藤巻健史

ふじまきたけし



当選回数回

藤巻健史の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月18日第190回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻健史です。  まず、低所得高齢者に一人当たり三万円の給付金を配付することについてお聞きしたいと思うんですが、今、日本の財政というのは極めて厳しい状況にあると思うんですね。(資料提示)千五十四兆円の借金がある。この千五十四兆円というのは、十兆円...全文を見る
○藤巻健史君 世代間格差の拡大についての御回答を得ていなかったと思うんですが、それはともかくとして、今総理は、新規国債発行額が減っているということを自慢されていましたけれども、新規国債額は減っていますけれども、累積赤字は増えているわけですよね。例えば、昔、二年前に二百キログラムも...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと質問通告ないんですけど、今お話聞いていますと、プライマリーバランス二〇二〇年黒字化の話されていましたけれども、これまだ内閣府の試算では六・二兆円か何かマイナスですよね。それとともに、今、甘利さんが、名目成長率が名目金利より高くなればプライマリーバランス以降累...全文を見る
○藤巻健史君 今のお話聞いていると、大体消費者物価指数二%と安定的になったら取りあえずは爆買いはやめる、国債の爆買いはやめるというふうに理解したんですが、一九九八年十二月に資金運用部ショックというのがあったんですね。資金運用部というのは、郵貯とか簡保で集めたお金を投資する機関とい...全文を見る
○藤巻健史君 アベノミクスのときには、金融、量的緩和を第一の矢として挙げたんですよ。新アベノミクスでは落としたんですね。私に言わせると、政府は全部日銀に投げかけて任せちゃって、日銀としてははしごを外されたと思うんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうかね。
○藤巻健史君 総理はほかにないと断言されましたけど、私に聞いてくだされば、当時、幾らでも言いましたですけどね。  ということなんですが、最後に質問。  ギリシャと日本の差というのは、ギリシャは中央銀行が紙幣を刷って助けられない、ユーロというのはヨーロッパ中央銀行しか紙幣を刷れ...全文を見る
02月10日第190回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第2号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました。  鈴木参考人の意見、非常に同意することが多かったんですけれども、今日ちょっと時間がないので、質問はちょっとスキップさせていただきます。ありがとうございました。  まず大沢...全文を見る
○藤巻健史君 再度申し上げますけど、絶対的貧困はなくさなくちゃいけない、セーフティーネットを構築して。これは間違いなく必要だということを、これを申し上げておかないと誤解されますので、これはもう一度申し上げておきますが。  その点で、今の御回答の中で、相対的貧困とは生活保護基準だ...全文を見る
○藤巻健史君 働いたら報われる社会というのはまさにそのとおりでございまして、だからこそ、逆に言うと、先ほど累進税率が高くなるという神野先生の言葉にちょっと疑問を持ったんですが。  次に、ちょっと時間が余りないので神野先生の方にお聞きしたいんですが、日本の租税負担率が低い、そして...全文を見る
○藤巻健史君 時間がないのでもう議論はしませんけれども、一言だけ。今の日本の累進課税はかなりきついと思うので、それを更に累進課税をきつくするかどうかの問題かと思います。そして、高いところから取るというのは、先ほど大沢先生のおっしゃった、高い人を引きずり下ろすということにつながって...全文を見る
○藤巻健史君 どうもありがとうございました。
02月17日第190回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  先ほど川田先生がおっしゃってくださいましたように、河村参考人の意見、私がふだんから申し上げていることと九八%ぐらい同じで、まさに考えを共有し、かつ危機感を共有している方がいらっしゃるということを今日知りまして、非常に感銘しております...全文を見る
○藤巻健史君 ありがとうございました。
02月18日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  私は二十年前ぐらいからマイナス金利政策を主張しておりまして、当時は正気の沙汰ではないというふうに言われておりましたけれども、雨宮さんは御存じかと思いますけれども、ヨーロッパ中央銀行が採用して日本銀行が採用したということで感慨深いもの...全文を見る
○藤巻健史君 ウォール・ストリート・ジャーナルの方は、少なくとも対外的には限界が来たのではないかという臆測を持ってしまわれたわけなんですが、量的緩和というのはやはりその限界を誰かが考えてしまう。  マイナス金利政策というのは、先ほども申し上げましたけれども、マイナス一が駄目だっ...全文を見る
○藤巻健史君 私は、個人預金がマイナス金利になるならば、たんす預金をする代わりにドル預金しますけどね。ドルだったら金利もらえるし、円だったらペナルティーを払わなくちゃいけないんだったらドル預金と。そうすると、ドル高円安で日本経済は万々歳じゃないかなと私は思っております。  次に...全文を見る
○藤巻健史君 今の御回答の中に、やっぱり家計に長期金利を下げることによって好影響があるというふうにおっしゃいましたけれども、先ほど申しましたように、今、家計にしろ企業にしろ、長期固定で借りている借金というのはほとんどないわけですね。要するに、国だけがメリットを受けているということ...全文を見る
○藤巻健史君 ありがとうございました。
03月04日第190回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  まず、財務大臣にお伺いしたいんですけれども、先週末のG20、中国上海で行われたやつですけれども、この結果に対して、欧州メディア、FTの電子版を含めて、通貨安戦争に関して日本円にも懸念が示されたという記事が出ました。その一方、昨日、時...全文を見る
○藤巻健史君 それを聞いて安心いたしましたけれども。  次に、黒田日銀総裁にお聞きいたしますけれども、マイナス金利政策、今日の午前中の質問等、藤田委員それから大久保委員の質問等に対してイールドカーブを全体的に下げるために行ったというお話をされていましたけれども、たった〇・一%な...全文を見る
○藤巻健史君 どうも黒田総裁の話を聞いていますと、為替政策は経済対策として余り気にしていなくて、金利が下がったのが大変に影響があるというふうに聞こえるんですが、先ほど来大幅に下がったとおっしゃいますけど、何をもって大幅と言うか。パーセンテージでいえば大幅かもしれませんけれども、私...全文を見る
○藤巻健史君 避難通貨として円が買われたというような御発言がありましたけれども、株を見る限り、世界中で一番、中国と並んで株が落ちたわけで、日本売りの様相を示していたわけで、それをもって避難通貨だから円が買われたというのは非常に腑に落ちない理屈だったと私は思います。  基本的には...全文を見る
○藤巻健史君 今のお話を聞いていますと、円の方は金利が低下方向にあり、アメリカの方は金利が上昇方向にあるということで、日米金利差は今後開く。したがって、そうなればドル・円は上がる、それが消費者物価指数二%、来年度の初めに達成できると信じている理由ではないかと私は邪推しますけれども...全文を見る
○藤巻健史君 消費者物価指数が二%行かない大半の理由は原油価格だとおっしゃいましたけれども、円高のせいじゃないんでしょうかね。いかがでしょうか。
○藤巻健史君 次に、財務大臣にお聞きしたいんですけれども、G20、先週末のG20で日本円に対しての議論はなかったとおっしゃいましたけれども、マスコミ報道によりますと、今後通貨の競争的な切下げを避けるというふうに確認したという報道がありました。通貨の競争的下げを禁止ということは、皆...全文を見る
○藤巻健史君 今のお話聞いていますと、介入以外で円を切り下げてもいいということに聞こえますけれども、それはいいんでしょうか。
○藤巻健史君 じゃ、ちょっと先ほどの質問に戻りますけれども、その時々によって円安がいいか円高がいいかが決まるとおっしゃっていましたけれども、今の現状では、円安が日本にとっていいのでしょうか、悪いのでしょうか。
○藤巻健史君 アメリカの財務長官はしばしばドル高がいいと、こういうふうによくおっしゃいますけれども、なぜ財務大臣はコメントしないんでしょうか。
○藤巻健史君 もし為替のことについてしゃべって日本に悪い影響があるならばともかく、もし財務大臣がしゃべって、若しくは総理がしゃべって、若しくは日銀総裁がしゃべって自国にとっていい方向に動くんだったらば、言っても何ら問題はないと思いますが、いかがでしょうか。
○藤巻健史君 じゃ、ちょっと話を変えますけれども、今年一月以降、円高が進むと株価が暴落する、要するに為替の動きに合わせて株がかなり動いて、コリレーションが物すごく強かったと思うんですね。円高になれば日本は駄目だということでどんどん株が落ちる、こういう状況をそのまま何もしないで見て...全文を見る
○藤巻健史君 話ちょっと戻りますけれども、G20で通貨の競争的な切下げ競争はしないということは、ほとんどの国が通貨が安くなった方がいいという前提の下で話しているわけですけれども、財務大臣は、じゃ日本だけは切上げの方がいいと思っていらっしゃるんでしょうか。
○藤巻健史君 私は、ここで財務大臣が円安がいいとおっしゃったら日本円が五円ぐらいぽおんと上がって、十回しゃべれば五十円ぐらいぽおんと円安になって、日本経済は何にもしなくて、財政出動しないで回復すると思うんですけれども、まあそれはそれとして今度のお話にいたします。  次に、黒田日...全文を見る
○藤巻健史君 私は、日本も中国と同じように通貨安政策で経済を回復させればいいんじゃないかなというふうに思ったんですが、今日なぜこんなに円安がいいんじゃないかというふうにお聞きしたかというと、日本って二十年間GDPが全く上昇していないんですよ、名目GDP。経済政策、財政政策は最大限...全文を見る
○藤巻健史君 時間が来ましたので終わります。ありがとうございました。
03月10日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  まず最初に、質問通告をしていないんですが、常識的にお答えになれるかと思いますのでお聞きしたいのですが、ある体重百五十キロの方が、五十キロ、体重、最初の年に増えて二百キロになりました。その次の年は、三十キロ増えて二百三十キロになりまし...全文を見る
○藤巻健史君 いや、質問通告していませんのであれですが、私はこういう場合はダイエットは成功していない、体重のコントロールはできていないというふうに考えます。  その上で御質問いたしますけれども、おとといの所信表明で大臣は、公債金は対前年度で約二兆四千億円の減額を行っており、経済...全文を見る
○藤巻健史君 私は、さっきダイエットの例で申し上げましたけれども、財政健全化というのは、ダイエットでいえば体重が減り始めて初めてダイエットが成功していると言えると思うんですよね。累積赤字が増え続けている中で財政再建が成っているというのは、余りにもおこがましいと私は思っております。...全文を見る
○藤巻健史君 税収増、税収増とおっしゃいますけれども、通常、景気が良くなっていくときというのは税収増が先に先行するわけですよ。要するに、国債は、大体固定金利で発行しているものが多いですから、満期が来るまでは金利の支払というのは増えないんですよね。税収はすぐ増えていく。今年良ければ...全文を見る
○藤巻健史君 同じ内閣の内閣府が算出したある程度合理性を持った数字だと思うんですが、それでもその数字に反して二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化が達成できるとおっしゃるのは、まさに根性物でしかないと思うんですよね。要するに、名目三%、実質二%というかなりというか非常に高い成長...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私が申し上げているのは、たとえ二〇二〇年にプライマリーバランスが達成しても、その後に長期金利の方が高ければ決して、単にプライマリーバランスを達成した、ピリオドで、それで終わっちゃうわけですよ。それ以降に名目成長率の方が名目金利より高くて初めて累積赤字が減ってい...全文を見る
○藤巻健史君 一歩一歩進めていく、本当にそれしか言いようがないかという、何というか根性論でしかないんじゃないかと思うんですけれども。  もう一つ、ちょっと質問の順番変えましてお聞きしますけれども、先ほど来、黒田日銀総裁がいらっしゃって、来年度初めには消費者物価指数二%達成すると...全文を見る
○藤巻健史君 出口は確かに日銀のテリトリーの問題かもしれませんけれども、国だって幾らでお金を入札で集められるかどうかという一番重要な問題があるわけで、これは日銀の管轄だなんて言っていられるような状況ではないんではないかなと私は思います。  時間がないのでもう一つ次に行ってしまい...全文を見る
○藤巻健史君 時間が過ぎましたのでこれで終わりますけど、非常に苦しい説明を聞いたなというふうに思います。  この経済再生ケースでは、年金は大丈夫だけど財政は破綻するという数字になっていますので、その整合性をいつかお聞きしたいなと思って、今日の質問を終わります。
03月22日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  今日の後場はちょっと知りませんけれども、前場、日経平均三百三十円ぐらい上がって一万七千円を回復しておりました。これ、想像したとおりなんですけれども、先週にアメリカのFRBが利上げを見送ったということで百十円台まで為替が円高ドル安の方...全文を見る
○藤巻健史君 私は、日銀総裁とか財務大臣とか総理大臣が円安はいいとおっしゃってくれれば、途端に二、三十円ぼおんと円安になって、日本経済にとって非常にいい、財政出動もしなくて、ただの景気対策だと私は思っているんですが、おっしゃれないというのであれば、ほかの方法はいろいろとあると思う...全文を見る
○藤巻健史君 為替が百円から百五十円に上がって雑所得があるということは、基本的には、一つの会社に勤めて二十万円以下の収入、雑所得の方は別ですけれども、二十万円の収益があれば確定申告をしなくてはいけない。税率が高い方は四〇%、物すごく高い方は四五%の所得税を払わなくちゃいけない。百...全文を見る
○藤巻健史君 じゃ、次に、ドルのMMFについてお聞きしたいんですが、ドルのMMF、大体、法律的には元本保証の預金と元本保証ではないけれども実質的にはほぼ同じドルのMMFがありますが、昨年までドルのMMFの為替益は非課税だったと思います。今年になってどう変わったでしょうか。
○藤巻健史君 昨年の暮れですけれども、ドルのMMFが非課税だったものが今後源泉分離二〇%税金を取られるということで、過去にドルのMMFを買っていた方はかなり売り越したと思うんですね。当然のことながら、キャリーオーバーして今年になって売れば二〇%の税金を払わなくてはいけない。去年の...全文を見る
○藤巻健史君 損益通算ができるということと、例えば非課税だったものが二〇%課税にするというそのメリットとデメリットといったら、デメリットがむちゃくちゃに多いので、それはちょっと認識を改めていただきたいなと思うんですが。  私が申し上げたことは、これ、もう前々から決まっていた規則...全文を見る
○藤巻健史君 いや、問題は国際的にどうかというところですから、財務省は頭のいい方がたくさんいるんですから、その趣旨なんというのは何とかこしらえて、是非マル外をつくっていただければと思います。  次の質問に入りますけれども、今、日本は世界に冠たる皆保険国家と言われておりますけれど...全文を見る
○藤巻健史君 それは分かっているんですけれども、一応念のためにお聞きしますけれども、税務担当者にお聞きしますけれども、日本の消費税は現在世界的に見て高いのでしょうか、低いのでしょうか。
○藤巻健史君 ちょっと大臣にお聞きしたいんですけれども、今、先ほども聞きましたように、厚生省のお話だと、やっぱり日本の社会福祉というか皆保険制度は世界に冠たるものだというふうに思います。一方、消費税は世界、先進国では最低レベルということだと思うんですが、これは何を意味するかという...全文を見る
○藤巻健史君 来年度予算でいいますと、六十二・三兆円の税収プラス税外収入、そして九十七兆円を使うということで三十四兆円の赤字になるわけですけれども、もしこの三十四兆円を消費税だけで賄おうとすると、消費税をあしたから幾らにしなければいけないんでしょうか。
○藤巻健史君 ということは、二一%にしないと間に合わないということで、それは単年度黒字になっても別に累積赤字が減るわけではないので、元本を返していこうということになるともっと高い消費税率が必要だと思うんですが。  ここで、もし軽減税率八%を導入した場合、三十四兆円の赤字を、まあ...全文を見る
○藤巻健史君 ということは、軽減税率を導入するか否かというのはどういうことかというと、二一%で均一の消費税を採用するのか、二四%と軽減税率八%のコンビネーションを採用するか、どちらかであるというふうに理解できるんですが、いかがでしょうか。どなたでも結構ですけれども。
○藤巻健史君 スイスとかドイツは均衡財政を憲法化しているわけです。我が国も、憲法ではありませんけれども財政法第四条で均衡財政を言っているわけですね。すなわち、財政である以上、どこかで減らせば、要するに軽減税率を採用するのであれば、歳出、まあ社会保障になると思いますが、社会保障を減...全文を見る
○藤巻健史君 時間がないので終わりにしますけれども、私、ドイツもスイスも均衡財政を憲法化しているということは、やっぱり当然のことながら、国というのは均衡財政でいかなくちゃいけないと思うんですね。そのときに軽減税率をやるということは、先ほど申しましたように、歳出を減らすのか、消費税...全文を見る
03月22日第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  質問通告をしておりますが、ちょっと時間の関係で質問の順番を変えて質問をさせていただければと思っております。  まず、担当者の方にお聞きしたいんですが、ギリシャはODA予算を組んでいるのかどうか、お教えいただけますでしょうか。
○藤巻健史君 まあ、二百、三百億円ぐらいですか、二〇一五年、去年の財政危機のときにはきっとODA予算なんかは組めなかったと思うんですが。  ギリシャは、御存じのように財政破綻危機に瀕しております。日本の財政はギリシャよりも悪いわけですね。確かに、ギリシャと日本、何が違うかという...全文を見る
○藤巻健史君 大臣のおっしゃること、よく分かるんですが、だからこそ、国民を地獄に、その状況に陥らせるかもしれないような財政状況の中でお金を使うわけですから、やはりコストとリターンのことをきちんと関連付けていただきたい、コスト・アンド・リターンをはっきりさせていただかなくちゃいけな...全文を見る
○藤巻健史君 貴重なお金なので、是非分析していただければと思いました。  どうもありがとうございました。
03月23日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  今日ちょっと質問が多過ぎるかもしれなくて、終わらなければ事務方の方で、ちょっと数字はいただきたいので、後で私の事務室の方に持ってきていただければと思います。  まず最初に、外貨準備についてお聞きしたいんですが。  外貨準備、ほと...全文を見る
○藤巻健史君 対外秘ということをお聞きしたんですけれども、かなりどの辺に投資するかによって本当に収益がえらく違うので、やっぱり誰が決めるかというのは非常に重要なことだと思います。  それに関連してですけれども、韓国ですと外貨準備でMBSを買ったり、それから中国のようにアメリカの...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっといつのだったか忘れたんですけれども、日経新聞に、外貨準備で証券がほとんどだったものを外貨預金にシフトさせているという記事があったんですけれども、それは本当なのか、そしてその理由は何なのか。ひょっとすると、JBICへの貸付金増加だと外貨準備じゃなくてその他外貨...全文を見る
○藤巻健史君 そうすると、外貨準備の運用が下手だったのかいいリターンを得たのかという、その結果を我々はチェックできないということになってしまうんですけれども、それはもう全て財務省を信用して、うまくやっていると想像するしかなくなるんでしょうか。
○藤巻健史君 じゃ、あとちょっと時間がないのであれなんですが、私の最後の、質問通告の五番目の、米国債の残存一年未満、一年から五年、五年から十年というブレークダウンとその利回りというのを後で教えていただけますのでしょうか。それは公表範囲内になっていますか。その数字を是非知りたいんで...全文を見る
○藤巻健史君 分かりました。  時間が来ましたので終わりにしますけれども、この資料、じゃ、分かる範囲で是非事務所の方にお持ちいただければと思います。  以上で終わります。
○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  軽減税率の話をすると、いつも、財源は何か、財源をどうするのかという話になるんですが、非常に奇異に思うのは、財源という言葉は普通は黒字のときに言える言葉であって、赤字のときに本当に財源という言葉を使っていいの...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私の最初の質問は、別にそういう深い意味があるわけではなくて、単に財源があるという言葉遣いが間違えているのではないかという国語の問題でございましてですね。  二番目に行きたいんですが、何はともあれ今、日本はかなりの財政赤字ですけれども、昨日も申し上げましたけれ...全文を見る
○藤巻健史君 今の佐藤局長のお話はよく分かったんですけれども。  それでは、その前の段階で、これ去年もお聞きしたんですけれども、日本の総人口一億二千六百万人ということで、税金を払っていない方、それは赤ん坊なんかは税金払えませんから、その赤ん坊、払っていない方というのは七千七百万...全文を見る
○藤巻健史君 今のお話聞いていると、これ為替が私の想像どおり円安が進むと、日本の位置えらい変わってきますからね、円で対比しているということは。日本の位置がどんどんどんどん課税最低限が高い方に動いていくんだろうと思うんですけれども。  それ以上に、私がそれをなかなか判断しにくいと...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私も別に確たる自信はなかったんですが、多くのところで、日本人は所得税を払っている人が少ない、先進国の中で極めて少ないという話をよく聞くので、その資料があればお聞きしたいなというふうに思ったわけです。  次に行きますけれども、現実問題としては他国と比べて多いか...全文を見る
○藤巻健史君 認識としては、所得税では難しいと。私は別に提案しているわけじゃないですから、提案なんかすると皆に総スカン食っちゃいますから、私。これしかないという事実を申し上げているだけでね。要するに、もし所得税で賄えというのであれば、そういう課税最低限を下げるか低いところの税率を...全文を見る
○藤巻健史君 ありがとうございました。  次に、一つ感想を大臣にお聞きしたいんですけれども、去年の二月十二日の日経新聞に、国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用分析研究部長の阿部彩氏が「経済教室」を書いていたんですけれども、多くの識者が指摘するように、日本の所得格差の拡大は、...全文を見る
○藤巻健史君 最後に一問だけお聞きしますけど、今日私が申し上げていたのは、別に低所得者層から取れという話じゃなくて、皆さん今まで誰もが、日本人が、要するに格差是正ということで誰かの、ほかの人の金で何とかしろという話ばかり聞くので、これはもう格差是正するためには全員が参加しなくちゃ...全文を見る
○藤巻健史君 時間が来ましたので、終わります。ありがとうございました。     ─────────────
03月24日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。  まず、佐藤局長にお聞きしたいんですけれども、欧米で給料の源泉徴収をしている国はあるのかどうか、お聞かせください。    〔委員長退席、理事愛知治郎君着席〕
○藤巻健史君 それでは、日本で給料の源泉徴収を始めるようになった経緯を教えていただきたいんですが。
○藤巻健史君 最初の質問にちょっと戻らせていただきたいんですが、アメリカ、イギリス、ドイツ等が給料の源泉徴収をやっているというふうにおっしゃいましたけれども、日本並みに例えばサラリーマンは全く、じゃ税金に関与しない、関与しないというか書類を出したりする必要がないのか、若しくは源泉...全文を見る
○藤巻健史君 アメリカは確定申告をしなくちゃいけないということですけれども。  今回の財政、おととい、昨日、今日、その前、先週もそうでしたけれども、この財政金融委員会を聞いていましても、その他、前々から、消費税を上げるときというのは日本は物すごい苦労しているわけですよね。これ、...全文を見る
○藤巻健史君 コストも確かに膨大に掛かるかもしれませんけれども、そういうのはある程度、税制を極めて単純にしていけば、簡潔にしていけばかなりコストカットはできるかと思うんですよね。  それで、かつ、そのリターンも、要するに、国民の税金に対する認識が高まるとか、それから、例えば分析...全文を見る
○藤巻健史君 済みません、ちょっと聞き損なったんですが、三兆円駆け込みでプラスになったというのは、これは最初の数字というのは、税収じゃなくて景気の、消費者物価、何がその三兆円増と。
○藤巻健史君 過去の実績からするとそうだということなんですけれども。  もう一つ、もうちょっと消費税を上げると景気が悪くなる、それ以上に税収まで減るとおっしゃる方がいるんですが、それは全否定いたしますか。要するに、消費税を上げれば景気が悪くなる、景気が悪くなってもまあ税収はプラ...全文を見る
○藤巻健史君 もうちょっとそれに関連してお聞きしますけれども、逆に消費税を下げると景気が良くなって税収が上がるという人もいらっしゃるんですが、その可能性はどう思われますでしょうか。
○藤巻健史君 それは私も同感でございまして、レーガン政権第一期に減税をして、増収になるだろうということで減税をいたしましたけれども、結局税収は大赤字ということで、これラッファー・カーブの理論でやったんでしょうけれども、最終的にはブードゥー経済学、要するに新興宗教学みたいなものだと...全文を見る
○藤巻健史君 基本的には私の認識も大臣と同じでございまして、私は当時、マーケットにいたのでよく覚えていますけれども、九七年に景気があれだけ下がったのは、やっぱりおっしゃったように通貨危機でありロシア危機だったと思います。まさに、マーケットで見ていたときに、経済動向を見る上で消費税...全文を見る
○藤巻健史君 そう言われちゃうと、ああそうかと皆さん思っちゃうかもしれませんけれども、先ほど言いましたようにアメリカも累進課税で、あと、今日ちょっと時間がないので言いませんけれども、累進課税の税率は低いと思います。アメリカの例えば野球選手が、日本の税制とアメリカの税制を比べた場合...全文を見る
○藤巻健史君 勉強させていただきたいと思います。  あと三分なんで、もう一つだけお聞きしたいんですが、そもそも格差是正というのは国の仕事かということをちょっとお聞きしたいんですけど。  日本は今、格差是正、何でも格差是正で金科玉条のようにやっておりますけれども、実は私、一九八...全文を見る
○藤巻健史君 最後の部分はちょっと反論があるんですけれども、時間がないので、またこのくらいにいたします。  ありがとうございました。
○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  ちょっと質問する前に一つ、今日の今までの質疑を聞いていて、財務省にちょっとクレームを付けておきたいと思うんですが、前川委員が使われていた申告納税者の所得税負担率というのは、これ、今国会でも何度も使われて、私...全文を見る
○藤巻健史君 株、不動産、ゴルフ会員権等は消費者物価指数には入っていなくて、これが上がる場合は資産インフレというわけですね。  インフレ、デフレという言葉を使うときは、やはり消費者物価指数とか、それからGDPデフレーターのことをいうわけですが、先ほど申しましたように、消費者物価...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私も別にあのときの土地と株が上がったことが良かったと申し上げているわけではなくて、要するに土地と株の上昇は経済の状況に非常に影響するんだよということは申し上げたかったというふうに思います。  次に、大臣にお聞きしたいんですが、このときに、最初の表を見ていただ...全文を見る
○藤巻健史君 円安を目的とするというと国際社会からたたかれるので、そうおっしゃらざるを得ないんだと私は理解しておりますけれども、ただ、アベノミクスが最初の頃に非常に成功していたのは、総理がまだ野党自民党の総裁のときに、八十円のときに、これは円高がいかぬと、円安にしなくちゃいかぬと...全文を見る
○藤巻健史君 はい。  そうなると、国のお財布が心配になりますが、もう時間が来ましたので、これで終わりにしたいと思います。
03月28日第190回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  二月十一日の日経新聞に、国会での経済論争は低調で、市場動向への国会の感度の低さが際立ったとお叱りの記事が出ていましたので、今日は金融経済、マーケットについてお聞きしたいと思っております。  我がおおさか維...全文を見る
○藤巻健史君 国債の発行は一種の取引なんですけれども、通常民間では取引は契約に基づいてやるわけです。  この国債発行というのは、発行サイドは国、そして固定金利での買いというのはやはり金融機関ということでプロなんです。プロ同士の取引で、契約に書いてあるとおりにやっていたわけですね...全文を見る
○藤巻健史君 本来であれば、そのギブアップしたときに国の権利、国民が税金を少なくて済む権利をギブアップしたこと自身に本来は問題があると私は思っております。  まあ、これは議論してもしようがないので次に行きますけれども、もう少し、それからやっぱり国というのは、歳出を減らすというこ...全文を見る
○藤巻健史君 運用方法を答えていただく必要はないんですが、是非運用をもっと考えていただきたいということだけは申し上げておきたいと思います。  金もうけをする人が国のスタッフにはいないとおっしゃいますけど、これ、国も金もうけしてもらわなくちゃ困るんですよ。当然のことながら、国がお...全文を見る
○藤巻健史君 法律があるんだったらそれは法律を変えて、これ大変な国益だと思いますよ。要するに、今、為替介入というのは確かに日銀が手足となってやっていますが、これ財務省のアカウントでやっているわけです。私が今申し上げたのは、日銀のアカウントで日銀の頭でやれということを申し上げている...全文を見る
○藤巻健史君 政府が精力的にやっていただいたということには敬意を表します。ただ、一ドルが八十円のままだったら、決して訪日客数も外国人数も農業の輸出もここまではいかなかったと私は思っております。円安が極めて重要だと思うんですが、だから非常に一番大きい要素だと思うんですよ。  ただ...全文を見る
○藤巻健史君 是非、為替を始めとして、頭を使って、お金をなるべく使わないようにして景気を良くしていただきたいと思います。  以上です。ありがとうございました。
03月29日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  先ほど所得税法等の一部を改正する法律案が賛成多数ということで委員会を通過しましたけれども、当然この中の議論では軽減税率が一番大きいトピックだったかと思います。  その軽減税率と関税の関係についてちょっとお...全文を見る
○藤巻健史君 いや、政策をばらばらに考えずに、消費者にとって何が得かと、有利であるかということを考えていただきたいんですけど、関税を全くなくして軽減税率はなしという方が、若しくはこれだけ高い関税を残して軽減税率を導入するのと、どちらが日本の消費者にとって有利であるかということを総...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと関連しますけれども、まず農水省にお聞きしたいんですが、一昨年、バター、かなり供給不足というか、なかなかスーパーでも買えないという話になりましたけれども、去年、今年と、特に今年はどうなっているでしょうか。
○藤巻健史君 量に関しては今年よろしいのかもしれないんですが、そもそも、ニュージーランド製の方が日本の製品より三分の一の価格でバターを本来であれば買えると。ニュージーランドから関税なくして入ってくれば三分の一の値段でバターが買えるというときに、高い関税を今まで課して国内産業を守っ...全文を見る
○藤巻健史君 日本は確かに消費者の力が弱いということもありまして、高いものを食べさせられているという認識はなかなかないんではないかなと。これ、アメリカだったら物すごい消費者目線で物事が決まっていくのになと私はいつも思っております。  農水省にまたお聞きしたいんですけど、農水省の...全文を見る
○藤巻健史君 国家がなぜ輸入するのかというのがよく分からぬですけれどもね。私の感覚的には、値段が国内と海外の差が大きいということで関与してくるんじゃないかなという気はいたしますけれども。  何はともあれ、これで終わりにしますけれども、どうも日本というのは生産者目線が強過ぎる。生...全文を見る
03月31日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  まず、ちょっと、ゆうちょ銀行についてお聞きしたいんですが、最初にそもそも論をお聞きしたいと思います。  私、長い間金融界におりましたけれども、私の認識というのは、銀行というのは自分よりリスクのあるところに融資をする、預金を集めてそ...全文を見る
○藤巻健史君 これは法律でもまだ融資ができないのであれですけれども、まだまだゆうちょ銀行というのは本来の金融業務をしていないということだけは認識していただきたいと思っております。  それで、マイナス金利政策が導入された後、金融株がかなり下落しました。それに伴って株式市場全体が下...全文を見る
○藤巻健史君 利用者の利便性を図るということで預金額を増やしていっても、ただでさえ苦しくなるだろうと思われる経営状況がもっと苦しくなって、まあこれはないだろうとは思いますけれども、倒産でもしたら大変なことになっちゃいますので、その辺は十分考えていただきたいし、本当に利便性ばかり考...全文を見る
○藤巻健史君 金融機関の経営環境を回復というふうにおっしゃいましたけれども、これもこの前申し上げたと思いますけれども、一九七〇年代のアメリカのSアンドL危機は、イールドカーブを立てるということによって経営危機を脱したということがあります。経営環境のことのみを言うのであれば、まさに...全文を見る
○藤巻健史君 それは、デフレを脱却するというのも非常に重要な要因なんですけれども、逆に言うと、市場のチェック機能、日銀が市場のチェック機能を奪ったおかげで財政赤字が天文学的に上がって、いずれ物すごいハイパーインフレになるということになれば、今日はいいかもしれないけどあしたはとんで...全文を見る
○藤巻健史君 今大臣は財政法第四条から言われましたけれども、当然、財政法第四条で均衡財政をうたっているわけでありながら、今議題になっています特別法で特例公債を発行しているわけですけれども、特別法は一般法を破るということでありますから、日本はまさにその均衡財政をうたった財政法を無視...全文を見る
○藤巻健史君 総裁がおっしゃったように、財政法第五条というのは、先人が激しいインフレを防ぐために作った条項なわけですね。  先ほど申しましたように、何度も申しましたように、日銀が市場の監督機能を破り、そして財政法四条、そして財政法五条を実質無視するようになったということは、まさ...全文を見る
○藤巻健史君 発行銀行券ルールもそもそも財政規律を規範する方法の一つだったと私は思うんです。要は、市場はもう財政規律をチェックできなくなってしまった、これ日銀のせいだと私は思いますけれども。昔は郵貯とか、ゆうちょ銀行とかいろいろありましたけれども、今は日銀のせいかと思いますけれど...全文を見る
○藤巻健史君 そういう状況になりますと、今残っているのは、先ほど大臣がおっしゃったように、財政規律を律する方法というのは何が残っているかというと、二〇二〇年にプライマリーバランスを黒字化するというお約束というか、努力目標のみなんですよね。その目標が達成できるかというと、先ほど来話...全文を見る
○藤巻健史君 次の質問は財務大臣でも美並次長でもよろしいんですけれども、資料三に二〇一〇年のトロント・サミット宣言がありまして、ここからプライマリーバランスの話が出てきたんでしょうけど、下に傍線が引いてあるところ、「先進国は、二〇一三年までに少なくとも赤字を半減させ、二〇一六年ま...全文を見る
○藤巻健史君 要するに、この時点で日本の財政状況というのは、ほかの欧米諸国に比べて約五周ぐらい遅れたということですよね。ほかの先進国の目標では到底日本は達成できっこないから、そこで、しようがないのでプライマリーバランスという非常に緩やかな五周遅れの目標を設定したということだろうと...全文を見る
○藤巻健史君 いや、目標自身が、これフランスが追い付いていないとおっしゃいましても、少なくとも政府債務の対GDP比を安定化又は低減させる若しくは赤字を半減させるということであって、それについてできていないという話であって、日本はもうかなり遅れている。日本なんか、これやると言ったら...全文を見る
○藤巻健史君 大臣のお言葉非常にあれなので、是非もっともっと浸透させて、もっと緊張感を持って予算を組んで、財政問題に取り組んでいただきたいと思います。  以上です。
04月06日第190回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第4号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会、藤巻です。  まず、竹内副大臣にお聞きしたいんですけれども、今日のプレゼンで何度も世界に冠たる国民皆保険という言葉が出てきましたが、その一方、世界に冠たる低消費税率なわけですね。世界に冠たる国民皆保険と世界に冠たる低消費税率と。ということは、ちょ...全文を見る
○藤巻健史君 国民皆保険そして低い消費税率、両方とも国民受けする政策ですけれども、いいとこ取りではないか、改善する必要があるのかと私は思っております。  二番目の質問としまして、今日はせっかく内閣府、財務省、厚生省いらっしゃいますので、ちょっと名目金利と名目成長率の関係について...全文を見る
○藤巻健史君 名目成長率よりも名目金利が高いということは、対GDP比の債務残高は拡大していくということでありますが、先ほど財務省、ちょっとどこにあったか分かりませんけれども、資料には対GDP比率を下げていくというような回答があったんですが、今の回答とちょっと矛盾しているなというふ...全文を見る
○藤巻健史君 時間がないので終わりにしますが、十分に、十二分にその辺は検討しないと日本が大変なことになると私は思います。  それで、日銀が出口が先だというのは、それは黒田日銀総裁が仕事をしないというふうにお考えになっているのかなというふうに思ってしまいます。何はともあれ危機感を...全文を見る
○藤巻健史君 多くの方が直近の経済動向、それから消費者物価指数等をおっしゃるんですが、私は、やっぱり長い目でもっと見なくてはいけない。要するに、日本というのは二十年前の名目GDPが全く伸びていないんです、大体五百兆。その間に、ちょっとうろ覚えですけど、イギリスとかアメリカは二・数...全文を見る
04月13日第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、山田参考人にお聞きしたいんですが、最初、確かによく中国がアフリカにどんどんいろんな意味で進出しているという話を聞くんですが、中国の支援というのは人道的なものがなくて、全てが、何というか、エコノミックア...全文を見る
○藤巻健史君 今労働者を訓練しているというふうにおっしゃっていましたけれども、今、日本の場合、研修生として実質的には足りない労働力の補填みたいな形で使っているのも多いかというふうに考えるんですけれども、そういうことでなく、本当の意味での訓練でアフリカ人の留学生を受け入れているのが...全文を見る
○藤巻健史君 あと、アフリカ諸国は、人口は増えているけれども生産性が上がっていないと、人口は増えていっても若い人ばっかりだとおっしゃっていましたけれども、潜在成長率を高めるためには、人口と生産性ともう一つ資本の面があるんですが、資本が、直接投資がやっぱりまだかなり少ない。それはイ...全文を見る
○藤巻健史君 大野参考人にお聞きした方がよろしいかと思うんですけれども、ちょっとODAとは直接関係なくて、民間の援助の方なんですけれども、私、実はアメリカの銀行に勤めていて、辞めた直後に、同僚のアメリカ人がやっぱりアフリカに学校をつくろうということで、先ほどちょっと山田参考人もお...全文を見る
○藤巻健史君 時間が参りましたので、これで終わりにいたします。
04月26日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、質問通告していないので、ちょっとコメントだけというか、次回以降、機会があればお聞きしたいと思うんですが。  昨日、実は私ちょっとオフィスに来られなかったので、今日朝来ましたら、机の上に、バーゼル銀行...全文を見る
○藤巻健史君 私のコンタクト先というか仲間は、外国人はみんな、そのカレンシー・ベーシス・スワップがスプレッドがこれほどまでに広がった、これはいいチャンスだというばかりに買っているという事実があるかと思います。  これは何を申し上げたいかというと、ジャパン・プレミアムがかなり拡大...全文を見る
○藤巻健史君 ドル調達に支障はなくても、プレミアムが広がっていきますと、かなり高いドルファンディングになってしまって、ひょっとするとドル運用、ドル調達じゃなくて円転で、円からドルに替えてファンディングをするという方向に行く。すなわち、かなりドル高円安が進む可能性もあるのかなと、こ...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと、余り時間がないので次の質問に入ってしまいたいと思うんですが、日銀のマイナス金利政策導入後やはり長期金利がかなり低下してまいりまして、長期固定で住宅ローンを借りた人に対して銀行からの借換え要請というか借換えの宣伝というか、そういうことが起きている。新聞でも拝...全文を見る
○藤巻健史君 今、契約は自由にできるというお話があったんですけれども、各金融機関が契約自由にできるというふうに話がありましたけれども、これは極めて遺憾であって、やっぱりプットオプションをただであげるというのは借主に対して平等ではないし、本来であれば、私が株主だったら株主訴訟、これ...全文を見る
05月10日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。  渡辺総裁とは、私は中学、高校一年後輩で、テニス部も、渡辺先輩は中学、私は高校だけでしたけれども、一年後輩なんで頭が上がらないのでなかなか質問しにくいんですけれども、仕事でございますのできちんと質問させていただこうというふうに思ってい...全文を見る
○藤巻健史君 インフラ投資が今民間の一種のもうけの、飯の種になっているんじゃないかと私は思っておりまして、当然そうすると長期投資も入るんじゃないかなと私は思うんですね、私もう今ちょっとマーケットから離れているので余り詳しいことは知りませんけれども。  長期投資できなくても、後の...全文を見る
○藤巻健史君 今の御発言聞いていますと、ちょっと気になったのは、もし消費税増税を延期した場合に、国の格下げ若しくはそれに伴う企業、金融機関の格下げがあった場合にジャパン・プレミアムが激しくなって、そのときにちょっと苦しくなるのかなという感想は持ちました。  最後の質問になります...全文を見る
○藤巻健史君 もう一つ質問するとちょっと時間がオーバーしてしまうと思いますので、これで終わりにしたいと思います。  ありがとうございました。     ─────────────
05月11日第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  本日はどうもありがとうございます。  両国大使に質問をしたいんですけれども、工業化等も非常に重要なことだと思いますけれども、やはり観光資源も重要かなと思うんですが、両国には動物保護地区がたくさんあると聞い...全文を見る
○藤巻健史君 次に、ありがとうございました、ケニア大使にまたお聞きしたいんですけれども、ケニアの水道では十分な水質が得られていないという問題点はお聞きしておりますけれども、なぜ十分な水質が確保されていないのか、その点について、また日本に対しての御要望があるかどうかをお聞きできれば...全文を見る
○藤巻健史君 終わります。
05月12日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いします。  日銀は、二〇一七年度中に消費者物価指数が二%達成できるというふうに予想されていますけれども、これが、二%が安定的になれば当然マイナス金利政策から脱却しなくちゃいけないと思うんですけれども、どういう方法でマイナス...全文を見る
○藤巻健史君 いや、まさに御回答のとおりで、マイナス金利政策の出口というのは当座預金に金利をチャージしているものをチャージしなくなる、これがマイナス金利政策の出口、誰が考えたってそれしかないわけで、聞けばすぐお答えいただいたんですが、じゃ、量的緩和の方について、今まで毎回毎回時期...全文を見る
○藤巻健史君 いや、今までの時期尚早という回答から比べると随分進歩されたなというふうに思うんですけれども、今の方法の一つに保有国債の償還並びに売却というお言葉がありました。これは、異次元の量的・質的緩和の一番の問題は、長期国債を買っちゃった、要するに量よりは質の方なんですよね。白...全文を見る
○藤巻健史君 そうなんですよね。実は二十年ぐらい前から私は日銀さんに、日銀アカウントで国債を買う、そうすれば日銀も介入できるじゃないかというふうに申し上げていたんですけれども、今の為替の介入権というのは国にしかないと。日銀は為替介入については単なる手足でしかないわけですから、頭と...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私が提案したのは別に介入でもなくて、量的緩和をするための手段として米国債を買っていくというだけであって、別に外国から介入と言われる筋合いはないと思います。  それと、やはり、為替は安定が必要だとおっしゃいますけれども、高値安定しちゃったから日本経済が低位安定...全文を見る
○藤巻健史君 時間がないので次の質問には入りませんけれども、イールドカーブをフラット化した、要するに金利水準を全体的に引き下げたということがよかったよというような御発言だったんですけれども、もうこれ質問じゃなくてコメントだけですけれども、このイールドカーブをフラット化して下げちゃ...全文を見る
05月19日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  私が今日質問に立たせていただいた理由は、やっぱり今後のことを一生懸命考えなくちゃいけないかなと、審議委員の重みというのを再認識していただいて、今後の人選において審議委員はやっぱりトップレベルの人たちにお願い...全文を見る
○藤巻健史君 履歴を見た感覚だけですけれども、別に実務界で大いに成功された方というわけでも活躍された方というわけでもなさそうなので、やはり私はどちらかといえば学問の世界で成功された方かなという評価で上ってきたんじゃないかと思うんですけれども、同意人事のときに出されたこの二冊の本、...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私は、学者としてはそれはよろしいかもしれませんけれども、さすがに審議委員になるのであれば、やっぱりトップレベルの学者、トップレベルの実務家を選んでいただかないと、マーケットも、それから例えば日銀に働いている方だって、トップが何だと思うような方だったらやっぱり働...全文を見る
05月24日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  今回の法改正でビットコインに対してかなりの規制が出てくるわけですけれども、確かにマネーロンダリングとかその辺に関してはいいのかもしれませんけれども、一方、財務省がビットコインにお墨付きを与えたという認識が国...全文を見る
○藤巻健史君 短期的には確かに規制で一生懸命利用者保護をしなくちゃいけないと思うんですけれども、やっぱり仮想通貨が大きくなるというのはかなり危険があるのかなと私は思っておりまして、通貨を発行するときというのは、やっぱり通貨発行益、シニョリッジがあるわけですね。日銀でいえば、資産と...全文を見る
○藤巻健史君 通貨発行量を考える場合、発行銀行券だけじゃなくて当座預金も含めるべきかなと私は思っているんですけれども、まあそれは別の議論なのであれですけれども。確かに、今現在でいえばそんなに通貨発行益が侵害されるということはないと思いますけれども、やっぱり長い目で見て通貨発行益が...全文を見る
○藤巻健史君 次は、財務大臣とやっぱり日銀の雨宮理事にお聞きしたいんですけれども、非常に個人的な意見で過激なのかなと思ってしまうんですけれども、法定通貨以外は禁止と。さっきも申し上げましたように、プリペイドカードとかポイントカードは別ですよ、要するに、特定の店しか使えない。ですけ...全文を見る
○藤巻健史君 次は、国税庁次長にお聞きしたいんですけれども、支払手段としてビットコインが使われていくというのは、一つにはコストが安いということもあるかと思うんですけど、もう一つはやはり匿名性じゃないかと思うんですよね。要するに、ばれないということで。もし匿名性がゆえに支払に使われ...全文を見る
○藤巻健史君 マネーロンダリングに使われるということは、やっぱり匿名性があるんだろうと思うので、是非税金の方はしっかりやっていただきたいと思っております。  あと、FATFのガイダンスによれば、これ、交換業者も別に登録か免許ということになっているかと思うんですけれども、なぜ今回...全文を見る
○藤巻健史君 分別管理があっても、法律破っちゃって破産してなくなっちゃうと元も子もないので、ちょっと登録制でいいのかなという気がします。  最後の質問、簡単にお願いできればと思いますけれども。  データがないのではっきりしたことは言えないんですけど、ビットコインを買っている人...全文を見る
○藤巻健史君 終わります。
10月06日第192回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず総理にお聞きしたいんですけれども、財政というのはかなり厳しいと私は思っているんですね。それほど遠くない将来に、国民に負担を強いるような財政改革が必要になるのかなと私は思っております。  そういうときに政治...全文を見る
○藤巻健史君 次に、我が党の片山虎之助共同代表が代表質問をしまして、そのときの安倍総理の回答で、経済回復なくして財政再建なしとおっしゃった。これ、しょっちゅう総理がおっしゃっていることなんですけれども、本当に景気が回復すれば財政は再建になるのか、その辺についてお聞かせいただければ...全文を見る
○藤巻健史君 内閣府が中長期の財政再建に関する試算を出しておりまして、七月に出した試算というのがこのパネルにあるやつなんですね。  これ見ていますと、どうも景気が、この試算というのは二つのケースがありまして、御存じのように、経済再生ケースという、名目三%、実質二%という非常に楽...全文を見る
○藤巻健史君 今お話しになりました建設国債ですけれども、今たまっている千五十三兆円ぐらいの借金のうちほとんどが、発行なんてとんでもない、財政法四条であっても発行などとんでもない赤字国債なんですからね。今の石原大臣の発言にはちょっと疑問を感じます。  それと、これ先ほどちょっと申...全文を見る
○藤巻健史君 世界危機を回避するためになぜ通貨安戦争をしないのかというのが非常に答えになっていないじゃないかと思うんですけれども、なぜ通貨安戦争をしないかと、合意したということは、これは各国が自国の通貨を安くすれば、切り下げれば景気が良くなるとみんな思ってそれをやっちゃうから、そ...全文を見る
○藤巻健史君 今確かに、黒田総裁がおっしゃったように、日銀法四十条の二では、これは為替介入のためのドル買い、ドル債買いというのは日銀は禁止されています。ですけれども、日銀は、別にその他金融目的のための外債購入というのは許されているわけですよ。実際、たしかちょっと、五兆円ぐらいだっ...全文を見る
○藤巻健史君 確かに、FRB、今バランスシートの残高を維持しておりますけれども、これ、インフレになったら当然のことながら早急に縮めなくちゃいけない。今、アメリカのFRBは七年から十年掛かるというふうに言われていますから、そんなことをしていたらインフレに追い付かないわけですよね、マ...全文を見る
○藤巻健史君 パネルを見ていただきたいんですが、パネルの上が国債引受けですよね。これは、先ほど総裁がおっしゃったように、ハイパーインフレを招いたから財政法五条で禁止されているわけです、政府と日銀との一対一対応ですね。  今、日銀がやっていることってこれじゃないです、確かに。でも...全文を見る
○藤巻健史君 私は、どう考えてもこれは実質的に引受けで、ハイパーインフレのリスクがあるかなと思うんですけれども。  そこでちょっとお聞きしたいんですが、今、消費者物価指数二%のためにこの下の買いオペをやっているというふうにおっしゃいましたけれども、じゃ、消費者物価が安定的に二%...全文を見る
○藤巻健史君 ハイパーインフレになるリスクがないというふうに黒田総裁はおっしゃっていますけれども、これ一番心配は、私も、量的緩和をやればこれは景気良くなりますよ、こんなお金じゃぶじゃぶにやったら。誰でも分かることです。今はちょっと足踏みしていますけれども、景気良くなると思います。...全文を見る
○藤巻健史君 今大臣は、日本人が一〇〇%買っていて、円で発行しているから大丈夫だとおっしゃいましたけれども、戦争中に発行された戦時国債、円で発行されていて、それで日本人が一〇〇%買っていたと思いますけれども、でもハイパーインフレ、紙くずになったんですよ。別に財政破綻はしないかもし...全文を見る
○藤巻健史君 はい。  まさに、じり貧から脱却してハイパーインフレというどか貧になっちゃいけないですねと私は申し上げているわけです。  時間がないので、あっ、どうぞ。
○藤巻健史君 反論したいんですけれども、時間がないので、これで終わります。
10月27日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、財務省にお聞きしたいんですが、佐川理財局長で結構ですが、釈迦に説法ですけれども、財政法第四条は均衡財政をうたっているわけですね。やむを得ない場合には建設国債を発行してもよいということになっていますけれども...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと確認をしておきますけれども、赤字国債は二百六十六・八兆円、建設じゃない、逆ですね、建設国債は二百六十六・八兆円の赤字国債五百四十二・八兆円、建設国債よりも赤字国債がとんでもなく多いと。発行するのはとんでもないはずの赤字国債が五百四十二兆円ということで、非常に...全文を見る
○藤巻健史君 もちろん、厳しい財政状況だからこそこういうことになったと思うんですが、厳しい財政状況になったのであれば、償還ルールを変えるのではなくて、当然赤字を減らすということを考えていく、これが正道だと思います。これ以上、これでこの問題についてはやめておきますけれども。  次...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと数字がよく分からぬのですけど。  私も日銀のデータから取ってきましたけれども、六月現在だと国債三百七十六兆円持っていまして、長国三百二十三兆円なんですよ。これ、この日本銀行の統計が三百七十六兆円持っているということになりますと、先ほど佐川理財局長から聞いた...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私は両方とも、日銀も財務省もホームページから取ったんですが。  まず黒田総裁に関して言いますと、日銀の統計、バランスシートから取って、全体の国債が三百七十六兆円、長期国債は、これは六月ですが、三百二十三兆円なんですよ。  それで、これ財務省の方の統計、国債...全文を見る
○藤巻健史君 その議論はちょっと横置いておいて、しかしながら、日銀が自分自身で出している日銀のバランスシート、バランスシートの六月末の残高は三百二十三兆円、そして九月、三百四十兆円なんですね。どう考えても、発行国債残高から比べると四〇%、長期だと五三%になっているんですよ。  ...全文を見る
○藤巻健史君 今総裁がおっしゃった、三分の一程度だとおっしゃっているのは、これ短期国債、FBも含めてのことだと私は思っています。数字ですから後で精査すれば簡単なので分かると思いますけれども、私は、半分近くか半分以上か何か長期国債について買っているんではないか。  そして、今総裁...全文を見る
○藤巻健史君 もし枯渇した場合は、私は日本国債ほど大量に市中に存在するものというのはやっぱり米国債しかないと思うんですね、アメリカの国債。アメリカの国債買っていれば、当然のことながら、日本国債枯渇しても異次元の量的緩和は続けられるわけですよ。  そういう質問をやっぱり前、予算委...全文を見る
○藤巻健史君 そういう理由は分かりましたけれども、言えることは、少なくとも日銀は、日銀法上、外国債券を買っても悪くはない、違反ではないということだと、違反でないからお買いになったと思うんですけれども、確かに日銀法四十条の二項で為替介入のためには買えなくても、要するに金融政策のため...全文を見る
○藤巻健史君 確かに、政府のエージェントとしてはできない、すなわち為替介入はできないんですけれども、金融政策のためだったら買えるというふうに思いますですけどね。  それで、一つのまた議論としては、アメリカがそうするとドル高になってしまって文句が出るのではないかとおっしゃる識者の...全文を見る
○藤巻健史君 今総裁は、FRBはバランスシートを維持している、バランスシートを縮める気がないとおっしゃいましたけれども、それは全く違っていまして、FRBは早めにバランスシートを縮小したいけれども縮小できないだけの話ですから、それは全然話が別だと思います。  これ、縮小しようと思...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっといろいろ反論したいところは山ほどあるんですけど、これは次回にしましてですね。  今長期金利を下げて成功だ成功だとおっしゃっていますけれども、配付資料を見ていただきたいんですが、長期国債、長期金利下げて何のメリットがあるんだと。  先ほど岩田副総裁もおっし...全文を見る
○藤巻健史君 終わります。
11月16日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第5号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  日本維新の会はTPP推進派でございます。その前提の下で、まず原則論をお聞きしたいんですけれども、TPPのような協定を結ぶときは、日本全体としてプラスかマイナスかを考えて、プラスであれば積極的に協定を結ぶ、そして...全文を見る
○藤巻健史君 まさに大臣がおっしゃったとおりだと私どもも思っております。  米国が、ところが完全に撤退しますとTPPは成立しないわけですよね。そうすると、やっぱり心配なのは中国。これ、中国は今TPPに入っていないわけですけれども、中国は東アジアの経済圏で貿易ルール作りをしようと...全文を見る
○藤巻健史君 まさにそのとおりだと思っております。  今大臣の方からRCEPの話が出てまいりましたんですが、そうではなくて、例えばアメリカを除いた十一か国で新TPPをつくった上で、そしてアメリカと中国にひょっとして入らないかというような提案をしまして、そうすると、アメリカって焦...全文を見る
○藤巻健史君 そういうふうに私も思いますけれども、政府は、対日農林水産品の関税非撤廃率、これが一七・七%で、ほかの十一か国の平均一・五%に比べてかなり高くて、農水産業者の国内産業とか水産業界を守ったと、こう自慢されているんですけれども、確かに生産者にとってはこれ守ってくれてうれし...全文を見る
○藤巻健史君 私は、ただ、消費者が農産物の価格で高い値段を払わされているということを申し上げて、だからといって農業が廃れていいというふうに申し上げるつもりはないんですよね。関税以外にもほかに農業を守る手段があるのではないかということは後で申し上げますけれども、それだけはちょっと最...全文を見る
○藤巻健史君 このほかに関税と、それから、本来であれば全部安い外国品を買うところをマークアップで高くなっているから国内産を買っているわけで、その分も消費者が高く買っているに相当すると思うんですが、かなりの額を消費者は余計に払っているというふうに思います。  次に、財務大臣にお聞...全文を見る
○藤巻健史君 ただ、消費者の立場から見ると、関税分そしてマークアップ分高いお金を払わされて、軽減税率で戻ってくるというだけにすぎないんですよね。だから、そういうことを考えると、軽減税率なんかやめてしまって、関税もやめてしまって、そしてチャラでいいじゃないかと。生産者保護は、先ほど...全文を見る
○藤巻健史君 山本大臣がおっしゃったように、確かにいろんな理由があると思うんですよ。  ところが、私、大臣が触れていない問題がかなり大きいかなと思うんですが、大臣、何が触れなかったかというと、その一九八五年、サトウキビがたくさんあった頃というのは一ドル二百三十八円、約二百四十円...全文を見る
○藤巻健史君 飼料の方は売値に転嫁できますので余り私は重要ではない、重要ではあるんですが、より経済的にインパクトは少ないかなというふうに思っております。  確かに、私の資料が間違っているとするなら申し訳ありませんでしたけれども、ただ、言えることは、円安になれば少なくとも調整金は...全文を見る
○藤巻健史君 為替については、あしたも財金があるので、ちょっとあした十分やらせていただきたいと思いますけど、私は動かせると思っていますし、まずG7の通貨安競争はしない、戦争はしないというのは、アグリーしたということは動かせるからアグリーしたわけで、動かせないんだったらこれ通貨、事...全文を見る
11月17日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  昨日、TPP特別委員会で、麻生大臣と最後、為替の話をさせていただきました。私は、農業が将来、日本の基幹産業になるか否かは為替いかんで、円安になれば日本は、農業は輸出になるし、一ドル百円が一ドル二百円になれば、一...全文を見る
○藤巻健史君 質問通告をしていませんのでそれで結構ですが。  次に、まず先ほどのやはり大門委員のときに、資産価格が下落したのがデフレのメーンの原因だというふうにおっしゃいました。資産効果というのが極めて経済に重要だということは、私も同じ考えを持っています。一九八五年から九〇年の...全文を見る
○藤巻健史君 最初のコメントで、一九八五年から九〇年のバブルのときにドル・円が二百四十円から百二十円になった、それは確かですよ、それは確かなんですが、だからゆえに消費者物価指数が〇・五%だったんですよ。もうちょっと詳しく言うと、八五年から八八年まではほとんど〇・五です。それは、二...全文を見る
○藤巻健史君 何かよく分からない程度で一度決めた法律を改正して先延ばしするというのは、これはちょっと弱過ぎるんじゃないかなと私は感じます。  次の質問に行きますけれども、先ほど大臣がまた触れていらっしゃいましたけれども、九七年から九八年、確かに三洋証券が潰れ、北海道拓殖銀行が潰...全文を見る
○藤巻健史君 ボラティリティーは大したことなかったというふうにおっしゃるんですけれども。    〔委員長退席、理事長峯誠君着席〕  私、別に、ちょっと誤解があるかもしれませんけど、私は短期のトレーダーではなくて、私の仕事というのは日本の銀行には余りなかったんですけれども、日本...全文を見る
○藤巻健史君 サウジが手厚い保護を国民にしているという話をされて、さっき大臣も話出ましたけど、国債費、国債関係が三割で社会保障費三割とおっしゃっていましたけれども、日本の社会保障費って実質的には四割ですよ。  何かというと、国債費なんていうのは過去の社会保障費の後払いなんですか...全文を見る
○藤巻健史君 確かに今のお答えというのは、私が予算委員会で質問したときに安倍首相が、必要条件であるが十分条件でないとかおっしゃっていた、どっちかというのは忘れましたけれども。確かに、これだけ見ると、景気が回復しただけでも決して財政は回復しないわけですよ。  この経済再生ケースと...全文を見る
○藤巻健史君 アジテーションとおっしゃいますけど、私は、内閣府、政府の一員が作った数字を分析しているだけであって、自分が勝手に数字を作っているわけじゃないですよ。これから、内閣府が作った資料から、日本の財政が大丈夫だったら、読み取ってくださいよ。どう考えたって、数字なんですからね...全文を見る
○藤巻健史君 答えられる範囲がともかくとしても、人のことだっておっしゃいますけど、政府ですからね、やっぱり。  それは例えば、麻生大臣が学習院中等科第一組出たから二組のこと知らないよと言ったって、麻生大臣は学習院中等部卒なんですよ。これは同じ組織なんですから、同じ政府なんですか...全文を見る
○藤巻健史君 時間がないので、もうちょっと、せっかく星野局長いらっしゃるのでお聞きしたいんですけれども、よく消費税を上げるというと反対されまして、代わりに所得税を上げて富裕層からふんだくれというような議論をされる方いらっしゃるんですけど、これ、去年五月十四日の財政金融委員会で、三...全文を見る
○藤巻健史君 いやいや、私のです。
○藤巻健史君 いや、そういうわけでもないですけど。
○藤巻健史君 それについては、別に投票に関しては党の意見にしますよ。でも、議員というのは、一応議員に質問権があるわけですから、別に質問しちゃいけないということはないと思うので、私は個人のところで聞いていることもかなりあります。  以上です。
○藤巻健史君 いや、個人の意見だと真面目に答えないというのは、それは非常に問題あること、発言じゃないかと私は思いますですけどね。  じゃ、個人の意見としてお答えください、質問として……(発言する者あり)いや、個人の意見でさっきの所得税のことについて、代替があるのかどうかをお聞か...全文を見る
○藤巻健史君 分かりました。じゃ、あとはまた後日ということで、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻健史です。  私は、日本維新の会を代表して、日本維新の会の考え方として、ただいま議題になりました税制抜本改革法改正案について、反対の立場から討論いたします。  まず、我が党は、消費税引上げを期限を決めて実施することには明確に反対であります。 ...全文を見る
11月22日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、日銀担当者の方お聞きしたいんですが、米国がテーパリングを開始したときのFRBの資産規模とGDPとの関係、GDPに関してどのくらい大きい資産規模を中央銀行は持っていたかということを、まず米国に関してはテーパ...全文を見る
○藤巻健史君 二四%、二二・二%、三二・二%ということですが、日銀、二〇一六年十月末で資産規模は四百六十三兆円なわけですよ。ということは、約九〇%、ほぼ、あっ、違いますか、まあそれはちょっと修正していただければいいんですけど、大体九〇%ですね。他の中央銀行に比べてべらぼうにどでか...全文を見る
○藤巻健史君 必要なことをするのはいいんですが、世界の中央銀行に比べても余りにも異常な数字であると。  先日も、国債発行額のうち日銀はどのぐらい保有しているかということを議論させていただきました。いろいろ数字の食い違いはちょっとあったんですけれども、いつも黒田総裁がおっしゃって...全文を見る
○藤巻健史君 先日の展望レポートは大統領選の前で、為替がこんなに動いていないときだと思うんですね。  それから、私は別にあるべき水準を聞いているわけではなくて、為替というのは極めて消費者物価指数に影響するのではないか、円安になっているから消費者物価指数は意外と早く二%を達成する...全文を見る
○藤巻健史君 ということは、二%が、安定的なのが超えて三%、四%になっていけば明らかに異次元の量的緩和をやめるということだと思うんですけれども、そのときに、先ほどの大門委員の質問にも関連するんですが、配付資料の二番を見ていただきたいんですが、現状、平成二十八年度で政府は百五十二兆...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私は、コントロールできるとおっしゃっているから、本当にコントロールできるのかということを聞いていて、これは、今みたいに八割のものを買ってりゃ何でもコントロールできますよ。例えば、サンマの水揚げの八割買ってりゃ、日銀、サンマだってコントロールできますよ。それをも...全文を見る
○藤巻健史君 FRBがバランスシートの量を減らさないというのは、これ先ほど私が言ったように、減らすということで売却を始めたら国債がめちゃくちゃなことになりそうだったので、それに手を付けずに付利金利の上げで対処したというふうに私は理解しております。  短期金利をコントロールできる...全文を見る
○藤巻健史君 私も、方法としては二つ、バランスシートを縮めていくことと、あと付利金利を上げる、この二つしかないと思っていますけれども、第一のバランスシートについて私の意見は、全く方法がないということを申し上げているわけです。それは、FRBができなかったと同様に日本銀行もできない。...全文を見る
○藤巻健史君 最後の方、ちょっと聞き捨てならないんですけど、資産サイドの収益が上がっていくと言いますけれども、これ、負債サイドの方は毎日毎日上がっていきますけど、買っている長期国債というのは十年、二十年でしょう。そんな簡単に毎日上がっていくわけじゃないですからね。全然スピードが違...全文を見る
○藤巻健史君 はい。  マイナス金利の国債を買っているということで、極めて苦しいのではないかなというふうに思っております。  ということで、時間が参りましたので、これで質問を終わらせていただきます。
11月24日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず大臣にお聞きしたいんですけれども、今マスコミで邦銀のドル調達が大変だという話が時々載るんですけれども、ジャパン・プレミアムが出始めているのかどうか、そして今後、邦銀のドル調達は余り心配が要らないのかというこ...全文を見る
○藤巻健史君 次に、法律についてちょっとお聞きしたいんですが、去年の通常国会だったと思うんですけど、私は、金融庁に日銀の検査はできないんですかというようなことを聞いたか、その事前のブリーフィングでできないということを聞いて質問しなかったかよく覚えていないんですが、日銀についての危...全文を見る
○藤巻健史君 今のところ順調だということはよく分かりましたけれども、万が一、地方金融機関に資本参加しているところの資本が毀損した場合には、その毀損のお金というのは国の一般会計から出るのでしょうか。どこから、その原資はどうなのでしょうか。
○藤巻健史君 私は、額をどうするかという、損失の原資はどこかという質問をしているんです。
○藤巻健史君 分かりました。預金保険機構にたまっているお金を使うということではないということでよろしいですね。分かりました。  次にお聞きしたいんですが、生命保険の方ですけれども、保険業法の方ですけれども、先日、十一月二十一日の日経新聞で、AIGが日本の生命保険事業から完全撤退...全文を見る
○藤巻健史君 生命保険のセーフティーネットを構築してそのままこの法案を継続するというのは私も非常に重要なことだと思っておりますが、今、監督責任という、金融庁の監督を強化していくという話もありましたが、よく生命保険ではALMという言葉が使われますよね。  アセット・ライアビリティ...全文を見る
○藤巻健史君 はい。  大臣に一問お聞きしたかったんですが、時間がなかったので、これで終わります。
12月01日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。お願いいたします。  今日、質問を二問用意しているんですが、ちょっと順番を変えて、最初に発議者の先生方にお聞きしたいと思います。  我が党はこの法案には賛成です。しかしながら、この法案、ある意味特殊な点もあると思いますのでそれをちょっと明...全文を見る
○藤巻健史君 丸山議員の方から預金保険機構には十分な金額があるという発言がございましたので遠藤局長に御確認したいんですが、今、イールドカーブがフラット化して銀行経営が以前よりは収益環境悪化しているというふうに認識しておりますけれども、預金保険機構の現状は万全なのか、要するに体制、...全文を見る
○藤巻健史君 終わります。
12月06日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第13号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、今村参考人にお聞きしたいんですけれども、天笠参考人から中国産ギョーザの問題とか中国産農産物の問題がお話があったんですけれども、今村参考人の観点からして、中国というのはリスク分析の枠組みがきちんとできている...全文を見る
○藤巻健史君 それでは、中国ではなくて、TPPに参加する十二か国のその各々の国内で食品の安全というのはどういう状況になっているのか。中国ほど、中国国内販売用ですけれども、危ないのか、それとも中国よりははるかにいいのかどうかをちょっとお聞きしたいんですが。
○藤巻健史君 いや、私がなぜこういう質問をしてきたかと申しますと、先ほど天笠参考人の方から中国産ギョーザとか農産物の事故の話が出たわけですけれども、TPPがもし成立しなかった場合、きっと中国が貿易ルールを作ろうと思って出てきちゃうと思うんですよ。例えば、ADB、アジア・ディベロッ...全文を見る
○藤巻健史君 それでは、天笠参考人と中村参考人にもお聞きしたいんですけれども、同じ質問なんですけれども、もしTPPが成立しないとなるとやっぱり中国が出てくるかなと思うんですが、そのときには中国との貿易協定は入るべきではなくて、日本だけで何とか生きていくべきだというふうにお考えなの...全文を見る
○藤巻健史君 じゃ、天笠参考人にお聞きしたいんですけれども、やっぱり国民は国内産の農産物がいいというふうにおっしゃっていましたけど、そうすると、ちょっと私思ったんですけど、シンガポールって一〇〇%農産物輸入していると思うんですけど、あの国は危ないんですかね。
○藤巻健史君 また天笠参考人にお聞きしたいんですが、肩書を見ますと、日本消費者連盟共同代表と書いてあったので、私、てっきりTPP賛成のお話だと思ったんですよ。そうすると、聞いてみると、どうも食の安全にちょっと懸念があるから反対という感じというふうに今日のプレゼンを聞いていたんです...全文を見る
○藤巻健史君 ただ、条件、与件が一定であればTPPで関税がなくなる分だけは安くなりますのでね。  先ほどの御回答のときに関税撤廃率が高いのが問題だとおっしゃっていましたけど、これ、消費者の立場からいえば本当に関税撤廃率が、もうみんな撤廃するのが消費者にとってメリットなわけで、コ...全文を見る
○藤巻健史君 中村参考人、TPPに反対だというふうにさっきのプレゼンでおっしゃっていましたけど、これは食品の問題が大きいからTPP全体に反対なのか、それとも食品の問題多いけれども全体的にTPPは是とするというふうに考えているのか、ちょっとお聞きしたいんですけどね。  というのは...全文を見る
○藤巻健史君 TPPに入ってからでも検査人員が増えないとかいう問題じゃないような気がするんですが、今の質問について、今村参考人からもちょっと意見をお聞きしたいんですけれども。
○藤巻健史君 終わります。ありがとうございました。