藤村修

ふじむらおさむ



当選回数回

藤村修の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○藤村委員 民主党の藤村修でございます。  町村大臣におかれましては、きのうは朝早く大阪で、オリンピック、IOCのメンバーの歓迎のセレモニーでごあいさつもいただいて、またあしたは歓送の方に、ぜひとも時間をつくって何とか行っていただきたい。本当に御苦労さまでございますが、北京も一...全文を見る
○藤村委員 町村大臣、今御説明の中で、割に薄らいできたとか、でも今でも、やはり五十年、半世紀の年月を経たというのは、それはほかの議論でもよくされますよね。町村大臣は、例えば教育基本法についても、五十年たった、当時の社会情勢と今では大きく違う、子供をめぐる環境も大きく違う、教育環境...全文を見る
○藤村委員 前段でおっしゃったことは非常に重要なポイントを含んでおりまして、努力をしない、あるいはある意味では存続意義のない国立大学は廃止するというお考えを示されたわけですね。その後段では現時点でのお話を伺いました。昨年五月の二十六日に、国立大学長・大学共同利用機関長等会議におけ...全文を見る
○藤村委員 私もそういう考え方で、ぜひ、去年の五月二十六日の文部大臣説明に余りこだわらずに、やはりここは、まさに世紀がかわりました、あるいは文部科学初代大臣でありますから、相当柔軟に考えていかないといけないんじゃないか。  つまり、九十九の今の国立大学を一括で独立行政法人化に向...全文を見る
○藤村委員 設立認可の経緯とかその正当性は改めての機会に問うとして、とにかく認可した文部科学省としては、この四月から学生も入ってくるし、ちゃんと当初の目標に向かって歩み出さねばいけないということは責任があると思うのです。  特に、これは設立の認可のときに、去年暮れの十二月十二日...全文を見る
○藤村委員 河村副大臣、今お示しいただいたのはどの時点での計画ですか。つまり、確約書を出したのはつい先日の話ですね、年末の話ですよね。それで、十二月二十六日にそれを受けて文部科学大臣が認可されたんですね。それよりも前の時点の話ではないですか、今のお話は。それとも、その後に提出され...全文を見る
○藤村委員 この四月に、三百六十人定員ですね。学生の負担は私立大学ですからそれなりに高いのですが、学生は年間百二十万円の自己負担ですね。大ざっぱな計算をして、確かに年間で五億ぐらい学生から入ってきて、四年積み上げれば二十億だ、それはそれで大体合っていると思う。問題は支出です。支出...全文を見る
○藤村委員 ただ、募集要項には、こういう施設の概要から何ができます、何ができますとあって、これとこれはできませんという話は、応募した学生さんにとっては、ちょっとごまかしたような、だましたような、結果としてはそういう話になってしまいますよね。  それともう一つ、確約書で言われてい...全文を見る
○藤村委員 今ちょっと重要なポイントに触れられました。経常費補助の対象になってくるというふうにおっしゃいましたね。  これはもう一つの例が、町村大臣も予算委員会で答弁されておりましたけれども、もう二つあるわけですね。自治医科大と産業医科大ですね。労働省ということでいけば産業医科...全文を見る
○藤村委員 ちょっと常識的に、頑張るといっても大変危険性がありますね。  それでは、そういう話が厚生労働と文部科学の間であるとしたときに、文部科学の範疇の私立大学だとなれば、それなりに私学助成は考えられるけれども、ポイントは、じゃ、いわゆる今までのスキームの私学助成の事業団から...全文を見る
○藤村委員 済みません、時間がどうも来てしまって、改めてちょっとこれはやらないと心配になってきます。四月から大丈夫かということであります。そこで、非常に性格が今はっきりしてきたのは、産業医科大学のような労働省の所管の私立大学とは違うんだということははっきりしましたので、その線で今...全文を見る
03月07日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○藤村委員 民主党の藤村修でございます。  さきの委員会に引き続きまして、きょうは、主にものつくり大学に関する件ということで質問をさせていただきます。  一つの私立大学にこれだけの政、官が絡み、そしてできたなどということは、本当に特異なケースであろうと思います。ただ、さきの委...全文を見る
○藤村委員 私も副大臣の思いに賛成なんです。つまり、今後の問題としては、労働省立私立大学でないように、立派な文部科学省のもとの私立大学にしたい、していっていただきたい、こういう趣旨なんです。  これは労働省側からも、今厚生労働省でありますが、意見が出ておりまして、ちょうど同じこ...全文を見る
○藤村委員 厚生労働大臣がこの前お答えになりました。でも、今労働省立ではないと否定はされましたけれども、私立大学から御要請があれば厚生労働省はそれなりに応援するというのは、非常に特異なケースになりませんかね。だから私は、この際に整理をしないといけないと思って、きょうまた質問をして...全文を見る
○藤村委員 平成八年六月ごろというふうに今お答えをいただいたので、そのころは、どういうことだったかというと、KGSがその年の三月に設立が許可されております。それで、九月には、逮捕された小山さん、村上さんほか、労働省から二名などが、いわゆる職人大学の視察と称して欧州へ行っておる。そ...全文を見る
○藤村委員 それで、同じ平成九年十二月三日に、今副大臣がおっしゃった設立議連の第二回総会で、例えば文部省からは、当時高等教育局長が出席して、大学設置が生かされるように努めたい、準備財団設立申請が予定されているが、スムーズな設立準備が可能となるよう十分に連携をとりたいなどと発言して...全文を見る
○藤村委員 今、平成九年の話なのですが、文部省に大学の設立の申請が出てきたのは翌々年の平成十一年二月の話でありますね。一つの私立大学に、労働省と文部省とがある意味では一体になって幹部が動かざるを得なかったというのは、多分、相当な政治の圧力であったのだろうなということは推測できるわ...全文を見る
○藤村委員 この条件というのは、大学設置・学校法人審議会が十二月十二日に文部科学省へ答申したとき、認可に当たっての条件ということで、KSDをめぐる一連の事件により逮捕された者との関係を排除すること、また、今後仮に、新たに逮捕者が出た場合も同様とすることなど、非常にすごい条件がつい...全文を見る
○藤村委員 ここに来て、その認可の後に新たに逮捕者が出ました。すなわち、一月十六日小山参議院議員、そして三月一日村上元参議院議員。  村上元参議院議員の逮捕容疑というのは、参議院本会議の代表質問で、KSDの進めるものつくり大学の設置を国策として支援するよう提案してほしいという依...全文を見る
○藤村委員 確約書の中身の中で、役職員については、KSD及びその関連団体の役職員との兼務を禁止すること、これが整理されたのは事実だと思います。また、一連の事件が解明されるまでの間は、KSD及びその関連団体の役員であった者を新たに役員に就任させることを禁止する。  これは十二月十...全文を見る
○藤村委員 村上さんの逮捕の容疑に、まさにものつくり大学ということが入っておった。そのときの元事務次官が、それもKSD関連のアイム・ジャパンに約一年間いた、顧問であった。月百万の報酬を得て、千二百万得ております。その人がそのまま残って、準備財団の理事長だったから新たな学校法人の理...全文を見る
○藤村委員 終わります。
03月09日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○藤村議員 民主党の教育科学部門の責任者の山谷えり子委員からの御質問にお答えをさせていただきます。  その前に、まず、私ども三会派でのこの三十人学級法案、待ちに待った法案をこうして審議いただきましたことに、委員長そして委員の皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。 ...全文を見る
○藤村議員 結論的に言いますと、政府案ではやはり小海町事件は起こる、こういうことだろうと思います。  私どもはそこを大きく踏み込みました。つまり、第三条第五項に「都道府県の教育委員会は、第三項ただし書又は前項ただし書の規定により基準を定めるに当たつては、公立の義務教育諸学校を設...全文を見る
○藤村議員 武山百合子委員にお答えを申し上げます。  今、財源はどうするかという質問でよろしゅうございますか。(武山委員「はい」と呼ぶ)  既に御承知のとおりであります、武山百合子委員も御参加で、先般、例えば野党四党では予算組み替え要求を出しました。これはすなわち、むだな部分...全文を見る
○藤村議員 午前中に、非常勤講師を定数枠に入れる、入れないの話が大分議論がございました。実は私ども閣法に対して若干の考え違いをしていた部分がありまして、閣法では、これは政府の方が答えるべきでしょうが、今回、非常勤の講師を定数一の中で例えば二名、三名入れてもいい、そういうことになっ...全文を見る
○藤村議員 お答えいたします。  私も何度かこの委員会でも、本当にいい先生をどれだけ確保できるかということが重要な問題だと指摘しました。まず、教員養成の課程の問題があります。それから、免許は大抵取れるわけですが、その次にいわゆる採用の問題があります。だから、大きなチェックが、チ...全文を見る
○藤村議員 閣法と衆法の違い、ここは割に大きいところであります。  我々は、基本的に、いわゆる定数枠を使って非常勤講師を採用することは認めていないし想定していない、ただし、六十歳を超える再任用の部分についてのみ道を今回開いたということで、我々の本旨は、基本的に、やはりきっちりと...全文を見る
03月16日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○藤村委員 民主党の藤村修でございます。  ただいま議題になっております公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案について、政府提出の法案について、今から四十分程度で質問をさせていただきます。  まず、少し基本的な大きな話でありますが...全文を見る
○藤村委員 結論的には去年までとは相当大きく違う、こういうことだろうと思います。  ただ、今、経済財政諮問会議自体が少し動かないといけないどうも予定の時期だったようであります。すなわち、今、経済財政諮問会議で予算編成過程の見直しを論議している時期で、そして同会議で予算大綱を、こ...全文を見る
○藤村委員 まず、町村大臣は先般も御答弁されていたかと存じますが、やはり教育、科学という分野が日本の戦略的にも大変重要であるという御認識は十分にお持ちだろうと思います。だからこそ、全体の国の予算という意味では、パイは限りがあるけれども、その中の配分において、やはり教育、科学、こう...全文を見る
○藤村委員 町村大臣、参議院に出られるようですから、ちょっと一問だけ今確認したいんです。  今おっしゃったのは、きょうまでの流れの中で、つまり文部科学行政が地方分権の流れをくんで、地教行法も今度出てきておりますね。ところが、その船長たる町村大臣御本人は、教育は地方分権だと思うの...全文を見る
○藤村委員 この所信表明にも出てこないし、今も定かにお答えにならない。つまり、教育は地方分権でないのじゃないかなとお考えなんですかね。いや、そういう考えも別に私も何も批判しませんし、教育こそやはり中央集権的に国を統括してやるべきだという考え方、これは間違っていないと思うんですよ、...全文を見る
○藤村委員 大臣、どうぞ。  過去、大臣所信にも出てくるわけですよ、地方分権という言葉は。今行かれたから、これ以上申しませんけれども。だから、一言も地方分権と言わないところに私は、本当にそう思っているのか、思っていないんだか、よくわからないというのが感想でございます。  さて...全文を見る
○藤村委員 そこで、ちょっと蒸し返しになるかもしれませんが、これは実は二年前にもやっていることで、あるいは先週のこの委員会でも出てきました。長野県小海町問題であります。  このことは委員の皆様に必ずしも周知されていないかもしれませんが、これは三年前ですか、九八年四月の報道で、非...全文を見る
○藤村委員 二年前の質問のときに、実は当時の教育助成局長がこの件で、具体的に指導の場面でどのような学習集団をつくっていくか、これは現場の裁量で各校長あるいは市町村教育委員会が行うことでございますと答えているのです。  今の学習集団の話に関しては、今回法改正をしなくたってできてい...全文を見る
○藤村委員 県教育委員会は標準に従って基準をつくる、基準は標準を下回ってよろしい。そうすると、それは県内全域の話なのか、それとも、今の「特に」というのは、やはり県の中で相当限定した部分で、そこについてはというふうにやられるのか、これは県の教育委員会が決めることではありましょうが、...全文を見る
○藤村委員 仕組みとしては全域なんだけれども、やはり「特に必要」という、ここで裁量になるわけですね。  だから、結局は、県教育委員会に、今まで国がある意味では、これを中央集権と呼ぶのかどうかですが、相当がんじがらめにしていた、国は少しその権限を都道府県に移したという分権の姿では...全文を見る
○藤村委員 今おっしゃった再任用の先生などのケースがそういうことに当たる、私どもそれはそういうふうに考えているんですが、ところが、この制度をちょっといじったことで、特別非常勤講師もこの中に入っていくんですよね、非常勤講師という中に。  そうすると、特別非常勤講師は、先ほどの質問...全文を見る
○藤村委員 言葉じりをとらえるわけではありませんが、免許があるかないかという重要なポイントにおいて、便利であるからというふうにしていただいては困るのであります。  今回、非常勤の方を定数枠に入れるというのが、再任用の方などで、ベテランの方で、しかし公務員制度の関係で来ていただく...全文を見る
○藤村議員 都築委員にお答えいたします。  国のあり方という非常に大きなお話の中で、我々は、例えば地方分権であるとか、あるいは自由化、多様化というところも、多分都築委員とそんなに意見が違わないところではございます。ただし、教育の問題に自由化、多様化というのはいろいろなことで取り...全文を見る
○藤村議員 児玉委員にお答えいたします。  我々は、学級規模の縮小ということでこのたび四十人から三十人ということを出している以上、当然これがいいんだという主張ではございます。それが、今御紹介いただきましたように、世界の流れというか、英国のお話は今されませんでしたが、ブレア首相も...全文を見る
03月28日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○藤村委員 私は、提出者を代表して、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び関係者は、子どもの健全な育成の推進を...全文を見る
05月23日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○藤村委員 遠山敦子文部科学大臣においては、御就任おめでとうございます。  最初の一般質疑ということで、総括的な、全体的な御質問をさせていただきますが、その前に、冒頭、きょうの冒頭の馳委員の方から、私ども民主党の鳩山代表の韓国での発言等々をとらえ、委員長に要請がありましたので、...全文を見る
○藤村委員 そこで、冒頭のというのは通常国会冒頭のいわゆる所信の中では、私は一般質疑のときにも言葉をとらえたのですが、これは町村さんの所信であります。「国民や社会の教育に対する信頼が大きく揺らぎ、我が国の教育は危機に瀕しています。」というくだりがあります。  文部科学大臣が教育...全文を見る
○藤村委員 では、そういう認識のもとに、新たに改革が必要、かつ小泉内閣は改革断行内閣だ、そういう中でそれを断行していくんだというお考えに変わりないということを伺いました。  そこでさらに、この通常国会の中で、一つ前大臣の所信で触れられていたこと、当然それを踏まえられるわけでしょ...全文を見る
○藤村委員 今、だからなぜコミュニティースクールかということを少し説明いただいたんですが、多様な教育機会を提供するということが一つですね。それから、新しい試みを促して、起業家精神を持った人を学校教育に引き込む、それから教育界を活性化する、これらが目的だ。ということは、それを反対に...全文を見る
○藤村委員 まさに改革の中で、今までの延長上では考えられないいろいろな分野、そこの新しい選択肢をつくるという、今までが何か非常に旧態依然でだめだから、それを外から活性化するみたいな発想は、私はちょっと思い違いではないかと思うので、その辺は改めながら、ぜひ検討していっていただきたい...全文を見る
○藤村委員 遠山大臣には、過去長く文部省にいらっしゃった中では余り考えつかなかったことかもしれませんが、非常に新しい発想のコミュニティースクールというのが検討に入っているということは歓迎したいと思いますし、我々も検討しておりますので、ぜひ前向きに、それなりの時間をかける必要はある...全文を見る
○藤村委員 どうも、どういうふうにしたいか、よくわからなかったのです。  端的に言いますと、やはりこれはなかなかお口から漏れないのですが、投資が足りないんじゃないか。これは、きょう通知しているとおりでありますが、日本の高等教育に対するいわゆる公的財政支出の現状はというふうにお伺...全文を見る
○藤村委員 金額的に言うと、今の比較をしたときの数字、これは多分、九八年、平成十年度の数字で、高等教育に対する支出というのが三兆八千五百十三億四千百万円という数字をもとに比較をして言っていると思うのですね。おっしゃるとおり、単純に外国との比較というよりは、むしろ、日本国内において...全文を見る
○藤村委員 ぜひとも、遠山大臣が高等教育局長もされているということで、ここを少し特色を出すなら、副大臣も頑張って、高等教育、予算の時期になりますので、本当に本気で考えていただかないと、ちょっと高等教育は危機の一つの大きな対象だと私は思いますので、その点はよろしくお願いしたいと思い...全文を見る
○藤村委員 本当に、これはきのうも大臣、会見されて、ある意味では言語道断の間違いで、申しわけないの一手しかないわけですけれども、本当にこれは繰り返されては困る。  それから、今回、これが情報公開、情報開示ということで、一学生から、国語の点数が奇数だからおかしい。さすが工学部に入...全文を見る
○藤村委員 ぜひそうしていただきたいと思います。つまり、まさに情報開示を機に、一件出たけれども、あと出たら困るなと思うけれども、しかし、この際一気にそういうことをひとつクリアしておく。まさにこれは痛みを伴う改革でありますから、それをしていただきたいと思います。  そこで、一昨日...全文を見る
○藤村委員 時間が来ましたが、今の大臣答弁で一つ抜けています。無償の奨学金、これを検討するんですか。
○藤村委員 時間が過ぎて申しわけありません。  財務大臣がやると言っているんですから、文部科学大臣もぜひやりましょうと言わないといけないんじゃないですか。何でそんなに慎重なんですか。当然じゃないですか、そんなこと。それを間違って、そんな官僚答弁してもらっては困るので、大臣答弁を...全文を見る
○藤村委員 終わります。
06月05日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○藤村委員 おはようございます。民主党の藤村修でございます。  三つの法律案を一緒にということで、短い時間ではそれぞれについて詳しく聞くということがなかなかできないものですから、私は、きょうは地教行法を中心に、ちょっと時間が残れば学校教育法ということで、ほんの一部の質疑をさせて...全文を見る
○藤村委員 それでは、大臣にもう一度確認したいのですが、今のお言葉の中には、国立大学の法人化は当然でありますとお答えになったのですが、私は前の町村大臣のときにはこういう提案をしたのです。国立大学九十八ですか、何かいわゆる護送船団で全部を法人化という話ではないでしょうという質問に対...全文を見る
○藤村委員 この件はこのぐらいにしておきますが、高等教育局長も経験されて、高等教育に大変造詣の深い遠山大臣のことでありますので、その発言は非常に重いわけで、にわかに民営化であるとかあるいは法人化であるとかということでなしに、今、独立行政法人化のことも、まさに調査検討チームですか、...全文を見る
○藤村委員 余り国から押しつけるんじゃなしに、この法律によって、これを都道府県がよく理解し、その趣旨に沿ってやるということであろうと思いますし、今、最後おっしゃった保護者等というところは、小中高校の親の世代であれば四十代でありますから、とにかく一人その方を入れるだけで平均年齢は多...全文を見る
○藤村委員 そこで、分限免職なり分限休職なりという措置は、処分とおっしゃいましたし、処分と言われると何か非常に後ろ向きな、懲戒的な意味を感じてしまうんですが、そもそも、分限免職、分限休職などというものは、これは懲戒なんでしょうか。
○藤村委員 そうだと思います。だから、生徒や父母の側からいっても、やはりあの先生は困るという先生は、むしろ適性のあるところへかわっていただくことが生徒や父母にとっても必要なことだし、その先生にとってもそういう意味では必要なことというとらえ方で、何か懲戒的な意味を非常に強調されると...全文を見る
○藤村委員 しかし、実際問題は一番学校現場がよくわかるわけですね。教育委員会の皆様方は日常その学校にいるわけではないし、ある意味では相当遠いところにいるわけですから。やはり学校現場、だからこれは校長も入ります、教員も入ります、それから生徒、生徒の父母などが入ると思うのですが、この...全文を見る
○藤村委員 これは、例示でありますから、非常に基本のところだと思いますが、余り詰めて、こういうケースはとか、この場合はとかと言っていくと、また非常に束縛的な、先生方の活発な指導活動を萎縮させるようなことにもなりかねないので、私はこの程度に考え方をとどめておくことが必要かなとは思っ...全文を見る
○藤村委員 それで、今は学校の内部ということでありましたが、さらに学校から、いわば教育現場から外して研修する、こういうことも考えられるのですか。
○藤村委員 それで、法律上は、さらにそういうことを経て、それで一たんもとの職場、教育現場に戻る、しかし、まだ同じ状況、同じ状態が、改善されていない、続いているというときにのみこの法律が適用される、こういうことだと思うのですね。次の一、二ということですね。  そこで、その際に、で...全文を見る
○藤村委員 それで、今岸田副大臣が御説明いただいた、これは国の考え方として、規則を決めるのは都道府県の教育委員会である。しかし、今ここで考え方が示されるということは、それが一つのモデルになろうと思いますね。  今、一、二、三、四という四つの視点からおっしゃったのですが、三番目に...全文を見る
○藤村委員 今おっしゃったのは、法文じゃありませんので、多分施行通知か何かになるんでしょうね。ですから、これは今から考えをつくるわけですから、こういう審議があったことを必ず踏まえて考えていただきたい。  常識的に考えてそうでしょう。相当問題があったとして、中で研修を受け、外で研...全文を見る
○藤村委員 そこで、私、やはり最初の判断も大事だと思うんですね。法的に次の職へというときには、これはまさに法的な判断になりますが、その前段である、そもそも研修を受けてもらわないといけないとかいう判断は割に大事だと思うんですね。  例えば、これは、昨年文部省の予算がついて、都道府...全文を見る
○藤村委員 今の大臣答弁は、やや消極的にも受けとめますが、ただ、都道府県教育委員会の範囲でこの法の趣旨に沿ってやるということによって、大阪なんかは、今例示しましたように、指導力向上委員会で判定して、この先生はやはり校外研修してもらおうとかということを提案しているのですから、これは...全文を見る
○藤村委員 そうすると、先ほどの判定委員会で判定するときの教育委員会の規則に、さっき、必要に応じて当該教員に意見を述べる機会を与えることということと、不服申し立てというのは、その結果に対してということになりますよね。だから、私は、やはり不服申し立てに至る手前の段階で、繰り返しにな...全文を見る
○藤村委員 ざっくばらんに申しますと、そうすると、都道府県ですから、それなりに大きい容量はありますけれども、そういう例が数々出てきた場合は、そんなこと都道府県で受けられるのかという、今度は受け皿の方の問題があります。  これは、先ほどの大阪のケースでは、文部科学省も御承知のとお...全文を見る
○藤村委員 そうすると、さっきの、免職し採用は一体不可分だということと、それから適用の問題とあると、やはり適用できないと別途試験を受けてもらうとか、そういうことになるんですか。
○藤村委員 要は、実際的な数の問題も考えぬといかぬですよね。数合わせではないとおっしゃるけれども、しかし数合わせも考えないといけないと思います。  一方で、都道府県教育委員会の事務職員などの団体からはこんな声が寄せられているんです。一般競争試験によって事務遂行の能力を判定されて...全文を見る
○藤村委員 だから、法律で解釈するしか今副大臣の立場ではないんでしょうけれども、実際問題を考えると、さっきの、下は〇・三%ぐらいから、しかし大阪府のケースでいうと三・五%という数、全国六十万人とすれば、もし三%を掛け算しますと一万八千人ぐらいですよね。これは大変大きな数の転職活動...全文を見る
○藤村委員 だから、法律にやや無理があると思うのは、父母や生徒の側からいうと、実は、そういうとうちの学校にもこんな先生がいるというのが多分だあっと出てくる。しかし、そうしたときに、その父母や生徒の側の声はそんなに受けとめられないんじゃないか、法律を今回つくっても。つまり、許容量と...全文を見る
○藤村委員 繰り返しになりますが、本人の意思に反して、いわば転職ですから、ここのところは、また本人の側に、教員の側に立って申しておきますと、教育委員会規則で行われる手続について、先ほど四つの点で幾つも注文しておりますが、本当にきちんとまずされることと、それから新たな提案としては、...全文を見る
○藤村委員 教育改革国民会議で何か社会奉仕とか奉仕活動というのを一生懸命言ったから使ったという方がわかりやすいんですけれども、そうではなしにいろいろ説明をいただいたんです。  ただ、来年から施行される学習指導要領でもボランティア活動をたくさん使っています。あるいは、実はこの文部...全文を見る
○藤村委員 済みません、時間が過ぎました。政務官に質問する予定を外して、失礼しました。  以上で終わります。
06月13日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第19号
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○藤村委員 民主党の藤村修でございます。  教育関係三法律改正案、まあ一言で言うと、教育改革国会と銘打って、そしてこの三法が本当にこれは教育改革だと言うには、だんだんに審議をする中で明らかになって、すなわち、それほど大げさなことではないし、ただ、必要なことではある、こういうこと...全文を見る
○藤村委員 大学の側でいうと、たった二つですから、非常に丁寧に採用していますね。千葉大学、私ちょっとさっき数字を間違えました、三人掛ける四年間ですから十二人ですね。三人ですか。この方たち、まず応募する側は、担任の推薦とか自己推薦とか、書類。そして受け入れる側は、火星からなぜ水が失...全文を見る
○藤村委員 受け入れの大学も、これはケーススタディーといってみても、千葉大学と名城大学だけですから、余り一般的なことは多分言えないと思うんです。  ただ、今回の法改正は、短大、専修学校、短大だけで全国五百七十二校ですか、専修学校で専門課程と高等課程ですかね、上を持つのが八百六十...全文を見る
○藤村委員 それなら、最初から外しておけばいいじゃないですか。  つまり、今、適切な受け入れ体制、指導体制が整っている、それをきちんと確認するとおっしゃいましたが、短大五百余り、専修学校の高等課程八百、大学六百、全国で二千ぐらい、文部科学省が、その二千、それぞれ法律的にはできる...全文を見る
○藤村委員 だから、少しこの方が開け過ぎたんじゃないかということで、私どもは修正案をきのう正式に提出いたしました。つまり、今も何度かおっしゃっているように、例外的措置だとか、あるいは一人一人の資質が一層伸長できるようにということで、ある意味では、非常に限られた人たちのための道を開...全文を見る
○藤村委員 岸田副大臣、きょうまで幾つもお答えになっているので、だんだんに矛盾が生じてきている部分もあるんですね。  例えば、私どもの委員から、先般、千葉大学の実態、名城大学の実態についてどう考えているか、実施状況を踏まえてということであるが、実施状況についてまとまったものがあ...全文を見る
○藤村委員 この機会に、ぜひ本当に、学習がおくれている、授業についていけない、こちらの方がうんと数は多いわけです、飛び級するような人は本当にわずかな、希有な、例外的な部分でありますから、これはこれとしても、そちらの方にむしろ大きく光を当てていただきたい、このように希望いたします。...全文を見る
○藤村委員 受け入れ機関の大学の側の今お話、それから連携が必要だという話。高校側で、高校でも、千葉大、名城大、わずかなケースを見ても、私、行きたいという人は、先生はそれなりに考えて推薦するということになっていますよね。いや、君じゃ無理だからということは余り先生はしたくないと思うん...全文を見る
○藤村委員 それにしても、千葉大学がやっと四年生、国立で。さっき数字を挙げましたように、千葉大学は割に厳しい選考をしているという、数字の上では見られます。名城大学はこの四月から。これはしかし、応募者四人で採用者四人ですよね。だから、ここにやはり国立と私立の違いが出てくるなと思うの...全文を見る
○藤村委員 連携で、協議の場、そして公表、この辺で文部科学省としては公正性というか、そういうものが担保できるんじゃないかとお考えのような気がいたしますので、これは必ずやっていただきたい、このように希望したいと思います。  さて、今度は飛び級の範囲で、今までは大学、短大、専修学校...全文を見る
○藤村委員 今指摘しましたのは、野球とかサッカーとか芸術分野も指摘したのですが、これも構わないと思っているのでしょうか。
○藤村委員 これら、おおむね飛び級についてたくさんのことが言い尽くされてきたとは思います。そこで、いろいろな心配があるし、一部短大の関係者からいえば、いや、これができれば、全国に、うちはこれが飛び級できますよと言って、これをうたい文句に、まさに目玉にして生徒を集めたい、学生を集め...全文を見る
○藤村委員 そこで、この社会教育法に出てくるのも学校教育法に出てくるのも、今回たまたま同じことで、いわゆる社会奉仕体験活動という言葉で、これも再三この委員会で取り上げられてまいりました。社会奉仕という言葉は悪い言葉じゃないと思っているのです。国や社会のために献身的に尽くす、そうい...全文を見る
○藤村委員 体験活動で、この委員会でも何度も議論に取り上げられた兵庫県のトライやる・ウイークですか、もう中身は大体言い尽くされたと思うのですが、ここで重要なポイントは、それなりにお金がかかったということも明らかになっております。四億円以上かかっているのですね。  今回こうして、...全文を見る
○藤村委員 そこで、社会教育法に関しては、また家庭教育に関して、講座等の実施及び奨励の事務を今度は教育委員会の仕事とするということに変わるんですね。今まではそれが書き込まれていなかったからややおざなりであったけれども、今後、これは各教育委員会、相当真剣に考えないといけなくなるわけ...全文を見る
○藤村委員 私は、ちょっと私事にわたりますが、地元は大阪の吹田市と摂津市というところであります。二つの市があります。  実は、この摂津市という小さい方の市は、この五年来毎年、公民館まつりということで、六つの公民館、順にやるんですね。そこに年々子供たちの参加がふえてきていて、非常...全文を見る
○藤村委員 これは項目にないことでありますが、先ほど来申し上げているように、私ども民主党は、今与党側に対して、今回の三法の中で学校教育法について、一つは社会奉仕体験活動、この言葉は非常に正反あるし、やや概念が大きいし、学校教育の中で考えるなら、その前段であるまさにボランティア活動...全文を見る
○藤村委員 以上で終わります。  ありがとうございました。
○藤村委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、討論を行います。  教育関連三法律改正案について、本委員会において審議してきたところ、幾つかの問題点が浮き彫りになってまいりました。  第一に、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案においては、指導が不適...全文を見る
06月20日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第20号
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○藤村委員 おはようございます。民主党の藤村修でございます。  きょうは、国立学校設置法の一部改正ということで、その問題について、あるいは関連問題について、三十分間でありますが、質問をさせていただきます。  まず最初に、国立大学の関係でこのところ、さらに富山大学、それから金沢...全文を見る
○藤村委員 点検をした結果、こうして九十二の大学からは問題がなかったという報告があり、残り三つが山形、富山、金沢であったというふうに聞いております。  私は、富山大学のケースというのが、大変これは重要な問題というか、今大臣お答えになったように、本当に受験生の一人一人の気持ちを体...全文を見る
○藤村委員 きょうの朝刊などの報道で富山大学の前学長が答えているのは、「「学部自治」調査阻む」という見出しになっています。  大学の自治という言葉はよく聞くのですが、学部自治などというのがあるのかどうか。私も実はちょっと、実態的にはあるということもよく聞いておりました。つまり大...全文を見る
○藤村委員 ぜひとも、自分の試験の成績の結果を自分が請求すれば教えてくれるというのは余りに普通の、当たり前のことだと思いますので、これはむしろ強力に指導していただきたい、このように要望しておきます。  さらに、今回明らかになったのは、結局は合否というのが、入試センターの試験も最...全文を見る
○藤村委員 これは、大学審が相当長年の研究の成果として、大学入試の改善については答申をいただいているものですから、これはぜひ十分に尊重して、特にまず国立大学においては、来年から本当に取り入れていただきたい、こんな要望をしておきたいと思います。  そこで、今回の国立学校設置法一部...全文を見る
○藤村委員 今聞いたのは、要は、そういうことが決まればそこまでの話で、ある意味では残りわずかな期間の大学改革の最後の仕上げ、それはそれで、形態が変わればもう変わってしまうわけですから、そういうことですねということなんですけれども。
○藤村委員 そこで、独立行政法人という問題が検討されているという中で、つい先般も、国大協の中のそういう検討チームも、法人形態など一定の報告をされた。ちょうどその時期に、一方、文部科学省の方では、今度は全く違った新たな、国立大学あるいは公私立まで含んだ、トップ三十大学などという言い...全文を見る
○藤村委員 ちょっと注意しないといけないと思う点があります。  経済財政諮問会議に報告をされた、こういうことであります。それは一般的に、他の分野で言いますと、例えばむだな公共事業をやめようとか見直そうとかということ、そのことと、国立大学の改革で、今回は、民間的発想の経営手法導入...全文を見る
○藤村委員 今副大臣の最後の方のお話ですが、当然のことなんですが、これは当然大きく法改正にもつながるわけですから、どういう手順、手続を今後実行していくかということについて、きちんと、ちょっとこの委員会の場で表明しておいていただきたい。  つまり、先般の教育三法についても、国民会...全文を見る
○藤村委員 財政再建でどれを切り捨てていって、そしていわば経費を削減するという発想で取り組んでいただくと——そもそも日本の高等教育に対する投資というのは少ないというのはこの前も指摘したとおりでありますし、それはもう認識が十分あると思います。トップ三十、私は賛成であります。つまり、...全文を見る