福本潤一

ふくもとじゅんいち



当選回数回

福本潤一の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月03日第140回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○福本潤一君 平成会の福本でございます。よろしくお願いいたします。  沖縄は、さきの大戦で本格的な地上戦を戦いましたし、また、戦後二十七年にわたって米国の施政権下に置かれました。今日においても全国の基地の七五%が集中している。沖縄の本島面積の二割を基地が占めているという状況に置...全文を見る
○福本潤一君 沖縄の皆様と歴史観、また同じ認識でということだと思いますが、沖縄の場合は特に沖縄の人々が味わった体験というものを同苦する精神といいますか、同じ苦しみを苦悩としてみずからのものとして味わう精神がないと、沖縄の人たちはなかなか理解をしてくれないという問題があると思います...全文を見る
○福本潤一君 沖縄は、特に基地がずっと常在している中で、婦女暴行事件、また殺人事件、航空機事故等々が連綿と続いておるわけでございます。こういうことに関しましても、現地の大田知事は、私も新進党の沖縄調査団で行かせていただきましたけれども、ある意味では、南北朝鮮の三十八度線問題がちょ...全文を見る
○福本潤一君 私も現地でFTZ等々を回らせていただきましたけれども、沖縄の現在のFTZ制度等を考えますと、二十七社中、黒字はただの一社で、十一社はもうそこを撤去したというぐらいの形で振興策が成り立っているだけという現状でございます。  ある意味では、例えば交易型の産業とか情報通...全文を見る
○福本潤一君 地元の大田知事、吉元副知事は、ある意味では、沖縄振興に対しては跡地利用に公的資金を集中的に投下するとか新たな特別法も必要であるというふうに述べられておりますので、今後その点も検討していただければと思います。  じゃ、総務庁長官、結構でございます。  引き続き、駐...全文を見る
○福本潤一君 立法措置をしないと五月十五日の期限までに審理を終えないということでございますので準備しておられると思いますが、この法改正の内容、具体的には収用委員会審理中は暫定使用を認めるという形で具体的に法案が出てくるのか。出てくるのだったらば、ある意味では沖縄の方々の具体的な心...全文を見る
○福本潤一君 答弁するのが難しいということですと、新聞報道によれば、暫定使用を認めるという形の方向だというふうに報道されておりますが、私も現地に行ってみますと、ある意味では沖縄の方々は、県内の基地、それのたらい回しということではなくて、具体的には基地をなくしてほしい、基地を整理、...全文を見る
○福本潤一君 今の基地の問題とまた関連が強いと思いますけれども、沖縄からの海兵隊の撤退というものを現地の大田知事は強く要望されておられるようでございます。  具体的に、この海兵隊という存在が沖縄にいることの役割と意義について、簡略にお願いしたいと思います。
○福本潤一君 海兵隊は沖縄では訓練のみが中心ですから、ある意味では指揮系統のみ残してというような考え方とかいろいろありますけれども、具体的には難しいんだろうと思います。  ただ、梶山官房長官は、極東情勢が安定すれば中長期的には削減もあり得るという発言をされておられますので、この...全文を見る
○福本潤一君 朝鮮半島情勢、緊迫してきたりいろいろあるようでございますが、この件はまた別の機会にさせていただくとして、先ほども出てきました普天間代替ヘリポート計画。東京におりますと、例えば定置型だとか浮遊型とかセミサブ型とか、具体的に埋立案がいいとか、いろいろ出てきていますけれど...全文を見る
○福本潤一君 沖縄の心を心としてというふうに言われましたので、現実に沖縄県民の要望を最大限生かす形で取り組んでいただければと思います。  以上で終わります。
03月17日第140回国会 参議院 建設委員会 第4号
議事録を見る
○福本潤一君 平成会の福本でございます。よろしくお願いいたします。  今、建設大臣は公共土木事業に対しての大きな社会的な役割ということで、我々に対して、今後大いなる社会投資もやっていくべきだというふうにお述べになられました。  そこで今回、不動産特定共同事業法という法律が一部...全文を見る
○福本潤一君 投資家のプロと言われるような人たちも参入しやすいようにということで、今回法案を改正するという形に至ったわけでございましょうけれども、もう一個わかりにくいのは、例えば「金銭等の貸付け又はその媒介等の禁止」という文面がありますけれども、特定債権法とか商品ファンド法とか制...全文を見る
○福本潤一君 そこの規制緩和というのもすべて規制緩和すればいいわけではないですから、一般的なバランスというものがあるだろうと思います。  ある意味では、今現在、財政における構造改革とか地方分権、行政改革、規制緩和といろいろな形で橋本内閣全体で取り組んでおられると。規制緩和推進計...全文を見る
○福本潤一君 再び法案の中身で具体的にわかりにくい部分等を明確にさせていただきたいと思います。  今回、過去の実績、この法案に基づいた不動産特定共同事業というものがどの程度の額であったのか実績を、かなり事業の方が先行していたということもあるようでございますので、経過を追って説明...全文を見る
○福本潤一君 思った以上に、本来ある意味では土地の流動化が叫ばれているときに、効果が上がっていないという結果が出ているように思いますが、これは具体的にはどういう原因が考えられるわけでしょうか。
○福本潤一君 地価の先の見込み等々の関係が大きな影響を与えているということでございますが、もともと日本は資本主義の世界でございますので、株とか先物とかいろいろの商品があるという中であえて土地というもの、私も土木系統の学者であった時代から、二十一世紀になると人口また資源、食糧、環境...全文を見る
○福本潤一君 もちろん日本では水ですと私的占有権、土地ですと所有権という形で認めておられる中で、投機ではなくて投資だと。特に蓄財された財産、資産という考え方ではなくて、むしろこれを有効利用する、活用する、流動資産として運用しやすくするという発想でやられてきたということだと思います...全文を見る
○福本潤一君 わかった形になればよろしいんでしょうけれども、そうすると、例えば遊休の土地とか農地の宅地並み課税とか、有効利用されていないものというのはかなりありますけれども、こういったものを具体的に流動化させるための方策として、建設省で考えておられる方策というものを聞かせていただ...全文を見る
○福本潤一君 土地は不動産というふうなものでもありますし、と同時に資産、財産でもあります。その両者のバランスを図って、今後も財政、経済状態をにらみながらやっていかないといけないと。バランスの問題があると思いますので、そこのところの懸命な対応をお願いしたいと思います。  今回、投...全文を見る
○福本潤一君 五億円以上の大企業ということでございますが、今回法案が通った後のこの事業に参加する会社、九六年六月、法案提出時期で三十三社、九七年現在でも四十社ということで、余り多くないようでございます。  そうしますと、大蔵省、建設省認可の不動産の名前を見てみますと、三井不動産...全文を見る
○福本潤一君 投資家のある意味でのレベルというものはよくわかり出したんですけれども、投資家の中でこういう事業者、投資家のプロという方々の割合と、個人投資家という方もおられるだろうと思うんですけれども、これがこの商品に関してはどれぐらいの比率で推移してきたのかという比率の割合はわか...全文を見る
○福本潤一君 多くがプロだったということでございますが、今後、こういう事業、わずか四十社という形、先ほど質問させていただいた土地自体をどう考えるかという問題とも絡んでくるかもわかりませんけれども、個人の投資家等々も自己責任ということもありますが参加できるようにする道を今後開いてい...全文を見る
○福本潤一君 ある意味では、流動化に本当に役立っためには、個人投資家が参画できる道というものを開いておくというのも大きな一つの道ではないかと思うんですけれども、例えば一億円といいますと、普通の庶民ですとかなり大金過ぎて対応し切れないというようなことがありますけれども、一千万、これ...全文を見る
○福本潤一君 これは、文化土壌によって違うかもわかりませんけれども、西欧等では不動産に関しましても一万円単位であるとか、具体的に商品ファンドで五十万、百万単位の投資が多いということを聞きますので、この道も十年たったときには見直すんだということもあるかもわかりませんけれども、出資単...全文を見る
○福本潤一君 法案をるる御説明いただいておるわけでございますけれども、もう一歩具体的なイメージを探らせていただきたいなと思うわけでございますが、この事業、具体的に法案が改正されますと、例えば阪神・淡路のあの震災地での産業開発にといって、どういう形で具体的にとんざしているのがスムー...全文を見る
○福本潤一君 そうしますと、阪神大震災で検討されるところがあるということでございますが、先ごろ、国鉄清算事業団の汐留の跡地の売買、思った以上にかなり高額な金銭で取引が可能になったということでございますが、この落札者、電通とか三井不動産等々ありますけれども、こういう業者が具体的にこ...全文を見る
○福本潤一君 最後のこと、勉強かどういう言葉だったか、もう一度お願いします。
○福本潤一君 急な成果を期待するわけではございませんけれども、例えば国鉄清算事業団、二十七兆円の大きな負債を抱えている。住専のときも国民に負担をある意味では転嫁する形になったという中で、清算事業団を具体的にどういう形で対応していくかというときにこれが大きな方向になるかなと、一瞬こ...全文を見る
○福本潤一君 さまざまな規制緩和等を含めてこの政策のということでございますが、その要綱の中に、不動産特定共同事業の環境整備という言葉と不動産の証券化という言葉、プロジェクト・ファイナンス等多様な資金調達手法という形で、ある意味では資金調達の方法がかなり流動化するのかなという方法を...全文を見る
○福本潤一君 これは大臣、ある意味では金融事情、非常に難しい話がいっぱいでき上がっている。そうしますと、先ほどの不動産の証券化というのが具体的に行われますと、金融機関の不良債権の問題とか、住専のときは間に合いませんでしたけれども、具体的に有益な面も大きいんじゃないかというふうに思...全文を見る
○福本潤一君 ここで、全体の土地政策の動向に関する所見をお伺いさせていただければと思うわけでございますが、土地に関しましては価格につきましてもいろいろな価格の見積もりの仕方、国土庁は毎年発表をされたりしておりますけれども六種類も価格のつけ方があるということでございますし、なかなか...全文を見る
○福本潤一君 一時はバブル期、地上げから始まって土地にまつわるかなりの悲惨な話も含めてお伺いしておるわけでございますが、地価の安定、日本ではそれこそ需給の関係でかなり規制されているようでございますけれども、これに対する対応策として具体的に民間に任せておけばいいという考え方と、建設...全文を見る
○福本潤一君 現在の地価に対しての介入というだけではなくて、建設大臣の方から土地利用計画等々の大きな柱の中で対応していくということがありましたので、例えば国土庁がやっておられます全国総合開発計画というのが十年単位で見直しされておられます。今も見直し作業策定中だということでございま...全文を見る
○福本潤一君 直接の担当でない部署ですから、国土利用計画、総合開発計画に関しましてはそういうことかもわかりませんけれども、案外これが具体的な、県におきましてはまた県の計画、市においては市の計画という形でだんだん計画サイズをダウンしながら進めている割に大きなスローガンだけに終わって...全文を見る
○福本潤一君 今回、さまざまな施策の中でこういう法案が改正案として出てきておりますけれども、ある意味では大きな流れとしては流動化、これがもう全然土地が動かないんだという中で、経済的には住専の問題等々も起こってきたようなところもありますので、この不動産流動化のために政府は今後どうい...全文を見る
○福本潤一君 経済の活性化の中の土地の流動化ということだと思います。土地政策だけにとらわれない、また総合的な政策が必要な建設省でございますが、最初に、公共土木事業どんどんやっていくべきだという話もありました。ブラジルのサミットで、開発と環境、サステーナブルディベロプメントというこ...全文を見る
03月19日第140回国会 参議院 本会議 第10号
議事録を見る
○福本潤一君 私は、平成会を代表して、議題となりました住宅金融公庫法改正案に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  近年の社会経済情勢の急激な変化は、それに対応したあらゆる変革を必要としております。行財政改革が施策の大きな柱だと言葉では語っておられる橋本政権には、山積み...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○福本潤一君 平成会の福本でございます。  今回、最初に北方問題に関してお伺いさせていただきたいと思います。  北方対策本部に必要な経費として十億八千七十四万円。総務庁長官は、領土問題に関しては、国民世論の一層の高揚を図るため、特に青少年の方々の意識の喚起に重点を置く必要があ...全文を見る
○福本潤一君 青少年に対する啓蒙活動とうかがいましたけれども、啓蒙活動が長年ずっと続いて、五十年の風化だという話でございました。領土を返還する、具体的にそれができる行動プログラム、沖縄等々でも行っておりますけれども、そういうプログラム等を必要とするのではなかろうか。ある意味では啓...全文を見る
○福本潤一君 そういう外交問題、本件の中で総務庁長官は啓蒙活動に多々取り組まれておりますけれども、柱は返還問題であるというところに重点を置いて今後取り組んでいただければと思います。  続きまして、沖縄の問題をお伺いさせていただければと思います。  沖縄でFTZが自由貿易地域と...全文を見る
○福本潤一君 沖縄基地問題で、その解決が最優先課題ではありながら、振興策ということで長年の不幸な状況を解消する対案策として出てきておるわけでございますし、地元では、貿易特区地域ということで一国二制度も含めて考えるぐらいの意気込みでFTZを期待しておりますので、できるだけ早期にこの...全文を見る
○福本潤一君 平成六年以後渇水がたまたまなくて済んでいるということでございますが、農業用水、工業用水、都市用水の比率も本土とは全然違いますし、むしろアメリカのロサンゼルスのような上水に偏った使い方をせざるを得ないというところでございます。その中で、先ほど日量四万トンを海水淡水化装...全文を見る
○福本潤一君 現在の時点で水量としては何とか整合性ができているということだと思います。特に沖縄は、離島も含めてですが、炭酸カルシウムといいますか、サンゴの土壌で割と硬度が高いということでございますが、例えば硬度を低減化するセンターなりが現実に進行しておるのか、それとも今後の課題な...全文を見る
○福本潤一君 そういう硬度に対する水質の問題に関しての対応を今後もさらに積極的に進めていただければと思います。  沖縄の場合は、北部でダムが七ダムできまして、南部の方はそれの受益地ということになりますと、本土と同じように、水源地域と南北問題として起こっているような形がありますけ...全文を見る
○福本潤一君 沖縄の基地問題と同様、北部の水没地域、水没農家等々を含めて手厚い対応をしていただければと思いまして、この問題を取り上げさせていただきました。  以上で終わりたいと思います。
05月27日第140回国会 参議院 建設委員会 第11号
議事録を見る
○福本潤一君 平成会の福本でございます。よろしくお願いいたします。  今回、河川法が改正ということで、最初の旧河川法が明治二十九年に改正されて百年目に当たり、新河川法が制定されたのが昭和三十九年でございますので、今回この新河川法にかわったときの状況を振り返って考えてみますと、建...全文を見る
○福本潤一君 省庁統廃合は、省益にかかわらず大きな二十一世紀の目標に向けてやっていただけるという取り組みの姿勢を披露していただきました。また、ニュージーランド等でも行革で、省庁でもうほとんど一けた台の人数になったような省庁、運輸省系統もありますので、こういうことに関しましてはソフ...全文を見る
○福本潤一君 国民のために思い切った行革、省庁統廃合、また民間移管も取り組んでいきたいというお話だと承らさせていただきました。  と同時に、今、道路公団のお話もありましたけれども、国土庁の所管の公団として水資源開発公団というのがありますが、行革の中でよく水資源開発公団、水系指定...全文を見る
○福本潤一君 私自身も水問題というのは、逆に一元管理して、水に関する省庁が一つ独立してあってもいいんじゃないかぐらいに思っております。水資源開発公団は大水系、大都市を控えたところの水系指定を一元管理し、また開発しておりますので、私自身も存続をした上でむしろ水関係のものをそこの中に...全文を見る
○福本潤一君 類似点と相違点、両方言っていただいたわけでございますが、他人から排除はできるけれども、流水の排他的、独占的に使える権利ということで水利権が設定されておるわけでございますが、河川法の二十三条に許可水利権というのと、八十七条に慣行水利権という二つの権利があります。この二...全文を見る
○福本潤一君 慣行水利権の場合は、もう河川法ができる以前からの権利として取得してきた農民、日本の河川のダム等の工作物をつくらないときの自流量はほとんど農業用水、慣行水利権であったという歴史的背景があるかと思います。  渇水が起こりますと渇水調整協議会、今回の一つの柱であります五...全文を見る
○福本潤一君 具体的に、現在、河川の自流量の、慣行水利権、農業用水から、もうダムを開発した上で初めて水資源を開発できるという状況が差し迫っております。そういう段階におきまして、農水省の方の考えをお伺いしたいのでございますが、渇水調整、建設省の方も利水者間での調整にゆだねるという形...全文を見る
○福本潤一君 先ほどから許可水利権、慣行水利権のお話を伺わせていただいたり、今回の協議会の話を伺わせていただきましたけれども、具体的な現場で聞かせていただかないと若干わかりにくいんだなという思いがありますので、利根川という日本第一の流域面積を持っている首都圏を控えている河川、この...全文を見る
○福本潤一君 確認させてもらいますけれども、要するに九百八十毎秒トンの中の七百九十四毎秒トンが農業用水という意味ですか。含まれているわけですか。
○福本潤一君 そうしますと、九百八十のうちの七百九十四、これは農業用水ということで、広大な農地も潤すだけの水のうちほとんどが農業用水ということになると思います。  毎秒一トンと申しますと大体都市人口では三十万ぐらいの人口を養えるぐらいの量でございますし、水田で言うと再利用しなか...全文を見る
○福本潤一君 今のは豊水水利権だけですか、暫定豊水水利権だけですか、どちらですか。
○福本潤一君 実態は一緒とはいえども、建設省の中ではダム開発の進捗がおくれているために限定的についている権利ということで暫定と豊水水利権を分けているようでございますけれども、その場合、今言われた四十九トン毎秒、これが暫定豊水水利権の中で都市用水側だというふうにお伺いいたしましたが...全文を見る
○福本潤一君 今の御答弁ですと、特例に適用される権利だというふうにお伺いさせていただきました。  利根川で、自流量以外にダム等で水資源開発して水利権を得たときに付与した権利として豊水で暫定ということになりますと、本来豊水じゃないときには一番真っ先に切り捨てられる権利。この権利が...全文を見る
○福本潤一君 今の念押しさせていただきますと、その豊水暫定水利権者が、例えば利根川以外に相模川の方からも上水にしろ水利権を持っていたと、そのときに相模川側の方からの水利権で流用するという考え方でよろしいんですか。豊水のときに与えた権利ですので、渇水で特例の状況とはいえ、その同じ利...全文を見る
○福本潤一君 ここの時点は異常な渇水の段階だということで、具体的な運用というのはまたほかの面でも触れていきたいと思いますけれども、この五十三条の二が具体的に今回法令として提示されたという背景ですね。河川行政の場合、特に具体例がいろいろ出てきた上で、それを実態的には後追いになるにし...全文を見る
○福本潤一君 具体的に松山の石手川ダム、これが渇水になったときに面河ダムから死に水、堆砂容量から水をとったという例、これも今現在ちょっと利根川をやっておりますので後ほどまた再度質問させていただきます。  農業用水の中の慣行水利権、これを他省庁からも、厚生委員会でもあったようでご...全文を見る
○福本潤一君 その調査の中身でございますが、先ほど言った最大の取水量とか期別用水量だけの調査で進んでおるのかどうかということも含めてお伺いさせていただきます。  その上で、農業用水の合理化対策事業ということで、農業用水から水利権に剰余があったときに転用するという具体的な事業、対...全文を見る
○福本潤一君 全国で八十トン毎秒、概算しましても一秒毎トンで大体三十万ということになるとかなり都市用水としては大量に転用されているという面もありますが、具体的に現場へ、福岡なり四国なり瀬戸内沿岸へ行きますと転用が大変進みにくいというのが具体的な例としてはよくお伺いするわけです。こ...全文を見る
○福本潤一君 具体的に両省から経済的インセンティブということで、経済的な動機がなかなか働きにくいということが挙げられておりましたけれども、もともと公水という立場で、先ほどから土地所有権と違って売買できないということがあったようでございます。そうしますと、経済的インセンティブが働か...全文を見る
○福本潤一君 私も、あの当時さまざまな番組を見ていましても、今回の措置は橋本県知事の側から無条件にいいことではないというふうに訂正発言があったり、建設省の方から今回の措置は超法規的措置とは言えないというような言い方を、なかなか解釈するのは難しいような状況があったわけでございます。...全文を見る
○福本潤一君 今回の法改正がそういう異常渇水の状態のときにいろいろなさまざまな形での対応をとっておるわけでございます。地元でも海水の淡水化から始まって、緊急の水、自衛隊による移入とか。  我々子供の時代には、中近東の方ではガソリンより高い水を飲んでいるらしい、驚きだねという話が...全文を見る
○福本潤一君 ダム開発、水資源開発も含めて、今後さまざまな形で取り組まれると思いますけれども、特に渇水に関しましては、日本で一番弱いと言われる危機管理という一つの側面から国民の生命、財産が安定的に推移できるように、先ほどから農業用水の質問をさせていただいたのも、ある意味では経済的...全文を見る
○福本潤一君 改修済み河川ということで、その中で具体的に洪水が起こる予見可能性があったとか、結果を回避する可能性がそのときの技術水準であったとか等々問われた裁判でございましたけれども、河川管理者としての責任が問われるという結論になった。  そうしますと、農水省はあの時点で堰を具...全文を見る
○福本潤一君 裁判官等々に聞きますと、こういう治水裁判では、具体的に技術上の、例えば河川にどれだけ流域があったときにどれだけ流量があるのかというような流出解析の手法までいろいろ勉強させられるんだよということを検事さん等々からも伺ったことがあります。  こういう洪水、建設省にとど...全文を見る
○福本潤一君 そういう意味では治水行政、今後起こってくる中で、今回大きな判決として国の責任というものが問われたわけでございますので、より一層の河川改修、治水事業をしていかなければいけないということで、私も前回、五カ年計画等々に対しましても賛成させていただいたわけでございます。 ...全文を見る
○福本潤一君 河川整備計画に対しましては、住民の反対の声等々も組み入れるということでございますけれども、その前につくられる河川ごとの河川整備基本方針、この段階でむしろ住民の方々は今後の我が地元の河川ということで意見を入れたいという要望が強い。  だから、環境アセスメントなり、例...全文を見る
○福本潤一君 河川管理者としてはその基本方針で基本高水を決めて、あとの具体的な計画は住民の意見も聞いてという形でお決めになる。現在水系一貫管理という、また水資源開発ということで、水資源開発公団、例えば利根川とか淀川とか、吉野川もそうですけれども、全国で七つぐらいの大河川は開発公団...全文を見る
○福本潤一君 水系フルプランという形で従前から公表されておったわけでございますけれども、今後の河川整備基本方針、とりあえず河川審議会の意見は取り入れて、大きな河川管理者の責任も賄えるような形で方針を決める。そうしますと、データの公開というのが非常に大きな問題としてクローズアップし...全文を見る
○福本潤一君 データの公開、現状でもさまざまな流量データ等々、販売しているものも含めて公開しておるわけでございますが、地域の住民の方々のいろんな御意見を聞きますと、例えばデータをたくさんいただく、長良川の河口堰のときでもデータが山のようにどっさり建設省にありますので積まれる、それ...全文を見る
○福本潤一君 インターネットも画像等も送れるようになっておりますので、大いに展開してやつていただければと思います。と同時に、反対運動もそういう形でインターネットも利用して、私もかなりの資料を集めておりますけれども、進んでおりますので、具体的にそこに住んでいる人たちが自分の地元の川...全文を見る
○福本潤一君 としますと、その十一の河川で大体ダム審の役割は終わり、そして今後は河川整備基本方針、また河川審議会の意見を聞く計画という形で大体の河川は進んでいくというふうに考えてよろしいんでしょうか。
○福本潤一君 そういう従来の機関と今後の機関とのかかわりということでお伺いしておるわけですけれども、そういう意味では推移を見た上でということで今即断はできないというお答えのようでございますが、この十一選定された基準というものはどういう形でダム審が設定されたのか、これをお伺いさせて...全文を見る
○福本潤一君 じゃ、その選ばれた理由、また今後の推移ということでございます。  先ほど橋本委員の方からありましたけれども、今後環境アセスメントが出てきたときに、今まで環境アセスメントというのは環境オワスメントという言われ方もして、事前に事業を追認するような形でのアセスメントが大...全文を見る
○福本潤一君 まだそういう意味ではよくわからない、その時点になって具体的な作業としてやっていただけるわけだと思いますけれども、現実に一つの計画というものが推進され始めると、途中でストップしたり変更するというのはなかなか公共土木事業の場合難しいという現状があるようでございますので、...全文を見る
○福本潤一君 いろいろ質問させていただきましたけれども、先ほどの建設大臣の御決意、また情報公開の答弁をいただきました。今後河川管理者として、治水、利水、今回環境を含めるということでございますので、この改正の趣旨に沿って国民の生命、安全を守るという行政を進めていただければというふう...全文を見る
09月29日第141回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○福本潤一君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
10月27日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第1号
議事録を見る
○福本潤一君 ODA、長期間にわたって、またかなりの額を日本は発展途上国を中心に拠出しておるわけでございますが、もともとこれだけの膨大な予算が出るならば、基本的に理念があって法があって、その法に基づいて予算執行という形が本来は当然であったのにもかかわらず、それだけの膨大な予算が出...全文を見る
○福本潤一君 今のお話もありましたけれども、最初に山本先生の言われたいじましい援助にとられないようにというのが、戦略的外交も含んだ上での話であるということはよくわかりました。  最初に馳先生から言われた、京都会議もあるので環境保全、環境保護ということを大いに据えるべきだと。地球...全文を見る
○福本潤一君 先ほど基本法を出していただいた田先生の方から経緯等も含めてお伺いした中に、今の理念の問題とかかわる問題がやはり含まれているなと思うわけです、腐敗の問題というのが具体的に統治国で起こっていると。フィリピン・マルコス疑惑、カンボジア、韓国。  そうすると、統治者と国民...全文を見る
○福本潤一君 私も大分長いことおりましたが、青年海外協力隊に行った人というのはかなりエネルギッシュで優秀な人が多いんですけれども、そういう見返りがなくてもできるぐらいのバイタリティーのある人じゃないとなかなか行けてないんだなという現実がありますので、帰って以後の対応というのを考え...全文を見る
10月31日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第2号
議事録を見る
○福本潤一君 田先生からもまとめの全体の国内の政府体制、現地の体制、透明性、また上田先生からも全般的なお話がありましたので、私も基本的なベースはそういう方向の中から体制を考えていく必要があるなとは思っております。  その中で、今例えばODAの予算、具体的に各省庁に配分されている...全文を見る
○福本潤一君 人道、人間中心の開発ということでさまざまな方が言っていただいていますが、先ほど山本先生の方から言われたジョモ・ケニヤッタ大学とかアジア工科大学もやはりODA予算でかなりの日本の教育研究に対する貢献ということでやっていますし、私も大学在籍のときにはこの二大学には友人関...全文を見る
11月05日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
議事録を見る
○福本潤一君 両先生の本格的などっしりとした論説、また、腰の座った質問に御丁寧に答えていただいてありがとうございました。私もそういう質問をさせていただきたかったわけでございますが、ほとんどありましたので、若干斜めの方から見たような質問、両先生とも見識の幅広いところでお答えいただけ...全文を見る
11月10日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第3号
議事録を見る
○福本潤一君 議論が具体的で、討論的になってきておりますが、まず若干大島局長の方に基本的なことで御質問します。  かつて日本が被援助国であったという表現をされましたけれども、ODAだけに限らないという意味かもわかりませんが、その年月、総額、中身がわかれば教えていただければと思い...全文を見る
○福本潤一君 これは中川先生に。
11月17日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第4号
議事録を見る
○福本潤一君 長い年月にわたる現場での活躍を短時間で話していただいてありがとうございました。  最初に、杉山参考人にお伺いしたいと思いますけれども、私の友人にも加藤和憲さんという旧フランス領関係で現場で働いている人間がおりますけれども、そういう人に聞きますと、現場へ行ってトイレ...全文を見る
○福本潤一君 単年度予算が届く時間は具体的に何月とかありますか、九月とか十月とか。
12月01日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第6号
議事録を見る
○福本潤一君 では、最初に大島局長の方に。  さまざまな形でODA基本法に対しては慎重に臨まざるを得ないということでございます。各種理由も言っていただいたりしておるわけでございますが、もう一歩、ではなぜ基本法ができたらいかぬのかというのがわかりにくいところがありまして、御質問さ...全文を見る
○福本潤一君 そうすると、憲法七十三条の解釈というところが一番外務省益にもかかわってくると。
○福本潤一君 委員会で質疑した場合、国会でもその責任を負うというような形であろうと、この七十三条で外交はもう内閣の専権事項として対応する必要があるということですね、確認ですが。
12月02日第141回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○福本潤一君 平成会の福本でございます。  最初に、北方領土問題に関する質問を外務大臣にさせていただきたいと思います。  橋本委員からの質問にも、今回の橋本首相、また日ロ外相定期協議における成果を新聞もメガトン級の大成果というふうに言われておられますが、政府はこれまで原則とし...全文を見る
○福本潤一君 基本的には北方領土問題の解決に向けて大きく前進したという成果が得られておるということですし、西暦二〇〇〇年までに平和条約を締結する、そのために全力を尽くすという取り決めがなされておるわけでございますが、ロシア側の方もこういう意見で、エリツィン大統領のもとに国内一致し...全文を見る
○福本潤一君 四月の首脳会談に向けての全力投球ということでございますし、ロシア側に対する経済協力、北方四島の領有権は日本にあるけれども占有が今ロシアにされているという中で、北方四島に対する経済協力は今まで基本的にはしてこられなくて、人道支援で若干の支援をされてきたという段階だろう...全文を見る
○福本潤一君 そういう中には、もう日本に返還されるのが既成事実のような形でとらえて不安を感じているロシアの方々までおられます。日本のビザなし交流で行った方が、ここで私は生まれ育ちましたと言いましたところ、ある村の村長さんは、女性の村長でございましたけれども、もう既に現実に戦後五十...全文を見る
○福本潤一君 返還交渉の方が最優先でございますから、今のような答弁ぐらいしか聞けないのかもわかりませんけれども、現在住んでいる人との交流に、このビザなし交流というのは非常に大きな役割を果たしています。ある意味では親善で日ロの国際結婚まで生まれかねないような、かねないという表現が適...全文を見る
○福本潤一君 そういうことで、改善の方向に向かって推進していただけるということで受けとめさせていただきます。  そういう意味では、この交流が日ロ友好に、また北方四島返還にも大きな相互理解の一手段にもなっていると同時に、北方領土返還に関心のある人は強い運動を起こしておられます。日...全文を見る
○福本潤一君 北海道在住の長官の方から、北海道にかなり力が入っているのは当然でございましょうけれども、沖縄の方にもきちっとした長官としての対応をしていただけるというので、心強く思います。  具体的に行革会議等で、沖縄総合事務局というのが内閣府に今後位置づけられる可能性が強いとい...全文を見る
○福本潤一君 開発庁が沖縄の振興計画、また予算の一括計上、執行、三位一体で推進していかれるという形で今後も続いていかれるということになると思いますが、そのときに、基地の問題で地元に行くと、何回行ってもシュワブ基地沖の基地は反対だというときに、東京の方では、海上型がいいか据え置き型...全文を見る
○福本潤一君 この二十五周年の式典、盛大ではあったわけでございますけれども、東京からチャーター便二便で中央政府関係の人間が大挙行って、地元の人たちは反対運動を起こしたり、ある意味ではその式典に不参加の地元党派がかなりの数に上っておったわけでございます。その理由に、この経済振興策に...全文を見る
○福本潤一君 明確に示すという形で今後進んでいくわけでございましょうが、法人税軽減等も含めた思い切った経済特区化ということがなければ、従来の那覇のFTZ失敗例のような形に終わる可能性までありますので、ぜひとも強力な推進を図っていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。 ...全文を見る
○福本潤一君 そういう意味では、今回、地元住民の振興策としてはもう一国二制度に踏み出すぐらいの勢いでやらなければ、沖縄の経済振興という形で現実には結びつかないんではなかろうかという大きな危惧の念が起こっているようでございますので、ぜひとも強力な推進をお願いしたいと思います。  ...全文を見る
○福本潤一君 若干のコスト高はあるといえ、日一万トンという、毎秒〇・一トンぐらいに近い量が生まれて、水資源安定に役立っている。沖縄は特に、地下に浸透した水が硬水でカルシウム等の含まれた水が多いようでございますので、こういう淡水化というのが非常に有効な地域というふうに認識しておりま...全文を見る
○福本潤一君 その中で、自衛隊の人たちにそういう選挙に対する運動要請等を具体的に行っているということを考えますと、地元の沖縄県民の感情から見ると、そういう形の運動というのはかなり大きなしこりを残すのではなかろうかと思われますので、そういう対応の方向性を今後変えることも含めて検討し...全文を見る
○福本潤一君 ということは、この十二月一日付の新聞報道は誤りであるというふうに考えてよろしいですか。
○福本潤一君 じゃ、ミスリードということで、これは新聞報道の誤りというふうに確認させていただきます。  今回、基地の新しい移設に関しましては、私何度行きましても地元住民の反対が圧倒的に多い。さまざまな手で、賛成反対じゃなくて、条件つきの賛成反対をまたつくったりしていろいろな形で...全文を見る
12月05日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第7号
議事録を見る
○福本潤一君 私も、六回の自由討議を含め、ODAにかかわるこの小委員会でさまざまな参考人の御意見を聞かせていただき、また、今までODA基本法を具体的に出された先生方の御意見、それがスムーズにいかなかった状況の流れを先人の努力という形で聞かせていただきました。  四点の形で述べさ...全文を見る
○福本潤一君 今回、七回の会議の全般的な取りまとめのような形で田先生、上田先生からお話しいただいたので非常にスムーズですけれども、今、馳先生が言われた次国会も継続していきたいというのは私も賛成です。上田先生、田先生の取りまとめ的な発言を踏まえますと、今度は、ODA基本法を現実化さ...全文を見る
○福本潤一君 さまざまなODA基本法にかかわる状況、次の調査会、小委員会に継続する場合を含めて、お話がありました。  それで、具体的な話に入る前に、実施体制でも、例えば十九省庁あって、田委員からはコントロールタワーが少なくとも必要であると。山本委員の方から、一元化するにしても、...全文を見る
○福本潤一君 上田委員からかなり具体的な形で法をつくる必要性、私は巨額ということと国会の責任という二つの考えでおったところに、歴史的にも、賠償でスタートしたもののひずみがかなり重なってきたと、その賠償からスタートしたという新たな視点から、ある意味ではODAの再生というか蘇生という...全文を見る