国務大臣 私、元自治大臣でございまして、地方分権運動を推進した一人でございます。その際に、地方分権というのは仕事だけ回すのではなくて、財政的な問題についてもきちんと地方の分担に合うだけの用意をしなきゃならぬということを盛んに言っていたのですけれども、しかし、それは今後十分国...全文を見る
○深谷国務大臣 先生おっしゃるように、日本の経済を考える場合に、事業所において九九%、従業員で七一%という中小企業の皆さんが元気を出さない限りはとても支えていけないということから、昨年、皆様の御協力をいただいて、各般の政策をまとめていただきました。  特に基本法の改正は、中小企...全文を見る
○深谷国務大臣 高度情報通信社会の実現のために、情報セキュリティーの確保というのは欠かせないことでございます。二〇〇三年までに電子政府を構築する、そういう方向に向けて御党も含めて努力をしていますときに、政府間の一連のホームページにこのような問題が生じたということは大変なことでござ...全文を見る
○深谷国務大臣 御質問は三点あったと思いますけれども、三番目は総括政務次官からお答えします。  一つは、産油国の追加協調減産が行われたために、原油価格が大幅に上昇している。これは、寒波といったような、そんな環境の状態もあったようであります。この原油価格の上昇が日本に与えるものは...全文を見る
○深谷国務大臣 エネルギー資源の大部分を外国からの輸入に頼らなければならない、エネルギー供給構造が脆弱なそういう日本で、環境保全とか効率化の要請に対応しながらエネルギーの安定供給を図っていくということになってまいりますと、地球温暖化問題も含めて、原子力政策を着実に推進していくこと...全文を見る
○深谷国務大臣 今もお話がありましたけれども、例えば地球温暖化防止京都会議、COP3、ここでは、CO2の排出量の削減目標というものを達成するために、二〇一〇年度において原子力による総発電電力量は四千八百億キロワットアワーを確保する必要がある。そういうために長期エネルギー需要見通し...全文を見る
○深谷国務大臣 とにかく世界から石油エネルギー、石油資源を輸入している、これをさらに安定的に輸入が可能なような状況をつくっていくということが大きな仕事の一つ。もう一つは、地球温暖化の問題も含めて、クリーンであるとか、あるいは継続的に供給できるとか、経済性等々考えた場合の原子力エネ...全文を見る
○深谷国務大臣 委員がおっしゃっていることについては私なりに理解しているつもりでいます。私は、原子力エネルギーにすべて頼るとは全く申しておりませんで、先ほど申したように、いろいろな面での、例えば石油の輸入その他、それから新エネルギー。だから、新エネルギーというものの開発研究を大い...全文を見る
○深谷国務大臣 JISマーク表示工場の検査員は、工事検査を行う検査員と立入検査を行う検査員から成っております。  工事検査に関しましては、通産大臣が工事検査を行う機関として指定する指定検査機関に所属する検査員、これは数で約二百人。一方、立入検査に関して申しますと、通産省の職員及...全文を見る
○深谷国務大臣 自由経済の大原則というのは、それぞれが独自に努力をしながら、価格にいたしましても、その他にいたしましても、正当な競争をしていく。その場合に、規制というものがその妨げになっているという状況の中から、今日では規制緩和というのが特に主張されて、それが新しい時代をつくるも...全文を見る
○深谷国務大臣 吉井委員の御指摘は大変傾聴に値すると私は思っています。  ただ、振り返ってみますと、国の政治、政策、行政の方向というのは本当に難しいなと思いますが、民営化というのは、国民全体の期待、希望の流れの中で実現していったわけであります。本来、国の機関でありますれば、私た...全文を見る
○深谷国務大臣 調査研究をして、中小企業、とりわけ小規模企業等が健全な競争ができるような環境をつくるために努力をいたします。
○深谷国務大臣 国といたしましては、従来から、官公需確保法という法律に基づいて国の契約の方針というのを毎年度閣議決定するなど、中小企業者の受注の機会の拡大に努めてきたところでございます。  そして、平成十年度の国等における官公需の中小企業向け発注実績は、五兆五千八百九十七億円、...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業対策は今までも各般にわたって行われてまいりました。  旧来の基本法に基づく中小企業対策は、生産性向上その他の成果を上げてまいりましたけれども、今日の多面性を持つ中小企業対策としては時代が違うという認識のもとで、昨年、先生にも御協力いただいて基本法の改正及...全文を見る
○深谷国務大臣 先生の御指摘あるいは御質問は二つに分けられると思います。  一つは、京都議定書の批准あるいはそのための具体的な進みぐあいはどうかということでございます。  地球温暖化問題については世界全体で取り組んでいくということが大事で、九七年の十二月に京都で、気候変動枠組...全文を見る
02月24日第147回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
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○深谷国務大臣 我が国の中核的なエネルギーは石炭でございます。しかし、その石炭の大部分を海外の輸入に依存しております。したがいまして、安定供給の確保を図るということはエネルギー政策としても非常に大事なことでございます。  私は、かつて、五十六年、労働政務次官を務めておりまして、...全文を見る
○深谷国務大臣 今回の事故につきましては、現在、完全鎮火に向けた作業が続けられている段階でございます。今回の事故が炭鉱経営に与える影響、操業再開に際してどのくらい費用が要るのかといったような具体的な問題については、現時点ではまだ判断ができる状況ではありません。  今後とも事態の...全文を見る
○深谷国務大臣 予算委員会当時御一緒だった中沢さん、また、先ほど私が申し上げた不幸な事故の地域で暮らされた委員が、今感慨深く石炭行政、石炭産業を振り返っておられる気持ちは、そのまま痛いように伝わるような気がいたします。  我が国の石炭政策は、昭和三十年代以降今日まで四十年の間、...全文を見る
○深谷国務大臣 中沢さんのお話を聞いていると本当にやる気が起こるという感じで、感謝をしています。  私の方は、この件に関しては、今お話のあった、石原都知事がディーゼル車についてこれから規制を行うという、その方から実はこの問題について関心を非常に持っておりました。  素人でにわ...全文を見る
○深谷国務大臣 石炭は、我が国の第一次エネルギー総供給量の一六%を占めています。ですから、中核的な石油代替エネルギーであるという位置づけでございます。しかも、その大部分は海外から輸入で賄っているということでございますから、世界の石炭の埋蔵量その他を十分に見ながら安定供給をどうやっ...全文を見る
○深谷国務大臣 採掘可能な埋蔵量といいましょうか、それは、世界全体での石炭というのは二百年以上ではないかなと言われていますね。一方、石油の方は、これも必ずしも正しいかどうか、石油ショックのときからあと何十年というのは数字は余り変わりませんから不思議なんですが、まあ四十五年とか五十...全文を見る
○深谷国務大臣 西委員の御指摘でございますが、そのとおりでありまして、まず、先ほどもちょっと触れましたけれども、石炭をこれから掘っていく可能性のある埋蔵量というのは二百年以上はあると言われています。しかも、先進国に幅広く分布するといったような、他の化石エネルギーに比べて供給安定性...全文を見る
○深谷国務大臣 我が国の石炭鉱業、戦後の日本経済復興に当たりまして、本当に枢要のエネルギー供給の役割を果たしてきたのであります。  石炭政策は、その石炭鉱業が経済的、社会的環境変化に対応すべく、昭和三十年代以降各般の施策を展開してまいったところでございます。この石炭政策は現在に...全文を見る
○深谷国務大臣 保安体制を確立するということは最も大事なことであります。  今も局長と児玉委員とのやりとりを聞いておりまして、例えば巡回検査等はやってきたということなんですが、結果的にはこういう事故が起こった。今回の事故の結果は、ただいま委員御指摘のように、これは鎮火した後に現...全文を見る
○深谷国務大臣 今私が、今後の具体的な、その勘定をどのように持っていくかについての答えは結論づけておりませんけれども、今委員御指摘の御意見はごもっともであると思いますから、有効に今後その御意見を踏まえて対応していきたいと思います。
○深谷国務大臣 この池島炭鉱の火災の鎮火を待ってというよりも、今の御提案というのはいずれにしても早急に進めるべきことだと思っておりますから、そのように指示したいと思います。
○深谷国務大臣 現在、完全鎮火に向けて作業中でございまして、一体この事故は炭鉱の経営にどういう影響を与えるのか、そしてお話のように、周囲の商店街や中小企業の経営にどう影響するのか、これはまだ現時点で判断することは困難であろうとは思いますが、例えば炭鉱経営に関してでございますと、今...全文を見る
○深谷国務大臣 平成四年度から開始した現行石炭政策、八年近くにわたる政策遂行の結果、各対策ごとに相応の成果が得られた、政策を円滑に完了し得る状況になっているという答申をもらっているわけであります。  そこで、少し個々にわたりますけれども詳しく申し上げますと、まず、石炭鉱業構造調...全文を見る
○深谷国務大臣 石炭鉱業の構造調整の完了等に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  現行の石炭対策は、九〇年代を石炭鉱業の構造調整の最終段階と位置づけ、平成四年度以降、石炭鉱業の構造調整等を図るため所要の措置を講じてまいりま...全文を見る
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○深谷国務大臣 この種のカードは、私も、がまぐちにいろいろ銀行の方は持っておりますけれども、この裏の指紋というのはちょっと……(河村(た)委員「裏はちょっと別で、前だけで結構です」と呼ぶ)そうですか。いろいろな種類のカードというのは持っていますから、これに関しては、韓国字で特に読...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、行政の簡素化からいきましても、こういう時代の流れかと思っています。そして、何よりも大事なのは、これで国民の皆様にどういう行政サービスができるか、そしてあわせてプライバシーの問題を確保できるか、こういう問題は残っておると思いますが、その行政サービスを徹底してい...全文を見る
○深谷国務大臣 結構でございます。
○深谷国務大臣 御指摘のパンフレットの作成に当たった当時の関係者に、私は当時は関係していませんでしたから、いろいろ調べさせました。  そうしましたら、博覧会の開催に係る国際的な誘致活動で本博覧会を紹介する資料として活用するために、平成八年の十一月ころから英語のパンフレットの作成...全文を見る
○深谷国務大臣 当時の状況について私どもが詳細を調べたのは、今のお答えの範囲でございます。  ただ、私が見ましても、何で英文と和文が違うのだ、もっときちんとつくるべきであった、そういう思いは率直に持っています。  そして、私は、これをすべて合わせて比較をしてみました。そうしま...全文を見る
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○深谷国務大臣 現下の我が国経済は、各般の政策効果などにより、緩やかな改善を続けているものの、設備投資の落ち込み、高水準にある失業率など、民間需要の回復力は依然として弱く、いまだ予断を許さない状況にあります。  このような厳しい状況から脱却し、景気回復の一段の推進を図るため、昨...全文を見る
○深谷国務大臣 西川委員のお気持ちというのはよくわかりますが、今度のこのリサイクル法は二〇〇一年から始まるわけですけれども、まだこれからスタートでありますので、一応どこまでが可能かということを検討し合いながら枠組みをつくってまいりました。  おっしゃるように、私は、それを超えて...全文を見る
○深谷国務大臣 廃家電製品から部品とか材料を分離して、これを新たな製品や部品または材料としてみずから使うか、あるいはそれを売る、そういうのを御存じのように再商品化と言っています。  一体どこで区分けするのか。いろいろな議論があったんですけれども、やはりお金を出して買い取ってくれ...全文を見る
○深谷国務大臣 通産省としては、ストックオプションの制度を利用しやすくするためにいろいろな改善を行ってきて、産業再生法では特定の子会社の従業員等への付与とか、あるいは新事業創出促進法でベンチャー企業を支援する外部の人への付与とか、随分特別措置を講じてきております。これはますます伸...全文を見る
○深谷国務大臣 いずれにしても、今申したように、どうやったらいい制度になるかということはたゆみなく検討していかなければなりません。今のせっかくの御意見でありますから、担当者に検討を急ぐように指示したいと思います。
○深谷国務大臣 まず申し上げられることは、民間金融機関がどんな中小企業に対して貸し出しをやっているか、そういう具体的な調査というのをやらなきゃならぬと思うのですが、通産省としては、毎月四千三百社ぐらいの中小企業を対象にして、中小企業への貸し出し姿勢の実態調査というのをやっています...全文を見る
○深谷国務大臣 金融危機が起こりました一九九八年、その貿易高は約五千百億円、九七年に比べて一六・六%減少。昨九九年は四千八百億円で、九八年に比べると四・四%の減。我が国のロシアへの投資というのは累計で約一億二千万ドルでありますが、日ロ関係の貿易その他は後退しているというのはもうお...全文を見る
○深谷国務大臣 小渕総理は、エリツィン前大統領とかプチン首相との会談、首脳レベルの会談というのは緊密に行うということで、実際やってまいりまして、そういう意味での経済関係の、日ロの関係を発展させるために努力してきた。お話しのように、閣僚レベルでもそうでございますし、貿易経済政府間委...全文を見る
○深谷国務大臣 これはもう委員のおっしゃるとおりで、そういう広い視野に立って物を考えていくということが大事だと思います。そういう意味では、通産省の今までの状況についても、もう一回深く考えながら、どうやったら総合的な協力関係ができるか、よく見守っていきたいと思います。
○深谷国務大臣 日ロ貿易投資関係が低調である中で、企業が対応していくために組織面でどうやって考えるかというのは、それぞれの工夫があるだろうと思うのですね。  今、私どもが、どんな状況かと調べてみますと、例えば七大商社というのがありますけれども、そこの延べの事務所数が十七から十四...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほど、通産省としてはもっと積極的にやっていくべきだということのお話についてきちっとお答えしていなかったので、まずそこから申し上げたいのですけれども、我々としては、日本の制度や企業経営に関する知識をロシア側に移転してロシアの経済改革を円滑にしていくことが大事だと思...全文を見る
○深谷国務大臣 中国とロシアの政府を中心として、東シベリアの天然ガスの開発それからパイプライン、どうやって運ぶかということを議論しているようでございまして、これは大変重要な、また、私どもにとっては大きな関心事でありまして、我が国としては、今石油公団がその話し合いに参加しているとい...全文を見る
○深谷国務大臣 図們江開発というのは、そのかかわりのある地域だけのことでなくて、北東アジア地域全体の平和と発展につながってくるだろうというふうに思います。だから、有意義な国際協力のプロジェクトだと考えます。  今、UNDP、お話しの国連開発計画のイニシアチブで北東アジア開発銀行...全文を見る
○深谷国務大臣 よく検討させたいと思います。
○深谷国務大臣 簡単に申し上げますけれども、日本は、エネルギー供給という点では、本当に残念なことに外国から求めなきゃならぬという環境にあります。石油の状態も、値上がりするとか、いろいろな制約がある。そういう中で、一方で新エネルギーの開発等も急いでおりますけれども、経済性、安定性、...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどの質問の中にも、民間金融機関の貸し渋り状況はその後どうなっているかという質問がありました。私たちは、利用者の側のアンケート調査を毎月とっておりますが、それでいくと、だんだんに少なくはなっています。貸し渋りが多いというお声から、だんだんに減少傾向になって、やや...全文を見る
○深谷国務大臣 政府系金融機関といえども、その貸付原資を財投資金の借り入れなどの公的な有償の資金に頼っているわけですから、そういう意味では、償還が確実に行われるということを十分頭に入れておかなければならないことは、これは当然のことだというふうに思います。  しかし、民間の金融機...全文を見る
○深谷国務大臣 私たちは常時、政府系金融機関が我々の意思を体して中小企業の味方になって対応するようにということは指導してきているつもりでございますが、昨年、中小企業政策というものを打ち立てて、国民の皆さんに理解していただいて、中小企業に活力を持っていただくために、この三カ月間、大...全文を見る
○深谷国務大臣 例えば保証協会の窓口で不親切だという声がありましても、個々に私がかけるわけにいきませんけれども、役所の担当者には、具体的な話があった場合にはすぐ指示を出しますし、また、先ほど申したように、全国の会長を呼んで檄を飛ばしたという具体的なこともやってきましたし、そういう...全文を見る
○深谷国務大臣 個々の問題になりますと、どういう背景で実際にどんな中身かがわかりませんから、正直申し上げて答えることはできませんけれども、他のところで貸してくれるのに国金ではだめだったというのでは、いささかおかしいなと私も思います。  ただ、まことに申しわけない、責任回避じゃな...全文を見る
○深谷国務大臣 要するに、例えば今たまたま信用保証協会が出ましたけれども、貸し出す場合の要件は、とにかく、貸し渋りに遭っている中小企業の皆さんですから、できるだけ積極的にお貸しをしていくようにしよう、そのためには、今までのようにあれはだめ、これはだめじゃなくて、だめなのはこれだけ...全文を見る
○深谷国務大臣 一層努力いたします。
○深谷国務大臣 平成九年度にこの制度はスタートしたわけです。税制の現在までの確認書の交付件数というのは六十九件ぐらいあります。  これは、制度導入以来まだ二年程度しか経過していないということもありますし、対象が設立五年以内というふうに限定した企業である、それから、恩典が譲渡損失...全文を見る
○深谷国務大臣 去年の三月に通産省が行いました日米の電子商取引の市場規模調査、これは一九九八年度の企業—消費者間の取引、BツーCの市場規模ですが、我が国は六百五十億円、アメリカは二・二五兆円でございますから、相当な開きがあります。  このような差があるというのは、一つには、バブ...全文を見る
○深谷国務大臣 島委員とか茂木政務次官あるいは小坂政務次官、ちょうど我々の一代か二代ぐらい若い方たちがこの専門だなと思ってさっきから耳を傾けていまして、我々の方は、私自身もインターネットを最近始めたばかりという大変お粗末で恐縮に思っています。  課税問題というのは各国で議論が起...全文を見る
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○深谷国務大臣 大村委員が一生懸命頑張っておられたという姿は、私どもかねがねよく存じ上げておりまして、その御苦労に心から敬意を表したいと思います。  二百三十七団体及び八十八市町村が挙げて万博誘致で愛知県で立ち上がられて、数々の動きの中で、ついに、平成九年にモナコで劇的な決定を...全文を見る
○深谷国務大臣 BIEのそのときの御意見は幾つかあるのです。  具体的に申しますと、博覧会の内容は、跡地利用を含めて博覧会のテーマにふさわしいものであることが大事ですよ。二つ目は、博覧会の計画について、自然保護団体を含め、幅広くさまざまな意見を持った人たちと十分なコミュニケーシ...全文を見る
○深谷国務大臣 愛知県の皆さん方がこの万博を計画して進めてくるに当たって、やはり一番大きなテーマにしたのは、自然の叡智、自然との共生、そういうテーマでございました。  今委員が言われるように、これからの時代を考えると、自然と人間がどうやって共存していくかということはとても大事な...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、大村委員の御発言というものは大変傾聴に値することだと思っています。そういうことも含めて今検討しておりますので、どのような形でいつごろまとまるのか、私も深い関心を持って見詰めていきたいというふうに思います。  やはり、跡地の問題と海上の森の問題が一つになって...全文を見る
○深谷国務大臣 オオタカの営巣の確認を契機に、環境への配慮から青少年公園への会場拡大を図るなど、大幅な変更をしたんですね。その閣議了解に沿って、博覧会協会が環境影響評価を実施しているわけです。昨年の十月には、御存じのように協会から環境影響評価書というのが提出されました。これに対す...全文を見る
○深谷国務大臣 国と県と万博協会、この三つのグループが本当に力を合わせないとすぐれた万博を実現させることは困難であることは、もうそのとおり。今まで、そういう点で十分かと言われたら、十分であったらこういうような動きにならなかったわけですから、やはり反省するところが非常に多いのではな...全文を見る
○深谷国務大臣 まず第一に、田中委員が言われるように、ゴルフというのはやはり国民の健全なスポーツでありますから、本当に和やかな形でゴルフ場経営もゴルフ会員もともどもに健全に進んでいくことが一番望ましいことだ。私は余りゴルフをやる機会がありませんし、下手くそなんですけれども。  ...全文を見る
○深谷国務大臣 本当に、田中委員指摘する社会的な問題になりつつあるという認識はあります。  ただ、非常に難しいなと思いますのは、この預託金返還の問題等を含めて、これはもともとが、経営者と会員との間で完全に適切に解決されるような、そういう組み合わせになっています。法律改正の話も出...全文を見る
○深谷国務大臣 余計なことですが、むしろそういう議員の、超党派の議連の動きは望ましいことだと私も思います。
○深谷国務大臣 あなたが石油担当の当時実務者で、よく詳しかったということも報告を受けていますが、それだけに御理解いただけるのではないかと思うのです。  サウジと日本の交渉というのは、厳密な意味ではアラビア石油の交渉ではないわけでありまして、アラビア石油という企業は、サウジアラビ...全文を見る
○深谷国務大臣 私たちにはあるのですが、少なくとも社長がきのう最終的な話をした中に、もう一回時間を延長してでも協議をしたい、交渉したいということを申し入れたようですが、向こうは、もうそれはだめだということのようでした。
○深谷国務大臣 いろいろな角度から、どういう形ならできるんだということを、また採算性があるのかということの調査もやったわけですね。その結論から言うと、まず第一は採算性がない。そしてまた、国内で、投資をする、それに参加するあるいは主導的にやろうという企業はないか。これも随分広く検討...全文を見る
○深谷国務大臣 毎年百億円ぐらいはかかる、そしてサウジアラビアはノーコストだ、これは明確に言われておりました。
○深谷国務大臣 そうです。先方は経営に参加するということも全然考えておられないわけですよ。とにかく鉄道を引いて、それらを維持していくためにも毎年百億かかるという話も言われて、ノーコスト、こう言うんですから、ちょっとそれ以上対応のしようがない。何かありましょうか。
○深谷国務大臣 アラビア石油の社長の交渉の中にはいろいろな提案がありますが、守秘義務がありますから私から申し上げることはできませんが、考えられることはかなり考えて私たちも対応したつもりでおります。
○深谷国務大臣 私は、日本が、資源のない国ですから、いろいろな地域から石油を買っていかなければならない、そのための、それぞれの地域との、国と国とのかかわり合いを友好にしていく、そういう意味では常に安全な体制をとっていく、その努力をずっと続けていくべきだと思いますが、そういう中で、...全文を見る
○深谷国務大臣 現実問題として、ではアラビア石油が第一次、第二次石油ショックのときにどんなふうな状況であったかというのはあなたも御存じのとおりでございまして、パニックを防ぐだけの力があったわけでは決してありません。やはり私たちは、自主開発原油というのがあるということは一つの支えで...全文を見る
○深谷国務大臣 ありません。
○深谷国務大臣 サウジと日本の友好関係を続け、石油の供給を維持していきたいと考える通産大臣としては、ただいまのようなお話に対して、あえてコメントすることは避けるべきだというふうに思いますが。
○深谷国務大臣 公式に言葉であらわすことが難しいというふうに受けとめてください。
○深谷国務大臣 サウジと日本との関係が最大の私どもの心配の種であります。それは、一日百万バレルという石油を供給してもらう、売り手であり、買い手でありますからね。それはサウジ側にとってもそうだろうと私は思うのですよ。百万バレルという大きな買い手が今すぐいるわけではありませんから。そ...全文を見る
○深谷国務大臣 いや、それは無理してそこへ結びつければそうも聞こえるかもしれませんが、くどいようですけれども、私は、自主開発というのは大事なもので、支えの一つなんだと申し上げておるのですが、大パニックが起こったときに、そのときに全面的に支えるような力は期待できないと申し上げている...全文を見る
○深谷国務大臣 ヒトゲノムの解析については、国際競争が非常に激化している、そういう中で、国を挙げて一体的な取り組みをしていこう、小渕総理の主導でミレニアムプロジェクトというものをまとめて、その中でも、特に高齢化分野で、関係省庁間の連携のもとで、ヒト遺伝子の機能の解明を中心とする産...全文を見る
○深谷国務大臣 予算の中に、この予算はむだであるというような予算はないはずでありますから、そこはむだだからこっちへ持ってこいということは、それはできないことでありますが、それよりも、これらの今の新しいバイオテクノロジーの分野というのは非常に大事であるという認識からスタートしている...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、今の政府参考人の答弁が適切だと思っていますが。
○深谷国務大臣 小沢委員がじゅんじゅんといろいろな分野で御発言なさっているのを、さっきからしっかり聞いておりました。最後の御指摘の、我が国の経済を活性化させるためには構造改革が絶対必要だというのは、おっしゃるとおりであります。  そこで、例えば、産業再生法の制定による企業の関連...全文を見る
○深谷国務大臣 二〇〇〇年を迎えるときに徹夜で対応しまして、万全を期して、おかげで格別な問題もなく過ぎてほっとしていますが、おっしゃるとおり、うるう年のこの二十九日というのは非常に重要でありますから、それに準ずる態勢をとって万全を期するようにしているところです。
○深谷国務大臣 承知しました。
○深谷国務大臣 おっしゃるとおりかもしれません。その側面はあったと思いますね。それは、サウジアラビアとしては、アラビア石油では資金的に難しい、この更新の機会に日本の政府を相手にした方が出てくるのではないか、そういう判断はあったかもしれません。  しかし、それは先方の判断でありま...全文を見る
○深谷国務大臣 お断りしますけれども、買ってやっているんだとか、買う立場が有利だというふうな、そんな思い上がった考えは日本政府にはありません。むしろ、資源の少ない日本としては、供給をずっと安定的にしていくということが最大の課題ですから、そういう意味では、サウジとしっかり友好を続け...全文を見る
○深谷国務大臣 小渕総理がアブドラ皇太子とお会いするとか、あるいは通産大臣が毎年行くというのは、アラビア石油の問題だけではありません。それよりもはるかに大きな、一日百万バレルを供給してくれているというサウジアラビアの存在の重要性、それを考えてのことですから、もちろん全く考えないと...全文を見る
○深谷国務大臣 あちらが鉄道を引くのは当然だと言うその背景は、石油は国民のものだというのはあるかもしれませんが、重質油を出しているので損失がある、その補てんをしろ、こういう言い方が中心だったですね。だから、あなたの言っているのとちょっと違うんです。  それからもう一つは、ナイミ...全文を見る
○深谷国務大臣 そんな単純に思っていないですよ、基本的に。  いろいろな角度から考えているので、日本はお得意さんだから大丈夫だろうなんて、そんな簡単な形で貿易関係から石油関係を議論を進めることは不可能ですから、これは国を挙げて、当然のことですが、総理とも相談をしたり、宮澤大蔵大...全文を見る
○深谷国務大臣 まず第一に、この問題は総理大臣とも外務大臣とも大蔵大臣とも当然議論をし、煮詰めた話で、そして通産大臣がこの所管の大臣ですから、私が窓口になるというのは当然のことなんです。しかも、日サの関係で、今度の交渉の中心はエネルギーですから、エネルギーをどうするかということは...全文を見る
○深谷国務大臣 それはそのとおり。だから、これは政府挙げてやっていますから。
○深谷国務大臣 お尋ねしたいんだけれども、あなたは、二千億、三千億かかるお金を上げろという考え方ですか、基本的に。
○深谷国務大臣 石油公団からお金を出すとか出さないという問題の前に、この鉄道が経済性があるのか、本当にプラスになるのかという判断が一方にあるんですよ。我々の場合には、採算性が合わないであろうという調査の結果が出ているから、石油公団であれ国のお金であれ、現金で渡してどうぞというわけ...全文を見る
○深谷国務大臣 もう一つ申し上げたいんですけれども、あなたの主張は、やはり自主油田というものを考えろというお考えでしょう、基本的には。(中山(義)分科員「効率よくですね」と呼ぶ)効率よくね。そのためには、どういうところでどういうものがとれるかということを世界的な視野でいつも探鉱、...全文を見る
○深谷国務大臣 国民に一つ一つ問いかけて進めていくということは民主主義としては大事ですけれども、事実上はなかなか不可能に近い。そこで国会というのがあるわけですね。だから、国会の審議を通じてきょうのような議論が繰り返されるということがとても大事です。ただし、いろいろな国々との交渉の...全文を見る
○深谷国務大臣 あなたの気持ちがよくわかりました。ありがとうございました。
03月01日第147回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(深谷隆司君) 御案内のように、石油公団のあり方につきましては、平成九年の決算委員会で集中審議が行われて、そして堀内大臣のもとでさまざまな問題点が指摘されて、通産省といたしましては、それらの指摘につきまして、まず省内に検討する委員会をこしらえ、そしてさらに外部の有識者も...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 子供のころに水を電気分解すると水素と酸素に分かれた、それを全く逆にすると水と電気が生まれる、これを利用したのが今お話しの燃料電池でございます。  大変新しい発想でございますし、外国でも進んでいますけれども、日本ではトヨタが既にこれを車に利用しようという...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) メタンハイドレート、これは低温高圧のもとで氷にメタンガスが閉じ込められるという、そういう状態で、言ってみればシャーベットみたいな感じらしいんですが、海底のまたその下にあるわけでございます。この間、御前崎で実験をいたしましたら取り上げることが成功したという...全文を見る
03月02日第147回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(深谷隆司君) 五〇年代当初のころの開業率というのは大変高いものがありました。ところが、近年非常に下がってまいりまして、廃業率の方が上になってしまった。今ある数字でいきますと、廃業率が三・二%、創業率が二・七%、これではどうしても活力がわいてこない。アメリカの今日の景気...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) おっしゃるとおり、新しい事業を起こす場合の問題点はたくさんありますけれども、一つは資金面が大きいです。それから二つ目はやっぱり人材面、三つ目はノウハウといいましょうか、これらのものが総合されて用意されませんと新しい企業というのは生まれてまいりません。 ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今手持ちにありませんが、非常に少のうございました。
○国務大臣(深谷隆司君) 科学技術を振興させていくために小渕総理も大変力を入れておりますが、具体的に申しますと、国立研究所の基礎的研究資金、これは四十五億円、前年度三十七億からは少しふえました。それから、新規産業創出型産業科学技術研究開発制度、これは二十六億円から三百十五億円と大...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) いろんな研究が進んで、例えばバイオの研究で遺伝子の組みかえ等々が発明されますと、それが限りなくいろんな特許に広がっていくんですが、その一番もとになる特許をとれるかとれないかで将来が決まるという、そういう意味合いから委員の御指摘はまことに正しいと思います。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員御指摘のように、特許を審査請求して、かつては六十万件ぐらい滞貨がありました。それを昨今ずっと切り詰めまして、ようやく滞貨が三十万件ぐらい、半減したわけです。大体一年に審査請求の来るのが二十一万件ぐらい、今処理能力が二十三万件ぐらいですから、そういう意...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 従来、ビジネスの方法についての特許というのは本当に考えられなかったのでありますが、今はコンピューター、インターネットを通じて取引をするとか、そういう世界が始まりまして、これらのインターネットやコンピューターを介在とするビジネスについての方法に関する特許と...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員がサマータイム導入で熱心におやりになっておられること、敬意を表します。  地球温暖化対策推進大綱に基づいて、地球環境と夏時間を考える国民会議、そういうのができて、各方面からの意見を聞きながら、去年の五月に報告書をまとめた。その中には、特にエネルギー...全文を見る
03月03日第147回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどから委員のお考えも含めて、また大蔵大臣、経済企画庁長官のお話を承っておりました。  日本の経済全体の流れは、今お話がありましたように、小渕政権が誕生して各般の政策を次々と打ってきたこと、あるいはアジアの経済が極めて好転していることなどを背景にして...全文を見る
03月06日第147回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
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○深谷国務大臣 過日、池島炭鉱問題について、大臣としての決意を公にしたいと考えてあのような内容の発表をいたしました。  簡単に申し上げれば、今まだ鎮火していない状態でございますが、そういう中でもさらに二次災害、拡大することが心配でございますので、例えば水の噴霧装置を八倍ぐらいに...全文を見る
○深谷国務大臣 この間、委員からこの問題についてお話がありまして、私も大変関心を持ってあれからいろいろ勉強させていただいて、ジメチルエーテルのこれからの見通し等についていろいろな角度から意見を聴取しておるところでございます。今、北畑部長からもお話をいたしましたが、多分、一緒に勉強...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどもお答えいたしましたが、委員御指摘のように、池島炭鉱については、現在まだ鎮火されていないという状態ではございますが、鎮火を待って対応するということではいかにも間に合いませんから、今日の状態の中で、今やれることはすべて行う。  その場合に、財政的な対応も含め...全文を見る
○深谷国務大臣 昨今の経済状態のもとで、産炭地域の市町村が非常に厳しい経済環境に置かれていることは十分承知しています。委員御指摘のように、過疎法、地対財特法といったような今までの形が終わるということに対しての御懸念というのは大変おありであろうというふうに思います。  そこで、こ...全文を見る
○深谷国務大臣 NEDO鉱害本部での累積鉱害の解消に向けた取り組みが懸命に行われているわけでありますが、平成十三年度末でもそのための職員が多数在籍するという見込みでございます。数をちょっと調べてみましたら三百十八人ですが、十三年度末で自然の退職が三十二名、それから出向している人を...全文を見る
○深谷国務大臣 今茂木政務次官から申しましたが、西委員が専門的な知識を駆使されて、傾聴に値する御発言、ありがとうございます。  ハイテク技術を活用した石炭ガス化発電、これは日本でも進めておりまして、二〇〇八年度を目標に二十五万キロワット級の実証プラントによる研究開発を行う予定で...全文を見る
○深谷国務大臣 委員御指摘のように、石炭が一次エネルギー総供給のうちの一六%を占めている。これは、新エネルギーを今一生懸命やりながらもまだ非常に少ない現況から比べますと、圧倒的な力を持っていると言うべきだろうと思います。そういう意味では、二炭鉱しか残されませんけれども、石炭のこれ...全文を見る
○深谷国務大臣 池島炭鉱であのような事故になりましたけれども、人的な災害がないこと、第二次災害が目下抑えられていることなど、今のお話の、古い時代の悲しい出来事を振り返りながら、随分形は違うなということを改めて思いました。  いずれにしても、今二つしか残っていないわけでございます...全文を見る
○深谷国務大臣 今までの石炭をめぐる長年にわたっての議論の中で、ただいまお話しの、内野教授を初めとするさまざまな方々の非常に重要な発言があったことは私どもも承知しております。  今幾つかの点の御指摘がありました。世界のエネルギーの必要性というのは一層増大していく、とりわけ発展国...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほど長官からもお答えいたしましたが、石油の価格が最近ずっと上がっている。私の記憶が正しければ、昨年OPECが一六%の減産を決め、それを確実に守ってきたということが大きな理由であり、また、アメリカの寒波等が影響した、そこに、委員御指摘のような金融取引の対象にしてい...全文を見る
○深谷国務大臣 日本の国内の石炭をもっと掘っていこう、一方にはそういう意思があったのでありますけれども、我が国の場合には、断層が多いなど採掘条件が極端に厳しいために、そしてその経済性や開発の問題を考えると困難である。そういう中から苦渋の選択として、今日の二つの炭鉱を残し、そこで技...全文を見る
○深谷国務大臣 平成九年十二月十一日のこの石特委での決議文を改めて読ませていただきました。  その当時は、電力業界の国内炭の購入価格の問題が中心でございました。しかし、それは、価格の問題は落ちついたわけでありますが、この最後に残された適正な位置づけということについて一体どう対応...全文を見る
○深谷国務大臣 中西委員が筑豊というまさに文字どおり地元で苦労なさっておられますから、恐らく我々が、特に私の場合は都会の人間でありますから、余りよくわからないであろう、そういう思いを持たれることは必然であるかなとは思いますが、現行の石炭政策は、各対策ごとに相応の成果を上げてきて、...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほど来、委員の御質問に私ども答えてまいりました。その答えたことを誠実に実行するというのが我々の務めでございます。その覚悟で臨んでまいります。
○深谷国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、今後とも石炭対策の完全なる実施に向けて全力を尽くしてまいる所存であります。ありがとうございます。(拍手)
03月09日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第1号
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○国務大臣(深谷隆司君) おはようございます。  第百四十七回国会における経済・産業委員会の御審議に先立ち、今後の通商産業行政を行うに当たっての私の所信の一端を申し述べます。  今年は、西暦上新たな千年紀を迎える節目の年であります。我が国は、みずからの将来に対していまだ十分な...全文を見る
03月09日第147回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(深谷隆司君) 廃棄物対策とリサイクル対策は密接に関係しておりまして、循環型社会の構築ということはとても大事でございますから、三重野先生御指摘のように、これらを一体的にとらえて進めていくということが極めて重要だと思います。  また、廃棄物処理、リサイクル産業は、循環型...全文を見る
03月10日第147回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○深谷国務大臣 今まで予算委員会の質問を受けておりまして、終わって真っすぐ飛んでまいりましたが、ややおくれて恐縮でございます。  中小企業指導法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  今日、景気は緩やかな改善を続けているとはいえ、なお...全文を見る
03月10日第147回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(深谷隆司君) 我が国が資本主義国家を目指し、個人の創意工夫、そして自由活発な経済活動が十分に認められるような環境をつくっていくという、その考え方は先生の御指摘のとおりでございます。  ただ、今我が国の経済を取り巻く国際的な環境というのが非常に大きく変化しております。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 一番最初の、護送船団方式を変えていくというのがアメリカその他外国からのさまざまな動きの中から生まれたのかということでありますが、必ずしもそうではありませんで、今日の時代、特に二十一世紀に向けて我が国はどのような産業経済活動をしていくのか、その背景の政治や...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 新しい産業を創出させるということはとても大事なことで、委員がお考えになっていることと私どもは全く一致しております。  この十年の間にアメリカ経済が非常に進展した、日本はその反対であったんですけれども、圧倒的な幾つかの条件の中の一つは、アメリカは開業率、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 新たな産業分野を創出して雇用機会の拡大を図るという上でも、女性を含む多様な事業者による活発な創業の促進というのは大事なことだと思います。このために、私どもといたしましては、今年度、女性起業家のための低利貸付制度、中小企業金融公庫あるいは国民生活金融公庫等...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 従来型の大量生産、大量消費、大量廃棄、この状況から脱却していかなければならない。そういう意味では循環型経済社会を構築することは極めて重要だと思っています。  現行のいわゆるリサイクル法、再生資源利用促進法でありますが、これは製紙メーカーが古紙を原材料と...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 具体的な事実関係は担当者から報告した方が私はより正確だと思うのでそう申し上げたので、別にあなたの質問を回避するつもりは全くありませんので、誤解のないように。  昨年の十一月一日に、関西電力から、まず最終報告書というのが出たんです。その十一月一日の最終報...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま申し上げましたような内容の経緯は私が御説明したとおりでありますが、その後の経緯については長官から報告させます。
○国務大臣(深谷隆司君) 安全宣言をしたということについての経緯は長官が今申し上げたとおりであります。  ただ、このBNFL社の今日までの歩み、特に最近になって明白になってきたのでありますが、まことに許されざる状況であるというふうに判断をしておりまして、その点については関西電力...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) どこに移すのかちょっとわかりませんけれども、私どもはエネルギー政策を担当している役所としてあらゆる対策の中で万全を期すということは当然のことであります。  先ほど、先方からの手紙が来たではないかというお話でありましたが、何回も繰り返すように、たまたま関...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどもお答え申し上げたように、清水委員からの要請で、別に渋々出したわけじゃなくて、即座に出しますとお答えして提出したわけでありますから、そこのところはやや御発言は違うのではないかというふうに思います。  それから、BNFL社との取引の関係については、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) これからの検査制度をどういうふうに見直そうかという話であろうと思います。  今までの形というのは、入ってきたものについて外観を見る検査というのが一つ、それから品質管理のデータを書類上できちんとチェックするというのが二つ、これが主でございました。  と...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどから委員の御発言を聞きながら、私どもが今やろうとしているのは、地球環境ガバナンスの視点から貿易保険の場合に環境ガイドラインの作成をどうするかということでございます。  貿易保険の引き受けに当たって対象とするプロジェクトの実施者による環境配慮という...全文を見る
03月13日第147回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(深谷隆司君) 昨年、臨時国会を中小企業国会と名づけて各般の政策を皆さんの御協力をいただいて立てさせていただきました。そのことで徹底して国民の皆さんにまずわかっていただこう、とりわけ中小企業の皆さんにその政策の中身、またこれを活用していただこうというので、この一月から三...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 愛知万博は、そもそも住民及び愛知県全体の多くの意思をまとめて実現するということでスタートをいたしました。さまざまな経緯を経ましたけれども、途中で、自然との共生とか「自然の叡智」というこのテーマに合うように、いろんな御意見を伺いながら愛知県も万博協会も我々...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昨年BIEの議長及び事務局長が日本においでになりましたときに、通産省あるいは愛知県万博協会との話し合いの中で、十分に理解が行き届いていないという、そんな印象を持ちました。そこで、私どもといたしましては、担当大臣として現地の視察をしたり、あるいはBIEに対...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 過日、一部の新聞で大きな見出しでそういう記事が出たようでありますが、その後、県議会の知事の答弁の中で、今現在そういうような結論に至っていないという旨の訂正の発言があったやに聞いております。  恐らく、あらゆる角度からただいま検討を重ねているときではない...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私も海上の森に視察に参りまして、かつて戦争が終わった後に、全く丸坊主であった山を地域の皆さん方が一生懸命苗木を持っていっては植えていって今日のような状態をつくったというふうに伺いました。まさに人々がつくり上げた自然の環境が今の海上の森ではないかと思います...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第2号
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○国務大臣(深谷隆司君) サウジアラビアは世界最大の石油産油国でございます。また、中東産油国の中でも盟主といいましょうか、大きな力を持っている。我が国に対しては百万バレルという大きな石油の供給国でもあるわけであります。  そういう中で、アラビア石油がいわゆる日の丸石油として今日...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 冒頭申し上げましたように、アラビア石油は一企業でございます。ですから、本来、サウジアラビアと交渉するということでございます。  ただ、いわゆる自主開発という点からいきますと、アラビア石油の存在が大きいという認識は私どもは持っているわけでございます。我々...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この話については、先方にもよく申し上げたのでありますが、私どもが日サとの関係をよくするという点で話し合いは進めていますけれども、やはりアラビア石油との関係がきちんとされなければ話にならないということも申し上げておりました。だから、この投資をこのまま目下の...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先生が御懸念なさるお気持ちはよくわかります。  ただ、交渉の過程の中で、日サの環境を整備するために我々はやっているんだと。そして、結果においてアラビア石油が存続するということがそのまま日サの関係が円滑に進むことなんだと。したがって、それを先方は十分に考...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) これは大変難しい御質問だと思いまして、といいますのは、かなりサウジアラビアで基本的に考える事柄があったのではないか。つまり、その交渉の過程を、アラビア石油とサウジとの交渉の過程を聞いておりましても、サウジアラビアとアラビア石油はいろんな煮詰めた話はしてい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 何よりも最も残念なことは、我が国は石油という資源を全く持っていない、全くと言っていいぐらいないという、そういう非常に残念な地理的な条件のもとにあります。そして、エネルギー供給に関して申し上げれば、石油依存度というのが圧倒的に多い、その大部分は輸入に依存し...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 足立委員が御指摘のように、石油ショックがありました後、一方の地域に偏した石油の輸入から形を変えていこうではないかというのでかなり改善された時代がございました。そして同時に、シベリアとか中南米とかいろんな地域に石油を求めていったわけでありますが、結果におい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 本当のところは申し上げたとおりが全部本当なのでありますが、今までも長期エネルギー見通しについてはその時代時代に検討を加えてまいりました。近年は四年間ぐらいをあけておりますが、そうでない時代は一年とか二年という、そういう期間で見通しの検討はやっておりました...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 電力の自由化を含めて、やはりエネルギーの供給というのを安定的な形に持っていかなければならないというのは必然であろうというふうに思います。そして、例えば自然エネルギー等についても電力会社に買っていただくとかいうような形で、それは一方においては自然エネルギー...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 電力の小売供給の部分自由化は今月の二十一日からスタートしたばかりでございます。この部分自由化は、今いみじくも議員が御指摘でございましたように、エネルギーの安定供給と地球の環境の保全、この二つにどう整合性を持たせるかということが非常に大事なことであることは...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 買い取りを義務づけるということを極端な形で強力に進めることは、目下慎重でなければならぬという意味であります。
○国務大臣(深谷隆司君) 今、国内炭のお話が出ました。現在も石炭鉱業の構造調整のために十三年度まで引き続いて引き取りをお願いしているところですが、十四年度以降は十八年度末まで炭鉱技術移転五カ年計画というのを立てましたので、それを遂行するために、これは引き取り価格を下げながら御協力...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) エネルギーの今後の問題についての検討を加えるということを申し上げた際に、新聞記者の諸君から今のような質問がございました。二十基、まあ十六基から二十基と言ってきたわけですけれども、これを減らすのかと。しかし、これらを減らすかどうかを含めて検討するんだという...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) エネルギーの長期見通しを含むさまざまな議論の中に、原子力発電所が一体この目標に当たってはどのような数になるかという、そういう検討も当然加えられますと、そういうふうな現時点では申し方をいたしております。
○国務大臣(深谷隆司君) 当然のことながら、ユニバーサルサービスは配慮していかなければならない問題だと思っています。委員御指摘の御意向を踏まえた形で進めていくということでございます。
○国務大臣(深谷隆司君) 例えば全国共通の低料金とか、あるいは安定供給だとか、そういう原則をきちんと守っていくということはもう大変重要なことでございます。私は、いわゆる公益課題としてもユニバーサルサービスというのは重要であって、先ほども申したように、恐らく委員のお考えと一体だと思...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 我が国はエネルギーの、石油でいいましてもほとんどを外国から輸入しなければならない。大変エネルギーに関しては脆弱な国であるということは残念ながらそのまま今日も続いているわけでございます。そういう中で、COP3等々で決めた地球温暖化対策、環境改善等々にどうこ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 省庁再編の流れの中でこのような形になっていくということはそのとおりでございますが、逆に言えば省庁再編のこの機会に、きちっとしたものをつくっていくということは大事なことだと思います。そういう意味では、本日の委員の御発言についてはきちっと受けとめて対応してい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 当然のことでありますが、一国の総理大臣としてエネルギー政策に関して非常に深い関心を払っておられて、常々私どもにその対策についてのお話がございます。また、御本人も、昨年十二月は伊方原子力発電所を視察なさったり、積極的な行動をしております。  そういう小渕...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども足立委員にお答え申し上げたのでありますが、エネルギーの問題に関していいますと、需要と供給面でこのところかなりさまざまな変化があったというふうに考えます。  例えば、景気の低迷の影響で九八年度のエネルギー消費というのは産業部門が大きくマイナスにな...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 記者会見のときの言葉足らずだったかもしれませんが、私はエネルギーの今日までのいわゆる審議会として大臣が諮問しておりました総合エネルギー調査会をそのまま考えておりました。ですから、とりあえずはまず政策の検討に向けた準備作業を直ちに開始する、その後は関係の有...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 重要なエネルギーに関する調査とか審議を意見具申していただくということで、私どもはこの調査会の御活躍を今までもいただいてまいったわけであります。  一方、エネルギー政策を立案して実施に当たりましては、エネルギー安定供給の確保とか地球温暖化への対応等々を十...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 基本法の制定についての御意見がありました。これは一つの貴重な御意見としては承っておきたいと思いますが、要は国会での議論を十分に尽くすということが非常に大事であり、それを踏まえて各種の要請にこたえるようなエネルギー政策の検討を進めていくということが大事では...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 自然エネルギー促進議員連盟、加藤委員が事務局長をお務めで、大変活発に調査その他、活動されていることに敬意を表します。  お話しのように、近年、地方自治体で新エネルギー導入の取り組みというのはかなり加速しているというふうに思います。例えば庁舎あるいは学校...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 新エネルギーの導入目標というのは二〇一〇年度で一次エネルギーの供給の三・一%、数字としてはそんなにびっくりするような大きさではありませんが、水力とか地熱などを計算に入れますと七・五%で、これはヨーロッパに比べても遜色のないものになっていくのではないかとい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどもお話がありましたように、自然エネルギーというのは、地球の環境問題、それからエネルギーの安定供給の確保等々、さらに地域における新規産業の創出、雇用関係の確保といったようないろんな点でのプラス面が多うございます。したがって、大変重要だと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 最近、石油の価格が上がってきておりますことは委員御指摘のとおりで、私どもも心配しています。昨年、OPECで一六%の減産というのを決めて、それが確実に守られているということや、あるいはアメリカの寒波その他が原因になっているようでございます。  ただ、幸い...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 石油の価格がこれから先どういうふうな推移をするのか、一年後の予測というのは正直申し上げて全く難しくて、軽々に申し上げることはできません。ただ、三月二十七日だと思いましたが、OPECの総会が開かれます。ここでどのような話になるのか相当注目していかなければな...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) エネルギー安定供給の角度から考えた場合に、サウジアラビアの日本に対する石油百万バレルでございますが、大変高い依存度でございます。そういう意味では特に中東産油国の中でもサウジは目立っておりますけれども、中東産油国との協力関係を一層強力なものにしていくという...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) サウジアラビアは、中東産油国の中の盟主と申し上げていいのではないかと思います。大変力を持っているのみならず、日本は百万バレルという非常に大きな石油を輸入している、そういう相手国でございます。したがって、日サ関係の強化というのは先ほども申し上げましたけれど...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) アラビア石油のクウェートとの契約は、お話しのとおり二〇〇三年の一月まであるわけでございます。この採掘権の更新の問題については、先ほどから何回も申し上げましたように、基本的にはアラビア石油という企業がクウェート政府と行うべき筋合いのものでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) エネルギー政策につきまして、最近、私どもが長期的なエネルギー政策について検討を事務方に指示いたしまして、一年ぐらいかけながら全体像をきちっと示していこうというふうにさせていただいたのはお話しのとおりでございます。国民の理解が得られるように、拙速でなくてじ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 畑委員がエンジェル税制で党の税調等で頑張っておられることに敬意を表します。  昨年の臨時国会で、与野党を問わず皆様方の御協力をいただいて、中小企業政策の各般にわたりまして実現をいたしたわけでありますが、その中の一つとして、創業・ベンチャー企業の育成とい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昨今のベンチャー企業への投資の活況というのは本当にびっくりするぐらいでございます。ある種のネットのバブルかなと感じることもあるくらいです。  それは、情報関連投資の増大したこと、インターネットの利用者が増加したこと、あるいは新市場の創設等が一気に進んだ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 二〇〇三年度までに電子政府をつくろうと考えて、その電子政府の構築を目途として努力をしている最中に今般のような一連の政府機関のホームページ改ざんという事態というのは、まことに残念で、ある種の重大な警告だと、警鐘だというふうに私は受けとめております。  高...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私は、先日、十日に記者会見をして申し上げたのは、先ほどからしばしば申しておりますように、エネルギーの需要と供給の関係において最近さまざまな出来事が起こっている、こういう状態の中で一体エネルギー政策はどうあるべきか、その全般的なあり方について幅広く検討する...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 御質問の趣旨はよく私もわかって、ごもっともだと思うんですが、エネルギー政策全体について検討しようという指示を大臣として出しまして、これから事務方が準備をして総合エネルギー調査会で専門家の方々が議論をして、一年近くかけて答えを出していこうというのが私の方針...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 東海村で起こったあの痛ましい事故については、本当に私どもも住民の皆さんがどんな思いでおられるかということは痛いくらいにわかるつもりでございます。  ただ、東海村の事故がイコール原子力発電所の安全性を否定するものではないというふうに私は考えています。原子...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 何事でもそうでありますが、見方、受けとめ方、考え方、それぞれ違うようでございます。  私どもは、この件については事務方から報告を再三受けましたし、ただいまも皆様に答弁をさせていただいているわけでありますが、要するに、電気の安定供給の重要性というものを体...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 冒頭の御質問の点にも関連しますからもう一回申し上げますが、エネルギーの需要、供給の最近の変化を考えて、エネルギー政策全体を見直そうという決断をして事務方に指示をし、一年間の期間をもって精査させるという考え方というのは、私は私なりの判断として自負した思いを...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 電子商取引の普及は、産業の生産性を向上させたり、企業組織の改革を通じて我が国産業の競争力を向上させるという意味で非常に重要であると私は考えます。電子商取引にかかわる新規の起業の増加、雇用の創出、経済全体としての投資の増加など、活性化に大きく役立つと思いま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) これから電子商取引が拡大されていく場合の政府の役割というのは、本当に多岐にわたると思います。  今、委員御指摘のように、順位をつけるということは非常に難しいと思いますが、例えば電子商取引の制度の環境の整備、これは大変重要なことであります。あるいは中小企...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどもしばしば申し上げたのでありますが、昨今のエネルギーに関する内外の情勢の変化というのは極めて大きいものがあります。需要とか供給の状況を見ながら、より正確なエネルギー政策を立てていくというのは、私は政府の責任だと思います。  そういう意味で、そうい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、渡辺委員のお話を承りながら、一つ一つそうだなと思いながら承っております。  今度のエネルギー政策の検討の課題の中に専ら原子力発電だけがぐっと前に出てきている感じがあるんですけれども、やっぱり思い切った新エネルギー、自然エネルギーの開発とか省エネとか...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) アラビア石油の古い古い歴史を渡辺委員が今お話しなさいましたが、この間の日の丸原油については深い感動を若き時代に味わった一人であります。ですから、このたびの交渉の結末については、現地を離れるときに万感の思いがあったということは率直な私の気持ちでございます。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) アルコール事業法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  六十年以上の長きにわたって存続してきたアルコール専売制度につきましては、昨年四月の国の行政組織等の減量、効率化等に関する基本的計画において民営化が閣議決定されたところでありま...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○国務大臣(深谷隆司君) 平成十二年度の通商産業省及び経済産業省関係予算等について御説明申し上げます。  現下の我が国経済は、各般の政策効果などにより緩やかな改善を続けているものの、設備投資の落ち込み、高水準にある失業率など、民間需要の回復力は依然として弱く、いまだ予断を許さな...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 加納委員、専門家としてのお立場からいろんな御報告も含めた御意見を傾聴に値するとお伺いしておりました。  自然エネルギーを思い切って伸ばしていくということは大変重要なことでありまして、最近では、今まで言われているもののほかにメタンハイドレートだとかジメチ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今泉委員の御指摘、一つ一つ私どもも理解をしております。  かつて自動車産業、特に自由化をめぐっては相当な攻防が例えばアメリカとの間に行われて、その間に例えば橋本通産大臣が必死の交渉に乗り出したという時代もございました。また、そのとき一方で言われたのは、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大統領制度のもとでの強力なリーダーシップと議会制民主主義の中での立場の違いというのが本当に大きなものだということを、私たちはWTOその他いろんな国際的な協議に参加して強く思うところであります。もっともっと強力なリーダーシップで我が国の産業を推進し守ってい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 半導体の動きについては、今泉委員の状況判断というのはそのとおりでございます。  ただ、今私は、昨年皆さんとともにつくらせていただいた中小企業政策を国民の皆さんのもとに届くようにというので大キャンペーン運動を行って、六十何カ所でフォーラムを開いたりして政...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、専門家が大いに語られましたから蛇足を加える必要はないかと思うのでありますが、アメリカ型のシステムというお話がございました。確かにそういう点ではアメリカは進んでおりますから、それが日本に押しつけられるという心配がありますが、しかしよく見てみますと、その...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま数字で示されたように、小売店が減っていくという状況については私どもも心を痛めているところであります。  我が国の商店数の変化を規模別に見ると、従業員の規模が一人から四人の小規模小売店の減少幅が非常に多い。逆に、従業員規模が五人から四十九人の中小...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) いわゆる中小小売店が元気で活動していくという、営業活動を続けていくということは、地域活性化全体にとりましても大事なことでございます。そういう意味では、小売店がなくなっていくということは大変な大きな問題と認識しています。
○国務大臣(深谷隆司君) 千里ニュータウンの中の近隣センターのお店がなぜつぶれたのかというその背景を、私、正直具体的にわかりません。つまり営業不振であったのかということはもちろんありましょう。そうすると、今お買いになっておる方が、不便だ不便だとおっしゃっていたその方たちはそれまで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 千里ニュータウンの今の状況ということについては、大阪府が商業機能の活性化あるいはコミュニティー機能の充実などを重要な観点として、今さまざまな形の調査を進め、住民のニーズであるとか商業施設についての建てかえだとか、あるいは市民ホールの整備など、ハード面、ソ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大型店の進出によって商店が影響を受けるということの深刻さについての認識は山下委員といささかも変わっておりません。個人的な政治家としての今までの歩みの中で申し上げることもどうかと思いますが、そもそも大店法というのをつくり上げるときに我々は先頭に立って運動し...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大店立地法は、全国どこに出店する場合でも、大型店の設置者に生活環境への配慮を求めるというルールを定めるものでございます。そして、実際には地方自治体にこれらについての直接的な担当をしていただく、そのことの方が地域にとって一番身近でございますし、住民の声も聞...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 新聞記事で御指摘のような記事があったというふうに聞いておりますけれども、新聞記事で見た範囲ですけれども、杉並区からも大使館からも私どもに直接話があったという形はございません。
○国務大臣(深谷隆司君) 杉並区からも連絡がなく、大使館からもそのような報告はありませんで、新聞記事だけでありますから、こちらから尋ねるということはいたしておりません。
○国務大臣(深谷隆司君) 大店立地法をつくったのは、大店法にかわって地方自治体にもっと直接的な対応ができるようにという判断でございます。そして、仮にアメリカに懸念があるとすれば、実質的な商業調整にならないかという意味のことではないだろうかというふうに思います。  しかし、今回我...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 同じことを繰り返すようでございますが、記事には出ておりましたけれども、杉並区からそういう話があったわけでなし、大使館から言われたわけでありませんから、私の方から積極的にどういうことですかと聞くという立場でもありません。  私は、このたびの街づくりいうの...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ネット取引課税の問題については、各国でかなりの議論が今盛り上がっているところでありまして、特にアメリカ、EUにおいてはこれらの問題の検討が顕在化してきているというふうに聞いております。  アメリカでは、インターネットにはアクセスするだけでも課税せよとい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 既に、この問題については、お話のありましたように、OECDでは消費税とか事業所税等の検討が行われたり、WTOでは関税の検討なども行われています。  我々としては、これからの時代に臨むに当たって、電子商取引というのはもう非常に多くなってまいりますし、また...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まだ沖縄サミットのテーマというのが固まりつつあるわけではありませんので、私のところから何とも言うべき立場ではないと思いますけれども、これからのサミットに向けての動きをきちっと注目してみたいと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 先週、私が申し上げたエネルギーの総合的な検討につきましては、需要と供給の両面のエネルギー政策のあり方、先週十日、私が発表したときは、エネルギーの需要と供給の両面からエネルギー政策のあり方全般について検討していこうと、こういう趣旨で申し上げたわけでございま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどの省エネの問題についてお答えをしておりませんでした。  私は、石油ショックの後に国民が産業や民生も含めてとにかくエネルギーの消耗をできるだけ抑えようというので省エネということに非常な関心を持っていたわけでありますが、その後の流れを見ておりますと、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 発電の過程においてクリーンであるというふうにこれからもし必要ならば加えますけれども、おおむねこういう発想の中で今日までクリーンと言われてきたと承知しています。
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま政務次官からも細かくお話ししたとおりでありますが、昨年六月のケルン・サミット、このコミュニケでは、二〇〇一年のサミットまでにOECDの枠組みの中で各国輸出信用機関のための共通の環境上の指針を作成するということが記述されております。  たまたま沖...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま御指摘のありましたロケット、衛星等の失敗の問題と宇宙開発という大変大事な事業との関連から考えてまいりました場合に、一概にこの費用を比較して論ずるというのはいかがなものかと私はまず思います。  それから、新エネルギー関係予算について、今もお話があ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私は、エネルギー政策の今度の点検の中で、委員おっしゃるような新エネルギー、自然エネルギーの開発についてはひとつ思い切って力を入れようではないか、こういうふうに指示をしております。そういう点では、今後の予算のあり方も含めて委員と同様な考え方で努力をするとい...全文を見る
03月16日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
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○国務大臣(深谷隆司君) これまで専売制度のもとで、アルコールの製造から販売から輸入権を国が独占をしておりました。価格と需要の見通しに基づく供給量を国が一元的に決めるということが行われて、そういう意味では混乱がなく今日まで過ごしてまいりました。アルコールの製造・販売業のこれらの動...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 特殊会社の具体的な姿がどのようになるかというのは、今後の経過の中で検討していく予定でございますけれども、おっしゃるように、結果的にNEDOのアルコールの製造部門が先々自由競争の中で十分伍していけるような、そういう状態が生まれなければならないわけでございま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昭和五十一年に三公社五現業等の公共企業体等の職員の労働基本権問題及び公共企業体等の経営問題についての審議のために設けられた公共企業体等基本問題会議、そこで国営工場の民営化についての議論が最初なされたわけでございます。  これを受けて、昭和五十三年になっ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまお話がありましたように、四工場に今度はなるわけでございます。そうなってまいりますと、その職員がどのような配置あるいは対応をされるのかということは極めて重要な問題で、私どもも大変この点については心配もいたしておりますが、転勤が困難な方についてはとに...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今回の最終的な株の国の持ち分というのは、NTTのような比率で分けるということはいたしませんで、すべてを民間に回すという形をとる予定でございます。
○国務大臣(深谷隆司君) NEDOの方でどのような形での従業員の説明かは私どもはわかりませんが、労使関係では今後のあり方を含めてさまざまな協議をしているというふうに思います。
○国務大臣(深谷隆司君) WTOでの今後の議論というのはまだ予測がつかないことでありますが、いずれにしても、この五年間の経過措置の中で内部をきちんとして十分民間と競争できるような体制をつくり、それは同時に対外的にもそうでありますが、そういう形をきちっとした上で先ほどの株を買っても...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) このアルコールというのは、工業用のアルコールといいましても、普通のお酒としても使えるという意味では酒類と同一の特性を有しております。お酒の場合には酒税法で高い税金がかけられていて、そうでない場合にはそれが抑えられているわけでございます。ちなみに申しますと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今のお話は燃料用の問題に限るようでございます。日本ではそうでありませんので、そのような形をとっていないと。
○国務大臣(深谷隆司君) 諸外国では、アルコールを酒類として飲用に供する場合には酒税の対象になる、一方工業用に用いられる場合には酒税を課さない価格で供給されるという仕組みが一般的でございます。  我が国と同じように、工業用のアルコールを酒類とは厳格に区分して管理する必要性という...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 行政改革ということの道筋の中で、できる限り将来は民営化していこう、そして競争の原理で価格の低廉化とか、あるいは管理体制をきちっと整えることできちんとした供給ができるように、さまざま配慮している中でこのような方向になっていったわけで、そういう意味では、NE...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) アルコール専売制度は、今日まで産業政策的な観点から、一つは、幅広い用途に用いられる基礎的な物質である工業用のアルコールについて国が製造それから輸入、販売を一元的に実施するということで安定供給を図ってきたと。  それから二つ目は、酒税が課せられていない工...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 国の行政改革の方針に基づいた一つの流れの中にあることは確かでございますが、単に小さくすればよいとか行政改革を行えばいいということではありませんで、その結果として国民にとってプラスな答えがなければならないというふうに考えます。  今まで申し上げたように、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 民営化ということは原則として市場競争で努力をしていただくということでありますが、そこへ持っていくために一定の期間を置いて準備していただかなきゃならぬというので、五年間の暫定措置ということになったわけです。  五年間については長いとか短いとかいろんな意見...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 通常は、つくり惜しみとか売り惜しみによる地域的な品不足の事態については、他の化学工業と同じように市場の原理が働いてアルコールの供給がきちんといくような、そういう状態は今までの形の市場の原理では解消されていったわけですが、今お話がありましたような例えば災害...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず、五年間の暫定措置期間終了後の通商産業省の職員の定員数については、その時点でアルコール事業法の施行に必要な人員を措置するように検討することということになります。  また、NEDOのアルコール製造部門から移行する株式会社の具体的な姿につきましては、暫...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどまでの話の中で、例えば工場の整理再編、それに伴う職員の配置転換、場合によってはリストラ、専らそんな話が出てきておりましたことは確かでございますが、そういうことだけで事が足りるとは全く思っておりませんで、お話のありますとおりに、経営者としての、あるい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 行政改革は内閣の最重要課題の一つでございまして、二十一世紀を展望しながら、本当に国民の生活に役立つような行政のあり方を抜本的に見直すことが必要であると思います。  私どもといたしましては、組織のスリム化というような問題についても率先遂行してまいる予定で...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 足らないところはまた説明させますが、六十年という長い間にわたって専売でやってきて、これは今のお話にあったように、距離にかかわらず全国一律に同じ値段でアルコールを供給する体制が整っていた。今度は専売制度の廃止で一挙にアルコール市場が自由化していくということ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重しまして、本法律案の実施に努めてまいる所存でございます。  どうもありがとうございました。
03月17日第147回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(深谷隆司君) 小渕総理の大変な意気込みで、昨年の臨時国会を中小企業国会と名づけて中小企業の万般にわたる政策を確立させていただいたのであります。  ただいまお話の出ました信用保証協会の貸し出しについては、一昨年から二十兆を融資といたして進めてまいったのでありますが、今...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 一般の民間金融の貸し出しは専ら担保主義でございまして、それが大きな弊害でありました。そこで、政府系金融機関の融資、とりわけ保証協会の保証による融資に関してはできるだけそのような担保主義に走らないようにしようというので、最低限のネガティブリストというのをつ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 愛知万博の実現に向けて、昭和六十年の初めから地元が大変熱心に運動し、やがて閣議で決め、そしてついにモナコで劇的な承認を得て一気に進んでいったわけでありますが、当然のことながら、今度のテーマは「自然の叡智」、自然との共生ということでありましたので、海上の森...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) BIEの議長、事務局長と昨年おいでになった場面での対話、それから意思の疎通、そごがあったものでありますから、二月に担当者を現地に行かせての意見交換、それらを踏まえて、それらのサジェスチョンの中に、環境団体についてよく話をするようにという、そういうものがご...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 愛知県が万博終了、成功させた後の将来的な計画として新住計画というものをお持ちになった。これは、国も建設省等とも話し合って進んできた背景がございます。しかし、今日この自然との共生、「自然の叡智」ということがテーマの万博に関して、この新住問題というのが非常に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほど来、小渕総理、宮澤大蔵大臣からもお話がありましたが、事業所において九九%、従業員で七一%を占めるのは中小企業です。ですから、この中小企業がどう元気が出るかで日本の経済は変わると言っても過言ではありません。  今までの基本法というのは大企業と中小企...全文を見る
03月21日第147回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○深谷国務大臣 川崎で中小企業問題に取り組んでいる田中委員の御苦労についてはいつも伺っておりまして、その御努力に敬意を表する次第です。  関係の答弁については政府参考人からそれぞれ報告させますが、私は前段の問題について申し上げたいと思います。  昨年、皆様の御協力をいただきま...全文を見る
○深谷国務大臣 まず第一は、官が民を上から指導するという形、そういうものが今日では適切でないという判断に立ちます。三十年代というのは、まだそのような形で積極的に中小企業を支援していくという必要性がある社会情勢でありました。実際の問題として、指導法制定当時の時期から今日に至るまで、...全文を見る
○深谷国務大臣 委員御指摘のように、評価というのはいろいろな角度で違うと思います。中小企業が合理化であるとかあるいは技術面が向上したということは、中小企業自身の個々の御努力であったということももちろん当然のことでありますが、当時としてまだまだ経済情勢が安定していないときに、官が積...全文を見る
○深谷国務大臣 今回の法律を改正いたしまして、中小企業のニーズにこたえてやっていくわけでありますが、その場合に、さまざまな相談案件とか専門家の派遣等を行う際には、用紙をまずお渡しして、その間のサービスの状況はどうだ、ちゃんとニーズにこたえているだろうか、そういうようなことを相談を...全文を見る
○深谷国務大臣 今委員御指摘のように、例えば東京都の場合は全くそのとおりでございます。ただ、それは東京都の方針でございますから、地方自治体のそういう動きに対して、我々の方から格別何かを申し入れるということはなかなかしづらい点もございます。しかし、今の委員の御指摘のような御意見があ...全文を見る
○深谷国務大臣 今回の改正法案では、都道府県等中小企業支援センターが中小企業支援事業を行うということになっていますが、その対象は特段業種を限定しているものではありませんから、当然ながら経営資源の確保をしようとする小売商業者も支援の対象でありますし、その集積地である商店街も対象にな...全文を見る
○深谷国務大臣 広域市町村圏というのを数えますと、三百四十ございます。その地域を念頭に入れて小規模事業者等の身近な支援拠点として整備していこう、そう考えまして、平成十二年度においては全国に三百カ所程度を設置しよう、こう考えています。
○深谷国務大臣 今年度の補正予算によるモデル事業、これは、各都道府県ごとに実施体制が整っているところを中心に、既にその準備が整っているところからまず始めたということで、おっしゃるようにばらつきがあることはもうそのとおりでございますが、おおむね、県に一カ所から三カ所ぐらいできている...全文を見る
○深谷国務大臣 指導事業について、これまで施策が細かくなり過ぎて利用者が不便である、そういう苦情も確かにございます。また、余り多岐にわたるものですから利用する方々が選択しにくい、そういう問題点もあります。委員の御指摘のように、できる限り簡素効率化を図っていくということは当然のこと...全文を見る
○深谷国務大臣 二年連続のマイナス経済成長が国民全体に与えた影響はまことに大きなものがあると思いますし、特に中小企業の御苦労を考えますと、私どもは胸が痛むような思いがいたします。  しかし、各般の政策を重ねてきて、国民の皆さんの御協力もいただきながら、ようやくほのかな明かりが見...全文を見る
○深谷国務大臣 これまで行われてきた指導法に基づく指導の事業の二つの柱、一つは経営管理の合理化、もう一つは技術の向上だというふうに考えます。  経営管理の合理化という柱については、国、都道府県等が中小企業者に対しまして経営とか生産管理、労務管理等の面で診断、指導を行うということ...全文を見る
○深谷国務大臣 今度の指導法の改正で、中小企業に対するさまざまな支援策を、今までは都道府県等が原則として職員で行っていたわけでございますけれども、これを大幅に民間の指定法人に行わせるということにしたわけでございます。  そして、この事業の実施に当たりましては、指定法人が関係機関...全文を見る
○深谷国務大臣 宮城県の例などを御提示なさいましたが、この間仙台に参りまして、そこいらの事情はよく聞いてまいりました。  いろいろな団体が統合する場合に、例えば理事長等は削減されるわけですね、副理事長とか。そういう点での、いわば経済性といいましょうか効率化というのは図られますが...全文を見る
○深谷国務大臣 島津委員のおっしゃるとおりでございまして、膨大な書類に不必要なものまで書いていただくということは、全く行政の非効率化でございますから、これを改めていくというのは当然のことでございます。  ただ、いみじくも言われましたけれども、例えば融資関係でいきますと、公的な財...全文を見る
○深谷国務大臣 エネルギー政策についての需要と供給の問題で、いろいろな動きが最近特に起こってきております。  例えば、景気の状況がよくないということから、久しぶりに石油需要がマイナスになるとか、しかし一方においては民間とか運輸関係は右肩上がりであるとか、あるいは原子力エネルギー...全文を見る
○深谷国務大臣 石油公団の石油の自主開発をやめるという考え方はありません。それから今、一兆何千億もかけて全部むだではなかったかとおっしゃいますが、決してむだではありませんで、それはリスクは非常に大きいことは、あのような石油を掘るという仕事そのものが大変ですから、そういう意味ではあ...全文を見る
○深谷国務大臣 石油公団の長期損益の見込み、せっかくですから数字を挙げますと、例えば、油価が一バレル二十・七八ドルの場合、為替が百四十八円三十六銭の場合は四千六百八十億円のプラスになると計算上成り立ちます。それから、油価が十一・七五ドルの場合に、為替が九十三・二六円でございますと...全文を見る
○深谷国務大臣 サウジアラビアとアラビア石油の関係は、これは本来、一企業でありますから、アラビア石油とサウジアラビアが協議すべき話です。しかし、我が国の自主的な石油開発というような、いわばナショナリズム的な思いも含め、またサウジアラビアから一日百万バレル日本に輸入しているという深...全文を見る
○深谷国務大臣 景気の状況というのは、少なくとも数字の上で緩やかな回復をいたしていることは間違いがありません。その中で、中小企業はおくれているという実態もあなたの指摘のとおりで、これは私ども言い続けたことです。だけれども、緩やかな回復をしているということは確かでございます。  ...全文を見る
○深谷国務大臣 まことに皮肉に満ちた質問でございまして、個々の問題がどういう形で出されるかわからないで、やめますかとか、やりますかと答えるのかなどと聞かれても、正直言って答えようがありません。  それから、WTOとか、つまり外圧に関しては、外交、貿易関係で国を挙げて頑張っている...全文を見る
○深谷国務大臣 当委員会等を通じて、あなたがおっしゃる議論は大いにやっていただきたいと思います。私たち、別にそれを拒んでいるわけでも何でもないわけで、大いに議論をこれからやっていただきたいと思います。  しかし、それはそれとしても、中小企業の基本法を去年打ち立てて、政策を立てて...全文を見る
○深谷国務大臣 何回も申し上げておりますが、それぞれの相談にどう答えるかという、あらゆるノウハウをインプットさせた、インターネットで結んだそういうような装置もし、コーディネーターがそれに対してお答えをしたり、あるいは、必要ならば指導的な立場の専門家をごあっせんするとか、いろいろな...全文を見る
○深谷国務大臣 あなたの今の質問にあえて反論するわけじゃありませんが、靴の自由化等に関して私はどれだけ長い年月、あなたも御存じだと思いますが、靴業界のために働いてきたか。本当にともども、少なくとも頑張ってきたつもりです。だからそういう意味では、これからも靴業界を守るために今までと...全文を見る
○深谷国務大臣 十兆追加したというのは、まだ貸し渋り対策で少なくとももう一年は頑張ってくれという大勢の皆さん方の御希望にこたえて、通産省として結論を出したわけですね。十兆円、一年間延長。そして、それが本当に成功したと思うのは、二月の末で二十兆は全部貸し終わったのですよ。あれは御案...全文を見る
○深谷国務大臣 外的な要因で一つの業界が非常に困って、通産省が何らかの対応をしたということは、今までも随分あります。  今あなたがおっしゃった靴業界で言えば、自由化になったときに我々は基金をつくったのですね。その基金が随分活用されたということは委員も御承知だと思います。また、突...全文を見る
○深谷国務大臣 この図面のかき方が、縦がいいか底がいいかわかりませんが、私は横にした方が一番よかったかなと思いますよ。その方がわかりやすい。これは逆さまにした場合にちょっと説明がしづらくなりますね、逆ですから。  だから、これは横にするとか、こういうかき方にもきめ細かい配慮とい...全文を見る
○深谷国務大臣 相談に応ずる担当者が目ききでなければならないということなんですよ。だから、ある意味では、これから相談に応ずる人たちはそういうような経験を持った人、あるいは勉強を積んだ人、そういう人を選ぶべきだと思いますね。
○深谷国務大臣 先ほども答えが出ておりましたけれども、プロジェクトマネジャーとかサブプロジェクトマネジャーというのは一般で公募します。そういうところで、いろいろな経験を積んだ人たちを採用していくようにしたいと思っています。  繰り返しますけれども、今までは役所の官僚の職員が前面...全文を見る
○深谷国務大臣 各都道府県の自治体にかなりのそれらの選択は依頼しますけれども、一般の公募で、今あなたが言われたような方々が応募するということも当然できますし、その場合には、それぞれの都道府県において選定委員会が設けられて、適切な人を採用するということになると思います。
○深谷国務大臣 あなたがおっしゃるようなさまざまなノウハウというものを受け入れながら、まさに、中小企業の皆さんがそこへ行けばワンストップサービスで答えが得られるような、そういう状態をぜひつくりたいと思っております。
○深谷国務大臣 政治家が膨大な権力を持っているとも思っておりませんけれども、少なくとも、国民の代表として、国政を担う一人として、常に倫理観を持って、まず国家国民を先に考える、当然の発想に立って仕事をしていくべきだと思います。それは、官僚の諸君も同様であると思います。  いろいろ...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業で一番不足しているのは何かと聞かれますと、一つは融資、資金の問題、二つは人でございます。三つがノウハウ。それで、これらを全体的に考えてどういうふうな中小企業のニーズにおこたえするかということになると、そこへ行けばあらゆることが理解できる、あるいは問題解決の...全文を見る
○深谷国務大臣 都道府県等中小企業支援センターは、中小企業の経営資源の確保を支援するための事業でワンストップサービスを行う拠点になっていくわけでございます。  この支援事業の有効性というのをまず第一に考えていくということになれば、委員御指摘のように、民間におけるノウハウというも...全文を見る
○深谷国務大臣 墨田区のアドバイザー支援体制というのは、たまたま私ども隣の区でございますのでよく聞いております。墨田区に限らず全国のいろいろな場所で、相当な工夫が練られて、実践活動も行っておるところもございますから、そういうところを大いに参考にしながら今度の支援センターの活動を活...全文を見る
○深谷国務大臣 委員の御指摘は適切だと考えます。
○深谷国務大臣 委員御指摘の内容は一々ごもっともであります。  問題は、都道府県でそういう人を選び、そういう人に参加していただくことをどのようにうまく持っていけるかということでありまして、そういう点については、中小企業庁を中心としてしっかり努力をしていきたいと思います。
○深谷国務大臣 今度の支援センターは、中小企業の皆さんがそこへ行けばいろいろな角度から答えが出てくるような、そういう体制をつくっていきたい。  特に、先ほども申しましたけれども、インターネット等で結んで、あらゆる質問を、やがて答えとしてインプットできる、それが集積されてきますと...全文を見る
○深谷国務大臣 人的なもの、それからノウハウ、あるいは資金的なもの、いろいろ中小企業の足らざるところを補っていくということのためにきめ細かい対策を立てていくわけでございます。  さきの国会で中小企業基本法の改正というのができましたので、それを受けて、行政が民間の能力を最大限に活...全文を見る
○深谷国務大臣 当省の職員の説明の経過の中で、その議事録も私は目を通しましたけれども、不適切な発言があったということは大変遺憾だと私は思っています。  少なくとも、我々が考えております形というのは、国と都道府県は対等の立場に立って中小企業の支援を行う、これが原則でありまして、国...全文を見る
○深谷国務大臣 公務員が、倫理規程にのっとって、あるいは社会的な常識にのっとって立派な行いをするのは当然のことでありまして、何らの疑惑が生ずるようなことをやってはならぬことはおっしゃるとおりであります。  今の件について私は存じ上げませんが、どのような状態か、早速調査をしてみま...全文を見る
○深谷国務大臣 通産省として、ニュース、話題になったような、そういう残念なことがかつてございました。しかし、昨今は本当に全員が一体となって頑張っておりまして、私は、通産省の職員は倫理規程に基づいて全力を挙げて今日々を過ごしているというふうに思っております。  先ほどの九州の件に...全文を見る
○深谷国務大臣 委員御指摘のように、せっかくつくった諸施策、それから全国の支援センター、都道府県センター、ナショナルセンター、これらが、中小企業の皆さんに詳しく、説明として納得いくような、そういう広報を行うことは大変大事であります。いろいろな形でやりました。また、ただいまもやって...全文を見る
○深谷国務大臣 中小企業が公正で自由な取引環境のもとで健全な発展を遂げられるように、これまでも、公正取引委員会とも連携をとりながら適切な対応を行ってまいりました。  親企業による不当な代金減額、支払い遅延などの下請代金法に違反する行為に対しては、同法に基づいて厳正に対処するとと...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。     —————————————
○深谷国務大臣 産業技術力強化法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  経済活動が世界規模で展開され、国際競争がますます激化する中で、我が国産業の国際競争力の低下が懸念されております。特に、我が国の技術水準は革新的な分野を中心として米国に著しくおくれている...全文を見る
03月21日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○国務大臣(深谷隆司君) 石炭鉱業の構造調整の完了等に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  現行の石炭対策は、九〇年代を石炭鉱業の構造調整の最終段階と位置づけ、平成四年度以降、石炭鉱業の構造調整等を図るため所要の措置を講じ...全文を見る
03月22日第147回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○深谷国務大臣 このたびの我々の産業技術力強化法というのは、二十一世紀の時代を迎えて、世界と伍して我が国が頑張っていくために最も大事な基礎的な技術の開発をどう行うか、そういう視点に立ったものでございます。小野委員の御指摘のように、この法律が本当に具体的にぶれなく生きていくような、...全文を見る
○深谷国務大臣 来るべき二十一世紀は、まさに知恵の時代であります。ですから、国民全体が、知的財産権ということに対しての理解、それからそれを活用するということを十分に考える、そういう時代にしていかなければなりません。そのためには、今委員が御指摘のように、例えば工業高校であるとか高専...全文を見る
○深谷国務大臣 かつてその話が出ましたときに通産省が消極的であったというような状況については十分に把握はしておりませんが、しかし、いずれにしても、二十一世紀は知恵の時代で、このような形で持っていくことが日本の技術開発につながり、世界との競争の中で生き抜くための大事な点だと考えたわ...全文を見る
○深谷国務大臣 私がかわったから政策を変えたというほど私自身はうぬぼれているわけではございませんが、これからの時代を考えて、省を挙げて、こういう方向が正しいと判断をしてこのたびの法案の提出になったことはそのとおりでございます。
○深谷国務大臣 委員の御指摘の件がどういうケースかわかりませんから、一概に対立したときはどうするのかと聞かれても、答えようが正直ありません。ただ、大学、学校側と業界との、癒着というと言葉は悪いのですけれども、なれ合いとかそういうようなことを懸念する声というのも一方にはあるわけでご...全文を見る
○深谷国務大臣 現在、国立学校あるいは公立学校は、産学官連携のため民間から受け入れる受託研究、共同研究などの研究資金については、国や地方公共団体の会計を通して管理されることに伴って一定の拘束を受けているということでありますが、このために、学界あるいは産業界から、事務手続が煩雑であ...全文を見る
○深谷国務大臣 産業技術力の強化というのは、規制緩和だけじゃなくて、事業者、研究者がみずからの発想に基づいて自由濶達に活動できる環境を整備するということがとても大事だ。したがって、この法案では、民間企業役員への兼業規制緩和措置について、国公立の大学を対象としてやったわけであります...全文を見る
○深谷国務大臣 本措置は私立大学を除外しようというものではありませんで、もともと私立大学は自由にやっているわけであります。そして、国立大学と公立大学についてのみ、収入が国や地方公共団体の会計を通して管理されているということに伴って制約が課せられていた。この制約を除去しようとするの...全文を見る
○深谷国務大臣 アメリカなんかの場合には、もともと国立大学というのはありませんで、州立大学が公立ですね。したがって、私立大学が中心になってこれらの産学提携がなされているということは当然のことだと思います。  日本の場合には、国公立というのがかなりあって、かなり研究も進んでいた。...全文を見る
○深谷国務大臣 さまざまな規制緩和を行うことによって国公立大学の研究の成果が民間の企業に生きるようにしていこうということで、このたびはスタートするわけでありますが、終わったところではありませんで、これが始まりでございまして、これからひとつ大いに前進をさせて、我が国の産業が技術改革...全文を見る
○深谷国務大臣 通産省といたしましては、事実を把握するために調査を行っておりますが、一層厳格な調査を進めるつもりであります。
○深谷国務大臣 従前から、補助金の交付先の決定、あるいは確定検査等、補助金の執行に係る一連の手続については、補助金適正化法及び交付要綱の規定に基づきまして適正に実施してきているものと認識しています。  しかし、今回このような事態が生じたわけでありますから、まことに遺憾であるとい...全文を見る
○深谷国務大臣 技術開発補助金が有効に活用される、そしてまた公正に使用されるということは最も大事なことだというふうに考えます。  今委員から御指摘ありましたように、事前の評価、中間の評価、それから最後の事後の評価、これは大変大事なことで、そういう評価の基準を明確に設定をして、そ...全文を見る
○深谷国務大臣 議員御指摘のように、近年、技術革新のスピードが世界的にアメリカを中心として進む中で、我が国の産業競争力を支える産業技術力については、特に革新的な分野においてアメリカから著しくおくれている、そういう評価がなされていることはそのとおりでありまして、その低下が懸念される...全文を見る
○深谷国務大臣 六十歳以上の方々の持っておられる知識、経験、そういうものは大事であるということを私たちは大変重んじなければいけないと思います。六十歳以上がお年寄りだという時代は随分変わりましたからね、私もその年代ですからあえて申し上げますが。ですが、七割、八割というのは多過ぎやし...全文を見る
○深谷国務大臣 我が国が先端技術、革新的な技術開発を行っていかなければ世界に伍していけないというのは実際でございまして、そういう意味で、産業技術力強化法というのをつくってこれから積極的にやっていこうと考えます。  今委員から数々御指摘がありましたこと、それぞれ大変重要であります...全文を見る
○深谷国務大臣 日本が二十一世紀に向けて世界と競い合いながら前進していくためには、産学官共同の努力が必要であり、その制度をつくり出すということはまさに喫緊の課題だと考えて、通産省はこのたびの法案を出したわけであります。御党の御意見等も十分参考になったことはそのとおりでございます。...全文を見る
○深谷国務大臣 今委員が御指摘のように、スタンフォード大学などは産学官の連携とか応用研究について大変進んでおりますけれども、おっしゃるとおり、基礎的な研究も成果を上げているというのはそのとおりでございます。また、各種の研究の成果、あるいはノーベル賞をとった方の数、それらを見ても、...全文を見る
○深谷国務大臣 知的財産というのが最も大事にされる時代に入りました。世界の国々の動きを見ても、まず技術を開発する、あるいは技術革新を行う、それについての特許をどちらが先に取るかということで後々の勝負まで決まってしまう。例えば基本的な特許を一回取ると、バイオでもそうでありますけれど...全文を見る
○深谷国務大臣 中山委員御指摘のように、特許に対する認識というのは、日本人は比較的低いと思いますね。アジア全体もどちらかというとそういうところがあって、例えば新しいものを開発する、すぐ模倣する、そういうことでトラブルが多いわけであります。  やはり来るべき二十一世紀というのは知...全文を見る
○深谷国務大臣 今までは、例えば細目、細かい、交通費だとかあるいは研修費だとかなんとか規定がありましたが、今度は一つにまとめて柔軟に使えるようになっておりますから、そういう意味では、助手だとか大学院生を使った場合の手当というのは、それは支払いすることが可能であります。
○深谷国務大臣 趣旨は全くごもっともです。これからそのように自由濶達に中でやれるような状況をつくり出していくために努力したいと思います。
○深谷国務大臣 中山委員のおっしゃるとおりです。どっちかというと、産学官の連係プレーは理工系を考えやすいですね。これは主たる大きな目標ではありますけれども、文科系でも、今あなたがおっしゃったようなデザインもそうですし、これからは、商業、ビジネスの方法までが特許の対象になるんですね...全文を見る
○深谷国務大臣 現在の中小企業の特許の取得数というのは非常に少のうございます。全体の一割ぐらいしかありません。そういう意味では、もっと中小企業が特許を取れるような環境をつくっていく、言いかえれば、今の研究等にとっての応援、支援ということですが、やはり中小企業の面で一番大きいのは、...全文を見る
○深谷国務大臣 特に近年多くなってきたというふうに聞いております。  ただ、その場合に、ではどういう相談事務ができるかということについてはまだ定かに決めているわけではありませんが、さきに議論いたしました支援センターなどはそういうような処理に対しての紹介、あっせんなどもできるよう...全文を見る
○深谷国務大臣 久保委員のおっしゃるとおり、今までも通産省といたしましては、それぞれの段階において、過去の行ってきた政策についての成果の評価というものをいたします。そして、その評価を加えた上で、一体何が足らざるか、何をふやすべきかということで、新たな政策として提言をしてきたという...全文を見る
○深谷国務大臣 青山委員が御指摘のように、技術革新が非常なスピードの中で進んでいる状態で、残念ながら我が国の産業競争力は低下している。つまり、世界のそのスピードに産業技術力が追いついていかない。特に、革新的な分野を中心にアメリカに著しく差をつけられている。その懸念が私たちの共通の...全文を見る
○深谷国務大臣 青山委員のおっしゃるとおりでありまして、企業が大学に研究委託あるいは共同研究をしようというときに、せっかく出したその資金が、いわゆる費目によって区分をされたり、あるいは単年度主義であるがために繰り越しができない、あるいは一定の期間を考えて費用を使うということができ...全文を見る
○深谷国務大臣 ロケットの引き続いての失敗、そこから、日本の技術力が低下している、特に基礎的な研究が、あるいは基礎的な成果が後退しているといったような批判があることは、委員御指摘のとおりであります。また、物づくりという点からいきますと、いわゆる熟練した人たちの技術が高齢化とともに...全文を見る
○深谷国務大臣 腕を磨いた職人たちの技術というのが機械よりもはるかに能力があるというケースは幾つもございます。そして、そういうものが新しい機械化、近代化の中で失われていくということは大きな損失であると考えます。そういう意味では、物づくりの人々、そこに携わる人たちをいろいろな角度か...全文を見る
○深谷国務大臣 生産現場の高いレベルの品質確保とか工程管理とか、これは我が国製造業のいわば強みというべき重要な要素でありました。そうした特質を十分に生かしながら我が国の産業技術力の強化が図られていくということは大変大事なことだと、同じような認識を持っています。  現在、厳しい経...全文を見る
○深谷国務大臣 時代の大きな変化の中で、そういう技術を持った零細企業と言ってはなんですけれども、そういうところがだんだんに淘汰されていくということは重要な問題だし、また、すべての企業が、あるいは圧倒的多くの企業が専らユーザーの求めに応じて安いものを大量に出していけばいいのだ、そう...全文を見る
○深谷国務大臣 委員のおっしゃることはよくわかりますが、予算要求を学校関係でやるとすれば当然文部省でございますから、私どもが直接所管するわけではありませんが、その意を体して応援することは可能だろうとは思っております。
○深谷国務大臣 今委員のお話の中で、西澤先生、半導体の権威でございまして、かつて東北大学の学長をしておられた、今は県立の岩手大学の学長であると思いますが、実は、この間宮城県の仙台でシンポジウムをやりましたときの、私と一緒にパネラーで出ていただいた先生でございました。  この先生...全文を見る
○深谷国務大臣 大学と企業との協力関係というのは、委員もお認めのように非常に大事でございますが、その際に、今までもありましたような妙な癒着であるとか不愉快なかかわりが起こるということに対して、きちんとしたルールを定めて、透明な形でこれを実施していくということが委員が一番言われたい...全文を見る
○深谷国務大臣 きょうの一日の議論の中でたびたび出た質問及び答弁の中身でありますが、やはりこの二十年の間に、日本は技術革新が非常におくれて、それがしかも産業の上で事業化されていかない。そこへいくと、アメリカは産学官の連携が非常に密になって、大きな躍進を遂げている。そういう状態の反...全文を見る
○深谷国務大臣 革新的な技術を産業界に生かして競争力を強化していくという、日本の産業全体を世界の中で伍していくような状態に持っていくことと、弱者を切り捨てるということは、全く同一義ではございませんで、弱い立場の人たちをそれなりにきちっとお守りするということに対する政策、政治という...全文を見る
○深谷国務大臣 アメリカには国立大学というのはありませんで、我が国の国立大学に相当する公立大学は、いわば州立大学でございます。アメリカの州立大学の教官は、公務員であったといたしましても、民間企業の役員への兼業が認められているなど、我が国の国立大学教官に比べて自由に活動できるような...全文を見る
○深谷国務大臣 アルコール事業法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  六十年以上の長きにわたって存続してきたアルコール専売制度につきましては、昨年四月の国の行政組織等の減量、効率化等に関する基本的計画において民営化が閣議決定されたところでありますが、アル...全文を見る
03月23日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第6号
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○国務大臣(深谷隆司君) エネルギーは国民生活や経済社会活動の基盤をなすものでございます。一方では、環境保全であるとか安定供給であるとか、そういうような条件のもとで国民の皆様にエネルギーを供給していくという仕事はまことに重要な仕事でございまして、我々は諸般の状況を判断しながら、こ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 吉村委員が福岡で県会、それから今日の国政、御活躍なさって、その地元の炭鉱関係の仕事に熱心に取り組まれておられることはよく承知しております。私も福岡に何回か昔若いころ参りまして、ボタ山があって、本当に活況を呈していた、そういう状況が目に浮かんでまいります。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 産炭地域振興対策につきましては、昨年の八月に産炭地域振興審議会の答申というのが出まして、産炭地域全体としては対策の目標をおおむね達成したという、あるいは達成しつつあるという評価がございます。しかし同時に、一定の市町村については、この産炭法の失効に伴って影...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 平成十二年度、十三年度の対策にまず万全を期することが私どもの役目であり、それから同時に、必要な経過措置の実施に遺漏なきように努めて、せっかく御苦労なさってこられた方々のためにも十分こたえていく、それに全力を挙げるということが私たちの責務だと考えております...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) シアトルでは、私は国会の関係で一日おくれて参りまして、一番激しかった場面を見ていないんですけれども、翌日参りましてもまだ騎馬警官が警戒をして、それから建物その他、ガラスがぶち破られたり、そういう破損状況など非常に過激な状況が実際にございました。その中心に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 実は、私も元労働政務次官でございまして、ILOの世界会議、アジア会議には大臣の代理で何回も出席しております。  現在は通産大臣でありますから、WTOの問題に絡んで申し上げさせていただくと、過般のシアトルの会議でもこれらが問題になりまして、つまり労働とい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今お話がありましたように、峰崎委員も行かれた夕張新鉱、まさにそのときは労働政務次官のときでございまして、藤尾正行大臣の名代として現地に参りました。  本当に炭鉱で働く方々、そして災害、事故に遭ったときの悲惨な状況というのを目の当たりにいたしまして、本当...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまも申し上げましたように、石炭鉱業構造調整対策とか産炭地振興対策とか鉱害対策等、石炭対策の中で重要な部分というのはかなり前進できていたのではないかというふうに思います。  ただ、残念ながら、我が国の資源構造を見てまいりますと、地域の狭いところで石...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大変重要な時期に池島炭鉱で火災が起こりまして、まことに残念なことでございます。  二月十四日に発生いたしましてから、関係者が今必死で鎮火に当たっているのでありますが、だんだんに見通しはついてきたものの、まだ鎮火に至っていないわけでございます。そこで、学...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 現在のポスト八次石炭政策においては、石炭鉱業の構造調整に御協力いただくために電力業界に国内炭の引き取り協力をお願いしてきたところでございます。  今後につきましては、昨年の八月の石炭鉱業審議会の答申で示されたところでありますが、平成十八年度末までの間に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず第一に、平成十九年度以降については、今低水準で推移している海外炭価格、これはアジア経済が恐らく復調してまいります、あわせて坑内掘りへ移行いたしてまいりますとかなりの影響を受けるだろうと。そういう意味で、石炭の価格は上昇していくのではないか。国内炭の品...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 加藤委員の御指摘のように、私は、今後アジアの経済がますます復調、発展を遂げてまいりますと石炭需要というのは大幅に増大するというふうに思います。その点全く同感でございます。また一方で、供給面からいきますと、露天掘りであるとかそういう比較的簡単にとれていたも...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども申し上げたのでありますが、今の海外炭の価格というのは極めて低水準でずっと推移してきております。しかし、これがアジア経済が復調してまいると需要がぐっと高まってまいります。そうしますと、これは価格に影響してくるだろう。それから、いわゆる露天掘りから坑...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 新エネルギー・産業技術総合開発機構、NEDOの産業技術研究開発等勘定においては、産業技術の向上に資する研究開発業務を行っていることは御案内のとおりであります。  具体的に申しますと、その一つは、経済社会に革新をもたらすような技術をつくり出す産学官連携に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 国民へのアカウンタビリティーを確保するために、わかりやすい技術評価を行う必要があるという委員の御指摘は、全くそのとおりであります。通産省としましては、平成九年に定めた通商産業省技術評価指針において、評価の目的の柱の一つとして国民への研究開発実態の開示とい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昨今の経済情勢のもとで、筑豊地域の市町村が厳しい経済環境に置かれているということは私どもも十分承知をしております。  産炭地域振興対策の激変緩和措置の対象地域の指定に当たりましては、産炭地域振興審議会答申に示されているように、その一つは、地域経済が厳し...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昨今の経済全体、非常に状況は悪いわけでありますけれども、その中で特に産炭地域の各市町村が厳しい経済環境にあるということは十分承知しています。今後は、地域経済の厳しい状況が、今お話がありましたように炭鉱の閉山という要因によるものであるかどうか、いろんな角度...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 炭鉱における操業は保安の確保が大前提でございます。そういう意味では、池島炭鉱のこのたびの火災はまことに残念なことでございます。  今、こうした考えに基づきまして慎重に鎮火に当たっているわけでございますが、それを行いながら、当面の対策として、初期の消火に...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、局長がお答えしたのは、職員の大幅な削減が続いてきたというお話を委員がなされたので、横ばいでございますということを申し上げたわけでございます。  つまり、人が減るということに関しては横ばいであるという状況を考えると、このたびの火災と因果関係がどのよう...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 鉱山保安法というのがあって、申告制度というのがあるわけであります。そして、申告した者に対して迷惑が当然のことながら及ばないようなそういう規定になっているわけでありまして、この法にのっとりまして厳正に対応していくように指導していきたいと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) 通産省の方の関係だけ先に申し上げますが、操業再開までの炭鉱への経営支援につきましては、NEDOの経営改善資金貸し付け等により生産再開に向けた資金面での支援を実施いたします。  また、地元中小企業対策については、三月三日に長崎県、九州通産局、地元商工会、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今こちらからお答え申し上げたように、我が国には石炭の埋蔵量というのはまだかなりあるというのはわかっているのでありますが、断層が多いとか、採掘条件が極めて厳しくて、それが今日までのずっと長年苦労をしてきた最大の理由でありますが、そういう意味では、経済性ある...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 炭鉱の中に閉じ込められたメタンというのは爆発の原因になるわけですが、それを外にまき散らすという状態で処理をしているんですが、それは地球の温暖化に影響するというような点から、このメタンをどう活用するかということでこのジメチルエーテルの開発がスタートしており...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) お話しのように、十四省庁から成る連絡協議会というのがございます。これが十分な連携を図って所要のインフラの整備を進めていくとともに、各省庁が持っている一般施策を有効に活用して産業誘致のために環境整備をしていくということ、大変大事なことで、我が省としても全力...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 渡辺委員のうんちくのあるお話を伺っておりました。  昭和三十八年に始まった石炭政策は、御指摘のように四十年の歳月と相当な政策経費を投入いたしました。しかし、その政策目的は、その実現までようやくあと一歩というところに至りました。ここまで至ることができたの...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員が御指摘の意味はよくわかります。しかし、ここまで四十年にわたってやってまいりまして、これは他の産業と比較した場合でも、エネルギーというまず国家存立の、国民生活の基本のものでありますから、そういう意味では相当な費用を投資せざるを得なかったというふうに理...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今御指摘のように、昨年八月の石炭鉱業審議会の答申で、電力会社の引き取り協力は「平成十九年度以降においては当事者間の自由取引に委ねるべきである。」というふうに指摘されています。本答申の趣旨を踏まえて、平成十九年度以降に電力会社に引き取り協力の再延長をお願い...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 炭鉱技術移転五カ年計画を平成十八年度までにしましたのは、石炭の需給の状況等に関するエネルギー政策を取り巻く諸要因を勘案した上の判断でございます。ただ、今後も諸情勢がいろいろ変化するという状態なども勘案しながら、国内炭鉱の位置づけだとか海外炭の安定供給確保...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、今後とも石炭対策の完全なる実施に向けて全力を尽くしてまいる所存でございます。  ありがとうございました。
03月28日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第7号
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○国務大臣(深谷隆司君) 弁理士法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  情報や知識が大きな付加価値を生み出す知恵の時代を迎え、我が国産業の国際競争力を強化し、中小企業等の活性化を図るためには、創造活動の成果である知的財産を保護することに加え、これを積極的...全文を見る
03月29日第147回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○深谷国務大臣 おはようございます。奥谷委員の御質問にお答え申し上げます。  ただいまもお話がありましたように、アルコール専売制度というのは六十年という長い年月の間続いてきたわけでございます。これは、広く工業用途に使用される基礎物質であるアルコールについて、国が製造、輸入、販売...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま申し上げましたように、専売制度のもとでのアルコールの製造、販売、輸入、これは国が独占していた。このことで、供給と需要の両面をきちっと見ながら安定供給を続けてきたわけでありますが、これからそういうことがなくなる。  まずメリットの点を考えれば、アルコールの...全文を見る
○深谷国務大臣 大畠委員が、アルコール専売労働組合友好議員懇談会の事務局長として、大変ここに力を入れて対応してこられたことは承知しております。  先ほども申し上げましたけれども、このアルコールの専売制度によって、少なくとも、安定供給、特に価格についてもそうでありますけれども、こ...全文を見る
○深谷国務大臣 本法案の第四十一条、緊急時、アルコール供給が大幅に不足した場合、または不足するおそれのある場合、アルコールの供給を緊急に増加させる必要があるというふうに経済産業大臣が認めたときが緊急時の増産勧告ということになるわけであります。  例の病原菌の、大腸菌のO157の...全文を見る
○深谷国務大臣 まず、四工場の閉鎖に関連することについて申し上げます。  NEDOのアルコール製造部門の将来にとってまず肝心なことは、先々競争の中で十分伍していけるような、しっかりとした事業の基盤を構築することでございます。  御指摘の三工場の閉鎖及び一工場のスクラップ・アン...全文を見る
○深谷国務大臣 NEDOのアルコール製造部門から移行する株式会社の具体的な姿については、今後詳細に検討していかなければならぬことだと思います。その会社に移るNEDOの職員の雇用、処遇についても、その過程で今委員のおっしゃるような配慮を十分していく、そういう意味での検討を続けていく...全文を見る
○深谷国務大臣 長年にわたって専売制度の中で努力してきた従業員の皆さんが先々不安のないような対応をすることは、委員おっしゃるとおりでありまして、そのために全力を挙げていきたいというふうに考えます。  また、専売制度が廃止されるということで、アルコールの製造、販売等の事業に参入す...全文を見る
○深谷国務大臣 北村委員の御指摘のように、昭和五十七年の国営工場からNEDOアルコール製造部門への移管に関する国会の審議で、当時の安倍通産大臣から、NEDOの将来の再度の経営形態の変更のための経過措置ではない、そういう言い方をしておりますが、そういう答弁がございました。NEDOア...全文を見る
○深谷国務大臣 暫定措置期間中のNEDOの一手購入販売の業務、これは、専売制を廃止しての激変緩和という措置の一つでございます。  これは、全国に配置された保管庫あるいはそういった流通基地をまず持っていて、全国一律の価格でアルコールが供給できる、そういう体制がまずあると思うのです...全文を見る
○深谷国務大臣 その後も同じでございます。
○深谷国務大臣 北村委員の御質問、具体的に数字を挙げてまず申し上げます。  NEDOアルコール製造部門は全国で七工場ございますが、それを四工場にしていくという体制に今予定をしているわけでございます。具体的に申しますと、平成十三年度に愛媛県の近永工場、これは従業員が四十六名でござ...全文を見る
○深谷国務大臣 北村委員の御指摘の千葉工場の件に関して申し上げたいと思いますが、千葉工場は、現在残しておく工場の一つであることは御承知のとおりであります。  今後、特殊会社がアルコール産業をめぐる市場環境の変化で臨機応変に対応していく中で、将来にわたって千葉工場が残るのかという...全文を見る
○深谷国務大臣 こういうような方向を示して具体的に歩み出していく最大の目的は何かと聞かれますと、いろいろございますから断定的には申せませんが、やはり一つは、行政改革、行政のスリム化という一つの大きな時代の流れというものであろうと思います。  同時に、そういう流れの中で、今まで国...全文を見る
○深谷国務大臣 規制に関して申し上げれば、必要最低限のものだけ残しておいて、それ以上のものは復帰しないというふうに気を使っているつもりでございます。  それから、今日までの流れについてのお話がありまして、塩田委員も感慨深いとおっしゃいましたが、まさにそのとおりであります。  ...全文を見る
○深谷国務大臣 附帯決議は国会のいわば具体的な意思のあらわれでありますから、その趣旨を体してきちっと対応していくということは当然だと思います。
○深谷国務大臣 専売事業制度問題懇談会で、金子委員が今指摘されたような報告書が出たというのは私も承知していますが、時代の移り変わりというのは本当に早いもので、この二十年の間にいろいろな分野が変化をしてしまいました。  例えば国産原料について申し上げますと、カンショとか糖みつとい...全文を見る
○深谷国務大臣 頭からだめと決めつけているわけではないんですけれども、現状として、例えば今NEDOが買っているのは糖みつぐらいなんですね、カンショの方はもう買っていませんが。糖みつは沖縄等でもできますが、それはほんのわずかのようですね。供給が続かないという背景もあるようでございま...全文を見る
○深谷国務大臣 跡地をどう活用するかということは、その地域にとっての将来を含めて大変重要なことであることは金子委員御指摘のとおりであります。  今いろいろ担当者から答弁いたしましたが、私は、鹿児島の研究会というのは一つの具体的な姿だというふうに思います。石岡の場合にはまだそうい...全文を見る
○深谷国務大臣 NEDOの製造部門が将来にわたって同業の民間企業と競争が十分やっていけるような状態になるためには、お説のように、暫定期間中に必要な合理化等の努力あるいはその他もろもろの努力をしていかなければならないというふうに思いますし、やがて特殊会社になりましてもその努力は当然...全文を見る
○深谷国務大臣 第一点は、合理化を追求する余り、安全性やその他におろそかになるような点が出ないように気をつけろということでありますが、全くそのとおりでございます。  NEDOアルコール製造部門が工場の再編などを進める場合に、当然合理化を進めていくわけでありますが、その合理化は、...全文を見る
○深谷国務大臣 専売制度が廃止をされるということで、アルコールの製造販売に関して民間の事業の参入というのが原則自由になってまいります。そのことでそれぞれの段階における競争が促進されて、結果として、アルコール事業者の方々に対して全体的に安い価格のアルコールが供給できるというような効...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、本法律案の実施に努めてまいる所存でございます。     —————————————
03月29日第147回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業指導法の一部を改正する法律案及び産業技術力強化法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、中小企業指導法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  今日、景気は緩やかな改善を続けているとはいえ、なお厳しい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 木俣議員の御質問にお答えいたします。  まず、大学における学問の実用性が重要であるとの御指摘でございます。  近年、技術革新が短期間の間に新しい産業を生み出すような状況の中で、技術革新の起点及び研究・技術人材の育成の場としての大学というのは、産業界を...全文を見る
03月30日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第8号
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○国務大臣(深谷隆司君) 今、畑委員がおっしゃったように、まさに現代は知恵の時代であります。知的財産のこれからの取引が市場で活発にできるような整備、そういう地盤づくりというのはとても大事でございます。  その際には、やっぱり各般の専門的な知識を有する弁理士の皆さんが十分に活動で...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 知的財産の戦略的な活用というのが今日非常に重要になってまいります。今までの状況からさらに何歩も前進していかなければならない。そういうときに専門的な知識のある弁理士さんがどうやって活躍していただけるかということが最大の課題でございますが、特にその場合に、今...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 藁科委員御指摘のように、この弁理士法の改正までに非常に長い年月がかかったということについては、私も同じような思いを持っております。  ただ、特に近年世界とのグローバルの時代に入って、あらゆるものが競い合うという時代になった。技術革新等もどんどん行われて...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 御指摘のように、知恵の時代を支えるための中核としては、近年は弁理士に対する期待というのが非常に高まってまいっております。  おっしゃるとおり、まだ弁理士とは何ぞやという、そういう意味での社会的な評価が十分でないということはもう御意見のとおりであります。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 全く委員御指摘のとおりでございます。  ただ、この弁理士法の改正のみならずいわゆる技術力強化のための法律も今回出させていただいて、産学官の徹底した協力によって、新しい技術革新あるいはさまざまな製品を生み出す、それを研究から具体的に推進するという方向が示...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 国際化の波の中で日本がこの時代を切り抜けていくためには、技術革新やそれを支える知的財産の問題についてのあらゆる仕組みというものが完全にでき上がっていかなければなりません。そのために各省庁と連係プレーをとるということはもう当然のことでありまして、私はあらゆ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今法務省からお話をしたとおりでありますが、我々通産省といたしましては、先ほども長官から御報告しましたように、専門的な知識を持った調査官の数をふやして、そこいらについての技術的な問題を含めた徹底した裁判の結論が得られるような努力をしておりますが、特に、昨年...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 知的財産権の基本法というのは、知的財産権制度に対する関心を高めて、また広く理解を得るという意味でも一定の意義があるという、そういう声が高まっておることは承知をしております。  知的財産政策については、中長期的あるいは総合的な視点に立って施策を展開してい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) プロパテント政策、つまり知的財産権重視政策でございますが、この基本的な考え方については、私は欧米、特にアメリカと比べて格別な相違があるとは思ってはおりません。発明と知的創造活動の成果の保護の強化、これは国家の産業発展にプラスになるんだと、そういう意味でひ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 情報とか知識というのが付加価値を持って新しい技術開発をつくり出していく、そうやってつくられたものを申請して特許をとっていくわけでありますが、従来ですとどちらかというと特許に関していえば保護するという立場だったんですが、これからは大いにこれを活用するという...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 弁理士会が去年四月からセンターをつくって活動されておられて、大変知的財産というものに対する国民の理解がこのセンターの相談業務を通じて広がってきた、あるいは大学あるいは中小企業の関係者も対象としてやっておられて非常に効果を上げてきたということは私どもも承知...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業の多様で活力のある成長発展を図るためには、その技術力を生かした研究開発が最も必要であることは言うまでもありません。そこで、昨年の臨時国会で改正された中小企業基本法、これは中小企業の技術の向上のための必要な施策を講じていくというふうに一つ取り上げて...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 梶原委員が御指摘のように、やっぱり弁理士になろうとする人が、つまり、すそ野が広くなって試験を受ける人も多くなっていくということによって質的な向上も当然図られてまいります。  その場合に一番やっぱり大事なのは、今までどちらかというと感覚的におくれていた知...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) やっぱり結びの一番のお役目十分発揮して、適切な御発言であると伺います。  今までも料金引き下げを行ったり、あるいは資力の乏しい法人への減免であるとか、そういうところに活用いたしてまいりましたが、まだそういうような結果的には有効に使える黒字というと変であ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 特別な意見ではありませんが、傾聴に値する御意見ありがとうございました。
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。  ありがとうございます。
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業指導法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  今日、景気は緩やかな改善を続けているとはいえ、なお厳しい状況を脱していない中にあって、経済の活力の源泉である中小企業の活性化を図ることは、我が国経済の新生を...全文を見る
04月03日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○深谷国務大臣 アラビア石油は一企業でございます。したがって、サウジアラビアとの四十年という長い間の契約の期限が切れる、これも実際には、世間で言う契約期限切れと違いまして、全部そこで事業を終わって撤収されるという非常に極端な約束事になっていたわけであります。しかし、何とか日本の自...全文を見る
○深谷国務大臣 今郵政大臣がお答え申し上げたことでほとんどでありますが、要するに、原資として産業投資特別会計から出融資を受けて、基盤技術の研究開発の促進のために民間に対する出融資等を行っているのが基盤技術研究促進センターでございます。  今までいろいろな研究をやってまいりました...全文を見る
○深谷国務大臣 研究開発をした結果、特許をとるわけでありますが、その特許から生み出す資金をその収益と考えます。
○深谷国務大臣 現在の時点で、特許料収入は二十億円ぐらいかと思います。
○深谷国務大臣 いろいろな見方があるであろうと思います。単なる特許料収入ということでの収益でバランスをとって比較をしますと、委員御指摘のとおりだと思います。しかし、民間単独で行いがたい基盤技術というものを育成するために国がどのような対応をするかということは、今日の時点だけの結論で...全文を見る
○深谷国務大臣 こういう基礎的研究を、民間の力じゃなかなかできないものですから、国がしっかり支援していこうという考え方がそもそものスタートでありました。  私どもは、大胆なことを言わせていただくと、本来、補助金等で進めてもよかった話ではないかなとさえ思うんですが、しかし、昨今の...全文を見る
○深谷国務大臣 基盤技術研究促進センターが支援する対象としている基盤の技術というのは、私は実用化まで時間が相当かかるものだというふうに思います、基本的に。だから、現在のところ十分に収益が上がっていないということは委員御指摘のような状態でございますが、将来成果を上げるものも随分ある...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほども申し上げたのでありますけれども、将来にわたって我が国のあるいは国民の有形無形の大きな基礎的な研究成果というものが生かされていくということを考えると、単に数字だけで計算するということでは必ずしもないと私は思います。  例えば、ただいま基盤センターで出資して...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま申し上げたように、必ずしもプラス・マイナスの現金で評価するということではいかがかというふうに思いますけれども、しかし、例えば現在、今申し上げましたように、共同開発会社のような場合を考えてみましても、五年から七年という期間、資金を出しているわけでありますから...全文を見る
○深谷国務大臣 成果管理会社は、基盤技術研究促進センターからの出資で研究を行った会社が、その研究開発活動の終了後に、特許とかノウハウとかの研究開発の成果を管理していくという性格のものでございます。そして、この研究開発の成果の実用化を促進して、ロイヤルティーを収入として確保していく...全文を見る
04月04日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第9号
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○国務大臣(深谷隆司君) 何よりも、現在の国全体の経済社会の構造を見ますと中小企業が占める率というのは圧倒的なものがございまして、ここが元気になりませんと日本の経済は活性化しないということはもう申し上げるまでもないことでございます。  ところが、中小企業と一概に言われるところの...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、今泉委員の質問の中で、中小企業の倒産について非常に御心配のお話がございました。  長官からお答えしたとおりでございますが、実はたまたま小渕総理が倒れる一日半ぐらい前ですけれども、これらの問題で同じような心配をされて、私に種々指示がございました。 ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 三月の統計はまだ出ておりませんが、二月末までの事故率、いわゆる代位弁済でございますが、これは〇・八九というところでございます。そういう点からいきますと、当初考えておりました以上に中小企業の皆さんが必死にお返しになっておられる、そういう状況ではないかと判断...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) アメリカの中小企業庁がスポンサーとなって運営されているSCOREというのは、私の聞いたところでは、一万二千人の退職した経験者が集まってボランティアでやるということのようでございます。直接幾ら払うということでなくてボランティアでやると。  先ほど長官の方...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、木俣委員の御指摘のように、いわゆる都道府県センターというのは一元化のために一カ所ということを一応原則といたします。ですから、今おっしゃったような豊橋の方にないということは不便なようでございますけれども、そのために地域センターというのを全国三百カ所設け...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 有珠山の噴火で本当に御苦労をなさっている皆様に心からお見舞い申し上げたいというふうに思います。  今、加藤委員御指摘のように、大変苦労をしておられる方々に対して、特に今後の生活や経営等を考えた場合に、政府系金融機関、さまざまな角度から、民間金融機関も同...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、各方面から委員御指摘のような御意見が出されております。現状では旧来の形で行う予定でございますが、これから全体的な状況を判断しながら検討していかなければならない課題もあるのではないかと思っております。
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどもお答えいたしましたけれども、災害救助法の発動を受けまして直ちに災害復旧貸付制度を適用するというふうにいたしまして、またあわせて政府系金融機関や周辺十カ所の商工会、商工会議所では特別相談窓口を設置しております。道庁とも協力しまして、現地での行政機関...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業総合指導所という構想は昭和四十一年に出されたものでございまして、国が通達を出して都道府県等に提示をしたものでございます。  そのねらいは、まず第一は、診断指導事業の量的質的拡大を図ること。二番目は、専任指導担当者を確保すること。三番目は、商工担...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの旧来やっておりました指導所に関しては、誤解なきようにお願いしたいんですけれども、失敗してやめたというよりも時代にむしろ合わなくなってきた。今の時代に合うためにはどういう形がいいか。それはやっぱり民間人の経験を積んだ人たちが指導的なというよりも一...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) アメリカにおいて中小企業庁がスポンサーとなって退職経営者サービス団、これをSCOREと呼んでいるんですが、一万二千人のボランティアが全米約三百九十の拠点で創業者とか中小企業者の相談に応じているというふうに聞いております。  ボランティアの八割の方が第一...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ちょっと別な話になりますが、去年の六月に緊急雇用対策というのを政府で決めまして、そのときに通産省の役割の一つに、一体会社はどういう人材を求めているかというケースを全部三十三万社で調査をしたのでありますが、最近その答えが出てまいりまして、意外に若年層を一番...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業診断士というその制度のあり方について再構築を図っていこうというふうに考えているわけで、その場合には、単に、財務管理とかあるいは生産管理、労務管理といったのが今までの中心ですが、それだけにとどまらずに、中小企業経営方法に関する幅広いニーズにこたえら...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 信用金庫及び信用組合というのは法令上、会員または組合員であるという、そういう地域の中小企業者への資金の振り分けというのを義務化されてまいりました。そこで、中小企業金融の本当に身近な存在として、いろいろなノウハウも含めたいい相談相手であり融資についても十分...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 近年、信用金庫、信用組合の統合、合併等が活発化しています。一般論で言えば、そういう動きを通じて信金、信組の足腰が強くなる、そしてそのことが中小企業金融をより円滑に進められるという意味では、私は期待を持っている一人でございます。  今回の京都の二信金の事...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 要望書につきましては、委員御指摘のとおりの内容の要望が何項かに分かれて書かれております。中小企業向けの資金を円滑に供給するということは全く大事なことでございまして、これをきちっとさせていくことは我々の役目でもございます。  通産省といたしましては、例え...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 北海道拓殖銀行が破綻した際に、譲り受け銀行たる北洋銀行において、一定の条件を満たした一億円未満の貸付債権については原則としてすべて買い取りを行ったということは承知しております。もちろん無条件ではなくて若干の条件つきですが。  信用金庫を含めて今後の金融...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) それぞれの地域が有している地場産業は、その技術も含めてその地域の発展のみならず日本の発展に大きく貢献したわけでございます。そういう地場産業が今京都に限らずいろんなところで苦労なさっている。これに対する深い配慮と応援は通産省挙げてやっていかなければならない...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今日の状態というのは、いろんなGDPの変化等を見詰めてまいりますと、間違いなく明るみを増してきたというふうに思っています。  昨年の動きとしては七月から二期マイナスでありましたけれども、ことしに入りましてからは、設備投資その他の動き出しがかなり顕著にな...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 梶原委員が御指摘のように、もう一つ確かな手ごたえに欠けていると私も思います。  今政府は全力を挙げて努力をしておりまして、まず十一年度は〇・六%前後のプラス成長になるであろう。十二年度は一%プラスを目指しておりますが、基本的にはやっぱり官需から民需へど...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 商工会、商工会議所が従来から行っていた仕事というのは経営改善普及事業でございまして、どちらかというと地域の小規模企業者に対して経理処理といったような、そういう基礎的な事項についての指導を行うという、そういう形でありました。  今度私たちがつくります地域...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業基本法改正の折にもこの点はかなり議論になりました。中小企業が持っている多面性に着目してきめの細かい政策を行っていこうということでありましたが、そのときも、創業・ベンチャーという新たなものが加わったために小規模企業の方を見捨てるのかといったような、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この三つの支援センターが本当に有効な役割を果たしていくためには、梶原委員御指摘のように、そこで先頭に立って御案内申し上げ相談相手になる人たちの人材をどう確保するかということが最も大事であることは、もうそのとおりでございます。  都道府県等の中小企業支援...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 渡辺委員のおっしゃるような言い方でもちろん結構でございます。  今までもそうなんですけれども、一般論からいうと、法律や制度というのがありながら、どうも窓口で中小企業と直接対面するところが不親切だと。まず、どうやって断ろうかということを前提にして物を言っ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 適切なお話をありがとうございました。  恐らく既存の商工会議所、商工会等については、それはそれなりにもっともっと改革しなければならないというのが中小企業政策審議会の考え方だったと思います。また、こういうセンターができることで、お互いに刺激し合いながら新...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 水野委員からは過日も御意見を踏まえた御発言がございまして、私も傾聴に値すると伺っておりました。  やはり中小企業がこれから伸びていく場合に、自由経済社会の中で伸びていくわけでありますから、当然のことながら自助努力というのが中心になっていかなければならな...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。
○国務大臣(深谷隆司君) 産業技術力強化法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  経済活動が世界規模で展開され、国際競争がますます激化する中で、我が国産業の国際競争力の低下が懸念されております。特に、我が国の技術水準は革新的な分野を中心として米国に著しくお...全文を見る
04月12日第147回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○深谷国務大臣 参議院の本会議でおくれましたことをおわびいたします。  このたび、新内閣のもとで再び通商産業大臣を拝命いたしました深谷隆司でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。  小渕前内閣において通商産業大臣に任命されてから約六カ月間、厳しい内外の情勢のもと、小...全文を見る
04月13日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第10号
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○国務大臣(深谷隆司君) おはようございます。  日本がかつては技術力の面でもあるいはその他生産技術の面でも大変すぐれていた、そして世界から先行していたという状態にあったことはそのとおりでありますが、その後、いろんな角度から他の国々がスピードを増して、いつの間にかおくれをとって...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 恐らく馳委員の指摘されたい点は、例えば応用研究というもの、あるいは産学の連携によって学者が事業化の問題を熱心に考えてしまうと、いわゆる基礎的分野でおくれをとっていくのではないかという、そういうお考えがもとにあるのではないだろうかというふうに思います。 ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 国家公務員であるという身分、立場というのは、これはそれが維持される限りは国民の信頼を常に求められていくわけでありますから、一定の基準がないと私企業に対する癒着その他もろもろ起こってまいりますから、そういう意味では、最低限第三者機関たる人事院に公務員として...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 現在、国立学校あるいは公立学校は、産官学連携のため民間から受け入れる受託研究、共同研究などの研究資金、実際に出しているわけでありますが、その場合に国や地方公共団体の会計を通して管理されるということのために有効にこれを使うことがなかなかできないという、そう...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 有珠山の災害対策につきましては、被災した中小企業者に対する円滑な資金供給というのが非常に大事であるというふうに考えまして、三月三十日付で政府系中小企業金融機関において災害復旧貸し付けを適用するとともに、これらの機関の北海道内の各支店、北海道信用保証協会及...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 民間金融機関に対しましては、金融監督庁からも、災害関係の融資、貸出金の返済猶予、預金の払い戻し等について適切な金融上の措置を講ずるように要請が既になされていると思っておりますが、私の方からも一層その旨をよく伝えて指示をしたいと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) この点につきましても、三月三十日に担保徴求の弾力化ということについては指示をいたしました。改めて私どもから、九日に参りました現地においても、各機関にそのような指示を与えたところでございます。  円滑な資金供給に向けての取り組みがそれぞれなされていくもの...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 九日に私が参りましたときにも、地元の商工業者からこの無利子融資についての非常に強い要望が出されました。  御案内のように、今お話のあったような雲仙・普賢岳、阪神・淡路の災害のときに地方交付税の措置などを活用いたしまして地方自治体が基金をつくって、特に被...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 実は、この間参りましたときに各金融機関、これは政府系も民間も含めてですが、相談の状況を聞いてみて、あわせてまとまった話はどのぐらいかということを聞きましたんですが、非常に少のうございます。といいますのは、まだ、今度は一部解除になりましたけれども、自分の店...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、細田総括政務次官が、産学協同で技術を生かしていかなければ国際競争力で劣ってしまう、現実に劣っているわけでありますが、こういう時代の要請に応じて我が国がさらに技術力を伸ばしていくためには産学連携が非常に大事であるということを申し上げたのでありますが、そ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大学における研究の成果を事業化させるという、そこの円滑化を進めるために今回の改正を行うわけでありまして、当然のことながら、その教官が研究した成果というものを事業化しようというときに既に企業との話、了解、その進め方についてのいろんな議論がなされているはずで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) これは具体的にその企業とあるいはそれを事業化しようとする学者との個々の関係でありますから、どちらが先とは言いがたいところがありますけれども、研究の成果が事業化されて国家のために役立つんだという前提ですべてが進んでいくとすれば、受け入れる企業側も当然合意の...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ものづくり基本法の作成に当たりまして今泉委員が非常に活躍されたことを承知しておりますので、この件に関しては私からお答え申し上げることにいたします。  このたびの法案というのは、もう今お話がありましたように、我が国の産業技術力を強化しませんと、特にアメリ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 御案内のように、我が国のTLOは全国で今十の技術移転機関というので承認をしているところでございます。  今御指摘のありましたように、アメリカでは博士号を持ったような人たちが大学の研究成果を踏まえて積極的にさらに新たなものをつくり出していこう、生み出して...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) おっしゃるとおりでありまして、積極的に今委員の御指摘のような方向で努力をしていきたいと思います。
○国務大臣(深谷隆司君) アメリカでは一九七四年にそれぞれ個々の会員たちが横の連絡をとって、いわばTLO連合体といったような組織をこしらえたのであります。大学技術管理者協会、AUTMでございます。この設立以降、技術移転活動についての情報の交換であるとかあるいは研修などが実施されて...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 内藤委員の熱心な御要望については大変大事なものとして受けとめさせていただきます。  我が国の研究者、研究資金の多くが国立大学あるいは国立研究所に集まっている現状を見ますと、我が国の競争力の強化にとってとにかく一刻も早い役員兼業といったような規制緩和が必...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず、加藤委員の御心配のように、有珠山の噴火で苦労しておられる方々の現状を思いますと私ども心が痛みますけれども、刻々と移り変わる現地の情報をしっかりと受けとめて、加藤委員が御心配なさっておられるような諸問題に関して適切、迅速に答えを出していけるように通産...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ナショナルセンター、それから都道府県センター及び地域支援センターと、三つの層をうまくインターネットで結びながらあらゆる相談事務がワンストップサービスでできるような、そういう形をつくり上げたいというので、ただいま既に実施している地域も含めて努力をしている最...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 通産省におきましては、通商産業省技術評価指針というのを定め、委託費、補助金等による研究開発プロジェクト及び傘下の国立研究所の評価を外部有識者の知見を活用しながら現在実施しているところでございます。  研究開発プロジェクトの評価については、選定のための事...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 近年、技術の創造それから市場化のスピード、これが急激な勢いで進んでいるわけでございます。ですから、こういう研究開発というのも政府としては相当迅速かつ柔軟な対応をしていかなければならないというふうに考えます。  このような状況のもとで考えてまいりますと、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 産業技術力強化にとって中小企業が重要であるということはもう申し上げるまでもありません。このような認識のもとで、国家産業技術戦略でも、新たな技術革新システムの中では新技術実用化への橋渡し役として中小・ベンチャー企業の果たす役割は極めて大きいとまず位置づけを...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 中小企業技術革新制度、SBIR、これは平成十一年度の予算で百十億円、科学技術庁、厚生省、農林水産省、通産省及び郵政省の五省庁で合計四十の特定補助金等を指定したわけでございます。また、昨年十二月に成立しました第二次補正予算につきましては、科学技術庁、通産省...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 平成十一年度においては、科学技術庁、厚生省、農林水産省、通産省及び郵政省の五省庁の参加でございました。今後は、このほかに建設省あるいは運輸省、文部省、労働省の合計九省庁がメンバーとなりまして、これが昨年四月に設置したSBIR関係省庁連絡会議でございます。...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) いわゆるミレニアムプロジェクトというのは、昨年、緊要性の高い情報化、高齢化それから環境対応、この三つにおける分野の技術革新を中心にしてこれを推進していこうということになったわけでございます。  これらのプロジェクトを成功させる道筋のためには、今御指摘が...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 梶原委員の答弁次第では賛成をするというお話を重く受けとめて、誠実にお答えしていきたいというふうに思います。  何回も話が出ましたけれども、我が国の技術水準というのは、技術力の低下による競争力の低下という点で今非常に懸念されている状態にございます。今まで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この産学官の協力の技術革新というのは、大きい企業だけではありませんで、むしろ中小企業こそこれらの産学官の協力の中で技術的に開発されていくということが非常に大事なことだというふうに思います。そのために、このたびの法律を制定いたした後も、例えば大学の施設を使...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 水野委員がお考えの趣旨も含めて御質問がございましたが、ほとんど私どもと同じ考え方でございます。  我が国が高度経済成長を遂げたその背景をずっと考えてみますと、やはり生産工程の技術改良とかあるいは世界の国々が開発したものをさらに知恵を出して改良を加えてい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 産学官がそれぞれの研究成果を社会に還元していくということが最も重要なことでありまして、その道筋をどうやってつくり上げていくかということがこれからの最大の課題と心得ています。  大学や研究所の研究成果については、その成果が事業化する、製品化される、そこで...全文を見る
04月14日第147回国会 衆議院 商工委員会 第10号
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○深谷国務大臣 弁理士法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  情報や知識が大きな付加価値を生み出す知恵の時代を迎え、我が国産業の国際競争力を強化し、中小企業等の活性化を図るためには、創造活動の成果である知的財産を保護することに加え、これを積極的に活用して...全文を見る
04月14日第147回国会 参議院 本会議 第16号
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○国務大臣(深谷隆司君) 櫻井議員にお答えいたします。  本法律案の対象から商品先物取引が除外された理由についてのお尋ねでありますが、ただいま大蔵大臣が御説明申し上げたとおりでございます。  あえて私どもから申し上げれば、商品先物取引については、本法案が眼目としております説明...全文を見る
04月18日第147回国会 衆議院 商工委員会 第11号
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○深谷国務大臣 小野委員御指摘のように、知恵の時代を今迎えるわけでありまして、二十一世紀においての経済社会に占める知的財産の位置づけというのは非常に重要になってくるというふうに思います。  通産省としては、こういう観点に立って、さまざまな制度を改革しながら今日までやってまいりま...全文を見る
○深谷国務大臣 現状ではまだそこまでの具体的な話はいっておりませんで、恐らくこれからあなたがおっしゃるような問題はかなり議論なされることと思います。
○深谷国務大臣 まだWTOの関係でいうと会計士の問題等の議論がありますが、弁理士についての具体的な呼び名その他もろもろの話が進んでいないという意味です。
○深谷国務大臣 先ほど私が申しましたように、サービス交渉では会計士の問題をまずやっているという状況にあります。今後弁護士、弁理士の話になっていくというのが今日の状態です。  ただ、日本の立場としましては、パテントエージェントよりも業務上上に位置する、一部訴訟代理権もありますので...全文を見る
○深谷国務大臣 そのまま横文字で使っております。
○深谷国務大臣 知的財産の戦略的な活用というものが重要視されている中で、弁理士というのは、技術革新、国際化の進展あるいは知的財産制度の改正等に的確に対応していかなければなりません。そのためには、おっしゃるとおり、常に弁理士というのは、最新の知識だとか、あるいは情報を獲得するための...全文を見る
○深谷国務大臣 茂木政務次官が申し上げているのは、余剰金についてどのような使い方をする考えかというので、今の原則をお話ししたわけであります。恐らく委員は、この資金を研修補助金等に活用せよ、こういう御指摘だろうと思うんですが、現在までの私たちの考え方としては、あくまでも研修というの...全文を見る
○深谷国務大臣 弁理士の本務というのがもともと工業所有権でありましたから、こういう書き方をしておりますけれども、委員が一番おっしゃりたいのは恐らく、八〇年代にアメリカが産業のおくれというものを取り戻すために知的財産権というものを前面に押し出して大きな発展を遂げてきた。そういうこと...全文を見る
○深谷国務大臣 今申しましたように、もともとがそういう弁理士の主務でございましたから、そう書いたのであります。今ここで急に変えるということはどうかと思いますが、考え方としては、知的財産権というふうに私たちは認識しております。
○深谷国務大臣 全くおっしゃるとおりだと思っております。
○深谷国務大臣 弁理士法改正という大事な議論をする前に、質問をされる議員のところにお邪魔していろいろな質問の趣旨あるいは方向性についてしっかり聞くということは、役所の諸君が全力を挙げているところであります。  たまたまただいまお話のありましたことについて私は全く存じ上げませんけ...全文を見る
○深谷国務大臣 まず第一に申し上げることは、何事もそうでありますが、これが最後ということはあり得ないことであって、今日の時点で最大の条件を満たそうということですから、これからまだ問題が起きればさらに政策的な追加を行うことは当然のことだと思います。  また、危機管理の問題が出まし...全文を見る
○深谷国務大臣 前半のお話の中で、遅きに失した、そういう御発言がありました。そういう見方もあるかもしれません。  ただ、日本の経済、産業の歩みを振り返ってみますと、どちらかというと、日本はプロセスイノベーションが得意でございました。つまり、いろいろな他の国の、あるいは他の人たち...全文を見る
○深谷国務大臣 前段のお話の中に、誤解を招くといけませんからあえて申し上げますけれども、プロセスイノベーションというのも日本としての大きな特徴であり、力でございますから、これからも全く大事でございます。それに加えて、プロダクトイノベーションというものを考えていくという意味でありま...全文を見る
○深谷国務大臣 弁護士法という法律があって弁護士さんの枠というのは決まっているわけですが、今日の状況を踏まえて、弁理士さんがどこまで入れるかということの境界線で随分いろいろな話し合いをしたんです。そして、その結果が、ただいま細田政務次官が言いましたようなそういう分野にまで行ったわ...全文を見る
○深谷国務大臣 今法務省からもお話がありましたように、垣根の問題をどう解決していくかというのは、弁護士会の立場、行政書士会の立場、弁理士会の立場、それぞれが長年の経験の中で仕事をしているわけで、大変微妙であります。  今のお話でございますと、例えば弁理士の専権であったものを行政...全文を見る
○深谷国務大臣 特許は、技術開発等の知的財産の活動のいわば結晶でございます。ただ、今委員御指摘のように、我が国には、特許は出して特許権は得たけれども利用されていないというのが、九十万件のうちの約四十万件あると言われております。このせっかくの特許を未利用のまま置いておくというのはま...全文を見る
○深谷国務大臣 委員御指摘のように、審査の処理を迅速に行うためには、的確な審査の確保と担当者をふやすということが非常に重要なことであることは申すまでもありません。  この認識のもとで、通産省といたしましては、特許庁の定数をふやすために努力をしてまいりました。大変定員事情が厳しい...全文を見る
○深谷国務大臣 来るべき二十一世紀に向けて我が国の経済社会の発展を考えていく場合には、中小企業のさまざまなアイデアあるいは努力というものに期待しなければなりませんが、その際に非常に重要なのは、具体的に言えば盗用の防止ということでございます。せっかくのアイデアが盗用されてしまう、大...全文を見る
○深谷国務大臣 皆様のおかげで、さきに産業技術力強化法というのを成立させていただきました。産官学が一体となって新しい開拓、アイデアを盛り込んでいく、それにあわせて、今度は知的財産として特許によってこれを守り、さらに事業化を進めていく、そのことが二十一世紀の日本の産業経済の発展につ...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。     —————————————
04月18日第147回国会 衆議院 本会議 第26号
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○国務大臣(深谷隆司君) 北沢議員の私に対する質問は五問でございます。  まず、個別法並びに個別法案の見直しについてのお尋ねでございますが、本法案においては、環境庁長官が関係大臣に対して個別法について見直しの指示をするという仕組みにはなっておりません。  個別のリサイクル法の...全文を見る
04月19日第147回国会 衆議院 商工委員会 第12号
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○深谷国務大臣 吉田委員のおっしゃるとおり、我が国のエネルギーの自給率は非常に低うございます。石油もほとんど海外から依存している。ですから、過日のアラビア石油の問題でもそうでありますが、常に不安定な状況に置かれている。  そのために、海外との関係を重視しながら、その関係の友好的...全文を見る
○深谷国務大臣 鉄鋼産業の構造改革についてまず触れますが、鉄鋼産業は、好調な輸出に支えられて、粗鋼生産量というのは回復されつつあります。今までは、大体一億トンのレベルを常に前後しておったわけであります。ただ、鋼材市況が低迷していますから、経営環境というのはやはり依然として厳しいと...全文を見る
○深谷国務大臣 今も触れましたように、高炉業界というのは設備能力が過剰だと言われておりまして、それらの設備の処理に伴う事業の再構築というのが今非常に重要だというふうに思います。  今御指摘のありましたように、新日鉄であるとか日本鋼管であるとか、いろいろなところが、それぞれどのよ...全文を見る
○深谷国務大臣 東洋製鋼株式会社は、四月十四日に東京地方裁判所に対して民事再生法の手続開始の申し立てを行ったわけであります。同社は、今生産を停止いたしまして、朝日工業に営業を譲渡する方針を発表しているところでございます。朝日工業の方からは、東洋製鋼から営業譲渡を受けるに当たっての...全文を見る
○深谷国務大臣 鉄鋼業界に限らず、世界の荒波の中をこれから進んでいく場合には、やはり足腰を強くしていくということがとても大事だと思います。集中とか選択というようなことで、特にこの場合には産業活力再生法等でしっかり土台をつくっていく。その当初は苦労も多うございますけれども、結果的に...全文を見る
○深谷国務大臣 いろいろなケースがありますから全体的なことは申し上げられませんけれども、前向きに評価できるのではないかと思います。
○深谷国務大臣 この業界のみならず、これからというのは、先ほどもお話を申し上げたように、自助努力というのが非常に大事になってきて、役所が指導するとか、かかわりを深く持っていくという形から、それぞれが独立した産業、企業としてしっかり体制を整えていくということがとても大事だと思います...全文を見る
○深谷国務大臣 構造改革を通して企業が足腰を強くしていくということは、将来において雇用を確保する、そういういい点はあるのですが、当面は、ただいまのようなお話の混乱も多く起こることを大変懸念しています。つまり、会社が足腰を強くするためにはリストラはやむを得ないという、そんな安易な形...全文を見る
○深谷国務大臣 再生資源の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  我が国は、大量の資源を使用した経済活動を続けており、今後経済活動がさらに発展していく上で、廃棄物の最終処分場の制約、鉱物資源の枯渇など、環境面及び資...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○深谷国務大臣 おはようございます。  平成八年度及び平成九年度通商産業省所管の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  初めに、平成八年度の決算の概要でありますが、まず、一般会計歳入歳出決算につきまして、御説明いたします。  通商産業省主管の歳入でありますが、歳...全文を見る
○深谷国務大臣 平成八年度及び平成九年度の決算検査報告において掲記されております事項につきましては、会計検査院の御指摘のとおりでありまして、まことに遺憾に存じております。  これらの指摘事項につきましては、直ちにその是正の措置を講じたところであり、今後このような御指摘を受けるこ...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 本会議 第27号
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○国務大臣(深谷隆司君) 中桐議員の私への質問は二問であります。  企業組織再編に伴う労働関係上の問題に対する法的措置の必要性についてのお尋ねでございます。  我が国の経済の生産性の向上を図るためには、企業組織の円滑な変更を行うことが大変必要であります。その際に、労働者の理解...全文を見る
04月21日第147回国会 衆議院 商工委員会 第13号
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○深谷国務大臣 山口委員御指摘のように、現在の大量生産、大量消費、あるいは大量廃棄というようなものを前提とした経済社会を続けてまいりますと、廃棄物の最終処分場が逼迫してしまう、あるいは鉱物資源が将来的に枯渇するといったように、環境制約、資源制約が顕在化して、我が国の将来の経済社会...全文を見る
○深谷国務大臣 山口委員おっしゃるとおり、循環型社会の構築というのは、ひとり日本のみならず、世界全体の重大な課題だというふうに考えます。  そこで、通産省といたしましては、本法律案等をまとめていただきまして、その施行を通じて廃棄物リサイクル対策に積極的に取り組んで、まず我が国が...全文を見る
○深谷国務大臣 まず、大畠委員に、小渕前総理にお見舞いのお言葉をいただいたことを感謝いたします。  あの日は夕刻からさる方の結婚披露のパーティーがございまして、そこにずっと出ておりました。そして、終わりごろになりましてから、多分時間にしてかなり遅い、九時か十時ぐらいか定かではあ...全文を見る
○深谷国務大臣 まず最初に、お互いに健康に留意しながら頑張っていこうという趣旨は、大変温かいお気持ちが込められていて、大変感激をいたしております。委員も含めて、みんなでみずからの体を大事にしながらお国のために働きたいと思います。  お話しのように、平成三年に制定されました再生資...全文を見る
○深谷国務大臣 今のマークの問題は参考にすべき御意見であると思いますが、今まで私たちが考えているマークというのは、分別収集するに当たって可能かどうかといったような判断でありますので、ことごとくの商品でその必要性があるかという点については、私はかなりの議論の余地があるのではないかと...全文を見る
○深谷国務大臣 あの広告の問題にこだわっておられて大変恐縮しておりますが、あのときの大キャンペーン運動は、あのような紙上の広告のみならず、テレビを通して、それから何よりも全国六十二カ所でフォーラムを開きまして、延べで十六万六千人の人たちをお集めして、その中では私が先頭に立って講演...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほども大畠委員の発言の中にありましたが、バブルの時代というのは典型的な大量生産、大量消費、大量放棄だったのですね。これは処分場の問題を考えたら行き詰まってしまうということは明々白々だし、一方において資源が枯渇するということも当然で、これを繰り返していたら人類その...全文を見る
○深谷国務大臣 失礼ですが、どういう趣旨の質問か私にはよく理解できないのですが、将来の問題を考えながら今やらなければならないことを提示して、それを具体的に実践していくことによって時代を乗り越えていこう、今までそういう形で、通産省は先頭に立って頑張ってきたと私は自負しているわけであ...全文を見る
○深谷国務大臣 循環型社会を構築していくためには、まず、製品をつくり出す事業者が、どうやってむだなものを省き、それから有効に循環型の社会に合わせた製品をつくっていくか、そういう努力が大変大事であります。  一方で、消費者が分別収集を初めさまざまな対応をしていくということが大事で...全文を見る
○深谷国務大臣 日本の場合には資源がありませんから、外国から資源を仕入れて、それを物にして製品化して、外国に売って、そして生きてきたのですけれども、今や、貿易関係、アメリカでいえば黒字と赤字の問題のように、輸出促進ということに対しては非常な抵抗があって、むしろ輸入に力を入れるべき...全文を見る
○深谷国務大臣 これは、どれを燃やしたらいいのか、燃やすべきものは燃やす、あるいはリデュースできるものはする、リサイクルできるものはする、リユースもそのとおりでありまして、それぞれのものによって全く違うと思います。  ただ、中山委員がおっしゃりたいと想像しますのは、仮に燃やした...全文を見る
○深谷国務大臣 通産省以外の省庁にかかわることでありますが、ただいまのあなたの御意見を受けとめて、それぞれの関係省庁に、私の方から、このような発言があったということも含めて伝えたいと思います。
○深谷国務大臣 いわゆる大量生産、大量消費、大量廃棄の典型的な時代というのが私はバブルの時代だと思うんですね。そういうものから反省をいたしまして、今日このような循環型社会を構築しなければ二十一世紀はやっていけないんだぞ、こういう認識になっていったわけですね。  そういう過程の中...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどもお答えしたのですけれども、事業者が製品を生産していく過程の中で、循環型社会についてどう判断をし、協力をするかということをしっかり考えていただくことが大事。そのためには、リサイクルできるような製品を生み出していくとか、あるいはリデュースできるような製品、ある...全文を見る
○深谷国務大臣 デポジット、日本語に直したら何といったらいいのでしょうか、預かり金制度というのでしょうか、ビール瓶などでは従来から活用されておりまして、これは瓶の回収率の向上だとかリサイクルの促進に有効な方法であります。多分五円だったと思いますけれども。  しかし、このデポジッ...全文を見る
○深谷国務大臣 全く同じでございまして、産業界、経済界がこの点に対して協力をしてくれるということに対しては、やはりビジネスの上でもメリットがなければできないことだというふうに思います。  私は、環境の保全と経済の健全な発展というのは努力によって両立するものだと考えます。循環型社...全文を見る
○深谷国務大臣 二十一世紀に向けて循環型社会を構築する、そういう絶対的な必要性の中で事を進めていきますが、その過程の中で、おっしゃるように、ごみを敵視するのではなくてこれを社会に有効に活用させていく。まさにごみが宝とまで言えるかどうかはわかりませんけれども、有効に生産あるいは消費...全文を見る
04月21日第147回国会 衆議院 本会議 第28号
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○国務大臣(深谷隆司君) 特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  エネルギー供給構造が脆弱な我が国においては、地球温暖化問題への対応といった環境保全及び効率化の要請に対応しながら、エネルギーの安定供給を確保するため、原子力政策を着...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大畠委員の私に対する質問は八問ございます。  まず第一は、ジェー・シー・オー対策に関する国会決議への政府の対応についてのお尋ねでございますが、当省といたしましては、昨年十月一日付で、茨城県内の被災中小企業者を対象に、政府系中小企業金融機関を通じて災害復...全文を見る
04月25日第147回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(深谷隆司君) 一昨年の緊急雇用対策のときに、我が省に雇用のニーズを調査しろというそういう指示がありまして、三十三万社、百七通勤圏で調べましたら、やはりかなりの面でミスマッチが多かったということがございました。一万ページに及ぶこれらの資料は労働省に届けまして、労働省とと...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 貸し渋りのあらしが吹いた一昨年、中小企業の皆さん方を守ろうということで、御党も含めて御相談の上、十月の一日から保証制度というのを開始したわけでございます。  二十兆という枠でありましたが、私が通産大臣になりましてから、去年のことですが、これでは恐らく来...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) おっしゃるとおり、平成十二年三月の倒産件数というのは、中小企業の倒産件数でいくと千七百四件でございます。そして、それは前年同月の倒産件数と比べますと四一%の増加ということになります。ただ、一昨年の一、二、三月というのは不況時の中でも非常に倒産が少なかった...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 委員が御指摘のように、御党の調査の中でもいろんな要望というのが示されております。現実に私どもの方にも、例えば既往債務者が返済猶予等について考えてくれという声もございます。それから、条件等についての緩和はどうだろうかということであります。  そこで、一応...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 西川委員が福祉問題で全力を挙げ、また中小企業問題で深い配慮をなさっておられることに敬意を表します。  各般の政策の中でようやく経済は明るみが見えてきたとはいうものの、中小企業、とりわけ小規模企業者にとってはまだまだ苦しい状態が続いておりまして、私ども大...全文を見る
04月26日第147回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○深谷国務大臣 樽床委員の御指摘のように、戦後から、つまり丸裸の状態から今日まで、日本は順調に発展をいたしてまいりました。それは、まさに右肩上がりの経済の発展でございました。ただ、バブルを境といたしまして経済が全く低迷をしてまいりまして、大きな変化があったように見えますけれども、...全文を見る
○深谷国務大臣 今申し上げたように、企業が新たな循環型社会を構築していくに当たっていろいろな工夫をしていかなければなりません。その工夫をする場合には、今申しましたように、地方自治体との協力関係あるいは一般国民との協力関係、そして政府や行政の協力関係ということをきちっと保っていくと...全文を見る
○深谷国務大臣 今申し上げたような新たな産業をそれぞれ生み出していく、それは、おっしゃるとおり、ベンチャー企業の育成にもつながってまいります。既に中小企業基本法を改正して、多面的な政策、行政の展開を始めているわけでありますが、そういう中でのベンチャー企業の育成に関しては、税制のあ...全文を見る
○深谷国務大臣 リサイクルあるいは環境型社会をつくり出していく上のいろいろな技術の改革、革新ということは、おっしゃるとおり、まことに重要でございます。技術力強化の法律をつくらせていただいたのも、これらの観点に立ってであります。  特に、これから伸びていく新しい産業あるいは伸びて...全文を見る
○深谷国務大臣 おっしゃるとおりでございます。やはり今の経済の動向を考えても、官需を中心に何とか景気回復をしようとしているわけですが、本格的な景気回復は、それが民間の力にバトンタッチするということでようやく確定づけられるものであります。  同じようなことで、技術革新と申し上げて...全文を見る
○深谷国務大臣 事業者と消費者とのかかわりで、お互いにこの循環型社会を構築していくんだという気構えと実践がうまくつながっていくことによって、循環型社会というのが生まれてくるわけでありますが、その中にもう一つ、地域の関連というものが大分重要になってくると思いますね。特に、廃棄物の処...全文を見る
○深谷国務大臣 こういうパンフレットなどかなり全国に出しております。また、学校には、今私が申し上げたのは、北海道の小学校の現場に通産省の職員が行って子供たちに直接教えたという例などがあります。しかし、これはもっと本格的に、積極的にやっていかなければならぬというふうに考えます。
○深谷国務大臣 これからの時代というのは、やはり地方に重きを置いた時代、言いかえれば地方分権の時代だと思います。私もかつて自治大臣を務めて、その推進に当たった一人として、委員のお考えとは全く同感でございます。地方にできる限り地域の皆様の求める地方政治を構築していくということは非常...全文を見る
○深谷国務大臣 今委員が御指摘なさるような話というのは巷間よく聞かれる話でありますが、私は、各省庁とも予定された事業についてのむだのない、しかも効果的な使い方をしているものと信じておりますし、また常にそのような指導を行って、税金というものが間違いなくその目的にきちっときれいに使わ...全文を見る
○深谷国務大臣 お話しのように、リサイクル法は平成三年にできたものでございます。そのリサイクル推進にはかなりの成果が上がったと私どもは思います。  具体的に申し上げます。  まず家庭や事務所から一般に排出される廃棄物、この法律はまず容器包装について、分別のための表示の義務とい...全文を見る
○深谷国務大臣 このたびの法律案というのは、事業者がリサイクルなどについて守るべき判断の基準を定めて、その事業者が取り組むという形、体制をつくっていこうというものでございます。  まず、事業者が取り組みを行う場合に、その判断の基準に照らして著しく不十分であるという場合には、主務...全文を見る
○深谷国務大臣 山本委員が御指摘のように、事業者に対して回収とかリサイクルの義務づけを行うということになりますと、コスト負担を回避しようという考え方が働いてまいります。ですから、事業者は、廃棄物の発生を抑制しようとかリサイクルが容易な製品を新たに設計していこうとか、そういう前向き...全文を見る
○深谷国務大臣 通産省といたしましては、これまで再生資源利用促進法、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法といったような、そういうリサイクルの推進を進めてきたわけであります。  これらの法律に盛り込まれた措置については、循環型社会形成推進基本法案の中では拡大生産者責任を打ち出し...全文を見る
○深谷国務大臣 廃棄物の発生抑制対策、部品等の再使用対策及び原材料としての再利用対策を講じることは環境の保全に資するということは、もう当然のことでございまして、本法律案では、主務大臣が判断基準を制定するに際しては環境大臣に協議するということになっております。同時に、環境大臣は本法...全文を見る
○深谷国務大臣 現在までの日本の経済社会の動きを考えてみますと、今小林委員が指摘されたように、大量生産、大量消費、大量廃棄ということの繰り返しでありました。このままでやってまいりますと最終処分場の逼迫というのはもう目に見えているわけでございます。  さらに、鉱物資源その他やがて...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、小林委員のおっしゃるとおりだというふうに思っています。  今まで急成長を遂げてきた、結果的に、大量生産、大量消費、大量廃棄となってきた。しかし、これが急激な成長でなくても、人類はやがて廃棄物の処理には困るでありましょうし、それから、鉱物資源、その他資源、も...全文を見る
○深谷国務大臣 本法案では、廃棄物・リサイクル対策を実施する上で、事業者が具体的に取り組むべき内容を個々の製品や業種ごとに事業者の判断の基準として規定する、事業者の努力をそのことで促すということで、その業界全体の水準を引き上げていこうとしているものでございます。だから、この判断の...全文を見る
○深谷国務大臣 今それぞれお話を申し上げたように、このたびの法律改正に当たりましては、まず我が国の直面する環境制約とか資源制約というものを一つの背景にし、またお話のようにドイツの循環経済・廃棄物法を参考にしたり、OECDでの議論を踏まえて、新しく構築する循環型の社会というのは、廃...全文を見る
○深谷国務大臣 今の埼玉県のいわゆる市民団体の活動ぶりというのは私も聞いております。循環型社会を構築するために一体何が必要かというと、どこか一カ所が重要であるということではなしに、やはり国民の側、特に地方自治体でどう啓蒙、協力関係が構築されるかということ。そして、何よりも事業者が...全文を見る
○深谷国務大臣 これまでの再生資源利用促進法においては、例えば古紙の利用率やカレットの利用率などのリサイクルの数値目標を事業者の守るべき判断の基準と定めて、事業者のリサイクルの取り組みを促してまいりました。  本法律案に基づく措置においても、措置の内容やその技術的、経済的な可能...全文を見る
○深谷国務大臣 実効性の高い廃棄物・リサイクル対策を推進していくためには、個別の製品や廃棄物の特性とか実態を十分に踏まえて、対策として実効性のあるもの、それから効率性のあるものをあわせて制度設計していくということは非常に必要なことだというふうに思います。  しかし、いずれにいた...全文を見る
○深谷国務大臣 すべてのものについての生産に当たってリデュースを命ずるというのは私は必ずしも適切でない。つまり、いろいろな形で再生可能なものであるとか、そういうような配慮、あるいは、産業界の状況等も含めて全体的に物を見なければならないのではないか。現在は、まず廃棄量が本当に多いと...全文を見る
○深谷国務大臣 ドイツで循環経済・廃棄物法が廃棄物の利用や処分の優先順位を理念として打ち出したということが大きな影響を持っているというふうに認識しています。  日本でも、こうした廃棄物の利用だとか処分の優先順位等では、循環型社会形成推進基本法案で規定されている一方で、本改正案は...全文を見る
○深谷国務大臣 レンズつきフィルムというのは今大変脚光を浴びていますけれども、一番最初はあれは使い捨てカメラといったんだそうですね。使い捨てカメラというのはまさに大量生産、大量消費、大量廃棄の典型的な姿だというので批判もあったらしくて、そこで、フィルムを全部使い切ると、持っていけ...全文を見る
○深谷国務大臣 今までの経済社会というのは、大量生産、大量消費、大量廃棄型を前提としていました。これでは、もう最終的な処分場は逼迫してしまうし、それから鉱物資源も枯渇してしまうし、しかも環境から考えましても大変な状況になる。そういう、言いかえれば二十一世紀に向けての日本の経済社会...全文を見る
○深谷国務大臣 日本全体の廃棄物の量というのは四億五千万トン、そのうちの産業廃棄物が四億トンといいますから、九割を占めるのが産業廃棄物でございます。そのために、最終処分場の逼迫というのが特に大きく出ているわけであります。この処分場の逼迫などに対応するためには、最終処分量を減らすと...全文を見る
○深谷国務大臣 これはもう当然、分別排出に全力を挙げていくということが大事だし、また再生紙等につきましても、積極的にこれを使っていきたいと思います。
04月28日第147回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○深谷国務大臣 今国会に上程されました循環型社会形成推進基本法案、これは、循環型社会を構築するための基本的な理念を定め、国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにして、政府による計画の策定、そして施策の基本となる事項を定めるということが基本法の考え方でございます。  一方...全文を見る
○深谷国務大臣 廃棄物の発生を抑制するリデュース、それから製品、部品として再使用するリユース、それから原材料として再利用するリサイクル、この件に関しては、基本法では、第一にリデュース、第二にリユース、第三にリサイクルという優先順位を書いております。  一方、我々が審議していただ...全文を見る
○深谷国務大臣 使い捨て文化という言葉がバブルの時代を頂点にして本当にもてはやされた時代がございました。しかし、それは、ただいま委員御指摘のように、大量生産、大量消費、大量廃棄、こういう状況を生み出してまいりました。そして、限られた最終処分場でございますので、だんだんにそれが逼迫...全文を見る
○深谷国務大臣 島津委員にお答えいたします。  なるほどドイツはかなりすぐれていることは確かですけれども、このたびの法律等の成立をまつことによって、むしろ日本の方が先を行くような状況になってくるというふうに考えています。  ドイツは、平成六年に循環経済法というのを制定いたしま...全文を見る
○深谷国務大臣 その櫻井さんの書かれた文章の中で、通産省の者が言ったと書かれているようでありますが、よくそういう書き方、表現の仕方で、あたかもそれが通産省を代表する意見であるように書かれることは、甚だ迷惑だと常に思っているのです。役人の中にも政治家の中にもいろいろな考え方があるわ...全文を見る
○深谷国務大臣 OECDでそのような議論がなされていることは承知していますが、まだ決着がついていないのですね。OECDも、最終的に生産者に全部負担を負わすかという結論がついているわけではなくて、今のところは未決着、議論がそのような形でなされているという状況にあるわけであります。日...全文を見る
○深谷国務大臣 ドイツのやり方も、一つの方法としては十分検討の余地があると思うのでありますが、日本の場合には、これまで市町村が分別収集という形でずっとやってきたものでありますから、これをまず利用していく、それが筋道ではないかとも考えているわけです。
○深谷国務大臣 循環型社会では、廃棄物を焼却して回収した熱の利用、いわゆるサーマルリサイクルを進めていくということは大変大事なことだというふうに考えています。これは、資源の有効な活用という見地からも重要だと私は思います。今度の基本法でも、リデュース、リユース、リサイクルに準じて、...全文を見る
○深谷国務大臣 容器包装法では、紙でつくった容器包装はサーマルオーケーということになっておりますね。それはなぜかというと、ほかに使えないからですが、プラスチックの場合にはだめということになっているのですね。それはどうしてかというと、マテリアルリサイクル、つまり、もう一回材料として...全文を見る
○深谷国務大臣 本法律案におきましては、対象となる製品や業種については政令で指定する、それから事業者が具体的に取り組むべき事項については省令で定めるということになっております。  今西川委員が御心配なさるような点は、十分に踏まえていかなきゃならない大事なことだと私もまず理解して...全文を見る
○深谷国務大臣 省令で定める判断の基準というのは、廃棄物・リサイクル対策を実施する上で具体的に事業者が取り組むべき内容を定めているというものでございます。  判断の基準の制定に当たっては、御指摘のように、廃棄物・リサイクルの現状とか、リサイクルに関する技術水準、あるいはその普及...全文を見る
○深谷国務大臣 品目の追加については、必要があれば随時追加していくということが原則であります。  それから、ただいまお話がありましたように、例えば社会的必要性とか技術動向等で適時見直していくと申し上げたのですけれども、どのくらいの期間かというのを考えることはなかなか難しいことで...全文を見る
○深谷国務大臣 この基準を定める場合には、先ほど申したように、相当な議を経て、整合性をきちっと見守った上で、これが現時点で最良のものと思って出すわけでありますから、一般的に言えばこれを基準としてずっと進めていくわけでありますが、かといって、大きな技術革新が行われて、リサイクルの新...全文を見る
○深谷国務大臣 消費者の皆さんの環境に対する意識がどんどん高まってまいりますと、今回の法律に基づいて企業が循環型社会に対応できるような歩みをきちんと示すということによって、その企業に対する消費者の評価が高まるということは必然だろうと私は思うわけであります。  大体、これらの対象...全文を見る
○深谷国務大臣 おっしゃるとおり、事業者にとりましては、その決め方によっては本当に事業に著しく影響を与えることになると思います。そういう意味では、先ほども申したような透明性、公明性、必然性、その他もろもろの観点から、幅広く御意見を承って適切な答えが出せるような状況を心して進めてい...全文を見る
○深谷国務大臣 これまで再生資源利用促進法においては、例えば古紙利用率だとかカレット利用率などのリサイクルの数値目標というのを事業者の守るべき判断の基準として定めて、事業者のリサイクルの取り組みを促してまいったところです。  この法案に基づく措置でも、措置の内容やその技術的、経...全文を見る
○深谷国務大臣 循環型社会の構築に向けて、製品の設計や製造から、使用済み製品の回収、リサイクルの実施、リサイクル材の利用まで、製品のライフサイクル全般を視野に入れた対策が必要であるというふうに認識します。このような製品については、本改正案や産業構造審議会の品目別ガイドラインなどに...全文を見る
○深谷国務大臣 恐らく、一昨日、私が答弁の中で、国が方向性を示して事業者がそれにのっとって最大限の努力をすると言った、その考え方に対する御指摘も含まれてかと思いますが、私は、このたびの循環型社会をつくっていくということで通産省に課せられたる使命は、あるいは責任は、まことに重いもの...全文を見る
○深谷国務大臣 循環型社会の構築のためには、事業者、消費者、行政が、いわばパートナーシップを組んで努力をしていくということで初めてその目的を達成することができると思います。そういう中で、環境に配慮した製品を積極的に買う、あるいはリサイクルのために適切な分別収集を行うといったような...全文を見る
○深谷国務大臣 どうもありがとうございました。  ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、本法律案の適切な実施に万全を期してまいります。     —————————————
○深谷国務大臣 特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  エネルギー供給構造が脆弱な我が国においては、地球温暖化問題への対応といった環境保全及び効率化の要請に対応しながら、エネルギーの安定供給を確保するため、原子力政策を...全文を見る
05月09日第147回国会 衆議院 商工委員会 第16号
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○深谷国務大臣 高レベル放射性廃棄物の最終処分は、古屋委員の御指摘のとおり、最重要課題の一つでございまして、一日も早くその実現を図る必要があるというふうに考えております。  また、最終処分施設の立地選定及び最終処分の実施につきましては、地元の御理解と御協力が最も大事なことでござ...全文を見る
○深谷国務大臣 概要調査地区の選定におきましては、地方自治体の理解と協力が不可欠でございます。したがいまして、私どもが進める場合に、都道府県知事及び市町村長の意見を極めて重く受けとめて、それに基づきまして最終処分計画を策定していくということに相なります。  このため、政府といた...全文を見る
○深谷国務大臣 まず、高レベル放射性廃棄物の最終処分を実現させるということは、世代間の公平性の確保という観点から極めて重要なことだというふうに思います。  原子力発電所の場合の三十年と今回の二十年、どう違うのかということでありますが、実際に地元の皆様の御意見をまとめ御協力を得ら...全文を見る
○深谷国務大臣 全体的には細田政務次官の答弁のとおりでございますが、これからのIPPの普及状況等をやはり見ていかなきゃならぬと思います。私は、吉田委員の言われる意味はよくわかるような気がします。過度な不公平が生じたという場合も起こるわけでありますから、その場合には私は検討の余地は...全文を見る
○深谷国務大臣 吉田委員の言われるように百年、二百年、三百年、場合によっては百年といったような非常に長い規模のこれからの動きになりますので、本当に難しい諸般の問題はあるだろうと思いますが、まず第一に、安全の確保のための規制ということについては別の法律で定めることとしておりまして、...全文を見る
○深谷国務大臣 先ほどもお話がありましたように、何百年という長い期間に及ぶものでありますから、今日の状態ですべてを法律の上で選定するわけにいきませんで、そういう意味で、今後法律を定めるという幾つかの部分があるわけであります。  ただ、言えますことは、常に立法府で議論をして、そし...全文を見る
○深谷国務大臣 次の省庁再編によって決まりました担当大臣、つまり経済産業大臣が責任を負うということであります。
○深谷国務大臣 いずれにいたしましても、貴重な資金を一時的にも預かるわけでありますから、これが妙なリスクを負うようなことのないように、あらゆる角度から十分な対応を行っていくべきだと考えています。
05月10日第147回国会 衆議院 商工委員会 第17号
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○深谷国務大臣 横路議員が北海道知事の時代に大変御苦労なさったこともよく承っております。  エネルギー問題というのは、我が国にとって、あるいは我が国だけではありませんけれども、人類が生きるために非常に大事なことであります。そして、日本の場合には、残念ながら、石油エネルギーといっ...全文を見る
○深谷国務大臣 安全体制を確保するということが最も必要なことであることは言うまでもありません。  この法律の中で安全規制体系の整備を行わないで、何で本法案だけ出すのか、そういう御質問でありますが、まず、高レベル放射性廃棄物の最終処分の事業というのは、第一に巨額の資金が必要であり...全文を見る
○深谷国務大臣 今まで日本でこの法律の整備がおくれていた。残念ながら、私どもは早くこの整備をしなければならないというふうに考えておりました。  それと同時に、外国のこのような手続の進め方等々も参考にいたしまして、まずこのような法律のスタートをいたして、安全性の問題については、先...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、横路議員のそのお考えには同じような考え方を持っています。  例の東海村のあのような事故が起こりましたときに、原子力全体への不信感というのが一気に国民の脳裏に駆けめぐっていったわけであります。もちろん、東海村のあの燃料工場での事故と原子力発電所のそれとは、安...全文を見る
○深谷国務大臣 エネルギーの大方を輸入に依存しているという我が国の状況を考えますと、エネルギーの長期的な安定供給の確保ということは非常に大事でございまして、そういう意味では、使用済み燃料を再処理して得られたプルトニウム等を再び利用するという核燃料サイクル政策、これを着実に推進して...全文を見る
○深谷国務大臣 結構でございます。
○深谷国務大臣 原子力委員会の高レベル放射性廃棄物処分懇談会で提言されました処分地選定プロセスに関する基本的な考え方は、これを尊重して本法案に反映するように努力をしていこうということであります。  本法案中では、原子力発電環境整備機構が処分地を絞り込んでいく各段階において、通産...全文を見る
○深谷国務大臣 今回の法律案の策定時において、立地点の選定に関して、情報の公開による透明性の確保、そのための地元の意見の十分な聴取、その声を反映するということに格段の努力をいたしたつもりでございます。  今法案中では、処分実施主体が最終処分施設の立地点を絞り込んでいく各段階で、...全文を見る
○深谷国務大臣 最終処分計画においてその調査地区等を決定する際には、先ほどからお話がありましたように、これを管轄する都道府県知事及び市町村長の意見を聞いて、これを極めて重く受けとめて、最終的には国が決定するものだ、そういう規定であります。
○深谷国務大臣 本規定は法的拘束力を持つものではありません。しかし、「意見を聴かなければならない。」このように明確に規定しているわけでありますから、その意見を極めて重く受けとめて対応するという意味であります。
○深谷国務大臣 私は横路委員と同じ意見でありまして、この仕組みの中で、知事及び市長の意見を重く受けとめて聞くということは、おのずから政府の姿勢を示しておることだと思っております。
○深谷国務大臣 他の法令を比較してみますと、地方自治体の意見をどう反映するかという点についての比較をしてみますと、私は、本法律案の方がはるかに、いわゆる義務規定としているというふうに考えております。「通商産業大臣は、」「都道府県知事及び市町村長の意見を聴かなければならない。」これ...全文を見る
○深谷国務大臣 鉱物資源に関しましては、本法案の第四章第三節で、最終処分施設を保護するために、施設の敷地及びその周辺並びに地下の一定の範囲を保護区域として定めて、当該保護区域内の地下掘削の制限だとか鉱業権の取り消し等の措置を講ずることができるように手当てをされておると思っておりま...全文を見る
○深谷国務大臣 横路委員の数々の御意見を含めた御質問をずっと伺っておりました。  基本的には、どうやって安全性を確保するかということ、その一点に尽きるわけでありますが、先ほどの長官の答弁でもそうでございますけれども、私たちの想定しているのは、人工バリアと自然のいわば天然バリアと...全文を見る
○深谷国務大臣 何よりも安全性を確保するということが最終的な目標でございますから、横路委員言われましたような御意見のとおりに、アメリカその他、いろいろな角度から、ガイドラインの中でどこまで示せるか、十分に考えながら対応していきたいと思います。
○深谷国務大臣 そもそも、エネルギー安定供給の確保であるとかあるいは地球環境の問題等々考えてまいりますと、やはりこれから自然エネルギーをいかに確保するかということに全力を挙げるべきだというふうに考えます。  横路委員も参加しておられる超党派議員による自然エネルギー促進議員連盟が...全文を見る
○深谷国務大臣 我が国の資源のない状況を考えますと、中心は相変わらず石油資源、これは輸入に頼っているわけでございます。そのほかさまざまなエネルギー源として開発しておりますけれども、やはり原子力に負うところはかなり大きいと思わなければならぬと思います。安全性あるいは安定供給、経済性...全文を見る
○深谷国務大臣 基本方針及び最終処分計画は、今国会で法案を御審議いただきまして、成立させていただければ、早急に作業に着手いたしまして、可能ならば秋以降にぜひ決定をしたいと考えております。また、最終処分計画については、基本的には十年を一期として、五年ごとに改定を行うというふうに考え...全文を見る
○深谷国務大臣 高レベル放射性廃棄物を出さないようにする、あるいは、処分の方法について何か適切な、基礎的な研究が必要ではないか、委員のその御指摘はごもっともだと私は思います。  ただ、今般のこの法律をつくるに当たりましての私どもの考え方を申し上げますと、まず、平成十年の原子力委...全文を見る
○深谷国務大臣 科学技術庁長官が、岐阜県の知事に対しまして、平成十年九月十八日付の文書におきまして、「貴職をはじめとする地元が処分場を受け入れる意思がないことを表明されている状況においては、岐阜県内が高レベル放射性廃棄物の処分地になることはないものであることを確約します。」こうい...全文を見る
○深谷国務大臣 高レベル放射性廃棄物の最終処分の実現は、原子力発電を進めていく上で残された最重要課題の一つだというふうに思っております。また、費用負担に係る世代間の公平性の確保、これも極めて大事でございまして、一刻も早い取り組みが不可欠だと考えております。  既に各国においては...全文を見る
05月11日第147回国会 衆議院 商工委員会科学技術委員会連合審査会 第1号
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○深谷国務大臣 昨日の横路委員の質問は、かつての北海道の知事として経験したものを踏まえての、御提言も含めた御質問でございました。私も詳細にわたりまして回答をいたしたのでございますが、細かく全部申し上げるわけにまいりませんが、その中の折々に大変貴重な御提言や御意思がありましたから、...全文を見る
○深谷国務大臣 委員御指摘のように、諸外国では、例えばアメリカとかカナダ等は一定期間の回収可能性を確保している、そういう状況でありますが、一方ドイツなどでは、最初から回収可能性は必要ないというような考え方で進んでいる国もあるわけでございます。各国とも一定期間の後には処分施設を閉鎖...全文を見る
○深谷国務大臣 委員が熱心にこのことを言われたことを私どもは承っております。  中間貯蔵施設を二〇一〇年までに実現するということは大きな方向でありまして、ただいま電力会社が鋭意努力をいたしております。通産省といたしましても、全面的に協力し、これの実現のために取り組んでまいりたい...全文を見る
○深谷国務大臣 まず、先般のジェー・シー・オーの事故でお二人も亡くなられたということに対して、心から御冥福をお祈り申し上げ、御家族にお悔やみを申し上げたいというふうに思います。  この事故で国民全体に原子力行政に対する信頼を揺るがすようなそんな影響を与えたということは大変残念で...全文を見る
○深谷国務大臣 私も北川三重県知事とこの件に関して直接話したわけではありませんので、彼がどういうような判断からあのような対応になったかわかりませんが、少なくとも、記事ないしは直接その会見に出た者の報告によれば、二つのことをおっしゃっておったと思います。  一つは、原子力発電とい...全文を見る
○深谷国務大臣 エネルギー資源の圧倒的多数を輸入に依存している日本にとりまして、エネルギーの長期的な安定供給の観点から、使用済み燃料を再処理して得られたプルトニウム等を再び利用するいわゆる核燃料サイクル政策は、これからも着実に進めていかなければならないものと認識しています。このた...全文を見る
○深谷国務大臣 使用済み燃料の対応についてのあらゆる科学的な研究というのはこれからもずっと進めていかなければなりませんし、高レベル放射性廃棄物の対策についての科学的な判断で、委員が言われるような研究をしていくということには私も全く同感であります。  しかし、現状を考えた場合、使...全文を見る
05月12日第147回国会 衆議院 商工委員会 第18号
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○深谷国務大臣 ただいまの情報公開の問題でありますが、委員御指摘のように、この我々の目的を達成するためには、住民の理解と協力がなければ何もできないわけでありまして、そのためには情報公開というのは私は大前提になるものと思っております。  御案内のように、基本方針あるいは最終処分計...全文を見る
○深谷国務大臣 あらゆる問題において、地方自治体、都道府県、市町村に及びますけれども、あるいはその住民の皆様の理解をいただくことが最も大事でございますから、当然、情報公開というのはその方たちのための情報公開であるという認識に立っております。  そして、情報公開の上で知事や市町村...全文を見る
○深谷国務大臣 今、修正問題につきましては各党で御論議いただいておりまして、私どももその御論議を注目しているところでございます。  ただいま委員は同意ということを言われました。これは各党で御相談していただく結果でありますけれども、恐らく、同意という問題を文言として残さないという...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいま長官からお答えしたとおりでございます。  原子力安全委員会は、原子力利用に関する重要な事項のうちの安全の確保のための規制にかかわるものを法律上審議事項としているわけであります。しかし、従来から、原子力安全委員会に対しましては、実質上、原子力の安全にかかわ...全文を見る
○深谷国務大臣 大畠委員のおっしゃるとおり、このたびの法案というのは、まず基本的な形を整備するということでありまして、具体的なこれからの推進に当たりましては、新たな法律をつくっていくとか、あるいは政令、省令にゆだねていく、そういう作業をしていかなければなりません。その過程において...全文を見る
○深谷国務大臣 過般も質問がございましてお答えしたのでありますが、厳密な意味で言いますと、官房長官の記者会見の発表が具体的に聞いたことでございますが、その少し前に、マスコミ等が動いておりまして、そのことで、私が各所に問い合わせた、そういう背景はございました。
○深谷国務大臣 小渕さんの正確な容体というのを知ったのは記者会見以降でございますから、どういう状態になっているのかということが非常に気がかりだったものでありますから、そのために、知り得る情報は手に入れたいと考えて連絡をしたわけでございます。
○深谷国務大臣 これが、例えば原発にかかわる事故であるとか有珠山といったような天災地変、そういう状態で、仮に情報がおくれておるような状態があったら、これは危機管理として極めて重大であり、私は、国務大臣として、そのような状況に関しては許せないという判断を恐らくしたであろうと思います...全文を見る
○深谷国務大臣 私は、青木官房長官がとった対応というのは支持したいと思っております。  ただ、制度の上で、例えば総理大臣に万が一のことがあった場合にどなたを臨時代理に立てるかということなど、不備な点がございました。その後、森内閣が誕生いたしましてからは、臨時代理順位というものを...全文を見る
○深谷国務大臣 青木官房長官及び野中幹事長が国民のことを全く考えていないとおっしゃることは言い過ぎであります。それを前提にして毎日、日夜彼らは努力していることは間違いがありません。  そして、小渕総理が倒れられたときの状況、医師の判断、これらにつきまして、青木官房長官は責任を持...全文を見る
○深谷国務大臣 全く当然のことです。
○深谷国務大臣 審議時間につきましては、各党で協議をされて決められたことであります。  この間にさまざまな御意見がありました。我々も、もって瞑すべきという内容の質問もございました。御提言もありました。これらを十分に踏まえ、また今後、修正のお話もあるようでございますから、それらの...全文を見る
○深谷国務大臣 あくまでも今後の新規参入の電気事業者の動向というものを注目していかなければなりません。一般消費者に過度の不公平が生じた場合には、過去分の処分費用の負担のあり方については再度検討していく必要があると考えております。
○深谷国務大臣 塩田委員御指摘のように、エネルギーは国民生活や経済活動の基盤をなすものでございます。しかし、残念ながら、我が国は、石油を中心としたエネルギーの八〇%は外国に依存しなければならないというような状態にございます。そういう中で安定的にエネルギーの供給を実現するということ...全文を見る
○深谷国務大臣 概要調査地区の選定に当たりましては、ただいま委員が御指摘のように、地方自治体の理解と協力がこれは不可欠でございます。したがいまして、地方自治を預かる都道府県の知事あるいは市町村長の意見を聞かなければなりませんし、その場合に重く受けとめるということでございまして、そ...全文を見る
○深谷国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、本法律案の実施に努めてまいる所存であります。     —————————————
05月15日第147回国会 参議院 本会議 第24号
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○国務大臣(深谷隆司君) 私に対しましては、企業の組織再編に関してのお尋ねでございます。  我が国の産業競争力を強化するためには、企業が単に不採算部門の合理化を行うだけでとどまっていては当然なりません。経営資源を得意分野に集中して、新分野をも切り開いていく前向きな取り組みが必要...全文を見る
05月17日第147回国会 参議院 本会議 第25号
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○国務大臣(深谷隆司君) 特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  エネルギー供給構造が脆弱な我が国においては、地球温暖化問題への対応といった環境保全及び効率化の要請に対応しながら、エネルギーの安定供給を確保するため、原子力政策を着...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 足立議員から私に寄せられた質問は九問でございます。  第一は、省エネルギー、再生可能エネルギー、新エネルギー等への取り組みについてのお尋ねでありますが、これらの組み合わせは、エネルギーの安定供給確保や地球環境問題への対応の観点から重要な政策課題であると...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 畑野議員の御質問は四問でございます。  まず、原子力の推進機関から独立した規制機関を確立すべきとのお尋ねであります。  政府といたしましては、一次規制庁と原子力安全委員会によるダブルチェック体制が適当であるとの基本的な考え方のもとに、原子力安全委員会...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 清水議員の御質問は一問でございます。回収可能性の確保についてのお尋ねでありました。  具体的に回収可能性を確保するか否か、また確保する場合の期間等につきましては、現在行われている安全規制体系の検討の中において議論されるべきものと考えております。(拍手)...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 平野議員の御質問についてお答えいたします。  二十一世紀のエネルギー政策について全般的にお尋ねになられたと思います。  環境保全や効率化の要請に対応しながら安定的なエネルギーの供給を実現するという基本的な目標を実現する観点から、需給両面にわたる幅広い...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第16号
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○国務大臣(深谷隆司君) おはようございます。  特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  エネルギー供給構造が脆弱な我が国においては、地球温暖化問題への対応といった環境保全及び効率化の要請に対応しながら、エネルギーの...全文を見る
05月19日第147回国会 参議院 本会議 第26号
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○国務大臣(深谷隆司君) 総理の御発言についてのお尋ねでございますが、総理みずからその発言の趣旨について、主権在民、信教の自由を定めた日本国憲法に反する趣旨で述べたものではないとお答えになっておりますので、私もそれを正しく理解をしたいと思います。  次に、化学物質に関するコント...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 使用後の製品や容器包装の処理費用を製品コストに内部化させる経済的な措置が必要であるというお尋ねでありますが、製品ごとに製造から流通、消費、廃棄後の実態は異なることから、費用負担の方法のあり方もさまざまでございます。したがいまして、すべての製品について一律...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) デポジット制度の導入についてのお尋ねがございました。  デポジット制度は、瓶などの回収率の向上とかリサイクルの促進には有効だと思います。ただ、デポジット制度を実際に導入するに当たっては、販売店における保管場所の確保に係る問題など解決しなければならないこ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 堂本議員の御質問は二問でございます。  デポジット制度の導入などリサイクルの推進を促す制度の確立が必要であるとのお尋ねですが、デポジット制度は瓶などの回収率の向上やリサイクルの促進には有効な方法であると考えております。一方、デポジット制度を実際に導入し...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第17号
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○国務大臣(深谷隆司君) 高レベル放射性廃棄物の処分というのは、原子力政策の中で残されている最大の課題でございます。  今お話がありましたように、トイレなきマンションという状態で、国民の皆さんが安心して対応することはできません。そこで、これに対するきちっとした道筋を立てて、その...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今までの議論を聞いておりまして、これらは科学、工学の世界ですから、技術的な面では十分な研究がなされた答えを我々は信頼して進めていくということでございます。  まず、今の御質問に対しまして申し上げますと、各国では高レベル放射性廃棄物の地層処分を行うための...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 基本方針及び最終処分計画は、特定放射性廃棄物の最終処分に関しまして、本法案の目的、趣旨及び規定等に従ってその基本的な方針を、あるいは全体計画を定めるものでございます。  政府といたしましては、本法案に従いまして、国会における御審議を踏まえて責任を持って...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま申しましたように、この法案を通していただく過程の中でも十分な議論を国会で尽くしていただいておるわけであります。そして、基本的な方針及び全体計画を定める。政府としましては、その法案の内容に従って国会における御審議も踏まえて責任を持って策定していきた...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 本法案中では、処分実施主体が最終処分施設の立地点を絞り込んでいく各段階で、通商産業大臣が国の最終処分計画の改定を行い、その際に当該地域の所管である都道府県知事あるいは市町村長の意見を聞き、十分に尊重するということを義務づけております。  さらに、処分実...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 本法案における概要調査地区等について、土地収用法の対象とはなっておりません。土地収用法第三条は、「土地を収用し、又は使用することができる事業」として同法の適用対象である事業を限定列挙しております。したがいまして、同法同条に規定されていなければ同法による土...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 不測の事態が起こるということを前提にしてその費用の額を今打ち出すということは不可能でございます。そういう意味で、その状況に応じて大臣が責任を負う、そして法律をつくっていくということであります。
○国務大臣(深谷隆司君) 高レベル放射性廃棄物という用語は、核燃料サイクル開発機構法第二条第二項において定義されておりますが、さまざまな原子炉からの使用済み燃料に由来するものを含み、またガラス固化する前の液体の状態も含んでおります。  今回の法案におきましては、対象を限定して、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 既にこの件に関しましては、原子力の仕事の中の最終的な課題として解決しておらなかったわけでありますが、数年前からこれらについての議論というものは尽くしてまいりましたし、また国民に知っていただくための会議なども私の知っている限り五回ぐらい開いております。また...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 党首討論については、今までもやってまいりましたし、これからもやっていくべきだと思います。  ただ、この党首討論の問題に関しては、本会議場で総理が答弁するときとか、いろんな議運を中心としたお話し合いもあったようでありまして、そういう意味では議会側でよく相...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今までしばしば申し上げてまいったことでありますが、とにかく事を進めるに当たりましては地元の方々の御理解と御協力は絶対必要であります。そのために都道府県知事及び市町村長の意見を十分に聞かなければならない。それをさらに強く示されたのが修正案だったというふうに...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) エネルギー資源のほとんどを輸入に依存する日本としては、エネルギーの長期的な安定供給の確保という観点から、使用済み燃料を再処理して得られるプルトニウム等を再び利用する核燃料サイクル政策を着実に推進していくことが重要だと認識しております。  このために、平...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ジェー・シー・オーの事故は、原子力発電所そのものの事故ではありませんけれども、原子力に対する国民の信頼を揺るがしかねない大変残念な事故でございました。今回の事故から、安全規制の面で申しますと、検査制度の充実等、厳しい緊張感を持続するための枠組みの整備、そ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先に私から。  御質問の一次規制の強化については、通産省としましては、本年に入りましてから原子力規制担当の人員を大幅に増強して、特に現場である原子力発電所への配置に重点を置いて、結果的には現地に駐在する人員を四十七人から八十三人とほぼ倍にさせたところで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、先に私が申し上げたのでありますが、一次規制の強化という点に関して言いますと、原子力規制担当の人員を倍にふやしていく、そういうことできちっと間違いのない保安体制をつくっていく。  それから、原子力安全・保安院に関して申し上げれば、今までの形というのは...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 例のチェルノブイリの大きな事故の後に、原子力安全条約、これらを一層きちんと強化していこうということでございまして、ここでは規制の機関の任務と原子力の利用または促進をつかさどる機関の任務との効果的な分離を確保する、そういうことになっているわけです。  逆...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 高レベル放射性廃棄物の最終処分は安全の確保が大前提でありまして、さきの報告書でもそのことが述べられていることはそのとおりでございます。  このため、現在行われております原子力安全委員会における検討を踏まえて、この安全規制についてはできるだけ最新の知見を...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今、梶原委員のお話を聞きながら、むしろ委員の言われることはごもっともだと思います。せっかく二〇〇〇年を二〇〇二年まで延ばすことに決めたならば、二〇〇二年になる前に、これ以上は延ばしませんよと言うことは不必要なことであります。二年間延ばして、メーカーの皆さ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 原子力発電を利用する、これをエネルギーの大きな担い手にしていくという過程において当然、放射性廃棄物は出るわけでありますから、そのことは早々と対応を考え、具体的に乗り出していくという道筋があって当然であったとは思います。  ただ、今、渡辺委員が御指摘のよ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 原子力委員会高レベル放射性廃棄物処分懇談会の報告で、やっぱり廃棄物の発生者である電気事業者が処分に必要な資金を確保することが適切であると。つまり、受益者負担の考え方でまいる場合に、その電力事業者が今度は電気料金の原価に算入して電気利用者が負担するという形...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第18号
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○国務大臣(深谷隆司君) 再生資源の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  我が国は、大量の資源を使用した経済活動を続けており、今後経済活動がさらに発展していく上で、廃棄物の最終処分場の制約、鉱物資源の枯渇など、環...全文を見る
05月29日第147回国会 参議院 本会議 第29号
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○国務大臣(深谷隆司君) 石油公団の探鉱投融資制度の見直しについてのお尋ねでございますが、御存じのように、我が国の一次エネルギー供給はほとんど石油に依存しておりますし、その石油は輸入に依存しているということで、石油供給構造というのはまことに脆弱でございます。  こうした中で、我...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 私への質問は三点でございます。  一つは電源開発促進対策特別会計に関するお尋ねでございますが、同特別会計は、目的税たる電源開発促進税のみを財源とする特別会計でございます。立地の進捗がおくれるということによりまして、毎年度一定の剰余金が発生します。ただ、...全文を見る
05月30日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第19号
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○国務大臣(深谷隆司君) 六ケ所村の村長さんの話もありましたが、私も各所の原子力発電所の状況を視察するために出かけてまいりまして、そこでは必ず地元の首長さんたちとお目にかかるのでありますが、ただいま足立委員がおっしゃったように、背後の激しい批判の中で、大きな自負心を持って頑張って...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) まず最初に、今御指摘がありましたが、原子力発電所の二〇一〇年の計画は二十基でありましたが、今十三基というふうに発表しています。私は、国民の皆様に実態をそのままきちっとお届けするということは大変大事なことだと考えて、エネルギー政策を基本的にもう一回一年かけ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 電力の自由化に伴い、自由化対象の大口需要家向けの供給については電力会社の供給義務を原則廃止するといたしておりますが、万が一だれからも供給を受けられないというそういう大口需要家が生じた場合に限っては、電力会社に薄い供給義務を残すという形にいたしました。 ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 原子力発電環境整備機構につきましては、機構が民間の活力だとか効率性というものを発揮して主体的に最終処分事業を行うように、必要最小限の監督を行うべきと基本的には考えています。  ただ、事業の継続性の確保とか情報公開とかあるいは安全規制などについては、国が...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 過日、委員から御指摘をいただいて早速見まして、全体的に科学技術庁がこのビデオで地層処分についてリスクと安全性を含めてわかりやすく説明しようとしている、そういう形で制作したという、そういう印象でございます。わかりやすさを重視したということが伝わってくるよう...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 隣に円筒形の物体があって、これは実物大の高レベル放射性廃棄物ですという話から始まっておりますが、隣に映っているこれはいろんな形にサンプルとして変わっていく画面で、その危険な物体の隣にじっと立っているというそんな印象では全くありませんで、説明する場合にこの...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 原子力発電は今我が国の電力の三六%を占める電源でございます。また、燃料供給、価格の安定性に加えて発電過程でCO2が発生しないという環境特性がございまして、今後相当程度原子力に依存するということになると認識します。  一方で、原子力発電を行えば確実に特定...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) この北海道、青森、岐阜に関しましては、科学技術庁長官が、地元が処分場を受け入れる意思がないことを表明されている状況においては、高レベル放射性廃棄物の処分地となることはないときちっと記しております。これらの回答について、現在もその方針には変更は全くありませ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 概要調査地区等の選定においては、地方自治体の理解と協力がなければやれるわけがありません。  そこで、これを管轄する都道府県の知事及び市町村長の意見を極めて重く受けとめて十分に尊重して最終処分計画を策定していくことになると、こう申し上げてきたわけでありま...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 我が国における地層処分の技術的可能性ということでありますが、これまで科学技術庁及び核燃料サイクル開発機構を中心としてかなりの検討を続けてまいりました。同機構の技術報告書では、地層処分に必要な条件を満たす地質環境が我が国は広く存在するということが示されてお...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 安全規制につきましては、現在原子力安全委員会で検討が進められているところであります。そして、最新の知見を反映させたいというような必要性も考えまして、第二十条に基づいて「別に法律で定める」ということにいたしておるのであります。  原子力発電環境整備機構は...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 知事及び首長はその地方自治体を代表する立場であり、その地域の自治体の住民の声を十分に反映して言動を行うものと考えています。
○国務大臣(深谷隆司君) それは地方自治体にかかわる問題でありまして、私どもがとやかく言うべきではありません。当然のことながら、その知事ないしは首長が議会の件あるいは住民投票の件をお考えになれば、それはそのとおりになっていくでありましょうが。  繰り返しになりますが、地方自治体...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 今申し上げましたことの繰り返しになってまいりますが、私どもとしましては、概要調査地区等の選定において、これを管轄する都道府県知事あるいは市町村長の意見を極めて重く受けとめて、十分に尊重して最終処分計画を策定していくんだという対応がきちっとできているわけで...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 最終処分業務というのは、今回の費用試算のためのモデルケースを見ましても、約四百年という非常に長期間にわたるものでございます。技術面、経済面でさまざまな変化がその間には生ずるものと思います。そこで、硬直的な運営を排して常に見直しを行い、状況の変化に適切に対...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、本法律案の実施に努めてまいる所存であります。
05月30日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第20号
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○国務大臣(深谷隆司君) 細かいことは局長から答弁させますけれども、今おっしゃるように、地元の理解を得るという点での作業は非常に難しくて、確かになかなかこういう業者が育たないといううらみはございます。  しかし、どうしても業者がきちっと対応するということは必要なことでありますか...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) これまで政府としては、空き缶などの散乱防止対策に対して事業者による普及啓発事業を進めてまいりました。同時に、容器包装リサイクル法に基づく市町村の分別収集とか、あるいは事業者のリサイクル等を促進してきているわけでありまして、そういう中で消費者の分別排出、市...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 昨年の九月のダイオキシン対策関係閣僚会議で廃棄物の減量化の目標量というのを決定いたしました。この中で、容器包装廃棄物を含めた一般廃棄物の再生利用を平成八年度の一〇%から平成二十二年度二四%へと向上させる目標を掲げているところでございます。  今後とも、...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほども既に答弁はしておりますけれども、それぞれの所管というのがございまして今このような二つになっておりますが、これは車のまさに両輪だと思います。そういう意味では、役所は違いますけれども、種々の段取り、あるいは連携、これは厚生大臣と所管大臣、すなわち通産...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 循環型社会を構築していくためには、リサイクル同様リユースの促進が極めて重要であります。そういう点からいきますれば、リターナブル容器の利用の推進も極めて重要であるという認識を私どもも持っています。  そこで、事業者の取り組みを少しでも促すような対策、それ...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいま申し上げましたように、循環型社会を構築するというのは最も大きな我々の課題であります。二十一世紀には本当に大量生産、大量消費、大量廃棄といったようなそういう形から、できる限り循環型の社会を構築していくというのが我々の大きな目標であります。そのために...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 日米関係は信頼関係の上に成り立ってまいります。日米関係の諸問題については日米合同委員会できちっと処理されるべき話であります。  今の問題に関しましては、外務省が鋭意照会、努力中であるという発言をしておりますが、一層努力して答えを出すように頑張ってほしい...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 先ほどから局長が答えておりますように、デポジット方式というのは容器包装廃棄物の回収、リサイクルに有効な手段だということで、例えば八丈島であるとか一部のビールなどの事業者には実質的なものが行われていることはおっしゃるとおりです。  ただ、全国一律で考えて...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) 大渕さんの今おっしゃるお気持ちというのは、私も常々痛感していることでございます。世の中が便利になっていくということは、一方においては、逆に地域の温かさとかあるいは地域の特性のある産業を衰退させるとかいろんな弊害を生んできました。  一たん進んだものを戻...全文を見る
○国務大臣(深谷隆司君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、本法律案の実施に努めてまいる所存であります。  ありがとうございました。