藤巻健史

ふじまきたけし



当選回数回

藤巻健史の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第193回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻健史です。よろしくお願いいたします。  質問通告とちょっと順番を変えてお聞きしたいんですが、WTI、原油先物が昨日で五十二ドル八十六セント、ちょっと今日少し下がっているみたいなんですけれども、五十二ドル台まで戻ってきました。昨年二月に二十七ドル台...全文を見る
○藤巻健史君 取りあえずは身を切る改革も是非お願いしたいと思っております。  それから次に、第三次補正で一・七兆円もの歳入不足になりまして、財政法四条では発行などとんでもないことの赤字国債が発行されることになりました。これだけの歳入不足になった、歳入見込みから減ったということを...全文を見る
○藤巻健史君 基本的に、国富が下がっているのに税収が上がったといったら普通国民は怒りますよね。やっぱり国富が上がってから税収が増えていく、国富が下がれば税収が下がると、これが当たり前の姿だと思います。ですから、やはり税収が円高のせいで下がったというのであるならば、やはり円高という...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私が申し上げたのは、この実績、平成二十七年度の決算が五十六・二兆円で、今年度が五十五・八兆円に税収がなるだろうということで、四千億も減るということを申し上げているんであって、これ事実ですから、GDPは八兆円上がったにもかかわらず税収は減っているということは、や...全文を見る
○藤巻健史君 安倍政権が四年間で百七十万人の雇用を増やした、これは非常にすばらしいことだと思います。更に対日投資を増やすような環境をつくって、二年間で百七十万にしていただければというふうに考えております。  最後に、この前、一月二十五日に内閣府が最新の中長期の経済財政に関する試...全文を見る
○藤巻健史君 終わります。
○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻健史です。  私は、我が党を代表して、平成二十八年度一般会計第三次補正予算案二案に賛成の立場から討論をいたします。  今回の補正予算は、災害対策費、国際分担金及び拠出金、自衛隊の安定的な運用態勢の確保等の事項について処置を講ずるものです。  ...全文を見る
02月08日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  皆さんに一つずつ質問させていただきたいんですが、まず水野参考人ですが、格差の原因が、お聞きするところによると、正当化できない分配率によるというようなのがメーンだったんじゃないかと思うんですが、特に家計対企業の分...全文を見る
○藤巻健史君 違いますか。じゃ、その問題はなしで。済みませんでした。  じゃ、最後に河村参考人にお聞きしたいんですけれども、河村先生がおっしゃっていることというのは私の主張とかなり似通っていて、マイナス金利のところだけちょっと違うんですけれども、ほとんど同じなんですが、危機感は...全文を見る
○藤巻健史君 むちゃくちゃに末恐ろしいというのは同意いたします。  終わります。
02月15日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。  今日のプレゼンと、そして質疑を聞いていてちょっと感じたことを申し上げますので、コメントいただければと思うんですが。  前回のこの調査会、先週でしたけれども、たしか森口一橋大学経済研究所教授がおっしゃっていたことですが、日本の格差という...全文を見る
○藤巻健史君 駒村参考人と藤田参考人にちょっとお聞きしたいと思います。
○藤巻健史君 ちょっと質問の前に、駒村参考人のおっしゃっていた、外資の影響とおっしゃっていましたが、私、外資の影響じゃなくて外資の数が足りないというわけで、外資がどんどん、アメリカの企業、イギリスの企業、アジアの企業が来て日本人を雇えば、賃金が上がって所得が上がるよという話をした...全文を見る
○藤巻健史君 時間がないので、ちょっと最後にもう一つお聞きしたいんですけど。  先ほど駒村参考人のデータでいうと、六十五歳以上生きる女性がもう既に九割という、男性が八割とかいう数字があったと思うんですけど、そういうことを考えますと、年金保険という言葉はもう死語じゃないか、もうや...全文を見る
○藤巻健史君 ありがとうございました。
02月22日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  今日のお三方のお話を聞いていて思ったことは、労働市場と言いながら、労働界は市場など存在しないなと思ったんですよね。要は、市場、マーケットというのは、通常需要が増えれば値段が上がり、若しくは供給が減れば値段が上が...全文を見る
○藤巻健史君 一言いいですか。  おっしゃるとおりだと思うんですけれども、まさにそういう外部労働市場をつくるのが政治家であり、政権の一番の仕事じゃないかなと私は思いますけどね。
○藤巻健史君 一言だけ、最後に。  森岡参考人が先ほど移民労働者はやっぱり低賃金であるというお話をされていましたけど、これやっぱり同じで、移民労働者って意外と転職できないわけですよ、特に不法移民なんというのは全く転職できないから低賃金にあるということで、同じじゃないかな、要する...全文を見る
03月09日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻健史です。よろしくお願いいたします。  最初の数問は相対的に小さい問題というか、これが問題であろうとも別に金融システムがおかしくなるとか経済がおかしくなるとかいうことではないんで、さらっと行きたいなと思っておりますので、回答もできれば短めにお願い...全文を見る
○藤巻健史君 二百六十六億円のうちの百六十五億円が個人国債用、三年固定、五年の固定、十年の変動ですけれども、そのためにこの百六十五億円も払われているということはちょっとでか過ぎるんじゃないかなと。ほかに今年度予算で、百五十四兆円で個人国債三兆円、その三兆円ぽっちにそんなにでかい販...全文を見る
○藤巻健史君 今年から下げるというのは新聞にも書いてありまして、これはまあまともかなと思うんですけどね。去年までの話、今年度までの話って、事務コストに見合う販売促進費を払っていたものが、証券会社が個人に現金で配っていたと書いてあるわけですね。リンクしているというふうに、明らかに日...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと感覚的におかしいなと思っていたことだけなんですけれども。  それ以上にもう一つだけちょっと確認しておきたいのは、こういうふうに現金を配るというのは、これは金融庁にお聞きしたいんですけれども、金商法上何ら問題はないんでしょうか。
○藤巻健史君 分かりました。私も別に、感覚的に、長い間金融マンであった私として、預金とか株を買った人に現金を渡すというのは何となくしっくりこないのでお聞きいたしましたけれども、まだ私自身余り考え方が固まっていないので、この質問はこれだけにしておきます。ちょっと大臣にもお聞きしよう...全文を見る
○藤巻健史君 負になるのは異常値だというふうにおっしゃいましたけど、ということは今年度は異常値が出てきたわけでありますということになるわけですが。  ということを考えますと、これはちょっと財務大臣にお聞きしたいんですが、すぐ異常値が上がるような事態が起こったわけで、今後、社会保...全文を見る
○藤巻健史君 私は、去年ですかね、要するに、社会保障費の財源に、その税収弾性値を三とか四とかの議論と一緒にしてそれを社会保障費の財源に充てるべきだという議論がかなりあったようなので、そんなことはないぞと、今後はそういうような議論に甘んじること、そういう議論を取り入れることなくきち...全文を見る
○藤巻健史君 リニア新幹線については我が党も非常に賛成していますので、推進しておりますので、それについては全然問題ないんですけれども。  いや、ちょっと想定していた回答と違っていましてですね。想定していた回答は、たしかこれを発表、新聞発表というか、発表されたときに大臣が今の低金...全文を見る
○藤巻健史君 そこまで聞いていると、非常にロジカルで正しいなと思うんですが。  いずれ、今度、黒田日銀総裁にお聞きしたいと思っているんですが、今の異次元の量的緩和、私が現役の頃には、日銀が買うものというのは大体一年未満の国債、短期国債。マネーサプライ、社会に必要な成長資金を供給...全文を見る
○藤巻健史君 そう答えざるを得ないと思うんですけれども。  今日の日経新聞のマーケット欄にも、またまた量的緩和はデフレ脱却という国内目的のためであると日本政府は反論しているけれども、米国の出方には予断を許さない面もあると、こうマーケット欄にも書いてあるわけで、これはやっぱりみん...全文を見る
○藤巻健史君 大臣がおっしゃった、どの大統領も自国ファーストであると、当たり前の話で、私もこれは非常にアグリーなところでして、ただ、私が申し上げたかったのは、アメリカって別に、トヨタをメキシコじゃなくて自分の国に受け入れたいというのは、決して反グローバル主義じゃなくて当たり前じゃ...全文を見る
○藤巻健史君 時間が来ましたので終わりますけれども、目標にするのは非常にすばらしいことだと思うんですが、結果が出ていませんので、この表を見ていただくとおり結果が出ていませんので、結果を出すためには、やっぱり円安と、あと雇用、終身雇用制の問題でしょうね、その辺も十分考えていただきた...全文を見る
03月09日第193回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、萩原公述人にお聞きしたいんですが、オバマ政権、最低賃金大幅アップをしようとしたし、日本も見習うべきだという発言だったと思います、千円から千五百円に上げろということだったと思いますが。日本は計画経済ではない...全文を見る
○藤巻健史君 いや、アメリカ側を見習えというのは私は同意します。ただ、見習うべきなのは、オバマ政権のように賃金を上げろということじゃなくて、労働、自国民の需要を増やすということなんですね。  じゃ、オバマ政権とトランプ政権は何か、トランプ政権はまさにトヨタにアメリカに来いと、メ...全文を見る
○藤巻健史君 もう一つだけ萩原公述人にお聞きしたいんですけれども、富裕層重視の経済政策をアベノミクスがやったというふうにおっしゃいましたですけど、言われてみればそうなのかもしれないんですけれども、富裕層って日本にいるのかという話でございまして、まあ大リーガーの給料とかサッカー見れ...全文を見る
○藤巻健史君 今のことは我が党も当然アグリーでございまして、私が申し上げているのは、結果の平等じゃなくて機会の平等が必要だということを申し上げていて、その機会の平等を確保するために、我が党も教育無償化を憲法改正の中に入れろということを言っているので、その点については井手公述人と全...全文を見る
○藤巻健史君 今の潜在成長率の問題ですけれども、確かに人口は減少していますし、生産性の向上というのは難しいとは思いますが、資本の部分で、例えば円安になれば対外直接投資を増やすとかいろんなことで……
○藤巻健史君 資本は増えると思うんですね。  ですから、そういう意味でいうと、潜在成長率が上がらないというのは私はどうかなというふうに思います。  ちょっと最後にコメントで終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
03月10日第193回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、質問通告の順番を変えまして、福田財務省主計局長にお聞きしたいんですが、政府債務の対GDP、日本とギリシャの数字を教えていただきたいと思います。
○藤巻健史君 その数字を基に議論をちょっと、質疑をしたいと思っておりますけれども、一月に発表されました内閣府の中長期の経済財政に関する試算、これでプライマリーバランス、二〇二〇年に、どうも公約、国際公約が守れそうもない、八・三兆円の赤字という数字が出ました。  この数字自身、非...全文を見る
○藤巻健史君 それを一応確認したかったんですけれども、それをなぜ確認したかというと、この予算委員会でも自民党の議員の先生が、もうプライマリーバランスというのに執着しているからデフレから脱却できないと、もう対GDP比、政府債務の対GDP比に目標を変えるべきではないかという質問をされ...全文を見る
○藤巻健史君 そうですね。今大臣がおっしゃったように、はるかに他国よりは遅れていたプライマリーバランスの黒字化が二〇二〇年にも達成できないというのは、これは非常にゆゆしい状況かなと思います。  これは、そのときのサミット、他国の方に関しては、政府の借金を半減した上で、その上で二...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと納得できないところもあるんですが、時間がないのでほかの、次の質問に移りたいと思います、石原大臣にちょっと来ていただいたのに質問がなくなっちゃって申し訳ないんですけれども。  ギリシャ、先ほど数字聞いて、日本の方がギリシャよりも非常に赤字が対GDP比でかいん...全文を見る
○藤巻健史君 ギリシャで統計に不正があった、それが大変な問題になったというのは認めます。それから、日本の金利が、ただ、日本の金利が低いのは日銀が大量に買っているせいだと思っています。そのせいで今大臣がおっしゃったことと私は多少認識が違いまして、ギリシャが騒がれていたのは、ギリシャ...全文を見る
○藤巻健史君 はい、まとめます。  ということで、ただ、日銀は、日本銀行が紙幣を刷ることによって政府を助けているというこの差が非常に大きいんだと思います。すなわち、財政は極めて日本の状況は悪い、だから予算をつくる上でもやはりそのことは非常に注意しなくてはいけないんだと思っており...全文を見る
03月21日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、ちょっと質問通告していないんですけれども、先ほど大門委員、それから午前中に白委員から内部留保についての質問がありまして、ちょっと気になったので、質問通告はないんですが、ちょっと確認をしておきたいなと思いま...全文を見る
○藤巻健史君 まあ私はそういうふうにお聞きしました。内部留保を減らすには配当金を増やすか賃金を増やすか若しくは設備投資を増やすかというふうに。これ、大臣は何回かおっしゃったと思うんですね。別に大臣だけじゃなくて、前の予算委員会とか財政金融委員会で同じような発言を何度か聞いたんで、...全文を見る
○藤巻健史君 設備投資を増やすと内部留保が減るかという話です。
○藤巻健史君 分かりました。  大臣だけじゃなくて、大臣がまあどうおっしゃったのか分かりませんが、よく誤解をされていますので、一応それだけ、今後の議論で内部留保を減らすために設備投資を増やすというのは余り今後とも間違えていますので聞きたくないと。私も会計士、四回目で受かったわけ...全文を見る
○藤巻健史君 今お聞きしていると、デフレ脱却ということでアメリカ並みに二年間で二%の政策金利を上げるというのはちょっと難しいんだろうなという感想を持ったわけですけれども、その場合、アメリカは二%上げる、日本はなかなか難しいとなると、かなり為替がドル高円安の方向に行くと思うんですが...全文を見る
○藤巻健史君 為替が動く要因っていろいろありますけれども、やはり金利差というのが、まあ金利差と、あと経常収支の動きというのが極めて大きい要素を占めると私は現場にいて思っておりますが、そうしますと、何はともあれ金利がかなり拡大していくだろうということになると私はインフレになると思う...全文を見る
○藤巻健史君 去年の十一月にバンク・オブ・イングランドが、今年のイギリスのインフレ率を二・〇から二・七に上げたと思うんですね。そのときの唯一の理由が、EU離脱でポンド安が進行したからという理由だったと思うんですが、まさにバンク・オブ・イングランドは、通貨安、ポンドで自国通貨安がイ...全文を見る
○藤巻健史君 今、需給ギャップが決めるとおっしゃいましたけれども、円安が進むということは、外国、世界各国の消費者に対して日本の製品がめちゃくちゃに安くなるわけで、需要がすごく増えるわけですよね。ですから、需給ギャップなんて簡単に需要過多になっていって、そういう意味でも為替というの...全文を見る
○藤巻健史君 それはちょっと、お聞きしていると認識が間違っているんじゃないかと思うんですけれども、要は、今円安が進んだけれどもなかなか消費者物価指数は上がらないとおっしゃいましたが、今円安が進んでいないから消費者物価指数は上がらなくなっちゃったんじゃないですか。要するに、異次元の...全文を見る
○藤巻健史君 本当にそう思っていらっしゃいますかね。私、原油価格なんかよりもよっぽど為替のレートの方が大きいと思っているんですけどね。  ある政府のブレーンの方と私飲んだことがあるんですけど、この三十年間、日本経済が低迷したのは円高のせいだということで、私は非常に彼とアグリーし...全文を見る
○藤巻健史君 先ほど、いや、今副総裁は他国が金融緩和をしていれば余り変わらないとおっしゃいましたけど、今アメリカは明らかに金融緩和から脱して金利を上げる方向に入っていると。日本はなかなか上げられない、まだデフレから脱却していないということであるならば、明らかに、中長期的には知りま...全文を見る
○藤巻健史君 リスクオフになったら円高になるというふうにおっしゃいましたけれども、これは単にマスコミを始めみんなが円は避難通貨であるというふうに言いまくっているからだけであって、実質的には関係なくて、私は円は危険通貨だと思っているんですけどね、単なる言葉の遊びというか。ということ...全文を見る
○藤巻健史君 今副総裁がおっしゃったように、明らかな円高がかなり進んだということによって、二百五十円から百二十五円まで進んだということによって、消費者物価指数はかなり低く抑えられていたわけですね。要は円高が進んだから消費者物価が低かった、だから、逆に言うと、円安が進んでいけば、か...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私は円安にならなければ二%なんかまず無理だと思っていますけど、円高になればまず無理だとは思っていますが、それは別として、二年間は、少なくとも二年間はアメリカはどんどん上げていくというのが一般的予想、FRB自身がそういう予想をしているわけで、なかなか日本が金利を...全文を見る
○藤巻健史君 確かに、景気が良くなればインフレになるというのは分かります。でも、インフレになったから景気が良くなるかということですよね。景気が良くなるのが目標であって、別にインフレにするのが目標ではないんですから。  ということであるならば、そんなにインフレが好きならば、公共料...全文を見る
○藤巻健史君 また需要が少ないというお話で、また需給ギャップの話になりましたけれども、何度も繰り返しますけれども、円安になれば世界中の人たちが、こんな優秀な製品を日本は作っているんですから、円安になれば幾らでも買いに来るわけです。需要がぐっと増えて、需給ギャップなんて幾らでも変え...全文を見る
○藤巻健史君 お言葉を返すようですが、別にジャパン・アズ・ナンバーワンと言われたのはもうちょっと早くて、何とか教授が出したのは一九七八年、宮沢さんがハーバードのケネディスクール行ったときに助けたという時代ですから七八年のはずです。だから、八五年はもうジャパン・アズ・ナンバーワンが...全文を見る
○藤巻健史君 じゃ、当然、消費者物価指数が三%に安定的になったらば日銀、異次元の量的金融緩和はやめるということですね、明確に。
○藤巻健史君 異次元の量的緩和をやめる、いずれは、何%を決めていないにしても、その目標、消費者物価指数が安定的になればどこかの時点でやめると思うんですが、その時点で国のお財布が大丈夫か、資金繰り倒産をするんじゃないかと私は極めて疑問を持っていますが、それは後で、後日、大臣とかにお...全文を見る
○藤巻健史君 私はやっぱり、この前の予算委員会でも申し上げたんですけれども、ギリシャと日本の差というのは、ギリシャの中央銀行は政府を助けられない。なぜならば、ユーロというのはヨーロッパ中央銀行しか刷れませんから、必要なときに、お金が幾ら政府が足りなくなってもユーロを刷るわけにいか...全文を見る
○藤巻健史君 今のお話聞いていて、もう一つ、確かにギリシャというのは本来であれば通貨を安くして経済を回復するという方法があったんですが、やっぱりユーロに入っちゃっているおかげで通貨調整による景気回復というのはできないだろうなというふうに思ったわけです。  次にお聞きしたいのは、...全文を見る
○藤巻健史君 インフレが加速することはあり得ないと宣言するのは簡単なんですが、手段がないときに宣言しても困ってしまうわけでね。私が見る限り、まさに車のアクセルを思いっ切り今踏み込んでいるわけで、それにこの車にはブレーキがないんですよね。そのブレーキは何かという話を聞いているんです...全文を見る
○藤巻健史君 じゃ、その二つの方法が可能か、実質的に、理論的には言っても可能かどうかお聞きしたいんですが、まず、日銀当座預金の金利を、付利金利を上げるという方法ですが、それに関連して、今、日銀がお持ちの国債の平均利回り、資産サイドの利回りは幾らでしょうか。
○藤巻健史君 資産は〇・三三二%であるならば、極めて収入は低いわけですね。国債を保有しても〇・三三二%しか入ってこないわけですね。  じゃ、負債サイドの日銀当座預金付利金利を上げていくといいますけど、これ二%、三%、上げていったら、日銀、損の垂れ流しで、倒産の危機にありませんか...全文を見る
○藤巻健史君 総裁のおっしゃっているのはシニョリッジの件だと思うんですね、通貨発行益。それは負債サイドが発行銀行券しかなければ、いつまでたってもシニョリッジはありますよ。しかし、今、大体発行銀行券百兆円ちょっと弱と、あと日銀当座預金は大体三百何十兆ですよね、たしか、一対四ぐらいで...全文を見る
○藤巻健史君 今の話は、私が現役のときだったらまだ話は分かるんですよ。それはなぜかというと、日銀は一年未満の短期国債しか買っていなかったんです。今は十年債、三十年債買っていますから、日銀、負債サイドで毎日こう金利上げていっても、収入の方は全然上がらないわけです。満期が来て買い換え...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私も手段は二つしかないと思っていますし、その手段二つとも日銀においては実行不可能ですね、実際には実効的なものはないですねということを確認したかっただけです。
○藤巻健史君 いや、実行できるんですか。だから、先ほど言いましたように、その二つの手段しかないということは理解しました。  一番目の利上げというのは、一番目の利上げをしちゃうと損の垂れ流しになっちゃって、そんなことはできないんじゃないですか、だから、アメリカはできるけれども、日...全文を見る
○藤巻健史君 しかし、方法はなくて、やっぱりアクセルを踏み込んでいる車がブレーキなしで、フットブレーキもなければエンジンブレーキも利かない車のアクセルを踏み込んでいれば、やっぱり永遠にという可能性は十分ある。だからこそ、ハイパーインフレのリスクがあるんではないかと私は思っているん...全文を見る
○藤巻健史君 いや、これはおっしゃいましたよ。私は、議事録で見れば分かると思いますけど。まあ、それはいい。  じゃ、どう思いますか。ハイパーインフレというのは戦争時以外でも起こりますか、起こらないと思いますか。
○藤巻健史君 最後に、日銀副総裁への最後の質問ですけれども、日銀副総裁は、ハイパーインフレは戦争以外で起こると思いますか、起こらないと思いますか。
○藤巻健史君 いや、まさにそのお答えのとおりで、だからこそ私はハイパーインフレを心配しております。  ちょっと済みません、最後まで副総裁を引っ張ってしまいましたけれども、財務大臣にお聞きします。  インフレと、特に激しいインフレと消費税とはどちらが逆進性が強いと思うでしょうか...全文を見る
○藤巻健史君 これで最後にいたしますけれども、消費税を上げるのを反対していますと、財政がかなり厳しくなってハイパーインフレになると。ハイパーインフレの方が私はやはり低所得者層に対してむちゃくちゃなダメージがあると思うので、適切なる財政再建策を行っていかなくてはいけないのかなという...全文を見る
03月22日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  アメリカのコロンビア大学のスティグリッツ教授が、先日、経済財政諮問会議で報告されまして、これ新聞にも出ていましたけれども、その資料の中に、政府・日銀が保有する国債を無効化することで政府の債務は瞬時に減少し、不安...全文を見る
○藤巻健史君 全く私と同じ考えだということはよく分かりましたですけれども。  もう一つ、黒田総裁、昨日の岩田副総裁を含めて、つい先日までは、出口の話お聞きしますと時期尚早としかお答えくださらなかったんですけれども、日銀当座預金への付利金利の上昇とかマネタリーベースを縮めるとかお...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私も全くアグリーでございまして、シムズ理論をベースに財政出動を言うのは極めて危険じゃないかなというふうに思っております。  今、次の質問に入ろうかと思ったんですけれども、通貨発行益の話がちょっと出られたのでシムズ理論をもうちょっと言わせていただくと、おっしゃ...全文を見る
○藤巻健史君 聞けばお分かりのように、日銀のバランスシートの対GDP比というのは極めて他国に比べても大きいですよね。べらぼうに大きい。もうメタボもいいところだと思うんですね。この状況について日銀総裁はどう思われますか。
○藤巻健史君 要するに、財政危機だったがゆえに、私は、財政危機、先ほど中西委員、CDS、クレジット・デフォルト・スワップのレートが低いという話がありましたけれども、クレジット・デフォルト・スワップというのは、あれは国の倒産確率ですから、日銀が紙幣を刷っている限り国は倒産しないわけ...全文を見る
○藤巻健史君 はい。  一つだけ申し上げますと、今の大臣のおっしゃっているのは事実誤認だと思います。アメリカ、イギリス等が異次元の量的緩和を始めたのはリーマン・ショック以後、日本は二〇〇二年かその辺、二〇〇一年か二〇〇二年から始めているはずです。日銀のバランスシート、マネタリー...全文を見る
○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。よろしくお願いします。  まず、外貨預金についてお聞きしたいんですけれども、以前にもちょっとお聞きしましたけれども、大臣にお聞きしましたけれども、外貨預金の為替益をある金額まで無税にするという考え方、この前、以前提唱いたしましたけど、全くそ...全文を見る
○藤巻健史君 聞いていますと、まさに税の世界だけで考えているわけで、やっぱりもっと日本の国益というものを考えるべきだと思うんですよ。やっぱり日本の国益を考えると、さっきのトランプ氏の発言ではないんですけれども、円安ドル高というのはそれこそ税収、法人税収を増やしますし、国益だと思う...全文を見る
○藤巻健史君 問題点があるのは十分分かっていますけれども、メリットとしては少子化対策になりますよね、当然のことながら。  たしか、昔、少子化対策は全体的にどのくらい掛かっているのかというのを聞きましたら、GDPの一%と大臣おっしゃっていたので、ちょっとどなただったか忘れましたけ...全文を見る
○藤巻健史君 手間暇掛かるのは十分承知していますけれども、消費税がなかなか上げにくいというそのデメリットも考慮すれば、一考に値していただけるのかなというふうに思っております。  それと同時に、所得税を極めて簡便、簡潔にしないと当然国民の負担が大きくなりますから、まず消費税を極め...全文を見る
○藤巻健史君 そうですね。中国とかスイスとか、たしかあの辺は全部非課税、シンガポールも非課税だったと思いますけどね。ちょっと私も確認していないんですけど。  では、G7の中でアメリカは相続税があるということになりますけれども、アメリカというのはどの辺から、どのくらいの資産を持っ...全文を見る
○藤巻健史君 はい。  四千万と五億とはえらい違うかなという気がいたします。  質問随分残りましたけど、明日にしたいと思います。どうもありがとうございました。
03月23日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。  まず最初に、ちょっとしつこくて恐縮なんですけれども、内部留保についてちょっと再確認をしておきたいと思います。というのは、やっぱり最近内部留保の話をされる方が随分多くて、内部留保課税なんていうことをおっしゃる方もいらっしゃいますし、せっか...全文を見る
○藤巻健史君 さすがに公認会計士の先生で、私よりも理解が確かかなと思いました。  一応確認を終えましたので、本質的な質問に入りたいと思いますけれども、まず、星野局長にお聞きしたいんですが、計画道路が掛かっている土地の相続税評価額というのはどうなっているかということをお聞きしたい...全文を見る
○藤巻健史君 私は二〇%の減というふうに理解したのは、それは違いますか。二〇%の減、計画道路が引っかかっているところは二〇%減という理解をしていましたけど、それは違いますでしょうか。
○藤巻健史君 分かりました。それは、じゃ、私の一律二〇%というのは誤解だったということで理解しましたけれども。  何がちょっと私今日はお聞きしたいかというと、道路を造る場合、計画決定がされて、その後事業決定されるわけですが、当然、その計画決定から事業決定まで数年のうちにされるの...全文を見る
○藤巻健史君 今日は例示を持ってきていないのであれですけれども、私が知っている限り二〇%減なんですけれども、それ、七十年間もほったらかしにしたようなところが二〇%減ということで続くのはおかしいかなと思います。詳しい資料を持ってきていませんのでこれ以上の議論はいたしませんけれども、...全文を見る
○藤巻健史君 アメリカでも、トランプさんもなくすということなので、より一層検討を加えていただければというふうに思います。  次に、ちょっと質問の順番を変えて総務省にお聞きしたいんですけど、所得税にしろ贈与税にしろ相続税にしろ、所得再分配の機能があるという話があります。それから、...全文を見る
○藤巻健史君 ジニ係数、数字が大きければ大きいほど格差が大きいということだと思うんですが。  ちょっと仮定の国を考えます。人口三人しかいない、で、三人の年収が二億円、五千万円、五千万円。このときのジニ係数というのは幾らになりますでしょうか。
○藤巻健史君 そうすると、人口三人、二億円、五千万円、五千万円の国は日本よりもよっぽど格差が大きいということになるわけですね、ジニ係数だけで考えればですけれども。  では、もう一つお聞きします。さっきの例は二億円、五千万円、五千万円でしたけれども、二百万円、五十万円、五十万円の...全文を見る
○藤巻健史君 申し上げたかったことは、そのA国の例、三人の国民しかいなくて、二億、五千万、五千万の格差の国というのは、これは私は格差なんか是正する必要は全くないと思うんですね。二億円、格差是正なんかしていたらやる気なくなって、二億円もうけている人がいなくなっちゃって国力が落ちてい...全文を見る
○藤巻健史君 ですから、相続税があるというのは当たり前の話ではないということだけは分かるかと思います。  それで、もう一つ、昨日の質問で私がきちんと聞き取れていなかったんですけれども、アメリカの場合、相続税は五億何千万円までは非課税だというお話だったと思うんですけれども、アメリ...全文を見る
○藤巻健史君 相続税が十三か国、非課税であって、ないということと、アメリカでも二人だったら今おっしゃった十一・九億円まで非課税だということで、日本の三千万円プラス六百万円掛ける法定相続人の数、二人だと四千二百万円ですか、それから課税がされるというのは、別にグローバルスタンダードで...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっとはっきり、後で検算しますけれども、日本の相続税収って二・一兆円だったかな、ぐらいだったと思いますけれども、何か税収の割合に比べてかなりドイツでは低いかなという印象がありますけれども、それは違いますか。
○藤巻健史君 私が申し上げたいのは、日本は何となく相続税が格差是正の下に重税化しているような気がするんですけれども、ほかの国は無税であったり、それからアメリカみたいに十一億円以上からしか課税しないとか、相続税というのは余り重視というか、厳しくないわけですね。その理由というのをやっ...全文を見る
○藤巻健史君 二・七兆円増収になるんであれば、相続税プラス贈与税の二・〇兆円というのはもうなくなっていいわけですよ。ですから、やっぱりたばこ千円で受動喫煙もなくなって、それで相続税、贈与税がなくてみんながどんどんお金を使ってリスク資産にお金が回る国と、たばこ税は低くて相続税がある...全文を見る
03月27日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、法人税についてちょっとお聞きしたいんですが、アメリカではトランプ大統領が極めて大きい大幅減税を考えていらっしゃいますし、それからイギリスでも法人税減税が予定されているわけですね。日本でも細々した法人税減税...全文を見る
○藤巻健史君 是非、法人税率のもっと下げを考えていただければというふうに思っています。とかく日本の人たちは、どうも給与に関して経営者対労働者の闘いみたいなように思っていらっしゃる方が多いと思うんですが、実は私は、日本の労働者の競争相手というのは外国の労働者だと思っていますので、や...全文を見る
○藤巻健史君 決意を表明していただくのはいいんですが、日銀の出口というのはやっぱり方法がないというのが大問題でして、今後ともこの財政金融委員会で、日銀の出口があるか、量的緩和の出口があるかについては議論させていただきたいと思っております。  次に、ちょっとジニ係数についてお聞き...全文を見る
○藤巻健史君 世間ではとかく全てがジニ係数で決まるような風潮があるやに思いますので、是非、総理がそういうジニ係数もワン・オブ・ゼムだということを認識していただいているということは非常に力強く思います。  やっぱり所得税とか贈与税、相続税、いろんな税法を考えるとき、若しくは税法だ...全文を見る
○藤巻健史君 まさに総理がおっしゃったとおり、結果平等ではなくて機会平等が非常に必要なのではないかなというふうに我が党も思っております。だからこそ私どもの政党は、日本維新の会は教育無償化を昔から強く主張しているわけでございます。  次の質問に入りますけれども、中国人民元というの...全文を見る
○藤巻健史君 私は、配付資料の一、見ていただきたいと思うんですけれども、中国って、この三十年間に約七十五倍の名目GDPが伸びているわけですよ。通貨が十分の一になっても国力が七十五倍になれば、七・五倍の豊かさになるわけです。だからこそ中国人というのは日本に来ているんだろうと私は思う...全文を見る
○藤巻健史君 時間が来ましたので終わりますけれども、私は、結果平等主義の社会、社会主義的な体質と、そしてやっぱり円高がかなりこの原因じゃないかなと私は思っています。今後とも議論を続けさせていただければと思います。  これで終わります。
03月27日第193回国会 参議院 本会議 第10号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻健史です。  私は、党を代表して、所得税法等の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論いたします。  まず、法人税についてです。  米国においてはトランプ大統領が大規模な法人税減税を打ち出しており、イギリスでも法人税率引下げが予定され...全文を見る
03月30日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  岩田副総裁にお聞きしたいんですけれども、私が銀行にいて現役の頃、日銀のバランスシートって五十兆、六十兆ぐらいのイメージがあるんですけれども、日銀の今統計資料を見ていて、一番遡れる資料を見ていましたら九八年の四月...全文を見る
○藤巻健史君 あと、FEDはいかがですか。
○藤巻健史君 それ、九九年と比べてですか。
○藤巻健史君 九八年。ああそうですか、分かりました。私の認識とちょっと違っていたんですけど、まあそれはいいとして。  あした発表されるECBの消費者物価上昇率なんですけれども、前月二%、前年比ですね、二%でしたから、あしたの数字が二%に達すると、そろそろECBも出口を模索せざる...全文を見る
○藤巻健史君 検証のときもそうだったんですけれども、為替の話、出てこないですよね。原油価格が下がっているということは、別にECBにおいてもFEDにおいても同じだったと思うんですが、やはり為替が大きい原因だというふうにお思いになりませんか。円高が進んでしまったがゆえになかなか消費者...全文を見る
○藤巻健史君 今ちょっとお聞きしていると、最初、私の認識も違っていたんですけれども、逆に、私はこれ反対なんですけれども、ECBとかFEDはかなりバランスシートをでかくしていて、日銀が六倍だったらば更に日銀に量的緩和を進めろという意見が出てきちゃう可能性がありますけれども、それにつ...全文を見る
○藤巻健史君 ということは、異次元の量的緩和というのは、今のお話ですと成功しなかったというふうにおっしゃっているわけですね、イールドカーブコントロールの方がいいということは。まあイールドカーブコントロールについても私非常に問題があるとは思っていますけれども、今の発言を聞いてまとめ...全文を見る
○藤巻健史君 これについてはちょっとここで時間がないのでやめておきますけれども、量的緩和が成功するかしないかというのは、まさに出口があるかないかであって、これが出口がなければ大失敗だということになりますので、将来的にも出口については非常に注目しておきますので御注意ください。  ...全文を見る
○藤巻健史君 長い間を見れば通貨発行益が出るというのは、それは確かかもしれませんけれども、その前に日銀が潰れちゃったら戻らないわけですよね。  これ、バランスシートを見ていただければ分かりますが、四百二十兆に対して〇・三三二%しか収益が上がらないのに対して、当座預金で例えば二%...全文を見る
○藤巻健史君 ということは、日銀は理由によれば外貨資産を持てるということだと思いますけれども、よく識者が、日銀は法律上持てないとか言う方が、おっしゃいますけれども、実際日銀は外貨資産を持っているということだと思います。  その上でお聞きしたいんですが、FRBのイエレン議長、先月...全文を見る
○藤巻健史君 年間八十兆円ずつ長期国債を買っていますと、それはだんだんだんだん枯渇していっちゃうと思うんですよね。マーケットからもう既に四割以上の国債を買っているわけですから。  となると、次に考え得るのは米国債の購入かなというふうにも考えてしまいますけれども、これ先ほど言いま...全文を見る
○藤巻健史君 ですから、私は、為替操作じゃなくて量的緩和の継続のために買えばどうですかとおっしゃっているわけです。  もちろん、おっしゃるように、為替操作であればこれは財務省の所管であるし、日銀法上できないのは分かっていますけれども、理由なんて幾らでも付くわけですから、これは一...全文を見る
○藤巻健史君 マーケットでは、だんだんだんだん日銀が方策がなくなっているんじゃないかというふうな議論もありますから、じゃ、いずれは考え得るというふうに理解してよろしいんでしょうか。回答はもう結構です、時間がないので。  それで、私、これでやめておきますけれども、次回、今度はマイ...全文を見る
○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  最初に、沖縄における関税制度上の特例措置についてお聞きしたいんですけれども、もう私、沖縄が大好きで、よくホリデーで行くんですけれども、全然この制度知らなかったんですけれども、この制度自身が平成十年に創設されたと...全文を見る
○藤巻健史君 聞いていますと、別に特別に必要だった、要するに、返還以降ずっと平成十年まで使っていなかったわけですから、特別に必要だったわけでもなく、何かお土産的な感じがいたしますですね。別にこれ感想ですけどね。  それについてちょっとお聞きしたいんですが、これで平成十年に復興し...全文を見る
○藤巻健史君 別に私、これはけちを付けているわけでは全然ないんですが、今、九十五万二千人、年間とおっしゃっていましたけれども、これ三百六十日で割るときっと一日三千人行かないかですよね。あんまり多く使われているというような印象はないかなと思います。  もう一つこれについて聞くと、...全文を見る
○藤巻健史君 特にクレームを付けたいと思って聞いているわけじゃないのであれですけれども。  次に、外国人の爆買いについてお聞きしたいんですけれども、今日の日経新聞の「経済教室」は非常に面白かったんですが、それは、トランプ氏の国境調整税、これはよく保護主義だというふうに批判されて...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私の質問は、まず、国内で外国人が買ったものを日本国内企業に売ってしまったのは、これは脱税ですねということをお聞きしたんですけれども。
○藤巻健史君 もう一つ、外国人がその買ったものを自国に持ち帰って、例えばアリババみたいなものを通じて売却するという話、うわさ、これも単なるうわさですけれども、聞くんですけれども、そういう事実はあるのかどうか。そして、そっちの方はどうしていけないんですか。海外行っちゃった後に売ると...全文を見る
○藤巻健史君 爆買いを余りにもきつく規制してしまうと、経済効果は良くない、売れなくなっちゃいますので良くないということもありますし、また逆に、一方、消費税脱税もこれまたまずいわけですから、兼ね合いを考えて適度にきちんと規制監督していただければと思います。  以上です。終わります...全文を見る
04月10日第193回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  今、この決算、二〇一五年度、平成二十七年度の討議ということだと思いますけれども、平成二十七年、二〇一五年というのは、円安が極めて大きく進んだ年なんですね。二〇一一年、二〇一二年、大体八十円だった円が二〇一五年と...全文を見る
○藤巻健史君 国と民間が共同でというふうにおっしゃっていましたけれども、国の負担割合というのはどのくらいなんでしょうか。
○藤巻健史君 分かりました。  何はともあれ、国が半分は税金を投入しているということだと思うんですが、今の話を聞いていると、要は、飼料価格が上がると酪農家が大変だということでそういう制度ができたと思うんですが、これ、円安が進むと確かに飼料の値段は上がるんですけれども、その一方、...全文を見る
○藤巻健史君 私が申し上げているのは、それは景気等によって牛肉の需要というのは変わるかもしれないけれども、やっぱり一番大きく変わるのは値段だと思うんですよね。為替が例えば、極端な話、百円が二百円になるのであるならば、それは米国産、オーストラリア産の牛肉って大体二倍になるんですよ。...全文を見る
○藤巻健史君 これ以上しませんけれども、でも、飼料が生産コストの四割から七割だとしても、それはたったやっぱり四割から七割でしかないわけですよ。販売価格というのはやっぱりもっと大きい影響がありますからね、当然のことながら。だから、やっぱり円安が進むということは肉牛業者にとっては非常...全文を見る
○藤巻健史君 同じ質問ですけど、国と民間との負担割合というのはやっぱり一対一なんですか。
○藤巻健史君 今の説明を聞いていますと、要は、この安定資金というのは、価格安定というよりは業者の保護のためにやっているというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○藤巻健史君 今、確かに価格の転嫁が漁業の場合にはなかなか時間が掛かるというふうにおっしゃっていましたけれども、ただ、物事って、原則論でいえば、通常は、例えばイカであれば、イカの値段が上がれば食べたい人が負担するのが当たり前だと思うんですよね。税金でイカを食べるためにみんなが負担...全文を見る
○藤巻健史君 別に漁業、農業というだけじゃないんですけれども、余り、何というか日本を支えないというか、余り、単に業績が悪くなったからということで補填をしていきますと産業の新陳代謝も進まないわけなので、やはりその辺はちょっと考えるべきかなというふうに思うんですけどね。  それで、...全文を見る
○藤巻健史君 どうしてそういう目標が必要なんですか。
○藤巻健史君 いや、本当にその目標が絶対的で必要であるならば、いろんな補助金を付けても達成するように努力しなくちゃいけないと思うんですけど、この前、TPPの議論のときに私も参考人質疑、参加させていただいたんですけれども、そのときに参考人の方がもう国の安全のために絶対に必要だという...全文を見る
○藤巻健史君 いや、私は別に自給率をゼロにしろと言っているわけではなくて、それはまだいろいろ国民的議論をしていないのかなと思うだけであって、別に自給率を高めるということについて反対しているわけじゃないんですよね。でも、もし高めたいのであれば、そういう考えで絶対に自給率を高めること...全文を見る
○藤巻健史君 いや、もしここで円安をと言えば日本の農業と水産業は助かるんですから、まさに日本の救世主になるわけですよ。  ですから、要するに、基本的には通貨がどっちがいいかということをもうちょっと議論をして、それからもう一つは、為替が与件だと思っているのが違うわけですよ。トラン...全文を見る
04月11日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、麻生大臣にお聞きしたいんですけれども、麻生大臣が日本国債の信頼性をお話しするときに、よく大臣は、日本人しか国債は買っていないから大丈夫だとおっしゃるんですよね、おっしゃいますですね。これは元々、そうはいっ...全文を見る
○藤巻健史君 分かりました。そういう意味であるならば、確かに、外債、外貨建ての債券が大きいと円がディプリシエート、円安になっていきますとかなり負担が政府に掛かりますから大変だというのは分かります。  ただ、じゃ、麻生大臣がおっしゃらなかったとしても、現状として長期国債に関しては...全文を見る
○藤巻健史君 約一〇%を買っていると。テーパリングは終わっていますから借換債しか買わないということで、その借換債が発行額のうちの、まあ借換債しか買わないんですけれども、何はともあれ、その発行額の一〇%をFRBは買っているということだと思います。  それで、この前、先週、FRBが...全文を見る
○藤巻健史君 可能であると言って頑張るだけじゃ物事は解決しないわけでして、確かに、今まで出口語るのは時期尚早とおっしゃっていた総裁が、三月の後半ぐらいから、付利金利を上げることとバランスシートを縮めることであるというふうにおっしゃい始めました。岩田副総裁もそういうふうにおっしゃい...全文を見る
○藤巻健史君 何か、後は野となれ山となれというような発言に聞こえてしまうんですけれども、黒田総裁はあと一年ちょっとで任期が切れてしまうんですが、日銀はそれに対処していかなくちゃいけないわけで、これは大変な問題だと思うんです。それは感覚的にも大変だと思いますし、この前も一度お聞きし...全文を見る
○藤巻健史君 いや、そのためにはいいんですけど、二%達成のためにはいいんですけれども、普通、政策というのは落としどころというか、撤退まで考えて作るのが当たり前の話で、後は野となれ山となれじゃ、これは極めて危険な政策じゃないかと私はもう当初から思っているわけです。  あと五分なの...全文を見る
○藤巻健史君 なっておりますと、そこでやめられたということはきっと買うんじゃないかなと思うんですけれども、それから考えますと、日本銀行と財務省のバランスシートを合体した統合政府のことを考えますと、政府サイドの負債と日銀サイドの資産がキャンセルアウトして、残るのは、政府の資産、橋と...全文を見る
○藤巻健史君 どういうロジックで言っているのか分からないとおっしゃる方が私は分からない、意味が分からないです。私は、黒田総裁はすごく頭のいい方だと思ったんですけど。  それはいいとして、もう一つ、債務を短期化するということと同時に、さっき申し上げましたように、日銀が四十年物国債...全文を見る
○藤巻健史君 終わります。ありがとうございました。
04月12日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  今日、皆様のお話を聞いていて感じたことは、各地域を活性化しようという試みは非常に貴いものだと思うんですが、その一方、日本全体で考えると、どこかの地域が頑張れば、どこかの地域の人口が減っちゃうと。特に少子化ですか...全文を見る
○藤巻健史君 せっかく徳島県知事の飯泉さんいらっしゃっているのでお聞きしたいんですけれども、徳島県でこの十年、二十年で空洞化は進んだんでしょうか。要するに、工場団地とかがなくなったかどうか、そしてシャッター通りがやっぱり増えているのかどうか、お聞きしたいと思いますけど。
○藤巻健史君 私がちょっとなぜ空洞化をお聞きしたかというと、私の持論は、またかと思われる方も多いかと思うんですけど、円高のせいだと思っているんですよ。要するに、円高になっちゃって日本人の労働力が高くなる、要するに外国人、逆の言い方をすると強い円で外国人を安く雇えますから、どんどん...全文を見る
○藤巻健史君 インフラを造って外国企業若しくは日本企業が戻ってくることを支援するというのは、非常に重要だと思います。個人的見解としてはかなり円安がこれから進むと思うんで、地方も捨てたものじゃないだろうなと私は思っているんですけどね。  それはそれとして、最後にちょっと質問もう一...全文を見る
○藤巻健史君 時間が来ましたので終わりにします。ありがとうございました。
04月13日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、麻生大臣にちょっとお聞きしたいんですけど、昨晩というか、今日、今朝早く、トランプ大統領は、ドルは強くなり過ぎていると思う、これは痛手となっている、他国が自国通貨を切り下げている状況で競争するのは極めて難し...全文を見る
○藤巻健史君 私は、アメリカ大統領が言っているならこちらも言って、それが国益にかなうかなと私は思っております。まあ、それ以上言ってもおっしゃらないでしょうから、ここでやめますけれども。  質問通告の方に入りたいと思うんですが、アメリカはIDAへの出資国として何番目かお聞きしたい...全文を見る
○藤巻健史君 アメリカの方が多いということですが、アメリカはもう出資を決定したのでしょうか。トランプ大統領は、とかくアメリカ・ファーストと言って、ひょっとすると出資をしないのではないかなという懸念もあるんですが、いかがでしょうか。
○藤巻健史君 アメリカが見直しても、やはりどうしても出資したいということでしょうか。
○藤巻健史君 平木委員の御質問だったと思うんですけれども、貸付けに関してはひも付きでないから、日本からの貸付金とはっきり分からない。出資金は当然分からないと思うんですけれども。ということは、なかなか日本の貢献だということが被支援国、相手には分からず、アプリシエートされていないんじ...全文を見る
○藤巻健史君 先ほどの中西委員の質問の中で、世銀ですか、世銀で働く日本人職員が百八十八名まで増えたというふうなことをお聞きいたしましたけれども、IDAに対する、大体一〇%の出資だと思っておりますけれども、その百八十八人というのは同じような比率まで達しているんでしょうか。それとも、...全文を見る
○藤巻健史君 であるならば、当然、今後とも日本人職員を増やすように努力していただきたいなと思っております。  もう一つお聞きしたいんですけれども、先ほど平木委員の話ですと昔は日本は借り手サイドだったということだったわけで、そういう時代もあったというわけですけれども、今、日本の財...全文を見る
○藤巻健史君 その融資というのは、ドル建てなんでしょうか、円建てなんでしょうか。
○藤巻健史君 そうですか。ドル建てだったらいいのかなと思っていたんですけれども、それはともかくとして。  次にちょっと質問入りますけれども、二〇一六年末の日本政府の債務、対GDPで幾らでしょうか。
○藤巻健史君 国と地方で二五〇%、国だけだと一五六%というお答えだったんですけれども、アメリカで独立組織であるアメリカ議会予算局、これ三月三十日に長期見通しを出したんですね、政府債務の対GDP比。これ、二〇一七年が七七%ということで、今、日本の半分です。それが三十年後には一五〇%...全文を見る
○藤巻健史君 今、麻生大臣、いや、私もこれは日本語で読んだだけなので分かりませんけれども、今大臣がおっしゃった、グレーター・チャンス・オブ・クライシスというふうにもし書いてあるというならば、やっぱり私はこれ、クライシスのグレーターチャンスですから、やはり国家の重大的危機というふう...全文を見る
○藤巻健史君 時間が参りましたので、この続きは次回にいたしたいと思います。  ありがとうございました。
04月19日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、小林教授にお聞きしたいんですけれども、我が党も教育無償化を掲げておりまして、憲法にそれを落とし込め、入れ込めという主張をしておりますので、給付奨学金を増やすとかそういうことについては全く抵抗がないんですが...全文を見る
○藤巻健史君 私も自分の大学大好きですし、よくやっていると思うんですけどね。  確かに、昔に比べるとすごく改善したとは思いますが、ただ、やっぱりアメリカ等に比べると、私もアメリカで見ていますが、アメリカの学生、めちゃくちゃに勉強しますよね。それに比べると、やっぱり日本の学生の勉...全文を見る
○藤巻健史君 教育無償化って、私の理解では、やっぱり結果平等の社会から機会平等の社会にするべきだと。機会は平等にして、あとは能力とかいろんな努力の仕方によって収入は変化するのは当たり前だと思うので、そういう意味での教育無償化というのは機会平等の手段だというふうに思っているんですけ...全文を見る
○藤巻健史君 今いろんな学校という話があったんですけれども、確かに、ドイツみたいにマイスター制度というか、物すごく権威があって、ああいう学校をやっぱり含めて、そういうところも無償化していく、奨学金を出していくというようなことを考えるべきかなと思うんですけど、いかがでしょうかね。
○藤巻健史君 先生の資料で、教育無償化にしていくと少子化の緩和につながるという記載があったんです。確かに言われてみればそうなのかなと思う一方、ひょいとこれ見て思ったのはゲーリー・ベッカー教授、シカゴのノーベル経済、あの先生の学説というのは、たしか豊かになればなるほど少子化になると...全文を見る
○藤巻健史君 先生、学力の高い親の子供ほど学力が高いとさっきおっしゃっていましたけど、よく週刊誌では、親が東大の子供は東大に入るというような記事が、最近はちょっとなくなったけど、よく見た記憶があるんですけど、あれは、富裕層ほど東大に入れると、子供ほど入れるというふうに理解するのか...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと日比野先生にもお聞きしたいことがあるんですけど、時間が来ましたので、今日はこれぐらいにします。
04月25日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、麻生財務大臣兼副総理にお聞きしたいんですけれども、新聞報道によりますと、自民党の行政改革推進本部が十九日に、日本銀行や政府に対して、アベノミクスの大規模な金融緩和に伴うリスクを説明するように求める提言をま...全文を見る
○藤巻健史君 財政ファイナンスと誤解されないようにとおっしゃいましたけれども、なかなか、政府は年間百五十兆円国債を発行して、借換債と新発債ですね、そのうち日銀が約百二十兆も買っていれば、目的は何であれ、実態として私は財政ファイナンスではないかなと思っております。  それで、同じ...全文を見る
○藤巻健史君 FRBのことを考えると、じゃ、消費者物価指数二%を達成するのは二年以上先だというふうに理解されているということなんでしょうね。それは、回答はいいんですけれども。  次に、岩田副総裁にお聞きしますが、直近の日銀の自己資本比率を教えていただきたいんですが、日銀の健全性...全文を見る
○藤巻健史君 日銀の定める健全性の目安の八から一二の一番下にあるということだと思うんですが、こうなると明らかに心配になってくるのが、利上げをする、アメリカはもう利上げに入ったわけですけれども、利上げというのは、FRBがやっている方法、若しくは、皆さん、日本の学者等が考えている方法...全文を見る
○藤巻健史君 金利引上げ時期に財務に影響があるということをお認めになるという御発言がありましたけれども、マーケットがそれを許容するかどうか、日銀の財務内容がかなり悪化していってもマーケット自身がそれを許容するのかというのは、大丈夫だとおっしゃるのは余りにも自信過剰じゃないかなと私...全文を見る
○藤巻健史君 一般の企業だったら極めて悪化が激しいというふうに理解いたしますけれども、大丈夫かなと極めて私は心配になります。  その前提として、なぜ、一般企業が使っている総資産分の自己資本ではなくて、発行銀行券分の自己資本というのを自己資本比率と考えているのかお聞きしたいと思う...全文を見る
○藤巻健史君 恒久的負債が発行銀行券であるという、確かにそれはそうですけれども、日銀当座預金も極めて重要な負債サイドであるわけで、なぜ発行銀行券と日銀当座預金を区別するのか理由が全く分かんないんですが、いかがでしょう。
○藤巻健史君 しかし、発行銀行券の場合は確かに支払金利ゼロですけれども、当座預金というのは今後付利金利を上げていくことになるわけで、極めて日銀の財務内容には大きい影響を与えるわけで、そちらを含めないで金利ゼロの方を含めるというのは非常に矛盾していると思うんですが、いかがでしょう。
○藤巻健史君 それに関して、ちょっと質問通告していないんでお答えにならなくても結構なんですけど、二〇〇三年度の日本金融学会、私も金融学会属していますけれども、金融学会で植田当時の日銀審議委員が記念講演をされているんですね。その中で植田審議委員は、このように各国の経験を振り返ってみ...全文を見る
○藤巻健史君 自信はないとは言えないと思うので、それしかないんでしょうけれども。  次の質問に入ります。  長期金利が一%上昇した場合、日銀の保有資産、保有国債でいいですね、保有資産若しくは保有国債の評価損はどのくらい、一%当たりどのくらい評価損が出るのか、お教えいただければ...全文を見る
○藤巻健史君 確かに、償却原価法を採用しているとはいえ、決算上は問題なくても普通はマーケットはきちんとやっぱり時価評価いたしますよね。二十三・八兆円の評価損だということになれば、当然自己債務超過、時価評価をしていく限り債務超過ということになって、日銀の信認とそれから通貨の信認がが...全文を見る
○藤巻健史君 いや、あり得ないと断定する方が極めて疑問なんですけど。一般的に言えば、一時的に中央銀行が債務超過であれば、まあこれは大丈夫かなという気もしますけれども、かなり長期間にわたって、それも過度に債務超過額があるということになれば、中央銀行の信認は全くなくなるんであろうと私...全文を見る
05月10日第193回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。  聞いておりまして、風間委員の考え方と極めて似ていることを申し上げたいと思っておりますけれども。  格差で有名になったトマ・ピケティ博士が、二〇一五年に以下のようなことを本の中で書いてあります。ヨーロッパから見ると、日本の現状は摩訶不思...全文を見る
05月10日第193回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。  第二班の方からブラジルはODA卒業国を見越してという話があったんで、ちょっとそれに関してお聞きしたいんですが、過去ODA卒業国はあるのかどうか、これが一点、事実だけなんですけれども。二番目に、ODA卒業国になるためのクライテリアがあるの...全文を見る
05月16日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。  私がディーリングの世界に入ったのは一九八〇年なんですけれども、そのときは、黒電話のハンドルをぐるぐる回して発電して、仲介業者が出たら、もしって呼びかけたんですね。もしもしというふうに言っているとその間に他社に負けるので、もしとしろと先輩...全文を見る
○藤巻健史君 次に、これも先ほど平木委員等でお聞きしているかと思うんですけれども、高速取引が増えてきた理由というのをもう一度教えていただけますか。
○藤巻健史君 もう一つ、別に、結構手数料が安くなったというのが大きい原因じゃないかと思うんですね。手数料が高かったらそんな高速取引やれないですよね、コストが掛かっちゃってね。それはどう思います。
○藤巻健史君 そういうことを考えると、コストが安くなるという非常に顧客にとってのメリットがこういう、副産物とは言いませんけれども、高速取引を生み出したのかなという気も私はちょっとしているんですけどね。  次に、これもいろいろ聞いてきましたけれども、高速取引に対する金融庁のスタン...全文を見る
○藤巻健史君 私が現役だった頃は、当然、顧客玉とそれから自己ポジション取引、プロップ取引がダブった場合には必ず顧客玉を先にやれというのが一種の常識であり我々の良識だったんですけれども、これだけ取引が高速になりますと最初に顧客玉を出した後でもそのプロップの取引が先を越しちゃってでき...全文を見る
○藤巻健史君 高速取引って、要するに投資をたくさんした人がもうかる、しない人よりはもうかるということだろうと思うんですね。  先ほど、私、昔のアービトラージの話をしましたけれども、当時は、例えば東京マーケットとシンガポール市場の金利が違って、ドル金利なんかも違っていて、英語がで...全文を見る
○藤巻健史君 高速取引についてはちょっと離れますけれども、次に金融大臣にお聞きしたいんですが、麻生大臣にお聞きしたいんですが、日銀が四月の十九日に金融システムレポートを発表して、日本の銀行や信用金庫の高コスト体質を指摘しました。職員一人当たりの業務粗利益の水準が金融機関同士で似通...全文を見る
○藤巻健史君 次に、金融庁にまたお聞きしたいんですけれども、金融庁は、外債運用をしている、拡大している銀行のリスク管理態勢を検証するというニュースが昔流れました。  それで、今日ちょうど日経新聞のマーケット欄にこういう記事があるんですけど、こうした環境下で為替リスクのある外債の...全文を見る
○藤巻健史君 ということは、外債保有を減らせというふうにそんたくしたのは間違いだというふうに考えてよろしいですか。
○藤巻健史君 金融庁の方針は分かりましたけれども、そうすると、この新聞記事を見ていますと、為替リスクのある外債のと書いてありますけれども、為替リスクがあるということは、円をユーロに円投したか、円をドルに円投してやっているというふうに新聞は書いているみたいなんですけれども、実際そう...全文を見る
○藤巻健史君 ということは、要するに為替リスクを取っていない外債投資が七割だということでよろしいですよね。  じゃ、それでお聞きしたいんですけれども、そうすると、為替リスクを取っている投資が三割ということなんですけれども、これは満期まで持つつもりだったらばこれ時価評価する必要な...全文を見る
○藤巻健史君 今の仕組みですと、そうするとやっぱり外貨に対する投資が非常にモチベーションが落ちちゃって、本来、日本が、例えばいろんなことでドルを買おうかなと思っても行かないという、システム的な間違いがあるんじゃないかなと思うんですけれども、それはちょっと後で議論いたしますけれども...全文を見る
○藤巻健史君 となると、今の話は今年に入ってからということだったので、この前、佐川局長に聞いた外国人の割合というのは五〇・九%、昨年末でしたから、ひょっとすると、今のお話が正しいのであれば、外国人比率というのは、保有比率というのは今減っているという、五〇・九から減ってきているだろ...全文を見る
○藤巻健史君 時間が来たので、終わります。     ─────────────
05月18日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  おととい黒田日銀総裁がウォール・ストリート・ジャーナル主催のイベントでかなり金融緩和からの出口について強気の発言をされたという報道がありましたので、今日は出口戦略について岩田副総裁にお聞きしたいと思っております...全文を見る
○藤巻健史君 今年三月二十一日、やはりこの委員会で私は岩田副総裁に質問したそのときのお答えが、日銀はどういう方法で、手法で利上げをするかというふうにお聞きしたときに、大きく分けて二つあると、一つは当座預金に対して付利金利を上げていくという方法、二つ目はバランスシートを少し縮小して...全文を見る
○藤巻健史君 ほかに方法があるのならお聞きしたいんですけれども、それは別としまして、なぜ今、当座預金、日銀当座預金の付利金利を上げるという方法はかつての伝統的金融政策では行っていなかったと思うんですけれども、どうしてそういう昔の伝統的金融政策ができなくなったのか、お教えいただけれ...全文を見る
○藤巻健史君 まとめますと、要するに、伝統的金融政策のときの政策は使えないから、日銀当座預金への付利金利を上げるというふうにまとめられるかと思う、まあ可能性ということで結構なんですけれども、ということだと思うんですが。  そうしますと、まず利回りについてお聞きしたいんですが、二...全文を見る
○藤巻健史君 分かりました。じゃ、上期の〇・三三二%ということを前提に議論したいと思いますが、配付資料の日銀のバランスシート、資産サイドにある国債、これは三月末なんですが、上期だとたしか三百八十兆円ぐらい、平残で三百八十兆円ぐらいだと思いますが、三百八十兆円の〇・三三二%というこ...全文を見る
○藤巻健史君 そうしますと、今度は、日銀付利金利上げということになりますと、日銀当座預金残高、この配付資料を見ていただくと分かりますけど、約三百四十三兆円、これ三月末ですから、当然、二〇一六年下期の残高はもうちょっと低いかと思うんですが、万が一、二〇一六年下期に、これは金利を、景...全文を見る
○藤巻健史君 そうしますと、運用益が六千二百八十億円で支払金利が一・五兆円ということは、約九千億円ぐらいの損失が半年間で出るということで、一年間でいえば一・八兆円の日銀は損失になるということだと思います。  消費者物価指数が二%になったときに、三%ぐらいにはしないと、抑えられな...全文を見る
○藤巻健史君 今のは、私には詭弁に思えてしようがないんですけれども。  じゃ、保有国債の、質問通告ないんですが、保有国債の残存平均期間って何年ですか。たしか、私は七年ちょっとだというふうに理解しておりますけれども。  何を申し上げたいかというと、私が現役だった頃、日本銀行とい...全文を見る
○藤巻健史君 それはスピード感の問題であって、何年も掛かって、それは七年、まあかなり長い間になれば上がるというのは分かりますけれども、当座預金はもう日々上がって、インフレになっていけば日々上がっていくわけで、それが黒字になるというのは時間の要素を全く無視している話じゃないかなとい...全文を見る
○藤巻健史君 純利益が一兆円だとすると、二十三兆円も減っちゃうと、一発で、簿記上ではないです、財務諸表上ではないですけれども、マーケットがきっと想像するであろう評価損というのはかなりの債務超過と、日銀債務超過ということになるんではないかと思います。  もう一つ最後に、時間がない...全文を見る
○藤巻健史君 いや、もうちょっとかなり、私の認識だと二年ぐらい前に出口戦略を公表しているというふうに私読みましたですけど、テーパリング後なんというのはとても思えませんが。
○藤巻健史君 はい。  そういうことを考えると、日銀の公表は、もう公表してもいい時期じゃないかなと、シミュレーションを公表してもいいんじゃないかなというふうに思います。  時間が来ましたので、これで終わります。ありがとうございました。
05月25日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。  一昨日の委員会で、前日に質問通告をしながら当日体調を崩しまして、せっかく準備をしていただいたのにもかかわらず御迷惑を掛けまして、麻生大臣、岩田副総裁、そして各省庁の皆様、日銀の皆様、そして委員の皆様に御迷惑掛けたことをおわび申し上げます...全文を見る
○藤巻健史君 経済学者のハイエクなんですけれども、彼が通貨の脱国家論を主張していたわけですね。通貨は国や中央銀行以外が発行してもいいんではないかと、こういう主張だったわけで、これは一九七六年に書いた国貨発行自由化論の中で主張されているわけなんですけれども。昨今、ブロックチェーン技...全文を見る
○藤巻健史君 同じ内容を岩田副総裁にもお聞きしたいんですけれども、日本の、現状は違いますけれども、伝統的金融政策においては通貨量というのは、マネーサプライ、マネタリーベースの管理というのは非常に重要だったと思うんですが、これ、ビットコインがみんなが使うようになってしまうと、通貨量...全文を見る
○藤巻健史君 中国ではビットコイン、非常に使われているということを聞いていますけれども、まあそれは資本規制があって、なかなか人民元に対する信認がいまいちということもあると思うんですね。となると、万が一、日本銀行が政策を間違えて円の信認が崩れるようなことがあると、ビットコインに取っ...全文を見る
○藤巻健史君 前回も申し上げたんですが、最初の方の岩田副総裁の議論というのは極めて逃げだと思うんですね。資産サイドの国債の利回りも金利が上がっていけば上がるから受取収益が上がるという議論だと思いますが、前回も申し上げたと思いますけれども、保有国債は今十年とか三十年とか四十年国債を...全文を見る
○藤巻健史君 日本の場合、当時のインフレ率八・七%ということは、決してハイパーインフレではなかったわけですけれども、通常のインフレ、過去の歴史からいっても、そこまで金利が上がる状況があると。そういうときに、日銀当座預金が一二・七%になったらば日銀のPLはどうなってしまうんだろうか...全文を見る
○藤巻健史君 約二〇%を買っている資金運用部が購入を停止するということだけでマーケットは大きく動いた。いろんな説明をされておりましたけれども、私は当時現場におりましたからよく覚えておりますけれども、これは明らかに資金運用部の国債停止のニュースによる大荒れだったというふうに思います...全文を見る
○藤巻健史君 時間になりましたので終わりますけれども、気概だけではマーケットをコントロールできませんので、是非具体的に慎重にお考えいただければと思います。  終わります。
06月08日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  五月三十一日の日経新聞、「国債発行 入札翌日に」という記事の中に、今年三月から五月に発行された十年国債のうち、既に七割を日本銀行が買い取ったという文章があったんですが、それは本当かどうか、お聞かせ願います。
○藤巻健史君 これは、定義からすると、国債引受けではないですね。ただ、入札で民間金融機関に買わせても、すぐ、もう三か月以内に七五%を日本銀行が買っているということは、まあこれ実質財政ファイナンス、要するに、サッカーでいえば間接フリーキックか直接フリーキックかの違いにすぎずに、ゴー...全文を見る
○藤巻健史君 財政ファイナンスか否かというのは、私は、目的で判断するべきじゃなくて、結果、事実で判断するべきであって、すぐに日銀が七五%を買っているというのは、これは実質財政ファイナンスだと私は思います。  ただ、今日はほかのことをちょっとお聞きしたいので、これ以上のこれに関し...全文を見る
○藤巻健史君 一%上がると二十四・六兆円の時価総額が下がってしまうという話をされました。二十八年度決算で、国債の評価益が九・六兆円、それからその他株式、上場投信とかを入れて、全ての保有有価証券の合計が、評価益の合計が十四兆円ですから、時価総額が二十四・六兆円減るということは、十兆...全文を見る
○藤巻健史君 今まで上がった金利、一一%まで上がれば百四十兆円の時価総額が下がるということは、今評価益が十四兆円ですから、約百二十五兆円の評価損が出るということであります。  今、副総裁は、償却原価法を使っているから財務諸表上は問題ないとおっしゃいましたけど、株を考えていただけ...全文を見る
○藤巻健史君 一九八〇年四月に一一%を記録したというふうにありますけれども、あのときだって、別に日本銀行はそんなに長期金利を上がるなんていうふうに思っていなかったんではないかと思います。特に長期金利というのはマーケットが決めることであって、日本銀行が決めることではない、日本銀行が...全文を見る
○藤巻健史君 一つは、前回も申し上げたんですけれども、異次元の量的・質的緩和、質的緩和というのは十年国債以上のものをたくさん買い始めるということだったと思うんですけれども、十年債、三十年債、四十年債を買っている以上、長期金利、保有国債の利回りが上がるというのは極めてスローになるの...全文を見る
○藤巻健史君 これは、先ほど申しましたように、イールドカーブが立っていましたから、それなりに、利益一・八兆円と今よりは高いと思うんですが、やはりせいぜい二十九・七兆円ですよ、長期国債。これから通貨発行益が大きく出るような状況にはないと思うんですね。そういうロジック、そういうことを...全文を見る
○藤巻健史君 判断していくということは、ひょっとすると異次元の量的・質的緩和、質的緩和はずっと続ける可能性もあるということに捉えてしまうんですが、いかがでしょうか。
○藤巻健史君 今まで質問して、最後の質問になりますけれども、岩田副総裁も日銀の方々もきっとまた藤巻が勝手な仮定をしてくだらぬ議論をしているというふうに、また自分勝手な議論をしていると思われると思うんですよね。きっといらいらしていらっしゃると思うんですが、それだったら、きちんとシミ...全文を見る
○藤巻健史君 クルーグマン、たしかクルーグマンだったと思いますけど、インフレにするのは日銀が信頼性を失墜させることだというような趣旨のことを発表していたと思いますけれども、まさにこのままいくと失墜して物すごいインフレになってしまうのではないかと思って、懸念をしております。  以...全文を見る
06月13日第193回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  まず、金融庁にお聞きしたいんですが、メガバンクと地銀と主要行に分けて教えていただきたいんですが、簿価会計が適用されるポートフォリオ勘定と、それから時価評価されるトレーディングアカウントを、保有される債券の割合を...全文を見る
○藤巻健史君 意外と時価計上されているものが多いなと思って感心したんですけれども。  次の質問いたしますが、その前に、銀行というのはとかく、というか、現場としてはとかくその簿価会計をしたいものですよね、毎日毎日損益がぶれるというのは極めて心臓に良くないのでなるべく簿価会計に入れ...全文を見る
○藤巻健史君 ちょっと最初の遠藤局長の話に戻るんですけれども、これ単なるコメントですけどね、今お聞きしていると、時価会計がかなりほとんどで簿価会計がかなり少ないという印象だったんですが、それにしては地銀の毎年毎年の利益が余りにも一定しているなと。普通、時価会計だったらかなり上下す...全文を見る
○藤巻健史君 これはちょっと聞くまでもないことだと思うんですが、簿価会計とそれから時価会計をして、きちんとしたカテゴリー別にきちんと各金融機関が分けているというのは、当然検査対象に入っているということでよろしいでしょうか。
○藤巻健史君 次にお聞きしたいのは、アメリカ証券取引委員会、SECですけれども、銀行のポートフォリオとかトレーディングアカウントだろうと全て時価評価を要求しているという私は認識があるんですが、それは正しいでしょうか。
○藤巻健史君 これもちょっとコメントなんですけれども、私は十五年アメリカの銀行におりましたけれども、会計基準ではどうであれ、債券それからスワップ、全て時価評価なんですよね。昔は今局長がおっしゃったとおりの会計をしていましたけれども、業績評価で簿価会計が入ってくることは全くなくて、...全文を見る
○藤巻健史君 私も、最初の質問で、時価評価がかなり少なくて簿価評価ばかりだったら、もう是非、全部時価評価にしろというふうに主張するつもりだったんですが、もう随分改善されているということだったのでその主張はしませんけれども、ただ、やっぱり米国の銀行にいた経験からしますと、時価会計と...全文を見る
○藤巻健史君 佐川局長と経産省お呼びしたんですが、大変申し訳ないんですが、時間がなくなってしまったので今日はここで終わりにさせていただきます。  ありがとうございました。
09月05日第193回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第3号
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。  先ほど、武見委員への答弁として、自衛隊は敵基地攻撃能力の装備を今持っていないし今後の計画もないと、それから検討もしていないというお話でしたが、検討するしないは別としまして、一般論としてお聞きしたいんですけれども...全文を見る
○藤巻健史君 今のところそれは考えられないということだと思いますけれども、午前中の衆議院で我が党の足立議員が質問いたしましたけれども、なかなかミサイル防衛システム、完璧とは言えないと。PAC3にしても縦横二十五キロぐらいしかカバーできないというふうに私は理解しておりますし、それか...全文を見る
○藤巻健史君 分かりました。  今、地下街というのは何となく防災とかそういうことからのみしかやっていなくて、もうちょっと有効利用できるようなことを国が主導して考えていかなければいけないのではないかなというふうに考えます。  最後の質問ですけれども、核攻撃というのはなかなか現実...全文を見る
○藤巻健史君 あってからではきっと遅いと思うので、事前にシミュレーションと、それから準備をしておく必要があるのではないかなというふうに思います。  時間ですので終わります。
11月30日第195回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  今からちょうど二十年前の一九九七年十一月というのは、三洋証券、山一証券、そして北海道拓殖銀行が潰れた大変な年だったと思うんですが、その九七年の名目GDPは幾らか、そして倒産ラッシュが終わってアベノミクスが成功さ...全文を見る
○藤巻健史君 一・〇〇五倍ということですが、それを同じように、九七年と比べて今の名目GDP、自国通貨建てで結構なんですけれども、アメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、中国、韓国、どのくらいに、何倍になっているのかを教えていただけますでしょうか。
○藤巻健史君 他国はこれだけ伸びているのに日本は一・〇〇五倍ということで、経済成長に関しては世界の劣等生のようにも思えるんですけれども、だからこそ国民が豊かさを感じられないんだと思うんですけれども、総理の感想をお聞かせ願います。
○藤巻健史君 二十年間の経済低迷の理由をデフレだというふうにおっしゃっていましたけれども、何かそれを聞くと、景気低迷の理由は景気低迷のせいだという回答にしか聞こえないんですが、もうこれ、ちょっと時間がないので、この以上の議論はいたしません。  それと、かつ、アベノミクスでこの数...全文を見る
○藤巻健史君 この財政改革法案というのは今どうなったか教えていただけますでしょうか。
○藤巻健史君 その第二条で財政は危機的であると、政府自身が財政は危機的であるというふうに感じた九七年、このときの借金総額は幾らか、そして、その危機的だった状況から今の借金ってどのくらい減っているのか、同じなのか、増えているのか、教えていただけますか。
○藤巻健史君 名目GDPが伸びていない、すなわち、国の実力は同じでありながら借金が危機的と言われている状況から二・二倍になっている、もう危機危機的になっちゃっているわけですけれども、このようなときに総理の所信表明演説、財政健全化に確実に実現してまいります、こんなのんきなことを言っ...全文を見る
○藤巻健史君 経済を拡大させていくこと、これもちろん大切ですよね。経済が拡大しないで税収が伸びるわけなくて、経済が拡大していないのに税収が伸びれば、それは経済の果実を全部国が持っていっちゃうことですから、国民怒るわけで、元々は経済を大きく拡大させなくちゃいけない、これは当然のこと...全文を見る
○藤巻健史君 今、二十年前と比べてどうこうだとおっしゃっていましたけど、三十年前と比べますともっとひどいですよ。まあ、ちょっとうろ覚えでしかないですけれども、日本のGDPって一・五倍にしかなってないし、アメリカ四・一倍、イギリス四・九倍、韓国十九・八倍、中国なんか七十五倍ですから...全文を見る
○藤巻健史君 先ほど片山共同代表の方から統治機構改革についてちょっと質問があったかと思うんですけれども、私ども、この統治機構改革を申し上げていますけど、これも大きな社会構造、大きなグレートリセット、大胆な構造改革だと思っているわけですね。  今までの中央集権的な統治機構では、も...全文を見る
○藤巻健史君 時間が来ましたので終わります。  ありがとうございました。
12月05日第195回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○藤巻健史君 日本維新の会、藤巻です。よろしくお願いいたします。  八月三十一日のアメリカの通信社ブルームバーグで加藤隆俊氏とのインタビューが載っているんですね。加藤隆俊氏、これは黒田総裁御存じのように、財務省時代の黒田総裁の二代前の財務官だというふうに理解しておりますけれども...全文を見る
○藤巻健史君 通貨の信認が毀損することがないというふうに考えておりますって、何か、何となく根性論を聞いているような気がしますけれども、どうやってその信認を保つのかというところに非常に疑問を感じているわけですけれども。  黒田総裁は、異次元の量的緩和、粘り強くやっていくとおっしゃ...全文を見る
○藤巻健史君 個人的希望ですけれども、知恵者の黒田さんに是非次回もやっていただきたい。これはまあ個人的ですけど、と私自身は思っております。  次の質問に入りますけれども、イギリスが十一月二日に十年ぶりの利上げをいたしました。その翌日の日経新聞、なぜ利上げをしたかという分析ですけ...全文を見る
○藤巻健史君 総裁は、円高、円安は各経済主体によって異なる影響があるとおっしゃって、何か逃げているような感じがしますけれども、日銀の役目というのは、確かにプラスの業態、マイナスの業態があるかもしれないけれども、全体として円安が国に対していいのか悪いのか、そういうことで判断するべき...全文を見る
○藤巻健史君 ネットですか、今、日銀と同じ基準だということですか。
○藤巻健史君 ああ、そうですか。分かりました。  じゃ、次の質問ですけれども、ネットで三百億というと四十八兆円ぐらい、年間四十八兆円とかそういう感じになるかと思うんですが、ユーロ圏の国債の発行額は幾らで、そのうちその三百億ユーロとは何%ぐらいに当たるのか、これを教えていただけま...全文を見る
○藤巻健史君 じゃ、同じベースで日本の場合はどうなんでしょうか。日本国債の発行額と、ネットベースで日銀はどのぐらい買っているのか、教えていただけますか。
○藤巻健史君 ユーロ諸国は一五%よりグロスではちょっと多いだろうというお話で、日本は八〇%ということだと物すごい勢いで日本銀行の方が国債を買いまくっているわけですよね。その結果、日銀のバランスシート、めちゃくちゃにメタボになって、ヨーロッパ中央銀行とかFRBよりも、二五から三〇%...全文を見る
○藤巻健史君 それは国会の責任だと言われましても、日銀が八割も買っていれば、もうへったくれもないですよね。何しようと、これは値段上がるし、長期金利も低位安定しちゃうに決まっていますから、まさにその財政規律を壊しているのは日銀だというふうに私は思っちゃいますけれどもね。まあ、それは...全文を見る
○藤巻健史君 金利が上がると国の信認が大変になるとおっしゃっていましたけれども、じゃ、ということは、日銀にもっと国債を買って、何とか低金利に抑えようということなんでしょうか。
○藤巻健史君 はい。