福島啓史郎

ふくしまけいしろう



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福島啓史郎の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○福島政府委員 先生の御質問にございました量販店等への要請でございますが、農林水産省といたしましては、報道のあった直後から、さらに二月九日のJA所沢市の調査結果の公表を受けまして、安全性に特段の問題があるものではないと考えているとの当省の見解を付しまして、量販店あるいは卸売関係等...全文を見る
○福島政府委員 お答えいたします。  価格の低下あるいは量販店等の取り扱いの停止、そういうことにつきましては、事実関係を関係者に通知いたしまして冷静な対応を量販店なりあるいは卸売関係者に要請しているわけでございます。  こうした動きを受けまして所沢産野菜の取り扱いを再開した量...全文を見る
○福島政府委員 お答えいたします。  オーストラリア・ニュージーランド食料機関は、一昨年二月に、遺伝子組み換え食品の表示のあり方につきまして、生食の場合あるいは加工食品でも原材料の五%以上遺伝子組み換え農産物を含む場合は表示をするという案を提示したわけでございます。  これに...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○福島政府委員 今の先生御指摘いただきました沖縄総合事務局のレポートでございますが、お褒めいただいて本当にありがとうございます。  そこで触れられていることにつきまして、我々、本当に重要なことが指摘されているわけでございまして、それは、工場地区ごとに、工場側と生産者と関係団体が...全文を見る
○福島政府委員 御質問の遺伝子組み換え食品の表示につきましては、御案内のように、現在農林水産省で懇談会を設けて検討しているわけでございます。その検討結果を踏まえまして適正に対処するということでございまして、現在時点におきまして検討中であるということでございますので、それを条約に反...全文を見る
○福島政府委員 これは、遺伝子組み換え食品の表示の問題とバイオセーフティー会議におきます議定書の問題とは、ちょっと次元が違うわけでございます。  要するに、遺伝子組み換え食品の表示といいますのは、消費者に対しましてどういう表示をしていくかという問題でございます。他方、バイオセー...全文を見る
○福島政府委員 我が国に現実に流通しておりますいわゆる遺伝子組み換え食品といいますのは、要するに、厚生省におきまして安全性が確認されたものに限られているわけでございます。それで、バイオセーフティー議定書交渉におきましては、どのような遺伝子組み換え生物を船等で運んでくるかということ...全文を見る
○福島政府委員 遺伝子組み換え食品の表示に関します意見書等でございますけれども、地方議会からの意見書が千八十四件、それから地方自治体からの要望書が五件、各種団体からの要望書が四十二件、そのほか一般消費者からの署名が約五十万件となっております。  また、昨年八月に、食品表示問題懇...全文を見る
○福島政府委員 平成九年の五月に設置されました食品表示問題懇談会におきまして、以来月一遍ぐらいのペースで検討を進めてきたわけでございます。しかしながら、この懇談会での意見、なかなかコンセンサスに至らないわけでございます。  それで、先月開催されました食品表示問題懇談会におきまし...全文を見る
02月18日第145回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○福島政府委員 今先生の言われましたように、卸売市場を取り巻く状況が非常に変わってきているわけでございます。要するに、川上、川下とも変わってきているわけでございまして、川上でいえば産地の大型化の進展、また川下でいえば大型小売店の発言力の高まり、したがいまして、市場外流通が拡大して...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘のように、特に大都市圏の中央卸売市場と比較しまして、集荷力なり販売力の弱いものが多い地方卸売市場は、取扱高の減少なり、あるいは関係事業者の経営悪化など厳しい状況に直面していることは御指摘のとおりでございます。  しかしながら、全国的に見まして、地方市場...全文を見る
○福島政府委員 それにつきましては、市場経済でございますから、それを規制するということはできないと思います。  要は、我々としましては、卸売市場が持っております力といいますか、機能をより発揮できるような、そういう生鮮食料品の流通構造あるいは流通市場をつくっていくというのがまず第...全文を見る
○福島政府委員 今言われました点は十分留意しながら、成立した後の改正法の施行に留意してまいりたいと思っております。  特に、先生も今言われました、いわゆる専門店、八百屋さん、魚屋さんといった専門店が活性化すること、またそのことは、日本の農業なり漁業にとって非常に重要な役割を持っ...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘がありましたように、二つの方策があるだろうと思います。  一つは、特に地方卸売市場につきましては、流通が広域化しておりますし、またインフラも整備されてきております。したがいまして、この地方卸売市場の統合、大型化を図っていくという方向が一つでございます。...全文を見る
03月09日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○福島政府委員 今回の食料・農業・農村基本法案の中でも、川下問題、特に食品産業の重要性といいますのは、まさに農業と並ぶ国民に対する食料供給の二本柱、車の両輪というふうに位置づけられているというふうに私は考えております。  先生御指摘の点で、今やっております食品、川下対策でござい...全文を見る
03月11日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○政府委員(福島啓史郎君) 遺伝子組みかえ食品の表示のあり方につきまして検討しております食品表示問題懇談会におきます議論におきましては、今、先生から御指摘がありましたように、諸外国におきましても、また国内におきましても、この遺伝子組みかえ食品の表示のあり方につきまして消費者あるい...全文を見る
03月12日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○政府委員(福島啓史郎君) 先生御指摘のように、我が国の食生活の状況を見ますと、食料の相当部分を海外に依存する一方で、脂質の摂取割合が適正範囲を上回る世代が見られるということ、あるいは食べ残しなり食品の廃棄など、資源のむだといったような問題もあるわけでございます。  このために...全文を見る
03月15日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○政府委員(福島啓史郎君) 先生御質問ありました補償の問題でございます。原因者がいまして、販売収入の減少等により生じました損害につきましてはその原因者が補償するということが原則でございます。したがいまして、そういった補償制度を農林水産省がつくるというようなことは難しいというふうに...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今の先生の御質問にございました有機農産物以外の、いわゆる例えばガイドラインで言っておりますのは、無農薬栽培農産物であるとかあるいは減農薬栽培農産物であるとかといったものの表示の問題でございます。  これらの農産物も、先生先ほどからおっしゃっておられま...全文を見る
03月25日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○政府委員(福島啓史郎君) お答え申し上げます。  先生御指摘のように、アメリカは、安全性が確認され、従来の農産物と組成等が同等な遺伝子組みかえ食品につきましては表示の必要はないという考え方を持っておりまして、アメリカの関係者が来日の際にはその旨主張しているところでございます。...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 厚生省におきましては、食品衛生という観点からどういう表示が適当かという検討を行っているというふうに承っております。農林水産省といたしましては、消費者に対する情報提供としてどういう表示が適切であるかという観点から検討しておるということでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) ただいま申し上げましたのは観点を言ったわけでございますが、この表示問題懇談会におきましても、厚生省関係の研究機関なりあるいはOBといった方々の参画も得ておるわけでございまして、実際にこの懇談会の報告あるいはそれに基づきましての方針を決めるに際しましては...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど申し上げましたように、遺伝子組みかえ食品の表示の問題につきましては既に一年半前に始まっているわけでございまして、現在これにつきましては技術的あるいは科学的な観点からの検討を行っているわけでございます。客観的に見まして信頼性なり実行可能性を確保する...全文を見る
04月27日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○政府委員(福島啓史郎君) 今、大臣から御答弁ありましたように、今回の改正といいますのは、消費者の視点、また生産者の視点も重視した改正になっているわけでございます。  御案内のように、生産者は自分が努力してつくったものをできるだけ高く市場で評価してもらって流通するようにする必要...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生御指摘の点でございますが、基本的には卸売市場におきます価格といいますのは、全体の需給あるいはユーザー等のニーズに応じた品質のものを提供できるかというようなことにかかっているわけでございまして、それを全く無視した指し値というのは難しいと思います。...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 卸売市場におきます売買取引の方法でございますが、今回の改正案で開設者が卸、仲卸あるいは買参人等の利害関係者の意見を聞いて、品目ごとに三つの方法を定めております。  一つは、競りまたは入札の方法でございます。二番目は、一定の割合を競りまたは入札の方法と...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 競りの割合を何%にするかということは品目によりまして、また市場によりましても違いますので、これは一概に言えないと思います。  ただ、その際に、全体の需給がその競りに反映されるようにする必要があるわけでございますので、特定の等級のみを出して競りにかける...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 市場取引委員会についてでございますけれども、これにつきましては地方分権を推進するという観点から任意設置としているわけでございます。法律上、先ほどの取引方法等の業務規程の変更につきましては利害関係者の意見を聞くことを義務づけておるわけでございまして、実際...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 生産者は卸売市場の売買取引に関する利害関係者としまして、これは開設者が選任するわけでございますが、開設者の判断によりまして市場取引委員会の委員になることはもちろんできるわけでございます。  他方、市場取引委員会の委員に生産者を任命することにつきまして...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御質問のいわゆる加工原材料の原産地表示の問題でございますが、これにつきましては、現在、食品流通局におきまして検討会を設けまして検討を開始しております。  まず、特に消費者からの要望の強い梅干しそれからラッキョウにつきまして、どういう形での原料原産...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 御案内のように、卸売業者にとりまして委託手数料といいますのは主な収入源でございますし、手数料率が高いほど卸売業者の収益は増すわけでございますが、他方、出荷者にとりましてはその分だけ手取りが減るということになるわけでございます。  それで、この手数料の...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 現在、品質表示基準に基づきまして青果物九品目につきまして原産地の表示を義務づけているわけでございますが、これは都道府県名、輸入品につきましては輸入国名で表示しているところでございます。  今回の改正によりまして、畜産物、水産物も含めまして、すべての生...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御案内のように、食肉といいますか、その前の家畜といいますか、が移動するわけでございます。子牛の段階で、例えば九州で生産された子牛が北海道に行ったりあるいは東北に行ったり、そういう形で移動するわけでございます。そういったときに、どこで表示をするのが適...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 魚につきましても、種類によって違ってくるんだろうというふうに思っております。例えば、養殖物であれば都道府県を消費者の方は望んでいるんじゃないかというふうに考えられますし、また沖合物であれば水揚げ港、さらに遠洋物であればそのとれた海域というのが基本的な考...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) どの範囲の養殖を対象にするかというような議論もあるかと思いますので、それらも含めて検討してまいりたいというふうに思っております。
○政府委員(福島啓史郎君) 原産地表示制度の実施に当たりましては消費者ニーズにこたえるという点が基本でございますけれども、他方、販売店等にできるだけ負担をかけないようにする方法が望ましいわけでございます。  したがいまして、原産地の表示の仕方を弾力的なもの、例えば先ほど議論がご...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、大臣から御答弁ありましたように、基本的には化学肥料、それから化学合成農薬を使用しない栽培方法ということでございまして、原則としまして収穫前三年間、そういうものを使用しないということでございますし、またこの慣行栽培圃場からの適切な隔離対策等の基準でご...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 昨年十一月のこの有機制度検討会の報告書におきましても、遺伝子組みかえによります種子等はこの有機農産物等には該当しないということが述べられているわけでございまして、その考え方を尊重していきたいというふうに思っております。
○政府委員(福島啓史郎君) 制度的には政令でもって指定をするような仕組みになっておりまして、当面考えておりますのは、有機農産物及びその有機加工食品であるということでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 要するに、政令でもって有機農産物及び有機加工食品を指定した段階におきましては、それと紛らわしい表示をすることができなくなるということでございます。  どういうものが紛らわしいのかということは、これは社会通念によって決まってくるわけでございますが、減農...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) お答えします。  現在、民間団体によって行われております有機認証におきまして、その場合の認証手数料でございますけれども、方式はいろいろあるわけでございまして、作目数に応じて料金設定をする方式なり、あるいは圃場の数に応じまして料金設定する方式、あるいは...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今考えておりますのは、手数料の額が当該認定業務の適正な実施に要する費用の額を超えないということが一つと、それから特定の者に対しまして不当な差別的取り扱いをするものではないというようなことを中心に考えております。
○政府委員(福島啓史郎君) この改正法案に基づきます格付の表示を行う場合に、生産行程管理者が登録認定機関によります認定を受ける必要があるわけでございますが、その際に、生産行程管理者が所定の事項を記載した申請書を作成しまして認定を申請することになるわけでございます。この場合に、個々...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 御案内のように、有機の検査・認証制度の運営に当たりまして一番重要な点は、表示された有機農産物の信頼性を確保する点があるわけでございまして、その点からの必要最小限の負担というのはやむを得ないものというふうに考えているわけでございますが、認定を受けた生産者...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御案内のように、有機食品につきまして、先ほども御答弁いたしましたけれども、その表示の信頼性が確保されるためにはこれが一番重要なわけでございますけれども、その食品の生産が有機食品等の基準に合致して行われているということにつきまして公正中立な第三者によ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 小川先生に御説明の仕方として、例えば有機という構成要件として重要なものは、「有機」と表示されている農産物が果たして本当に有機かどうかということを第三者が認証しているというのが重要なわけでございます。認証したということを示すものとして「有機」という認証マ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 逆に言えば、有機と認証のされたもの以外のものには、たとえそれが真正な有機なものであったとしてもそれはわからないわけでございます、第三者が認証をしていないわけでございますので。それは、そういう「有機」という名称表示ができないということでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) かつ、認証の表示がなされている必要があるわけでございます。それでもって、第三者の検査・認証を経たものであるかどうかという区別をしているということでございます。それは、流通関係者等を経て消費者に行くわけでございますので、それが各段階で明らかになるためには...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 有機表示の規制といいますのは、真正な有機食品が各流通段階を通して確実に消費者までその情報が伝わるということが必要になるわけでございます。それで、仮にその農産物がまさに真正な、真に有機の基準に合致してつくられたものであったとしても、認証シールがなければ、...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御案内のように、有機農産物につきまして、従来から産消提携によりまして生産者と消費者の間の特別な信頼関係に基づきまして継続的に行われている、そういう形があるわけでございます。  その際に、具体的に、例えば消費者を現地に案内するその看板に、有機農業生...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 登録認定機関が生産者あるいは製造業者等につきまして圃場等の認定を行う場合には、生産のために購入した、あるいは使用した肥料なり資材の記録が整えられているかどうか、また慣行栽培農産物と混同が生じないような作業体系なり設備が整えられているかどうかといったよう...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 具体的には、まず一つは認証の流れをどういうふうに把握するかということでございます。要するに、圃場での実地検査に当たりまして、例えば提出書類の記載内容の真偽、記載内容が正しいかどうかということ、また栽培計画なり生産行程管理計画が妥当であるかどうか、それか...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今回のJAS法の改正によりまして、民間の営利法人にも検査・認証機関となれるようにしているわけでございます。この場合、そうした民間の営利法人におきましても認証業務が適切に実施されなきゃならないことは当然なわけでございます。  このため、検査・認証機関を...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 輸入品の有機表示についてでございます。  有機表示の適正化を図るためには、輸入品につきましても国内で生産されたものと同様に、格付を受け認証マークの貼付されたもののみに有機表示がされて流通するように措置する必要があるわけでございます。このため、輸入業者...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 登録認定機関が自己格付を行う事業者を認定するに当たりましては、技術的な基準に合致しているかどうかを審査するわけでございます。そうした審査を通じまして自己格付業務が基準に合致して適正に行われる体制となっていることを確認するようにしております。  また、...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今回の卸売市場法の改正におきまして、売買取引の方法につきまして、公正かつ効率的でなければならないという原則を明示しております。また、相対取引につきましては、特に情報の公開性、透明化が求められております。したがいまして、今回の法改正におきまして、卸売業者...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど申し上げましたように、その点につきましては、市場取引委員会といいますか、利害関係者がいわば取引ルールを決めていくという仕組みを設けることが一つでございます。  それから二番目は、情報の公開でございます。特に、相対の場合にはなかなかわかりづらいわ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) この三十四条におきましては、公正、効率は規定されておりますが、公開という文言はないわけでございます。これは、卸売市場におきます取引は、公正、効率という点につきましては個別の規定がすべて網羅されるというわけにはまいらないわけでございまして、卸売市場全体の...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) この市場取引委員会は、どちらかといえば売買取引の方法を定める際のいわば利害調整機関になるわけでございます。それに消費者を加えるかどうかということでございますけれども、法律上、開設者の判断によりまして市場取引委員会の委員にすることはできるわけでございます...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御案内のように、この特定農産加工法は平成元年の制定でございまして、輸入自由化等に対処しまして、農産加工業者の経営の改善を促進するための金融・税制上の支援措置を講じているところでございます。  現在の状況でございますが、これまでの輸入自由化の結果、...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 本法によります支援措置を受けました事業者の経営状況を見ますと、全体として見れば、製品輸入の増加や厳しい経営環境の中で融資等を受けまして新たな投資を行い、融資前よりも経営改善を図っているものもあるわけでございます。この中には利益を上げ、配当を行っている企...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御案内の特定農産加工業を営む本法対象事業所でございますが、約六千六百あるわけでございます。そのうち、平成九年度末までに経営改善計画の策定を行ったものは四百七十件でございます。  最近の認定状況でございますが、平成七年度三十八件、平成八年度六十六件...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 現時点で中央卸売市場の卸売業者の許可を受けている個人はありません。したがいまして、すべて法人でございます。ただ、二百六十五社、卸売業者がいるわけでございますが、そのうち二百六十二社は株式会社、三社は農協等でございます。  それで、資本階層別の卸売業者...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほども申し上げましたように、現在二百六十五社、中央卸売市場の卸売業者があるわけでございますが、そのうち二百六十二社は株式会社でございます。三社は農協あるいは漁協、漁業協同組合連合会でございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 三社につきましては、農業協同組合あるいは連合会が二社、それから漁業協同組合連合会が一社でございます。
○政府委員(福島啓史郎君) ですから、今回、法人に限定したわけでございますが、株式会社に限定をしなかった理由は、先ほど申し上げておりますように、生産者団体が卸売業者となっているケースがございますので、それができなくなるということは適当でないという判断に立ったものでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御指摘の点につきまして、まず第一点といたしまして、従来、卸売業者に対して改善措置命令を発するに際しましての具体的な財務面での発動基準が明確でなかったわけでございます。それで、今回その発動基準を明確にしたという点が第一点でございます。  具体的な内...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) そういう事態にならないように事前の……
○政府委員(福島啓史郎君) 責任という内容が必ずしも明確でないわけでございますが、そういうことがないように基準を明確にして経営改善計画の達成を督促してまいりたいというふうに考えているわけでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 具体的に、この経営改善計画が達成されない場合には許可の取り消し等になるわけでございまして、もちろんその過程を通じまして判断の誤りがあればしかるべき責任をとるということになるかと思います。
○政府委員(福島啓史郎君) そのつもりでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど杉谷参考人からの御答弁もあったようでございますが、現在、重量野菜の消費はどちらかといえば低下傾向にあるわけでございまして、そういう意味からいえば、必ずしも手数料を定める基準として従量制を採用することは問題があるのではないかというふうに考えるわけで...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 中長期的課題として見直し、検討していく必要があるということでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 私がいなくても、農林水産省として中長期的課題として検討していくということでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御案内のように、生鮮食料品等が対象でございます。生産が自然条件に左右されまして計画的な出荷が難しいという問題、腐りやすく貯蔵が困難であるという問題、また個体差が大きい物品もあるわけで、規格化が困難であるという特性があるわけでございまして、工業製品等...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御指摘のベジフルシステムでございます。平成五年に開設されまして、生産者団体と卸売会社との間で青果物流通に関する情報の迅速な伝達手段として活用されているわけでございます。  特に利用されておりますのは当日の取引情報を伝達します売買仕切り情報システム...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) まず最初に、消費者がこの生鮮食料品の原産地表示等をどういうふうに考えているかということでございます。  平成九年の消費者のアンケート調査結果を見ますと、原産地表示の対象をふやしてほしいとする者が八割を超えているわけでございますし、また逆に、青果物を選...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 表示関係につきましては特に税制上の特例というものはありませんけれども、先ほど申しました持続的農業促進法の中で税制措置を講じているところでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律、これは先日この委員会におきまして御可決いただいたわけでございますが、それは地力を増進しながら、土づくりをしながら、化学肥料なりあるいは化学農薬の使用を減らしながら持続性の高い農業生産方式を進めていこうと...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 二つの方向があると思います。  一つは、JAS規格の中で、今もJASの特級であるとかJASの上級といった格付の示を行うことによりまして消費者に対しましてわかりやすく商品の付加価値をアピールする。例えば、特級しょうゆと標準品、あるいは特級ロースハムと標...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) これは、先ほど御答弁申し上げましたように、持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律案、先般、本委員会で御可決いただいたわけでございますが、ここで言う持続性の高い農業生産方式、それのいわば典型がこの有機農業であるわけでございまして、こうした有機農...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生今御指摘ありましたように、現在、一部の都道府県におきまして有機農産物等の認証制度が実施されております。この中には、有機農産物のみを認証の対象とするものと、それから有機農産物のほかに減農薬栽培農産物等も認証の対象とするもの、二つがあるわけでございます...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今も大臣から御答弁ありましたように、有機農産物の定義といいますか基準、具体的にはこのJAS法でいえば規格になるわけでございますが、これが規格を定めることになるわけでございます。  その中でポイントとなりますのは、先ほど大臣から御答弁ありましたように、...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) この法律によりまして支援措置を受けました事業者の経営状況を見ますと、製品輸入が増加するという厳しい経営環境の中で融資等によります新たな投資を行った結果、融資前よりも全体として見れば改善してきているということでございます。  具体的に言えば、特定農産加...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) これは五年間の延長になるわけでございまして、五年後にどうするかということはそのときの状況にもよるわけでございます。当然考えられることは、その時点での国境措置のあり方等も関連してくるかと思います。  いずれにしましても、当面はこの特定農産加工法の五年間...全文を見る
05月06日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○政府委員(福島啓史郎君) お答えいたします。  食品流通、先ほど先生からお話ありましたけれども、基本的には、郊外あるいは駅前に立地する大型店と、それから商店街などの地域社会の利便のいいところに所在しまして、大型店のまとめ買いに対応しまして多頻度購買にこたえていくという、そうい...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) ただいま申し上げましたように、食品流通につきましては二つのトラックがあるわけでございます。そのツートラックに対しまして、大型店と専門店の両方の流通に対しまして、この卸売市場法は公正かつ公開かつ効率的な売買取引を推進いたしまして、円滑、効率的に生鮮食料品...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今回の市場法の改正案におきましては、取引方法につきまして、市場ごと、品目ごとの実情に応じまして開設者が、一つは競り売りまたは入札の方法、それから二番目には、一定の割合を競りまたは入札にしまして、その他の部分につきましては競り、入札または相対という取引、...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど申し上げましたように、三つの取引方法を市場ごと、品目ごとの実情に応じまして開設者が定めるわけでございます。どういう品目をどれだけ競り、入札でやるかということにつきましては、各市場の置かれました状況なり品目の特性によって異なってくるわけでございまし...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど申し上げましたように、取引方法につきましては、市場ごと、品目ごとの実情に応じまして開設者が、業務規程といいますのは条例でございます、したがいまして議会の議決を経て定めるわけでございます。したがいまして、それに従っていない取引につきましては開設者が...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど言いましたように、市場ごと、品目ごとに決めていくということでございます。ですから、ある品目、例えば保存性がきく、あるいは規格性があるようなもの、それらにつきましてはまさに三番目の取引方法で、すべて相対で行われることもあり得るかというふうに思ってお...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) したがいまして、市場によって三つの方法を定めるわけでございますが、先ほど申し上げましたように、一般的なことでいえば、どう決めるかといいますのは、もちろんこの改正法後、開設者が議会の議決を経て条例で定めるわけでございますけれども、今のところ考えられますの...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 一般的な事柄でいえば、競り取引が行われる場合が多いというふうに考えております。ただこれは、先ほど申し上げましたように、この改正法後、開設者が決めるわけでございますので、必ずこれでなきゃならぬということを今ここで私が決めて申し上げるわけにはいかないことを...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほども御答弁申し上げましたように、今後の生鮮食料品等の食品の流通につきまして、大型店中心の流通と専門店中心の流通、それが共存し補完し合うことが必要だというふうに考えております。  それを支える卸売市場につきましても、いわゆる大都市の建て値市場という...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 基本的には、最近の卸売市場の取扱高の伸び悩み、これは市場経由率の低下なり景気低迷に伴います単価安などでございます。また、固定経費が増加している、人件費なり配送費等でございます。また、経営規模の拡大等の企業努力によります経営改善がおくれているということ。...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 基本的に仲卸業者と量販店等との決済につきましては私的な商行為によるものでございまして、この両者の決済につきまして行政が規制するというのは困難であるというふうに考えております。  しかしながら、仲卸業者と量販店との決済につきまして、今、先生言われました...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 最初の問題にお答えしたいと思います。  先生が言われました有機農産物の基準を全国一本で決めるのは問題ではないかという御指摘でございますが、昨年十一月に有機食品の検査・認証制度検討委員会から報告書をいただいているわけでございます。その検討委員会で、生産...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) ただいま先生の御質問にございましたように、平成五年のJAS法改正におきまして特定JAS制度を設けたわけでございます。特定JASといいますのは、生産の方法についての基準を内容とするJAS規格を定めることができるようにしたものでございます。  しかしなが...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生おっしゃっておられますように、有機農業につきまして生産者はさまざまに工夫した取り組みをしているわけでございます。農林省といたしましても、消費者の健康なり安全志向、あるいは農業生産のあり方の一つとして的確な支援を行っていくことが重要だというふうに考え...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 現に今、先生の御質問にもありましたように、地方自治体で進めております。現在、十二都県でこの有機農産物の認証制度を実施しているわけでございますが、これは北は岩手県から南は高知県、熊本県まで非常に南北広い範囲で行われているわけでございます。それの基本的な考...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 自治体が、地方自治あるいは地域住民の福祉あるいは地域におきます産業の振興とかの点からいろんな施策を講じているわけでございます。その一環としまして、先ほど申しましたように、十二都県でもって有機の認証制度が行われているわけでございます。  その中で、国と...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど申し上げましたように、表示の適正化と相まった生産対策の充実につきまして、今回の持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律案なども、大きく広い意味で言えば環境保全型農業としてその一環だというふうに考えているわけでございます。
○政府委員(福島啓史郎君) 先生の御質問が、一つの法律でもってやるべきではないかという御質問であれば、必ずしもその方法だけではなくて、今申し上げましたように、それぞれ法律は違うけれども、別々な法律ではあるけれども、そのねらいは両者相まって有機農業の振興に資するものであるというふう...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、十二都県におきまして実施されております認証制度につきましては、有機農産物のみを認証の対象とするものと、それから有機農産物のほかに減農薬栽培等の農産物等も認証の対象とするものと、大きく分けて二つあるわけでございますが、いずれも基本的にはいわゆるガイド...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今回のJAS法改正法案の第十九条の十におきまして、格付の表示がなされていない農林物資については有機農産物等の表示あるいはこれと紛らわしい表示を付してはならないという規定がございます。  今申し上げましたように、格付の表示がなされていない農林物資でござ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御案内のように、卸売市場といいますのは単なる物流センターではないわけでございます。要するに、生産者なり流通業者などに開かれた取引の場としまして、公正、公開の考え方に基づきまして取引が行われること、そういうことを確保することが重要であるわけでございま...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほどお答えしましたように、制度的にはそうでございます。しかし、相対であっても、価格あるいは数量を公表するという義務がこの卸売市場法で取引される取引につきましてはあるわけでございます。また、先ほど申しましたように、相対のみという三番目の取引方法は、保存...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 市場取引委員会におきましての機能、役割は、先ほど先生が御発言になったとおりでございます。日々の公正かつ効率的な取引を確保していくためには、関係者の意見を聞く、あるいは関係者が改善意見等を述べる、そういうための市場取引委員会が必要だということでございます...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 同様の、つまりすべての卸売市場で設置されることになる、そういうふうに指導してまいりたいと考えております。
○政府委員(福島啓史郎君) それで、地方自治法との関係あるいは内閣の地方分権の方針等の関連もありまして強制設置というわけにはいかないわけでございますけれども、いわば工夫をいたしまして、先ほど申し上げましたように、法律上は任意設置でございますが、業務規程の変更等につきましては利害関...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) したがいまして、市場取引委員会がすべての中央卸売市場でもって設置されるように、改正法の十一条二項におきまして、まず原則としましては、この業務規程の変更につきましては卸、仲卸、それから買参人その他の利害関係者の意見を聞かなければならないという規定を設けて...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほど大臣から御答弁ありましたように、これからの流通としまして大型店の流通と専門店の流通、それが片一方どちらか一つ、つまり量販店が残って専門店がなくなるということは避けなければならないわけでございまして、共存、補完する関係が将来の望ましい姿であるという...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 御案内のように、保冷技術が高度化したり、高速道路網の発達あるいは量販店の進出、そういうことを背景にしまして広域流通というのが進んでおるわけでございます。他方、より鮮度の高いもの、有機農産物等のこだわり商品、あるいは生産者の顔の見える商品等を求める消費者...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生から御指摘がありましたように、中山間等で特色のある農産物を生産していく、そのことによって所得の確保を図っていくということは非常に重要なことだというように思っております。そうしたものに販路をどうやって提供するかとなりますと、どうしてもロットが小さ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 有機農産物の表示の信頼性を確保するためには、検査・認証制度のための、先生御発言になりました最低限の負担といいますか、認証機関に認証手数料等を払うこと、あるいは記帳することなどの負担を伴うわけでございます。そのコストは、表示によりまして付加価値を乗せて販...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 御指摘のように、様式等の統一なりアイデア等の採用等をこれからやっていきたいというように思っております。
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほどお答えしましたように、消費者モニターの調査によれば、八割以上の消費者が有機農産物を価格が割高であっても購入したい、また六割の消費者が認証されたものを積極的に購入したいというふうに考えておる、そういう調査が出ております。また他方、今度は生産者の方の...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生御案内のように、種苗開発を含めまして有機農業の生産方式、これを地域地域の実情に応じて開発、確立していくということが重要だというふうに思っております。そのために、普及所等の協力も得ながら、新しい生産方式の一つとしての有機、これの具体的な御案内の種...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 基本的に、技術開発、革新的な技術につきましては国との試験研究機関におきます研究開発でございますし、また地域実証的な技術につきましては普及所、普及組織等を通じてその技術を開発、普及していくということが重要であるわけでございます。特に、有機農業の場合、いわ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今の農業共済制度といいますのは、農業者が通常の保険でいえば善管義務でございますし、農業共済であれば通常の農業者の行う、例えば防除等を行うことが条件といいますか前提となっているわけでございます。したがいまして、即そうしたものの中に有機農業に取り組むことに...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 業務規程につきましては農林水産大臣の認可にしているわけでございますが、これは先日、小川先生の御質問にもありましたように、各登録認定機関によってばらつきが生じないようにする、そのために行っているものでございまして、必要最小限の検査・認証を行えることを担保...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生から御発言がありましたように、近年の生鮮食料品等の生産、流通、消費の変化に対応して引き続き卸売市場がその持っております機能を低下させることなく安定的な生鮮食料品等の流通の拠点になるということ、そういうことを念頭に置いているわけでございます。 ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 卸売市場の基本的な役割につきましては先ほど御答弁申し上げたわけでございますが、その役割を達成する上での卸売市場の機能でございます、先ほど先生から御説明のございました品ぞろえ、集分荷・物流機能、それから価格形成機能、決済確保機能、そういったものをこの卸売...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先ほどの御質問にもございましたけれども、卸売市場制度の中で、先ほどの公的な市場としての機能、役割の中で申し上げましたように、そうしたものを確保するために、卸売業者の受託拒否の禁止あるいは不公正な取り扱いの禁止、そういったものが根幹となる規定だというふう...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 卸売市場におきます売買取引の方法につきましては、今回の改正法案におきまして三つの方式を示し、それを品目ごと、市場ごとの実情に応じて開設者が条例で決めていくというシステムをとっておるわけでございます。  その中で、競りがなくなるわけではなくて、競り、入...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 従来、卸売市場法によります仕組みといいますのは、開設者が法律に基づきまして業務規程で原則を定めまして、例外的な行為につきまして開設者の事前承認などによって監督するという仕組みが基本的なあり方でございます。  それをできる限り行政コストと事業者負担の低...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生から御質問ございましたように、従来、市場法の十七条二項二号でもっていわゆる需給調整機能、つまり当該中央卸売市場の卸売業者間において過度な競争が行われ、その結果、当該中央卸売市場における卸売の業務の適正かつ健全な運営が阻害されるおそれがあると認め...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 卸売業者の自己の計算と委託者の方の計算による勘定区分の問題でございますが、いわばこれは買い付けの手法が二つあるということでございまして、現在の市場法はいわゆる委託集荷を原則にしているわけでございます。それに特定の場合に買い付け集荷ができるようにする、そ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、入澤先生から御指摘がありました生鮮食料品等の流通の広域化が進んでおりますので、それに合わせまして市場のあり方、市場の統廃合も考えていかなきゃいけないわけでございます。卸売業者の経営体質の悪化は、特にそうした流通の変化に伴うものが多いわけでございます...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 賞味期限といいますのは、容器包装がされておりますその製品が、容器包装が開かれない状態で表示された保存方法に従って保存された場合に、その製品として期待されるすべての品質特性を十分保持し得ると認められる期限を年月日によって表示しているものでございます。 ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) まず最初に、製造年月日と賞味期限の表示の問題でございますけれども、これはむしろ食品産業サイドの方から、従来の製造年月日から、国際的にも消費または賞味期限表示となっていることから、むしろ賞味期限表示への切りかえを要望していたという経緯もあるわけでございま...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今後の卸売市場の対応の方向としまして、産地の方々の生産の状況、また流通であれば、先ほど来議論になりましたように、大型量販店の発言力が高まっているということ、また消費につきましても消費者のニーズが多様化している。そういう中で、公正、公開、それから効率的な...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) いわゆる企業会計といいますのは、要するに企業に沿った損益計算書あるいは会計準則に沿った経理がなされているということでございます。  具体的に官庁会計との比較でいえば、当該年度に入った収入と当該年度に出した支出を記載したものが官庁会計でございます。それ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 私どもといたしましては、市場会計の透明性等を確保する観点からいえば、企業会計の方が望ましいというふうに考えております。  しかし、それは地方自治体によっていろいろ事情もあるわけでございますので強制するわけにはまいらないわけでございますが、例えば使用料...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 先生御質問の、中央卸売市場の開設者の職員が退職後、営利企業であります卸売業者等に再就職することにつきましては、これは地方公務員個人の能力の活用の観点も含めまして職業選択の自由のもとに認められるべきものというふうに考えております。もちろん、そのことによっ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) いわゆるこの法律で言います登録認定機関の登録でございます。その要件は、例えば有機農業等についての専門的知識なり、検査技術を有する検査員がいるといったような業務遂行能力の問題、それから認証業務におきまして特定の利害関係者からの影響を受けることがないよう、...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) その六団体の関係者から聞いておるということでございます。自分たちは法改正後はこの登録認定団体になりたいということで準備を進めておるということを聞いておるということでございます。
05月19日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○福島政府委員 今先生御指摘ございましたように、食品産業と国内の農業といいますのは非常に密接な関連を持っておるわけでございます。  今、国内農水産物の三分の一強は食品産業に仕向けられている。逆に、食品製造業の原材料の三分の二は国産農水産物であるということで、まさに食品産業と農業...全文を見る
○福島政府委員 今先生御指摘ございましたように、食料品、特に生鮮食料品の流通を考えた場合に、二つのルートがあるというふうに思っております。  一つは、大都市向けのいわば太いルートでございます。かつ、距離をできるだけ短くしたルート、これをいわば合理的にネットワークをつくっていくと...全文を見る
○福島政府委員 先ほど大臣から御答弁がありましたように、消費者に良質な農産物を合理的な価格で供給していく、そのためには、流通段階におきますコストの削減を図っていくことが重要な課題となるわけでございます。  ちなみに、食料品の流通段階別の価格形成を追跡した調査がございます。これは...全文を見る
○福島政府委員 最近、保冷技術の高度化なりあるいは高速道路網の発達によりまして、また他方、小売店側では、量販店が進出する、そういうことによりまして広域流通化が進展しているわけでございます。  一方、今先生おっしゃいましたように、より鮮度の高いもの、あるいは有機農産物等、あるいは...全文を見る
○福島政府委員 外国から大量に輸入する農産物のうち、遺伝子組み換えのものが存在する農産物といたしましては、アメリカからの大豆、トウモロコシ、カナダからの菜種があるわけでございます。こうした遺伝子組み換え農産物は従来のものと区分して流通していないわけでございますので、これらの輸出国...全文を見る
○福島政府委員 先生の御質問の遺伝子組み換え食品の表示のあり方につきましては、御案内のように、平成九年の五月から食品表示問題懇談会におきまして検討されてきているところでございます。また、昨年八月には、遺伝子組み換え食品の表示のあり方につきましてたたき台を提示いたしましてパブリック...全文を見る
05月25日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○福島政府委員 今先生御質問ございました日本型食生活でございます。これにつきましては、昭和五十五年の農政審議会の答申におきまして、栄養的観点それから総合的な食料自給力維持の観点から日本の食生活がすぐれているという点が評価されたわけでございまして、これを受けまして、農林水産省といた...全文を見る
06月02日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○福島政府委員 先生御指摘のように、国民の安全で豊かな暮らしの確保が重要な政策課題となっているわけで、農政におきましても消費者の視点を重視し、食品の消費形態の多様化や、あるいは味、鮮度、健康、安全に関する関心の高まりに対応した政策展開を図ることが、消費者、生産者、流通業者から要請...全文を見る
○福島政府委員 先生御案内のように、現在商品化されております遺伝子組み換え食品につきましては、厚生省に設置されております食品衛生調査会でもって、アレルギー誘発性も含めまして安全性評価が行われたもの、これが商品化されているわけでございます。  農林省におきましては、先生言われまし...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第20号
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○政府委員(福島啓史郎君) 一定の前提を置いた推計でございますけれども、一年間の家庭での食べ残し量は約三百四十万トンという推計が出ております。これは純食料供給量、可食部分の五・二%に相当するという推計がございます。  また、食品産業あるいは家庭からどれぐらい食品廃棄物が出ている...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生御指摘のように、最近の環境問題に対する社会的関心が高まっていることを反映いたしまして、食品関係の事業者におきましても食品残渣の分別、あるいはこれを堆肥化しまして農業者に供給するといったようなリサイクルに取り組む事例もふえてきておるところでござい...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今度の基本法の十六条二項にも、健全な食生活に関する指針を策定したり、食料の消費に関する知識の普及あるいは情報の提供ということが進めるべき方向として示されているわけでございます。  今、先生御案内の、野菜はしゅんなもの、また時間とともに劣化するというこ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生から御指摘がありましたように、現在の我が国の食生活の状況でございますが、食料の相当部分を海外に依存する一方で、脂質の摂取割合が適正範囲を上回るような世代が見られるといったような栄養バランスが崩れているということ、また御指摘がありましたように、食...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) まず最初に、いわゆる食品トレーでございます。  平成九年は約七万五千トンが出荷されておりまして、そのうち約九%、約七千トンが回収、リサイクルされているという報告を受けております。  また、次にペットボトルでございますが、御案内のように平成九年四月か...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 容器包装リサイクル法の主務大臣でございますので、先生の御指摘も踏まえまして、全面施行を控えまして、それに十分対応できるようにしっかり準備を進めてまいりたいというふうに思います。
○政府委員(福島啓史郎君) 最初の原産地表示の問題でございますが、先日御審議いただき御可決いただきましたJAS改正法におきまして、生鮮食料品につきましては原産地表示をするということを申し上げたわけでございまして、成立後はそれを実施してまいりたいと思っております。  また、いわゆ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 最初に、原料農産物の原産地表示の問題につきましては、特に要望の強いものから検討していこうということでございまして、別に梅干しとラッキョウに限定しているわけではなくて、そこから手をつけまして逐次範囲を広げていこうということでございます。  それから二番...全文を見る
06月24日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○福島政府委員 先生御質問のありました件でございますが、農林公庫が平成元年度から平成九年度までの間に融資対象としました牛肉調整品製造業で四〇%、豚肉調整品製造業で四四%となっております。
○福島政府委員 御質問の牛肉調整品製造業、また豚肉調整品製造業についてでございますけれども、先生御案内のように、国産の牛肉、豚肉というのは一般に生鮮用へ仕向けられる傾向にあるわけでございまして、加工肉分野では輸入依存度が非常に高いわけでございます。国産原料の比率は、全国平均でござ...全文を見る
○福島政府委員 先生御案内のように、現在、国内の農水産物の三分の一強は食品産業に向けられている。他方、食品製造業の原材料の七割弱は国産農水産物であるということで、食品産業は農業と並ぶ、まさに車の両輪として国民への食料供給におきまして重要な役割を果たしているわけでございます。そうし...全文を見る
○福島政府委員 加工食品の原材料、要するに原材料の原産地表示の問題でございます。  これにつきましては、学識経験者あるいは農業団体、製造業者、流通業者、消費者等から成ります検討会を開催しまして、品目ごとの製造、流通の実態等を踏まえました原料原産地表示のあり方なり表示可能な品目等...全文を見る
○福島政府委員 先生御案内のように、特定農産加工法は、牛肉・かんきつの輸入自由化、あるいはUR農業合意等の農産加工品の輸入事情が変化した、それに対処するために金融、税制上の措置を講じまして、輸入自由化等によって影響を受けます特定農産加工業者の経営改善を支援しているものでございます...全文を見る
○福島政府委員 今回御審議いただいておりますJAS法改正法案におきましては、消費者の判断によりまして適切に商品選択を行えるようにするためのよりどころといたしまして、消費者向けのすべての飲食料品につきまして表示の対象にするということで、生鮮品につきましては原産地、それから加工食品に...全文を見る
○福島政府委員 先ほど申し上げましたように、今回のJAS法改正によりまして、弁当、総菜等につきましても、加工食品としまして表示が義務づけられることになるわけでございますが、この原材料なり内容量等の表示につきましては、その商品特性にかんがみまして、具体的にどのような表示が必要なのか...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘のように、乳製品製造業への融資でございますけれども、経営改善計画の承認件数は乳製品製造業が一番多いわけでございます。  融資実績でございますが、平成元年から平成九年まで百三十四件四百三億円ということでございまして、全体で千八百二十八億円でございますので...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘のとおりでございまして、乳製品製造業の新技術資金は三百七十九億円でございます。そのうち、大企業が百四億円、中小企業が二百七十一億円、農協等が四億円ということでございます。
○福島政府委員 先ほど先生の御質問にございました乳製品製造業の国産原料の割合でございますが、国産使用比率は九九・五%という非常に高い比率になっております。  また、御質問の、どうやってチェックしているかということでございます。これはこの法律の三条五項二号の、地域の農業の健全な発...全文を見る
○福島政府委員 国におきましても実態を把握しまして、適正な運用に努めてまいりたいというふうに思っております。
○福島政府委員 先生御指摘ございましたように、食品の安全性の確保というのは重要な課題であるわけでございまして、業規制におきましては規制緩和の方向にあるわけでございますけれども、安全性の確保につきましては、より厳しいといいますか、厳密な方向で対応すべき問題だというふうに考えているわ...全文を見る
06月29日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
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○政府委員(福島啓史郎君) 食品流通局関係でございますが、今国会におきまして、新基本法案、特に第十六条、第十七条に関連するものといたしまして三本の法案を出しております。  一つは、特定農産加工業者の経営改善を促進するための特定農産加工業経営改善臨時措置法の一部を改正する法律案で...全文を見る
07月01日第145回国会 参議院 農林水産委員会 第22号
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○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生から御指摘がありましたように、我が国の食生活の現状というのは、食料の相当部分を海外に依存する一方、脂質の摂取割合が世代によってバランスが崩れているという面もありますし、また御質問にございました食べ残しなり食品の廃棄という資源のむだの問題もあるわ...全文を見る
○政府委員(福島啓史郎君) 今、先生御指摘がありましたように、流通につきましては二つの動きといいますか、動向があるわけでございまして、一つは保冷技術の高度化なり高速道路網の発達、あるいは川下におきます量販店の進出等を背景としまして広域流通化が進展している。一方において、今、先生が...全文を見る
07月13日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第23号
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○福島政府委員 外国から我が国が大量に輸入しております農産物のうち、遺伝子組み換えのものが存在する農産物といたしましては、アメリカからの大豆、トウモロコシ、それからカナダからの菜種があるわけでございまして、こうした遺伝子組み換え農産物と従来のものとは一般的に区分して流通していない...全文を見る
○福島政府委員 輸入物につきましては、先ほどお答えしたとおりでございます。国内におきましては、今のところ、そうした種子を国内で、例えば大豆あるいはトウモロコシにおきましても、遺伝子組み換えの種子を一種農業的に栽培しているという実態はございません。
○福島政府委員 この技術小委員会につきましては、ちょうど今開会されまして議論しているところでございますので、その内容につきましてお答えすることは差し控えたいと思いますけれども、この小委員会でもって議論といいますか取りまとめいただく内容といたしまして、加工工程で組み換えられたDNA...全文を見る
○福島政府委員 現在の有機農産物の流通状況でございます。  有機農産物の民間認証機関六団体、それから認証を実施しております六県への聞き取り調査によれば、認証を受けました有機農産物、これはいわゆるガイドラインに基づくものを合計したものでございますが、三十七億七千万というふうになっ...全文を見る
○福島政府委員 今先生御指摘ありましたように、今後我が国の有機農業の発展を図っていくためには、二つの方策が必要だと思います。  一つは、消費者の有機表示に対します信頼性を確保する仕組みを確立するということでございます。もう一つは、消費者の健康なり安全志向、あるいは環境との調和等...全文を見る
○福島政府委員 先生言われましたコーデックスの前文でございます。どういうふうに書いてあるかといいますと、要するに、消費者と生産者の密接な提携という概念は長きにわたって確立された慣例であるというふうに書いてあるわけでございます。そうした有機農産物の歴史的経緯を述べているわけでござい...全文を見る
○福島政府委員 御指摘の点につきましては、今までのガイドライン等に基づきまして有機農業等を営んでいたその実績を、このJAS改正法の施行の中で取り入れていくという方向で対応してまいりたいというふうに思っているわけでございます。  具体的に言えば、消費者もこの混乱を回避するべく、生...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘の、いわゆる原料原産地の問題につきましては、先生の御発言がありましたように、梅干し、ラッキョウにつきましては年内を目途に行ってまいりたいというふうに考えております。また、その他のものにつきましても、生産者あるいは消費者からの要請に応じまして逐次検討を進め...全文を見る
○福島政府委員 青果物の品質表示につきましては、平成三年にガイドラインを定めまして、販売業者の自主的な取り組みを促してきたわけでございます。しかし、その後、輸入野菜の急激な増加等野菜の産地が多様化する中で、生産者あるいは消費者等から、商品選択の目安として野菜の原産地表示を求める要...全文を見る
○福島政府委員 現在の青果物九品目につきましては都道府県名、輸入品の場合には輸入国名でもって表示をしているところでございます。  今回の改正によりまして、先生御指摘のように、畜産物、水産物等含めましたすべての生鮮食料品につきまして原産地表示の対象となるわけでございます。その表示...全文を見る
○福島政府委員 先生から御指摘ありました松阪牛なり、あるいは、魚でございますが、関サバ、関アジといいますのは、商品の名称が一種のブランド名として確立しているわけでございまして、それぞれの地域におきまして厳しい品質管理努力、それが消費者に理解されて高い評価を得ている、その結果である...全文を見る
○福島政府委員 例えば食肉であれば、先ほど言いましたように、小売表示基準でもって国産と輸入品というような区分が今行われているわけでございます。仮にそれに倣うとすれば、そこに松阪牛という品名がありまして国産ということになるわけでございまして、矛盾はしないのですが、JAS法の原産地表...全文を見る
○福島政府委員 今、先生の御指摘がございましたように、平成八年から十年度まで、青果物原産地表示適正化推進事業という補助事業によりまして、原産地表示の普及啓発なり、表示の機器の補助等を実施してきたわけでございます。  今回のJAS法改正によりまして、生鮮食料品すべてにつきまして原...全文を見る
○福島政府委員 先生の御質問、品質表示の義務者をどういうふうに考えるかということでございます。  今後具体的な品質表示基準を定める段階で表示義務者を明らかにしてまいりたいというふうに思っておりますが、一般的には、加工食品のように、製造段階で一般消費者に届く形態で容器に入れられ、...全文を見る
○福島政府委員 今先生御指摘のように、改正法案の十九条の十でもってこの要件が書かれているわけでございます。要するに生産方法の特定がある、そういったJAS規格が定められているということでございまして、かつそれの表示の適正化を図ることが特に必要だということで政令で指定するということに...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘のように、今の有機農産物の表示のガイドラインでは、不特定多数の消費者に販売されるものに適用するというふうになっているわけでございます。これは、ガイドラインという性格上、そうしたもののいわば自主的な努力によって、慣行といいますかプラクティスを確立していくと...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘のように、有機農産物につきましてJAS規格が制定され、改正JAS法に基づきます認証の制度が開始される、それより以前から有機農業に取り組んでおられる生産者も多数存在するわけでございます。  これらの生産者の努力を評価せずに、制度開始後、例えば三年たたなけ...全文を見る
○福島政府委員 今先生の言われました、既に有機農業に取り組んでいる生産者の努力が改正後のJAS法のもとにおきましても正当に評価されるように対応してまいりたい、それを基本的な考え方としております。  具体的に、例えば、どの程度の記帳であれば従来から有機農業に取り組んでいたものとし...全文を見る
○福島政府委員 外食産業におきまして今有機表示が行われるといいますのは、調理された食品につきまして、その原材料につきまして有機農産物あるいは有機食品であるという表示がメニュー等に行われるというのが一般的だろうというふうに考えるわけでございます。そうした場合に、先ほど申し上げました...全文を見る
○福島政府委員 先生今御指摘がありましたように、現行のJAS法では、外国の機関を登録格付機関として認めていないわけでございます。これは、工業品と違いまして、国民が直接消費をする、健康にかかわるということで、食品等の品質の確保を国の厳格な規制のもとで行うという基本的な考え方に基づく...全文を見る
○福島政府委員 今回の改正法によりますJAS制度におきます認証機関としましては、物の検査を行いJAS規格への適合性を判定する権限、つまり格付権限を有する登録格付機関、これと、今回の改正法によりまして制度化をいたしております工場等の品質の管理体制あるいは検査体制等の基準の適合性を判...全文を見る
○福島政府委員 JAS法によります、国内機関の行為に関しまして、先生御指摘のように、罰則とそれから登録の取り消しという双方が規定されているわけでございます。これは一定の法秩序を守る上で、我が国の法制上、罰則でもって一般に抑止効果を持ちより強い法秩序を維持するという機能があるわけで...全文を見る
○福島政府委員 制度上、いわば国の持っております格付権限あるいは工場を指定する権限、それをいわば民間の機関に委任するといいますか、いわゆる広い意味でゆだねる行為になるわけでございまして、それが適正に行われること、また先ほど言いましたように、検査忌避等がないようにすること、そのため...全文を見る
○福島政府委員 今先生御指摘のように、卸売市場といいますのは、国民生活に不可欠な生鮮食料品等の適正な流通と取引を確保するためのものでございます。重要な機能、役割を果たしているわけでございます。  そこでの取引方法でございますが、競りと相対と二種類あるわけでございます。  競り...全文を見る
○福島政府委員 御指摘のように、買い付け集荷のマージン率が委託手数料より低くなっている調査結果が出ております。  これは、一つは、買い付け集荷の場合には、出荷奨励金という出荷者への支払いがないということがございます。出荷奨励金は、青果で手数料の一四%、水産で手数料の八%となって...全文を見る
○福島政府委員 確かに、先生御指摘のように、最近買い付け集荷が多くなっているわけでございます。青果は二三%で比較的少ないわけでございますが、水産は冷凍魚等もありまして六三%というふうに高くなっております。しかし、そういう状態にありますけれども、卸売業者の収益構造を見ますと、委託手...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘のように、卸売業者の経営は非常に厳しいものがございます。青果の約二割、水産の約三割が赤字という厳しい状況にあるわけでございます。  こうした卸売業者の経営体質の強化は、基本的には、売り上げの増加あるいは利益率の向上あるいは販売管理費の削減といったような...全文を見る
○福島政府委員 先ほども上田先生に御答弁いたしましたように、卸売市場の重要な機能にかんがみまして、そこにおきます売買取引につきましては、公正、公開、効率性のもとに、市場関係者の意見を聞いて、開設者が、市場、品目ごとの実情を踏まえて、市場の利便性の向上と活性化を図る上で多様なニーズ...全文を見る
○福島政府委員 公開につきましては、今回、卸売業者が、売買の取引方法ごと、つまり競り、相対ごとの数量、価格を公表するということでもって、公開の原則、公開の規定を定めているわけでございます。
○福島政府委員 その点につきましては、先ほどお答えしましたように、競りには競りの特色、長所と短所があるわけでございます。また、相対には相対の長所と短所があるわけでございまして、卸売市場も最近取扱金額なり市場経由率が低下しておるといいますのは、卸売市場も市場外流通と競争している、そ...全文を見る
○福島政府委員 相対取引が近年ふえておるといいますのは、事情は二つあると思います。一つは、先生おっしゃったように大型量販店等のウエートが高くなっているということ。と同時に、産地の方も大型化が進んでおりまして、安定的、継続的な取引関係を望む観点から、いわば希望価格といいますか指し値...全文を見る
○福島政府委員 先ほど申し上げましたように、今回の改正案におきましては、卸売市場の実情に応じまして、開設者が品目ごとの特性に応じまして関係者、これは具体的には、卸、仲卸それから買参等の関係者の意見を聞きまして、競り、入札の方法、これは、こういう品目は競りでやる、それから二番目には...全文を見る
○福島政府委員 一言で答えるのはなかなか難しいのですが、要は自助努力と相まって我々としても支援措置を講じているわけでございます。具体的には、合併なり事業譲り受けの場合に農林漁業金融公庫から長期、低利の金融措置を講じております。
○福島政府委員 卸売市場の業務規程の制定に当たりましては、これが適切に定められている限り、最大限開設者の自主性を尊重してまいりたいというふうに考えております。  また、市場取引委員会に消費者の代表を加えることにつきましては、学識経験者として開設者の判断によりまして委員に加えるこ...全文を見る
○福島政府委員 まず第一点でございますが、有機農業の振興を図る、つまり生産対策としての有機農業の振興、それに対する支援と表示の適正化、これは、先ほど鉢呂先生にお答えしましたように、車の両輪として進めてまいりたいというふうに思っております。  それから、二番目の国際規格への考慮で...全文を見る
○福島政府委員 加工食品の原料原産地の表示でございます。  これにつきましては、現在検討会を設けまして検討を進めているわけでございます。品目ごとの製造、流通の実態を踏まえた原産地表示のあり方あるいは表示可能な品目等につきまして検討を行っているわけでございまして、梅干しにつきまし...全文を見る
○福島政府委員 今先生御質問の、我が国の小売価格に対しまして、生産者価格、中間経費、小売マージン、それがどういうふうになっているかということでございます。  これは、食品流通段階別価格形成追跡調査という統計情報部で調査をやっておるわけでございますが、これはそのときそのときの小売...全文を見る
○福島政府委員 今先生御指摘がありましたように、先日の清水参考人から、人材養成といいますか、職員の資質の向上につきまして御発言があったわけでございます。我々も、卸売業者の職員の資質の向上を図ることは、卸売市場の健全な運営を図る観点から重要なことというふうに考えております。  こ...全文を見る
○福島政府委員 特に今先生御指摘の産地の地方卸売市場、これは全国各地で生産、出荷されます農水産物を集荷しまして消費地市場に効率的に搬送するという重要な役割を担っているわけでございます。  それで、そうした産地の地方卸売市場を含めまして地方卸売市場の活性化を図るために、先生御指摘...全文を見る
○福島政府委員 小規模農家が有機農産物を販売する場合に、有機農産物に有機表示を付する、その場合には、負担がそれによりましてかかるわけでございます。その軽減を図るための方策としまして、関係農家で生産組合をつくったり、あるいは農協が生産管理者として承認を受けるための申請あるいは資料づ...全文を見る
○福島政府委員 御指摘のように、卸売市場は国民に対する生鮮食料品等の円滑、安定的な供給を図る上で重要な公的な施設でございます。そこでの取引がまさに公正、それから公開、効率的に行われるように、それを今回の法改正のねらいともしているわけでございます。
○福島政府委員 卸売市場法、これの改正の背景といいますのは、先生御案内のように、産地の大型化が進み、また大型小売店等の発言力が高まっている、そういう流通の多元化の中で、卸売市場が他の市場外流通と競争していかなければならない、また卸売市場同士も競争していかなければならない、そういう...全文を見る
○福島政府委員 今先生御指摘の一定の割合、つまりこの法律で言う最低競り数量の設定につきましては、卸、仲卸それから買参、そういったその他の利害関係者の意見を聞いて、品目につきましては業務規程で定めるわけでございますが、その際、その割合をどうするかということにつきましては、これは先生...全文を見る
○福島政府委員 市場取引委員会は、中央卸売市場におきます取引につきまして、先ほど先生が言われましたように、卸、仲卸それから売買参加者その他の利害関係を有する者及び学識経験のある者のうちから開設者が委嘱するということになっておりまして、利害関係人だけに限られているわけではございませ...全文を見る
○福島政府委員 先生御指摘の、有機農産物生産者の認証に伴うコスト、それをだれが負担するのかという御質問でございます。  これは、基本的には今消費者は有機農産物の購入を望んでいるわけでございます。アンケート調査によれば、八割以上の消費者が、通常の野菜と比較して価格が割高であっても...全文を見る
07月21日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
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○福島政府委員 今先生御質問の点でございますが、御質問の中にもありましたように、八月中に結論を出すべく懇談会で検討しておるところでございまして、次回に事務方として原案を出すということでございます。  この懇談会で議論しておりますのは、いわゆる加工食品を中心としたものでございまし...全文を見る
○福島政府委員 表示は、まさに改正JAS法に基づきまして、飲食料品につきましても表示義務を一般に今度つくることになりますので、その中でやるように考えております。ですから、製品であります飲食料品について表示をするということになるわけでございます。  ただ、そのとき、当然のことなが...全文を見る
○福島政府委員 今の遺伝子組み換え農産物が、大豆であるとかトウモロコシであるとかといったような、いわばアメリカから大量に輸入しているという日本の実情を踏まえて、仮に輸入された農産物につきまして検査を義務づけるとすれば、膨大なコストがかかりますし、また、その生産地、つまりアメリカ段...全文を見る
○福島政府委員 まず最初に、グリックマン・アメリカ農務長官の発言でございます。先生言われましたように、情報表示にはある役割があるかもしれないということを農務長官は述べられたということを承知しておりますが、具体的にどういう表示制度を念頭に置いて発言されたのかわかりません。また、アメ...全文を見る
07月22日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第19号
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○政府委員(福島啓史郎君) 先生御指摘の再資源化資金でございますが、今回、農林漁業金融公庫に移管されますのは食品加工分野におきます先生言われました動植物性残渣、そういうものを再資源化するために必要となります施設資金を融資するものでありまして、これは地場の食品メーカーのものも含めま...全文を見る
10月13日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○説明員(福島啓史郎君) 今、先生御指摘ございましたように、昭和五十五年の農政審議会答申におきまして、栄養的観点あるいは総合的な食糧自給力維持の観点から、米飯を中心とします日本の食生活のすぐれた点が評価されまして、これを受けまして、農林水産省といたしまして日本型食生活の維持、定着...全文を見る
○説明員(福島啓史郎君) 今回の農林水産省が決定した懇談会の方針を受けました遺伝子組みかえ食品の表示の方針でございますけれども、大豆、トウモロコシ等の農産物、それからこれらを原材料とするいわゆる義務表示の指定食品は三十品目でございます。こうした義務表示の対象食品でございますが、こ...全文を見る
○説明員(福島啓史郎君) 種子の話ですね。  安全性が確認されたものにつきまして商業作付ができると先ほど三輪局長の答弁があったとおりでございますが、先ほどお答えしましたように、その表示につきましては、要するに第二分類といいますか、組みかえたDNAあるいはたんぱく質が残っているも...全文を見る
○説明員(福島啓史郎君) まず最初に、二次調整金の御質問でございます。  粗糖を輸入するときに、通常年の輸入糖の数量を基礎として定める数量を超えるものにつきましては、砂糖の供給数量が増加すれば砂糖の市価なりあるいは国内産糖の売り戻し価格に影響が及ぶわけでございます。そうした程度...全文を見る
11月18日第146回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○政府参考人(福島啓史郎君) 今、先生御指摘ございましたように、来年四月を目途に遺伝子組みかえ食品の表示の告示を行えるように今作業を進めております。適切な猶予期間、つまり一年間を経まして二〇〇一年四月を目途に実施してまいる予定でございます。  それで、こうした遺伝子組みかえ食品...全文を見る
○政府参考人(福島啓史郎君) 個別の事業者の場合ですと、二万社のうちの約四分の一、またこうした団体につきまして各県に二つというようなことを現在考えているところでございます。
○政府参考人(福島啓史郎君) こうした検査機器につきましては、清浄環境で食品原材料等から遺伝子の抽出を行うのに必要な無菌箱、それから遠心分離器、それから抽出遺伝子の増幅等を行うのに必要なDNAの増幅器、それからDNAのパターンを確認する装置でございます。これらをワンセットで整備し...全文を見る