藤木洋子

ふじきようこ



当選回数回

藤木洋子の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第154回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  早速ですけれども、琵琶湖会議がございましたね。昨年十一月、第九回の世界湖沼会議がありまして、滋賀県の大津市で開催されました。  このときの琵琶湖宣言二〇〇一では、「湖沼の多くにおいて環境は依然として...全文を見る
○藤木委員 私も、実は琵琶湖研究所に行ってまいりました。ここで、理学博士の西野研究員にお話を伺ってきたのですけれども、富栄養化が進む琵琶湖では、深層水中、表層、中層、深層というのは湖底の方ですね、ここの深層水中の溶存酸素濃度というのが年々低下をしているとおっしゃっていまして、湖底...全文を見る
○藤木委員 確かに、温暖化が琵琶湖に与える環境影響については、先ほど私が申し上げました世界湖沼会議でも、近年の湖水の温暖化について、「温暖化に伴い、びわ湖の水温にも明らかな温暖化傾向がみられるようになっている。」「深層では従来観測された六度C以下の水温が最近では全く見られない。」...全文を見る
○藤木委員 大臣、勉強されるということでございましたけれども、私が申し上げた水資源というのも、水量的な水の資源というのは、琵琶湖の水資源のことですし、琵琶湖の水質のことを問題にしておりますので、また後、ずっと続けて御質問させていただきたいというふうに思います。  さらに、琵琶湖...全文を見る
○藤木委員 おっしゃるとおりでして、国土交通省、旧建設省が環境保全策として九〇年ごろからやってこられたことは、護岸にコンクリートを張りつけていたのにかえて自然石にするとか、それからあるいは川を蛇行させるとか、こういうことはやってこられたんですけれども、水位の変動に対する認識は薄か...全文を見る
○藤木委員 私は、目標任せにしていたのでは、きちんとした六%の削減目標を達成することはとてもできなかろうというふうに懸念いたします。  さらに、先日の日米首脳会談で、これも午前中の議論にもありましたけれども、小泉首相が地球温暖化防止問題で、アメリカの提案、米国の提案を、日本とし...全文を見る
○藤木委員 そうなんですよね。気候変動枠組み条約、これにサインをしているということは、九〇年代レベルに安定させるということを承知しているわけですよね。ですから、多国間の間で結んだ約束を守らないという点ではやはり信義にもとるということを私は申し上げておきたいと思うんですね。  米...全文を見る
○藤木委員 COP3の議長国でありますから、時間的におくれないというだけじゃなくて、中身がおくれないものであるように、私はやはり規制措置をぜひ盛り込むことを改めて求めておきたいと思います。  では次に、最近、不正入札、談合での政官業の癒着が問題となっておりますが、これは今問題と...全文を見る
○藤木委員 今、大臣、公共事業一般ではないんですよね。私が申し上げているのは、環境省所管の事業の中では、廃棄物処理施設等にかかわる公共事業でそういったことが頻繁に行われているということなんですよ。  大臣が今、仕事のきちんとできる人にやってもらわなきゃだめだと言ったけれども、そ...全文を見る
○藤木委員 ところで、私、きょう取り上げたいと思いますのは、福島県の二本松市を中心とした安達地方広域行政組合の汚泥再生処理センター建設工事に係る施設整備計画について、環境省は、今、福島県と協議をして、二〇〇二年度予算の内示のための審査を現在行っていると伺っております。  この安...全文を見る
○藤木委員 私が伺ったのは、そのやり方が公正な発注方法か、そういう手続かということを伺ったんですけれども、そのコメントはいかがですか。
○藤木委員 もうちょっとちゃんと調べていただきたいと思うんですよ。  このコンサルタント会社は、本来、行政組合が送付すべき「営業行為について」あるいは「見積設計図書審査について」、組合名での誓約書などの書類を勝手に各メーカーに送付していたということを認めていますよね。ですから、...全文を見る
○藤木委員 後でその点はもう少し詳しく伺いたいと思いますが、それでは、一月七日に見積仕様書を提示するためには、少なくとも一年以上前の施設整備実施計画の作成段階から各メーカーとヒアリングを行って、概要見積設計図書、参考見積設計図書を各メーカーから提出させ、精査をして作成するものです...全文を見る
○藤木委員 ぜひやっていただきたいと思いますよ。ここの場合なんか、上手になんか活用していませんよ。いいようにされていると私は思いますよ。  それで、九三年の十月に旧厚生省の環境整備課長名で、廃棄物処理施設整備事業適正化懇談会の取りまとめの周知を指示しておられますけれども、その取...全文を見る
○藤木委員 市町村が責任を持ってやっていくことだと言われますけれども、どこまでお調べになったのでしょうか。きのうあれからお調べになったのですかね。それでは十分なことがわかっていないのじゃないですか。  行政組合は、一月八日付の正式文書でメーカー十一社に対して、先ほどあなたがおっ...全文を見る
○藤木委員 よく調べていただきたいというふうに思いますよ。  しかも、後でお話しいたしますけれども、この発注手続というのは自治体任せにされているから、環境省は関係ないかのように言われますけれども、とんでもございません。  さきに挙げた厚生省の懇談会の取りまとめでも、事例調査、...全文を見る
○藤木委員 見つかるようなことをやらないでやるんですよね、こういう事件というのは。だからまかり通っているんですよ。  それで、私が申し上げたいのは、この案件に関してこれまで説明してきたんですけれども、見積設計図書が出されてから比較検討も審査もしなければならない。それを通じた上で...全文を見る
○藤木委員 しっかり見張りをしていただきたいと思いますね。  もう時間が参りましたから、最後に大臣にお伺いをしたいというふうに思うのですけれども、この施設建設工事発注仕様書の充実と、それから提案図書技術審査の良否、これが事業の透明性、公平性を確保する上で重要な事項だというふうに...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。
03月29日第154回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、昨年の十二月のこの委員会で、住友電気工業の土壌・地下水汚染問題を質問させていただきました。そこで、きょうは、この問題がただいま議題となっております土壌汚染対策法案ではどういうことになるのか、お伺いをしたいというふうに思いま...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、また、住友電気工業の自主調査で、各製作所敷地内で、環境基準値を超えるトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の揮発性有機化合物が検出をされ、大阪製作所ではシアン、伊丹製作所では弗素、六価クロム、砒素が環境基準値を超えていたわけです。ところが、伊丹製作所...全文を見る
○藤木委員 伊丹の場合は、周辺井戸に検出をされたわけですね。しかし、それ以外の場合は、敷地内にとどまっている、一般の人も立ち入らないということですから、この法律ではやはり該当しないのですね。
○藤木委員 水質汚濁防止法の地下水浄化命令も同様の規定になっているというふうにお考えかもしれませんけれども、それでは、地下水浄化命令を発動した事例は全国で一体どれだけあるか。全く条文そのものが事実上空文化していると私は思うわけですね。  ですから、私は、政令で定める基準には、人...全文を見る
○藤木委員 では、現在の対策指針よりも後退するような法律だということでは困ると思うんですね。  さらに、水質汚濁防止法の地下水浄化命令は、「浸透があつた時において当該特定事業場の設置者であつた者(相続、合併又は分割によりその地位を承継した者を含む。)に対しても、同項の措置をとる...全文を見る
○藤木委員 負の遺産は負のままで維持をするということになりかねませんね。  伊丹製作所の場合は、八七年の兵庫県の周辺井戸調査で環境基準を超えるトリクロロエチレンが検出されたということで、県の行政指導が入ったわけです。そこで、工場内の調査を実施したものでした。ですから、トリクロロ...全文を見る
○藤木委員 調査をして、必要であれば指定区域にすべきだと思いますね。  それでは、伊丹製作所の場合、トリクロロエチレンは八八年のボーリング調査で検出をされて、同じ年の五月に自治体に報告されていますけれども、先ほども申しましたように、弗素は八四年の調査で検出しているわけです。六価...全文を見る
○藤木委員 そうしますと、現在汚染されているということがはっきりしていても、指定台帳の区域には載せないということなんですか。載せないんですね。どちらですか。
○藤木委員 指定区域にきちんと載せて調製をし、閲覧に供して情報を公開するということをやるべきだと思いますね。  さらに、伊丹製作所では、依然として基準値の百三十三倍のトリクロロエチレン、二千倍の六価クロムなど、四物質が環境基準を超過しているわけですけれども、工場外への汚染はない...全文を見る
○藤木委員 ただ単に浄化作業をやっているだけじゃなくて、環境基準値以下にするという努力をしているわけですね。私は、やはり環境基準値以下になって初めて負の遺産が負ではなくなるというふうに思います。  また、伊丹製作所では、この間に、有機塩素系については土壌ガス吸引法や揚水処理、重...全文を見る
○藤木委員 そうなりますと、この法律で基準値以下にまで下げさせられることはできますか。
○藤木委員 そういう事案がこの法律でどうなるかということを私は伺っているわけで、それが答えられなければ困るわけですね。  さらに、六価クロムなどにつきましては、兵庫県は、昨年六月に初めて行った定期モニタリング井戸での調査を継続実施するとともに、今後浄化対策を指導する、こう言って...全文を見る
○藤木委員 それは当然ですよね。もう余りにも当たり前のことだと思います。  次に、大阪市此花区高見の住宅団地での土壌汚染問題で伺います。  ここの土壌汚染は、二〇〇〇年の十二月に都市基盤整備公団関西支社が、住宅団地、高見フローラルタウン内の高層住宅建設予定地で、国の環境基準値...全文を見る
○藤木委員 この化学メーカーの工場跡地内には、今の建設予定地のほかに、もう既に分譲されております賃貸マンションだとか市営住宅が建っているわけです。約三千三百世帯が入居しているわけです。  ですから、公団と市は、昨年一月、周辺地域の百三十九カ所の表土を調査いたしました。最高、基準...全文を見る
○藤木委員 ここは私も行ってきましたけれども、完了していないんですよ。対策を途中でほうり投げようとしているわけですね。今度できる法律に非常に期待が高いわけですよ。ですから、私はぜひ、法の施行で新たにやれることなんですから、これは積極的に活用していただきたいと思います。  汚染土...全文を見る
○藤木委員 そこで、大臣にお伺いをしたいというふうに思うんですが、これまで議論してまいりましたけれども、現在操業中で、周辺に飲用井戸などがなくて、一般の人が立ち入ることがない場合には、土壌汚染状況調査も土壌汚染による健康被害の防止措置も講じなくてもいいというような大変限定的な土壌...全文を見る
○藤木委員 その視野が狭くならないように、広げていただきたいということを申し上げているわけです。  また、さきに挙げましたように、負の遺産と言われる土壌汚染の多くがそのまま放置されかねないというのは、工場だとか事業場の私的財産権が障壁となっておりまして、所有地に対する調査だとか...全文を見る
○藤木委員 これで終わります。
04月02日第154回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、本当にお忙しいところお運びいただいて、ありがとうございます。  まず最初に、この法を提出するに至る経過でいろいろと御審議をしていただいた中央環境審議会の委員として、村岡参考人にお尋ねをしたいというふうに思います。 ...全文を見る
○藤木委員 もう一つ伺っておきたいと思うんですけれども、そのために汚染対策としてさまざまな方法がある。土壌汚染の特徴からいって、これは動かないといいますか、はがれにくいといいますか、そういう特性があるので、覆土であるとか遮断であるとかということで、国民の実生活との環境を遮断すると...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  それでは、法の専門家として、大塚参考人にお伺いをしたいと思うんですが、諸外国では既に土壌汚染対策あるいは土壌保全のための法制化が進められておりまして、先ほど来お話にありましたように、米国のスーパーファンド法は、八〇年に制定されたのが最初と...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  時間なんですけれども、私、自治体の御意見をぜひ伺いたいと言ってお越しいただいた関係で、一言だけ伺いたいと思うんです。  神奈川県でも随分、要綱、条例をつくって御苦労していらっしゃるわけですけれども、そういうものができたとしても、一番自治...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。
04月03日第154回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、本当にお忙しい中、この委員会に参考人としておいでをいただき、ありがとうございます。  殊のほか廣井参考人には、二度のお運びで、今もお話を伺っていましたら、あのとき申し上げたことよりもさらに悪くなっているということを伺...全文を見る
○藤木委員 それで、西野参考人も大変心配していらっしゃるのは、帰島しても、農業を再開するまでの間の収入といいますか、その間の生活が保障されるということが見えなければ、やめる人もいるんじゃないかということを心配していらっしゃいますね。  私は、それは極めて大事なことだと思うんです...全文を見る
○藤木委員 私は、やはり被災者の生活を支援するということは、個人の生活を支援することではないと思うんですね。それは公共の役割だというふうに思うんです。  なぜかといいますと、その人たちがそこに帰って農業を起こすことができなければ、三宅島の経済を支える人間を崩壊させるということに...全文を見る
○藤木委員 ということは、そういう御要望があるということはもう御存じで、発信はしているということのようですね。それはぜひ発信をし続けていただきたいというふうに思うわけです。  それで、利息の軽減の問題なんですけれども、なぜ、住宅は毎月毎月貯金通帳から正規に取られていく、事業資金...全文を見る
○藤木委員 きょうの参考人質疑では、私はこの前の一回目と違って新たなものが見えてきた気がいたしますね。というのは、もう中堅層をも助けないと本当に島の再建の力にならないという新たな問題、それから、島の再建にとっては、やはり災害に強いといいますか、防災に強い島にして、しかも、それをむ...全文を見る
04月05日第154回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  現在、滋賀県内の野洲川流域で、地下水汚染が地元では大変な問題になっております。野洲川流域の左岸にございます守山市の立入水源地の原水から、発がん性の疑いのある四塩化炭素が地下水質環境基準を最大濃度〇・〇一〇二ミリグラムと超過して検...全文を見る
○藤木委員 今、来年度とおっしゃいましたかね。——それでは、この四月からということですか。ちょっと答えてください。
○藤木委員 四塩化炭素の地下水汚染は、守山市の立入水源地の場合、一九九七年に三号井戸の原水で〇・〇〇二二ミリグラム検出されて以来、四号井戸も昨年〇・〇〇二六ミリグラムが検出されるといったような状況で、毎年環境基準を超過しております。また、野洲町三上水源地の場合、九六年に三号井戸の...全文を見る
○藤木委員 確かに、厚生労働省への連絡がおくれたという理由は、守山市の場合、立入水源地の三号井戸で環境基準を超過したため、ほかの井戸の原水とまぜまして混合希釈をした、薄まったんだから、そうして供給してきたからだと言っております。しかし、野洲町の場合は、単純に水道原水水質を届けなけ...全文を見る
○藤木委員 こうした状況について守山市が給水地域の住民に対して説明会を実施したのは、去年の十二月二十日のことでございました。それは、九七年の二月に異常が発見されてから四年十カ月たっておりますね。三号井戸を取水停止してからでさえも約五カ月たっているという状況です。少なくとも、去年の...全文を見る
○藤木委員 それでは、守山市とそれから野洲町は、曝気装置などをそれぞれ整備しまして、改善措置をとろうというふうにしているわけですね。守山市の場合は五億円、野洲町の場合は三億円ほどその費用がかかるというふうに伺いました。  ただ、もっとも、野洲町は資本単価が若干低いというようなこ...全文を見る
○藤木委員 では、守山市の場合は、申請が出ればこれは補助の対象になるというふうに考えてよろしいですか。
○藤木委員 守山市、野洲町での地下水汚染の状態といいますのは、汚染井戸の取水停止だとか曝気処理施設の整備が緊急に必要であったというのは、おっしゃるとおりもう明らかなことです。しかし、この事態を長い間市民に公表しないで放置してきたということは大変な問題だというふうに思いますね。 ...全文を見る
○藤木委員 行っておりませんということで、大臣、今のやりとりをお聞きになっていらっしゃったと思うんですけれども、地下水質測定結果として公表されているだけでは、健康被害の発生予防だとか拡大防止ということにならない、全くその危機管理を適正を図ることができないということは、このやりとり...全文を見る
○藤木委員 ここだけではない、いろいろなところにあるということでは困るんでありまして、今の件について言えば、環境省としては、水質を定期モニタリングしているわけですから、必ず調査をするのは環境省ですよね。環境省は、基準値を超えているとか、超えていないところはどれだけあって、超えてい...全文を見る
○藤木委員 ですから、結局、水濁防止法での四塩化炭素の立入調査だけで把握するということはできない、特定できないということなんですよね。  二〇〇〇年度の地下水質測定結果のまとめを拝見いたしますと、千葉市内の複数の原因者による複合的な四塩化炭素汚染と推定される事例の対策で、飲用指...全文を見る
○藤木委員 実際現場で、先ほど私が申し上げました畑明郎教授などは御自分でも調査をしてきておられますので、ぜひ現場のそういった声を反映させて調査を進めていただきたいと思います。  汚染源を特定するには、現行法の水質汚濁防止法の規定だけでは調査や対策に限界がございます。そこで、今提...全文を見る
○藤木委員 確かに、操業中の工場、事業場の敷地であったとしても、周辺で地下水の汚染が発見された場合には、汚染土壌から地下水等への溶出に係るリスクの観点から調査を行い得る、私もそのように思っておりますので、ぜひこれは徹底して進めていただきたいと思います。  次に、土壌汚染問題に関...全文を見る
○藤木委員 この農林水産省の埋設農薬の実態調査の結果というのがございますけれども、ここでは、滋賀県は国庫補助によるものが一カ所で二百四十九・八トン、その他一カ所、〇・一トンというふうになっているわけですね。  私も、滋賀県へ行って、実際にお話を伺ってまいりました。当時滋賀県では...全文を見る
○藤木委員 確かに、滋賀県では県下五市町に埋設をした量について農林水産省に報告をしたんですけれども、一カ所、百キログラムしか登録されなかった。報告はしたけれども、登録されたのは掘り起こし可能なところだけだったというふうに言っておられるわけですね。滋賀県では、すべての埋設農薬が処分...全文を見る
○藤木委員 ぜひ急いでやっていただきたいと思うんですね。時がたてばたつほど、知っている人もいなくなるというような状況ですから、ぜひ力を入れて進めていただきたいと思います。  次に、埋設農薬の最終処理に関連をいたしまして、残留性有機塩素系農薬と同様に七一年に廃棄処分が林野庁長官か...全文を見る
○藤木委員 いずれにいたしましても、今土壌汚染対策法案に対する質疑が行われているわけですけれども、これがいよいよ施行されるという段になりますと、さらに土壌の問題では厳しい措置をそれぞれおとりになることになるというふうに思うんですけれども、これを契機にさらに力を尽くしていただきたい...全文を見る
○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっています野党四党共同修正案に対する賛成の討論を行います。  内閣提出の土壌汚染対策法案は、土地所有者等に汚染土壌の調査や除去措置を義務づけるなど、初めて市街地の土壌汚染対策を法制化するもので、成立すれば長年できなかった汚...全文を見る
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○藤木分科員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  きょうは、小児救急医療体制の充実が急務だという思いを最近大変強く持っておりまして、この問題で質問をさせていただきたいと思います。  私の地元、兵庫県議会からも意見書が出ておりますけれども、現在受理...全文を見る
○藤木分科員 大臣の御認識は、極めてこの分野が大事なことだということのようです。  私は、だからこそそういう悲惨な事故を起こさないためにということで、政府は九九年度に小児救急医療支援事業というのを起こしてこられたんじゃないかというふうに思っているわけですね。随分力も入れて推し進...全文を見る
○藤木分科員 しかし、圏域ごとの調査にも切りかえているというふうに私伺いましたし、困難な圏域ごとに必要なところで、検討を進めるための会議も開いて、予算も計上して、総合的に検討を進めているというふうなことを伺っているんですね。  しかし、問題は、私、だから拠点病院をつくるという話...全文を見る
○藤木分科員 だけれども、そもそもこうした悲惨な事故というのは全国の各地で起こっているわけです、どこか特定のところであるわけじゃなくて。一般の救急と一緒に推進したのでは小児救急医療体制の整備というのは進まないだろうというのが私の考え方なんです。  そもそも、支援事業を始めたとき...全文を見る
○藤木分科員 私は、尼崎で伺った話では——確かに大臣がおっしゃるように英雄的に取り組んでいらっしゃる個人のお医者さんというのはいらっしゃるんですよ。しかし、その人頼りにしていくわけにいかないところがこの問題の非常に深刻なところだというふうに思うわけです。初期救急医療機関にかかる患...全文を見る
○藤木分科員 そうおっしゃいますけれども、実際は、苦しい財布の中身を何に使うかということになりますと、地方自治体としては本当に困り果てているわけですね。どれが一位、二位とつけていいかわからないほど、どれもやらなきゃならないというようなことがあるわけですから、それは間違いだといって...全文を見る
○藤木分科員 小児科救急についてもその公立病院の果たす役割が重要であるにもかかわらず、兵庫県では、県立病院の民間への移譲が計画されておりまして、特に県立病院は高度医療に特化するという傾向がございますので、不採算部門になっているような小児科、小児救急はいつ切り捨てられるかわからない...全文を見る
○藤木分科員 ありがとうございました。
04月12日第154回国会 衆議院 環境委員会 第9号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  今回の改正案では、「国等の責務」に、「自然公園における生態系の多様性の確保その他の生物の多様性の確保を旨として、自然公園の風景の保護に関する施策を講ずるものとする。」と明記をされました。生物の多様性の確保を明記したことは前進です...全文を見る
○藤木委員 確かに意見が違っております。  さらに、私は、昨年五月の当環境委員会で十和田八幡平国立公園十和田湖奥入瀬地域総合整備事業の問題を取り上げまして、地元の自然保護団体からの指摘や事業検討委員会での検討で、整備が取りやめられたり、規模が縮小された問題を指摘いたしました。そ...全文を見る
○藤木委員 そう思っていらっしゃるのであれば、やはり義務づけて、きちんと履行できるようにしていただきたいと思います。  次に、改正案の特別地域での許可行為の追加に関連をいたしまして、残土の集積で自然環境破壊の問題が起こっておりますが、これについて伺いたいと思います。  瀬戸内...全文を見る
○藤木委員 私はその措置の中身だけを伺ったんですが、結局始末書をおとりになって、厳重文書注意をした。今局長が答弁されたように、本違反は軽微なものであり、申請者が法に従って手続をとれば許可相当の行為であると思われる、したがって、違反行為者から始末書を提出させ、指導文書により厳重注意...全文を見る
○藤木委員 ですから、その土地造成全体の面積のうちの三分の一が既に形状変更されているということなんです。注意書だけで一件落着というのは、到底私は納得できませんね。  地権者の状況につきましてはよく把握していないということのようですけれども、環陽四許第七二九号という行為許可申請の...全文を見る
○藤木委員 十二月になって、地権者の承諾を得ていない土地は、既に違反行為によって造成済みの場所であって、届け出の対象外であることが判明したという話があったと言いますけれども、それこそ、それでは業者の虚偽の報告をうのみにしたということになるんじゃないですか。それでも、七月から九月の...全文を見る
○藤木委員 形状を変更してはならない、その行為ができない区域も含めた計画の届け出書の受理は、到底納得できないんです。端的に言うと、虚偽の届け出書を環境省が認めたということになるわけですよね。判明以前は、もちろん知らない間はともかくとして、それを知った後では受理を取り消す。現在はも...全文を見る
○藤木委員 それはやはりおかしいですよ。承諾書が偽造されたことが明らかになっているのにもかかわらず、その事態を知らなかったということではないんですね。  去年の九月四日付の、事務所長から自然保護局長へ「自然公園法違反行為について」という報告が出されていますけれども、その他参考と...全文を見る
○藤木委員 全くそれは言いわけを次から次へ重ねているだけですね。肝心なことは兵庫県からも聞いていなかったとか、今度は、今おっしゃっていることでいうと、兵庫県が条例に基づいて許可しているから問題はないと安易に考えていらしたんじゃないですか。そういう姿勢というのは、自然公園法上の許可...全文を見る
○藤木委員 兵庫県がそう言っているから間違いないというふうにおっしゃるんですか。私は実際に見てきたんですよ。では、私がうそをついているというふうにおっしゃっているわけですね。
○藤木委員 では、事実と違う報告が出ていても、それはその報告のとおり受けとめられるということですね。
○藤木委員 現場をやはりきちんと環境省の責任でごらんになることを私はぜひやっていただきたいというふうに思います。県と一緒に行かれたらどうですか。兵庫県と一緒に行かれたらいかがですか。
○藤木委員 今後必要が出ればとおっしゃいましたけれども、実際に現在捨てられているわけですよ。私は見てまいりましたのですから。
○藤木委員 照会をされてもう一回だまされることがないようにお願いいたします。  搬入された建設残土の状態というのは、段々畑の果樹園とするという届け出をした形状変更の図面とは全く大きく異なっておりました。山の谷間は埋め尽くされておりました。ですから、兵庫県から業者に対して、土砂が...全文を見る
○藤木委員 それはおかしいですよ。赤穂市が許可していないものを環境省が認めた、そのためにできた建造物について赤穂市がなぜ指導しなければいけないのですか。そんなことを押しつけてはいけません。  実際、現場では、一般車の進入をとめておりますから、市道末広開拓線は業者の車だけが行き交...全文を見る
○藤木委員 それが大変な事態を引き起こすことになっているわけですね。兵庫県の許可証には許可期限に係る記述はないと今おっしゃいましたけれども、兵庫県からも特段の情報も得ていなかったようなことをおっしゃっていますけれども、一月二十五日の中止勧告も、許可の期限切れではないんですか。地権...全文を見る
○藤木委員 終わります。  必ず調べてください。お願いいたします。
○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、議題となっております自然公園法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を説明いたします。  修正案は、既にお手元に配付されておりますので、詳細な説明は省かせていただきます。  政府提出の改正案は、国等の責務として、生物の多様性の確保を...全文を見る
04月18日第154回国会 衆議院 本会議 第25号
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○藤木洋子君 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、日本共産党を代表して、地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案について、関係閣僚に伺います。(拍手)  気候変動枠組み条約の京都議定書は、温室効果ガスの削減目標を工業国の各国ごとに義務づけた国際的な取り決...全文を見る
05月14日第154回国会 衆議院 環境委員会 第12号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。まず最初に、桝本晃章参考人にお伺いをしたいと思うんです。  私も実は、月刊ケイダンレンですか、二月号を拝見させていただきました。それなりに企業の立場を代表...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  それでは、森嶌参考人にお伺いをしたいというふうに思います、たびたびお越しをいただいておりますけれども。  実は私、「産業と環境」のことし一月の新春インタビューを拝見させていただきまして、先生が極めて、温暖化対策に対する緊迫感といいますか...全文を見る
○藤木委員 時間ですので、あとのお二方には本当に失礼でございますけれども、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
05月16日第154回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  三宅島の方たちは、全島避難で、ふなれな土地で本当に不自由な生活を余儀なくされて、間もなく二年を迎えようとしております。本日の委員会では、直接の災害対策にかかわる委員会といたしまして、この間の議論を踏まえて、実際に被災者の方たちに...全文を見る
○藤木委員 何をやってこられたかということは私も存じ上げているわけですけれども、今、これから何をされようとしているのかというのは鋭意努力中のようなことをおっしゃいました。  しかし、三月二十九日の参議院の対策特別委員会で、我が党の大沢辰美議員が、生活への直接的な、また継続的な支...全文を見る
○藤木委員 検討されるというのは当たり前なことなんですけれども、それだけではやはりだめなんですね。  三宅島の全島避難から間もなく二年を迎えるわけですけれども、では、この間政府は一体何をしていたのか。廣井教授も指摘されておられました、この間の二回にわたる島民の生活実態調査アンケ...全文を見る
○藤木委員 三宅島の方は避難所にこそいらっしゃいませんけれども、避難生活なんです。どんなに立派な家に住んでいても避難生活なんです、今は。仮設住宅に移るわけではありません。しかし、このように長期に続いた避難生活をしなければならないのは三宅島の特徴じゃないですか、今度の災害の。だから...全文を見る
○藤木委員 それでは、そもそも国の責任についてお聞きをしたいと思います。  参考人質疑で、廣井教授は、今の状況が健康で文化的な生活をする権利が阻害されている状況である、このように長期化した災害に対する支援は根本的に国として対応する必要があると述べられております。このことは、せん...全文を見る
○藤木委員 それでは、国の責任というのはどうなるんですか。国は責任がないのか。地元が一生懸命やっているから、それでいいということなのか。  私は、これだけの異常な事態というのは、都だとか村だけで対応し切れない問題があるのではないか、それほどの問題ではないかという認識を国はお持ち...全文を見る
○藤木委員 私は今のお答えは到底納得できないわけですけれども、阪神・淡路大震災を体験しているわけですね。もうあれから七年を経過してしまっても、なお、営業も住まいも、そして暮らしの再建も、どれだけ苦しんでいるか、孤独死だとか自殺も出続けているという実態を目の当たりにしております。 ...全文を見る
○藤木委員 融資の世界では、返す当てのある人でなければ手が出せないという問題がありまして、やはりそれには手が出せないという方たちがたくさん出てくるであろうということを私は思いますね。  ですから、実際には困難だからこそ、鳥取県などでは、公共性が高いんだということで公費を支出する...全文を見る
○藤木委員 それがやはりおかしいと思うんですね。  私も言いましたけれども、大臣も、インフラだけ整備されてもどうしようもないではないかということで、人が住めるような状態にならなきゃいけない、当然、家屋の補修や復旧についてもきちんと手当てをしていかなければならないともお答えになっ...全文を見る
○藤木委員 そうなんですよね。ですから、それをいつやっていただけるか。先ほども大臣おっしゃいましたけれども、放置すればするだけ工事は大事業になっていくわけで、早く手を打った方がいいわけですよね。その時期はいかがですか。
○藤木委員 できるだけ、もう準備は万端、地元はできているとおっしゃっているわけですから、ぜひ早急に進めていただきたいと思います。  それから、人間の手でできる状況ではないことが明らかですし、全島避難で自助努力のできる段階ではないということも勘案したら、公の事業として、一刻も早く...全文を見る
○藤木委員 それでは、もう時間がございませんので、最後に一言だけ申し上げておきたいというふうに思うんですけれども、今必要なことは、避難者の皆さんの日々の生活で苦労していらっしゃるのは、東京都が困窮していらっしゃるだろうという五十歳以上の方たちを対象に行ったアンケートの対象者がいま...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 環境委員会 第13号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、せんだっての本会議で質問をさせていただきましたときの大臣の御答弁、これを中心にきょうはお伺いをしてまいりたいというふうに思っております。  そこで、まず、日米首脳会談で、小泉首相が地球温暖化防止問題での米国の提案を建設的...全文を見る
○藤木委員 それではちょっと私の聞いたことにお答えになっていないですね。不十分ではなくて、逆行しているというふうに私は申し上げたいと思うんですね。  さらに、三月二十三日付の朝日新聞のインタビューで、経団連の今井会長は、仮に批准しても、温室効果ガス削減の目標値が達成できなかった...全文を見る
○藤木委員 私は数値目標を守らなくてもよいと判断しておられるのかと伺ったわけで、今いろいろいろいろおっしゃいましたけれども、守らなければならないものだということは、そのとおりじゃないでしょうか。いかがですか。
○藤木委員 次に、改正案の「目的」では「京都議定書の的確かつ円滑な実施を確保する」としていながら、京都議定書の六%削減目標達成に向けた担保法としての必要な規制措置が盛り込まれていないことも先日問題にいたしました。これに対して大臣は、まず第一ステップとしては、事業者の自主的な取り組...全文を見る
○藤木委員 東京都の政策提案の具体例といたしまして、エネルギー使用量が多い都内約一千事業所に二酸化炭素排出量の把握や抑制などを求める地球温暖化計画書を作成する、そういう制度を創設するということになっておりますし、計画書の公表を義務づけているという点で、東京都は国よりも踏み込んでい...全文を見る
○藤木委員 企業のどこもがやっていないということを私言っているわけじゃありませんけれども、それぞれがてんでばらばらにやっているようなことで進むかということが問題なのです。  改正案では、三月十九日に地球温暖化対策推進本部が決定をした新たな地球温暖化対策推進大綱を基礎として、京都...全文を見る
○藤木委員 環境改善のためにこの議定書を京都でつくり上げるということに努力されてこられた大臣にしては、産業界との協定が成り立たないんじゃないかというような、そういう自信のなさでは困りますね。もっと自信を持って取り組んでいただかなければならないというふうに思います。  新大綱では...全文を見る
○藤木委員 各部門別に一応数字を出していらっしゃるわけですね。全体として六%を達成すればいいのだ、だから産業部門が目安で、ほかでもっとたくさん削減してくれたらいいというふうな御意向に聞こえてなりませんでした。  さらに、エネルギー供給では、地球温暖化対策に位置づけた原発を二〇一...全文を見る
○藤木委員 さらに、現行法での地球温暖化対策に関する基本方針では、「第五に、原子力の開発利用については、原子力基本法等に基づき、放射性廃棄物の処理処分対策等を充実させつつ、安全性の確保を前提として、国民的議論を行い、国民の理解を得つつ進める。」となっております。  しかし、政府...全文を見る
○藤木委員 私はむしろ、現在一%台の供給にとどまっている風力、太陽光などの自然エネルギーにこそ、もっともっと力を注ぐべきではないかということをもこの間指摘いたしました。  ことし一月のOECD環境政策委員会で承認された我が国の環境保全成果審査報告書での気候変動に関する勧告が出ま...全文を見る
○藤木委員 制度がないから進まないわけですよね、自主性に任せていらっしゃるから。  また、新大綱でのHFC等の代替フロンは、実際二〇〇〇年の実排出量が二六・二%も減っているにもかかわらず、もとの大綱と同じプラス二%というふうになっておりますのは、今後の大幅増を容認することになっ...全文を見る
○藤木委員 また、フロン類削減に関連をして、シャープだとか三菱マテリアルなど七社が共同出資して設立した家電リサイクル事業会社、関西リサイクルシステムズが、ことしの二月に、エアコンや冷蔵庫から抜き取ったフロンガスの一部、一千五百キログラムを、適正な処分を行わずに大気中に放出していた...全文を見る
○藤木委員 さらに、OECDの環境政策委員会の勧告では、国内及び国際的な約束の達成のため、税、課徴金等の経済的手法の利用拡大を含むバランスのとれたポリシーミックスを組み込んだ地球温暖化対策の国内制度を構築するとしていることをも、この間の本会議で申し上げました。  ところが、さき...全文を見る
○藤木委員 せんだっての参考人質疑のときにも、参考人の皆さんがおっしゃったことは、経団連は別ですけれども、ほかの皆さんは、自主的活動と税は矛盾しないということをはっきり述べておられました。しっかり勉強していただきたいと思います。  次に、改正案では、地球温暖化防止活動推進員が住...全文を見る
○藤木委員 また、改正案では、森林等による吸収作用の保全を盛り込んでいますけれども、森林吸収は国際的に無条件で一千三百万炭素トン、三・九%と認められたわけでもありません。にもかかわらず、根拠を示さずに新大綱にもマイナス三・九%としておりまして、法案でも目標達成のために森林整備によ...全文を見る
○藤木委員 まず先に数合わせありきですから、達成できるなどというような科学的な根拠にはならないですね。  さらに改正案では、京都メカニズムの活用を検討し、必要な措置を講ずるとしております。しかし、排出量取引などの京都メカニズムの活用は、第三回締約国会議でも環境NGOから抜け穴だ...全文を見る
○藤木委員 京都メカニズムのマイナス一・八%ですね、民生部門プラマイ・ゼロだったのが二%マイナスにしろというのは余りにも符合するので、今の話は信じかねるわけですけれども、きょうは質問をこれで終わらせていただきます。
05月21日第154回国会 衆議院 環境委員会 第14号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、我が国の温室効果ガス排出量のうち、比較的伸び率の高い運輸部門について、特に船舶対策に絞ってお伺いをしたいと思います。  温室効果ガスの総基準量で見た排出量の伸びは、九九年度実績が九〇年の基準年比で、産業部門が七・八%...全文を見る
○藤木委員 自動車から船舶へのモーダルシフトは、単位輸送当たりのエネルギー効率が高く、環境に対する負荷が低いので推進するとしておりますけれども、確かに船は、同じ重さの荷物を同じ距離運んだ場合、CO2排出量はトラックの五分の一、また、五百トン級の船の積載量は十トントラック百六十台分...全文を見る
○藤木委員 しかし、船舶からのCO2排出量は、船主協会の場合、九〇年が三千八百二十九万四千トン、九九年が四千五百四十三万四千トンと一八・六%も増加をしております。また、造船工業会の場合は、九〇年度が十四万九千トン、九九年が十八万九千トンと二六・九%も増加をしております。この増加は...全文を見る
○藤木委員 一方、外航海運の分野では、気候変動枠組み条約の科学上及び技術上の助言に関する補助機関、SBSTAと言われているそうですけれども、ここで、バンカー油の販売国に割り当てる、輸送業者の所属国、機材の登録国に割り当てるなど、バンカー油起源の温室効果ガス排出量割り当て方法に関す...全文を見る
○藤木委員 やはりそれではとても達成がおぼつかないというふうにしか私には思えません。  大綱でも、モーダルシフトで、長距離貨物輸送の鉄道、内航海運の占める割合を二〇一〇年に五〇%にすることを目標にしているとするならば、なおのこと、単位輸送当たりのエネルギー効率を高めるだけではな...全文を見る
○藤木委員 船舶から排出される大気汚染物質のうち、陸上発生源等との比較で寄与度が比較的大きいNOx、SOxについては、IMOで具体的な規制値が決められております。  海洋汚染防止条約の一九九七年新議定書として、船舶からの大気汚染防止に関するMARPOL条約の新附属書6及びNOx...全文を見る
○藤木委員 東京湾の臨海部だけではございませんで、私は兵庫県に住んでおりますけれども、神戸港の沖合に埋立地がありまして、そこに住宅がたくさん建っているわけですけれども、その住宅地でNOxが非常に高い値を検出されているわけです。これは自動車の排ガスだけによるものではなくて、船舶から...全文を見る
○藤木委員 今の両省のお話を伺っておりますと、対策は整備されているかのように聞こえるわけですけれども、今後その解撤対象そのものが急増するわけですから、国際条約だとか国際機関の対応を待っているということではなくて、解撤マニュアルを作成し、危険物リスト及び適切な処理方法についてのマニ...全文を見る
○藤木委員 時間ですからこれで終わりますけれども、安全対策というのはとっていても事故が起こったかのように聞こえますけれども、そうではなくて、もう常日ごろ緊張感に満ちているような状況がきちんととられるということが常態化するようなことをぜひ進めていただかなければならないというふうに思...全文を見る
○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております野党四党共同修正案に対する賛成の討論を行います。  内閣提出の地球温暖化対策推進法改正案は、京都議定書の的確かつ円滑な実施を確保することを目的としていながら、京都議定書の六%削減目標達成に向けた担保法としての必...全文を見る
06月04日第154回国会 衆議院 環境委員会 第16号
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○藤木委員 きょうは時間が余りございませんので、自動車リサイクル法案の提出が迫られたもとになっておりますシュレッダーダスト問題と有害物質の汚染対策に絞って、政府の対応について伺いたいと思います。  そこで、鉄リサイクル工業会の調査によりますと、シュレッダーダストの処理単価は、一...全文を見る
○藤木委員 何かに比べて自動車のリサイクル率が高いという御答弁をされましたけれども、しかし私は、国の自動車リサイクル対策がおくれていたということは否めないということを申し上げたいと思いますし、では、製造事業者がリサイクル責任を十分果たしたかというと、これも果たしてこなかったという...全文を見る
○藤木委員 しかし、実際に製造事業者等自身が痛みを感ずる費用負担というのは全くないわけです。預かったお金の中から出ていくという仕組みでありまして、自分の腹を痛めるということにはなりません。ですから、設計・生産段階からの削減効果は私は余り起こらないというふうに思いますね。本来でした...全文を見る
○藤木委員 結局、二つの選択肢があったわけですよね。私は、新車購入時にリサイクル料金を資金管理法人に納入するという今回の仕組みというのでは、何ら削減の動機づけにはならないというふうに思います。  次に、自動車のリサイクルは、現状でも部品や素材として七〇%から八五%はリサイクルさ...全文を見る
○藤木委員 実際にはその実数についてお答えがいただけなかったというふうに思いますよね。ことしが二〇〇二年ですから、本当に計画どおりになったかどうかということについてはお答えがいただけませんでした。  確かに、実証実験で容積が五分の一になったという例は聞いておりますし、私も存じ上...全文を見る
○藤木委員 いろいろおっしゃいましたけれども、結局、自動車メーカー等の責任というのは非常にあいまいです。マテリアルリサイクルなどが促進していないのも明らかですし、横浜のリサイクル工場で日産の関係者から伺いましたけれども、新型車の設計・製造段階からリサイクルを考慮して車づくりはして...全文を見る
○藤木委員 さらに、製造業者等が引き取ったシュレッダーダストの再資源化というのは、みずからは実施しないわけです。シュレッダーダストの再資源化の技術を持っている大手企業に結局委託するということになっておりますね。現在、シュレッダーダストの再資源化に取り組んでいる企業は十二社と伺って...全文を見る
○藤木委員 今、豊田の例を述べられましたけれども、私も日産の方を見てまいりました。確かに技術開発をやっていますよ。やっていて、それはできるんだ、実証プラントでやって、できた、しかしコストが合わないからうちではやれない、これはもうシュレッダーダストの業者に流しますよ、うちではやりま...全文を見る
○藤木委員 実際の使用量の減量で答えていただきたいと私申し上げたんです。一年前倒しというのは、結局その四十八モデルで達成したということじゃありませんか。まだ半分残っているわけですよ。鉛以外の重金属はもう全くおくれているという状況です。  そこで、使用済自動車のリサイクルの課題は...全文を見る
○藤木委員 バッテリーや燃料だけでは全くお話にならないんですね。やはり品目についてきちんと指定しないとだめだと思いますよ。  もう時間がございませんので、大臣に申し上げておきたいというふうに思うんですけれども、少なくともEUの廃車両指令では、先ほどの参考人質疑でも問題になったん...全文を見る
06月04日第154回国会 衆議院 経済産業委員会環境委員会連合審査会 第1号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、連合審査にわざわざお運びをいただきまして、ありがとうございました。  私は、この廃自動車のリサイクル問題で非常に問題意識として持っておりますのは、シュレッダーダストの中に含まれている有害物質、この問題と、それから、シ...全文を見る
○藤木委員 では、鈴木参考人にお伺いをしたいと思うのですが、鈴木参考人のお話でも、九八年から自主行動計画を進めてこられたということですが、その一年前に、確かに経済産業省の方は使用済み自動車リサイクル・イニシアティブというのを出しまして、それぞれ目標を定めるというようなことがありま...全文を見る
○藤木委員 実は、鈴木参考人からいただいた資料の冊子を見ていますと、アメリカ向けに輸出している車は、少しダウンはしているんですけれども、しかしなだらかなんですよね。しかし、EUの場合は、九六年あたりからがくんとダウンしていまして、落ちていますので、そういった売れ行きにもかかわって...全文を見る
○藤木委員 それにしても、EUでそういったことが決められてまいりますと、EU参加国だけじゃなくて、すべてにそれが及ぶわけですから、そうなったら、日本でEUにEU向けの車を出そうと思ったら、将来再生できなかったりリサイクル不可能だというような物質なども含んだものは出せないというよう...全文を見る
○藤木委員 今のお話を伺っていますと、やろうと思ったらかなりやれるということに私は確信を持ったんですけれども、いかがなんでしょうか、その点は。
○藤木委員 私もそう思っているんです。日本でもその四品目というのは、最低これは出してはならない、使ってはならないというようなことで規制をすべき物質であろうというふうに考えていますので、そういうことがやってやれなくはない技術力といいますかそういうものをお持ちですので、ぜひそれは先駆...全文を見る
○藤木委員 よくわかりました。  私も今伺っていましたら、現在段階で七五%のリサイクル率だと。これを九〇%にしていくのには、鈴木参考人の見込みでは何年ぐらい先だというふうにお考えですか。
○藤木委員 そうしますと、現在問題になっているのは、二〇%ないしは二五%のシュレッダーダストが一番の問題になってくるんじゃないかというふうに思うんですね。そのシュレッダーダストに有害物質が混入しないようにしようと思えば、その四物質を使っていたとしても技術的にそれが可能になるのか、...全文を見る
○藤木委員 もう一つ、オイルの抜き取りのことなんですけれども、私も技術的にこれはよくわからないので伺っているわけですが、スラストカッター方式というのがあるそうですね。これは何かエジェクターというのでもって強制的に吸引をしてLLCだとかあるいはエンジンオイルを抜き取るという方法で、...全文を見る
○藤木委員 もう時間ですので終わりますけれども、それはむしろ酒井さんにお聞きした方がよかったんでしょうか。それでは、酒井さんの方からお答えいただいて、終わりたいと思います。
○藤木委員 終わります。
06月07日第154回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。きょうは朝早くから委員会にお出向きをいただきまして、本当にありがとうございます。  まず、私自身が阪神・淡路大震災の被災地である兵庫県の出身でございますので、この問題では非常に大きな関心を持っているわけですけれども、特に鳥取県の取り...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。本当に被災を実際に体験された貴重な御意見だというふうに思います。  では次に、静岡の問題で伺いたいと思うのです。  私は、今のこの震災が起こったときに、減災といいますか、それをできるだけ災害を低く抑えようという取り組みをしていらっしゃるとい...全文を見る
○藤木委員 私が体験をした阪神・淡路大震災で今一番問題になっておりますのは、先ほど言われたように、家をつぶそうかどうしようか、つぶすときにはただになるからつぶしてもらった方がいいかと思いながらつぶさないで来た方が、補修で済んだわけですね。ですから、補修に一定のお金を低利融資を借り...全文を見る
○藤木委員 大変貴重な御意見をちょうだいして、本当にありがとうございました。  先ほど片山知事からもお話がございました生活再建支援法、これも阪神・淡路大震災の二年後に超党派の議員が集まって、結局、議員立法として最終的には実現をしたんですけれども、確かに十分ではないんですね。十分...全文を見る
06月11日第154回国会 衆議院 環境委員会 第17号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  前回、九九年の法改正の際に、国や地方自治体の鳥獣保護の体制が不十分なままで都道府県への特定鳥獣保護管理計画制度を導入するのは、捕獲や狩猟期間の緩和などから、個体数管理に偏った対策となって、過剰な鳥獣の狩猟、駆除が横行するおそれが...全文を見る
○藤木委員 恐らく、国としては、ブロック会議などを行って特定計画の策定を県に指導しているというお立場でおっしゃったんだと思うんですけれども、しかし、いまだに西日本のクマの計画は策定されていないんですよ。策定ができていないんです。ですから、特定鳥獣の捕獲も有害鳥獣駆除に偏っていると...全文を見る
○藤木委員 今大臣がおっしゃったような努力が現場で本当に実っているかどうか、検証していきたいと思います。  そこで、先日、私は、岩手県当局から、五葉山地域のシカ保護管理計画の状況というのを伺ってまいりました。岩手県では、九一年から九九年まで、県の保護管理計画を定め、適正生息数を...全文を見る
○藤木委員 しかし、岩手県の特定計画では、植生の保全を図るとともに、個体数を調整して生態系への影響を軽減し、人とホンシュウジカとの共生を目指すとしておりまして、適正生息数をおおむね二千頭として、個体数管理を二〇〇〇年度、二〇〇一年度、それぞれ一千九百頭の捕獲目標を立てているわけで...全文を見る
○藤木委員 それでは次に、具体的な問題を挙げて伺います。  二〇〇〇年十二月二十四日の新聞報道で、大学の研究者が、無許可でニホンザルを飼育している複数の業者から猿を購入して、実験動物として使用していることが明らかになりました。業者は、市町村が有害駆除目的で捕獲した野生のニホンザ...全文を見る
○藤木委員 たくさんおっしゃいましたけれども、環境省は、簡潔に言うと、捕獲個体の処理方法について申請書にあらかじめ記入させるということが一つですね。それから、有害駆除を名目に実験動物用に野生の猿の捕獲が行われないようにすること、それから三つ目には、捕獲個体を飼養または譲渡する場合...全文を見る
○藤木委員 滋賀県は、二月四日に各市町村に対して、鳥獣捕獲許可制度、飼養許可制度の適正な事務処理に周知し、二月二十六日に愛東町に対して厳重注意を行っております。しかし、こうした事件が発生するのは、ニホンザルを使用する医学実験側の需要があるからなんですね。捕獲をした野生ニホンザルを...全文を見る
○藤木委員 今言われたように、第九次鳥獣保護事業計画の基準でも、「学術研究を目的とする捕獲は、当該研究目的を達成するために不可欠な必要最小限の捕獲であって、適正な研究計画の下でのみ行われるものとする。」というふうになっているわけですよ。「鳥類の違法な飼養が依然として見受けられるこ...全文を見る
○藤木委員 今も、取り締まり、監視に努めるという御答弁でしたけれども、私は、それで再発が防止できるというのは甚だ疑問でございます。それは、地方自治体がみずからの捕獲で、学術研究目的と称して有害駆除で実験用のニホンザルの違法捕獲をやっているのですから、とんでもないことです。  ま...全文を見る
○藤木委員 しかし、愛東町の事例を見ても明らかなように、市町村の担当者が鳥獣保護法自体をよく理解していないことが問題になっているわけです。  ニホンザルのような大型の哺乳類は、群れもしくは個体の生息域が複数の市町村にまたがるのが普通だと伺っております。適正な地域個体群の保護管理...全文を見る
○藤木委員 それではだめですね。捕獲許可だとか飼養許可の権限を有する愛東町の違反行為というのは重大な問題なんですね。  第九次鳥獣保護事業計画の基準でさえも、「許可権限の市町村長への委譲」の項では、「当該種の生息数及び分布等を踏まえた広域的な見地からの判断の必要性、市町村におけ...全文を見る
○藤木委員 保護管理ができない鳥獣保護はないわけですから、逆行ではなくて、実態に合わせた措置をとるべきだということを私は申し上げたんです。  まだ質問が残っておりますけれども、また次の機会にぜひ議論をさせていただきたいと思います。
06月14日第154回国会 衆議院 環境委員会 第18号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、朝早くからお越しをいただきまして、本当にありがとうございました。早速ですが、羽山参考人からお伺いをしてまいりたいと思います。  きょうは、主に八十条問題で、そこに絞ってお話がございましたけれども、前回の法改正のときに...全文を見る
○藤木委員 それでは、野上参考人にお尋ねをさせていただきたいというふうに思います。  画像で現場からの告発を拝見させていただいて、非常にショッキングな映像を拝見したわけですけれども、お伺いしたいのは、幾つかある中で、まず最初に猟具の問題で伺いたいというふうに思うんですね。  ...全文を見る
○藤木委員 もう一点、野上参考人にお伺いをしたいと思うんですけれども、先ほど、鳥獣保護員のほとんどが狩猟家である、これは九割という話もあるわけですけれども、しかも高齢化をしていると。しかし、三重県の場合は、公募をしたら随分たくさんの応募者があったという話なんですけれども、これは制...全文を見る
○藤木委員 それでは、小熊参考人にお尋ねをしたいと思うんですけれども、鳥獣保護員の九割を狩猟家の方たちが占めている。それは別に五割をほかの方たちが入ってきたっていいわけですね。困るんですか。それをちょっとお答えいただきたいと思うんです。
○藤木委員 それでは、その辺では特に対立をしているというわけではありませんので、今、野上参考人がおっしゃったような方法で、ふえていくということは歓迎していただけるのではないかというふうに思います。  時間になりましたので、これで終わらせていただきますけれども、本当にきょうはいろ...全文を見る
07月02日第154回国会 衆議院 環境委員会 第19号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  前回に引き続きまして、まず最初に、鳥獣の保護管理について伺いたいと思います。  前回も指摘をいたしましたけれども、保護管理のための調査研究体制の整備、人材の確保、そして鳥獣保護事業のための鳥獣保護員の増員と育成は、今もお話がご...全文を見る
○藤木委員 既におくれている分野ですから、よっぽどそれを取り戻すという意気込みで取りかかってもらわなければなりません。  また、第九次鳥獣保護事業計画の基準では、被害等のおそれがある場合に実施する予察駆除、これは「常時駆除を行い生息数を低下させる必要があるほど強い害性が認められ...全文を見る
○藤木委員 それは正しく認識をしていただきたいと思いますね。  次に、前回は野生のニホンザルが医学実験に譲渡するために有害駆除されているという実態を問題にいたしまして、販売禁止鳥獣の対象にするように求めましたけれども、同じような意味で販売禁止鳥獣の対象に検討されるべき鳥獣として...全文を見る
○藤木委員 ちょっとおぼつかない御答弁でございますね。  さきに挙げました野生生物保全論研究会のユウタンの供給源の調査では、五十の製薬業者のうち二十九の業者が海外野生クマを供給源としている、また、百二十八の漢方薬販売店のうち三十三の販売店が海外野生クマを供給源としている、このよ...全文を見る
○藤木委員 難しい難しいと言っているのでは、やり得というようなことを許すことになりかねませんから、そんなことがゆめゆめ起こらないように努力をしていただきたいということを強く申し上げておきたいと思います。  次に、外来種対策についてですけれども、鳥獣対策ではマングースの駆除が問題...全文を見る
○藤木委員 九九年の二月に環境省が発表いたしました改訂版レッドリストには、在来淡水魚の約三分の一の種が掲載されております。我が国の淡水魚がこれほどまで危機的な状況に直面するに至った原因の第一は、水辺環境の構造や水質がここ数十年にわたって大規模に改変、破壊されてきたことは明らかです...全文を見る
○藤木委員 さきの第九回の世界湖沼会議でも、ブラックバスの捕食量に関する実験的研究や琵琶湖及びその周辺の水域におけるブルーギルの生態などが研究報告されております。  この報告では、十六・五センチメートル程度のブラックバスが一年間にメダカを捕食する量は約一千三百尾と試算されており...全文を見る
○藤木委員 確かにここは内湖になっておりますけれども、石積み護岸をつくっているということは、非常にブルーギルにとっては生息環境が適しているというふうに言われております。  新生物多様性国家戦略の「水産動植物の保護のための移入種対策」でも、ブラックバス、ブルーギルといった外来種は...全文を見る
○藤木委員 ぜひ、宣伝効果だけではなくて、実質的な、実のある取り組みをしていただきたいと思いますね。  次に、船舶のバラスト水排水での移入種問題について伺いたいと思います。  外来種の出現で、その海域にもともとすんでいた生物環境が脅かされたり、生態系そのものへの影響を与えてお...全文を見る
○藤木委員 私、今申し上げたのは、それもそうなんですけれども、日本の海域での確認調査、それから予防の対策を実施する必要があるだろうということを申し上げているわけですが、それは研究課題の中に入っておりますね。
○藤木委員 時間が参りましたので最後にいたしますが、バラスト水規制については、九七年のIMO総会でバラスト水の規制及び管理に関するガイドラインが採択されていまして、有害海洋生物及び病原体の伝播を最小化するために、バラスト水を洋上で交換するということを決めております。既にオーストラ...全文を見る
○藤木委員 終わります。
○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、鳥獣保護法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  九九年の改正で導入された特定鳥獣保護管理計画制度は、地方自治体での鳥獣保護の体制が十分に進まないままに、増加している野生鳥獣の個体数調整に偏った計画が先行しています。そして...全文を見る
07月16日第154回国会 衆議院 環境委員会 第21号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、前回も今回も取り上げられましたけれども、青森、岩手県境での産廃不法投棄対策について、私も実は現場を見てまいりましたので、政府の対応についてお伺いをしたいというふうに思います。  青森県田子町と岩手県二戸市にまたがる県...全文を見る
○藤木委員 今の御答弁にもありましたけれども、三栄化学については、九六年行政処分がなされたわけですが、それまでに公式に明らかになっているだけでも三度ほど住民から苦情が寄せられ、違法搬入、不法投棄が問題となっておりました。しかし、九七年以降の監視パトロールあるいは立入調査をしており...全文を見る
○藤木委員 ところが、盛岡地裁の判決文でも、今おっしゃいましたけれども、縣南衛生は、九七年十二月に実は七億円余りの資金を投下いたしまして設置許可を受けたプラントでRDFを製造していました。ところが九八年四月ごろ、ダイオキシン問題に起因して、RDFを固形化燃料として商品化することを...全文を見る
○藤木委員 それはおかしいですよ。立入検査をするという場合は、周りを固めて、一体どういうものをどこから搬入しているのかという調べをつけて、それがそこにないということが不思議だということも指摘しなければならないんじゃありませんか。  では、その場合、県は野積みにされたのは見たとい...全文を見る
○藤木委員 それでは、国が実際にこの様態について把握をされたのはいつだったんでしょうか。
○藤木委員 この不法投棄されたRDFは、さきに挙げた約八十二万立米の一部に確かにすぎません。しかし、その他の産廃の不法投棄も徹底的に解明する必要がございます。  青森県側には、このRDF以外に焼却灰、堆肥、汚泥などの不法投棄がございまして、現場全体が揮発性有機塩素化合物での汚染...全文を見る
○藤木委員 そのとおりですね。言い逃れをされたら言い逃れられるというようなことではだめです。  縣南衛生は七六年、燃え殻、汚泥など十二種類の産業廃棄物収集運搬業の許可をとっております。翌年七七年には、廃油、汚泥、廃プラなどを焼却する産業廃棄物処分業の許可もとっております。さらに...全文を見る
○藤木委員 次に、不法投棄の現場では、青森県側が現場全体でベンゼン、ジクロロメタンで汚染をされておりまして、一部で非常に高濃度のダイオキシン類が検出されています。今のところ、汚染は現場内にとどまっているのではないかということでございました。  ただし、田子町では、以前上水道水源...全文を見る
○藤木委員 青森県は、遮水壁などでの封じ込めによる汚染拡散防止対策は先行的に実施していくということが必要不可欠だ、こう主張しているんですね。  ところが、日本科学者会議青森支部の現地調査によりますと、現地が浸出水の地下浸透が容易な火山灰土壌の堆積地であるということをとっても、は...全文を見る
○藤木委員 次に、不法投棄の責任問題です。費用負担の問題ですね。  不法投棄の責任は、当然、共謀した三栄化学と縣南衛生にあることは明らかです。そして、そういう違法行為をするような産廃業者に委託をした排出事業者の責任、そして、そのような産廃業者に業や施設の許可を与えながら監督、監...全文を見る
○藤木委員 排出事業者の責任を問うというのは、これはもう当然のことであります。  今大臣は、国は何の責任もないけれども、よその県からも入っていったごみでもあるし、その業者だけではなくて、他府県にも何かの支援策を求めるかのようにとれるような御答弁をされたように私は思うんですけれど...全文を見る
○藤木委員 今御答弁がございましたように、各都道府県の広域化計画におけるRDF化の状況は、広域化計画を策定している百二ブロックのうち、既にRDF化をしているのが十三ブロック、RDF化計画を持っているのは四十一ブロック、また、RDF化を選択肢として検討しているというのは四十八ブロッ...全文を見る
○藤木委員 それがやはり問題だと思うんですね。  一般廃棄物は、国の施策で、補助事業でもあるし、そこまでの網をかけた。しかし、産廃については実際には野放しなんですよ。この制度は活用できるわけですよ。業者の責任といいますけれども、その責任をきちんと追及できる、そういうシステムをつ...全文を見る
○藤木委員 全く勧めたことがないからうちの責任ではないんだというようなことでは済まない問題なんですよね。起こったことには、やはり国として責任を問うという立場が大事だというふうに私は思います。  それから、九八年度以降、RDF化施設の国庫補助対象事業数というのは急増したというのは...全文を見る
○藤木委員 悪用を防止できないような法律では困るんですね。  それで、前回の質問者に対して大木大臣は、現地にも行ってみたい、このようにおっしゃっていましたけれども、もういらっしゃったんでしょうか。
○藤木委員 私は、国にも大きな責任があるのだというその立場で、その目でぜひ現地に行っていただきたい。できるだけ早い時期に行っていただいて、そして今、現地も非常に困っているわけですから、いろいろな合同会議に環境省としても入っているということでございますけれども、積極的に責任を果たす...全文を見る
11月08日第155回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。どうかよろしくお願いをいたします。  まず最初に、東京の大気汚染公害訴訟の控訴をされたということに対して、私は非常に遺憾だという意を表明させていただき、ぜひお取り下げをいただきたいという私の意思をまず最初に表明させていただきたいとい...全文を見る
○藤木委員 しかし、自分たちの果たさなければならない責任をまず果たして、その姿勢を示すということが大事だと思いますね。  ベネズエラの代表も、議定書は発効せず、先進国の排出はふえている、一三年以降の話をするなど非常識、このように訴えております。これは、途上国は排出削減義務を負わ...全文を見る
○藤木委員 また、デリー宣言では、再生可能エネルギー源の割合をふやすことを目指すということが最終的に盛り込まれましたけれども、数値目標や期限が明記されませんでした。  再生可能エネルギー問題では、九月の環境開発サミットで、石油などの化石燃料への依存を減らし、再生可能なエネルギー...全文を見る
○藤木委員 結局、数値抜きで、再生可能エネルギーの比率を相当程度増加させるため切迫感を持って行動する、こういう文言が入って合意したということでございました。  この交渉の過程で、アメリカとともに日本政府が数値目標の設定に反対したということは私は重大だと思います。当時の大木大臣は...全文を見る
○藤木委員 しかし、日本の目標はもういかにも消極的であります。  この際、再生可能エネルギーについて、少し立ち入ってお聞きをしたいと思うのですが、政府の新エネルギーの二〇一〇年目標では、原油換算で太陽光百十八万キロリットル、風力発電百三十四万キロリットル、これに対して廃棄物発電...全文を見る
○藤木委員 そういうことを申し上げているんじゃないんです。法律に書いていないからできないわけではありません。これは協議会の要望ですから、ぜひ検討していただきたいということを強く申し上げておきたいというふうに思います。  それから次に、ちょっとインフラのことも伺いたかったんですが...全文を見る
○藤木委員 久居市の場合は、実に熱心な研究者の方がいらっしゃいまして、長年にわたって研究しておられたということが事故なく過ぎているというようなことでしたけれども、そういう個人の力量に頼るのではなくて、やはり助成を強化していただきたいということを重ねて申し上げたいと思います。  ...全文を見る
○藤木委員 再生可能エネルギーの風力発電も大いに促進しないといけないわけですから、やはり整合性のとれたガイドラインというのをぜひ御検討いただきたいというふうに思います。  これまでいろいろ議論してまいりましたけれども、三%という再生可能エネルギーの目標も低いと私思いますけれども...全文を見る
11月12日第155回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  早速、自然再生推進法案に対する質疑を行いたいと思います。  まず、むだと環境破壊の公共事業に対する批判、これが高まっている中で、政府は各種の事業実施法への環境配慮規定を新設してまいりました。近自然型工法の採用あるいは時のアセス...全文を見る
○藤木委員 自然再生というのは、むだな公共事業の乱開発で自然破壊をやったということの反省の中から生まれてくるものだと思うわけですね。ですから、まずは残された自然を保全することが最重要な課題だと思うわけです。自然破壊の進行を防ぐ法制度の確立がまず必要であって、その上に立って、破壊を...全文を見る
○藤木委員 それでは、地球環境問題や生物多様性問題などが国際的にも国内的にも重視をされている中で、二〇〇一年七月の総理大臣主宰の二十一世紀「環(わ)の国」づくり会議報告が、自然再生型公共事業の推進を提言しております。そして、同年十二月の総合規制改革会議の答申でも、多様な主体による...全文を見る
○藤木委員 そこで、今回提案されている法案のモデルとされている自然再生事業ですが、既に釧路湿原で国土交通省、環境省の手で進められておりますけれども、私も先ごろ現地を見てまいりました。  釧路湿原では、直線化された釧路川を再蛇行させる事業を実施しようとしていますけれども、新たに河...全文を見る
○藤木委員 しかし、釧路湿原では、旧河道や従来からあった三日月沼などが周辺丘陵からわき水の流れ込みを受けるなどしておりまして、既に新たな生態系をつくっているわけですね。旧河道に再度川を切りかえれば自然再生になるという単純なものではないということは、現地のNGOからも指摘をされてい...全文を見る
○藤木委員 釧路湿原での問題は、農地化などの実は集水域での開発、これが湿原への土砂の流入を激しくしておりまして、湿原破壊の原因になっていることは明らかです。ですから、土砂の流入による乾燥化の対策、これは中小河川や土砂の排出の源となっている丘陵地域の保全対策を具体化するのが蛇行化よ...全文を見る
○藤木委員 さらに、今回の法案では、実施者が、自然再生基本方針の自然再生事業実施計画の作成に関する基本的事項に基づいた自然再生事業だと主張するならば、その自然再生事業が何らの許認可にも服さず、事業ができてしまうという仕組みになっております。これでは、他の事業との公平性、客観性が保...全文を見る
○藤木委員 制度の枠組みとしては、基本方針の案を環境大臣が作成すること、事業の構想、実施計画作成段階から住民やNPO、自治体などによる協議が義務づけられていることなど、従来の公共事業実施官庁が一方的に計画を決めて事業を実施してきた仕組みと異なっていることはそのとおりです。しかし、...全文を見る
○藤木委員 さらに、今回の法案では、地域住民やNPOなどが入った協議会でボトムアップ型で事業を進めるとしていますけれども、法案の作成自体が、広く自然保護団体の意見を聞いてつくるということではなくて、極めて一方的に示されたものでした。ですから、これまで失われた地域の自然再生に固有の...全文を見る
○藤木委員 しかし、私が見てまいりました釧路湿原の自然再生事業でも、十二年以上も釧路湿原の生態系保護を目指しているナショナルトラスト団体が、これまでの活動を阻害されかねない状況がございました。  この団体は、NPO法人トラストサルン釧路という、地域的活動を進めている民間団体の中...全文を見る
○藤木委員 七月十七日の第二回実務会合で配付された環境省の自然再生調査・事業の全体像という資料を拝見いたしました。達古武沼周辺調査は、トラストサルン釧路の気楽な提案をしてもらったらいい、そういうことで、その後に、専門家や検討委員会の委員長が理事長になっている北海道環境財団によって...全文を見る
○藤木委員 思いはそうでなくても、システムができていなければ、こういった事態が起こるわけです。  また、関東弁護士会連合会公害対策・環境保全委員会の意見書によりますと、茨城県が、湖沼法に基づく霞ケ浦水質保全計画に関連し、九七年から二〇〇一年までに市民団体に委託した事業は合計二十...全文を見る
○藤木委員 今回の法案では、事業の実施について何ら具体的規定もありません。それぞれの事業法に基づいて実施されることになるわけです。ですから、本当に良好な自然環境の再生になるのか、事業を通じて新たな環境破壊が起こらないのかということについて、何の保証もありません。  また、法律上...全文を見る
○藤木委員 これまで私は、今回の法案について、見過ごすことができないと思う重大な問題点についてのみお伺いをしてまいりました。それぞれの思いはお述べになられましたけれども、とても十分な納得を得る答弁にはなっておりません。このような重要な制度について、公聴会だとかあるいは現場を視察す...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは本当に朝早くから私たち委員会の審議に御協力をいただきまして、本当にありがとうございます。  私は、この法律、ボトムアップだということが非常に大宣伝されておりまして、確かに枠組みは今までないNPOの参加だとか住民の参加だ...全文を見る
○藤木委員 ありがとうございました。  北海道の釧路で今行われている事業なんですけれども、あの釧路川の上流で農地の工事をやっていますでしょう。防災工事ということでやっていますでしょう。あれは結局、どんどん下へ砂を吐き出す工事なんですよ。下は、その砂を流したらいけないから、緩やか...全文を見る
11月18日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第8号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子です。  私は、日本共産党を代表して、独立行政法人国民生活センター法案等特殊法人等改革関連四十六法案すべてに反対の討論を行います。  すべてに反対する最大の理由は、今回の特殊法人改革の多くが看板のつけかえにすぎず、改革の名に値しないものだからで...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、議題となっています自然再生推進法案に対する修正案の趣旨を説明いたします。  修正案は、既にお手元に配付されておりますので、詳細な説明は省かせていただきます。  議員提案による自然再生推進法案は、肝心の事業箇所の選定が国土交通省や農林水産...全文を見る
○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、自然再生推進法案に反対の討論を行います。  今最も大事なことは、過去に自然環境を破壊した公共事業の反省に立って、法案の理念として、残されている自然環境の破壊を極力防止することです。また、自然環境の復元は、自然の復元の障害となっている施設等...全文を見る
11月27日第155回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  阪神・淡路大震災から間もなく丸八年を迎えようとしております。私は兵庫県出身でございますから毎週地元に帰っているわけですけれども、しかし、先日改めて、災害復興公営住宅に住んでいらっしゃる方、また復興支援工場で仕事をしておられる業者...全文を見る
○藤木委員 今の数字は大分前の数字のようにおっしゃいましたけれども、私その後に、実は芸予地震被害者の会の方に案内していただいて、被災現地を見て歩いてまいりました。被災者のお話を伺ってもきたわけですけれども、行く前に、国土交通省の担当課からもお伺いをして行ったんです。そのときは、民...全文を見る
○藤木委員 大臣に本当は放置しておきませんと答えていただきたかったんですが、今のお話で、放置していないんだ、事業はやっているんだということですけれども、とんでもないことだと思いますよ。  特例措置について随分自慢げにおっしゃいますけれども、自分の所有する土地を寄附する、そういう...全文を見る
○藤木委員 それは違います。確かに広島の呉は、被害が拡大するおそれがあると言っていますよ。所有者の補修に限界がある、能力がないと、二番目にそう言っているんですよ。三つ目には、緊急の対策をしないと被害がもっと広がって危険だ、その要件を出しております。そしてもう一つが、先ほども言った...全文を見る
○藤木委員 これまで、一定規模以上の災害後の復旧に当たって移転を伴う際に、被災者に対して代替の土地だとか住宅、公営住宅などへの支援などについて、呉市のように公営住宅に無償で入居できるのは一年間に限定する、こういうやり方をやって、融資制度がある以外はほとんど何も支援がない、こんな乱...全文を見る
○藤木委員 ですから、補償があるわけですよね。呉市は三年前にも集中豪雨で土砂災害が起こって、とうとい人命が奪われております。市のうち、二十万人の人口の中で実に八万人がこの危険がけ地と言われる急傾斜地に住んでいらっしゃるわけですよ。これは結局、国策でそこに住まざるを得なくなったとい...全文を見る
○藤木委員 その特例措置で危険がなくなったわけではないんです。自治体の判断は、国の責任で復旧を実施することと、行政が主体的に人工擁壁の補修に関与する制度が必要だ、こう言っていたわけですから。だから、自治体のこの当然の判断をゆがめたのは国ではないのかということを私、申し上げているわ...全文を見る
○藤木委員 法律の理解を聞いたんじゃないんです。  しかし、先ほども大臣がおっしゃいましたけれども、今御検討いただいていると言われた中央防災会議の今後の地震対策のあり方に関する専門調査会というのが七月の一日に報告を出しております。「今後の地震対策のあり方について」の三の基本戦略...全文を見る
○藤木委員 もう時間が終わりましたから質問はいたしませんけれども、私は、とにかく実態を、大臣、三宅はお行きになったということを伺いましたけれども、この芸予もぜひ足を運んで見ていただきたいと思うんです。被災者の方の声を実際に聞いて、大臣ですから、実態がどうなのかということをたなごこ...全文を見る
12月06日第155回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○藤木委員 きょうは、本年七月十七日に当委員会が調査を行いました尾瀬沼にある有名な長蔵小屋の不法投棄問題等、自然公園内でのごみの不法投棄問題について質問をいたします。  自然保護の象徴的な存在として知られる長蔵小屋は、自然公園法に基づいて環境大臣から認可を受けて公園事業を執行し...全文を見る
○藤木委員 だから、求めていないわけですよね。  ところが、さらに、それから四カ月ほどたった二〇〇一年の九月に再び通報が寄せられております。このときも長蔵小屋側に問い合わせたけれども、そういう事実はないと否定をされて、それらしき場所を掘ったそうですけれども、見つからなかったとい...全文を見る
○藤木委員 結局、環境省は適正処理を行う確認書に署名を求めたといったことだけであって、別館建てかえの承認の際の条件不履行の責任について、何のおとがめもない、責任を問わないということだったんではありませんか。  ところで、ことし二月の六日、さらに建築廃材約二百キロを発見しておりま...全文を見る
○藤木委員 民間の保護団体が、資格がないよというような怒りをぶつけているのに対して、環境省の対応というのは極めて生ぬるいというか、結局何もしなかったということではなかったのでしょうか。  いよいよ、福島県警などの本格的調査が雪解けを待って始まりました。五月十四日から十六日にかけ...全文を見る
○藤木委員 不法投棄が行われているかどうかというのは、さきに私指摘いたしましたように、ヘリコプターで搬出したことを証明する伝票を提示させることでも判明できたはずですし、また、別館建てかえ申請を承認する際の条件不履行が判明したその時点での処分も行っていないんですね。  私は、その...全文を見る
○藤木委員 今の御答弁、おかしいですね。事業者が発見したんですか。なぜわかったのかと私は伺っているんです。わざわざ掘り返す必要があったんですか。なぜわかったんですか。
○藤木委員 確かにそうなんですよ。群馬県はこれまでの公共事業洗い直しということで点検を行う、チェックを始めたということがそのきっかけなんですね。  今言われた通知ですね、尾瀬の教訓からおつくりになったのだと思います。私もいただいて見ましたら、随分詳しく指示しているわけですね。二...全文を見る
○藤木委員 さらなる体制の強化はぜひ進めていただきたいと思います。  環境省が過去五年間に整備、建てかえなどを行ったのは一体何件、何カ所あるのかということを伺ったんですけれども、これはどうも集計ができないということでございました。そこで、知り得る範囲ということで、少なくとも整備...全文を見る
○藤木委員 長蔵小屋の場合は、不法投棄をしたということを目撃したという方からの通報で後に判明していくことになるわけですね。肩ノ小屋、山の鼻ビジターセンター付近のトイレの場合は、群馬県が過去の事業をチェックするということで明らかになったわけです。長蔵小屋の教訓から群馬県はその必要性...全文を見る
○藤木委員 山岳地帯はそういう特別な問題が確かにありますけれども、そうでないところでも、安易に考えれば、事業の料金が安くつくわけですよね、現場に埋めてしまうということをやっちゃうと。ですから、絶対にないということは言えないわけですよ。これまでの事業だって、報告書をちゃんと提出させ...全文を見る
○藤木委員 それをぜひやっていただきたいと思いますが、そのおっしゃったことが本当に履行できるかどうかは、体制が整わないとこれはなかなか困難なことであろうというふうに思うわけですね。  環境省がみずからの直轄事業に対してそのような責任を負うという立場をとってこそ、先ほど局長は、全...全文を見る