福島啓史郎

ふくしまけいしろう



当選回数回

福島啓史郎の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第156回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎です。  今日は、平松先生、申先生には御多忙の中、有益な憲法調査に関する意見の開陳をいただきまして、大変ありがとうございます。  まず、平松参考人にお聞きしたいと思います。  レジュメの中の2のところにありますように、日本におきましての...全文を見る
○福島啓史郎君 事情の変更ももちろんあるかと思うんですが、それと同時に、国家が本来持っております固有の機能であります自衛権というものを放棄できないということに対する、ある意味では洞察力の欠如ということも言えるんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
○福島啓史郎君 次にも平松先生、お聞きしたいわけでございますが、日本におきます基本価値の存在として和がこれに該当するんではないか、この和は連帯ではないかということを言われたわけでございます。これは、この基本的な価値は多数決によっても奪われない倫理的な価値であって、政治家はそれを守...全文を見る
○福島啓史郎君 二番目の質問で、国民の天皇観、この憲法第一条に盛られておりますこと、そうした国民の天皇観に変化があるのかどうかについてはいかがでしょうか。
○福島啓史郎君 結論の方で時間がなくて省略されたわけでございますが、平松参考人にお聞きしたいと思いますけれども、状況に対応した適切な判断を行うことに憲法が障害とならないようにするためには、国民の多様な要求を盛り込み、時代の変遷にも対応できるような規範の制定が必要だと、しかしそれは...全文を見る
○福島啓史郎君 そういう点はあるわけですが、やはり私は、日本人としてそうした将来を見込んだ規範を制定する。例えば、先生も言っておられるわけですが、例えばドイツ法のような、何人も他人の権利を侵害せず、かつ憲法的秩序又は道徳律に違反しない限り自らの人格の自由な発展の権利を有するといっ...全文を見る
○福島啓史郎君 ということは、役割分担思想というのは、言わば何といいますか、現代社会においてはマイナスな思想であるということなんでしょうか。
○福島啓史郎君 男性が仕事、女性が家庭という、そういう一律的な考え方はする必要はないと思います。しかし、何といいますか、生物的あるいは社会的あるいは文化的な伝統の中で、何といいますか、育ってきたといいますか、認識として持たれてきた役割分担というのはそれなりの、何といいますか、有用...全文を見る
○福島啓史郎君 正に言われましたように、生物的な状況でございますね、一つは。それから二番目には、何といいますか、文化なり伝統として培ってきたもの、つまり、それは一つは教育の問題でもあるのかも分かりません。  要するに言いたいことは、私の言いたいことは、全く平等だということは、生...全文を見る
○福島啓史郎君 もちろん差別はあってはならないわけでございまして、しかし、区別なりあるいは役割分担はあるんではないかと思います。  次に質問を変えたいと思いますけれども、申参考人は、特に提言の三でも言われておりますけれども、特にニュージーランドの人権委員会制度を高く評価されてお...全文を見る
○福島啓史郎君 後者につきましては、この人権委員会は法務大臣の、法務大臣からの指揮監督がない、要するに及ばないというふうに位置付けられておりますし、また法律上も、第七条で、人権委員会の委員長及び委員は、独立してその職務を行う、その職権を行うというふうに規定されておりまして、独立性...全文を見る
○福島啓史郎君 もちろん、その人権委員会、申立てできるわけでございますが、私が質問いたしましたのは、行政審判制度というのを前置にしている、あるいはそうした特別な審判制度を設けているということ、それを今回、人権擁護法ではそれは設けずに訴訟援助ということでもって対応しているという、そ...全文を見る
03月25日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎であります。  今回のこの三法案の背景には不良債権処理という大きな問題があるわけでございます。そこで、まず不良債権の問題につきまして、これは主として金融庁ですか、お聞きしたいと思います。  この十年間で、正確に言えば平成四年からであれば約...全文を見る
○福島啓史郎君 しかし、先ほど申し上げましたように、残高は処理にもかかわらず増え、増加傾向にあるということなんです。  要するに、こうした不良債権処理が進まなかった理由でございますけれども、私は、先送りした方が良い状況にあったということではないかと思うわけでございます。つまり、...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、こうした法案、これはプルの政策だと思うわけでございますが、それに併せましてプッシュする政策、これは金融再生プログラムもそうだと思うわけでございますが、それを的確に組み合わせてやらなければ不良債権処理は進まない、そういうインセンティブがないわけでございます...全文を見る
○福島啓史郎君 もちろん、経済状況に左右されるところは非常に大きいと思います。しかし、基本的には、まあ言わば道半ばだという認識を持たないとこの不良債権処理の問題は片が付かない、つまり短期間で片が付く問題ではないと私は思うわけでございます。  それで、諸外国の不良債権の実例をお聞...全文を見る
○福島啓史郎君 私はこの不良債権処理、産業再生システムというのは、基本的には企業なり産業なりの縮小均衡を図るものだと思うわけでございます。しかし、これでは、このままにしておけば、このマクロ経済の均衡が図られないわけでございまして、縮小になるわけでございます。  したがって、雇用...全文を見る
○福島啓史郎君 現在、三%ないし四%の需給ギャップがあるということなわけでございますね。四%としますと二十兆円の需給ギャップがあるわけでございます。それを埋めるためにも、またこうした不良債権処理を円滑に進めるためにも、雇用あるいは新しい産業を起こしていかなければならないと思うわけ...全文を見る
○福島啓史郎君 そうした雇用を想定される分野での雇用が現実化する対策を是非強化していただきたいと思うわけでございます。  次に、法案関係につきまして御質問したいと思います。  まず、今回の産業再生機構の機能でございます。私は主たる機能は、公権力を背景といたしました権利調整機能...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、そうした権利調整機能及び資金供給機能につきましては、産業再生機構のみならずRCCも持っているわけであります。特にRCCは、いわゆる清算業務だけではなくて企業再生業務も行う、かつ、今回の関係法律整備法の二条によりまして、健全行からの資産買取り期間を一年延長し...全文を見る
○福島啓史郎君 この産業再生業務を行うに当たって重要になるのは人材でございます。産業再生にかかわる人材、今一番いるのは私はRCCだと思うんですね。RCC、二千四百人の要員のうち百数十人がこの再生業務を手掛けているわけでございます。したがって、この産業再生機構が行う業務推進に当たり...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、機構が行う業務の上で重要な点は価格であると思うわけでございます。要するに、この産業再生機構の対象というのは、民間では手に負えない、しかし産業再生機構は権利関係を整理してマーケットに出せば、投資ファンドも含めてそれなりのスポンサーが付くということが想定されて...全文を見る
○福島啓史郎君 今、谷垣大臣も言われたわけでございますが、私は、産業再生機構は民間補完が原則でございますから、できるだけ早く貸出し債権市場というのを作るべきだと思うわけでございますが、その実態及び育成策がどうなっているのか、金融庁にお聞きします。
○福島啓史郎君 是非、貸出し債権市場の育成に努力していただきたいと思うわけでございます。  それで、次に、メーンバンクと本法上の取扱い、メーンバンクの役割と本法上の取扱いについてお聞きしたいわけでございますが、従来、我が国におきますメーンバンクシステム、これはメーンが貸付け企業...全文を見る
○福島啓史郎君 現在、株式というのはリスク資産だということで、株式の売却、銀行の株式保有制限を掛け、株式売却を進めているということ。そういうことになりますと、メーンバンクシステムというのは崩れていくんだろうと思うんですね。その点、どういう新しいシステムを作っていかなければならない...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、二十五条第二項の必要債権額、これは考え方としましては、そのぐらいの債権額が集まらなければ産業再生、つまり権利調整が円滑に進まないだろうという額だ思うんですが、これは個別の企業ごとに定めるものだと考えておりますが、その必要債権額の考え方につきまして、谷垣大臣の...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、過剰供給構造業種について御質問したいと思います。  経済産業大臣、こうした過剰供給構造業種としてどんな業種を考えておられるのか。ゼネコンは特別な指針を出しましたので当然これに該当すると思うんですが、流通なり製造業についてはいかがでしょうか。また、こうした過...全文を見る
○福島啓史郎君 後段から回答いただければ時間の節約になったわけでございますけれども、まあ結構です。  次に、投資ファンドの実態につきましてお聞きしたいと思います。失礼しました。その前に、私は、この法律上は、銀行はこの法律の対象から除外されていないと思うわけでございますけれども、...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、合併促進法の運用に当たりましては、一県で競争するような、二行以上が競争する、そういう地銀なり信金なりを含めて競争する構造を作っていくことが重要だと思っておりますので、その運用を留意してやっていただきたいというふうに思います。  次に、投資ファンドの実態でご...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、例えばアメリカであれば、こうした企業再生ファンドの出し手として年金基金がかなり関与しているというふうに聞いているわけでございますが、我が国の年金基金がこうした出口であるファンドへの出し手になれないのかどうか、厚生労働省、この点についてはどうですか。
○福島啓史郎君 実績を見て、ちゃんと注視をして検討していただきたいと思うわけでございます。  次に、主要行、三百兆円弱の貸出し債権のうち、上場大企業は約四十兆円、したがって残りは、二百五十兆円内外は中小あるいは中堅企業になるわけでございます。  それで、中小企業向けの企業再建...全文を見る
○福島啓史郎君 フォローアップではそういう指摘が出ているわけでございますけれども、現実に中小企業者、中小企業関係者から、三年以内の黒字化、あるいは今御指摘のあった経営陣からの退陣、そういった問題はオーナー企業が多いわけでございますから問題があるということで、東証でも検討が進められ...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、しっかり対応するということは、要するに、基本的には原則的には条件緩和債権に当たらないという理解でよろしいわけですか。
○福島啓史郎君 はい。  次に、私は、本法を始めとしたこの産業再生システムが円滑に進むためには、産業再生を軌道に乗せるためにもデフレ対策が重要だと思うわけでございます。  昨日、与党金融プロジェクトチームにおきまして金融政策についての要望事項がまとめられたわけでございますが、...全文を見る
○福島啓史郎君 実は、日銀の関係者を呼んで質問しようと思ったんですが、今日はたまたまといいますか、緊急政策会合がございますので、また別途の機会に日銀にただしたいと思っております。  次に、先日、塩川財務大臣が、日銀がETFなりREITなり、そういった買入れ対象資産を拡大すること...全文を見る
○福島啓史郎君 与党の金融政策プロジェクトチームの取りまとめの中にもありますけれども、先ほど言いましたように、不良債権問題をプッシュとプルでもって解決していく、そうしますと、当然、資本不足、自己資本不足に陥る金融機関も出るわけでございます。したがって、平時におきまして公的資金の資...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、不良債権処理問題は、プッシュ政策、それからプル政策、それと公的資金の注入、三点セットでやらなきゃいけないと思うので、早急に結論を出して対応されることを要請したいと思います。  それで、先ほど冒頭に申し上げましたように、アメリカにしましても韓国にしましてもス...全文を見る
○福島啓史郎君 要するに、この産業再生を進めていく、どうしても縮小均衡効果というのが出てくるわけでございます。したがって、マクロ経済としてこの縮小均衡を避けていかなきゃならない。そのためには、先ほど申し上げましたデフレ対策を始めとする景気対策、また新産業あるいは新企業を支援、推進...全文を見る
04月16日第156回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○福島啓史郎君 私は、憲法で定めております基本的人権の保障につきましては、憲法レベルで明記すると同時に、法律レベルで制定する必要があると思うわけでございます。  憲法レベルでは、現在の日本国憲法上、第三章の「国民の権利及び義務」、この第十条から四十条にかけて定めております。新し...全文を見る
04月24日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第12号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。私の方から、エネルギー自給率の向上につきまして御質問したいと思います。  さきの戦争、つまり我が国にとっての第二次世界大戦でございますけれども、これは食料、エネルギー、資源、この確保から出発して、最後までこの制約から逃れなかっ...全文を見る
○福島啓史郎君 食料につきましても同じような議論があったわけでございますが、数値として定めることがやっぱりそれを目標に施策を集中するという意味で意味があるということで決めることになったわけでございます。引き続き御検討いただきたいと思います。  次に、今、大臣お述べになりましたよ...全文を見る
○福島啓史郎君 特に、再生エネルギーの中では我が国にとりましてバイオマスがこの中でも半分程度は、一〇%はバイオマスというふうに見ているわけでございます。それで、この改正後のこのエネルギー特会を通じまして再生エネルギーの利用と循環型社会を形成を推進する上で、一つはバイオマスエネルギ...全文を見る
○福島啓史郎君 冒頭申し上げましたように、エネルギーの自給率の向上ということは、私は経済安全保障の中で重要な、食料と並んで重要な要素でございます。そのためには、我が国での確保可能なバイオマスを始めとしました再生エネルギーの開発、利用の促進、またそうした社会構造を変えていく、そうい...全文を見る
05月15日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第15号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。  まず、特許法改正関係につきましてお聞きしたいと思います。  最近、特に平成十年以降、特許料金の引下げを含めまして毎年のように特許法等を改正しているわけでございます。今回また改正案が出てきたわけでございますが、まず特許法制...全文を見る
○福島啓史郎君 知財基本法もできたことでもありますし、将来展望を持って改正に当たっていただきたいと思います。  次に、今回、特許法改正は三本柱、一つは料金体系の見直し、二番目は審判制度の改革、三番目が国際的制度調和という三本柱になっているわけでございます。後者、つまり審判制度の...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、この審査期間の短縮、審査待ち期間の短縮等は要するに本筋、後で御質問したいと思いますけれども、本筋は審査員の定員なり、あるいはアウトソーシングを進めることが中心ではないかと、この料金体系の見直しというのは言わば副次的というふうに言うべきではないかと思うわけでご...全文を見る
○福島啓史郎君 今、大臣御答弁あったところでございます。要するに、負担力に着目するという考え方も私は十分意味ある考え方だと思っております。負担力のある特許権者に応分の負担を求める考え方、これは是非維持をしていただきたいと思うところでございます。  次に、今回の改正によりまして、...全文を見る
○福島啓史郎君 否定的な御意見でございますけれども、今回、倍近く審査手数料が上がるわけでございますから、長期的な、中長期的な課題として是非この導入を検討をお願いしたいと思います。  次に、したがって、個人あるいは中小企業対策が重要になるわけでございます。  まず、現行の中小企...全文を見る
○福島啓史郎君 そうしますと、現在の二%がせいぜい三%になるぐらいだというふうに考えられるわけでございます。  現在、アメリカ始め知財立国を、日本を追い掛けております東アジア諸国におきまして、思い切った個人、中小企業対策を実施しているところでございます。例えば、アメリカでは従業...全文を見る
○福島啓史郎君 今、大臣言われましたように、収支相等だと言われたわけでございます。現在、特許特会には九百億円の剰余金があるわけでございます。そのうち六百億円相当は言わば前受金になっているので、これは取っておかなきゃいけないわけでございますが、残りがネットで三百億円の剰余金があるわ...全文を見る
○福島啓史郎君 約三百億円の実質的な剰余金の使途につきましては、全体の制度、サービスの改善、もちろんこれに充てることも重要でございますが、併せまして、個人、中小企業対策の充実について是非検討し、速やかなる実施を求めたいと思います。  また、審査手数料等は、手数料関係は法律で上限...全文を見る
○福島啓史郎君 大臣最後に言われましたように、毎年の状況を見まして適時適切に、つまり可及的速やかなる、引下げ余地のある場合には引下げをお願いしたいと思います。  次に、先ほど申しました審査待ち期間二十四か月でございますけれども、こうした短縮など審査迅速化の目標をどういうふうに考...全文を見る
○福島啓史郎君 知財基本法に基づきます要綱で具体的な期間を定めることになるかと思いますけれども、相当程度、半減、半分以下に持っていくような大胆な迅速化目標を持っていただきたいと思うわけでございます。  それで、そうした迅速化を達成するにはアウトソーシングの積極的な活用が重要だと...全文を見る
○福島啓史郎君 是非、今年度中に結論を出して、民間の、株式会社を含めた民間調査機関の新規参入を進めていただきたいと思います。  次に、この特許取得、出願取得の国際戦略についてお聞きしたいわけでございますが、我が国は、この国際特許出願が後れていると言われているわけでございます。特...全文を見る
○福島啓史郎君 正にTLOの人材養成をやっていかなきゃいけないと思うので、是非実現に向けて検討、対応していただきたいと思います。  次に、文科省にお聞きしたいわけでございますが、知財立国を目指すといたしましても、その基礎は正に国民の知力がなければ駄目なわけでございます。  最...全文を見る
○福島啓史郎君 正に知財立国の基礎でございますから、この問題につきましては政府全体として取り組んでいただきたいと思うわけでございます。  次に、今回の改正で積み残した問題といたしまして、一つは、特許法第三十五条の職務発明規定の見直し問題、それから二番目には特許審査の迅速化措置、...全文を見る
○福島啓史郎君 まあ契約という考え方が多数だという御説明でございますが、その契約の場合にも、やっぱり法律上の担保が私は正に公平公正を確保するためにも必要だと思いますので、十分なる検討をお願いしたいと思います。  次に、不正競争防止法でございますけれども、今回、違反行為の類型を受...全文を見る
○福島啓史郎君 時間が参りましたので、景表法改正までは至らなかったわけでございますが、これは後日御質問したいと思います。  先日、私、参議院の政審のメンバーで特許庁を視察をしたわけでございますが、玄関に高橋是清初代特許庁長官の胸像が建っているわけでございます。高橋是清は、戦前の...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第17号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。  今回の三法案審査でございますけれども、その一つであります下請代金支払遅延防止法は、独占禁止法、特にその中の優越的地位の濫用に関する特例法であります。その元法である独禁法、独禁法と言っておりますが、正式な名称は私的独占の禁止...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、先ほど目的の中で申しました行為規制の中でも重要であります不公正な取引方法の禁止に関しまして、今の委員長の措置体系の見直しの中ではどうも大企業のカルテルあるいは入札談合が中心のように思うわけでございます。しかし、実体経済の中でよく見受けられるのは、大規模小売...全文を見る
○福島啓史郎君 今、委員長の御答弁にありましたように、そのためには行為類型を明確化していかなきゃいけないと思いますので、それと併せて御検討をお願いしたいと思います。  それから次に、法目的の中にあります構造規制でございますが、経済事情の変化の中で、生き残りのためには企業が行う、...全文を見る
○福島啓史郎君 じゃ、具体的な例で申し上げますと、例えば、卸売市場という、卸売業者というのがあるわけでございますが、これはもう大部分は中小企業者でございます。こうした言わば許可業種につきましては、これは同じような問題は路線バスなり、業種じゃないです、あるいはタクシー業者にもあるか...全文を見る
○福島啓史郎君 私が申し上げたいことは、この独禁法の規制であります一定の分野におきます競争の実質的な制限に当たるかどうかという明確な基準をやっぱり出すべきだろうと思うんですね。今出されております取扱いは、言わば手続を書いてあるだけであって、基準であるとは言えないわけでございます。...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、小規模企業共済法についてお伺いしたいわけでございますが、今回、御案内のとおり、生保の予定利率の引下げの法案におきまして、今の案によりますと利率の引下げの下限は三%にすると、三%以下はいかぬということであるわけでございますが、これに対しまして、今回の改正法によ...全文を見る
○福島啓史郎君 制度が違うわけでございます。  私はこの小規模企業共済法のような仕組みの方が合理的だと思うわけでございますが、他方、私契約という問題もありますので違う点があるわけでございますが、政府として利率の問題は不一致のところがあるんではないかということが懸念されるところで...全文を見る
○福島啓史郎君 冒頭申し上げましたように、独禁法が、取引法の基本であり、かつ中心として機能していくためには、この規定が、独禁法の規定が規範性を持つ、執行力を持つと。同時に、企業活動に予測可能性を与えるように現実的かつ有効な改正を是非お願いしたいということを申し上げまして、質問を終...全文を見る
05月27日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第18号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。今日は三人の参考人の皆様、本当にお忙しい中御出席いただき、また貴重な御発言をいただき、大変ありがとうございました。  まず、お一人ずつにお伺いしたいわけでございますが、まず鵜飼先生でございますけれども、先生、今の中小企業の状態...全文を見る
○福島啓史郎君 ちょっと追加してお聞きしたいんですが、ということは、従来言われておりました二重構造、大企業とそれから従属的な中小企業、零細企業という、そういう二重構造の復活というより、むしろ小企業の方に、何といいますか、選択性なり自発性なりが、あるいは多様な展開ができる、そういう...全文を見る
○福島啓史郎君 じゃ、上田参考人にお聞きしたいと思いますけれども、私も昨年、大田区の金型工場を見てまいりました。また、昨年の五月にはインドに参りまして、ちょうどインドに、オートバイあるいは自動車工場が海外に出たものでございますから、金型工場も出ざるを得なかったということで出た静岡...全文を見る
○福島啓史郎君 続けて上田参考人にお聞きしたいわけでございますが、そうしますと、その八〇%の資金なり情報なり人材の乏しい金型企業、これの振興策といいますか、どういう施策でもってこうした方々が経営やっていけるようにしたらいいというふうにお思いでしょうか、どういう施策が必要かと。
○福島啓史郎君 続きまして、横尾参考人にお聞きしたいわけでございますが、今、こうした中小のソフトウエア産業の規模が大体三兆四千億というのが、九七年のデータ出ているわけでございますが、その大半といいますか、三分の二、六三%はアウトソーサーという形で下請が中心だということなんですが、...全文を見る
○福島啓史郎君 横尾参考人に引き続きお伺いしたいわけでございますけれども、ソフト業界の、中小ソフト業界の特許等の知的所有権に対する取組はどんな状況でしょうか。横尾さんのところもこういう特許等の知的所有権の取得を目指しておられるわけでしょうか。その辺り、あるいは他の同業者を含めてそ...全文を見る
○福島啓史郎君 今の横尾参考人の言われました特許等の会社と社員の関係、契約主義に移行ということで検討が進められているわけでございますが、これは次なる特許法等の改正のときに十分意見を踏まえて対応していきたいと思っております。  非常に、上田参考人、厳しい状況でございますが、是非頑...全文を見る
05月28日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第8号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎です。  今日は、武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案を中心に御質問したいと思うわけでございますが、そうした武力攻撃事態等におきます場合があって、武力攻撃事態等を迅速に排除する、終結させることが...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、昭和三十二年の国防の基本方針に基づきまして、昭和五十一年に防衛計画の大綱、それから平成七年にその改定をしておるわけでございますが、その作成、改定の背景と内容を御説明していただきたいと思います。
○福島啓史郎君 ちょっと時間の関係で、途中でございますけれども。  要するに、防衛庁としては、時代の環境変化に応じながら計画、制度を運用してきたということだと思うんですが、しかしアメリカは四年ごとに国防計画を作っているわけでございます。あるいはフランス、これはちょっと長いんです...全文を見る
○福島啓史郎君 後で申し上げますけれども、私は、今やらなきゃならないことはミサイル防衛を緊急に整備するということだと思うんですね。実戦配備をすることだと思うんです。そうしますと、当然のことながら中期防なり大綱の見直しが必要になってくると思うわけでございます。今、明言はされなかった...全文を見る
○福島啓史郎君 そこで、仮に内閣として中期防あるいは大綱を見直すといったときに、従来の、今までの公共事業等はいわゆる総額計上方式はやめた、やめてきているわけでございますが、私はこういう防衛力の整備のための中期防等は総額計上が必要だと思うんですが、その点、財務省はどういうふうに考え...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、毎年の防衛予算を次に見ていきたいと思うわけでございますが、防衛予算の陸海空のシェア、最近の状況をお答えください。簡単にお願いしますね。
○福島啓史郎君 長官、今聞いておられたと思いますけれども、五年間変わっていないんですね。陸は三八、海は二三、空は二三。これは五年間ずっとなんですね。十年に広げましてもせいぜい一%ないし二%の変化しかないわけでございます。私は、こういうシェア固定の予算はまずいと。我が国の防衛力を時...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、今、長官言われましたように、頭の痛い問題だと。正に五兆円というお金を毎年予算計上しているわけでございますから、その効率的な配分、是非実行していただきたいと思います。  次に、統合運用の問題でございますが、研究会、検討会を実施されておられるところでございます...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、正に統合運用につきましては長官のおっしゃられたとおりだと思います。要するに、長官の絶大なる指導力をもって蛮勇を発揮していただきたいと思うところでございます。予算面も含めてですね。  それから次に、ミサイル防衛と自衛権の問題に入りたいと思いますが、まず、アメ...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、私は、このミサイル防衛の兵器としての性格、これは専ら正に専守防衛、我が国にぴったりの兵器体系だと思うわけでございますが、防衛庁長官、いかがでしょうか。
○福島啓史郎君 私は、このミサイル防衛には日本の持っております技術、これが相当貢献したと思うんですね。これは中曽根内閣のときに、中曽根総理の決断によりましてアメリカに武器供与する、武器技術供与するということを決断し、その結果が、一つは湾岸戦争に生き、今回のイラク戦争、さらにはこう...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、このミサイル防衛の法制度面についてお聞きしたいと思います。  ミサイル防衛ですね、先ほど防衛庁長官からも御答弁ありましたように、我が国の防衛を目的とするシステムであり、第三国の防衛を念頭に置いていないわけでございます。したがって、一つは、集団的自衛権との関...全文を見る
○福島啓史郎君 その際に、蓋然性のことが議論されております。蓋然性が高い場合にはこの自衛権の、個別自衛権の対象になり得るが、そうでない場合には触れておられないところでございます。  私は、このミッドコースであろうとブースト段階であろうと、我が国に飛来する可能性があるというような...全文を見る
○福島啓史郎君 今お答えありましたように、短期間、例えばノドンの場合ですと、発射から着弾まで十分間なわけですね。その間に判断をしなきゃいけないという極めて難しい迅速な措置が必要なわけでございます。  したがって、今の答弁を聞いておりますと、そのミサイル自体の方向性なりが判断でき...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、ミサイル攻撃が、ある国におきまして我が国に向けて着手された場合、これは急迫不正の侵害に該当し、かつ他に適当な手段がない場合、必要最小限度のものとしてその外国基地を攻撃できるという、これは自衛権の範囲だというのが昭和三十一年に出ているわけでございますが、この見...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、防衛庁長官にお聞きしますが、では、そういう攻撃手段を日本は持っておるのかどうか、お聞きします。    〔理事阿部正俊君退席、委員長着席〕
○福島啓史郎君 それでは、内閣法制局にお聞きしますけれども、そうした攻撃手段を持つことは憲法上許されるのか、問題になるのかどうか、これについての見解をお聞きします。
○福島啓史郎君 正に今、内閣法制局から答弁がありましたように、その時々の状況等で判断せざるを得ないということになるわけですが、当面は米軍に頼らざるを得ないということでございます。  次に、外務大臣に日米安保条約につきましてお聞きしたいと思うわけでございます。  日米安保条約、...全文を見る
○福島啓史郎君 これを英文を見ますと、こうした同盟国の条約を規定する上で差があるわけでございますね。  一番強いといいますか、これはかつて我が国もイギリスと結んでいたわけでございますが、日英同盟、この日英同盟の規定に基づきまして、第二条の規定に基づきまして日本は第一次世界大戦に...全文を見る
○福島啓史郎君 後段は私も同意するところでございます。今既にあるわけでございますから、それを実行、いかに条約上書いておっても実行されなければ意味がないわけでございます。  したがって、問題になりますのは日米防衛協力の指針でございますけれども、ちょっとその前にもう一度確認しておき...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、安保条約第五条の言っております、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言するということで、憲法上の規定及び手続に従って、というのがあるわけでございます。したがって、御案内のとおり、日本は憲法解釈上、集団的自衛権の行使が...全文を見る
○福島啓史郎君 防衛庁長官にお聞きしますが、こうした形の片務的な条約、協力関係であるわけでございますが、果たして長続きするとお考えなのかどうか、これについてはどうお考えでしょうか。
○福島啓史郎君 政府の立場としてはそういうことだと思いますけれども、私は、基本的に片務的ではありません、もちろん双務的なんですが、お互いに供給するものは違っているわけですね。そうしたもの、それを、そうしたときにそのバランスが取れないとお互いの国にとりまして不信感が生じやすいわけで...全文を見る
○福島啓史郎君 それで、このガイドラインは、その基本的な前提及び考え方として、これは、この取組がいずれの政府にも立法上、予算上又は行政上の措置を取ることを義務付けているものではないと。しかし、日米協力のための効果的な態勢の構築が指針及びその下で行われる取組の目標であることから、日...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、防衛庁長官、シビリアンコントロールについてお聞きしたいわけでございますが、時間が余りないので簡単にお願いしたいわけでございますが、シビリアンコントロールの考え方及びその根拠は何なのかということでございます。
○福島啓史郎君 正におっしゃるとおり、憲法の第六十六条第二項あるいは憲法七十三条等が根拠だと思うわけでございます。  しかし、意思決定をする過程におきまして防衛庁長官がすべてを御存じであるということはないわけでございまして、どうしても、特に作戦等になりますと、あるいは武力行使と...全文を見る
○福島啓史郎君 その車の両輪がうまく回るように、そのための先ほどの統合運用なり人事交流というのを十分進めていただきたいと思うわけでございます。  時間を早くやめろということでございますので、私、最後に申し上げたい点は、私、正に先人の知恵に学び、着実な行動をしていかなきゃいけない...全文を見る
06月02日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。  まず最初に、小山公述人にお聞きしたいと思います。  小山公述人の方からは、今回の三法案につきまして、衆議院におきまして野党第一党の民主党の修正案を与党三党が受け入れて、協議の結果、四会派共同修正案が採択されたということを...全文を見る
○福島啓史郎君 まあ、そういうことでしょう。  次に、小山公述人は鉄道業務に従事されておられまして、電車、車両の、毎日三千五百人から四千人の運送という、生命産業の一つだというふうに言っておられるわけでございます。そのためにはルールを定めて、そのルールを徹底を図っていかなきゃいけ...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、呉東公述人にお聞きしたいと思います。  まず、呉東公述人にお聞きしたいわけでございますが、公述人は日本国憲法の下におきまして自衛権というのを肯定しておられるのか、否定しておられるのか、それをまずお聞きしたいと思います。
○福島啓史郎君 ちょっと分かりづらかったんで確認をいたしたいわけでございますが、公述人は要するに、その自衛権の内容として武力行使は個人的には認めない、認めていないと、しかしこの内容は、武力行使の、自衛権の内容として武力行使を認める前提に立って書いているという、そういうことですか。
○福島啓史郎君 簡潔にひとつ。
○福島啓史郎君 ちょっと時間がないので、簡単に、簡潔にお願いしたいんですが、要するに今回の法律は、武力攻撃という事態があったときにそれにどう対処するか。どう対処するかということは、それを早急に終結させるには、自衛隊によります武力の行使とそれから日米安保条約に基づきます米軍の協力、...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、十分なデュープロセスを今回確立したということで評価すべきだというふうに考えております。  次に、沢田公述人にお聞きしたいわけでございますが、沢田公述人は市長として、横須賀市が非常に基地と軍、自衛隊と米軍基地ということで、基地を前提とした町づくりをやってこら...全文を見る
○福島啓史郎君 いや、両方でございます。
○福島啓史郎君 今苦労されておられる、市長の立場で苦労されておられましたこと、私は特に町づくりの点で、そうした言わば、何といいますか、具体的な計画、例えば道路づくり、道づくりのような話ですね、個別に対応できるような体制を国としても作るべきだと。これは持ち帰りまして、防衛施設庁と政...全文を見る
○福島啓史郎君 福島、同じ福島姓として心してお聞きいたしました。  最後に、松浦公述人にお聞きしたいわけでございますが、松浦公述人はドイツの例を引かれて述べられました。有事法制とそれからシビリアンコントロールにつきまして、ドイツとまた今回の有事法制を含めた日本の比較を簡単にお述...全文を見る
06月04日第156回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○福島啓史郎君 まず、大井公述人にお聞きしたいと思います。  今回のいわゆる有事法と言われます武力攻撃等の事態に対処した国の安全確保、国民と国の安全を確保する法案でございますが、その中では国防、国を守る手段として三つの方策を定義しているわけでございます。一つは、要するに自衛隊に...全文を見る
○福島啓史郎君 私が申し上げたのは、今回の有事法でもって、有事法制でもって三つの方策によって国を守っていこうということを決めているわけじゃないんです。今までそうやってやってきた措置を更に円滑にしていこうということなんですね。公述人も、大井公述人に対する質問なんですが、も言われまし...全文を見る
○福島啓史郎君 済みません、ちょっと簡単にしてください。
○福島啓史郎君 次に、北川公述人にお聞きしたいわけでございますが、公述人は、国際社会における平和主義の歴史を振り返られて、第一次世界大戦後の不戦条約等の戦争の違法化等が進められたと。しかしながら、歴史を振り返ってみますと、間もなく、そうした動きから十年少しの間に、たつかたたないか...全文を見る
○福島啓史郎君 今回の有事法制、今参議院で審議しているわけでございますが、衆議院では九割を超える議員の賛成を得たと。  私は、民主主義といいますのは、国民が議員を選ぶ、その議員が国会という場を通じて意思決定をしていく、その仕組みは世界の人間の歴史の中で達成された私は最善のシステ...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、司法的な審査、あるいは個人の権利をそういう表現の自由によって表明するのは構わないと、もちろんそれは権利でございますから。ただ、民主主義というのはそういったものによって国家として意思決定をしていくんだということは、私はそれを否定しますと国家として成り立たなくな...全文を見る
○福島啓史郎君 林公述人の言われました点、十分考えていかなきゃいけない点だと思います。ただ、それと同時に、日本国憲法を、正に公述人も言われました、国の基本法を目指して、半世紀あるいは一世紀、更なる使用に堪えられるような基本法というものを作っていかなきゃいけない。そのために、自由民...全文を見る
○福島啓史郎君 それについてはどういうふうにお考えでしょうか。
○福島啓史郎君 要するに、国連憲章といいますのは、そうした時代的背景の下に生まれたということだと思います。それで、日本としましても、この五十三条の敵国条項はできるだけ早く撤廃、廃止をすべく国際社会に働き掛けていかなければならないと思っているわけでございますが、その関係で、公述人は...全文を見る
○福島啓史郎君 しかし、国際警察軍というのは、仮に生まれたとしても、何らかの意思決定はしていかなきゃいけないと思うんですね。多分それを構成する国際警察軍も各国から派遣される、供出されるということになると思うんですが、その点はどういうふうに考えておられますか。
○福島啓史郎君 国際社会の中で……
○福島啓史郎君 はい。これを最後にします。  ないものを前提に考えるわけにはいけない。したがって、今の仕組み、あるいは今あるものをできるだけ改善をしていく方向で日本の国の安全を確保する、そうした観点から、私は今回の有事立法は非常に意味あるものというふうに考えております。それを申...全文を見る
07月16日第156回国会 参議院 憲法調査会 第9号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。  本日はお三人の参考人の方、お忙しいところ、また貴重な御意見、大変ありがとうございました。以下、お三人の方に順次御質問したいと思います。  まず、佐々参考人に対しましてお聞きしたいと思います。  私、今回の有事法制につき...全文を見る
○福島啓史郎君 続きまして、引き続き佐々参考人にお聞きしたいわけでございますが、憲法に非常事態に関する規定を置く。これにつきましては、昭和三十二年に内閣に設置されました憲法調査会の中で議論がされまして、昭和三十八年に調査会の十七人の委員から意見が出されております。その中で、多数意...全文を見る
○福島啓史郎君 引き続き佐々参考人にお聞きしたいわけでございますが、次善の策として、憲法の改正ができない時点におきましては、基本法制を作るのがベターだというお考えだと思います。  自由民主党としましては、憲法改正手続法の案を作っておりまして、今与党協議にかけている段階でございま...全文を見る
○福島啓史郎君 最後に佐々参考人にお聞きしたいわけでございますが、武器使用基準ですね。  今回のイラク新法におきましても議論になっているところでございますが、私は、武器使用基準につきまして自衛隊法上二つのカテゴリーがあって、片やいわゆる武力集団として本来使用するということを前提...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、水島参考人にお聞きしたいわけでございますが、水島参考人は現在の憲法上、緊急権あるいは緊急事態に関する規定がないのは憲法の沈黙だというふうに陳述されたわけでございますが、私は、あるいは沈黙かも分かりません、私は憲法の欠缺だと思うわけですね。それはなぜなれば、憲...全文を見る
○福島啓史郎君 引き続き水島参考人にお聞きしたいわけでございますが、今の我が国周辺諸国との間で一番緊張が高まっておりますのは、御案内のように北朝鮮、つまり拉致という国家テロを行い、かつ核開発を進めているという北朝鮮との関係をどういうふうに安全を図っていくか、日本の国の安全を図って...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、水島参考人が今言われました、韓国の軍事力はリアリティーがあって日本の軍事力はリアリティーがないというのは同意できないところであります。ただ、最後の、北朝鮮という国はそういう国で最初からあったということについては、私も正に同意する点であります。  次に、村田...全文を見る
○福島啓史郎君 村田参考人は、憲法の集団的自衛権の行使問題につきましては、要するに憲法解釈であるからそれは国会でもって有権解釈をする、つまり法律をもって制定すればいいではないかという御主張をされておられるわけでございます。  私は、その主張、私もかつてそういうことを言ったことも...全文を見る
○福島啓史郎君 最後に、村田参考人、時間がないわけでございますが、危機管理庁につきまして知恵が必要だと。私も、日本の一番の問題の一つは、官僚制の縦割り、縄張争いというのが一番問題だと思います。したがって、それを統合する、その機能を統合する、あるいはそれを統合する常駐の機関を設ける...全文を見る
○福島啓史郎君 そのポイントは正に常駐であり、かつ権限を、あるいは機能移譲ではないかと思うわけであります。  時間が参りましたので、お三方の参考人の方には大変どうもありがとうございました。  以上で終わります。
10月09日第157回国会 参議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○福島啓史郎君 自由民主党の福島啓史郎でございます。  今日が最終日のこのテロ特措法の審議の日になりました。私は、将来の課題、国際平和協力につきましての将来の課題という観点から質問をいたしたいと思います。  冷戦終結後、国境紛争なりあるいは民族対立、あるいは今議論になっており...全文を見る
○福島啓史郎君 オーストラリア。
○福島啓史郎君 諸外国におきましても、こうした国際貢献の一般法ないし恒久法につきましては、ない国が大多数だというふうに聞いておりますが、その状況、諸外国におきます国際貢献の一般法はどうなっているか。また、我が国の場合、諸外国に比べまして格段に厳しい、今の国際平和協力法にしましても...全文を見る
○福島啓史郎君 今、官房長官から御答弁ありました国際貢献の一般法、その大まかなイメージは、私はこういうものではないかと思うわけでございます。  まず、目的は、国際平和協力のための我が国の貢献であるということ。次に、活動内容は、国際平和協力法に基づきます本体業務を含みますPKO活...全文を見る
○福島啓史郎君 次に、防衛庁長官にお聞きしたいと思いますが、今申し上げましたような国際貢献一般法が制定された場合に、その中核的な担い手になります自衛隊の業務につきまして、その業務を自衛隊法上の本則業務として位置付けなければならない、またそのための部隊編成を行わなければならないとい...全文を見る
○福島啓史郎君 昨日も同僚議員からもありましたけれども、私もこの前に議論したわけでございますけれども、防衛大綱、我が国の防衛大綱、またそれに基づきます整備計画、そうした中で国際関係業務を重視していくという方針が出ている、見直しの方針が出ているわけでございますので、今申し上げました...全文を見る
○福島啓史郎君 今、法制局長官、御答弁ありました憲法九条との関係ですね。憲法九条は、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」ということでございます。前...全文を見る
○福島啓史郎君 私は、目的との関連、また九条の精神から見て、こうした国際貢献のための国際的な枠組みでの我が国の活動、特に自衛隊の活動につきましての武器の使用につきましては、その任務を遂行する上での必要最小限というもちろん条件であるわけで、その条件は必要でございますけれども、やっぱ...全文を見る
○福島啓史郎君 終わります。