藤木洋子

ふじきようこ



当選回数回

藤木洋子の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第140回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  二十三日の衆議院本会議で、我が党の不破委員長の代表質問に対し、橋本総理は、被災者の生活再建施策をより一層充実させていく、今後とも被災地の一日も早い復興を目指して最大限の努力を続けると答弁されています。今回の補正予算は震災復興対策...全文を見る
○藤木委員 最大限の努力をされるとおっしゃるのですけれども、その中で災害公営住宅として建設をされる予定になっているのは三万八千六百戸にすぎないわけです。これではとても足りないのですね。  仮設の三万八千世帯、県外の五万世帯のほかに、家屋の公費解体を駆け込みで申請している文化住宅...全文を見る
○藤木委員 今お話ございましたその七万七千戸というのは、すべてが災害公営住宅ではないんですね。県が調査をしましたのは、去年の二月から三月にかけてです。間もなく一年が参ります。その当初は、被災者の中で自力再建に希望を託していた方たちも多数いらっしゃいました。しかし、被災から二年たち...全文を見る
○藤木委員 伊藤大臣のそのお言葉どおりに進めていただきたいと思うんですが、資料を実際ごらんになられまして、どうお感じになられますでしょうか。  長田区の場合ですけれども、資料にもございますように、全壊あるいは半壊をしてもう住めなくなった住宅戸数は二万六千七百十八戸です。ところが...全文を見る
○藤木委員 今回の震災復興対策に盛り込まれております高規格幹線道路の西神自動車道、これは震災前から計画されていたものであって、被災後に改めて震災対策として打ち出されたものではありません。大企業や外資系企業の進出に対して立地支援を行うエンタープライズゾーン構想の推進、国内の港湾間競...全文を見る
○藤木委員 被災者は、ここに公営住宅を建ててもらえないかと言っているわけですね。それができなくても簡易住宅を建ててもらいたい、あと三甲住まなければならないなら、こうも言っているわけです。  ですから、少なくとも粗悪な仮設住宅を大幅に改善すべきことは当然であります。もちろん、大臣...全文を見る
○藤木委員 確かに、二十六団体が協議をして配分をされた、それは私も否定いたしません。しかし、今回この義援金が問題になったのは、義援金を拠出した方たちも、それからそれを受け取られた方たちも、一体幾ら集まって、どのように分けられたのか、そのことが極めて不明瞭だ、こういう意見がいっぱい...全文を見る
○藤木委員 二百万円未満の損壊家屋の人には、不十分ではありますけれども、災害救助法の適用がございます。五百万円以上の高額修繕に借金をした場合はその利子補給を基金から支給する、こういう仕組みがございます。修繕に二百万円以上五百万円未満の費用を要した人について義援金から一戸当たり三十...全文を見る
○藤木委員 終わります。
02月21日第140回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  まず最初に、先日の大臣の所信でもお触れになりました日本海のタンカー重油流出事故について、お伺いをしたいと思います。  環境庁は、九五年十二月に閣議決定された「油汚染事件への準備及び対応のための国家的な緊急時計画」に基づきまして...全文を見る
○藤木委員 そこまでのことをなさった上で、私は、殊さらそれでもなお環境庁の対応のおくれがあるのではないかというふうに指摘をさせていただきますのは、環境庁が既に九一年と九二年に調査をされて「大規模流出油事故に伴う海洋環境被害対策調査報告書」というのをお出しになっていらっしゃいますね...全文を見る
○藤木委員 環境を守るそのお立場でぜひイニシアを発揮していただきたいと思います。  また、緊急時計画は、「環境庁は、野生生物の保護を行うにあたって必要な資機材が適切に整備されるよう措置する。」としていらっしゃるわけですね。既に、九二年のさきに挙げました調査報告書でも、資材や必要...全文を見る
○藤木委員 極めて結構だと思いますので、ぜひ力を入れてお進めをいただきたいと思います。  また、今回の事故によります水鳥等の保護、収容状況でございますけれども、これは二月五日現在で千二百三十個体収容され、そのうちで生存している鳥はごくわずかだと伺っております。しかし実際は、この...全文を見る
○藤木委員 結構でございます。ぜひお進めをいただきたいと思います。  それでは次に、先日の大臣所信にも触れられておりましたが、深刻な自動車による大気汚染、騒音等の早急な改善を図る問題で伺います。  環境庁が取りまとめました九五年度の自動車交通騒音の現況は、環境基準、要請限度と...全文を見る
○藤木委員 非常に厳しく受けとめて、作業にも入っていらっしゃるというお話でございます。  騒音対策を積極的に講じているということでございますけれども、その対策を実は吹き飛ばしてしまいそうな騒音、振動、こういった問題が実際に起きているのですね。大震災で壊滅的な被害を受けました阪神...全文を見る
○藤木委員 今のお答えの中に、凹凸の補修のことがございましたけれども、あれは開適時には二ミリしかゆがみがなかったのですよね。しかし、実際二カ月もたちますとそれが十ミリになっているというような状況でございまして、そういうこと自体が、安全性だとか騒音、振動の確認もしないで開通した、言...全文を見る
○藤木委員 総合的なことをやるという計画をお持ちなのは私も承知をしているわけです。ですから、凹凸の修理などというのはとりあえずの対策でございまして、原因が特定された抜本的な対策ではございません。今でも西宮市の本町から浜脇町の陸橋で走行音が聞こえております。  委員長にお許しを得...全文を見る
○藤木委員 その注人材を入れているのは御近所の住民の皆さんたちが見て承知していらっしゃるのです。しかし、本当に全部がそうかということではまだ疑いを持っているわけですね。もしそこまで自信を持って調査をされたとおっしゃるのであれば、ぜひその調査報告を公開していただいて、皆さんを納得さ...全文を見る
○藤木委員 確かに、いろいろと検討されたり御努力をなさっていらっしゃるそうですけれども、今の件数を伺いまして、やはり震災後、通行車両の大型化が進んでいるということが明らかになりまして、沿道住民の皆さんの訴えはもう無理からぬことだということを、改めて私は再認識をさせられた思いがいた...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。
02月21日第140回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○藤木委員 私は、阪神・淡路大震災の被災地出身の議員といたしまして、ぜひこの問題についてお伺いをさせていただきたいと思います。日本共産党の藤木洋子です。  阪神・淡路大震災から二年一カ月が経過いたしました。高速道路や港湾を初めとする産業基盤の復興の進行とは対照的に、被災者の生活...全文を見る
○藤木委員 長官がそのように御認識いただいているということを大変心丈夫に思っております。未曾有の被害を及ぼした大規模災害の復旧、復興には、やはりその規模にふさわしい支援がなければならないということだと思うんです。  そこで、特例措置の具体的な問題といたしまして、最初に、最も弱い...全文を見る
○藤木委員 ぜひ延長して安心をさせていただきたいということを重ねて申し上げたいと思います。  次に、被災者の心のケアについて伺いたいと思うのです。  これは中高年者だけの問題ではございませんで、子供たちの心のケアが極めて大切でございます。半年余り前、文部省は、調査をされたその...全文を見る
○藤木委員 県の教育委員会も、PTSDの症状が児童生徒に多く見られる学校、また被災による転入者の多くいる学校、転出した子が戻ってくることが予測される学校など、震災により精神的に不安定な状況にある児童生徒に対処するため、教育復興担当教員を二百七人配置する、このように県議会で提案をし...全文を見る
○藤木委員 条件をつけていらっしゃらないというわけですから、政府の復興担当加配の趣旨が本当に生かされているか、一度実態も把握していただきたいというふうに思います。  それで、心のケアの必要な子供にとっての支援策が生きるようにすることが本当に大切だと思うわけですね。兵庫県の教職員...全文を見る
○藤木委員 ぜひ本来の目的が達成される活用で、子供たちの一日も早い心身の再起を促進していただきたいと思います。  さらに、こうした子供たちの中でもとりわけ震災遺児の心のケアのボランティアをしている青年たちのグループ、あしなが育英会について伺いたいと思うんです。  この会は、病...全文を見る
○藤木委員 こうした善意のボランティア活動が被災者の生活を辛うじて支えているということを肝に銘じていただきたいと思うのです。ぜひ支援のための施策を検討されることを求めたいと思うのです。少なくとも社会教育団体のボランティア活動に助成が行われているのですから、それと同様に、自主的なあ...全文を見る
○藤木委員 地元兵庫県や神戸市などの自治体が主体になって行っている心のケアについての活動以外の、こういった民間といいますか、そういった団体の場合でも助成の対象にしようという御検討をしていただけるのでしょうか。そこのところはいかがでしょうか。
○藤木委員 確かに初めてのジャンルでございますから、今までにはそういうケースがなかったと思うのですが、ぜひその対象に入れていただくように私は強くお願いをさせていただきたいと思います。  次に、被災中小商工業者の営業の再建の問題についてお伺いをしたいと思います。  兵庫県が昨年...全文を見る
○藤木委員 そうでございます。確かにそのとおりなのですね。  ですから、そうした被災者の営業再建が大変厳しい状況の中で、被災業者の皆さんは災害復旧貸し付けの公的な融資を受けてこられました。一九九六年十二月三十日現在で見てみますと、兵庫県と神戸市の自治体貸し付けで三万三千五百五十...全文を見る
○藤木委員 そこで、具体的な事例でお伺いをしたいと思います。  一月十四日の地方紙、神戸新聞で、「仕事再開したが住民戻らず」と題する記事の中で、「ダブルローンで事業を再開した神戸市須磨区の自営業者は、「住民が戻って来ないので売上が伸びない。精神力で頑張ってきたが、このままでは破...全文を見る
○藤木委員 確かに、そういう苦しい思いをしております被災者の営業再建というのは、本当に全般にわたって依然厳しい状況がございます。五万七千二百七件の被災業者が約七千三百四十億円にも上る融資を返済しなければならない時期にもう間もなく来るわけで、被災業者にとりましては、融資の据置期間と...全文を見る
○藤木委員 御理解をいただいているというふうに感謝をして受けとめたいと思います。  我が党の不破哲三委員長は代表質問で、「被災者に対する公的支援に直ちに取り組むことは、今日の日本の政治の最優先の課題」というふうに述べたわけですけれども、震災二周年目を経まして、各マスコミの世論調...全文を見る
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
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○藤木分科員 藤木洋子でございます。  いよいよ来年の四月から明石海峡大橋の供用開始となります。それに伴いまして、五十五の航路のうち、廃止を検討しているものが二航路、減船検討が四航路、減便、小型化などの検討が十四航路になっています。現行の運航形態を維持しながら減便、小型化を検討...全文を見る
○藤木分科員 地方自治体もそれぞれ対応に工夫を凝らしてきたところでございます。洲本市では、海産物を売り出すフィッシャーマンズワーフあるいはバスターミナル、そして幹線道路をつくるなどの構想を持っておりますし、東浦町でも淡路島公園構想、そして淡路町ではクアハウスをつくり雇用を確保する...全文を見る
○藤木分科員 十二分の御支援をお願いしたいと思います。  さて、具体的な雇用問題に入りますけれども、本州四国連絡橋の建設に伴う一般旅客定期航路事業等に関する特別措置法に基づく離職者援護措置のあらましの中で、本州四国連絡橋公団は、早急な転職の対策が必要としております。しかし現実は...全文を見る
○藤木分科員 今の御答弁は、運輸省や本四公団や関係自治体などがつくっている本州四国連絡橋旅客船問題神戸・鳴門ルート拡大連絡協議会、その中につくられている雇用対策小委員会でのお話ではなかろうかというふうに思うわけですね。  随分いろいろなメニューがあるように今お話をされたのですけ...全文を見る
○藤木分科員 それは固定したものではなくて、ぜひ大幅に広げていただくということを心から御要望申し上げたいと思います。  さらに重大なことは、連絡協議会で雇用問題を検討しているとはいっているものの、実際は、各自治体から紹介されるものは、ごくごく一部を除いて、ほとんどは各自治体の一...全文を見る
○藤木分科員 大臣に非常に積極的な御答弁をいただきましたので、自治省の方もぜひ奮発をして御答弁に立っていただきたいと思うのですが、いかがでございましょうか。
○藤木分科員 ということは、その財政措置などの支援をしていただくというふうに理解をさせていただいてよろしゅうございますか。
○藤木分科員 ぜひそれは積極的に御支援をいただきたいと思います。  しかし、それ以外の御答弁は、大臣の御決意に比べますと、八カ月前と余り変わっていないことを私は非常に残念に思うわけです。  実は、八カ月前と申しますのは、日本共産党の緒方参議院議員が委員会で質問をしておりますが...全文を見る
○藤木分科員 難しいからこそ、本当に熱意を込めてお取り組みをいただきたいと思います。  特にその上で重要と考えられることといたしまして、離職対象者の再就職を容易にするために、先ほどもお話ございましたけれども、離職前の職業訓練の促進が必要になってまいります。一千三百名のうち一千名...全文を見る
○藤木分科員 必要とされるすべての方たちにその制度が適用されますように、お願いをしたいと思います。  次に、この法の枠外にある、先ほどもお話が出ていたのですが、地上勤務労働者の問題で、労働省の役割が大切になるわけですけれども、約三百名と言われる地上勤務の労働者を救済するために必...全文を見る
○藤木分科員 時間が参りましたからこれで終わりますけれども、今のそれぞれのお答えを伺っていまして、政府が、淡路、四国住民の長年の夢をかなえるものだという大キャンペーンで批判的世論を封じ込めながらこの事業は実は進められてきたのですね。私たち日本共産党は、この計画が発表されて以来、一...全文を見る
04月18日第140回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  最後になりましたけれども、どうか最後までおつき合いをいただきますように、まず最初にお願いしたいと思います。  先ほど来いろいろ議論をされて、これで二巡目といいますか、二回目になりまして、問題点がほぼ明らかになったという思いがい...全文を見る
○藤木委員 しかし、中央環境審議会の答申でも「統一的で、透明性が保たれ、わかりやすい制度とする」というふうにわざわざ「統一的で、」という文言を入れまして、橋本総理に答申を手渡す際にも、くれぐれも骨抜きにならないようにというコメントを添えているわけですね。ところが、この中環審の答申...全文を見る
○藤木委員 確かに、この法案では発電所も対象事業になっております。この法案に従った環境影響評価の一般的な手続がなされることになるわけです。  しかし、電気事業法改正案では、手続の各段階で、勧告をする、変更命令を行う、通産省の関与の仕組みがその都度織り込まれているということになっ...全文を見る
○藤木委員 せっかくでございますから、電気事業もこちらの網にすっぽり包んでしまうことができるというような環境影響評価をつくり上げて、そして特例を削除すべきではなかったかというふうに思うのですが、今からでも、削ろうと思ったらあそこをちょっと削ればいいだけですから、お削りになるお考え...全文を見る
○藤木委員 次に移りますが、この法案は、許認可等を行う行政機関が、対象事業の許認可等の審査に当たって、環境影響評価の結果に基づき対象事業が環境保全に適正に配慮されているかどうかの審査を行い、許認可等の可否を判断する、そういう仕組みを盛り込んでおります。  これは今までのことと随...全文を見る
○藤木委員 確かに、環境影響評価の結果を対象事業の許認可等の決定に反映させる仕組みを盛り込んでいらっしゃいます。しかし、問題は、環境影響評価の審査は相変わらず許認可権者が行うことになっているという点なんです。  法案では、方法書及び準備書につきまして都道府県知事が意見を述べる際...全文を見る
○藤木委員 所管の行政機関が許認可を行うということに対して環境庁長官がはっきりとその立場から物を言っていくということなのですけれども、これは力の要る仕事ですよ。  私、ちょっと調べてみましたら、例えば電力九社がございますけれども、そのすべてに、通産省の高級官僚が十名派遣されてお...全文を見る
○藤木委員 そういった高級官僚と企業との癒着があるということもしっかりと見通した上で頑張ってもらわなければならないというふうに思いますね。  次に、法案は、地方公共団体が第二種事業及び対象事業以外の事業に係る環境影響評価についての事項に関し条例で必要な規定を定めることを妨げるも...全文を見る
○藤木委員 やはりおかしいと思うのですね。  確かに、第一種事業に対する環境影響評価手続で、方法書だとか準備書について都道府県知事の意見を述べることはできます。その際、都道府県の審議会等の意見を聞いて述べること、これもできるわけです。しかし、それは、都道府県の独自性、地域特性を...全文を見る
○藤木委員 既に、都道府県のアセス要綱等の制度では、複合事業などへの対応だとか、第三者機関による審査、上乗せ、横出し基準などの独自性と地域特性を考慮した環境影響評価が実施されているわけですね。これは、だからやはりできないのですよ。第一種事業であっても、地方公共団体との調整を行って...全文を見る
○藤木委員 私も地方公共団体へ参りまして、関係職員の皆さんからこの法案について言われた問題はここなのですよ。これを一番御心配でございました。ですから、私はちょっと不思議に思うのですね。電気事業の場合は特例にできるけれども、地方公共団体の場合にはそこまで心が配れないのか、そんな思い...全文を見る
○藤木委員 そこで、地域の問題なのですけれども、この法案は、主務大臣は環境庁長官と地域を定める基準をつくる、こういうことになっておりますけれども、環境の保全の見地から、対象事業による環境影響が及ぶ範囲を狭くとるべきではないと思うのです。  例えば、発電所の煙突は、高くなればなる...全文を見る
○藤木委員 今の御答弁の中で、町村が一つの単位になるように聞こえましたけれども、その町村というのは、事業の種類によっては隣接以外も含むということで理解してよろしゅうございますか。
○藤木委員 また、この法案では、事業者が説明会を行う場合、先ほどもちょっと御質問の方があったのですが、私はちょっと違う角度から伺いたいのです。  その責めに帰することができない事由で説明会を開催することができない場合には、当該説明会を開催することを要せずという規定がございます。...全文を見る
○藤木委員 これは現在の要綱にもございましたか。閣議アセスの要綱にございましたか。
○藤木委員 この項目を運用したことはかつてありましたでしょうか。
○藤木委員 私が伺ったところでは、一度もお使いになったことがないということでございました。  この法案は、住民参加の機会をこれまで以上に拡大していますけれども、住民の意見が事業者の意思決定に反映される仕組みにはなっておりません。  法案では、事業者は、方法書及び準備書の作成を...全文を見る
○藤木委員 先ほど来そういう答弁をほかの委員の方にもしておられるわけです。私は、意思決定にどこまで反映するかというのは、やはりその環境影響評価を修正したり補正したり、そういうことに影響を与えられるかという観点から申し上げているわけです。ですから、意見を有する者の意見は配慮するもの...全文を見る
○藤木委員 住民参加や情報公開を考えた手続だというのでありましたら、私は、法の目的に住民参加と情報公開の意義づけをしっかり文言として盛り込むべきだと思うのです。それはいかがでしょうか。
○藤木委員 やはり私は、中環審のおっしゃることを非常に忠実にお聞きになっている側面と、それから、あそこまで統一的なアセスをつくれと言われているにもかかわらず特例をお設けになったことと、少しその辺には公正さを欠くような気がしてなりません。  次に、この法案は、準備書及び評価書での...全文を見る
○藤木委員 現状で行われているのであって、ここで言われている代替案の中にはそれが入っているのですか、いないのですか。
○藤木委員 この法案は、事業着手後の調査などを記載させることになっております。しかし、このフォローアップの措置を規定するだけでは不十分ではないでしょうか。既に、少なくとも事後調査、報告、指導、こういったことを規定した都県のアセス要綱がございまして、これは国の制度として事後の手続の...全文を見る
○藤木委員 しかし、先ほど来お話を伺っていますと、地方でつくられている環境アセスの要綱だとか条例だとかに遜色ないというふうにおっしゃるわけですけれども、やはり不十分だと思うんですね。  確かに、環境影響評価というのは事前評価には違いありませんけれども、それをフォローアップにまで...全文を見る
○藤木委員 どうもお考えは変わらないようでございます。本当にこれでいろんな意見が反映するのかなと、環境庁においてをやと、そういう思いがするのを本当に悲しいと思っております。  それでは、最後に長官にお尋ねをさせていただきたいと思います。  先ほども私申し上げましたけれども、環...全文を見る
○藤木委員 琵琶湖などというのはアセスメントのない時代にやられました総合開発でして、単品でそれぞれ見ますと軽微な影響だということが言われていたんですけれども、実際にはもう死の湖と化すようなそういう苦い経験を私たちは幾つも持っているわけですから、ここのところも、ぜひ累積的で複合的な...全文を見る
04月22日第140回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。質問をさせていただく機会をいただきましたので、早速お尋ねをしたいと思います。  ことしの十二月、二〇〇〇年以降の各国の二酸化炭素削減目標を決める気候変動枠組み条約の第三回締約国会議が京都で行われ、日本は議長国としてそのリーダーシップ...全文を見る
○藤木委員 しかし、原子力発電所は、「もんじゅ」だとか動燃事故でもわかりますように、いまだ安全性が確認をされてはおりませんし、事故が起きたら地球的規模で大変な影響を与えるということになるわけですから、これ以上の建設をすべきではないと思いますし、上位計画・政策における環境への影響評...全文を見る
○藤木委員 これで終わりますけれども、環境庁長官の意見は十分尊重していただきたいと思います。  私が申し上げたのは、電力九社に十人もの通産省の高級官僚が天下りをしている、こういう関係の中で、果たして公正な審査ができるであろうかということに疑問を持つわけでございます。公正な第三者...全文を見る
○藤木委員 きょうは、環境影響評価の法案につきまして、発電所問題に関連をしてお伺いをしたいと思います。  御坊の火力発電所から二十五キロも離れた田辺市などで、和歌山県特産の梅に五万本近くの梅枯れの被害が起こっております。被害農家の人たちは、御坊火力発電所以外には考えられないと言...全文を見る
○藤木委員 私がお伺いをしたのは、農水省と共同で調査をされるということが必要ではないかということを伺ったわけですけれども、そういったことで御準備をなさっていないというのは、今のところそんなことは考えていらっしゃらないというふうに受け取るしかないのでございましょうか。  環境庁の...全文を見る
○藤木委員 しかし、資源エネルギー庁長官通達の発電所の立地に関する環境影響調査要綱の中では、硫黄酸化物、窒素酸化物、それから浮遊粒子状物質または浮遊粉じん、これについては規定がございますけれども、酸性霧だとかオゾンなど化学変化による広域汚染についての調査はないというふうに思うので...全文を見る
○藤木委員 私は、それはやはりおかしいと思うのですね。まだ解明されていないようなことは項目にのせられない。のせられないものは、環境にどれだけ影響を与えているかということの評価をやらなくてもいいということにはならないと思います。  さらに、アセスの対象地域ですけれども、大気汚染の...全文を見る
○藤木委員 そうですね。ぜひそうでなければならないというふうに思っております。  そこで、御坊ですけれども、御坊では、これまで、窒素酸化物などの測定器は、御坊市とその周辺に設置をされただけでございました。梅被害問題が発生して初めて被害地域近くに数カ所設置するようになりました。ま...全文を見る
○藤木委員 環境基準を下回るものであって、心配するものではないと言われるところでそういう被害が出ているわけですから、基準そのものの見直しが必要だということをみずから告白をしている、私にはそういう内容に聞こえて仕方がありません。  今、史上最悪の燃料と呼ばれる、原油の硫黄分が実に...全文を見る
○藤木委員 本当にここのところは大切なところだというふうに思いますね。ですから、慎重だけではなくて、やはり梅枯れの原因がそれが原因ではなかったのだということが明らかにならない限り、これにゴーサインを出すわけにはいかないということを重ねて申し上げたいと思います。  今回の法案では...全文を見る
○藤木委員 それでは本当に実効ある措置がとれるかどうか極めて心配だと言わなければなりません。  そこで、隣接四町では、有権者の過半数が計画の撤回を求める署名に同意をしております。また、田辺市、南部川村では、第一火電の公害防止施設改善、第二火電の延期を求める署名が圧倒的住民の賛同...全文を見る
○藤木委員 知事が周辺住民の意見をいろいろと勘案して態度を決めるだろうというお話でしたけれども、現在のところは、知事さんはこれに対してはやってもいいということはおっしゃってないわけですよね。今すぐやるわけにはいかない、そういうお立場に立っておられるわけです。公害のもとになる硫黄酸...全文を見る
○藤木委員 目標を下げれば達成できるということではなくて、遠く開いているからこそ一生懸命やらなければならないということでございまして、その下げたことに安心をするわけじゃないでしょうけれども、それならいつでもできそうな気がしてやらないということでは困ると思うのですね。  また、水...全文を見る
○藤木委員 この間、琵琶湖や内湖の埋め立てと、今もおっしゃいましたけれども、アスファルト化をしたので汚れたというような話がありましたけれども、私も実際行って、どんなふうになっているのか見てまいりました。琵琶湖だとか内湖の埋め立てとなぎさ線の破壊、それから中小河川の改修で、三面張り...全文を見る
○藤木委員 滋賀県の資料でも、湖岸堤であるとか管理用道路等の施工によりまして、湖辺の琵琶湖らしい自然の原風景というものが随分影響を受けております。ヨシ地も失われて、水ヨシだけでも九ヘクタール以上消失するなど、湖辺の植生にも影響を与えております。また、土地改良事業によるため池や水路...全文を見る
○藤木委員 できるだけ、将来的にではなく、それをぐっと現実に近づけていただきたいということを申し上げたいと思います。  また、湖沼法では、水質改善対策を行って、改善できない場合には、濃度規制ではなくCODの総量規制をすることができるとしております。CODを抑制するためには、CO...全文を見る
○藤木委員 一生懸命努力をしていてもそれが防ぎ切れないからこそ総量規制が必要だというふうに思うわけですね。  さらに、土壌を破壊し、自然の浄化力を失わせるような八つもの巨大ダムなどの大プロジェクトの問題があると思います。  琵琶総の第三次計画では、六カ所のダムの総貯水量が一億...全文を見る
○藤木委員 それでは、続いてしばらく質問をお聞きください。後で建設省にもお尋ねしてまいります。  建設省近畿地建が作成いたしました丹生ダムの環境影響評価書では、ダム下流において水質上特に影響のないものと考えられることから、ダム下流の生物化学的酸素要求量、BODについての予測は行...全文を見る
○藤木委員 少なくとも知事が要求していることについては真っすぐおこたえをいただきたい、それにこたえていただきたいというふうに思っております。  既に、今津町にある石田川ダムというのがございますけれども、これは富栄養化が進んでおりまして、昨年の夏にはアオコ現象も確認をされておりま...全文を見る
○藤木委員 地元では本当に涙ぐましい努力をやっております。そして言われることは、ダム建設などにあそこまでのお金を投じるのだったら、それと同じくらいのお金を投じて環境浄化のためにもひとつ力を入れてもらいたいものだ、こういう声を私は聞いてまいりました。  そもそも問題なのは、建設省...全文を見る
○藤木委員 そういったことが極めて不十分だという実例がこの琵琶湖の深刻な事態だというふうに思っております。  琵琶湖の周辺では今八つのダム建設が計画をされているわけですけれども、環境影響評価手続では、今おっしゃったように、評価は個々のダム計画について実施されることになりますね。...全文を見る
○藤木委員 そこのところがこれまでの閣議アセスと違った、この法案の前進面だというふうに私も思いますね。  ですから、全く不十分な環境対策を前提にしたダム建設、こういったものは琵琶湖の環境保全、特に琵琶湖の水質保全に極めて大きな影響を与えるものであって、計画の抜本的な見直しが必要...全文を見る
○藤木委員 今、ダムは前から計画をされていた古い計画などというのが見直しが始まっておりまして、ダムをつくることについては否定的な、そういう新しい時代に入ったというようなことも出ております。十分にそこのところは、ただ治山治水にはダムしかないといった考え方ではなくて、それこそ代替案を...全文を見る
○藤木委員 そのとおりですね。それはぜひそのようにしていただかなければなりません。  特に三年間にわたってと言われましたけれども、繁殖期のデータがとれてないんですね。繁殖に失敗しているわけです。ですから、そういった不可欠な、どうしてもなければならないデータ、そういうものをきちん...全文を見る
○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、公聴会に陳述人としてお運びをいただきまして、それぞれのお立場から専門的な御意見を聞かせていただいて、私も随分勉強になったり、示唆に富んだ御発言の数々、本当にありがとうございました。  最初に、村松さんにお伺いをしたい...全文を見る
○藤木委員 確かに、今お話をお伺いいたしまして、私も、累積的といいますか、複合的といいますか、そういうものに対するアセスメントが極めて重要ではないかというふうに思っております。  それから、今回の法案が、住民参加といいますか、意見を有する者の意見を反映させる、そういう仕組みを早...全文を見る
○藤木委員 それでは、最後に森鳥先生にお伺いをしたいと思うのです。  この答申の中で、実効ある環境影響評価が行われるために、答申が示している基本原則に沿って対応する必要性を述べておられます。その基本原則を具体化するに当たって、統一的で、透明性が保たれる、わかりやすい制度とするこ...全文を見る
○藤木委員 時間が参りましたから終わります。  先生方の御意見をしっかり踏まえまして、これからの審議と、そして、それこそ私たちの意思決定の場に反映できればと思っております。  本当にきょうはありがとうございました。
04月25日第140回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、議題となっています環境影響評価法案に対する修正案の趣旨を説明いたします。修正案は既にお手元に配付されておりますので、詳細な説明は省かせていただきます。  その内容は、第一に、目的に、この法律が現在及び将来の国民の健康かつ安全で文化的な生活...全文を見る
05月06日第140回国会 衆議院 本会議 第31号
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○藤木洋子君 私は、日本共産党を代表して、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等のための労働省関係法律の整備に関する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  雇用機会均等法が施行されて十年たちますが、男女賃金格差はかえって拡大し、雇用の場の至るところ...全文を見る
05月07日第140回国会 衆議院 労働委員会 第9号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  今回の法案の審議に先立ちまして、既に、当委員会におきましても、また衆参の予算委員会におきましても、この法案にかかわって各党の委員の皆さんが取り上げてこられました。その議論の中心は、労基法女子保護規定の撤廃で予想される問題が殊のほ...全文を見る
○藤木委員 国民やマスコミが、女子保護規定の撤廃が少子化を加速させるのではないか、こう懸念じているときに、このような少子化問題について審議会で何一つ意見が出なかった。これは、まことに不思議と言わなければなりません。ところが一方、政府でも厚生省でも、少子化問題を極めて軍視をして、国...全文を見る
○藤木委員 大臣、質問していることにお答えをいただきたいのです。法的に保障されているのか、断る権利があるのかどうかということについてお伺いをしているのですが、随分長々おっしゃいましたが、このことについてなぜお答えにならないのですか。
○藤木委員 それは違います。それは法律で定められた権利ではないのですね。ないということですね。法律では拒否する権利が定められていないのではないですか。
○藤木委員 それはごく一部の限られた女性のための施策であります。それをもってしてすべての女性を救うことができるかのような言い方は、全くごまかしとしか言いようがございません。育児、介護責任のない女性だって、深夜労働にたえられない人たち、いるじゃありませんか。法律上、深夜労働を拒否す...全文を見る
○藤木委員 要するに、使用者が就業規則で深夜労働を決めたら労働者はこれを拒否することができない、そういうことではないでしょうか。それとも、深夜労働を拒否できる、そういう法律上の権利があるのですか。男女ともにいかがですか。
○藤木委員 それでは、就業規則で女性労働者に深夜労働をしなくてもよい、こういうことを取り決めた場合はしなくても済むでしょうか。
○藤木委員 では、結局、労基法上の権利を失うだけではなくて男女雇用機会均等法でも違反になるわけですから、深夜労働を強制するということではありませんか。  それでは、労基法上、就業規則というのは、いかがでしょう、労働組合の同意が必要とされていますか、どうですか。
○藤木委員 就業規則につきまして労働組合の意見を聞かなければならない、これはたしかそうなっております。しかし、同意は必要ございませんね。しかも、残業や休日労働のように労使協定事項でもないわけです。結局、深夜業をやりたくなくても拒否できないではありませんか。女子保護規定を撤廃すれば...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、労働基準法の第一条では、労働条件は、人たるに値する生活を保障する最低基準を定めたものである、そして、その基準を下回ってはならない、このように明記されております。ですから、今、使用者が女子保護規定の基準こ違反をしたらどうされます。あなた方の部下が取り締まる...全文を見る
○藤木委員 今回の法案では、深夜労働については、育児、介護責任のある労働者については免除申請が一定認められております。しかし、時間外、休日につきましては全く何の規制もございません。女子保護規定の廃止によりまして、一週六時間、年間百五十時間などの残業規制が撤廃されますと、夕方五時半...全文を見る
○藤木委員 とんでもありません。今の社会的な現状をお踏まえになっていらっしゃらないのでしょうか。こういうことをされますと、女性は正規の労働者としてはとても働き続けることができなくなってしまいます。  これまで、大臣も局長も繰り返し、こういった法的な規制が撤廃されるとしても、女子...全文を見る
○藤木委員 私はこれを連休前からお願いしているのです。途中に連休が入ったとはいいますけれども、どうしてすぐにお調べになっておわかりにならないのですか。協定を結んだのは去年の七月一日です。それまでの間は協定も結んでいなかったのです。  私が申し上げたいのは、政府の特殊法人でさえ三...全文を見る
○藤木委員 それは今までもやっていらしたことでしょう。これからなさるのですか。今までもやっていらしたじゃありませんか。私は、一切それを受理しないと約束していただきたい、こう申し上げたのです。できますか。
○藤木委員 結局、協定の体裁が整っていましたら受理しなければならないということに決まっているわけですよ。だから受理しないという約束はおできにならない、これでは何の制約にもなりません。やはり基準は、協定ではなくて、法的に担保しなければだめなんです。  これは労働省の九五年の資料で...全文を見る
○藤木委員 いろいろ言われますけれども、問題は、長時間残業を拒否する法的権利を失うということなのです。今の年間百五十時間という女子保護規定が撤廃されてしまいますと、労使で長時間の協定を結んだ場合、女性労働者がそれを拒否する法的権利は全くないのです。大臣、そうですね。法的権利は保障...全文を見る
○藤木委員 ですから、協定があるから大丈夫などとはとても言えないわけです。結局、男性並みの長時間労働を拒否できなくなる、このことだけははっきりいたしました。  その上、日経連は三六協定の届け出制の廃止まで規制緩和の要望に挙げているのじゃないですか。財界は、三六協定まで撤廃せよ、...全文を見る
○藤木委員 私は、百五十時間に改めるという措置をおとりになる御決意はないのかということを伺ったわけでございますが、どうですか。
○藤木委員 財界の三六協定を撤廃せよという要望を知らないわけではない、しかしそれをやるつもりはないというふうにお考えならば、三十六条の改正、これを勇断を持って行っていただきたいというふうに思います。  もう時間もございませんが、昨日の本会議の質問のときに総理からも、また大臣から...全文を見る
05月16日第140回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○藤木委員 法案の審議に先立ちまして、緊急な問題として、先ほど来同僚議員も取り上げております、諌早湾の干拓事業で湾奥部が締め切られた問題について、最初にお伺いをしたいと思います。  最初にお伺いしたいと思いますのは、農水省が設置をいたしました学者、専門家による諌早湾防災対策検討...全文を見る
○藤木委員 大臣がごらんになりましたのも、やはりその要約でしがなかったということでございます。私は、それを許せないと思うのですね。大臣が許せないというわけではございませんで、委員会の報告が正しく行われなかったということが 許せないと思うわけです。干拓ができても浸水被害が起こる、...全文を見る
○藤木委員 先ほど来のお答えの中にもあったのですが、これまで環境庁は二度の意見書で、干潟の水質のモニタリングをやって、そして水質が悪化するなら必要な措置をとれ、そういうことを農水省に要請してこられたのは確かでございます。最近では、三月に水質保全対策を求める要請を農水省と県に対して...全文を見る
○藤木委員 日本でも有数な干潟である諌早湾の干潟、これすら守れないようでは、南極の環境など到底守ることができないのではないかと極めて心配するところです。今すぐでも水門を上げ、死にかけている諌早湾の干潟を守る必要があると思うのです。  大臣は、危機に瀕している諫早湾干潟と干拓事業...全文を見る
○藤木委員 極めて残念なお答えでございます。ぜひお越しいただきたいということを重ねて強く御要望申し上げたいと思います。  それでは、南極環境保護法案に関連した問題を伺ってまいります。  南極条約議定書の附属書のIIIの廃棄物の処分及び廃棄物の管理の中で、ポリ塩化ビニールなどの...全文を見る
○藤木委員 結局、国内法では何らの規制措置もないわけですね。ポリ塩化ビニールなど塩素系のプラスチックも含めて、使用の抑制や管理もなく、全部焼却をしてまいりました。しかし、このポリ塩化ビニールなどは、焼却によるダイオキシン発生の源になっていることはよく知られているところです。ダイオ...全文を見る
○藤木委員 因果関係がわからないから焼いてもいいということではないと思うのですね。  実際、厚生省も去年の十月に、ごみの焼却施設排ガス中のダイオキシン類濃度についての全国調査を実施しておられます。これによりますと、報告がございました千百五十施設のうち、緊急対策の判断基準である八...全文を見る
○藤木委員 初めての調査ではございますけれども、それにしても極めて不十分で、実態を正確に把握しているとはとても思えません。直ちに改善をしていただくことが大切ではないでしょうか。  同センターは、ごみ焼却の方法が悪かったのではないかと、施工メーカーの三井造船の職員を呼びまして運転...全文を見る
○藤木委員 地方自治体は真剣に対応するために今取り組んでいるわけですから、本当にできるだけ早く、早急に正しく実態をつかんでいただきたいと思います。  埼玉県の朝霞市の市クリーンセンターでございますけれども、ここの焼却炉からは二百七十ナノグラムのダイオキシンが検出され、同市は、こ...全文を見る
○藤木委員 やはり補助率の引き上げをぜひ御検討いただきたいというふうに思います。  しかし、もう一つの問題は、そもそもプラントメーカーの専門の職員が運転しましても、ガイドラインに従って操業時間を倍にしてみても、ダイオキシン濃度が判断基準を下回らない、二十億円をかけて改良しなけれ...全文を見る
○藤木委員 確かに、直近のものは本当にわずか減っておりますが、それはその一年前に逆戻りをしたという程度にしかすぎません。今おっしゃるような仕組みになっているからこそ地方自治体はプラントメーカーの言いなりなんですよね。もう職員まで呼んできて教えてもらわなければ使えない、こんな状況で...全文を見る
○藤木委員 ガイドラインでは、ダイオキシン排出削減対策の効果の見込みを三期に区切りまして二十年計画を立てて、そこでほぼ一〇〇%達成するという目標を掲げていられるわけですよね。これは、実効を上げようと思えば、具体的な手だてをどうしてもとらなければならないと思います。今お考えの方法も...全文を見る
○藤木委員 環境庁は、ダイオキシン排出抑制対策検討会の最終報告書に基づいて中央環境審議会で審議をしていて、今、時期はおっしゃいませんでしたけれども、たしかことしの夏にも、こういうふうに伺っております。大気汚染防止法の指定物質に指定をして排出抑制基準を設定する、こういった対策を推進...全文を見る
○藤木委員 環境庁の方は夏にもと言っておりますし、厚生省の方は秋にもということで、少し時間のずれがあるのですけれども、これを夏の方に足並みをそろえていただきまして、今大臣が決意を述べられましたけれども、本当に実行可能な措置がとられますように、全力を挙げて取り組んでいただきますこと...全文を見る
06月13日第140回国会 衆議院 環境委員会 第9号
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○藤木委員 私は、今回、ラムサール条約などでの日本の国際的責任と、諌早湾干潟の問題についてお伺いをいたします。  ラムサール条約の締約国は、第三条で、その領域内の湿地の持続的な賢明な利用を促進することが求められております。持続的ではない利用一これはワイズユースとは言えません。も...全文を見る
○藤木委員 一九九〇年のモントレー会議の中では、国際的重要性の基準といたしまして、国際的に重要な湿地を期待するためのクライテリアが定められております。この国際的重要性の基準は、大まかに申しますと、二万羽以上の水鳥が生息をするとか、相当数の貴重な水鳥がいることなどと私は理解しており...全文を見る
○藤木委員 そのとおりでございますね。日本におきましては、このクライテリアを我が国に具体化した基準はできていないというふうに伺っております。また、モントレー会議で勧告をされました湿地基本政策につきましても策定されてはおりません。これらを早急に策定すべきではないかと思うのですが、環...全文を見る
○藤木委員 そこで伺いますが、諫早湾干潟に生息をする鳥類、これは十七日四十八科二百三十二種が記録されておりまして、全国的にも有数の、カモ、シギ、チドリ、サギ類の生息地で、夏はシベリアで繁殖をし、冬の到来とともに渡来をしてまいりまして、冬季の越冬数は優に二万羽を超えております。特に...全文を見る
○藤木委員 では、結局国際的に重要な湿地だということをお認めになったわけですね。そのとおりだと私も思うのです。  そこで、諫早湾干潟は、ラムサール条約で国際的にも重要な湿地とみなされてもおります。さらに、ロシアやオーストラリアとの渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の...全文を見る
○藤木委員 私が伺いましたのは、環境庁が独自の御調査をされただろうかということを伺ったのであって、農水省のアセスメントを農水にかわって述べていただきたいというふうに申し上げたのではございません。  農水省が調査をされてまとめられたパンフレットも私、拝見したのですが、これではとて...全文を見る
○藤木委員 農水省が他の干潟への移動が期待されるから著しい影響を及ぼすことはない、こう言っていますけれども、前にも私述べましたように、その根拠となるような調査は農水省は全くやっていないわけですよね。ですから、鳥に期待する、渡り鳥に期待する、これは余りにも無責任と言わざるを得ません...全文を見る
○藤木委員 締約国の責任に任されているからこそ、その責任を受けとめていただきたいと思っているわけです。  鳥類に著しい影響を及ぼすことはないというふうに審査をされたと言われるのですけれども、書類上の審査だけではだめなんですよ。やはり実態を、先ほどから長官は、科学的知見に立ってと...全文を見る
○藤木委員 今もおっしゃいましたけれども、登録の条件を言われた場合に、その条件の中に必ず地元自治体の了解が必要だということを言われるわけですね。この条件というのは、閣議了解だとか庁議了解だとか通達などで明文化されたものがあるのでしょうか。  特に、地元自治体の了解というのは、ラ...全文を見る
○藤木委員 鳥獣保護法では公聴会を開いて利害関係人の意見を聞くと規定されているのではないですか。地元自治体の了解などはどこにも明記されておりません。法律上義務づけられていない地元自治体の了解にこだわって国際的に重要な湿地を指定できないようでは、国として国際的な責任を果たしていない...全文を見る
○藤木委員 それは違います。地元自治体の了解が必要だということを義務づけているわけではないのです。地元の意見を聞くということを義務づけているわけです。地元の理解と協力がなければならない、それが必要だということは私は否定しているわけではありません。当然のことであります。しかし、だか...全文を見る
○藤木委員 それはおかしいですね。意見を述べて農水省に万全の対応を求めているからよいというものではないですよね。ワイズユースとは言えない行為ではないかと私は伺ったわけで、ワイズユースの範疇だというふうに言われましたけれども、明らかに国際的な定義に反する行為、対立する行為にほかなら...全文を見る
○藤木委員 大臣はこれまでの経緯にこだわった御回答を常にしてこられましたけれども、環境庁がラムサール条約締約国として国際的な責任を負う、この立場を堅持していれば、さらに言いますと、水を初めとして人間生活に重要な豊富な資源を含んでいる湿地の資源を賢く利用する、賢明な利用、これをやる...全文を見る
10月17日第141回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○藤木委員 今、地球温暖化防止京都会議に対する国民の期待というのは非常に大きなものがございます。NGOを初めといたします運動も非常に広がりを見せているわけでございまして、まして環境庁長官が議長国議長を務めるということになりますと、環境庁はもちろんでございますけれども、この環境委員...全文を見る
○藤木委員 絶えずアメリカが受け入れやすいように、そういう協調姿勢から国民を無視するという姿勢はやはりやめるべきだというふうに私は思います。こうした米国に協調した姿勢というものが、日本政府の提案にはっきりあらわれているのではないでしょうか。  日本政府の提案では、人口増加率によ...全文を見る
○藤木委員 これまで、数値目標は過去の対策努力の違いを反映した衡平なもの、このように主張してこられたのではありませんか。六日付のニューヨーク・タイムズでは、日本の計画は削減の負担を緩くしようとしている米国の指示を忠実に守ったものと指摘しております。  それでは、アメリカに追随を...全文を見る
○藤木委員 しかし、日本政府の提案では、各国の目標は、GDP当たりの排出量、一人当たりの排出量及び人口増加率による差異化を認めることで、実質の削減が日本で二・五%、先進国全体でも三・二%程度です。ですから、その上にさらに遵守事項で柔軟性を持たせたということで、法的な拘束力を持つの...全文を見る
○藤木委員 いろいろおっしゃいましたけれども、〇・五%に当たる二百万トンの削減、これはメタンの削減だけで済ませることができるわけでございます。日本政府の提案では、CO2の削減がゼロで済まされるようなことがありましても議定書違反にはならない。これでは、削減目標とは全く乖離してしまい...全文を見る
○藤木委員 この日本政府の提案は、条約や議定書に規定されました先進国の責任を果たすものとはとても言えないというふうに私は思います。これでは、途上国の理解と協力を得られるものではありません。日本政府は、「途上国対応についての考え方」を示し、温暖化対策のために、中長期的には途上国も順...全文を見る
○藤木委員 みずから範を垂れなければならないということは口ではおっしゃいますけれども、これはちっとも積極的な提案だとは思えません。クリントン大統領自身も、既にある技術を駆使すれば二〇%削減はあすでも可能だと講演をしておられます。また、条約事務局の国際部長も、議長国として不十分であ...全文を見る
11月07日第141回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  先月、前回の委員会では、日本政府の提案の直後でもございまして、提案が国民不在のもとで米国にくみして、実質上九〇年レベルを二〇一二年まで先送りするものであって九五年のベルリン・マンデートの合意にも反する、こういう問題を議論いたしま...全文を見る
○藤木委員 そうはいいましても、京都会議で削減議定書の採択にこぎつけられないのではないか、こういうことが非常に憂慮されている、これは現実でございますよね。ボンの会合では、一五%削減のEU案というのが締約国のほとんどに当たります百五十カ国以上の支持を得ているわけでして、米国初め削減...全文を見る
○藤木委員 残念ながら、今の御答弁では、ボンの会合で途上国初め各国、NGOから批判されたことを余り御理解されておられないのではないかというふうに伺えて仕方がありません。  実質上九〇年レベルを二〇二一年まで先送りするというような日本政府の提案では、削減議定書をまとめることは困難...全文を見る
○藤木委員 効率を向上させるだけではなくて、それは当然ですけれども、浪費、むだ、これを抑えることが極めて大事だということでは御認識は一致しているというふうに思います。  公共事業のむだの問題では、これまで道路、空港、港湾、ダムなどのむだが、国会で問題が指摘されてきたところです。...全文を見る
○藤木委員 専門家の間ではそのような計算がなされておりますけれども、環境庁自身が調査をされたことがないということでございます。今関心をお持ちなのかどうかわかりませんけれども、私は、環境庁自身がそこに関心を持って調査をされるということは、今回の数値目標を出すに当たって必要だったので...全文を見る
○藤木委員 九七年度のダム年鑑にあるセメント納入実績一覧を見ますと、九五年度までのセメント納入実績は二千百十一万七千五百五十トン、九六年度以降の見込みが六百三十万四千五百トン余りというふうになっております。  ダム建設事業を見ますと、九六年度までの河川総合開発事業における竣工ダ...全文を見る
○藤木委員 時間が参りましたけれども、公共事業に係る資材をつくるときに発生するCO2、私たちは公共事業そのものを否定しているわけじゃなくて、そこにあるむだを省くだけでどれだけ削減できるか、こういうことはぜひ検討されるに値する問題だというふうに思うわけですね。あらゆることを駆使して...全文を見る
11月14日第141回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、御多用の中を私どもの委員会にお運びをいただきまして、まことにありがとうございます。  早速でございますが、質問をさせていただきます。  浅岡参考人にまずお伺いをしたいと思うのですが、IPCCの第二次評価レポート、こ...全文を見る
○藤木委員 今差異化問題が、今回のこの提案では極めて矛盾があるということを御指摘されたわけですけれども、さらにボンの準備会合で明らかになりましたのは、アメリカなどの工業国の提案の中に、温室効果ガスの低い削減目標さえもさらに空文化させるのではないかというような、超加熱取引であります...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございます。  それでは、平田参考人にお伺いをさせていただきたいと思います。  環境庁の地球温暖化対策技術評価検討会、これの座長としても奮闘してこられたところでございますけれども、その報告書にまとめていらっしゃるんですが、検討会では、導入可能な対策技術に...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございます。  それでは、発電の方で、加納参考人にぜひ御質問をさせていただきたいと思うのですが、電気事業連合会の環境行動計画では、世界的にも最高水準にあるというふうに自負しておられます。しかし、東京電力の火力発電所での熱効率は、三九・二%に現在とどまってお...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。ぜひ既設炉対策にも力をお入れいただきたいということを重ねて申し上げたいというふうに思います。  最後になりましたが、近藤参考人にお伺いをさせていただきたいと思います。  二〇一〇年までの削減目標を達成するためには、早急に地球温暖化防止行動計...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  終わります。
11月28日第141回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○藤木委員 前回は参考人の質疑などで、環境庁の地球温暖化対策技術評価検討会の座長を務めておられる平田参考人から、技術評価検討会でまとめた報告書の検討内容が、関係審議会合同会議がまとめました最終報告書に全く反映されなかったということが明らかにされました。さらに、にもかかわらず、実現...全文を見る
○藤木委員 質問以上のことをお答えいただかなくても結構でございます。  私が伺いましたのは、環境庁の見通しが甘かったのかどうかというところが一番知りたかったわけで、今のお話を聞いておりますと、環境庁のCO2排出量の将来予測というのはそれ自身が問題だったのではないというふうに言わ...全文を見る
○藤木委員 随分長い御答弁でしたけれども、要するに説明はできなかったということでございました。  ですから、今も私が指摘いたしましたけれども、エネルギー利用効率を改善いたしまして大幅な削減が可能になるということがわかっているにもかかわらず、産業界の意向を受けた通産省に負けてしま...全文を見る
○藤木委員 外国のせいであるかのようにおっしゃいますけれども、日本の産業界が大幅な削減だとか一律削減に反対をしているというのは、これは事実でございます。  経団連の環境自主行動計画というのがございますが、これを見ますと、鉄鋼業界では、生産工程でエネルギー消費量を一〇%削減するた...全文を見る
○藤木委員 企業が自主的に省エネ投資を行っているのだからその自主行動計画を尊重して見守るということのようでございますけれども、法的な拘束力をもちまして大幅な削減を決めるということをやったら、自主性にゆだねる以上の、より一層の効果が求められることは確かだと思うのです。  こうした...全文を見る
○藤木委員 先日の平田参考人が、一度ならず通産省に負けたと言われたことを、私は非常に印象深く聞いております。  それでは自治省にお尋ねをいたしますけれども、九四年、九五年、九六年の法人等の寄附と政治団体の寄附総額の推移がどのようになっているか、金額を各年度ごとに述べていただきた...全文を見る
○藤木委員 今自治省から説明がございましたけれども、九五年には統一地方選挙があり、参議院選挙がありました。九六年には衆議院選挙がありました。しかし、九五年からは約三百億円の政党交付金が出されることになりましたので、九四年度の法人等の寄附総額が、今お話があったとおり三四%減額になっ...全文を見る
12月11日第141回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いいたします。  阪神・淡路大震災から間もなく丸三年でございます。被災地では四度目の厳しい冬をことしもまた迎えております。前回の委員会でも、今回の委員会を通じましても、一様に出されているのは、被災地の生活関連の復興が極め...全文を見る
○藤木委員 阪神・淡路大震災を一つの教訓にして今後の問題をお考えいただくということは、これはそれで本当に大切なことでございます。  しかし、今、取り残されている阪神・淡路大震災の被災者をどうするのか、ここが問題だと思うのですね。政府はこれまで、先ほど来のお話にも出てまいりました...全文を見る
○藤木委員 インフラにお金を使い過ぎているというようなことで言っているわけではないのですね。そこに注いだと同じだけの力を生活再建のためにも、営業再建のためにも注いでいただきたいということを申し上げているわけです。  今、長官は、順序で次がいよいよきめの細かい生活再建のための支援...全文を見る
○藤木委員 それでは、やはり越年資金だとかそういったところへの財政措置はなさらないということなのでしょうか。お答えになられませんでした。  そこで、私が申し上げたいのは、生活保護の申請に参りましても、病気をしたり障害者だったり、さまざまな理由で別に高齢者でなくても大変弱っている...全文を見る
○藤木委員 それ間違ってませんでしょうかね。私ども調べておりますのでは、県営に入っていらっしゃる方では四十五世帯、市営その他で三十五世帯、神戸市は一件もございません。まして、第二次募集以降は全く適用が行われていないのですが、これだけの世帯で五百人が対象になっているとはとても考えら...全文を見る
○藤木委員 いずれにしましても、正確な把握をしていただきたいということを強く要望したいというふうに思うわけです。  実は、所得だけで被災地の暮らしを被災地でないところと同一視するということができないからこの特措法の二十一条が設定されたのではないでしょうか。ところが、今の数だけで...全文を見る
○藤木委員 ぜひそれは実現をしていただきますように強く要望させていただきます。  もう時間が参りましたから最後にいたしますけれども、被災地の実態というのは、国の予算措置の反映であります。生活再建、営業再建、健康など非常に深刻で、この冬を越すのも大変な状況。どれ一つとっても国の対...全文を見る
12月12日第141回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○藤木委員 土曜日も日曜日もなく、日夜を分かたず本当に議長として全力を挙げて取り組んでこられましたことに、まず最初に心からの敬意を表明させていただきたいと思います。  そこで、大臣はしばしばこのように述べておられるんですね。京都会議というのは画期的な第一歩であって、日本は議長国...全文を見る
○藤木委員 しかし、結局低いレベルの合意というものは先進工業国の責任を果たすことにはならないわけでして、ベルリン・マンデートから見るならば、やはり大幅に後退したということだけは明らかだというふうに思うわけです。  こうした不十分な議定書になったのはどうしてかということなんですけ...全文を見る
○藤木委員 実質先送りの日本政府提案が最後まで足を引っ張って、議定書の六%削減も、EUの強い要請やアメリカに結局は引きずられて認めたものではないかというふうに思うわけです。とても議長国としてリーダーシップを発揮して特別の責務を果たしたとは言えないと思うわけです。  これを第一歩...全文を見る