藤田幸久

ふじたゆきひさ



当選回数回

藤田幸久の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○藤田説明員 破綻した金融機関の経営者らの責任につきましては、ただいま、株式会社阪和銀行の頭取の特別背任罪、それから住専の一つであります日本ハウジングローン株式会社についての起訴について御指摘がございました。  これら以外の事件につきましても、検察当局は平成七年以降におきまして...全文を見る
○藤田説明員 大変恐縮でございますけれども、ただいまの御質問は、個別の具体的な事案についての御質問のように私ども受け取るわけでございまして、個別的な事案につきましては、やはり個別の事実関係、証拠関係ごとに判断をすべき事柄でございますので、一般的にはなかなか申し上げられない、一概に...全文を見る
○藤田説明員 失礼しました。  抽象的、一般的に申し上げますと、ある銀行についてこのような、今御指摘のような事態が起こったときにそれが一般的に怪しいと思うかどうか、こういうことにつきましては、一般的に、一概には申し上げられないと考えております。
○藤田説明員 一般論として申し上げますと、本来あるべき常識的な数字と、それから明らかになった数字とがそごがあるというようなことが明らかであるという場合には、そこに通常の疑念が生ずるであろうということは御指摘のとおりであろうかと思いますけれども、個別の事案にわたるというわけにはまい...全文を見る
02月13日第142回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○藤田(幸)委員 ただいま長野オリンピックが続いておりますが、私どもの心に大変感動を与えてくださっておられる方が、スピードスケートの清水さん、それから女子スキーの里谷さんといらっしゃいますが、もう一人、今回の長野オリンピックにおきまして、私どもに大変な感動を与えてくださっておりま...全文を見る
○藤田(幸)委員 長野オリンピックの最中にカナダのアクスワージー外相と小渕外務大臣がお会いになったということでございますが、最近のいろいろなレポートによりまして、アメリカのペンタゴンの関係者がヨーロッパのNATO諸国を回ってその批准をおくらせるようにというようなアプローチをしてい...全文を見る
○藤田(幸)委員 アメリカとの交渉において対人地雷に関して一つの問題は、在日米軍基地に備蓄をされておると言われる対人地雷の件だろうと思いますが、在日米軍基地というのは国連軍の基地でもございまして、国連の後方司令部が八カ国から構成をされているわけです。ということは、在日米軍基地にお...全文を見る
○藤田(幸)委員 多分今のは間違いだろうと思うのですが、国連軍の地位協定に在日米軍の地位協定が優先をするという解釈になっているのだろうと思いますが、それは、時間が迫っておりますから、ちょっと調べていただきたいと思います。  一方で、仮にその在日米軍基地に地雷があったといたします...全文を見る
○藤田(幸)委員 その国内法の整備とかいろいろな事柄について、私の方でできるだけ少し整理をお手伝いしたいと思っていろいろ申し上げましたので、なるべくその辺の整理をしていただいて、論点を明らかにして、調印が終わった後で、今まである意味では話しづらかったことも非常に話しやすくなってい...全文を見る
○藤田(幸)委員 国連の方は理解をされておるということですが、実際に近年、例えばドイツとかそれからアメリカの方も、こういった二重払い、額が日本ほど多かったかどうか存じておりませんけれども、例えばドイツの場合も、九四年に、恐らく詳細の方法論は違うかもしれませんが、廃止をしている。そ...全文を見る
○藤田(幸)委員 十一月二十日に外務省の方で依頼をされておられる邦人国際公務員の増強のための懇談会というものが、レポートを大臣自身に提出された。その際にも、中立を定めた憲章を侵してはならないというようなことがこの報告の中に出ているというふうに言っております。任務と職務を分けるから...全文を見る
○藤田(幸)委員 今のに関連して、国連で働く日本人が少ないということですが、もっと民間の方に門戸を開いたらどうかという気がするわけです。民間の、例えばNGOなりで働いている方にとりましては、例えば、この六百万円分の二重払いがなくても、普通の公務員あるいは民間企業並みの給与で国連で...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間がなくなってまいりましたので、イラクの問題に移らせていただきたいと思います。  けさ、八代議員、それから松沢議員の方からもイラクについての質問が出ておりました。先ほどの八代議員の質問の中にも、湾岸戦争そのものに一兆二千億円も使われてしまった、少し振り返って...全文を見る
○藤田(幸)委員 いや、そういうことではなく、例えば、私が調べた限りでは、湾岸戦争から湾岸戦争の停戦までの七カ月間に、日本と中東を往復した米軍関係の船舶は延べ百十三隻、それから湾岸に展開した五十七万人に近い米軍が使った、あるいは海軍と海兵隊のすべて、それから空軍の八〇%以上がやは...全文を見る
○藤田(幸)委員 今回、もし米軍が武力攻撃をした場合に、詳細はわからないと局長がおっしゃいましたが、実際には在日米軍基地に関連をしたいろいろな活動が始まると思いますPそういった状況というものは、いわゆる日本周辺地域における事態で日本の平和と安全に重要な影響を与える場合、つまり周辺...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間が参りましたので、その答弁、仮定の問題と申しますが、仮定の問題として、実際に武力攻撃が始まった際に、結果的に先ほどの八代議員の、財政支援ばかりではなくいろいろな形で日本がかかわってしまうということに関して、やはり仮定の問題というだけで済まされないという気がい...全文を見る
03月10日第142回国会 衆議院 本会議 第15号
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○藤田幸久君 私は、民友連を代表し、ただいま提案のありました平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案について、総理及び関係大臣に質問いたします。  後世の歴史家は、二度の世界大...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○藤田(幸)委員 外務大臣ほかに幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、カンボジア問題についてお聞きしたいど思いますが、最近、日本政府の方で、七月の総選挙実施に向けて、特にフン・セン首相、それからラナリット首相を含む各派の和解に向けて四つの提案をされて、ASEAN諸国...全文を見る
○藤田(幸)委員 フレンズ・オブ・カンボジアということは大変いいコンセプトだろうと思いますが、よき友達であるということは、やはり必要なことをはっきり物を申していくということも、よきフレンズの一つの要件かと思います。  けさの新聞にも、今週の土曜日にソン・サン党という新しい党がで...全文を見る
○藤田(幸)委員 外国から帰還をした政治家の安全ということがもう一つのポイントだろうと思いますが、例えば、つい最近もサム・レンシー国民党系の幹部がやはりテロに遭ったとか、それから、ついこの間ラナリット氏に対する裁判が行われましたが、その裁判に向かおうとしたフンシンペック系の軍の幹...全文を見る
○藤田(幸)委員 もう一つ、現政権がそういった力に頼る政策をとる一つの手段としまして、木材の伐採あるいは麻薬製造を認めるといった形で、いろいろな意味でそういった手段を所有しておるということが、これも大分前から知られていることでございます。  最近も、私自身が参加をしたシンポジウ...全文を見る
○藤田(幸)委員 これからそういったことを機会あるごとに、特に七月に向けて、それから現段階でやはりラナリット氏の帰国ということが重要なポイントとなっておる今のような時期に、そういったことをいろいろな機会に申し上げていただくということが重要ではないか。  それから、申し上げるだけ...全文を見る
○藤田(幸)委員 自由かつ公正な選挙のための四条件の一つが停戦であり、そして軍の統合ということになっておるわけですから、軍事費の手段として木材があって、しかもそれが大蔵省に歳入として入っていないということは、極めて直接的な因果関係があると思いますので、ぜひ、単なる申し入れではなく...全文を見る
○藤田(幸)委員 これもやはり最近の報道に引用されておりますが、いわゆる力を持っておりますフン・セン第二首相が、今度の選挙をフンタックと呼んでいるわけです。つまり、九三年の選挙はUNTAC、国連でしたUNTACでしたが、今度の選挙は自分の名前をもじってフンタックというふうに、HU...全文を見る
○藤田(幸)委員 私もそういうふうに期待をしたいとは思うわけですが、実際に、最近ちょっと調べてみた数字でございますけれども、例えばインフレ率は、九五年には二五%あったわけですが、それをピークに、最近極めて鋭いカーブで急落をし始めまして、昨年の後半からマイナスになっている、つまりデ...全文を見る
○藤田(幸)委員 それに関連しまして、一月の末だろうと思いますが、スイスの有名なダボスという会議で、中国側は切り下げはしないと豪語したわけです。たまたま同じ会議に日本の大蔵省の榊原財務官が行っておられて、榊原財務官に比べて中国の対応が非常によかったと新聞にも出ておりました。ところ...全文を見る
○藤田(幸)委員 信頼は確かに必要だろうと思いますが、一方、日本とすれば、もし切り下げが起こった場合の影響ということは、これは真剣に考えておく必要があると思います。もし、中国が切り下げを行った場合に、アジアのほかの国々もやはり通貨防衛に走って通貨切り下げ競争に陥るということは、こ...全文を見る
○藤田(幸)委員 ぜひ、そういう影響の大きいことでございますので、ほかの省庁とも連携の上、十分な対応を検討していただきたいと思います。  最後に、別の質問でございますけれども、米軍航空機の夜間離着陸訓練について一つ御質問したいと思います。  一月九日に、アメリカ側は、慣例を破...全文を見る
○藤田(幸)委員 実際にイラクにおきまして武力行使が行われた場合には、まさにそのインディペンデンスがかかわっておるわけですから、基地の駐留を認めている枠組みの中では、知るということが義務ではないといっても、例えば、戦闘機が日本から出撃をしてということでしたら別ですけれども、インデ...全文を見る
03月17日第142回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○藤田(幸)委員 大蔵大臣に質問をさせていただきます。  三十兆円の公的資金投入が決まったわけでございますが、どうも、不良債権処理を先送りにして、銀行の経営内容とか経営者の責任といったものにふたをして決定がなされて、国民の税金が投入されようとしているという強い不信を国民の中に抱...全文を見る
○藤田(幸)委員 その考査等も踏まえて、現時点では異常がないということだそうですが、その根拠を示してほしいと思います。
○藤田(幸)委員 はっきりおっしゃらないので、今委員会の了解を得て配付をいたしました資料について御質問したいと思いますが、この一番上に出ております資料は琉球銀行の本年一月の資料でございます。  この下の方に不良債権の状況という表がございますが、実はこのAプラスBというのが、つま...全文を見る
○藤田(幸)委員 個別の銀行のことなので答えができないということでしたけれども、一月八日の記者会見で大丈夫だと琉球銀行を言っているということは、まさに個別の銀行について大丈夫だというふうにはっきりおっしゃっているんじゃないですか。  この新聞記事を読みましても、個別の銀行に対し...全文を見る
○藤田(幸)委員 ということは、その検査をした段階で、今この琉銀の内部資料がございますけれども、単に数%数字が違うということではなく、例えば、公表不良債権額と、ここに出ております平成九年九月のA、B、C、D、Eというのは三千六百九十八億円ということですから、七倍近い差が出ているわ...全文を見る
○藤田(幸)委員 その三と四に入っていないという形で実はこの分類を逃げているんだろうと思うんです。つまり、二分類の中にあっても、このきょうの琉球銀行の資料で明らかになっているように、Dの部分ですね、元本返済猶予、リスケ債権というものを公表の不良債権の中に入れない形で、つまり一、二...全文を見る
○藤田(幸)委員 そうすると、これから不良債権の開示のスタンダードにSECのような基準を、ほかの銀行も含めて適用していくということですか、最初のお答えですが。
○藤田(幸)委員 もし例えばこの内部資料というものが公表されたとしまして、これでも大蔵省の方は、琉球銀行は間違いないというふうに、一緒に記者会見して問題ないというふうにおっしゃっていたんですか。  つまり、今いろいろと不良債権の解釈について、二分類が云々とおっしゃっていましたが...全文を見る
○藤田(幸)委員 まさにこの銀行自身の自己査定の根拠になっているのがこの資料じゃないかと思いますし、それから、その自己査定と大蔵省の検査、日銀考査等々の内容がずれていたんでは、検査は何をやっていたのかということになるわけです。  それで、一月八日の時点という形で逃げておられます...全文を見る
○藤田(幸)委員 ですが、この琉球銀行の資料は、大蔵省に提出してある資料の一部だろうと思いますよ。大蔵省の方で知らなかったんですか、この資料は。
○藤田(幸)委員 ここで出ている数字というのは、つまり、琉球銀行そのものがちゃんと不良債権の状況というふうに銘打って書いてあるわけですね。それで、右側にA、B、C、D、Eというふうに書いてあるわけですけれども。  それから、先ほど、不良債権そのものが必ずしも損失でないという話が...全文を見る
○藤田(幸)委員 公認会計士と、それからハイリスク・ハイリターンというような感覚でやっているならば、日銀と大蔵省の人がわざわざ立ち会って、大丈夫だというようなことを言わずに済むわけです。それをあえてこういう形で、新聞にも出ておりますけれども、日本全体の金融システムに対する悪質な挑...全文を見る
○藤田(幸)委員 しかしながら、この資料というのは、銀行の方からの報告の中にある資料でございます。そうしますと、実際に不安をあおるということは、実態を開示せずに、実態にかけ離れたいわば確約をしてしまう、オーソライズをしてしまうということの方が、結果的には混乱を起こす状況が多いんじ...全文を見る
○藤田(幸)委員 その検査報告書ですけれども、先日来大蔵委員会において、第一勧業銀行ほか四行の検査報告書を全面的に開示するようにということで、閲覧の話で進んでおりますけれども、結局、その閲覧の中で一番重要なところに墨を入れて塗りつぶしてしまうというような形で、今とまっておるようで...全文を見る
○藤田(幸)委員 拓銀の話が出ましたけれども、先ほど来御質問しておりますけれども、結局、拓銀の場合も、主要二十行は絶対につぶさないというふうに政府の方で言ってきたにもかかわらず、破綻をしておるわけです。  それと、きょうたまたま琉球銀行の件についてお話をしておりますけれども、結...全文を見る
○藤田(幸)委員 ということは、自己査定が琉球銀行の方から出てくる、それで例えば債務超過ということになった場合には、来年三月まで特例措置として業務改善計画を提出されるということになっておりますけれども、そういったことに関して、やはり大蔵省の方でそういった対応をするということでしょ...全文を見る
○藤田(幸)委員 いわゆる大蔵省の検査、それから日銀考査、それから今話に出ています自己査定、この三つの比較、あるいはその整合性というものをはっきりと示していただかないと、結局、こういった形で大蔵省あるいは日銀の方で大丈夫だというふうに言ってきたことの根拠がまるでないと思うのです。...全文を見る
○藤田(幸)委員 失礼、予算委員会。
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。
03月20日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○藤田(幸)委員 住専法案につきましてまず申し上げたいと思いますけれども、この住専の不良債権処理をめぐって公的資金の投入の是非について大論争になったわけですが、その後、きょうもいらっしゃっております中坊公平さんが率いる住宅金融債権管理機構が徹底した回収を進めて大きな効果を上げてお...全文を見る
○藤田(幸)委員 この不良債権の問題というのは非常に重要でございまして、実は最近も、大蔵省の方で開示していなかった検査報告書の一部が開示されたわけですが、きのうもその肝心の部分が閲覧に当たってほとんど塗りつぶされていたということがわかっておるわけです。  その最近の事実関係で明...全文を見る
○藤田(幸)委員 リスケ債権について、特に中坊さんから御意見をいただきたいと思います。
○藤田(幸)委員 通常管理を要すればということを前回もそれから今回もおっしゃったわけですけれども、私も、確かに中小企業で健全に経営をされておられる企業については、それはそのとおりだろうと思いますが、実際にたまたまこの銀行の場合に、不良債権としてこれだけ出しておる一つの理由は、たま...全文を見る
○藤田(幸)委員 ただ、個々の銀行に云々という話がありましたが、実際に日本銀行の現地の支店長とか大蔵省の出向しております財務部長が不安はないというようなことをこの間もおっしゃっておられたわけですけれども、逆に言いますと、そういう不安がある場合に、それを客観的に証明するような根拠を...全文を見る
○藤田(幸)委員 公認会計士の話を前回もきょうもされますけれども、償却に関しては公認会計士がかかわると思いますけれども、不良債権の額の大きさについては公認会計士の問題ではないと思うのです。  それから、マル、バツは行政として言うべきではないとおっしゃいますが、実際に一緒に記者会...全文を見る
○藤田(幸)委員 昨年の九月の数字でいいますと、琉球銀行自身が不良債権と称しております額、つまり一枚目の紙の一番右側の下から五列目の数字でございますけれども、三千六百九十八億円という数字が出ております。これは、この銀行の総資産の三〇%ぐらいになるわけです。拓銀の場合にはたしか二五...全文を見る
○藤田(幸)委員 三〇%以上だということについて……
○藤田(幸)委員 では、中坊さんの後にもう一回伺います。
○藤田(幸)委員 先ほどの質問で、山口局長の方で、例えばこの銀行の場合に資産の三〇%が不良債権、これはやはり拓銀以上のものだろう、それで、こういう中でここに出ているものが必ずしも回収不能ではないというような言い方、それからリスク管理が適当であればというような言い方をされておられま...全文を見る
○藤田(幸)委員 ただ、実際に、この前も大蔵省の方で一緒に記者会見をしたり、それからいわゆるこの二分類あるいはリスケ債権のものが実際に回収不能とは思わないというふうにおっしゃっているわけですけれども、では、逆にこれだけの数字を覆す根拠を与えなければその説明が成立しないんじゃないで...全文を見る
○藤田(幸)委員 はい。  また、今公認会計士のことをおっしゃいましたが、自己査定の基本がこの資料でございますし、それから、預金者不安をとおっしゃいましたけれども、実際にこの共同記者会見をした後で株価が上がっているわけですね。ですから、結局そういう形で実態とかけ離れた形で株価を...全文を見る
04月07日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○藤田(幸)委員 短い時間でございますので、民主党の藤田幸久でございますが、要領よく御答弁をいただきたいと思います。せっかくお越しいただいておりますので、できるだけ各行の頭取の方に御答弁をいただきたいと思いますので、質問に応じて割り振ってお答えをいただきたいと思います。  資料...全文を見る
○藤田(幸)委員 例えば、昨年小渕派のパーティーというのが随分新聞等で報道されました。それから、聞くところによりますと、四月の二十日ですか、再来週でしょうか、梶山静六議員のパーティーが予定されておる。それで、随分そのパーティー券、そういった銀行に対しても要請が出ているというような...全文を見る
○藤田(幸)委員 今お聞きをいたしまして、たしか橋本総理の方でもこの銀行関係から献金を受け取るというのを自粛するというお話がございましたが、こういった時節にもかかわらず、実はある程度のパーティー券あるいはその献金等の実態があるということがわかったわけでございます。  それから、...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、東京三菱銀行の場合はいかがでございますでしょうか。
○藤田(幸)委員 結局、今、きょうの本会議でもいろいろな議員の方の質問の中にございましたけれども、貸し渋りの問題にしましても、企業倒産の問題にいたしましても、それからいろいろな自殺も随分相次いでおる、そしてその公的資金を得ているというような時期に、国民の目から見ますと、こういった...全文を見る
○藤田(幸)委員 またこの点について、時間があれば戻ってまいりたいと思います。  二枚目の資料でございますが、公的資金の投入額と配当の関係が出ております。  これによりますと、右側に配当の流出比率というものが出ております。二五・二%とか一九・九%とかいうふうになっておりますけ...全文を見る
○藤田(幸)委員 同じ質問につきまして、それでは富士銀行頭取、お願いいたします。
○藤田(幸)委員 適正な金利を払っておるというだけでは済まされない。つまり、今回の公的資金導入に関しましても、いわゆるシステムの維持ということと同時に貸し渋り対策というようなことがあるわけでございます。  そうしますと、先ほども本会議等でも出ておりますような経済状況の中で、単に...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間がありませんので別の質問に移りますが、今までは、やはり株主の会社、株主の銀行というよりも、むしろ従業員及び経営者による経営であった、そしてそれが護送船団方式と言われるような行政の庇護のもとでの経営であったということが今日の状態を招いたということで、私は、先ほ...全文を見る
○藤田(幸)委員 インドネシア、これは五百八十七億ドルということでございますが、そのうちの三十一億八千四百万ドルという大変大きな額を貸しておられるわけでございます。  御承知のとおり、今インドネシアはいろいろな問題を抱えておりますが、このうち、やはりある程度焦げつきが予想される...全文を見る
○藤田(幸)委員 集計、分析中ということでございますが、とはいえ、慎重を重んじる貸し出しあるいは銀行からの貸し出してございますので、やはり最悪の場合ということを当然予想されるのではないか。けさの質問におきましても、あるいは答弁におきましても、岸頭取の方から、三月三十一日の段階で最...全文を見る
○藤田(幸)委員 償却というのは最終的な手段でございまして、償却の前段階でリスクについての評価をされるのだろうと思うのですが、それに応じて引き当てとか準備されると思うのですけれども、そうしますと引き当てはどのくらいでございますでしょうか。
○藤田(幸)委員 それでは別の聞き方をいたしますが、債権の中で元本返済猶予、それから元本返済軽減債権については、私、別に東京三菱さんだけに聞こうと思っておりませんが、流れの中でお聞きしたいと思いますが、いかがでございますでしょうか。
○藤田(幸)委員 東京三菱銀行は今都市銀行、つまり日本の銀行の中でも一番経営内容がいいというふうに言われておるわけでございまして、そういった銀行におきましても今のような状況と伺ったわけであります。  アジアに対する銀行融資というのは実際に相当やはり危ない、今たまたま国際交渉中だ...全文を見る
○藤田(幸)委員 そのつもりがあるかないかではなく、そういう状況に本当に至らないのかどうかということをはっきりおっしゃっていただかないと、やはり今これだけ厳しいときに税金を使ってということになりますので、つもりの話ではないと思うのです。  それを改めてお聞きしたいと思いますが、...全文を見る
○藤田(幸)委員 今さくら銀行さんのお話を伺っておりますと、タイについては、実際に問題が出たのがインドネシアなんかに比べて早かったわけですが、したがいまして、対応がインドネシア等に比べればかなり進んでいるというふうにも聞いておりますけれども、とはいえ、実際のところ、やはり相当危な...全文を見る
○藤田(幸)委員 午前中の答弁に対する訂正が三十秒ぐらいありました。三十秒で恐縮でございますけれども、二人ございましたので。  ひとつ委員長にお願い申し上げたいことは、中小企業に対する対応ということが先ほど来ずっと出ております、こういうふうにやるんだと。やはり、中小企業に対して...全文を見る
04月17日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○藤田(幸)委員 時間が限られておりますので、質問だけ簡単に申し上げたいと思います。まず、同じ名前の藤田参考人に一問お伺いをしたいと思います。  この金融システム改革法が成立をすると、破綻会社の保険に加入していた例えばお年寄りですね、いわゆるファイナンシャルニーディーというので...全文を見る
04月24日第142回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○藤田(幸)委員 きょうは一時間お時間をいただいておりますので、幾つか質問をさせていただきたいと思いますが、でき得る範囲で大臣の方からお答えいただければ幸いに思います。  本日の議題の三つの条約がございますが、私はそのほかにも、いわゆる赤十字条約、それから対人地雷禁止条約、そう...全文を見る
○藤田(幸)委員 今のお言葉、ありがとうございました。  それから、この車両等の型式認定相互承認協定について御質問したいと思いますけれども、その型式認定制度というのは確かに必要とは思いますけれども、やはり規制の一つというふうに言えると思うわけです。内需拡大等の経済政策について、...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございます。  ここで、先週の週末に行われました川奈におきますところの日ロ首脳会談について、幾つか御質問したいと思います。  日ロ首脳会談、前後いたしまして、国境線の画定という言葉が随分マスコミ等で報ぜられるようになってまいりました。これは、実際の...全文を見る
○藤田(幸)委員 過去というのもどこまでさかのぼるかということはございますが、ことしは一九九八年でございますが、八〇年代末期というと大分前のことでございまして、もちろん当時の脈絡と時代時代において意味が違うということでございましたけれども、やはり大分前のことでございまして、実際に...全文を見る
○藤田(幸)委員 私は、先ほど申しましたように、こういった領土の問題でございますし、それから、領土ということはその領土に住む人命にかかわる問題でございますから、慎重な対応が必要だろうというふうに、もちろん思っております。  したがいまして、交渉が非常にうまくいくように、むしろそ...全文を見る
○藤田(幸)委員 例えば、同じように、九二年の渡辺美智雄外務大臣が、やはり交渉の席で、ロシアが日本の主権を認めれば、平和条約締結後も国後、択捉両島にロシアの施政権を認めてよいと発言したという報道がございますが、これについてはいかがですか。
○藤田(幸)委員 過去の発言が悪い影響を及ぼしてはならないということですが、私はやはり外交というのは積み重ね、ましてロシアのような国においては積み重ねというのが非常に重要でございまして、しかも、いわゆるソビエト連邦からロシアに、形式的な国はかわっておるわけです。ですから、そういう...全文を見る
○藤田(幸)委員 事実関係についての、過去の確認についてちょっとおいておきまして、それでは、もうちょっと基本的な確認をしたいと思います。  まず、外務大臣は、いわゆる北方領土の中で、日本の領土の範囲はどこまでだとお考えなのか。それから、国際法上どこまで画定をしているのか。そして...全文を見る
○藤田(幸)委員 そうしますと、確認でございますが、千島列島の十八の島々は、権利、権原、請求権は放棄しているということですね。
○藤田(幸)委員 そういうふうに聞いておりますが、一方、外務省条約局の中には、日本が放棄したのは、エアスペースといいますか空域のみであって、領土自体については放棄していないという解釈、あるいは考え方もあるというふうに聞いておりますが、その点はいかがでしょうか。
○藤田(幸)委員 数年前に、まだソ連だったのかもしれません、ロシアになった後かもしれませんが、モスクワ駐在の渡辺大使がサハリンに行かれたということですが、そうすると、そのときは、このサハリンはどういう解釈に基づいて、渡辺大使は訪問されたんでしょうか。
○藤田(幸)委員 当時、渡辺大使がサハリンを訪問するに当たって、かなり外務省の中で、いわゆる十八島の法的位置づけについて議論があるので、その訪問に関して随分議論があったというふうに聞いておりますが、いかがでしょうか。
○藤田(幸)委員 関連で伺いますが、日本が固有の領土と考えております四島の施政権は、現在ロシア側にあるのでしょうか。
○藤田(幸)委員 ということは、主権はどちらにありますか。
○藤田(幸)委員 そうしますと、私は別に揚げ足取りをするつもりはございませんが、主権は日本側に、平たく言いますと存在するけれども、施政権は現実的には、権と、権利と言うかは別にしまして、状況とすれば、実効的には施政の力をロシア側が担っていると。それから、そういったベースに基づいてこ...全文を見る
○藤田(幸)委員 ちょっと違った観点からお聞きをいたしますけれども、今回随分報道がなされたようでございますが、経済問題についての報道はエリツィン大統領の方は期待をされて帰られたというふうに伝えられておりますけれども、例えば、ロシアのNTVというテレビの方で、この川奈会談の終わった...全文を見る
○藤田(幸)委員 いろいろ領土について基本的な確認を含めて御質問してまいりましたけれども、私は、先ほどから申しておりますように、川奈でどういう交渉の中身であったかということは一切聞いておらないわけです。  ただし、いろいろ事実関係を確認してまいりましたし、それから報道がかなりい...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。そういうことであれば、ぜひまた今後の交渉において、そういったものを踏まえて今後の交渉に生かしていただきたいと思います。  それからもう一つ、次にお伺いしたいと思います。  今後の交渉においてもう一つ重要な点は、四島に住んでおりますロシ...全文を見る
○藤田(幸)委員 それからもう一つ、今度、共同投資会社の設立あるいは貿易保険の要件緩和等がなされたわけでございますけれども、こういった共同事業に対する政府支出、今非常に財政が逼迫しておるわけですけれども、どの程度の支出になるのか、それから財源はいわゆるODA予算となるのか、その辺...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。  それでは、ちょっと時間の関係で、別のテーマに移らせていただきたいと思います。  昨年、ちょうど一年ほど前にも衆議院の外務委員会で質問したことでございますが、いわゆるジュネーブ四条約、通称赤十字条約と言われているものについて御質問し...全文を見る
○藤田(幸)委員 四カ国だけの協定でございませんで、百四十二カ国が入っておるわけでございます。いろいろ賛同し得なかった部分があるとおっしゃいますが、百四十二カ国がやはり賛同して入っているわけでございますし、それから国内法で関係省庁が広範囲ということですが、これは百四十二カ国とも広...全文を見る
○藤田(幸)委員 むしろ文民と戦闘員の区別がつかないのが最近のテロあるいは内戦の状況じゃないかと思います。いずれにしましても、これだけの客観情勢があるわけですから、やはり日本の外交として、こういったものに入っていないことのデメリットの方がはるかに多いと思いますので、速やかにこのプ...全文を見る
○藤田(幸)委員 済みません、そうしますと、米軍の地雷についてはいかがでしょうか。
○藤田(幸)委員 それから、ヨーロッパにおきましてはスペイン、イタリア、ノルウェーでしょうか、やはりNATOに加盟をし、かつオタワ条約に調印をした国で、日本に類似をしている国々でございますが、その三つの国におけるところの批准に向けての動き、あるいはヨーロッパ全体における、米軍基地...全文を見る
○藤田(幸)委員 この条約が発効するには四十カ国が必要である。今までの、つまり一昨年のリヨン・サミットにおける橋本総理の提案、それから、昨年の日本の外務省主催の対人地雷の会議、それから小渕外務大臣のリーダーシップによるオタワ条約の調印という流れからしまして、私はやはり四十カ国以内...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございます。  発効前に批准ができるように努力をということでございましたが、具体的には、秋の臨時国会までにその批准の法案を上げていただかないと年内に、年内にと申しますのは、恐らく年末までには四十カ国が批准をするのではないかという見通しがかなり強いよう...全文を見る
○藤田(幸)委員 大変力強いお言葉、ありがとうございました。  これで私の質問を終わらせていただきます。
05月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号
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○藤田(幸)委員 藤田幸久でございます。  まず、今回の金融システム改革法案について、概括的なお話から質問させていただきたいと思います。  今回、政府が考える金融システムの改革法案によりまして最終的に政府はどんな形の金融システムというものを考えておられるのか。つまり、この金融...全文を見る
○藤田(幸)委員 さらに、理想的にはどういったところを目標にし、そして、もしこれが成立した後、どのような改革をいつまでに行っていくのかという後段についてもお答えをいただきたいと思います。
○藤田(幸)委員 国民あるいは事業主あるいは投資者それぞれについてのこの金融システム改革法案が目標としております。その結果について、見通しについてお答えいただきましたが、いずれにしましても、そういったことが実現されるためには金融機関の情報開示というものが前提になっておると思います...全文を見る
○藤田(幸)委員 情報開示ともう一つ関係いたしますのは、北拓銀行あるいは山一証券の破綻などによりまして明らかになっておりますけれども、いわゆる大蔵省の護送船団方式といいますか、あるいは裁量行政がもたらすいろいろな問題が出ております。今後、金融当局はどのような形で金融業界とのかかわ...全文を見る
○藤田(幸)委員 情報開示それから金融行政、政府と金融機関とのかかわりのほかにもう一つやはり重要な点は、今日の金融システム全体が抱えております不良債権問題があるわけですが、今回の金融システム改革法案で不良債権問題について根本的な解決がなされるのでしょうか。これについても大臣の方か...全文を見る
○藤田(幸)委員 先ほどの大臣の答弁の中で、投資者保護基金あるいは保険契約者保護機構ということが出てまいりましたが、大臣、こういったものに対して、将来、公的資金を導入するということはございませんでしょうか。
○藤田(幸)委員 証券会社等が拠出をする負担金が基本ということでございますが、基本はそうであっても、いろいろな状況の変化あるいは必要に応じて公的資金の導入ということもあり得るということでしょうか。
○藤田(幸)委員 今まで幾つか、この金融システム改革法案に関する基本的な要件について御質問いたしましたが、そういったことに関連をいたしまして、北海道銀行の不良債権の処理につきましてこれから御質問してまいりたいと思います。  委員長の御了解をいただきまして、三月と四月に北海道新聞...全文を見る
○藤田(幸)委員 この報道あるいは内部文書によりますと、一九九五年六月における大蔵省の検査にのっとった不良債権といいますのが、第二分類が二千七百六十億円、それから第三分類が三百六十億円、第四分類が千三百十億円、合計で四千四百三十億円。そのうち、損失見込み額というものを足しますと、...全文を見る
○藤田(幸)委員 報道によりますと、当時のこの検査にかかわった一人が、東京地検に逮捕された大蔵省の宮川宏一容疑者であるというふうに出ておりますが、宮川宏一容疑者もこの検査にかかわっておったのでしょうか。
○藤田(幸)委員 個別の銀行の内容については答えないということでございますけれども、私は、前も琉球銀行の件について質問をいたしましたが、そのときには琉球新報あるいは沖縄タイムス等におきまして新聞報道がされた。琉球銀行が非常に危ないということに対して、その風説の流布を否定するという...全文を見る
○藤田(幸)委員 先ほど大臣の方から御答弁がございましたけれども、国民が金融で有利な情報を得て適切な対応をしていくという観点からいたしますと、こういつたいわば異例の処理を認めたということ自体は、これは、個別の銀行ということではなくて、当然やはり政府の方で開示をしなければいけない。...全文を見る
○藤田(幸)委員 この新聞にも出ておりますけれども、「札幌市内のある公認会計士が「企業会計原則の上からも、当期中に償却することは当然。やむを得ず、償却の繰り延べをしなければならない場合は、株主などにきちんと説明する必要がある」」と言っているわけですね。  当然これは株主及び国民...全文を見る
○藤田(幸)委員 この内部文書では、私と同姓であります藤田頭取が大蔵省OBであるということを配慮してしかるべきということで、大蔵省の方がこういった異例の処理を認めたというふうになっているわけですが、認めたわけでしょうか。
○藤田(幸)委員 この分割償却をするということ自体については、大蔵省はどう考えているのですか。
○藤田(幸)委員 これは、分割償却をしなければ自己資本比率が二%以下になるということは金融検査をしているからわかっているのではないですか。それはいかがですか。
○藤田(幸)委員 しかしながら、個別の銀行のことについては言及を避けるということでございますけれども、少なくとも、今までの行政からしますと、個別の銀行が非常に危ない状況にある場合には、やはりそれに対する対応というのは大蔵省で考えておるわけでございまして、まさに預金者保護等々の関連...全文を見る
○藤田(幸)委員 しかしながら、ここに出ているようなことが実際行われるとしますと、これはやはり粉飾決算になるのではないでしょうか。どうでしょうか。
○藤田(幸)委員 先ほど来、監査法人の形で局長は逃げておられますけれども、実際にこういったことが出ているということは、北拓銀行もああいうふうになったわけでございまして、次の北海道銀行がこういう状況であるということになると、北海道の皆さんは、預金者にしましても、あるいは業界の一経営...全文を見る
○藤田(幸)委員 実際にこの北海道銀行は、昨年の十一月には、本年三月期は十億円ぐらいの黒字になると予想を発表したわけです。ところが、この半年間で今度は赤字ということを見通しとして挙げておるわけです。この半年間でこれだけ変化が起こっているわけです。それから、九六年三月期が初めて赤字...全文を見る
○藤田(幸)委員 そういう例がない三期連続赤字の銀行が北海道第二の銀行であって、第一の銀行の北拓銀行がああいうことになってしまった。こういう状況の中で、しかも分割償却を行っていた。これはすべて、拓銀に対してもあるいは北海道銀行に関しても、大蔵省の行政のもとでこういうふうに実態がな...全文を見る
○藤田(幸)委員 ここの内部文書にあるようなやりとり、これは実際行われたわけですね。ここまでいろいろな形で新聞に出て報道されている、そしてこれを風説の流布として否定しないということは、これは実際にそういった内部文書があって、実際に大蔵省とこの北海道銀行の間でやりとりがあったという...全文を見る
○藤田(幸)委員 個別の銀行とおっしゃいまずけれども、北海道の場合には、結局、北海道銀行は一たん北拓銀行との合併を決めたわけですね。ところが、合併は流れたものの、北海道に残るあと二つの銀行、片方の銀行の方は北拓銀行を継承中、一方この三期連続赤字の銀行、こういうことでは北海道の金融...全文を見る
○藤田(幸)委員 応援をするためには、やはり先ほど来申し上げております情報の開示というものが必要であると思いますし、それから、いわゆる償却をする前の不良債権をはっきり実態を示すということ、あるいはその不良債権の全貌が明らかになった段階で適正な償却を行う。その際に、適正な償却をしな...全文を見る
○藤田(幸)委員 結局、五年前ですけれども、もしこのまま九五年に償却を分割せずに行った場合には自己資本比率が二%以下になっていたということが出ておるわけですけれども、先ほど来早期是正措置ということを何回もおっしゃっておりますが、もしその早期是正措置というものが制度化されておるなら...全文を見る
○藤田(幸)委員 ということは、実際にこれはかなり明らかなことだろうと思いますけれども、これだけの、合計二千八十億円に上る損失見込み額を分割償却をした。本来ならば、自己資本比率が二%以下に下がってしまうということで、早期是正措置によって業務改善命令、あるいは早期是正措置が行われて...全文を見る
○藤田(幸)委員 そうしますと、今の北海道の銀行の状況を見ますと、先ほど来申し上げておりますが、北拓銀行を継ぐ銀行ときょう取り上げております北海道銀行と二つあるわけですけれども、どうも今の業務内容からいたしますと、やはり健全な銀行をつくるような金融界の再編のようなものが当然必要で...全文を見る
○藤田(幸)委員 別の聞き方をいたしますが、北 海道銀行にこれまで政府の方で公的資金による資本注入を検討したことはありますか。
○藤田(幸)委員 申請があった場合に、この内容のような銀行に投入をすることはあり得ますか。     〔浜田(靖)委員長代理退席、井奥委員長代理着席〕
○藤田(幸)委員 ということは、仮に申請があったにしても注入はできないということでしょうか。
○藤田(幸)委員 きょう私、たまたま一つの銀行についてこれだけの資料がございますのでお聞きしておりますけれども、今までの答弁と、冒頭の金融システム改革法案に関する優等生的な答弁というものが、答えが非常に違っておるわけですね。  不良債権については、この前の琉球銀行の場合には、い...全文を見る
○藤田(幸)委員 先ほどから、結局、一番重要な情報開示のことについて、あるいは裁量行政のことについて肝心な答弁がないわけであります。私は、新聞にも出ておりますけれども、この内部文書そのもの、これをぜひとも大蔵委員会の方に提出をしていただくように、委員長の方で御検討をお願いしたいと...全文を見る
○藤田(幸)委員 きょう北海道銀行の事例を通して聞いてまいりましたけれども、監査法人とか公認会計士という形で逃げるわけですけれども、最も基本的な問題は、結局、日本の金融市場をある意味でゆがめてしまったのは、企業会計の簿価とそれから市場経済の時価、それから財政会計の現金という、いわ...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、その会計原則の基本的な理念はどういうことなのか、局長、お答えください。
○藤田(幸)委員 この会計原則で重要なことは、真実性の原則ということを柱にして、明瞭性の原則、つまりディスクロージャーということと継続性の原則ということが重要視されているというふうに私は理解をしております。これは、やはり政府の方で主権者に対して、つまり国民に対してそういったことを...全文を見る
○藤田(幸)委員 さらに申し上げるならば、この会計原則の基本的な流れの、あるいは基本的な哲学の基盤には、やはり国民の生命、自由及び幸せの追求、こういつたことを保障するために政府というものがあるというのが近代国家の理念だろうと思いますけれども、そういった観点からいたしましても基本的...全文を見る
○藤田(幸)委員 ということは、繰り返しになりますけれども、金融機関の財務内容等に関する情報等に関しましても、今までは金融機関はある意味で金融当局にだけ情報を示しておればよかったわけですが、これからはやはり預金者や株主等に対しても十分に情報を提供して、そして預金者の選択肢が広がる...全文を見る
○藤田(幸)委員 そうしますと、例えばこういう報道がなされたということは、預金者、株主にとりましても非常に不安をもたらしてしまう。ということは、そういったものに対してむしろそれを否定する、あるいはそういった見方、風説の流布ではありませんけれども、そういったものを変える適正な情報を...全文を見る
○藤田(幸)委員 そのことと、例えば今回の場合ですと、琉球銀行の場合にはほかに沖縄銀行等がございますけれども、北海道の場合には拓殖銀行が御承知のような状態になっておるわけですから、本当に北海道の人々にとって、預金者であれ投資家であれ株主であれ、非常な不安な状態にあるわけです。そう...全文を見る
○藤田(幸)委員 気がついてみましたら時間が余りありませんので、ちょっと過剰接待問題について最後に幾つか質問をしたいと思います。  四月二十七日に公表された報告書においても、それから三十日に大蔵委員会理事会に提出された資料においても、だれが、どの銀行から、何のために、どのくらい...全文を見る
○藤田(幸)委員 全体的な姿はわかっていないと思います。全体的な姿がわかるためには、具体的な内容がわからなければ意味がない。  それから、今の御答弁の中で、相手方があることでその相手方の金融機関側の意図がわからないというならば、相手方の、つまり金融機関側の過剰接待に対する報告を...全文を見る
○藤田(幸)委員 先ほど来のお話で、総合的に判断をして妥当な報告ができたと。だれがどういう観点から総合的に判断をしているのでしょうか。
○藤田(幸)委員 その判断の基準となったメルクマールといいますか、どういつだ要件が判断の基準であったのか、それに基づいて指示をされたのか、大臣の方からその判断の基準を御紹介いただきたいと思います。
○藤田(幸)委員 大臣は、弁護士で検事もされた方ですからおわかりと思いますが、こういった事柄については目的といいますか動機、モチベーションが重要だろうと思うのです。つまり、出す側が、地位にかかわらずこの人は実際に行政を仕切っていると思ったならば接待をするわけでありますし、あるいは...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間が参りましたので質問を終わらせていただきますが、一言、形式論ですと今大臣おっしゃったことだろうと思いますけれども、本当に大蔵省がこれから改革を進めるならば、やはり実際に金融機関側が、例えば大蔵省のこういうシステムあるいはこういう人事制度のあり方があるので実は...全文を見る
05月12日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○藤田(幸)委員 大蔵大臣、G7からお帰りになりまして、お疲れさまでございます。  今回、国際会議を通しまして、ビッグバンということが今回の法案に関してもございますけれども、ビッグバンというのはいろんな見方がございますが、世界のマーケットが一つになるというふうに言っても過言では...全文を見る
○藤田(幸)委員 いろいろ報道等によりますと、二月とか四月のG7に比べまして、今回は日本に対する批判が和らいだというような報道もございますけれども、これはある意味では、ほかの参加国は日本に対して執行猶予を与えたというような気がしておるわけでございまして、このいわば猶予期間に日本が...全文を見る
○藤田(幸)委員 執行猶予と申しましたのは、やはり政府が昨年以来いろいろな政策を打ち出してきておりますが、小出しに小出しに出してこられた。つまり、状況が変わるに応じて、今まで出しておりました政策とある意味では矛盾するような政策も含めて小出しに出してきておるわけです。したがいまして...全文を見る
○藤田(幸)委員 議論をする前に、つまりロンドンに行かれる前に、実際には内容は、この文書については決まっていたのではないかという気がいたしますが、それはさておきまして、ロンドンにいらっしゃる間に、会議の席、あるいはほかの大蔵大臣、あるいはほかの国の政府の関係者との会談等々において...全文を見る
○藤田(幸)委員 重ねてお聞きしますが、今回ロンドンにおられる間に、各国の方々とお話をされた中で、上半期に景気が回復するというような発言をされましたでしょうか。
○藤田(幸)委員 いっとはおっしゃっていないけれども、速やかに景気が回復するということは具体的にどういうことでございますでしょうか。     〔委員長退席、浜田(靖)委員長代理着席〕
○藤田(幸)委員 今おっしゃられたようなことを例えば同時通訳で英語でやっていたのか、ドイツ語でやっていたのか、フランス語でやっていたのか、あるいは三つでやったのかわかりませんが、今のように、野党がこういうふうになったらこうなるであろう、あるいはこの見通しであるだろう、あるいは努力...全文を見る
○藤田(幸)委員 最近、大蔵委員会でも自己責任という言葉がいろいろ言われます、経営者の自己責任とか。そうすると、外国に、ロンドンに出ていって財政金融当局者の自己責任はどうなっておるのかという気が今の答弁を聞いてせざるを得ないわけです。例えば、ロンドンの会議においていろいろな方とG...全文を見る
○藤田(幸)委員 このロンドンの会議において、話の中心は、各国における手続の問題ではなくて、日本政府がまさに出しております、あるいは今までやってきた政策の中身についての話が中心だったのじゃないですか。それを、先ほどから私は、例えば景気がいつ回復するかというお話をされたかという、内...全文を見る
○藤田(幸)委員 きょうは余り時間がありませんので、これ以上質問してもまともな答えが返ってまいりませんので、別の観点からの質問の仕方にしたいと思います。  今、やはり世界じゅうが日本に注目をしておりますのは、そもそもこれまでの日本のシステムあるいは官僚のいろいろな意味でのコンタ...全文を見る
○藤田(幸)委員 非常に短い質問に対して随分時間をとって御答弁になられますので、時間が余りなくなってまいりましたので、ちょっと別の、このシステムの根源にあることについて一つ質問したいと思います。  昨年来、公的資金の導入にしましても、あるいは今度の総合経済政策を立てるに当たって...全文を見る
○藤田(幸)委員 私はそういうことを聞いているのではなくて、交渉の際に、その四五%を入れる、ティア2に入れるように日本側が主張したかどうかということを聞いているのに、ほかの説明でそれだけ時間を使われたわけですが、実際に日本側は主張されたのですか。
○藤田(幸)委員 それはおかしいのではないですか。私の方は質問通告をして来ていただいているわけで、十年前に安斎さんがどういう立場にあったかということではなくて、日本銀行として主張したかどうかということを質問通告をして聞いているわけです。  というのは、これがまさに今日の経済状況...全文を見る
○藤田(幸)委員 私は評論家に聞いているのではないので、知識を持っているか持っていないかということではなくて、日本銀行として、あるいは日本政府としてその段階で主張したかどうかということは、単に安斎さん一個人の知識の問題で済まないことではないですか。  これは、実際、そのことによ...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、時間が参りましたので、質問を終わらせていただきます。今の点ははっきりとお答えいただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
05月13日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
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○藤田(幸)委員 昨日に続きまして、G7からお帰りになりました大蔵大臣、それから、けさ外国からお帰りになったというふうに伺っておりますけれども、日本銀行の山口副総裁を中心に質問をさせていただきたいと思います。  きのう私が主に質問をさせていただきましたのは、日本の行政あるいは近...全文を見る
○藤田(幸)委員 この際に、きのういただいた資料ですけれども、その前の、一年前になるのでしょうか、八六年の五月以降は、日本自身の自己資本比率規制では有価証券含み益の七〇%を算入し得ることとされていたということでございますが、この点についてもあわせて御説明をいただければ幸いです。
○藤田(幸)委員 そういうことがございましたから、ということは、その七〇%を例えばゼロにするということではなくて、せめて四五%ぐらいまで下げて、含み益というものをこのティア2に入れることが、先ほども御答弁の中にありましたように、広い意味での資産の一部だということで合意をしたという...全文を見る
○藤田(幸)委員 民間の業界の方から働きかけがあったと。  それから、BISそのものは中央銀行の集まりであるけれども、バーゼルの委員会は大蔵省の方もかかわっておられたということですが、銀行局長、やはり大蔵省も民間の銀行からのそういう訴えにかんがみて、日本銀行に対してといいますか...全文を見る
○藤田(幸)委員 一九八七年五月に、当時全国銀行協会の会長行であった三井銀行が、自己資本比率についてのアメリカとイギリスの共同提案について論評しております。この中で、金融機関が保有する有価証券含み益を自己資本として算入することというのが一。それから第二として、金融機関が保有するほ...全文を見る
○藤田(幸)委員 山口副総裁の方の御答弁では予感もしたというお話がございました。つまり、景気増幅の効果ということ。銀行局長の方では、土地の問題の方が主因であって、このバーゼル合意というのはむしろ誘因ではないかということでございますけれども、一たん現象が出てきますと、主因は土地であ...全文を見る
○藤田(幸)委員 ある意味では、先ほど山日銀行局長の方で、BIS規制よりも土地のお話をされましたけれども、結局、株価にしても土地にしても、下がるということはあり得ない、あるいは想像をしていらっしゃらなかったのではないかということがあるのではないかという気がいたしますが、その辺はい...全文を見る
○藤田(幸)委員 だとしますと、決して揚げ足をとるわけではございませんが、大臣にもちょっと、これは教訓として重要なことでございますの考えていただきたいわけですが、先ほど銀行局長の方で、これは国際公約であるのでとおっしゃいましたけれども、このバーゼル合意に参加をした国々においては、...全文を見る
○藤田(幸)委員 いや、私は、それは非常に難しいことであったかもしれませんけれども、金融ということの重大性から考えますと、やはり株価は下がることもあり得るということを考えて、少なくても可能性の中には、気持ちの上では難しくても頭の中では考えて臨むべきではなかったかという気がするわけ...全文を見る
○藤田(幸)委員 そういう流れであったかとは思いますけれども、先ほど、当時の、八七年の全銀協の会長行の三井銀行の方の論評が出ておりますけれども、もう一度言います。金融機関が保有する有価証券含み益を自己資本に算入すること、それから、金融機関が保有する他の機関の株式等自己資本調達手段...全文を見る
○藤田(幸)委員 確かに、バブルが出て、その後の現象を先ほどいろいろ数字を申し上げましたが、その程度の段階であれば、当時とすれば酷という考え方ももっともかなという気もしないでもないわけです。ただ、ここ一、二年のこういった金融デフレといいますか不況になってきまして、実際に貸し渋りが...全文を見る
○藤田(幸)委員 その場合に、まだ若干時間がありますが、その含みに関して、土地と株の含みに対する対応が今ちょっと申しましたように違っているわけですね。この辺もやはり一貫性がないと、含みに対する認識が間違っていたというか甘かったということですが、その教訓が生かされないのじゃないでし...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間が参りましたので、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月01日第142回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○藤田(幸)委員 せっかくの機会でございますので、大臣に、ちょっと歴史的な経緯も踏まえてお話をさせていただきたいと思います。  私は、大学を卒業してから二年間、アジアの青年とホームステイをしながら世界じゅうを回ったことがございます。その中に数名、インド人がおりまして、実は、この...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。
06月05日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第12号
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○藤田(幸)委員 民主党の藤田幸久でございます。  安全保障委員会でございますが、国の安全保障の根幹にかかわる問題ということで、きょうは、中国の情報機関に籍を置いたと言われております女性が日本に対する工作を行ったのではないかという疑いの関係、とりわけ中国に対するODAの決定過程...全文を見る
○藤田(幸)委員 この援助のプロセスに関しまして、日中間で行われた要請、交渉及び調査について、だれが、いつ、どのような要請、交渉または調査を行ったのか、すべてについて簡略に答えていただきたいと思います。
○藤田(幸)委員 基本設計調査団は、二月とおっしゃいましたか、四月とおっしゃいましたか。
○藤田(幸)委員 今の四月の基本設計調査団、それからさかのぼるところの八九年十二月の事前調査団、それから九〇年八月のドラフトレポートの説明、いずれの回におきましても、中国側の面談者の中に李維平という女性の名前が含まれておりますけれども、いずれの調査団も数日間にわたって中国に滞在し...全文を見る
○藤田(幸)委員 事前調査報告書というのがございますが、これがかなりすぐにできているのですね。報告書をつくるために調査に行った後、かなりすぐにできているということ。それから、例えばこの李維平という方の肩書についても中国側のような肩書がなされている。  それから、例えばこの報告書...全文を見る
○藤田(幸)委員 いや、中国側の文書があったにしても、書き手がもともと日本語で書いているのか、つまり日本人に読ませるもので書いているのか、それとも書き手がもともと中国人であったのかによって表現が違うのだろうと思うのです。私は、こういう表現なんかからしても、これは中国側にもともとド...全文を見る
○藤田(幸)委員 そういう国際交流の仕事というのは、通訳も含まれますでしょうか。
○藤田(幸)委員 では、この二つの調査団、つまり基本設計調査団及びドラフトレポート説明のための調査団が訪中した際に、それぞれの訪問に際してだれが通訳をしていましたか。
○藤田(幸)委員 衛生部外事司官員ということですが、国際交流の関係の仕事、しかしながら実際には通訳はしていない、ほかに五名の方々が通訳をしている。  この方は、いろいろな形でいろいろな交渉事にかかわってきているわけですが、国際交流という言い方をされましたが、要するに、医療機器に...全文を見る
○藤田(幸)委員 その点については時間があればまた戻ってまいりますが、ちょっと事実関係の確認だけ先に急ぎたいと思います。  一九八九年の天安門事件の後に対中国の円借款が凍結されたわけですが、凍結解除の決定は、いっ、だれが行ったのかということをお聞きしたいと思います。
○藤田(幸)委員 長い御説明をありがとうございました。  そうすると、この凍結解除について大蔵大臣に職務権限はないというふうに思われますが、その確認をしていただきたいことと、この円借款の凍結解除に関して、当時、海部内閣のもとで橋本現総理大臣が大蔵大臣を務めておられたわけですが、...全文を見る
○藤田(幸)委員 八九年九月、ですから平成元年ですが、橋本現総理は海部内閣の大蔵大臣としてワシントンで中国の李貴鮮中国人民銀行総裁と会談した際、第三次円借款の再開に李銀行総裁から協力を求められたということが言われておりますが、これについての確認と、翌九〇年五月、つまり平成二年の五...全文を見る
○藤田(幸)委員 つまり、大蔵大臣に職務権限はあったということ、それから、九〇年の五月の段階では協力要請があったということを今確認をされたわけですが、それでは、この円借款の凍結解除に関しまして、当時の橋本大蔵大臣が、例えば当時の海部総理や外務大臣との折衝、閣議、閣僚懇談会、国際会...全文を見る
○藤田(幸)委員 今お答えがありましたインドにおけるアジア開発銀行総会での発言は、日本の閣僚としては国際会議で初めてこういった形で円借款の凍結解除を訴えた機会だというふうに伝えられておりますが、それがそうであるかということ。  それから、それにさかのぼる四月九日の衆議院予算委員...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間がありませんので、一九八八年に、当時、自民党の幹事長代理であった橋本総理がベチューン医科大学附属病院を訪問しているわけですけれども、この際に、当時の現地駐在の在外公館はどんな便宜供与を行ったのか。それから、在外公館の職員を通訳として同行させたのか。それから、...全文を見る
○藤田(幸)委員 きょうは、質問主意書で質問をしております内容について、事実関係についての確認で時間がほぼ終わろうとしておりますけれども、総理自身、あるいはこれからの外交、安全保障にとって、やはりこういう国際的な交流をする場合の通訳あるいはその関係者、それからどんな人にそれぞれの...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間が参りましたので、ぜひ今おっしゃっていただいたことを具体的に、外務省は、外交、安全保障の観点からフォローしていただきたいことをお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
09月18日第143回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○藤田(幸)委員 高村外務大臣として初めて質問を申し上げます。  初めに、対人地雷禁止条約について質問させていただきたいと思います。  昨日、大変いいニュースでもあり、残念なニュースが入ったわけでございますが、それは、ブルキナファソという私も初めて聞いた国がこのオタワ条約の批...全文を見る
○藤田(幸)委員 今の可及的速やかにという言葉と、それから原加盟国ということをおっしゃったわけですが、例えば今月中に批准の手続が済めば、来年の三月一日の発効に間に合うわけです。九月三十日の段階で加盟国が四十から四十二にふえているのか四十三にふえているのかわかりませんが、少なくとも...全文を見る
○藤田(幸)委員 内容面についてお聞きしたいと思います。  先週も、昨年ノーベル平和賞をとったICBLという組織がございますが、その日本の支部といいますか、JCBLという、これも日本の何十かの団体から構成されるNGOが二十万人の署名を集めまして、十一日に総理のところにその署名を...全文を見る
○藤田(幸)委員 それは大変、総理あるいは外務大臣の英断だろうと思いまして、こういう形で、NGOの方々があるいは世界の世論が求めておったことを速やかに実行する方向で進めていただいているということを評価したいと思います。  その場合に、昨年の日米防衛協力のガイドラインとの関係でご...全文を見る
○藤田(幸)委員 もう一つ、同じような関連で申しますけれども、対人地雷そのものは日本が製造したりあるいは所有をしたりしなくなるということにこの条約の結果なるわけですけれども、その対人地雷製造の、例えば部品の製造ということも日本の業者がしないというようなこと、それから、米軍が在日米...全文を見る
○藤田(幸)委員 事前通告なしに日本を通過するということは、これはいろいろな意味で、政策的なこともあると思いますが、いわゆる部品の製造に関しましては、これはある意味では条約そのものに関係することでございますので、今準備中かもしれませんけれども、もう大体お答えいただけるのではないか...全文を見る
○藤田(幸)委員 ということは、日本人あるいは日本の業者は部品の製造にかかわらないというふうに自然に考えてよろしいでしょうか。
○藤田(幸)委員 ぜひよろしくお願いいたします。  それから、もう一つ、この対人地雷の関係で重要なことは、オタワ条約に入っていない国々の存在でございまして、例えばアメリカ、ロシア、中国、インド等がオタワ条約に入っていないわけですが、ただ、入っていないけれども、アメリカなどは極め...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございます。  それから、今廃棄の問題を申し上げまして、オタワ条約に入っていないアメリカなどは既に大分進んでいるわけですが、日本の自衛隊も百万個とか言われている保有地雷があるわけです。その保有地雷を大体いつごろまでに、今月批准をしないにしても最低十月...全文を見る
○藤田(幸)委員 ほかの国、例えば米国、ドイツ、南アフリカ等は、相当の数を廃棄しているのですが、多分民間企業に委託をせずに、かなり軍自身が廃棄をしていると思うのです。先ほどの答弁の中で経済性ということをおっしゃったのですけれども、民間企業に任せるということは、経済性の面からいうと...全文を見る
○藤田(幸)委員 周辺への影響ということはわかりますが、これはわかりませんが、ほかの面積の大きな国は広い演習場があるので周辺への影響が違うのかもしれませんけれども、ただ、恐らくはかの国におきましても、それぞれの軍が持っておる演習場の中でやっているということは間違いないと思いますの...全文を見る
○藤田(幸)委員 多分ほかの国も訓練をやっているのだろうと思いますが、時間がなくなりますし、ちょっと早目に終わりますので、次の質問にいきたいと思います。  自民党の方も御質問されましたが、北朝鮮のミサイルあるいは人工衛星打ち上げ問題について質問したいと思います。  十五日の北...全文を見る
○藤田(幸)委員 そもそもどういつだものが発射されたかということに関して最近もいろいろな情報が流れておりますけれども、一番最近のものは、昨日ですか、韓国の安全保障会議の発表として、三段式ロケットを発射し、小型人工衛星を軌道に乗せようと意図したが、失敗した。それから、アメリカのペン...全文を見る
○藤田(幸)委員 多分初めの、つまり人工衛星ではなくて弾道ミサイルだという前提で今まで流れておりますから、これを政策転換をするのは非常に難しいと思うのですが、逆に、災いを転じて福になすではありませんけれども、転換の一つのきっかけにできるという面もあるのではないかという気がするわけ...全文を見る
○藤田(幸)委員 私は、人工衛星の先であったかどうかということが今日まで状況を悪くしたということを申し上げたのではなく、人工衛星であったかどうかは別にして、KEDOを凍結したということは政策として決めたわけでございますし、それから食糧援助の凍結も決めたわけですから、実際に政策とし...全文を見る
○藤田(幸)委員 米朝協議でも伝えた、それから、今大臣がおっしゃっていただいたような形で伝えられたとは思うんですけれども、実際に私、去年、党の訪問団で二回ほどアメリカに参りまして、そのときに、在日米軍基地の役割を英語のチャートであらわした地図を持っていきました。かなり詳しくつくっ...全文を見る
○藤田(幸)委員 総合的に確認ということですけれども、そうすると、総合的に確認をして、要するに、弾道ミサイルだったのですか、人工衛星だったのですか。端的に答えてください。
○藤田(幸)委員 何か答弁と論理矛盾があるような、随分時間をかけて総合的にやった、総合的に確認がとおっしゃっていて、それで現段階ではということは、そうすると、これまで確認をしてきたことはまだ中間段階だということではないかと思いますが、ちょっと時間がありませんから、少し論理矛盾では...全文を見る
○藤田(幸)委員 実は私も、この投票、開票がありました時期に、日本から行った三十二名とは別の国際的な監視団に加わって行っておりまして、それにはアメリカの前の東アジアの小委員長をされたスティーブン・ソラーズ前議員とか、それから中国大使をされたリリー大使とか、それからほかのアジアの国...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間がありませんから、私は、要するに、結果としていまだに政府が成立をしていない。二十四日に議会が開かれる可能性が出てきたということは喜ばしいことでございますけれども、やはり根本的な対応をするためにはそういった根の問題というものに対応していく。つまり、一番人数が集...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。  一言、金大中大統領の訪日に関して、今までのいわゆる日本側からの発信とは違った形での発信を求めていらっしゃるということが、最近の駐日大使の記者クラブの講演なんかでも出ておりますけれども、非常に重要な、国会でも閉会中に演説をされることに...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。
09月25日第143回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○藤田(幸)委員 きょうの外務委員会に総理の御出席をいただきましたことを心から感謝申し上げたいと思います。  今回のオタワ条約の批准及び国内法の上程ということでございますが、今回のこのオタワ条約の調印並びに批准ということに関しまして、従来はこういった関係の条約は軍備管理あるいは...全文を見る
○藤田(幸)委員 批准の上程に上がったということは大変ありがたいことですが、四十カ国未満で批准ができなかったというのは大変残念に思っているわけです。ことしの初頭以来の経緯を見ておりますと、どうも日本政府の方でほかの国を見過ぎたのではないか。  つまり、NATOの諸国等におきまし...全文を見る
○藤田(幸)委員 それから、内容についてでございますけれども、米軍基地における貯蔵等は認める、一方、対人地雷の輸送については、もともとは日本の業者がやることになっておったところを、総理自身の判断で、これは日本の業者にはやらせない、米軍自身が運搬するべきだ、これはオタワ条約の精神を...全文を見る
○藤田(幸)委員 その遵守ということでございますが、例えばイギリスにおきましては、解釈上例えば抜け道があるといった場合にはオタワ条約を遵守するということを改めて国会の席でイギリスの政府の方が言明したようでございますけれども、日本においてもそういう態度でよろしいかということを改めて...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。
○藤田(幸)委員 それでは、まだ防衛庁長官が十分ほどいていただけるということでございますので、主に防衛庁長官に最初の十分間は質問させていただきたいと思います。  まず、オタワ条約調印に至るまで、特に防衛庁長官の方で、対人地雷というのは日本の防衛にとって必要不可欠であるという認識...全文を見る
○藤田(幸)委員 昨年の六月でございますが、対人地雷禁止の議員連盟で、当時の橋本総理にオタワ条約調印の要望に参りましたわけですが、その直後に、橋本総理が防衛庁当局に対しまして、どんな場合にどうしても対人地雷が不可欠かという質問をされたようで、そういう具体的なケースを例示せよという...全文を見る
○藤田(幸)委員 次に、対人地雷の保有を自衛隊がしておるわけですが、百万個とも言われておりますけれども、その廃棄のことについて御質問したいと思います。  今、自衛隊の方で、今年度も四億円の予算を計上しておりますけれども、今の計画では、民間業者に委託をするということになっておるよ...全文を見る
○藤田(幸)委員 自衛隊よりも民間の方が経済的だという根拠がまだ示されていないのですけれども。  それからもう一つ、民間の業者にという場合に、実際に、この前伺ったところでは、地雷そのものを製造している企業、それからその火薬等の製品を扱う企業と二種類に分けられるようです。というこ...全文を見る
○藤田(幸)委員 まだ防衛庁長官、よろしいですか。  最後にもう一つ、防衛庁長官にお伺いしたいと思います。  先ほど松本善明委員の方から、今回の条約と周辺事態法との関連、とりわけ日本人の業者が運搬等にかかわるかどうかについて質問がありましたが、それに関連して、自衛隊ができない...全文を見る
○藤田(幸)委員 では、防衛庁長官は退席されるようですので、外務政務次官の方に質問をさせていただきたいと思います。  冒頭で小渕総理に質問をいたしました中で、なぜ今回の批准がおくれてしまったかというようなことを幾つか質問させていただきましたが、その認識においては総理の方におかれ...全文を見る
○藤田(幸)委員 それからもう一つ、条約に関係しまして、相手国があるような条約と、それから、今回の対人地雷の条約のように、相手国というよりも国際社会で共通に取り組むような条約とあると思うのですけれども、その場合に、プロセスの段階で、今回のようにいろいろな国が状況に応じて解釈等も含...全文を見る
○藤田(幸)委員 私は全部公開しろというふうに申し上げておるわけではございません。  それから、政府内部で縦横十文字はあるのだろうと思いますが、今回の、例えばオタワ条約なんかに関しましては、その日本の法制上の縦横十文字もさることながら、実はいろいろな国における被害の状況とか、そ...全文を見る
○藤田(幸)委員 では、次官、今の審議官の言葉も含めましてぜひ積極的に、私は、実は幾つかでもそういういろいろな民間の方の意見も入れながら条約なりがまとまっていったという事例ができれば、日本の外交にとっても選択肢が非常に広がったということにもなると思いますので、ぜひ御検討いただきた...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございます。  それからもう一つ。それであるならなおさらでございますし、それから、先ほど来の答弁で、在日米軍の対人地雷というのは日本の防衛のためではなくて極東の安全のため、米国がオタワ条約に今日まで入っておらない最大の理由は朝鮮半島における地雷の使用...全文を見る
○藤田(幸)委員 先ほどの委員の質問の中に、やはりオタワ条約に調印それから批准をしたという観点からいいますと、まして日本の防衛のためでもないということであるならば、やはりその在日米軍の地雷、対人地雷というものを、本来使う目的であるところの地域に移管をしていただくということが非常に...全文を見る
○藤田(幸)委員 では、若干関連いたしますけれども、日米両国は共同の軍事訓練等をいたすわけですが、その際には対人地雷の使用というものを認められますか。
○藤田(幸)委員 ありがとうございます。  それでは、少し違った観点の方から質問をしたいと思いますけれども、地雷除去の関係の支援の質問に移りたいと思います。  先ほど、犠牲者ゼロというお話、小渕外務大臣のころからのアイデアでございますけれども、日本でも民間企業でかなり持ち出し...全文を見る
○藤田(幸)委員 それから、その関連でもう一つ、地雷除去というのはかなり危険を伴うわけです。それで、例えば先ほど来話に出ております長野オリンピックの最終聖火ランナーのクリス・ムーンさんという方は、まさに地雷除去に行っておられまして、アンゴラで右手右足を失っているわけです。私の知っ...全文を見る
○藤田(幸)委員 次に、やはり地雷除去装置についての質問ですけれども、政府の方では、対人地雷の除去装置については武器輸出三原則の対象外とするという決定を最近下しているわけですが、その条件として、人道的な対人地雷除去活動に限って使用することというのが一つ。それから二つ目として、装置...全文を見る
○藤田(幸)委員 それから、これに関連しまして、質問通告をしていたのかどうか、私もたくさん質問があるので定かではありませんが、先週も実は外務大臣に質問をしたわけです。対人地雷の部品そのものの製造も禁止されておるわけですが、一方、平和目的に通常は使われておりますいろいろな汎用品があ...全文を見る
○藤田(幸)委員 もう時間がありませんので、最後に、これは条約局長なのかもしれませんが、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。  法律案の第一章「総則」、あるいはこれは、国内法は通産省なのかもしれませんが、第一章「総則」の「対人地雷の所持を規制する等の措置」というのがあり...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。
09月28日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○藤田(幸)委員 たくさん時間をいただきまして、ありがとうございます。  きょうの安保委員会の開催は、対人地雷禁止条約及び国内法についてしっかりとした精査をしておく必要があるとのことで、それも一つの理由で開かれたというふうに伺っております。金曜日も外務委員会で、小渕総理、額賀防...全文を見る
○藤田(幸)委員 対人地雷の禁止条約がここまで広がりを見せた一つの大きな理由は、文民の方がむしろ被害が多い。それから、地雷そのものは、敵を殺傷するよりもむしろけがをさせることによって、味方の兵士が負傷した兵士をそれぞれの陣地まで持っていくというようなことで、むしろ殺傷させないとい...全文を見る
○藤田(幸)委員 それが一つと、先ほど言いました殺傷云々のためにこういう担保がされておる、それが理由でこの条約を国内法の罰則規定に当てたという理由づけの二つでございます。
○藤田(幸)委員 地雷の重要性というのは、多分外務政務次官でいろいろな会議等でお聞きになったかと思いますが、今のお話ですと、武器一般というものを一つの定義づけにしてしまって、核兵器から、あるいは通常兵器から、あるいは地雷ということも含めまして一つの兵器でくくってしまえば、それに見...全文を見る
○藤田(幸)委員 先ほども申し上げましたが、この爆発物取締罰則の目的には、治安を妨げまたは人の身体財産を害せんとする目的をもって爆発物を使用するということですね。ですからこれは、今までの事例を見てみましても、いわゆる過激派等が使ったことに対して大分前にこの爆発物取締罰則が当てられ...全文を見る
○藤田(幸)委員 堂々めぐりになりますから、もう一度申し上げますが、地雷というのは、敵兵を殺すということよりも、むしろ敵の行動能力を削減をし、つまり、殺さずに生かして障害を与えて、そしてそれが軍全体の士気あるいは機能に障害を与えるといったようなことを目的とし、かつ、もともとは防御...全文を見る
○藤田(幸)委員 堂々めぐりになりますので、私が申し上げたその精神というものを、金曜日の委員会でも申し上げましたけれども、やはりここまで至ったという経緯自身が、今までの軍縮問題とかいった次元と違った形でオタワ条約というものが、当時の小渕外務大臣のリーダーシップも含めまして、あるい...全文を見る
○藤田(幸)委員 条約から国内法に言葉を置きかえる際に、今までの先例というのも重要だろうと思いますが、やはりできるだけ、特に国内法なんかになる場合に、読んでよくわかるようにしていただきたいというふうに思うわけです。  例えば、条約の第二条の四「移譲」というところがあるわけですけ...全文を見る
○藤田(幸)委員 今、早口で言われた最後の部分は、在日米軍の中に所持しております地雷が在日国連軍の所有であっても、日本の管轄権が及ばないので義務はないというふうにとってよろしいのでしょうか。
○藤田(幸)委員 これは別の問題で、在日国連軍と在日米軍の地位協定のどちらが優先するかというのはまだいろいろな議論が続いておるわけですけれども、その問題だろうと思いますが、今の局長の答弁ですと、在日国連軍は対人地雷の所持が認められるのでしょうか、認められないのでしょうか。
○藤田(幸)委員 これはまたいろいろな問題がありますので、また別の機会に質問をしたいと思います。  次に、先ほどの佐藤委員の質問の中にもございましたけれども、今回、在日米軍の輸送を、日本の業者がせずに、米国が独自に行うという、日本側の政策として決定がなされたわけでございますが、...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、防衛庁長官に幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、今オタワ条約で該当しておりますのは対人地雷でございます。それで、この対人地雷というものを禁止することによって、日本の安全保障に多大な影響があるのではないかと言う方もいらっしゃるわけですが、...全文を見る
○藤田(幸)委員 そうしますと、対人地雷と、今おっしゃっていただいた諸地雷との主な違いはどこにありますか。
○藤田(幸)委員 済みません、対人地雷との違いを聞いたわけですが。
○藤田(幸)委員 先週も、総理の答弁の中にもございましたが、一般的な日本の安全保障の傾向として、地上戦を想定した可能性が非常に少なくなってきていると。一方、この間の北朝鮮のミサイルの発射等にも見られるように、空中あるいは海上等の攻撃の可能性がふえているのではないかという答弁もござ...全文を見る
○藤田(幸)委員 ということは、効果は同じであるけれども、地雷というのは、基本的に被害者が自分で結果的にスイッチを押してしまうのに対して、指向性散弾というのは、仕掛けた側が遠隔操作でスイッチを押す。したがって、無差別に市民が被害に遭うこともないだろうし、あるいは使用された後、埋設...全文を見る
○藤田(幸)委員 その場合に、代替兵器であるところの指向性散弾というものは、一般の方々に対する巻き添えとか、後で被害に遭い得る可能性というものは極めて少ないというふうに考えてよい――つまり今想定しているのは、極めて起こる蓋然性が低い日本の陸地のかなり奥の部分で、どこの兵士が来るの...全文を見る
○藤田(幸)委員 次に、地雷の廃棄についてお伺いしたいと思います。  今年度の予算で四億円の予算が計上されておるわけですけれども、この四億円というのは、自衛隊が保有をする地雷の約二〇%に当たるというふうに聞いておりますけれども、まず、四億円で大体どのくらいの数を廃棄するのか。そ...全文を見る
○藤田(幸)委員 一個当たり大体二千円ということは、民間の業者に請け負わせた方が二千円であって安い。つまり、自衛隊自身で廃棄をするよりも総合的に安いということだろうと思いますが、去年、おととしあたり、久間長官のころですが、廃棄のコストについてお聞きしましたら、当時は三万円とかいう...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、ちょっと違った質問をしたいと思いますけれども、この対人地雷の禁止の中にいろいろな部品があるわけですけれども、いわゆる汎用部品そのものは製造禁止の対象ではない、しかしながら明らかに対人地雷の部品となり得ることが明白な部品については製造禁止の対象になるとい...全文を見る
○藤田(幸)委員 それから、またちょっと米軍の対人地雷に戻りますけれども、この運搬は日本側が行うということになっておりますけれども、先週金曜日の政府、外務次官の答弁だったと思いますが、米軍の対人地雷の運搬コストは日本側は見ないという答弁があったわけですが、一方、アメリカ側も今回の...全文を見る
○藤田(幸)委員 それから、その在日米軍の対人地雷は使用地域が朝鮮半島ということで想定をされておるわけですけれども、であるならば、どう考えても、それをわざわざ日本に置いておくよりは、むしろ朝鮮半島の方に、朝鮮半島と言わずとも、日本以外で朝鮮半島の有事に備えるに最も適した地域に保存...全文を見る
○藤田(幸)委員 対人地雷に関する細かい質問ばかり続きましたので、ほかの質問に移りたいと思いますが、最後に、大臣、もう一度、先ほどの罰則規定が殺人罪より重いということについてどう思われますか。それを伺ってから質問を移りたいと思います。
○藤田(幸)委員 いや、もともとの質問は、そもそもこの爆発物の罰則規定をこの対人地雷の国内法に当てることが妥当ではないのではないかというふうに申し上げている観点から申し上げたわけでございます。  水かけ論になりますので別の質問に移りたいと思いますが、まず、この週末の新聞等々で報...全文を見る
○藤田(幸)委員 今のお話で、民法上の契約とか再発防止の影響というようなお話でございましたが、バッジシステムというものが日本の安全保障にとってどの程度重要なものであるかという認識に基づいて考えた場合に、これは民法上の契約といった事柄では済まされない問題ではないかという気がするわけ...全文を見る
○藤田(幸)委員 今の答弁とも関連しておりますが、この事件が明るみになった際に、防衛庁の当局者の言葉の中に、当事者間の問題なのでというような言葉が出ておりましたけれども、当事者間ということで、先ほども民法上の契約なんという言葉がございましたけれども、当事者というのは、何を、だれを...全文を見る
○藤田(幸)委員 私は、当事者という意味が、NECと防衛庁ということよりも、やはりこれは納税者が発注者であるわけです、究極的には。それで、このバッジシステムが相手側に渡ってしまうと、まず直接被害をこうむるのは陸上自衛隊と海上自衛隊になると思います。そして、このバッジシステムという...全文を見る
○藤田(幸)委員 それからこの関連で、流出が起こった後、防衛生産管理協会というものを、今問題になっております上野被告の方で創設をしたというふうになっておりますけれども、私もたまたま去年別の件でこの防衛生産管理協会のことについて防衛庁の説明を受けたことがございまして、要するに、防衛...全文を見る
○藤田(幸)委員 いや、米国側の品物といいますか、兵器等々が含まれておったかどうかということよりも、米国がそもそもつくったシステムをそのまま日本で適用していたわけですね。そのシステムそのものが結局あやふやであるということになりますと、米側とすれば、その部品なり物資が含まれておった...全文を見る
○藤田(幸)委員 この問題については、石井議員を初め、いろいろな議員がこの一連の調達問題については随分質問しておるようでございますので、これ以上のことは、またほかの安保委員会の委員の方からの質問にゆだねたいと思いますが、実はきのうの新聞だったと思いますけれども、防衛庁のOBの方々...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。  それでは、少しTMDの問題に移らせていただきたいと思いますが、これも最近の新聞で、このTMDについて日米の首脳が了解の覚書に署名をしたという記事が出ておりました。これはアメリカのペンタゴンのキャンベル国防次官補代理がそういうことをお...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、TMDと偵察衛星のことについて、いろいろな記事あるいはいろいろな報道がなされておりますけれども、どうもTMDと偵察衛星について外務省と防衛庁の考え方が大分違うような気がいたしております。それで、外務大臣及び防衛庁長官からそれぞれ、TMDと偵察衛星につい...全文を見る
○藤田(幸)委員 何か一般的な表現をされましたが、では、外務大臣、これはオール・オア・ナッシングということではないかと思いますが、偵察衛星とTMDの必要性ということに関しては、これはコストの問題もかかわりますけれども、あるいはアメリカとの関係もございますけれども、どちらがより緊急...全文を見る
○藤田(幸)委員 では、額賀防衛庁長官、今外務大臣はそういうふうにお答えになりましたが、先ほどの長官のお言葉で、偵察衛星については解析等についての関心ということで、もちろん実際に現場の官庁は防衛庁だろうと思いますので、より具体的なお言葉でございましたけれども、実際に防衛庁として、...全文を見る
○藤田(幸)委員 TMDあるいは偵察衛星に関しまして共通に言えることは、やがてそういう安全保障に関する多国間での協力をもししていくという必要がある場合に――アメリカとカナダの間にNORADという司令部がございます。これは、アメリカとカナダが北アメリカ全体の防空司令部といったものを...全文を見る
○藤田(幸)委員 時間も余りなくなってきましたので、最後に、全く別の次元の質問をさせていただきたいと思います。  東京の十条に自衛隊の十条駐屯地というものがございまして、明治時代からのれんがづくりの建物がこの自衛隊の駐屯地の中にまだ残っておるわけでございます。この地域は、まず、...全文を見る
○藤田(幸)委員 そういう役所間の経緯はあるかと思いますが、それをやはり、この問題を打開すれば、私は、今こういう時期でもございますし、防衛庁にとって非常にいいヒットというかニュースではないかという気がいたしますので、役所間の経緯はあるかもしれませんけれども、ぜひそれを一歩超えて、...全文を見る
○藤田(幸)委員 長官も手を挙げられましたので、ちょっと政治的にどういう判断をされるか。
○藤田(幸)委員 ちょうど九十分が終了しましたので、長い間ありがとうございました。
12月11日第144回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○藤田(幸)委員 民主党の藤田幸久でございます。  まず、速水総裁にお伺いいたしたいと思います。  就任をされてから約九カ月がたっております。就任されるに当たって、恐らく、こういったことをしてみたい、こういう日銀にしたいという、立て直しの意味で相当の決意でお引き受けになったわ...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございます。  独立性という場合に、当然大蔵省からの独立ということがその中に含まれておるわけです。  私が思い出しますのは、総裁が同友会の代表幹事をされておられるころでございますが、カンボジアにソン・サンという首相がおりました。あの方はカンボジアの...全文を見る
○藤田(幸)委員 それから、ちょっとこれは質問通告というような形ではしておりませんが、日本銀行の総裁はずっと、生え抜きの方とそれから大蔵事務次官経験者の方でたすきがけのような形で来ましたが、これもある意味では独立性に反するのではないか。  今総裁の方ではっきり兼務ということはあ...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、幾つか個別の質問に移ってまいりたいと思います。  最近、堺屋経済企画庁長官が、現在の景気の状況について、変化の胎動ということも感じられるというふうにおっしゃっておられますが、日本の政府の方、あるいは条約なんか特にそうなんですが、難しい局面になりますと...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございます。  それでは、今度の新しい日銀法で明らかになっておりますことは、旧来の、つまり一九四二年にできた日銀法には入っておりませんが、四月一日以降の日銀の目的に明らかになっていることは、物価の安定ということを言っておるわけでございます。これは、新...全文を見る
○藤田(幸)委員 それではちょっとお聞きしますが、この十四ページに物価についてのページがございまして、そこに三つの物価指標が出ておりまして、三つとも急激に下がっております。つまり、卸売物価と消費者物価と企業向けサービス価格、三つともかなり急激な形でカーブが下がっておりますが、物価...全文を見る
○藤田(幸)委員 デフレスパイラルとは申しませんが、一般的下落傾向をデフレと呼ぶならばデフレというふうにおっしゃっていただいた。しかも、一般的な下落というよりも、このカーブを見てみますとかなり急落でございますから、これははっきりデフレだというふうに御認識をいただいたということだろ...全文を見る
○藤田(幸)委員 つまり、持続的なというのは、サステーナブルなという意味で言えば少しずつという意味ですから、それがインフレと言えるのかどうか。インフレという場合には、形容詞の問題がありますが、やはりある程度急激な物価の上昇ということですが、ただ、もちろん急激であってはならないわけ...全文を見る
○藤田(幸)委員 前の、つまり戦争中にできた日本銀行の目的、旧日銀法によりますと、「日本銀行ハ国家経済総力ノ適切ナル発揮ヲ図ル為国家ノ政策ニ即シ通貨ノ調節、金融ノ調整及信用制度ノ保持育成ニ任ズルヲ以テ目的トス」と第一条にございますが、これを今回あえてこの二条で「物価の安定」とした...全文を見る
○藤田(幸)委員 では、持続的成長というのは、物価の持続的な成長というふうに一応とらせていただきたいと思います。  それで、日本銀行の新しい体制にとって、物価の安定ということを入れた非常に重要な意味があると思いますので、ぜひ、バイアス等ほかの要因があればあるほど、やはり明確な政...全文を見る
○藤田(幸)委員 これからさらに二十四兆円の関係からも日銀の方に要請が来ることもあり得るわけですが、今回の報告書にもございましたけれども、日銀の資産が劣化するということは円そのものに対する信頼が失われるということでございまして、これは単に日本銀行だけの問題ではなく、国全体に対する...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。  非常に重要な問題でございますので、総裁初め、ぜひ熱心に取り組んでいただきたいというふうに思います。  それから、時間がありませんので、最後にもう一つお伺いをしたいと思います。  いわゆる為替スワップの実現の可能性についてお伺いを...全文を見る
○藤田(幸)委員 今のお答えですと、行えないじゃなくて行わないということでしたから、制度上は行おうと思えば行えるというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○藤田(幸)委員 余り安易にやるとモラルハザードを起こすという話もございましたが、外国の、特にヨーロッパなんかの中央銀行は随分為替スワップをやっておるようです。そうしますと、ヨーロッパなんかにおいては、中央銀行が為替スワップをしてモラルハザードが起きてしまった、あるいは市場からの...全文を見る
○藤田(幸)委員 それでは、副総裁の前の参考人の方の先ほどの発言の中で、年末を迎えて随分潤沢に邦銀に資金を提供しているのでという話がございましたが、ということは、先ほどの日銀の資産との関係でいいますと、日銀の方が随分資金を提供しているわけですね。そうしますと、今副総裁がおっしゃっ...全文を見る
○藤田(幸)委員 ありがとうございました。  六カ月の間に、日本銀行の独立性、透明性は大変高まったと思います。例えば大蔵省との関係における独立性は制度上随分高まったような気がいたしますが、やはり今までのいろいろな歴史の流れ、それから配慮もあると思いますので、まだ歴史から十分独立...全文を見る