福島豊

ふくしまゆたか



当選回数回

福島豊の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○福島委員 新進党の福島豊でございます。  大臣、長時間にわたりまして、本当に御苦労さまでございます。大臣の率直な発言には、私、大変共感を抱いております。通告しておりませんが、ただいまの鴨下委員との質疑応答に対しまして、私が感じましたことがありましたので、一、二点お聞きしたいと...全文を見る
○福島委員 私は、大臣が税金の使い方を徹底して見直すということには大賛成でございます。どんどんやってほしいというふうに思います。ただ、その税金の使い方を見直すということと、介護に当たってその財源が税がいいのか保険がいいのかという議論は全く別の問題だということでございます。それをご...全文を見る
○福島委員 これは後ほど聞こうと思っておりましたが、今大臣が、保険制度を導入するとサービス水準が上がるのだという趣旨の御発言がありましたので。実は必ずしもそうではない。  例えば、東京都の自治体ではサービス水準は結構高いです。これは東京市町村自治調査会というのが本年の一月に出し...全文を見る
○福島委員 今局長は保険制度にした方が市の負担は軽くなりますよというお話をされましたが、それは当初です。当初の見通しで軽くなりますという話でありまして、時間の経過とともにそれがどうなるのかということについてまでこの中では発言はないと私は思います。そこのところは誤解をしていただかな...全文を見る
○福島委員 市町村の財政を守るために全力で自治省としては努力していただけるという御見解の御表明かと思いました。  財政安定化基金というのが設けられまして、財政運営上の赤字につきましては、貸し付けをして補てんしていくという制度がビルトインされておりますね。  ただ、私が非常に懸...全文を見る
○福島委員 十分に了解はなかなかできかねるわけでございますが、時間も限られているわけでございますので、次に行きます。  次は、市町村の単独負担につきましてお聞きしたいと思います。  この自治体の推計によりますと、二〇〇〇年、二〇〇五年、二〇一〇年と、市の負担率が二七・七%から...全文を見る
○福島委員 今の御意見をお聞きしていますと、介護保険制度の外の話だから市町村で対応してくださいと。それは、時間の経過とともにそういうサービスは廃止せざるを得ないようなことにやはりなっているのではないかなという気がいたします。そういう意味では、私は、今回の介護保険でサービス水準を決...全文を見る
○福島委員 午前中に引き続きまして、大臣、大変御苦労さまでございます。  次は、間接費、保険料の賦課徴収、支払い、財務会計等々の新たな事務の発生に伴う費用につきまして、お聞きをいたしたいと思います。  これは、先ほども申しました自治体の推計では、例えばA市の場合には、九五年度...全文を見る
○福島委員 推計だけではなくて、具体的に調査をして対応したいということで安心をいたしましたが、国保の事務に関しましても、自治体からは超過負担というような声が現状でもあるわけでございまして、そういう意味では、適切な対応をお願いいたしたいというふうに思います。  この間接費のことに...全文を見る
○福島委員 制度間の調整が必要だというふうに思いますけれども、医療と介護が極めて密接に運営されていかなければいかぬ、そういう視点で、慎重にといいますか、積極的に検討すべきではないかというふうに私は申し上げたいと思います。  次に、利用者負担のことにつきまして申し上げさせていただ...全文を見る
○福島委員 今の御説明には、余り理解できないところがあります。利用する人としない人のバランスをとるために自己負担を取る、保険ですから利用する人としない人がいて当たり前だと私は思います。しない方がいいわけですよ。するから取るのだというのはどういう理屈なのか。私の頭がきっと悪いのだと...全文を見る
○福島委員 局長のお話をお聞きしておりますと、無保険者は絶対に出さないぞというかたい厚生省の決意を感じさせていただきました。  引き続きまして、時間も限られておりますので、次の質問に移らせていただきます。  要介護認定とケアプランということでございますけれども、この要介護認定...全文を見る
○福島委員 私は、本年の予算で組まれました事業で十名という数字を見まして、これで本当に足 りるのかなというふうに思いましたので、重ねて聞いたわけでございます。  そしてまた、要介護認定というのは全国どこでも同じように行われるということが極めて大切だ、水準が統一されていなければ...全文を見る
○福島委員 それから、要介護認定については都道府県に委託ができるという話になっております。例えば大綱では「要介護認定については、効率的な事務処理や専門家の確保といった観点から、連合会、都道府県などへの委託を進める。」そういうように書かれておりますけれども、これからどんなふうに具体...全文を見る
○福島委員 当初の対応では自治体で十分にできない、都道府県に、また連合会に委託しなければいかぬということがあったとしましても、基本的な考え方として自治体が身近でやるべきだということを私は御確認をいただきたい、そのような思いで申し上げさせていただいた次第でございます。  それから...全文を見る
○福島委員 どうもありがとうございました。
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○福島分科員 大臣、連日、大変に御苦労さまでございます。本日、私は、地元のことにつきまして何点かお聞かせいただきたいと思っております。  まず初めは、国道一号線のことでございます。  私の地元は、守口、門真、そして大阪市の旭区、鶴見区というのが私の地元でございますが、国道一号...全文を見る
○福島分科員 大変に昔に決定されたことだと。拡幅計画がありますと、当然その拡幅の対象になっております地域におきましては、その範囲におきましては簡単な建物しか建てることはできない。したがって、先ほど申しましたような二階建ての家がずっと続いている。  地元の方はどういうふうに感じて...全文を見る
○福島分科員 ただいまの御説明で、抜本的な対応ということでは、第二京阪道路の建設によってバイパスで流していくということの方が有効だというふうに受けとめさせていただきました。  そうしますと、一つは、長期的にそういう展望がある場合には、この国道一号線の沿線に土地をお持ちの方、これ...全文を見る
○福島分科員 大臣に前向きな御答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。ぜひともよろしくお願いいたします。  引き続きまして、先ほどお話が出ました第二京阪道路のことにつきましてお聞きをしたいと思います。  私、地元に住んでおりまして、一号線というのは大変な渋滞でござい...全文を見る
○福島分科員 鋭意努力をしていただいているというふうに受けとめさせていただきましたが、いつできるのかと、地元の方も、これはなかなか、わしが目の黒いうちはできないんじゃないかと、そう言う方もおられたりいたします。現在門真で、なみはや国体に関連して事業を進めていただいておりますが、あ...全文を見る
○福島分科員 ぜひよろしくお願いいたします。  そして、最後にもう一点お尋ねしたいことは、密集住宅市街地の問題でございます。  守口市、門真市といいました地域は、人口急増都市というふうにかつて言われておりました。今や、人口急増ということはおさまりまして、むしろ横ばいという状況...全文を見る
○福島分科員 今御説明いただきましたように、二万五千ヘクタールのうち五千五百ヘクタールである。その五千五百ヘクタールの事業もやはりなかなか、地元の地権が入り組んでいたりしまして、スムーズには事業が進んでいかないということもお聞きいたしております。そういう意味では、今国会で審議され...全文を見る
○福島分科員 前向きな御答弁をお聞きしまして大変安心をした次第でございますが、最後に大臣にお願いだけはさせていただきたいと思います。  法的な枠組みができましても、やはり事業を進めていくのは財源でございますので、そういう意味では、財源的なバックアップというものをしっかりとお願い...全文を見る
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○福島分科員 新進党の福島豊でございます。  大臣、長時間にわたりまして大変に御苦労さまでございます。私で終わりでございますので、よろしくお願いいたします。  先日、クローン羊、そしてクローン猿が成功した、できたという報道がございました。しばらく前までは哺乳類でクローンをつく...全文を見る
○福島分科員 関係省庁の指針があるということでございますけれども、一面そのお話は環境庁は直接にはタッチしませんよというような響きも持って私は承りました。むしろそうではなくて、私はやはり環境庁のもっと積極的な姿勢というのが大事なのではないかというふうに思っております。  例えば、...全文を見る
○福島分科員 その審査の過程で環境庁の代表の方が入っておられるということで安心もいたした次第でございますが、その審査の中で、あくまで環境を守るという観点から、一人だけ入っていると大変心細いこともあるのかなという気がしないでもありませんけれども、しっかりとした対応をしていただきたい...全文を見る
○福島分科員 どうも私はこのタンカー事故についての政府の対応の答弁を聞いておりますと、例えば、計画もちゃんとありますよ、それから、連絡会議も開きましたと、何といいますか一通りの御答弁をできるような道具立てはあるわけでございますが、今いみじくもおっしゃられましたように、その中身はど...全文を見る
○福島分科員 ぜひしっかりとした取り組みをお願いしたいと思います。  先ほど、アメリカのEPAのお話をいたしましたが、アメリカの流出油対策の一環としましては、さまざまな研究を実際行っているというふうに伺いました。油濁の環境への影響調査ということで、予知モデルをつくったりとか、そ...全文を見る
○福島分科員 今後の対応をしっかりと見詰めさせていただきたいと思います。  そして、最後になりますが、私の地元は大阪でございますが、大阪市には鶴見緑地というのがございます。花博が行われたところでございますが、かつてはごみの山でございましたが、それがきれいな、大阪にもこんな緑の多...全文を見る
○福島分科員 今、非常に多面的な技術の移転ということにつきまして活動しておられるとお聞きいたしましたが、せっかく日本に国連の施設があるわけでございまして、環境庁としましても、これは今UNEPが運営また管理をいたしておるわけでございますが、さまざまな形で連携をとってこの活動を支援し...全文を見る
○福島分科員 もう時間もありませんので、残り一問にさせていただきたいと思っております。  環境というのは、日本が国際貢献をするやはり最大のテーマなのではないかというふうに私は常々思っております。  また、先日、地球環境戦略研究機関というものを設置するということもお聞きをいたし...全文を見る
○福島分科員 どうも長時間にわたりましてありがとうございました。
03月19日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○福島議員 山本委員の御質問にお答えいたします。  ガイドラインを臨床の現場でさまざまに検討を進めているということは事実でございますし、その御意見また方向性というものも当然尊重されるべきであるというふうに私どもは思っております。しかし、この法案は、そういった医療現場での努力とい...全文を見る
○福島議員 この法律において組織の取り扱いというものが書き込まれていないじゃないか、それについてどうするのかという御質問だというふうに思います。  先ほども、血液また骨等につきましては、法律は定められてはいないけれども、移植というものが行われているという御発言がございましたが、...全文を見る
○福島議員 脳死判定に当たっての補助検査として聴性脳幹反応は定められております。
○福島議員 この聴性脳幹反応の検査につきましては、広く普及いたしておりまして、現状におきましても九三%を超える普及率だと伺っております。
○福島議員 救命救急医療につきましては、移植医療を推進するのと同様に、やはり力を入れていかなければならない分野であるというふうに私どもは考えております。  低体温療法につきましては、重篤な脳の障害を負った場合に脳死に至ることを阻止する可能性がある治療である、そのように私も考えて...全文を見る
○福島議員 脳死の判定後に治療を続けることに対して保険が適用されるではないかと。しかし、私は、これは決して治療ではないということがまず第一番目に確認をしなければならないことだと思います。  ただ、現行の医療の現場ではどうなっているかといいますと、脳死判定をした後にもさまざまな処...全文を見る
○福島議員 ただいまの委員の御意見につきましては全く異論のないところでございまして、この国会においてさまざまな御意見をお聞かせいただき、また、私どもの法案の審議に加わっていただきたいと思うところでございます。
○福島委員 新進党の福島豊でございます。  本日は、八人の方には、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  私が一点お聞きしたいことは、家族介護をどのように評価するのかということでございます。先ほど、栗山市長さんは、地域によっては家族介護という...全文を見る
03月25日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
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○福島議員 鴨下委員の御質問にお答えをさせていただきます。  経過を申し上げますと、平成四年に、脳死臨調が「脳死をもって「人の死」とすることについては概ね社会的に受容され合意されているといってよい」とした上で、一定の要件のもとに脳死体からの臓器移植を認める答申を取りまとめ、内閣...全文を見る
○福島議員 今委員から御指摘がございましたように、日本移植学会が、移植医療に携わる職能集団としまして、移植にかかわる法律の有無にかかわらず、国民の理解が得られる形で移植医療を構築するための検討を行っており、先日、検討の結果を行動指針として公表したということは伺っております。また、...全文を見る
○福島議員 実際の医療の現場での実績を積み重ねて、しかる後に法律をつくるというのであればそれも一つの考え方であるという委員の御見識は、確かに一つの御見識であると私も思います。しかし、この移植医療というものを円滑に我が国において進めていくためには、やはり立法ということを前提にして行...全文を見る
○福島議員 脳死の判定基準に関しましては、基本的には技術的な議論でございまして、専門家の判断にまつべきであるというふうに思いますが、委員の御指摘のありました竹内基準につきましては、脳死臨調におきましても、竹内基準は現在の医学水準から見る限り妥当なものであるとの結論に至っております...全文を見る
○福島議員 お答えいたします。  脳死につきまして、脳死臨調答申においては、「脳死をもって「人の死」とすることについては概ね社会的に受容され合意されているといってよい」、こういうふうにされておりまして、こうした社会的合意を前提に本法律案を提出いたしております。  ダブルスタン...全文を見る
○福島議員 委員の御指摘では、一面ではこの法律は脳死の認定法であるということかと思いますけれども、本法案は、臓器の移植の手続等、移植医療の適正な実施に資するため必要な事項を規定しているものでございまして、臓器移植に先立つ脳死判定につきましても、その確実さ、適正さを担保するために必...全文を見る
○福島議員 米津委員の御質問にお答えする前に、先ほどの御質問で答弁漏れが鴨下委員に対しまして若干ありましたので、一言発言をさせていた、だきたいと思います。  先ほど、本法案の第六条に規定する要件を満たさない場合に臓器摘出をする可能性があるのではないかという御指摘でございますが、...全文を見る
○福島議員 委員の御指摘の御趣旨は、脳死と心臓死、時間的な経過があるわけでございまして、その個々の事象ごとに、これは死としたり死としなかったりするということがあるのかどうかというような御指摘なのかと思います。  先ほど答弁いたしましたように、人の死というものが客観的に把握される...全文を見る
○福島議員 平成六年の四月にいわゆる旧法案が提出されまして、この旧法案におきましては、本人の意思が不明の場合にも遺族のそんたくによって臓器の摘出が可能である、本人の意思を遺族がそんたくすることによって可能であるということが認められておりました。しかし、その後の議論におきまして、本...全文を見る
○福島議員 確かに、委員御指摘のように、臓器摘出の承諾要件について、本人の書面による意思表示がある場合に限定した場合には、臓器提供者が減るということは避けられないというふうに考えております。  しかしながら、この修正は、国民的な合意を得て、そして国会で法案を成立させるためにはや...全文を見る
○福島議員 ドナーカードにつきましては、今までもなかったわけではございません。腎臓については、従来ですと腎臓バンクに登録することによりドナーカードが配布されていた、いわゆる登録制度によってドナーカードというものが推進されてきたわけでございます。  このような登録制度ですと、やは...全文を見る
○福島議員 本法律案では、附則の第二条「施行後三年を目途として、この法律の施行の状況を勘案し、その全般について検討が加えられ、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるべきものとする。」というふうにされております。  この見直し規定におきましては、委員御指摘の点につきましても当然...全文を見る
○福島議員 委員御指摘ございましたように、本法の第六条第三項におきまして「厚生省令で定めるところにより、行う」というふうにされておりますが、この厚生省令におきましては、いわゆる竹内基準に準拠しまして脳死の判定基準が策定されるものと承知いたしております。  具体的には、この内容に...全文を見る
○福島議員 この第十条第一項において定めておりますところの記録の作成についての義務の内容でございますけれども、厚生省令におきましては、医師が作成しなければならない記録の具体的内容について規定が設けられるものと考えておりまして、例えば、先ほども申し上げましたが、脳死の判定の際にさま...全文を見る
○福島議員 この情報の開示ということも、透明なプロセスを確保するためには極めて大切なことであると私どもは考えております。そして、移植医療が国民の信頼をかち得るものとなるためにも、この項目というのは非常に大切なものであるというふうに考えております。  本法の第十条第三項におきまし...全文を見る
○福島議員 心臓移植につきましては、日本胸部外科学会臓器移植問題特別委員会が試算をしておりますけれども、年間六十名から六百六十人の患者さんが待っておられる。また、肝臓移植につきましては、年間約三千名の方がこの対象になり得る患者さんである、そのように試算されております。
04月01日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第10号
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○福島議員 大口委員の御質問にお答えいたします。  本法案が脳死を定める法律なのかどうなのかという御質問であろうかと思いますけれども、本法案は臓器の移植に関する法律でございます。一般的な死の判定に関する法律または統一的に人の死を定義するという法律ではございません。  したがっ...全文を見る
○福島議員 お墨つきを与えるというような性格のものではないと考えております。
○福島議員 再度の御質問でございますが、あくまでも本法は臓器の移植に関する法律でございまして、一般的な人の死というものについて、その判定に関する法律ではありません。  先ほども申し上げましたように、一般的な社会におきまして脳死というものが合意をされておる、それを前提としまして、...全文を見る
○福島議員 お答えいたします。  何をもって人の死とするのかということにつきましては、一般的に例えば三徴候説が今まで人の死の判断の根拠になっておりましたけれども、それにつきましては、別に国の法令でありますとか告示でありますとか通達とかがあったわけではないわけでございます。だれか...全文を見る
○福島議員 脳死を人の死とすることにつきましては、まず、脳死臨調におきましてさまざまな検討がなされましたけれども、その答申におきましても、「概ね社会的に受容され合意されているといってよいものと思われる。」そのようにされております。そしてまた、近年さまざまな世論調査等が行われており...全文を見る
○福島議員 社会的合意の成立要件ということでございますが、例えば何%であるから社会的合意であるというふうに明確な数字をもってこれを示すことというのは、現実にはほとんど不可能なことであろうというふうに私は率直に思います。  正当性ということにつきまして言えば、先ほども脳死というこ...全文を見る
○福島議員 世論調査について、どのようになっているのか、具体的なお答えを申し上げた方がよろしいのかと思います。  直近の調査によりますと、これは東京新聞でございますが、三月三十日に報道されました報道では、脳死は人の死であると認めるという人が六六%に及んでおります。この六六%とい...全文を見る
○福島議員 逆に質問はできないわけでございますが、先ほどから申し上げておりますように、何%ということで区切るということが客観的に果たして可能なのか。私は可能ではないというふうに思います。率直に思います。  それは、先ほども世論調査でございましたけれども、むしろ大多数の方が、脳死...全文を見る
○福島議員 国会というのは国民の代表が集まる場でございます。この国会において十分に審議をいたしまして、さまざまな立場の方がおられると思いますけれども、議論を尽くして、そして結論を得るべきだというふうに私は思っております。  そして、私自身は、移植医療というものを待っている患者の...全文を見る
○福島議員 本法案におきまして、臓器の移植を行う場合による要件というのは、本人の臓器提供の意思があること、その本人意思が書面で提示されていること、遺族が臓器の摘出を拒まないこと、または遺族がないこと、そして四点目といたしまして、死体からの摘出であるということを規定いたしております...全文を見る
○福島議員 私どもの法案では、臓器の摘出に際しましては本人の臓器提供の意思が書面により表示されているということを要件といたしておりまして、この要件を欠くときには摘出ができないものと考えております。  軽視されることがあるのではないかということでございますけれども、私ども、こうし...全文を見る
○福島議員 脳死体の病理解剖、そしてまた、さまざまな人体実験への利用についてどうなのかという御質問かと思います。  まず、病理解剖等につきまして現行はどういう規定になっているかということでございますが、第一義的には、死体解剖保存法等の各個別法の趣旨に従って、そしてこの解剖という...全文を見る
○福島議員 まず第一点目の、五年では短過ぎるのではないかという御指摘でございますけれども、これは、現行の医師法二十四条に定めるところの医師のカルテ保存期間に合わせたものでございます。  で、この五年の期間が短いかどうかということにつきましてはさまざまな考え方があろうかと思います...全文を見る
04月02日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○福島委員 この介護保険法案の審議も回を重ねてまいりましたが、まだまだ質問しなければならない点はあると考えております。大臣も大変御苦労をおかけしますが、引き続きよろしくお願いいたします。  まず初めに、私は、成年後見制度の創設につきまして、本日は法務省にもおいでいただきまして、...全文を見る
○福島委員 ただいまの御説明をお聞きいたしますと、民法を改正するのか、それとも全く新しい法を制定するのか、種々のケースがあるようでございますけれども、しかし、今後日本の高齢化がさらに進行していく、そしてまた介護保険が想定されている現状におきまして、この後見制度の創設に向けて政府と...全文を見る
○福島委員 積極的に検討を進めておられるということで大変安心をいたしまして、今後とも努力を重ねていただきたいと思っております。  そこで、厚生省に御質問したいわけでございますが、成年後見制度という枠ができましても、それを実際に運用していくインフラの整備が必要だということでござい...全文を見る
○福島委員 大臣にお尋ねしたいわけでございますが、支援センターというような形できちっと整備されているのは全国的に東京と大阪である、あとは例えば高齢者総合相談センターのような形でそれなりの対応をしているということでございますが、高齢者の権利性ということを高く掲げました介護保険の創設...全文を見る
○福島委員 ぜひとも積極的な取り組みをよろしくお願いしたいと思います。  同じく高齢者の権利をどのように守っていくのかという観点から、関連の御質問をしたいと思います。それはオンブズマン制度のことでございます。  私、これは二月二十一日の御質問でもお聞きをいたしましたが、オンブ...全文を見る
○福島委員 国保連に置いた方がいいという御答弁を繰り返しになられたわけでございますが、例えば、身近で国保連は一体どこにあるのかということすら大体よくわからないわけでございまして、そういう意味では、決してなかなか身近な組織にはなりにくいのではないか。  ただ、さまざまな観点からそ...全文を見る
○福島委員 苦情を受けて、相談をして、必要があれば調査をすると。この調査をする権限を与えるというふうに考えていいのですか。御答弁がよく理解できませんでしたので、重ねてお伺いしたいのですけれども、例えば老人虐待のような事例があったときに、そういう苦情があったときに、どうなっているの...全文を見る
○福島委員 十分に御検討いただきたいと思います。  次に、利用者からの申し立ての手続でございますけれども、これに関しても幾つかの提言を申し上げたいと思います。  一つは、やはり匿名で申し立てができるようにすべきである。名前を言わなければ、どこそこのだれだということを言わなけれ...全文を見る
○福島委員 ぜひともよろしくお願いいたします。  そしてまた、権利擁護ということに関連しまして、もう一点申し上げておきたいと思います。  こういう御提言がございます。社会福祉施設において、入所者の権利規定を明らかに提示すべきであるというようなことを決めた方がいいと。  例え...全文を見る
○福島委員 ただいまの、運営指針というのがございましてということでございますが、局長の答弁をお聞きしていますと、措置制度の枠の中の話のように聞こえてなりません。施設の側が主体的にどうするのか、自主的な注意といいますか、そういうものを喚起するような取り決めなんだろうと思います。 ...全文を見る
○福島委員 大臣の基本的な御認識をお伺いしたいのですが、先ほどの御答弁でも、「若い人ばかりに負担させてはいけない、」すなわち、高齢者もしっかりと応分の負担をすべきであるという御認識かと思いますけれども、年金に関しても、給付制限というような御発言が先日の委員会でございましたですね。...全文を見る
○福島委員 大臣、それ相応の負担をすべきであると。確かに、人口構造も変化しております。ですから、高齢者の負担がふえざるを得ないというのは、私もそのとおりだというふうに思っております。  ただ問題は、それ相応という言葉が非常に問題でございまして、具体的にどの程度の負担を求めてもい...全文を見る
○福島委員 この点につきましては、引き続きまたいろいろと御意見を述べさせていただきたいと思います。次の質問に移りたいと思います。  先ほども、吉田委員の方から医療保険と介護保険の関係性についての御質問がございました。重複を避けるように私はしたいと思います。  まず第一番目に、...全文を見る
○福島委員 最近は、社会保障の制度間の調整というようなことがよく語られるわけでございまして、介護保険と医療保険の制度間の調整ということは、将来的にもこれはない、それぞれはもう別の制度である、それぞれ必要に応じて保険給付が受けられる、そのように認識してよろしいわけですね。再度御確認...全文を見る
○福島委員 わかりました。  では、次の御質問をいたしたいと思います。先ほども吉田委員の方から御質問がございましたが、医療サービスから介護サービスヘの円滑な移行ということでございます。  要介護状態に陥る場合には疾病を契機とする場合が多いと考えます。例えば、脳卒中が発症いたし...全文を見る
○福島委員 次に、療養型病床群のことについてお聞きをいたしたいと思います。  二月二十八日の谷局長の御答弁では、療養型病床群の整備促進策として、医療施設近代化施設整備補助事業による補助、老人保健拠出金事業による助成金、社会福祉・医療事業団による融資枠の拡大、そして診療報酬による...全文を見る
○福島委員 次に、医療計画の病床数との関係でございます。  これは既に御指摘もございましたが、地方公聴会におきまして、有床診療所の療養型病床群の整備に関しては、地域医療計画の中の病床数の枠内で対応するのでは整備が進まないという御指摘がございました。  これに関しては、先ほども...全文を見る
○福島委員 先ほどの局長の答弁、私が誤解していたようでございます。病床規制のあり方を見直す中で、介護保険の創設に向けての療養型病床群の、とりわけ有床診療所におけるそれの整備をリンクさせて対応していくというふうに先ほどの答弁をお聞きしましたので、今の御質問をさせていただいたような次...全文を見る
○福島委員 あくまで医療費控除の枠の中で、その延長線上として考えていくというような御趣旨の御答弁かと思いますけれども、むしろ、社会保険の横並びというような観点からいま一度問題を考えていただけないか、そのように大蔵省の方には御要望をしておきたいというふうに思います。  最後になり...全文を見る
○福島委員 当然、財源には制約があるわけでございまして、上限があるというのはそれはわからぬでもありません。ですから、むしろ、我が国の、厚生省が提案しておられますこの保険でも、上限を決めて、一割自己負担というようなことをやめてもいいのじゃないかと私は思うのです。  どうもいろいろ...全文を見る
○福島委員 公平性ということについてもさまざまな考え方があろうかと私は思います。  次に、具体的なことをちょっとお聞きしたいのですが、痴呆性老人対策がどうもおくれているのではないか、全体としてもおくれているわけでございますが、とりわけおくれているのではないかという実感を抱いてお...全文を見る
○福島委員 四十万人が施設入所が必要な痴呆性老人の数であるということでございますが、この四十万人に対しまして、実際に利用が可能である施設のベッド数というのはどのくらいになるのでしょうか。
○福島委員 痴呆性老人が入所可能だという仕分けはなされていないという話でございますが、現場では、老人福祉施設に御相談するときに、痴呆があるのですか、ないのですかというようなことを聞かれるのですね。痴呆があると手間がかかるという話だと思います。ですから、痴呆でも構いませんよ、痴呆性...全文を見る
○福島委員 グループホームというのは比較的小ぶりな施設でございますから、本当にやろうというふうに決意をすれば数はかなり確保できるのではないか、そんなふうに思うのです。ですから、二十五カ所ということでは、やっていますよという話にはなりますけれども、実際の需要にはなかなか追いつかない...全文を見る
○福島委員 推奨するのはやめたというお話でございますが、私が懸念しておりますのは、推奨をやめましたけれども、現実としてどの程度の独占状態になっているのか、私もデータを持ち合わせておりませんけれども、その事実は現実として残っているわけでございまして、介護保険ということが十二年だ、そ...全文を見る
○福島委員 基準を明確にするということでございますが、同時に、その指定にかかわる情報公開でありますとか、そしてまたもう一つは、そのサービス事業者についての、これは利用者にとっての立場でございますけれども、どういう事業なのか、どういう内容なのかということについての情報公開、この一連...全文を見る
○福島委員 ぜひともよろしくお願いいたします。  そしてまた、この情報の公開ということと関連するわけでございますが、医療、福祉、保健を連携する情報ネットワークということにつきましてお聞きをしたいと思います。  ケアプランの策定ということが非常に重要な要素だと私は思っております...全文を見る
○福島委員 しっかりとよろしくお願いいたします。  最後に一点、マンパワーの育成ということにつきましてお聞きをしたいと思います。  家族介護者でありますとかボランティアに対しての研修システムというものをやはり充実していかなければいかぬというふうに私は思っております。  私の...全文を見る
○福島委員 以上で私の質問を終わります。大変にありがとうございました。
04月04日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第12号
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○福島委員 新進党の福島でございます。  参考人の皆様、本日は大変に御苦労さまでございます。  喜多参考人と上谷参考人にお聞きいたしたいと思います。  喜多参考人には、未納者対策ということについてお聞きをしたいと思います。  今回の介護保険制度では滞納者に対して大変強力な...全文を見る
04月11日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第15号
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○福島委員 連日審議が続いておりまして、大臣、大変に御苦労さまでございます。健康保険法等の改正案につきまして質問させていただきます。  私は、政府が提出されました今回の改正案、三倍近い自己負担の拡大を一気に求めるというような改正案につきましては反対でございます。こうした国民に対...全文を見る
○福島委員 今までの御答弁と基本的に軌を一にする御答弁だというふうに認識をいたしております。  大臣は、どういう負担でどういう水準の医療を実現するのか、これは国民の選択だというふうに一昨日の委員会での答弁でおっしゃられました。  私は思うのですけれども、確かに大臣がおっしゃい...全文を見る
○福島委員 今の御答弁はよくわかりませんでした。  確かに、本当に国民の選択なんだと私も思うのです。国民が果たして本当にどう同意するのか。選挙制度が変わったわけでございます。ですから、むしろ、直接にかかわること、社会保障制度に関しましてはこれからは大きく変わっていかざるを得ない...全文を見る
○福島委員 二千円だけではございませんで、薬剤の自己負担というのもあるわけでございまして、大臣、二千円で行けない人が出てくるかもしれない、そういう場合があったとしても、それはある意味では本人の選択で仕方がないことだ、そういうような御趣旨かと思うのですけれども、これは、国民の健康権...全文を見る
○福島委員 続きまして、私は、医者をしておりましたときには、老年医学というのを勉強いたしました。老人の医学がどうあるべきなのか、大学を卒業しましてから、実は、恥ずかしい話ですが、老年医学の理想の姿というのはなかなかわかりませんでした。十年間医者を続けまして、どうあるべきなのか、ち...全文を見る
○福島委員 総合的な改革なんだ、一律に負担をふやすだけのことではないのだとおっしゃられたいのかなというふうにも感じましたが、医療というのも社会の中に存在するものでございまして、先ほど申し上げましたのは、高齢者がどのように地域において健やかに生きるのか、そういう全体的なイメージの中...全文を見る
○福島委員 さまざまな形で、保健事業というような形で厚生省も取り組まれているということは私も知っております。  ただ、よくわからない点は、そういった予防対策を推進することによってどれだけ効果が上がるのか。例えば健診にしましても、いろいろな事業がありますけれども、その一つ一つが、...全文を見る
○福島委員 今、一つの例を御提示いただきましたが、そういうものを踏まえた上で、効果が上がる施策を的確に組み合わせて、そして、老人の医療費というものについて、根本的な部分で、二十一世紀、どうするのだという対応をしていっていただきたい。この点については要望しておきたいというふうに思っ...全文を見る
○福島委員 着実に整備を図っていきたい、今まではおくれていたけれども、頑張っていきたいということであろうかと思います。  二十一世紀の医療費の試算というのが厚生省からは出ているわけでございますけれども、こうした介護基盤を十分に整えていくことによって国民医療費というのはどの程度抑...全文を見る
○福島委員 話があっちに飛んだりこっちに飛んだりしたような印象があったかと思いますが、要するに、お年寄りというのは非常に多面的な存在である。どう言ったらいいでしょうか、高齢の障害者の方がいる。それは医療の対象だけとしていれば、当然、医療費は膨らんでいく。介護という側面もある。それ...全文を見る
○福島委員 末期医療の問題というのは非常に難しくて、医者としても最善を尽くさなければいかぬという話は当然あります。ただ問題は、その最善を尽くす尽くし方の問題がある。  例えば末期のがんの患者さん、抗がん剤をどんどん使った、使ったからといって治るわけでもない、抗がん剤の副作用で患...全文を見る
○福島委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月15日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第16号
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○福島議員 武山委員の御質問にお答えいたします。  アメリカと比べた場合に日本の移植医療は大変におくれている、それで、移植を待つ患者さんがたくさんおられるということに対して、日本に戻ってこられてから、先生の立場で非常に問題を感じられたということに私も同感でございます。私どもは、...全文を見る
○福島議員 こうした中でどのくらい提供があるかということは、私ども提出者の立場といたしま して、やはり現実に移植医療というものが実施されていく過程の中で、その結果を見詰めていかなければいかぬというふうに私は思います。  委員が御指摘の点につきましては、私も非常に同感でございま...全文を見る
○福島議員 見直しの期間につきましては、私ども、三年ということに考えております。三年をめどに見直しを進めたいと考えております。
○福島議員 竹内基準の見直しということでございますが、私ども、立法府に身を置く立場といたしましては、脳死判定にかかわる専門的また技術的な事柄につきましては、まさに専門家にお任せするというのが一番正しい姿勢なのではないか、そして、その御判断を踏まえて私どもは法案をつくる、その姿勢で...全文を見る
○福島議員 委員おっしゃられますように、やはりドナーカードを普及していくということが今後移植医療を推進していく上では不可欠のことである、私も全く同感でございます。  このドナーカードの普及につきましては、今まで全く前進がなかったのかというと決してそうではございませんで、例えば腎...全文を見る
○福島議員 今回の法案では臓器の売買等に関しましての罰則を定めておりまして、五年以下の懲役または五百万円以下の罰金というような形で定めております。  ちなみに、アメリカではどうなっているかといいますと、臓器売買の禁止違反の罰則は五万ドルを超えない罰金もしくは五年を超えない監禁刑...全文を見る
○福島議員 先日、日本移植学会が行動指針を取りまとめられまして、私のもとにもお届けをいただきました。まさに、自主的な、専門的な立場で、どのように移植をしていくのかということについて独自にまとめられたものであると考えております。  そういう意味では、私どもは、この独自にまとめられ...全文を見る
○福島議員 世界の諸国におきましてどのような法律があるのかということにつきましては、違いがあるということは事実でございます。  ただ、私は、その中に共通するものというのは、歴史的な背景、文化的な背景等々を踏まえつつ、移植医療というものをどのようにして実現していくのか、そこに思い...全文を見る
04月18日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第18号
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○福島委員 三十分間、御質問をさせていただきます。  昨日、トリオ・ジャパン、これは国際移植者組織の日本支部でございますが、トリオ・ジャパンの副会長の野村さんという方に国会までおいでをいただきまして、私ども、話を聞く機会を得ました。質問する冒頭に、野村さんのお話をさせていただき...全文を見る
○福島委員 厚生省としてもきちっと取り組んでいただけるという御決意をお聞かせいただきました。  そうしましたら、具体的なことをお聞きしたいわけでございます。  先日、日本移植学会が行動指針というものを発表いたしました。臓器移植法が制定されました後に、この行動指針に基づいて移植...全文を見る
○福島委員 ぜひともしっかりとした委員会運営をお願いいたしたいというふうに思っております。  委員会が適切にその評価というものを公表していかれるということを今局長がおっしゃられましたけれども、評価委員会での検討、審議、そういうものを公表していくというお話がございました。これも非...全文を見る
○福島委員 そしてまた、初期の移植に関しまして、これは保険適用ということにはすぐにはならないはずでございますけれども、費用的な面、数千万かかる費用というものをどういうふうに支援していくのかということも非常に大切なことではないかと思っておりますが、この点につきましてはどのようにお考...全文を見る
○福島委員 検討の結論が出るまでの間のことでございまして、一例目、二例目、三例目、検討が出るまでの間どうするのか。ある意味では日本の移植医療を成立させるための極めて大切なステップだということを考えるのであれば、私はやはり、公的なバックアップ、言ってみれば研究費という枠の中に入るか...全文を見る
○福島委員 ありがとうございます。  そしてまた、先日、移植学会についての報道で、在日米軍病院からの臓器提供についての対応をどうするのかということについて触れられておりました。この指針の中にもその点については触れられております。  私、在日米軍病院から臓器提供の申し入れが日常...全文を見る
○福島委員 今の局長のお話にもございましたが、心臓死を待って、心臓の提供をする意思があったにもかかわらずそれがなされなかった。これは、レシピエントの側にとっても大変な不幸であったと思いますし、ドナーの側にとりましても、みずからの思いが遂げることができなかったということにおいては大...全文を見る
○福島委員 倫理委員会というのは大学に設置されているものであると。必ずしも大学だけではなくて、特定機能病院と言っていいような非常に高度な医療技術を持っておられますところにもそれはあるわけでございまして、文部省と厚生省の縦割りというのは確かにあるのかもしらぬのですけれども、ただ、あ...全文を見る
○福島委員 これは、法律ができない場合のお話であると。  ただ、その運用の仕方というのは、極めて現実的なことがずっと述べられているわけでございまして、十分それを踏まえて運営されるべきであろうというふうに私も思っております。その内部的な審査委員会と別にといいますか、離れた形で評価...全文を見る
○福島委員 ぜひともよろしくお願いいたします。  最後に、法務省の方においでいただいておりますので、検視についてお聞きをしたいと思います。  今回の法案の成立によって、場合によっては脳死体の検視が必要となるわけでございます。また、検視が終了しなければ臓器の摘出もできません。し...全文を見る
○福島委員 ぜひしっかりとよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月25日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第21号
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○福島委員 大臣、大変に御苦労さまでございます。  ただいま大変ずさんな医療機関の話が出た後でございますので、なかなか質問しにくいなと思いながらも質問に立たせていただきました。通告はしておりませんが、極めて概略的な、概論的な話をまず冒頭大臣にお尋ねしたいと思っております。  ...全文を見る
○福島委員 大臣のお話をお聞きしておりますと、要するに、むだな部分がある、それは出来高払いだからむだな部分が出てきているのだ、そのむだを切り詰めるためにはそこのところを改めなければいかぬという、せんじ詰めるとそういうことなのかなと思います。  それは、私の質問に余り十分にお答え...全文を見る
○福島委員 それはもう大臣おっしゃるとおりでございまして、ただ、私、先ほど具体的な高齢者のイメージを挙げました。胃のもたれがある、酒の飲み過ぎではありません。高齢者が逆流性の食道炎、食道ヘルニアがありまして、逆流性の食道炎になるとか、そしてまた萎縮性の胃炎になるということは、極め...全文を見る
○福島委員 薬剤費の適正化をしなければいかぬ、そのためには別建てに薬剤に関する自己負担を設けなければいかぬ、せんじ詰めて言うとそういうことですね。  ちょっと通告していませんけれども、今の御答弁に対して、適正な薬剤費というのは何なのでしょう。
○福島委員 適正な薬剤費の水準、一つの大きな理由は、諸外国と比べてこの水準が高いというところにどうも論拠があるようでございますけれども、であるならば、また後ほど触れますけれども、諸外国と比較して、日本の薬剤の薬価の問題は、いろいろと今まで議論もされてきまして、高いものは下げなけれ...全文を見る
○福島委員 その全体像をまずお示しになっていただきたいというふうに私は思っております。  薬のことで引き続きお聞きいたします。  先日の委員会で、大臣は、毒だか薬だかわからないような薬というような御発言がありました。私は、欧米と比較して問題なのは、薬価が高いということも問題で...全文を見る
○福島委員 中央薬事審議会に一体どの薬を再評価するということで提示するのか、これは、疑わしい、疑義を投げかけるような文献があった場合とか、ある意味では極めて不透明といいますか、恣意的な手続になっているのじゃないかというふうに私は思います。そういう意味では、そこのところの手続、これ...全文を見る
○福島委員 概略お話ありましたが、包括払いということですと、どうしても患者にかけるコストをできるだけ低くしようというインセンティブがあるのは事実だと思います。できるだけ検査はしなければしない方がいい、薬を出さなければ出さない方がいい、そういうことになる。果たしてそれがいいのかどう...全文を見る
○福島委員 時間がなくなりましたので、最後に一点だけ御質問したいと思います。  老人医療費の増加が問題となっている。また、老人の自己負担の拡大というのが必要だと言われているその理由は、若年者から所得の移転が高齢者の方に起こっているのだという議論だと思います。若年者に余り負担をさ...全文を見る
○福島委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
05月06日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第23号
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○福島委員 本日は、まず初めに、乾燥硬膜の移植によりますクロイツフェルト・ヤコブ病の感染問題についてお聞きいたしたいと思います。  この概要につきましては、新聞記事を若干引用させていただきたいと思います。  米国食品医薬品局(FDA)は一九八七年四月、「汚染された脳硬膜により...全文を見る
○福島委員 購読していたのですね。
○福島委員 要するに、だれも知らなかったのだ、CDCのレポートにはちゃんとあったけれども、それを紹介する段階になって、そういうものは紹介されなかったというお話ですね。  ただ、これは、実際に乾燥硬膜が使われていた、ましてB・ブラウン社の製品を輸入していたというような状況の中では...全文を見る
○福島委員 その任に当たっていたということは、その責任がある、あったというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○福島委員 そうしましたら、次の質問をさせていただきますが、FDAはブラウン社に対しまして二千番台のロット番号の乾燥硬膜を廃棄しなさいという命令を出しているわけでございます。当然、ブラウン社はそのような対応をした。五月からはアルカリ処理をするようになったのだと思いますが、この該当...全文を見る
○福島委員 おっしゃるところは、FDAが危険だということで勧告を命じた二千番台のロット番号の製品が確かに日本でも輸入されており、その輸入された製品の移植から複数のクロイツフェルト・ヤコブ病の患者が発生したというふうに考えてよろしいのでしょうか。  要するに、私が申し上げたいこと...全文を見る
○福島委員 若干御質問と答弁が食い違いましてあれなんですけれども、調査の中で、過去を調べるわけですからどの程度の情報があるのか私もよくわかりませんが、実際にどういう製品が流通したのか、具体的に使われたのかということを国内の調査としてきちっとしていただきたい。当時何もしなかったとい...全文を見る
○福島委員 確かに、科学的に考えればそういう可能性もないわけではない。ただしかし、その安全を管理するという側からは、やはりそういうことで済ませてはいかぬのではないかというような思いが非常にいたします。  逆に言いますと、その八七年、最初のレポートが出た段階でなぜそれがきちっとつ...全文を見る
○福島委員 重ねて御確認しますが、今の局長の御説明ですと、さまざまな情報を収集するというのはこの国立感染症研究所が責任を持ってやって、それを厚生省にきちっと提示するのだ、そういう仕組みなのだということですね。ということは、せんじ詰めて言うと、この感染症研究所の最高責任者である所長...全文を見る
○福島委員 なかなかこなれない御答弁ですが、次の御質問に移りたいと思います。  次に、時間も限られておりますので、御質問したいことは、若干通告いたしておりました質問を省略いたしますが、臍帯血バンクにつきましてお聞きをいたしたいと思います。  これは、本年の二月に日本で初めて、...全文を見る
○福島委員 ぜひよろしくお願いいたします。これは要望だけでございます。  続きまして、話がいろいろと変わりまして恐縮でございますが、先日、日産生命が破綻をいたしました。生保は絶対に安全であるという不倒神話というのがあったわけでございますが、日本の経済のこうした大きな変化の中で、...全文を見る
○福島委員 今の局長の御答弁は要望でありまして、客観的な見通しではないのではないかというふうに私は思います。特別勘定ですよというのはこちらの都合であって、処理する側の都合ではないようにも思うわけでございます。しかし、年金というのは多くの人が長期にわたって影響を受けるわけでございま...全文を見る
○福島委員 確かに、チェックをすることが必要だ、それはそのとおりなんですが、こういうふうな記事がありますね。  これは日経新聞の生命保険に関しての連載記事ですが、「有価証券の含み損益状況を提示してくれなかった。あやしいと思っていた」。怪しいと思っていたというだけで一年が過ぎてし...全文を見る
○福島委員 これに関しましては、大臣にお願いでございますが、大蔵大臣にもしっかりと、年金の運用に関して情報も開示しない、そういうけしからぬ生保会社はしっかりと指導していただくようにお話をしていただきたい、そのように要望いたしておきます。  最後に、残り時間五分でございますので、...全文を見る
○福島委員 適切なものであったということですが、検査感度はどのくらい違うのですか。
○福島委員 まだ検討の結論が出ていないということでございますので、私もこれで質問を終わらせていただこうと思いますが、検討をできるだけ速やかに終えまして、最も適切な、優秀なといいますか、その検査の体制をこの夏までにできるだけ早く整えていただきたいということを要望いたしまして、私の質...全文を見る
05月07日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第24号
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○福島委員 私は、今回、修正案が提出されました経緯、これをまず最初に御説明いただきたいと思っております。  といいますのは、健康保険法の改正案が提出されまして、この委員会で審議を重ねてきたわけでございます。その審議の過程とは全く別のところで、どう修正するのかという議論が、まさに...全文を見る
○福島委員 実態に即して、さまざまな議論を踏まえて修正案を提出されたということでございますが、本日のマスコミ各紙の報道では、大変に評価は低いのではないかというような気がいたします。この大見出しを読むだけでも、「患者負担増先行の恐れ」「ビジョン示せぬ第一歩」「妥協の力学繰り返し」等...全文を見る
○福島委員 今御指摘のありました点について、順次、後ほど御質問をさせていただきたいと思います。  その前に、今回の修正案の提出に当たっては、医療保険制度に関する合意案となっておりますけれども、その書類では、「修正については」「昨年十二月十九日の確認及び本年四月七日の「基本方針」...全文を見る
○福島委員 例えば基本方針の中にはさまざまなことが盛り込まれております。そういった諸点についてこの修正案が考慮しつつ決めたというような話には到底私は思えない。また、先ほど提出者から御説明いただきましたけれども、広く国民の声を聞いてということもおっしゃられましたが、公聴会も開かれて...全文を見る
○福島委員 としますと、一体合計が幾らになるのかということで一つ一つまた計算をしてこの何種類かという区分けに当てはめなければいかぬという意味においては、煩雑であることについては余り変わりがないのではないか。日数の部分だけ減ったということではないか。私は、それほど簡素化が進むという...全文を見る
○福島委員 現在の薬剤投与は、薬剤によっては四週間投与が認められていると思います。この場合にも、負担は修正案で定められている額と同じであるというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○福島委員 また逆に、短い場合、風邪また下痢などの薬剤の投与の期間が比較的短い場合もあると思います。三日間だったら三日間、そういう場合でも、これは今提出者が御説明されました十二・何日ですか、約二週間に相当する分の負担を払わなければいけないということになるわけでございますけれども、...全文を見る
○福島委員 私は、そういう意味ではこの負担のあり方というのは大変公平性に欠けているのじゃないか。短期間の投与の場合には大幅な負担増になるわけでございまして、そういう場合の負担の不公平、こういうものをどう考えるのか。それでもよろしい、これは仕方のないことなんだというふうに提出者の方...全文を見る
○福島委員 今御説明の、そういう不公平はほとんどないという御説明が私にはよく理解できません。また、本日のマスコミの報道でも、逆に、同じ負担をするのだったら、できるだけ長い期間の投与を求める、三日ばかりではなくてもっと薬をくださいという話になるのではないか、そうしますと、提出者が御...全文を見る
○福島委員 また、上限を六種類、六種類以上はもう千円で打ちどめという話になっているわけでございますけれども、この六種類以上を千円ということに定めた理由、根拠というのはどのあたりにあるわけでしょうか。
○福島委員 また、外用薬、頓服薬、この負担の決め方、八十円と十円ということでございますけれども、これも非常に唐突な感が否めないわけでございますが、どうしてこのような金額になったのでしょうか。
○福島委員 外用薬、頓服薬につきましては、八十円、十円と、それぞれ、回数でありますとか投与量、こういうものに関係なしに定額にするという話になっているわけでございますけれども、これも、先ほどの繰り返しになりますけれども、そうしますと、むしろこちらの方が、できるだけたくさんください、...全文を見る
○福島委員 次に、今回の修正案のすぐれているという点としまして、四つの区分を設けた、そのことによって高薬価薬・新薬シフト、こういうものを抑制する効果があるのだという御説明をいただきました。  しかし、この点については、現在までの委員会での審議に対して、厚生省の答弁でも、こういう...全文を見る
○福島委員 抜本的な改革、薬剤費の問題をどうするのか、薬価基準の決め方、見直し、こういうことがやはり必要だというのは提出者の方も同じ認識だと思います。であるならば、私は、それを先行させる、その点について少しでも盛り込んだような修正案を出されてしかるべきではないかというふうに感じて...全文を見る
○福島委員 十分な議論をする時間がなかったのだという御説明かとも思いますけれども、しかし、昨年の暮れから考えますともう半年近くがたつわけでございまして、むしろ、それは取り組みの姿勢の問題ではないかという思いが私はいたします。  今、この修正案につきましてさまざまな点についてお聞...全文を見る
○福島委員 平成九年度、千五百九十億の国庫負担がふえるということでございますが、この点についてはどのように対応されるお考えですか。
○福島委員 そうしますと、あえて補正予算を組む必要はないというようなことでございましょうか。
○福島委員 その後のことでございますけれども、今回の政府案の提出の際には、平成九年度、十年度、十一年度、政管健保にしましてもそれぞれの財政の見通しというものが明確に示されておりまして、どういうふうな形になるのだという議論があったわけでございます。しかし、今回の修正案に対しましては...全文を見る
○福島委員 納得ができません。抜本改革がなければ対応できないのだと。しかし、その修正案はそういったことに全く触れていないと私は思います。そして、財政の見通しについても、実はよくわからないというのが本当のところだというふうに思います。実際に修正案でやってみて、どういうふうな財政状況...全文を見る
○福島委員 結局のところ、財政の穴のあいた部分にばんそうこうを張ったにすぎないというようなことかとも思います。  九月一日までにプログラムをまとめるということでございますが、これは本当にできるのか、見通しはどうなんでしょう。
○福島委員 かたい決意はわかるわけですが、同じ言葉が繰り返されてきたなという思いもあるわけでございます。九月一日、夏休みもあることでございますから、今国会中にはある程度の骨格が提出されなければなかなか議論が進まないのじゃないかというふうに思います。九月一日というゴールはよろしいわ...全文を見る
○福島委員 私がしつこくお聞きしているのは、審議を踏まえながらと、審議が反映されるのであればそれもいいわけですが、審議も適当なところで打ち切って採決という話になるわけですね。そうしますと、その後、審議はなくなってしまうのですよ。ですから、少なくともこの審議の間に、どういうスケジュ...全文を見る
○福島委員 それは、与党三党の責任としてやるということでよろしいわけですね。努力するということではなくて、きちっと国民に対して責任を持ってやるのだということでよろしいわけですね。
○福島委員 わかりました。しっかりと頑張っていただきたいと思います。これからの経過というものをしっかりと私どもも注目をさせていただきたい、そのように思っております。  次に、入院における自己負担の問題につきましてお聞きをいたしたいと思います。  今回の修正案では、平成九年度は...全文を見る
○福島委員 介護保険法の負担のあり方を目指して自己負担を拡大していくのだという趣旨かというふうに受けとめさせていただきました。  そうしますと、今回の修正案では十一年度までの入院負担のあり方しか示されていないわけでございますが、提出者のお考えとしましては、この自己負担というのは...全文を見る
○福島委員 私は、元来、定率負担ということに対しては非常に反対の立場でございます。また、今回の自己負担についても、私は非常に大きな負担増だと思います。低所得者の高齢者の方には負担が大きい。この低所得者の高齢者に対しては、入院の自己負担ということにつきましても何らかの配慮はなされて...全文を見る
○福島委員 修正案でもそれは同じであるということでございますね。(長勢委員「はい」と呼ぶ)  また、高齢者の自己負担ということでございますが、保険内でこうした自己負担を求めるに当たって考えなければいかぬことは、保険外の負担もかなり大きいということなんですね。  これは厚生省に...全文を見る
○福島委員 今お話がありましたように、合計しますと、数万、十万近くなるかと思います。ですから、こういう負担が現実にはあるわけです。身近で聞きますと、十万以上のお世話代というのを取られている病院というのも本当に多いわけです。その中でさらに保険内での自己負担を拡大していくということに...全文を見る
○福島委員 中川先生、与党の立場でよろしくお願いいたします。  引き続きまして、政管健保の保険料率の話なのでございますけれども、引き下げることにした、八六パーミルから八五パーミルになったわけでございますが、私は、これも非常に唐突だなという印象があります。なぜ引き下げるという話に...全文を見る
○福島委員 今後のことをお聞きするとあれでございますけれども、政管健保の財政状況が厳しいということが、一にも二にも今回の健保法の改正の説明といいますか、厚生省からの御説明のポイントになっておったわけですね。そうしますと、その状況が変わらないわけですから、今回の修正案で八五パーミル...全文を見る
○福島委員 次にお尋ねしたいことは、三年以内に必要に応じて見直しを行うという話でございます。  先ほど、財政の見通しというのは明確な御説明がなかったわけでございます。今までの厚生省からの御説明をお聞きいたしておりますと、原案どおりだったとしても、三年間のうちには財政状況は再び大...全文を見る
○福島委員 次に、医療保険構造改革審議会についてお尋ねをしたいわけでございます。  これは、先ほどの御説明ですと、九月一日を待つわけではなくて、四月一日にさかのぼって実施される項目であろうかというふうに思いますが、実際に五月を過ぎておりますけれども、この医療保険構造改革審議会は...全文を見る
○福島委員 審議会を早急につくって、与党とキャッチボールをしながら九月一日までに間に合わせますというふうな話と理解させていただきました。  次に、時間も限られてまいりましたので、修正案と若干離れますが、国保組合の国庫補助について最後にちょっとお聞きをしておきたいと思います。 ...全文を見る
○福島委員 政管健保との横並びということでございますけれども、しかし、国保組合そのものは、歴史が政管健保とは全く違うところからスタートしているということは局長も御存じだと思うのですね。その歴史的な背景というものをやはり尊重する必要があるのではないか。今まで国保組合の運営に多くの方...全文を見る
○福島委員 しかし、本来、国保に入るべき人も三二%の国庫補助でしかないということを考えますと、そこにも不公平が実はあるのではないかというふうにも私は思うわけでございまして、この点につきましては、再度、別の機会で申し上げたいと思っております。  時間が参りましたので、以上で私の質...全文を見る
05月23日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第28号
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○福島委員 厚生委員会も審議が非常に長く続きまして、予算委員会の審議時間を超えたということで、今国会は大変充実した委員会の審議をさせていただいているなと思っております。まだ二本ございますので、しっかりと審議をさせていただきたい、そのように思っております。  児童福祉法の改正案で...全文を見る
○福島委員 今の大臣の御説明でございましたが、参議院での審議を私はずっと読ませていただきまして、なかなかよく理解できない点がございました。それは、今回の法改正というものが、今大臣が掲げられた三つのポイントがあるということでございますが、健やかに児童が育つ環境というものを整備するた...全文を見る
○福島委員 大臣のおっしゃることはよくわかりました。総合的な観点から、衆知を結集して、しかし、着実に取り組んでいただきたい。すぐにどうこうできるという話ではないかもしれません。こういう政策をしよう、こういう方向でいこうといいましても、それはスタートしてから実際に効果が出るまでには...全文を見る
○福島委員 後退しないように努力するということで、参議院でもたびたび御答弁がございます。ただ、大臣からは「保育予算というものをどうやって重点的に配分していくかというのが今後厚生省としても大変頭の痛い問題であります。」と、これは大変率直な御意見だろうというふうに思います。  財政...全文を見る
○福島委員 聖域なき見直しというのも大変大切だと思いますが、しかしそれは、一律にカットすると、これはみんな痛み分けということで話はまとまりやすいのかもしれませんけれども、決してそうであってはならない。見直しをするのであれば、将来に結びつくような見直しでなければいかぬ。この子育ての...全文を見る
○福島委員 最終的には均一な保育料にしたい、応能負担から応益負担ということで均一な負担にしたいということでございますが、いきなりそれをやると大変国民の反発もある、今回は激変緩和ということで七段階にいたしましたという御答弁であろうかと思いますけれども、これはどのぐらいのスパンで、時...全文を見る
○福島委員 また、原理的なことでございますが、応能負担から応益負担に変える、これは老人福祉の世界でも私はそうだと思いますけれども、果たしてそれがいいのだろうか、果たして国民はそれを望んでいるのだろうかということなんですね。  私は、実際に、保育料の負担というのは、大変重荷に感じ...全文を見る
○福島委員 しかし、そのように局長おっしゃられますけれども、例えば先ほどの商工会議所の行いましたアンケートでも、経済的な支援策を求める声というのは、実際には半数近くの人が子育てにかかわって経済的な支援を求めている。大変だということだと思うのですね。そういう状況を踏まえて、なおかつ...全文を見る
○福島委員 選択制の導入ということでございますすが、その一つの理由は、実際に、保育所の数そしてまた定員、充足率は八二%である、十分選択が可能であるということが一つの根拠になっているかというふうに思います。しかし、実際、私は都市部の出身でございますが、都市部におきましては、特に低年...全文を見る
○福島委員 大変なミスマッチがあるということのようでございますけれども、今後、さらに精査をしていただきまして、選択制になってもちっとも選択ではないではないかというような事態がないようにお取り組みをお願いしたいというふうに思います。  次にお尋ねしたいことでございますが、無認可保...全文を見る
○福島委員 一点追加して、これはちょっと通告しておりませんので恐縮なのでございますが、今回の法改正におきまして、保育所の情報公開、情報開示ということが言われているわけでございますけれども、無認可保育所に関しましても同じようなことが指導されるような形になりますでしょうか。
○福島委員 次に、保育所の最低基準ということにつきまして、まだまだやはりこれはいろいろな意見があると思います。  例えば保母さんの数にしましても、もっと数をふやした方がいい、諸外国に比べるとまだ少ないのではないかというような意見もございます。そしてまた、一人当たりの面積にしまし...全文を見る
○福島委員 都市部におきましては土地も高いわけでございまして、広げようと思ってもお金がかかる。いろいろなことをするのにお金がかかる国だなとつくづく思うわけでございます。しかし、児童の施設というものにつきましても、老人の施設に比べると、老人の施設は随分立派だけれども児童の施設は立派...全文を見る
○福島委員 御確認でございますけれども、今は一定の予算がありまして、その中で指定されたところがやっているということでございますね。ですから、その枠を外してしまう、また、保育所との個々の契約というようなことで保育料の設定はどうなるかわかりませんけれども、そういう形に最終的には持って...全文を見る
○福島委員 お母さん方の要望に合わせて的確な対応をしていっていただきたい、そのように思います。  また、延長保育からさらに遅くなりまして、夜間・深夜労働に従事する方の保育ということですね。私は医者をしておりましたから、看護婦さんは深夜勤務ということが多々あるわけでございまして、...全文を見る
○福島委員 現状についての御報告がございましたが、潜在的なニーズを発掘してさらに対応を進めていっていただきたい、そのように私は要望させていただきたいと思います。  次に、保育所の問題から離れまして、今回の法改正の一つのポイントであります放課後児童健全育成事業についてお聞きをいた...全文を見る
○福島委員 今回法定化されたということは、それだけ、大切なことである、必要なことであるということで、真正面からお認めになったということだろうというふうに思うのです。  全国でも三分の一の市町村でしかまだ行われていないということでございまして、これがより速やかに行われますような取...全文を見る
○福島委員 そして、もう一点でございますが、財政的な支援ということですね。これは通告いたしておりませんけれども、例えば指導員の方の給与もなかなか十分に払えないというような声も地元ではお聞きいたします。この点につきまして、法制化された、前向きに取り組んでいく、しかし、前向きに取り組...全文を見る
○福島委員 ぜひよろしくお願いいたします。  次に、保育所の機能が今回付加されまして、さまざまな形で、地域での相談でありますとか指導でありますとか、そういう機能も付加されるという形になるわけでございます。私は、この地域社会の子育て支援のあり方というものに今真剣に取り組むべきでは...全文を見る
○福島委員 地域子育て支援センターということでございますが、なかなか現実には数的にもそれほど広がっていっていないのじゃないかというような御指摘もあるわけでございます。実際に、保育所としましても、新たな任務がつけ加わるわけでございまして、大変忙しいとなりますと、とてもそういうことに...全文を見る
○福島委員 進まないには進まないなりのやはり理由が地域にはあるのではないかというふうに思います。そういう意味では、その現場の御意見というものを十分に生かしながら対応していっていただきたい、そのように要望させていただきます。  次に、自治体の取り組みということにつきましてお聞きし...全文を見る
○福島委員 局長は加配というふうにおっしゃられましたけれども、何か余分につけ加えている、そういう印象を受けるわけでございますが、決してそうではないのだと思うのですね。保母さんの数にしましても、最低基準のあり方がどうなのか、議論するというお話を先ほどされておられましたけれども、諸外...全文を見る
○福島委員 参議院の審議の中でも出ましたが、高齢者福祉と児童福祉、これをドッキングさせてといいますか、合築とかという話があるわけでございます。ですから、地方自治体の中で両方の福祉をあわせて考えていこうというような考え方をしてもらうためにも、老人保健福祉計画があるわけでございますか...全文を見る
○福島委員 先日も、お母さんが生まれて間もない子供を窓の外に捨てるというような痛ましい事故がございましたけれども、本当にこれは年々ふえている、潜在的な部分ではもっと数があるのではないかとすら言われているわけでございまして、真剣な取り組みが必要だというふうに私は思います。  今回...全文を見る
○福島委員 養護施設に新たな支援センターをつくるということですね。養護施設というのが果たして身近なんだろうかという率直な感じを私は持っております。児童相談所は百七十五カ所しかない。もっと数をふやさなければいかぬということで、今回の法改正の中で養護施設にそういうものを併置できるよう...全文を見る
○福島委員 最後に、一つだけ申し上げておきたいのですが、先ほど地域子育て支援センターをつくる、これは数的に非常に多いわけですね。ですから、私はむしろ、そういうものと、今回の養護施設のセンターと児童相談所ですか、ネットワークをつくる、地域と結びつくネットワークをつくる。この児童虐待...全文を見る
05月27日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第29号
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○福島委員 本日は、参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。  まず、一点目は高島参考人にお聞きじたいわけでございます。  今回、保育料は応能負担から応益負担という大きな転換をすることになるわけでございます。先ほどのアンケートで、保育料が高いという意見が一番多かったと思い...全文を見る
05月30日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第31号
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○福島委員 私は、自由民主党、新進党、民主党、日本共産党、社会民主党・市民連合、21世紀及び土肥隆一君を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     児童福祉法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  ...全文を見る
06月02日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第4号
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○衆議院議員(福島豊君) 渡辺委員の御質問にお答えをさせていただきます。  渡辺委員の御指摘は、竹内基準を修正すべし、こういうことであろうかと思いますが、この竹内基準につきましては、脳死を判定する基準として専ら医学的な観点からさまざまな研究がなされ、そしてその成果として提出され...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) お答えいたします。  大森委員の御指摘は、こうした調査をどのように結論を出すのに当たって反映したのか、そういうことではないかと思いますが、臨調の答申の基礎として、こうした調査は十分検討されたというふうに考えております。  今、委員が御指摘になりました...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) 委員が御指摘になりました通念というのがどのような定義の言葉であるか私はよくわかりませんけれども、通念というのか既存の認識ということであれば、通念から一歩、半歩といいますか、踏み出すものであろうかというふうに私は思っております。  それはなぜかといいます...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) 臓器提供に関係しないケースにおいて脳死の判定という義務があるのかどうかという御質問かと思いますけれども、義務があるというわけではないと思います。  私も医師の立場のときに脳死判定をしたことがございます。先ほどから中山先生からも御説明がありましたように、...全文を見る
06月04日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
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○福島委員 大臣、大変に御苦労さまでございます。  まず、私は、一番冒頭に、昨日の財政構造改革会議から提出されました「財政構造改革の推進方策」につきましてお尋ねをいたしたいと思います。  この中で、十年度の予算につきまして、社会保障関係費の当然増八千億円に対して五千億円を削減...全文を見る
○福島委員 今大臣からお話ございましたが、いわば大臣は大変ノルマを課せられたということかというふうに思いまして、その五千億、何としても減らせ、これは大変な要求かなというふうにも私は思います。  逆に言いますと、客観的な医療構造改革の見通しの中で出てきた数字ではないというのはある...全文を見る
○福島委員 ぜひ先頭に立って、大臣のパワーでしっかりと引っ張っていっていただきたいというふうに私は要望させていただきます。  具体的な問題につきまして、あとしばらくお聞きしたいと思います。  リサイクルということでは、分別収集ということが進められているわけでございます。包装廃...全文を見る
○福島委員 ぜひしっかりと取り組みをお願いしたいと思います。  次は、最終処分場につきましてお尋ねをしたいと思います。  先ほど、水道水源保護地区の立地規制を行ってはどうかということを、大野委員の方からも御質問がございました。万一のことを考えて、水道水源保護地として保護すべき...全文を見る
○福島委員 さらにちょっと重ねてお聞きしたいのですが、科学的な調査をするというお話ですけれども、リスクの評価のような基礎的なデータというのはあるのですか、どの程度の危険率でひょっとしたら水道水源を汚染するかもしれないという。科学的に評価するということ自体が私もよくわからないのです...全文を見る
○福島委員 次に、問題になっておりますミニ処分場でございます。これは今後許可対象とする方向で検討を進めるというふうな御発言がございました。これはどの程度の期間でこれを進めるのかということをお聞きしたいのが第一点。  それからまた、そういう御発言がありましたから、駆け込み的にミニ...全文を見る
○福島委員 よろしくお願いいたします。  次に、安定型処分場のあり方について、先ほど局長の方から御答弁がございました。搬入管理をきちっとしなければいけませんという話なんですが、先ほどのお話を聞いておりまして、廃棄物を展開してみて不適切なものは取り除いてやる、監視員も置く、これは...全文を見る
○福島委員 ぜひ的確な対応をよろしくお願いいたします。  次に、今回の法律では維持管理積立金というものが積み立てられて、その維持管理に資する、そういう仕組みを導入するわけでございますが、法案の中では特定最終処分場という言葉が使われております。その特定というのは、今後詰めていかれ...全文を見る
○福島委員 この積立金ですけれども、これもまたこれから検討するということかと思いますが、どのくらい積み立ててもらうのか、その算定を都道府県が行う。その算定に当たって、細かな数字はともかくとしまして、基本的にどういう考え方でこれを算定することになるのか、お尋ねしたいと思います。
○福島委員 この維持管理に必要な費用というのは、恐らく今までのデータで大体どれぐらいかかるのかということは明らかになっているのかなと思います、詳しいことはわかりませんけれども。  ただ、不測の事態というようなことが起こり得るわけですね。トラブルが起こり得る。余計にお金がかかると...全文を見る
○福島委員 この維持管理状況については、今回の法案では、情報公開という観点から、記録して閲覧させるというような形になっておりますけれども、都道府県はこの積立金の算定業務を行わなければいかぬわけですから、都道府県に対して、業者の方は維持管理状況についてきちっと報告する義務を与えなけ...全文を見る
○福島委員 先ほどの御答弁ですと、特定最終処分場には管理型の処分場が入るということでございますが、遮断型の最終処分場について、これは閉鎖することを認めずに永続的に管理を行うべきである、閉鎖すべきではないという御意見もあります。そうしますと、この特定最終処分場の一つの対象になろうか...全文を見る
○福島委員 次に、廃棄物処理センターについてお尋ねをしたいと思います。  これは、参議院での審議でも繰り返し取り上げられております。現在、八県でしか設立されていない、この設立を推進すべきであるという意見もございました。この八県でしか設立されていない、岩手県が一番最初でしたでしょ...全文を見る
○福島委員 確かに、局長おっしゃられますように、安ければいいという時代はだんだん過ぎ去っていくのだろうと思います。いかに適切に処理がなされるのか、また、そういうことを排出者も要求されるような時代になってくるのだろうと思います。その時代に向けまして、このセンターの整備ということこつ...全文を見る
○福島委員 幅広くということでございますと、門戸を狭くして、あなたは関係ありませんよ、意見書を提出してもだめですよということは余り口うるさく言わない、そんなふうに受けとめてよろしいのでしょうか。  次に、先ほど、「周辺地域の生活環境」ということにつきまして、どのようなことを調査...全文を見る
○福島委員 そうしますと、例えば井戸水の水質がこうなった、それは当然勘案されるということですね。――わかりました。  それから、その手続におきまして、一定の意見具申し立ての機会を与えていることは確かに事実だと思います。先ほども大野委員の方からの御指摘がございましたけれども、この...全文を見る
○福島委員 地域住民の意見は、重要な判断材料であって尊重されるのだ、そういう趣旨が込められているのだという御説明でございました。  先ほど大野委員からの御質問に対しての御答弁で、さらにこの点を確認したいと思うのですが、都道府県知事が住民の意見と異なった結論を出した場合、私は、そ...全文を見る
○福島委員 また、地方自治体の条例でありますとか要綱でありますとかでは、住民及び関係市町村の同意を必要としている場合もありますし、また、説明会でありますとか公聴会を規定している場合もあります。  今回の法改正によりまして、こういった従来の条例、要綱によりまして、描出しといいます...全文を見る
○福島委員 といいますと、この条例、要綱等で説明会とか公聴会を規定している場合には、それは望ましいことではない、統一のルールでありませんからということなんでしょうか、局長。
○福島委員 よくわかりました。適切な御指導を今後ともよろしくお願いいたします。  次に、不法投棄対策についてお尋ねをしたいと思います。  これも参議院での審議、衆議院での審議でいろいろと指摘をされているところでございますが、実際に、不法投棄というのは、平成五年、六年、七年と増...全文を見る
○福島委員 ぜひよろしくお願いいたします。  これは御確認でございますが、その不法投棄に対しての罰則は、現状ではどのようになっておりまして、これからどのように改められるのか、御説明いただきたいと思います。
○福島委員 実際に、近年におきまして、不法投棄事業者に対しまして、処分の状況は一体どのようになっているのでしょうか。
○福島委員 ぜひ厳格な対応をお願いしたいと思います。次に、原状回復措置につきましてお聞きをしたいと思います。  今回、産業廃棄物適正処理推進センターというものを設けまして、そこに事業者から基金を出資していただきまして、そして原状回復措置に資するという仕組みをつくられるわけでござ...全文を見る
○福島委員 確かに減らすことは大切でございますが、やはり目標がなければ、集めるといいましてもなかなか集まらぬのではないか。このぐらい要りますよと多目に申し上げた方がいいくらいではないかというふうに私は思いますが、どんなものなんでしょうか。
○福島委員 その前後ということになるわけですね。  実際に出捐をを求める事業者の方、これは排出される側も含まれるのか、その範囲はどのようになつているのでしょうか。
○福島委員 当然、また国からこのセンターに対しましては一定の補助金が出るのかなというふうにも想像いたしておりますが、これはまだ現時点で予算を云々するのはあれだという話になろうかと思いますけれども、どの程度の補助金を考えておられるのか、もしよろしければお聞かせいただきたいと思います...全文を見る
○福島委員 全国知事会の意見書で、「不法投棄の原因者が不明・無資力等の場合においても迅速かつ円滑に原状回復が行えるよう、その費用負担を含め、産業界がその責務を果たすこととした制度を創設する必要がある。」これはこの法案が提出される前のことでございますけれども、要するに、都道府県の知...全文を見る
○福島委員 先ほどの御説明ですと、マニフエスト制度も改善されますし、監視体制も強化されるということで、この不法投棄というのは少なくなっていく、限りなく減らしていきたいということだったわけでございますが、実際にこのセンターをスタートさせまして、事業者から出していただく部分もあります...全文を見る
○福島委員 今後検討ということ以上にはなかなか御答弁がありませんが、この地方自治体の負担、重いですね。要するに、よそからやってきて捨てていったものを何で自分の県でやらなければいかぬのだ、そういう思いがあるわけですので、その点につきましての御配慮をぜひともよろしくお願いしたいと思い...全文を見る
○福島委員 また、こういう意見もございます。  現在、施設の申請許可と処理業の許可が別個に行われている。施設の要件審査では、申請者の資質や資格は審査されない、建物のことだけですね。施設ができてから処理業の審査を行うのでは、問題があって蔵不許可にすることは困難になるのじゃないか、...全文を見る
○福島委員 以上で私の質問を終わりますが、住民の声そしてまた地方自治体の声、この声をしっかりと尊重していただいて、適切な運営をしていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
06月10日第140回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
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○福島委員 新進党の福島豊でございます。  まず初めに、今回のガイドラインの見直しにつきまして、概括的な私の考え方を述べさせていただきたいと思っております。  今回のガイドラインの見直しは、日米同盟を再度確固たるものにし、来るべき二十一世紀前半においても実効性のあるものとして...全文を見る
○福島委員 大臣の先ほどの御答弁で、日本の基本的な姿勢ということにつきましては私も大変同感なのでございますけれども、しかし、議論すべきことを議論せずに、それを避けるというのは賢明なことではないのではないかというふうに思います。  それが、危機の状況下にありまして、なしまし的に拡...全文を見る
○福島委員 私が余り漠然とした御質問をしたのがよくなかったのかなというふうに思います。  先ほど申しましたように、湾岸戦争というのは、日本にとっては大変貴重な体験だったというふうに私は思います。グローバルパートナーシップにつきましてはいろいろな側面がありますが、とりわけ安全保障...全文を見る
○福島委員 それでは次に、このガイドラインの見直しのその後のスケジュールということを御確認したいと思います。  中間取りまとめ後の対応につきまして、総理を初めとしまして、要するに議論をたくさんしていただいて、その議論を踏まえてまとめていきたい、取りまとめ自体にも「見直しに対する...全文を見る
○福島委員 今回の中間取りまとめの発表に際しましては、中国並びに韓国に、外務省並びに防衛庁から幹部を派遣して説明に当たられたというふうにお聞きしておりますけれども、とりわけグレーゾーンの取り扱いをどうするのかとか、具体的にどういう説明をなされたのか。こういう検討項目が上がりました...全文を見る
○福島委員 また、中国、韓国以外のアジアの諸国、これは御説明に回られる予定があるのか、そのあたりにつきましてお聞かせください。
○福島委員 透明性を確保して、また、さまざまな議論を踏まえて今後の作業を進めていっていただきたいと思います。  また、秋に新たなガイドラインが策定されました後に、日米共同作戦計画また日米相互協力計画というのが策定されるというふうに今回の取りまとめに書いてありますけれども、これの...全文を見る
○福島委員 前回は七八年にガイドラインが結ばれまして、数年かかってできているわけですね。今回、数年というようなのんびりしたことでは恐らく済まないのではないか、できるだけ早くつくらなければいかぬのじゃないか。また、そのスケジュールと同時に、つくられた場合に、また国会に対して報告をし...全文を見る
○福島委員 さらにちょっと御確認させていただきたいのですが、関係する機関——政府ですか、それは韓国のことを指すのでしょうか。
○福島委員 ちょっと私の了解が悪かったようでございまして、また速記録を読ませていただきたいと思います。  また、策定後の対応ということでございまして、この報告には「この検討には、これらの考え方及び具体的な項目に関する法的及び政策的な側面の検討が含まれる。」ということが述べられて...全文を見る
○福島委員 既に、五十六年、五十九年に国会に報告されました資料も拝見をいたしましたけれども、準備としましてはかなりのことは進んでいるのだと思うのですね。ですから、そういう意味では、政治がどう判断するのかという問題ではないかというふうに私は思います。  次に、いろいろと細部の問題...全文を見る
○福島委員 外交的な問題もありますから、個別の御発言は差し控えられるのは仕方がないのかなというふうに思います。  もう一つは、例えば南シナ海の問題もあるわけですね。ここまで含まれるのかどうかといいますと、定性的に言いますと、日本の経済に大きな影響を与える海上交通が阻害されるよう...全文を見る
○福島委員 同じ質問を繰り返していても仕方がございませんので……。  先ほども委員からの御質問がありましたけれども、日米両国間の調整メカニズム、これはどういうものを構築していくのかということが極めて大切なんだと思います。場合によっては、日本政府のあり方そのものを見直していかなけ...全文を見る
○福島委員 次に、検討項目の中の人道的活動についてちょっとお聞きをしたいと思います。  「避難民が日本の領域に流入してくる場合については、主として日本が責任をもってこれに対応」というふうに書いてあるわけでございまして、日本の責任だというふうに書かれております。  これを読みま...全文を見る
○福島委員 検討だけではなくて、具体的にどうされるのか、ある程度のスケジュールを示していただかなければならないのではないかというふうに思うわけです。  また、こういう指摘もマスコミではありました、例えば武装難民が紛れ込んでいた場合にどう対応するのかと。これはどう対応されますか。
○福島委員 確かに検討項目でございますから、検討中ということで仕方がないわけでございますが、秋に新ガイドラインが出されましたときにはきちっと御答弁をいただければというふうに私は思います。  次に、捜索・救難につきましては、極めて基本的な事柄でございますが、日本が捜索・救難活動に...全文を見る
○福島委員 例えばこの捜索・救難の対象ですけれども、戦闘により遭難しました米兵の捜索・救難を行うということは許されているのでしょうか。
○福島委員 次に、非戦闘員を退避させるための活動についてお聞きしたいと思います。  「緊急事態に際して、日米両国政府は、状況が許す限り、各々の国民を安全な地域に退避させる。」「自国の国民の退避及び現地当局との関係について各々責任を有する」、それぞれがしっかり頑張らなければいけま...全文を見る
○福島委員 最大の努力をしていただくというのは当然であると思いますが、具体的な姿がなかなか見えてまいりません。例えば一日で何人運ぶ能力があるのかとか、そのあたりのことも不透明でございます。  また、自衛隊法が改正されて、政府専用機、輸送機が派遣できるようになりましたけれども、安...全文を見る
○福島委員 また、飛行機は派遣できるわけですけれども、飛行機に乗せられる人の数というのは限られているということがございます。一部には、海上自衛隊の艦船の派遣も必要になるのではないかというような指摘もあります。これも有事の場合を考えた場合に、当然検討しなければいかぬ項目だというふう...全文を見る
○福島委員 時間も残り少なくなってまいりましたが、次に米軍の活動に対する日本の支援ということでございます。  近年、日米物品役務相互提供協定というのが結ばれたわけでございます。これはあくまで平時の協定であるということでございますが、今回の見直しはその後方支援が広範に検討されるわ...全文を見る
○福島委員 あくまで個別の協定の積み上げで対応したい、こういうことなのでしょうか。  次にお尋ねしたいことは、後方地域支援ということです。  これはマスコミでも繰り返し指摘されておりますが、「戦闘行動が行われている地域とは一線を画される日本周辺の公海及びその上空」この一線を画...全文を見る
○福島委員 通常、戦闘が及ばないということは大変技術的な問題なのかなというふうにも思うのですね、それぞれの兵器の性能ということもあると思いますし。  通常予測されない事態が万一起こった場合には、これはどういうふうに考えたらいいのでしょうか。
○福島委員 理解がなかなか難しい御答弁でございます。余り繰り返してもあれですから。  先ほども他の委員から御指摘がございましたが、民間の能力を活用するということが極めて大切になるのではないかというふうに思います。  例えばNATOの場合には、民間の力を効率的に利用するための八...全文を見る
○福島委員 全然検討していないという御答弁のようですが、国防総省が八八年に出しました「共同防衛への同盟国の貢献度」というレポートですか、「日本は大きな民間航空・海上輸送力を有しており、有事のさいの米軍支援方法について、長期的な研究を開始した」というふうに報告されているわけでござい...全文を見る
○福島委員 次に、補給と輸送につきましてお尋ねしたいと思います。  補給の場合には武器弾薬は除かれるわけですが、輸送の場合には武器弾薬は除かれないという理解でよろしいのでしょうか。
○福島委員 補給は、要するに米軍が必要ないと言ったからそういうふうになったんだということなんでしょうか、経緯は。
○福島委員 次に、整備の問題です。  細かな話で大変恐縮でございますが、「米艦船・航空機・車両の修理・整備」。整備しますと、また当然戦闘に参加していくということになろうと思いますが、この戦闘との一体性ということが云々されるわけでございますけれども、この点についてはどのような整理...全文を見る
○福島委員 次に、警備の問題につきましてお聞きしたいわけでございます。  米軍施設・区域周辺海域の警戒監視につきましても検討項目に上がっております。この区域周辺海域というのは、領海にとどまるのか、それとも公海にも及ぶのか、この点についての御認識をお聞きしたいと思います。
○福島委員 まさにこの場合こそ、例えば米軍の施設がある、そこにゲリラを送り込もうというような戦闘行動を予定することがあるのではないかと思うのです。遠く向こうの方で戦闘していて、ずっと離れていて、とてもこちらには及ばないだろうと思っても、向こうが潜水艦か何かでやってきて、ゲリラを送...全文を見る
○福島委員 済みません。最後一問だけ。質問時間が終わったのですけれども、先ほど領海というふうに局長は答弁を指定しなかったのですよ。ですから、僕は公海も含まれると思った。そこで警備行動をしておる、そこにやってきた、そのままどうぞ行ってらっしゃいと言って素通しさせるのかどうなのか、そ...全文を見る
○福島委員 以上で質問を終わります。どうもありがとうございました。
06月11日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第6号
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○衆議院議員(福島豊君) お答えいたします。  脳死臨調の答申でも、臓器の提供に当たりましては本人の意思が最大限に尊重されなければならないとされております。また、本法案の基本理念におきましても、本人意思の尊重について規定を設けております。本法案の第六条におきましては、本人の臓器...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) お答えいたします。  この四点のうちの第一点目から第三点目につきましては脳死臨調の答申においても指摘されているところでありまして、現在審議されております猪熊案につきましても同様の問題があると考えております。  第四点目につきましては、犯罪捜査の手続と...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) 現行の検視はあくまで死亡した場合に行われるものでありますことから、脳死を人の死としない場合に犯罪捜査の手続が臓器摘出によって本当に妨げられることがないかどうかということについて検討を加える必要があると私どもは考えておるところでございます。
○衆議院議員(福島豊君) 本人の意思を尊重すべきではないかという御意見かと思いますが、臓器を摘出するという行為がまさに生命を奪う重大な侵害行為であるということにかんがみますと、私どもはやはり本人の意思があったとしても、生きている状態から臓器摘出を認めるということはできないというふ...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) その点につきましてはさまざまな御意見があろうかと思います。例えば尊厳死の問題につきましても、これを認めていいのかどうか、これもさまざまな議論があります。私どもは、そういうさまざまな議論があるということを踏まえますと、本人の意思を尊重するからといって生命を...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) 私の個人的な見解をちょっと述べさせていただきたいんですが、脳死体というのは、先生おっしゃられますように、皮膚も温かいし血色もいい。その状態から臓器を摘出するに当たりまして、この方はまだ生きておられると。生きておられるということで、またその姿を見れば、確か...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) 先生の御指摘を十分理解いたしておりませんが、その方が抵抗が少ないということは決してないというふうに私は思いますけれども。
○衆議院議員(福島豊君) 全体死の一%と言われておりますのは……
○衆議院議員(福島豊君) 現実に死亡される場合に、脳死というものを経て亡くなられる方が統計的には一%だということだろうと思います。
○衆議院議員(福島豊君) 御指摘のありました第六条につきまして若干御説明いたしますと、本法案の中心的な規定でございますが、これは脳死は人の死であるという社会的合意を前提といたしまして、脳死である人の死体からの臓器の摘出についてその要件を定めたものであり、一般的に人の死を定義するよ...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) 含まれると思います。
○衆議院議員(福島豊君) 脳死判定の手続は竹内基準に基づいて行われるものと考えております。
○衆議院議員(福島豊君) 本法案は、臓器の移植の手続と移植医療の適正な実施に資するために必要な事項について定めたものでございまして、臓器移植とかかわりのない事柄を規定することは適当ではないと考えております。
○衆議院議員(福島豊君) 一般に脳死の判定というのは医学界の中におけるコンセンサスによって行われるものと考えております。  私どもが、第六条第二項、第三項におきまして、竹内基準に基づいて脳死の判定を行うというふうにしてありますのは医学界におけるコンセンサスに基づいたものである、...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) いいかげんだというお話でございますが、医学的なコンセンサスとしての脳死判定の基準というのは極めて私は明確なものであるというふうに思いますし、医学的な合意というのもなされている。そしてまた、先ほど申し上げませんでしたが、その医学的な判断に対しての社会的な評...全文を見る
06月12日第140回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第6号
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○福島委員 新進党の福島豊でございます。よろしくお願いいたします。  本日、私は、まず初めに、安全な住宅ということについてお尋ねをしたいと思います。  私自身の経験でございますが、今から四年前に引っ越しをしました折に、新築の住宅に入居いたしました。最初はどうもなかったわけです...全文を見る
○福島委員 厚生省としましても、しばらく前からさまざまな形で検討を進めておられるというふうに伺っております。疫学的にもきちっとした形でといいますか、因果関係を明確にした形でこういう病気が起こりますというのはなかなか難しいというのも非常によくわかります。しかし、さまざまな形でそうい...全文を見る
○福島委員 今、ホルムアルデヒド、それからさまざまな揮発性の有機物質というような御指摘がありましたけれども、日本の住宅は最近大変機密性が高くなっておりまして、機密性が高くなったということが、また化学物質の健康被害を起こす一つの理由にもなっているわけでございます。  実際にそうい...全文を見る
○福島委員 実にさまざまな化学物質が現代の住宅を汚染しているということが言えると思います。私が先ほど経験しました住宅というのも、非常に安普請といいますと安普請で、あっという間に建つのですね。軽量の鉄骨をぱっと組み立てて、そこに板を張りつけていって、外見はきれいなんですけれども、短...全文を見る
○福島委員 今デンマークでありますとかオランダでありますとか挙げられておりましたけれども、共通することは、比較的緯度の高い地域で、やはり住宅の密閉性がかなり高いということなんだと思います。ですから、この室内の空気中の化学物質による汚染ということについても早い時期から認識がされて、...全文を見る
○福島委員 確かに換気をすると空気中の濃度というのは一気に下がる、せっせと換気をすればそれでいいのだという話もあるのかもしれませんが、しかし、それ以前に、そういう危険な化学物質を含まないような住宅をつくるということを考えなきゃいかぬのじゃないかなというふうに私は思います。  と...全文を見る
○福島委員 的確な対応をお願いしたいと思います。  そして、基準が今検討中であるということでございますけれども、それも余り時間を置かずして策定されることになろうかと思いますが、それに応じた、今度は家の側の、住宅における建材等の使用についても、規制といいますとどこまでするのが望ま...全文を見る
○福島委員 次に、私が実際体験しましたときに感じましたことは、どこにこの話を持っていったらいいのか、どこに相談したらいいのかというふうなことを感じたわけです。いろいろと自分自身は実感するのだけれども、苦情の持っていきようがないなということを実感したわけでございます。  経企庁に...全文を見る
○福島委員 先ほど紹介いたしましたシックハウスを考える会、アクセス件数が一年もたたないうちに一万件ということで、潜在的な経験者の方、それが本当にそうかどうかというのはこれは検討しなければわからぬことでございますけれども、多いわけでございまして、ぜひ積極的な対応をしていただきたいと...全文を見る
○福島委員 しっかりとした対応をしていただきたいと思います。  それで、年金生活者の方が一時的にお金が要るようになる、それに対してどうするのか。なかなか銀行が貸してくれるわけでもない。こうした年金屋に走るという実態があるんだろうというふうに思うのです。そうなりますと、公的な融資...全文を見る
○福島委員 どうするのかということで、こんな指摘もあります。事業団の関係者の人の発言だそうでございますが、   「せめて年金以外の収入の有無をチェックするため納税証明を提出させたり、蓄えを確認するため貯金の残高証明を出させたりした方がいいのではないか」 返済能力というものを、...全文を見る
○福島委員 ぜひとも的確な対応をよろしくお願いいたします。  最後に、大蔵省の方に要望でございますけれども、なかなかいろいろな指導をしましても、現実的にはふえてきているというような実態があるわけでございまして、さらに強力な対応をしていただきたい、そのように要望させていただきます...全文を見る
○福島委員 それは確かに、業務上そのような御答弁になると思います。  一点お聞きしたいわけですが、パラマウントベツドは病院用ベッドで七〇%のシェアを持っている。これは非常に大きなシェアだと思うのですね。こういった大きなシェアを持っているということについて、きちっとした競争がなさ...全文を見る
○福島委員 きちっと調査を進めまして、的確な対応をしていただきたいというふうに思います。  寝具の問題につきましては、日本病院寝具協会に対しまして、公正取引委員会の方から勧告、警告等が、九四年ですか、出されております。この措置の経緯について若干御説明をいただきたいと思います。
○福島委員 そのような措置をなされて、実際に状況が変わったのか、果たして新規参入が的確になされるようになったのか、そのあたりの御認識はいかがですか。
○福島委員 この点については、参議院の厚生委員会におきましても指摘があります。公正取引委員会の方からこうした措置がなされたにもかかわらず、実態は何も変わっていない、そういうような指摘があります。  例えば国立病院に対しての取引関係ですけれども、寝具協会の会員がそのままずっと占め...全文を見る
○福島委員 最後に、若干時間がございまして、大臣に、御通告していないのですが、御意見、御感想をお聞きしたいのです。  こういうことは今まで、規制のある業界の中で、官、業の癒着といったらいいのでしょうか、非常に強固なパイプがあって、これは実は昨年の岡光事件にもそういう背景があると...全文を見る
○福島委員 引き続きの御努力をよろしくお願いいたします。  どうもありがとうございました。
06月13日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第34号
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○福島委員 本日は、まず初めに、先日報道されました、ウインドーピリオドにおけるHIV感染者からの献血の輸血による感染ということにつきまして、その対策、また救済策等を含めましてお尋ねをしたいと思います。  五月のエイズサーベイランス委員会で、このウインドーピリオドにおける献血によ...全文を見る
○福島委員 このウインドーピリオドにおける献血から輸血した場合に感染が起こるその可能性は抗体検査が始まったときから指摘されてきたことでございまして、とうとうそれが事実になったな、具体例になったなということではないかというふうに思います。  この予想されていた事態に対しまして、厚...全文を見る
○福島委員 問診を徹底しましても、そういう可能性のある献血者の方を確実に排除することはできない、確実に一〇〇%ということはあり得ないというふうに思うわけでございます。  したがって、こうした事態が起こった場合に、事後的にどうするのか、どのように救済していくのか、その枠組みをしっ...全文を見る
○福島委員 今までサーベイランス委員会では、こうした輸血によるウインドーピリオドからの場合、そしてまた、検査が導入されたのが八六年ですからその前の場合、これはわからぬわけですけれども、そういったことが疑われるケースが全部で三十八例あるというふうにお聞きしているわけでございます。こ...全文を見る
○福島委員 判定委員会があるのだということでございますが、これはサーベイランス委員会の中に置かれているということですか、医薬品機構の中にこれが置かれているということなんでしょうか。
○福島委員 本年の四月から、輸血に際しましてウイルスの混入の可能性について患者さんにきちっと説明をする、インフォームド・コンセントを文書によって行う、そういうことをしなければ診療報酬上評価されないということで、義務づけがなされたというふうに伺っております。以前にさかのぼりまして、...全文を見る
○福島委員 説明義務というのが今回の医療法の改正の中で盛り込まれたわけですが、それ以前にはないということにもなるのでしょうか。ですから、説明が十分になされなくて感染した場合にも医師の責任はないということになるのか、そのように了解してよろしいのでしょうか、再度確認いたします。
○福島委員 先ほど局長の方から、医薬品の副作用の被害救済制度というものと見合わせといいますか、考え合わせてその対応策というものを考えていきたいというような御答弁であったかというふうに思います。一定の確率でこういう事態が起こり得るわけですね。そういう意味では、医薬品の副作用と性格的...全文を見る
○福島委員 何らかの対応ということでございますが、一歩でも二歩でも踏み込んだ形での御決断をお願いしたいと思います。なぜならば、非常に件数が少ないわけです。百例、二百例、千例とかという数で起こってぐる事態ではない、ごく限られた数で起こってくるわけでございますから、そこのところもどう...全文を見る
○福島委員 ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは、時間が限られておりますので、通告しておりました次の項目でありますALSの対策につきまして、何点かお聞きいたしたいと思います。  この委員会におきましても、ALSの対策につきましては、介護保険の対象とするのかどうか等々...全文を見る
○福島委員 早急な対応をぜひよろしくお願いします。  次に、以前、私もこの委員会で御質問させていただきました差額ベッド代のことでございます。  この質問に対しましては、当時、岡光局長でございましたが、治療上の必要から個室や特別室に入っているわけで、差額ベッド代を取ってはいけな...全文を見る
○福島委員 ぜひともまたよろしくお願いいたします。これは、引き続きまた実際の状況というものをいろいろとお聞きしながら、この委員会でも続けてお尋ねをしていきたいと思っている項目でございます。  そして、三点目に、電極埋め込み手術というのがALSの患者さんに対して、これはまだ確立し...全文を見る
○福島委員 状況の推移に応じまして適切な対応をしていただきたいと思います。  最後に、私の地元の話で大変恐縮でございますが、一点お聞かせいただきたいことがございます。  これは、大阪配管高等職業訓練校という学校がございまして、同校の研修課程修了者には大阪市水道局給水工事責任技...全文を見る
○福島委員 同校を初めとしまして、さまざまな育成機関により、それぞれの地域で人材の育成が行われているわけでございます。こうした機関というのは非常に大切だというふうに思います。若い人が積極的にこうした職種に入ってきていただくためにも、充実した訓練体制をつくっていかなければいかぬ。新...全文を見る
○福島委員 以上で質問を終わります。どうもありがとうございました。
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○衆議院議員(福島豊君) お答えいたします。  先生の御指摘は、移植立法の中に脳死立法というものを組み込んでいるんじゃないか、そういうつくり方はどうなのかという御指摘でございますが、私どもの提案はあくまで移植に関することを定めた法律を提出したのでありまして、脳死立法を提出したと...全文を見る
○衆議院議員(福島豊君) デンマークがあるようでございます。
○衆議院議員(福島豊君) わかっている範囲でこれだけです。
○衆議院議員(福島豊君) お答えいたします。  厚生省令におきましては、いわゆる竹内基準に準拠して脳死の判定基準が策定される、そのように考えております。具体的には、厚生省令におきまして、検査項目、何を検査するか、観察期間、何時間観察期間を置くのか、そして判定上の留意点、除外する...全文を見る
07月17日第140回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会遺伝子組換え食品の表示問題等に関する小委員会 第1号
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○福島小委員 新進党の福島豊でございます。  私は山根参考人にお尋ねをしたいのですけれども、栽培のときに、導入した遺伝子が、その作物だけでなくて周囲の例えば雑草等に除草剤の抵抗性の遺伝子が導入されてしまうというか、うつるといいますか、拡散するといいますか、そういう事例があったや...全文を見る
07月24日第140回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会遺伝子組換え食品の表示問題等に関する小委員会 第2号
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○福島小委員 石黒参考人にお尋ねしたいのですけれども、先ほどPCRの話がありましたが、大豆の場合にはいろいろなとごろから集まってくるということで組み換え作物であるかどうか判断がしにくいということでございますが、PCRの技術を用いれば比較的簡単にこれがわかると思うんですね。また、今...全文を見る
08月21日第140回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会遺伝子組換え食品の表示問題等に関する小委員会 第3号
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○福島小委員 一つお聞きしたいのですが、アメリカの作付のうちGMOは何%存在しますという表示をして、実際に消費者の方がそれを見てどんなふうに感じるかということなんです。だからといって、そういう情報が入ったからといって、その場で何か選択するというわけにもいかないわけですね。限りなく...全文を見る
09月18日第140回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会遺伝子組換え食品の表示問題等に関する小委員会 第5号
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○福島小委員 二カ月にわたりましてさまざまに御意見をお聞かせいただいたわけですが、やはり一番当初の目的が表示をどうするのかというところにあったわけでございまして、参考人からのさまざまな御意見をお聞きする中で、論点として、いや、こんなのもある、あんなのもあるということで、河野小委員...全文を見る
○福島小委員 河野小委員がおっしゃられましたように、表示をする場合に技術的な問題がたくさんあるというのはそのとおりだというふうに私も思うのです。大豆にしましても、どの段階で表示をするのか、また、それ以外の場合でも、ガイドラインのない国から輸入された場合にその表示はできるのか云々か...全文を見る
○福島小委員 先ほどの河野小委員のお話、私も非常に同感で、表示すべきだというふうに私も思いますが、技術的に不可能なところまで踏み込んで表示すべきだという話になると、それはもうつくってはいかぬという話になってしまったらいかぬというところもあると思うのです。  ですから、あくまで表...全文を見る
○福島小委員 私自身は、遺伝子組み換えで生み出されるものはたんぱく質ですから、そのたんぱく質そのものが残るのか残らぬのかという話なんだと思うのですね。その製造の過程の中で全くそういうものと関係ない、それは外されてしまうのであれば、そこまでカバーする必要は全くないだろうというふうに...全文を見る
11月26日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○福島委員 本日は、化学物質過敏症のことについてお尋ねをさせていただこうと思っております。  その前置きといいましてはあれですけれども、最近、この「奪われし未来」という本が日本でも翻訳、刊行されまして、大変注目を浴びております。現代社会というのはさまざまな化学物質に汚染された社...全文を見る
○福島委員 実態解明を進めておられるということでさまざまな御努力をなさっておられるかと思いますが、現在まで具体的にどういう取り組みをし、また、どういう研究成果といいますか結果が出てきたのか、そしてまた、それについての評価といいますか、その点についてお聞きしたいと思います。
○福島委員 聞くところによりますと、パンフレットを三万部ですか、つくられたというふうにもお聞きいたしておりますが、まだまだ恐らく一般の認識というのが行き届いていないのではないか。  実際に患者の会の皆さんからお寄せいただく声というのは、先ほども申しましたように自律神経失調症では...全文を見る
○福島委員 先ほど、研究班で診断基準等々について取りまとめられたというお話がございました。診断基準がなければ診断もできないわけですから、まずこれは入り口の部分で極めて大切なことですね。  私は、ここからもうちょっと研究を進めていかなきゃいけないというふうに思います。まだ病態とい...全文を見る
○福島委員 予算も限られておりますから、なかなか一遍にあれもこれもというわけにはいかないと思いますが、着実に進めていっていただきたいな、そのように私は思っております。  何が化学物質過敏症の原因になっているのかという診断をするのは非常に難しいわけですね。といいますのは、日常の生...全文を見る
○福島委員 また、研究ということにおいては非常にクリーンな環境をつくるということも重要ですが、治療ということにおいてもこれは重要だと思うのですね。特に、例えばアレルギーの治療の一端として、さまざまなアレルゲンを排除したそういう空間をつくることによって例えばアトピー性皮膚炎でもかな...全文を見る
○福島委員 勉強していないということでございますが、十分勉強していただいて、環境を変えるということ自体が一つの治療なんだ、私はそう思います。環境を変えるといいましても、個人の力で住宅環境を変えるといってもなかなか難しい場合もあるわけですね。一時的に避難をして、そしてまた病状はよく...全文を見る
○福島委員 今百七十八種類の化学物質を対象としてというふうなお話がございましたが、例えばアメリカであれば六百五十種類ですか、英国であれば五百種類、ドイツであれば工場等で使用するすべての環境汚染化学物質というように、極めて幅広く欧米諸国では対応しているというふうに認識をいたしている...全文を見る
○福島委員 そしてまた、原因究明ということもありますが、いまだに苦しんでおられる方がおりまして、私も直接お話をお聞きしましたが、杉並区から転々と引っ越しをされて、なかなか杉並の近くには立ち寄れないというような方もおられます。新たに症状を訴える人の数というのは非常に少ないと思います...全文を見る
○福島委員 以上で質問を終わりますが、こうしたさまざまなことが現実に起こっているわけでございまして、未然に防ぐというのがやはり一番いい道なんだと私は思うのですね。PCBにしましても、一九三六年時点で実際には工場の労働者には症状が出ていた、その後それが見過ごされて三十六年続いてこれ...全文を見る
11月27日第141回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○福島委員 長官、大変に御苦労さまでございます。  本日は、給与法の改正案につきましての質問と、有事法制等につきまして若干御質問をさせていただきたいと思っております。  まず最初に、この給与法の改正案でございますが、成立いたしますと、施行期日は平成九年四月一日から適用するとい...全文を見る
○福島委員 二百六十億円といいますと決して小さな額ではないわけでございまして、成立いたしますと、この二百六十億円をどのようにして捻出されるのか、その見通しについてお聞きをいたしたいと思います。
○福島委員 やりくりをして六十億出しますということで、私も事前に御説明をいただきました折に、やりくりするとそのぐらいの予算というのは出てくるものなのかなと、大変失礼な話でございますが。  補正を組まなきゃいかぬ可能性も高いのではないかと思うのですけれども、どういうやりくりをされ...全文を見る
○福島委員 適切な対応をぜひしていただきたいというふうに思っております。  また、先ほども浜田委員の方から御指摘がありましたけれども、自衛官の給与は自衛官の地位ということの一つの象徴であるわけでございまして、十分な水準というのは私は必要だというふうに思っております。  とりわ...全文を見る
○福島委員 ただいま御説明ありましたように、比較的階級の低いところでは我が国の自衛官の給与というのは高い水準にある。ただ、指摘されておりますことは、階級が上がりますとそれほど給与というのが上がっていかなくて逆転をしてくる、そういうようなお話もあるようでございますが、この点について...全文を見る
○福島委員 自衛官といいましても、やはり社会の中の給与のあり方というものの影響を受けざるを得ないということで、やむを得ないところもあろうかと思いますが、国際的に活躍する時代にもなってきたわけでございまして、そういう意味では、諸外国等の状況も踏まえながら、また適時適切な対応をしてい...全文を見る
○福島委員 一般職との均衡が極めて大切だ、そういう考え方だというふうに聞こえるわけでございますが、例えば航空手当にいたしましても、ここに書いてありますが、いただきました資料では、「一般職のパイロットの俸給の調整額及び特殊勤務手当である航空手当と見合」。自衛官の特徴というのは、勤務...全文を見る
○福島委員 先ほども浜田委員からの御指摘がありましたように、一般職との均衡ということに余り引っ張られ過ぎてもいかぬのではないかというふうにも思います。自衛官の職務の特殊性というものについて十分な評価をしつつ、今後も対応していっていただきたいというふうに要望させてい ただきたいと...全文を見る
○福島委員 その際に、これから御検討ということでございますので一言お願いをいたしておきたいことは、国会での答弁を聞いておりますと、危険性のないところでどうもその業務が行われるという議論ばかりなされるわけでございまして、私は現実にはそういうことにはならないのではないかというふうに想...全文を見る
○福島委員 もう時間も残り少なくなってまいりましたので、外務省の方には、再度こういうことが起こらないようにできる限りの努力をしていただきたいと要望させていただくにとどめたいと思います。  残りました時間は、有事法制のことにつきまし て再び防衛庁にお聞きをいたしたいと思っており...全文を見る
○福島委員 この新ガイドラインの策定に当たりましては、透明性の確保ということが極めて大切だということで、中間的な報告もあったわけでございます。  それに対して、有事の場合の法制をどうするのか、これも極めて透明性を確保しながらやるべき議論だ。今までさまざまな経緯がありまして、さま...全文を見る
○福島委員 透明性をしっかりと確保していただきたいと思います。  ただ、報道されるところによりますと、今長官おっしゃいますように、おろしていかないと個別のことは防衛庁ではわかりかねますというふうにおっしゃられましたが、逆に、各省の側にしますと、どういう具体的なケースがあるのか、...全文を見る
○福島委員 時間がなくなりましたので、最後に一問だけ、運輸省の方にもおいでいただいておりますが、お聞きしたいことは、空港・港湾の使用ということでございます。  これは、本日の読売新聞にも報道されておりましたが、「新指針で住民への影響が大きいのは、周辺有事の際の米航空機・船舶によ...全文を見る
○福島委員 時間になりましたので終わりますが、しっかりと一つ一つ積み上げた議論を重ねていただいて、来年の通常国会に向けて準備を進めていただきたいと要望させていただきまして、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。
12月05日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○福島委員 大臣、一年に及びます、長時間にわたる審議、本当に御苦労さまでございます。  ようやく参議院を通過したわけでございますが、各紙の論調では、介護保険の内容について、まだまだたくさん問題があるという記事がほとんどであったような気がいたします。衆議院での審議の中でも、介護保...全文を見る
○福島委員 大臣が、自己負担というものを考えるときに、医療の分野と介護の分野と必ずしも同じではない、それぞれの特性を考えてこれから検討していく、そのような答弁をお聞きいたしまして、安心をいたす次第でございます。  今社会的入院の解消というお話を大臣からちょうだいいたしましたが、...全文を見る
○福島委員 非常に定性的な御答弁がございまして、理屈ではそういう話かなと思いますが、特養から実際にどれだけの人が在宅に移ることができるのか、これは厚生省もよくわかっているのだろうというふうに思います。特養に入っているような方を在宅に移すためにはどの程度のサービス水準が必要なのかと...全文を見る
○福島委員 医学部の教育の中では、医学の方が上で、介護といいますか、福祉というのはもっと下なんだという、ある意味では非常に偏った認識がまだまだあるのではないかというふうに僕は思うのですね。そうではない。これはもう役割分担なんだ、同じ横一列の話であって、当然その関係する分野のことに...全文を見る
○福島委員 また、私は、せっかく新しい保険制度をつくるわけですから、前国会におきましても、例えば保険証をつくった場合にその活用の仕方というものをもっとよく考えた方がいいのではないかというようなお話もしました。ただ、これは老人医療との兼ね合いで言いましたので、年齢がちょっと違うとい...全文を見る
○福島委員 そしてまた、介護給付の水準についてでございますが、これは医療と全く同じで、動き始めたときは僕は大丈夫だと思いますが、十年もすると、どんどんどんどん介護給付費が膨れ上がっていって、何とかこれを抑制しなければいかぬという話が出てくるのではないか、恐らく必ず出てくるのではな...全文を見る
○福島委員 今お話がありましたように、だれもがいつでも安心してサービスを受けられる、その基本的なところは、長期にわたってといいますか、維持していっていただきたい。これは一番最初の議論ですから、そこのところだけお願いをしておきたいと思います。  そして、今効率化をしなければいかぬ...全文を見る
○福島委員 以上で通告しました質問は終わりましたので、時間は若干残しておりますが、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。