藤木洋子

ふじきようこ



当選回数回

藤木洋子の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第142回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。今国会もこの環境委員会でお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。  早速大臣所信に対する質疑に入らせていただきたいと思いますが、大臣所信で「中央環境審議会の中間答申を踏まえ、早期に法律案を提出するよう鋭意作業を進めてまい...全文を見る
○藤木委員 せっかくの御答弁でございますけれども、きのう、きょうと朝日新聞、読売新聞などでは、温暖化防止の二法案が果たして目標達成ができるのか、困難だということであるとか、環境庁主体でやはり一元化をしていくべきではないかといったような論調が非常に目立っております。中環審の答申では...全文を見る
○藤木委員 ちょっと御答弁、随分長うございましたけれども、私が伺っていることにお答えをいただきたいと思うんですね。  総合的と言われて、あれこれおっしゃいました。運輸部門も民生部門も、総合的にあれこれあれこれ一生懸命やりましても、一番CO、削減に大きな寄与率を示しているその部門...全文を見る
○藤木委員 しかし、中環審の平田委員は、これまでCO2の排出抑制に向けた本格的な取り組みが講じられてこなかった、エネルギーを使用する者に配慮を促す省エネ法の枠組みだけでは甚だ不十分、このように強調しておられるところです。また、都道府県知事などの指導や助言や支援のもとで事業者がみず...全文を見る
○藤木委員 ぜひまじめに御検討を加えていただきたいということを申し上げまして、次に、大臣所信にもございました化学物質対策の問題でございます。  昨年九月にトリクロロエチレンなどによります地下水、土壌汚染が明らかになった東芝愛知工場名古屋分工場は、これまでの兵庫県太子工場や千葉県...全文を見る
○藤木委員 私は、企業の社会的責任といいますか、そういう対応そのものをお伺いしたわけで、もたもたでは済まないというふうに思っております。まして地元でございましたら、もう少し厳しい目でしっかりとごらんをいただいて、御指導いただきたいというふうに申し上げたいと思います。  実は、環...全文を見る
○藤木委員 けれども、名古屋分工場では、汚染原因の解明だとか周辺地域への汚染の広がりの調査というのは全く不十分だと思うんですね。結局、敷地の境界から新たな汚染も発見されておりますね。また、東芝大分工場の敷地からわずか二百メートルしか離れていない地点でトリクロロエチレンが環境基準の...全文を見る
○藤木委員 確かに環境庁は、毎年、全国の地下水質の測定結果を取りまとめていらっしゃいます。また、九四年には、土壌汚染の判明状況や対策の実施状況などについても調査をしておられます。ところが、これらの調査結果というのは、概況調査などで毎年新たな汚染が発見されるなど、地下水、土壌汚染の...全文を見る
○藤木委員 やはりそれでは困るんですよね。  東芝名古屋分工場などは、二十六年間にトリクロロエチレンを十万二千キロリットル使用しておりましたけれども、そのうち回収処理した量はわずか約四〇%程度でございます。また、大分工場では、約一千六百トンを使用しておりましたけれども、その六〇...全文を見る
○藤木委員 水質汚濁防止法の地下水浄化制度では、人の健康被害が生じあるいはまた生じるおそれがあると認められるときは措置命令を発することができるというふうになっております。しかし、この浄化制度は、広くすべての地下水一土壌汚染を浄化するものではなくて、結局、汚染原因者が不特定な汚染、...全文を見る
○藤木委員 例えば、既にやられております廃棄物処理法というのがございますね。これは不十分なところが確かにございます。しかし、それでも産業廃棄物適正処理推進センターに、排出事業者から任意の出捐金による不法投棄の原状回復などのための基金制度が設置されております用地下水、土壌汚染対策で...全文を見る
○藤木委員 大臣もお述べになっていらっしゃるわけですけれども、化学物質の大量生産、大量消費、大量廃棄を行っている、ここに一つは問題があるということでございますが、日本の有害化学物質もまたここにあると思うわけですね。その対策は欧米より十年以上おくれているというふうに言われているわけ...全文を見る
○藤木委員 ぜひ御努力をお願いいたします。時間が参りましたので、終わります。
03月19日第142回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○藤木委員 藤木洋子でございます。よろしくお願いいたします。  早速でございますが、大臣は、提案理由の説明の中で、公健法は、「公害の影響による健康被害者の迅速かつ公正な保護を図るため、補償給付の支給等を行うもの」というふうにお述べになりました。この公害健康被害補償制度は、民事上...全文を見る
○藤木委員 ルーツ、原点がそこにあるということは御確認いただけるというふうに思いますね。  そこで、まず、国の公害認定患者の数なんですけれども、八八年三月の地域指定の解除と新たな患者の認定打ち切りで、八八年七月の十一万七十四人というのがピークになりました。九七年三月末現在では七...全文を見る
○藤木委員 確かにお調べになっていらっしゃるわけですけれども、それは全体の数で言っていらっしゃるのですね。  九二年三月末では十三自治体で四万九千五百六十四人であったものが、二年後の九四年三月末になりますと六万一千六百九十七人になっておりまして、これは二四・五%増加しているわけ...全文を見る
○藤木委員 それでは不十分ですね。厚生省のとおっしゃいますけれども、今公健法に直接関係がないと言いながら、地方自治体がそれに漏れる人たちをどうやって救済するかということで独自につくっている制度の中でこれだけ増加しているということを今私はお話しさせていただいたわけです。それをお聞き...全文を見る
○藤木委員 科学は日進月歩であります。六年前の考え方を今なお持ち続けているということが言われておりますけれども、附帯決議で要請されておりましたとおり、局地的大気汚染の健康影響の調査手法に関する調査報告書、これができたのはやっと九三年の三月でした。「大都市ぜん息等調査報告について」...全文を見る
○藤木委員 これは東京都に限らず、自動車排出窒素酸化物総量削減計画というのをそれぞれの都市で立てているわけですけれども、それによりますと、自動車NOx法の特定地域内での量ですけれども、埼玉では二万四千七百三十トンで六〇%、神奈川では三万百トンで四三%、大阪が三万一千三百八十トンで...全文を見る
○藤木委員 しかし、やはり測定の方法などは進んでいるわけですね。ですから、東京都の自動車排出窒素酸化物総量削減計画などでも、固定発生源の工場、事業場からのNOx排出量は一万七百トンで一五%だ、しかし移動発生源の自動車は五万二千トンで七一%だ、こういうふうになっておりますし、地元兵...全文を見る
○藤木委員 科学だけが進んでいるのではありませんで、訴訟の判定などでも変化が出てきております。  大阪西淀川訴訟の九五年七月判決では、道路からの二酸化窒素が全体の汚染の中で一定の割合を占めていることを認め、二酸化硫黄との相加的影響を及ぼしていると判断いたしました。道路公害と健康...全文を見る
○藤木委員 ぜひ検討していただきたいと思います。自治体からも要望が出ているところでございます。  次に、補償費の問題についてお伺いをいたします。  環境庁からいただきました障害補償標準給付基礎月額の資料でも、九六年度と九七年度を比較した場合、男性で、十五歳から十七歳、二十歳か...全文を見る
○藤木委員 下回らないようにしてくれという要求は、患者だけが言っているわけではないのですね。これは公害補償地域連絡協議会からも要望が出ているはずです。算定上、金額が前年度を下回るときは、せめて前年度の額を据え置く等の配慮をしてほしいという願いは、地方自治体からも聞いているところで...全文を見る
○藤木委員 ぜひ御認識を改めていただきたいと思います。  私は、遺族補償費についてもそうだと思うのですよ。全国平均賃金水準の一〇〇%とすべきだと思います。亡くなっていらっしゃる方が大体一日五人の割合で、九五年度だけをとってみましても、一千六百二名の方が亡くなっていらっしゃいます...全文を見る
○藤木委員 もう時間なんですけれども、周知徹底を図るために全力を尽くしていただきたいという、その点はいかがですか。
○藤木委員 終わります。
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○藤木分科員 日本共産党の藤木洋子でございます。きょうは被災市街地復興特別措置法に基づく阪神地域の土地区画整理事業についてお聞きをいたします。  神戸、西宮など阪神・淡路大震災の被災地では現在二十の土地区画整理事業が進められております。震災後三年以上が経過しましたけれども、いま...全文を見る
○藤木分科員 それでは具体的にお聞きをしたいと思います。  これは西宮ですが、北口駅北東の事業の場合、被災後およそ一カ月の二月二十八日には都市計画案の縦覧が始まりました。被災からたった二カ月後の三月十七日にはもう決定されているのです。仮設住宅もまだ建たず、避難所や避難先での混乱...全文を見る
○藤木分科員 被災地ではおよそ二十の震災復興土地区画整理事業というのが行われております。都市計画決定、事業計画決定の際にそれでは全体でどれだけの意見書が寄せられているのかお答えをいただきたいと思います。  また、事業計画に対する意見書は一通一通について採択かあるいは不採択かを決...全文を見る
○藤木分科員 具体的な数字は後でちょうだいしたいというふうに思いますが、意見書の取り扱いは異常ですよ。兵庫県都市計画地方審議会で審議されましたけれども、都市計画に対する意見書そのものを審議委員が直接見たというわけではないのです。県の職員が要旨としてまとめたものだけを見て審議してい...全文を見る
○藤木分科員 これは単なる区画整理事業だとか再開発事業ではないのですよ。被災市街地復興特別措置法というわけです。ですから、それの第四条は、先ほども大臣もおっしゃいましたけれども、「国及び地方公共団体は、この法律に規定する大規模な火災、震災その他の災害を受けた市街地の緊急かつ健全な...全文を見る
○藤木分科員 ぜひ御指導をお願いしたいと思います。あるまちづくり協議会の会長さんはこうも言っているのですね。みんなが早く解決したいと思っているのに進まないのは、都市計画決定を急いだ行政への不信感が強いからだ。これは、やはりどんなに理想的な絵をかかれましても、そのことが住民に納得ず...全文を見る
○藤木分科員 その私道は全く別ですよ。それについては別にまちづくりニュースのQアンドAが設けられまして、私道は換地不交付だということもはっきり示しておられます。ですから、個々の借地が九十平米以下なら減歩はありませんというふうにはっきり述べておられますし、「意見書要旨の集約と市の考...全文を見る
○藤木分科員 事は、住居の基盤にかかわる土地の問題なんですよ。誤解を与えるような説明というのは最低ですよね。正確でなければなりません。しかし、みずからの説明に最後まで責任を負う、そうしてこそ住民の納得が得られるであろうということを私ははっきり申し上げておきたいと思います。  西...全文を見る
○藤木分科員 了承いただいているとおっしゃいましたけれども、御本人は納得していられないわけですから、もう少し事情を詳しく把握していただいて、適切な御指導をお願いしたいというふうに思うのですが、いかがですか。
○藤木分科員 四メートルという規定がない以上、それが三メートルあるいは二メーター五十でも、もとの家を残すことができるということであれば御本人は御納得されるかもしれない、そんな状況でございますから、その辺は細かい御指導をお願いいたします。  最後に大臣にお尋ねしますが、そもそも阪...全文を見る
○藤木分科員 ありがとうございました。十分に御努力をいただきたいと思います。
04月09日第142回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  阪神・淡路大震災からとうとう四年目を迎えました。私は毎週地元、被災地に戻りますけれども、そのたびに接するのは、災害公営住宅に落選をして、それを苦にして自殺をされたという話であるとか、栄養失調状態でまるで枯れ木のようになって亡くな...全文を見る
○藤木委員 インフラ偏重といいますのは偏っているという意味でありまして、インフラをやるなと言っているわけではないのです。あそこに力を入れたのと同じだけの力をなぜ被災者にも注がないのか、こういう立場で私は申し上げております。  前回の質問のときにも、一兆円の被災者への支援の内容に...全文を見る
○藤木委員 日々命を脅かされている、そういう状態が続いているわけですから、政府が責任を免れることはできないというふうに思うのですね。ですから、どんなに苦しかろうとも生死をかけて生きようと頑張っていらっしゃる被災者を助けるためには、できる限りの、最大限の努力をしていただかなければな...全文を見る
○藤木委員 では、これは地域に本当に密着した、そこの特性に合ったモデル事業だということになっておりますけれども、そうしますと、地域からそういう申請がございましたら、今後とも十分に認めて支援をしていく、こういうことでよろしいでしょうか。
○藤木委員 それでは、被災地の要介護者の置かれている状況はどうなっているか。  先月末で特別養護老人ホームだとか養護老人ホームの定員外の特別措置というのは打ち切られてしまいました。地元の自治体に聞きますと、定員外についてはほぼめどが立っているということですけれども、一方で入所待...全文を見る
○藤木委員 そのケアハウスなどの施設といっても、決して十分ではありません。本当にモデルケースにつくられた程度しかないのです。ですから、この四月に第四次の入居募集があって、それに当たった方でもまだ仮設を出られない方がたくさんいらっしゃいます。最後に仮設を出る方は来年の三月なんです。...全文を見る
○藤木委員 そうです。地元の声をよく聞いていただきたいと思います。要望が出ておりますので、ぜひ御支援をお願いしたいと思います。  そこで次に、被災地の経済の復興に大きな役割を担っているのは中小商工業者ですけれども、この実態がどうなっているか。  神戸商工会議所がことし一月下旬...全文を見る
○藤木委員 大臣にお答えをいただきたいと思いますけれども、今の中小企業庁のお答えでございます。  ぜひ、関係省庁に対して、被災者の実態を正しく把握していただいて、それにふさわしい対応が現地の金融関係からきちんとやられているかどうか、やられるように指導を行うようにぜひ要望していた...全文を見る
○藤木委員 一度、二度目の催促でもう競売にかける、こんなことまで行われております。そういった実態をぜひつかんでいただいて、そんなことが決して起こり得ないように努力をしていただきたいと思います。  今、孤独死、要介護者、そして中小企業、こういった実態にかかわって伺ってまいりました...全文を見る
○藤木委員 としますと、やはり御意見はおっしゃったわけですね。ですから、議員立法とはいいましても政府の意思がちゃんとそこに入っている、そういうことになるのではないですか。  つまり、将来の災害についての議論ということだというふうに何度もお答えになっていらっしゃるのは私も伺ってお...全文を見る
04月17日第142回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、先日、大臣が視察をされまして、たくさんの種類の鳥が集まる日本有数の干潟だと実感したというふうに記者会見でもお述べになりました藤前干潟の保全について、お伺いをさせていただきたいと思います。  私も、実は先日、四月二日で...全文を見る
○藤木委員 環境庁として今意見を述べる段階ではないということをお述べになるわけですけれども、意見を述べる段階になるまでは、まだいろいろ勉強していればいいということではないと思うのですね。  もう既に名古屋市では、環境影響評価審査書で市長が「事業予定区域周辺干潟域における鳥類など...全文を見る
○藤木委員 長官のお話を伺っていますと、どうも埋め立てありきという思いがしてならないのですね。そこを埋め立てるんだ、その前提に立って物をおっしゃるというように聞こえてならないのですけれども、代替地確保の問題でも、名古屋市は保全に万全を期しているとはとても私には思えないわけですね。...全文を見る
○藤木委員 それでは、環境庁に伺いますけれども、環境庁は、九六年七月に愛知県を介して、事業予定区域周辺について、国設鳥獣保護区を設定したいとの意向を表明されまして、意見を照会しておられます。そして、第八次国設鳥獣保護区設定計画に、庄内川、新川、日光川の河口部を盛り込んでおられます...全文を見る
○藤木委員 環境庁が検討しておられることと、名古屋市がそれを本当に理解をしてやろうと言っていることとは違うわけですね。ほとんど見るべき進展はないわけですよ。  名古屋市は、事業予定区域の四十六・五ヘクタールに国設鳥獣保護区を設定するのは適切ではないと実は拒否しておられるのですね...全文を見る
○藤木委員 それで、私が伺っているのは、その調査で十分かどうかということを伺っているのですが、それで万全でございますか。
○藤木委員 専門家のいろいろな調査があると言われましたけれども、そういったあらゆる調査を環境庁がすべて把握をしているという状態ではないと私は思いますね。庄内川、新川、日光川の河口一帯に多数渡来しているから重要だというだけでは、全く不十分だと思うわけです。  監視員をしておられる...全文を見る
○藤木委員 今長官のお手元にお渡しさせていただきましたが、そこにございますのは、オオソリハシシギの採餌位置の推移を時間を区切って図に落としたものでございます。既に御承知かと思いますけれども、ごらんをいただきたいと思います。事業予定区域内の採餌、これがよくおわかりいただけるというふ...全文を見る
○藤木委員 環境庁みずからが十分なデータもお持ちにならないで、名古屋市のデータを審査するだけでは、積極的な事業予定区域を含んだ藤前干潟の保全はできないんじゃないですか。私は非常に心配いたします。  しかも、名古屋市の準備書のデータでは、十分な調査がやられているとはとても言えませ...全文を見る
○藤木委員 この調査結果を環境アセスに取り入れないまま事業計画が推進されるというのはとんでもない乱暴なことだと思いますね。  先ほどの答申では、事業予定区域内で観察されたシギ・チドリ類の利用率は七九・九%と高い値となった、このように、シギ・チドリ類の春の渡りの時期の大潮干潮時に...全文を見る
○藤木委員 今の時点で何もおっしゃれない、指導できないからとかいろいろおっしゃいますけれども、環境庁自身がどういう見解を持っているか、そのことを私は伺っているわけで、そのことさえお述べになれないというのは、これは環境庁とは一体何をするところか、そのような疑問を抱かないわけにはまい...全文を見る
○藤木委員 そうなんです。もうほとんど影響は軽微であるとか影響は少ない、影響は小さい、こう言って事業が執行されているわけです。  大臣の記者会見でも、答申には不十分なところもあるとして具体策を求めておられますけれども、人工干潟の造成などの代償策程度で生息環境の保全はできません。...全文を見る
○藤木委員 ですから、環境庁自身の干潟に対するあらゆる生態系の調査、その重要性を本当に説得力を持って提示できるだけの資料を整えるということが極めて大事だというふうに思うわけです。専門家の知識もかりるというのであれば、環境庁は、そういったものを全部手のひらに乗せて、把握をして対処し...全文を見る
05月14日第142回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○藤木委員 一九九五年一月十七日、阪神・淡路大震災のあの日から、早くも三年四カ月もの月日がたとうとしています。仮設住宅で切り詰めて暮らしてきたけれども、仕事もなくて、蓄えも食いつぶしてしまった。公営住宅に当たったけれども、家賃補助がなくなる五年先のことが心配で、入居はあきらめた。...全文を見る
○藤木委員 現在行われている支援や、それにわずかばかりの上積みができたというようなことでは生活再建ができない。だから、被災地から、全国から、公的支援を求める運動が始まって、続いているのです。  現在被災地で行われている支援が不十分だ、そういう認識がおありであるにもかかわらず、被...全文を見る
○藤木委員 それはあくまでも行政措置でございまして、結局、発議者の皆さんが最後まで責任を持つというような法律そのものではないわけですね。国や自治体の努力だけでは限界がある、だから立案したはずの法案が、後は国や自治体の努力に期待する、こういうことじゃないんですか。これでは全く矛盾し...全文を見る
○藤木委員 それでは、実際に現在被災地で行われている支援策の対象外になっている半壊世帯だとか中堅層について、支援の必要はない、もう既に自立している、このように考えていらっしゃるのでしょうか。発議者には、今もお答えいただきましたけれども、被災地出身の方がいらっしゃいますので、特に芦...全文を見る
○藤木委員 理解をするかしないかではないんです。この施策の対象から外れている人たちが、もう既に自立しているというふうにお考えかどうかと伺ったんです。それがお答えになれないということは、自立てきていないということを暗にお認めになっていらっしゃるのではないでしょうか。  所得の低い...全文を見る
○藤木委員 あれこれの施策があってもまだなお自立し得ない、これが被災地の実態じゃありませんか。あなた御自身、被災地出身でよく御存じではないのですか。私は、あなたからそういうことを伺うとは、本当に胸の痛む思いがいたします。現在行われている施策を基準にして生活再建はされないということ...全文を見る
○藤木委員 その数字が八万世帯ということなのでしょうか。
○藤木委員 被災者の方たちは、自分たちにどのような支援が当たるんだろうかということが非常に切実な問題なんです。数を示しながらきちんと根拠を示せないというのでは全く無責任と言わなければならないというふうに思うのですが、それでは、その八万世帯には新たに上限百万円、五十万円、これが支給...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、その差額しか受け取れない世帯というのは今最後に言われた五万世帯、そういうことになりますか。
○藤木委員 それでは、現在被災地で行われている施策で本法案の上限金額まで受け取ってしまっている人たち、これは新たな支援は出ないのでしょうか。
○藤木委員 差額は行かないというのは、結局、新たには何も出ないということですよね。新たには何も出ませんね。
○藤木委員 その人には出ないのですね。
○藤木委員 それは、そのようにはなるけれども、出ないとはおっしゃれない。なぜでしょうか。出ないのでしょう。出ないとおっしゃれませんか。
○藤木委員 困難ところか出ないのですよ。ですから結局、本法案では、全くその支援金を受け取れない人たちというのが圧倒的なんです。現在被災地で行われている施策のすき間を埋める程度の支援にしかすぎないというのは、そのとおりであります。  本法案では、この本法案でですよ、支援金は仮設住...全文を見る
○藤木委員 そうではありません。四十六万世帯の方たちが家を失ったりつぶされたりしているのです。とんでもありません。今おっしゃいました法案の考え方ですね。この法律では、支援金は仮設住宅に入居していようといまいと、そのこととは関係なく受け取れることになっているわけです。その考え方は、...全文を見る
○藤木委員 そうでなければなりません。兵庫県でも、収入認定は現在行っておりません。災害被災者の支援という法の趣旨を踏まえてこの対応は貫いていただきたいと思います。これまで法案の内容を聞いて率直に持ちました感想は、現在阪神大震災の被災者に行われている施策を基準に支援対象も支援額も決...全文を見る
○藤木委員 確かに、これまで個人補償は絶対にしないと言い張ってこられた自民党が、個人補償どは言わないまでも、少なくともその被災者への公的支援を現金給付で行うということに踏み切らざるを得なかった、そして提案してこなければならなかったというところに大きな変化があることは事実です。それ...全文を見る
○藤木委員 そうではありません。もっと早く法案が出てくる予定だったのです。それでは、国土庁長官にお伺いをいたします。附則の検討項目がございますけれども、住宅再建支援のあり方についてどういう検討を行うのでしょうか。どのような場所でどのような検討を行って、必ず制度ができるという保証が...全文を見る
○藤木委員 要するに、今ははっきりしないということのようであります。  続いて、阪神大震災の被災者が直接対象となる行政措置について政府にお伺いいたしますけれども、復興基金の財政状況を踏まえて、支援金を被災者に一括支給できるというふうにお考えでしょうか。
○藤木委員 しかし、もうこれが最後の委員会で、きょうが本当に最後なのです。先ほども私申し上げましたけれども、徹底審議を尽くさなければならないのに、たかだか三時間ぐらいで終わってしまうということは、極めて残念と言わなければなりません。  それでは、最後の質問に移りますけれども、本...全文を見る
○藤木委員 拘束されるものではないと思いますが、「国は必要な措置を講ずること。」となっておりますので、被災自治体が復興基金を財源とした新たな施策を今後行った場合、国は必要な財源措置を行うかどうか、その点についてお答えをお願いいたします。(発言する者あり)
○藤木委員 これで終わります。
○藤木委員 日本共産党を代表し、被災者生活再建支援法案に反対の討論を行います。  阪神・淡路大震災の教訓と被災者、被災地の実態を踏まえ、今日までの政府の対策では生活再建はできない、これが公的支援法をめぐる出発点であり、その実現に向けた運動にかかわったすべての人々の共通の思いです...全文を見る
05月19日第142回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  まず最初に、この法案の問題点についてお伺いをしたいと思います。1  この法案は、京都議定書の詳細規定がなお検討途上にあるということを理由にされまして、京都議定書に対応したものとはなっていない、これは確かでございます。これは、こ...全文を見る
○藤木委員 順々にやっていくというお話ですけれども、これではとても京都議定書で約束をしたことが履行できるものではない。仮に六%が履行できるということでなくたって、京都議定書の削減目標を先取りをした措置を盛り込んだ法案は提案できたのではないか、こんなふうに思うわけですね。  とこ...全文を見る
○藤木委員 では、その中には排出権取引は入っていない、そういうことになりますか。
○藤木委員 しかし、結局、吸収源であるとかあるいは排出権取引のための調査や、それから先進国や途上国との共同実施であるとかクリーン開発メカニズム、先ほど来御答弁にもなっていらっしゃるわけですけれども、これの国際協力の規定ということで、いわゆる抜け穴に対応していくというための規定は、...全文を見る
○藤木委員 ですから、結局、国内措置は非常に実効性に乏しくて、二年後の抜け穴頼みという法案、そういう感じがぬぐえないわけですね。  確かに、中環審の中間答申自体が、京都議定書に対応した総合的対策と当面の対策という二段構えになっていることはそのとおりです。この法案はその当面の対策...全文を見る
○藤木委員 しかし、中環審の中間答申でも、「各国の地球温暖化防止対策を推進させ、抜け穴を生ずることなく地球全体としての温室効果ガスの純排出量が確実に減少するような方向で政府が努力すること」ということを指摘しているわけですから、間違っても抜け穴の拡大の先頭に立つというようなことにな...全文を見る
○藤木委員 二酸化炭素等の確実な削減量を見込める仕組みとなっていなかったと中環審の中間答申でも批判をされました地球温暖化防止行動計画の工の舞にならないようにということだけは指摘をしておきたいというふうに思います。  中環審の中間答申では、京都議定書の中核的内容である法的拘束力の...全文を見る
○藤木委員 産業界に対してはかゆいところに手が届く、そういう御配慮でございます。しかし、中環審の審議過程での産業界の委員の意見でも強い抵抗があったということは明らかですね。  さらに、中環審の中間答申を受けた形で、地球温暖化問題への国内対策に関する関係審議会合同会議、これは三星...全文を見る
○藤木委員 事業者の事業活動の計画の公表だけでは実効性に乏しいのはだれが見ても明らかだと思うのですね。  それでは伺いますけれども、この枠組みで、六%とは言わないまでも、実際に抑制できる排出量を何%ぐらいに見込んでいらっしゃいますか。お答えください。
○藤木委員 結局、六%に向けたどこまでの行動を行うのかというようなことに対する中間的な見通しも立っていないということであります。  京都議定書を抜け穴に頼らず履行するためには、事業者の都道府県知事への排出抑制計画の提出義務、それから指導、勧告、命令等の実効性ある規制措置がなけれ...全文を見る
○藤木委員 そういった実効ある措置を行うための規制措置、ぜひこれを導入すべきだということを重ねて申し上げたいと思います。  それで、この法案は、全体としまして事業者に対する規制措置や事業者の計画に対するフォローアップ制度がない、こういうふうになっておりまして、実効性に乏しい対策...全文を見る
○藤木委員 米国のTRI制度の実施でも、住民の監視がなければ効果が上がらなかった、こういうことがはっきりしているわけですから、ぜひ効果的な制度を導入するよう要請しておきたいと思います。  そこで、温室効果ガスの排出抑制等の取り組みの実効性を高めるために、第三条第二項で、国は、当...全文を見る
○藤木委員 お互いに連携してプラス効果を出そうと思えば、基本方針に対する矛盾があったり抵触する部分があったりしたのではこれはいけないということだけは明らかだというふうに思います。ぜひ権限を高めるようなそういう措置をおとりいただきたいと思います。  また、この法案では、国民が行う...全文を見る
○藤木委員 意欲を持っている国民のすべてが積極的に参加できるような、そういう支援を惜しますにやっていただきたいということを最後に申し上げて、質問を終わらせていただきます。
05月21日第142回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、早朝からお運びをいただきまして、本当にありがとうございます。  まず最初に、森蔦参考人からお伺いをさせていただきたいと思います。  森蔦参考人は、中環審の企画政策部会長として中間答申をおまとめになっ...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、自主的取り組みでございますから、その計画だとか取り組みだとかというのは、本当に達成しなければ実効性は発揮できないわけでして、そこに法的拘束力のない枠組みの難しさというのがあるというふうに私も思いますね。  では、引き続きまして浅岡参考人にお伺いをしたい...全文を見る
○藤木委員 どうもありがとうございました。では、最後になりましたけれども、角脇参考人にお尋ねをいたします。  この法案は、法制化の過程で、経済界だとか産業界から、新たな法律は要らないとか、環境庁の法律は明らかに事業者規制が中心で屋上屋をつくることになるなどの法案反対の意見が出さ...全文を見る
○藤木委員 先ほどもお話がございましたけれども、CO2排出割合の相当量が産業界にあるという自覚もお述べになられましたし、その削減のために、技術的開発における知識であるとか技術、それを持っているのも産業界だというふうにおっしゃいました。ですから、私は、本当におやりになる気になれば、...全文を見る
05月22日第142回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○藤木委員 では、引き続き質問をさせていただきます。  日本は、COP3の議長国として、そのリーダーシップを発揮することができませんでした。この法案でも、事業者への規制措置を盛り込んだ積極的な大幅削減を提起できておりません。これは、アメリカや財界の規制緩和要求にこたえて、事業者...全文を見る
○藤木委員 石炭火力はCO2の削減に逆行するものだということです。基本的にそうなんですよ。  ですから、九月十日付の朝日新聞紙上でも、見ておりますと、林豊住友金属工業常務は、「卸電力事業はより安く電気を生産することと考えており、CO2と関連させていないのが実情だ一」というふうに...全文を見る
○藤木委員 IPP入札制度では、今もお話ございましたけれども、確かに、燃料の種類を限定するということにするとか、あるいはCO2排出量が少ない燃料を使う事業者を優先するなどということが検討されているというふうに私も聞いております。稲川エネルギー庁長官も、これからはIPPでも安ければ...全文を見る
○藤木委員 大臣、自主行動計画というのはこの程度のようでございますよ。とんでもないことだと思います。  六月に答申がまとめられましたら、改善措置がおよそとられることになろうというふうに思いますが、私は、翻って、それまでに入札を行った事業所に対しても当然見直し、あるいは検討を進め...全文を見る
○藤木委員 今の御回答では、大都市中心部での排出量の急増は大気環境に深刻な影響を現在は与えていないと。今後について与えるということをお考えにならないかと伺ったのですが、それはお答えになっていらっしゃいませんけれども、いかがなんですか。
○藤木委員 しかし、環境庁がお出しになっていらっしゃる船舶排出大気汚染物質拡散予測調査報告書というのがございますけれども、これを拝見いたしますと、NO2とSO2のいずれも最も高いエリアがポートアイランドや六甲アイランドに挟まれたところとなっております。また、運輸省の六甲アイランド...全文を見る
○藤木委員 十分な審査を行い、必要な意見を申し上げるということですけれども、慎重でそして厳重に審査を行っているかどうかということについて、しっかりと見きわめさせていただきたいと思います。  また、この百四十万キロワットの石炭火力発電所の建設は、兵庫県内の特定地域でのNOx総量削...全文を見る
○藤木委員 十分な審査を慎重に行っていただきたいと思います。  ぜんそくなどに苦しむ多数の公害患者がいる汚染地域のど真ん中にSOxやNOxを大量に排出する石炭火力発電所の計画が許されてよいものか、私は絶対に納得がいきません。大気汚染の総量規制地域で環境基準を厳しく守らせるために...全文を見る
○藤木委員 手おくれになってからでは遅いんです。もう既にそういう予測が立っているわけです。今でも、神戸市の市域から排出されているそういったSO2やNO2、こういったものの六割方を神戸製鋼が占めているというような状況があって、さらにそれが三倍以上にもなろうというような状況が起こるわ...全文を見る
○藤木委員 もちろん、これは神戸市と神戸製鋼という事業者との関係ではありますけれども、環境基本法を拝見しておりましても、六条、七条、八条の関係で、「国の責務」、「地方公共団体の責務」、「事業者の責務」というのがございますけれども、事業者は、「その事業活動に関し、これに伴う環境への...全文を見る
○藤木委員 私、一番最初のこの法案をめぐる審査の質疑のときにも申し上げたのですけれども、例えば、環境基本法であるとかあるいは地球温暖化対策推進法案、こういったものは、他のどのような法案とも矛盾があったり抵触するというようなことがあって、こちらを活用していれば足りないけれどもそれで...全文を見る
09月03日第143回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○藤木委員 藤木洋子でございます。よろしくお願いいたします。  一九九八年八月豪雨災害が起こりまして、私どもも発生直後から豪雨対策の本部をつくりまして、三次にわたりまして調査団を派遣してまいりました。その調査に基づきまして、例えば二次災害防止と被害の拡大防止問題、あるいは寸断さ...全文を見る
○藤木委員 ぜひ速やかに行っていただきたいと思います。実際に被災者の方々の非常に強い要望になっておりますから、ぜひお願いをしたいと思います。  次に、栃木県内の国道四号線や県道など、ずたずたに寸断されました生活道路であるとか橋梁、水道など、ライフラインの復旧を急ぐことはもちろん...全文を見る
○藤木委員 激甚災害についても非常に急いで進めたいという御回答でございまして、大変それは結構だと思います。指定が決まりましたら自治体は安心して財政出動ができるわけですから、一日も早い復旧が進められるであろうということを私も期待しております。さらに支援法も、法を下回らないということ...全文を見る
○藤木委員 特例措置はどうされるのですか、特例措置で措置をされるわけですか。
○藤木委員 そこで、一方、介護の側の職員の問題なのですけれども、実際、不眠不休で被災直後の不安定になっている入所者の介護に当たっておられるのを私も目の当たりにしてまいりましたけれども、これでは本当に長続きするのかなというような労働強化を感じないわけにはまいりませんでした。そこで、...全文を見る
○藤木委員 それでは、県の方から要望があれば人的な配置もすぐに出動できるということでございますので、要望があればそれは早速おこたえをいただきたいというふうに思います。  それから、今回五名の犠牲者を出した太陽の国は、危険指定地域以外のところで起こった被害でございました。建設省は...全文を見る
○藤木委員 それでは、厚生省に重ねてちょっとお聞きしたいと思うのですけれども、そういった財政措置をとれば、どのぐらいの期間内に解決するというふうな予測を立てておられますか。
○藤木委員 建設省も厚生省もそうなのですけれども、今おっしゃいました、九月にまとめるとか、あるいはその措置をとれば移転だとかあるいは改築だとかそういったことが行えるというこ主をおっしゃいましたけれども、その進行状況についても情報公開をぜひやっていただきたいということを申し上げたい...全文を見る
○藤木委員 終わりますけれども、今お話がございましたように、確かに、未曾有の集中豪雨であったということだけは間違いございません。しかし私、災害というのはそういうものだと思うのですね。思いがけないことが起こるのが災害だというふうに思うのですね。ところが、那珂川の流域の堤防が、建設し...全文を見る
09月04日第143回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いいたします。  先国会で、本法案の審議に当たりまして、私は、法案に事業者の規制措置が盛り込まれなかった問題や、また規制緩和による事業者の二酸化炭素の大量排出を事実上野放しにしている問題、また国内の措置というよりは吸収源...全文を見る
○藤木委員 長官、御就任になられて早速、この六%問題達成のためにいろいろと研究もされて、心砕いておられるというお話を今伺ったというふうに私は思っております。  それで、問題は、この大網そのものが私は問題だというふうに思っております。あと説明員の方には違った質問でお願いをさせてい...全文を見る
○藤木委員 くしくも今、補完的な役割でしかないということをお認めになっていらっしゃるわけですけれども、そのとおりなんですよね。ですから、我が国の純排出量が確実に削減できるという計画にいたしませんと、それは本末転倒になろうというふうに思うわけです。ですから、ここの大もとのところで削...全文を見る
○藤木委員 その見直しを前提としなければならないものをつくるというのが、ちょっと私には理解できないんですけれども。  それでは、排出権取引では、EUが取引量の上限設定など非常に慎重な姿勢をとっておりますね。これに対して日本、米国、ロシアなど九カ国案では数量の無制限というふうにな...全文を見る
○藤木委員 あくまでも補完であるはずです。ですから、その数量の無制限というような立場にお立ちになるべきではないというふうに思いますね。結局のところ、抜け穴頼みということではないかというふうに思います。しかし、本当にそれでは抜け穴でしか削減ができないのかということなんですけれども、...全文を見る
○藤木委員 このモデルについて、研究もされ、いろいろと検討されたとおっしゃいますけれども、このモデルでは、省エネルギー技術の費用、効果に関する情報普及とそれに基づく合理的な機器選択行動の啓発、市場への導入促進、炭素税の導入などの対策で可能だとしているのではないですか。かつて、環境...全文を見る
○藤木委員 今伺っていますと、法的効果を見込んでいるわけではないんですね。国民がどれだけ協力していただけるかということに期待を寄せているというのは全く驚きであります。このような姿勢では、議長国としての責任と京都議定書の約束は果たせないであろうというふうに思います。  枠組みだけ...全文を見る
○藤木委員 京都議定書で約束をした六%削減を確実に履行するというためには、私たち日本共産党が「新日本経済の提言」というので提案をしておりますけれども、例えば、エネルギー消費の二〇一〇年度までの伸び率を低く抑えて、供給での石油を一〇%以上削減する、石炭で二八%の削減、そして天然ガス...全文を見る
○藤木委員 非常に大臣御熱心に、削減のための御研究も御自身なさっておられるようにお伺いいたしましたけれども、しかし実際その長期エネルギー需給見通しそのものが最初から削減目標の六%削減を履行するという立場に立っていないというところが問題でございまして、ぜひ地球環境問題の関係閣僚の一...全文を見る
○藤木委員 最後ですので、今のお話を伺いまして、一言お願いだけ申し上げておきたいと思います。  通産省が四月一日に、九八年度電力供給計画の概要というのをお出しになっていらっしゃるわけですけれども、この概要の計画ですと、そのもの自身が長期エネルギー需給見通しにも矛盾しておりますし...全文を見る
○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、議題となっています地球温暖化対策推進法案に対する修正案の趣旨を説明いたします。  修正案は既にお手元に配付されておりますので、詳細な説明は省かせていただきます。  その内容は、第一に、COP3の議長国として、京都議定書で約束した六%削減...全文を見る
09月25日第143回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いいたします。  私は、三月十二日の当環境委員会におきまして、東芝名古屋分工場の地下水、土壌汚染問題を取り上げて、環境庁は、現時点に立ちまして、有害化学物質を使用していた企業の汚染実態の総点検を一斉に行って、汚染原因者に...全文を見る
○藤木委員 大臣の御認識を伺いましたけれども、余り十分だというふうにはお見受けいたしません。  といいますのは、国立環境研究所の有機塩素化合物の環境中放出量に関する試算というのがございまして、これを見ますと、国全体の残留量が年間一万七千トンということでございます。そのうちの六五...全文を見る
○藤木委員 報告のおくれによって住民に危険、それから不安、そういうものを与えるべきではないと思います。だから、危険にさらされることがないように十分な指導を行っていただきたいと思います。  松下電子は二十八年間、五百二十四トンの有機溶剤を使用しておりましたけれども、回収量も全くで...全文を見る
○藤木委員 汚染原因と汚染量というような実態を十分把握しなければ企業の責任も問えないだろうというふうに思いますので、その辺はあいまいにすることなく、ぜひ指導をしていただきたいと思います。  また、松下電子は、ボーリング調査の結果、工場敷地内の汚染にとどまっているといたしまして、...全文を見る
○藤木委員 現行の法制度の範囲では、汚染が敷地境界内かあるいは外まで広がっているかという点に関しては、もう指導上大きな違いが出てくるわけですから、企業の責任で調査をするというような指導をぜひしていただきたいと思います。  いずれにいたしましても、六月三十日の通達は、あくまでも要...全文を見る
○藤木委員 いろいろ法制上の改善だとかそういったことを通じてよくしていくんだというふうにお話してございますけれども、たとえ汚染事故が過去のものであったとしましても、その汚染が現在そして将来にわたって継続しているというものにつきましては、汚染者には遡及責任と拡大連帯責任を負わせる、...全文を見る
○藤木委員 しかし、浸透させてはならないという立場でいらっしゃるのであれば、浸透させた者への直罰というのを明確に規定すべきだと私は思いますね。  水濁法の第十四条の二、事故時の措置で、特定事業場の設置者は、特定施設の破損その他の事故が発生し、有害物質または油を含む水が地下に浸透...全文を見る
○藤木委員 しかし、それでは犠牲者が出なければなかなか改善できないという側面も出てまいりまして、今、PRTRの検討に入っていらっしゃるわけですけれども、しかし、それは今後のことでございまして、これからのことでございますから、過去の排出、移動そして汚染については適用にならないわけで...全文を見る
○藤木委員 水循環の確保ということは極めて大切だというふうにおっしゃっているわけですけれども、循環の確保と言う以上は、これはやはり公共性があるという立場を明確にされることがぜひ必要だと思うのですね。  私は阪神・淡路大震災を体験しておりますけれども、あのときに、地下水の非常にい...全文を見る
10月02日第143回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは先生方、本当にお忙しい中をこの委員会の参考人として御協力をいただきまして、ありがとうございます。順次お伺いをしてまいりたいと思いますが、まず最初に井口参考人に伺いたいと思います。最初に二点ほどまとめて質問させていただきた...全文を見る
○藤木委員 井口先生にもう一問だけ伺っておきたいというふうに思うのですが、先生のこの本を読ませていただいておりまして、アメリカの例が随分出てくるのですけれども、アメリカでは相当環境保護庁がお金を投じまして、研究費をつけていい成果を上げているというふうに書いておられまして、いずれ、...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  それでは続きまして、青山参考人にお尋ねをさせていただきたいと思います。  先ほど来、先生がきようお示しになった資料をお使いになって御説明をいただいて、所沢の経験をおっしゃったわけですけれども、ここでも、公開されなかった、研究はしていても...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  それでは次に、林参考人にお聞きをさせていただきたいというふうに思います。  林参考人は、環境庁のダイオキシンリスク評価検討会の検討委員のお一人として頑張ってきていらっしゃるわけですけれども、その検討会の報告書もまとめられておりますよね。...全文を見る
○藤木委員 どうもありがとうございました。  それでは、最後に千葉参考人にお伺いをしたいと思います。  参考人は、プラントメーカーとして、ダイオキシン対策をそれぞれの時点で社会的責任を果たしてこられたというふうに述べてこられました。しかし、兵庫県の宍粟郡の環境美化センターとい...全文を見る
○藤木委員 終わります。ありがとうございました。
12月03日第144回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○藤木委員 きょうは、先ほど大臣から御報告がございましたCOP4の問題につきましてお伺いをさせていただきたいと思っております。  COP4は、京都議定書を早期に発効させるために、COP3で積み残しになっていた課題、これの合意を前進させるということが目的であったはずでございます。...全文を見る
○藤木委員 作業スケジュールなどが決定されたので京都議定書の発効に向かっていくんだということをおっしゃるわけですけれども、言ったら道筋をつけたということを評価していらっしゃると思うのです。しかし、ブエノスアイレスの行動計画というのは、COP6での合意を形成する目標、これを決定した...全文を見る
○藤木委員 非常に交渉が難航した、それで御苦労もあったというお話なんですけれども、しかし、結局最終的には期待どおりの成果があったんだということをおっしゃるわけです。その交渉を難航させた最大の理由、それは私は、EUを除く日本やアメリカなどの先進工業国グループ、ここが排出権取引だとか...全文を見る
○藤木委員 大臣が、日本は先進国間、それから先進国と途上国間の橋渡しを図るということに本当に最大の努力を尽くす、それが使命だったのだというふうに述べていらっしゃるわけですけれども、途上国との調整役を担うことはできなかっただろうというふうに思うのですね。それだけではなくて、アメリカ...全文を見る
○藤木委員 反アメリカの立場に立って私は申し上げているわけじゃございませんで、この委員会でもしばしば、PRTRなどのようにアメリカに非常に進んだ例がある場合には、それを引きまして、日本がそれに到達しなきゃだめじゃないかというような話もしてきたわけですから、そんなふうに曲解をしてい...全文を見る
○藤木委員 それでは、ぜひ国内法を速やかに策定していただきましてまず実行していくということと、そして何よりもこの批准をしていただくということの御決意をぜひお述べいただきたいというふうに思うのですが、いかがですか。
○藤木委員 先国会でつくりました対策推進法、これがあるのに批准できないのはなぜですか。大臣にお答えいただきます。
○藤木委員 時間が参りましたからこれで終わりますけれども、結局、京都議定書に対応した国内法をつくらなかったというところが大きなネックになっているわけです。ですから、国内法ができないから、整備されていないから批准ができないんだということを言いわけにするのは当たらないということを強く...全文を見る