藤木洋子

ふじきようこ



当選回数回

藤木洋子の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○藤木分科員 質問に入ります前に、二、三の写真の提示と、それから現物の資料をちょっと使わせていただきたいと思いますので、お許しをいただきたいと思います。  私の質問ですが、昭和四十七年三月の山陽新幹線の開通以来、沿線住民は、早朝から深夜に至る八十ホンを超える騒音、軽震に相当する...全文を見る
○藤木分科員 今のお答えですと、この七月にその基準を達成できるというふうにはとても考えられません。まだまだかかるという大変暗い見通しでございます。今おっしゃいました音源、振動源対策にいたしましても、私が伺っているところでは、昭和五十六年の七月に新幹線の騒音、振動公害対策の試験結果...全文を見る
○藤木分科員 逐次ということで期日ははっきりさせられないわけですが、住民にいたしましたら、民家などの防音工事、防振工事、それだけが頼り、こういうことになっているわけです。現在進められている七十五ホン以上の民防工事の対象地域の声を私は聞いてきたのですけれども、非常に深刻なんですね。...全文を見る
○藤木分科員 今のお答えは私は大変悲しゅうございます。いろいろな振動の整合性というふうにおっしゃいますけれども、ここのお宅は新幹線が通るまでこんな被害がなかったんですよ。私が伺ってきたところはみんなそうなのです。新幹線が通り始めてからそういった被害が起こっている。しかもそれを御自...全文を見る
○藤木分科員 私は、今環境庁が複合被害についての地域を対象にした基準を出していらっしゃらないというところにも一つは事業が進まない原因があるのではなかろうか、こんなふうに考えますので、運輸省とされましては、環境庁とも御相談をいただき、ぜひそういった基準を決めていただくような御要望も...全文を見る
○藤木分科員 ぜひともその関係機関の一つには国鉄をしっかりと入れていただきまして十二分に御指導いただきたい、しっかりと要望を伝えて改善が図られるまで粘り強く頑張っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  二百六十キロ走行につきまして、国鉄は環境アセスメントを行...全文を見る
○藤木分科員 今のお答えは納得できません。とり得るというふうにおっしゃいましたけれども、公害対策といいますか音源対策も、先ほど伺ったデータでは出ていないのじゃないですか。しかも七十ホン対策ができていない現実で、そんなことを言っていただいても私は納得するわけにはまいりません。総裁、...全文を見る
○藤木分科員 総裁、その地元との相談というのは、合意を得るまで本当に協議を進めて、民主的に進めていただきたいというふうに、そのお言葉信頼させていただいて、ぜひそのような態度を貫いていただきますように重ねてお願いを申し上げます。  いま一つ私が御質問申し上げたい問題は、障害者に対...全文を見る
○藤木分科員 年次計画がないのが問題ですよ。そんなふうに思われませんか。  それも問題ですけれども、しかし、現在の駅舎の改善方法にも私は問題があるというふうに思いますので、指摘をさせていただきたいと思います。  障害者の声を鉄道事業者がよく聞くということが、この事業を進める上...全文を見る
○藤木分科員 私鉄にもかかわることですので、運輸省の方でもぜひその点を進めていただくようにお答えをいただこうと思っておりましたが、時間がございませんので、次の質問に入らせていただきたいと思います。  もう一つ、尼崎で障害者の生活と権利を守る尼崎連絡協議会という団体があるのですが...全文を見る
○藤木分科員 時間が参りましたけれども、大変なおくれを来しているのは、予算不足というか、そういう苦しい財源の中での措置であろうと私は思うのです。しかし、予算がなくても新幹線のグリーン車には個室をつくるとかいうことは検討されていらっしゃるわけですね。ですからそういった折に、障害者の...全文を見る
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○藤木分科員 今年度の予算は道路財源に非常に厚く配分をされている結果になっております。折からの民間活力の導入のかけ声と相まって、またしてもそこのけそこのけ道路が通るの機運が懸念されるところですが、公共事業の公共性はすべてに優先するものではありません。  そこで大臣にお伺いをいた...全文を見る
○藤木分科員 大臣の公共事業に関する精神、よくわかりました。  そこで次に、一般論として環境と道路構造の関係について建設省にお尋ねをいたします。  これまでの高架式にかわって掘り割り式、半地下式と言われる構造が登場しております。ことし一月に開通をした常磐自動車道の一部、四キロ...全文を見る
○藤木分科員 私も、その掘り割り式が今までの高架式よりもまさっているというような立場をとってお伺いしたわけではございません。この常磐自動車道の掘り割り区間も地元柏市、流山市では住民も自治体も完全地下方式というのを強く要求していらっしゃったわけです。ところが科学博へのルートとして建...全文を見る
○藤木分科員 阪神高速道路公団の手で事業実施が予定されている高速道路大阪池田線の延伸計画について具体的にお尋ねしたいと思います。  これは、現在大阪空港までとなっているのをさらに猪名川に沿って七・四キロ延長させ、国道百七十三号線及び池田亀岡線に連絡させるバイパスです。ところがこ...全文を見る
○藤木分科員 この道路の通過地点とされました関係住民がまず問題にしたのは、奥地開発との関係です。本計画完成を前提に、猪名川奥地での日生、三菱地所など大手企業による大規模宅地開発計画が相次いでおりまして、これを野放しにすれば、現在の渋滞は解消しないばかりか新たな道路がまたしても必要...全文を見る
○藤木分科員 従来どうしてこられたかということは今のお答えでは非常にあいまいでして、県から計画が上がってきたらそれをごらんにはなるのでしょうけれども、それに対して積極的に意見をおっしゃったというふうには私にはとてもうかがえませんでした。  私たち日本共産党としましては、六〇年代...全文を見る
○藤木分科員 そういった総合的な御検討もされたという点はわかりました。当初三・何倍になるという人口急増の計画ですね。しかし、これはそのようには進んでいないという点を指摘しておきたいと思います。そのようにして計画をされた本計画ですが、これは公害を出さない、環境を破壊しないものになっ...全文を見る
○藤木分科員 環境への影響を十分調査したというふうにおっしゃいました。今協議をしておられるという点はそうでしょうけれども、十分調査したとは私どうしても思えないのですね。この環境アセスメントについての不十分さを指摘しているのは住民だけじゃないわけです。川西市の環境保全審議会が五十七...全文を見る
○藤木分科員 今、その環境アセスメントを出された後の対応などについてかなり詳しくお答えをいただいたのですが、そのお答えでもとても住民は納得しないだろう、私そんなふうに思うのですね。  今回環境アセスメントを行ったのは、事業実施者である阪神高速道路公団が行ったものであります。自治...全文を見る
○藤木分科員 その後の多少の努力、これは認めることにいたします。  構造の問題では技術的な問題もございまして、皆さん方が住民側にいろいろと説明をされるわけですが、住民側は直ちに判断がつきかねるのも無理はないわけです。それと、これまでに当局がとってきた態度から、当局はその場その場...全文を見る
○藤木分科員 先ほども私申し上げましたけれども、予算がついている割には進捗率は極めて低いし、ことしの計画も非常に漠然としておりました。事業が進まない原因というのは、住民の合意を得ずにルート及びそれに基づく構造を決め、住民の声に耳をかさずに、これを唯一絶対の方法であるがごとき態度を...全文を見る
○藤木分科員 非常に結構でございます。ぜひその精神を最後まで貫いていただきますように御要望申し上げ、最後に大臣に申し上げますが、公共事業が公害を出さない、環境を破壊しないで進められなければならないという、最初にお答えをいただきましたその精神が、この大阪池田線延伸計画でも貫かれ、そ...全文を見る
04月10日第102回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○藤木委員 私はきょう、教育改革に関する三つの問題、教育自由化論、大学入試のあり方、九月入学問題と学校給食問題について質問をいたします。  中曽根首相は予算委員会などの答弁で、教育改革と行政改革とは質的に違うという旨、繰り返し述べていられますが、文部大臣も同じお考えに立っておら...全文を見る
○藤木委員 ところが、臨教審で論議をされている内容を見ますと、およそ教育的発想に立っているとは言いがたいと思うのです。その典型が教育自由化論ではないかと思います。この教育自由化論の源流は、アメリカの経済学者ミルトン・フリードマンらの理論であると思うのですけれども、どうでしょうか。...全文を見る
○藤木委員 確かに、今おっしゃいましたように、その理論が今回も当てはめられようとしているというふうに思うわけですが、そもそもフリードマンの理論は、いわゆる新自由主義と呼ばれる経済理論なんですね。アメリカの行政改革の理論的支柱にもなっていることは御存じのとおりです。この教育分野での...全文を見る
○藤木委員 私も、競争一般を否定しているわけではございません。今大臣は、発達段階の人間、人格形成の発達途上にある人間に対する教育は、経済とはおのずから違うというふうにおっしゃったわけですけれども、しかし、今論じられている自由化論、この原理を見てみますと、やはり資本の論理であり、経...全文を見る
○藤木委員 私がここではっきりさせておきたいのは、教育における競争というのは一体どういうものなのかという点です。これは優勝劣敗では決してなくて、子供同士、教師同士、お互いに助け合って、励まし合って、能力を引き出し合う、つまり成長し合うという意味での競争だというふうに考えるのですが...全文を見る
○藤木委員 大臣も競争は弱い者を決して切り捨てたりするものではないという点を強調されたと思います。ですから、学校教育を商品市場のように取り扱う考え方というのは、言語道断といいますか、これは持ち込むべきではないと思うわけですね。こういう考えはきっぱりと拒否なさるかどうか。今の立場に...全文を見る
○藤木委員 文部大臣は心配してないというふうにおっしゃいました。そのとおりであれば結構です。しかし、意に反するような事態が生まれたときには、文部大臣として何が一番大事か。臨教審の答申、これは確かに尊重しなければならない。しかし、文部大臣としては日本の子供たちの教育に責任を負うとい...全文を見る
○藤木委員 公教育制度を否定して教育の機会均等などの原理を無視するような自由化論は破綻せざるを得ないということが実証済みになっているわけですね。それはまた、教育の条理を無視して乱暴に経済原理を導入しようとすることがどんなに無理か、誤りかということをも証明したものだと思うわけです。...全文を見る
○藤木委員 大臣、そんなふうにおっしゃらない方がよろしいと思います。国民はそれでは納得いたしません。臨教審が生まれた経緯を知っている者なら、大臣のその御答弁はだれをも納得させることができないということを私申し上げておきたいと思います。  そこで、もしそうであるならば、大臣、今お...全文を見る
○藤木委員 私は、臨教審の考え方を伺ったのではなくて、大臣のお考えを伺ったわけでございまして、大臣は行政改革と教育改革とは違うんだという態度を表明されたものとして、次の質問に移りたいと思います。  次に、大学入試のあり方について質問をいたしますが、臨教審第一次答申の柱は何が予定...全文を見る
○藤木委員 今おっしゃったのはアラカルト方式という方法のことかと思いますが、具体的にはどういう内容でしょうか。新聞などの報道によりますと、一科目あるいは二科目を利用することも可能となっていますけれども、共通テストは一、二科目だけの利用でもよいということでしょうか。
○藤木委員 その入試のあり方、非常に多様なあり方が、高校教育にどんな影響を与えるかということは審議していらっしゃるでしょうか。私は高校教育の現場に混乱を起こすのではないかと思いますけれども、その点はいかがですか。
○藤木委員 むしろ、私は、高校教育をゆがめることになると思いますね。審議中だ、考え中だということを再度おっしゃるわけですけれども、しかし、部会の報告はこの四月の二十四日にもまとまろうとしているんじゃありませんか。これまでに国会にただの一度も報告がなかったと思うのですけれども、そう...全文を見る
○藤木委員 臨教審につきましては、その設置法案をめぐって私たち日本共産党も百一国会で論議をしてきたところなんです。しかし、そのことを私は今問題にしているのではなくて、この共通一次が決定した経過があるわけですよ。国会の場で二年がかりでやってきた、その決議したことが覆されるあるいは変...全文を見る
○藤木委員 局長はそんなふうにおっしゃいますけれども、並行しまして臨教審の方でも大学入試のあり方というのは今検討されているわけですね。そうしますと、国大協の案と臨教審の実との関係、これはどんなふうになりますか。
○藤木委員 極めて楽観論なお返事でございますけれども、しかし、私大連はこれに加わることに消極的でございましょう。私どもも、共通一次について見直しが必要じゃない、こんなことは言っていないわけです。当然見直しは必要だというふうに考えておりまして、共通一次試験から二次試験までの期間の問...全文を見る
○藤木委員 よろしくお願いをいたします。  次に、九月入学問題につきましてお伺いをいたします。  大臣は、大学の入試時期を九月にすることについて肯定的な発言を、これは記者会見の発言ですが、していらっしゃるのですが、現在もそういうお立場がどうか、伺わせてください。
○藤木委員 入学時期が九月でいいという御発言でした。大学入学です。
○藤木委員 季節の問題だとか、三学期に教科をしっかり学ぶことができるというようなことでメリットがあるというふうなお答えだったんですが、そうしますと、大学だけではメリットは余りないというような感じがするわけですね。小中高も含めて九月入学が望ましいというふうにお考えですか。
○藤木委員 それでは、大学に九月入学を取り入れられた場合に、学生の就職問題についてどんな影響が考えられるか。これは労働省からお答えをいただきたいと思うのです。
○藤木委員 新卒者を受け入れる側にはどのような影響が考えられるか、とりわけ中小企業について九月入学はどうなるか、これは通産省からお答えをいただきたいと思います。
○藤木委員 しかし、中小企業にとってこのことがメリットがある、プラスになるということではないようですね、一時的な混乱というふうにおっしゃいましたが。  特に問題になりますのは、高校卒業が三月、大学入学が九月とした場合に、高校卒業後大学入学までの間、進学希望者は出身高校が面倒を見...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、その財政負担は国が責任を持たなければならないと思うわけですけれども、これは見通しがあるのですか。
○藤木委員 仮定とおっしゃいますけれども、審議というのはそういうものだと思うのですよ。考えられるあらゆる可能性がどうなるのかといったあたりを洗いざらい出して、それにどういう対応ができるかといったことまで考え尽くしてやらなければならない。大臣のお話を伺っておりますと、非常に楽観的に...全文を見る
○藤木委員 学校給食法ができまして三十年経過するわけですけれども、三十年経過した今日、学校給食について国民の中にさまざまな議論があるわけですね。今のような飽食の時代に給食なんか必要なのか、子供の昼食は父母の自由にしてほしい、弁当を持たせるべきだという学校給食不要論に近い意見もある...全文を見る
○藤木委員 大変御丁寧に御答弁をいただくのは私も望むところなんです。そういう論議を深めたいと思うのですけれども、残念ながら時間が限られておりますので、今の大臣の指摘にもございましたように、私どもの地元の灘神戸生協の組合が行いました五年生の食生活調査アンケート、それから子供の食生活...全文を見る
○藤木委員 率直な御感想だけ伺おうと思ったのですが、かなり理念にわたってお答えをいただきかかわらず、一方的に今回のような合理化通知を出して、教育としての学校給食を損なうようなことがあってはいけない、私はこれは認めることはできないというふうに思うわけです。このすぐれた学校給食の実践...全文を見る
○藤木委員 合理化してくれということがあったと言いますけれども、これは決して父母や子供たちがお願いしたわけではありませんね。その点を私ははっきりさせておきたいと思います。  そこで、農水省にお尋ねをいたしますけれども、従来アメリカの余剰農産物や国内の余剰農産物のはけ口として学校...全文を見る
○藤木委員 非常に積極的な御見解を示していただきましたので、期待をさせていただきたいと思います。  以下、この通知についてお尋ねをしますけれども、随分時間がございませんので、私がなり問題点を続けて指摘をさせていただきたいと思うのです。  第一に、民間委託の問題ですが、私は昨年...全文を見る
○藤木委員 きちんと御指導いただけるかどうかということを伺ったわけでございます。あなた、そんなことをおっしゃいますけれども、この通知で随分無理な注文をしていらっしゃるのですよ。だって、給食会社の業界団体である日本給食サービス協会の幹部の方が、調理部門の委託は労務提供だけではメリッ...全文を見る
○藤木委員 ですから、全面民間委託もできるということを示唆していらっしゃる、そのようにとれるのですけれども、そうなんですか。
○藤木委員 万全の管理体制などと先ほどからお答えになっていらっしゃるわけですけれども、そんな次元の問題ではないわけですね。これは学校給食からの公的責任の放棄といったことになる、私はそう言っても決して言い過ぎではないと思います。  学校給食法第四条で、市町村に対して「実施されるよ...全文を見る
○藤木委員 先ほどから原則ということを、あなたは原則だというふうにおっしゃいました。確かに通知でも原則というふうにお出しになっているわけですけれども、しかし、原則だということが学校給食法で述べられていますか。これを原則とすると、私つぶさに拝見させていただきましたけれども、どこにも...全文を見る
○藤木委員 私は、各設置者が実情に応じてどのような方法を選択したとしましても、国としてはこれに介入をするべきではない、そして補助をすべきだ、このことを強く申し上げておきます。  あなたのお答えそうですよ。設置者に任されているんですからね。ですから、これに反して指導する――原則な...全文を見る
○藤木委員 どうもはっきりしませんね。それでは不安が募るばかりです。私は大変不満だという態度を表明させていただいて、次の質問をさせていただきます。  学校給食に企業秘密が持ち込まれ、不明朗な部分ができてしまう、これが民間方式なんですよ。ある企業の幹部は、今私どもは学校給食のノー...全文を見る
○藤木委員 今三年だけおっしゃいましたけれども、その前年に随分たくさんの被害が出ているように伺っているんですが、間違いございませんか。五十五年度です。
○藤木委員 そこで、私ちょっと資料を提示させていただきたいと思うのですが、どこにその原因があるのか、私も文部省からいただいた資料を検討してみて、一つのことに気がついたわけですね。この表を見ていただいたらいいんですけれども、これは昭和五十一年から五十八年までの間の調理方式別の食中毒...全文を見る
○藤木委員 私がお示ししましたのは、調理方式別食中毒発生状況ということで、共同調理場方式とそして自校方式とを対比して、分けて表にあらわしたものでございます。今もおっしゃいましたように、確かに、この表で見る限り自校方式よりは共同調理場方式の方が発生件数がふえていく傾向にある。むしろ...全文を見る
○藤木委員 つかみかねているから調査をお願いしているわけです。ぜひ実態をしっかりとデータで握る、実態はどうなのかということをぜひやっていただきたいと思うのですよ。調査をしていただくことは御検討くださいますか。
○藤木委員 よろしくお願いします。  時間も押しておりますが、最後に、調理員問題について伺います。  年間の学校給食実施が百九十日程度で、一日の業務も特定の時間に集中していることを理由に、必ずしもすべて常勤職員を充てる必要がないというのが、臨調、総務庁、そして文部省の見解です...全文を見る
04月19日第102回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○藤木委員 国立学校設置法施行令の一部改正に伴い、東京農工大学大学院連合農学研究科及び愛媛大学大学院連合農学研究科が設置されましたけれども、この連合大学院問題についてお聞きをしたいと思います。  まず、入学定員は、東京農工大の場合は十八名、愛媛の場合は十六名ですから、三年後の学...全文を見る
○藤木委員 参加大学、すなわち茨城、宇都宮、香川、高知に事務職員を置かれるのですか。
○藤木委員 今回の施行規則にわざわざ「東京農工大学又は愛媛大学の大学院の連合農学研究科の教育研究の実施に当たっては、それぞれ茨城大学、宇都宮大学及び東京農工大学又は香川大学、愛媛大学及び高知大学が協力するものとする。」としています。参加大学に事務職員を置くべきではないでしょうか。
○藤木委員 随分御辛抱していらっしゃるのですが、この大学院の事務量は相当煩雑でございます。今後留学生も受ける、こういうわけですから、事務職員の増員をぜひ検討していただきたいと思うのですが、その点はいかがですか。
○藤木委員 では次に、学生旅費の問題ですけれども、茨城大学の学生及び宇都宮大学の学生は、当然基幹大学である東京農工大に通わなければなりませんけれども、旅費は出ますか。
○藤木委員 随分おかしな話だと思うのですね。学位論文の資格要件として、三年間で六十時間共通ゼミナールをとらなければならないことになっております。共通ゼミ出席を義務づけているわけですから、旅費及び宿泊費あるいはセミナーハウス的なものを設置するというようなことを検討していただきたいと...全文を見る
○藤木委員 では次に、助手の調整手当ですけれども、文部省としてどのような対応を考えていらっしゃるか、お伺いをしたいと思います。
○藤木委員 その点は、今文部省がお考えのような点を人事院に御理解いただくように、ぜひひとつお骨折りいただきたいと思います。  では次に、仮称姫路獨協大学問題についてお伺いをいたしたいと思います。  姫路に獨協大学を設置する計画が進んでおります。予定ではことし七月に申請をし、昭...全文を見る
○藤木委員 いろいろ御説明いただきましたけれども、結局ずさんな私大設置、不正な設置、こういったことが相次ぎ、これをチェックする機能を強めるために改正したものでございます。厳正な審査は国民的、社会的要請でございます。  さきに述べました姫路獨協大学の設置計画は、その経過から極めて...全文を見る
○藤木委員 今の御返事ではちょっとわかりにくうございますけれども、しかし、今その方法について文部省が介在したわけではないのですね。御指導されてはいらっしゃいませんか。
○藤木委員 地方自治体に過大な負担を押しつけて大学設置を進めるのはもってのほかでございます。私学自身の自己努力、経営努力、それによって資産がふえるのは当然ですね。しかし、一夜明ければぬれ手にアワの大もうけですよ。こんな手口に地方自治体が使われるようなことは断じて許されるべきではな...全文を見る
○藤木委員 とんでもないことでございます。あなた御自身が先ほど御説明なさいましたように、かつて浪速医科大学設置に当たって虚偽の申請を行い、これが発覚いたしますと私大審委員や文部省の担当官を取り込むため健金品の授受や酒食のもてなしを行った不正事件が問題になったところです。私大審委員...全文を見る
○藤木委員 今の御答弁納得できません。  次の問題に参ります。  文部省も獨協大学設置にさまざまなかかわりを持っていらっしゃいます。獨協学園理事に木田宏さんという方が就任しておられますけれども、この方は前の文部事務次官で、ことし三月まで国立教育研究所長でした。現在、日本学術振...全文を見る
○藤木委員 入試は当然公正を期して行われるのが大原則であって、寄附を行うことで入試の公正さを欠いたり特定の者が優遇されることがあってはならないと思いますが、そのとおりですか。
○藤木委員 そうなりますと、入学定員の一定枠の入学を寄附の条件にするということは、審査基準に言う「入学を条件とする寄附金」に当たるのではないでしょうか。いかがですか。
○藤木委員 「姫路獨協大学設置に関する協定書」の中では、「出資条件は、次のとおりとする。」として、「入学定員の一五パーセント以内に相当する数」の入学が明記されております。これは明らかに「入学を条件とする寄附金」そのものであり、審査基準に違反しているのではないかと思いますが、いかが...全文を見る
○藤木委員 もう一度申します。「出資条件は、次のとおりとする。」寄附金の条件に入学を保証するように要求している協定書です。いかがですか。
○藤木委員 今のは自治体の場合ですけれども、団体の場合はどうなりますか。お金さえ出せばその団体の者の入学は可能になってくるのではありませんか。あなたが今おっしゃっていることは、裏口入学を合法化する、つまり法律で認めるということになるのではありませんか。大変なことです。とんでもない...全文を見る
○藤木委員 今おっしゃったこと、取り消していただきたいと思いますよ。あなた、とんでもないことをおっしゃっていますよ。個人が直接寄附をして、その見返りに裏口入学する、これは個人的な行為で、よくない、あなたそうおっしゃっている。しかし、市が――それが市であるにしろほかの団体であるにし...全文を見る
○藤木委員 そうなりますと、個人でない限り、どんな団体でも、寄附さえすれば、資格があろうとなかろうと一定の入学枠を取ることができる、こういうことに道を譲ることになりますよ。私はそのことを断言させていただきたいと思います。そして、そのようなことが起こってから、しまったと言うのではな...全文を見る
○藤木委員 大臣、私が申し上げていることと趣旨をちょっと取り違えていらっしゃると思うのです。私は、姫路に大学を誘致することに反対をして質問をしているわけでは決してございません。糧協学園が今までかなり定着したいい学校だとおっしゃいましたけれども、確かにその経歴というのは問題になりま...全文を見る
○藤木委員 しかし、既に文部省には御指導を仰いでいらっしゃるわけですよ。それで、文部省の方も御指導していらっしゃるわけですね。私は、その申請が出されてからというお話をされますけれども、申請はできることなら正しく出されて、そして認可をされるというのが望ましいと思うんですよ。それを、...全文を見る
○藤木委員 大学の設置等の認可の申請手続等に関する規則というのには、実に十一項目にかかわって提出しなければならない書類がございますね。当然先方は御存じなんだろうと思いますけれども、かなり厳しくなっているわけですよ。そういうことに全部パスするような御指導が必要だと思いますし、私もで...全文を見る
○藤木委員 質問を終わります。
05月17日第102回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○藤木委員 私は、今回の改正案の質問に入りますに先立ちまして、昨年の第百一国会で審議をされました著作権問題の幾つかについてお伺いをしておきたいと思います。  他の委員からも質問があったところでございますけれども、その一つは、著作物の私的使用等のための複製に対する対応です。百一国...全文を見る
○藤木委員 そこで、附帯決議にございます賦課金制度の導入という点についてですけれども、解決の方策としてこれが適切なものだというふうにお考えになっていらっしゃるかどうか。いかがでしょうか。
○藤木委員 そこで、日本音楽著作権・著作隣接権団体協議会、この団体の調査によりますと、一年間で約八十億八千万曲の音楽が無償でホームテーピングをされていて、レコードの年間生産量の約十一年分に相当する、これは作詞家、作曲家の年間録音使用料の約十八年分に相当すると言われています。ところ...全文を見る
○藤木委員 二つ目の問題ですけれども、ローマ条約、実演家、レコード製作者及び放送事業者の保護に関する条約ですが、このローマ条約、隣接権条約への早期加盟についてお伺いをするわけです。  これも著作権法改正のたびに何回も附帯決議がされてきたところでございます。しかし前進をなかなか見...全文を見る
○藤木委員 その結論を得るまでにどのぐらいかかりそうだというようなめどが立ちませんでしょうか。もし立てはお示しをいただきたいと思います。
○藤木委員 極めて難しいことをお伺いしたわけですが、それにいたしましても、努力が実りつつあるようなニュアンスに受けとめられる場面があったように私理解いたしております。  そこで、大臣、ことしの三月に東京で開催をされたIFPI、国際レコード・ビデオ製作者連盟の理事会でも、未加盟問...全文を見る
○藤木委員 なお一層の御努力をお願いいたしまして、著作権法の一部を改正しプログラムを法的に保護する問題で御質問したいと思います。  今まで各委員の質問に対する御答弁を伺っておりますと、政府間での合意が極めて不十分との感想を持ちました。文化庁と通産省のプログラムの法的保護について...全文を見る
○藤木委員 今いろいろの違いについて御説明をいただいたわけですけれども、プログラムをどう見るか、経済財と見るのか、学術的思想の創作的表現と見るのかという、いわばその性格をめぐる根本的な考え方の相違がもとになっているのではないかというふうに思うわけですね。  そこで、通産省にお伺...全文を見る
○藤木委員 大変わかりにくいのですけれども、基本的な考え方そのものを放棄したということにはならないですね、今の御説明ですと。それも含めて中長期的に検討していく、このように理解してよろしゅうございますか。
○藤木委員 そういたしますと、コンピュータープログラムのよりよい権利保護のあり方について今後とも検討していく中身というのは、著作権法をさらに改正をしていくための検討なのか、それとも新規立法についても検討をするということなのか、その点はいかがですか。
○藤木委員 そこまでは言及できないということのようですけれども、私、今のお話を伺っていますと、この合意というのは非常に不十分だと思うのですね。当面の対応ということでおっしゃるわけですけれども、それだってその場しのぎの態度を決めただけだということでありまして、真から合意ができたとい...全文を見る
○藤木委員 かなり国内で整備をしていることと国際的にやられていることと両方にらんで態度を決定されたようにうかがえるわけですけれども、コンピューターメーカーやソフトウエア業界の間での意見の対立というのも極めて深刻だと報じられてきたところです。合意に達したとは私は聞いていないわけです...全文を見る
○藤木委員 私が乱暴と申し上げたのは、コンセンサスを得るためにもう少し慎重な対応が必要ではなかったか、このように私が考えて申し上げたことでございます。  確かに、プログラムの著作権をめぐる訴訟は我が国でも一九八二年から急増しております。けれども、プログラムの法的保護を明確にした...全文を見る
○藤木委員 確かに、日本が三十年とお決めになっていらっしゃったのを、徐々に三年あるいは二年と引き延ばしていらっしゃったのは、人間の寿命が延びていった、だから子供を、せめて次の世代の生活が保障できるような期間というような経過もあったように伺っているのですが、外国でも似たような例があ...全文を見る
○藤木委員 特許法で独占的所有権を十五年としているのも、公共の利益、産業技術の発達を妨げるからで、これが一応の社会的合意と現在なっておりますね。著作権法にのっとって出されたWIPOのモデル条項も、さすがにこのベルヌ条約などとは異なる二十年を提起しております。通産省もプログラム権法...全文を見る
○藤木委員 あるソフトハウスの経営者は、三年から五年の保護期間が望ましい、こういうふうに言っています。その後は公開することを求めていらっしゃるわけです。保護期間の見直しは今後中長期的な見直しの中で検討したいとされまして、現在は国際的動向の大勢に従うとの趣旨の説明が重ねてあったわけ...全文を見る
○藤木委員 今特許権とそして著作権との比較といいますか、そういう側面からおっしゃったと思うのですが、私は、この保護期間について本当に徹底して検討されたかなという疑いをまだ捨て切れないわけですね。アメリカの圧力があったからではないだろうかという疑いもまた捨て切れないでおります。アメ...全文を見る
○藤木委員 私はどうもそこのところが理解しがたいところなんですね。少し文化庁のお考えの点からは外れるかもわかりませんけれども、職務上あるいは契約上仕事をして著作物となるものの場合で、現行の著作権法の中でも若干の考慮が見られるものがあるように私には思えるわけです。例えば映画とかレコ...全文を見る
○藤木委員 その辺が理解の相違があるところなんでして、私もう一つ全然違った面から質問をしたいと思うのです。  職務上の場合という規定にするのは十分検討されてしかるべきだと思うのです。特許庁の関係の方、お越しいただいていると思いますが、職務発明というのがございますね。これはどうな...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  お聞きのとおり、特許の場合、使用者が第一義的に得られるのは通常実施権だけでございまして、発明者は、使用者に特許権を移譲したり専用実施権を与えたときは相当の対価の支払いを受ける権利を持ちますし、また種苗法におきましても対価の支払いの請求権を...全文を見る
○藤木委員 そこで、いわゆる新潟鉄工事件に関連して伺いたいと思いますけれども、新潟鉄工事件で争われた点は何だというふうに文化庁はお考えでしょうか。
○藤木委員 そうしますと、この著作物の所有権をめぐっての争いだったということになろうかと私もそのように理解をいたします。  この事件を通しまして考えられますのは、企業がソフトウエアの権利を持つということは、システム設計者は一企業に縛られてしまうことになるということだと思うのです...全文を見る
○藤木委員 確かに、外に出た方が以前の会社にいたときに作成したプログラムに類似したものを開発するということになりますと、これは開発者自身といえども道義的に問題があろうと私も思うのです。しかし、このままですと、自分が開発したソフトウエアの権利を自分が侵害していないかどうかということ...全文を見る
○藤木委員 まさにそのとおりなんですね。著作権法の魅力、これに飛びついてきたアメリカからの介入というのが非常にたくさんやられたということは事実でございます。  今お答えをいただきましたのは、アメリカから日本に対する経済的、政治的介入や圧力のほんの一部ですけれども、通産省案のプロ...全文を見る
05月24日第102回国会 衆議院 文教委員会 第13号
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○藤木委員 国連障害者年の十年のちょうど折り返し地点の年に当たりましてこの法案を審議することの意義は極めて大きいと思います。第九十八国会にこの法律案が提出されましてから私ども共産党は、栗田翠委員の質問、また第百一国会では山原健二郎委員の質問を通じまして、障害児学校教職員定数の未充...全文を見る
○藤木委員 昭和五十七年五月一日現在で八〇%台であったのが秋田、宮城、群馬、静岡、山梨、福井の六県でした。昭和五十八年五月一日現在で九〇%が三重の一県、それ以上九五%未満が山形、富山、石川、鳥取、香川、愛媛、大分、岐阜、奈良、和歌山の十県となっておりました。  文部省に伺います...全文を見る
○藤木委員 私どもの調査によりますと、石川、鳥取、香川、愛媛の各県は未充足分を充足するための教員増に取り組んでおられないのではないかというふうに考えられますが、実態はどうなっておりますか。
○藤木委員 しかし、極めて微増でございまして、これは実態に対応するようなことにはなっていないということを私は申し上げておきたいと思います。  私がさきに申し上げました十七県の定数未充足県のうち、福井、鳥取、香川県などでは、不足している教職員の定数の中に小中学部でさえさらに非常勤...全文を見る
○藤木委員 ですから、県はそれぞれ大変苦しい努力をしているということのあらわれだと思うのですね。私はこのような非常勤講師を正規の教諭に配置がえをして、正規の教諭の数で定数法の未充足分は充足されるべきだ、それが望ましいというふうに考えるものです。しかし、年次計画で定数法どおり教職員...全文を見る
○藤木委員 文部省はこのような教職員あるいは寮母の健康状態について実態を把握していらっしゃいますか。
○藤木委員 妊娠障害はどうですか。
○藤木委員 毎年やっているわけではないとおっしゃいましたけれども、やはり毎年やっていただく必要があると思うのです。これはやる気になれば決してできないことではございませんので、実態をリアルに把握していただいて、その上に立った現状認識が大事ではなかろうか。調査に基づいて改善をしていく...全文を見る
○藤木委員 私も、教職員をふやすこと、施設設備の改善が働きやすい職場にする、あるいは勤務内容の改善、加えて民主的な職場づくりといいますか、教職員がお互いに励まし合いながら力を合わせて解決を図っていけるような状況をつくっていくこと、これが大事であろうかと考えております。  最近、...全文を見る
○藤木委員 これはぜひ調べておいていただきたいと思うのです。私の知る限りでは、京都、東京、埼玉、神奈川、滋賀、大阪、高知、広島などで勤務軽減措置がとられております。  京都の場合ですが、障害児学校の教員、寄宿舎の寮母及び障害児学級の担任に対しまして、また東京の場合は障害児学校の...全文を見る
○藤木委員 把握をされるということでしたので、それはぜひやっていただきたいと思います。しかし、この今の年次計画が実態に合わないという声が現場から出ているわけですから、それには率直に耳をかしていただいて実態をしっかり見詰めていただきたい、そのことを重ねて申し上げたいと思います。 ...全文を見る
○藤木委員 やはり調査していただかなければいけませんね。そうでなければ見解も示せないじゃありませんか。ぜひそれはやってください。私は深夜勤務が母体を保護する上でどんなに妨げになっているかを示している例だ、このように申し上げたいと思います。  山梨では週二泊から三泊しておられます...全文を見る
○藤木委員 都道府県が一生懸命やっているのだけれども不十分だという実態について私は申し上げたわけですけれども、これに対してはぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。  次に、障害児学校の規模についてですが、これには特段の定めがないわけですが、文部省は検討をされている、そのよう...全文を見る
○藤木委員 今のお考えの根本的な点は私そのとおりだと思うのです。何も機械的、画一的にやることがいいというふうに私も思いませんし、しかしそれはあくまでも実態に即して改善をされなければならない。今の現状を放置しておくのは、それでは画一主義ではないのだからいいのか、そうはならないと思う...全文を見る
○藤木委員 大変結構でございます。どうぞ手厚い援助をしていただきますようにお願いを申し上げます。  このような状況の中で、中途入学を受け入れた場合の教職員の負担が大変だということも私伺っているわけです。五月一日付で教職員の定数が決まりますけれども、中途入学者一人受け入れて五人か...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、その学級増を行うのは設置者ですか、それとも校長ですか。
○藤木委員 次に、教職員が不足をしているために、介助職員の活用がやられているという例がふえているわけですけれども、これにつきまして国庫補助の対象から外され地方交付税措置がとられるということになりますと、一般財源化されますから、その確保は自治体任せということになろうかと思います。文...全文を見る
○藤木委員 その御指導が、やはり口頭ではなくて文書上行っていただきたいと思うのですよ。財源がふえたとおっしゃいますけれども、これは一般財源化ですから、適切に介助職員のために使用されるとは限らないわけです。ですから、その点はぜひ指導を強めるということをお願いしておきたいと思います。...全文を見る
○藤木委員 公立幼稚園の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案を提案されました提案者の日ごろの御努力に敬意を表しまして、質問をさせていただきます。  まず、この質問に先立ちまして、私午前中に大臣に伺いたいことが二、三ございましたのですが、この時間を少し拝借いたしましてお許し...全文を見る
○藤木委員 徹底を期してというところに期待を寄せまして、ぜひよろしくお願いをいたします。  次に、教職員、寮母の健康実態につきまして、体育局長から示されましたものは昭和五十四年度の調査に基づいたものでございました。これでは現状の実態把握にはならないわけですね。しかもその上、最も...全文を見る
○藤木委員 今年度していただけますか。
○藤木委員 ぜひお願いをいたします。  それから、病院や福祉施設に併設をされている障害児学校の劣悪さは私からも述べさせていただいたところですけれども、プールや体育館の設置率が極めて低くなっております。そのことにも示されておりますように、教育条件の抜本的な改善が急がれております。...全文を見る
○藤木委員 着実にもさることながら、極めて急いでいただきたいと思うのです。障害児たちは年々成長しているわけです。この成長に応じて教育がきちんとできますように重ねて御要望させていただきまして、午前中の質問を打ち切らせていただきます。  児章憲章はその前文で、「児童は人として尊ばれ...全文を見る
○藤木委員 幼児教育の置かれている現状は極めて劣悪であり不十分であったにもかかわらず、その果たしてきた役割が大きかった、私もそのように思います。文部省も、これまで公立幼稚園が果たしてきた役割について大きいものがあったと御答弁をしてこられたところでございます。昭和四十七年度からの幼...全文を見る
○藤木委員 しかし、当初目標に依然到達してはおりません。文部省はその目標自体、現時点でどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○藤木委員 そうしますと、この目標自体は現在も維持をしていらっしゃる、こういうことですか。
○藤木委員 私が伺っておりますのは、この目標自体についてどのようにお考えか、この目標は適切な目標だとお考えかということを伺っているのです。今の時点で。
○藤木委員 今日、幼児は減少期に入っておりますけれども、公立幼稚園でこの五年間にどれだけ新増設をされてきたのでしょうか。また、休廃園になったのはどれぐらいございますか。
○藤木委員 私立の場合はそれぞれどうなっているか、おわかりですか。
○藤木委員 廃園あるいは統廃合が出ているわけですけれども、これは幼児減少期に見合った適切な対策を文部省が講じてこられなかった結果ではないでしょうか。その点で幼稚園設置基準が重大なネックになっていると言わなければならない、こんなふうに私思うわけですけれども、以下クラス定数についてお...全文を見る
○藤木委員 私立幼稚園のことをいろいろ引き合いに出されておっしゃるわけですけれども、クラス定数がどうなっているのか、その実態を把握していらっしゃればお示しをいただきたいと思うのです。いかがですか。
○藤木委員 実態で言いますと、例えば先ほども提案者の方からもお話がございましたように、東京都の場合、公立て三十人以下のクラスが五六・七%、私立はさらに多いわけです。五七%になっています。既に公私立とも三十人以下のクラスが過半数になっているわけですね。それについてはどのようにお考え...全文を見る
○藤木委員 文部省は、四十人はリミットであって、これより少なくともよいということを言ってきたんだから、地方自治体がその限りでやる分は構わないんだ、こんなふうな姿勢だったと思うのです。けれども、口でおっしゃるだけでそれに伴う財政措置がなされないまま来たわけですから、実際には四十人に...全文を見る
○藤木委員 随分虫がいい話です。現状が幼児の数が減ってきたことで学級定数が減っているということをとらえまして、それは結構だ、しかし四十名定数のこの数を変える気はないというお考えというのは、これは画一主義ではないですか。私は、融通がきかないといいますか、四十人学級にしがみつくような...全文を見る
○藤木委員 幼児教育に対する文部省の主体性が全くないということを私は極めて残念に思います。  提案者に伺いますけれども、今のやりとりをお聞きになっていらっしゃいまして、どのような感想を持たれましたか。また、一クラス二十五人以下という提案が実施可能だという点について御説明をいただ...全文を見る
○藤木委員 現実に半分以上が三十人以下のクラスになっているわけです。提案者から、他の委員の質問に答えて現場からの手紙の紹介がございましたけれども、私も幾つか聞いております。先生方は最初、三十人以下になったらどんなにか楽になるだろう、こんなふうに考えられたそうです。しかし、実際は楽...全文を見る
○藤木委員 時間が参りました。しかし、私は、クラス定数を大幅に引き下げて必要な教職員数を確保する、こうしまして幼稚園教育を充実させるという立場に立たない限り、(三)表適用について指導されても説得力を持たなかろう、このように考えるわけです。  そこで、文部省も指導を重ねていると答...全文を見る
○藤木委員 市町村の数が漏れておりますが、おわかりになりませんか。
05月30日第102回国会 衆議院 外務委員会文教委員会連合審査会 第1号
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○藤木委員 私は、婦人に対する差別撤廃条約第十条(c)項に関連をして御質問をさせていただきたいと思います。もっとも、文教との連合審査ということもございまして、私が質問をいたします問題に類することで既に質問が行われておりますが、進めさせていただきたいと思います。  家庭科教育にお...全文を見る
○藤木委員 教育課程審議会は、報道によりますとこの九月にも発足するとされておりますけれども、そういう方針だというふうに確認させていただいてよろしゅうございますか。
○藤木委員 それでは、臨教審におきましてこの家庭科教育について論議がされたことがあるわけですか、それともないのでしょうか、あるいは今後論議をされるお考えがあるというふうに御承知なのでしょうか、いかがですか。
○藤木委員 ですから、臨教審では家庭科教育そのものについてはほとんどノータッチ、審議の対象にしてこなかったと理解していらっしゃる、そのように受けとめてよろしゅうございますね。  実際に、教育課程審議会の答申を得て学習指導要領を改訂し学校現場で実践されるのに、十年近くかかるという...全文を見る
○藤木委員 そうなりますと、ますますもって臨教審の結論次第で教誤審の内容も変更があり得る、こんなふうに思えるわけですね。いずれにしましても、これは随分長い時間がかかるということを覚悟しなければならない、こんなふうにしか私には思えないわけです。  そこで、この家庭科教育が改訂され...全文を見る
○藤木委員 現行のもとで中学校の相互乗り入れだとか、高校においても男子が「家庭一般」を選択することができるわけですから、そういう努力をしている学校あるいは家庭科の教員の取り組みなども既に行われているところでございます。  そこで、男女共修を行っている幾つかの学校の生徒たちの感想...全文を見る
○藤木委員 できることだからやっていっていただけば結構だ、御自由ですと言って黙って見ていらっしゃるのではなくて、せっかくそういうことに運用できるような、活用できるような施策をおとりになっているわけですから、むしろ積極的に奨励をしていただきたい。大臣、その御決意のほどはいかがですか...全文を見る
○藤木委員 地方の実情もありましょうけれども、しかし、この家庭科の先生たちが一生懸命こういった実践を試みようと努力をしているにもかかわらず、それが広がりませんのは、教育委員会から好ましくないと言われたり、あるいは学校からそこまでやらなくてもというようなことが言われてなかなかできな...全文を見る
○藤木委員 では次に私、教職員の勧奨退職基準年齢の男女差別についてお伺いをしたいと思います。  この男女差を解消するために、私ども日本共産党は一貫して取り組んでまいりましたけれども、それでも昭和五十八年度の時点では、富山、福井、徳島の三県でまだ男女差別が残っておりました。これら...全文を見る
○藤木委員 それは大変結構なことでございます。  次に、看護休暇についてお伺いをいたします。  教員の間で、看護休暇制度を要求する声が強まっております。これは高齢化社会を迎え、ますます切実となってくることは明らかですけれども、男女労働者、家族的責任を有する労働者の機会均等及び...全文を見る
○藤木委員 私たちの国でも、例えば静岡、清水市などで行われている例があるわけですね。無給ではございますけれども、一年間ここではとれるようになっております。共済と互助会で給与の七割を保障いたしまして、本人の選択によって有給をとることもできるというようになっているわけです。また群馬で...全文を見る
○藤木委員 その自治体の数など御存じだというふうにおっしゃったのですけれども、詳しくおわかりでしたら、後ほど資料をちょうだいしたいと思いますけれども、よろしゅうございますか。
○藤木委員 その問題は、独自に文部省だけでやるわけにはいかないというふうに繰り返しおっしゃるわけでございますけれども、やはりどこか突破口をつくっていただかないといけないというふうに私は思うのです。  文部省の中にもそういう職員の方がいらっしゃいまして、これが実現できるとありがた...全文を見る
○藤木委員 時間が参りましたから、これで質問を終わります。
06月05日第102回国会 衆議院 文教委員会 第16号
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○藤木委員 初めに、消費者信用教育についてお尋ねをさせていただきます。  私は昨年、仮入学の増加はサラ金禍によるものではないかということを当委員会で申し上げました。その後、群馬県の桐生市では小中学校にサラ金の督促状が届くなど、児童生徒をも巻き込むサラ金被害は広がる一方です。最近...全文を見る
○藤木委員 これは経済企画庁からの依頼でございますけれども、消費者問題に取り組んでおりました消費者信用適正化研究会がことし四月、消費者信用教育を我が国でも学校教育で実施するよう求めております。また、昨年十月には、全国サラ金問題対策協議会が、学校で消費者金融に関する教育を実施するよ...全文を見る
○藤木委員 大臣は昨年度の経過を御存じないのでそんなふうにおっしゃったと思うのですが、実を言いますと、家庭で教育をしなければならない親たちがサラ金地獄にのめり込んで、子供が中途から仮入学というような形で転々として学校を移り歩かなければならない、そういった事情まで出ているということ...全文を見る
○藤木委員 つまり、地方交付税へ一般財源化というのは、国が制限できる範囲ではございませんね。教材十カ年計画は形としては存在するものの、文部省は地方当局を督励するだけであって、計画遂行の責任は負わないことになるんじゃありませんか。それはもう重大問題です。  それでは、国庫負担金に...全文を見る
○藤木委員 それだけですか、それだけではなかったはずです。  憲法は第二十六条で「義務教育は、これを無償とする。」とうたっています。義務教育の無償化は教科書にとどまるものでは決してなく、個人に還元されるものを除いて、すべての教材、公の設備について速やかな無償化、父母負担の解消へ...全文を見る
○藤木委員 今、通知をお出しになったというふうに伺ったのですが、それは文書でお出しになったのですか。
○藤木委員 たとえ文書でお出しになったとしても、それは通知の範囲にとどまるものでございまして、その財源措置を国が制限をすることはできない、これは法律上決められているわけですね。ですから、地方にしたら大変苦しい思いをすると思いますよ。  文部大臣は過日の予算委員会で、我が党の議員...全文を見る
○藤木委員 私の質問はそうではなくて、父母負担が皆無になったと理解してよいかと、このようにお伺いしたのです。
○藤木委員 今おっしゃったデータというのは昭和五十六年度の数字ではなかろうかと私拝察するのですけれども、財政的に苦しくなったのは五十七年度以降でございます。これから国の予算がどんどん削られてくるわけですから、その後についてどうなっているかということもぜひお調べをいただきたいと思う...全文を見る
○藤木委員 私の聞いていることにお答えになっていらっしゃいません。私は、父母負担を軽減するそういった計画をお持ちかと伺ったのですが、今のお話では、全くそういった計画はない、父母負担があって当然というような態度です。  しかし、この際、私言わしていただきますが、今文部省がお立てに...全文を見る
06月19日第102回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○藤木委員 冒頭に、唐突な質問ですけれども、日本体育・学校健康センターという名称は非常に覚えづらいし言いづらいのですけれども、大臣、どのようにお感じになっていらっしゃいますか。
○藤木委員 このことは単になれとか不便さといったことだけではなくて、今回の統合の整合性のなさを示したものだと思います。前回の給食会と安全会の統合のときは、それぞれ学校における健康に関する業務を行う組織だということで、それぞれの共通項をとりまして日本学校健康会という名称になったと覚...全文を見る
○藤木委員 大臣からは非常に整合性があるかのようなお答えでありましたが、それでは、今回統合することで体育の普及振興、国民の心身の健全な発達や学校安全及び学校給食の普及充実というこの目的にどのように結びつくのか、局長の方からこれは御説明をいただきたいと思います。
○藤木委員 それでは、ほかの委員からも質問のあったところですけれども、前回の日本学校給食会と日本学校安全会との統合による成果、これはどういう点がございますか。
○藤木委員 事務所が分かれているのは別といたしましても、人事の交流といいますかそういったこともなされておりませんし、聞くところによりますと封筒の名称さえ統合されていない、このように私は承っていますけれども、統一組織の体をなしているとはとても言えないと私は思っております。  現在...全文を見る
○藤木委員 政府が昭和五十四年十二月十八日に閣議了解をしている「役員選考基準の運用方針」がございますね。御存じでしたら、その一の項目がどういう内容になっているかお示しをいただきたいと思います。
○藤木委員 ちょっとお読み漏らしがあったんじゃないですか。「役員選考基準の運用方針」の一の項は、「全特殊法人の常勤役員については、国家公務員からの直接の就任者及びこれに準ずる者をその半数以内にとどめることを目標とする。」というふうに定めてあると思うのですが、先ほどの御答弁では、常...全文を見る
○藤木委員 しかし、この文面では「常勤役員については、」というふうにはっきり決めていらっしゃって、常勤役員が八名いらっしゃるわけでしょう。その上、五名が該当するということになれば、これは半数以上じゃありませんか。私は、閣議で決定したものではないにしろ、了解事項を冒涜するものではな...全文を見る
○藤木委員 法律案に関してもう一点伺います。  今回のセンター法案は、役員、組織、規定についてほぼ日本学校健康会法を踏襲しております。国立競技場法の規定と比較いたしますと、若干の変更が見られますね。その一つとして、役員の兼職禁止規定等の緩和がございます。競技場法では「役員は、他...全文を見る
○藤木委員 それなら、国立競技場の法律を生かされた方がよかったと私は思いますよ。その方がはっきり明文化されるわけですし、だれにもわかりやすくなるというふうに思いますので、その点は指摘をさせていただいて、次に、体育・スポーツの振興について基本姿勢を伺いたいと思うのです。  体育・...全文を見る
○藤木委員 今の大臣のお答えは、まさに憲法第二十五条の健康で文化的な生活を営む権利を有するということにぴったり当たっていると思います。体育・スポーツの普及振興という点では、昭和四十七年十二月二十日に出されました保健体育審議会の答申が政府の基本方策であると思いますので、私はこれに沿...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、学校施設、公共体育施設、民間の施設があるわけですが、それぞれの割合はどのようになっておりますか。
○藤木委員 この間、一定の前進はあったとはいえ、国が掲げた施設整備の基準の関係で申しますと、現状四〇・八%という水準は依然として立ちおくれていると言えます。ところが、国の社会体育施設整備予算は昭和五十七年の百十八億円、これがピークでしたね。年々、大幅に削減をされてきております。昭...全文を見る
○藤木委員 これで足りるものではないというお考えはわかりましたけれども、予算の増額は必要ないというふうにお考えですか。
○藤木委員 公共体育施設整備予算に大なたが振るわれている根っこにあるのは、昭和五十八年三月の第二臨調最終答申の指摘である、このように思います。そこでは、「社会体育や社会教育の施設は、その整備が全国的に相当進んでいること、」との認識に立って、社会体育施設整備の予算の「総額を縮減する...全文を見る
○藤木委員 大臣から臨調と同じ評価に立たれるというのは、私非常に悲しい思いがいたします。  さらに臨調の最終答申は、「住民の身近な施設であり基本的には地方公共団体独自で整備すべきものであること」などをも「総額を縮減する。」理由にしております。ところが、昭和四十七年保健体育審議会...全文を見る
○藤木委員 私は臨調のその言いわけをしていただこうと思ってお伺いをしたわけではないのです。体育局長でしたらもっと違った御自身のお考えがあろうかというふうに思うのですが、その点を非常に残念に思います。  私は、もう一点、予算に関連をいたしまして要求をさせていただきたいのは、地方公...全文を見る
○藤木委員 この豊島区の例につきましては、一度お聞きになっていただきたいと思うのですが、いかがですか。
○藤木委員 よろしくお願いをいたします。  いま一つ、官公庁舎における体育・スポーツ施設、例えば霞が関の官庁街を見ましても非常に多くの人が働いているわけですけれども、体育・スポーツ施設は私どもの目には余りつかないわけですね、文部省の屋上にはネットつきのコートがございますけれども...全文を見る
○藤木委員 参考人としてお越しいただいておりますが、望月参考人にお尋ねをいたします。  国立競技場の収益金と国庫補助金の割合の五年間の推移についてお述べをいただきたい。さらに、主要スポーツ施設の使用料金のここ五年間の推移についてもお述べをいただきたいと思いますが、よろしくお願い...全文を見る
○藤木委員 どうもありがとうございました。随分詳しくお話をいただきまして、随分事業収益を年々伸ばしてきていらっしゃるのは、いわば陰に国民の負担がふえているということを示しているのではないかというふうに私は胸痛む思いで伺ったのですが、さぞかし理事長にしても複雑な低いで対応していらっ...全文を見る
○藤木委員 経済的にかなり所得のある方でなければその施設が使えないということになっているのじゃないでしょうか。料金の面からいいましても競技場施設を日常的に利用することは難しいという声を私はたくさん伺っております。昭和五十八年六月に政府が取りまとめました「地域のスポーツ、文化一芸術...全文を見る
○藤木委員 ところで、御承知のように、地方自治法の第二百四十四条の二の三項、ここでは「普通地方公共団体は、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるときは、条例の定めるところにより、その管理を公共団体又は公共的団体に委託することができる。」と規定しております。し...全文を見る
○藤木委員 地方自治法のこの条文によりますと、管理の委託は「公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるとき」、こういうふうに限定をされておりますね。収益性を向上させるといった経済的効果を目的として追求することではなくて、住民の福祉及び教育的効果を第一義的に問わな...全文を見る
○藤木委員 政府の五十八年六月の施策提言を前後いたしまして、体育・スポーツ行政がスポーツ振興事業団といったたぐいの組織に委託をされる傾向が出てきております。その結果、採算本位の効率化が進められまして、スポーツ施設の利用料金の値上げなどに結びつくといった事態が進行して、これが指摘を...全文を見る
○藤木委員 随分多くの子供が命を失い、障害を受け負傷しております。しかし、それでも学校管理下の事故のすべてがここにあらわれているのでは決してございません。特に体罰、校内暴力、いじめといった学校管理者の責任が問われる事件は、しばしば示談になりましたり泣き寝入りをさせられましたり、公...全文を見る
○藤木委員 学校健康会が給付すべきものを学校が申請してくれない場合があることは、体罰、校内暴力、いじめによる多くの被害者から訴えられ続けてきたところでございます。  東京足立区の区立第十四中学校の体罰による骨折が、虚偽の申請によりまして治療費を国民健康保険から給付されていたと六...全文を見る
○藤木委員 ちょっと聞き漏らしたように思うのですけれども、おっしゃらなかったのでしょうか。原因についてはどのように報告されておりますか。
○藤木委員 一般に学校長からの申請ということが多いと思うのですけれども、親の申請権は定められているのでしょうか。
○藤木委員 その場合、設置者を通じて出すというふうになっておりませんか。
○藤木委員 この場合、学校の設置者はその申請を経由するものであって、親からの申請に対して、ただしたり調査するものではございませんね。いかがですか。
○藤木委員 そうすると、設置者にその申請についての審査の権限が与えられているのですか。
○藤木委員 大変歯切れの悪い御答弁ですが、災害共済給付事業における親の申請権が保障されていない現状が私は問題だと思うのです。今までに親から直接申請があったケースはどのくらいありますか。
○藤木委員 調べたらすぐわかることですか。
○藤木委員 今の御答弁でもわかりますように、親の申請権というのが実際には日の目を見ていない、こういうところに追いやられているわけでございます。ですから、前橋市では、PTA連合会が保険会社代理店と契約をいたしまして、全員加入を勧めている賠償制度をつくっておりましたり、神戸市では、市...全文を見る
○藤木委員 学校の管理下であるかどうかだけではないんです。学校が一番出したくないのは、学校の管理責任者の責任が問われるような事故について表ざたになるということが一番困ることなんです。ですから、このたぐいのことはほとんど出されないできたというのが実態なんです。私はそのことを申し上げ...全文を見る
○藤木委員 ただいまの博君が給付を受けているという陰には、給付を受けるまでの大変な涙ぐましい闘いがあるのです。そのことも私は申し上げておきたいと思います。ぜひとも善処方を重ねてお願いをさせていただきまして、次の質問に移りたいと思います。  医療費の給付期間に特例を設ける必要があ...全文を見る
○藤木委員 大変結構な御答弁でございます。ぜひそれは実現を図っていただきますように御検討くださるようお願いをいたします。  いま一つは、一級から三級までの重度障害児になった場合、これは一生の問題になるわけです。岡山県旭高校三年のとき、運動会のムカデ競走中に首の骨を折った浜野博さ...全文を見る
○藤木委員 今後どうするかということでいろいろ御検討されたということですけれども、私は、実際どんな生活をしていらっしゃるのか、お会いになってみられたらいかがかと思うのですね。  この浜野さんが、同じ機関誌のナンバー二十二、二十三合併号というのにこういう詩を掲載しておられます。随...全文を見る
○藤木委員 社会保障の分野で救済するにしても、その原因が文教の、言えば学校健康会が面倒を見てきたその分野から派生して起こるわけですから、そのときに救済の先頭に立って、その人たちにかわって文部省は社会保障の充実の道を開くという、そういう姿勢に立っていただきたいと思うのですね。そのた...全文を見る
○藤木委員 山岳経験、技術とも持っていて、なお指導力を持った山岳部指導者がこのクラブ顧問になっているのはどのぐらいですか。この中でどのぐらいそういう方がいらっしゃるか、おわかりだったらお示しください。
○藤木委員 二本松工業高校の教官は、文部省の登山研修所があるのが機能を果たしていないと述べておりますが、いかがですか。
○藤木委員 機能を果たしているか、果たしていないか、今の御答弁ではわかりかねるのですけれども、この登山研修所が設立された趣旨と、設立以来今日までの運営費の推移、これはどうなっていますでしょうか。  また、そこで研修を受ける先生は毎年何名ぐらいになっているか、それはふえる傾向にあ...全文を見る
○藤木委員 今、何年とおっしゃいました、千六百三十三人が研修を受けられたのは。
○藤木委員 私が伺っているのは、五十五名というふうに伺っているのですけれども、どういう計算の仕方なんですか、そちらのお調べになっていらっしやるのは。
○藤木委員 発足以来十八年間、運営費が今伺いますと年間三千万円そこそこ、昭和五十八年以降は三千万円を切っていますね、わずかですけれども。これでは年々運営費を縮小せざるを得ないと思うのです。  研修所の所員は所長を含めて七名というふうに伺っておりますが、専門職員はたった二人で、し...全文を見る
○藤木委員 それでは今後もこういった本当に不幸な事故が相次いで起こることを防ぐことはできないということを私は重ねて強調させていただきたいと思います。  時間もございませんので、次の問題に移らせていただきます。  災害共済給付事業に携わる全国の支部及び本部の職員は大変多忙をきわ...全文を見る
○藤木委員 職員一人当たり七千数百件に上る審査、給付事務になるという数字はその多忙さを物語っているのではないかと思いますけれども、それでも総務庁は支部職員配置の合理化などを言っております。理事長とされまして、学校安全の普及充実、災害給付などの事業を遂行するための必要な職員の確保、...全文を見る
○藤木委員 ひとつ理事長にも頑張っていただきたい、そんなふうに思います。  さきの一月二十一日の学校給食の合理化通知、中でも五項に含まれております全面民間委託方式は国の責務を放棄したものとして強く批判をされているところでございますが、これに対する文部省の見解をお聞かせください。
○藤木委員 私は通知の中身を聞いたのではなくて、国の責務について見解を求めたのですけれども、御見解についてはお話しになりませんでした。  学校給食による食中毒は五十九年はどういう状況でしたか。また、ことしの状況はどうでしょうか。厚生省にお尋ねをいたします。
○藤木委員 厚生省は、昨年の夏にも学校給食に食中毒が多発しているとして、重点的に立入検査を行ったというふうに伺っております。その結果、どういうことがわかったのか、そしてどのような勧告をされたのかを御説明いただきたいと思います。
○藤木委員 厚生省に重ねて御質問いたしますが、私は厚生省からいただきました五十九年の食中毒の資料を見て実は驚いたわけですね。  第一は、大規模食中毒のベストテンに学校給食が原因とされるものが六件も上っているということです。第二は、学校給食が原因と思われる食中毒でありながら、原因...全文を見る
○藤木委員 その七十二時間保存を義務づけるということをぜひひとつやっていただきたいと思うのですね。学校給食だけが例外的措置としてこの点が強化されてこなかったということも、私はこの際指摘をさせていただきたいと思います。  安全で衛生的であるべき学校給食に実はこのような不名誉な状態...全文を見る
○藤木委員 その通知を私も拝見させていただきました。私が知る限りでは、文部省は一片の通知をお出しになって注意を喚起するというだけではなかったのでしょうか。五十八年、五十九年に続いて学校給食の食中毒が多いという現状は、そのような対応だけでは解決しないのだということを示しているのじゃ...全文を見る
○藤木委員 変わりがないにもかかわらずこれだけの開きが出てくるのは、その加熱状況だけかどうか、私は非常に疑わしいと思います。  実態を調査する際に特に私は留意していただきたいことを申し上げておきたいと思うのですが、それは現場の声をまずよく聞いていただきたいと思うのですね。どこが...全文を見る
○藤木委員 聞いたことに答えていただきたいのです。国として施設設備に対する補助をしなければならないのか、しなくても済むのか、どうなるのかと伺ったのです。
○藤木委員 私の質問をちゃんと聞いてください。民間委託になった場合どうなのかと伺っているのです。
○藤木委員 調理場などは一切民間のものはお使いにならない、こんなふうに言明されますか。
○藤木委員 それでどうして「国及び地方公共団体は、学校給食の普及と健全な発達を図るように努めなければならない。」としたこの学校給食法第五条の任務を果たすことになるのですか。
○藤木委員 時間が参りました。これで終わりますが、さきのこの委員会で古村局長は、その民間委託をするにしても、いわゆる派遣方式が一番いいとは思うとおっしゃったわけですね。今のお話の経過でも、調理場まで民間に委託するというようなことは御答弁にならなかったわけですけれども、それでは民間...全文を見る
○藤木委員 終わります。
06月27日第102回国会 衆議院 文教委員会 第21号
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○藤木委員 今回の第一次答申を拝見いたします限り、非行やいじめ、学力のおくれなど、教育荒廃をどう解決するかという点が見られません。これにこたえる方策が示されていないのはどうしてかという点でございますが、二十一世紀に向けての教育改革、こうおっしゃっているわけですが、先ほど来の御答弁...全文を見る
○藤木委員 時間がございませんのでその問題で議論はできませんけれども、問題を絞ってお尋ねをしたいと思います。  答申の具体的改革提言について伺いますが、「受験競争過熱の是正」ということを掲げていらっしゃいますが、それならばなぜ大学間格差の問題にお触れになっていらっしゃらないのか...全文を見る
○藤木委員 六年制中等学校について伺います。  いわばこの答申の目玉商品ということでありますけれども、これについては各高校や中学校の関係団体などから非常に厳しい批判や疑問が出されておりますね。六年制中等学校がエリート進学校化しない、これはエリート化と進学校化とは違うというような...全文を見る
○藤木委員 そういたしますと、有田第三部会長が、早い段階からのエリート教育は必要だとして、英才教育のない日本の未来はない、エリート校でいいじゃないか、腹の中はそれでいきましょうともおっしゃっておられますけれども、それが臨教審の合意された内容でございますか。
○藤木委員 私には、この六年制中等学校が出てきた背景、これが理解できないわけでございます。国民の世論は否定的でございますので、どうして出てきたのかと大変不思議に思うところです。  聞くところによりますと、六年制中等学校と単位制高校ということについては、そういう御論議が随分交わさ...全文を見る
○藤木委員 六年制中等学校に向けまして、これを行いますと、小学校の段階から進路であるとか能力について選別を行うことになりますけれども、それが適当だというふうにお考えになっていらっしゃるわけですか。
○藤木委員 私の質問にまともにお答えになっていらっしゃらないように思うのですね。そして、もしも今お答えになったことが本当に議論されてそんなふうにお考えになったのだとしたら、もう一度議論し直していただきたいと私は思うのです、なぜ小学校のときから選別にならないかと。個性のある六年制中...全文を見る
○藤木委員 時間が来ましたから終わりますけれども、今の御答弁を伺っておりましても、それでは共通テストはあってもなくてもよい、共通一次をなくすだけのことだというように思えて仕方がないですね。今のお話を伺っている限りでは、これが国民の望む教育改革ではないと思わざるを得ないことを非常に...全文を見る
11月13日第103回国会 衆議院 文教委員会 第1号
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○藤木委員 参考人の先生方には御苦労さまでございます。これまでの議論と重なる点もございますけれども、重要な問題ですのでお伺いしたいと思います。  教育基本法について、新聞報道で、六日の総会では今後教育基本法の解釈を検討することになったと伝えられるのを私も拝見をいたしました。先ほ...全文を見る
○藤木委員 続きまして、立法の経過も不明瞭というふうに述べていらっしゃいますけれども、何が不明瞭なのか、はっきりお述べをいただきとうございます。
○藤木委員 次に、教育の価値の淵源を探求する必要があるともお述べになっていらっしゃるのですが、何を探求されるのか。教育基本法に書かれております淵源とあるいはあなた方が考えていらっしゃる淵源がそもそも違うのではないか、こういう疑問を抱きますが、その点はいかがでございますか。
○藤木委員 第一部会長から、文章があいまいだという点は個人の見解だというふうに御答弁がございました。今お伺いをいたしました後の二つの点についても、これは個人的な御見解でいらっしゃいますか、それとも第一部会の総意でございますか。
○藤木委員 続いて、会長にお伺いをいたします。  「教育基本法をめぐり、国民の間や、日教組と政府・自民党などの間で、解釈が食い違っていることが教育に混乱を招いている」というふうに新聞で拝見をいたしました。どう食い違っておりますでしょうか。臨教審は、教育基本法が占領軍から与えられ...全文を見る
○藤木委員 これは十一月七日、六日に総会が行われました翌日の読売新聞を私拝見しておりますけれども、ここでは「臨時教育審議会(岡本道雄会長)は、」といたしまして「「二十一世紀に向けての教育の基本的な在り方」について論議した。この結果、」ということで述べられている一文でございますが、...全文を見る
○藤木委員 それでは、その解釈が違っているとはお考えになっていらっしゃらないのでしょうか。いかがでしょうか。
○藤木委員 そうしますと、改めて解釈をし直さなければならないという問題も余りないように思うのですが、その点はいかがでございますか。
○藤木委員 いろいろおっしゃいますけれども、結局臨教審にとって都合のよい解釈をなさろうとしていらっしゃるのではないか、そういう危倶をぬぐえません。特に、日本の伝統的文化の尊重であるとか、徳育、自然や超越的存在を畏敬する心、国際的日本人としての自覚などを導き出そうということではなか...全文を見る
○藤木委員 では、日本国民の同一性というものを追求されるわけですか。
○藤木委員 それでは、第一部会長にお伺いをいたします。  教育憲章について論議を深めるというふうに「概要」でお述べになっていらっしゃるわけですけれども、それが余り論議をされていないということでございますが、それでは教育憲章は重視をされていない、制定されまい、こういうふうに判断し...全文を見る
○藤木委員 いいえ、結構です。  委員会が密室審議になっていて極めて不明朗、しかもあいまいなことばかりでございます。教育基本法にかかわる議論は教育の最も重要な根幹をなす部分でございますから、公開をしてわかるようにすべきではないかと思うのですね。今の御答弁でも議論の経過は随分不明...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、全く臨教審とされても暫定的な措置であって改革の措置であるというふうにはお考えになっていらっしゃらない、こう理解してよろしゅうございますか。
○藤木委員 全くわからない御答弁で理解に苦しむのですけれども、あと一問だけお聞きしておきたいと思います。これは教員の資質向上にかかわる問題でございます。  第三部会の第二次素案のうち初任者研修制度は目玉の一つとして重視をされておるようでございますけれども、現行の公務員制度の根幹...全文を見る
○藤木委員 そういたしますと、私立学校や幼稚園の教員についてどのようにお考えになっているかという点はどうなっていますでしょうか。
○藤木委員 今の御答弁、全くおかしゅうございますね。私、公務員の中で教師にだけそのような制度を採用するということになりますと、これは公務員制度とも相入れませんし、もしそれを強行いたしますと教師は全部公務員ではなくなってしまうということになるのじゃないかと思うのですね。それを私学が...全文を見る
11月22日第103回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○藤木委員 私学共済の審議に当たりまして、まず私は日生学園の問題を最初に取り上げさせていただきたいと思います。  これは後の私の私学共済の議論にかかわってまいりますので、一見離れているかのごとく見えますが、決してそうではございませんので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 ...全文を見る
○藤木委員 今ちょっと気になる御発言がございました。一応認定したというふうにたしかおっしゃったと思うのですけれども、一応ということは、これが変わり得るということをも含んでいるのでございますか。
○藤木委員 そういたしますと、プライバシーの点ということでおっしゃったわけですが、それでは、死んだ子供の親が直接この記録を見せてもらいたいというふうに要求した場合はどうなりますでしょうか。
○藤木委員 検視記録そのものは確かに提出できない御事情がおありだというふうに思います。しかし、私が今述べましたような疑問に答え得る調査の概要といいますか、詳細について、個人のプライバシーを侵害しない、そこにかかわりのない点で、ここの委員会では御報告いただけないかもわかりませんけれ...全文を見る
○藤木委員 それは一切できないということでございましょうか。一切にわたってできないということでございますか。
○藤木委員 それでは、前段の質問をいたしましたときの御答弁がいただけるようでございますので、このシャッター事件につきましてはこれで結構でございます。  それでは、もう一度申し上げなければなりませんでしょうね。質問の中で、日生学園の問題で資料の追加要求をさせていただいたところなん...全文を見る
○藤木委員 その次に、日生高校の問題では、今第二高校の問題が対象に論議をされてきたところでございますけれども、第一高校、第三高校についてもさまざまな問題が起こっていると聞いているわけです。この際、第一、第三の高校についても実態を把握し適切な指導をなさるべきではないかというふうに考...全文を見る
○藤木委員 発生しなければいいというふうにおっしゃったのですが、恐らく今いろいろと掌握の途上であろうかと私は思うのですが、私が伺っている第三高校におけるT君の場合の事例がございます。  このT君は、最初入学をされましたのは第二高校でございまして、昭和五十八年の四月でございました...全文を見る
○藤木委員 ぜひお願いをしたいわけです。ただし、第三高校につきましては、兵庫県にございますので、これは兵庫県ともひとつ十分に連絡をとってやっていただきたいと思います。  それから、いま一つ、兵庫県の私立神戸弘陵学園高校というのがございますけれども、ここの浅野充先生不当解雇に関す...全文を見る
○藤木委員 私、前にも長崎の玉木女子学園の解雇を理由にした三人の先生方の組合員資格を喪失させた事件で、この委員会で取り上げさせていただきました。その後、文部省また私学共済組合の御指導、御尽力もございまして、資格の回復がなされたわけでございますけれども、しかしこれも資格回復までに実...全文を見る
○藤木委員 それはわかった上で申し上げているわけでございます。ですから、私学共済としては行政指導の範囲、指摘をするという範囲を超えないこともわかっているわけでございます。しかし、それはやはりしっかりやっていただきたい、こういうことを申し上げたわけでございますから、そういうふうに御...全文を見る
○藤木委員 確かに今までも御指導してこられました。しかし、三年たたなければ解決を見ないというような事態もあったわけですから、今後はひとつ一層御精進をいただきますようにお願いをいたします。  私学共済運営審議会の民主的構成につきましてお伺いをいたします。これも何度も取り上げてきた...全文を見る
○藤木委員 文部省のその要請どおりに人選がなされているという確信をお持ちでいらっしゃいますか。
○藤木委員 では、六十年二月十五日現在の名簿がございますけれども、この中でそういう多数の組合員の声を正確に反映できるというのはどんな方でございますか。
○藤木委員 私は、多数を代表する声が反映しているとは今の御説明ではとても考えられないわけです。学校から出ていても、多数の組合員の意見が反映されていると考えておいでのようでございますけれども、本当にそうかどうか。それならば、教職員組合というのは何のためにあるというふうにお考えになっ...全文を見る
○藤木委員 そうなんです。個々の組合員の声が反映されているかどうかということなんですけれども、学校で教職員組合がつくられているのはなぜだとお考えかという点を伺っているのですが、その点はどうですか。
○藤木委員 労働組合の機能と目的は独自にあるとおっしゃいましたけれども、それは何ですか。
○藤木委員 理事者であるとか管理者によって多数の教職員の声が常に把握され、それが学校の運営であるとか教育といったところに正しく反映できるのであれば、何も教職員組合は要らないのではありませんか。ところが実際はそうはなってない。だから、教職員の団結権というのが憲法で保障されていると私...全文を見る
○藤木委員 特徴は失っていただかなくてもよろしゅうございます。しかし、検討もなさらずに、やるかやらないかということを今即断されるということは、私ちょっと早過ぎるのではないかと思うわけです。今衆議院選挙区の定数是正が非常に問題になっておりますけれども、これも有権者の声が適切に反映す...全文を見る
○藤木委員 それでは、私学共済年金制度が果たしてきた役割はどうであったとお考えになっていらっしゃいますか。
○藤木委員 現行の年金制度にもいろいろ改善しなければならない点はありますけれども、私学共済年金制度が大きな役割を果たしてきたことは私も全く同感でございます。ですから、今後この制度を一層充実発展させるために改革を行うということでなければならないと考えるわけです。改革の基本にそういう...全文を見る
○藤木委員 私がお聞きしたことはそうではないのです。私学共済の年金制度を改革する場合には、その改革の基本精神は何かということなんです。これを一層充実発展させていくために改革が必要だということではないのですかと伺ったのです月それはどうですか。
○藤木委員 そうしますと、いわば充実発展のためにこれからとられる措置というお考えのように伺いました。  そこで、果たしてそうなるのかどうかという問題について伺ってまいりたいと思います。今回の改善が充実を図るためのものかどうかという点ですけれども、充実を図ることになりますか。
○藤木委員 長期的には充実をするものだ、こういうふうにお答えのようですけれども、それでよろしゅうございますか。
○藤木委員 しかし、給付水準が下がることは改善とか充実にはならないのではありませんか。それはいかがですか。
○藤木委員 給付の切り下げが若干であるかどうかはこの後私も伺ってまいりたいと思います。  そこで、安定安定どおっしゃるのですが、それでは、私学共済年金の財政問題がどうなっているのか、この問題についてお伺いをしていきたいと思います。  年金一元化構想では、年金財政の収支見通しが...全文を見る
○藤木委員 では、この成熟度は低いというふうに今お話があったわけですけれども、他の年金制度と比較してどのような位置になりますか。
○藤木委員 そういたしますと、これは他のものに比較をして一番低い、こういうことになりますね。それでは修正成熟度というのはどのようになっておりますでしょうか。
○藤木委員 私が拝見した限りでは、これも当然のことではありますけれども低くなっております。そこで、なぜ成熟度が低いのか、その理由は何だとお考えになっておられますか。
○藤木委員 確かにそれもございましょうけれども、やはり歴史が浅いということ、そして教職員の定着率もまた悪いということ、さらには幼稚園での女子職員の退職というのが随分早いわけですけれども、こういったことも非常に大きな影響を与えているのではないかと私は思うわけです。ですから、これが私...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、二十歳から三十歳代までで全体の五八%を占めているわけですけれども、ほかの年金制度と比較した場合、どのようになるか、わかる範囲でお示しをいただきたいのですが。
○藤木委員 では、この年齢構成が今後どのように推移するというふうに見込んでいらっしゃるのでしょうか。その点について計算をされておりましたらお答えをいただきたいのです。
○藤木委員 では、現在私学共済の財政状況はどのようになっておりますか。年金とかかわる部分についてどうなっているか御説明をいただきたいと思います。
○藤木委員 黒字で健全な財政状況にあるんじゃないですか。そうなりますね。
○藤木委員 今までいろいろ細かく伺ってまいりましたけれども、これは私学共済が、ほかの年金制度、共済制度と必ずしも類似しているわけではございませんで、かなり特殊な状況にあることをはっきりさせたかったわけでございます。  そこで、私学共済年金財政の今後の収支見通しについて、現行どお...全文を見る
○藤木委員 そうですね。昭和八十一年度で単年度収支が赤字、九十年度で積立金も取り崩されて赤字になるということでございます。この試算というのは、今御説明いただきましたのは、社会保障制度審議会の年金数理部会が出しております第一次報告書に沿ったものでございますか。
○藤木委員 これは先ほどもおっしゃいましたように、確かに昭和五十五年一月の財政再計算における試算ということになっておりますので、少々古いのではないかと思うわけですね。その後に試算をされたものはございませんか。ありましたらお示しをいただきたいのです。
○藤木委員 ないようでございます。この試算をもとに検討するしかございませんが、この試算について、ほかの年金制度はどのようになっていくか、わかっていたら御説明をいただきとうございます。
○藤木委員 私がこの報告書で拝見をいたしますと、他の制度は私学共済に比べて大体十年ないしは十五年早く危機を迎えることになっております。そういう意味では、ほかの制度と横並びで同等に扱うというのはおかしいと考えるのですね。私学共済が最大の被害をこうむることになるんじゃないか、このよう...全文を見る
○藤木委員 そのうち危機が来るんだからというお考えのようですけれども、それでは困りますね。  いずれにしましても、この試算が年金統合の財政的根拠になっているわけですから、この試算のもとになっている資料を見せていただきたいと思いますけれども、なぜこのような計算になりますのか、その...全文を見る
○藤木委員 この審議会にお出しになった資料が基礎データになっているわけですか。私が申しておりますのは、先ほど組合員を一定として考えるとか、あるいは利率の問題だとか物価の伸び率だとか、そういったことはここにも書いてあるからわかるのです。しかし、私が伺いたいのは、長期給付を受ける人の...全文を見る
○藤木委員 これはやはり基礎とは言えないのですよ。これに至る経過というのが私たちに納得できるかできないか、それがこの審議に非常に大きなかかわりを持つ最も根幹をなす部分でございます。ですから、どうしてもお出しいただきたいと思うのです。ないわけじゃないのですね、今の御答弁ですと。経過...全文を見る
○藤木委員 後ほどとおっしゃいましたけれども、そのできる部分どおっしゃいますけれども、隠さなければならないのは何ですか。そちらの方がよほど関心が強うございます、そんなふうにおっしゃるのでしたら。国民に隠れたところでそのようなデータをお出しになるという姿勢は私、承服できません。いか...全文を見る
○藤木委員 次の質問者も私どもの方では準備しておりますし、その経過で十分検討させていただいて審議に臨みたい、こういうふうに考えているわけですから、ぜひこの審議中に誠意を持ってできるだけ早急にお出しをいただきますように重ねてお願いしますが、その点お約束いただけますか。
○藤木委員 それでは、次の質問に移らせていただきます。  給付水準についてお伺いをいたします。特定のモデルを使って現行と改正後の比較をわかりやすく説明していただくようにお願いをいたします。きのうからお願いをしておりますので、これはすぐ出ると思うのです。
○藤木委員 給付水準は低下しております。文部省が示したモデルは比較的被害の小さいものを対象にしているように私は思うのでございますけれども、実は私も、和光学園の教師、これは実在の方でございます、この方をモデルにとって計算をさせていただきました。大学卒、四十年加入者でございます。無職...全文を見る
○藤木委員 これも被害の最小の場合がモデルのケースになっているように思います。  私が計算したものもございまして、これでは、物価スライド年三%として、裁定がえによるスライド停止、全組合員期間平均額の率については、文部省に資料要求をいたしましたけれども、これはついにお示しをいただ...全文を見る
○藤木委員 ぜひ御研究をいただきたいと思いますけれども、こうしたことは国民に理解をされるはずはございませんし、支持されるはずもございません。総理は、しばしば国民の皆さんに御理解をいただきということでこの施策を進めたいと述べてこられましたけれども、とんでもないことでございます。 ...全文を見る
○藤木委員 これは私も具体的に特定をして計算をしてみたのですが、やはり同じような結果が出ているわけですね。これは、ある学校の大卒二十五歳で結婚をされた方です。二十六歳、二十七歳でそれぞれ子供が生まれ、つまり二児を持つ人ですけれども、賃金実質改定なし、通勤手当、これは月平均ですが七...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、結局現行法よりも改正案の方が二百三十億円国の支出、負担が少なくて済む、こういうことでございますか。
○藤木委員 確かに、私がちょうだいいたしました資料でも昭和九十年までしかお述べになっておられません。それ以後はどのようになりますでしょうか。
○藤木委員 たしか国民年金や厚生年金については百十年までの推移が示されておりますけれども、私学共済で九十年より後の推測ができないその原因は何でございましょう。
○藤木委員 では、そのできないという理由があるわけじゃないのですね。これからなさるわけですか。いかがでしょう。
○藤木委員 さきに大臣も審議官も、長期的展望に立って長期に安定させていくのだとおっしゃいました。それならば、やはり長期の見通しをしっかりお示しいただかなければならないと思うのですけれども、必要だとお思いにならないわけですか。
○藤木委員 それは先にいくほど現行法での国庫負担と改正案での国庫負担との差額が非常に開いてくるためではないのですか。私は、今の経過を拝見していましても、先にいくほど、誤差ではなくて、現行法よりも改正案の方が支出が少なくて済むというその差が大きくなるせいではないか、このように思うの...全文を見る
○藤木委員 それでは、次に、勤続二十五年未満の退職者の問題でお伺いをしたいと思うのです。  私学の場合、勤続二十五年未満でやめる方が極めて多いというのが特徴的でございます。なぜそのようなことになるのか、どういうふうにお考えでございましょうか。
○藤木委員 確かに女子の場合もございます。しかし、大学を出て二十五年近くお勤めになるということになりますと、四十代、いわば働き盛りといいますか、そういう年代になるのですけれども、そのころおやめになる方も結構多いわけです。私は、この辺は非常に問題だと思うわけです。そこで、二十五年未...全文を見る
○藤木委員 ほかのところへお勤めになった場合などは別でございますけれども、中にはかけ持ちの講師をされる方もいらっしゃるわけです。三校にわたって講師をされる方もあるわけですけれども、そういう場合はどのような措置がございますか。
○藤木委員 そうしますと、簡潔に言うと、ほとんど救済措置はないということになりはしないでしょうか。どうでしょうか。
○藤木委員 非常勤講師であるとか臨時職員であるとかという傾向が近年とみにふえております。ですから、そういった身分の方たちを保障する救済策が講じられなければ、実情に合った措置とは言えないと思うわけです。それでこの問題をお伺いしたわけです。幼稚園の先生などは早くおやめになって結婚する...全文を見る
○藤木委員 私は、このようなことをなくしていこうとするならば、やはり私学の条件を改善していくということが急務だと思うわけです。そのためにも、私学助成を大幅にふやすこと、あるいは保険料の労使折半、この比率を労働者に有利な比率に改善させるというような追及こそ大切だというふうに考えるの...全文を見る
○藤木委員 これは原則だから変えていく気はないというふうにおっしゃいますけれども、しかし、国際的な趨勢を見ますと、この原則というのは既に破られているわけですね。日本が極めて立ちおくれているということを示しているわけでございますから、この際、ぜひこの労使折半問題についても配慮をして...全文を見る
○藤木委員 しかし、負担がふえることは確かでございます。その負担はどこかにしわ寄せをされるという心配を持つわけですが、その辺は決してないと断言できますか。
○藤木委員 私は極めて危惧に思っているわけです。このような今回の私学共済の年金は、改正というふうにおっしゃっていられるわけですけれども、今いろいろと事例を挙げて述べたことから考えますと、これは改正ではなくて改悪以外の何物でもないというふうに思いますね。結局今回の改正で本当にねらっ...全文を見る
○藤木委員 大臣、もう一つ私がお聞きしていることにお答えになっていらっしゃらないのですが、国民の老後ですね、老後は安定しますか。これについてはどうお考えですか。前者についてはいろいろお答えになりました。見解の違いもはっきりしました。けれども、それじゃ一人一人の切り詰められた、切り...全文を見る
○藤木委員 安定してないじゃありませんか。先ほど何のために私はその給付額がどうなるかという推移についてお尋ねしたとお考えなんですか。妻の年金分を入れても現行の八六%にしかならないのですよ。これで安定しているなどと言われたんでは、私、本当に悲しい思いがいたしますね。福利厚生というこ...全文を見る
○藤木委員 私は、大臣がそのような御答弁をされるということは極めて不満でもあり、非常に悲しいと思います。せっかくそもそも論のときに、国民の福利と厚生、しかも私学共済に当たりましてはこの福利と厚生を充実させることによって私学の振興発展を図る、ひいてはそれは子供たちのためだったのじゃ...全文を見る
○藤木委員 では、水曜日までにお出しをいただくということを確認させていただきます。そして、それに基づいて私たちも徹底的な審議を行うために研究もさせていただきますことをお約束をして、質問を終わらせていただきます。
12月04日第103回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○藤木委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  反対の理由は、何よりもこの改正案が中曽根内閣による年金制度抜本改悪の総仕上げ法案にほかならないもので、国民年金、厚生年金法案の改悪に引...全文を見る
12月11日第103回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○藤木委員 千葉県下で行われております教育につきまして、教育界、教育者など広く教育に携わる人たちの間でその管理教育あるいは管理主義教育の問題点が指摘をされております。ことし秋田で日本弁護士連合会が開きました第二十八回人権擁護大会でもその報告が詳しくまとめられておりますが、私も、千...全文を見る
○藤木委員 それでは、これまで文部省が千葉県の教育委員会に出向させてこられました、人事交流をしてこられた件数がどのくらいあるでしょうか、ここ十年間について行われたものを述べていただきたい。どのようなポジションにどのような人が派遣をされてきたかということについてお述べをいただきたい...全文を見る
○藤木委員 極めて大事なポジションに派遣をしていらっしゃるわけで、千葉県の教育に文部省が極めて御熱意があるように私にはうかがわれます。  ところで、千葉県で、さきに私が申し上げました三旗掲揚、そして降納、これを毎日やっている小学校、中学校、どのようになっていますでしょうか。毎日...全文を見る
○藤木委員 簡単にお答えいただきましたけれども、この千葉県教職員組合東葛支部がまとめた資料によりますと、これは去年の調査資料ですけれども、毎日三旗掲揚、降納、これが行われているのは野田市では小学校の六二%になっております。中学校で四三%でございます。我孫子市では小学校が四二%、中...全文を見る
○藤木委員 それぞれの自治体であるとか学校の判断でやっていることだという御返事でございましたけれども、日の丸を子供たちや教師を含めまして全員に掲揚することを強制しているということについてはどのようにお考えでございますか。
○藤木委員 今、国旗というふうにおっしゃいましたけれども、私いろいろ調べましたけれども、戦前にも戦後にもこれを国旗と定めた法律は何もないのですね。しかし、日の丸につきましては国民の中にいろいろな考え方が存在しております。それで、日の丸の掲揚を強制することで児童生徒、教師を含めた国...全文を見る
○藤木委員 私が伺いましたのは、それは義務づけてもよいものか、強制をしてもよいものかということを伺ったのですけれども、今の御返事ではわかりませんね。いかがですか。
○藤木委員 文部省が強制しているかどうかを伺っているのではないのです。義務づけたり強制したりすることはできるのですかと伺っているのです。
○藤木委員 では、義務づけても構わない、強制もやむを得ない、このようにお答えになったのですか。そう認識してよろしいですか。
○藤木委員 局長、今大変なことをあなたは発言されました。取り消されるのでしたら今のうちです。——漢字とは違うのです。日の丸だとか君が代に対して国民がいろいろな考え方の相違を持っているということは局長も御存じのはずであります。これは個人の思想、信条にかかわる問題です。これを一方的に...全文を見る
○藤木委員 重大な発言をされたということを私は重ねてここではっきりと申し上げておきたいと思います。そのことがどんな教育を引き起こしているかということについて、私はこれから御質問をしてまいりたいと思います。  千葉県の東葛地域で行われております三旗掲揚、これは単なる精神的強要には...全文を見る
○藤木委員 とんでもないことをあなたは御答弁になっていらっしゃいます。  君が代や日の丸について、それが国歌であるとか国旗であるとかいう論争をきょうはやろうとは思っていませんけれども、しかし、公教育の場である学校というのは思想、信条を一つにした政治結社じゃないわけですよね。思想...全文を見る
○藤木委員 とんでもないですよ。それじゃ国旗だとか国歌だというふうにいつ決められましたか。そんな経過はいささかもないではありませんか。法律的な根拠は全くありません。そのことについてお答えいただけますか。いかがですか。それは慣習であるとか定着をしたとか、そういうことであなたたちはお...全文を見る
○藤木委員 それでは、国旗掲揚を毎日、毎朝やっている学校、これはあなたの今おっしゃったことからすれば国旗を尊敬させるには非常に熱心な学校と言われる学校だと思うのですが、その学校で殴ってもたたいても、お便所から引きずり出してでも掲揚させるというやり方をしているのは好ましいことですか...全文を見る
○藤木委員 では、今私が挙げた事例は異常な事態だということはお認めになりますね。
○藤木委員 それでは、ひとつ実態を御調査いただきますように私、御要望いたします。現にこれは体験をされたお母さんたちからも伺っていることでございます。先生方からも伺っていることでございます。いかがでしょうか。調査されませんか。
○藤木委員 ぜひ調査をしていただきたいのですよ。把握していれば報告を求めたいと言われたけれども、把握していないとすれば、これは大変な事態なんです。把握していないとすれば、こういった異常な事態というのが日々進行していくということになるわけです。ですから、やはり調査を県の教育委員会に...全文を見る
○藤木委員 文部省が八月二十八日に初中局長名で通知を出されました。その「学校行事について」の項で、今あなたがおっしゃったように「入学式及び卒業式において、国旗の掲揚や国歌の斉唱を行わない学校があるので、その適切な取り扱いについて徹底すること。」として、日の丸の掲揚、君が代の斉唱、...全文を見る
○藤木委員 あなたが異常であるとは思っていない、そのことが重大なんです。甲子園球場は別ですよ。あれはみんな見る気になっている人たちが集まっているところですし、立たなくたっていいんです。立たないからといってしかられることはないんですよ。ところが学校はそうはいかないんです。  これ...全文を見る
○藤木委員 これが強制につながっているわけです。とにかく何をやっていてもその動作を急に停止をして一斉に日の丸、三旗に向かって注目をしなければならないというような態度を定期的にとらせることは、これはもう号令教育といいますか、管理教育以外の何ものでもないわけです。これは教育だとは私考...全文を見る
○藤木委員 もう時間が参りましたからこれで終わりますけれども、あなたが極めて重大な誤りの発言をされたということを私は強く指摘をさせていただいて、質問を終わります。