藤井俊男

ふじいとしお



当選回数回

藤井俊男の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第145回国会 参議院 本会議 第6号
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○藤井俊男君 私は、民主党・新緑風会を代表しまして、ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案について質問いたします。  本題に入る前に、全国の自治体にとって緊急の課題になっている焼却炉のダイオキシン問題について伺います。  私の地元でもある埼玉県所沢市で起きた一...全文を見る
03月15日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第4号
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○藤井俊男君 民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。  私は、限られた時間におきまして順次質問をいたしてまいりますので、よろしくお願いいたします。  まず、警察官の増員につきましてお伺いをしてまいりたいと思います。  日ごろ、警察官におきましては、国民の生命そしてまた財産...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、警察官の増員についてであります。現在、社会情勢が行革あるいはリストラ、人員削減が叫ばれている中で、反面、増員を申し上げるのは心苦しいものがありますけれども、ただいま御答弁ありましたように、これまで私は、埼玉県の警察官の負担人口割合が全国一の中で、増員すべきと...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。  警察官、お巡りさんも余りにも忙しくて結婚もできないようでは困りますので、仕事の量も過労で倒れるようでは、病院へ行くようでは困りますので、ぜひこれらについての増員方を要望させていただきたいと思っております。お願いいたします。  次に、消...全文を見る
○藤井俊男君 私は、やっぱり消防署だけでは大災害の場合について対応できないと思います。団員の協力が必要だろうと思いますので、ただいま答弁にもございましたように、魅力を持たせる、あるいは施設整備とか処遇改善等はもう欠かせないと思うんです。やっぱり報酬等も考えていかないといけないと思...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。  次に、ホームレス問題について伺います。  今国会でも予算委員会等でこの問題が取り上げられたようですが、ホームレスという定義は国として特段ないようでありますけれども、各自治体の呼称が非常にまちまちでございます。東京都におきましては路上生...全文を見る
○藤井俊男君 この問題につきましては小渕総理も重視をいたしておりまして、既にホームレス問題等についてなお一層の推進方も指示をしたということを承っております。  そういう中で、閣僚会議等でも二月五日に出されておるということの中で、この対策会議、中央省庁の関係では、内閣官房内閣内政...全文を見る
○藤井俊男君 厚生省の方が仕切り役ということでありますが、私があえてこの座長ということをここで御質問させていただいたのは、先般このホームレス問題を取り上げるというときに、座長はどなたがやっているのか、立派な方々がここに並んでいる中でだれもわからなかった。そういう状況の中で、この問...全文を見る
○藤井俊男君 ぜひ私は全国的に調査をしてほしいということでございますので、要望させていただきます。  ホームレス問題は、それぞれ今日に至ったさまざまな事情があると私は思います。せんじ詰めればバブル崩壊の犠牲者でもあるのかな、こんな気も私は持つものであります。また反面、さまざまな...全文を見る
○藤井俊男君 ひとつよろしく大臣にもお願いを申し上げます。  最後の質問になると思うんですが、第三セクターの問題であります。  この第三セクターが現在非常に経済危機に陥っておりまして、官民が共同で事業を行う第三セクターが経営危機に直面している状況であります。多くの事業で累積債...全文を見る
○藤井俊男君 時間の関係ですが、非常に地方公共団体の一部事務組合で出しているセクターが経済危機そのものでございますので、ぜひこれらについてはよく把握をしていただきたいと私は思っています。将来の財政への悪影響を十分考慮して早急に対応すべきところはしないと私は大変な事態になると思いま...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。
03月23日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第6号
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○藤井俊男君 民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。  地方税法三法につきましては多くの議員さんから質疑がなされておるところでございまして、一部重複をすると思いますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  二十一世紀を目前にしまして、日本の将来を考えるとき、私は常...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。  私は、現在の日本の政治はまさに理念なき漂流をしていると感じられてなりません。言いかえれば、現在の制度を維持したままでは自治体の改善は全く望めないと思えてならないのであります。  私は、現在の財政の悪化を招いた原因は大きく言って二つある...全文を見る
○藤井俊男君 次に、公共事業と補助金の問題に関連して伺いたいと思います。  平成十一年度において自治省は、地方自治体の財政指標に関する検討を設け、起債制限比率など財政指標を見直し地方自治体の行革を進めていくということですが、財政指標の見直しだけでは解決になりません。地方の実態を...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。ぜひひとつ公共事業等についてもよろしくお願いしたいと思います。  次に、地方財源の消費税に関連して質問したいと思いますが、先ほど輿石議員さんからも質問がありました。地方消費税等については消費税の中でも別だという点も大臣が強調されておりました...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。  私は、今日まで地方議会の場を通じて活動してまいりましたが、政治家として常に国民生活の向上のために取り組んできた私の持論は、市町村の発展なくして県の発展はない、県の発展なくして国の発展はない、市町村がよくならなければ県も国もよくならないと...全文を見る
○藤井俊男君 大臣の力強い言葉、ありがとうございました。  さて、次に、今回の地方税収不足の補てんでたばこ税が含められておりますが、このたばこ税について伺いたいと思います。  たばこ販売に関する規制緩和が進められていると聞いておりますが、実際にたばこ販売のありようも変化してい...全文を見る
○藤井俊男君 この問題はまだいろいろ議論したいところいっぱいありますけれども、税の問題やらたばこの今のあり方、この辺については後ほどにしたいと思っております。  次に、地方税の滞納状況についてお伺いします。  まず初めに、最近の地方税の滞納状況についてお答えをいただきたいと思...全文を見る
○藤井俊男君 お聞かせを賜りましたけれども、大変深刻な状況であります。  この滞納の理由は、景気の悪化などの要因もあると思いますが、徴税事務の問題もあると考えられます。自治体の職員は、常日ごろ身近な行政サービスを担当しているわけでありますが、いわば顔の見えるサービスをしておりま...全文を見る
○藤井俊男君 次に、昨年十二月に施行されました特定非営利活動促進法、いわゆるNPO法に関連してお伺いいたします。  まず初めに、NPO法案の制定の趣旨が生かされるようどのように対処されてきたのか、この法律の施行によってできたNPO団体への自治省の対応と支援策について伺いたい。さ...全文を見る
03月24日第145回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○藤井俊男君 民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。  私は、限られた時間ですので、一つに絞りまして、災害発生時の近隣都民問題について伺います。  月日のたつのは早いもの、阪神・淡路大震災発生からはや四年が経過しました。被災者に対しまして改めまして哀悼の意を表したいと思いま...全文を見る
○藤井俊男君 ただいま大臣からそれぞれの取り組みにつきましてお話がありまして、私はまさに力強く思っております。  そこで、一つは情報手段についてであります。  今、大臣も申しておられました。通勤通学者であれば家族が、一方それらの方が在宅中であれば、職場や学校がどうなっているか...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございます。  そこで、今情報手段の中で話されておりますが、その手段としてFM放送があります。埼玉県は、エフエム埼玉を活用して埼玉県民に埼玉県の被害状況を知らせることを構想しました。しかし、郵政省が免許で定めた放送範囲は埼玉県だけとし、このアイデアに難色...全文を見る
○藤井俊男君 それぞれの放送会社で協定を結ぶということでありますが、調整役ということでただいま非常にありがたいお言葉をいただいております。  そこで、アンテナ移設で臨時措置はとれないものかであります。今都内でも聞けるようになったとのことでありました。これを活用しての構想のようで...全文を見る
○藤井俊男君 限られた時間ですので、次に入ります。  近隣昼間都民の輸送確保についてであります。  東京都の第七次震災予防計画では、代替輸送機関の確保について新規事業が盛り込まれております。その内容は国としてはどうなのか、お伺いしたいと思います。
○藤井俊男君 次に国土庁、南関東地域地震被害想定の見直しについてであります。  国土庁がかつて調査した南関東地域地震被害想定については、阪神・淡路大震災の被害状況を踏まえた見直しが必要ではないか。この件についてはどう思いますか。
○藤井俊男君 災害発生時の緊急移動体制等、私はやっぱりヘリコプターの活用等も非常に大切ではなかろうかと思っております。また、病院等への搬送と、そしてまたそれらの今度は訓練等も非常に大切ではなかろうかと思っております。  そこで、最後に、災害発生時の安全、都民を初めとする昼間都民...全文を見る
03月30日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第7号
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○藤井俊男君 民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。限られた時間でございますが、私が一番持ち時間が多いようですが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  関東管区警察局が東京から私の住んでおります埼玉県大宮市に移転されることで、私はまさに力強く思っております。ただいま着々と...全文を見る
○藤井俊男君 今、大臣から答弁がございまして、まさに力強く思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思っております。  次に、関東管区警察局は七管区警察局ある中で規模や体制も一番大きくなっています。  そこで、関東管区警察局のみ保安部が設置されているわけですが、その理由...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、私は、この法案の中にも情報通信技術に関しまして所掌事務も追加をされておりますが、移転に際し通信機材等の装備、機材を整備、増強するのか伺いたいと思います。するのなら、その内容についてもお聞かせを賜りたいと思っております。
○藤井俊男君 関東管区の関係については以上で質問を終わらせていただきます。  次に、最近の犯罪の現状と対応について質問してまいりたいと思います。  最近の犯罪は広域化、スピード化していると言われております。銃を使った犯罪、覚せい剤、強盗事件も凶悪化しております。そこで、最近の...全文を見る
○藤井俊男君 ただいま答弁の中にも出ておりましたけれども、犯罪が広域化、スピード化するに伴いまして、私は車での対応にはもう限界が来ていると思われます。車の増大、道路の狭隘等を考えますと、今答弁にもありましたようにどうしても空からのヘリコプターの効果的活用が求められるものと思ってお...全文を見る
○藤井俊男君 ヘリコプターの活用につきまして御答弁がございましたけれども、私の居住している埼玉県はヘリコプターが二台ございます。四十七都道府県でヘリコプターの状況はしからばどういうふうになっているのか、そして今何機ぐらい警察庁としてはヘリコプターを所有しているのか、ちょっとわかり...全文を見る
○藤井俊男君 そこで七十機の中で、活用の状況は今ございましたけれども、模範的な活用状況はどうですか。ちょっとお知らせください。
○藤井俊男君 ヘリコプターの活躍、活用が非常に効果的になされているということでございますので、ぜひこれらの充実化に向けて今後ひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、暴走族問題について伺いたいと思います。  最近、暴走族が急増しておると言われております。私の住んでおる埼...全文を見る
○藤井俊男君 少年等が大半の中で、社会環境づくりにぜひ御尽力いただき、暴走族一千グループということでございますので、これらについての対応もひとつよろしくお願いしたいと思います。  時間があと一分ぐらいありますので、最後にコンピューター技術、電子通信技術を悪用した犯罪、インターネ...全文を見る
06月29日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○藤井俊男君 民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。江田先生から引き継いだ時間が非常にいい時間を与えられまして、私は世に出るという位置づけで、限られた時間でございますけれども質問をいたしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、この分権一括法案は住民の福祉改...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。  六月一日に公表されました完全失業率は四・八%と昭和二十八年以降で最悪ということであります。完全失業者は三百四十二万人とやはり過去最多と言われております。  私は、労働条件や保険といったものは確かに中央集権でやる必要があると思っておりま...全文を見る
○藤井俊男君 きょう発表された失業率は四・六%ということでありますが、まだ厳しい状況下であると思います。県との連携をとるということで答弁をいただいておりますけれども、私が住んでおります埼玉県においては埼玉県新都心が今着工しております。来年の四月完成に向けまして国の十省十七機関が移...全文を見る
○藤井俊男君 次に、福祉行政における地方分権のメリットについて伺います。  今回の地方分権一括法には福祉の分野に関する法律が数多く含まれております。厚生省所管の法律は四百七十五本中実に九十一本にも上る膨大なものになっております。地方分権の実を上げるためには、住民の身近な分野で目...全文を見る
○藤井俊男君 ただいま答弁をいただきましたけれども、自治体事務が多くなってきておりますので、福祉の充実等大いに期待をいたしておりますので、福祉が後退しないようにひとつよろしくお願いしたいと思っております。  それでは次に、国と地方の人事交流について伺いたいと思います。  私は...全文を見る
○藤井俊男君 法務大臣がお忙しい中お見えになっておりますので、先ほど福祉行政の関係で質問をいたしまして、前後いたしますが、私は法務大臣に少年法改正について伺いたいと思います。  今国会に少年法の改正案が提出されたとのことですが、人権擁護団体や法律の専門家から、人権上極めて重要な...全文を見る
○藤井俊男君 法案審議の関係もございますけれども、法務大臣、最近の青少年犯罪の凶悪化、深刻化について心配をきわめております。どのように少年犯罪が変わってきたと認識しているのか、その原因について大臣の認識をお聞かせ賜り、青少年の犯罪に対してどのように対処されようとしているのか、国家...全文を見る
○藤井俊男君 少年の関係も憂慮すべき時代でございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思っております。  続きまして、首長の権限強大化及び多選制限ということで私はお聞きしてまいりたいと思っております。  この法律案によりますと、地方公共団体の果たす役割が大きくなり、それにより...全文を見る
○藤井俊男君 次に、地方議会の権限強化及び定数問題であります。  首長の権限が強化されるのであれば、カウンターパートである地方議会のチェック機能、権限も強化されなければバランスを失うと思います。今回の機関委任事務が廃止されることに伴い地方議会の調査対象も拡大が図られるようですが...全文を見る
○藤井俊男君 時間が来ましたので、どうも大変ありがとうございました。(拍手)
07月07日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○藤井俊男君 公述人の方々、大変御苦労さまでございます。  民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。  ただいま貴重な御意見を承って、私は皆さん方の意見を聞く中で、国政の場におきまして反映をしてまいりたいと思っております。ひとつよろしくお願いを申し上げます。  まず、岡崎知...全文を見る
○藤井俊男君 際して何か。
○藤井俊男君 私は、市町村がよくなれば県も国もよくなると。これは私個人の持論なんですけれども。そういう中で、知事さんも権限移譲の中でこれまで取り組まれてきた。今、一括法案が四百七十五本も出ておりまして、私どもはちょうどきょうで審議が九日目に入っておるという状況でございまして、公聴...全文を見る
○藤井俊男君 それでは、後藤先生の方にお聞かせを賜りたいと思うんです。  地方議会の強化を後藤先生は特に訴えをされておりました。私は、後藤先生が継承そして敬愛している長洲知事さんのお話を賜りまして、いろんな意味で御指導と共感を覚えている一人でございます。  国と自治体の関係が...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、首長の多選批判という形でいろいろ議論をされたところでございますけれども、法案等においては一定の規制は盛り込まれておらなかったわけですが、この辺、歯どめの関係等、率直な御意見がありますならば承れればと思っておるんですが、後藤先生、よろしくお願いします。
○藤井俊男君 ありがとうございました。  行政をチェック、指摘、監視する機関、地方議会ということで、特に島田先生も地方議会の存在価値も訴えられておりますが、そういった中で、今度の法律では上限が特に定めにはなっておるところなんですけれども、私は、先ほども訴えられておりましたけれど...全文を見る
○藤井俊男君 大変ありがとうございました。特に島田先生は、条例等の関係で地方で制定すべきと。いろいろお述べになっていただきました。  そこで、環境、ダイオキシン等に触れられておりましたが、私は埼玉県の出身でございますので、特に所沢のダイオキシンの発生がございまして野菜等において...全文を見る
○藤井俊男君 長引く不況が続いておりまして、地方自治体では経営が破綻、あるいは破綻とは言えないと思うんですが、経営が大変厳しい状況になっておりますが、平成十一年度地方財政でも十三兆円の財政不足と。また、地方税収も三兆円が不足だということでこの前発表されておりますが、特に東京、大阪...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。
07月08日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号
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○藤井俊男君 民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。  私は、民主党・新緑風会を代表して、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律案に賛成し、共産党提出の修正案に反対する立場で討論を行います。  民主党・新緑風会は、政府提出の地方分権一括法案について、これまで...全文を見る
07月29日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第16号
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○藤井俊男君 民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。  七月八日に住民基本台帳法の一部を改正する法律案が提案されまして、これまで質疑等も行ってまいりましたけれども、我が党といたしましては、重要法案とこの法案を位置づけておりまして、部会等でもたび重なる議論をしてまいったところで...全文を見る
○藤井俊男君 このコミュニティーネットワーク地域構想ですけれども、これについて確かに十七市町村に当たったといったことでありますけれども、目的といたしまして行政窓口サービスではすべての住民に対するサービスの向上を目指し、以下、三点の達成を目標とするということで、一つとして住民が各種...全文を見る
○藤井俊男君 私は、活用状況はただいまの答弁でわかるわけですけれども、実態を聞いたわけであります。  しからば、その十七市町村の実態はどうなったのだろうか。活用はこういうふうな活用をしているということですけれども、実態をお示し願いたいと思います。
○藤井俊男君 私は先般、静岡県豊田町やそして浜松市等も見てまいりましたけれども、今活用されていない、あるいは見直し等もございましたけれども、しからば十七市町村の実態はどうなんだろうかと調べさせていただきました。そうしましたら、この十七市町村の実態はまさに大変な事態であります。 ...全文を見る
○藤井俊男君 私たち一行が先ほども申しましたように視察をさせていただきまして、私は実態をつかんでまいったところであります。  大臣、この実態をどう把握、認識されておりますか、お願いします。
○藤井俊男君 大変失礼な言い方かもしれませんが、世界の中で何カ国かこの住民基本台帳たるものにいろいろ取り組まれているというところもあるやには聞いておりますけれども、世界あるいは国内において大臣は私どもと同じように現場を視察したことがあるかないか。現場を見てきておるかどうか、この辺...全文を見る
○藤井俊男君 私は、自治省の内部ではビッグプロジェクトの一つではないかなという気がするんです。そういった中で、大変恐縮ですが、私どもに提案するからには、外国の状況やらあるいは国内の状況をやっぱり大臣が視察する必要があったんではないか、このような感じがするんですが、いかがですか。
○藤井俊男君 日夜大変御苦労さまでございます。よろしくひとつお願いしたいと思うんです。  そこで、私は、この窓口のトップにおられる行政局長、この実態をどう見られておりますか、お聞かせ賜りたい。
○藤井俊男君 そこで、私は、この新ネットワークシステムを財源、人間、権限から検証してみたいと思っております。地方分権の推進、地方自治の拡充を目指した地方分権推進関連法案の議論で重要なテーマでもございました財源、人間、権限についてであります。言いかえれば、ポイントは金、人、物である...全文を見る
○藤井俊男君 ランニングコストは全国でどのぐらいなんですか。
○藤井俊男君 これは平成十年の住民基本台帳ネットワークシステムの構築に要する経費(試算)ということで私どもの方にも手元にいただいておるところでありますけれども、さらに私はわからない点がございます。  今、ランニングコスト、年間二百億だということでございますけれども、さらにお聞き...全文を見る
○藤井俊男君 具体的に試算していない、困難だということで、私たちがたび重なる質疑をこの委員会で行っておりますけれども、提案をするからには、実施に向けて確実にそろばんをやっぱりはじいておく必要があるんではないかと思うんです。今の局長さんの答弁では、平成八年の懇談会のあくまでも試算で...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございます。  先般の豊田町では、あそこの人口は二万八千人ですね。それで、このシステム導入に向けた費用が何と一億九千万かかったというわけです。端的に計算しましても、三千二百三十二の自治体、そして四十七都道府県を足しますと三千三百近くになるわけです。これに...全文を見る
○藤井俊男君 同じく、詳細については難しい、人件費ということでなかなか試算をしておらないようであります。  一昨日、参考人の安田浩先生がおっしゃっておりましたけれども、中の人、自治体職員、この人を教育することではなく、適材適所で非常に柔軟に雇う必要があると私は思うということで、...全文を見る
○藤井俊男君 これに時間ばかり費やしてもあれですから、次に入ります。  システムのコストの政府の試算の算定根拠となっているのは、ハード、ソフトを含めリース契約を想定したものと考えられますが、先ほども言っておりました、契約が仮に五年リースであると考えますと、当然導入五年後にはまた...全文を見る
○藤井俊男君 そうなってまいりますと、自治体が定期的に交換あるいはコンピューターをかえていくということになりますと、先ほどこのモデルケースの中で財政が厳しい市もございましたので、非常に財政の硬直化をもたらすようになるのではないか、また負担を政府の方へ、これから自治省も総務省へと変...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、更新の関係をさらにお聞きさせていただきますけれども、十年間たつともう相当ネットワークシステムが大きな変化を遂げるであろうと私は思っております。こうした状況の中で、システムの基本的な仕様はだれがどこで決めるのか、市町村にはシステム構成と製品構成に関してどの程度...全文を見る
○藤井俊男君 一昨日の参考人の前川徹先生がおっしゃっておりましたけれども、セキュリティーの関係で確保するには暗号技術の進歩に合わせる必要がある、こういうことを述べているんです。ISOの会議において、ことしは決められた国際規格の15408というセキュリティー規格を入れてほしい、これ...全文を見る
○藤井俊男君 私は、この種の関係で、決して業界の利益とかそういうことがあってはならないと思っておりますので、国民のためのこういうシステムでなくてはならないと思っております。  そういう視点からとらえますと、市町村によって、新システムの導入後、財政的理由からあるいはICカードの利...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、本拠地の視察地、静岡県豊田町の実例から私は伺いたいと思っております。地方分権推進法が制定をされまして地方自治体の各現場ではその受け皿づくりのために全力を挙げ、取り組んでおります。各自治体にとっていまだ経験をしなかったような大変な変化を迎えておると言っても過言...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。  今回視察した静岡県豊田町を例に見ますと、町長はあいさつの中で、住民基本台帳ネットワークシステムは、住民の利便性が高まり、行政手続を簡素化するためにはよいことであり、情報化と地方分権にも役立つ、国と地方がスクラムを組んで実現し云々と述べら...全文を見る
○藤井俊男君 豊田町では、ネットワークシステムを運用しているわけではなく、大人と子供のICカード事業を行っております。住民票の発行と、高齢者、児童の健康管理、先ほども局長さんが言っていましたけれども。図書館の利用等にカードを使っている。年間のランニングコストは二千万円程度かかると...全文を見る
○藤井俊男君 さらにお聞かせを賜りたいと思うんですが、豊田町では開発費に一億九千万円かかっております。システム開発に一億一千万、ハード等がその残りを占めるという状況であります。このうち、自治省関係からの補助が特別交付税ということで六千万円程度来た、残りは他省庁の補助金で賄ったとい...全文を見る
○藤井俊男君 そこで大臣にお聞かせを賜りたいと思うんですが、この間ずっと私が質問をいたしてまいりましたけれども、自治体の現場を私はつぶさに視察してきまして、結論的に申し上げますと、この住民基本台帳ネットワークシステムが政府の試算をはるかに超えるような巨額の費用を要することは明らか...全文を見る
○藤井俊男君 続きまして、今度は人間論に入りたいと思います。人の問題であります。  この住民基本台帳ネットワークシステムに必要な職員数をどのぐらいに見ているかということは先ほども私申し上げましたけれども、ちょうど今の時点では具体的な職員の数は発表できない、算定できないということ...全文を見る
○藤井俊男君 時間が参りましたので、人間論の中間まで入りましたけれども、最後は人間から権限、そして全般的にとこの問題は入ろうと私は思っておりまして、まだたくさん質問点が残っておりますけれども、後の機会にさせていただきたいと思っております。  ありがとうございました。
08月05日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第18号
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○藤井俊男君 おはようございます。民主党・新緑風会の藤井俊男でございます。  日ごろ、地元の皆さんには大変お世話になっております。また、本日は地元大宮市におきまして地方公聴会が開催できますことを私は非常にうれしく思っております。  ただいま公述人の方々から貴重な御意見を賜りま...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、先日、地方自治体の根幹であります地方分権推進法案を我が委員会で審議したわけです、四百七十五本の法律でありますけれども。これにつきましては各自治体でそれぞれの受け皿づくりに取り組まれたわけですが、大変だったろうと思うんです。  そこで、この法案につきまして、...全文を見る
○藤井俊男君 何の事業におきましても、財源それから権限、金、人、物ですね、これらが言われるわけであります。私ども、静岡県の豊田町、二万八千人のところを視察させていただきましたけれども、このシステムをつくるのに費用が一億九千万円かかったということであります。先ほど市長さんの方からも...全文を見る
○藤井俊男君 次に、青木公述人にお尋ねしたいと思うんですが、私はちょうど青木さんと入れかわりましてこれまで県議会議員をやっていたものですから、県の行政については一定程度理解していると思っております。  埼玉県ではインターネットによる情報公開に積極的に今取り組まれておりまして、県...全文を見る
○藤井俊男君 やっと検討を始めたということですが、県に何らかの関係で自治省からこれまでお話がありましたか。
○藤井俊男君 この導入に当たりまして専門的な知識の人が、これはコンピューターですからハードの関係者が必要だということでありますが、聞くところによると、参考人からは二人ぐらい専門家がいないと無理だろうということでお聞きいたしておるんですが、九十二市町村でいきますと、これはもう端的に...全文を見る
○藤井俊男君 さらにお聞かせを賜りたいと思うんですが、自治体としてこれまで特殊法人を含めていろいろ外部委託の関係があるわけでありますけれども、これらについて個人情報保護条例が整備されているところとされていないところ、いろいろ不備な点もあるわけですが、外部委託についての個人情報の漏...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。  続きまして、品川公述人にお聞きしたいと思うんですが、率直な、素朴な感じというんでしょうか、疑問をお示ししていただきまして本当にありがとうございます。  身分証明になるということ、私は先般豊田町でこのカードをモデルとしてやってきたんです...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、持ちたいという中で、このカードが紛失とか盗難とかあるいは偽造とかあった場合、プライバシーの侵害にもなるおそれがある、こういうことが指摘されているんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。
○藤井俊男君 ありがとうございました。  江原公述人にお聞かせを賜りたいと思うんです。非常に長い間練馬区役所で実際の職員として勤めながらプライバシーアクションに十六年間取り組まれているということですが、非常にこれにつきましては関心を呼んで、私どもにもそれらの要旨を非常に事細かに...全文を見る
○藤井俊男君 危惧をしているということですが、個人情報保護条例の不備な点もあるのではないかと思うんです。原則として個人情報の目的外利用、外部に提供禁止となっておりますが、人間ですから、人ですから魔が差すということがございますので、この辺についてやっぱりひとつ私も大きな心配をいたす...全文を見る
○藤井俊男君 ありがとうございました。
08月12日第145回国会 参議院 本会議 第45号
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○藤井俊男君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま提出されました住民基本台帳法の一部を改正する法律案を議院の会議において直ちに審議することの動議に対し、反対の討論を行うものであります。  まず、自自公三党の強引な議決により、地方行政・警察委員長に対し中間報告を強要し、委員...全文を見る
12月10日第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○藤井俊男君 若干変則的な質問時間帯になっておりますが、冒頭、総務庁長官、就任おめでとうございます。どうもいつも御厄介になっています。  きょうは、後ほど締めくくり総括で質問をさせていただきますが、ただいまは農林水産省、国土交通省関係についてでありますが、私は主として農林水産省...全文を見る
○藤井俊男君 行政改革会議の最終報告は平成九年十二月三日でありました。ここで示すものと合致していないのではないかという私はちょっと疑問を持つところでありますが、改革の中身はちょっと物足りないような気がしてなりませんけれども、この点についてはどうですか。
○藤井俊男君 農林水産省は、このたびの独立行政個別法案におきまして、その所管する技術、研究開発に係る試験研究機関のすべてについて、今、政務次官からも話がございましたけれども、独立行政法人化することにしたわけでありますね。これはいかにも、私はちょっと乱暴過ぎる決断のように思えてなり...全文を見る
○藤井俊男君 今、政務次官からも研究の成果をとらえている旨話されておりますので、ぜひその辺、私は心配をきわめておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思っております。  そこで、大臣がお見えになりまして、お忙しい中済みません。これまで、今農林水産省関係、大臣にかわりまして谷津...全文を見る
○藤井俊男君 今、研究機関としての位置づけ等につきまして大臣の方からお答えがございましたけれども、私の聞くところは、今回の独立行政法人五十九法人の中で、農林水産省の関係が二十六事務の十七法人の関係、この移行に当たっての大臣の率直な感想をお聞きしたかったのであります。その点はいかが...全文を見る
○藤井俊男君 特に農林水産関係は難しい分野でございますので、私はちょっと納得いかない面もございますけれども、ぜひ成果を期待もいたすわけでございます。  そこで、独立法人化に向けた役員の関係をお伺いしたいと思っております。  理事長、理事、監事、それぞれ役員が充てられております...全文を見る
○藤井俊男君 総務庁長官から人事管理の上で、もうベテランの長官でございますので、その辺についてのお答えをいただきました。  農林水産省関係十七法人については農業技術研究機構だけでも十一人残るわけですね。十七法人については役員は何人おりますか。
○藤井俊男君 役員を設置した場合、これは定員はどうなりますか。農水大臣、定員の関係。
○藤井俊男君 四十九機関ですから、所長さんの関係、当然理事長さんは四十九人。どうも五十一にふえるということでありますが、私が聞いているのは、役員の方々の増員は定員枠に、定員というのがあるでしょう、それぞれの省において定員があると思うんです。定員枠に入るのか入らないのかということを...全文を見る
○藤井俊男君 そうしますと、定員枠に入るということになりますと、農林水産省の関係でもこれは十七法人、四十九機関ですから、ずっとトータルして現在八千九人おりますけれども、大臣、これは入っていたらまたオーバーしますよ。この辺は違っているんじゃないですか。
○藤井俊男君 それなら私も理解をいたします。  国民は、独立行政法人化になるについて、この定員の中にというより、一定の、早く言えばスリム化等を叫ばれている中ではそれなりに定員枠にも入っているというふうに思うのが普通ではないかと思うんですが、その辺については私は理解にちょっと苦し...全文を見る
○藤井俊男君 ふえる。
○藤井俊男君 二百八十八人ということでありますが、昨今、天下り問題が大きく取り上げられております。このたびの独立行政法人化が天下りの温床になってはならないと私は思っております。  独立行政法人通則法の第二十条では、各法人の長及び監事については主務大臣、その他の役員については法人...全文を見る
○藤井俊男君 時間ですので、私は、行政改革の本来の目的であるべきスリム化、国と地方、民間との役割分担が真摯に論議された上での行政改革でないことを最後に訴えて、質問を終わります。  ありがとうございました。
12月13日第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
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○藤井俊男君 おはようございます。  国会の会期も明後日までとなりまして、慌ただしい日々を迎えております。行革税制特別委員会に付託されました独立行政法人の法案もいよいよ本日締めくくり総括ということになりました。  そこで、独立行政法人制度についてはこれまで衆参においてさまざま...全文を見る
○藤井俊男君 今、大臣が貴重なエージェンシーの関係は参考にしていただくということでございましたけれども、当時の武藤長官、これは一九九七年ですが、続長官の四代前の武藤長官はこれについては高く評価をいたしておりますね。  どうもいま一つはっきり私はしないのですけれども、所管の続総務...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、今回の法案で独立行政法人となることが予定されている機関は、試験研究、文教研修、検査・検定という施設等の機関です。しかし、中央省庁再編のための行政組織のスリム化のためなら、府省庁という行政機関の本体にある実施部門に私は手をつけるべきではなかったかなと、こういう...全文を見る
○藤井俊男君 どうも、ただいまの答弁は、聞きますと、それなりに中央省庁再編の中で新たにつくられたということで九十八になってきたということは理解をいたすところでございますけれども、イギリスでは社会保険や旅券等を独立化しておりますね、これ見ますと。  この社会保険の関係等を独立化す...全文を見る
○藤井俊男君 次に、公務員型の特定独立行政法人の行為と国の責任の問題について質問させていただきたいと思います。先日、我が党の佐藤泰介理事より質問がございましたけれども、どうも答えが極めて不十分なものでしたから、私は重ねてお聞きしたいと思っております。  独立行政法人は国とは別の...全文を見る
○藤井俊男君 今、政務次官から具体的に事細かに規定等を踏まえて判断されまして答弁なされましたけれども、大臣は長く都政の方でやられてきたわけですから、この区分等についてはもう十分知り尽くしているということだろうと思うんですが、大臣の認識はどのようですか。
○藤井俊男君 大臣から最終的には国の責任になるということをお答えいただきましたけれども、この辺の関係は、先ほどの政務次官と関連しますが、その行為が国の行為ではない、例えば別の法人格で、その法人の違法行為によって損害を受けた場合、これはただいまの国の責任という形でよろしいんですか。
○藤井俊男君 特定独立行政法人の場合、具体的な業務執行はすべて国家公務員が担当しているのですから、常識的に考えて国の責任がないとは到底私は言えないと思います。  その場合、国を直接に訴えることができますか。被害者救済のためにぜひともこの辺については聞いておきたいと思っております...全文を見る
○藤井俊男君 そこで、仮に国家賠償の損害賠償が発生した場合、これはその場合主務大臣が担当ということになるんですか、細かいことですけれども。
○藤井俊男君 どうも特定独立行政法人の責任について、国との関係ですね、すっきりしないところが気になっております。  一方で、法人に対する主務大臣の権限について見ますと、独立行政法人通則法の定めるところによれば、法人の長の任命や役員の解任、業務方法書の許可、中期目標の決定、中期計...全文を見る
○藤井俊男君 ある新聞でも、新たな天下り先の懸念があるということで報道をいたしております。私は、先日も個別の、省別の質問のときに、天下りの関係について心配をきわめまして質問いたしておりますが、公益性が極めて強く、公権力の行使に当たるものもあるという特定独立行政法人の業務の性格や天...全文を見る
○藤井俊男君 最後に、これまで私は議論が不十分な点について質問させていただきました。そもそも独立行政法人制度とは何なのか、スリム化のために何が必要なのか、国民の目から見て本当の行政改革こそが求められておるのではないでしょうか。そのことを訴えて、私の質問を終わります。