福島啓史郎

ふくしまけいしろう



当選回数回

福島啓史郎の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月22日第153回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。  この六週間前にあってはならないことが立て続けに起きました。一つは、日本におきますBSE、牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病の発生でございますし、もう一つは、アメリカにおきます同時多発テロ事件であります。これらの進展状況を踏まえま...全文を見る
○福島啓史郎君 おおむね順調に推移しているということでございます。  私は、先月また今月にかけてでございますけれども、東京の芝浦また大阪の南港あるいは横浜の食肉関係者、食肉流通関係者や、あるいは山口県あるいは群馬県、福岡県、岐阜県、滋賀県などに行きまして、畜産農家初め生産者の意...全文を見る
○福島啓史郎君 今お答えがありましたけれども、枝肉の市場価格が低迷した場合の調整保管等も含めて、速やかに生産者が安心するように発表していただきたいと思います。  次に、牛に関連した加工食品がいろいろあるわけでございますが、その安全確保は食肉と同様に問題ないと考えていいのかどうか...全文を見る
○福島啓史郎君 今の御答弁をお聞きしますと、加工食品についても安全を確保されているという答弁だというふうに理解をいたしたいと思います。引き続き、最終取りまとめに向けてしっかりお願いしたいと思います。  次に、本年九月に最初に確認されたわけでございますが、我が国で最初に発生したそ...全文を見る
○福島啓史郎君 両省緊密な連携をとって国民に不安を与えることのないようにしていただくこと、これは最大の課題でございます。御努力をお願いしたいと思います。  それと同時に、行政組織上の問題もあると思うわけでございます。例えば、デンマークにおきましては、一九九六年に、フロム・ステー...全文を見る
○福島啓史郎君 総務大臣にお聞きしたいわけでございますが、行政全般の総合的かつ効率的な実施を確保する、その任に当たる大臣でございます。  今、両副大臣からの御答弁ありました。食の安全を確保するための行政組織については、事態の推移といいますか、事態の動きに応じながら、消費者に対し...全文を見る
○福島啓史郎君 運用面での連携の強化、また見直しにつきましての検討をひとつ前向きに対応していただきたいと思います。  時間の関係で、少し時間なくなりましたけれども、同時多発テロとの関連で、いわゆるBCテロというのが現実の問題となってきました。我が国におきまして水道あるいは交通機...全文を見る
○福島啓史郎君 炭疽菌等の感染症対策、BCテロが予想されるわけでございます、おそれがあるわけでございます。そうしたときに、アメリカではこの感染症対策の中枢機関としましてCDC、中央疾病感染予防センターというのがあります。これは六千人の人員とそれから三千億の予算を持っているわけです...全文を見る
○福島啓史郎君 ひとつ前向きな対応をお願いしたいと思います。  時間が参りましたので、予定をしておりました今後の国民に対するセーフティーネットの重要な分野であります医療制度の改革につきましては、時間の関係で次回に譲りたいと思います。  ありがとうございました。(拍手)
10月25日第153回国会 参議院 外交防衛委員会公聴会 第1号
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○福島啓史郎君 まず、西元公述人にお聞きしたいと思います。  軍事のプロとして、今行われております米軍の作戦、戦略、先ほど言われましたように、まず第一段階として、今のタリバン政権及びビンラーディンのアルカーイダ、それを除去する、それが第一段階だと。その第一段階の作戦において今ど...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、同じく西元公述人にお聞きしたいわけでございますが、これは一昨日来の連合審査でも総理の答弁にあったわけでございますが、アメリカが勝利の内容あるいは撤兵の条件としてどういう内容、どういう政権構想を描いておるのか、あるいは描くべきであるのかということについてはどう...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、同じく西元公述人にお聞きしたいわけでございますが、今回のこのテロ特別対策法案によります協力支援業務、また捜索救助活動、それから被災民救援活動、それを実施する上で、実際にその実施に当たる自衛隊員の安全が確保されなければならないと思います。  その十分な安全を...全文を見る
○福島啓史郎君 ありがとうございました。  次に、田中公述人にお聞きしたいと思います。  田中公述人は、国連アフガニスタン特別ミッション政務官として非常に経験を積まれていると思うわけでございますが、先ほど西元公述人にもお聞きしたわけでございますが、田中公述人は権力の空白が生じ...全文を見る
○福島啓史郎君 今のお答えに関連して、暫定政権といいますか暫定措置として、ザヒル・シャー元国王を中心に北部同盟とそれからタリバン穏健派、これでもって暫定政権を構成するという構想があるやにいろいろ新聞報道あるいはCNN等で出ているわけでございますが、カンボジアのシアヌーク国王の場合...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、田中公述人にお聞きしたいわけでございますが、先ほど田中公述人は民意を問う方法が必要だと、この特別法につきましてですね。  それで、民意を問う方法として、私は、事前の承認という方法もあるでしょうし、しかし事後の承認、今回、修正によりまして二十日以内の事後の、...全文を見る
○福島啓史郎君 田中公述人に対する質問でございます。
○福島啓史郎君 次に、坂元公述人にお聞きしたいと思います。  坂元公述人は今回の法案を評価するという前提に立ちつつも、日米関係を米英関係と同格の同盟関係にしていかなければならない、これが日本にとっての長期的な国益にかない、かつ戦略としてもその方向に即した政策をとっていかなければ...全文を見る
○福島啓史郎君 その集団的自衛権を憲法上認められたものにするためのプロセスですね。プロセスとして、例えば安全保障基本法などを議員立法でやるというような、そういう議論もあるわけでございますが、それについてはどうお考えですか。
○福島啓史郎君 次に、吉田公述人にお聞きしたいと思うんですが、吉田公述人は自衛隊法の改正、特に防衛秘密につきまして反対だということを言われたわけでございますが、その反対の理由について、私は、同盟国としての日米間で、あるいは他の諸国との今情報を共有するということが非常に重要になって...全文を見る
10月26日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。  今回の米国を舞台に発生した同時多発テロは、人道、文明に対する挑戦であり、国際的な枠組みによってその根絶を図らなければならない、そうした観点から質問したいと思います。  まず、現在アフガンにおきまして行われているアメリカの...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、先ほど申し上げた点だと思うわけでございますが、この軍事目的達成がすなわちアメリカにとっての勝利であり、撤兵の条件になると。しかし、同時にそのときには戦後の政権構想の実現に向けた取り組みが出発していなければならないと考えるわけでございます。  したがって...全文を見る
○福島啓史郎君 この戦後構想は、私が考えるに、ザヒル・シャー元国王を中心に北部同盟、またタリバン穏健派といいますのは、アフガン人口の多数派のパシュトゥン人からタリバンになっているわけでございますので、その多数のパシュトゥン人の参加を求めなければならないと思います。  そうしたこ...全文を見る
○福島啓史郎君 今の御答弁にも少しありましたけれども、先ほど言いましたように、暫定政権中におきまして憲法制定をし、また国連監視下で選挙をするということ、それに対して我が国は積極的な役割を果たしていかなければならないと考えるわけですが、外務大臣の考え方はどうでしょうか。
○福島啓史郎君 外務省では東京でアフガン和平会議を設けるという提案をしたと思いますけれども、その事実、また見通しについて外務大臣にお聞きします。
○福島啓史郎君 見通しはどうですか。
○福島啓史郎君 外務大臣の考えておられるアフガン平和会議の参集国はどこですか。
○福島啓史郎君 しかし、先ほど提案をしたと言われているからには、当然、相手の国があるんじゃないですか。
○福島啓史郎君 間違いですか。じゃ、訂正して答弁してください。
○福島啓史郎君 東京でアフガン和平会議を開くというのは提案をされてないんですか。されていたと私は承知しているんですが、それであれば、どういう国に話をしたかというのは明らかだと思いますが。
○福島啓史郎君 どういう国の参加によってアフガン和平会議を設けるかという質問なんですが。
○福島啓史郎君 国連で当時の小和田大使が提案されたときには、どういう国の参加によってこの和平会議を設けるということを考えておられたんですか。
○福島啓史郎君 それで、今言われたアフガン復興も同時に重要な課題であります。アフガンに対しまして、七〇年代には日本は病院を建設しております。また八〇年代には難民援助をやっております。そうした実績、九〇年代も含めまして、アフガンに対する日本の貢献についての実績はどうなっているか、ま...全文を見る
○福島啓史郎君 このアフガン復興に対しまして、我が国が貢献していかなければならないというふうに考えるわけでございますが、その際重要な要素の一つとして、アフガンは今タリバン政権のもとで麻薬依存経済にあるわけでございます。ミャンマーでも、ミャンマーも御案内のように麻薬経済、まさにゴー...全文を見る
○福島啓史郎君 そうしたことを含めて、アフガン復興に対する今後の我が国の貢献方策についてはどういうふうに考えておられますか。外務大臣にお聞きします。
○福島啓史郎君 御案内のように、アフガン地域はエネルギーの世界戦略上重要であると、これはアメリカもロシアも中国も、またそれに加えましてインド、パキスタンも注目し重要視しているわけでございます。それはなぜかというと、インド洋に対しまして天然ガスのパイプラインなどの建設がエネルギーの...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、衆議院で行われました附帯決議の四にあるわけでございますが、自衛隊の派遣については、派遣先の状況を十分踏まえて実施するということと定められております。  この関連におきまして防衛庁長官にお聞きしたいわけでございますが、派遣される自衛隊員、防衛庁長官の部下でご...全文を見る
○福島啓史郎君 今申しましたのは、パキスタンというのは有力な候補なわけでございますが、そのパキスタンにつきまして単独で日本だけが出るという事態は避けてほしいというのが、制服OBの意見があったわけでございます。他方、日本は、先ほど申しましたように、軍事的にも手を汚していないので、ま...全文を見る
○福島啓史郎君 内閣官房長官にお聞きしますが、自衛隊員の安全確保を図るためには、必要かつ十分な武器を保有させなければなりません。かつ、その武器使用に当たっては、現場の指揮官の判断が十分尊重されるよう基本計画等を定めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。
○福島啓史郎君 しっかり計画で定めるようにしていただきたいと思います。  次に、内閣法制局長官にお聞きします。  個別的自衛権及び集団的自衛権についてお聞きしたいと思います。  まず、個別的自衛権の憲法上の根拠及びその内容につきましてお聞きしたいと思います。
○福島啓史郎君 今の法制局長官の答弁をお聞きしますと、個別自衛権というものは国際法上主権国家に当然のこととして認められている、しかしその内容はそれぞれの国の憲法等によって異なってくると。  例えば今回の、アメリカは今度のアフガンでの軍事行動は個別的自衛権の発動であると言っている...全文を見る
○福島啓史郎君 確認したいわけでございますが、自衛権の要するに地理的範囲といいますか、これは、別にその領域、領海内に限られるわけではない、公海もあれば、まさに自衛権発動の三原則に合致すれば外国の領土もあるということ、したがって、外国の領土からミサイル等が発射されるような事態には、...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、集団的自衛権の憲法上の解釈につきましてお聞きしたいと思います。法制局長官。
○福島啓史郎君 今、法制局長官が述べられましたこの内閣法制局の見解が長い間我が国の安全保障論議を制限し、制約し、あるいはまた我が国の日米等の同盟関係に不安定な要素を持ち込んでいるわけでございます。要するに、国際的な大事件が起きますと常に我が国の背骨がぐらつく、そのもとになっている...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、今の法制局長官の見解では、政府の見解であるから、政府、要するに内閣で決定すればいい、変更すればいい、変更を決定すればいいと、しかしその場合には従前の考え方等、慎重な手続なり議論が必要だろうということ。また、国会で議員立法等によって法律でもって変更するとい...全文を見る
○福島啓史郎君 私はその法的手続についてお尋ねしたわけでございますが、政府の見解を変更する場合には当然閣議決定でいいと思うんですが、もちろん事柄によって慎重な議論をしていかなきゃならない、慎重な手続を踏まなきゃいけない、それは当然でございますが、しかし法的な手続としましては政府の...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、外務大臣にお聞きしますが、今後の世界の安定と繁栄、その中で日本の安定と繁栄を図っていくには長期的には日米同盟を米英同盟と同格になるように持っていく努力をしていかなければならないと考えるわけでございます。その方向はアーミテージ報告書の中でもそれは我が国の責任と...全文を見る
○福島啓史郎君 じゃ、外務大臣にお聞きしますが、アーミテージ報告書につきましての外務大臣の見解はいかがでしょうか。
○福島啓史郎君 外務大臣はその報告書を読まれておりますか。
○福島啓史郎君 私は、今後の日米関係を考える上で重要な方向を示唆したものだと考えております。それに盛り込まれております方策等につきましてのさらなる取り組みを要請しておきます。  次に、久間議員にお尋ねしたいわけでございますが、衆議院での修正条文につきましてお尋ねいたします。 ...全文を見る
○福島啓史郎君 ということは、政府が一括あるいはそれぞれごとに、一括であろうがあるいはそれぞれごとであろうとも、例えば救援支援活動、一括であれば救援支援活動の部分、個別であれば救援支援活動、これについては不承認であるけれども、この被災民救援活動について承認と、そういうこともあり得...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、それは政府がどういう形で国会の承認を求めるかによるということですか。
○福島啓史郎君 次に、この修正条文に関連して内閣官房長官にお聞きいたしますけれども、衆議院の附帯決議の五項では、「国会の承認の付議については、対応措置の実施を自衛隊の部隊等に命じた日から二十日以内であっても、可能な限り速やかに求める」ということとされておりますけれども、政府の所見...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、自衛隊法改正についてお聞きいたします。  情報技術が発達し、また軍事機密も高度化している今日、同盟関係におきまして軍事機密の共有化を図っていく、今回のアフガンでの軍事作戦につきましても、必要なのは、欲しいのは情報だとブッシュ大統領が言ったという話もあります...全文を見る
○福島啓史郎君 この九十六条の二の防衛秘密規定につきましては、その対象物及び対象者が大幅に拡大されているという意見が野党から出ているわけでございますが、私はこの法案をよく見ればそうではないと考えるわけでございます。  まず、対象物については、別表第四の要件に加えまして、今、防衛...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、先ほど私言いましたのは、対象物につきまして、明確にその対象物が防衛秘密であるということ、それからその期限はいつまでかということ、それからそれを漏らした場合には五年以下の懲役に処せられるということを明確にしておく必要があるというふうに思うわけでございますが...全文を見る
○福島啓史郎君 それから、昨日の防衛局長の答弁によりますと、防衛秘密の対象物が十三万件だという答弁があったわけでございますが、余りにも多過ぎると思います。今の機密あるいは極秘に当たるもの一万三千件のうち、今回の改正による刑罰を重加して保護しなければならないものはどのぐらいの割合な...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、今回の百二十二条の刑罰ですが、この刑罰につきましては、従犯の扱い、それから未遂の扱い、過失の扱いにつきまして、現行の自衛隊法、また現行の国家公務員法、また現行の日米相互防衛援助協定との比較におきましてどうなっているのか、防衛局長にお聞きします。
○福島啓史郎君 従犯についてはどうですか。
○福島啓史郎君 国家公務員法との比較についてはどうですか。
○福島啓史郎君 次に、法務省の刑事局長にお尋ねしますけれども、従犯につきましては国家公務員法の判例があるわけでございます。いわゆる元毎日新聞記者の西山事件でございますけれども、最高裁判例では、報道機関の正当な取材行為は違法性を欠き、犯罪に該当しないと判断していると考えるわけでござ...全文を見る
○福島啓史郎君 防衛庁長官にお聞きしますけれども、要するに、今回の自衛隊法の改正、秘密保持規定によって報道機関の通常の取材行為あるいは国会議員の国政調査権は影響を受けない、要するに問題はないという今の法務省の刑事局長の答弁でございますが、その点を防衛庁長官からも明言していただきた...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、テロ資金防止条約につきましてお尋ねします。  まず、財務省の国際局長にお尋ねしますけれども、現行の外為法に基づきまして、今回のテロ関連の資金が我が国の金融機関に預金されている状況、それから、その資金の移動を禁止したという報道があったわけでございますが、その...全文を見る
○福島啓史郎君 外務大臣にお聞きしますが、ちょっと時間の関係で別な二つをくっつけますけれども、テロ資金防止条約の署名、それからその批准及び国内法の整備のスケジュールについてはどういうふうに考えておられるか、これが一点でございます。  また、二点目に、附帯決議の中で国外の邦人保護...全文を見る
○福島啓史郎君 ありがとうございました。
12月04日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎です。  国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、御質問申し上げます。  関係閣僚の答弁可能時間帯との関係で、質問の順番が入れかわることをあらかじめ御了承願いたいわけでございます。  まず、外務...全文を見る
○福島啓史郎君 全体の中のウエートはどうですか。
○福島啓史郎君 そうすると、何%ですか。
○福島啓史郎君 このように、国連におきましてPKO業務のウエートが非常に高くなっているということが数字でもあらわれているわけでございます。  それで、この国連のPKO予算、これは分担金によって拠出されるわけでございますが、その主要国の内訳はどうなっているか。また、アメリカは既に...全文を見る
○福島啓史郎君 アメリカは既にこの国連PKO予算の分担金を払っているわけでしょうか。支払い済みでしょうか。
○福島啓史郎君 今、先ほど外務大臣御答弁されましたけれども、このPKO予算の受け取りの基準が、兵員一人当たり月千ドル、それにプラス手当がつくというようなことで、非常に途上国にとってはある意味では魅力のある予算といいますか、措置なわけでございまして、そういう意味でも途上国からの参画...全文を見る
○福島啓史郎君 いずれも身分は国連職員ということでしょうか。要するに、外務省からの出向、あるいは防衛庁からの出向というのはないわけでしょうか。
○福島啓史郎君 先ほど答弁ありましたように、日本は四・三七億ドルということで非常に高い分担金、PKO分担金を払っているわけでございますが、その割には高位のポストの日本人、あるいは人数も少ないというようなことで、ぜひこの増枠を図る方策を考えていただきたいと思うわけでございます。 ...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、我が国の国連の分担金は全体の二割ということですね。アメリカに次いで二位ということです。  他方、これも先ほどと同じような考え方からして、日本人の職員のポストなり人数はこの分担金の額に見合っていると考えているのか。もっと増枠すべきではないかと考えるわけで...全文を見る
○福島啓史郎君 基本的には国連のポスト、原則は公募なんですが、しかし、選考委員会に働きかける、あるいはその中でいろんな話し合いをする、また特別な拠出金を行う等、いろんな方法があるわけでございますので、この分担金の額なりあるいはそのシェアなりあるいは順番なりに見合った邦人の職員確保...全文を見る
○福島啓史郎君 このブラヒミ・レポートも言っているわけでございますが、古典的な国家対国家の武力紛争の停戦監視という、古典的な形態から、紛争の予防やあるいは平和の維持、あるいは平和の構築、さらには国にかわる国連の暫定統治機構の発足等、PKOは変化し、深化しているわけでございます。さ...全文を見る
○福島啓史郎君 その中で、このPKOの原則と戦略というところで、このブラヒミ・レポートの中で、自衛のために限った武器使用を基本原則とし、和平合意の約束に背いたり、その他暴力によって合意を損なおうとする者に対しましては、強力ないわゆるROE、交戦規定をもって自身なりあるいは他の要員...全文を見る
○福島啓史郎君 その上で、要するに和平合意の約束に背いたり、あるいは暴力によって合意を損なおうとする者に対しましては、的確な交戦規定、ROEをもってこの任務あるいは要員、あるいは自分自身を守るということ、これは私はPKOを実施する上で重要な原則の一つだというふうに考えるわけでござ...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、PKOと国連憲章の関係につきましてお聞きしたいわけでございますが、PKO活動自体は国連憲章の具体的な条項に基づいて行われているものではないわけでございますが、しかし私は、この国連のPKO活動というのは、国連憲章の六章の手続に基づいて七章の措置がとられていると...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、関連して、我が国が国連に加盟する際に加盟申請及び宣言を出しております。いわゆる岡崎書簡でございますが、その中で、国際連合への我が国の加入に際しての岡崎書簡におきまして、我が国は「国際連合の加盟国としての義務を、その有するすべての手段をもつて、履行することを...全文を見る
○福島啓史郎君 そうすると、この文書、いわゆる岡崎書簡はどういう性格のものだということでしょうかね。
○福島啓史郎君 内閣法制局長官にお聞きいたしますけれども、本件についてでございますが、この書簡につきましてはいろんな議論が当時もあったわけでございます。それで、本件につきまして、この岡崎書簡につきまして、いわゆる留保だとする、西村元外務省条約局長が昭和三十五年におきます憲法調査会...全文を見る
○福島啓史郎君 これは非常に問題はクリアにされたと思うわけでございます。まさに岡崎書簡があるがゆえをもってこのことが留保を意味するということに私はならないというふうに考えるわけでございます。  次に、外務大臣にお聞きしたいわけでございますが、NGOのPKO活動ないしあるいは難民...全文を見る
○福島啓史郎君 そうしたNGOの行動の一つといたしまして、粉食用の米をつくって、これは玄米でございますから栄養価が非常に高く、また保存性があり、また簡便性であると。要するに水を溶けばそこで栄養価のある粉食として栄養供給が行われるということで、そうした玄米のライスフラワーをつくって...全文を見る
○福島啓史郎君 外務大臣、アフリカ開発会議が予定されているわけでございますが、最後に退席される前に一つお伺いしたいわけでございますが、ちょうど今から九年前にクリントン大統領が登場したときに、ルック・アフリカということでアフリカを支援、アフリカ開発ということを非常に強調した、それを...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、きょうも在京のアメリカ公使にも申し上げたわけでございますが、九月十一日以降、要するにアメリカン・ウエー・オブ・ライフ・アンド・ビジネスというそうした路線、そうした戦略だけでは、世界の繁栄、平和が保たれなくなったと。  もう一つの戦略として飢餓の問題あるいは...全文を見る
○福島啓史郎君 外務大臣、予定があるようでございますので、ここで退席していただいて結構でございます。
○福島啓史郎君 防衛庁長官にお聞きします。  国連PKOの武器使用基準と現行の二十四条また改正後の二十四条、それぞれの比較につきましてお聞きしたいと思います。  まず、人の防衛につきましては、国連PKO武器使用基準は、自己または他の要員、国連職員を含めまして自己または他の要員...全文を見る
○福島啓史郎君 一部の場合におきまして、特定の場合におきまして警護になり得るという御答弁なわけでございますが、これはまた後で、この警護の問題はまた法制的な面も含めましてお聞きしたいと思います。  それから次に、使用する武器の種類でございますが、PKO武器使用基準による使用する武...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、PKO五原則との関係につきまして防衛庁長官にお聞きします。  今回の改正はPKO五原則の範囲内だということでよろしいわけでしょうか。
○福島啓史郎君 国連PKOの武器使用基準で防衛対象とされているわけですが、今回の法改正では防衛対象となっていない人の警護、それから物の防衛、任務の防衛につきましては、PKO五原則と整合しないということで今回見送られたわけでしょうか。
○福島啓史郎君 特に憲法論に波及しないというふうに考えられます、例えばPKO五原則の一項、二項、例えば東チモールのように統治主体が国連暫定機構しか、暫定統治機構しかないと。つまり、国がなくなっているというような場合に、解釈でやるという方法もあるのでしょうけれども、そこはいわば事態...全文を見る
○福島啓史郎君 しかし、このPKO、この五原則では、特に二のところなんですが、「当該平和維持隊が活動する地域の属する国を含む紛争当事者が当該平和維持隊の活動及び当該平和維持隊への我が国の参加に同意していること。」ということで、既にこの東チモールの統治権というのは国連暫定統治機構が...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、このPKO五原則と憲法との関係につきまして内閣法制局長官にお聞きしたいと思います。  五項目あるわけでございますが、どの項目が憲法上の問題から来ているのか、あるいはどの項目が憲法上の問題ではなく、政策判断の問題として出てきているのか、この五項目につきまして...全文を見る
○福島啓史郎君 この五原則につきましては、武力行使を伴う派遣を避けるという観点から政府側が説明した平和維持軍への参加に関する原則として説明したもの、これが与党の幹事長、書記長会談におきまして法制化が合意されたというわけでございます、という経緯をたどっているわけでございます。  ...全文を見る
○福島啓史郎君 私の考えでは、五項目が即今の憲法の解釈とイコールではないというふうに考えるわけでございます。つまり、憲法の解釈の中で、現行憲法の解釈の中でこの五項目は変更し得るものだというふうに考えるわけでございます。特に、その中でも任務の防衛につきまして、これにつきまして政府の...全文を見る
○福島啓史郎君 本件につきまして、九一年の十一月に工藤内閣法制局長官の答弁として、「「我が国の物的・人的組織体による国際的な武力紛争の一環としての戦闘行為」というものにその行為が該当するかどうかということをやはり個別の事例に照らして判断するということになろうと思います。すなわち、...全文を見る
○福島啓史郎君 防衛庁長官にお聞きしますが、今の内閣法制局長官の答弁を踏まえて、今後、このPKO五原則、特にこの国連PKOの武器使用基準にできるだけ合わせていくという方向での検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○福島啓史郎君 ぜひ検討をお願いしたいと思います。  次に、内閣官房長官にお聞きいたします。  国連PKOの我が国にとっての意義につきまして改めてお聞きしたいと思います。
○福島啓史郎君 私は、今官房長官の答弁にもあったわけでございますが、国際社会において相当の地位を占めるに至った日本が、その責務としてこのPKOの深化の状況に応じまして国際水準のPKO活動をやっていくと。しかし、当然のことながらそれは憲法との整合性を図りつつやっていくということにあ...全文を見る
○福島啓史郎君 内閣官房長官にお聞きしますけれども、このPKO、国連PKOにつきましては一九四八年以降五十三年の歴史があるわけでございますね。その間、大きな流れがあるわけでございますが、この流れについてはどういうふうに把握しておられますか。
○福島啓史郎君 今回の法案の改正理由の中で、これまでの国連平和協力業務の実施の経験等を踏まえて改正を提出したということが言われているわけでございますが、どういう点を踏まえて提案されたのか、内閣官房長官にお聞きします。
○福島啓史郎君 今まで十三事案につきましてPKOを我が国は実施しているわけでございますが、その間に三つばかり事件といいますか問題が起きておるわけでございます。  一つは、カンボジアに文民警察官として派遣された高田警視が、当時警部補でございますが、高田警視が殉職をされたということ...全文を見る
○福島啓史郎君 最後に、内閣官房長官にお聞きするわけでございますが、先ほど国連のPKO自体も深化している、と同時に我が国のPKO活動も深化しているわけでございます。ですから、国際社会において相当の地位を占める我が国の責務として国際水準のPKO活動をやっていく、その際には憲法との整...全文を見る
○福島啓史郎君 以上で終わります。