西田昌司
にしだしょうじ
選挙区(京都府)選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月18日 | 第183回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○西田昌司君 自民党の西田でございます。 安倍総理、総理就任おめでとうございます。また、御苦労さまでございます。 先ほどからずっと閣僚の皆さん方の答弁を見ていまして、本当に頼もしく、私も政権交代の実感をしているわけでございます。今日は野党ではなくて与党の立場から安倍総理に...全文を見る |
○西田昌司君 今、その支援の結果は後でまた言います。ところが、まず、元々このJALの再生については、民主党政権が替わったときにJALタスクフォースという、前原大臣の下でJALにこれつくらせたんですね。そこが提言している内容とは随分違うんですよ。それを、その提言の内容となぜ違う内容...全文を見る | ||
○西田昌司君 タスクフォースは、機構法、機構を持ってくるというような話も出ていましたけれども、そもそも私的整理なんですよ。そして、こういう再上場のスキームじゃないんです。 今日は、元のこのJALタスクフォースの代表者であった高木先生、参考人に来ていただいています。今政府側から...全文を見る | ||
○西田昌司君 今、JALタスクフォースの提言と違うことを実際には彼らがやったんですね、企業再生支援機構が。このやり方は、元々法的にもおかしかったし、それから国民に過大な負担、債権者に対しても果断な損切りを押し付けたと、そして、最後は競争環境もおかしくしたというふうに私は思っている...全文を見る | ||
○西田昌司君 元々この企業再生支援機構を使うこと自体が違法ではなかったですか。 | ||
○西田昌司君 ありがとうございます。 ちなみに、高木参考人は元裁判官、弁護士、法曹の専門家であります。 それで、そのタスクフォースが言ったのは私的整理なんですよ。なぜ法的整理じゃなくて私的整理を提言されたんですか。 | ||
○西田昌司君 いや、私が聞いているのは、法的整理よりも私的整理の方が要するに国民負担が少ないということじゃなかったですか。 | ||
○西田昌司君 こういういい提案をされていたんですが、実はされなかった。そして、再上場ということを念頭に置いてやって何が起こったかというと、ここにありますが、(資料提示)まず、資料一が公的支援の支援効果で、この有利子負債が一兆四千億だったのが、今は事実上、今JALはゼロです。それか...全文を見る | ||
○西田昌司君 まあ、そういうふうにかなり問題があったんですが、ここでもう一つ問題は、そもそもJALを再上場させましたけれども、本来ですと、企業再生支援機構のこの再生案の中にも書いてあるんですが、要はスポンサーを求めて誰かにやってもらうというのが一番目的ですから、最後、再上場するこ...全文を見る | ||
○西田昌司君 私が聞いているのは、なぜANAにそのときに株を持ちませんかと言わなかったのかと聞いているんです。 | ||
○西田昌司君 そんなでたらめ言っちゃ駄目ですよ。ANAの方に何の話もしないでこれをやっているんですよ。 大体、私はこの問題を前の参議院のときにもやっているんです、国交委員会で。そのときに彼らは、機構の人間はこう言ったんですよ。要は、いわゆるJALとANAとが一緒になっちゃうと...全文を見る | ||
○西田昌司君 それで、公取として、今現在のこの状況、競争環境がおかしくゆがんでいるんですけど、問題あると思いませんか。 | ||
○西田昌司君 これ、とんでもない問題なんですよ。まさにこういう問題が、私はずっと上場前から指摘したんですよ。にもかかわらず、それを無視して上場したんですよ。しかも、私の誕生日の九月十九日に上場している。けしからぬ。まあ、どうでもいいんですがね、それはね。 そこで、今でしたらこ...全文を見る | ||
○西田昌司君 大臣、今私が聞いておりますのは、そういうこともそうですけれども、要するに産業再生の新たなルール、こういう公平性を担保する、EUのガイドラインのようなものを作るべきではないかということなんです。 | ||
○西田昌司君 それから、国交大臣も、これ所管のJALがこういう形で再生されているんですけれども、この再生はやっぱりおかしいというふうに思われませんか。 | ||
○西田昌司君 実は、これだけじゃないんです、おかしいのは。これは、今、競争環境のおかしさは言いましたけれども、もっとおかしいのは、私は第二のリクルート事件じゃないかという指摘をしていますが、要するに、再上場するというこのスキームの中で、再上場直前に、第三者に、ある特定の八つの会社...全文を見る | ||
○西田昌司君 企業再生支援機構、審議官、審議官がいますよね。 | ||
○西田昌司君 イベントリスクなんて言っているんですけれども、要するに、三千五百億円を政府が入れました、機構が。その時点でもう債務超過は解消しています。そして、その後の決算ではもう一千八百億円からの利益を出しているんですよ。まさにお金要らないときに、イベントリスクがあるかもしれない...全文を見る | ||
○西田昌司君 それで、再上場になった、その直後に再上場になったときの金額は何ぼなんですか。 | ||
○西田昌司君 これは完全な、ですから私は、有利発行じゃないですか。これ有利発行になっちゃうと、そもそも金融庁、これはインサイダーですよ。それから、国税庁としてもそういうものについては課税しなくちゃならない。 これ事務方にちょっと聞きましょう。どうなるんですか。 | ||
○西田昌司君 こういうふうに、一般論ですが課税対象なんです、完全に。 そして、金融庁は今の法律の下ではインサイダーにならないと言っていますが、これは担当大臣として、麻生大臣、どうですか、これはおかしいと思いませんか。 | ||
○西田昌司君 それで、今、麻生大臣が直感的に思われるそのとおりですよ。 それで、問題は、これをちょっとこれからただしていかなきゃならないんですけれども、私は、もう一つちょっとびっくりするのは、今、この表を見てみてください。今、実際に誰が持っているかというあれなんですが、日本航...全文を見る | ||
○西田昌司君 そのとおりですね。ですから、外国人がどんどん持って議決権を行使して、社会インフラがなくなっちゃうと困るという話なんですね。 ところが、ANAもJALも同じように、これはそういう規定掛かるんですが、JALは今やっていますが、ANAはそれだけない、八・三、八%ぐらい...全文を見る | ||
○西田昌司君 まあ、麻生大臣はおかしいと思われるでしょう。 | ||
○西田昌司君 いや、本当に、麻生大臣のその直感のとおりだと思いますよ、これは。国民、納得できないです。 それから、そもそも、JALとANA、さっきちょっと経営力で比較しましたけれども、JALが圧倒的に強くなりましたね。その原因が、先ほど言いましたように、要するに過大な支援なん...全文を見る | ||
○西田昌司君 いや、私は、公的な支援と法的整理の二重支援は受けたことないというふうに聞いているんですが、違うんですか。 | ||
○西田昌司君 いや、甘利大臣。 | ||
○西田昌司君 そういうふうに、要するにお金を入れてこの会社更生法、二重取りしているところないんです。 そこで、麻生大臣に私もう一度お伺いしたいんですよ。こういうこと考えると、要するに本来担税力あるんです、JALの方は。ところが、今のままですと、一兆二千億円ぐらいの利益が累積す...全文を見る | ||
○西田昌司君 我が党でもこのことについては検討しておりますので、またしっかりこれは御検討いただきたいと思います。 それで、安倍総理、今までこの一連の話を聞いておられて、まさに民主党政権の一番良かった成果、唯一と言ってもいいけれども、彼らが自慢していたんですけれども、今更彼らの...全文を見る | ||
○西田昌司君 どうもありがとうございます。 それでは、続きまして、TPPについてお伺いします。 まず、安倍総理のTPPに関する基本的スタンスについて認識をお聞きしたいと思います。 | ||
○西田昌司君 それで、このごろ、聖域なき関税撤廃おっしゃるんですけれども、もちろんそれも大事ですけれども、いわゆる自民党は六条件言っていますよね。もちろんこれも考えられるということですよね。 | ||
○西田昌司君 そこで、そういう慎重な姿勢でやっていただくべきだと思うんですけれども、問題は、要するに農業関係者の方がTPPのデメリットを盛んに言われます。もちろん、農業関係は大変デメリットがあると思うんですけれども、そもそも私が分からないのは、TPPに入って何が得なんですかと、メ...全文を見る | ||
○西田昌司君 ちょっと事務局に事務的にお伺いしますが、そもそもTPPで十年間でどれぐらいのGDPが上がるかという話がありますが、どれぐらいGDPが増えると予想されているんですか。 | ||
○西田昌司君 これ、意外と少ないという私は印象なんですね。 そこで、もう一つちょっと聞きたいんですが、いわゆるアベノミクスですよ。安倍総理の誕生によりまして円高是正が進んできたと。随分これで企業の収益も改善されていると思うんですけれども、まだよく分かりませんが、今どれぐらいの...全文を見る | ||
○西田昌司君 ですから、アベノミクスで二・五%上がってくると予想、そしてTPPは十年間で〇・五%GDP上がると。もう十分、安倍総理の登場で経済は活性化しているんじゃないでしょうか。どうでしょう。 | ||
○西田昌司君 本当に安倍内閣の登場でとにかく経済的にはGDP成長しているんですよ。いいんです、これは。だから、是非どんどんアベノミクス、進めていただきたい。 ただ、私、一番疑問なのは、要は、いいことはどんどんやっていこう、これもいいんですけれども、果たしていいことになるのかと...全文を見る | ||
○西田昌司君 ちょっと質問の意図と違うところの話ですから、忘れましょう。 それで、要するに私が言いたいのは、安倍内閣の政策課題の一丁目一番地はデフレ脱却なんですよ。経済成長をやっていくのは内需による経済成長がメーンであって、これは要するに企業の、日本のGNIといいますか、配当...全文を見る | ||
○西田昌司君 与党ですのでこの程度でこれは終わって、ポスト円滑化法。まあ、あとは野党の人やってくださいね、どんどん。 それで、ポスト円滑化法なんですよ。麻生大臣、これ三月末で切れるんですけれども、これ全く影響ないでしょうか。 | ||
○西田昌司君 要は、期限が切れてもその要するに金融機関の対応は変わらないはずだと、こういうことですね。もう一度お願いします。 | ||
○西田昌司君 ありがとうございます。 それで、問題は、とはいうものの、五、六万社が転廃業が必要じゃないかという、そういう報告もあるんですね。そこで、そういう方々をどうするかということなんですが、時間がないのでもう言いますが、DDSという、要するに劣後債的な長期的な資本だという...全文を見る | ||
○西田昌司君 そういうふうに、簡単に言うと、催促なしのあるとき払いやったろうというんですよ。こんな有り難い制度ないんですけれども、しかしこれ、実際なかなかやっていないんです。まだできたところだということもありますが、しかし、それやらないのは、やっぱり銀行側にメリットないと、金融機...全文を見る | ||
○西田昌司君 これは非常にメリットがあると思いますね。ですから、是非これを進めていただきたいんです。 それで、国交大臣にちょっとお尋ねするんです。 これは、今金融庁側はこういう資本的なものとみなすという形の読替えをするんですけれども、これ実は公共事業等も、発注する審査、財...全文を見る | ||
○西田昌司君 ひとつ検討をお願いします。 もう時間がなくなっちゃったのでちょっと、もう突然飛びますが、佐藤正久政務官、おられますか。 アルジェリア事件見ましても分かりますように、邦人が海外で頑張っているんですが、もしものときにこの邦人輸送というのが非常に大事な課題だという...全文を見る | ||
○西田昌司君 しっかり頑張ってください。 丸川政務官、生活保護制度を見直して、まあ減額するという話なんですが、困窮者対策もしっかりやらなきゃならないと思うんですが、いかがでしょうか。 | ||
○西田昌司君 ありがとうございました。 森まさこ大臣と山本一太大臣にも質問あったんですが、時間が来ましたので、これで終わります。 ありがとうございました。 | ||
03月21日 | 第183回国会 参議院 財政金融委員会 第2号 議事録を見る | ○西田昌司君 自民党の西田でございます。 今、金子理事の質問を聞いていまして、ほとんど我が意を得たりというところがあったんですが、最後だけちょっと合わなくて、続きを引き受けさせていただきまして、引き続き麻生大臣に質問したいと思います。 それで、今、金子理事からもずっと質問...全文を見る |
○西田昌司君 非常に率直にお話をいただきました。 竹中さんの話が出たんですが、まさに私はこの二十年間のデフレの原因を考えると、要するに、麻生大臣が今おっしゃっていることをもう十年早くやっていれば良かったんです。 ところが、その十年前のときには、要するに違う人が主導権を握っ...全文を見る | ||
○西田昌司君 おっしゃるとおりだと思います。特に、サムスンの話をおっしゃいましたけれども、日本の企業の中にはサムスンになるのがいいみたいに思っている方がおられるんですが、これはとんでもない話でして、結局、韓国の国民は何も豊かになっていないと。韓国で物をつくっているだけで、一部の資...全文を見る | ||
○西田昌司君 ありがとうございます。 是非、そういう観点で安倍総理をサポートしていただいて、本当にせっかく今、期待が高いだけに、もしこれが期待外れの結果に終わっちゃうと、このしっぺ返しって物すごく大きいんですよね。ですから、今まだ実際には政策は何もしていませんから、これからす...全文を見る | ||
05月15日 | 第183回国会 参議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○西田昌司君 自民党の西田昌司です。 総理、実は私は、五月八日、一時間にわたって予算委員会でTPP、外交、安全保障の問題について質問する予定だったんですが、残念ながら例の川口委員長の解任騒動で質問ができなくなりました。今日は十分という限られた時間です。それで、国民の皆さんにも...全文を見る |
○西田昌司君 今総理がおっしゃったとおり、ちょっとここに私がまとめましたけれども、(資料提示)グローバルトレンド二〇三〇が示している世界観といいますのは、要するに、これから二〇三〇年までの間というのは過去の変革の時代と並ぶ非常に大きな変革の時代だと、その一番大きいのは要するにアメ...全文を見る | ||
○西田昌司君 今総理がおっしゃったように、TPPは中国を排除するものじゃもちろんないんですね。しかし、同時に日米のきずなが非常に大事であるとおっしゃっているんです。私もそう思うんですが、しかし、アメリカがこの中で言っているのは、要するに、排除するつもりもなければ、中国と協調してい...全文を見る | ||
○西田昌司君 今、安倍総理そういうふうにお話しになりまして、実は安倍総理が総理になられる前ですね、我々自民党の中でも、このTPPどう考えるのかというので総理ともお話をしたことがございます。 その中で、要は、日本は総理がおっしゃるように瑞穂の国で、強欲の資本主義を認めるものじゃ...全文を見る | ||
○西田昌司君 今、大事なことをお話しいただきまして、やはり、まず自分たちの国は自分たちで守っていくと、憲法改正の話も元はといえばそのところが一番大事なところだと思うんです。 それで、もう時間がなくなりましたので、最後に、ちょっと飛びますが、WTOの規定によって例の大店舗法とい...全文を見る | ||
○西田昌司君 終わります。 | ||
11月07日 | 第185回国会 参議院 財政金融委員会 第2号 議事録を見る | ○西田昌司君 自民党の西田昌司でございます。 麻生大臣に質問いたしますが、先ほど大塚委員からも質問がありまして、マネタリーベースを増やしていくけれども、なかなかそれが景気回復に直結するのかと。それに対して麻生大臣は、かつてそういうことあったけれども、あのときは財政出動をしなけ...全文を見る |
○西田昌司君 大変安心しました。やはり平成の高橋是清を目指して是非本当に頑張っていただきたい。ですから、財務省の財政制度審議会が言っているような話に惑わされることなく、しっかりと長期的な財政出動ができるように予算決めをこれからしていただきたいと思います。 そこで、今、麻生大臣...全文を見る | ||
○西田昌司君 今、麻生大臣がお話しになりましたように、法人税減税しても必ずしも景気に良くなるとは限らないと。もうそのとおりだと思うんです。 それで、我々自民党の税調でもそういう議論をしているんですけれども、政府の方がとにかくデフレ脱却するためにいろんなことを考えられるのはいい...全文を見る | ||
○西田昌司君 そういう問題意識で是非財務省でも検討していただきたいと思いますし、我々も自民党の税調でこの問題ちょっと議論したいと思っています。 そこで、この繰越欠損金の制度について関連するんですけれども、日本航空、JALの問題なんです。私は、この問題、度々問題点を掲げてきまし...全文を見る | ||
○西田昌司君 大臣も問題意識は持っているということだと思うんですね。 そこで、私はJALの問題は一つ個別のケースで言いましたけれども、別にJALをターゲットにしろと言っているんじゃないんです。要するに、今言いましたように、繰越欠損金制度は何であるんですかというと、これはそもそ...全文を見る | ||
○西田昌司君 もう終わりますが、要するに、しかし具体的にこれ調べますと、こういう形で影響を受けるところはあるのかと、私は何度も事務方に聞いているんですよ。あると思いますと言うけど、出てこないんですね。つまり、ないんですよ、実際のところは、これは。影響を与えるというのは、つまりこれ...全文を見る | ||
11月20日 | 第185回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第1号 議事録を見る | ○西田昌司君 両先生、どうもありがとうございました。 まず、私、青木先生に質問させていただきたいと思います。 今お話しいただきまして、要するに、今、デフレの一番の原因が需要不足であると、ですから需要をどうやって創造していくかと、単に財政、要するに金融緩和だけではお金は出て...全文を見る |
○西田昌司君 ありがとうございます。 私も全く同じ意見なんですが、それで、一つ問題は、要するに、一本目の矢と二本目の矢は、順番は多少違うんですが、取りあえず国債を出すことによって財政出動をできるようにしていったと、それを日銀が引き受けていってやっていこうという形なんですね。た...全文を見る | ||
○西田昌司君 ありがとうございました。 |