藤木洋子

ふじきようこ



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藤木洋子の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第104回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○藤木委員 まず最初に、私は教育の問題についてお伺いをさせていただきたいと思います。  今日のいじめは深刻な事態を迎えておりまして、これを克服するために、教師も父母も行政も一体となって、いじめ、暴力、非行、こういったものを一掃していくために総力を挙げて取り組むことが何よりも求め...全文を見る
○藤木委員 大変長い御答弁をいただきましたけれども、その中に文部省に非があったということが一言もございませんでした。すべてうまくやってきたというような印象を受けますけれども、私はその態度に対して非常に大きないら立ちを覚えます。腹立たしさを覚えます。  私は、今責任をなすり合いし...全文を見る
○藤木委員 私が質問をしたことの一部にお答えになりました。随分長いお答えだったのですが、一部しか答えていらっしゃらないです。申し上げますけれども、私が伺ったのはそうじゃなくて、文部行政としてはやりやすい条件をつくる。きょう、ここは予算委員会の場所ですから、予算を伴った措置としても...全文を見る
○藤木委員 結構でございます。責任逃れをするつもりはないとおっしゃったことに私は信頼を寄せて、次の質問をさせていただきます。  私たちは、四十人学級を三カ年で達成する、そして三十五人学級への速やかな移行ができるというふうな政策を持っているわけです。三カ年で教職員の配置率を含めま...全文を見る
○藤木委員 なさらなければならないことがたくさんあるのは私も承知しておりますし、私たちが申し上げたこの三カ年計画というのも決して四十人学級だけじゃなくて、配置率も含めてこれでできる。四十人学級だけですと初年度が百八億円です、次年度は六億円です、三年目にはおつりがくる、こういう計算...全文を見る
○藤木委員 その強い決意でしたら、やりたいではなくて断固やり抜きます、こうおっしゃっていただけませんか。大蔵大臣のいらっしゃるところでぜひそういうふうに御表明をいただきとうございます。
○藤木委員 私、ちょっと頼りない気がするのですね。罰則なしの努力目標というのが余りはやると困ると思うのです。その辺は、今おっしゃった努力というのは、とにかく努力さえすれば結果がどうなっても仕方がないんだということではなくて、達成をするということでなければならないということを私強く...全文を見る
○藤木委員 断固とした強い決意とおっしゃったことが余り強い決意ではないのだなと、やると一言おっしゃれないというのは一体どこに原因があるのかなと悲しい思いが私いたしますが、大臣、やるとおっしゃってください。
○藤木委員 何にこだわってそんなに努力努力というふうにおっしゃるのかわかりませんけれども、六十六年まではだんだんだんだん減少率が高くなっていっているわけですから、やりやすい条件こそ整え、やりにくい条件が出てくるはずはないのです。もし出てくるとしたらそれを邪魔するものは何ですか、お...全文を見る
○藤木委員 極めていさぎ悪いということがよくわかりました。  そこで、来年度の予算に係る問題についてですけれども、施設の余裕がある学校に限定をされておりますね。少なくとも当初計画に近い線に接近するという努力は必要ですし、可能だというふうに私思うわけです。そこで、施設に余裕がある...全文を見る
○藤木委員 もう一つ、文部省の十二カ年計画を見直しできるかどうかという点なんです。できるところから着手をするというように計画をしていただきたいと思うのですね。現在でしたら、減少市町村が終わってそれからそれ以外の市町村でやるという段階を踏んでやるようになっているわけですけれども、実...全文を見る
○藤木委員 まだすっかり決めていらっしゃらないということですので、その検討課題の中でぜひ御検討いただきますように、大臣から検討していただくと御答弁をいただきとうございます。
○藤木委員 次に、大規模校の解消問題について伺います。  文部省の調査でも、マンモス校の非教育的な実態については明らかになっております。「学校規模別対教師暴力発生件数」というのをお出しになっていらっしゃいますけれども、これによりましても、大きな学校ほど暴力事件の発生件数がふえて...全文を見る
○藤木委員 私、五年というのはちょっと長いんじゃないか、せめて三年ぐらいに短縮できないかと思いますが、そういった御検討はできないでしょうか。
○藤木委員 では次に、体罰の問題についてお尋ねをしたいと思います。  文部省の全国実態調査でも教師による体罰が急増しております。法務大臣、お越しになっていらっしゃいますか。お尋ねをいたしますけれども、法務省人権擁護局で「体罰をなくそう」というパンフレットをお出しになっていらっし...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。法務大臣には質問はそれだけに考えておりますので……。  それから、体罰を肯定したりあいまいな態度をとることは、暴力、不正に対して毅然とした態度をとれないということとまさに裏腹だと思うわけです。子供の人権侵害を容認いたしましたり軽視することに通...全文を見る
○藤木委員 どうも不十分だと思うのです。最近は例年のようにとおっしゃいましたけれども、私がちょっと調べさせていただきますと、昭和三十二年に一回お出しになっていらっしゃるのですね。その後は去年なんですよ。六十年六月なんです。これも、いじめの問題から自殺に発展をするというような痛まし...全文を見る
○藤木委員 海部大臣はきっぱりとこれを否定されたわけでございます。しかし、学校現場ではそういった体罰があるということは認めていらっしゃいますね。しかもこの容認論というのがわりかたまかり通っているのです。日本弁護士連合会、日弁連の第二十八回人権擁護大会シンポジウムの報告書を拝見いた...全文を見る
○藤木委員 教育の場から一掃してくださいませ。一掃するとおっしゃってください。なくさないのですか。
○藤木委員 今の御発言の中で、一カ所だけ訂正してくださいませんか。行き過ぎたというふうにおっしゃいましたけれども、私は、十一条違反になるような行為というのは行き過ぎも行き過ぎないもないと思うのですね。どんな体罰も一切これはだめだと思うのです。ですから、行き過ぎた行為についてはとお...全文を見る
○藤木委員 はい、結構です。  それでは次に、保育所問題について質問をさせていただきたいと思います。  最初に、厚生大臣、自治大臣、大蔵大臣にそれぞれお伺いをしたいのですけれども、昭和二十三年の児童福祉法の施行以来いろいろな経過をたどってはまいりましたけれども、ここ三十年近く...全文を見る
○藤木委員 保育所が児童福祉法に法的根拠を持つ児童福祉施設であるということは、これは当然のことですけれども、大切なのは、保育所が保育に欠ける児童を保育し、児童の健やかな成長と発達を保障するということとあわせまして婦人の働く権利を保障する、この二つの役割を果たしているところだという...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、地域の子供の保育保障や自治体の保育行政、こういった実態からいいまして自治体間格差というものがございます。これの是正はもちろんのことですけれども、自治体の歳入構造からいいましても地方交付税にその多くを依存しているわけでございます。このような財政保障について...全文を見る
○藤木委員 しかし、その地方交付税率が三二%であるのに、従来はなかった費目がどんどんふえてきていると、私たち国民の目から見れば、何でもかんでも交付税で財源措置をするといっても本当にできるんだろうか、こういう疑問を持つわけですけれども、その点はいかがでございますか。
○藤木委員 今の御説明を伺いましても疑問は解けませんけれども、それでは、団体委任事務になるということで今の措置制度がどうなるのですか。どこか変わることがあるのじゃないでしょうか。あるとすればどんなところが変わるのか、お教えをいただきたいのですけれども。
○藤木委員 そうしますと、ここでは自治権が拡大をする、こんなふうに理解してよろしゅうございますか。
○藤木委員 そこで、保育所措置費の国庫負担率を六十一年度から二分の一に削減しようとしているわけですけれども、これで私が推計しますと、予算人員は六十年度百八十二万人分ですから、五十四万人分の国庫負担を削ることに匹敵をいたします。これは約三分の一の削減になるのですね。大変なことでござ...全文を見る
○藤木委員 紙の数字の上だけの問題だとおっしゃるんだったら、何も見直しなさることないわけですね、今までと同じであれば。今までどおりにしていらっしゃればいいわけですよ。現実に自治体の負担率がどのように変化をするのか、ここらあたり試算していらっしゃらないのじゃないかと思うのですね。 ...全文を見る
○藤木委員 そんなことはないわけですね。今年度文部省の関係予算の中で、教材費が補助金から一般財源化されて交付税になりましたね。ところがある自治体が、教材費は補助がなくなったからということで予算上の上でゼロにしちゃったのですね。こういうところが出てきたのですよ。もう文部省は慌てまし...全文を見る
○藤木委員 地方の権限を拡大していただく、これはいいのですよ。それはいいのです。やっていただきたいのは財政的な裏づけなんです、私が申し上げているのは。ある自治体は保育料を国基準以上徴収したい、こう言ってきたのですよ。こんな自治体だってあったのですから、ないとはおっしゃれないでしょ...全文を見る
○藤木委員 質問じゃございませんけれども、厚生大臣、申し上げておきます。地方に権限は移譲する、地方がお決めいただくことだ、レベルは落ちません、どうして国がそんなこと保証できますか、できないじゃありませんか。国の負担率が十分の八から十分の七に削減をされた六十年度でさえも、父母の負担...全文を見る
○藤木委員 質問しているのは私でございまして、質問している趣旨でお答えをいただきませんと。私は大臣のお気持ちを伺いたかったのです。国民に一言おっしゃっていただけませんか。今の生活実態をお聞きになってどういう感想をお持ちになったか、それを伺っているのです。
○藤木委員 今公立の保育所が随分定員割れを起こしております。けれども、その定員割れが起こっている原因の一つにも、保育料が高いということがあるのですよ。私は、保育料が高いために保育所に子供が入れられない、そのために働く場を失わなければならないということは断じてあってはならないことだ...全文を見る
○藤木委員 そのとおりであれば、この際勇断を持って、断固としてこの二分の一への削減をはね返していただきたい、こんなふうに私は心から御要望申し上げますけれども、その点はどうですか。
○藤木委員 かなり複雑な御心境のように承りましたけれども、それでは許せませんね。児童福祉法の第五十三条に則記されている十分の八の国負担の責任を放棄して、子供の安全も健康も発達も知らぬ存ぜぬ、こういう態度に終始をされることは許されません。しかも、このお金だって安いのですよ。本当にわ...全文を見る
○藤木委員 私の質問は、今でもそのお考えか、大臣として。
○藤木委員 個人として今もそう思っていらっしゃいますけれども、文部大臣でいらっしゃいますよね。では、何を補完しようとしていらっしゃるわけですか。補完しようとしていらっしゃるのは何でございますか。
○藤木委員 それでは、これで質問を終わります。
03月06日第104回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○藤木分科員 近年、働く婦人がふえてまいりましたが、そのうち五人に一人はパートタイマーでございます。このパートタイマーとフルタイマーとは身分上あるいは労働法制上、取り扱いが異なるものでございましょうか。
○藤木分科員 そうしますとパートタイム雇用は身分的な区分ではない、パートタイマーというのは労働時間以外の点においてはフルタイマーと何ら変わるところはない、このように考えてよろしゅうございますか。
○藤木分科員 そうしますと、それは昭和四十五年の一月十二日に婦人局が発しております第五号、この精神でお答えをいただいた、このように理解をしてよろしゅうございますか。
○藤木分科員 何ら差はないということでございますけれども、パートタイマーには、例えば労働基準法によって与えられなければならないとされております年次有給休暇が七割近くの事業所で実施をされていない、あるいは労働安全衛生規則によって義務づけられている健康診断も二六%の事業所で実施をされ...全文を見る
○藤木分科員 要綱などおつくりになって御指導に努めていらっしゃる。私もこれをちょうだいをいたしまして、「パートタイム労働対策要綱のあらまし」というのを事業所にお配りになっていらっしゃるというようなことも存じております。しかし、この行政監察が出されましたその五カ月後に、実は経営者団...全文を見る
○藤木分科員 極めて遺憾だという御感想とそして御決意もいただいたと思うのですけれども、全労働省労働組合の調査資料によりますと、パートが不満と思うことの第一に賃金が低いというてとを挙げております。第二に身分が不安定だと答えており、それらに続きまして労働時間や税制の不満、こういったも...全文を見る
○藤木分科員 そうしますと、労働の質あるいは量が同じであるのにパートタイマーであるということだけで賃金差別を行うのは不当だというふうに考えてよろしゅうございますか。
○藤木分科員 そうしますと、それはやはり労働の質の問題、量の問題での差になるということにはならないでしょうか。
○藤木分科員 それにいたしましても、御答弁にもございましたように今まではパートの時間給は最低賃金制度に何とか支えられて、その改定とともに若干の引き上げが行われてきたわけでございます。もっとも、これは毎年十円とか二十円というようなわずかなものでございます。しかし、これすらも後退させ...全文を見る
○藤木分科員 たとえそうではございましても、これまでは行政のイニシアチブによって毎年改定してきたものを、今後は関係労使の申し出によって設定をする、しかも半数以上の合意を申し出の要件とするということでございますから、事実上産別最賃を凍結するという意図まで見えてきております。これでは...全文を見る
○藤木分科員 それではもう一点、中小企業を営んでいらっしゃる方の家族である主婦に専従者控除というのがございますけれども、これが青色の場合で申告いたしますと九十万円まで非課税なんですが、白色では四十五万円、この四十五万円というのがいかにも低いのじゃございませんでしょうか。
○藤木分科員 今までパートタイマーの九十万円の非課税限度額というのは決して低くない、むしろ高いということをおっしゃったわけですけれども、この白色の四十五万も今伺いますと昭和三十六年度創設ということになりますと貨幣価値も随分違っております。私は、この非課税の限度額というのは一般に労...全文を見る
○藤木分科員 指導基準にしては極めて歯切れが悪くて、これで御指導ができるのかという感をぬぐい去ることができません。  今、私が申し上げてまいりましたのはパート労働者の現状と幾つかの問題点について御質問をさせていただいたのですけれども、昭和五十年代は大企業のパート採用が本格化した...全文を見る
○藤木分科員 この要綱に問題がないわけじゃございませんけれども、十分にその労働者を保護するという立場で頑張っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  これまでの論議を通しまして、パート労働者が仕事の面では正職員と全く変わらない役割を担っているにもかかわらず、労...全文を見る
○藤木分科員 西宮市の例で具体的に申し上げますと、正規調理員が百八十二名、嘱託が百五十二名、代替調理員が七十一名で運営されております。ところが賃金の面を見ますと、正規調理員が一人平均月収約三十四万円でございます。これに対して嘱託調理員が約十三万円と、全く同じ職場、同じ仕事をしてお...全文を見る
○藤木分科員 ぜひ御調査をいただきますように重ねてお願いをさせていただいて、質問を終わらせていただきます。
03月06日第104回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○藤木分科員 私は今回、電気事業にかかわる問題と訪問販売について質問をさせていただきます。  まず第一に、送電停止需要家の一アンペアブレーカー取りつけ問題についてお尋ねいたしますが、去年の六月には尼崎市で、十一月には京都市で、送電停止を受けていた家庭が使っていたろうそくの火など...全文を見る
○藤木分科員 送電停止件数に比べまして、一アンペアブレーカーの取りつけ件数が極めて少ない、いかにも少ないという感じを持つわけですね。これではさっぱりPRをされていないのではないか、そういう方法があるということを御存じない方が圧倒的なのではないかというふうに思うのですけれども、今後...全文を見る
○藤木分科員 今、文書にしてお知らせをしているというふうに私承ったように思うのでございますけれども、それは関西電力がそういう方法をもう既にとっているというふうにおっしゃったのでございましょうか。
○藤木分科員 それでは、それが行きますように御指導を強めていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  それから次に、国立の施設や公立小中学校あるいは幼稚園の電力使用契約方法、この方式を変更することによって節電を行う問題について伺いたいと思います。  現在、自治体...全文を見る
○藤木分科員 国立についてはどのようになさっておられますか。
○藤木分科員 よく御研究をされているような様子はうかがえました。これからもよろしく御指導等をお願いしたいと思います。  次に一、訪問販売問題でございますけれども、この訪問販売に対する消費者からの苦情というのは近年急増しております。実態を明らかにしていただきたいことと、トラブル情...全文を見る
○藤木分科員 このほど五種類の商品について十二社を指導されたということでございますけれども、この十二社は、当局の指導に対してどのような回答を示しておりますでしょうか。
○藤木分科員 ほぼ同じときにスタートいたしました神戸市の訪問販売規制条例というのがございまして、それに基づく指導では、昨年末までに六回にわたって合計二十六社を指導、一社を企業名公表ということまでいっておられます。この制度が消費者にとって有益なものになるためには、時期を失せず対処す...全文を見る
○藤木分科員 注目をさせていただきたいと思います。  ここで、最近苦情が急増しているもう一つは、住宅公団申し込み代行を業とする商法でございます。  具体的に取り上げてお尋ねしますけれども、公団公社空き家住宅申し込み手続代行サービスを売り物にするものでございます。路上で受け取っ...全文を見る
○藤木分科員 それでは経企庁にもお伺いいたしますが、どのようにこの実態を把握していらっしゃいますでしょうか。
○藤木分科員 建設省はどうでしょうか。住宅公団にも代行サービスについての問い合わせや苦情が寄せられているようなことはないでしょうか。もしあるとすれば、どのような対応をしていらっしゃいますでしょうか。
○藤木分科員 しかし、公団は、我が方とは関係ありませんということをことごとく宣伝することに努めていらっしゃるわけです。ですから、大変困っているということを私どもも聞いているわけです。極めて限定された範囲での自衛を促す措置にしかすぎないという状態になっているわけで、これでは消費者を...全文を見る
○藤木分科員 今の議論をお聞きいただいてもわかりますように、私もこの問題で通産省に伺い、建設省に伺い、経企庁にも伺いということで、どの省庁にも伺ったのですけれども、どこもこの問題でトラブルが起こっていることは知っていらっしゃる。知っていらっしゃるのだけれども、これに手をつけるとこ...全文を見る
○藤木分科員 直接建設省の関係がどうか、私自身はちょっと判断がつきかねているのです、商売の問題ですので。しかし、建設大臣に直接お話もくださるということでございますので、できましたら、建設大臣任せにしないで、渡辺通産大臣もお力添えをいただいて、解決に乗り出してくださいますようにお願...全文を見る
○藤木分科員 ぜひそれは検討していただいて、協議の結果、いい結果が出ますようにひとつ頑張っていただきたいというふうに思います。  この際、私は、訪問販売法の対象商品に役務、例えば代行業務のような役務を加えることについて、レジャークラブの会員権や公団申し込み代行など、こういった役...全文を見る
○藤木分科員 時間が参りましたので、質問を終わります。
04月09日第104回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○藤木委員 では、続きまして、二つほどお尋ねをしたい点がございます。  一つは、文化庁にお尋ねをしたいと思っておりますが、最近横浜市の六浦で発見をされました上行寺東遺跡につきまして、若干お尋ねをいたします。  六浦というところは、幕府がございました鎌倉の外港といたしまして、海...全文を見る
○藤木委員 非常に珍しいということでおっしゃってくださいましたけれども、池状の井戸と今お聞きしたのですが、井戸だというふうに御認識でいらっしゃいますか。
○藤木委員 遺跡の重要性は、今の文化庁の見解でも非常に珍しいということで、明らかにしていただいたと思います。  横浜市は、この遺跡を根こそぎ削り取りましてマンションを建てることを認めまして、遺跡のごく限られた一部をよそに移して保存すれば十分だ、このように申しております。  問...全文を見る
○藤木委員 文化財保護法第三条では、「文化財がわが国の歴史、文化等の正しい理解のため欠くことのできないものである」ということを明らかにしておりまして、「政府及び地方公共団体は、」「その保存が適切に行われるように、周到の注意をもってこの法律の趣旨の徹底に努める」ということを求めてお...全文を見る
○藤木委員 また、その調査が必要かどうかというようなことについてはいかがでございますか。何かのめどが立っておりますでしょうか。
○藤木委員 保存団体が市教委と交渉中の昨年十月末、業者がやぐらの一つを破壊するという事件が起こりました。これは横浜市の言う遺跡保存策のやぐら切り取り練習だったというわけでございますけれども、話し合いが目下続いている最中に切り取り練習を、しかも文化財そのものを使ってやるということは...全文を見る
○藤木委員 私が今伺いましたのは、横浜市とそれから関係者の皆さん方、保存団体の方たちや研究者の方たちとのコンセンサスが全くとれないというような決裂状態のこういった状態を文化庁としてはそのまま黙って見過ごしておかれるおつもりなのかどうか、その点をお伺いしたのですが、それはいかがでご...全文を見る
○藤木委員 そうでございます。私も今のこの決裂した状態のままで業者の言い分をのまなければならないというようなことはもう本当に最悪の事態だと思うのです。ですから、最後におっしゃいましたけれども、御指導されるということのようでございますけれども、この点はぜひ積極的に文化財を保存すると...全文を見る
○藤木委員 今のこと、大臣もお聞きになっていらっしゃってどのようにお感じになられましたか。
○藤木委員 私が調査しましたところ、宝塚小学校現場には警備のための事前の配置はなされておりませんでした。右翼が宣伝カーで校庭まで乗り入れたのを目撃した事務員が、これは大変だということで警察に通報いたしております。右翼の宣伝カーの後からパトカーと制服が乗っていた警備車がついてきてお...全文を見る
○藤木委員 非常に奇妙な話でございます。教育委員会からは何の要請も受けていなかったのに、警察当局の情報判断で売布小学校に対する警備を重点的に行った。そのためにあとが手薄になった。これはこの前のほかの方の質問に対しても御答弁をされているところでございます。しかし、私が調査をいたしま...全文を見る
○藤木委員 これでもう終わりますけれども、しかし、教育委員会がきちんと警察に対して電話をかけて警備の要請を行ったということは、行った本人から私自身が伺っているわけですから、どちらかが偽りの証言を行っているということになります。いずれそのことも明らかにさせて、私はきょうの質問は終わ...全文を見る
04月11日第104回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○藤木委員 まず最初に、徳島大学の総合科学部の問題につきましてお尋ねをいたします。  徳島大学の教育学部を改組いたしまして総合科学部を設置するのは、最近の改組の例には見られないケースだと思います。全国的には広島大学と大阪府立大学に総合科学部がございますけれども、今回の場合とどの...全文を見る
○藤木委員 私は、徳島大学の総合科学部がユニークな学部として充実発展されることを願っております。文部省としましては、予算上の措置も含めてどのような対応をしていらっしゃいますか、お聞かせをいただきたいと思います。
○藤木委員 この総合科学部は教育学部を母体にしているというのは今もおっしゃったとおりでございますけれども、従来の施設設備などの活用だけでは十分な機能が発揮できる状況ではないと私存じております。教育学部の教官の話を伺いますと、基本的には二つの問題で頭を痛めていらっしゃるようでござい...全文を見る
○藤木委員 できる限りというのを、これしかできないということではなくて本当に存分に要望にこたえていただきたいと思います。  もう一つ、臨時的にはプレハブも必要になってこようかということも考えられるわけですけれども、そのような場合につきましてはどうでございましょうか。
○藤木委員 いずれにいたしましても、今回の改正が四月一日から法律施行ですけれども、徳島大学の総合科学部は、法成立が大幅にずれ込むために四月下旬に入試が実施できるかどうか、これさえもおぼつかない状況のようでございます。また、附属の学校についても、先ほど他の委員からの御質問にもお答え...全文を見る
○藤木委員 今の御答弁にもございましたけれども、私も、鳴門大学をつくったときのいきさつ、これが今回の事態を招いていることを見逃すわけにはいかないというふうに思います。徳島大学の教育学部を母体とした教員養成大学を鳴門に分離するというこの事業を、徳島大学の合意がないままに実は鳴門大学...全文を見る
○藤木委員 一般教育は学生二十人に一人、社会科学系十人に一人、自然科学系五人に一人という計画でございますけれども、そのとおり進みますでしょうか、その点をお伺いしたいと思うのです。一般教育だけじゃなくて専門になりましてもきちんと計画どおり保障すると確認させていただいてよろしゅうござ...全文を見る
○藤木委員 毎年の予算要求で決定をしていくというだけに不安定要素も随分大きいわけですね。たしか六十一年度の予算の場合でも文部省の御要求どおり認められたということではない点を私は大変危惧するわけでございます。ですから、その点で本当にそれを保障するというお約束をしていただきたいと思う...全文を見る
○藤木委員 全力を挙げてお取り組みをいただきますようにお願いをいたします。  臨時増募をしております大学では、増員教官の人事はどのようになされているのでしょうか。なかなか苦慮していると伺っておりますけれども、把握していらっしゃれば御説明をいただきたいと思います。
○藤木委員 募集から随分大変だというふうに私伺っております。有資格者はいるけれどもなり手がないとか、また、教官がふえても建物が大きくならないためにカリキュラムを組むのに非常に苦労しているといったようなことを伺っておりますけれども、その点は文部省としては把握していらっしゃいますでし...全文を見る
○藤木委員 私の方では伺っておりますので、ぜひひとつお調べもいただきたい、一度把握をしていただきたいというふうに思いますが、その点はいかがでございますか。
○藤木委員 ぜひよろしくお願いをいたします。  次に、臨時増に伴う教員の身分保障についてお伺いをいたします。  増員分は定員外の別枠で予算が組まれておりますけれども、急増期が終わる七年先ほどうなりますでしょうか。
○藤木委員 そうしますと、公務員法上、そして教育公務員特例法上、つまり法的には身分保障がされるというお話ですけれども、七年間の措置だということになりますと、矛盾をいたしませんか。その点はどのように理解をすればよろしいか、お話しをいただきたいと思います。
○藤木委員 教員の採用人事は大学が行う、そうですね。しかも講師などではなくて教授、助教授、こういう正規の教員として採用していますし、予算上もそうなっております。したがって、公務員法上、期限つき任用というのはございませんので、教育公務員特例法上も別枠にならないのではないかというふう...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、先ほど来の御答弁を伺って私感じるのですけれども、大学の創意や工夫ということを御指導のようでございますけれども、それでは、どんな形で御指導をしておられるのか、その点をちょっとお聞きしておきたいと思います。
○藤木委員 では、特段に創意工夫をするあるいは大学の努力をするようにというようなことは、通知などはお出しになっていらっしゃらないわけですか。
○藤木委員 今のお話では、既にいらっしゃる先生が定年になって出られた後のポストにつくとか、そういうことでの創意工夫がされるとおっしゃいましたけれども、しかし、中にはこの際、定年間際の人を雇うというようなことが現実に採用の対象になるというような御苦労もしていらっしゃるようなんですけ...全文を見る
○藤木委員 私は、七年先をどうするかという問題については大学の自主的な判断にまつべきであろうというふうに思います。その大学の判断を尊重するという立場で文部省は御援助をいただきたい、そんなふうに思うのですけれども、その点はいかがでございますか。
○藤木委員 では、次に私立大学の場合についてお聞きをいたします。  昭和六十一年度、私立大学では臨時増募は何人になっておりますでしょうか。
○藤木委員 そうしますと、臨時増募、国公私合わせた七割ぐらいですか、私学で持つことになるのは。しかも、問題は、受け入れ大学も大手の私学はなかなか渋くて中規模以下が多いと言われておりますけれども、そのあたりの実態はどのようになっておりますでしょうか。
○藤木委員 ベビーブームの時代に生まれた子供は、本当に生まれたときも過密で、大学でも劣悪な教育条件にさらされるということがあってはならないわけですから、私学助成が抑制されているというのは非常に悲しいことだと私は思っているわけです。この臨増に対してしかるべく方策を立てて私学助成を進...全文を見る
○藤木委員 では、昭和六十二年度の臨増はどうなりますか。計画のめどはいつごろ立つのか、見通しなどをお示しいただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○藤木委員 臨増対策でもう一つの問題は、職員の問題です。  職員の増員は全く考えられておりませんね。事務量など当然増大するわけで、それなりの対応がなされてしかるべきだと思います。七年間全く検討しないというふうには私は思いませんけれども、その点はどのようにお考えでございましょうか...全文を見る
○藤木委員 まことに残念でございます。公立は定数法が決まっておりますけれども、国立は決まっていないからやらなくてもよい、まさかそんなふうにお考えではいらっしゃらないと思うのですけれども、研究機能も持ちましたいわばモデル的な役割を担っているのが国立だと思うのです。ですから、学生がふ...全文を見る
○藤木委員 現段階は私も残念だと思いますけれども、あと七年の間に検討する機会をお持ちになるというお考えさえ全然お持ちじゃないですか。
○藤木委員 では、国立附属養護学校の教職員定数につきましてお伺いをいたします。  私は、去年この委員会で公立養護学校教職員の定数未充足問題を質問いたしました。同様のことは国立ても例外ではございません。モデル校たる国立附属学校で問題になっているのは言語道断だと思うわけです。山原議...全文を見る
○藤木委員 旧法上の定数を充足した、こういうことでございますね。そうしますと、新法に基づいた教職員定数改善の今後の計画はどのようにお考えですか、具体的にお答えをいただきたいと思います。
○藤木委員 ぜひ急いで計画をお立ていただきたいと思います。  最後に、大臣にお願いを申し上げたいと思うのですけれども、学生の臨時増募の対策で、文部省は今教員の増、これを一般教育、専門、ともに計画どおりに進めていくということで、毎年力いっぱい予算要求をして闘う、頑張る、こういうこ...全文を見る
○藤木委員 終わります。
04月18日第104回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○藤木委員 参考人の皆さんには、お忙しいところをお運びをいただきまして、本当にありがとうございます。私が最後の質問者のようでございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  まず最初に、清水参考人にお尋ねをさせていただきますが、現在流通しておりますパッケージは、だれによ...全文を見る
○藤木委員 どうもありがとうございました。  それでは、次に、名和参考人にお伺いをしたいと思います。  データベースの開発には随分多額の費用がかかるというふうに言われておりますけれども、開発コストの回収、これはどのくらいの期間が必要だというふうにお考えになっていらっしゃるか。...全文を見る
○藤木委員 データベースの編集におきまして、情報の選択または体系的な構成を創作するのはどういう人なのか。どういう人というのはちょっとわかりにくうございましょうか。
○藤木委員 それから、世界のデータベースの現状は、サービス機関数におきましても、流通データベースの数におきましても、何かアメリカが抜群だと聞いているわけですけれども、具体的にはどういうふうになっておりますでしょうか。国際的に見て、日本の位置はどの辺にございますでしょうか。
○藤木委員 もう一問だけ伺っておきたいのですけれども、国境を越えてのデータ流通ということにかかわって起こる問題点がございましたら、ちょっとお述べいただきたいと思います。
○藤木委員 では、次に、母袋参考人にはちょっと申しわけございませんけれども、小泉参考人の方にお伺いさせていただきたいと思います。  ニューメディアが広がる時代を迎えまして、芸能実演家の皆さんの権利が十分守られるように著作権法の改正を行う必要があると思いますけれども、先ほどもお話...全文を見る
○藤木委員 最後に、もう一問だけ伺っておきますが、最近普及しておりますカラオケビデオにまで映画が使用されているというお話がございましたけれども、もうけるためには目的外の使用を平気で行うという、つまり映画製作者である会社自身がみずからの誇りを傷つけるような節操のなさを私は感じたわけ...全文を見る
○藤木委員 どうもありがとうございました。終わります。
04月23日第104回国会 衆議院 文教委員会 第9号
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○藤木委員 私は、今回の著作権法改正案の質問に入ります前に、昨年の改正案の審議の際に取り上げました私的録音・録画問題といわゆるローマ条約加盟問題につきまして、これは先日の参考人質問でも芸団協の代表の方も訴えられたことでございますけれども、いま一度お尋ねをさせていただきたいと思いま...全文を見る
○藤木委員 話し合いは実に五年にも及んでおりまして、なお具体的な方向が見出せないというのは、文化庁の責任が問われているのではないか、大変厳しい言い方ではございますけれども、そのように感じないわけにはまいらないのですね。この問題については、当委員会におきまして昨年も附帯決議を採択し...全文を見る
○藤木委員 くどいようでございますけれども、先ほどの他の委員への御答弁の中でもおっしゃっていましたが、ことし二月に発表されました総務庁の「個人録音・録画に関する世論調査」を拝見させていただきました。VTRの保有率は約四割に達しておりますし、私的録画が頻繁に行われているということも...全文を見る
○藤木委員 それでは、今年あるいは年度内ということで私も期待をさせていただきます。ひとつよろしくお願いをいたします。  次に、ローマ条約、隣接権条約への早期加盟についてお尋ねをいたします。  昨年は、著作権審議会第一小委員会で審議中であり、関係団体からのヒアリングを終わり問題...全文を見る
○藤木委員 ここで大臣にお伺いをいたしますが、一九六一年にローマ条約が制定をされて以来、約四分の一世紀が経過をしているわけでございます。にもかかわらず、未加盟であるために我が国では多くの外国の実演家、レコード製作者のレコードが無制限に無償で使用されてまいりました。したがって、この...全文を見る
○藤木委員 なるべくとかできればということではないと私は思うのですね。先日、文化庁の方から、データベースを著作権法で明確化するというのは世界に先駆けてのことだというふうに伺ったわけでございます。それよりも、私的録音・録画問題やローマ条約加盟といった懸案事項で世界から随分おくれをと...全文を見る
○藤木委員 確かに、映画俳優は契約に基づいて出演料をもらって役を演じている、それは確かでございます。それはあくまで特定の映画、特定の作品の役を演じていらっしゃるわけですね。カラオケビデオに見られますように、カラオケのいわばバックグラウンドピクチャーとでもいいましょうか、そのような...全文を見る
○藤木委員 次に、科学技術庁に伺いますが、今日本で一番利用されているのは化学の分野で、その分野で最大の情報を持っているのはアメリカのデータベース、ケミカル・アブストラクトだそうでありますけれども、今そこでSTNインターナショナル構想というのが進められ、問題になっております。この構...全文を見る
○藤木委員 しかし、西ドイツでは、FIZ・4をSTNインターナショナルに提供し、西ドイツ独自のセンターのソフトウエアを放棄しているという問題が出ております。今現在、日本はJICST自身のオンラインと二本立てで加盟することが認められていると伺っておりますけれども、国際的な通信ネット...全文を見る
○藤木委員 しかし、国際科学技術情報ネットワーク、STNインターナショナル構想にJICSTが組み込まれていくというのが、先ほどの科学技術庁のお答えでもありましたように、予算の裏づけもできて来年度からいよいよそのサービスを開始するというタイミングとしてはまさにそのタイミングに出てき...全文を見る
○藤木委員 しかし、私は、第一にこの五十年というのは実態に合ってないというふうに思うのですね。さきに参考人として意見を述べられました日本データベース協会の調査によりますと、データベースの開発コストの回収期間というのはおおむね五年ないしは十年とする意見が多数を占めたということになっ...全文を見る
○藤木委員 しかし、もう一つの問題点があるように私には思えるわけですね。その第三番目といいますのは、実質的には半永久的な独占権を与えてしまうことになるという点でございます。第七小委員会の報告によりますと、情報の「追加、更新後のデータベースは、元のデータベースの二次的著作物となり、...全文を見る
○藤木委員 しかし、辞書などの場合と違いまして、著作権者そのものが全然質が違うわけですね。  いずれにしても、私はやはり長過ぎる保護期間というものは文化の発展の足かせとなってくるであろうということを思わないわけにまいりません。特許法が独占的所有権を十五年としておりますのも、産業...全文を見る
○藤木委員 そういたしますと、国際的にはどうなっているかというあたりもぜひお調べをいただきたいと思うのですが、実際にこの著作物の創作をした者と法人の関係につきまして、諸外国の著作権の帰属の例はどのようになっておりますか、お答えをいただきとうございます。
○藤木委員 国会図書館が昨年の九月に出しましたレファレンスの内田論文を拝見いたしますと、大多数の西欧諸国及びソ連、東独などは、「雇用契約に基づく職務上の著作物についても、著作物を創作しない法人等の使用者は、著作者とはなりえないとされている。」というふうに紹介されてございました。使...全文を見る
○藤木委員 そうなりますと、西欧諸国の場合は、労働者が雇用者との対等な関係をほぼ獲得しているということもまた裏づける一つの指標になろうかというふうに、私お聞きしながら思ったわけでございますけれども、それにいたしましても、西欧諸国の多数及びソ連、東独などの国では、著作物の創作者の権...全文を見る
○藤木委員 しかし、文化庁でございますから、労働者の権利を本当に守るという立場に立って初めて文化のバロメーターが示されるわけでございますから、ひとつその点は御検討いただきたいことをお願いいたします。  第三の問題点でございますけれども、これはプライバシー保護との関係がどうなるの...全文を見る
○藤木委員 大臣、お聞きいただきましたとおりでございますけれども、立法化への道のりは遠いという感を免れませんね。  既に、アメリカではプライバシー法、フランスでは情報処理、蓄積と自由に関する法律など、OECD二十四カ国中、十二カ国にまでプライバシー保護法が制定されております。そ...全文を見る
○藤木委員 ぜひその点は認識を新たにしていただいて、いろいろと御調査もいただき、お力添えをいただきたいということを申し上げておきたいと思います。  本法案は、データベースを著作物としてはっきり法的保護下に置くということをうたったものでございますけれども、小説、音楽、映画といった...全文を見る
05月14日第104回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○藤木委員 まず最初に、私は、体力・運動能力調査の問題でお伺いをいたします。  児童生徒の体力測定は何のためになさるのか、その意義についてお述べをいただきたいと思います。
○藤木委員 実際には体力の正しい評価になっていないのではないでしょうか。神戸新聞一月二十二日付は、「計器に誤差 体力測定に狂い」という見出しで、また二月二十七日付では、「体力測定器の誤差の波紋」という見出しで、神戸大学の体力測定学新谷助教授の調査結果を報じておりました。新谷助教授...全文を見る
○藤木委員 しかし、その認識が誤っているという指摘なんですね、今回のこの新谷先生の御指摘というのは。確かに、今回の報告で計器そのものが不正確だという指摘は初めてのことだったろうと思います。しかし、何らかの対策を考えざるを得ないというふうに、神戸新聞を私拝見したところによりますと文...全文を見る
○藤木委員 著しく誤差のある計器を分解されますと、ゼロ点が歯車の歯一個分ないしは二個分程度のずれがあるということも観察されているわけですね。ばね自体の誤差、これにも品種によって特定の傾向があるということも判明をしているわけです。定期的に検査をするというふうにおっしゃいましたけれど...全文を見る
○藤木委員 私は、この改善を図るという問題で次に質問をさせていただきますけれども、こうした検定の結果、新谷助教授の報告書のまとめの中で、その一つは、握力計、背筋力計には誤差があるものだという考えに立つことが大事だというふうに述べていらっしゃるわけですね。握力計、背筋力計を購入した...全文を見る
○藤木委員 今の局長の御答弁では、各県の機関にも置かれているだろうと推察するとおっしゃいましたけれども、それはやはり推察の域を出ないのです。非常に少ないのです。それと姿勢が問題だということも言われましたけれども、これは写真を見て測定をする現場ですぐできることですよね。しかし、計器...全文を見る
○藤木委員 やはりそれは思っていらっしゃるだけなんですね。この新谷先生がおっしゃっているのは、今お調べになったのは中学校二十校と高校三校ですけれども、これは神戸市内の学校のごく一部です、全体ではないわけですね。調べるのは何も専門家でなければできないというほど難しいことではないので...全文を見る
○藤木委員 そうなんです。すぐ壊れるような計器を購入するというのは意味がないことなんですけれども、実はそれしか買えないという現場の実態になっているというところをひとつ御考慮いただいて、今検討されるとおっしゃいましたけれども、ひとつ真剣に取り組んでいただきたいと思います。  大臣...全文を見る
○藤木委員 研究して勉強して、そしてぜひ実効ある措置を講じていただきたい、その点も確認させていただきたいのですが、よろしゅうございますか。
○藤木委員 ぜひよろしくお願いをいたします。  次に、五月一日付学級編制の問題を伺いたいと思います。  学級編制については五月一日付の児童生徒数を基準とした確定というのが問題にされ続けてきておりますけれども、なぜ問題になっているというふうにお考えでしょうかお伺いいたします。
○藤木委員 しかし、これには随分いろいろな問題が起こってきております。四月に新年度をスタートさせるに当たって学級編制というのは行われるわけですよね。確定は五月一日の児童生徒数を基準にしております。ですから、四月の転勤などによる変動で再編制を余儀なくされる場合が生じてくるわけです。...全文を見る
○藤木委員 正確につかむのは当然のことです。しかし、一定の予測を立てませんと四月のスタート時点で学級編制ができないわけじゃありませんか。  私の地元の尼崎市の例を申し上げたいと思うのですけれども、尼崎市はおかげさまで四十人学級が実現しております、武庫小学校、ここは一年生が二百三...全文を見る
○藤木委員 都道府県で弾力的な措置、運営ができるようになっているとおっしゃいますけれども、今の御答弁ですと、尼崎の武庫小学校の場合ですと六クラス編制にしないで五クラス編制のままいってもよかったのだというような内容にもとれるわけですね。しかしそれでは、せっかく四十人学級にした意味が...全文を見る
○藤木委員 そうじゃないのですね。学級編制の確定をしていらっしゃるところはやはり圧倒的に五月が多いのですよ。それで、今おっしゃいましたように、確かに五月一日の児童生徒数を基準とした調査というのに基づいて教員配置をされる。文部省は一番確定的な数字をつかんでなさるわけですからそれはそ...全文を見る
○藤木委員 そうですね。では、なぜ教師についてはできないのですか。補助金返還というふうにおっしゃいましたけれども、その予測が狂った、それほど開発地域だからここは児童数がふえるんだ、こういうことで申請が出されて、それを調査されて、文部省の方も確かにふえるだろうというふうにお考えにな...全文を見る
○藤木委員 そんなことは理由になりませんよね。だって、教育施設である校舎に認められている余裕を持った措置というのが教師に実施できないということはありません。どんなに立派な校舎がありましても、教師なしに教育が成り立ちますか。そうはいきませんでしょう。最も大切な部分ですよね。  大...全文を見る
○藤木委員 確かに弾力的な措置をとるということが大切なんですよね。それは口で幾らおっしゃっても、保証されなければ地域ではそれは受けとめられないのですよね。ですから、弾力的な措置をも文部省がおとりになる、ここのところが一番肝心だろうと思うのですよ。口で幾らできますよ、違反になるとか...全文を見る
○藤木委員 非常に器が大きゅうございまして、県全体に対して文部省がお渡ししているわけですから、それを配分するときにはいろいろな矛盾が出てくるのですよ。ですから、こういった実態をもっとリアルに把握していただきませんと、現場とはかなり違ってくるわけです。文部省が考えているとおりには運...全文を見る
○藤木委員 憲法に照らしましてもそれは当然のことでございます。教員の資質、能力を問うといたしましても、思想、信条にかかわる設問などは論外でございます。ところが、依然として憲法違反の教員選考がまかり通っているのが実態です。全国的にも思想、信条にかかわる問題が出されております。御存じ...全文を見る
○藤木委員 つかんでいただかなければ問題にならないと思うのですね。特に兵庫県で行われている採用試験について具体的に述べてまいりたいと思います。こういうことがやられております。  設問、「校長が君が代を歌いなさいと言いました。あなたはどうしますか。」「一職員ですから、他の先生の意...全文を見る
○藤木委員 確かに、全国的な調査もしていらっしゃらないわけですから、印象を持つというふうにおっしゃいましたけれども、本当にそうなんですよ。実態ではないのです、今お答えになったことは。たまたま今回のこの面接の採用試験を受けた人のケースに当てはまる問題ではないわけです。決してたまたま...全文を見る
○藤木委員 しかし、給料をもらわない日曜日に政党ポスターを張ることについてどう思うか、人が見ていないところだったらやるのか、これは明らかに不当労働行為じゃありませんか。弁護する余地はないと思います。  こうした採用試験はどんな状況でやられているかということですけれども、設問者が...全文を見る
○藤木委員 それでは、先ほどの質問で、校長先生にあくまでも反対をして、風俗上よくないものができることに立ち向かって正義を貫くというような答弁をすれば採用されるのかどうか、そういうことを問うためにこの質問をしたとしても、これは極めて不適切な質問です。質問者の人格とかそういうものは話...全文を見る
○藤木委員 うそをついても要領よく立ち回った者が採用され、自分の思想、信条を忠実に守り抜いた者が排除される、こうして採用された教師に今のいじめや体罰について機敏に適切な対応ができるはずがございません。得手とか不得手あるいは能力の差というものはあったといたしましても、その根底に真理...全文を見る
○藤木委員 そういたしますと、兵庫県で行われている面接試験というのは、文部省がお考えになっているのとは全く違う、逆効果になっております。思想、信条を問うだけではなくて、問うた中身はまさに即判定の材料にされているわけです。見事に自分を殺してあるいはうそをついてでもうまく通り抜けた者...全文を見る
○藤木委員 確かに、兵庫県の教育長もそんな質問をやっているはずはないと言っているのです。しかし、受けた人間がみずから告発しているのですよ。この実態と県の教育長のおっしゃったこととの隔たり、この差は一体どちらが正しいのか、明らかにする必要があると私は思います。教育長が正しければそれ...全文を見る
○藤木委員 そういったことをなくす一つの是正の措置として、なぜこのようなことがまかり通るのかということを私は考えてみました。これは、採用試験については全く公開されず密室で行われているというところに起因していると思うのですね。採用試験の内容については、試験後公表されるように改めるべ...全文を見る
○藤木委員 今の御答弁では公開をしますと競争が激化するということでございますけれども、これは全く違いますね。非公開だったら競争が激化しないか、そうではございません。先ほども申しましたように、今でも「うまく答える技術」というのが出ておりますし、去年の試験の出題と今年度の傾向などとい...全文を見る
○藤木委員 受験の本が出ているから、だから公表されているも等しいという考え方は間違いだと思います。この受験の本を必要とする人は受験生だけなんですよ。国民には公表されているわけではないわけです。私は、このような思想、信条を問うような、また不当労働行為と思われるような不適切な問題、こ...全文を見る
○藤木委員 ぜひ研究をしていただきたいと思います。兵庫県の場合のように、教育長はそういうことはやられていないと思い、実際にはやられているというようなことがあるわけですから、都道府県が独自に決めることなんだからということで文部省に責任がないというわけにはいかないと思います。私も、何...全文を見る
○藤木委員 海部大臣が御自身が試験官であったらとおっしゃいましたけれども、試験官個人の問題ではないところを私は問題にしているわけなんですね。といいますのは、この三、四年、特に四年前あたりからこういった傾向が顕著になってきているという特徴があるから申し上げているわけなんです。そして...全文を見る
○藤木委員 改めていただくように指導すると今おっしゃいましたけれども、私は、まずぜひ調査をしていただきたいということは重ねて申し上げます。  しかし、どんな資質があってもその問題で採用しなかったかどうかということがあってはならないというふうにおっしゃいましたけれども、理由は何と...全文を見る
○藤木委員 現在、同和教育は正しくやられているというふうにお考えですか。
○藤木委員 それでは、同和教育の成果がどのようにあらわれているかお答えをいただきたいと思うのです。対象地域の児童生徒の学力は向上しておりますか。
○藤木委員 どうもそれだけでははっきりいたしませんね。同和対策事業特別措置法の開始から、同和問題に対する特別な行政措置というのがとられてまいりました。公共投資によって部落の住環境を中心にその暮らしを大きく変えてまいりました。このことで当然部落の子供たちの教育環境は望ましい変化を遂...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、今の芦屋の場合は文部省のお考えとは反しておりませんか、いかがでございますか。
○藤木委員 御存じないから私が申し上げているわけでございまして、そういうことがあるということをお聞きになってどうお考えになられますか。
○藤木委員 それでは、狭山問題を教材化するということも学力の促進に役立つというふうにお考えでございますか。
○藤木委員 今のお答えでは、この狭山問題を子供たちに教えるということが学力の促進になるのかどうかということのお答えにはならないので私にはわからないのですけれども、それはどうお考えになっていらっしゃるのですか。
○藤木委員 大臣にお伺いいたします。大臣はいかがお考えですか。
○藤木委員 今の御答弁でも、これが教育の中立性をはみ出しているかどうかということのお答えにはならないわけです。そういうことをお示しになったわけではないのですね。しかし、私はこのような誤った同和教育による問題が生じている点について申し上げたいと思います。  中学生のいじめや金品の...全文を見る
○藤木委員 しかし、その指導は余り効果を発揮しておりませんね。  精道中学校の学校行事予定表というのが毎月出されておりますけれども、この予定表に学促開始日というのが記入されております。解放研大会、これも学校行事の一環として書かれております。学校行事としてやられているわけですね。...全文を見る
○藤木委員 そのとおりです。このような学校生活が楽しいはずはございません。ですから、小学校から他市の私学へ進学を希望する者が三割もあるほどなんですね。もちろん中学校から市外の高校へ進学を希望する者も多くなっていますし、途中から転校を希望する者も出てきております。ところが、学級で、...全文を見る
○藤木委員 十分把握してください。特にあと一年という大切な時期にも当たりますので、これは徹底して進めていただきたいと思います。  いじめにつきましても、父母や教師、行政が力を合わせてその克服に立ち上がろうとその取り組みが始められているときでございますけれども、芦屋だけではなくて...全文を見る
○藤木委員 確かにそのとおりでございますね。学力促進学級そのものは社会教育でございます。しかし、社会教育にいたしましても、文部省がお出しになっている資料を拝見いたしますと、「実施に当たっては、学習者の実態、地域の実情、学習形態の特質等各種の条件に応じた効果的な方法で行うとともに、...全文を見る
○藤木委員 よろしくお願いいたします。どんどん起こっていなくても、いささかでもあっては困ると私は思っておりますので、その辺はよろしくお願いいたします。  しかし、芦屋市の一つの中学校では変化もあらわれ始めております。それはだれかれの責任にするのではなくて、親たちがまずみずからの...全文を見る
○藤木委員 確かに、私もそう思うわけです。教育荒廃を立て直す上でこの運動が貢献するように、私は激励をしていただきたいと思いますけれども、新しい先生だけではなくて、この運動に参加する教師がふえてきているときのう聞いたばかりでございます。私も大変喜んでいるのですが、これが学校ぐるみ、...全文を見る
○藤木委員 今回でこの実習助手の問題は五度目になります。  そこで、最初に、文部省にお伺いをしておきたいのですけれども、第百二国会で大臣は、教諭任用は望ましい、積極的に教諭任用するよう各設置者を指導したいと答えられました。文部省は今でもこの考えでおやりになっているのか、その点確...全文を見る
○藤木委員 百二国会以降この改善がなされているかどうかについて提案者にお伺いをしたいと思うのですけれども、なされていませんでしたらそれはなぜだとお考えなのか、ひとつお答えをいただきとうございます。
○藤木委員 現行実習制度では積極的な取り組みが保障されないというだけではございませんで、この実習助手の教育活動について制限したり排除しようとする実態があると伺いますが、今のお話の中にもちょっと出てきたのですけれども、その排除しようとする実態というのをもう少し具体的におっしゃってい...全文を見る
○藤木委員 実習助手の教育活動について制限をしましたりあるいは排除をしようとする実態があるというふうに私伺っているのですけれども、その中身がちょっとわかりにくうございますので、具体的に御存じでしたらお知らせをいただきたいと思うのですが。
○藤木委員 それでは文部省に伺いますが、養護学校において職業科以外の高等部に配置をされている実習助手の場合について伺います。  公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律の第七章の第十九条の二には、「養護学校の高等部の数に二を乗じて得た数」となっております。...全文を見る
○藤木委員 精神薄弱養護学校高等部の学習指導要領には職業科の教育課程につきまして特に定めがないと認識しておりますけれども、特に定められたものがございますでしょうか。
○藤木委員 学習指導要領に特に定められておらず、しかも二名の実習助手が高校定数法で配置をされているわけですね。精神薄弱養護学校の実習助手は、実験・実習という職業科がなくて配置をされているのですけれども、これはなぜですか。
○藤木委員 ですから、この精神薄弱養護学校の場合はそういう職業科はございませんでしょう。それなのに、なぜ実験・実習という全然ないものについて実習助手を置かなければならないのか。いかがでございますか。
○藤木委員 精神薄弱養護学校の実習助手は、本来、正規の教諭を配置すべきでございます。安上がりのために実習助手が配置されていると言えないのでしょうか。その点いかがでございますか。
○藤木委員 そういたしますと、精神薄弱養護学校高等部の実習助手は、職業科の実習助手ではないわけですから、教育職員免許法附則十一項で言う六年、十単位で教諭になるということもできなければおかしいのじゃないかと思いますが、この道も実は閉ざされております。教諭になりたいと思いましても、教...全文を見る
○藤木委員 私が問題にしているのは、知恵おくれの養護学校の問題なんです。ですから、それは該当しないわけですよ。――該当するんですか。するのであればするというふうにお答えをいただきとうございますけれども……。
○藤木委員 おかしいですよ。最初から職業科の実習助手ではないわけですよ。ですから、これは六年、十単位で教諭になる道が全く閉ざされているというふうに私どもは考えておりますけれども、そうじゃないのですか。今のお話ですと、校長先生が認めれば何とかかんとかということを言われましたけれども...全文を見る
○藤木委員 そういう前例がございますか。
○藤木委員 現在承知していないとおっしゃいましたけれども、あるかもしれないということなのでしょうか。あるという話もお聞きになっていないのじゃないのでしょうか。私は、都道府県の教員採用試験を受ける以外に方法はないのではないかという危惧を抱いているわけですが、その点はいかがですか。
○藤木委員 もしあり得るとおっしゃるのであれば、あったかどうかということだけお調べいただきたいと思うのです。そんなに無理なことではないと思うのですけれども、お調べいただけますか。
○藤木委員 ぜひよろしくお願いをいたします。  精神薄弱養護学校の高等部では、知恵おくれが重い障害児が年々増加しております。実習助手と言われる人も、正規の教諭と全く同様に授業に参加しているというのが実態でございます。  例えば、埼玉県のある養護学校では、実習助手のある先生は、...全文を見る
○藤木委員 実態をよくつかんで御指導いただきたいと思うわけです。  学級担任を決めるときに、担任の数が足りなくなる、つまり定数では賄い切れないという実態がやはりあるわけです。それで、結局、管理職の校長や教頭なども、実習助手ではあるけれどもこの人にはそれ相当の力があるということで...全文を見る
○藤木委員 終わります。
05月16日第104回国会 衆議院 文教委員会 第13号
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○藤木委員 まず最初に、公立幼稚園の学級編制の問題について提案者にお伺いをしたいと思うのですけれども、現在子供たちの発達、これが非常に変化を来している。ある先生は、幼稚園に来た子供たちに、あなたの靴を靴箱に入れなさいというふうに言ったところが、ちっともわからないというかそのとおり...全文を見る
○藤木委員 私もそのとおりだと思います。ですから、単に一人一人に行き届いた教育ができるということ以上に学級定数を減らすことの今日的意義は大きいということを、まず最初に確認しておきたいと思うわけです。  ところで、今全国的にも公立幼稚園で問題になっておりますのは統廃合でございます...全文を見る
○藤木委員 それぞれの自治体がその実情に応じてとおっしゃいましたけれども、今やられております統廃合というのは、父母や教員の意見も聞かずに一方的に進められているものばかりなんですね。このような一方的な統廃合が問題だということは、既に小中学校などでも実証済みでございます。これは教育上...全文を見る
○藤木委員 そこで、住民の合意を得ずに一方的統廃合を進めているやり方は是正させていくべきだと思うわけです。何らかの実効ある措置をおとりいただきたいと思うのですけれども、住民の意向を尊重するということについての通達をお出しになるとか、何らかの措置が必要だろうと思うのですけれども、い...全文を見る
○藤木委員 そういたしますと、ぜひその御通知をなさった趣旨が徹底されますように初指導を進めていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。  提案者は、この幼稚園の統廃合問題についてどのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか、お伺いをいたします。
○藤木委員 わかりました。  次に、聴覚障害を持った乳幼児教育についてお伺いをいたします。  文部省は、全国ろう学校長会が「聴覚障害乳幼児教育の推進について」という要望を国や県に出しておられるのを承知していらっしゃいますでしょうか。
○藤木委員 実は、関係者の皆さんが昭和五十年十一月二十六日にも要望を提出していらっしゃるのでございますけれども、文部省として把握をしていらっしゃらない御様子でございますが、その研究発表なんかについては関心を持ってごらんにもなっていらっしゃるのではないかと思いますが、その点、実態は...全文を見る
○藤木委員 これは一部の学校ということでは済まないようでございますね。校長会の調査を拝見いたしますと、「正常幼児の聴覚機能が生後六ケ月にして一応の完成を見る所からして、聴覚障害乳幼児も、それ以前からの聴覚的刺激が望ましく、聴能訓練はその実施が早期であればある程有効」だとされており...全文を見る
○藤木委員 厚生省とも協力をするといいますか協議をして取り組んでいくべきであろうということでしたけれども、私もそのとおりだというふうに思うのですね。いかに早期に診断をし、いかに早くから教育することが重要か、やはり医療の分野だけでは見ていらっしゃらないわけです。教育が必要だというふ...全文を見る
○藤木委員 一つは、その助成制度によって救済ができる可能性があるかどうか、この辺は検討が必要だというふうな御意見だったのですが、それはぜひ早急に進めていただきたいと思うのです。  今お話がございましたように、県単でやっているところもたしかあるようなんですね。私が拝見した限りでは...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございます。  では、私の質問はこれで終わります。
○藤木委員 時間も限られておりますので、端的に伺ってまいりたいと思います。  最初に、小中学校建設に関連をして私が一昨日の質問で児童生徒急増地域の三年前向き整備をただしました際、阿部教育助成局長は、予測が違った場合には補助金を返却してもらっているという趣旨の答弁をされました。局...全文を見る
○藤木委員 そういたしますと、この補助金返却の事例は昭和五十五年度以降で十二件あるようでございますけれども、それはこのことを指しているというふうに考えてよろしゅうございますか。
○藤木委員 それでは、文部省が定めたつまりこの省令で定めている推計方法によります推計、これに操作を加えたり水増し申請をしていたり、あるいは市町村独自の推計方法で申請していたからそういうことが起こったということでございますね。どうでございましょうか。
○藤木委員 文部省が定めた方法どおりに、つまり今おっしゃいましたような要件をすべて満たして申請をして国庫助成が出されたというとき、その後の変化で、例えば当初の十八クラスを建設したところ実際には十五クラス分しか児童や生徒が入らなかったということもあり得るわけですけれども、こういった...全文を見る
○藤木委員 そのように、すべて要件を整えてやったにもかかわらず実際に余ったという事例はどのぐらいございますでしょうか。
○藤木委員 今おわかりでないようでございますけれども、後ほどで結構でございますので、ひとつお調べをいただいてお知らせいただければと思うのですが、いかがですか。
○藤木委員 ぜひよろしくお願いをしたいと思うのです。そうでなければ、本当に要件をそろえていたのに余ったのかそうでなかったのかという点はどうやってお調べになって返却を求めたのかなということを私疑問に思うのです、今の御答弁ですと。ぜひその点は御努力をお願いいたします。  そういたし...全文を見る
○藤木委員 提案者にお伺いをさせていただきます。  児童生徒急増地域の指定要件が文部省の場合と異なるわけでしょうか。その場合、現行に比べてどのような違いが出てまいりますでしょうか。
○藤木委員 わかりました。  次に、高校急増・急減対策について質問いたします。  昭和六十四年度を全国的ピークに高校生が急増しております。高校新増設補助を三年間延長せざるを得なかったことはそのことを示しているわけですが、急増対策と言うには全くほど遠いのが国や都道府県の対応であ...全文を見る
○藤木委員 やむを得ないということでは済みませんね。これがまた受験競争を激化させていることは周知のところでございます。高校入学の門を狭めておきまして、推薦入学など多様な選抜方法をとり入試の改革とおっしゃっても、国民は納得するものではございません。解決は一つしかないだろうと私は思う...全文を見る
○藤木委員 私は、子供の急増・急減というのをまさに災害か洪水のようにおっしゃって、それが過ぎるまで待つというような、そんな対応は本当に我慢ができない、そんな思いでいっぱいでございます。  そこで、提案者に伺いますけれども、こういう文部省の対応なのですが、この問題についてどのよう...全文を見る
○藤木委員 よくわかりました。文部省の対応は、高校生には泣いてもらう、まさに高校生いじめだと思うんですね。後期中等教育を保障するという国の責任の放棄にほかならないものだというふうに思います。  そこで、急増は一過性だと言われますが、その次に来る急減期については、文部省は具体的な...全文を見る
○藤木委員 具体的には何にもないわけですね。私は、この機会にこそ高校でも四十人学級を実現する絶好のチャンスだというふうに思っております。このような積極的な対策について検討すべきだと思いますが、先ほどあなたはいろいろ例を挙げられて、こんな場合もあんな場合もあるだろうと言われましたけ...全文を見る
○藤木委員 提案者に最後にお尋ねを申し上げます。  先ほどもこの法律を成立させることの意義をお述べになったわけですが、今臨調行革が、児童が減少していることを理由にいたしまして、施設設備などの補助金の削減というのを非常に過酷に進めてきております。私は必要な教育の条件整備を積極的に...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  これで終わります。